JP2005009066A - 改善されたヘルド - Google Patents

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Abstract

【課題】織機の作業速度を高めることができる手段を提供する。
【解決手段】エンドループ先細り領域20の1つまたはそれ以上の開口38,39によって占められる面が、エンドループ先細り領域20の全面の1/8よりも大きく寸法設定されているようにした。
【選択図】図4

Description

本発明は、特に織機に用いられるヘルドであって、少なくとも1つのエンドループが設けられており、該エンドループが、開口を有しており、ヘルド軸部が設けられており、該ヘルド軸部が、少なくとも1つのメールを有しており、ヘルド軸部の幅が、メール領域の幅よりも小さく寸法設定されており、エンドループとヘルド軸部との間のエンドループ先細り領域が設けられており、該エンドループ先細り領域の少なくとも1つが、少なくとも1つの開口を有している形式のものに関する。
さらに、本発明は、特に織機に用いられるヘルドであって、少なくとも1つのエンドループが設けられており、該エンドループが、開口を有しており、該開口に形成された、エンドループの外側の各端部における区分が設けられている形式のものに関する。
さらに、本発明は、特に織機に用いられるヘルドであって、ヘルド軸部が設けられており、該ヘルド軸部が、少なくとも1つのメールを有しており、ヘルド軸部の幅が、メール領域の幅よりも小さく寸法設定されている形式のものに関する。
さらに、本発明は、特に織機に用いられるヘルドであって、ヘルド軸部が設けられており、該ヘルド軸部が、少なくとも1つのメールを備えた少なくとも1つのメール領域を有している形式のものに関する。
さらに、本発明は、特に織機に用いられるヘルドであって、ヘルド軸部が設けられており、メール領域が設けられており、該メール領域が、少なくとも1つのメールを有している形式のものに関する。
織機ヘルドは自体公知である。この公知の織機ヘルドは、一般的に、長く延ばされた、板金から成形されたボディを有している。このボディの上側のかつ下側の端部には、いわゆる「エンドループ」が形成されている。このエンドループは、ヘルドフレームの支持レールに取り付けるために働く。ほぼ中央にヘルドはメールを備えている。このメールは、経糸をガイドするために働く。全てのヘルドの相応の長手方向運動によって、織機で開口が行われる。
類似のヘルドがジャカード機に対して使用されている。しかし、ヘルドは個々に通糸または、いわゆる「コード」に保持されていて、ばねによって緊張させられている。
フレームに保持されたヘルドを備えた織機は、今日、ますます高い作業速度で突き進んでいる。このことは、より大きくなる開口ストロークおよび/または短縮された運動時間を意味している。これによって、ヘルドも所属する全ての開口機構の負荷が著しく、しかも、不釣り合いに大きく増加する。開口機構には、ヘルドおよびフレームのほかに、フレームを運動させる全ての駆動エレメントも所属している。開口機構の質量を減じるための努力は、これまで、主として、ヘルドフレームに向けられていた。
したがって、本発明の課題は、冒頭で述べた形式のヘルドを改良して、織機の作業速度を高めることができる手段を提供することである。
この課題を解決するために本発明の第1の構成では、エンドループ先細り領域の1つまたはそれ以上の開口によって占められる面が、エンドループ先細り領域の全面の1/8よりも大きく寸法設定されているようにした。
さらに、この課題を解決するために本発明の第2の構成では、区分が、ヘルド軸部長手方向で測定された最大3mmの長さを有しているようにした。
さらに、この課題を解決するために本発明の第3の構成では、ヘルド軸部が、その長手方向延在長さの大部分にわたって最大1.6mmの幅を有しているようにした。
さらに、この課題を解決するために本発明の第4の構成では、メール領域が、ヘルド軸部の最小の幅よりも大きい幅を有しており、メール領域が、メールの幅の最大5倍の長さを有しているようにした。
さらに、この課題を解決するために本発明の第5の構成では、メール領域に続いて、移行領域が形成されており、該移行領域が、互いに平行な縁部によって少なくとも部分的に仕切られており、移行領域の幅が、ヘルド軸部の最小の幅よりも大きく寸法設定されていて、メール領域の幅よりも小さく寸法設定されているようにした。
上記課題は、フレームによって保持されるヘルドの最適化によって解決される。この場合、請求項1、4、6、7および11の手段は、それぞれ個々にまたは互いに部分的にまたは完全に組み合わせて、ヘルドの安定性を維持したまま、場合によっては、ヘルドの負荷耐性を増大させて、ヘルドの質量の減少に通じる。請求された全ての手段が一緒に使用される場合には、約20%通常の標準を下回る重量を備えた、完全に機能に適したヘルドが得られる。これによって、織機の作業速度の著しい上昇および/またはヘルドの負荷の減少が可能となる。
ヘルドを改善するための主要な手段は、エンドループ先細り領域に1つまたはそれ以上の開口を設けることにある。この開口は、従来公知のヘルドに比べて、増加させられた面を占めている。エンドループ先細り領域の全面の1/8よりも多くの面が開口によって占められてよいことが分かった。有利な構成では、開口が、エンドループ先細り領域の全面の1/3よりも多くの面、有利には1/2よりも多くの面を占めている。多くの開口が設けられている場合には、これらの開口の間の間隔が、有利には、両開口の一方の長さよりも小さく寸法設定されている。有利には、間隔が、より短い開口の長さよりも小さく寸法設定されている。エンドループに直接隣接する軸部における重量減少は、一般的にポジティブな影響を与えるだけでなく、大いに摩耗を減少させる。同時にヘルドの安定性が、特にそのエンドループの領域で完全に維持され続ける。開口はエンドループ先細り領域にある程度の可撓性ひいては緩衝作用を付与することができる。打撃または衝撃に関して、移行領域をばね手段と見なすことができる。
エンドループ先細り領域が、円弧状に湾曲させられた縁部を有しており、この縁部の曲率半径が、60mm以下に寸法設定されていると有利である。この手段はエンドループ先細り領域の面を慣用のヘルドに比べて減少させる。このことは、強度損失なしの重量減少に貢献している。
ヘルドのエンドループは、有利には開口端領域を備えた開口によって形成されている。開口端領域の、長手方向延在長さで測定された厚さは、有利には開口をさらに取り囲む材料の幅よりも大きく寸法設定されている。長手方向で測定して、開口端領域の長さは、有利には最大3mmに寸法設定されている。この場合、長さは、さらに有利には2mm〜2.5mmに寸法設定されている。これによって、エンドループは良好な強度と同時に低い重量を有している。
ヘルド軸部の幅は、有利には同一のヘルド軸部の最も狭幅の領域のために最大1.6mmの値に減少させられている。ヘルド軸部は、メールの幅よりも小さい幅を有していてよい。これによって得られる重量減少は、1〜1.6mmへの軸部領域の減少によってヘルド破損が減少するものの、いずれにせよ、増加しない限りにおいて、ヘルドの引張り強度の減少を補償することが分かった。このことは、ヘルドの、開口システム全体にポジティブな影響を与える重量節約によって達成される。
有利には、メールが、残りのヘルド軸部の幅よりも大きな幅のメール領域に配置されている。この場合、このメール領域は比較的短く形成されている。メール領域の長さは、メールの幅の最大5倍、有利には最大3倍に寸法設定されている。メール領域のこの短い構成によって、強度損失なしに著しく重量が節約される。
メール領域は、有利には真っ直ぐな縁部で仕切られている。有利には、ヘルド軸部への移行部が、s字形にまたは円弧状に湾曲させられた領域によって形成されている。この場合、円弧曲率半径は、有利には60mmよりも小さく寸法設定されている。これによって、短い移行部が十分な強度で得られる。
メール領域とヘルド軸部の最も狭幅の部分との間には、有利には移行領域が形成されている。この移行領域も同じく平行な側面で仕切られている。この場合、移行領域の幅はヘルド軸部の最も狭幅の部分の幅よりも大きく寸法設定されていて、メール領域の幅よりも小さく寸法設定されている。移行領域はヘルド軸部の動的な強度を高めると同時に重量を減少させる。移行領域の長さは、有利にはメール領域の長さよりも大きく寸法設定されている。
本発明の有利な構成のさらなる詳細は、図面の簡単な説明、発明を実施するための最良の形態または従属請求項から明らかである。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を図面につき詳しく説明する。
図1には、ヘルドフレーム(綜絖枠)1が示してある。このヘルドフレーム1は織機に鉛直方向可動に支承されている。このためには、ヘルドフレーム1がリニアガイド装置2,3にかつ相応のリンク機構を介して駆動装置4に結合されている。ヘルドフレーム1はフレーム5を形成している。このフレーム5にはヘルド(綜絖)6が保持されている。このヘルド6は織機の開口(杼口形成)のために働く。ヘルド6は互いに同様に形成されている。図解のために、図2に単独のヘルド6が示してある。
ヘルド6は、細長い基本形状の一体の板金部材である。ヘルド6は各端部に、いわゆる「エンドループ7,8」を有している。両エンドループ7,8は開口9,10、いわゆる「c字形の開口」を備えている。異なる形に成形された開口9,10、たとえばJ字形のかつO字形の開口も知られている。開口9,10は、それぞれ平行に延びる縁部で仕切られた真っ直ぐなウェブ状の区分11,12によって周囲の一部で仕切られている。この区分11,12には、u字形に延びる区分13,14(開口端領域)が続いている。この区分13,14はそれぞれ1つの開口端領域を形成している。この開口端領域は、図2に示したように、外方で丸み付けられて形成されている。ここで延びる縁部15,16は、真っ直ぐなまたは丸み付けられたプラトと鈍角を成して形成されていてもよい。開口端領域から出発して、さらに、短い延長部17,18が開口9,10に延びている。開口端領域を形成する区分13,14は同じ大きさにまたは異なる大きさに形成されていてよい。少なくとも区分14は2.5mm〜3mmの長手方向延在長さAしか有していない。これによって、開口端領域にエンドループ7;8の内部の摩耗に関する摩耗代が形成されている。
エンドループ7;8にはエンドループ先細り領域19,20が続いている。このエンドループ先細り領域19,20の内部では、ヘルド6の幅がエンドループ7,8のより大きな幅からヘルド6のヘルド軸部21のより小さな幅に移行している。対称的に形成されていてよいエンドループ先細り領域19,20は、有利には円弧状に形成された、互いに反対の側に位置する縁部23,24,25,26を有している。これらの縁部23,24,25,26の曲率半径は、有利には最大60mmに寸法設定されている。こうして、それぞれ相当短いエンドループ先細り領域19,20が得られる。しかし、このエンドループ先細り領域19,20は、エンドループ7,8とヘルド軸部21との間に形成される引張力および押圧力を十分均一に伝達するために十分長く形成されている。特に局所的な力ピークは、高い動的な負荷時でも破損が生ぜしめられない限り回避することができる。縁部23,24,25,26の曲率半径は図2に符号Rで示してある。
両エンドループ先細り領域19,20の間にはヘルド軸部21が形成されている。このヘルド軸部21は、エンドループ先細り領域19,20に直接続いて、それぞれ最も狭幅の区分27,28を有している。軸部の幅は、有利には1mm〜1.6mmに寸法設定されている。
減じられた質量を備えた本発明によるヘルド6が十分な安定性を有しているように、区分27,28を面領域45,46から形成することができる。この場合、この面領域45,46はヘルド6の長手方向でメール領域(目領域)29からエンドループ7,8の領域にまで延びている。面領域45,46は、有利にはほぼ同じ大きさに形成されていて、ほぼヘルド軸部21の中心に位置する曲げ縁部44から出発して区分27,28の縁部48,49にまで延びている。図7から明らかであるように、面領域45,46は鈍角を成している。図8には、本発明によるヘルド6の横断面の別の構成が示してある。この場合、面領域48,49は円弧状に形成されている。
図3および図5に示したように、ヘルド軸部21のほぼ中央にはメール領域29が形成されている。このメール領域29は、互いに平行に方向付けられた縁部31,32によって仕切られている。メール領域29は、ここに設けられたメール(目)33が1.2mmの幅を有している場合に、たとえば2.4mmの幅を有している。メール領域29の幅は図2に符号Bで示してある。有利には、この幅Bはメール33の幅の2倍に寸法設定されている。
メール領域29には移行領域34が続いている。この移行領域34は第1の区分35で、互いに反対の側に位置する丸み付けられた2つの縁部によって仕切られている。両縁部は約60mmのまたは約60mm未満の曲率半径R1を有している。第1の区分35には第2の区分36が続いている。この第2の区分36は、互いに平行に配置された縁部によって仕切られている。この縁部の幅は、有利には約1.8mmに寸法設定されている。この幅は、ヘルド軸部21の残りの区分27,28の幅よりも幾分大きく寸法設定されているものの、メール領域29の幅よりは小さく寸法設定されている。移行領域34,36から区分27;28への移行部は、さらに、円弧状の縁部によって形成されている。この縁部の曲率半径R2は、有利には最大約60mmに寸法設定されている。区分36は、有利には、最大でメール領域29の長さの1.5倍に相当する長さを有している。
メール33の反対の側には、区分35,36から成る、同じような移行領域34が形成されている。上記説明が相応に当てはまる。
上述したヘルド6はその動特性に関して十分に最適化されている。ヘルドフレーム1の迅速な鉛直運動時には、ヘルド6が、メール33を通って延びる経糸を高い運動速度でも個々の部分または区分の過負荷なしにガイドする。この場合、ヘルド6は、慣用のヘルドに比べて最大20%だけ減じることができる僅かな質量を有している。ヘルドフレーム1のヘルド6が慣用の装着時に約5kgの重量を有している場合には、この重量を、ヘルド6が図2および上記説明により形成されている場合のヘルド6によって約4kgに減じることができる。
ヘルド6の変更された構成が図3に示してある。図2に示したヘルド6と異なり、図3に示したヘルド6は、そのメール33と開口9,10とが共通の線上に位置していない限り非対称的に形成されている。特にヘルド軸部21はエンドループ先細り領域19,20を含めてヘルド軸部21の長手方向に対して対称的に形成されていない。エンドループ7から、一貫した真っ直ぐな縁部37がエンドループ8に延びている。これに対して、反対の側に位置する縁部47はエンドループ先細り領域19,20に最大60mmの曲率半径を備えて湾曲させられて形成されている。この湾曲させられた区分には真っ直ぐな区分が続いている。この区分は区分27,28を仕切っている。この場合、曲率半径R2を備えて、同じく真っ直ぐなかつ縁部37に対して平行に延びる部分を備えた縁部47が区分36に移行している。この区分36は移行領域34に所属している。この移行領域34で縁部47が最終的に同じく約60mmの曲率半径R1を備えてメール領域29に移行している。このメール領域29の長さは、有利には長円形のメール33の長さの3倍よりも小さく寸法設定されている。メール33の長さが5.5mmに規定されている場合には、メール領域29の長さが、有利には10mm未満に寸法設定されている。
エンドループ先細り領域19,20には、1つまたはそれ以上の開口が形成されていてよい。本実施例では、エンドループ先細り領域20(図4参照)とエンドループ先細り領域19とに円形の開口38とスリット状の開口39とが設けられている。開口38は、たとえば搬送目的または組付け目的でヘルド6をバーに通すために働く。スリット状の開口39は、特にヘルド6の非対称的な構成時の方向付けおよび位置決めのために働く。両開口38,39はまとめて、少なくともエンドループ先細り領域19;20の全面の1/8よりも大きい面領域を占めている。このことは、付与された開口サイズで、エンドループ先細り領域20,19の特に小さなもしくは短い構成によって達成することができる。これによって、エンドループ先細り領域20,19が、公知先行技術によるヘルドに比べて、ヘルド6の減じられた重量に貢献している。
図6に示したように、エンドループ先細り領域20とエンドループ先細り領域19とは、拡大された開口39,38を備えることができる。特にこの開口38,39は滴状に形成することができる。両開口38,39の間の間隔は、有利にはスリット状の開口39の長さよりも小さく寸法設定されている。滴状の開口38は、互いにv字形に方向付けられた2つの脚部41,42によって仕切ることができる。両脚部41,42は互いに鋭角を成していて、丸みを備えてヘルド軸部21の区分27に移行している。両脚部41,42はウェブ43によって上側の端部で互いに結合されている。ウェブ43はヘルド支持レールのための当付け部を形成している。この当付け部から出発する力は、脚部41,42によって局所的な応力過剰増加なしにヘルド軸部21に導入される。開口38,39は、軸部長手方向でのエンドループ先細り領域20の剛性ひいては固有周波数を減少させることができる。これによって、エンドループ付近の軸部領域を減じることができるかまたは回避することができる。
質量を最大20%だけ減じるという本発明による思想を、いわゆる「C字形のエンドループ」を備えたヘルド6において説明した。しかし、質量は、ISO標準11677−2および11677−3に基づき公知であるように、J字形のかつO字形のエンドループを備えたヘルドでも減じることができる。この場合、上述した手段と同じまたは類似の手段が置き換えられる。第1にヘルド軸部幅が減じされ、材料がエンドループの領域で除去される。
あるヘルド6では、狭幅のヘルド軸部21が、エンドループ7,8およびメール領域29の負荷のために延長されている。このことは、一方では、エンドループ先細り領域7,8をその絶対最小値に短縮することによって行われ、他方では、ヘルドの搬送のために働く補助開口38がエンドループ7,8の近くに設けられていることによって行われる。エンドループ7,8の領域における曲率半径Rは減少させられている。さらに、ヘルド軸部21は、通常の2mmの幅の代わりに、最大1.6mmを有している。ヘルド6の、端開口を越えて張り出した領域14,13は、4mmの通常の長さの代わりに、さらに、2.5mm〜3mmを有している。メール33を中心として直接ヘルドは、従来のように、メール33の幅の2倍に相当する幅を有している。しかし、この領域の長さは最大でメール幅の2〜3倍に短縮されている。ヘルド軸部21の最も狭幅のゾーン27,28からメール33の周りの比較的広幅のゾーン29への移行部は、長手方向に延ばされた移行領域34によって特徴付けられている。この移行領域34は最大1.8mmの幅を有していて、この領域を機械的な負荷にして強化するために働く。
ヘルドフレームの部分的な概略図である。
図1に示したヘルドフレームに用いられるヘルドの概略的な側面図である。
ヘルドの変更された構成の概略的な側面図である。
図3に示したヘルドのエンドループの領域を異なる尺度で示す部分的な側面図である。
図3に示したヘルドを異なる尺度で示す概略的な部分側面図である。
ヘルドの変更された構成の部分的な側面図である。
図2に示したヘルドのA−A線に沿って断面した、異なる寸法の概略的な横断面図である。
図2に示したヘルドのA−A線に沿って断面した、異なる尺度の概略的な横断面図である。
符号の説明
1 ヘルドフレーム、 2,3 リニアガイド装置、 4 駆動装置、 5 フレーム、 6 ヘルド、 7,8 エンドループ、 9,10 開口、 11,12 区分、 13,14 区分、 15,16 縁部、 17,18 延長部、 19,20 エンドループ先細り領域、 21 ヘルド軸部、 23,24,25,26 縁部、 27,28 区分、 29 メール領域、 31,32 縁部、 33 メール、 34 移行領域、 35 区分、 36 区分、 37 縁部、 38 開口、 39 開口、 41,42 脚部、 43 ウェブ、 44 曲げ縁部、 45,46 面領域、 48,49 縁部、 A 長手方向延在長さ、 B 幅、 R,R1,R2 曲率半径

Claims (15)

  1. ヘルド(6)であって、
    少なくとも1つのエンドループ(7,8)が設けられており、該エンドループ(7,8)が、開口(9,10)を有しており、
    ヘルド軸部(21)が設けられており、該ヘルド軸部(21)が、少なくとも1つのメール(33)を有しており、ヘルド軸部(21)の幅が、メール領域(29)の幅よりも小さく寸法設定されており、
    エンドループ(7,8)とヘルド軸部(21)との間のエンドループ先細り領域(19,20)が設けられており、該エンドループ先細り領域(19,20)の少なくとも1つが、少なくとも1つの開口(38,39)を有している
    形式のものにおいて、
    エンドループ先細り領域(19,20)の1つまたはそれ以上の開口(38,39)によって占められる面が、エンドループ先細り領域(19,20)の全面の1/8よりも大きく寸法設定されている
    ことを特徴とする、ヘルド。
  2. エンドループ先細り領域(19,20)が、円弧状に湾曲させられた縁部(23,24,25,26)を有しており、該縁部(23,24,25,26)の曲率半径(R)が、60mm以下に寸法設定されている、請求項1記載のヘルド。
  3. エンドループ先細り領域(19,20)に設けられた開口(38,39)が、円形および/またはスリット形状および/または滴形状を有しており、両開口(38,39)相互の間隔が、最大で開口(39)の長さと同じ大きさに寸法設定されている、請求項1記載のヘルド。
  4. ヘルド(6)であって、
    少なくとも1つのエンドループ(7,8)が設けられており、該エンドループ(7,8)が、開口(9,10)を有しており、
    該開口(9,10)に形成された、エンドループ(7,8)の外側の各端部における区分(14,13)が設けられている
    形式のものにおいて、
    区分(14,13)が、ヘルド軸部長手方向で測定された最大3mmの長さを有している
    ことを特徴とする、ヘルド。
  5. 区分(14,13)が、2mmよりも大きい長さを有している、請求項4記載のヘルド。
  6. ヘルド(6)であって、
    ヘルド軸部(21)が設けられており、該ヘルド軸部(21)が、少なくとも1つのメール(33)を有しており、ヘルド軸部(21)の幅が、メール領域(29)の幅よりも小さく寸法設定されている
    形式のものにおいて、
    ヘルド軸部(21)が、その長手方向延在長さの大部分にわたって最大1.6mmの幅を有している
    ことを特徴とする、ヘルド。
  7. ヘルド(6)であって、
    ヘルド軸部(21)が設けられており、該ヘルド軸部(21)が、少なくとも1つのメール(33)を備えた少なくとも1つのメール領域(29)を有している
    形式のものにおいて、
    メール領域(29)が、ヘルド軸部(21)の最小の幅よりも大きい幅を有しており、
    メール領域(29)が、メール(33)の幅の最大5倍の長さを有している
    ことを特徴とする、ヘルド。
  8. メール領域(29)の長さが、メール(33)の幅の最大3倍に寸法設定されている、請求項7記載のヘルド。
  9. メール領域(29)が、少なくとも1つの円弧状の縁部(曲率半径R1)を備えて残りのヘルド軸部(21)に移行している、請求項7記載のヘルド。
  10. 円弧状の縁部の曲率半径(R1)が、最大60mmに寸法設定されている、請求項9記載のヘルド。
  11. ヘルド(6)であって、
    ヘルド軸部(21)が設けられており、
    メール領域(29)が設けられており、該メール領域(29)が、少なくとも1つのメール(33)を有している
    形式のものにおいて、
    メール領域(29)に続いて、移行領域(34)が形成されており、該移行領域(34)が、互いに平行な縁部によって少なくとも部分的に仕切られており、移行領域(34)の幅が、ヘルド軸部(21)の最小の幅よりも大きく寸法設定されていて、メール領域(29)の幅よりも小さく寸法設定されている
    ことを特徴とする、ヘルド。
  12. 移行領域(34)の長さが、最大でメール領域(29)の長さの1.5倍と同じ大きさに寸法設定されている、請求項11記載のヘルド。
  13. ヘルド軸部(21)が、平らでない側面(45,46)を有している、請求項1、6、7または11記載のヘルド。
  14. 側面(45,46)が、互いに鈍角を成す面領域(45,46)を有している、請求項13記載のヘルド。
  15. 側面(45,46)が湾曲させられている、請求項13記載のヘルド。
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