JP2005008319A - 紙葉類分離機構 - Google Patents

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和司 吉田
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Abstract

【課題】紙葉類分離集積機構の搬送方向寸法を縮めることにより、小型化と大容量化を図った紙葉類分離装置を提供する。
【解決手段】紙葉類が収納される収納空間を構成、あるいは収納状態にある紙葉類の繰出し方向の先端位置を決定する構成手段と、最前の紙葉類に繰出し力を作用する繰出し手段が、繰出される最前の紙葉類の先端部に曲げ変形を生じることのできる空間を形成することが可能な形状とするとともに、かつ空間が形成可能なように配置した。また、その内部が負圧状態となる真空チャンバを収納状態にある紙葉類の近傍に設け、繰出される紙葉類の先端部に真空力を作用させて繰出し手段である繰出しローラ方向へ吸引することで紙葉類に曲げ変形を生じさせて紙葉類の繰出される方向を変え、同時に真空力によって後続の紙葉類との分離動作を行なうものとした。
【選択図】図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、紙幣等の紙葉類を取り扱う装置に係り、束状の状態で収納された紙葉類を一枚ずつに分離して繰出す分離機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
束状の状態で収納された紙葉類を一枚ずつに分離して繰出す分離機構の従来例として、特開平7−98777号公報に記載された紙葉類取扱装置がある。
【0003】
この従来例に代表される従来の分離機構は、紙葉類の収納空間を定める手段と、上記従来例における繰出しローラのような繰出し力を紙葉に作用させる手段と、ゲートローラのような紙葉に搬送抵抗力を作用させる手段から構成される。分離手段へ搬送する。分離手段によって、繰出されるべき先頭の紙葉と、後続の紙葉との間にせん断力を発生させ、これによって紙葉を一枚の状態に分離し繰出す方式となっている。
【特許文献1】
特開平7−98777号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例に代表される従来の紙葉類の分離機構においては、前述したように紙葉類を一枚ずつに分離するために集積状態にある紙葉類間のせん断力を利用しており、このため紙葉類を繰出す際には集積状態における紙葉類をその姿勢状態のまま繰出し方向へずらすことが必要である。
【0005】
したがって、紙葉類が収納される収納空間の外部に繰出しローラ、ゲートローラ等の繰出し手段や搬送抵抗手段を設けなければならず、紙葉類の分離集積機構の搬送方向の寸法が集積される紙葉の全長に比べ大きくなってしまい、装置の小型化を阻む大きな要因となっていた。
【0006】
本発明の目的は、紙葉類分離集積機構の搬送方向寸法を縮めることにより、小型化と大容量化を図った紙葉類分離装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、集積された紙葉類を一枚ずつ繰出す紙葉類分離機構において、前記紙葉類が収納空間に収納状態にある紙葉類の繰出し方向の先端の位置決定手段と、最前の紙葉類に繰出し力を作用させる繰出し手段と、前記位置決定手段と前記繰出し手段が、前記最前の紙葉類の先端部に曲げ変形を生じることが可能な空間とを有することにより達成される。
【0008】
また、上記目的は、集積された紙葉類を一枚ずつ繰出す紙葉類分離機構において、前記紙葉類が収納空間に収納状態にある紙葉類の繰出し方向の先端の位置決定手段と、最前の紙葉類に繰出し力を作用する繰出し手段と、前記紙葉類の先端部近傍に力を作用させて曲げ変形発生手段と、前記位置決定手段と前記繰出し手段が前記最前の紙葉類の先端部に曲げ変形を生じさせることが可能な空間とを有することにより達成される。
【0009】
また、上記目的は、集積された紙葉類を一枚ずつ繰出す紙葉類分離機構において、前記紙葉類が収納空間に収納状態にある紙葉類の繰出し方向の先端の位置決定手段と、最前の紙葉類に繰出し力を作用する繰出し手段と、前記紙葉類の先端部近傍に真空力を作用させて先端部近傍に曲げ変形を生じせしめる負圧手段と、前記位置決定手段と前記繰出し手段が前記最前の紙葉類の先端部に曲げ変形を生じさせることが可能な空間とを有することにより達成される。
【0010】
また、上記目的は、前記繰出し手段は負圧手段からの真空力を紙葉類に作用させるための空孔部を有し、前記位置決定手段と前記繰出し手段が繰出される最前の紙葉類の先端部に曲げ変形を生じさせることが可能な空間を有することにより達成される。
【0011】
また、上記目的は、前記繰出し手段は負圧手段からの真空力を紙葉類に作用させるための空孔部と外周部に高摩擦部材を有し、前記位置決定手段と前記繰出し手段が繰出される最前の紙葉類の先端部に曲げ変形を生じさせることが可能な空間を有することをことにより達成される。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例を、図1〜図6を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例を備えた紙葉類分離機構の側面図である。
図2は、図1の上面図である。
図1、図2において、紙葉類分離機構は、収納状態における紙葉類の姿勢が立位である分離集積機構である。収納された紙葉類が積載される積載台1、積載台1上にある紙葉類の最前のものを繰出す繰出しローラ2、積載台上の紙葉類の最前部を繰出しローラ2の方へ吸引し、さらに繰出しローラ2に吸着して繰出すため、その内部が負圧となる円筒チャンバ3、収納された紙葉類を水平方向へ移動させる送りベルト4、積載された紙葉類の倒れを防ぐ前板5がある。
【0013】
この前板5よりわずかに紙葉類が収納される収納空間Aへ突出し、収納された紙葉類の後端部を支える補助ローラ6、繰出しローラ2に接触して繰出されたり収納されたりする紙葉類に搬送力を作用する搬送ローラ7が設けられている。
繰出されたり収納される紙葉類の搬送案内を行う搬送ガイド8、繰出されたり収納される紙葉類の通過を検出する紙葉類通過センサ9が設けられている。
紙葉類を繰出す際に、繰出しローラ2、補助ローラ6等に収納された紙葉類を押し付ける押板10、押板10によって繰出しローラ2や補助ローラ6等に押し付けられた押圧力を検出する検出センサ11、円筒チャンバ3の内部を負圧状態にする負圧手段としてのファン12、及び繰出しローラ2、積載ベルト4、押板10を駆動する図示されない駆動手段、これら各手段の駆動制御を行なう図示されない制御部から構成されている。
【0014】
繰出しローラ2は、円筒チャンバ3の負圧を紙葉へ作用させるための複数の穴2Aが設けられており、紙葉を繰出すために穴2Aの近傍部表面は摩擦係数の高い材料2Bで被覆されている。搬送ローラ7は、この2B部と接触する位置に取り付けられる。
【0015】
円筒チャンバ3にも、紙葉類の下端部から搬送ローラ7が取り付けられている搬送路の部分にわたって穴3Aが設けられている。
チャンバ3の内部は、負圧手段である図示されないブロアによって大気圧よりも低い負圧状態となっており、この負圧により積載台1上の紙葉は繰出しローラ2の方向へ吸引されて引き寄せられ、繰出しローラ2に吸着する。この時、紙葉類の先端部(下端部)は吸引力によって曲げ変形が生じ、これによって後続の紙葉類と分離されるとともに、紙葉類が繰出される方向が水平方向となるように偏向される。
【0016】
積載台1上では、送りベルト4の搬送面4Aが積載台1の表面より幾分高くなるように設けられている。送りベルト4、図2に示されるように、駆動プーリ41により駆動される。駆動プーリ41には図示されないサーボモータから駆動力が伝達されている。送りベルト4の搬送面は、紙葉類が搬送できるように摩擦係数が高い材料で被覆されている。
【0017】
押板10は紙葉類収納部のサイドフレーム13に設けられた長孔部13Aから突き出されるようにして設けられている。押板10はサイドフレーム13の裏側で図示されないベルトに取り付けられ、図示されないサーボモータで駆動される。
【0018】
補助ローラ6には、図1に示すように検出レバー11Aが軸11Bに回転自在に運動するように取り付けられている。補助ローラ6には、ばね6Aが取り付けられ、ばね6Aはばね取付け部6Bにかけられている。また、検知レバー11Aの端部近傍にはストッパ11Cが設けられており、ばね力による検知レバー11Aの回転を阻止するとともに補助ローラ6の前板5からの突出量を決定している。
【0019】
送りベルト4と押板10は同期して駆動される。駆動のオン、オフは、検知レバー11の動作で決定される。紙葉類が所定の圧力未満で補助ローラ6に押し付けられている場合には、検知レバー11Aは検知センサ11の発光素子から出ている光を遮光しない。この時には送りベルト4と押板10は積載台1上の紙葉類を繰出しローラ2の方向へ送るように駆動される。紙葉類が所定の圧力以上で補助ローラ6に押圧された場合には検知レバー11Aが押し込まれて検知レバーセンサ11を遮光し、この信号で送りベルト4と押板10の駆動は停止される。
【0020】
次に書状の分離動作について説明する。
積載台1上の紙葉類が押板10や送りベルト4により繰出しローラ2の近傍まで送られてくると、最前部の紙葉類はその先端部(下端部)が円筒チャンバ3からの吸引力で吸引されて後続する紙葉類との間で分離され繰出しローラ2に吸着される。繰出しローラ2は所定の回転速度で駆動されており、繰出しローラ2に紙葉が吸着されると、紙葉と繰出しローラ2の間に作用する吸着による摩擦力が搬送力となって作用して繰出される。
【0021】
一枚の状態となって繰出された紙葉は、さらに繰出しローラ2と搬送ローラ7によって挟持され、搬送ガイド8によって搬送案内されて次工程の箇所へ搬送される。この時、通過センサ9によって正常に繰出されているかどうかが検出され、例えば搬送ジャムが検出された場合には繰出し動作が停止される。
【0022】
前述したように、従来の紙葉類の分離機構は、集積状態にある紙葉類間のせん断力を利用して紙葉類を一枚ずつに分離するため、紙葉類を分離して繰出す際には集積状態における紙葉類をその姿勢状態のまま繰出し方向へずらすことが必要である。
【0023】
図3は従来の分離機構の概略を示した図である。
図3の分離機構も、立位状態にある紙葉類を下方から繰出す構造の分離機構であり、積載台101、繰出しローラ102、ゲートローラ102、前板103、ピックローラ104、押板105等から構成されている。
【0024】
上述したように、従来の紙葉類の分離機構は、集積状態にある紙葉類間のせん断力を利用して紙葉類を一枚ずつに分離するために紙葉類を分離して繰出す際には集積状態における紙葉類をその姿勢状態のまま繰出し方向へずらすことが必要であった。
【0025】
このため図3に示すように、紙葉類が収納される収納空間Aを構成し、かつ収納状態にある紙葉類の繰出し方向の先端部を決定している積載台101よりも下部の位置に、繰出しローラ102、ゲートローラ103等の繰出し手段や搬送抵抗手段を設けなければならない。
その結果、分離機構の寸法が集積される紙葉の繰出し方向の長さに比べ大きくなってしまい、装置の小型化を阻む大きな要因となっていた。
【0026】
本発明は、従来の紙葉類分離機構における上述の問題点を解決するために、収納状態にある紙葉類に、真空力を利用して後続する紙葉類との分離作用と、繰出される最前の紙葉類に繰出される方向を転換する作用の二つの作用を同時に行なわせることを目的としたものである。この目的を果たすために、図1に示すように最前の紙葉類の先端部(下端部)が変形して後続する紙葉類と分離され、かつ繰出し方向の転換が可能となるような変形空間Bを設けた。これにより、紙葉類分離機構の小型化を実現することが可能である。
【0027】
本実施例では小型化の効果を最大限にするために、繰出し手段である繰出しローラ2の外周部の位置が、収納空間Aを決定している積載台1と殆ど同じ位置になるような構成として、立位状態で収納されている紙葉類を水平方向へ繰出す分離機構としたものである。
【0028】
また本実施例における紙葉類分離装置は、は立位状態で収納されるようにセットされ、かつ紙葉類は下方から繰出される構造になっている。このため、サイズが異なる紙葉類を分離して繰出される場合であっても、紙葉類の下端が揃えられた状態で収納されることになるので、最前部以降の紙葉類が同時に繰出される障害を防ぐことができるようになっている。
【0029】
図4は、他の実施例を備えた紙葉類分離装置の側面図である。
図5は、図4の上面図である。
図4、図5において、分離性能をより高信頼なものにするために、図4に示すように搬送ローラ7部と同軸にその表面が高摩擦係数部材である分離ローラ14を設けてもよい。この分離ローラ14は、軸7Aに繰出し方向には停止し、戻し方向には回転するように取り付けられたワンウェイクラッチ15を介して取り付けられる。
図5に示すように、軸方向の取付け位置は繰出しローラ2の高摩擦部材部2Bとずれた位置に、繰出しローラ2の外周とわずかな隙間を持つように取り付けられる。
【0030】
この分離ローラ14により、同時に複数枚の紙葉が繰出しローラ2に吸引、吸着された場合でも、後続する紙葉には分離ローラ14による搬送抵抗力が作用し、紙葉類が同時に複数枚繰出される障害を防ぐことができる。
【0031】
ところで、本発明の紙葉類分離装置は上述したように真空による吸引、吸着力を利用して紙葉類を分離して繰出すものであり、紙葉類は繰出しローラ2に吸着された状態で繰出し、搬送される。したがって、下流部への搬送路への引き渡しの際には、吸着状態の紙葉類を繰出しローラ2から剥離する必要がある。
【0032】
この剥離作用を良好に行なうために、繰出しローラ2は図2からわかるようにその外周部に複数の溝が設けられており、この溝部に搬送ガイド8が櫛歯形状となって入り込むように取り付けられている。これにより繰出しローラ2に吸着した状態の紙葉を先端部から剥離させ、下流側の搬送ガイドへ良好に受け渡すことができる。
【0033】
図6は、他の実施例を備えた紙葉類分離装置の側面図である。
図6において、水平な状態で収納された紙葉類の分離機構一実施例を示したものである。本発明の目的を果たすために、本実施例では、図6に示すように最上の紙葉類の先端部(下端部)が変形して後続する紙葉類と分離され、かつ繰出し方向の転換が可能となるような変形空間100Bが設けられている。
【0034】
この紙葉類分離機構は、収納された紙葉類が積載される積載台101、積載台101上にある紙葉類の最上のものを繰出す繰出しローラ102、積載台上の紙葉類の最前部を繰出しローラ102の方へ吸引し、さらに繰出しローラ102に吸着して繰出すため、その内部が負圧となる円筒チャンバ103、積載台101を上下して紙葉類を上下方向へ移動させるエレベータ104、積載された紙葉類の最上位置を決める上板105、上板105よりわずかに紙葉類が収納される収納空間100Aへ突出し、収納された紙葉類の後端部を支える補助ローラ106、繰出しローラ102に接触して繰出されたり収納される紙葉類に搬送力を作用する搬送ローラ107、繰出されたり収納される紙葉類の搬送案内を行なう搬送ガイド108、繰出されたり収納される紙葉類の通過を検出する紙葉類通過センサ109、紙葉類の収納空間を定める仕切り板110、繰出しローラ102や補助ローラ106等に押し付けられた押圧力を検出する検出センサ111、円筒チャンバ103の内部を負圧状態にする負圧手段としてのファン112、及び繰出しローラ102、エレベータ104を駆動する図示されない駆動手段、これら各手段の駆動制御を行なう図示されない制御部から構成されている。
【0035】
図1の実施例と同じく、繰出しローラ102は、円筒チャンバ103の負圧を紙葉へ作用させるための複数の穴102Aが設けられており、紙葉を繰出すために穴の近傍部表面は摩擦係数の高い材料で被覆されている。搬送ローラ107は、この高摩擦部材部と接触する位置に取り付けられる。
【0036】
円筒チャンバ103にも、前述の実施例と同様に紙葉類の先端部から搬送ローラ107が取り付けられている搬送路の部分にわたって穴103Aが設けられている。チャンバ103の内部は、負圧手段である図示されないブロアによって大気圧よりも低い負圧状態となっており、この負圧により積載台101上の紙葉は繰出しローラ102の方向へ吸引されて引き寄せられ、繰出しローラ102に吸着する。この時、紙葉類の先端部(下端部)は吸引力によって曲げ変形が生じ、これによって後続の紙葉類と分離されるとともに、紙葉類が繰出される方向が水平方向となるように偏向される。
【0037】
エレベータ104は図示されないサーボモータから駆動力が伝達されている。押板10は紙葉類収納部のサイドフレーム13に設けられた長孔部13Aから突き出されるようにして設けられている。押板10はサイドフレーム13の裏側で図示されないベルトに取り付けられ、図示されないサーボモータで駆動される。駆動のオン、オフは、検知レバー111の動作で決定される。紙葉類が所定の圧力未満で補助ローラ106に押し付けられている場合には、検知レバー111Aは検知センサ111の発光素子から出ている光を遮光しない。この時にはエレベータ104は積載台101上の紙葉類を繰出しローラ102の方向へ上昇させるように駆動される。紙葉類が所定の圧力以上で補助ローラ106に押圧された場合には検知レバー111Aが押し込まれて検知レバーセンサ111を遮光し、この信号でエレベータ104の駆動は停止される。
【0038】
補助ローラ106には、図6に示すように検出レバー111Aが軸111Bに回転自在に運動するように取り付けられている。補助ローラ106には、ばね106Aが取り付けられ、ばね106Aはばね取付け部106Bにかけられている。また、検知レバー111Aの端部近傍にはストッパ111Cが設けられており、ばね力による検知レバー111Aの回転を阻止するとともに補助ローラ6の上板105からの突出量を決定している。
【0039】
書状の分離動作については図1に示した実施例と同様である。
なお上記の各実施例においては、紙葉類の先端部の方向転換手段として、紙葉類が変形可能な空間を設けるとともに変形を生じさせる手段として真空力を用いた例を示したが、これがシートやローラ等の他の手段であってもよい。
【0040】
【発明の効果】
本発明により、紙葉類分離集積機構の搬送方向の寸法を縮めることができる。その結果紙葉類装置の小型化、もしくは装置の大容量化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例を備えた紙葉類分離装置の側面図である。
【図2】図2は、図1の上面図である。
【図3】図3は、従来の紙幣分離装置を説明するための側面図である。
【図4】図4は、他の実施例を備えた紙葉類分離装置の側面図である。
【図5】図5は、図4の上面図である。
【図6】図6は、他の実施例を備えた紙葉類分離装置の側面図である。
【符号の説明】
1…積載台、2…繰出しローラ、3…円筒チャンバ、4…送りベルト、5…前板、6…補助ローラ、7…搬送ローラ、8…搬送ガイド、9…通過センサ、10…押板、11…検知センサ、12…ファン、13…サイドフレーム、14…分離ローラ、15…ワンウェイクラッチ。

Claims (5)

  1. 集積された紙葉類を一枚ずつ繰出す紙葉類分離機構において、
    前記紙葉類が収納空間に収納状態にある紙葉類の繰出し方向の先端の位置決定手段と、最前の紙葉類に繰出し力を作用させる繰出し手段と、前記位置決定手段と前記繰出し手段が、前記最前の紙葉類の先端部に曲げ変形を生じることが可能な空間とを有することを特徴とする紙葉類分離機構。
  2. 集積された紙葉類を一枚ずつ繰出す紙葉類分離機構において、
    前記紙葉類が収納空間に収納状態にある紙葉類の繰出し方向の先端の位置決定手段と、最前の紙葉類に繰出し力を作用する繰出し手段と、前記紙葉類の先端部近傍に力を作用させて曲げ変形発生手段と、前記位置決定手段と前記繰出し手段が前記最前の紙葉類の先端部に曲げ変形を生じさせることが可能な空間とを有することを特徴とする紙葉類分離機構。
  3. 集積された紙葉類を一枚ずつ繰出す紙葉類分離機構において、
    前記紙葉類が収納空間に収納状態にある紙葉類の繰出し方向の先端の位置決定手段と、最前の紙葉類に繰出し力を作用する繰出し手段と、前記紙葉類の先端部近傍に真空力を作用させて先端部近傍に曲げ変形を生じせしめる負圧手段と、前記位置決定手段と前記繰出し手段が前記最前の紙葉類の先端部に曲げ変形を生じさせることが可能な空間とを有することを特徴とする紙葉類分離機構。
  4. 前記繰出し手段は負圧手段からの真空力を紙葉類に作用させるための空孔部を有し、前記位置決定手段と前記繰出し手段が繰出される最前の紙葉類の先端部に曲げ変形を生じさせることが可能な空間を有することを特徴とする請求項3記載の紙葉類分離機構。
  5. 前記繰出し手段は負圧手段からの真空力を紙葉類に作用させるための空孔部と外周部に高摩擦部材を有し、前記位置決定手段と前記繰出し手段が繰出される最前の紙葉類の先端部に曲げ変形を生じさせることが可能な空間を有することを特徴とする請求項3記載の紙葉類分離機構。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011116489A (ja) * 2009-12-02 2011-06-16 Toppan Printing Co Ltd 板状被印刷体供給方法と装置

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