JP2005015773A - 端子のシール構造およびそれに用いるシール材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 シールするための処理温度が低く、シール作業が容易で生産性の高い端子のシール構造を提供することにある。
【解決手段】 シール材99の熱膨張係数を、液状熱硬化性ポリマーに無機質充填材を添加して前記金属製封止ケースブロック40の線膨張係数と同等以上にしたことを特徴とする端子のシール構造である。
【選択図】図1

Description

本発明は端子のシール構造、例えば、回路を開閉する電磁継電器、スイッチ、タイマー等の開閉装置に使用される端子のシール構造に関する。
従来、金属製ハウジングからなる開閉装置にかかる端子のシール構造としては、例えば、熱応動スイッチがある(例えば、特許文献1参照。)。
すなわち、金属製容器2と蓋板3とで密閉容器を構成し、蓋板3の二つの貫通孔の各々には導電端子ピン8A,8Bが電気絶縁性充填材7により絶縁固定されている。前記容器2の内部には熱応動板が固定され、可動接点6と固定接点9とで接点機構を構成する。ヒーター10は導電端子ピン8Bと蓋板3とに接続固定され、接点の溶着時にはその一部が溶断して電路を遮断する。そして、電気絶縁性充填材7の密閉容器内部側表面は耐熱性無機絶縁材11で覆われている。
特開平10−144189号公報 (図3)
しかしながら、前述の熱応動スイッチでは、導電端子ピン8A,8Bをハーメチックシールで気密に絶縁固定するために電気絶縁性充填材7としてガラスを使用している。このため、前記電気絶縁性充填材7の処理温度が高いので、シール作業に手間がかかるだけでなく、生産性が低いという問題点があった。
本発明は、前記問題点に鑑み、シールするための処理温度が低く、シール作業が容易で生産性の高い端子のシール構造を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段および発明の効果
本発明にかかる端子のシール構造は、前記課題を解決すべく、金属製ハウジングに設けた端子孔に端子を挿入するとともに、シール材を注入,固化してシールするシール構造において、前記シール材の熱膨張係数を、液状熱硬化性ポリマーに無機質充填材を添加して前記金属製ハウジングの線膨張係数と同等以上にした構成としてある。
本発明にかかる他の端子のシール構造としては、金属製ハウジングの開口部から露出する樹脂製ハウジングの端子孔に端子を挿入するとともに、前記金属製ハウジングの開口部にシール材を注入,固化してシールする端子のシール構造において、前記シール材の熱膨張係数を、液状熱硬化性ポリマーに無機質充填材を添加して前記金属製ハウジングの線膨張係数と同等以上にした構成であってもよい。
前述の発明によれば、シール材の熱膨張係数が金属製ハウジングの熱膨張係数と同等以上であるので、加熱,冷却による膨張,収縮によって熱衝撃を加えても、端子と金属製ハウジングとの間に大きな熱ストレスが生じず、所望のシール性を確保できる。特に、本発明のシール材は液状熱硬化性ポリマーを主体とするので、従来例にかかるガラスと異なり、処理温度が低く、シール作業が容易で生産性の高い端子のシール構造が得られる。
本発明の実施形態としては、液状熱硬化性ポリマーが、潜在性エポキシ樹脂であってもよい。また、無機質充填材は平均粒径1ないし30μmの酸化アルミニウム粉粒体であってもよい。さらに、無機質充填材の添加量は70重量%ないし85重量%であればよい。
本実施形態よれば、シール材の主成分が液状熱硬化性ポリマーであるので、シール作業が容易であるだけでなく、添加する無機質充填材の粒径、種類、量を適宜選択することにより、多種多様なシール材が得られるので、使い勝手の良いシール材でシールできる端子のシール構造が得られる。
他の発明としては、端子を挿入した金属製ハウジングの端子孔に注入,固化してシールするシール材において、前記シール材の熱膨張係数を、液状熱硬化性ポリマーに無機質充填材を添加して前記金属製ハウジングの熱膨張係数と同等以上にしてもよい。
別の発明としては、樹脂製ハウジングの端子孔および前記端子孔に挿入した端子が露出する金属製ハウジングの開口部に注入,固化してシールするシール材において、前記シール材の熱膨張係数を、液状熱硬化性ポリマーに無機質充填材を添加して前記金属製ハウジングの熱膨張係数と同等以上にしてもよい。
前述の発明によれば、シール材の熱膨張係数が金属製ハウジングの熱膨張係数と同等以上であるので、加熱,冷却による膨張,収縮によって熱衝撃を加えても、端子と金属製ハウジングとの間に大きな熱ストレスが生じず、所望のシール性を確保できる。特に、本発明のシール材は液状熱硬化性ポリマーを主体とするので、従来例にかかるガラスと異なり、処理温度が低く、シール作業が容易で生産性の高いシール材が得られる。
さらに、シール材の主成分が液状熱硬化性ポリマーであるので、シール作業が容易であるだけでなく、添加する無機質充填材の粒径、種類、量を適宜選択することにより、多種多様なシール材が得られるので、使い勝手の良いシール材でシールできる端子のシール構造が得られるという効果がある。
本発明にかかる実施形態を図1ないし図10の添付図面に従って説明する。
本発明にかかる第1実施形態は、図1ないし図7に示すように、高気密の直流電流開閉用リレーに適用した場合であり、一体化した箱形ケース10と箱形カバー15とで仕切られた空間内に、リレー本体20が収納されている。
前記箱形ケース10は、図3に示すように、後述する電磁石ブロック30を収納可能な凹所11を有し、対角線上に位置する平面隅部に一対の固定用貫通孔12を設けてあるとともに、残る平面隅部に接続用凹部13を設けてある。前記接続用凹部13内には接続用金具(図示せず)を埋設してある。
前記箱形カバー15は、前記箱形ケース10に嵌合可能であるとともに、後述する封止ケースブロック40を収納可能な形状である。さらに、前記箱形カバー15の天井面には、リレー本体20の接続端子75,85が突出する接続孔16,16が設けられているとともに、ガス抜きパイプ21を収納する突部17,17が突設されている。前記突部17,17は仕切壁18で連結され、これらは絶縁壁としての機能をも有している。そして、前記箱形カバー15の下方開口縁部に設けた係合孔19を、前記箱形ケース10の上方開口縁部に設けた係合爪14に係合することにより、両者は結合一体化される。
リレー本体20は、図3に示すように、電磁石ブロック30に搭載した封止ケースブロック40内に接点機構ブロック50(図4)を密封したものである。
前記電磁石ブロック30は、図5に示すように、コイル31を巻回した一対のスプール32を並設し、かつ、2本の鉄芯37,37およびヨーク39を介して一体化したものである。
前記スプール32は両端に設けた鍔部32a,32bのうち、下方側鍔部32aの対向する両側端面に中継端子34,35を側方からそれぞれ圧入してある。そして、前記スプール32に巻回したコイル31は、その一端部を一方の中継端子34の一端部(からげ部)34aにからげてハンダ付けしてあるとともに、その他端部を他方の中継端子35の一端部(からげ部)35aにからげてハンダ付けしてある。そして、前記中継端子34,35は、前記からげ部34aを曲げ起こしてあるとともに、その他端部(連結部)35bをも曲げ起こしてある。ついで、並設したスプール32,32に組み付けた中継端子34,35のうち、隣接する一方の中継端子35の連結部35bと他方の中継端子34のからげ部34aとを接合してハンダ付けしてある。さらに、隣接する一方の中継端子35のからげ部35aと他方の中継端子34の連結部34bとを接合してハンダ付けすることにより、2本のコイル31,31が接続される。さらに、前記スプール32の一対の鍔部32a,32bにコイル端子36,36がそれぞれ架け渡され(図4)、前記中継端子34,35の連結部34b,35bにそれぞれ接続されている。
封止ケースブロック40は、後述する接点機構ブロック50を収納可能な封止ケース41と、前記封止ケース41の開口部を封止する封止カバー45とからなるものである。前記封止ケース41の底面には鉄芯37を圧入するための一対の圧入孔42を設けてある(図6)。一方、前記封止カバー45には、プレス加工で形成した凹所45aの底面に、後述する接点機構ブロック50の接続端子75,85を挿通できる一対の挿通孔46,46と、ガス抜きパイプ21を遊嵌できる遊嵌孔47とを設けてある(図4)。
前記電磁石ブロック30と封止ケース40との組立は、次の手順で行われる。
まず最初に、スプール32の一方の鍔部32aに中継端子34,35をそれぞれ圧入するとともに、前記スプール32にコイル31を巻回し、引出し線を前記中継端子34,35のからげ部34a,35aにそれぞれからげてハンダ付けする。ついで、前記中継端子34,35のからげ部34a,35aおよび連結部34b,35bを曲げ起こした一対のスプール32を並設する。そして、隣接する中継端子35のからげ部35aと他の中継端子34の連結部34bとを接合してハンダ付けする。さらに、隣接する中継端子35の連結部35bと他の中継端子34のからげ部34aとを接合してハンダ付けすることにより、コイル31,31を接続する。
一方、図6に示すように、封止ケース41の底面に設けた圧入孔42に鉄芯37をそれぞれ挿入し、突出する鉄芯37の軸部37aにパイプ38を嵌合する。そして、前記鉄芯37の軸心方向に前記パイプ38の開口縁部から加圧すると、鉄芯37の首下部37bが封止ケース41の圧入孔42を押し広げて圧入するとともに、パイプ38の内径を押し広げて圧入する。さらに、前記パイプ38の開口縁部および鉄心37の頭部(磁極部)37cが、封止ケース41の圧入孔42の開口縁部に上下から圧着する。したがって、封止ケース41の圧入孔42の開口縁部は三方からカシメ固定されることになる。
本実施形態によれば、封止ケース41を鉄芯37およびパイプ38の熱膨張係数と同等以上の素材、例えば、アルミニウムで形成してあるので、温度が変化しても、気密性が損なわれないという利点がある。
なぜならば、温度が上昇して各部品が膨張しても、封止ケース41の厚さ方向の膨張が他部品よりも相対的に大きいので、封止ケース41が鉄芯37の頭部37cとパイプ38とで強く挟持されるからである。一方、温度が低下して各部品が収縮しても、封止ケース41の圧入孔42の直径方向における収縮が他部品よりも相対的に大きいので、鉄芯37の首下部37bを締め付けるからである。
なお、気密性を確保しつつ、熱ストレスの発生を防止するためには、鉄芯37とパイプ38との熱膨張係数がほぼ等しいことが好ましい。
また、前記金属製ハウジングの材質としては純アルミニウムだけに限らず、例えば、純銅、オーステナイト系ステンレス鋼、低炭素鋼が挙げられる。また、シール材のシール性を高めるとともに、シール材の劣化を防止するため、前記金属製ハウジングに、例えば、ニッケルメッキを施しておいてもよい。
そして、前記スプール32の中心孔32cに鉄芯37およびパイプ38をそれぞれ挿入し、突出する鉄芯37の先端部をヨーク39のカシメ孔39aに挿通し、カシメて固定することにより、封止ケース41を搭載した電磁石ブロック30が完成する。なお、前記ヨーク39とスプール32の鍔部との間には、絶縁性能を高めるために絶縁シート39bが介在している(図5)。
ついで、スプール32の一対の鍔部32a,32bにコイル端子36をそれぞれ架け渡すとともに、コイル端子36の下端部を中継端子34,35の連結部34b,35bにそれぞれ連結する。
接点機構ブロック50は、図4に示すように、可動接点ブロック60と、その両側に組み付けられる固定接点ブロック70,80と、これらに嵌合してユニット化する絶縁ケース90と、からなるものである。
前記可動接点ブロック60は、可動絶縁台61に一対の並設した可動接触片62,63(図1、図2)を接点バネ64,64と共にそれぞれ組み付けたものである。前記可動絶縁台61は、その中央部下面に断面略十文字形状の脚部を突設するとともに、その両側部にコイル状復帰バネ65を挿入したリベット66を介して可動鉄片67をカシメ固定してある。前記可動鉄片67の下面は遮磁板で被覆されている。
前記可動接触片62,63のうち、一方の可動接触片62は突入電流に耐えうる高融点のモリブデン製帯状導電材であり、他方の可動接触片63は肉厚の帯状銅板の表面に銀メッキを施したものである。
前記接点バネ64は、前記可動接触片62,63に接点圧を付与するために配置されたものである。そして、前記接点バネ64は、帯状バネ材を略山形に屈曲するとともに、両端縁部を折り曲げて係止爪を形成してある。
前記可動絶縁台61内に並設した一対の組付孔61b,61c(図2)に前記可動接触片62,63および接点バネ64,64をそれぞれ挿入して組付けることにより、可動接触片62,63の両端部に接点バネ64の係止爪が係止する。これにより、前記可動接触片62,63の上下方向のガタツキを規制できる。さらに、前記可動接触片62を前記可動接触片63よりも低い位置に位置決めすることにより、一対の前記可動接触片62,63間に段差がある。このため、前記可動接触片62は、前記可動接触片63が固定接点に接触するよりも前に固定接点に接触する。
前記固定接点ブロック70,80は、図4に示すように、同一形状であり、樹脂成形品である固定接点台71,81に、接続端子75,85をカシメ固定した断面略C字形の固定接点端子76,86および永久磁石77,87(図1)をそれぞれ組み付けたものである。前記固定接点台71,81は、突き合せ用突部72,82を内側側方にそれぞれ突設するとともに、支持用脚部73,83を垂直下方にそれぞれ突設してある。
前記絶縁ケース90は、図4に示すように、接点機構ブロック50をユニット化するためのものである。そして、可動接点ブロック60に一対の固定接点ブロック70,80を両側から組み付けた後、これらに嵌合することにより、前記絶縁ケース90の端子孔91,91の縁部に形成した環状リブ91aから前記接続端子75,85が突出する。さらに、前記絶縁ケース90には、前記端子孔91の近傍に一対のガス抜き孔92が設けられている。一対のガス抜き孔92を設けたのは、組立時の方向性を解消するためである。
次に、前記接点機構ブロック50の組立て手順について説明する。
まず、可動絶縁台61に、復帰バネ65を挿通したリベット66を介して可動鉄片67および遮磁板(図示せず)を組み付ける。そして、前記可動絶縁台61に可動接触片62,63および接点バネ64,64を組み付ける。ついで、前記復帰バネ65の下端側を持ち上げつつ、可動絶縁台61の両側から固定接点ブロック70,80を組み付け、突き合せ用突部72,82を相互に突き合せる。さらに、前記固定接点ブロック70,80に絶縁ケース90を嵌合することにより、接点機構ブロック50が完成する。
ついで、電磁石ブロック30に搭載した封止ケース41に前記接点機構ブロック50を挿入すると、固定接点台70,80の脚部73,83が鉄芯37の磁極部に当接し、可動鉄片67が鉄心37の磁極部に接離可能に対向する。そして、前記封止ケース41に封止カバー45を嵌合して溶接一体化する。このとき、図1に示すように、封止カバー45の端子孔46,46内には端子75,85がそれぞれ挿入されているとともに、絶縁カバー90の環状リブ91aがそれぞれ嵌合している。さらに、遊嵌孔47から絶縁ケース90のガス抜き孔92にガス抜きパイプ21を圧入する。ついで、前記封止カバー45の凹所45aにシール材99を注入,固化して接続端子75,85およびガス抜きパイプ21の基部周辺をシールする。そして、前記ガス抜きパイプ21から封止ケース40内の空気を抜き、所定の混合ガスを注入した後、前記ガス抜きパイプ21をカシメて封止する。さらに、前記スプール32の一対の鍔部32a,32bにコイル端子36を架け渡して取り付けることにより、リレー本体20が完成する。
そして、前記リレー本体20をケース10の凹所11に収納するとともに、コイル端子36を接続用凹部13に配置する。さらに、前記ケース10にカバー15を組み付けることにより、直流電流開閉用リレーが完成する。
前記シール材99としては、液状熱硬化性ポリマーに無機充填材を充填したものである。前記液状熱硬化性ポリマーとしては、例えば、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂等が挙げられる。
特に、液状芳香族系および水添芳香族系エポキシ樹脂はベンゼン環、ナフタレン環、水添ベンゼン環のような芳香族環または水添芳香族環と2個以上の末端エポキシ基とを有し、室温付近で液状のエポキシ樹脂を意味する。
前記芳香族および水添芳香族環にはアルキル、ハロゲンなどの置換基が結合していてもよい。末端エポキシ基と芳香族環または水添芳香族環とはオキシアルキレン、ポリ(オキシアルキレン)、カルボオキシアルキレン、カルボポリ(オキシアルキレン)、アミノアルキレンなどにより結合されている。芳香族環や水添芳香族環には直接またはオキシアルキレン、ポリ(オキシアルキレン)、カルボオキシアルキレンなどにより結合されている。具体的にはビスフェノールAジグリシジルエーテル、ビスフェノールFジグリシジルエーテル、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物ジグリシジルエーテル、ビスフェノールA−1,3−プロピレンオキサイド2モル付加物ジグリシジルエーテル、水添ビスフェノールAジグリシジルエーテル、水添ビスフェノールFジグリシジルエーテル、オルソフタル酸ジグリシジルエステル、テトラヒドロイソオルソフタル酸ジグリシジルエステル、N,N−ジグリシジルアニリン、N,N−ジグリシジルトルイジン、N,N−ジグリシジルアニリン−3−グリシジルエーテル、テトラグリシジルメタキシレンジアミン、1,3−ビス(N,N−ジグリシジルアミノメチレン)シクロヘキサンなどが例示できる。本発明ではこれらのエポキシ樹脂群の中から1種以上を選択して使用できる。場合によっては、前記以外の室温付近で固体の単官能あるいは多官能エポキシ樹脂を1種以上添加してもよい。固体の単官能あるいは多官能エポキシ樹脂としては、化学式1に示す構造式のもの、フェノールノボラック型エポキシ樹脂、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ジシクロペンタジエン型エポキシ樹脂、ナフタレン型エポキシ、ナフトール変性ノボラック型エポキシ樹脂、ビスフェノールフルオレンジグリシジルエーテル、ビスクレゾールフルオレンジグリシジルエーテル、ビスフェノキシエタノールフルオレンジグリシジルエーテルなどがある。
Figure 2005015773
前記無機充填材としては、前記液状熱硬化性ポリマーに添加してシール材99の熱膨張係数を前記封止ケースブロック40の熱膨張係数と同等以上にするためのものである。例えば、酸化アルミニウム、溶融シリカ、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、炭化ケイ素、窒化ケイ素、酸化ジルコニウム、ムライト等が挙げられる。
また、前記無機充填材は、平均粒径1ないし30μm、特に、平均粒径10ないし12μmのものが好適である。1μm未満であると、混合が不可能となるからであり、30μmを越えると、粘度が高くなって所望の流動性が得られなくなるからである。
さらに、前記無機充填材の添加量は、前記液状熱硬化性樹脂の70ないし85重量%、特に、75ないし85重量%が好適である。70重量%未満であると、液状熱硬化性樹脂が硬化中に部品の隙間から内部に侵入し、内部構成部品に悪影響を与えるからであり、85重量%を越えると、粘度が大きくなりすぎて常温で対象物の細部に注入,充填することが困難となるからである。
また、液状熱硬化性ポリマーに硬化剤および/または硬化促進剤を必要に応じて添加できる。硬化剤としては、例えば、ジカルボン酸無水物、トリカルボン酸無水物、テトラカルボン酸無水物、ジカルボン酸ジヒドラジド、ジシアンジアミド等が挙げられる。そして、硬化剤の添加量は重量比で3〜15%が適当である。3%未満であると、適切な硬化促進機能が得られず、15%を越えると、接着剤としての特性が得られないからである。
さらに、硬化促進剤としては、例えば、固体エポキシ化合物アミンアダクトとして市販されているアミキュアPN−23,PN−31,PN−40,MY−24,MY−H(味の素ファインテクノ社製)やハードナーH3293S,H3615S(エー・シー・アール社製)が挙げられる。そして、硬化促進剤の添加量は重量比で1〜30%が適当である。1%未満であると、所望の硬化促進機能が得られず、30%を越えると、接着剤としての特性が得られないからである。
なお、前記シール材の粘度は、150×10mPa・s以下、特に、50×10ないし70×10mPa・sが好適である。50×10mPa・s未満であると、シール材が部品の隙間から侵入して内部構成部品に悪影響を与えるからであり、150×10mPa・sを越えると、常温においてエア式塗布装置でシール材を注入する封止作業が極めて困難となるからである。
例えば、エポキシ樹脂に略球状で平均粒径の異なる酸化アルミニウム(アルミナ)粉粒体を75重量%ずつ添加した場合の粘度を測定した。測定結果を図7Aに示す。ただし、アルミナ粉粒体は全て昭和電工社製のものを使用し、平均粒径26.2μmのものには商品番号AS−10を、平均粒径11.7μmのものには商品番号AS−50を、平均粒径11.3μmのものには商品番号AS−50を、平均粒径2.7μmのものには商品番号CB−A05Sを使用した。また、粘度測定には回転粘度計でせん断速度0.5(1/s)の条件で測定した。
図7Aに示す粘度から明らかなように、添加する無機質充填材は平均粒径26.2μm、11.7μmおよび11.3μmの無機質充填材が適していることが判った。また、無機質充填材の形状が略球状であっても、平均粒径を適宜選択すれば、所望の粘度を有するシール材を得られることが判明した。
また、エポキシ樹脂に平均粒径および形状が異なるアルミナ粉粒体を85重量%ずつ添加した場合の粘度を測定した。測定結果を図7Bに示す。
なお、アルミナ粉粒体が平均粒径11.3μmのものには昭和電工社製のAS−50を、平均粒径10.6μmのものにはアドマファイン社製の商品番号AO−509を使用した。
図7Bに示す粘度から明らかなように、無機質充填材の添加量が85重量%であっても、無機質充填材の形状が真球であれば、所望の粘度を有するシール材を得られることが判った。また、無機質充填材の添加量が同一であっても、無機質充填材の形状が異なると、粘度が大きく変化することが明白となり、特に、形状が真球であれば、粘度が著しく低下することが判明した。
第2実施形態は、図8ないし図10に示すように、第1実施形態と同様、直流負荷開閉用リレーに適用した場合である。本実施形態にかかる直流負荷開閉用リレーは、第1実施形態にかかる直流負荷開閉用リレーとほぼ同様であり、異なる点は第1実施形態にかかる封止カバー45を有していない点である。このため、同一部分に同一番号を付して説明を省略する。
(実施例1)
直径48.1mm、厚さ1mmの純アルミニウム製(A1050)の円板にドリルで孔を開け、さらに、絞り加工を施して直径9mm、深さ2mmの端子孔を設けた。そして、前記端子孔に直径7mmの無酸素銅(C1020)からなる端子を挿入し、両者の隙間にシール材を注入し、120℃で1.5時間加熱して硬化させることにより、試験模型1(図11A)を得た。
前記シール材は、エポキシ樹脂と硬化剤と硬化促進剤とを重量比率100:4:3の割合で配合し、ついで、アルミナ粉粒体を総重量比率で25%、50%、75%、90%となるように添加し、攪拌装置で混合して1液性液状エポキシ樹脂を得た。ただし、アルミナ粉粒体を総重量比率で90%となるように添加した場合には、混合することは可能であったが、粘性が大きすぎて試験模型1に充填できなかったので、気密性評価は行わなかった。
前記エポキシ樹脂としては、液状芳香族系多官能エポキシ樹脂であるビスフェノールAジグリシジルエーテル(エポキシ等量190)を用いた。硬化剤としては、固体エポキシ樹脂硬化剤である平均粒径10μmのジシアンジアミドを用いた。また、硬化促進剤としては、平均粒径10μmの固体エポキシ化合物アミンアダクト(PN−23 味の素ファインテクノ社製)を用いた。さらに、アルミナ粉粒体としては平均粒径10μmのものを使用し、特に、アルミナ粉粒体の添加量が重量比で25%、50%、75%の場合は形状が略球状のAS−50(昭和電工社製)を使用し、90%の場合は形状が真球状のAO−509(アドマファイン社製)を使用した。
そして、前記試験模型1に熱衝撃を加えた後、図12に示す試験装置であるリークディテクタ(UL−200 インフィコン社製)に前記試験模型1を取り付け、気密性評価を行った。なお、前述の熱衝撃は、前記試験模型1を温度−40℃で5分間保持し、ついで、3分間の間に温度125℃まで加熱して5分間保持した後、再度、3分間の間に温度−40℃まで冷却する操作を反復して行った。
気密性評価は、図12に示すように、前記試験模型1の一方側を内圧0.1Pa以下の真空度で吸引する一方、その他方側にヘリウムガスを0.1MPaの圧力で注入して加圧した場合における常温状態でのヘリウムリーク率を計測して行った。合格基準は、1×10−9Pa・m/s以下であることとした。この合格基準は、常温で10年後に内部のガス圧力が初期封入時の半分を残すことができる漏れ量(リーク率)であることを意味する。測定結果を図14Aに示す。
(実施例2)
厚さ1mmのアルミニウム製円板に直径13mmの端子孔を設けるとともに、端子孔周辺の上面縁部に外径15mm、内径13mm、高さ3mmの円筒体を溶接一体化する。さらに、前記端子孔周辺の下面縁部に位置決めした外径16mm、内径9mm、厚さ1mmの樹脂製シール用円板の中心孔に、下端部に直径13mmのフランジを一体化した直径7mmの端子を挿通する。そして、アルミナ粉粒体の添加量を75重量%、85重量%とし、他は実施例1と同様に処理して得たシール材を注入し、加熱硬化させて試験模型2(図11B)を得た。なお、アルミナ粉粒体の平均粒径は10μmであり、その添加量が重量比で75%の場合は形状が略球状のAS−50(昭和電工社製)を使用し、85%の場合は形状が真球状のAO−509(アドマファイン社製)を使用した。
そして、前述の実施例1と同一条件で熱衝撃を反復して加え、気密性評価を行った。測定結果を図14Bに示す。
(実施例3)
図1ないし図6で示した第1実施形態に係る直流負荷開閉用リレーに適用した場合である。特に、図4に示すように、厚さ1mmの板状純アルミニウム製材(A1050)をプレス加工して得た巾21mm、長さ36mm、凹所の深さ4mmの封止ケースカバーの底面に、直径12mmの端子孔および直径5mmのガス抜き孔を設けた。そして、樹脂製絶縁カバーのフランジ部を介して最大外径7mm、最小外径5mmの銅合金(アロイ194)製端子を前記端子孔に挿通して位置決めする一方、外径3mmの純銅製のガス抜きパイプを樹脂製絶縁カバーに圧入して位置決めした。そして、アルミナ粉粒体の添加量を70重量%、75重量%、80重量%とし、他は前述の実施例1と同様に処理して得たシール材を前記封止カバーの凹所に注入し、125℃で2時間加熱して固化させることにより、試験模型3を得た。ついで、熱衝撃を反復して加えた後、図13で示す評価システムで気密性評価を行った。測定結果を図14Cに示す。
なお、本実施例で添加したアルミナ粉粒体には、形状が略球状で平均粒径10μm、昭和電工社製のAS−50を使用した。
前記試験模型3に対する熱衝撃は、前記試験模型3を温度−40℃で30分間保持し、ついで、5分間の間に温度125℃まで加熱して30分間保持した後、再度、5分間の間に温度−40℃まで冷却する操作を反復して行った。前記熱衝撃は、実際の使用条件で与えられる熱ストレス10年分相当を想定して行った。
また、実施例3の気密性評価は熱衝撃を負荷する前に水素を絶対圧0.3MPaで封入ケースブロック内に封入し、熱衝撃後に内部の残圧を図13に示す自作の内圧測定器で測定し、残圧が0.15MPa以上であれば、合格とした。合格基準は、10年分相当の熱ストレスが負荷された後の内部ガスの漏れ程度の指標として試験後のガス圧力が初期封入ガス圧力の半分以上となる場合である。
内圧測定方法は、図13に示すように、真空計Mと真空計Mとの圧力差を利用して内部ガス開放室Rに収納した試験模型3の残留する内部ガス圧を計測するものである。
すなわち、まずバルブVおよびバルブVを開放し、バルブVおよびバルブVを閉じておき、真空ポンプPを始動する。一方、内部ガス開放室Rに試験模型3を収納する。そして、バルブVを閉じて真空計Mが大気圧であることを確認する。ついで、バルブVを開けた後、バルブVを開放して内部ガス開放室を真空排気し、真空計Mの圧力(m)を記録する。さらに、バルブV,Vを閉じてバルブVを開放し、内部ガス開放室Rに空気を入れて真空計Mの圧力(m)を記録する。バルブVを閉じてバルブVを開放して真空排気する。そして、バルブVを閉じてから内部ガス開放室Rに付属する穴あけドリルDで試験模型3の封入ケースブロックに穴を開け、試験模型3内に残存する水素ガスを内部ガス開放室Rに放出し、真空計Mの圧力(m)を記録する。ついで、バルブVを開放して放出した水素ガスを排気する。そして、排気後にバルブVを閉じ、バルブVを開放して真空計Mが大気圧になったことを確認してバルブVを閉じる。次に、バルブVを開放して大気を導入した後、真空計Mの圧力(m)を記録する。最後に、バルブVを閉じ、バルブVを開放して真空排気した後、バルブV,バルブVを閉じてバルブV,Vを開放し、内部ガス開放室Rを大気に開放状態として試験模型3を取り出す。
次に、バルブVとバルブVとの間の配管内空気の体積をCとし、大気圧をAとすると、
開封前の内部ガス開放室R内の体積Bは、
=C(A−m)/(m−m
で求められる。一方、開封後の内部ガス開放室R内の体積Bは、
=C{(A−m)/(m−m)−(A−m)/(m−m)}
で求められる。このため、試験模型3に残存する内部ガス圧力Pは、
=B(m−m)/(B−B
となる。計算結果を図14Cに示す。
(実施例4)
図8ないし図10で示した第2実施形態に係る直流負荷開閉用リレーに適用した場合である。前述の実施例3と同様の手順で組み立てて試験模型4を得、これに対して実施例3と同一条件下で実験を行った。測定結果および計算結果を図14Dに示す。
図14A,図14Bの測定結果から明らかなように、75重量%以上のアルミナ粉粒体を添加することにより、また、図14C,図14Dに示す結果から明らかなように、70重量%以上のアルミナ粉粒体を添加することにより、熱衝撃に強いシール構造を得られることが判った。これは、シール材にアルミナ粉粒体を添加することにより、シール材の熱膨張係数がハウジングおよび端子の熱膨張係数に近似し、同様に膨張,収縮するためであると考えられる。
また、実施例1,2と実施例3,4とを比較,検討することにより、金属製ハウジングに設けた端子孔に金属製端子を挿入してシールする場合、あるいは、金属製ハウジングと金属端子とを直接シールする場合だけでなく、合成樹脂を介在させた場合であっても同様なシール性を確保できることを確認できた。
本発明にかかる端子のシール構造およびシール材は電磁継電器に限らず、スイッチ等の他の開閉器にも適用できることは勿論である。
本発明にかかるシール構造の第1実施形態を示す開閉器の正面断面図である。 図1で示した開閉器の側面断面図である。 図1で示した開閉器の分解斜視図である。 図3で示したリレー本体の分解斜視図である。 図4で示した電磁石ブロックの分解斜視図である。 図5で示した封止ケースブロックの分解斜視図である。 本実施形態にかかるシール材の粘度特性を示す図表である。 本発明にかかるシール構造の第2実施形態を示す開閉器の正面断面図である。 図8で示した開閉器の側面断面図である。 図8で示した開閉器の分解斜視図である。 図Aは実施例1を示す断面図、図Bは実施例2を示す断面図である。 実施例1,2の測定方法を示す概略図である。 実施例3,4の測定方法を示す概略図である。 図A,B,C,Dは実施例1,2,3,4の測定結果,計算結果をそれぞれ示す図表である。
符号の説明
21:ガス抜きパイプ
40:封止ケースブロック
41:封止ケース
45:封止カバー
45a:凹所
46:端子孔
47:遊嵌孔
75,85:端子
90:絶縁ケース
91a:環状リブ
99:シール材

Claims (7)

  1. 金属製ハウジングに設けた端子孔に端子を挿入するとともに、シール材を注入,固化してシールする端子のシール構造において、
    前記シール材の熱膨張係数を、液状熱硬化性ポリマーに無機質充填材を添加して前記金属製ハウジングの線膨張係数と同等以上にしたことを特徴とする端子のシール構造。
  2. 金属製ハウジングの開口部から露出する樹脂製ハウジングの端子孔に端子を挿入するとともに、前記金属製ハウジングの開口部にシール材を注入,固化してシールする端子のシール構造において、
    前記シール材の熱膨張係数を、液状熱硬化性ポリマーに無機質充填材を添加して前記金属製ハウジングの線膨張係数と同等以上にしたことを特徴とする端子のシール構造。
  3. 液状熱硬化性ポリマーが、潜在性エポキシ樹脂であることを特徴とする請求項1または2に記載の端子のシール構造。
  4. 無機質充填材が平均粒径1ないし30μmの酸化アルミニウム粉粒体であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の端子のシール構造。
  5. 無機質充填材の添加量が70重量%ないし85重量%であることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の端子のシール構造。
  6. 端子を挿入した金属製ハウジングの端子孔に注入,固化してシールするシール材において、
    前記シール材の熱膨張係数を、液状熱硬化性ポリマーに無機質充填材を添加して前記金属製ハウジングの熱膨張係数と同等以上にしたことを特徴とするシール材。
  7. 樹脂製ハウジングの端子孔および前記端子孔に挿入した端子が露出する金属製ハウジングの開口部に注入,固化してシールするシール材において、
    前記シール材の熱膨張係数を、液状熱硬化性ポリマーに無機質充填材を添加して前記金属製ハウジングの熱膨張係数と同等以上にしたことを特徴とするシール材。
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