JP2005006998A - ゴルフパター - Google Patents
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Abstract
【課題】距離感が把握し易いゴルフパターを提供する。
【解決手段】本発明のゴルフパターは、管状のシャフト20が、その先端開口部20aを閉塞されることなく、中空のヘッド10に接合されることにより、両者の中空部20b,15同士が互いに連通しているため、ゴルフボールを打った瞬間に手指に伝わる感触を、単にヘッド内部を中空構造としたものと比較して、より感じ取り易くすることができ、また、その際に発生する打撃音も相俟って、プレイヤーが適切な距離感を把握することが可能となる。
【選択図】 図2
【解決手段】本発明のゴルフパターは、管状のシャフト20が、その先端開口部20aを閉塞されることなく、中空のヘッド10に接合されることにより、両者の中空部20b,15同士が互いに連通しているため、ゴルフボールを打った瞬間に手指に伝わる感触を、単にヘッド内部を中空構造としたものと比較して、より感じ取り易くすることができ、また、その際に発生する打撃音も相俟って、プレイヤーが適切な距離感を把握することが可能となる。
【選択図】 図2
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はゴルフパターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スウィートエリアを広くすること等を目的として、ヘッド内部を中空構造としたゴルフパターが知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
しかしながら、かかるゴルフパターを用いても、グリーン上に設けられたカップの位置にゴルフボールを正確にコントロールすることは概して困難である。
ゴルフボールを正確にコントロールするためには、第1に、プレイヤーがどの程度の力加減でゴルフボールを打てば、そのゴルフボールはどのくらいの距離を転がっていくかという距離感を把握することが重要である。この距離感は、実際にゴルフボールを打ち、その瞬間に手指に伝わる感触を感じ取り、またその際に発生する打撃音を覚えることで感覚的に身につけることができるが、従来のゴルフパターでは、シャフトが中空であっても、ヘッドとの接合部において、該シャフトの先端開口部が閉塞されているため、ゴルフボールを打った瞬間にヘッドからシャフトを介して手指に伝わる振動が小さく、そのため、その感触を感じ取り難かった。第2に、ゴルフボールを思い通りの方向に打つことが重要であるが、従来のゴルフパターでは、フェース面の向きやヘッドの軌道をプレイヤーがコントロールし難いものであった。
【0003】
【特許文献1】特開2002−210049号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、ゴルフボールを打った瞬間に手指に伝わる感触を感じ取り易く、距離感が把握し易いゴルフパターを提供することを課題とする。また、本発明は、ゴルフボールを思い通りの方向に容易に打つことができるゴルフパターを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明では、管状のシャフトが、その先端開口部を閉塞されることなく、中空のヘッドに接合されることにより、両者の中空部同士が互いに連通していることを特徴とするゴルフパターを提供する。
請求項2に記載の本発明では、前記ヘッドの上面に、フェース面に対して直交する方向に延びる縦線部が表されていることを特徴とする請求項1に記載のゴルフパターを提供する。
請求項3に記載の本発明では、前記縦線部が、スウィートスポットを中心としてフェース面に沿った方向に等しい距離を有して表される2つの線部から構成されることを特徴とする請求項2に記載のゴルフパターを提供する。
請求項4に記載の本発明では、前記縦線部を構成する2つの線部の外縁間の幅がゴルフボールの直径と略同一であることを特徴とする請求項3に記載のゴルフパターを提供する。
請求項5に記載の本発明では、前記ヘッドの上面に、フェース面に沿った方向に延びる横線部が表されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のゴルフパターを提供する。
【0006】
【作用】
請求項1に記載の本発明によれば、管状のシャフトが、その先端開口部を閉塞されることなく、中空のヘッドに接合されることにより、両者の中空部同士が互いに連通しているため、ヘッドからシャフトを介してグリップに伝わる振動を大きくすることができる。従って、ゴルフボールを打った瞬間に手指に伝わる感触を、単にヘッド内部を中空構造としたものと比較して、より感じ取り易くすることができ、また、その際に発生する打撃音も相俟って、プレイヤーが適切な距離感を把握することが可能となる。
請求項2に記載の本発明によれば、前記ヘッドの上面に、フェース面に対して直交する方向に延びる縦線部が表されているため、その縦線部を目安として、縦線部が延びる方向に沿ってスイングすることで、スイングの度に生じるヘッドの軌道のずれを少なくすることができる。
請求項3に記載の本発明によれば、前記縦線部が、スウィートスポットを中心としてフェース面に沿った方向に等しい距離を有して表される2つの線部から構成されるため、その2つの線部を目安として、各線部が打球方向に対して平行となるようにスイングすることで、スイングの度に生じるヘッドの軌道のずれをより少なくすることができる。すなわち、ヘッドの上面に、フェース面に対して直交する方向に延びる線部を2つ表すことにより、インパクトの際に、縦線部が予定した打球方向に対して平行であることを視認し易くなるので、ヘッドの軌道のずれをより少なくすることが可能となる。
請求項4に記載の本発明によれば、前記縦線部を構成する2つの線部の外縁間の幅がゴルフボールの直径と略同一であるため、アドレスの際に、その2つの線部を目安として、各線部の外縁間にゴルフボールが位置するようにヘッドを置くことで、スウィートスポットの前方にゴルフボールを容易に位置させることが可能となる。
請求項5に記載の本発明によれば、前記ヘッドの上面に、フェース面に沿った方向に延びる横線部が表されているため、アドレスの際に、その横線部を目安として、フェース面の向きを調整することで、フェース面を予定した打球方向に対して直角に合わせることが容易となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一の実施の形態に係るゴルフパターの要部を示す平面図、図2は、図1のA−A部断面図、図3は、図1のB−B部断面図、図4は、同実施形態に係るゴルフパターの要部を示す正面図である。これらの図に示したように、本実施形態に係るゴルフパターは、中空のヘッド10と管状のシャフト20とを有して構成される。
【0008】
ヘッド10の形状・大きさは、何等限定されるものではないが、上面12の面積がグリーンに設けられるカップの面積の約半分を有する平面視で略半円形に形成されたものであることが好ましい。これにより、プレイヤーは、アドレスの際にヘッド10を見ることで、カップの大きさを具体的にイメージすることが可能となる。
【0009】
ヘッド10の正面には、厚さの薄い金属板からなるフェース面11が形成されている(図4参照)。また、ヘッド10の上面12、底面13及び外周面14を形成する部分は一体成形されており、ヘッド10の内部には、これら各面11〜14に囲まれた中空部15が形成されている(図2及び図3参照)。なお、底面13を形成する部分の厚さを他の面11,12,14を形成する部分の厚さよりも厚くするなどして、重心をより深いものとすることにより、スイングする際の振り子運動の慣性モーメントをより大きくすることができる。
【0010】
ヘッド10の上面12には、フェース面11に対して直交する方向に延びる2つの線部16a,16bから構成される縦線部16と、フェース面11に沿った方向に延びる横線部17が表されている(図1参照)。本実施形態における縦線部16と横線部17は、ヘッド10の上面12に白色の塗料を塗布することにより表されているが、これに限定されるものではなく、例えば、ヘッド10の上面12に、縦線部16と横線部17をそれぞれ形成する凹部又は凸部を設けることにより、それらを表したものであっても良い。
【0011】
また、縦線部16は、少なくとも1つの線部から構成されていればよいが、図5に示したように、スウィートスポットSを中心としてフェース面11に沿った方向に等しい距離d1,d2を有して表される2つの線部16a,16bから構成されることが好ましい。さらに、このように2つの線部16a,16bから構成した場合には、各線部16a,16bの外縁間の幅Dがゴルフボールの直径と略同一であることが好ましい。
【0012】
シャフト20は、所定の長さを有し、後端部側には、プレイヤーが把持するためのグリップ(図示省略)が設けられる。このシャフト20は、管状(中空のパイプ状)に形成されたものであり、先端がヘッド10の上面12に形成された孔部18に挿通され、ヘッド10内部に設けられる接合部材30を介して、その先端部側にヘッド10が接合される。シャフト20にヘッド10を接合する際には、図2に示したように、シャフト20の先端開口部20aが閉塞されないようにすることが重要である。シャフト20の先端開口部20aが閉塞されると、インパクトの際に発生する振動がグリップまで伝わり難くなるからである。この点、管状のシャフト20が、その先端開口部20aを閉塞されることなく、中空のヘッド10に接合されると、両者の中空部20b,15同士が互いに連通するため、ヘッド10からシャフト20を介してグリップに伝わる振動を大きくすることができる。
【0013】
本実施形態に係るゴルフパターによれば、上記したように、インパクトの際に発生する振動のグリップへの伝達性を高めることができるため、ゴルフボールを打った瞬間に手指に伝わる感触を、単にヘッド内部を中空構造としたものと比較して、より感じ取り易くすることができ、また、その際に発生する打撃音も相俟って、プレイヤーが適切な距離感を把握することが可能となる。
【0014】
また、ヘッド10の上面12に表された縦線部16を目安として、縦線部16が延びる方向に沿ってスイングすることで、スイングの度に生じるヘッド10の軌道のずれを少なくすることができるので、ゴルフボールを思い通りの方向に容易に打つことが可能となる。
【0015】
また、縦線部16が上記2つの線部16a,16bから構成されるため、インパクトの際に、1つ線部から構成されるものと比較して、縦線部16(16a,16b)が予定した打球方向に対して平行であることを視認し易くなるので、ヘッド10の軌道のずれをより少なくすることが可能となる。
【0016】
また、上記2つの線部16a,16bの外縁間の幅Dがゴルフボールの直径と略同一であるため、アドレスの際に、その2つの線部16a,16bを目安として、各線部16a,16bの外縁間にゴルフボールが位置するようにヘッド10を置くことで、スウィートスポットSの前方にゴルフボールを容易に位置させることができ、その結果、ゴルフボールをスウィートスポットSで的確に打つことが可能となる。
【0017】
さらに、ヘッド10の上面12に上記横線部17が表されているため、その横線部17を目安として、フェース面11の向きを調整できる。従って、フェース面11を予定した打球方向に対して直角に合わせることが容易である。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ゴルフボールを打った瞬間に手指に伝わる感触を感じ取り易く、距離感が把握し易いゴルフパターを提供することが可能となり、また、ゴルフボールを思い通りの方向に容易に打つことができるゴルフパターを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一の実施の形態に係るゴルフパターの要部を示す平面図である。
【図2】図2は、図1のA−A部断面図である。
【図3】図3は、図1のB−B部断面図である。
【図4】図4は、上記実施形態に係るゴルフパターの要部を示す正面図である。
【図5】図5は、上記実施形態に係るゴルフパターの構成を説明するための図である。
【符号の説明】
10 ヘッド
11 フェース面
12 上面
16 縦線部
17 横線部
20 シャフト
【発明の属する技術分野】
本発明はゴルフパターに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、スウィートエリアを広くすること等を目的として、ヘッド内部を中空構造としたゴルフパターが知られている(例えば、下記特許文献1参照)。
しかしながら、かかるゴルフパターを用いても、グリーン上に設けられたカップの位置にゴルフボールを正確にコントロールすることは概して困難である。
ゴルフボールを正確にコントロールするためには、第1に、プレイヤーがどの程度の力加減でゴルフボールを打てば、そのゴルフボールはどのくらいの距離を転がっていくかという距離感を把握することが重要である。この距離感は、実際にゴルフボールを打ち、その瞬間に手指に伝わる感触を感じ取り、またその際に発生する打撃音を覚えることで感覚的に身につけることができるが、従来のゴルフパターでは、シャフトが中空であっても、ヘッドとの接合部において、該シャフトの先端開口部が閉塞されているため、ゴルフボールを打った瞬間にヘッドからシャフトを介して手指に伝わる振動が小さく、そのため、その感触を感じ取り難かった。第2に、ゴルフボールを思い通りの方向に打つことが重要であるが、従来のゴルフパターでは、フェース面の向きやヘッドの軌道をプレイヤーがコントロールし難いものであった。
【0003】
【特許文献1】特開2002−210049号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、ゴルフボールを打った瞬間に手指に伝わる感触を感じ取り易く、距離感が把握し易いゴルフパターを提供することを課題とする。また、本発明は、ゴルフボールを思い通りの方向に容易に打つことができるゴルフパターを提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1に記載の本発明では、管状のシャフトが、その先端開口部を閉塞されることなく、中空のヘッドに接合されることにより、両者の中空部同士が互いに連通していることを特徴とするゴルフパターを提供する。
請求項2に記載の本発明では、前記ヘッドの上面に、フェース面に対して直交する方向に延びる縦線部が表されていることを特徴とする請求項1に記載のゴルフパターを提供する。
請求項3に記載の本発明では、前記縦線部が、スウィートスポットを中心としてフェース面に沿った方向に等しい距離を有して表される2つの線部から構成されることを特徴とする請求項2に記載のゴルフパターを提供する。
請求項4に記載の本発明では、前記縦線部を構成する2つの線部の外縁間の幅がゴルフボールの直径と略同一であることを特徴とする請求項3に記載のゴルフパターを提供する。
請求項5に記載の本発明では、前記ヘッドの上面に、フェース面に沿った方向に延びる横線部が表されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のゴルフパターを提供する。
【0006】
【作用】
請求項1に記載の本発明によれば、管状のシャフトが、その先端開口部を閉塞されることなく、中空のヘッドに接合されることにより、両者の中空部同士が互いに連通しているため、ヘッドからシャフトを介してグリップに伝わる振動を大きくすることができる。従って、ゴルフボールを打った瞬間に手指に伝わる感触を、単にヘッド内部を中空構造としたものと比較して、より感じ取り易くすることができ、また、その際に発生する打撃音も相俟って、プレイヤーが適切な距離感を把握することが可能となる。
請求項2に記載の本発明によれば、前記ヘッドの上面に、フェース面に対して直交する方向に延びる縦線部が表されているため、その縦線部を目安として、縦線部が延びる方向に沿ってスイングすることで、スイングの度に生じるヘッドの軌道のずれを少なくすることができる。
請求項3に記載の本発明によれば、前記縦線部が、スウィートスポットを中心としてフェース面に沿った方向に等しい距離を有して表される2つの線部から構成されるため、その2つの線部を目安として、各線部が打球方向に対して平行となるようにスイングすることで、スイングの度に生じるヘッドの軌道のずれをより少なくすることができる。すなわち、ヘッドの上面に、フェース面に対して直交する方向に延びる線部を2つ表すことにより、インパクトの際に、縦線部が予定した打球方向に対して平行であることを視認し易くなるので、ヘッドの軌道のずれをより少なくすることが可能となる。
請求項4に記載の本発明によれば、前記縦線部を構成する2つの線部の外縁間の幅がゴルフボールの直径と略同一であるため、アドレスの際に、その2つの線部を目安として、各線部の外縁間にゴルフボールが位置するようにヘッドを置くことで、スウィートスポットの前方にゴルフボールを容易に位置させることが可能となる。
請求項5に記載の本発明によれば、前記ヘッドの上面に、フェース面に沿った方向に延びる横線部が表されているため、アドレスの際に、その横線部を目安として、フェース面の向きを調整することで、フェース面を予定した打球方向に対して直角に合わせることが容易となる。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の一の実施の形態に係るゴルフパターの要部を示す平面図、図2は、図1のA−A部断面図、図3は、図1のB−B部断面図、図4は、同実施形態に係るゴルフパターの要部を示す正面図である。これらの図に示したように、本実施形態に係るゴルフパターは、中空のヘッド10と管状のシャフト20とを有して構成される。
【0008】
ヘッド10の形状・大きさは、何等限定されるものではないが、上面12の面積がグリーンに設けられるカップの面積の約半分を有する平面視で略半円形に形成されたものであることが好ましい。これにより、プレイヤーは、アドレスの際にヘッド10を見ることで、カップの大きさを具体的にイメージすることが可能となる。
【0009】
ヘッド10の正面には、厚さの薄い金属板からなるフェース面11が形成されている(図4参照)。また、ヘッド10の上面12、底面13及び外周面14を形成する部分は一体成形されており、ヘッド10の内部には、これら各面11〜14に囲まれた中空部15が形成されている(図2及び図3参照)。なお、底面13を形成する部分の厚さを他の面11,12,14を形成する部分の厚さよりも厚くするなどして、重心をより深いものとすることにより、スイングする際の振り子運動の慣性モーメントをより大きくすることができる。
【0010】
ヘッド10の上面12には、フェース面11に対して直交する方向に延びる2つの線部16a,16bから構成される縦線部16と、フェース面11に沿った方向に延びる横線部17が表されている(図1参照)。本実施形態における縦線部16と横線部17は、ヘッド10の上面12に白色の塗料を塗布することにより表されているが、これに限定されるものではなく、例えば、ヘッド10の上面12に、縦線部16と横線部17をそれぞれ形成する凹部又は凸部を設けることにより、それらを表したものであっても良い。
【0011】
また、縦線部16は、少なくとも1つの線部から構成されていればよいが、図5に示したように、スウィートスポットSを中心としてフェース面11に沿った方向に等しい距離d1,d2を有して表される2つの線部16a,16bから構成されることが好ましい。さらに、このように2つの線部16a,16bから構成した場合には、各線部16a,16bの外縁間の幅Dがゴルフボールの直径と略同一であることが好ましい。
【0012】
シャフト20は、所定の長さを有し、後端部側には、プレイヤーが把持するためのグリップ(図示省略)が設けられる。このシャフト20は、管状(中空のパイプ状)に形成されたものであり、先端がヘッド10の上面12に形成された孔部18に挿通され、ヘッド10内部に設けられる接合部材30を介して、その先端部側にヘッド10が接合される。シャフト20にヘッド10を接合する際には、図2に示したように、シャフト20の先端開口部20aが閉塞されないようにすることが重要である。シャフト20の先端開口部20aが閉塞されると、インパクトの際に発生する振動がグリップまで伝わり難くなるからである。この点、管状のシャフト20が、その先端開口部20aを閉塞されることなく、中空のヘッド10に接合されると、両者の中空部20b,15同士が互いに連通するため、ヘッド10からシャフト20を介してグリップに伝わる振動を大きくすることができる。
【0013】
本実施形態に係るゴルフパターによれば、上記したように、インパクトの際に発生する振動のグリップへの伝達性を高めることができるため、ゴルフボールを打った瞬間に手指に伝わる感触を、単にヘッド内部を中空構造としたものと比較して、より感じ取り易くすることができ、また、その際に発生する打撃音も相俟って、プレイヤーが適切な距離感を把握することが可能となる。
【0014】
また、ヘッド10の上面12に表された縦線部16を目安として、縦線部16が延びる方向に沿ってスイングすることで、スイングの度に生じるヘッド10の軌道のずれを少なくすることができるので、ゴルフボールを思い通りの方向に容易に打つことが可能となる。
【0015】
また、縦線部16が上記2つの線部16a,16bから構成されるため、インパクトの際に、1つ線部から構成されるものと比較して、縦線部16(16a,16b)が予定した打球方向に対して平行であることを視認し易くなるので、ヘッド10の軌道のずれをより少なくすることが可能となる。
【0016】
また、上記2つの線部16a,16bの外縁間の幅Dがゴルフボールの直径と略同一であるため、アドレスの際に、その2つの線部16a,16bを目安として、各線部16a,16bの外縁間にゴルフボールが位置するようにヘッド10を置くことで、スウィートスポットSの前方にゴルフボールを容易に位置させることができ、その結果、ゴルフボールをスウィートスポットSで的確に打つことが可能となる。
【0017】
さらに、ヘッド10の上面12に上記横線部17が表されているため、その横線部17を目安として、フェース面11の向きを調整できる。従って、フェース面11を予定した打球方向に対して直角に合わせることが容易である。
【0018】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ゴルフボールを打った瞬間に手指に伝わる感触を感じ取り易く、距離感が把握し易いゴルフパターを提供することが可能となり、また、ゴルフボールを思い通りの方向に容易に打つことができるゴルフパターを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一の実施の形態に係るゴルフパターの要部を示す平面図である。
【図2】図2は、図1のA−A部断面図である。
【図3】図3は、図1のB−B部断面図である。
【図4】図4は、上記実施形態に係るゴルフパターの要部を示す正面図である。
【図5】図5は、上記実施形態に係るゴルフパターの構成を説明するための図である。
【符号の説明】
10 ヘッド
11 フェース面
12 上面
16 縦線部
17 横線部
20 シャフト
Claims (5)
- 管状のシャフトが、その先端開口部を閉塞されることなく、中空のヘッドに接合されることにより、両者の中空部同士が互いに連通していることを特徴とするゴルフパター。
- 前記ヘッドの上面に、フェース面に対して直交する方向に延びる縦線部が表されていることを特徴とする請求項1に記載のゴルフパター。
- 前記縦線部が、スウィートスポットを中心としてフェース面に沿った方向に等しい距離を有して表される2つの線部から構成されることを特徴とする請求項2に記載のゴルフパター。
- 前記縦線部を構成する2つの線部の外縁間の幅がゴルフボールの直径と略同一であることを特徴とする請求項3に記載のゴルフパター。
- 前記ヘッドの上面に、フェース面に沿った方向に延びる横線部が表されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のゴルフパター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003175748A JP2005006998A (ja) | 2003-06-20 | 2003-06-20 | ゴルフパター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003175748A JP2005006998A (ja) | 2003-06-20 | 2003-06-20 | ゴルフパター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005006998A true JP2005006998A (ja) | 2005-01-13 |
Family
ID=34098801
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003175748A Pending JP2005006998A (ja) | 2003-06-20 | 2003-06-20 | ゴルフパター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005006998A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007054167A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフパターヘッド |
US7445561B2 (en) * | 2003-11-25 | 2008-11-04 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club striking face |
WO2013076329A1 (es) * | 2011-11-25 | 2013-05-30 | Miragaya Gonzalez Xose Anton | Palo de golf para la enseñanza o aprendizaje del golf |
JP2014533171A (ja) * | 2011-11-11 | 2014-12-11 | カーステン マニュファクチュアリング コーポレーション | クラブヘッド位置合わせ補助手段を有するクラブヘッドおよび関連する方法 |
-
2003
- 2003-06-20 JP JP2003175748A patent/JP2005006998A/ja active Pending
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US7445561B2 (en) * | 2003-11-25 | 2008-11-04 | Taylor Made Golf Company, Inc. | Golf club striking face |
JP2007054167A (ja) * | 2005-08-23 | 2007-03-08 | Bridgestone Sports Co Ltd | ゴルフパターヘッド |
JP2014533171A (ja) * | 2011-11-11 | 2014-12-11 | カーステン マニュファクチュアリング コーポレーション | クラブヘッド位置合わせ補助手段を有するクラブヘッドおよび関連する方法 |
WO2013076329A1 (es) * | 2011-11-25 | 2013-05-30 | Miragaya Gonzalez Xose Anton | Palo de golf para la enseñanza o aprendizaje del golf |
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