JP2005014965A - 包装箱 - Google Patents

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Abstract

【課題】緩衝部が一体的に形成される包装箱に対し、包装箱内に収容される収容物の上下、左右、前後の全ての方向に対して緩衝機能を有する緩衝部を、簡単な形成作業によって形成することができる包装箱を提供する。
【解決手段】1枚の段ボールを切断し、部分的に切り込みを入れ、各折り曲げ線に沿って折り曲げることにより、内部に収容空間Xを有する直方体形状の箱体として包装箱を構成する。包装箱の互いに対向する一対の第1側壁2,3を形成する側板を包装箱中央側に巻き込むように折り曲げ加工するのみで、収容物の上下、左右、前後の全ての方向に対して緩衝機能を有する緩衝部2A,3Aを形成する。緩衝部2A,3Aの形成に伴って形成される開口2B,3Bを蓋部6に連設するフラップ61により閉鎖する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、段ボール等によって組み立てられる包装箱に係る。特に、本発明は、収容物を保護するための緩衝部が一体形成された包装箱の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、物品(収容物)を段ボール製包装箱の中に入れて運搬する場合、包装箱の中に発泡スチロール製の緩衝体を入れて収容物を保護している。例えば、包装箱内の各隅角部等に発泡スチロール製の緩衝体を配置しておき、この緩衝体によって収容物を支持している。これにより、包装箱に外力が加わったり包装箱を落下させたとしても、収容物に損傷を与えることがないように保護できる。
【0003】
しかしながら、発泡スチロールは、焼却処分する際に高温で燃焼するため、焼却炉を傷めてしまうといった課題があった。
【0004】
このため、最近では、包装箱の構成材料である段ボールによって緩衝体を作製することにより、発泡スチロールを使用することなしに収容物を衝撃から保護できるようにしている。つまり、上記発泡スチロール製の緩衝体に代えて、段ボール製の緩衝体を包装箱内の各隅角部等に配置することによって収容物を保護できるようにしている。
【0005】
このような段ボール製の緩衝体を包装箱と別体で作製した場合、緩衝体を作製するための段ボールと包装箱を作製するための段ボールとが個別に必要となり、多くの段ボール材料を要してしまう。また、緩衝体の組み立て作業と包装箱の組み立て作業とを別々に行う必要があり、しかも、組み立てた緩衝体を包装箱内に設置固定する作業も必要になってしまう。このため、段ボール製の緩衝体と包装箱とを別体で作製するものは、製造コストが高騰してしまい好ましくない。
【0006】
この点に鑑みられて、包装箱と緩衝体とを一枚の段ボールによって一体的に構成し、使用する段ボール材料を削減すると共に組み立て作業性の向上を図ったものとして下記の特許文献1〜4が提案されている。
【0007】
特許文献1には、段ボール製包装箱を構成する各面のうち2組の対向側板のそれぞれに複数種類のフラップを連設しておき、これらフラップを折り曲げて緩衝体を形成した構成が開示されている。
【0008】
特許文献2では、包装箱の底面部の両端に一対のフラップを連設し、各フラップに、第1側面板、上面板、第1内側板、第1内底板を設ける。そして、上面板と第1内側板との両端に角穴を形成し、第1内側板と離れた状態で配置される第2内側板、第2内底板によって構成される凹部に収容物を収容する構成が開示されている。
【0009】
特許文献3には、包装箱の側面を構成する側壁の上縁に、収容物の上面に対する緩衝機能を発揮する緩衝部を構成するためのフラップを連設し、側壁の下縁に、収容物の下面に対する緩衝機能を発揮する緩衝部を構成するためのフラップを連設した構成が開示されている。
【0010】
特許文献4には、段ボール箱の蓋部を形成する内フラップに枠板部を区画形成する一方、主体の底部を形成する内フラップに支え枠部を形成して、製品の上側を枠板部により、下側を支え枠部によって緩衝する構成が開示されている。
【0011】
【特許文献1】
特開2002−12219号公報
【特許文献2】
特開2000−190952号公報
【特許文献3】
特開2002−249127号公報
【特許文献4】
実開昭64−26228号公報
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した特許文献1,2,4に開示されている緩衝部は、包装箱内に収容される収容物の上下、左右、前後の全ての方向に対して緩衝機能を有する構成とはなっておらず、包装箱に作用する荷重の方向によっては、その荷重が収容物に直接作用してしまって収容物の損傷を招いてしまう虞がある。
【0013】
また、包装箱に一体的に形成される緩衝部は、包装箱の組み立て作業と同時に形成されることになるが、包装箱1個当たりに要する組み立て作業時間はできるだけ短い方が作業効率の面で好ましく、そのためには、緩衝部を形成する際の作業ができる限り簡素であることが望まれる。上述した特許文献1〜4に開示されているものでは、各所に連設された複数のフラップを複雑に組み合わせることで緩衝部を組み立てるようになっており、その組み立て作業が煩雑であり、包装箱1個当たりに要する組み立て作業時間の短縮化を図るには限界があった。
【0014】
本発明の発明者らは、この緩衝部の組み立て作業の簡素化を図るためには、包装箱において互いに対向する一対の側面のみを折り曲げ加工するだけで、収容物の上下、左右、前後の全ての方向に対して緩衝機能を有する緩衝部が形成されるようにすることが最も好ましいことに着眼して本発明に至った。
【0015】
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、緩衝部が一体的に形成される包装箱に対し、包装箱内に収容される収容物の上下、左右、前後の全ての方向に対して緩衝機能を有する緩衝部を、簡単な形成作業によって形成することができる包装箱を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
−発明の概要−
上記の目的を達成するために、本発明は、包装箱の互いに対向する一対の側面を形成する側板を折り曲げ加工するのみで、収容物の上下、左右、前後の全ての方向に対して緩衝機能を有する緩衝部が形成されるようにしている。
【0017】
−解決手段−
具体的には、箱外形を構成する包装部と、この包装部に一体形成されて収容物を保護する緩衝部とを備えた包装箱を前提とする。この包装箱に対し、上記緩衝部を、互いに対向する箱側面を構成する一対の側板のみを折り曲げて形成している。そして、この緩衝部を、収容物の上下方向(収容物の収容状態における鉛直方向)、左右方向(例えば収容物の平面視における長尺方向)、前後方向(例えば収容物の平面視における短尺方向)それぞれに対して緩衝機能を発揮するように、収容物と包装部との間の上記各方向に緩衝用空間を設ける形状に形成している。
【0018】
この特定事項により、包装箱を組み立てる際には、包装部と緩衝部とが同時に組み立てられることになるが、このとき、緩衝部は、箱側面を構成する一対の側板を折り曲げるのみで形成される。つまり、複数のフラップを複雑に組み合わせて緩衝部を形成するといった煩雑な作業は必要なく、緩衝部の組み立て作業の簡素化を図ることができて、包装箱1個当たりに要する組み立て作業時間の短縮化を図ることができる。また、この作業によって組み立てられた緩衝部は、収容物の上下方向、左右方向、前後方向それぞれに対して緩衝用空間を設ける形状に形成されており、各方向に対して緩衝機能を発揮するものとなっている。このため、包装箱に如何なる方向から荷重が作用したとしても収容物を良好に保護することが可能である。
【0019】
上記緩衝部の展開を、糊付け等の手段によらずに阻止できるようにした構成としては以下のものが掲げられる。つまり、包装部に箱内部を覆う蓋部を備えさせる。そして、この蓋部が箱内部を覆うように閉じられた状態では、緩衝部を形成している側板の折り曲げ方向とは逆方向である展開方向側に蓋部が存在することにより緩衝部の開放を蓋部が阻止する構成としている。
【0020】
この特定事項により、包装部及び緩衝部をそれぞれ組み立てて包装箱を形成し、この包装箱の中に収容物を収容した後に、蓋部を閉じれば、この蓋部が、緩衝部の展開方向側に位置し、緩衝部が展開しようとしても、この蓋部の存在によってその展開は阻止される。つまり、少なくとも蓋部が閉じられている状態では、緩衝部が、緩衝機能を発揮する所定形状に維持されることになる。これにより、運搬中に緩衝部が展開してしまって緩衝機能が発揮されなくなってしまうといった状況を回避することが可能であり、収容物の保護状態を安定して得ることができる。また、糊付け等の手段によらずに包装箱を組み立てることができるので、その展開も容易であり、一度組み立てた包装箱を使用しなくなった場合には、それを展開して1枚の段ボールとして保管することができ、その保管スペースを縮小化することができて、管理コストの低廉化を図ることもできる。
【0021】
包装箱の側面の一部を利用して緩衝部を形成したことで、この側面の一部に開口が形成されてしまった場合に、この開口を閉鎖して包装箱に所定の箱形を得るための構成としては以下のものが掲げられる。つまり、緩衝部は箱側面を構成する側板の一部を利用して形成されていて、これにより側板の一部には緩衝部として利用された部分が開口状態となっている。この場合に、蓋部に疑似側板用フラップを連続形成しておき、蓋部が箱内部を覆うように閉じられた状態において、緩衝部の形成に利用された側板の開口部分を疑似側板用フラップが覆う構成としている。
【0022】
この特定事項により、包装箱の中に収容物を収容した後に、蓋部を閉じれば、蓋部に連続形成された疑似側板用フラップが側板の開口部分を覆って、この開口部を閉鎖することになる。このため、包装箱は、外面に開口の無い所定の箱形に形成されることになり、収容物が包装箱から落下したり、包装箱内に異物が入り込むといったことが回避できる。つまり、緩衝部を形成したことで生じた欠落部分を疑似側板用フラップが補うことにより、包装箱の包装機能を良好に確保することができる。
【0023】
上記の目的を達成するための包装箱のより具体的な構成としては以下のものが掲げられる。先ず、箱外形を構成する包装部と、この包装部に一体形成されて収容物を保護する緩衝部とを備えた包装箱を前提とする。この包装箱に対し、上記包装部に、底板と、この底板の互いに対向する辺に連設された一対の第1側板と、底板の他の辺に連設された複数の第2側板と、この第2側板に連設され、包装箱組み立て時に上記底板に対向する蓋部とを備えさせる。一方、各第1側板の一部のみの裁断、折り曲げ、組み立てにより上記緩衝部を形成する。そして、この緩衝部を、収容物の上下方向、左右方向、前後方向それぞれに対して緩衝機能を発揮するように、収容物と包装部との間の上記各方向に緩衝用空間を設ける形状に形成している。更に、蓋部に、箱内部を覆うように閉じられた状態において、緩衝部の形成に利用されることで第1側板に形成された開口部分を覆う疑似側板用フラップを連続形成している。
【0024】
この特定事項により、上述した各解決手段に係る作用効果を共に得ることができる。つまり、各第1側板の一部のみの裁断、折り曲げ、組み立てにより緩衝部を形成することで、緩衝部の組み立て作業の簡素化を図ることができる。また、この作業によって組み立てられた緩衝部は、収容物の上下方向、左右方向、前後方向それぞれに対して緩衝機能を発揮するものとなっている。このため、包装箱に如何なる方向から荷重が作用したとしても収容物を良好に保護することが可能である。更に、蓋部を閉じることで、疑似側板用フラップによって側板の開口部分を覆うことができ、収容物が包装箱から落下したり、包装箱内に異物が入り込むといったことが回避できる。
【0025】
包装箱内部の収容空間に複数の収容物を個別に収容可能としながらも、上記の目的を達成することができる包装箱の構成としては以下のものが掲げられる。先ず、内部に収容物の収容空間を有する箱外形を構成する包装部と、この包装部に一体形成されて収容物を保護する緩衝部と、上記包装部に一体形成されて収容空間を複数の空間に仕切る仕切体とを備えた包装箱を前提とする。この包装箱に対し、上記緩衝部を、互いに対向する箱側面を構成する一対の側板のみを折り曲げて形成している。そして、この緩衝部を、仕切体によって仕切られた複数の収容空間のうちの一つの収容空間に収容される収容物の上下方向、左右方向、前後方向それぞれに対して緩衝機能を発揮するように、収容物と包装部との間の上記各方向に緩衝用空間を設ける形状に形成している。更に、包装部、緩衝部、仕切体のうち、何れか一つに、他の板材の欠落部分の機能を補う補助部を設けている。
【0026】
この特定事項によっても、上述した解決手段の場合と同様に、緩衝部の組み立て作業の簡素化が図れると共に、包装箱に如何なる方向から荷重が作用したとしても収容物を良好に保護することが可能である。また、複数の収容物を個別に収容可能としており、例えば、電子機器を包装する包装箱に適用した場合には、「電子機器の本体」と「操作マニュアル等の付属品」とを個別の収容空間に収容することができる。この場合、緩衝部による緩衝機能が得られている収容空間に電子機器を収容し、他の収容空間に付属品を収容することになる。つまり、衝撃に対する保護が必要な収容物と、その必要のない収容物とを個別に収容し、保護が必要な収容物に対してのみ緩衝機能を発揮するといった包装箱を実現することができる。その結果、衝撃に対する保護が必要ない収容物にまで緩衝状態で収容するといった無駄な収容状態を回避でき、使用する材料(段ボール材料)を必要最小限に抑えながらも必要な緩衝機能を十分に得ることができ、包装箱の製造コストの削減を図ることができる。また、包装部、緩衝部、仕切体を構成する各板材のうち何れか一つに補助部を設けることで他の板材の機能を補う具体例としては、上述した如く、蓋部に疑似側板用フラップを連続形成することで、この蓋部が側板の開口部分を覆って側板の一部として機能する場合等が掲げられる。
【0027】
包装箱内部の収容空間に複数の収容物を個別に収容可能としながらも、上記の目的を達成することができる包装箱の他の構成としては以下のものが掲げられる。先ず、内部に収容物の収容空間を有する箱外形を構成する包装部と、この包装部に一体形成されて収容物を保護する緩衝部と、上記包装部に一体形成されて収容空間を複数の空間に仕切る仕切体とを備えた包装箱を前提とする。この包装箱に対し、上記緩衝部を、互いに対向する箱側面を構成する一対の側板のみを折り曲げて形成している。そして、この緩衝部を、仕切体によって仕切られた複数の収容空間のうちの一つの収容空間に収容される収容物の上下方向、左右方向、前後方向それぞれに対して緩衝機能を発揮するように、収容物と包装部との間の上記各方向に緩衝用空間を設ける形状に形成している。更に、包装箱完成状態において緩衝部と仕切体とが重ね合わされるようにし、緩衝部及び仕切体を形成している板材の折り曲げ方向とは逆方向である展開方向側に互いが存在することにより緩衝部及び仕切体の開放が互いに阻止される構成としている。
【0028】
この特定事項によっても、上述した解決手段の場合と同様に、衝撃に対する保護が必要な収容物と、その必要のない収容物とを個別に収容し、保護が必要な収容物に対してのみ緩衝機能を発揮するといった包装箱を実現することができる。また、緩衝部と仕切体とが互いに相手の開放を阻止しているため、運搬中に緩衝部が展開してしまって緩衝機能が発揮されなくなってしまうといった状況を回避することが可能であり、収容物の保護状態を安定して得ることができる。
【0029】
包装箱の側面の一部を利用して緩衝部を形成したことで、この側面の一部に開口が形成されてしまった場合に、この開口を上記仕切体によって閉鎖して包装箱に所定の箱形を得るための構成としては以下のものが掲げられる。つまり、緩衝部は箱側面を構成する側板の一部を利用して形成されていて、これにより側板の一部には緩衝部として利用された部分が開口状態となっている。この場合に、包装箱完成状態では、仕切体の一部が、緩衝部の形成に利用されることで側板に形成された開口部分を覆う構成としている。
【0030】
この特定事項により、包装箱の中に収容物を収容した後に、蓋部を閉じれば、仕切体が側板の開口部分を覆って、この開口部を閉鎖することになる。このため、包装箱は、外面に開口の無い所定の箱形に形成されることになり、収容物が包装箱から落下したり、包装箱内に異物が入り込むといったことが回避できる。つまり、緩衝部を形成したことで生じた欠落部分を仕切体が補うことにより、包装箱の包装機能を良好に確保することができる。つまり、本解決手段によれば、仕切体に、複数の収容物の個別収容を可能にする機能と、包装箱の包装形態を確保する機能とを兼ね備えさせることができる。
【0031】
緩衝部を形成するための具体的な作業としては以下のものが掲げられる。つまり、箱側面を構成する側板の一部を利用して緩衝部を形成する。そして、この緩衝部を、側板の一部を包装箱中心側に巻き込むように折り曲げることによって構成している。
【0032】
この特定事項により、側板の一部を包装箱中心側に巻き込むといった簡単な作業のみで緩衝部を形成することができる。また、緩衝部の展開方向は一方向(上記巻き込み方向とは反対の方向)であるので、これを阻止するように収容物を収容すれば(収容物によって緩衝部を押さえ込むようにすれば)、この収容物によって緩衝部の開放を阻止することができる。つまり、収容物の収容と同時に、緩衝部の緩衝機能を維持する形態を得ることができる。
【0033】
上述の如く緩衝部及び仕切体を備えた包装箱において収容物の保持状態として具体的には以下のものが掲げられる。つまり、包装箱完成状態で緩衝部と仕切体とを対向させるようにし、包装箱開梱作業に伴って緩衝部と仕切体とを離間させることによって収容物の取り出しを可能とする構成である。
【0034】
つまり、緩衝部及び仕切体が対向している状態では収容物の取り出しは行えないようになっており、この収容物が包装箱から容易に落下してしまうといった状況を回避することが可能である。
【0035】
包装箱の側面の一部を利用して緩衝部を形成したことで、この側面の一部に開口が形成されてしまった場合に、この開口を上記仕切体によって閉鎖して包装箱に所定の箱形を得るための他の構成としては以下のものが掲げられる。つまり、箱外形を構成する包装部と、この包装部に一体形成されて収容物を保護する緩衝部とを備えた包装箱を前提とする。この包装箱に対し、上記包装部に、底板と、この底板の互いに対向する辺に連設された一対の第1側板と、底板の他の辺に連設された複数の第2側板と、この第2側板に連設され、包装箱組み立て時に上記底板に対向する蓋部とを備えさせる。一方、各第1側板の一部のみの裁断、折り曲げ、組み立てにより上記緩衝部を形成する。そして、この緩衝部を、収容物の上下方向、左右方向、前後方向それぞれに対して緩衝機能を発揮するように、収容物と包装部との間の上記各方向に緩衝用空間を設ける形状に形成している。更に、蓋部に、収容空間を複数の空間に仕切るための仕切体を備えさせ、この仕切体の一部を、緩衝部の形成に利用されることで第1側板に形成された開口部分を覆う疑似側板用フラップとして形成している。
【0036】
この特定事項によっても、上述した解決手段の場合と同様に、疑似側板用フラップによって側板の開口部分を覆うことができ、収容物が包装箱から落下したり、包装箱内に異物が入り込むといったことが回避できる。
【0037】
包装箱の細部の構成としては以下のものが掲げられる。先ず、包装部の外面に、取手部を構成するための環状切り込みを形成する。この環状切り込みは、その環状の全周囲のうち一部のみに非切り込み部を残して形成されており、この切り込みの内側領域を包装箱内側に折り曲げることによって取手部を構成している。そして、この切り込みの内側領域が収容物側面の側方に位置することで収容物を保護する構成としている。
【0038】
この特定事項により、取手部から包装箱内への異物が入り込んだとしても、この異物が収容物に直接接触することはない。このため、包装箱に取手部を一体形成することで包装箱の運搬性を良好としながらも、収容物を確実に保護することが可能になる。
【0039】
また、包装部及び緩衝部が、包装箱構成材料同士の係止によって所定形状に形成されるようにしている。これによれば、糊付け等の手段によらずに包装箱の包装部及び緩衝部を組み立てることができるので、その展開も容易であり、一度組み立てた包装箱を使用しなくなった場合には、それを展開して1枚の包装箱構成材料(段ボール)として保管することができ、その保管スペースを縮小化することができ、管理コストの低廉化を図ることができる。
【0040】
包装箱構成材料として段ボールを採用し、そのフルートを包装部及び緩衝部の折り曲げ線に対して傾斜させている。これによれば、段ボール全体の強度の向上を図ることができ、収容物着脱時に段ボールに折れ目ができてしまうといったことが回避できる。
【0041】
包装箱の使用形態として具体的には、小型電子機器の包装に用いるものが掲げられる。この場合、収容される小型電子機器の上下方向、左右方向、前後方向それぞれに対して緩衝機能を発揮するように、小型電子機器と包装部との間に緩衝用空間を設ける形状に緩衝部が形成されることになる。
【0042】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。本形態では、小型電子機器としての携帯型コンピュータを包装(収容)するための包装箱であって、段ボール製で直方体形状に構成されたものに本発明を適用した場合について説明する。
【0043】
(第1実施形態)
先ず、図1〜図4を用いて第1実施形態について説明する。図1は包装箱の蓋部6を開放した状態を示す斜視図、図2は包装箱の蓋部6を閉鎖した状態(包装箱の完成状態:携帯型コンピュータ運搬時の状態)を示す斜視図、図3は包装箱の展開図、図4は包装箱の一部分(蓋部以外の部分)の組み立て作業を示す斜視図である。尚、図3に示す展開図では、「山折り部分」を破線で示し、「谷折り部分」を一点鎖線で示している。
【0044】
これら図に示すように、包装箱は、1枚の段ボールによって構成されており、この1枚の段ボールを切断し、部分的に切り込みを入れ、各折り曲げ線に沿って折り曲げることにより、内部に収容空間Xを有する直方体形状の箱体として構成されている。また、本形態では、図3において段ボールを部分的に破断して示しているように、段ボールの目(フルート)が各折り曲げ線に対して45°の傾斜角度をもって傾斜するよう設定されている。尚、この傾斜角度としてはこれに限るものではない。
【0045】
以下、包装箱の各面を構成する板材について説明する。この包装箱は、矩形状の底板1と、底板1の短辺側(図3における左右両側の辺)に連設され且つ包装箱が組み立てられた状態で互いに対向する第1側板としての第1側壁2,3と、底板1の長辺側(図3における上下両側の辺)に連設され且つ包装箱が組み立てられた状態で互いに対向する第2側板としての第2側壁4、5と、一方の第2側壁5に連設され且つ包装箱が組み立てられた状態で底板1と対向する(底板1の上側に位置する)蓋部6とを備えている。
【0046】
そして、段ボールが図3の展開図における各折り曲げ線に沿って折り曲げられて、これら底板1、第1側壁2,3、第2側壁4、5、蓋部6によって囲まれた空間が収容物(携帯型コンピュータ)を収容するための収容空間Xとして構成されるようになっている。また、この収容空間Xには、収容される収容物を保護するための後述する緩衝部2A,3Aが一体形成されている。つまり、この包装箱は、箱外形を構成する包装部と、この包装部に一体形成されて収容物を保護する後述する緩衝部2A,3Aとを備えた構成となっている。
【0047】
本形態の特徴とするところは、この収容空間Xに収容される収容物を、運搬時の衝撃や落下などによって破損しないように保護する緩衝部2A,3Aが、第1側壁2,3に対する切り込み及び折り曲げのみによって形成され、この緩衝部2A,3Aが他の部分と一体的に形成されている点にある。つまり、この収容空間Xに収容される収容物は緩衝部2A,3Aにより支持されて保護されるようになっている。以下、この緩衝部2A,3Aの構成について説明する。
【0048】
この緩衝部2A,3Aは、第1側壁2,3の一部が切り込まれ且つ折り曲げられて構成されており、収納される収容物が、包装箱の外形を構成する外壁と直接接触しないように、つまり、収容物と包装箱の外壁との間に緩衝用空間が、収容物の上下方向、左右方向、前後方向それぞれに形成されるような形状に構成されている。
【0049】
また、この緩衝部2A,3Aは第1側壁2,3から形成されるため、この第1側壁2,3には開口2B,3Bが形成されることになるが、蓋部6には、この開口2B,3Bを覆うためのフラップ61(疑似側板用フラップ、補助部)が連設されている。このフラップ61については後述する。
【0050】
次に、緩衝部2A,3Aの詳細構成について、図3及び図4を用いて説明する。各第1側壁2,3は左右対称であるので、ここでは一方の第1側壁3を代表して説明する。
【0051】
第1側壁3は、図3中に太線で示す切り込みにより裁断され、破線で示す部分を山折りし、一点鎖線で示す部分を谷折りすることによって、包装箱の側壁を構成すると共に緩衝部3Aを構成する。つまり、この第1側壁3は、底板1の短辺に順に連設する第1側板部39、第2側板部36−2(37−2)、第3側板部36−1(37−1)、第4側板部31を備えており、これら側板部のうち第1〜第3側板39、36−2(37−2)、36−1(37−1)に切り込みが形成され、各部が折り曲げられて緩衝部3Aが形成される。
【0052】
第1側板部39及び第2側壁4を底板1から90度折り曲げた状態を図4(a)に示している。第2側壁4は連続する2枚の側板(外側板41及び内側板42)を備えており、第1側板部39の側縁に連設されたフラップ21がこれら側板部41,42の間に挟持されることによって第1側板部39の開放(展開)を防止している。また、内側板42の端縁には係止部42a,42aが形成されていると共に、底板1と外側板41との間の折り曲げ線部分には、この係止部42a,42aに対応するスリット1a,1aが形成されており、このスリット1a,1aに内側板42の係止部42a,42aが嵌り込むことで第2側壁4の開放(展開)が防止されている。このため、図4(a)に示す状態では、第1側板部39及び第2側壁4が底板1から90度折り曲げられた状態が維持される。尚、上記スリット1a,1aの間にも同様のスリット1bが形成されている。このスリット1bは、蓋部6を閉鎖する際に、この蓋部6に連設された開閉蓋66に設けられた係止片67が差し込まれて蓋部6の開放を阻止するためのものである。
【0053】
また、この図4(a)に示す状態では、底板1から90度曲げられた第1側壁3の第1側板部39が包装箱の側壁(包装箱の外面)として機能する。そして、この第1側板部39に連設された上記第2〜第3側板部36−2(37−2)、36−1(37−1)の一部によって、収容物を衝撃から保護するための緩衝部3Aが形成される。
【0054】
図4(b)は、第1側板部39に対して第2側板部36−2(37−2)を90度折り曲げ、この第2側板部36−2(37−2)に対して第3側板部36−1(37−1)を90度折り曲げ、この第3側板部36−1(37−1)に対して第4側板部31を90度折り曲げた状態を示している。
【0055】
この状態では、これら側板部が包装箱の内側(中央部に向けて)に巻き込まれた状態となり、第4側板部31が底面1上に重なり合って包装箱の底部の補強に寄与することになる。
【0056】
また、第2側板部36−2(37−2)から第3側板部36−1(37−1)に亘って形成された切り込みの内側の領域(図中の領域33−2,33−1)にあっては、第2側板部36−2(37−2)と第3側板部36−1(37−1)との境界部分の折り曲げ線が山折りされることによって、第3側板部の内側の領域33−1が底面1に対して所定間隔を存して平行状態(水平方向で平行)となると共に、第2側板部の内側の領域33−2が第1側板部39に対して所定間隔を存して平行状態(鉛直方向で平行)となる。つまり、この第3側板部の内側の領域33−1上に収容物を載置することにより、この収容物は、その下面が底面1に対して所定間隔を存した位置となり、長さ方向の一方の側面が第1側板部39に対して所定間隔を存した位置となって、包装箱の外面との間に空間を存した位置で支持されることになる。つまり、この第2側板部36−2(37−2)から第3側板部36−1(37−1)に亘って形成された切り込みの内側の領域(図中の領域33−2,33−1)は、収容物の下側を保護する下側緩衝部として機能すると共に、収容物の長手方向の一端を保護する先端緩衝部として機能するようになっている。
【0057】
また、この状態では、収容物の幅方向の各側面が各第2側壁4,5に対して所定間隔を存した位置となって、この側面においても、包装箱の外面との間に空間を存した位置で支持されることになる。つまり、この第2側板部36−2(37−2)から第3側板部36−1(37−1)に亘って形成された切り込みの外側の領域(図中の領域36−2(37−2)、36−1(37−1))は、収容物の幅方向の両側を保護する幅方向緩衝部として機能するようになっている。
【0058】
そして、第1側板部39から第2側板部36−2(37−2)に亘って形成された切り込みの内側の領域(図中の領域34−1,34−2,34−3)にあっては、図4(c)に示すように巻き込まれ、領域34−3の先端に形成された係止部35が上記第2側板部の内側の領域33−2に形成されたスリット38に差し込まれることで箱形に形成される。つまり、この部分が収容物の上面側に位置することで、この収容物の上面が蓋部6に対して所定間隔を存した位置で保持されるようになっている。つまり、この第1側板部39から第2側板部36−2(37−2)に亘って形成された切り込みの内側の領域(図中の領域34−1,34−2,34−33)は、収容物の上側を保護する上側緩衝部として機能するようになっている。
【0059】
このようにして各第1側壁2,3において緩衝部2A,3Aが形成されることにより、収容物の上下方向、左右方向(長手方向)、前後方向(幅方向)それぞれに対して緩衝用空間を設けることができ、緩衝部2A,3Aは、各方向に対して緩衝機能を発揮するものとなる。このため、包装箱に如何なる方向から荷重が作用したとしても収容物を良好に保護することが可能になる。
【0060】
また、本形態では、包装箱の外形と緩衝部2A,3Aとを同時に組み立てることができると共に、各緩衝部2A,3Aは一対の第1側壁2,3を折り曲げるのみで形成できる。つまり、複数のフラップを複雑に組み合わせて緩衝部を形成するといった煩雑な作業は必要なく、緩衝部2A,3Aの組み立て作業の簡素化を図ることができ、包装箱1個当たりに要する組み立て作業時間の短縮化が図れて作業効率の向上を図ることができる。
【0061】
また、第1側板部39の一部を利用して緩衝部2A,3Aを形成しているために、この第1側板部39の一部には開口2B,3Bが形成されてしまうが、上記蓋部6にはフラップ61,61が連設されており、このフラップ61,61によって開口2B,3Bが閉鎖されるようになっている。これらフラップ61,61は、蓋部6の両側(図3における左右方向の両側)に形成されており、その幅寸法(図3における上下方向の寸法)は、上記開口2B,3Bの幅寸法よりも僅かに長く設定されている。一方、上記開口2B,3Bの上端縁となる第1側板部39と第2側板部36−2(37−2)との境界部分にはスリット3C,3Cが形成されている。このスリット3Cの長さ寸法は、両スリット3C,3Cの両外側端同士の間の長さ寸法(図3において上側に位置するスリット3Cの上端から下側に位置するスリット3Cの下端までの長さ寸法)が上記フラップ61の幅寸法に略一致するように設定されている。このため、包装箱内に収容物を収容して蓋部6を閉じる際には、各フラップ61,61が、上記開口2B,3B及びスリット3C,3Cに挿入され、図2に示すように開口2B,3Bを完全に閉鎖することになる。
【0062】
これにより、収容物が包装箱から落下したり、包装箱内に異物が入り込むといったことが回避できる。つまり、緩衝部2A,3Aを形成したことで生じた欠落部分を蓋部6が補うことにより、包装箱の包装機能を良好に確保することができる。
【0063】
また、本形態に係る包装箱は、糊付け等の手段によらずに組み立てることができるので、その展開も容易であり、一度組み立てた包装箱を使用しなくなった場合には、それを展開して1枚の段ボールとして保管することができ、その保管スペースを縮小化することができ、管理コストの低廉化を図ることもできる。
【0064】
更に、本形態に係る包装箱は、ダンボールの目(フルート)が各折り曲げ線に対して傾斜しているため、段ボール全体の強度の向上が図られており、収容物着脱時に段ボールに折れ目ができてしまうといったことが回避できる。特に、収容物の幅方向の両側を保護する緩衝部(36−1,36−2,37−1,37−2)は1枚のダンボールの切断縁だけで収容物を受け止めているので強度が問題となるが、フルートを傾斜させることで収容物からの荷重を分散することができ十分な強度を得ることができるため、収容物着脱時に折れ目ができてしまうことがない。
【0065】
また、蓋部6に連設された開閉蓋66の中央部には取手部H(図2参照)を構成するための長円形状の開口66aが形成されている。また、第2側壁4の外側板41には、この開口66aの形状に略合致する切り込み41aが形成されている。この切り込み41aには、その全周囲のうち一部のみに非切り込み部が残されており、この切り込み41aの内側領域41bを包装箱内側に折り曲げることによって取手部Hが構成されるようになっている。このようにして切り込み41aの内側領域41bが包装箱内側に折り曲げられることで、この内側領域41bが収容物側面の側方に位置することになり、これによって収容物を保護することができるようになっている。つまり、取手部Hを構成する開口66aから包装箱内への異物が入り込んだとしても、この異物が収容物に直接接触することはなく、また、ユーザが開口66aから手を差し入れて取手部Hを把持する場合にも、その手が収容物に直接接触してしまうことを切り込み41aの内側領域41bが阻止している。このため、包装箱の運搬性を良好としながらも、収容物を確実に保護することが可能になる。尚、第2側壁4の内側板42の中央部には、上記切り込み41aの内側領域41bを折り曲げる際に、この内側板42が抵抗とならないように切り込み42bが形成されている。
【0066】
(第2実施形態)
次に、図5〜図9を用いて本発明の第2実施形態について説明する。本実施形態に係る包装箱は、蓋部6及びその周辺部の構成が上述した第1実施形態のものと異なっている。従って、ここでは第1実施形態との相違点についてのみ説明する。尚、図5〜図9では、上述した第1実施形態のものと同一の部材については同一の符号を付し、その説明を省略する。
【0067】
図5は包装箱の蓋部6を開放した状態を示す斜視図、図6は包装箱の蓋部6を開閉する際の作業を示す斜視図、図7は包装箱の展開図、図8は包装箱の組み立て作業を示す斜視図、図9は包装箱の開梱時の作業を示す斜視図である。尚、図7に示す展開図においても、「山折り部分」を破線で示し、「谷折り部分」を一点鎖線で示している。
【0068】
これら図に示すように、本形態に係る包装箱の蓋部6には、収容物の取扱説明書、承諾書、CD、ケーブルなどの付属品を収納するための一対の収納部6A,6Bが設けられている。これら収納部6A,6Bを構成するためのフラップ(本発明でいう仕切体)は、蓋部6の両側に形成されており、第1,第2,第3の各フラップ63−3,62,63−4が蓋部6の両側に連設されている。これら各フラップが折り曲げられることで蓋部6との間で各付属品を収容するための収容部6A,6Bが構成されている。また、一方(図7における左側)のフラップには、他方(図7における右側)のフラップに形成されたスリット64−3に挿入されることで各収納部6A,6Bの展開を阻止する係止片64−1,64−2が形成されている。また、収納部6A,6Bの底面を構成する第2フラップ62には、各収納部6A,6Bの奥側の開口を閉鎖するための閉鎖用フラップ63−2,63−1が連設されている。また、この第2フラップ62の一部には切り込みが形成されており、その切り込みの内側の領域が、上記開口2B,3Bを閉鎖するためのフラップ61として構成されている。
【0069】
また、上記各フラップ63−3,62,63−4によって形成された収納部6A,6Bは、蓋部6の閉鎖状態にあっては、その手前側の開口が開閉蓋66により閉鎖され、付属品が落下しないようになっている。
【0070】
このような構成により、収容空間Xに携帯型コンピュータを収容し、且つ各収納部6A,6Bに付属品を収容した状態で運搬された包装箱を開梱する場合には、先ず、図9(a)に示すように、蓋部6の係止片67をスリット1bから抜き出して蓋部6の開閉蓋66のみを開放する。これにより、収容部6A,6Bの開口部が露出し、これによって各種付属品を取り出すことができると共に、携帯型コンピュータの梱包を開封する前に承諾書をユーザに確認させることができる。
【0071】
その後、図9(b)に示すように、蓋部6を開放することにより携帯型コンピュータの取り出し及び開封が可能になる。
【0072】
以上の構成により、本形態では、上述した第1実施形態のものと同一の効果を奏することができるばかりでなく、以下の効果も得ることができる。つまり、複数の収容物(携帯型コンピュータ及び付属品)を個別に収容し、且つ緩衝部2A,3Aによる緩衝機能が得られている収容空間Xに携帯型コンピュータを収容し、他の収容部6A,6Bに付属品を収容している。つまり、衝撃に対する保護が必要な収容物と、その必要のない収容物とを個別に収容し、保護が必要な収容物に対してのみ緩衝機能を発揮するといった包装箱を実現することができる。その結果、衝撃に対する保護が必要ない収容物にまで緩衝状態で収容するといった無駄な収容状態を回避でき、使用する材料(段ボール材料)を必要最小限に抑えながらも必要な緩衝機能を十分に得ることができ、包装箱の製造コストの削減を図ることができる。
【0073】
(第3実施形態)
次に、図10を用いて本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態に係る包装箱は、第1側壁2,3の構成が上述した第2実施形態のものと異なっており、その他の部分は第2実施形態のものと略同一である。従って、ここでは第1側壁2,3の構成についてのみ説明する。
【0074】
図10は本形態に係る包装箱の展開図である。尚、この図10においても、「山折り部分」を破線で示し、「谷折り部分」を一点鎖線で示している。
【0075】
この図10に示すように、本形態における包装箱では、第2側板部36−2(37−2)から第3側板部36−1(37−1)に亘って形成された切り込みの形状が上記各実施形態のものと異なっている。つまり、第3側板部36−1(37−1)に形成されている切り込みの形状として、第1側板部3の中央側に向かって傾斜する傾斜部(図中に符号Dで示す)を備えており、この部分では切り込みの形状が略コ字状となるように形成されている。そして、このコ字状の部分が補強フラップ36−3として構成されており、この補強フラップ36−3を折り曲げることによって、この補強フラップ36−3の表面が収容物(携帯型コンピュータ)の側面に当接するようになっている。つまり、収容物の幅方向の両側を段ボールの切断縁ではなく、段ボール表面で受け止めるようにし、これによって収容物に対する保護機能の向上を図ることができるようになっている。
【0076】
また、本形態では、第2側板部36−2(37−2)の側縁及び第4側板部31の側縁に、これら各側板部によって形成される空間の側方を閉塞するための閉塞用フラップ36−4,36−4が連設されている。この閉塞用フラップ36−4は、上記空間の側方を閉塞するための閉塞板36−4aと、この閉塞板36−4aに連接し且つ各側板部に重ね合わされる重ね合わせ板36−4bとにより構成されている。この閉塞用フラップ36−4が折り曲げ線に沿って折り曲げられて、各側板部によって形成される空間の側方を閉塞することにより、緩衝部2A,3Aの強度の更なる向上を図ることができる。
【0077】
更に、本形態では、第4側板部31の外側に、この第4側板部31よりも幅寸法の短いフラップ36−5が連設されている。このフラップ36−5の長手方向の複数箇所には折り曲げ部が形成されており、この折り曲げ部を折り曲げることでこの部分の段ボールを箱形に形成することができるようになっている。このため、収容物の下側を保護する下側緩衝部を構成する領域33−2,33−1と底板1との間に箱形に形成された段ボールを介在させることができ、収容物の下側の保護機能をよりいっそう高めることが可能となる。
【0078】
(第4実施形態)
次に、図11を用いて本発明の第4実施形態について説明する。本実施形態に係る包装箱は、収容物の下側の保護機能を高めるための構成の変形例である。その他の構成は上述した第3実施形態のものと略同一である。従って、ここでは第3実施形態との相違点についてのみ説明する。
【0079】
図11は包装箱の展開図である。尚、この図11においても、「山折り部分」を破線で示し、「谷折り部分」を一点鎖線で示している。
【0080】
この図11に示すように、第4側板部31の外側には、補強用フラップ36−6が連設されている。この補強用フラップ36−6は、その幅方向の中央で2枚のフラップ36−6a,36−6bに分断されており、それぞれが折り曲げられることで、収容物の下側を保護する下側緩衝部を構成する領域33−2,33−1と底板1との間に介在して、収容物の下側の保護機能をよりいっそう高めることができるようになっている。また、本形態では、一方の閉塞用フラップ36−4が、この補強用フラップ36−6の一方のフラップ36−6aに連設されている。
【0081】
−その他の実施形態−
上述した各実施形態に係るものは、携帯型コンピュータを包装するための包装箱であって、段ボール製で直方体形状に構成されたものであった。本発明は、収容される収容物や包装箱の形状はこれに限るものではない。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、包装箱の互いに対向する一対の側面を形成する側板を折り曲げ加工するのみで、収容物の上下、左右、前後の全ての方向に対して緩衝機能を有する緩衝部が形成されるようにしている。このため、緩衝部の組み立て作業の簡素化を図ることができて、包装箱1個当たりに要する組み立て作業時間の短縮化を図ることができる。また、この作業によって組み立てられた緩衝部は、収容物の上下方向、左右方向、前後方向それぞれに対して緩衝用空間を設ける形状に形成されており、各方向に対して緩衝機能を発揮するものとなっている。このため、包装箱に如何なる方向から荷重が作用したとしても収容物を良好に保護することが可能である。
【0083】
また、包装箱の蓋部に疑似側板用フラップを連続形成しておき、蓋部が箱内部を覆うように閉じられた状態において、緩衝部の形成に利用された側板の開口部分を疑似側板用フラップが覆う構成としている。これにより、包装箱は、外面に開口の無い所定の箱形に形成されることになり、収容物が包装箱から落下したり、包装箱内に異物が入り込むといったことが回避できる。つまり、緩衝部を形成したことで生じた欠落部分を疑似側板用フラップが補うことにより、包装箱の包装機能を良好に確保することができる。
【0084】
更に、緩衝部を、仕切体によって仕切られた複数の収容空間のうちの一つの収容空間に収容される収容物の上下方向、左右方向、前後方向それぞれに対して緩衝機能を発揮するようにしている。これにより、衝撃に対する保護が必要な収容物と、その必要のない収容物とを個別に収容し、保護が必要な収容物に対してのみ緩衝機能を発揮するといった包装箱を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係る包装箱の蓋部を開放した状態を示す斜視図である。
【図2】第1実施形態に係る包装箱の蓋部を閉鎖した状態を示す斜視図である。
【図3】第1実施形態に係る包装箱の展開図である。
【図4】第1実施形態に係る包装箱の一部分の組み立て動作を示す斜視図である。
【図5】第2実施形態に係る包装箱の蓋部を開放した状態を示す斜視図である。
【図6】第2実施形態に係る包装箱の蓋部を開閉する際の動作を示す斜視図である。
【図7】第2実施形態に係る包装箱の展開図である。
【図8】第2実施形態に係る包装箱の組み立て動作を示す斜視図である。
【図9】第2実施形態に係る包装箱の開梱時の動作を示す斜視図である。
【図10】第3実施形態に係る包装箱の展開図である。
【図11】第4実施形態に係る包装箱の展開図である。
【符号の説明】
1 底板
2,3 第1側壁(第1側板)
2A,3A 緩衝部
2B,3B 開口
4,5 第2側壁(第2側板)
6 蓋部
61 フラップ(疑似側板用フラップ、補助部)
X 収容空間

Claims (14)

  1. 箱外形を構成する包装部と、この包装部に一体形成されて収容物を保護する緩衝部とを備えた包装箱において、
    上記緩衝部は、互いに対向する箱側面を構成する一対の側板のみが折り曲げられて形成されていると共に、収容物の上下方向、左右方向、前後方向それぞれに対して緩衝機能を発揮するように、収容物と包装部との間の上記各方向に緩衝用空間を設ける形状に形成されていることを特徴とする包装箱。
  2. 請求項1記載の包装箱において、
    包装部は箱内部を覆う蓋部を備えており、この蓋部が箱内部を覆うように閉じられた状態では、緩衝部を形成している側板の折り曲げ方向とは逆方向である展開方向側に蓋部が存在することにより緩衝部の開放を蓋部が阻止する構成となっていることを特徴とする包装箱。
  3. 請求項2記載の包装箱において、
    緩衝部は箱側面を構成する側板の一部を利用して形成されていて、これにより側板の一部には緩衝部として利用された部分が開口状態となっており、
    蓋部には、箱内部を覆うように閉じられた状態において、緩衝部の形成に利用された側板の開口部分を覆う疑似側板用フラップが連続形成されていることを特徴とする包装箱。
  4. 箱外形を構成する包装部と、この包装部に一体形成されて収容物を保護する緩衝部とを備えた包装箱において、
    上記包装部は、底板と、この底板の互いに対向する辺に連設された一対の第1側板と、底板の他の辺に連設された複数の第2側板と、この第2側板に連設され、包装箱組み立て時に上記底板に対向する蓋部とを備えている一方、
    上記緩衝部は、各第1側板の一部のみの裁断、折り曲げ、組み立てにより形成され、収容物の上下方向、左右方向、前後方向それぞれに対して緩衝機能を発揮するように、収容物と包装部との間の上記各方向に緩衝用空間を設ける形状に形成されており、
    蓋部には、箱内部を覆うように閉じられた状態において、緩衝部の形成に利用されることで第1側板に形成された開口部分を覆う疑似側板用フラップが連続形成されていることを特徴とする包装箱。
  5. 内部に収容物の収容空間を有する箱外形を構成する包装部と、この包装部に一体形成されて収容物を保護する緩衝部と、上記包装部に一体形成されて収容空間を複数の空間に仕切る仕切体とを備えた包装箱であって、
    上記緩衝部は、互いに対向する箱側面を構成する一対の側板のみが折り曲げられて形成されていると共に、上記仕切体によって仕切られた複数の収容空間のうちの一つの収容空間に収容される収容物の上下方向、左右方向、前後方向それぞれに対して緩衝機能を発揮するように、収容物と包装部との間の上記各方向に緩衝用空間を設ける形状に形成されている一方、
    包装部、緩衝部、仕切体を構成する各板材のうち、何れか一つには、他の板材の欠落部分の機能を補う補助部が設けられていることを特徴とする包装箱。
  6. 内部に収容物の収容空間を有する箱外形を構成する包装部と、この包装部に一体形成されて収容物を保護する緩衝部と、上記包装部に一体形成されて収容空間を複数の空間に仕切る仕切体とを備えた包装箱であって、
    上記緩衝部は、互いに対向する箱側面を構成する一対の側板のみが折り曲げられて形成されていると共に、上記仕切体によって仕切られた複数の収容空間のうちの一つの収容空間に収容される収容物の上下方向、左右方向、前後方向それぞれに対して緩衝機能を発揮するように、収容物と包装部との間の上記各方向に緩衝用空間を設ける形状に形成されている一方、
    包装箱完成状態では、緩衝部と仕切体とが重ね合わされて、緩衝部及び仕切体を形成している板材の折り曲げ方向とは逆方向である展開方向側に互いが存在することにより緩衝部及び仕切体の開放が互いに阻止される構成となっていることを特徴とする包装箱。
  7. 請求項5または6記載の包装箱において、
    緩衝部は箱側面を構成する側板の一部を利用して形成されていて、これにより側板の一部には緩衝部として利用された部分が開口状態となっており、
    包装箱完成状態では、仕切体の一部が、緩衝部の形成に利用されることで側板に形成された開口部分を覆う構成とされていることを特徴とする包装箱。
  8. 請求項5または6記載の包装箱において、
    緩衝部は、箱側面を構成する側板の一部を利用して形成されていて、この側板の一部が包装箱中心側に巻き込まれるように折り曲げられて構成されていることを特徴とする包装箱。
  9. 請求項5〜8のうち何れか一つに記載の包装箱において、
    包装箱完成状態では、緩衝部と仕切体とが対向しており、包装箱開梱作業に伴って緩衝部と仕切体とを離間させることにより、収容物の取り出しが可能となる構成とされていることを特徴とする包装箱。
  10. 箱外形を構成する包装部と、この包装部に一体形成されて収容物を保護する緩衝部とを備えた包装箱において、
    上記包装部は、底板と、この底板の互いに対向する辺に連設された一対の第1側板と、底板の他の辺に連設された複数の第2側板と、この第2側板に連設され、包装箱組み立て時に上記底板に対向する蓋部とを備えている一方、
    上記緩衝部は、各第1側板の一部のみの裁断、折り曲げ、組み立てにより形成され、収容物の上下方向、左右方向、前後方向それぞれに対して緩衝機能を発揮するように、収容物と包装部との間の上記各方向に緩衝用空間を設ける形状に形成されており、
    蓋部には、収容空間を複数の空間に仕切るための仕切体が備えられており、この仕切体の一部が、緩衝部の形成に利用されることで第1側板に形成された開口部分を覆う疑似側板用フラップとして形成されていることを特徴とする包装箱。
  11. 請求項5〜10のうち何れか一つに記載の包装箱において、
    包装部の外面には、環状の全周囲のうち一部のみに非切り込み部を残した環状切り込みが形成され、この切り込みの内側領域を包装箱内側に折り曲げることによって取手部が構成されており、この切り込みの内側領域が収容物側面の側方に位置することで収容物を保護するよう構成されていることを特徴とする包装箱。
  12. 請求項1〜11のうち何れか一つに記載の包装箱において、
    包装部及び緩衝部は、包装箱構成材料同士の係止によって所定形状に形成されていることを特徴とする包装箱。
  13. 請求項1〜12のうち何れか一つに記載の包装箱において、
    包装箱構成材料は段ボールであって、そのフルートは包装部及び緩衝部の折り曲げ線に対して傾斜していることを特徴とする包装箱。
  14. 請求項1〜13のうち何れか一つに記載の包装箱において、
    小型電子機器の包装に用いられ、この小型電子機器の上下方向、左右方向、前後方向それぞれに対して緩衝機能を発揮するように、小型電子機器と包装部との間に緩衝用空間を設ける形状とされた緩衝部が一体形成されていることを特徴とする包装箱。
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