JP2005022808A - 折り畳み自在な箱体 - Google Patents
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Abstract
【課題】底板を設けない箱状に構成したゴミ箱において、その強度を維持できて、箱状に形成する使用状態と、不使用時に折り畳んで薄くてコンパクトに形成する動作とを容易に行い得るようにする。
【解決手段】ゴミ箱1の四周部と上部とを囲む枠体を、パイプで囲むように設けた枠体の内部に金網等を一体に設けたパネル部材を用いて構成し、上部のゴミ投入用の開口を蓋パネル4により開閉可能に設ける。前記箱の4周の側面囲むパネル部材のうち、側板パネル5、6をヒンジ部を箱の内側に折り込むような中折り可能に構成して、前記箱の両側の側板パネルを折ることで薄いものとしてまとめ、不使用時に立て掛けておくことができるようにする。
【選択図】 図5
【解決手段】ゴミ箱1の四周部と上部とを囲む枠体を、パイプで囲むように設けた枠体の内部に金網等を一体に設けたパネル部材を用いて構成し、上部のゴミ投入用の開口を蓋パネル4により開閉可能に設ける。前記箱の4周の側面囲むパネル部材のうち、側板パネル5、6をヒンジ部を箱の内側に折り込むような中折り可能に構成して、前記箱の両側の側板パネルを折ることで薄いものとしてまとめ、不使用時に立て掛けておくことができるようにする。
【選択図】 図5
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は折り畳み式のゴミ収納箱に関し、特に、使用しないときには容易に折り畳んで立て掛けた状態での収納が可能なゴミ箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
市町村のゴミ収集は生ゴミと燃えないゴミ、資源ゴミ等の分類にしたがって捨てる人が分別し、それ等を指定された収集日に集積所に集めたものを、ゴミ収集車が回収する方式が一般に用いられている。前記ゴミ集積所においては、地面の上にゴミ袋を山のように積み上げて置くのが一般的であるが、台所のゴミを含んだ生ゴミは、ビニール袋に入れても、カラスや猫が袋を破って食い散らすという問題がある。そこで、従来より生ゴミの集積所では、ゴミの山の上をネットで覆う等の保護手段を講じることで、カラスによる被害を防止する手段が多く用いられている。
【0003】
しかしながら、前記繊維製のネット等で覆う手段を用いるとしても、ゴミを捨てる人がいい加減な始末をすることや、そのネットの周辺部分に隙間が形成されやすいこと等の理由で、カラスによる食害を完全に防止することが困難である。そこで、ゴミの保管を良好な状態で行い得るようにするために、金属製または金網製のボックス状の保管箱が用いられることが多くなっている。前記ゴミボックスは、四周面を覆う側面部材に対して、その上部に開閉可能な蓋部分を設けているもので、ゴミを入れて蓋を閉めると、カラスのような鳥や猫等の小動物が、容易に開くことができないようになっている(例えば、特許文献1を参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−81264
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来例のゴミ箱においては、それを使用する状態から、不使用状態の折り畳んだ状態に、容易に形状変更が可能であるとされるが、実際には形状を変更するための作業が比較的面倒であるという問題が残っていた。また、前記ゴミ箱では、不使用時に折り畳んだとしても、その容積が比較的大きいものであり、邪魔にならない大きさとなるように、よりコンパクトに形成可能なゴミ箱の開発が望まれているのが現状である。
【0006】
本発明は、使用状態に組み立てる作業と、不使用時に折り畳む動作とを容易に行うことができ、不使用時に容易に片付けることが可能なゴミ箱を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、折り畳み自在な箱体に関するもので、請求項1の発明は、任意のサイズのパネル部材として構成される後側パネルと、前記後側パネルよりも背の低いパネル部材として構成される前側パネルと、前記後側パネルと前側パネルにヒンジを用いて接続し、中折り状に形成する側板パネルと、前記後側パネルの上部から前側に水平に突出される上固定パネルと、前記上固定パネルの先端部にヒンジを介して支持され、開口を閉じ得る蓋パネルと、を組み合わせて底板を設けない箱状のものとして構成してなり、前記側板パネルを折ることにより、折り込み可能としたことを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、前記箱体の周囲の面を構成するパネル部材は、パイプ等で構成した枠部材の内部に金網を取付けて一体に構成し、必要に応じて枠部材に内部の補強手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、前記枠部材の中に取付ける孔開き部材を、多数の孔を設けた板で構成することを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明は、前記側板パネルを2つの側板部材を縦のヒンジを介して接続して構成し、前記側板パネルの縦のヒンジを箱の内部に向けて折り込み、前記箱体の前後のパネル部材を最も接近させた状態で、前記上固定パネルの範囲に収容されて、前側を蓋パネルにより覆うことを可能にすることを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明は、前記後側パネルの縦枠には、箱体を折り畳んだ状態で立て掛けるための係止手段を設け、不使用時に前記係止手段を用いて他の固定部材に係止させ得るようにすることを特徴とする。
【0012】
前述したように構成したことにより、箱体を使用する時にのみ拡開して、ゴミ箱としての機能を発揮可能であり、不使用時には折り畳んで薄いものとしで容積を小さくすることができる。そして、前記箱体を折り畳んだ状態では、立て掛けた背後の部材に対して紐等を用いて固定することにより、周囲に邪魔にならない状態で保管することが可能である。また、前記箱体においては、、任意の大きさの箱として構成が可能であり、不使用時には非常に薄くして保管できるものであり、側板パネルを中折り状態で、中折り部を内側に入れる状態で一方にのみ畳むことが可能である。したがって、不使用時の折り畳みの動作や、使用状態に拡開する動作を行うに際して、余分に手を添えたりする必要がなく、縮小・拡大の動作を容易に行うことが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】
図示される例にしたがって、本発明の折り畳み自在な箱体の構成を説明するが、以下に説明する例では、前記箱体をゴミ箱として構成する場合を例にして説明する。前記ゴミ箱1は図示するように、略箱型の形状のものとして構成されているもので、上部に開閉可能な蓋パネル4を設けた横長の箱とされている。前記ゴミ箱1の前後部、両側部、上部に各々配置するパネル部材としては、金網や孔開きの板状部材を用い、前記板状部材を周囲の枠部材に対して、金網等の孔開きの部材の周囲の部分を前記枠部材に固着して一体化し、強度の大きいパネル部材として構成している。
【0014】
図1に示すゴミ箱1は、後述するように、後側パネル2と上固定パネル3とを略L字状に一体のものとして構成し、前記上固定パネル3の前側の端部に対して、ヒンジ20を介して蓋パネル4を開閉可能に設けている。また、前記後側パネル2の側部には、太めの針金を折り曲げて作った取付具9を設けておき、前記ゴミ箱1を紐やチェーン等を用いて他の固定部材に接続することにより、移動させないようにることが可能である。特に、前記取付具9を設けることは、ゴミ箱の不使用時に折り畳んで保管するに際して、倒れたりしないように保持するためには有効に使用できる。前記ゴミ箱1にゴミを投入する開口は、蓋パネル4により塞がれるように設けられるが、前記開口は、前側が低くて後部が高くなるように形成されているので、ごみの投入の動作を容易に行い得るものとされるが、前記効果を奏することを可能にする構成は以下に説明する。
【0015】
前記後側パネル2と前側パネル7は、両側の側板パネル5、6を介して接続されているもので、前記側板パネル5、6は、2枚の側板部材10、11をヒンジ30を介して接続している。さらに、前記側板部材10、11を、後側パネル2および前側パネル7に対して、ヒンジ30a、30bを介して揺動可能に設けている。なお、本実施例において、ゴミ箱1には底板を設けてなく、箱の中に収容するゴミは地面の上に直接置かれる状態とされる。前記ゴミ箱1の4つの角の部分では、パネル部材の縦の柱部材を、前記パネル部材の下面から少しだけ下部に突出させた脚部8を設け、前記各パネル部材の下端部が直接地面に接しないように保持させる。もちろん、前記パネルの下部に形成される隙間は、カラスや猫等がゴミを引っ張り出すことができない程度に、任意の長さの脚として設けても良い。
【0016】
前記ゴミ箱1の正面図として説明する図2において、図示されるように、前側パネル7は他の周囲を覆う側のパネル部材と同様に、パイプ等で構成する枠体で周囲部を構成し、そのフレーム部材(枠体)15の内部に金網17を支持させている。なお、前記フレーム部材15の強度が不足すると考えられる場合には、前記フレーム部材15の内部に補強用のパイプのような中棒部材16を適宜間隔で配置して、金網17をそれぞれの区画内に支持させるようなパネル部材として構成しても良い。また、前記フレーム部材15の内部に設ける金網17は、例えば、カラスの食害から生ゴミを保護できるという目的を達成可能であれば、金網の目の大きさ等は任意に形成可能なものであり、前記金網17の他に、ステンレス板に任意の大きさの孔を開けた板部材を用いた、パネル部材として構成することも良い。
【0017】
前記図2および図3の平面図に見られるように、ゴミ箱1の上部に開閉可能に設けられる蓋パネル4は、上固定パネル3の前側の枠に対してヒンジ20を介して支持されて、ハンドル13を手で持って前記蓋パネル4を開閉する。前記蓋パネル4は、箱の上部開口を塞ぎ得る大きさに形成され、その開口が、側板パネル5、6の上面が前側が低くなるように傾斜されていることから、蓋パネル4を閉じた状態では、その自重により閉じた位置に保持されることにもなる。また、前記上固定パネル3の前後方向の長さは、後述するように、ゴミ箱1を不使用状態に折り畳んだ時に、各パネル部材を重ねるようにして、上固定パネル3の投影面の内部に収容可能なものとしている。
【0018】
なお、前記蓋パネル4においても、周囲のフレーム部材としてのパイプ部材のみでは、その強度が不十分と考えられる場合には、前後方向に中棒部材を適宜配置して、周囲の枠の外周部のパイプと一体化したフレーム部材を強固な部材として構成し、金網等の枠の中に取付けたパネル部材として構成することができる。また、前記補強手段を設けたパネル部材は、ゴミ箱1を大型のものとした時に、枠部材を太いパイプを組み合わせて構成せずに、できるだけ軽量化しようとする場合には、有効に活用することができる。
【0019】
前記後側パネル2と前側パネル7の間に配置する側板パネル5、6は、図4に示すように構成されるもので、また、前記後側パネル2と前側パネル7は、両側で側板パネル5、6を介して、相互に離接可能に接続されているものであり、前記側板パネルは、各々2枚の側板部材としての前・後側パネル片10、11を、ヒンジ30を介して接続部が箱の内側に入り込むように設けられる。さらに、前記側板部材10、11の後側パネル2および前側パネル7に接続される部分では、ヒンジ30a、30bを設けて、接続される2枚の板部材が相互に揺動可能に設けられせている。
【0020】
実際には、後側パネル2に対して後側パネル片11を揺動可能に、前側パネル7に対して前側パネル片10を揺動可能とするように、それぞれ構成し、図5に示すように、側板パネル5、6の各々の幅方向の中央部を箱の内側に入り込むようにさせて、ゴミ箱1の不使用時に折り畳んで保管できるようにする。前記図5に示す例は、ゴミ箱1を折り畳む際または、折り畳んだ状態から使用状態とする動作の途中の段階を説明しているものである。この説明図に見られるように、前記側板5、6の各々を構成する2枚の側板部材の中央部で、ヒンジ部材を介して中折り状態で開閉できるようにしているものである。
【0021】
図6、7に示す例は、ゴミ箱1を不使用時に折り畳んだ状態を説明しているもので、図6は側面図を、図7は一方の端部での上固定パネル3を除いた平面図として説明している。前記ゴミ箱1の不使用状態を説明する図面において、後側パネル2の上部で前側に突出されている上固定パネル3の突出長さDは、側板パネル5、6を折り込んで各パネル部材を重ね合わせた状態で、前側パネル7の前側に蓋パネル4を重ねる得る長さとして設定されている。したがって、前記上固定パネル3の投影面積内に各パネル部材を収容可能とすることで、ゴミ箱1を折り畳んだ状態で容易に保管でき、取扱いを容易に行い得るようにしている。
【0022】
前記ゴミ箱1において、周囲の部分と上部に配置される各パネル部材の間では、以下に説明するようなヒンジを設けている。前記ヒンジ20としては、図8、9に説明するように、上固定パネル3に対して蓋パネル4を支持するために設けられており、図9に詳細に説明するように、上固定パネル3の端部の横枠のパイプ23に対して、大径のパイプ片21を外嵌させる状態で取付けて、上固定パネル3に対して蓋パネル4を開閉可能に支持する。また、前記大径のパイプ片21には、蓋パネル4の後側のパイプ24を溶接部22を介して固定される。つまり、蓋パネル4の後側の枠に対して大径のパイプ片21を取付けたものを、上固定パネル3に支持させるように組み合わせているものである。
【0023】
前記蓋パネルの前側の端部には、前記蓋パネル4を閉じたときに、前側パネル7に対して係止させるための係止部材25を設けている。前記係止部材25は、図8、10に説明するように、蓋パネル4の前側の枠パイプ24aに対して、溶接等の手段により固定されているもので、下向きに開口を有する逆U字状のものである。そして、前記蓋パネル4を閉めた時に、前側パネル7の上の枠パイプ26に係止部材25が係合されて、蓋パネル4を固定するとともに、前記係止部材25を用いて、前側パネル7を蓋パネル4により固定保持させるようにしている。したがって、ゴミ箱1において、蓋パネル4を閉めた状態では箱の外側のパネル部材のいずれかに対して、押圧力や衝撃等が加えられたとしても、ゴミ箱1の箱形状は維持されるものとなる。
【0024】
図11、12に示す例は、側板パネル5、6を後側パネル2と前側パネル7に対して接続する部分と、前記側板パネルを構成する2枚の側板部材の間を接続するための、ヒンジ30を説明している。前記ヒンジ30においては、2つのパネル部材の縦枠パイプ36、37を相互に揺動可能に接続しているものである。この例において、縦パイプ36に略かぎ状のヒンジ軸部材33の横部材(基部)を、溶接手段を用いて固定し、前記ヒンジ軸部材33の垂下部を、他方の縦パイプ37に取付けた支持パイプ31に挿入している。また、前記支持パイプ31に挿入したヒンジ軸部材33の下端部の支持パイプ31から抜けた端部は、つぶし部35として処理して抜け止め部として設けている。そして、前記2枚のパネル部材をヒンジ30により接続した部分では、ヒンジ軸部材33の基部を固定したパネル部材に対して、支持パイプ31を取付けたパネル部材が、大きく揺動可能に支持されていることから、任意の角度でパネル部材の間で相互に揺動させ得るものとして構成される。
【0025】
前記実施例において、各パネル部材の間で一方を揺動可能に支持する前側パネルとしては、従来より公知の任意のヒンジ支持手段を用いることも、当然可能なものである。これに対して、前記各実施例に説明したような構成のヒンジを用いる場合には、より信頼性の高いヒンジとして構成することが可能である。また、前記後側パネル2または前側パネル7に対して、ヒンジ30を介して前側パネル5、6を揺動可能に支持するため、または、側板パネルを構成する前側パネル片と後側パネル片との、2枚のパネル部材の間を接続するヒンジ30の構成としても、前記実施例に説明したヒンジ以外の任意の支持手段を設けることが可能である。その他に、前記蓋パネル4を開閉可能に保持する手段としても、他の任意のヒンジ手段を設けることが可能であるということも、もちろんのことである。
【0026】
前記実施例において、ゴミ箱1を構成する各パネル部材は、前述したように、任意の太さのパイプ部際を折り曲げてフレームを形成し、そのフレームの内部に金網や孔開きの板等を貼り付けて保持させて、パネル部材として構成したものを用いている。前記パネル部材に設ける金網では、塗料や樹脂でコーティングした針金を用いて、腐食の影響を受けないように保護することや、ステンレスの針金を用いてネットを構成したものを用いることができる。その他に、金網に代えて、薄いステンレス板に任意のサイズの孔を多数設け、金網と同様に内部を保護し得る板状のものとして構成し、その孔開き板を枠体の内部に取付けて一体化したパネル部材を用いることも可能である。また、前記実施例では、箱体の下面は地面を用いているものであるが、必要に応じて、スノコ状の底板を敷き込むようにして設けることも可能であるが、前記底に配置する部材を一体に折り畳むようなことは、本実施例では考慮していないものである。
【0027】
なお、前記パネル部材においては、前記ゴミ箱は、例えば、カラスと野良猫の被害から、生ゴミを保護するために用いることを想定しているものである。したがって、前記ゴミ箱の周囲に設ける囲い部材において、パネル部材を構成する金網の孔や、孔開き板の孔の大きさ等は、対象とする動物の被害を受けない程度の大きさのものとして構成すれば良い。また、前記折り畳み可能なゴミ箱では、横幅が2m程度の大型のもので、数10戸の家庭から排出される大量の生ゴミを収容可能なものから、数戸の家庭から排出される生ゴミを収容可能な小型のものまで、任意の大きさのものを構成することが可能である。その他に、前記ゴミ箱は、生ごみのみを対象とする必要はなく、任意の物品を簡易的に保管する収容箱としても用いることができることも当然である。
【0028】
【発明の効果】
前述したように構成したことにより、箱体を使用する時にのみ拡開して、ゴミ箱としての機能を発揮可能であり、不使用時には折り畳んで薄いものとしで容積を小さくすることができる。そして、前記箱体を折り畳んだ状態では、立て掛けた背後の部材に対して紐等を用いて固定することにより、周囲に邪魔にならない状態で保管することが可能である。また、前記箱体においては、、任意の大きさの箱として構成が可能であり、不使用時には非常に薄くして保管できるものであり、側板パネルを中折り状態で、中折り部を内側に入れる状態で一方にのみ畳むことが可能である。したがって、不使用時の折り畳みの動作や、使用状態に拡開する動作を行うに際して、余分に手を添えたりする必要がなく、縮小・拡大の動作を容易に行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゴミ箱の構成を示す説明図である。
【図2】ゴミ箱の正面図である。
【図3】ゴミ箱の平面図である。
【図4】ゴミ箱の側面図である。
【図5】ゴミ箱を折り畳む途中の説明図である。
【図6】ゴミ箱を折り畳んだ状態の側面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】上固定パネルに対して蓋パネルを支持する機構の説明図である。
【図9】ヒンジの構成の説明図である。
【図10】蓋パネルの端部に設ける係止手段の説明図である。
【図11】ヒンジの別の構成の説明図である。
【図12】図11のヒンジの正面図である。
【符号の説明】
1 ゴミ箱、 2 後側パネル、 3 上固定パネル、
4 蓋パネル、 5・6 側板パネル、 7 前側パネル、
8 脚部、 9 取付具、 10 後側パネル片、
11 前側パネル片、 13 ハンドル、 15 枠部材、
16 中棒部材、 17 金網、 20 ヒンジ、
21 パイプ片、 23・24 枠パイプ、 25 係止部材、
30 ヒンジ、 31 支持パイプ、 33 ヒンジ軸部材、
36・37 枠パイプ。
【発明の属する技術分野】
本発明は折り畳み式のゴミ収納箱に関し、特に、使用しないときには容易に折り畳んで立て掛けた状態での収納が可能なゴミ箱に関する。
【0002】
【従来の技術】
市町村のゴミ収集は生ゴミと燃えないゴミ、資源ゴミ等の分類にしたがって捨てる人が分別し、それ等を指定された収集日に集積所に集めたものを、ゴミ収集車が回収する方式が一般に用いられている。前記ゴミ集積所においては、地面の上にゴミ袋を山のように積み上げて置くのが一般的であるが、台所のゴミを含んだ生ゴミは、ビニール袋に入れても、カラスや猫が袋を破って食い散らすという問題がある。そこで、従来より生ゴミの集積所では、ゴミの山の上をネットで覆う等の保護手段を講じることで、カラスによる被害を防止する手段が多く用いられている。
【0003】
しかしながら、前記繊維製のネット等で覆う手段を用いるとしても、ゴミを捨てる人がいい加減な始末をすることや、そのネットの周辺部分に隙間が形成されやすいこと等の理由で、カラスによる食害を完全に防止することが困難である。そこで、ゴミの保管を良好な状態で行い得るようにするために、金属製または金網製のボックス状の保管箱が用いられることが多くなっている。前記ゴミボックスは、四周面を覆う側面部材に対して、その上部に開閉可能な蓋部分を設けているもので、ゴミを入れて蓋を閉めると、カラスのような鳥や猫等の小動物が、容易に開くことができないようになっている(例えば、特許文献1を参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2003−81264
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、前記従来例のゴミ箱においては、それを使用する状態から、不使用状態の折り畳んだ状態に、容易に形状変更が可能であるとされるが、実際には形状を変更するための作業が比較的面倒であるという問題が残っていた。また、前記ゴミ箱では、不使用時に折り畳んだとしても、その容積が比較的大きいものであり、邪魔にならない大きさとなるように、よりコンパクトに形成可能なゴミ箱の開発が望まれているのが現状である。
【0006】
本発明は、使用状態に組み立てる作業と、不使用時に折り畳む動作とを容易に行うことができ、不使用時に容易に片付けることが可能なゴミ箱を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、折り畳み自在な箱体に関するもので、請求項1の発明は、任意のサイズのパネル部材として構成される後側パネルと、前記後側パネルよりも背の低いパネル部材として構成される前側パネルと、前記後側パネルと前側パネルにヒンジを用いて接続し、中折り状に形成する側板パネルと、前記後側パネルの上部から前側に水平に突出される上固定パネルと、前記上固定パネルの先端部にヒンジを介して支持され、開口を閉じ得る蓋パネルと、を組み合わせて底板を設けない箱状のものとして構成してなり、前記側板パネルを折ることにより、折り込み可能としたことを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、前記箱体の周囲の面を構成するパネル部材は、パイプ等で構成した枠部材の内部に金網を取付けて一体に構成し、必要に応じて枠部材に内部の補強手段を設けたことを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、前記枠部材の中に取付ける孔開き部材を、多数の孔を設けた板で構成することを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明は、前記側板パネルを2つの側板部材を縦のヒンジを介して接続して構成し、前記側板パネルの縦のヒンジを箱の内部に向けて折り込み、前記箱体の前後のパネル部材を最も接近させた状態で、前記上固定パネルの範囲に収容されて、前側を蓋パネルにより覆うことを可能にすることを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明は、前記後側パネルの縦枠には、箱体を折り畳んだ状態で立て掛けるための係止手段を設け、不使用時に前記係止手段を用いて他の固定部材に係止させ得るようにすることを特徴とする。
【0012】
前述したように構成したことにより、箱体を使用する時にのみ拡開して、ゴミ箱としての機能を発揮可能であり、不使用時には折り畳んで薄いものとしで容積を小さくすることができる。そして、前記箱体を折り畳んだ状態では、立て掛けた背後の部材に対して紐等を用いて固定することにより、周囲に邪魔にならない状態で保管することが可能である。また、前記箱体においては、、任意の大きさの箱として構成が可能であり、不使用時には非常に薄くして保管できるものであり、側板パネルを中折り状態で、中折り部を内側に入れる状態で一方にのみ畳むことが可能である。したがって、不使用時の折り畳みの動作や、使用状態に拡開する動作を行うに際して、余分に手を添えたりする必要がなく、縮小・拡大の動作を容易に行うことが可能である。
【0013】
【発明の実施の形態】
図示される例にしたがって、本発明の折り畳み自在な箱体の構成を説明するが、以下に説明する例では、前記箱体をゴミ箱として構成する場合を例にして説明する。前記ゴミ箱1は図示するように、略箱型の形状のものとして構成されているもので、上部に開閉可能な蓋パネル4を設けた横長の箱とされている。前記ゴミ箱1の前後部、両側部、上部に各々配置するパネル部材としては、金網や孔開きの板状部材を用い、前記板状部材を周囲の枠部材に対して、金網等の孔開きの部材の周囲の部分を前記枠部材に固着して一体化し、強度の大きいパネル部材として構成している。
【0014】
図1に示すゴミ箱1は、後述するように、後側パネル2と上固定パネル3とを略L字状に一体のものとして構成し、前記上固定パネル3の前側の端部に対して、ヒンジ20を介して蓋パネル4を開閉可能に設けている。また、前記後側パネル2の側部には、太めの針金を折り曲げて作った取付具9を設けておき、前記ゴミ箱1を紐やチェーン等を用いて他の固定部材に接続することにより、移動させないようにることが可能である。特に、前記取付具9を設けることは、ゴミ箱の不使用時に折り畳んで保管するに際して、倒れたりしないように保持するためには有効に使用できる。前記ゴミ箱1にゴミを投入する開口は、蓋パネル4により塞がれるように設けられるが、前記開口は、前側が低くて後部が高くなるように形成されているので、ごみの投入の動作を容易に行い得るものとされるが、前記効果を奏することを可能にする構成は以下に説明する。
【0015】
前記後側パネル2と前側パネル7は、両側の側板パネル5、6を介して接続されているもので、前記側板パネル5、6は、2枚の側板部材10、11をヒンジ30を介して接続している。さらに、前記側板部材10、11を、後側パネル2および前側パネル7に対して、ヒンジ30a、30bを介して揺動可能に設けている。なお、本実施例において、ゴミ箱1には底板を設けてなく、箱の中に収容するゴミは地面の上に直接置かれる状態とされる。前記ゴミ箱1の4つの角の部分では、パネル部材の縦の柱部材を、前記パネル部材の下面から少しだけ下部に突出させた脚部8を設け、前記各パネル部材の下端部が直接地面に接しないように保持させる。もちろん、前記パネルの下部に形成される隙間は、カラスや猫等がゴミを引っ張り出すことができない程度に、任意の長さの脚として設けても良い。
【0016】
前記ゴミ箱1の正面図として説明する図2において、図示されるように、前側パネル7は他の周囲を覆う側のパネル部材と同様に、パイプ等で構成する枠体で周囲部を構成し、そのフレーム部材(枠体)15の内部に金網17を支持させている。なお、前記フレーム部材15の強度が不足すると考えられる場合には、前記フレーム部材15の内部に補強用のパイプのような中棒部材16を適宜間隔で配置して、金網17をそれぞれの区画内に支持させるようなパネル部材として構成しても良い。また、前記フレーム部材15の内部に設ける金網17は、例えば、カラスの食害から生ゴミを保護できるという目的を達成可能であれば、金網の目の大きさ等は任意に形成可能なものであり、前記金網17の他に、ステンレス板に任意の大きさの孔を開けた板部材を用いた、パネル部材として構成することも良い。
【0017】
前記図2および図3の平面図に見られるように、ゴミ箱1の上部に開閉可能に設けられる蓋パネル4は、上固定パネル3の前側の枠に対してヒンジ20を介して支持されて、ハンドル13を手で持って前記蓋パネル4を開閉する。前記蓋パネル4は、箱の上部開口を塞ぎ得る大きさに形成され、その開口が、側板パネル5、6の上面が前側が低くなるように傾斜されていることから、蓋パネル4を閉じた状態では、その自重により閉じた位置に保持されることにもなる。また、前記上固定パネル3の前後方向の長さは、後述するように、ゴミ箱1を不使用状態に折り畳んだ時に、各パネル部材を重ねるようにして、上固定パネル3の投影面の内部に収容可能なものとしている。
【0018】
なお、前記蓋パネル4においても、周囲のフレーム部材としてのパイプ部材のみでは、その強度が不十分と考えられる場合には、前後方向に中棒部材を適宜配置して、周囲の枠の外周部のパイプと一体化したフレーム部材を強固な部材として構成し、金網等の枠の中に取付けたパネル部材として構成することができる。また、前記補強手段を設けたパネル部材は、ゴミ箱1を大型のものとした時に、枠部材を太いパイプを組み合わせて構成せずに、できるだけ軽量化しようとする場合には、有効に活用することができる。
【0019】
前記後側パネル2と前側パネル7の間に配置する側板パネル5、6は、図4に示すように構成されるもので、また、前記後側パネル2と前側パネル7は、両側で側板パネル5、6を介して、相互に離接可能に接続されているものであり、前記側板パネルは、各々2枚の側板部材としての前・後側パネル片10、11を、ヒンジ30を介して接続部が箱の内側に入り込むように設けられる。さらに、前記側板部材10、11の後側パネル2および前側パネル7に接続される部分では、ヒンジ30a、30bを設けて、接続される2枚の板部材が相互に揺動可能に設けられせている。
【0020】
実際には、後側パネル2に対して後側パネル片11を揺動可能に、前側パネル7に対して前側パネル片10を揺動可能とするように、それぞれ構成し、図5に示すように、側板パネル5、6の各々の幅方向の中央部を箱の内側に入り込むようにさせて、ゴミ箱1の不使用時に折り畳んで保管できるようにする。前記図5に示す例は、ゴミ箱1を折り畳む際または、折り畳んだ状態から使用状態とする動作の途中の段階を説明しているものである。この説明図に見られるように、前記側板5、6の各々を構成する2枚の側板部材の中央部で、ヒンジ部材を介して中折り状態で開閉できるようにしているものである。
【0021】
図6、7に示す例は、ゴミ箱1を不使用時に折り畳んだ状態を説明しているもので、図6は側面図を、図7は一方の端部での上固定パネル3を除いた平面図として説明している。前記ゴミ箱1の不使用状態を説明する図面において、後側パネル2の上部で前側に突出されている上固定パネル3の突出長さDは、側板パネル5、6を折り込んで各パネル部材を重ね合わせた状態で、前側パネル7の前側に蓋パネル4を重ねる得る長さとして設定されている。したがって、前記上固定パネル3の投影面積内に各パネル部材を収容可能とすることで、ゴミ箱1を折り畳んだ状態で容易に保管でき、取扱いを容易に行い得るようにしている。
【0022】
前記ゴミ箱1において、周囲の部分と上部に配置される各パネル部材の間では、以下に説明するようなヒンジを設けている。前記ヒンジ20としては、図8、9に説明するように、上固定パネル3に対して蓋パネル4を支持するために設けられており、図9に詳細に説明するように、上固定パネル3の端部の横枠のパイプ23に対して、大径のパイプ片21を外嵌させる状態で取付けて、上固定パネル3に対して蓋パネル4を開閉可能に支持する。また、前記大径のパイプ片21には、蓋パネル4の後側のパイプ24を溶接部22を介して固定される。つまり、蓋パネル4の後側の枠に対して大径のパイプ片21を取付けたものを、上固定パネル3に支持させるように組み合わせているものである。
【0023】
前記蓋パネルの前側の端部には、前記蓋パネル4を閉じたときに、前側パネル7に対して係止させるための係止部材25を設けている。前記係止部材25は、図8、10に説明するように、蓋パネル4の前側の枠パイプ24aに対して、溶接等の手段により固定されているもので、下向きに開口を有する逆U字状のものである。そして、前記蓋パネル4を閉めた時に、前側パネル7の上の枠パイプ26に係止部材25が係合されて、蓋パネル4を固定するとともに、前記係止部材25を用いて、前側パネル7を蓋パネル4により固定保持させるようにしている。したがって、ゴミ箱1において、蓋パネル4を閉めた状態では箱の外側のパネル部材のいずれかに対して、押圧力や衝撃等が加えられたとしても、ゴミ箱1の箱形状は維持されるものとなる。
【0024】
図11、12に示す例は、側板パネル5、6を後側パネル2と前側パネル7に対して接続する部分と、前記側板パネルを構成する2枚の側板部材の間を接続するための、ヒンジ30を説明している。前記ヒンジ30においては、2つのパネル部材の縦枠パイプ36、37を相互に揺動可能に接続しているものである。この例において、縦パイプ36に略かぎ状のヒンジ軸部材33の横部材(基部)を、溶接手段を用いて固定し、前記ヒンジ軸部材33の垂下部を、他方の縦パイプ37に取付けた支持パイプ31に挿入している。また、前記支持パイプ31に挿入したヒンジ軸部材33の下端部の支持パイプ31から抜けた端部は、つぶし部35として処理して抜け止め部として設けている。そして、前記2枚のパネル部材をヒンジ30により接続した部分では、ヒンジ軸部材33の基部を固定したパネル部材に対して、支持パイプ31を取付けたパネル部材が、大きく揺動可能に支持されていることから、任意の角度でパネル部材の間で相互に揺動させ得るものとして構成される。
【0025】
前記実施例において、各パネル部材の間で一方を揺動可能に支持する前側パネルとしては、従来より公知の任意のヒンジ支持手段を用いることも、当然可能なものである。これに対して、前記各実施例に説明したような構成のヒンジを用いる場合には、より信頼性の高いヒンジとして構成することが可能である。また、前記後側パネル2または前側パネル7に対して、ヒンジ30を介して前側パネル5、6を揺動可能に支持するため、または、側板パネルを構成する前側パネル片と後側パネル片との、2枚のパネル部材の間を接続するヒンジ30の構成としても、前記実施例に説明したヒンジ以外の任意の支持手段を設けることが可能である。その他に、前記蓋パネル4を開閉可能に保持する手段としても、他の任意のヒンジ手段を設けることが可能であるということも、もちろんのことである。
【0026】
前記実施例において、ゴミ箱1を構成する各パネル部材は、前述したように、任意の太さのパイプ部際を折り曲げてフレームを形成し、そのフレームの内部に金網や孔開きの板等を貼り付けて保持させて、パネル部材として構成したものを用いている。前記パネル部材に設ける金網では、塗料や樹脂でコーティングした針金を用いて、腐食の影響を受けないように保護することや、ステンレスの針金を用いてネットを構成したものを用いることができる。その他に、金網に代えて、薄いステンレス板に任意のサイズの孔を多数設け、金網と同様に内部を保護し得る板状のものとして構成し、その孔開き板を枠体の内部に取付けて一体化したパネル部材を用いることも可能である。また、前記実施例では、箱体の下面は地面を用いているものであるが、必要に応じて、スノコ状の底板を敷き込むようにして設けることも可能であるが、前記底に配置する部材を一体に折り畳むようなことは、本実施例では考慮していないものである。
【0027】
なお、前記パネル部材においては、前記ゴミ箱は、例えば、カラスと野良猫の被害から、生ゴミを保護するために用いることを想定しているものである。したがって、前記ゴミ箱の周囲に設ける囲い部材において、パネル部材を構成する金網の孔や、孔開き板の孔の大きさ等は、対象とする動物の被害を受けない程度の大きさのものとして構成すれば良い。また、前記折り畳み可能なゴミ箱では、横幅が2m程度の大型のもので、数10戸の家庭から排出される大量の生ゴミを収容可能なものから、数戸の家庭から排出される生ゴミを収容可能な小型のものまで、任意の大きさのものを構成することが可能である。その他に、前記ゴミ箱は、生ごみのみを対象とする必要はなく、任意の物品を簡易的に保管する収容箱としても用いることができることも当然である。
【0028】
【発明の効果】
前述したように構成したことにより、箱体を使用する時にのみ拡開して、ゴミ箱としての機能を発揮可能であり、不使用時には折り畳んで薄いものとしで容積を小さくすることができる。そして、前記箱体を折り畳んだ状態では、立て掛けた背後の部材に対して紐等を用いて固定することにより、周囲に邪魔にならない状態で保管することが可能である。また、前記箱体においては、、任意の大きさの箱として構成が可能であり、不使用時には非常に薄くして保管できるものであり、側板パネルを中折り状態で、中折り部を内側に入れる状態で一方にのみ畳むことが可能である。したがって、不使用時の折り畳みの動作や、使用状態に拡開する動作を行うに際して、余分に手を添えたりする必要がなく、縮小・拡大の動作を容易に行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ゴミ箱の構成を示す説明図である。
【図2】ゴミ箱の正面図である。
【図3】ゴミ箱の平面図である。
【図4】ゴミ箱の側面図である。
【図5】ゴミ箱を折り畳む途中の説明図である。
【図6】ゴミ箱を折り畳んだ状態の側面図である。
【図7】図6の平面図である。
【図8】上固定パネルに対して蓋パネルを支持する機構の説明図である。
【図9】ヒンジの構成の説明図である。
【図10】蓋パネルの端部に設ける係止手段の説明図である。
【図11】ヒンジの別の構成の説明図である。
【図12】図11のヒンジの正面図である。
【符号の説明】
1 ゴミ箱、 2 後側パネル、 3 上固定パネル、
4 蓋パネル、 5・6 側板パネル、 7 前側パネル、
8 脚部、 9 取付具、 10 後側パネル片、
11 前側パネル片、 13 ハンドル、 15 枠部材、
16 中棒部材、 17 金網、 20 ヒンジ、
21 パイプ片、 23・24 枠パイプ、 25 係止部材、
30 ヒンジ、 31 支持パイプ、 33 ヒンジ軸部材、
36・37 枠パイプ。
Claims (5)
- 任意のサイズのパネル部材として構成される後側パネルと、
前記後側パネルよりも背の低いパネル部材として構成される前側パネルと、
前記後側パネルと前側パネルにヒンジを用いて接続し、中折り状に形成する側板パネルと、
前記後側パネルの上部から前側に水平に突出される上固定パネルと、
前記上固定パネルの先端部にヒンジを介して支持され、開口を閉じ得る蓋パネルと、を組み合わせて底板を設けない箱状のものとして構成してなり、
前記側板パネルを折ることにより、折り込み可能としたことを特徴とする折り畳み自在な箱体。 - 前記箱体の周囲の面を構成するパネル部材は、パイプ等で構成した枠部材の内部に金網を取付けて一体に構成し、必要に応じて枠部材に内部の補強手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の折り畳み自在な箱体。
- 前記枠部材の中に取付ける孔開き部材を、多数の孔を設けた板で構成することを特徴とする請求項2に記載の折り畳み自在な箱体。
- 前記側板パネルを2つの側板部材を縦のヒンジを介して接続して構成し、
前記側板パネルの縦のヒンジを箱の内部に向けて折り込み、前記箱体の前後のパネル部材を最も接近させた状態で、前記上固定パネルの範囲に収容されて、前側を蓋パネルにより覆うことを可能にすることを特徴とする請求項1ないし3のいすれかに記載の折り畳み自在な箱体。 - 前記後側パネルの縦枠には、箱体を折り畳んだ状態で立て掛けるための係止手段を設け、
不使用時に前記係止手段を用いて他の固定部材に係止させ得るようにすることを特徴とする請求項1または4に記載の折り畳み自在な箱体。
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- 2003-07-01 JP JP2003189554A patent/JP2005022808A/ja active Pending
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