JP6473286B2 - 包装箱 - Google Patents

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Description

本発明は、トナーカートリッジ等の被収容物を収容する包装箱に関する。
この種の包装箱では、被収容物を保護するために、緩衝部材を用いることがある。例えば、トナーカートリッジは、カートリッジ本体の外側に設けられた駆動用のギアやシャッター等を有しているため、トナーカートリッジを包装箱に収容するだけではなく、緩衝部材によりギアやシャッター等を保護する必要がある。
特許文献1〜4では、トナーカートリッジの両端部にそれぞれの緩衝部材を嵌合させて、トナーカートリッジを各緩衝部材と共に包装箱に収納しており、衝撃等が包装箱に作用しても、衝撃等が各緩衝部材で吸収されてトナーカートリッジに殆ど及ばないようにしている。緩衝部材としては、パルプモールドや発泡スチロールなどの成形品、あるいはダンボールを別途組み立てたもの等が用いられることが多い。
特開2005−280730号公報 特開2012−166822号公報 特開2010−47309号公報 特開2004−299713号公報
しかしながら、包装箱とは別に、パルプモールドや発泡スチロールなどの成形品を緩衝部材として用いる場合は、部材の種類や個数が多くなり、コストが高くなる。また、ダンボールを別途組み立てたものを緩衝部材として用いる場合は、コストを抑えることができても、部材の種類や個数が低減されるわけではない。一方、近年、資源の節減や廃棄物の低減が促進されつつあるので、包装箱についても部材の種類や個数を低減させるのが望ましい。
そこで、本発明は、上記従来の問題点に鑑みなされたものであり、緩衝部材を別途用意する必要がなく、緩衝部材が一体化された包装箱を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の包装箱は、被収容物を囲む複数の壁部を備えた包装箱であって、前記各壁部のいずれかに連接された緩衝用フラップと、前記緩衝用フラップが連接された前記壁部に対向する他の壁部に連接された押圧用フラップとを備え、前記緩衝用フラップを前記包装箱の内側に折り込むことにより前記被収容物を保護する緩衝部を形成し、前記押圧用フラップを前記包装箱の内側に折り込むことにより形成されて、前記被収容物を前記緩衝部の側に押圧する押圧部を設け、前記押圧部および前記緩衝部は、連接した壁部から離間して、前記被収容物の端部に当接し、記押圧用フラップの山折りにされた折り目線を前記被収容物の一方の端部に接触させ、前記緩衝用フラップの折り目線で区画された平面である区画部を前記被収容物の他方の端部に接触させることを特徴とする。
このような本発明の包装箱では、複数の壁部により被収容物を囲んで収容し、緩衝用フラップを包装箱の内側に折り込むことにより被収容物を保護する緩衝部を形成している。衝撃等が壁部に加わったときには、緩衝部が壁部と共に変形して、衝撃等が緩衝部及び壁部で吸収されて弱められ、衝撃等が被収容物に直接作用することはなく、被収容物が保護される。また、緩衝用フラップが壁部に連接されたものであるため、緩衝部材を別途用意する必要がなく、部材の種類や個数を低減して、コストを抑え、資源の節減や廃棄物の低減を図ることができる。また、緩衝部と押圧部との間に被収容物が挟み込まれるので、被収容物がガタツクことなく支持される。
また、本発明の包装箱においては、前記緩衝部は、前記包装箱の内側に折り込まれた前記緩衝用フラップと該緩衝用フラップが連接された前記壁部との間に空間を形成している。
この場合は、被収容物と壁部との間に空間が介在するので、衝撃等が壁部に加わったときには、壁部が空間で容易に変形して、衝撃等が壁部で効果的に吸収されて弱められ、衝撃等が被収容物に直接作用することはなく、被収容物がより確実に保護される。
更に、本発明の包装箱においては、切り取り線で区切って前記壁部に連接された補足緩衝片を備え、前記補足緩衝片は、前記壁部から切り離されて内部に収容され、前記被収容物を押圧する構成としてもよい。
本発明に係る包装箱では、前記押圧部は、連接された壁部から前記緩衝部へ向かって突出した端部が前記被収容物に当接する構成としてもよい。
また、本発明の包装箱においては、前記押圧部は、前記被収容物を保持している。
この場合は、被収容物がよりガタツキなく保持される。
更に、本発明の包装箱においては、前記各壁部のいずれかに連接された蓋部を備え、前記蓋部が閉じられた状態では、前記蓋部により前記緩衝部が押えられている。
このように蓋部により緩衝部が押えられると、包装箱の内側における緩衝部の折り込み形状が保たれて、緩衝部が変形することはなく、緩衝部の機能を維持することができる。
また、本発明の包装箱においては、前記各壁部のいずれかに連接された蓋部を備え、前記蓋部が連接された前記壁部に対向する別の壁部に前記緩衝用フラップを連接して、前記緩衝用フラップを前記包装箱の内側に折り込むことにより前記被収容物を保護する緩衝部を形成し、前記蓋部が閉じられた状態では、前記蓋部により前記緩衝部が押えられている。
このように蓋部を壁部に連接し、緩衝用フラップを別の壁部に連接して、緩衝用フラップを折り込んで緩衝部を形成し、蓋部により緩衝部を押えてもよい。衝撃等が壁部に加わったときには、緩衝部が蓋部と共に変形して、衝撃等が緩衝部及び蓋部で吸収されて弱められ、衝撃等が被収容物に直接作用することはなく、被収容物が保護される。また、蓋部により緩衝部が押えられると、包装箱の内側における緩衝部の折り込み形状が保たれて、緩衝部が変形することはなく、緩衝部の機能を維持することができる。
更に、本発明の包装箱においては、前記緩衝部は、前記包装箱の内側に折り込まれた前記緩衝用フラップと閉じられた前記蓋部との間に空間を形成している。
この場合は、被収容物と蓋部との間に空間が介在するので、衝撃等が蓋部に加わったときには、蓋部が空間で容易に変形して、衝撃等が蓋部で効果的に吸収されて弱められ、衝撃等が被収容物に直接作用することはなく、被収容物がより確実に保護される。
また、本発明の包装箱においては、前記緩衝用フラップを前記各壁部のいずれかに複数並べて連接し、前記各緩衝用フラップを前記包装箱の内側に折り込むことにより前記被収容物を保護する複数の緩衝部を形成している。
この場合は、各緩衝部を被収容物の複数箇所に接触させて、被収容物をより安定的に支持することができる。特に、複雑な形状の被収容物を収容する場合は、単一の緩衝部を被収容物の一箇所に接触させるよりも複数の緩衝部を被収容物の複数箇所に接触させた方が、被収容物を安定的に支持することができる。
更に、本発明の包装箱においては、前記被収容物は、外部に露呈したギア又はシャッターを有するトナーカートリッジであり、前記緩衝部を前記ギア又はシャッターの部位に設けている。
画像形成装置に着脱自在に装着されるトナーカートリッジには、画像形成装置からの駆動力を受けるギアやシャッターが設けられており、このギアやシャッターが損傷すると、トナーカートリッジの機能が損なわれる。このため、緩衝部をギアやシャッターの部位に設けて、ギアやシャッターを保護するのが望ましい。
本発明の包装箱では、複数の壁部により被収容物を囲んで収容し、緩衝用フラップを包装箱の内側に折り込むことにより被収容物を保護する緩衝部を形成している。衝撃等が壁部に加わったときには、緩衝部が壁部と共に変形して、衝撃等が緩衝部及び壁部で吸収されて弱められ、衝撃等が被収容物に直接作用することはなく、被収容物が保護される。また、緩衝用フラップが壁部に連接されたものであるため、緩衝部材を別途用意する必要がなく、部材の種類や個数を低減して、コストを抑え、資源の節減や廃棄物の低減を図ることができる。
本発明の包装箱の一実施形態を平面状に展開して示す展開図である。 図1の包装箱に収容されるトナーカートリッジを示す斜視図である。 図1の包装箱の組み立て過程を示す斜視図である。 図3に引き続く包装箱の組み立て過程を示す斜視図である。 包装箱を縦手方向に破断して示す断面図である。 図4に引き続く包装箱の組み立て過程を示す斜視図である。 図6に引き続く包装箱の組み立て過程を示す斜視図である。 図7に引き続く包装箱の組み立て過程を示す斜視図である。 包装箱を第2緩衝部の部位で横方向に破断して示す断面図である。 図8に引き続く包装箱の組み立て過程を示す斜視図である。 図10に引き続く包装箱の組み立て過程を示す斜視図である。 包装箱を第3緩衝部の部位で横方向に破断して示す断面図である。 包装箱を第4緩衝部の部位で横方向に破断して示す断面図である。 図11に引き続く包装箱の組み立て過程を示す斜視図である。
以下、本発明の実施形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の包装箱の一実施形態を平面状に展開して示す展開図である。図1に示すように本実施形態の包装箱1は、第1乃至第4壁部11〜14を各折り目線15を介して順次連接し、第1壁部11の側縁に折り目線16を介して継代片17を連接し、第1乃至第4壁部11〜14の下縁に折り目線18を介してそれぞれの底片21〜24を連接している。
また、第1壁部11の上縁に折り目線25を介して蓋部26を連接し、蓋部26の上縁に折り目線27を介して差し込み片28を連接し、折り目線27の中央に差し込み口29を形成している。
更に、第2壁部12の上縁に折り目線31を介して第1緩衝用フラップ41を連接し、第1緩衝用フラップ41に2本の折り目線32を形成している。
また、第3壁部13の上縁に折り目線33を介して第2乃至第4緩衝用フラップ42〜44を連接している。更に、第2緩衝用フラップ42に2本の折り目線34を形成している。また、第3及び第4緩衝用フラップ43、44を折り目線33に隣接する共有領域47で一体化し、共有領域47に折れ目線39を形成し、第3緩衝用フラップ43に2本の折り目線35を形成し、第4緩衝用フラップ44に2本の折れ目線36を形成している。更に、折り目線33の中央に差し込み片45及び差し込み口46を形成している。また、差し込み片45の先端及び両縁に切り込み57を形成し、第3壁部13の内側に及ぶ切り込み57の両側終端を結ぶように折れ目線58を形成している。
更に、第2及び第3緩衝用フラップ42、43に隣接するスペースに第1補足緩衝片51を形成し、第1補足緩衝片51と第2及び第3緩衝用フラップ42、43との間に切り取り線48を形成している。また、第3及び第4緩衝用フラップ43、44が互いに離間したスペースに第2補足緩衝片52を形成し、第2補足緩衝片52と第3及び第4緩衝用フラップ43、44との間に切り取り線49を形成している。更に、第1補足緩衝片51に2本の折り目線53を形成し、第2補足緩衝片52に4本の折り目線54を形成している。
また、第4壁部14の上縁に折り目線37を介して押圧緩衝用フラップ55を連接し、押圧緩衝用フラップ55に2本の折り目線38a、38bを形成し、一方の折り目線38bの2箇所に小孔56を形成している。
この平面状に展開された包装箱1は、1枚のダンボールを該展開された包装箱1の輪郭に沿って裁断し、各折り目線に沿ってダンボールを潰し、第1及び第2補足緩衝片51、52の切り取り線48、49を形成したものである。各切り取り線48、49は、例えばミシン目状に切り込みを入れて形成されたものであり、包装箱1の組み立てのときには、手によって第1及び第2補足緩衝片51、52を容易に切り離すことができるようにされている。
このような包装箱1は、図2に示すようなトナーカートリッジ2を収容して保護するために用いられる。このトナーカートリッジ2は、電子写真方式の画像形成装置で用いられるトナーを収納しており、画像形成装置に着脱自在に装着され、装着された状態で駆動されて、トナーを画像形成装置に供給する。このトナーカートリッジ2は、画像形成装置からの駆動力を受けるギアユニット61、トナーを画像形成装置へと供給する供給口に設けられた供給口シャッター(図示せず)、及び画像形成装置からの廃トナーを受け入れて回収する回収口に設けられた回収口シャッター63等を有している。
これらのギアユニット61、供給口シャッター(図示せず)、及び回収口シャッター63等は、トナーカートリッジ2の本体外側に設けられて露出しており、それらが衝撃等を受けて損傷すると、トナーカートリッジ2の機能が損なわれる。また、供給口シャッターが衝撃等を受けて開くと、トナーカートリッジ2の内部のトナーが漏れ出す。このため、包装箱1には、ギアユニット61、供給口シャッター、及び回収口シャッター63等を保護するための複数の緩衝部が設けられている。これらの緩衝部は、包装箱1を組み立てるときに包装箱1と一体的に形成されるものである。
次に、本実施形態の包装箱1を組み立てる手順を説明する。まず、第1及び第2補足緩衝片51、52を各切り取り線48、49で切り離しておく。そして、図3に示すように第1乃至第4壁部11〜14を各折り目線15で折り曲げ、継代片17を折り目線16で折り曲げて、継代片17を第4壁部14の内側面に固定し、第1乃至第4壁部11〜14を矩形の筒状にする。更に、各底片21〜24を折り目線18で折り曲げて、各底片21〜24の間の隙間に該各底片21〜24の差し込み片21a〜24aを差し込み、各底片21〜24を組み合わせて、包装箱1の底を形成する。
引き続いて、図4に示すように第1緩衝用フラップ41を折り目線31で包装箱1の内側に折り込み、第1緩衝用フラップ41を2本の折り目線32で山折にして、図5に示すような第1緩衝部71を形成する。このとき、第1緩衝用フラップ41が2本の折り目線32で3つの区画部41a、41b、41cに区画され、区画部41aが包装箱1の底に重なり、区画部41bが第2壁部12と対向して、区画部41bと第2壁部12との間に空間が形成され、区画部41cが第2壁部12の上縁と同一高さとなる。
また、図4に示すように押圧緩衝用フラップ55を、折り目線37で山折にし、折り目線38aで谷折にし、折り目線38bで山折にして、各折り目線37、38a、38bに折り目をつけておく。
一方、図6に示すように第1補足緩衝片51を2本の折り目線53で折り曲げて、第1補足緩衝片51を包装箱1の底に重ね合わせ、第1補足緩衝片51の各折り目線53を第2壁部12の方に向けて、第1補足緩衝片51を第4壁部14に隣接させる。また、図2に示すように第2補足緩衝片52を4本の折り目線54で折り曲げて、第2補足緩衝片52をトナーカートリッジ2の側部に形成されている溝に挟み込む。
この後、図5及び図7に示すようにトナーカートリッジ2を包装箱1に入れて、トナーカートリッジ2の一端を第1緩衝用フラップ41の区画部41bに当接させ、またトナーカートリッジ2の側部の溝に挟み込まれた第2補足緩衝片52を第3壁部13に当接させる。更に、押圧緩衝用フラップ55を折り目線37で包装箱1の内側に折り込んで、押圧緩衝用フラップ55の山折にされた折り目線38bの部位をトナーカートリッジ2の他端に形成されている凹所65(図2に示す)に嵌合させる。このとき、押圧緩衝用フラップ55が2本の折り目線38a、38bで3つの区画部55a、55b、55cに区画され、区画部55cが第4壁部14に重なり、各区画部55a、55bが第1壁部11と第3壁部13との間に挟み込まれ、これにより押圧緩衝部75が形成される。また、第1補足緩衝片51を第4壁部14とトナーカートリッジ2の他端との間に挟み込ませる。この状態で、トナーカートリッジ2は、包装箱1の底の上に置かれ、第1乃至第4壁部11〜14により囲まれて収納される。
次に、図7及び図8に示すように第2緩衝用フラップ42を折り目線33で包装箱1の内側に折り込み、第2緩衝用フラップ42を2本の折り目線34で山折にして、図9に示すような第2緩衝部72を形成し、第2緩衝部72をトナーカートリッジ2の側部に当接させる。このとき、第2緩衝用フラップ42が2本の折り目線34で3つの区画部42a、42b、42cに区画され、区画部42aの先端が第3壁部13の内側面に当接し、区画部42bが第3壁部13と対向して、区画部42bと第3壁部13との間に空間が形成され、区画部42cが第3壁部13の上縁と同一高さとなる。
また、図10及び図11に示すように第3及び第4緩衝用フラップ43、44の共有領域47を折り目線33で包装箱1の内側に折り込み、共有領域47を折り目線39で山折にし、第3緩衝用フラップ43を2本の折り目線35で谷折にして、図12に示すような第3緩衝部73を形成し、更に第4緩衝用フラップ44を2本の折り目線36で山折にして、図13に示すような第4緩衝部74を形成する。このとき、図10及び図11に示すように共有領域47が折り目線39で2つの区画部47a、47bに区画され、区画部47aが第1壁部11と第3壁部13との間の空間を仕切り、区画部47bが第3壁部13の上縁と同一高さとなる。また、第3緩衝用フラップ43が一方の折り目線35で2つの区画部43a、43bに区画され、区画部43aが第1壁部11に当接し、区画部43bがトナーカートリッジ2の上面に当接する。更に、第4緩衝用フラップ44が一方の折り目線36で2つの区画部44a、44bに区画され、区画部44aが第3壁部13に当接し、区画部44bがトナーカートリッジ2の上面に当接する。従って、第3緩衝部73及び第4緩衝部74がトナーカートリッジ2の上面の互いに異なるそれぞれの箇所に当接する。
引き続いて、図10及び図11に示すように差し込み片45を切り込み57で起こして、差し込み片45を折り目線58で谷折にし、差し込み片45を折り目線33で山折にする。
更に、図11及び図14に示すように蓋部26を折り目線25で山折にして、差し込み片28を折り目線27で山折にし、差し込み片28を第3壁部13側の差し込み口46に差し込み、第3壁部13側の差し込み片45を第1壁部11側の差し込み口29に差し込んで、蓋部26を閉じる。このとき、図12及び図13に示すように第3緩衝用フラップ43の区画部43bと蓋部26との間に空間が形成され、また第4緩衝用フラップ44の区画部44bと蓋部26との間にも空間が形成される。
また、図5、図9、図12、及び図13に示すように閉じられた蓋部26により、第1緩衝用フラップ41の区画部41c、第2緩衝用フラップ42の区画部42c、及び第3及び第4緩衝用フラップ43、44の共有領域47の区画部47bが直接押えられて、第1緩衝用フラップ41、第2緩衝用フラップ42、第3緩衝用フラップ43、及び第4緩衝用フラップ44のそれぞれの折り込み形状が保持される。更に、押圧緩衝用フラップ55の折り目線38bの部位がトナーカートリッジ2の他端の凹所65に嵌合されて、押圧緩衝用フラップ55の折り込み形状が保持される。
このような包装箱1においては、第2壁部12側の第1緩衝部71と第4壁部14側の押圧緩衝部75との間にトナーカートリッジ2が配置された状態で、押圧緩衝用フラップ55の山折にされた折り目線38bの部位がトナーカートリッジ2の他端の凹所65に嵌合されていることから、押圧緩衝用フラップ55が各折り目線37、38aで平面状に復元しようとする復元力によりトナーカートリッジ2が第2壁部12側の第1緩衝部71に押圧され、第1緩衝部71と押圧緩衝部75との間にトナーカートリッジ2が挟み込まれる。あるいは、弾性変形した押圧緩衝用フラップ55及び第1緩衝用フラップ41の復元力により第1緩衝部71と押圧緩衝部75との間にトナーカートリッジ2が挟み込まれる。また、第1補足緩衝片51が第4壁部14とトナーカートリッジ2の他端との間に挟み込まれている。このため、トナーカートリッジ2がその長手方向でガタツクことなく支持される。
更に、第3及び第4緩衝部73、74がトナーカートリッジ2の上面に当接している。このため、トナーカートリッジ2が上下方向でガタツクことなく支持される。また、包装箱1を上方から視たときに、第3緩衝用フラップ43の区画部43b(第3緩衝部73)がトナーカートリッジ2の横方向の片側半分を押え、第4緩衝用フラップ44の区画部44b(第4緩衝部74)がトナーカートリッジ2の横方向の他の片側半分を押えているので、トナーカートリッジ2が包装箱1の内側で転がることなく安定的に支持される。
また、第2緩衝部72がトナーカートリッジ2の側部に当接し、かつトナーカートリッジ2の側部の溝に挟み込まれた第2補足緩衝片52が第3壁部13に当接しているので、トナーカートリッジ2が横方向でガタツクことなく支持される。
従って、トナーカートリッジ2は、包装箱1の内側で長手方向、上下方向、及び横方向でガタツクことなく、また転がることなく安定的に支持される。
また、閉じられた蓋部26により、第1緩衝用フラップ41、第2緩衝用フラップ42、第3緩衝用フラップ43、及び第4緩衝用フラップ44のそれぞれの折り込み形状が保持され、また押圧緩衝用フラップ55の折り目線38bの部位が凹所65に嵌合されて、押圧緩衝用フラップ55の折り込み形状が保持されているので、トナーカートリッジ2の安定的な支持が維持される。
一方、第2壁部12とトナーカートリッジ2との間には第1緩衝部71が介在するので、衝撃等が第2壁部12に加わったときには、第1緩衝部71が第2壁部12と共に変形して、衝撃等が第1緩衝部71及び第2壁部12で吸収されて弱められ、衝撃等がトナーカートリッジ2に直接作用することはなく、トナーカートリッジ2が保護される。
更に、第1緩衝部71は、第1緩衝用フラップ41の区画部41bと第2壁部12との間に空間を形成していることから、第1緩衝部71及び第2壁部12がその空間で容易に変形して、衝撃等が第1緩衝部71及び第2壁部12で効果的に吸収されて弱められ、衝撃等がトナーカートリッジ2に直接作用することはなく、トナーカートリッジ2がより確実に保護される。
また、第4壁部14とトナーカートリッジ2との間には押圧緩衝部75が介在し、第4壁部14とトナーカートリッジ2との間には空間が形成されていることから、衝撃等が第4壁部14に加わったときには、押圧緩衝部75が第4壁部14と共にその空間で容易に変形して、衝撃等が押圧緩衝部75及び第4壁部14で効果的に吸収されて弱められ、トナーカートリッジ2が保護される。特に、第4壁部14に対向するトナーカートリッジ2の端部にはギアユニット61が設けられているので、押圧緩衝部75により第4壁部14とトナーカートリッジ2との間の空間が格別に広くされて、ギアユニット61が効果的に保護されるようにしている。従って、押圧緩衝部75は、トナーカートリッジ2を押圧して保持するだけではなく、緩衝部としての機能も果たす。
更に、第3壁部13とトナーカートリッジ2の側部(回収口シャッター63)との間には第2緩衝部72が介在し、第2緩衝用フラップ42の区画部42bと第3壁部13との間には空間が形成されている。また、押圧緩衝用フラップ55の各区画部55a、55b(押圧緩衝部75)が第1壁部11と第3壁部13との間に挟み込まれている。このため、衝撃等が第1壁部11や第3壁部13に加わったときには、第2緩衝部72、押圧緩衝部75、第1壁部11、及び第3壁部13が変形して、衝撃等が弱められ、トナーカートリッジ2が保護される。
また、蓋部26とトナーカートリッジ2の上面との間には第3及び第4緩衝部73、74が介在し、第3緩衝用フラップ43の区画部43bと蓋部26との間に空間が形成され、第4緩衝用フラップ44の区画部44bと蓋部26との間にも空間が形成されているので、衝撃等が蓋部26に加わったときには、第3緩衝部73、第4緩衝部74、及び蓋部26がそれらの空間で容易に変形して、衝撃等が弱められ、トナーカートリッジ2が保護される。
従って、衝撃等が第2壁部12や第4壁部14に加わったときには、衝撃等が第1緩衝部71、押圧緩衝部75、第2壁部12、及び第4壁部14で吸収されて弱められ、また衝撃等が第1壁部11や第3壁部13に加わったときには、衝撃等が第2緩衝部72、押圧緩衝部75、第1壁部11、及び第3壁部13で吸収されて弱められ、更に衝撃等が蓋部26に加わったときには、衝撃等が第3緩衝部73、第4緩衝部74、及び蓋部26で吸収されて弱められる。これにより、トナーカートリッジ2が良好に保護される。
また、閉じられた蓋部26により、第1緩衝用フラップ41、第2緩衝用フラップ42、第3緩衝用フラップ43、第4緩衝用フラップ44のそれぞれの折り込み形状が保持され、また押圧緩衝用フラップ55の折り目線38bの部位が凹所65に嵌合されて、押圧緩衝用フラップ55の折り込み形状が保持され、それらが変形することはないので、第1緩衝部71、第2緩衝部72、第3緩衝部、第4緩衝部74、及び押圧緩衝部75による衝撃等の吸収機能を維持することができる。
しかも、第1乃至第4緩衝部71〜74及び押圧緩衝部75は、第1乃至第4壁部11〜14に連接された第1乃至第4緩衝用フラップ41〜44及び押圧緩衝用フラップ55を包装箱1の内側に折り込むことにより形成されたものである。また、第1及び第2補足緩衝片51、52は、平面状に展開された包装箱1の空きスペースを利用して形成されたものである。このため、パルプモールドや発泡スチロールなどの成形品を緩衝部材として用いたり、ダンボールを別途組み立てたものを緩衝部材として用いたりする必要がなく、コストを抑えることができ、資源の節減や廃棄物の低減を実現することができ、リサイクルも容易となり、延いては自然環境の保全にも役立つ。
このように本実施形態の包装箱1では、第1乃至第4壁部11〜14に連接された第1乃至第4緩衝用フラップ41〜44及び押圧緩衝用フラップ55を包装箱1の内側に折り込んで、第1乃至第4緩衝部71〜74及び押圧緩衝部75を形成し、第1乃至第4緩衝部71〜74及び押圧緩衝部75によりトナーカートリッジ2を効果的に支持及び保護することができ、格別な緩衝部材を用いる必要がなく、資源の節減や廃棄物の低減を実現することができる。
尚、上記実施形態では、第1乃至第4壁部11〜14に連接された第1乃至第4緩衝用フラップ41〜44及び押圧緩衝用フラップ55を例示しているが、第1乃至第4緩衝用フラップ41〜44及び押圧緩衝用フラップ55を適宜選択的に組み合わせて用いたり、第1乃至第4緩衝用フラップ41〜44及び押圧緩衝用フラップ55を単独で用いたりしても構わない。また、トナーカートリッジ2だけではなく、他の種類の被収容物を収容するために、本発明の包装箱を適用しても構わない。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態及び変形例について説明したが、本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと解される。
1 包装箱
2 トナーカートリッジ
11〜14 第1乃至第4壁部
15、16、18、25、27、31〜37、38a、38b、39、53、54 折り目線
17 継代片
21〜24 底片
26 蓋部
28、45 差し込み片
29、46 差し込み口
41〜44 第1乃至第4緩衝用フラップ
47 共有領域
48、49 切り取り線
51、52 第1及び第2補足緩衝片
55 押圧緩衝用フラップ
56 小孔
61 ギアユニット
63 回収口シャッター
65 凹所
71〜74 第1乃至第4緩衝部
75 押圧緩衝部

Claims (9)

  1. 被収容物を囲む複数の壁部を備えた包装箱であって、
    前記各壁部のいずれかに連接された緩衝用フラップと、
    前記緩衝用フラップが連接された前記壁部に対向する他の壁部に連接された押圧用フラップとを備え、
    前記緩衝用フラップを前記包装箱の内側に折り込むことにより前記被収容物を保護する緩衝部を形成し、
    前記押圧用フラップを前記包装箱の内側に折り込むことにより形成されて、前記被収容物を前記緩衝部の側に押圧する押圧部を設け、
    前記押圧部および前記緩衝部は、連接した壁部から離間して、前記被収容物の端部に当接し、
    記押圧用フラップの山折りにされた折り目線を前記被収容物の一方の端部に接触させ、前記緩衝用フラップの折り目線で区画された平面である区画部を前記被収容物の他方の端部に接触させること
    を特徴とする包装箱。
  2. 請求項1に記載の包装箱であって、
    前記緩衝部は、前記包装箱の内側に折り込まれた前記緩衝用フラップと該緩衝用フラップが連接された前記壁部との間に空間を形成することを特徴とする包装箱。
  3. 請求項1に記載の包装箱であって、
    切り取り線で区切って前記壁部に連接された補足緩衝片を備え、
    前記補足緩衝片は、前記壁部から切り離されて内部に収容され、前記被収容物を押圧すること
    を特徴とする包装箱。
  4. 請求項1に記載の包装箱であって、
    前記押圧部は、前記被収容物を保持することを特徴とする包装箱。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の包装箱であって、
    前記各壁部のいずれかに連接された蓋部を備え、
    前記蓋部が閉じられた状態では、前記蓋部により前記緩衝部が押えられることを特徴とする包装箱。
  6. 請求項1に記載の包装箱であって、
    前記各壁部のいずれかに連接された蓋部を備え、
    前記蓋部が連接された前記壁部に対向する別の壁部に前記緩衝用フラップを連接して、前記緩衝用フラップを前記包装箱の内側に折り込むことにより前記被収容物を保護する緩衝部を形成し、前記蓋部が閉じられた状態では、前記蓋部により前記緩衝部が押えられることを特徴とする包装箱。
  7. 請求項6に記載の包装箱であって、
    前記緩衝部は、前記包装箱の内側に折り込まれた前記緩衝用フラップと閉じられた前記蓋部との間に空間を形成することを特徴とする包装箱。
  8. 請求項1から7のいずれか1つに記載の包装箱であって、
    前記緩衝用フラップを前記各壁部のいずれかに複数並べて連接し、
    前記各緩衝用フラップを前記包装箱の内側に折り込むことにより前記被収容物を保護する複数の緩衝部を形成したことを特徴とする包装箱。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1つに記載の包装箱であって、
    前記被収容物は、外部に露呈したギア又はシャッターを有するトナーカートリッジであり、
    前記緩衝部を前記ギア又はシャッターの部位に設けたことを特徴とする包装箱。
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