JP4367928B2 - 簡易ごみ収納庫 - Google Patents

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Description

この発明は、各家庭から持ち出される生ごみ等の一般ごみを一時的に貯留しておく簡易ごみ収納庫、または家庭内で生ごみ、新聞、雑誌等の廃棄物を一時保管しておき、そのまま運搬可能な簡易ごみ収納庫に係り、詳しくは、使用しないときには折り畳んで保管しておき、使用するときに移動させて所定の場所に組み立てて使用することができるようにした折り畳み自在な簡易ごみ収納庫に関する。
各家庭の生ごみ等の一般ごみは、所定の回収日に所定の場所に一時貯留されて、ゴミ回収業者によって回収されるが、生ごみ等には、残飯等のカラス、猫、犬等の餌となるものが含まれているために、単に貯留しておくだけでは食い散らかされてしまい、周囲に飛散するばかりでなくゴミ収集の際に迅速な作業ができなくなる。
このような被害は、ゴミ収集を行っている各自治体に共通な問題となっており、特に、大都市においては、看過し難いものとなっている。カラスの場合には、ゴミを飛散させるばかりでなく子供など比較的弱い者を襲うこともあり、危険でもある。そこで、例えば、特開2000−289803号公報に記載されているように、直立姿勢になっているパレットを引いて水平姿勢にするだけで、折り畳まれていた面状部材によってゴミ収納空間を形成することができる折り畳みゴミ収納装置が提案されている。
上記公報記載の折り畳みゴミ収納装置は、フレーム枠に対して一辺側を不動端とし他辺側を揺動端として、直立姿勢と水平姿勢の間を揺動するパレットと、このパレットにつれて同じく直立姿勢と水平姿勢の間を揺動し、外側に可撓性の面状部材を取り付けた複数本の内骨材を設けてなり、内骨材を直立姿勢にしたときに、内骨材に取り付けた面状部材を内骨材内に収納し、パレットを水平姿勢に倒したときに、複数本の内骨材を介して前記面状部材を展開することによってゴミ収納空間を形成するようにしたものである。
特開2000−289803号公報
しかしながら、上記折り畳みゴミ収納装置には、次のような問題がある。すなわち、内骨材に対応する揺動軸は、衝立板の下端部の傾斜に沿って相互に階段状に近接配置されており、互いに独立して揺動するように構成されている。そして、最初の1本を水平姿勢とし最後の1本を直立姿勢として、残る内骨材を等角度に振り分けた状態で、可撓性の面状部材を前記各内骨材に周囲から囲むようにして取り付け、面状部材は適度に緊張するように設定されている。
このように、内骨材の振り分け角度は、一体に固定した面状部材の緊張によって保持されているから、パレット及び内骨材の直立姿勢と水平姿勢とを繰り返すことにより、面状部材と内骨材との取り付け部分に過度の負担がかかって外れたり、面状部材自体が破損するおそれがある。
また、パレットを水平姿勢にするには、片手で押さえながら、フック金具の係止、解除の操作をしなければならないと共に、引き出すと同時にパレット、内骨材及び面状部材が一気に倒れることになり、慎重に引き下ろさなければならない。また、衝立て板と軸受板は、一対の脚ベースに取り付けられているために、面状部材及び内骨材を折り畳み状態にした場合でも、脚ベースの先端部は突出することになり通行障害となる。
この発明は、かかる現況に鑑みてなされたもので、操作が簡単で、しかも耐久性に優れた簡易ごみ収納庫を提供するものである。また、この発明は、移動可能とし、不使用時には適宜の場所に保管することによって、通行障害とならない簡易ごみ収納庫を提供するものである。また、小型化をした場合には、家庭内での物入れとしたり、そのまま荷物の運搬車としても使用することができる簡易ごみ収納庫を提供するものである。
この発明は上記目的を達成するために次のような構成とした。この発明に係る簡易ごみ収納庫は、上部杆と下部杆とを側部杆により連結し、側部杆の下端部を下部杆から突出させてなる略ロ字状の外フレームと同形の内フレームとを形成し、前記外フレーム、内フレームのいずれか一方の側部杆に回動自在に軸支した環に他方のフレームの側部杆を挿通して上下動可能に組み立て、外フレームと内フレームの下部杆にはそれぞれ側部材の下端を回動自在に取り付け、前記側部材には外フレームと内フレームの上部杆から垂下したガイドバーを上下摺動可能に配設することによって外フレームと内フレームとを起倒可能とし、外フレームの下部杆と内フレームの下部杆にはヒンジによって折り畳み自在とした底板を取り付け、前記側部材の両側端縁には可撓性材を掛け渡してなることを特徴とする。
このように構成することによって、折り畳み、展開が可能となり、ごみを一時貯留する簡易ごみ収納庫とする場合には、不使用時には折り畳むことによって通行のさまたげとなることがない。
また、展開状態において、前記底板は、外フレームの下部杆と内フレームの下部杆との取り付け側よりもヒンジ側が高くなっていることが好ましい。このようにすることによって容易に折り畳むことができる。
また、外フレームと内フレームのいずれか一方の上部杆に、折り畳んだとき他方のフレームの上部杆に係止する係止部を有する止め金を設けておくことが好ましい。止め金を設けることによって他方の上部杆に係止させて折り畳み状態を保持することができる。
また、前記外フレームと内フレームのいずれか一方の側部杆の下端部にキャスターを取り付け、ヒンジを介して連結された底板のうちキャスターを取り付けた側を他方側よりも幅広に形成し、キャスターを取り付けていない方の側部杆を上下動可能とし、折り畳んだときキャスターを取り付けていない方の側部杆が引き上げられて下端部が接地しないようにすることができる。
このように構成した場合には、折り畳んだとき、斜めに傾斜させなくても垂直な状態で移動させることができるから、移動が容易であると共に、垂直に立てたまま狭い隙間にも入れることができる。
さらに、外フレームと内フレームのいずれか一方の上部杆に蓋を取り付けてもよい。蓋を取り付けた場合には、上面開口を閉じることができ、カラスや猫等の動物が入り込んでごみを散らかすのを防止することができる。
上記構成の簡易ごみ収納庫は、折り畳み、展開が容易であり、何処にでも簡単に設置することができる。また容易に移動することができるから、不使用時には他の場所に移動させておくことにより通行の妨げとなることがない。また、キャスターを取り付けた場合には、家庭内でごみを一時収納しておき、回収日にそのままごみ収集所まで運搬することができ、ごみ収納庫兼運搬車として使用することもできる。
以下に、この発明を図示する実施形態に基づいて詳細に説明する。図1は、展開して使用状態を示す斜視図である。簡易ごみ収納庫は、X状に交差させ回動自在に組み立てるフレーム10と、前記フレーム10の内側に取り付けられフレーム10を展開したとき収納庫の前後面をなす側部材20と、前記フレーム10の上端に取り付けられる蓋30と、前記フレーム10の下部に取り付けられ、略中央部で2つに折り曲げられフレーム10を展開したとき収納庫の底面をなす底板40と、前記側部材20の側端縁に取り付けられフレーム10を展開したとき収納庫の側面をなす可撓性材50とによって構成されている。
さらに、各構成について詳しく説明する。前記フレーム10は、略ロ字状体の外フレーム10Aと同じく略ロ字状体の内フレーム10Bとからなる。前記外フレーム10Aは、上部杆11Aと下部杆12Aのそれぞれ両端部を側部杆13A,13Aによって連結し、前記側部材13A,13Aの下端部を下部杆12Aから突出させてなる略ロ字状フレームである。一方、内フレーム10Bは、外フレーム10A同形状であって、上部杆11Bと下部杆12Bの両端部を側部杆13B,13Bによって連結し、前記側部材13B,13Bの下端部を下部杆12Bから突出させてなる略ロ字状フレームである。
まず、外フレーム10Aについて説明すると、図1,図4および図5に示すように、上部杆11Aの上方に取っ手杆14が上部杆11Aとほぼ平行に設けられている。前記取っ手杆14は、側部杆13A,13Aを上方に延長させた延長部に連結されている。さらに、側部杆13A,13Aの下端部は、図1および図3に示すように、下部杆12Aより突出しており、先端部にはゴムキャップ15が嵌着されている。前記ゴムキャップ15、15は、地面に接して滑り止めとなると共に、衝撃を吸収する緩衝材として機能する。
一方、内フレーム10Bの側部杆13Bの下端部は、下部杆12Bよりも突出しており、先端部にはキャスター16、16が取り付けられている。内フレーム10Bは、外フレーム10Aの内側に挿入されるように、側部杆13Bと側部杆13Bの間隔が側部杆13Aと側部杆13Aの間隔よりも狭く形成されている。前記キャスター16は、ごみ収納庫として展開した状態では斜めに傾けることにより、また、折り畳んだ状態では垂直にした状態で移動させるときの移動車となる。
前記外フレーム10Aと内フレーム10Bとは、内フレーム10Bに取り付けられたクロス丸環17に外フレーム10Aの側部杆13Aを挿通することによって互いに回動自在に組み立てられている。即ち、図2に示すように、クロス丸環17は、内フレーム10Bの側部杆13Bに穿設した取付孔10B1に、クロス丸環17の取付軸17Aを挿通し、先端部にナット17Bを螺合することによって取り付けられている。クロス丸環17の環部17Cと側部杆13Bとの間には、ワッシャ17Dが介在されている。従って、クロス丸環17は取付軸17Aを中心に回動することが可能である。一方、外フレーム10Aの側部杆13Aは、クロス丸環17の環部17Cに摺動自在に挿通されているから、外フレーム10A自体が上下方向にスライドする。
上記説明から明らかなように、前記外フレーム10Aと内フレーム10Bとは、クロス丸環17が回動することによって、互いに垂直方向に近づいたり傾斜方向に離れたり起倒すると共に、外フレーム10Aは、上下方向にスライドする。従って、ごみ収納庫として組み立てたとき、ボックス状に展開したり折り畳んだりすることができ、特に、後述するように、取り畳んだときに外フレーム10Aの下端部のゴムキャップ15をキャスター16よりも上方に引き上げることができる。なお、上記構成において、取っ手杆14は、省略することが可能である。
次に、前記外フレーム10Aと内フレーム10Bに取り付けられる側部材20について説明する。側部材20は、外フレーム10Aに取り付けられる側部材20Aと、内フレーム10Bに取り付けられる側部材20Bとからなる。側部材20Aと側部材20Bは、同一構成であるから側部材20Aについて説明し、側部材20Bについては、同一符号を付してその説明を省略する。
側部材20Aは、図3に示すように、枠体21の内側に多数の小孔を穿設した穴あきボード22を取り付けることによって形成されており、下端部が下部杆12Aに回動自在に取り付けてなるホルダー23に固定されている。従って、側部材20Aは、下部杆12Aを軸にして回動することができる。側部材20Aの両側端部には上面が開口したガイド筒24が内設されている。前記ガイド筒24には、内フレーム10Bの上部杆11Bに回動自在に吊り下げられたガイドバー25が挿入されている。
前記ガイド筒24とガイドバー25とは、ほぼ同じ長さであって、内フレーム10Bが上方向に引き上げられて折り畳まれたときに、ガイドバー25はガイド筒24から抜け出さない長さに形成されている。尚、側部材20Aは、上記構成に限定されるものではなく、通常の板体であってもあるいは網体であってもよく、生ごみ等の物品を収納可能なものであればよい。
上記のように、側部材20Aの下端部を下部杆12Aに回動自在に取り付け、上端部をガイド筒24に内フレーム10Bの上部杆11Bに吊り下げたガイドバー25を挿入し、上部杆11Bと側部材20Aとはフリーな状態とすることによって上部杆11Bの上方への引き上げが可能となる。
また、図示する実施の形態では、側部材20Aの上面にガイド筒24の開口よりも大きなさや管27が配設されており、ガイドバー25は、前記さや管27に挿通され、その後ガイド筒24に挿入される。前記さや管27によって、側部材20Aと上部杆11Bとの間に隙間が形成されることになり、ごみ収納庫を展開する作業中に手が挟まれるのを防止する。このように、さや管27は手が挟まれて怪我するのを防止するものであるから、約20mm程度の長さとすることが好ましい。尚、さや管27は省略することが可能である。さや管27を省略した場合には、側部材20Aの上面に上部杆11Bと当接する突起を設けてもよい。
さらに、側部材20Aの両側端の外面には、図3に示すように、可撓性材50を取り付ける補助バー26が取り付けられている。前記補助バー26は、両端部をパイプ26aに挿入し、前記パイプ26aを枠体21に固着することによって取り付けられている。補助バー26の中間部をクリップ26bによって固定している。可撓性材50として、例えばネットを使用する場合には、まず、ネットの端縁の網目に補助バー26を通し、次いでクリップ26bに通し、さらに残りの網目に通して両端部にパイプ26aを装着した後、パイプ26aを枠体21に固着すればよい。
側部材20Bは、図4に示すように、下端部が下部杆12Bに回動自在に取り付けてなるホルダー23に固定されている。また、側部材20Bの両側端部に内設されたガイド筒24に外フレーム10Aの上部杆11Aに回動自在に吊り下げられたガイドバー25が挿入されている。従って、側部材20Aと上部杆11Bとの関係のように、側部材20Bは、下端部を下部杆12Bに回動自在に取り付けられており、上端部はガイド筒24にガイドバー25をスライド可能に挿入しているから、上部杆11Aの上方への引き上げが可能となる。
側部材20Bの両側端の外面にも、側部材20Aと同様に、可撓性材50を取り付ける補助バー26が取り付けられている。従って、側部材20Aの側端と側部材20Bの側端との間に可撓性材50を掛け渡すことによって取り付けられることになり、ごみ収納庫として展開したときボックスの対向する側面を形成することになる。従って、取り付けられる可撓性材50は、ごみ収納庫として展開できるように充分な幅を持って形成されている。
次に、図5および図6に基づいて、蓋30の構成について説明する。蓋30は、枠体31と、前記枠体31に取り付けられる取っ手32と、枠体31の両側端に間隔を設けて取り付けられるスライドレール33と、前記スライドレール33を上部杆11Aに取り付けるガイド環34とからなる。前記枠体31は、ごみ収納庫の展開状態のときごみの投入口となる開口部を塞ぐ大きさであって、展開状態における上部杆11Aと上部杆11Bの間隔とほぼ同じ大きさに形成されており、可撓性材50が取り付けられている。取っ手32は、略コ字状に形成されており、枠体31の前部中央に180度回動自在に固着されている。
前記スライドレール33は、枠体31の取っ手32側において、スライドレール33の固着部33aから斜め方向に折り曲げて傾斜部33bを形成し、前記傾斜部33bに続いて水平部33cとなし、さらに枠体30の側面に沿ってスライド部33dとする。スライド部33dの他端部は、枠体31に対して直角方向に折り曲げて略U字状部33eを形成する。
前記構成のスライドレール33は、一端を枠体31の前部側面に固着し、他端を枠体31の後部下面に固着してなる。スライドレール33は、枠体31に固着される前にガイド環34に摺動自在に挿入される。ガイド環34は、上部杆11Aに固着されており、スライドレール33によって枠体31を側部材20Bの内側に吊り下げる。上記構成の蓋30は、図5の収納状態から真っ直ぐ上に引き上げると、ガイド環34に挿入されたスライド部33dがガイド環34にガイドされて引き上げられる。略U字状部33eがガイド環34に係止した後、図6に示すように、蓋30を前方に倒せば、略U字状部33eがガイド環34にガイドされて引き下ろすことができる。蓋30を収納するときには、逆に蓋30を回動させながら垂直に立ち上げてそのまま降ろせばよい。
なお、蓋30は、上記実施形態のように垂直方向に引き上げたり、降ろしたりする構成に限定されるものではなく、蓋の枠体を連結具によって上部環11Aに回動自在に取り付ける構成とすることもできる。この場合には、取り付けた上部環11Aを中心にして回動することになるから、蓋を取り出す場合には、取り付け側とは反対側、即ち収納状態では下方との部分を持って引き上げればよい。また、蓋を収納する場合には、上部杆11Bとの係止を解除し、そのまま引き下ろせばよい。また、蓋30は、上部杆11Aから内方に突出させた取付杆に取り付けてもよい。この場合には、折り畳んでふたを降ろしたときに側部材20Aの外側に位置するように構成してもよい。また、蓋は、単に可撓性材の一端を固定して被覆する構成としてもよい。あるいは、蓋は全く省略することも可能である。
次に、図7〜図9に基づいて、底板40の構成について説明する。底板40は、2つ二分割された底板40Aと底板40Bが、ヒンジを介して折曲自在に連結されている。底板40の分割面と平行な両側端は、下部杆12Aと12Bに回動自在に連結されている。さらに詳述すると、底板40は、広幅の底板40Aと狭幅の底板40Bとからなり、広幅の底板40Aの幅寸法をL1とし狭幅の底板40Bの幅寸法をL2とすると、L1>L2となり、L1=L2+10〜30mmとするのが好ましい。広幅の底板40Aと狭幅の底板40Bとはヒンジ41によって連結されている。
前記ヒンジ41は、広幅の底板40Aの両側面に取り付けたくの字状の連結板41aと、狭幅の底板40Bの両側面に取り付けた連結板41bとをピン41cによって回動自在に連結してなる。前記連結板41aの先端面が接地したとき、広幅の底板40Aと狭幅の底板40Bの対向側が下部杆12Aと12Bの連結側よりも高くなるように、連結板41aの長さが形成されている。即ち、広幅の底板40Aと狭幅の底板40Bが展開状態のときには、水平ではなく中央部(ヒンジ側)が高くなる傾斜面となる。このように、広幅の底板40Aと狭幅の底板40Bとを傾斜面とすることによって、折り畳むときにスムーズに折り畳むことができる。
また、広幅の底板40Aと狭幅の底板40Bの対向側には、板バネ42が配設されている。前記板バネ42は中央部で折り曲げられており、一方側のみが狭幅の底板40Bに固着されている。板バネ42は、図7に示すように、展開した状態では先端側が広幅の底板40Aの上面を押圧している。従って、底板40Bの下部杆12B側に押し下げる力が作用しているから、底板40Aと底板40Bが傾斜面となっていることと相まって広幅の底板40Aと狭幅の底板40Bを容易に折り畳むことができる(図8参照)。
一方、広幅の底板40Aは、ホルダー43によって下部杆12Bに連結されており、狭幅の底板40Bは、同じくホルダー43によって下部杆12Aに連結されている(図9参照)。前記ホルダー43は、回動自在に設けられているから、広幅の底板40Aと狭幅の底板40Bは、それぞれ起倒が可能であり、前記ヒンジ41によって展開したり折り畳んだりすることができる。
図10は、折り畳み状態を保持する止め金60を示す。止め金60は、外フレーム10Aの上部杆11Aに取り付けられたホルダー部60aに支持部60bを介して側面視がS字状の係止部60cを設けることによって形成されている。前記係止部60cは、折り畳んだときには上部杆11Bに下向き部分が係止し、展開状態の時には取っ手杆14に上向き部分が係止するように形成されている。従って、折り畳んだときの上部杆11Aと11Bの間隔と、上部杆11Aと取っ手杆14の間隔とはほぼ同じく形成されている。
なお、上記止め金60は、省略することが可能であると共に、他の形状に変更することが可能である。
次に、可撓性材50は、各種のネット、ビニールシート、防水布等の可撓性を有するものであって、上述のように、側部材20Aと側部材20Bのそれぞれ両側に設けられた補助バー26に固定することによって取り付けられる。可撓性材50は、外フレーム10Aと内フレーム10Bとが展開状態または折り畳み状態となるような可撓性を有するものであればよく、その両端部のみが固着されている。従って、折り畳むことができるジャバラ状のものであってもよい。
上記構成に係る簡易ごみ収納庫の使用方法について説明する。図11は折り畳んだ状態の斜視図である。このように、折り畳んだ状態から展開するには、まず、止め金60の係止部60cの下向き部分を上方に回動して上部杆11Bから外し、そのまま回動させて取っ手杆14に上向き部分を係止させる。次いで、側部材20Aと20Bの上端を持って展開させる。側部材20Aと20Bを展開させると、クロス丸環17によって組み立てられている外フレーム10Aと内フレーム10Bとはクロス丸環17の取付軸17Aを中心にして倒れることになる。
側部材20Aと側部材20Bの下端部は、それぞれ下部杆12Bと12Aにホルダー23によって回動自在に取り付けられていると共に、上端部は、ガイド筒24に上部杆11Aと11Bに回動自在に垂下されたガイドバー25が挿入されているから、側部材20Aと側部材20Bは垂直な状態のまま展開される。このとき、外フレーム10Aと内フレーム10Bは、ガイド筒24に挿入されたガイドバー25に引っ張られるようにして倒される。
外フレーム10Aと内フレーム10Bが倒れてそれぞれ上部杆11Aと11Bが側部材20Aと側部材20Bの上面に接近してくるが、さや管27が配設されているから、上部杆11Bと側部材20Aの上面との間及び上部杆11Aと側部材20Bの上面との間には、隙間が形成されることになり、手が挟まれることはない。
一方、底板40の広幅の底板40Aと狭幅の底板40Bとは、 外フレーム10Aと内フレーム10Bが倒れるにつれて下部杆12Aと下部杆12Bに引っ張られることによって展開することになる。このとき、広幅の底板40Aと狭幅の底板40Bは、ヒンジ41の取付軸41cを中心にして回動しながら下がってきて僅かに傾斜した状態で連結板41aの先端面が接地する。連結板41aの先端面が接地すると、板バネ42のフリーな先端部が広幅の底板40Aの上面に当接する。これで、展開状態は完了する。
上述のように外フレーム10Aと内フレーム10Bの上端が外側に倒れて展開した後、蓋を使用する場合には、蓋を引き出せばよい。蓋を引き出すには、取っ手32を回動させて上向きにしてそのまま真っ直ぐ引き上げる。取っ手32を引き上げると、両側に配置されたスライドレール33がガイド環33にガイドされて引き上げられ、略U字状部33eに達したときに内側に倒して降ろせばよい。略U字状部33eがガイド環34にガイドされてスムーズに降ろすことができる。取っ手32とスライドレール33の固着部側の傾斜部33bが、上部杆11Bに載置して閉じることができる。
折り畳むときは、上記展開時とは反対に操作すればよい。まず、取っ手32を持って蓋30を真っ直ぐに引き上げ、そのまま降ろせばよい。蓋30を引き上げると略U字状部33eからスライドレール33がガイド環33にガイドされて安全に降ろすことができる。蓋30を降ろして収納した後、上部杆11Aと上部杆11Bを持って突き合わせるようにして折り畳めばよい。側部材20Aと20Bはガイドバー25が引き上げられながら接近することになる。
底板40を構成する広幅の底板40Aと狭幅の底板40Bは、蓋30を引き上げたときに板バネ42によってヒンジ41側が引き上げられて折り畳み開始状態となっているから、外フレーム10Aと内フレーム10Bの操作によってのみ簡単に折り畳むことができる。折り畳んだ後は、図11に示すように、止め金60の係止部60cの上向き部分を取っ手杆14から外して下方に回動し、上部杆11Bに下向き部分を係止させればよい。
なお、この発明に係る簡易ごみ収納庫は、ごみを一時貯留するごみ置き場として使用できるばかりでなく、適宜の大きさとすることによってごみの一時貯留し回収する収集所まで運搬する運搬車として使用したり、家庭内においてごみの保管や古新聞紙や雑誌等の保管庫として使用することも可能である。
簡易ごみ収納庫の展開状態を示す斜視図である。 外フレームと内フレームの組立部分の要部を示し、図2(a)は斜視図、図2(b)は一部断面正面図である。 外フレームと内フレームにおける側部材20Bの組立を示す斜視図である。 外フレームと内フレームとの側部材20Aの組立を示す斜視図である。 蓋の組立を示す斜視図である。 蓋を引き上げた状態の側部材20Bとの関係を示す斜視図である。 底板の構成を示す展開状態の要部斜視図である。 底板の取り畳状態を示す要部側面図である。 底板の下部杆との取付状態を示す要部断面図である。 止め金の係止状態を示す側面図である。 簡易ごみ収納庫の折り畳み状態を示す斜視図である。
符号の説明
10:フレーム
10A:外フレーム
10B:内フレーム
11A、11B:上部杆
12A、12B:下部杆
13A、13B:側部杆
14:取っ手杆
15:ゴムキャップ
16:キャスター
17:クロス丸環
20:側部材
21:枠体
22:穴あきボード
23:ホルダー
24:ガイド筒
25:ガイドバー
26:補助バー
27:さや管
30:蓋
31:枠体
32:取っ手
33:スライドレール
34:ガイド環
40:底板
40A:広幅の底板
40B:狭幅の底板
41:ヒンジ
42:板バネ
43:ホルダー
50:可撓性材
60:止め金

Claims (5)

  1. 上部杆と下部杆とを側部杆により連結し、側部杆の下端部を下部杆から突出させてなる略ロ字状の外フレームと同形の内フレームとを形成し、前記外フレーム、内フレームのいずれか一方の側部杆に回動自在に軸支した環に他方のフレームの側部杆を挿通して上下動可能に組み立て、外フレームと内フレームの下部杆にはそれぞれ側部材の下端を回動自在に取り付け、前記側部材には外フレームと内フレームの上部杆から垂下したガイドバーを上下摺動可能に配設することによって外フレームと内フレームとを起倒可能とし、外フレームの下部杆と内フレームの下部杆にはヒンジによって折り畳み自在とした底板を取り付け、前記側部材の両側端縁には可撓性材を掛け渡してなることを特徴とする簡易ごみ収納庫。
  2. 展開状態において、底板は、外フレームの下部杆と内フレームの下部杆との取り付け側よりもヒンジ側が高くなっていることを特徴とする請求項1記載の簡易ごみ収納庫。
  3. 外フレームと内フレームのいずれか一方の上部杆に、他方のフレームの上部杆に係止する係止部を有する止め金を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の簡易ごみ収納庫。
  4. 外フレームと内フレームのいずれか一方の側部杆の下端部にキャスターを取り付け、ヒンジを介して連結された底板のうちキャスターを取り付けた側を他方側よりも幅広に形成し、キャスターを取り付けていない方の側部杆を上下動可能とし、折り畳んだときキャスターを取り付けていない方の側部杆が引き上げられて下端部が接地しないようにしたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の簡易ごみ収納庫。
  5. 外フレームと内フレームのいずれか一方の上部杆に蓋を取り付けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の簡易ごみ収納庫。
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