JP2596377Y2 - シールドケーブル用コネクタ - Google Patents

シールドケーブル用コネクタ

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JP2596377Y2
JP2596377Y2 JP8103992U JP8103992U JP2596377Y2 JP 2596377 Y2 JP2596377 Y2 JP 2596377Y2 JP 8103992 U JP8103992 U JP 8103992U JP 8103992 U JP8103992 U JP 8103992U JP 2596377 Y2 JP2596377 Y2 JP 2596377Y2
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shell
connector
connector body
cable
inner peripheral
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信男 石島
昌人 一ノ瀬
次郎 大塚
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DDK Ltd
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DDK Ltd
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、複数のケーブル芯線を
有するシールドケーブル用コネクタに関し、特にコネク
タボディやシェルを容易に接地することができるシール
ドケーブル用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】図4(a)は従来のシールドケーブル用
コネクタの一例を示した一部断面図である。その構造
は、ケーブル1を収容する円筒状のコネクタボディ2の
一端側(図面の右側)の開口部内周面に設けられたイン
シュレータ3を収容するシェル4が、コネクタボディ2
とねじ嵌合により設けられている。そしてインシュレー
タ3にはケーブル芯線5が接続されるコンタクト6が固
定されており、シェル4の段差部9と、シェル4の内周
面に形成された溝7に嵌め込まれたリテナーリング8と
により挟まれて固定されている。前記したリテナーリン
グ8は図4(b)に示してあるように、シェル4の溝7
への嵌め込みを容易に行い得るようにリングの一部をカ
ットしたC形リング状になっている。一方コネクタボデ
ィ2の他端側(図面の左側)からケーブル1が引き込ま
れており、ケーブル1の外周とコネクタボディ2の内周
との間にゴムなどの弾性物質からなるリング状のガスケ
ット10が嵌め込まれている。このガスケット10は他
端側から押圧される構造になっており、その押圧力によ
りガスケット10がケーブル1の外周面とコネクタボデ
ィ2の内周面との双方に密着し、湿気や水などの侵入を
防ぐ作用をしている。
【0003】ガスケット10の押圧はコネクタボディ2
の内周段差部11と、円筒状に形成されている金属製の
グランド12とが、両側に配置されていて、コネクタボ
ディ2のケーブル1の引込み側外周部のねじ部13にね
じ嵌合する六角ナット14によりグランド12をコネク
タボディ2の内部に押し込むように押圧することにより
変形し密着されるものである。ケーブル1には複数本の
ケーブル芯線5を一括してとりまくシールドが編組状と
なって設けられており、そのシールド編組15はコネク
タボディ2内で外被から一部露出している。このシール
ド編組15は、ケーブル芯線5からの輻射や外来ノイズ
などの影響を防ぐために接地されている。なお、コネク
タボディ2の一端外周面には、コネクタボディ2とシェ
ル4との結合部を覆うようにカップリングリング16が
設けられており、図示しない相手方コネクタ(雄形コネ
クタ)との結合をねじ嵌合により固定し、かつ気密性保
持作用を行わせるよう設けてあるものである。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】一般にシールドされた
ケーブルを使用する場合は、そのシールド編組の一端を
接地するのであるが、このようなケーブルを接続するコ
ネクタも同様にそのコネクタボディ2やシェル4を接地
することが電磁気的にみて望ましいのである。しかし、
コネクタボディ2やシェル4はアルミニウム合金である
ことが多く、その内周面に直接半田付けすることは困難
であり、そのためそれらの内周面に端子などの突出部を
設け、この突出部にシールド編組の一端を接続して接地
することも行われていたが、コネクタの組立作業上から
問題があった。このため、従来のこの種のコネクタで
は、外来ノイズ等の影響を甘受することを前提としてコ
ネクタボディ2を接地しないか、或いは前述した作業効
率のよくない組立作業を行なわざるを得なかった。
【0005】本考案は、このような問題を解決するため
に成されたもので、従来のようにコネクタボティ2また
はシェル4に突出部を設けて、この突出部を接地端子と
して接地線を半田付けするような面倒な作業をすること
なく、シェル4を容易に接地できるようにしたシールド
ケーブル用コネクタを提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案によるシールドケ
ーブル用コネクタは、シールド編組を有するケーブルを
収容する円筒状のコネクタボディと、このコネクタボデ
ィの接続側に結合される内周面の円周方向に段差部と溝
設けられた金属製のシェルと、このシェルの内周部
前記段差部に一端面が当接するように設けられたコンタ
クトを有する円筒状のインシュレータと、前記シェルの
内周部に形成された前記溝に嵌め込まれ前記インシュレ
ータの他端面を係止するものであって、このインシュレ
ータとの係止面と反対側に折り曲げられるように設けら
れた接地用端子部を有するC形リング状に形成された
属製のリテナーリングとから構成され、このリテナーリ
ングに前記シールド編組を接続せしめるようにしたもの
である。
【0007】
【実施例】本考案を図1〜図3に示した実施例にもとづ
いて説明する。なお、図1はシールドケーブル用コネク
の一部断面図、また図2は本考案の要部の一部断面斜視
図を示すので、図4と同一部分は同一符号により示して
いる。図1においてコネクタボディ2の左側からケーブ
ル芯線5及びシールド編組15を露出したケーブル1が
引込まれ、ケーブル芯線5はコネクタボディ2の右側に
絶縁性のインシュレータ3に固定されたコンタクト6に
接続されている。また、コネクタボディ2の内周面とケ
ーブル1の外周面との間には、グランド12を介して加
圧される押圧力により変形しコネクタボディ2とケーブ
ル1とに密着するガスケット10が設けられている。一
方インシュレータ3はシェル4の内周部の段差部9と、
同じくシェル4の内周部に形成された溝7に嵌め込まれ
るリテナーリング8とにより挟み込まれて固定されてい
るが、これらの部分は図4に示した従来例と同様であ
る。
【0008】次に図4に示した従来例と相違する箇所に
ついて説明する。シェル4に装着されるインシュレータ
3を固定するために、シェル4の内周部の溝7に嵌め込
まれるリテナーリング81は、溝7に嵌め込まれている
部分を除く部分に電気端子部81aが設けられている。
この図1の実施例に用いられているリテナーリング81
は、図3(a)に示した斜視図から明らかなように、リ
ングの切断端部に電気端子部81aが設けられている。
そしてこの電気端子部81aには、シールド編組15と
の間を接続する電線17の一端が半田付けにより接続さ
れている。従って、接地されているシールド編組15と
シェル4及びコネクタボディ2は、電線17により接続
され接地されることになる。
【0009】なお、リテナーリング81は、図3(b)
に示した電気端子部81aの一部拡大図のように、角形
線条材をC形リング状に形成し、その一端を屈曲させて
突出させ、その先端を若干つぶして電気端子部としたも
のである。この場合、半田が付き易くするために電気端
子部81aに半田メッキしておくことが好ましい。ま
た、電気端子部を図3(c)に示すリテナーリング82
のように角形線条材を単に屈曲させただけで、つぶさな
い状態として電気端子部82aを形成し、電線17をラ
ッピングにより接続するようにしてもよい。また、図3
(d)には、板状材をプレスで打ち抜いて形成した後、
電気端子部83aを折り曲げて形成したリテナーリング
83を示してある。
【0010】このように本考案による電気端子部を有す
るリテナーリングの形状、及びその電気端子部の形状
は、シェル4の溝7に嵌め込まれてインシュレータ3を
固定する機能を阻害しないものであれば、特に限定され
るものではない。なお、前述した説明は、コネクタボデ
ィ2或いはシェル4を接地することについてのみ述べた
が、コネクタによって接続される芯線の一つを接地する
必要が生じる場合もあるが、このような場合にも対象と
する芯線またはコンタクトを、リテナーリングの電気端
子部に接続することにより容易に接地することができ
る。また、前記した実施例は、コネクタボディ2とケー
ブル1との間にガスケット10を設けた、気密性を有す
る防水構造のコネクタについて説明したが、防水構造で
ないコネクタにおいても本考案を適用し得るものであ
る。
【0011】
【考案の効果】本考案は前述した構成を採ることによ
り、シェルが半田付けが不可能な材質であっても、シ
ェルとシールド編組とを容易に接続でき接地することが
できる。仮にシェルが半田付けが可能な材質であった
としても、組立てた状態で半田付け作業をしなければな
らないが、本考案の場合はシールド編組を、リテナーリ
ングの電気端子部に接続することによって接地するもの
であるため、コネクタを分解するときにも半田付けを外
す必要がない。コネクタ内部が密閉された防水構造の
コネクタであっても、容易にシェルをシールド編組に接
続することができる。特定のコンタクトをシェルまた
はシールド編組に接続して接地することができる、など
の優れた実用的効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の一部断面図である。
【図2】本考案の実施例の主要部の一部断面図である。
【図3】本考案の実施例における主要構成部品の斜視図
とその一部拡大図である。
【図4】従来例の一部断面図と、その主要構成部品の斜
視図である。
【符号の説明】
1 ケーブル 2 コネクタボディ 3 インシュレータ 4 シェル 5 ケーブル芯線 6 コンタクト 7 溝 8,81,82,83 リテナーリング 9 シェル4の段差部 10 ガスケット 11 コネクタボディ2の段差部 12 グランド 13 コネクタボディ2のねじ部 14 六角ナット 15 シールド編組 16 カップリングリング 17 電線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−4278(JP,A) 実開 平4−61782(JP,U) 特公 平1−26148(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H01R 13/648 - 13/652 H01R 23/26

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シールド編組を有するケーブルを収容す
    る円筒状のコネクタボディと、 このコネクタボディの接続側に結合される内周面の円周
    方向に段差部と溝が設けられた金属製のシェルと、 このシェルの内周部の前記段差部に一端面が当接するよ
    に設けられたコンタクトを有する円筒状のインシュレ
    ータと、 前記シェルの内周部に形成された前記溝に嵌め込まれ前
    記インシュレータの他端面を係止するものであって、こ
    のインシュレータとの係止面と反対側に折り曲げられる
    ように設けられた接地用端子部を有するC形リング状に
    形成された金属製のリテナーリングとから構成された
    ールドケーブル用コネクタ。
JP8103992U 1992-10-30 1992-10-30 シールドケーブル用コネクタ Expired - Lifetime JP2596377Y2 (ja)

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JPH0641076U JPH0641076U (ja) 1994-05-31
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