JP2005004383A - 電界利用監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】人の派遣やテレビカメラの設置などを必要とせずに、比較的簡単、効率的、経済的に一人暮らしなどの人間の状態を適確に監視し得る電界利用監視システムを提供する。
【解決手段】一人暮らしの老人などの人間1が歩行する床5に複数の電極7を設けるとともに、人体に誘起される電界を利用したトランシーバを有する携帯端末3を人間1の体に近接または密接して設け、この携帯端末3から被検知用信号に基づいた電界を人間1の体に誘起させ、この電界を電極7を介してトランシーバ付き小型情報端末9で検知して検知電気信号としてパソコン11に出力し、パソコン11がこの検知電気信号を分析して人間の状態を判断する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、人体に誘起される電界を利用して人間の状態を監視する電界利用監視システムに関し、更に詳しくは、レーザ光と電気光学結晶を用いた電気光学的手法により検知し得る電界を利用して、例えば一人暮らしの老人などの生活状態や健康状態を監視する電界利用監視システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
高齢化社会の伸展、都会への若者の進出による地方での過疎化などにより、一人暮らしの老人が増加しつつあり、このような一人暮らしの老人の健康状態などを適宜観察したり、身の回りの世話をしたり、介護したり、必要により医者を派遣したり、病院に入院させるというような介護サービスが重要な課題となっている。
【0003】
このような一人暮らしの老人に対する介護サービスとして、従来は、一人暮らしの老人の各家庭に介護センタから人を例えば週に1回や2〜3回程度、派遣して、老人の健康状態や生活状態を観察したり、簡単な身の回りの世話をするなどのことが行われている(例えば、非特許文献1参照)。
【0004】
このような介護センタから人を派遣する代わりに、一人暮らしの老人の各家庭にテレビカメラを設置し、このテレビカメラで老人の生活状態や健康状態などを観察することも可能である。このテレビカメラを一人暮らしの老人の各家庭に設置する場合には、老人が生活する寝室、厨房、居間などの各部屋にテレビカメラを設置し、この複数のテレビカメラで撮影した老人の画像を通信回線を介して介護センタなどに伝送し、この伝送されてきた老人の画像を介護センタで人が常時観察することが必要である。
【0005】
【非特許文献1】
http://www.zenrosai.or.jp/seikatsu/kaigo.asp
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、一人暮らしの老人に対する介護サービスは、従来、介護センタから人を派遣して、老人の健康状態や生活状態を観察したり、簡単な身の回りの世話をするなどのことが行われているが、このような人の派遣は、毎日、1日中、行われているものでなく、例えば週に1回や2〜3回程度行われているものであるため、この間に老人の健康状態が悪くなって、例えば倒れてしまうなどのことがあった場合には、このような状況を迅速に把握することができず、老人が非常に危険な状態に陥ってしまうという問題がある。
【0007】
また、介護センタから人を派遣するということは、一人暮らしの老人の数が少ないような場合には、十分な介護を行うことができるが、高齢化社会が更に進んだ場合には、派遣する人の人数や資質の問題、更には経済的な問題などにより十分な介護サービスを行うことができなくなるという恐れがある。
【0008】
更に、上述したように、一人暮らしの老人の各家庭にテレビカメラを設置する方法は、老人が生活する寝室、厨房、居間などの各部屋にテレビカメラを設置し、この複数のテレビカメラで撮影した老人の画像を通信回線を介して介護センタなどに伝送し、この伝送されてきた老人の画像を介護センタで人が常時観察することが必要であり、非常に高価なシステムが必要となるという問題があるとともに、また介護センタでは、伝送されてきた老人の画像を常時、人が観察しなければならず、このような観察を行う人材の確保にも一人暮らしの老人が増えてきた場合には経済的、空間的、資質的な問題が発生する恐れがある。
【0009】
本発明は、上記に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、人の派遣やテレビカメラの設置などを必要とせずに、比較的簡単、効率的、経済的に一人暮らしなどの人間の状態を適確に監視し得る電界利用監視システムを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の本発明は、人体に誘起される電界を利用して人間の状態を監視する電界利用監視システムであって、人間が歩行した場合に人間の足が密接または近接するように歩行面に設けられた複数の電極と、人間の体に密接または近接して携帯され、所定の被検知用信号を人体を介して伝達させるべく該所定の被検知用信号に基づく電界を人体に誘起させる小型情報端末付きトランシーバと、前記複数の電極に接続され、前記小型情報端末付きトランシーバを携帯した人間が前記歩行面上に存在することで、その人体が前記電極に密接または近接した場合に、小型情報端末付きトランシーバから人体を介して伝達されてくる前記所定の被検知用信号に基づく電界を前記電極を介して人体から検知して検知電気信号として生成し、この検知電気信号を出力する電極側トランシーバ手段と、この電極側トランシーバ手段から出力される検知電気信号を受信し、この検知電気信号を分析して前記人間の状態を判断するデータ処理手段とを有することを要旨とする。
【0011】
請求項1記載の本発明にあっては、歩行面に複数の電極を設け、人間の体に近接または密接して設けた小型情報端末付きトランシーバから被検知用信号に基づいて人体に誘起させた電界を電極を介して電極側トランシーバ手段で検知電気信号として検知し、この検知電気信号を分析して人間の状態を判断しているため、例えば一人暮らしの老人などが倒れていないかなどの状態を適確に判断することができ、従来、このような一人暮らしの老人を介護するような場合において介護センタから人をいちいち派遣して、その健康状態を確認するようなことが必要なくなるだけでなく、24時間を監視でき、異常があった場合には、必要な通知先に迅速に通知することができるし、またテレビカメラを使用するような場合に比較して、非常に経済的に実施することができ、また撮像されてきた画像を例えば24時間監視するような人材の確保も必要なくなり、経済的、空間的、資質的な問題もなくなる。
【0012】
また、請求項2記載の本発明は、人体に誘起される電界を利用して人間の状態を監視する電界利用監視システムであって、人間が歩行した場合に人間の足が密接または近接するように歩行面に設けられた複数の電極と、人間の体に密接または近接して携帯され、人体を伝達されてくる電界を検知して電気信号として生成処理するとともに、電気信号を人体を介して伝達すべく該電気信号に基づく電界を人体に誘起する小型情報端末付きトランシーバと、前記複数の電極に接続され、各電極に所定の探査用信号を供給し、前記小型情報端末付きトランシーバを携帯した人間が前記歩行面上に存在することで、その人体が前記電極に密接または近接した場合に、小型情報端末付きトランシーバが該電極を介して人体に誘起され伝達されてくる前記所定の探査用信号に基づく電界を検知して被検知用信号として生成処理し、この被検知用信号に基づく電界を人体に誘起させることにより人体を介して伝達されてくる当該被検知用信号に基づく電界を前記電極を介して人体から検知して検知電気信号として出力する電極側トランシーバ手段と、この電極側トランシーバ手段から出力される前記検知電気信号を受信し、この検知電気信号を分析して前記人間の状態を判断するデータ処理手段とを有することを要旨とする。
【0013】
請求項2記載の本発明にあっては、歩行面に複数の電極を設けるとともに人間の体に近接または密接して小型情報端末付きトランシーバを設け、電極側トランシーバ手段から電極に探査用信号を供給し、人間が歩行面上にいて人体が電極に密接または近接した場合に人間に携帯の小型情報端末付きトランシーバが電極を介して人体に誘起され伝達されてくる探査用信号に基づく電界を検知して被検知用信号として生成処理し、この被検知用信号に基づく電界を人体に誘起させると、この人体を介して伝達されてくる被検知用信号に基づく電界が電極側トランシーバ手段で電極を介して人体から検知されて検知電気信号として出力され、この検知電気信号を分析することにより人間の状態を判断するため、例えば一人暮らしの老人などが倒れていないかなどの状態を適確に判断することができ、従来、このような一人暮らしの老人を介護するような場合において介護センタから人をいちいち派遣して、その健康状態を確認するようなことが必要なくなるだけでなく、24時間監視でき、異常があった場合には、必要な通知先に迅速に通知することができるし、またテレビカメラを使用するような場合に比較して、非常に経済的に実施することができ、また撮像されてきた画像を例えば24時間監視するような人材の確保も必要なくなり、経済的、空間的、資質的な問題もなくなる。
【0014】
更に、請求項3記載の本発明は、請求項1または2記載の発明において、前記電極側トランシーバ手段が、前記被検知用信号に基づく電界を電極を介して人体から検知して検知電気信号として生成または出力する場合の該電極を識別する電極識別手段と、この識別した電極の識別情報を前記検知電気信号とともに出力する電極情報出力手段とを有し、前記データ処理手段が、前記電極側トランシーバから出力される電極の識別情報と検知電気信号に基づき人間の状態を判断する手段を有することを要旨とする。
【0015】
請求項3記載の本発明にあっては、被検知用信号に基づく電界を検知した電極を識別することができ、この電極の識別情報と検知電気信号に基づいて人間の状態を判断するため、例えば2個以上の電極からの識別情報を検知電気信号とともに受信した場合には、例えば一人暮らしの老人が床などに倒れているなどと適確に判断でき、このような異常状態を必要により管理センタや介護・セキュリティセンタなどの通知先に迅速に通知し、必要な処置を迅速に行うことができるし、また人間が歩行している場合には、その方向を読み取ることも可能である。
【0016】
請求項4記載の本発明は、請求項1または2記載の発明において、前記小型情報端末付きトランシーバおよび各電極が、それぞれ自身を一意に識別し得るトランシーバ識別情報および電極識別情報を付与されていて、前記小型情報端末付きトランシーバが、前記被検知用信号を人体を介して伝達すべく該被検知用信号に基づく電界を人体に誘起させるに当っては、自身のトランシーバ識別情報も被検知用信号とともに人体を介して伝達すべく被検知用信号およびトランシーバ識別情報に基づく電界を人体に誘起させるトランシーバ識別情報伝達手段を有し、前記電極側トランシーバ手段が、前記電極を介して前記被検知用信号に基づく電界を検知する場合、該被検知用信号とともにトランシーバ識別情報も検知するとともに、該電界を検知した電極を識別する電極識別情報を取得し、この取得した電極識別情報およびトランシーバ識別情報を前記検知電気信号とともに出力する識別情報取得手段を有し、前記データ処理手段が、前記電極側トランシーバ手段から出力される検知電気信号を前記電極識別情報およびトランシーバ識別情報とともに受信し、この検知電気信号、電極識別情報およびトランシーバ識別情報に基づき人間の状態を判断する識別情報考慮手段を有することを要旨とする。
【0017】
請求項4記載の本発明にあっては、人間が携帯している小型情報端末付きトランシーバの識別情報および被検知用信号に基づく電界を検知した場合の電極の識別情報を取得することができ、この小型情報端末付きトランシーバの識別情報、電極の識別情報および検知電気信号に基づいて人間の状態を判断するため、例えば2個以上の電極からの識別情報を検知電気信号とともに受信した場合には、例えば一人暮らしの老人が床などに倒れているなどと適確に判断でき、このような異常状態を必要により管理センタや介護・セキュリティセンタなどの通知先に迅速に通知し、必要な処置を迅速に行うことができるし、更に人間に携帯される小型情報端末付きトランシーバの識別情報から二人以上の人間を識別し得ることにより、例えば二人暮らしの老人であって、一人が寝たきりで、もう一人が介護しているような場合に、この介護している老人が倒れてしまったにも関わらず、寝たきりの老人はこれを知らないかまたは管理センタなどに通報できないような異常な状態をも適確に判断でき、必要により管理センタや介護・セキュリティセンタなどに通報して、必要な処置を迅速に行うことができるし、また人間が歩行している場合には、その方向を読み取ることも可能である。
【0018】
また、請求項5記載の本発明は、請求項4記載の発明において、前記小型情報端末付きトランシーバが、自身に付与されたトランシーバ識別情報を保存するトランシーバ識別情報保存手段を有し、前記電極側トランシーバまたは前記データ処理手段は、各電極に付与された電極識別情報を保存する電極識別情報保存手段を有することを要旨とする。
【0019】
更に、請求項6記載の本発明は、人体に誘起される電界を利用して人間の状態を監視する電界利用監視システムであって、人間が生活しながら利用することにより該人間の体が密接または近接する接触部の表面に設けられた1個以上の電極と、人間の体に密接または近接して携帯され、所定の被検知用信号を人体を介して伝達させるべく該所定の被検知用信号に基づく電界を人体に誘起させる小型情報端末付きトランシーバと、前記電極に接続され、前記小型情報端末付きトランシーバを携帯した人間が前記接触部の表面に密接または近接することで、その人体が前記電極に密接または近接した場合に、小型情報端末付きトランシーバから人体を介して伝達されてくる前記所定の被検知用信号に基づく電界を前記電極を介して人体から検知して検知電気信号として生成し、この検知電気信号を出力する電極側トランシーバ手段と、この電極側トランシーバ手段から出力される検知電気信号を受信し、この検知電気信号を分析して前記人間の状態を判断するデータ処理手段とを有することを要旨とする。
【0020】
請求項6記載の本発明にあっては、人間が生活する場合に人体が密接または近接する接触部の表面に1個以上の電極を設け、人間の体に近接または密接して設けた小型情報端末付きトランシーバから被検知用信号に基づいて人体に誘起させた電界を電極を介して電極側トランシーバ手段で検知電気信号として検知し、この検知電気信号を分析して人間の状態を判断しているため、例えば一人暮らしの老人がベッドやトイレなどに入ったり使用したという老人の生活状態や動作状態などの状態を適確に判断でき、従来、このような老人を介護するような場合において介護センタから人をいちいち派遣して、その健康状態を確認するようなことが必要なくなるだけでなく、24時間を監視でき、異常があった場合には、必要な通知先に迅速に通知することができるし、またテレビカメラを使用するような場合に比較して、非常に経済的に実施することができ、また撮像されてきた画像を例えば24時間監視するような人材の確保も必要なくなり、経済的、空間的、資質的な問題もなくなる。
【0021】
請求項7記載の本発明は、人体に誘起される電界を利用して人間の状態を監視する電界利用監視システムであって、人間が生活しながら利用することにより該人間の体が密接または近接する接触部の表面に設けられた1個以上の電極と、人間の体に密接または近接して携帯され、人体を伝達されてくる電界を検知して電気信号として生成処理するとともに、電気信号を人体を介して伝達すべく該電気信号に基づく電界を人体に誘起する小型情報端末付きトランシーバと、前記電極に接続され、該電極に所定の探査用信号を供給し、前記小型情報端末付きトランシーバを携帯した人間が前記接触部の表面に密接または近接することで、その人体が前記電極に密接または近接した場合に、小型情報端末付きトランシーバが該電極を介して人体に誘起され伝達されてくる前記所定の探査用信号に基づく電界を検知して被検知用信号として生成処理し、この被検知用信号に基づく電界を人体に誘起させることにより人体を介して伝達されてくる当該被検知用信号に基づく電界を前記電極を介して人体から検知して検知電気信号として出力する電極側トランシーバ手段と、この電極側トランシーバ手段から出力される前記検知電気信号を受信し、この検知電気信号を分析して前記人間の状態を判断するデータ処理手段とを有することを要旨とする。
【0022】
請求項7記載の本発明にあっては、人間が生活する場合に人体が密接または近接する接触部の表面に1個以上の電極を設け、電極側トランシーバ手段から電極に探査用信号を供給し、人体が接触部の表面の電極に密接または近接した場合に人間に携帯の小型情報端末付きトランシーバが電極を介して人体に誘起され伝達されてくる探査用信号に基づく電界を検知して被検知用信号として生成処理し、この被検知用信号に基づく電界を人体に誘起させると、この人体を介して伝達されてくる被検知用信号に基づく電界が電極側トランシーバ手段で電極を介して人体から検知されて検知電気信号として出力され、この検知電気信号を分析することにより人間の状態を判断するため、例えば一人暮らしの老人がベッドやトイレなどに入ったり使用したという老人の生活状態や動作状態などの状態を適確に判断でき、従来、このような老人を介護するような場合において介護センタから人をいちいち派遣して、その健康状態を確認するようなことが必要なくなるだけでなく、24時間監視でき、異常があった場合には、必要な通知先に迅速に通知することができるし、またテレビカメラを使用するような場合に比較して、非常に経済的に実施することができ、また撮像されてきた画像を例えば24時間監視するような人材の確保も必要なくなり、経済的、空間的、資質的な問題もなくなる。
【0023】
また、請求項8記載の本発明は、請求項6または7記載の発明において、前記電極側トランシーバ手段が、前記被検知用信号に基づく電界を電極を介して人体から検知して検知電気信号として生成または出力する場合の該電極を識別する電極識別手段と、この識別した電極の識別情報を前記検知電気信号とともに出力する電極情報出力手段とを有し、前記データ処理手段が、前記電極側トランシーバから出力される電極の識別情報と検知電気信号に基づき人間の状態を判断する手段を有することを要旨とする。
【0024】
請求項8記載の本発明にあっては、被検知用信号に基づく電界を検知した電極を識別することができ、この電極の識別情報と検知電気信号に基づいて人間の状態を判断するため、例えば一人暮らしの老人が使用した接触部が例えばベッドであるのかまたはトイレであるのかなどを適確に識別できる。
【0025】
更に、請求項9記載の本発明は、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の発明において、前記人体からの生体情報を検知すべく人体に密接または近接するように前記小型情報端末付きトランシーバまたは前記電極側トランシーバに接続して設けられた生体センサを有し、前記データ処理手段が、前記電極側トランシーバを介してまたは該電極側トランシーバおよび小型情報端末付きトランシーバを介して前記生体センサから生体情報を取得する生体情報取得手段と、この取得した生体情報に基づいて前記人間の状態を詳しく判断する精査手段とを有することを要旨とする。
【0026】
請求項9記載の本発明にあっては、生体センサにより人間の生体情報を取得でき、この生体情報に基づいて人間の状態を更に詳しく判断するため、生体情報として、例えば体温、脈拍、血圧、血流などを取得でき、このような生体情報に基づいて人間が危険な状態にあるか否かを適確に判断することができ、管理センタなどへの通報もその危険度に応じて迅速かつ適確に行うことができる。
【0027】
請求項10記載の本発明は、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の発明において、前記データ処理手段が、通信回線を介して所定の通知先に接続されていて、前記判断された人間の状態に関する情報を前記通知先に通知する通知手段を有することを要旨とする。
【0028】
請求項10記載の本発明にあっては、データ処理手段は、通信回線を介して所定の通知先に人間の状態に関する情報を通知できるため、例えば一人暮らしの老人などに異常事態が発生した場合には、例えば管理センタ、病院・警察、介護・セキュリティセンタや隣人、知人、親戚などの携帯電話などの必要な通知先に迅速に通知することができる。
【0029】
また、請求項11記載の本発明は、請求項10記載の発明において、前記所定の通知先が、管理センタ、病院・警察のデータ処理端末、介護・セキュリティセンタおよび隣人、知人、親戚などの携帯電話の少なくとも1つ以上であることを要旨とする。
【0030】
更に、請求項12記載の本発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の発明において、前記歩行面が、床の表面または絨毯の表面であることを要旨とする。
【0031】
請求項13記載の本発明は、請求項6または7記載の発明において、前記接触部が、ベッド用パッド、敷布団、敷布、座布団、椅子、便座または便座用カバーであることを要旨とする。
【0032】
また、請求項14記載の本発明は、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の発明において、前記人体からの生体情報を検知すべく人体に密接または近接する生体センサを備え、この生体センサで検知した生体情報を無線で送信する生体センサ付き無線トランシーバを有し、前記小型情報端末付きトランシーバが、前記生体センサ付き無線トランシーバから無線で送信される生体情報を受信する無線トランシーバと、この無線トランシーバで受信した生体情報を人体を介して伝送すべく電界として人体に誘起させる生体情報伝送手段とを有し、前記データ処理手段が、前記生体センサ付き無線トランシーバの生体情報伝送手段から電界として送信されてくる生体情報を前記電極側トランシーバを介して受信する生体情報受信手段と、この取得した生体情報に基づいて前記人間の状態を詳しく判断する精査手段とを有することを要旨とする。
【0033】
請求項14記載の本発明にあっては、生体センサ付き無線トランシーバで検知した生体情報を小型情報端末付きトランシーバを介してデータ処理手段に送信することにより生体情報に基づいて人間の状態を更に詳しく判断するため、小型情報端末付きトランシーバとは別に比較的小型化し得る生体センサ付き無線トランシーバで生体情報を検知できるという点において生体センサ付き無線トランシーバを例えば頭部、胸部、腕、首などの任意の部位に人体に負担をかけることなく取り付けることができ、生体情報を得やすくなるとともに、生体情報として例えば体温、脈拍、血圧、血流、脳波などを取得でき、このような生体情報に基づいて人間が危険な状態にあるか否かを適確に判断することができ、管理センタなどへの通報もその危険度に応じて迅速かつ適確に行うことができる。
【0034】
更に、請求項15記載の本発明は、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の発明において、前記人体からの生体情報を検知すべく人体に密接または近接する生体センサを備え、この生体センサで検知した生体情報を人体を介して電界として伝送で送信する生体センサ付き人体通信用トランシーバを有し、前記小型情報端末付きトランシーバが、前記生体センサ付き人体通信用トランシーバから電界として伝送される生体情報を受信し、この受信した生体情報を人体を介して更に伝送すべく電界として人体に誘起させる生体情報伝送手段を有し、前記データ処理手段が、前記小型情報端末付きトランシーバの生体情報伝送手段から電界として送信されてくる生体情報を前記電極側トランシーバを介して受信する生体情報受信手段と、この取得した生体情報に基づいて前記人間の状態を詳しく判断する精査手段とを有することを要旨とする。
【0035】
請求項15記載の本発明にあっては、生体センサ付き人体通信用トランシーバで検知した生体情報を小型情報端末付きトランシーバを介してデータ処理手段に送信することにより生体情報に基づいて人間の状態を更に詳しく判断するため、小型情報端末付きトランシーバとは別に比較的小型化し得る生体センサ付き人体通信用トランシーバで生体情報を検知できるという点において生体センサ付き人体通信用トランシーバを人体の例えば頭部、胸部、腕、首などの任意の部位に人体に負担をかけることなく取り付けることができ、生体情報を得やすくなるとともに、生体情報として例えば体温、脈拍、血圧、血流、脳波などを取得でき、このような生体情報に基づいて人間が危険な状態にあるか否かを適確に判断することができ、管理センタなどへの通報もその危険度に応じて迅速かつ適確に行うことができる。
【0036】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明の実施の形態を説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る電界利用監視システムの構成を示す図である。同図に示す電界利用監視システムは、例えば一人暮らしの老人である人間1(1a,1b)に対して電界を利用して人間の状態を監視し得る携帯端末3(3a,3b)を携帯させ、この携帯端末3により人間1の健康状態、生活状態などの状態を監視するようになっている。
【0037】
携帯端末3は、人間1の体に密接または近接して設けられることにより、人体に電界を誘起し、この誘起した電界を用いて信号の送受信を行うものであり、図2に示すように、小型情報端末41、生体センサ43およびトランシーバ31から構成され、小型情報端末41および生体センサ43からの信号を電界としてトランシーバ31を介して人体に誘起して人体の他の部位に伝達したり、また人体を介して伝達されてくる電界をレーザ光と電気光学結晶を用いた電気光学的手法により検知して電気信号として出力し、小型情報端末41に供給する。なお、携帯端末3は、本発明の小型情報端末付きトランシーバを構成するものである。
【0038】
携帯端末3を構成するトランシーバ31は、図2に示すように、小型情報端末41からの信号を入出力(I/O)回路32を介して受け取ると、この信号を送信回路33を介して送受信電極34に供給し、該送受信電極34から絶縁膜35を介して人体1x、すなわち人間1の体1xに電界を誘起させ、この電界を人体を介して人体の他の部位に伝達させる。
【0039】
また、トランシーバ31は、人体の他の部位から人体に誘起させられて伝達されてくる電界を絶縁膜35を介して送受信電極34で受け取り、この電界を電界検出光学部36に結合して電気信号に変換する。この電気信号は、信号処理回路37で増幅、雑音除去などの信号処理を施され、更に波形整形回路38で波形整形などを施され、入出力回路32を介して小型情報端末41に出力されるようになっている。
【0040】
小型情報端末41は、必要により生体センサ43を起動して、生体センサ43から生体情報を取得し、この取得した生体情報をトランシーバ31を介して送信するようにもなっている。すなわち、生体センサ43は、人間1の人体の所定の部位に密接または近接して設けられ、これにより人体の所定の部位から得られる例えば体温、脈拍、血圧、血流などの生体情報を検知し、小型情報端末41に供給するようになっている。
【0041】
トランシーバ31を構成する前記電界検出光学部36は、人体に誘起されて伝達され、絶縁膜35、送受信電極34を介して結合される電界をレーザ光と電気光学結晶を用いた電気光学的手法により検知し、電気信号に変換して信号処理回路37に出力するように機能するものであり、図3に示すように、レーザダイオード61および電気光学結晶からなる電気光学素子67を有する。電気光学素子67は、レーザダイオード61からのレーザ光の進行方向に対して例えば直角方向に結合される電界にのみ感度を有し、この電界強度によって光学特性、すなわち複屈折率が変化し、この複屈折率の変化によりレーザ光の偏光が変化するようになっている。
【0042】
電気光学素子67の図上で上下方向に対向する両側面には第1および第2の電極69,71が設けられ、第1の電極69には前記送受信電極34が接続され、第2の電極71にはグランド電極73が接続されている。送受信電極34は、人体に誘起されて伝達されてくる電界を検知すると、この電界を第1の電極69に伝達し、第1の電極69を介して電気光学素子67に結合するようになっている。
【0043】
レーザダイオード61から出力されるレーザ光は、コリメートレンズ63を介して平行光にされ、平行光となったレーザ光は第1の波長板65で偏光状態を調整されて電気光学素子67に入射する。電気光学素子67に入射したレーザ光は、電気光学素子67内で第1、第2の電極69,71の間を伝播するが、このレーザ光の伝播中において送受信電極34が人体に誘起されて伝達されてくる電界を検出し、この電界を第1の電極69を介して電気光学素子67に結合すると、この電界は第1の電極69からグランド電極73に接続されている第2の電極71に向かって形成され、レーザダイオード61から電気光学素子67に入射したレーザ光の進行方向に直角であるため、電気光学素子67の光学特性である複屈折率が変化し、これによりレーザ光の偏光が変化する。
【0044】
このように電気光学素子67において第1の電極69からの電界によって偏光が変化したレーザ光は、第2の波長板75で偏光状態を調整されて偏光ビームスプリッタ77に入射する。偏光ビームスプリッタ77は、第2の波長板75から入射されたレーザ光をP波およびS波に分離して、光の強度変化に変換する。この偏光ビームスプリッタ77でP波成分およびS波成分に分離されたレーザ光は、それぞれ第1、第2の集光レンズ79a,79bで集光されてから、第1、第2のフォトダイオード81a,81bに供給され、第1、第2のフォトダイオード81a,81bにおいてP波光信号とS波光信号をそれぞれの電気信号に変換して出力する。
【0045】
第1、第2のフォトダイオード81a,81bから出力される電気信号は、トランシーバ31の信号処理回路37で増幅、雑音除去などの信号処理を施され、信号整形回路38で波形整形されてから、入出力回路32を介して小型情報端末41に供給される。
【0046】
図1に戻って、上述したように小型情報端末41および生体センサ43を備えて構成される携帯端末3を例えば一人暮らしの老人などの人間1の体に密接または近接するように携帯させると、この人間1の動作状態、生活状態、ひいては健康状態などの人間1の状態を携帯端末3を介して取得することができる。
【0047】
すなわち、図1に示すように、人間1が生活する例えば部屋の歩行面である床5の表面に複数の電極7を携帯端末3から人間1の人体に誘起されて伝送されてくる電界を検知したり、または人間1の人体に電界を誘起して人体を介して人間1の携帯端末3に信号を伝送し得るように設け、この複数の電極7をそれぞれ本発明の電極側トランシーバ手段を構成するトランシーバ付き小型情報端末9に接続するとともに、各トランシーバ付き小型情報端末9を介してパソコン11に接続する。
【0048】
なお、トランシーバ付き小型情報端末9は、本発明の電極側トランシーバ手段を構成するものであり、トランシーバと小型情報端末で構成されるが、このトランシーバも携帯端末3のトランシーバ31と同様に人間1の体に誘起され伝送されてくる電界を電極7を介してレーザ光と電気光学結晶を用いた電気光学的手法により検知するように構成されているものである。
【0049】
従って、詳しくは後述するが、このパソコン11は、複数のトランシーバ付き小型情報端末9、電極7を介した人間1に携帯されている携帯端末3との通信を人間1の体に電界を誘起して伝送することにより行うことができるし、またこの携帯端末3から人間1の状態に関する情報を取得することができる。
【0050】
なお、このパソコン11は、複数の電極7が設けられていると同じ部屋または人間1が生活している自宅内に設けられることが好ましいが、これに限定されるものではない。また、床5の表面に設けられた複数の電極7は、人間1が歩行した場合に、その足が密接または近接するように床面に設けられる。
【0051】
パソコン11は、人間1に携帯されている携帯端末3から取得した人間1の状態に関する情報から人間1の動作状態、生活状態、健康状態などを判断するように構成することができるし、またはパソコン11は通信回線13を介して公衆網15に接続され、この公衆網15から更に管理センタ17のデータ処理端末17a、病院・警察19のデータ処理端末19a、介護・セキュリティセンタ21のデータ処理端末21a、または隣人、知人、親戚などの携帯電話23に接続されているので、パソコン11は通信回線13、公衆網15を介して人間1の状態に関する情報をこれらに対して送信したり、または一旦、管理センタ17のデータ処理端末17aに送信して、人間1の状態を通知し、管理センタ17において人間1の状態を判断し、この判断結果に基づき緊急事態と判断した場合には、管理センタ17から公衆網15を介して病院・警察19、介護・セキュリティセンタ21または隣人、知人、親戚などの携帯電話23に通知することも可能である。なお、本発明のデータ処理手段は、パソコン11またはパソコン11と管理センタ17のデータ処理端末17aで構成されているものである。
【0052】
更に詳しく、人間1aの状態を監視する動作について説明する。なお、この動作説明では、人間1aに携帯した携帯端末3から人体に対して、詳しくは、携帯端末3の小型情報端末41からトランシーバ31を介して人体に対して所定の被検知用信号を出力し、この被検知用信号を電極7、トランシーバ付き小型情報端末9を介してパソコン11が受信する第1の制御方法と、パソコン11または各トランシーバ付き小型情報端末9から所定の探査用信号を電極7を介して人体に出力し、この探査用信号に対して携帯端末3から人体に対して返信されてくる被検知用信号を電極7、トランシーバ付き小型情報端末9を介してパソコン11が受信する第2の制御方法とがある。従って、まず第1の制御方法について説明する。
【0053】
第1の制御方法では、所定の被検知用信号は、人間1aの携帯端末3aの小型情報端末41から例えば周期的に出力され、トランシーバ31を介して人間1aの体に電界として誘起され、人体を介して人体の他の部位、例えば図1において点線で示すように、人間1aの足に伝送されてくる。
【0054】
人間1aの足に伝送されてきた被検知用信号に基づく電界は、人間1aの足が乗っている電極7を介してトランシーバ付き小型情報端末9で検知され、検知電気信号として出力される。この検知電気信号は、パソコン11で受信され、パソコン11は、このトランシーバ付き小型情報端末9から送られてきた検知電気信号により人間1aの状態を判断する。また、この人間1aの状態の判断は、パソコン11で行わず、パソコン11は単にトランシーバ付き小型情報端末9からの検知電気信号を受信し、この受信した検知電気信号を通信回線13、公衆網15を介して管理センタ17などに送信し、管理センタ17において検知電気信号から人間1aの状態を判断するようにしてもよいものである。なお、この場合には、パソコン11は、単にデータを中継して送信する機能のみあればよいものであり、必ずしもパソコンである必要はない。
【0055】
上記検知電気信号に基づく人間1aの状態の判断は、パソコン11で行ってもまた管理センタ17などで行っても原理的には同じであるので、以下の説明では、パソコン11で行う場合について説明する。
【0056】
パソコン11は、トランシーバ付き小型情報端末9から前記検知電気信号を受信すると、図1において人間1aおよび携帯端末3aのように符号に「a」を付して示すように、携帯端末3aを携帯している人間1aが床5上の1個の電極7上に真っ直ぐに立っているような場合には、人間1aの携帯端末3aからの被検知用信号は、1個の電極7のみを通って1個のトランシーバ付き小型情報端末9のみで受信され、1個のトランシーバ付き小型情報端末9からの検知電気信号としてパソコン11に送信されてくるので、この検知電気信号は、他の信号と加算されたり重畳することなく、1個の信号としてパソコン11で受信されるので、パソコン11は、この1個の信号としての検知電気信号から人間1aが真っ直ぐに立っている状態であると判断することができる。そして、このように人間1aが真っ直ぐに立っているということは、人間1aが正常な状態にあると判断することができる。
【0057】
更に、人間1aがこのように立った状態で歩行した場合には、この1個の信号としての検知電気信号もこの歩行に合わせて電極7、トランシーバ付き小型情報端末9間を移動するので、この電極7、トランシーバ付き小型情報端末9間における移動時に発生する検知電気信号の波形に基づき人間1aが正常に歩行していると判断することができる。
【0058】
これに対して、図1において人間1bおよび携帯端末3bのように符号に「b」を付して示すように、携帯端末3bを携帯している人間1bが床5上に倒れて、複数の電極7上に横倒れているような場合には、人間1bの携帯端末3bからの被検知用信号は、複数の電極7を通って複数のトランシーバ付き小型情報端末9で検知電気信号として受信され、複数のトランシーバ付き小型情報端末9からの複数の検知電気信号が場合によっては加算されたり重畳された信号としてパソコン11に送信されてくるので、パソコン11は、この複数の検知電気信号またはその加算または重畳された検知電気信号から人間1bが倒れている状態であると判断することができる。なお、このように検知電気信号が加算または重畳されるかは、後述する説明から明らかになるように、例えば各電極7を識別し得るように制御を行うかまたは各電極7に識別情報を付与することにより、複数の検知電気信号またはその加算または重畳された検知電気信号でなく、それぞれが電極を識別し得る情報または電極識別情報を伴う複数の検知電気信号から人間の状態を判断することができる。
【0059】
すなわち、人間1bのように床5の上に倒れている場合には、人間1bは、複数の人体箇所(図1では、足、腰、頭の3箇所)において複数個(3個)の電極7に近接または密接しているので、パソコン11は、この複数の電極7から検知電気信号を受信し、この複数の電極7からの検知電気信号に基づいて人間1bの状態、すなわち人間1bが倒れているという状態を判断することができる。
【0060】
なお、人間1bが倒れて移動できない状態にある場合には、検知電気信号は複数の電極7やトランシーバ付き小型情報端末9間の移動で現れる変化もないので、パソコン11は、人間1bが倒れて動けない状態であると判断することができる。そして、このように人間1bが倒れているということは、人間1bが例えばめまい、つまづいて怪我して起き上がれない状態、脳梗塞、心筋梗塞などの異常状態が発生したものであると判断することができる。
【0061】
パソコン11は、このような異常状態を検知すると、この異常状態を通信回線13、公衆網15を介して管理センタ17に通知し、管理センタ17から更に病院・警察19、介護・セキュリティセンタ21や隣人、知人、親戚などの携帯電話23などに通知したり、またはパソコン11から管理センタ17に通知すると同時に、直接病院・警察19、介護・セキュリティセンタ21、隣人、知人、親戚などの携帯電話23などに通知することも可能である。
【0062】
更に、パソコン11は、上述したような異常状態を検知すると、トランシーバ付き小型情報端末9、電極7を介して人間1bの携帯端末3bに対して生体センサ起動信号を送信する。携帯端末3bは、この生体センサ起動信号を受信すると、生体センサ43を起動して、生体センサ43で人間1bの例えば体温、脈拍、血圧、血流などの生体情報を検知し、この検知した生体情報を生体センサ43から小型情報端末41、トランシーバ31を介して人間1bの体に電界として誘起して伝送する。
【0063】
この生体情報に基づく電界は、人間1bの体を介して電極7に伝達され、トランシーバ付き小型情報端末9で生体情報として検知される。この生体情報は、トランシーバ付き小型情報端末9からパソコン11に送信される。パソコン11は、この生体情報に基づいて人間1bの状態を体温、脈拍、血圧、血流などの生体情報で更に詳しく知ることができ、人間1bが危険な状態にあるか否かを適確に判断することができる。管理センタ17への通報もその危険度に応じて行うことができる。
【0064】
なお、生体センサは、図2に示したように携帯端末3に設けてもよいが、電極7やトランシーバ付き小型情報端末9に関連して設けてもよいものである。また、生体センサは、常時作動していてもよいし、またはパソコン11から必要な都度、起動してもよいものである。
【0065】
なお、上記説明では、各携帯端末3および電極7は、それぞれを識別するための例えば識別情報などを付与されていないものとして説明したが、各携帯端末3および電極7に識別情報を付与したり、または各電極7を識別し得るように構成することにより、パソコン11は、電極7を介してトランシーバ付き小型情報端末9で検知した検知電気信号がどの電極7から送信されてきたものであるか、またはどれとどれの複数の電極7を介して送信されてきたものであるか、または一人の同一の人間1から送信されてきたものであるかを更に明確に識別することができ、これにより人間1が立っているか歩行しているか倒れているかなどの人間1の状態や人間1が歩行する場合には、その歩行方向などを更に適確に識別することができる。
【0066】
まず、複数の電極7を識別し得る第1の電極識別方法としては、パソコン11が例えばスキャンニング手法を利用して、トランシーバ付き小型情報端末9を介して各電極7を順次走査しながら各トランシーバ付き小型情報端末9から順次検知電気信号を取得する方法である。パソコン11は、各電極7を順番に走査しながら検知電気信号を取得することにより、この検知電気信号を取得した場合に走査している電極7を識別することができるので、この電極識別信号からどの電極7であるかを適確に識別することができる。なお、これが本発明の電極識別手段である。
【0067】
この結果、ある特定の1個の電極7のみから検知電気信号を取得した場合には、この電極7の上に人間1が立っていることがわかり、またこの状態から検知電気信号を取得した電極7が隣接する電極7に順次移動するような場合には、人間1が歩行していることがわかり、更に比較的近い位置関係にあったり隣接している複数の電極7から検知電気信号を取得した場合には、人間1が倒れていることがわかるのである。
【0068】
また、複数の電極7を識別し得る第2の電極識別方法は、各電極7に電極識別情報を付与するとともに、トランシーバ付き小型情報端末9またはパソコン11に電極識別情報保存手段を設け、この電極識別情報保存手段に各電極7の電極識別情報を保存しておき、各電極7から被検知用信号を検知する場合に、当該電極7の電極識別情報も取得することである。
【0069】
更に詳しくは、トランシーバ付き小型情報端末9は、上述したように、電極7を介して被検知用信号に基づく電界を検知する場合において、該電界を検知した電極の電極識別情報を取得し、この取得した電極識別情報を前記検知電気信号とともに出力する。そして、この検知電気信号および電極識別情報は、パソコン11で受信され、パソコン11は、このトランシーバ付き小型情報端末9から送られてきた検知電気信号と電極識別情報に基づき人間1の状態を判断する。
【0070】
このように検知電気信号とともに電極識別情報を取得することにより、パソコン11は、どの電極7からの検知電気信号であるかを適確に識別することができる。この結果、ある特定の1個の電極7のみから検知電気信号を取得した場合には、この電極7の上に人間1が立っていることがわかり、またこの状態から検知電気信号を取得した電極7が隣接する電極7に順次移動するような場合には、人間1が歩行していることがわかり、更に比較的近い位置関係にあったり隣接している複数の電極7から検知電気信号を取得した場合には、人間1が倒れていることがわかるのである。
【0071】
上記では、各電極7に電極識別情報を付与する場合について説明したが、電極7以外に各携帯端末3に識別情報、すなわち本発明のトランシーバ識別情報を付与することも可能である。なお、このように各携帯端末3にトランシーバ識別情報を付与する方法を第3の識別方法とする。また、このトランシーバ識別情報は、例えば携帯端末3内に、特に携帯端末3の小型情報端末41内のメモリにトランシーバ識別情報保存手段を設け、このトランシーバ識別情報保存手段に保存することができる。
【0072】
このように各携帯端末3にトランシーバ識別情報を付与して、各携帯端末3を識別し得るように構成した場合には、一人暮らしの老人のみでなく、年取った夫婦などのような複数の老人、特に例えば二人暮らしの老人であって、一人が寝たきりで、もう一人が介護しているような場合に、この介護している老人が倒れてしまったにも関わらず、寝たきりの老人はこれを知らないかまたは管理センタ17などに通報できないような場合に有効である。
【0073】
このように各携帯端末3にトランシーバ識別情報を付与した場合には、携帯端末3は、前記被検知用信号を人間1の体を介して伝達すべく該被検知用信号に基づく電界を人体に誘起させるに当っては、自身に付与されているトランシーバ識別情報も被検知用信号とともに人体を介して伝達すべく被検知用信号およびトランシーバ識別情報に基づく電界を人体に誘起させる。
【0074】
これに対して、トランシーバ付き小型情報端末9は、電極7を介して前記被検知用信号に基づく電界を検知する場合、該被検知用信号とともにトランシーバ識別情報も検知するとともに、更に上述したように各電極7に付与されていて、該電界を検知した電極を識別する電極識別情報も上述したように取得し、この取得した電極識別情報およびトランシーバ識別情報を前記検知電気信号とともにパソコン11に対して出力する。
【0075】
パソコン11は、トランシーバ付き小型情報端末9の検知電気信号を電極識別情報およびトランシーバ識別情報とともに受信し、この検知電気信号、電極識別情報およびトランシーバ識別情報に基づき人間の状態を判断するものである。この場合に、パソコン11は、トランシーバ識別情報からどの人間1の情報であるかを識別することができ、上述したように一人が寝たきりで、もう一人が介護しているような二人暮らしの老人に対する介護も適確に行うことができる。
【0076】
図4および図5は、図1に示す実施形態の電界利用監視システムに使用される複数の電極7を床5の代わりにカーペット100の表面に設けるとともに、図1における複数のトランシーバ付き小型情報端末9の代わりに複数の電極7に対してトランシーバ90を共通に設けたことを示す斜視図および断面図である。
【0077】
図4、図5に示すように、複数の電極7は、カーペット100の表面に設けられ、この複数の電極7を図5からわかるように絶縁膜121で保護するように構成されている。また、トランシーバ90は、複数の電極7に対して共通に設けられるとともに、転送装置95およびアンテナ99を介して無線により図1のパソコン11に対応するパソコンなどからなるコンピュータ111に接続されている。トランシーバ90および転送装置95は、本発明の電極側トランシーバ手段を構成するものであるとともに、機能的には図1のトランシーバ付き小型情報端末9に対応するも、共通化している点が異なるのみであって、この基本的機能は同じである。
【0078】
また、コンピュータ111は、自身に接続されたアンテナ113を介して転送装置95と信号の送受信を行うとともに、図1のパソコン11と同様に通信回線13、公衆網15を介して管理センタ17のデータ処理端末17a、病院・警察19のデータ処理端末19a、介護・セキュリティセンタ21のデータ処理端末21a、および隣人、知人、親戚などの携帯電話23に接続されていることは同じである。なお、トランシーバ90は、複数の電極7に対して共通に1個設けられているものでもよいし、または複数の電極7の各々に対して個別に設けられた小型の複数のトランシーバユニットを集積化などにより一体的に構成したものであってもよい。
【0079】
図4、図5に示すように、カーペット100の表面に前記複数の電極7を設けることにより、図1のように床5の表面に設けるための作業も必要なく、既に存在している各部屋の床5の上にカーペット100を敷くだけで図1の電界利用監視システムと同様な監視機能を特別な工事も必要とすることなく、容易に実現することができる。また、カーペット100側のトランシーバ90、転送装置95とコンピュータ111との間を無線で接続することにより、余分な配線も必要ないとともに、複数の部屋にそれぞれ敷いた複数のカーペット100の転送装置95との間の信号の送受信も1台のコンピュータ111で行うことができる。
【0080】
次に、図1に示す実施形態の電界利用監視システムの動作説明として、上述した第2の制御方法、すなわちパソコン11または各トランシーバ付き小型情報端末9から所定の探査用信号を電極7を介して人体に出力し、この探査用信号に対して携帯端末3から人体に対して返信されてくる被検知用信号を電極7、トランシーバ付き小型情報端末9を介してパソコン11が受信して、人間1の状態を判断する第2の制御方法について説明する。
【0081】
この第2の制御方法では、まず、前記所定の探査用信号は、各トランシーバ付き小型情報端末9から順次、すなわち1個のトランシーバ付き小型情報端末9が探査用信号を出力し終わると、次のトランシーバ付き小型情報端末9が探査用信号を出力するというように各トランシーバ付き小型情報端末9から順次、しかも例えば周期的に出力されるかまたはパソコン11からの制御により各トランシーバ付き小型情報端末9から順次、例えば周期的に出力される。このように各トランシーバ付き小型情報端末9から順次、周期的に出力される探査用信号は、各トランシーバ付き小型情報端末9に対応して接続されている電極7に供給される。
【0082】
電極7は、対応するトランシーバ付き小型情報端末9から探査用信号を受信すると、この探査用信号に基づく電界を例えば図1において人間1aで示すように人間1aの足が電極7の上に乗っていて密接または近接している場合には、この人間1aの足に誘起させ、この人間1aの体を介して伝送させる。
【0083】
このように人間1aの体に誘起された探査用信号に基づく電界は、その人体を伝送されて、人間1aの携帯端末3aによって上述したように検知され、被検知用信号として生成処理される。具体的には、探査用信号に基づく電界は、携帯端末3aのトランシーバ31で検知され電気信号に変換されてから、小型情報端末41に供給され、小型情報端末41において被検知用信号として生成される。
【0084】
この被検知用信号を生成した携帯端末3aは、次に当該被検知用信号に基づく電界を人間1aの体に誘起させ、その人体を介して伝送する。すなわち、携帯端末3aにおいては、上述したように、小型情報端末41で生成された被検知用信号を小型情報端末41からトランシーバ31に供給し、トランシーバ31から電界として人間1aの体に誘起させ、その人体を介して伝送する。
【0085】
このように人間1aの体を伝送されてきた被検知用信号に基づく電界は、人間1aの足に密接または近接して床5に設けられている電極7を介してトランシーバ付き小型情報端末9で検知され、トランシーバ付き小型情報端末9から検知電気信号としてパソコン11に対して出力される。
【0086】
パソコン11は、このトランシーバ付き小型情報端末9から出力される検知電気信号を受信すると、この受信した検知電気信号を分析して人間1aの状態を判断する。この判断以降の処理は、上述した第1の制御方法における処理と同じである。なお、図1において、人間1bのように床5の上に倒れている人間1bに対する第2の制御方法における処理も上述した第1の制御方法における処理と同じである。
【0087】
次に、図6を参照して、本発明の他の実施形態に係る電界利用監視システムについて説明する。
【0088】
図6に示す実施形態の電界利用監視システムは、例えばベッド25やトイレの便座35などのような例えば一人暮らしの老人などの人間1(1c,1d)が生活しながら利用することにより、人間1の体が密接または近接するこれらの接触部の表面に1個以上の電極7(7i,7j,7k)を設け、この電極7に図1と同様にトランシーバ付き小型情報端末9を接続し、トランシーバ付き小型情報端末9を更にパソコン11に接続するとともに、図1と同じ携帯端末3を人間1の体に近接または密接するように人間1に携帯させ、この人間1がベッド25に寝たり、便座35に座った場合に、ベッド25のパッドや便座35などの接触部の表面に設けた電極7を介して携帯端末3からの信号をトランシーバ付き小型情報端末9で検知して、パソコン11に送信し、パソコン11において人間1がいつベッド25に入り、ベッド25から出たか、今日はトイレに入ったか、何回トイレに入ったかなどのような人間1の生活状態、健康状態などの状態を監視しようとするものである。
【0089】
なお、電極7は、上述したベッド25のベッド用パッド、便座35以外に、例えば食卓の椅子、座布団、布団、シーツ、便座のカバーなどのような人間1が接触する種々の接触部の表面に設けられる。
【0090】
更に、本実施形態の電界利用監視システムでは、ベッド25のパッドや便座35などの接触部の表面に設けられた各電極7は、図1において第1の電極識別方法または第2の電極識別方法などで説明した方法、すなわちスキャンニング方法や識別情報付与方法などにより各電極7を識別し得ることが好ましい。このように各電極7を識別し得ることにより、人間1が今使用している接触部がベッド25のパッドであるのか、または便座35であるのかを適確に識別し得るからである。この識別方法は、上述した第1の電極識別方法または第2の電極識別方法と同じであるので、その説明は省略する。
【0091】
なお、各人間1が携帯する携帯端末3にも、図1で説明した前記第3の識別方法によりトランシーバ識別情報が付与されていることが好ましく、このように各人間1が携帯する携帯端末3にトランシーバ識別情報を付与することにより、図1の実施形態で説明したと同様に例えば二人暮らしの頼りなく、生活的におぼつかない老人がいる場合に、どちらを使用したかを識別できる。なお、この各携帯端末3にトランシーバ識別情報を付与する方法は、図1で説明した第3の識別方法と同じであるので、その説明は省略する。
【0092】
また、図6に示す実施形態の電界利用監視システムでも、図1の実施形態と同様に、人間1に携帯した携帯端末3から人体に対して、詳しくは、携帯端末3の小型情報端末41からトランシーバ31を介して人体に対して所定の被検知用信号を出力し、この被検知用信号を電極7、トランシーバ付き小型情報端末9を介してパソコン11が受信する第1の制御方法と、パソコン11または各トランシーバ付き小型情報端末9から所定の探査用信号を電極7を介して人体に出力し、この探査用信号に対して携帯端末3から人体に対して返信されてくる被検知用信号を電極7、トランシーバ付き小型情報端末9を介してパソコン11が受信する第2の制御方法とがあるが、この第1の制御方法および第2の制御方法は、図1の場合と全く同じであるので、その説明は省略する。
【0093】
図6に示す実施形態の電界利用監視システムは、上述した構成および各制御方法を用いて、人間1がベッド25にいるのか、または便座35にいるのかを識別し、これにより人間1がいつベッド25に入り、ベッド25から出たか、今日はトイレに入ったか、何回トイレに入ったかなどのような人間1の生活状態、健康状態などの状態を監視し、この監視した人間1の状態から人間1が正常であるか否かを判断するようになっている。そして、この判断した結果を必要によりパソコン11から通信回線13、公衆網15を介して管理センタ17のデータ処理端末17a、病院・警察19のデータ処理端末19a、介護・セキュリティセンタ21のデータ処理端末21aや隣人、知人、親戚などの携帯電話23に通知するようになっている。
【0094】
更に詳しくは、人間1cがベッド25に入ったか、寝ているか、出たかなどの判定は、パソコン11が各トランシーバ付き小型情報端末9i,9jおよびベッド25の例えばベッド用パッドの表面に設けられている電極7i,7jを介し、更に人間1cの携帯端末3cを介して前記検知電気信号とともに得られる電極7i,7jの電極識別情報からベッド25であることを判定できるとともに、これらの検知電気信号と電極識別情報が新たに得られた場合には、人間1cがベッド25に入った場合であり、今まで得られていたこれらの検知電気信号と電極識別情報がなくなった場合には、人間1cがベッド25から出た場合であり、更に電極7iと7jからのように2つ以上の電極識別情報が検知電気信号とともに得られた場合には、人間1cがベッド25に寝ている場合であると判定することができる。なお、パソコン11においては、各電極識別情報をベッド25、ベッド25などの接触部の情報と対応付けてメモリなどに記憶しておくとが好ましい。
【0095】
また、便座35の場合には、人間1dが便座35に座ると、パソコン11がトランシーバ付き小型情報端末9k、便座35の表面に設けられている電極7kを介し、更に人間1dの携帯端末3dを介して前記検知電気信号とともに得られる電極7kの電極識別情報から便座35であることを判定できる。
【0096】
更に、本実施形態では、携帯端末3は、図2で説明したように、生体センサ43を備えていて、これによりベッド25に入る人間1cや便座35に座った人間1dの生体情報を取得し、図1で説明したと同様に、パソコン11で取得し、人間1の健康状態を更に詳しく調べることができる。そして、この生体センサによる生体情報からの人間1の健康状態の判断の結果、人間1に異常が検出された場合には、パソコン11から通信回線13、公衆網15を介して管理センタ17のデータ処理端末17a、病院・警察19のデータ処理端末19a、介護・セキュリティセンタ21のデータ処理端末21aや隣人、知人、親戚などの携帯電話23などに通知することができる。
【0097】
なお、生体センサは、携帯端末3に設けてもよいし、ベッド25や便座35に設けた電極7やトランシーバ付き小型情報端末9に関連して設けてもよいものである。また、生体センサは、ベッド25や便座35を人間1が利用する度に自動的に作動するようにしてもよいし、またはパソコン11から必要な都度、起動してもよいものである。
【0098】
図7は、図6におけるベッド25の代わりに布団101のような人間1の接触部の表面に複数の電極7を設けるとともに、図4と同様に複数の電極7に対してトランシーバ91を共通に設け、このトランシーバ91からの信号を無線でアンテナ99,113を介してコンピュータ111に送信するように構成した斜視図である。
【0099】
図7に示す複数の電極7は、詳しくは図8(a)に示すように、絶縁性の布団101の表面に例えば接着などで取り付けられ、この取り付けられた複数の電極7の上を絶縁性の布団カバー102で保護したり、または図8(b)に示すように、絶縁性の布団101の表面近くの内部に埋設され、布団101の全体が布団カバー102またはシーツなどで保護されているものである。
【0100】
トランシーバ91および転送装置95は、本発明の電極側トランシーバ手段を構成するものであるとともに、機能的には図1のトランシーバ付き小型情報端末9に対応するも、共通化している点が異なるのみであって、この基本的機能は同じである。また、コンピュータ111は、自身に接続されたアンテナ113を介して転送装置95と信号の送受信を行うとともに、図1のパソコン11と同様に通信回線13、公衆網15を介して管理センタ17のデータ処理端末17a、病院・警察19のデータ処理端末19a、介護・セキュリティセンタ21のデータ処理端末21a、および隣人、知人、親戚などの携帯電話23に接続されていることは同じである。なお、トランシーバ91は、複数の電極7に対して共通に1個設けられているものでもよいし、または複数の電極7の各々に対して個別に設けられた小型の複数のトランシーバユニットを集積化などにより一体的に構成したものであってもよい。
【0101】
図9は、図6に示す便座35の表面に電極7を設ける代わりに便座35を保護している例えば厚手の布などからなる便座カバー103の表面に2個の電極7を設けるとともに、図7と同様に2個の電極7に対してトランシーバ91を共通に設け、このトランシーバ91からの信号を無線でアンテナ99,113を介してコンピュータ111に送信するように構成した斜視図である。
【0102】
図9に示すように、便座カバー103に電極7を設けることにより、既存の便座を改造することなく、本実施形態の電界利用監視システムを経済的かつ容易に導入することができる。なお、コンピュータ111から管理センタ17のデータ処理端末17aなどに接続されて通報される処理は上記と同様である。
【0103】
図10は、図6に示す実施形態においてベッド25や便座35以外に更に座布団104のような人間1が座って接触する接触部の表面に電極7を設けるとともに、図9と同様に電極7に対してトランシーバ91に接続し、このトランシーバ91からの信号を無線でアンテナ99,113を介してコンピュータ111に送信するように構成した斜視図である。
【0104】
図10に示す電極7は、詳しくは図11に断面を示すように、絶縁性の布団101の表面に例えば接着などで取り付けられ、この取り付けられた電極7の上を絶縁性カバー122で保護して構成しているものである。なお、コンピュータ111から管理センタ17のデータ処理端末17aなどに接続されて通報される処理は上記と同様である。
【0105】
図12は、本発明の更に他の実施形態に係る電界利用監視システムの構成を示す図である。同図に示す実施形態の電界利用監視システムは、図1に示した実施形態において生体センサを備えた生体センサ付き無線トランシーバ130を人間1eの体の一部に密接または近接させて新たに設けるとともに、図1の携帯端末3の代わりに前記小型情報端末41と同じ小型情報端末、前記トランシーバ31と同じ人体通信用トランシーバ、生体センサ付き無線トランシーバ130と無線通信し得る無線トランシーバを備えた携帯端末30を人間1eの体の一部に密接または近接させて設けている点が異なるものであり、その他の構成、すなわち床面5の表面に設けられた電極7、この電極7に接続された本発明の電極側トランシーバ手段を構成するトランシーバ付き小型情報端末9、このトランシーバ付き小型情報端末9にネットワーク10を介して接続されている前記データ処理手段を構成するパソコン11、更にこのパソコン11から通信回線13、公衆網15を介して接続されている管理センタ17のデータ処理端末17a、病院・警察19のデータ処理端末19a、介護・セキュリティセンタ21のデータ処理端末21a、または隣人、知人、親戚などの携帯電話23などの構成は同じであってもよい。
【0106】
本実施形態では、携帯端末30は、図1の携帯端末3のように生体センサを備えてなく、代わりに生体センサ付き無線トランシーバ130が生体センサを備えていて、この生体センサ付き無線トランシーバ130に設けられた生体センサで人間1eの例えば体温、脈拍、血圧、血流、脳波などの生体情報を検知し、この検知した生体情報を生体センサ付き無線トランシーバ130から無線信号として携帯端末30に送信するようになっているものである。
【0107】
なお、図12においては、生体センサ付き無線トランシーバ130は、人間1eの頭部に取り付けられ、これにより人間1eの脳波、血流、脈拍などの生体情報を検知するようになっている。また、携帯端末30は、人間1eの腕などに取り付けられる例えば腕時計型のものである。そして、生体センサ付き無線トランシーバ130と携帯端末30との間の無線通信は、例えば微弱電波や赤外線などを利用して行われる。
【0108】
携帯端末30は、生体センサ付き無線トランシーバ130からの無線信号として送信されてくる生体情報を携帯端末30自身が所有する無線トランシーバで受信すると、この受信した生体情報を携帯端末30が所有する人体通信用トランシーバを介して人間1eの体に電界として誘起して伝送する。
【0109】
この生体情報に基づく電界は、図12において点線400で示すように、人間1eの体を介して電極7に伝達され、トランシーバ付き小型情報端末9で生体情報として検知される。この生体情報は、トランシーバ付き小型情報端末9からネットワーク10を介してパソコン11に送信される。パソコン11は、この生体情報に基づいて人間1eの状態を体温、脈拍、血圧、血流、脳波などの生体情報で更に詳しく知ることができ、人間1eが危険な状態にあるか否かを適確に判断することができる。そして、その危険度に応じて管理センタ17に通報することができる。
【0110】
上述したように、本実施形態では、携帯端末30とは別に比較的小型化し得る生体センサ付き無線トランシーバ130で生体情報を検知することにより、この生体センサ付き無線トランシーバ130を人体の例えば頭部、胸部、腕、首などの任意の部位に人体に負担をかけることなく取り付けることができ、生体情報を得やすくなるとともに、生体情報として例えば体温、脈拍、血圧、血流、脳波などを取得でき、このような生体情報に基づいて人間が危険な状態にあるか否かを適確に判断することができ、管理センタなどへの通報もその危険度に応じて迅速かつ適確に行うことができる。
【0111】
図13は、本発明の別の実施形態に係る電界利用監視システムの構成を示す図である。同図に示す実施形態は、図12に示した実施形態における生体センサ付き無線トランシーバ130および携帯端末30の代わりに生体センサ付き人体通信用トランシーバ330および小型情報端末と人体通信用トランシーバを備えた携帯端末300をそれぞれ設けた点が異なるものであり、その他の構成は同じである。
【0112】
生体センサ付き人体通信用トランシーバ330は、人間1eの例えば体温、脈拍、血圧、血流、脳波などの生体情報を検知する生体センサと、この生体センサで検知した生体情報を人間1eの体に電界として誘起して伝送する人体通信用トランシーバとを備え、また携帯端末300は、前記小型情報端末41と同じ小型情報端末と、前記トランシーバ31と同じ人体通信用トランシーバとを有する。
【0113】
なお、図13では、生体センサ付き人体通信用トランシーバ330は、人間1eの頭部に取り付けられ、これにより人間1eの脳波、血流、脈拍などの生体情報を検知するようになっている。また、携帯端末300は、人間1eの腕などに取り付けられる例えば腕時計型のものである。
【0114】
このような構成において、生体センサ付き人体通信用トランシーバ330に設けられた生体センサで人間1eの例えば体温、脈拍、血圧、血流、脳波などの生体情報を検知し、この検知した生体情報を生体センサ付き人体通信用トランシーバ330から人間1eの体に電界として誘起し、図13において点線401で示すように、携帯端末300に向けて伝送する。
【0115】
携帯端末300は、生体センサ付き人体通信用トランシーバ330からの生体情報に基づく電界を人体通信用トランシーバで受信すると、この受信した生体情報を信号処理してから、更に携帯端末300の人体通信用トランシーバを介して人間1eの体に電界として誘起し、図13において点線402で示すように、電極7に向けて伝送する。
【0116】
この電極7に向けて伝送された生体情報に基づく電界は、電極7を介してトランシーバ付き小型情報端末9で検知される。この生体情報は、トランシーバ付き小型情報端末9からネットワーク10を介してパソコン11に送信される。パソコン11は、この生体情報に基づいて人間1eの状態を体温、脈拍、血圧、血流、脳波などの生体情報で更に詳しく知ることができ、人間1eが危険な状態にあるか否かを適確に判断することができる。そして、その危険度に応じて管理センタ17に通報することができる。
【0117】
なお、生体センサ付き人体通信用トランシーバ330の生体センサからの生体情報は、生体センサ付き人体通信用トランシーバ330が所定の周期毎などの何らかの契機により人間1eから検知し、上述したように送信してもよいが、管理センタ17やデータ処理手段であるパソコン11からの生体情報検知指令信号に応じて検知して送信してもよい。すなわち、この生体情報検知指令信号が例えば管理センタ17またはパソコン11からトランシーバ付き小型情報端末9に送信されると、トランシーバ付き小型情報端末9は、この指令信号に応答して生体情報検知指令信号に基づく電界をトランシーバ付き小型情報端末9を介して人間1eの体に誘起し、図13において点線403で示すように、生体センサ付き人体通信用トランシーバ330に向けて伝送する。
【0118】
生体センサ付き人体通信用トランシーバ330は、この生体情報検知指令信号に基づく電界を受信すると、自身に設けられている生体センサを起動して、生体情報を取得し、この取得した生体情報を上述した経路でパソコン11や管理センタ17などに送信するものである。また、上記において、パソコン11や管理センタ17からの生体情報検知指令信号をトランシーバ付き小型情報端末9から生体センサ付き人体通信用トランシーバ330に送信する代わりにトランシーバ付き小型情報端末9から点線402で示すように携帯端末300に向けて送信し、携帯端末300において信号処理などを施してから生体センサ付き人体通信用トランシーバ330に向けて送信し、これにより生体センサ付き人体通信用トランシーバ330において生体センサで生体情報を検知し、この生体情報を生体センサ付き人体通信用トランシーバ330から上述した経路、すなわち生体センサ付き人体通信用トランシーバ330から携帯端末300を介してトランシーバ付き小型情報端末9に伝送するかまたは生体センサ付き人体通信用トランシーバ330から直接トランシーバ付き小型情報端末9に送信するなどしてもよい。
【0119】
上述したように、本実施形態では、携帯端末30とは別に比較的小型化し得る生体センサ付き人体通信用トランシーバ330で生体情報を検知することにより、この生体センサ付き人体通信用トランシーバ330を人体の例えば頭部、胸部、腕、首などの任意の部位に人体に負担をかけることなく取り付けることができ、生体情報を得やすくなるとともに、生体情報として例えば体温、脈拍、血圧、血流、脳波などを取得でき、このような生体情報に基づいて人間が危険な状態にあるか否かを適確に判断することができ、管理センタなどへの通報もその危険度に応じて迅速かつ適確に行うことができる。
【0120】
また、本実施形態の変形として、図14に示したように、携帯端末300が、生体センサ付き人体通信用トランシーバ330から生体を介して受信した生体情報を信号処理してから外部機器(別途用意される生体情報収集装置等)に対し無線伝送する無線伝送手段をさらに有する構成としても良い。
【0121】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、歩行面に複数の電極を設け、人間の体に近接または密接して設けた小型情報端末付きトランシーバから被検知用信号に基づいて人体に誘起させた電界を電極を介して電極側トランシーバ手段で検知電気信号として検知し、この検知電気信号を分析して人間の状態を判断しているので、例えば一人暮らしの老人などが倒れていないかなどの状態を適確に判断することができ、従来、このような一人暮らしの老人を介護するような場合において介護センタから人をいちいち派遣して、その健康状態を確認するようなことが必要なくなるだけでなく、24時間監視でき、異常があった場合には、必要な通知先に迅速に通知することができるし、またテレビカメラを使用するような場合に比較して、非常に経済的に実施することができ、また撮像されてきた画像を例えば24時間監視するような人材の確保も必要なくなり、経済的、空間的、資質的な問題もなくなる。
【0122】
また、本発明によれば、歩行面に複数の電極を設けるとともに人間の体に近接または密接して小型情報端末付きトランシーバを設け、電極側トランシーバ手段から電極に探査用信号を供給し、人間が歩行面上にいて人体が電極に密接または近接した場合に人間に携帯の小型情報端末付きトランシーバが電極を介して人体に誘起され伝達されてくる探査用信号に基づく電界を検知して被検知用信号として生成処理し、この被検知用信号に基づく電界を人体に誘起させると、この人体を介して伝達されてくる被検知用信号に基づく電界が電極側トランシーバ手段で電極を介して人体から検知されて検知電気信号として出力され、この検知電気信号を分析することにより人間の状態を判断するので、例えば一人暮らしの老人などが倒れていないかなどの状態を適確に判断することができ、従来、このような一人暮らしの老人を介護するような場合において介護センタから人をいちいち派遣して、その健康状態を確認するようなことが必要なくなるだけでなく、24時間監視でき、異常があった場合には、必要な通知先に迅速に通知することができるし、またテレビカメラを使用するような場合に比較して、非常に経済的に実施することができ、また撮像されてきた画像を例えば24時間監視するような人材の確保も必要なくなり、経済的、空間的、資質的な問題もなくなる。
【0123】
更に、本発明によれば、被検知用信号に基づく電界を検知した電極を識別することができ、この電極の識別情報と検知電気信号に基づいて人間の状態を判断するので、例えば2個以上の電極からの識別情報を検知電気信号とともに受信した場合には、例えば一人暮らしの老人が床などに倒れているなどと適確に判断でき、このような異常状態を必要により管理センタや介護・セキュリティセンタなどの通知先に迅速に通知し、必要な処置を迅速に行うことができるし、また人間が歩行している場合には、その方向を読み取ることも可能である。
【0124】
本発明によれば、人間が携帯している小型情報端末付きトランシーバの識別情報および被検知用信号に基づく電界を検知した場合の電極の識別情報を取得することができ、この小型情報端末付きトランシーバの識別情報、電極の識別情報および検知電気信号に基づいて人間の状態を判断するので、例えば2個以上の電極からの識別情報を検知電気信号とともに受信した場合には、例えば一人暮らしの老人が床などに倒れているなどと適確に判断でき、このような異常状態を必要により管理センタや介護・セキュリティセンタなどの通知先に迅速に通知し、必要な処置を迅速に行うことができるし、更に人間に携帯される小型情報端末付きトランシーバの識別情報から二人以上の人間を識別し得ることにより、例えば二人暮らしの老人であって、一人が寝たきりで、もう一人が介護しているような場合に、この介護している老人が倒れてしまったにも関わらず、寝たきりの老人はこれを知らないかまたは管理センタなどに通報できないような異常な状態をも適確に判断でき、必要により管理センタや介護・セキュリティセンタなどに通報して、必要な処置を迅速に行うことができるし、また人間が歩行している場合には、その方向を読み取ることも可能である。
【0125】
また、本発明によれば、人間が生活する場合に人体が密接または近接する接触部の表面に1個以上の電極を設け、人間の体に近接または密接して設けた小型情報端末付きトランシーバから被検知用信号に基づいて人体に誘起させた電界を電極を介して電極側トランシーバ手段で検知電気信号として検知し、この検知電気信号を分析して人間の状態を判断しているので、例えば一人暮らしの老人がベッドやトイレなどに入ったり使用したという老人の生活状態や動作状態などの状態を適確に判断でき、従来、このような老人を介護するような場合において介護センタから人をいちいち派遣して、その健康状態を確認するようなことが必要なくなるだけでなく、24時間を監視でき、異常があった場合には、必要な通知先に迅速に通知することができるし、またテレビカメラを使用するような場合に比較して、非常に経済的に実施することができ、また撮像されてきた画像を例えば24時間監視するような人材の確保も必要なくなり、経済的、空間的、資質的な問題もなくなる。
【0126】
更に、本発明によれば、人間が生活する場合に人体が密接または近接する接触部の表面に1個以上の電極を設け、電極側トランシーバ手段から電極に探査用信号を供給し、人体が接触部の表面の電極に密接または近接した場合に人間に携帯の小型情報端末付きトランシーバが電極を介して人体に誘起され伝達されてくる探査用信号に基づく電界を検知して被検知用信号として生成処理し、この被検知用信号に基づく電界を人体に誘起させると、この人体を介して伝達されてくる被検知用信号に基づく電界が電極側トランシーバ手段で電極を介して人体から検知されて検知電気信号として出力され、この検知電気信号を分析することにより人間の状態を判断するので、例えば一人暮らしの老人がベッドやトイレなどに入ったり使用したという老人の生活状態や動作状態などの状態を適確に判断でき、従来、このような老人を介護するような場合において介護センタから人をいちいち派遣して、その健康状態を確認するようなことが必要なくなるだけでなく、24時間監視でき、異常があった場合には、必要な通知先に迅速に通知することができるし、またテレビカメラを使用するような場合に比較して、非常に経済的に実施することができ、また撮像されてきた画像を例えば24時間監視するような人材の確保も必要なくなり、経済的、空間的、資質的な問題もなくなる。
【0127】
本発明によれば、被検知用信号に基づく電界を検知した電極を識別することができ、この電極の識別情報と検知電気信号に基づいて人間の状態を判断するので、例えば一人暮らしの老人が使用した接触部が例えばベッドであるのかまたはトイレであるのかなどを適確に識別できる。
【0128】
また、本発明によれば、生体センサにより人間の生体情報を取得でき、この生体情報に基づいて人間の状態を更に詳しく判断するので、生体情報として、例えば体温、脈拍、血圧、血流などを取得でき、このような生体情報に基づいて人間が危険な状態にあるか否かを適確に判断することができ、管理センタなどへの通報もその危険度に応じて迅速かつ適確に行うことができる。
【0129】
更に、本発明によれば、データ処理手段は、通信回線を介して所定の通知先に人間の状態に関する情報を通知できるので、例えば一人暮らしの老人などに異常事態が発生した場合には、例えば管理センタ、病院・警察、介護・セキュリティセンタや隣人、知人、親戚などの携帯電話などの必要な通知先に迅速に通知することができる。
【0130】
本発明によれば、生体センサ付き無線トランシーバで検知した生体情報を小型情報端末付きトランシーバを介してデータ処理手段に送信することにより生体情報に基づいて人間の状態を更に詳しく判断するので、小型情報端末付きトランシーバとは別に比較的小型化し得る生体センサ付き無線トランシーバで生体情報を検知できるという点において生体センサ付き無線トランシーバを人体の例えば頭部、胸部、腕、首などの任意の部位に人体に負担をかけることなく取り付けることができ、生体情報を得やすくなるとともに、生体情報として例えば体温、脈拍、血圧、血流、脳波などを取得でき、このような生体情報に基づいて人間が危険な状態にあるか否かを適確に判断することができ、管理センタなどへの通報もその危険度に応じて迅速かつ適確に行うことができる。
【0131】
また、本発明によれば、生体センサ付き人体通信用トランシーバで検知した生体情報を小型情報端末付きトランシーバを介してデータ処理手段に送信することにより生体情報に基づいて人間の状態を更に詳しく判断するので、小型情報端末付きトランシーバとは別に比較的小型化し得る生体センサ付き人体通信用トランシーバで生体情報を検知できるという点において生体センサ付き人体通信用トランシーバを人体の例えば頭部、胸部、腕、首などの任意の部位に人体に負担をかけることなく取り付けることができ、生体情報を得やすくなるとともに、生体情報として例えば体温、脈拍、血圧、血流、脳波などを取得でき、このような生体情報に基づいて人間が危険な状態にあるか否かを適確に判断することができ、管理センタなどへの通報もその危険度に応じて迅速かつ適確に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る電界利用監視システムの構成を示す図である。
【図2】図1に示す電界利用監視システムに使用される携帯端末の構成を示すブロック図である。
【図3】図2に示す携帯端末を構成しているトランシーバに使用されている電界検出光学部の詳細な構成を示す図である。
【図4】図1に示す実施形態の電界利用監視システムに使用される複数の電極を床の代わりにカーペットの表面に設けた場合のカーペットの構成を示す斜視図である。
【図5】図4に示すカーペットの断面図である。
【図6】本発明の他の実施形態に係る電界利用監視システムの構成を示す図である。
【図7】図6に示す実施形態の電界利用監視システムにおけるベッドの代わりに表面に複数の電極を設けた布団を示す斜視図である。
【図8】図7に示す布団の断面図である。
【図9】図6に示す実施形態の電界利用監視システムにおける便座の代わりに表面に複数の電極を設けた便座カバーを示す斜視図である。
【図10】図6に示す実施形態の電界利用監視システムに使用し得る座布団の構成を示す斜視図である。
【図11】図10に示す座布団の断面図である。
【図12】本発明の更に他の実施形態に係る電界利用監視システムの構成を示す図である。
【図13】本発明の別の実施形態に係る電界利用監視システムの構成を示す図である。
【図14】本発明の別の実施形態に係る電界利用監視システムの構成を示す図である。
【符号の説明】
1 人間
3,30,300 携帯端末
5 床
7 電極
9 トランシーバ付き小型情報端末
11 パソコン
13 通信回線
17 管理センタ
17a,19a,21a データ処理端末
19 病院・警察
21 介護・セキュリティセンタ
23 隣人、知人、親戚などの携帯電話
25 ベッド
31,90,91 トランシーバ
35 便座
41 小型情報端末
43 生体センサ
95 転送装置
100 カーペット
101 布団
103 便座カバー
104 座布団
111 コンピュータ
130 生体センサ付き無線トランシーバ
330 生体センサ付き人体通信用トランシーバ

Claims (15)

  1. 人体に誘起される電界を利用して人間の状態を監視する電界利用監視システムであって、
    人間が歩行した場合に人間の足が密接または近接するように歩行面に設けられた複数の電極と、
    人間の体に密接または近接して携帯され、所定の被検知用信号を人体を介して伝達させるべく該所定の被検知用信号に基づく電界を人体に誘起させる小型情報端末付きトランシーバと、
    前記複数の電極に接続され、前記小型情報端末付きトランシーバを携帯した人間が前記歩行面上に存在することで、その人体が前記電極に密接または近接した場合に、小型情報端末付きトランシーバから人体を介して伝達されてくる前記所定の被検知用信号に基づく電界を前記電極を介して人体から検知して検知電気信号として生成し、この検知電気信号を出力する電極側トランシーバ手段と、
    この電極側トランシーバ手段から出力される検知電気信号を受信し、この検知電気信号を分析して前記人間の状態を判断するデータ処理手段と
    を有することを特徴とする電界利用監視システム。
  2. 人体に誘起される電界を利用して人間の状態を監視する電界利用監視システムであって、
    人間が歩行した場合に人間の足が密接または近接するように歩行面に設けられた複数の電極と、
    人間の体に密接または近接して携帯され、人体を伝達されてくる電界を検知して電気信号として生成処理するとともに、電気信号を人体を介して伝達すべく該電気信号に基づく電界を人体に誘起する小型情報端末付きトランシーバと、
    前記複数の電極に接続され、各電極に所定の探査用信号を供給し、前記小型情報端末付きトランシーバを携帯した人間が前記歩行面上に存在することで、その人体が前記電極に密接または近接した場合に、小型情報端末付きトランシーバが該電極を介して人体に誘起され伝達されてくる前記所定の探査用信号に基づく電界を検知して被検知用信号として生成処理し、この被検知用信号に基づく電界を人体に誘起させることにより人体を介して伝達されてくる当該被検知用信号に基づく電界を前記電極を介して人体から検知して検知電気信号として出力する電極側トランシーバ手段と、
    この電極側トランシーバ手段から出力される前記検知電気信号を受信し、この検知電気信号を分析して前記人間の状態を判断するデータ処理手段と
    を有することを特徴とする電界利用監視システム。
  3. 前記電極側トランシーバ手段は、前記被検知用信号に基づく電界を電極を介して人体から検知して検知電気信号として生成または出力する場合の該電極を識別する電極識別手段と、この識別した電極の識別情報を前記検知電気信号とともに出力する電極情報出力手段とを有し、
    前記データ処理手段は、前記電極側トランシーバから出力される電極の識別情報と検知電気信号に基づき人間の状態を判断する手段
    を有することを特徴とする請求項1または2記載の電界利用監視システム。
  4. 前記小型情報端末付きトランシーバおよび各電極は、それぞれ自身を一意に識別し得るトランシーバ識別情報および電極識別情報を付与されていて、
    前記小型情報端末付きトランシーバは、前記被検知用信号を人体を介して伝達すべく該被検知用信号に基づく電界を人体に誘起させるに当っては、自身のトランシーバ識別情報も被検知用信号とともに人体を介して伝達すべく被検知用信号およびトランシーバ識別情報に基づく電界を人体に誘起させるトランシーバ識別情報伝達手段を有し、
    前記電極側トランシーバ手段は、前記電極を介して前記被検知用信号に基づく電界を検知する場合、該被検知用信号とともにトランシーバ識別情報も検知するとともに、該電界を検知した電極を識別する電極識別情報を取得し、この取得した電極識別情報およびトランシーバ識別情報を前記検知電気信号とともに出力する識別情報取得手段を有し、
    前記データ処理手段は、前記電極側トランシーバ手段から出力される検知電気信号を前記電極識別情報およびトランシーバ識別情報とともに受信し、この検知電気信号、電極識別情報およびトランシーバ識別情報に基づき人間の状態を判断する識別情報考慮手段
    を有することを特徴とする請求項1または2記載の電界利用監視システム。
  5. 前記小型情報端末付きトランシーバは、自身に付与されたトランシーバ識別情報を保存するトランシーバ識別情報保存手段を有し、前記電極側トランシーバまたは前記データ処理手段は、各電極に付与された電極識別情報を保存する電極識別情報保存手段を有することを特徴とする請求項4記載の電界利用監視システム。
  6. 人体に誘起される電界を利用して人間の状態を監視する電界利用監視システムであって、
    人間が生活しながら利用することにより該人間の体が密接または近接する接触部の表面に設けられた1個以上の電極と、
    人間の体に密接または近接して携帯され、所定の被検知用信号を人体を介して伝達させるべく該所定の被検知用信号に基づく電界を人体に誘起させる小型情報端末付きトランシーバと、
    前記電極に接続され、前記小型情報端末付きトランシーバを携帯した人間が前記接触部の表面に密接または近接することで、その人体が前記電極に密接または近接した場合に、小型情報端末付きトランシーバから人体を介して伝達されてくる前記所定の被検知用信号に基づく電界を前記電極を介して人体から検知して検知電気信号として生成し、この検知電気信号を出力する電極側トランシーバ手段と、
    この電極側トランシーバ手段から出力される検知電気信号を受信し、この検知電気信号を分析して前記人間の状態を判断するデータ処理手段と
    を有することを特徴とする電界利用監視システム。
  7. 人体に誘起される電界を利用して人間の状態を監視する電界利用監視システムであって、
    人間が生活しながら利用することにより該人間の体が密接または近接する接触部の表面に設けられた1個以上の電極と、
    人間の体に密接または近接して携帯され、人体を伝達されてくる電界を検知して電気信号として生成処理するとともに、電気信号を人体を介して伝達すべく該電気信号に基づく電界を人体に誘起する小型情報端末付きトランシーバと、
    前記電極に接続され、該電極に所定の探査用信号を供給し、前記小型情報端末付きトランシーバを携帯した人間が前記接触部の表面に密接または近接することで、その人体が前記電極に密接または近接した場合に、小型情報端末付きトランシーバが該電極を介して人体に誘起され伝達されてくる前記所定の探査用信号に基づく電界を検知して被検知用信号として生成処理し、この被検知用信号に基づく電界を人体に誘起させることにより人体を介して伝達されてくる当該被検知用信号に基づく電界を前記電極を介して人体から検知して検知電気信号として出力する電極側トランシーバ手段と、
    この電極側トランシーバ手段から出力される前記検知電気信号を受信し、この検知電気信号を分析して前記人間の状態を判断するデータ処理手段と
    を有することを特徴とする電界利用監視システム。
  8. 前記電極側トランシーバ手段は、前記被検知用信号に基づく電界を電極を介して人体から検知して検知電気信号として生成または出力する場合の該電極を識別する電極識別手段と、この識別した電極の識別情報を前記検知電気信号とともに出力する電極情報出力手段とを有し、
    前記データ処理手段は、前記電極側トランシーバから出力される電極の識別情報と検知電気信号に基づき人間の状態を判断する手段
    を有することを特徴とする請求項6または7記載の電界利用監視システム。
  9. 前記人体からの生体情報を検知すべく人体に密接または近接するように前記小型情報端末付きトランシーバまたは前記電極側トランシーバに接続して設けられた生体センサを有し、
    前記データ処理手段は、
    前記電極側トランシーバを介してまたは該電極側トランシーバおよび小型情報端末付きトランシーバを介して前記生体センサから生体情報を取得する生体情報取得手段と、
    この取得した生体情報に基づいて前記人間の状態を詳しく判断する精査手段とを有することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電界利用監視システム。
  10. 前記データ処理手段は、通信回線を介して所定の通知先に接続されていて、前記判断された人間の状態に関する情報を前記通知先に通知する通知手段を有することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の電界利用監視システム。
  11. 前記所定の通知先は、管理センタ、病院・警察のデータ処理端末、介護・セキュリティセンタおよび隣人、知人、親戚などの携帯電話の少なくとも1つ以上であることを特徴とする請求項10記載の電界利用監視システム。
  12. 前記歩行面は、床の表面または絨毯の表面であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電界利用監視システム。
  13. 前記接触部は、ベッド用パッド、敷布団、敷布、座布団、椅子、便座または便座用カバーであることを特徴とする請求項6または7記載の電界利用監視システム。
  14. 前記人体からの生体情報を検知すべく人体に密接または近接する生体センサを備え、この生体センサで検知した生体情報を無線で送信する生体センサ付き無線トランシーバを更に有し、
    前記小型情報端末付きトランシーバは、
    前記生体センサ付き無線トランシーバから無線で送信される生体情報を受信する無線トランシーバと、
    この無線トランシーバで受信した生体情報を人体を介して伝送すべく電界として人体に誘起させる生体情報伝送手段とを更に有し、
    前記データ処理手段は、
    前記生体センサ付き無線トランシーバの生体情報伝送手段から電界として送信されてくる生体情報を前記電極側トランシーバを介して受信する生体情報受信手段と、
    この取得した生体情報に基づいて前記人間の状態を詳しく判断する精査手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電界利用監視システム。
  15. 前記人体からの生体情報を検知すべく人体に密接または近接する生体センサを備え、この生体センサで検知した生体情報を人体を介して電界として伝送する生体センサ付き人体通信用トランシーバを更に有し、
    前記小型情報端末付きトランシーバは、
    前記生体センサ付き人体通信用トランシーバから電界として伝送される生体情報を受信し、この受信した生体情報を人体を介して更に伝送すべく電界として人体に誘起させる生体情報伝送手段を更に有し、
    前記データ処理手段は、
    前記小型情報端末付きトランシーバの生体情報伝送手段から電界として伝送されてくる生体情報を前記電極側トランシーバを介して受信する生体情報受信手段と、
    この取得した生体情報に基づいて前記人間の状態を詳しく判断する精査手段とを有する
    ことを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の電界利用監視システム。
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