JP2005003727A - 手術用顕微鏡 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の手術用顕微鏡では、術前設定部2により使用する医科が選択設定され各種パラメータも入力設定される。照明光遮断制御部3は、キセノン光源検出センサ5とハロゲン光源検出センサ6との検出結果により接続されている光源がキセノンであるかハロゲンであるかを認識し、選択された医科が「眼科」であるか否かを判断する。この場合、照明光遮断制御部3は、「眼科」に設定されている場合、接続されている光源がハロゲン光源であるか否かを判断し、光源がハロゲン光源でないものと判断した場合にはスイッチ13aをオフしてキセノン光源用電源13をオフさせ、一方、「眼科」に設定されてない場合には検出した光源がキセノン光源であるものと判断してキセノン光源用電源13をオン可能な状態となるようにスイッチ13aをオンさせる。
【選択図】 図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数種の光源装置を有する手術用顕微鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、眼科治療における手術においては、手術用顕微鏡が多く用いられている。
【0003】
このような眼科治療の手術に用いられる手術用顕微鏡は、通常、術部の被検体に光を照射するための光源が設けられており、この光源には、一般に、光網膜障害を予防するためにハロゲン光源が用いられている。一方、眼科以外の医科の治療における手術ではより明るい光源が求められ、このためハロゲン光源より大きな光量のあるキセノン光源が用いられることが多い。
【0004】
従来の手術用顕微鏡及び手術用顕微鏡の光源装置に関する関連技術としては、例えば特開平10−14937号公報に記載の手術用顕微鏡や、特開平7−255743号公報に記載の手術顕微鏡の切替え可能な照明装置、あるいは特開2003−21791号公報に記載の顕微鏡システムなどがある。
【0005】
前記特開平10−14937号公報に記載の提案では、観察光路中に光透過反射比率変更手段を具備した手術用顕微鏡が記載されており、この光透過反射比率変更手段により同一の光源による術部に到達する光量を、光網膜障害を予防できる眼科での使用条件と、光量を優先する他の医科での使用条件とに使い分けることができるように構成したことが特徴である。
【0006】
また、前記特開平7−255743号公報に記載の提案では、少なくとも1つの光源の照明ビーム路に切替え手段を設けた眼外科での手術顕微鏡用の切替え可能な照明装置が記載されており、前記切替え手段が前記光源のランプフィラメントを観察対象眼の対象面に結像するように構成したことが特徴であり、この構成によって、眼外科での手術顕微鏡用の照明装置において、ケーラー照明と赤色反射照明の二つの必要なモードを簡単に切替え可能とし、両者の混合照明も可能とする目的を達成しようとしている。
【0007】
さらに、前記特開2003−21791号公報に記載の提案では、予め定められた観察条件設定手順、及び該観察条件設定手順の各手順毎に観察者が選択可能な観察条件を予め記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された前記観察条件設定手順に沿って、各手順毎に前記観察者が選択可能な前記観察条件を順次表示する表示手段と、この表示手段への表示を制御し、観察者が前記表示手段の表示から選択した選択項目に関する入力を従い、前記観察条件を順次設定する制御手段とを有して構成したことを特徴とする顕微鏡システムが開示されている。この構成により、構成機器の設定を使用者が容易に行うことができるといった目的を達成しようとしている。
【0008】
【特許文献1】
特開平10−174673号公報
【0009】
【特許文献2】
特開平7−255743号公報
【0010】
【特許文献3】
特開2003−21791号公報
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、手術用顕微鏡は各医科によって架台のスタイルこそ異なるものの、観察系そのものには差が無いことから、各医科の手術で共用できる手術用顕微鏡の提供が望まれている。
【0012】
しかしながら、前述した特開平10−14937号公報に記載の手術用顕微鏡では、各医科の手術で共用することはできるが、同一の光源を眼科とそれ以外の医科とに使い分けようとする手段であるため、前述のようなハロゲン光源とキセノン光源とによってそれぞれの医科に最良の照明条件を得ようとする場合においては限界がある。なぜならば、眼科用には光網膜障害を予防するために一般にハロゲン光源を使用するため、眼科仕様に合わせてハロゲン光源を手術用顕微鏡に搭載することとなり、他の医科での使用時にキセノン光源を使用できる場合よりも光量が劣る結果となる。そこで、このような不都合を解消するために、眼科で使用する時とそれ以外の医科で使用する時とでハロゲン光源とキセノン光源を積み替えていては、使用者の作業負担が増加してしまう。
【0013】
また、上記従来の手術用顕微鏡では、光量の切り替えは可能であるが、特に眼科での使用時には光量がどちらに選択されているかの確認に気を遣わなければならず、手術が円滑に行えない場合も考えられる。
【0014】
一方、前記特開平7−255743号公報に記載の提案では、切替え手段によってケーラー照明と赤色反射照明の二つの必要なモードを簡単に切替え可能にしてはいるものの、あくまで眼外科用として構成されたものであり、各医科の手術に対応したものではなく、また、前記特開2003−21791号公報に記載の提案では、前記記憶手段、表示手段及び制御手段によって構成機器の設定を使用者が容易に行うことができるものの、前述したようなハロゲン光源とキセノン光源との2種類によってそれぞれの医科に最良の照明条件を得ようとする場合においては限界がある。すなわち、これらの従来技術をもってしても、上述した問題点を満足するには至ってないのが現状である。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、簡単な構成で眼科を含む複数の各医科の手術に適した光源を自動的に選択し照明制御を行うことができる手術用顕微鏡を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明の手術用顕微鏡は、複数種の光源を有し、術部を照明する照明手段と、前記術部を観察する観察手段と、前記観察手段の少なくとも一つの可変可能な設定値を設定する術前設定手段とを備えた手術用顕微鏡において、前記複数種の光源のうち選択使用されている光源種を検出する光源種検出手段と、前記術前設定手段の設定に基づく光源種と前記光源検出手段で検出された光源種とを比較する比較手段と、前記比較手段による比較結果に応じて前記照明手段の光源による術部照明を制御する制御手段と、を具備したことを特徴とするものである。
【0016】
請求項2に記載の発明の手術用顕微鏡は、複数種の光源を有し、術部を照明する照明手段と、前記術部を観察する観察手段と、前記観察手段の少なくとも一つの可変可能な設定値を設定する術前設定手段とを備えた手術用顕微鏡において、前記複数種の光源のうち選択使用されている光源種を検出する光源種検出手段と、前記術前設定手段による設定内容と前記光源種検出手段の検出結果に基き、前記照明手段から術部への照明光を遮断制御する照明光遮断制御手段と、を具備したことを特徴とするものである。
【0017】
請求項3に記載の発明の手術用顕微鏡は、複数種の光源を有し、術部を照明する照明手段と、前記術部を観察する観察手段と、前記観察手段の少なくとも一つの可変可能な設定値を設定する術前設定手段とを備えた手術用顕微鏡において、前記術前設定手段の設定内容に基き、前記複数種の光源装置のうち特定の光源からの照明光を術部へ導く照明光選択制御手段と、を具備したことを特徴とするものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。
【0019】
第1の実施の形態:
(構成)
図1乃至図3は本発明に係る手術用顕微鏡の第1の実施の形態を示し、図1は該手術用顕微鏡のシステム全体の構成を示す概略構成図、図2は図1に示すライトガイドと光源との接続部分の具体的な他の構成を示す構成図、図3は本実施の形態の特徴となる作用を説明するためのフローチャートである。
【0020】
本実施の形態に係る手術用顕微鏡は、図1に示すように、手術用顕微鏡の光源接続部1と、手術用顕微鏡の医科別選択手段としての術前設定部2と、手術用顕微鏡の照明光遮断制御部3と、キセノン光源用ライトガイド11と、ハロゲン光源用ライトガイド21と、キセノン光源12と、ハロゲン光源22と、キセノン光源用電源13と、ハロゲン光源用電源23とを有して構成されている。
【0021】
手術用顕微鏡の光源接続部1は、キセノン光源用ライトガイド11、或いはハロゲン光源用ライトガイド21を挿入するライトガイド挿入凹部4を有し、このライトガイド挿入凹部4にはキセノン光源検出センサ5と、ハロゲン光源検出センサ6が設けられて構成されている。
【0022】
手術用顕微鏡の術前設定部2は、手術用顕微鏡の前記照明光遮断制御部3に電気的に接続されている。
【0023】
手術用顕微鏡の照明光遮断制御部3は、キセノン光源検出センサ5と、ハロゲン光源検出センサ6と、キセノン光源用電源13と、ハロゲン光源用電源23とに電気的に接続されている。
【0024】
キセノン光源用電源13には、スイッチ13aが設けられており、このスイッチ13aのオン/オフは照明光遮断制御部3によって制御されるようになっている。また、ハロゲン光源用電源23にも、スイッチ23aが設けられており、このスイッチ23aのオン/オフは照明光遮断制御部3によって制御されるようになっている。
【0025】
キセノン光源用ライトガイド11は、ライトガイド挿入凹部4に挿入される先端部の外周部分に突起物14を設け、さらに他端にはキセノン光源12に接続されるコネクタ15を有して構成されている。
【0026】
ハロゲン光源用ライトガイド21は、ライトガイド挿入凹部4に挿入される先端部の外周部分に突起物24を設け、さらに他端にはハロゲン光源22に接続されるコネクタ25を設けて構成されている。
【0027】
キセノン光源検出センサ5とハロゲン光源検出センサ6は、前記突起物14或いは突起物24がライトガイド挿入凹部4にセットされたかどうかを検知するセンサであり、例えばボタンスイッチ式のものや、フォトスイッチ式のもの等による構成が考えられる。なお、この検出センサは、これに限定されず、セットの有無を検知可能である構成のものであれば良い。
【0028】
突起物14は、ライトガイド挿入凹部4とキセノン光源検出センサ5との相対位置関係に合致するように配置されている。また、突起物24は、ライトガイド挿入凹部4とハロゲン光源検出センサ6との相対位置関係に合致するように配置されている。
【0029】
キセノン光源用ライトガイド11のコネクタ15は、メカ的に、キセノン光源用電源13とは接続できるが、ハロゲン光源用電源23とは接続できない形状で構成されている。逆に、光源用ライトガイド21のコネクタ25は、メカ的に、ハロゲン光源用電源23とは接続できるが、キセノン光源用電源13とは接続できない形状で構成されている。
【0030】
具体的には、例えばコネクタ15の挿入凸部15aがコネクタ25の挿入凸部25aより径が大きく、且つ短い形状で構成されている。したがって、逆に、コネクタ25の挿入凸部25aがコネクタ15の挿入凸部15aより径が小さく、且つ長い形状で構成されている。
【0031】
さらに、キセノン光源12の挿入凹部12aがコネクタ15の挿入凸部15aと密に嵌合する形状で構成されており、また、ハロゲン光源22の挿入凹部22aがコネクタ25の挿入凸部25aと密に嵌合する形状で構成されている。
【0032】
このように、コネクタ15,25の挿入凸部15a,25aと、挿入凹部12a,22aとなる形状で構成することにより、光源のコネクタとこの光源の種類に応じた電源との電気的な接続を可能とし、同時に光源のコネクタと異なる光源の電源との接続を禁止することを可能としている。
【0033】
また、本実施の形態では、別の手段として、例えば図2(a),図2(b)に示すように、コネクタ15の挿入凸部15aとコネクタ25の挿入凸部25aとが同径、同長であっても、それぞれに互換性の無い基準突起41と、認識突起42,43を、或いは基準溝51と、認識溝52,53を設けるように構成すれば、接続の独立性を確保することができる。
【0034】
つまり、図2(a)に示す構成例では、挿入部凹部15a,25aの外周上の同じ位置に基準突起41が設けられるとともに、認識突起42,43がそれぞれ異なる位置に設けられることにより、対応する光源のみの接続を可能にする。また、図2(b)に示す構成例では、挿入部凹部15a,25aの外周上の同じ位置に基準溝51が設けられるとともに、認識溝52,52がそれぞれ異なる位置に設けられることにより、対応する光源のみに接続を可能にする。
【0035】
本実施の形態では、医科別選択手段としての術前設定部2は、図示はしないが設定情報や設定指示等を入力するための入力手段を備え、該入力手段を用いて使用する医科を選択し、手術用顕微鏡の各種パラメータが設定される。この場合の各種パラメータとは、例えば焦点距離、倍率、絞り、フォーカス速度、ズーム速度、視野移動速度、照度、光学フィルター挿抜、図示しない視野内表示モニターに表示する画像の選択等である。なお、これらの各種パラメータは、術前設定部2内の図示しない記憶手段によって記憶され、該手術用顕微鏡を使用する場合には、読み出されて各種対応する構成部位を駆動するために用いられることになる。
【0036】
また、術前設定部2は、設定された設定情報等の各種パラメータを照明光遮断制御部3に供給する。この照明光遮断制御部3には、キセノン光源検出センサ5とハロゲン光源検出センサ6からの検出結果も供給されている。
【0037】
照明光遮断制御部3は、術前設定部2からの各種パラメータから各種動作モードを認識し、また、キセノン光源検出センサ5とハロゲン光源検出センサ6からの検出結果を用いて、光源の電源制御を行う。
【0038】
このような本実施の形態の特徴となる照明光遮断制御部における光源制御動作について図3を参照しながら詳細に説明する。
【0039】
(作用)
いま、図1に示す手術用顕微鏡の電源が投入されたとする。
【0040】
このとき、図3に示すようにステップS1の処理にて術前設定部2によって使用する医科が選択設定され、同時に各種パラメータも入力設定されたとすると、図1に示す照明光遮断制御部は、続くステップS2の判断処理にて、まず、キセノン光源検出センサ5と、ハロゲン光源検出センサ6との検出結果によって、接続されている光源が、キセノンであるかハロゲンであるかを認識し、その後、前記術前設定部2にて選択された医科が「眼科」であるか否かを判断する。
【0041】
この場合、照明光遮断制御部3は、選択された医科が「眼科」に設定されていると判断した場合、処理をステップS3の判断処理に移行し、一方、「眼科」に設定されてないものと判断した場合にはステップS5の処理にて、検出した光源がキセノン光源であるものと判断してキセノン光源用電源13をオン可能な状態となるようにスイッチ13aをオンさせ、同時にスイッチ23aをオフしてハロゲン光源用電源23をオフさせる。
【0042】
ステップS3の判断処理では、選択された医科が「眼科」に設定されている状態なので、照明光遮断制御部3は、接続されている光源がハロゲン光源であるか否かを判断し、光源がハロゲン光源でないものと判断した場合にはステップS6の処理にて、スイッチ13aをオフすることでキセノン光源用電源13をオフさせ、同時にスイッチ23aをオンしてハロゲン光源用電源23をオンさせる。
【0043】
一方、接続されている光源がハロゲン光源であるものと判断した場合には、照明光遮断制御部3は、続くステップS4の処理にて、ハロゲン光源用電源23をオン可能な状態となるようにスイッチ23aをオンさせ、同時にスイッチ13aをオフしてキセノン光源用電源13をオフさせる。
【0044】
(効果)
以上、説明したように本実施の形態によれば、接続されている光源の種類を自動的に検知するので、術前の医科別選択による手術顕微鏡の各種パラメータを設定するだけで、眼科での使用時には使用可能な光源の種類に制限をかけることができる。これにより、眼科を含む複数の医科で1台の手術用顕微鏡を共用する場合であっても、使用者の作業負担を増大させずに各医科に最良の照明条件を得ることができ、且つ眼科での使用時に確実にハロゲン光源が選択される手術用顕微鏡を実現できる。
【0045】
第2の実施の形態:
(構成)
図4及び図5は本発明に係る手術用顕微鏡の第2の実施の形態を示し、図4は該手術用顕微鏡のシステム全体の構成を示す概略構成図、図5は本実施の形態の特徴となる作用を説明するためのフローチャートである。なお、図4は前記第1の実施の形態における構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付しており、また、図5についても前記第1の実施の形態における処理と同様な処理については同一のステップS番号を付している。
【0046】
本実施の形態に係る手術用顕微鏡は、図4に示すように、手術用顕微鏡の光源接続部1と、手術用顕微鏡の医科別選択手段としての術前設定部2と、手術用顕微鏡の照明光遮断制御部3と、キセノン光源用ライトガイド11と、ハロゲン光源用ライトガイド21と、キセノン光源12と、ハロゲン光源22と、図示しないキセノン光源用電源13と、図示しないハロゲン光源用電源23とを有して構成されている。
【0047】
なお、キセノン光源用電源13及びハロゲン光源用電源23は、図1に示す前記第1の実施の形態と同様に構成されている。
【0048】
手術用顕微鏡の光源接続部1は、キセノン光源用ライトガイド11、或いはハロゲン光源用ライトガイド21を挿入するライトガイド挿入凹部4と、光源の光軸上に、光量或いは光波長を検出する検光器7と、光源の光を遮断できるシャッター8と、照明光学系10への入り口(図示せず)とを有して構成されている。
【0049】
手術用顕微鏡の術前設定部2は、手術用顕微鏡の照明光遮断制御部3に電気的に接続されている。
【0050】
手術用顕微鏡の照明光遮断制御部3は、シャッター8の図示しない開閉機構に電気的に接続されている。
【0051】
キセノン光源用ライトガイド11とハロゲン光源用ライトガイド21とは、図中に示す例ではそれぞれ個別に設けた場合について示しているが、1本を共用して構成しても良い。
【0052】
シャッター8の図示しない開閉機構は、メカ的にモータやソレノイド等を駆動して、遮蔽板から成るシャッター8を開閉する構成によるものや、光を透過・遮断を電気的に制御して、例えば液晶板から成るシャッター8を制御する構成によるもの等が考えられる。このシャッタ8の図示しない開閉機構は、照明光遮断制御部3によってその駆動が制御されるようになっている。
【0053】
医科別選択手段としての術前設定部2では、前記第1の実施の形態と同様に使用する医科を選択し、手術用顕微鏡の各種パラメータが設定される。各種パラメータとは、例えば焦点距離や、倍率や、絞りや、照度等である。
【0054】
また、術前設定部2は、設定された設定情報等の各種パラメータを照明光遮断制御部3に供給する。この照明光遮断制御部3には、検出器7からの検出結果も供給されている。
【0055】
照明光遮断制御部3は、術前設定部2からの各種パラメータから各種動作モードを認識し、また、検出器7からの検出結果を用いて、光源の電源制御を行う。
【0056】
このような本実施の形態の特徴となる照明光遮断制御部における光源制御動作について図5を参照しながら詳細に説明する。
【0057】
(作用)
いま、図4に示す手術用顕微鏡の電源が投入されたとする。
【0058】
このとき、図5に示すようにステップS1の処理にて術前設定部2によって使用する医科が選択設定され、同時に各種パラメータも入力設定されたとすると、図4に示す照明光遮断制御部3は、続くステップS2の判断処理にて、まず、検光器7の検出結果によって、接続されている光源の光量、或いは光源種が何であるか(例えばキセノン光源やハロゲン光源等)を認識し、その後、前記術前設定部2にて選択された医科が「眼科」であるか否かを判断する。
【0059】
この場合、照明光遮断制御部3は、選択された医科が「眼科」に設定されていると判断した場合、処理をステップS10の判断処理に移行し、一方、「眼科」に設定されてないものと判断した場合にはステップS12の処理にて光源の光量や光源種に関わらずシャッター8を開けるように図示しない開閉機構を制御して、光源からの光を通過させるように制御する。
【0060】
ステップS10の判断処理では、選択された医科が「眼科」に設定されている状態なので、この場合には、照明光遮断制御部3は、検出器7により検出した検出結果を用いて接続されている光源の光量が予め設定した規定量(規定値)より小さいか否かを判断し、小さくなく大きい場合、或いは光源種がキセノン光源の場合には、シャッター8の図示しない開閉機構を制御してシャッター8を閉じ、光源からの光を遮断するように制御する。逆に、検出した光量が予め設定した規定量より少ない場合、或いは光源種がハロゲン光源の場合には、照明光遮断制御部3は、続くステップS11の処理にてシャッター8の図示しない開閉機構を制御してシャッター8を開け、光源からの光を通過させるように制御する。
【0061】
なお、本実施の形態では、照明光遮断制御部3と、検光器7とによって、前記の「光量を予め設定する規定量」を多段階に設定しておくことや、或いは様々な光源種を検出可能にしておくことによって、シャッター8の開閉(光源からの光の通過、不通過)を複数の条件(選択された医科の種類や、その他の条件)で制御することも容易に実施可能である。
【0062】
(効果)
したがって、本実施の形態によれば、接続されている光源の光量、或いは光源種を自動的に検知するので、術前の医科別選択による手術顕微鏡の各種パラメータを設定するだけで、手術用顕微鏡の照明光学系に通過可能な光源を制限することができる。その他の効果は前記第1の実施の形態と同様である。
【0063】
第3の実施の形態:
(構成)
図6及び図7は本発明に係る手術用顕微鏡の第3の実施の形態を示し、図6は該手術用顕微鏡のシステム全体の構成を示す概略構成図、図7は本実施の形態の特徴となる作用を説明するためのフローチャートである。なお、図6は前記第1,第2の実施の形態における構成要素と同一の構成要素については同一の符号を付しており、また、図7についても前記第1,第2の実施の形態における処理と同様な処理については同一のステップS番号を付している。
【0064】
本実施の形態に係る手術用顕微鏡は、図6に示すように、手術用顕微鏡の光源接続部1と、手術用顕微鏡の医科別選択手段としての術前設定部2と、手術用顕微鏡の照明光選択制御部3と、キセノン光源用ライトガイド11と、ハロゲン光源用ライトガイド21と、キセノン光源12と、ハロゲン光源22と、図示しないキセノン光源用電源13と、図示しないハロゲン光源用電源23とを有して構成されている。なお、キセノン光源用電源13及びハロゲン光源用電源23は、図1に示す前記第1の実施の形態と同様に構成されている。
【0065】
手術用顕微鏡の光源接続部1は、キセノン光源用ライトガイド11や、ハロゲン光源用ライトガイド21等を複数並列に挿入可能な多孔ライトガイド接続部9と、照明光学系10への入り口(図示せず)とを有している。
【0066】
手術用顕微鏡の術前設定部2は、手術用顕微鏡の照明光選択制御部30に電気的に接続されている。
【0067】
手術用顕微鏡の照明光選択制御部30は、多孔ライトガイド接続部9の図示しない駆動機構に電気的に接続されている。
【0068】
多孔ライトガイド接続部9の図示しない駆動機構は、メカ的にモータやソレノイド等を駆動して、照明光学系10への入り口へのライトガイドの接続を物理的に移動する構成によるものや、ミラーやレンズを駆動して、光学的に接続を切り替えるものや、或いは固定的な多孔ライトガイド接続部9に対して照明光学系10への入りロが移動する構成等が考えられる。この他孔ライトガイド接続部9の図示しない駆動機構は、照明光選択制御部30によってその駆動が制御されるようになっている。
【0069】
医科別選択手段としての術前設定部2では、前記第1の実施の形態と同様に使用する医科を選択し、手術用顕微鏡の各種パラメータが設定される。各種パラメータとは、例えば焦点距離や、倍率や、絞りや、照度等である。
【0070】
照明光選択制御部30は、術前設定部2からの各種パラメータから各種動作モードを認識し、この認識結果に基づき光源の電源制御を行う。すなわち、照明光選択制御部30は、多孔ライトガイド接続部9と照明光学系10への入り口との電気的な接続を制御する。
【0071】
このような本実施の形態の特徴となる照明光遮断制御部における光源制御動作について図7を参照しながら詳細に説明する。
【0072】
(作用)
いま、図6に示す手術用顕微鏡の電源が投入されたとする。
【0073】
このとき、図7に示すようにステップS1の処理にて術前設定部2によって使用する医科が選択設定され、同時に各種パラメータも入力設定されたとすると、図6に示す照明光選択制御部30は、続くステップS2の判断処理にて、前記術前設定部2にて選択された医科が「眼科」であるか否かを判断する。
【0074】
この場合、照明光選択制御部30は、前述設定部2で選択された医科が「眼科」に設定されていると判断した場合、続くステップS20の処理にてハロゲン光源用ライトガイド21と照明光学系10への入り口との接続を行うように多孔ライトガイド接続部9の図示しない駆動機構を駆動制御する。これにより、光源がハロゲン光源となり、該ハロゲン光源の使用が可能となる。
【0075】
一方、前記ステップS2の判断処理にて、選択された医科が「眼科」以外の医科に設定されているものと判断した場合には、照明光選択制御部30は、ステップS21の処理にて選択された医科に応じて、設定されたライトガイドと照明光学系10への入り口との接続を行うように多孔ライトガイド接続部9の図示しない駆動機構を駆動制御する。これにより、光源がキセノン光源となり、該キセノン光源の使用が可能となる。
【0076】
なお、前記照明光選択制御部30は、多孔ライトガイド接続部9の図示しない駆動機構との接続により、予めどのライトガイドが接続しているか否かを認識可能であり、この認識結果に基づき、上記判断処理が行われるようになっている。
(効果)
したがって、本実施の形態によれば、術前の医科別選択による手術顕微鏡の各種パラメータを設定するだけで、接続する光源種を自動的に選択切り替えするので、手術用顕微鏡の照明光学系に通過可能な光源を制限することができる。その他の効果は前記第1の実施の形態と同様である。
【0077】
なお、本発明の上記第1乃至第3の実施の形態の手術用顕微鏡においては、眼科のみならず複数の医科で手術用顕微鏡を共用する場合に、使用する医科や術式や術者が変わった際にも、観察手段の各パラメータの術前設定内容等の術前設定作業を簡便にし、且つその設定内容の保存、管理も判り易くすることが可能である。このように前記第1乃至第3の実施の形態の手術用顕微鏡に採用された前記医科別選択手段としての術前設定部2の詳細な構成例を図8乃至図10を参照しながら説明する。
図8は本発明の手術用顕微鏡の医科選択手段としての術前設定部における設定メニュー例を示すもので、図8(a)は第1の設定メニュー例を示し、図8(b)は第2の設定メニュー例を示している。
【0078】
本発明の手術顕微鏡においては、前記術前設定部2による設定メニューは、図8(a)に示すように、医科別の階層101〜105と、その下層に個人別(何者別)の階層110〜119とで構成される。或いは、術前設定部2による設定メニューは、図8(b)に示すように、上述した図8(a)中に示す医科別の階層101〜105ではなく、術式別の階層120〜129と、個人別(術者別)の階層110〜119とで構成するようにしても良い。なお、術前設定部2には、上述したように記憶手段が設けられており、この記憶手段に上記設定メニュー内の階層毎に各種パラメータ等の設定情報が記憶されるようになっている。
【0079】
したがって、術前設定部2は、医科別の階層101〜105の中でどの医科が選択されたのかを、或いは、術式別の階層120〜129の中でどの術式が選択されたのかを、照明光遮断制御部3、または照明光選択制御部30に伝達し、これを受け該照明光遮断制御部3、または照明光選択制御部30をこれを認識するとともに、上記第1乃至第3の実施の形態の如く光源の切替え及び駆動制御を行う。
【0080】
図9は本発明の手術用顕微鏡の術前設定部における第3の設定メニュー例を示している。
【0081】
この例では、前記術前設定部による設定メニューは、図9に示すように、医科別の階層101〜105と、その下層に術式別の階層120〜129とで構成されている。
【0082】
したがって、術前設定部2は、医科別の階層101〜105の中でどの医科が選択されたのかを、照明光遮断制御部3、または照明光選択制御部30に伝達することで、上記同様に該照明光遮断制御部、または照明光選択制御部30によって光源の切替え及び駆動を行う。
【0083】
図10は本発明の手術用顕微鏡の術前設定部2の第4の設定メニュー例を示している。
【0084】
この例では、手術用顕微鏡の術前設定部による設定メニューは、図10に示すように、医科別の階層101〜105と、術式別の階層120〜129と、更にその下層に個人別(術者別)の階層110〜119とを構成する3層構成となっている。或いは、本例での設定メニューは、術式別の階層120〜129と、個人別(術者別)の階層110〜119とは、層の上下が入れ替るように構成しても良い。
【0085】
したがって、術前設定部2は、医科別の階層101〜105の中でどの医科が選択されたのかを、照明光遮断制御部3、または照明光選択制御部30に伝達することで、上記同様に該照明光遮断制御部、または照明光選択制御部30によって光源の切替え及び駆動を行う。。
【0086】
以上、図8乃至図10に示したように、これら設定メニューを構成する術前設定部2を用いることにより、複数の医科で手術用顕微鏡を共用する場合に、使用する医科や術式や術者が変わった際にも、観察手段の各パラメータの術前設定内容がデータベース化されているので、術前設定作業を簡便にし、且つその設定内容の保存、管理も判り易くすることができる。
【0087】
なお、本発明は上記第第1乃至第3の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない範囲での応用や組み合わせも適用される。
【0088】
[付記]
以上詳述したような本発明の上記実施の形態によれば、以下の如き構成を得ることができる。
【0089】
(1) 複数種の光源を有し、術部を照明する照明手段と、
前記術部を観察する観察手段と、
前記観察手段の少なくとも一つの可変可能な設定値を設定する術前設定手段とを備えた手術用顕微鏡において、
前記複数種の光源のうち選択使用されている光源種を検出する光源種検出手段と、
前記術前設定手段の設定に基づく光源種と前記光源検出手段で検出された光源種とを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較結果に応じて前記照明手段の光源による術部照明を制御する制御手段と、
を具備したことを特徴とする手術用顕微鏡。
【0090】
(2) 複数種の光源を有し、術部を照明する照明手段と、
前記術部を観察する観察手段と、
前記観察手段の少なくとも一つの可変可能な設定値を設定する術前設定手段とを備えた手術用顕微鏡において、
前記複数種の光源のうち選択使用されている光源種を検出する光源種検出手段と、
前記術前設定手段による設定内容と前記光源種検出手段の検出結果に基き、前記照明手段から術部への照明光を遮断制御する照明光遮断制御手段と、
を具備したことを特徴とする手術用顕微鏡。
【0091】
(3) 複数種の光源を有し、術部を照明する照明手段と、
前記術部を観察する観察手段と、
前記観察手段の少なくとも一つの可変可能な設定値を設定する術前設定手段とを備えた手術用顕微鏡において、
前記術前設定手段の設定内容に基き、前記複数種の光源装置のうち特定の光源からの照明光を術部へ導く照明光選択制御手段と、を具備したことを特徴とする手術用顕微鏡。
【0092】
(4) 前記術前設定手段は、眼科を含む複数医科を選択する医科別選択手段であることを特徴とする(1)乃至(3)のいずれか1つに記載の手術用顕微鏡。
【0093】
(5) 前記照明手段の複数種の光源は、少なくともハロゲン光源を含み、前記照明光遮断制御手段は、前記光源種選択手段の条件が、前記医科別選択手段により眼科が選択され、前記光源種検出手段により検出された使用光源がハロゲン光源以外である場合に、前記使用光源から術部への照明光を遮断するように制御することを特徴とする(4)に記載の手術用顕微鏡。
【0094】
(6) 前記照明手段の複数種の光源は、少なくともハロゲン光源を含み、前記照明光遮断制御手段は、前記医科別選択手段で眼科が選択された場合に、前記照明手段の光源をハロゲン光源に切り替えるように制御することを特徴とする(4)に記載の手術用顕微鏡。
【0095】
(7) 前記光源種検出手段は、前記照明手段の複数種の光源の内、異なる種類の光源の接続が不可能なコネクタ部を有し、このコネクタ部による光源の接続形態を検出して選択使用されている光源種を検出すること特徴とする(4)に記載の手術用顕微鏡。
【0096】
(8) 前記照明光遮断制御部は、前記コネクタ部による光源の接続形態による検出結果に基づき、使用光源に対する光源電源の電源供給を停止して術部への照明光を遮断するように制御することを特徴とする(7)に記載の手術用顕微鏡。
【0097】
(9) 前記光源種検出手段は、光源の光軸上に配され、該光源の光量または光波長を検出する検出器であり、この検出器による検出結果に基づき選択使用されている光源種を検出すること特徴とする(4)に記載の手術用顕微鏡。
【0098】
(10) 前記照明光遮断制御部は、前記照明手段の複数種の光源の内、いずれか1つの光源からの照明光を遮断するシャッター部を有し、前記検出器からの検出結果に基づき該シャッター部を駆動制御することを特徴とする(9)に記載の手術用顕微鏡。
【0099】
(11) 前記照明光選択制御手段は、術部に光源からの照明光を導く照明光学系と、この照明光学系に、前記複数種の光源のいずれか1つを構造的に接続するための駆動機構とを有し、前記医科別選択手段による設定情報に基づき、前記駆動機構を駆動制御することにより、前記複数種の光源装置のうち特定の光源を選択することを特徴とする(3)に記載の手術用顕微鏡。
【0100】
(12) 術部を観察する観察手段と、前記観察手段が有する各パラメータ設定を一括して設定を行うとともに、設定された設定情報を記憶する記憶手段を有する術前設定手段とを備えた手術用顕微鏡において、
前記術前設定手段による各パラメータ設定は、設定メニューを用いて行うもので、該設定メニューは複数の設定階層で構成されており、設定された情報を複数設定階層毎に前記記憶手段に記憶したことを特徴とする手術用顕微鏡。
【0101】
(13) 前記複数の設定階層は、科別の階層と、術者別の階層とから構成したことを特徴とする(12)に記載の手術用顕微鏡。
【0102】
(14) 前記複数の設定階層は、科別の階層と、術式別の階層とから構成したことを特徴とする(12)に記載の手術用顕微鏡。
【0103】
(15) 前記複数の設定階層は、術式別の階層と、術者別の階層とから構成したことを特徴とする(12)に記載の手術用顕微鏡。。
【0104】
(16) 前記複数の設定階層は、科別の階層と、術式別の階層と、術者別の階層とから構成したことを特徴とする(12)に記載の手術用顕微鏡。
【0105】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、簡単な構成で眼科を含む複数の各医科の手術に適した光源を自動的に選択し照明制御を行うことができる手術用顕微鏡を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る手術用顕微鏡の第1の実施の形態を示し、該手術用顕微鏡のシステム全体の構成を示す概略構成図。
【図2】図1に示すライトガイドと光源との接続部分の具体的な他の構成を示す構成図。
【図3】本実施の形態の特徴となる作用を説明するためのフローチャート。
【図4】本発明に係る手術用顕微鏡の第2の実施の形態を示し、該手術用顕微鏡のシステム全体の構成を示す概略構成図。
【図5】本実施の形態の特徴となる作用を説明するためのフローチャート。
【図6】本発明に係る手術用顕微鏡の第3の実施の形態を示し、該手術用顕微鏡のシステム全体の構成を示す概略構成図。
【図7】本実施の形態の特徴となる作用を説明するためのフローチャート。
【図8】本発明の手術用顕微鏡の医科選択手段としての術前設定部における第1,第2の設定メニュー例を示す図。本発明の医科別選択手段2の第2の設定メニュー例である。
【図9】本発明の手術用顕微鏡の術前設定部における第3の設定メニュー例を示す図。
【図10】本発明の手術用顕微鏡の術前設定部における第4の設定メニュー例を示す図。
【符号の説明】
1…光源接続部、
2…術前選択部(医科別選択手段)、
3…照明光遮断制御部、
4…ライトガイド挿入凹部、
5…キセノン光源センサ、
6…ハロゲン光源センサ、
8…シャッター、
9…多孔ライトガイド接続部、
10…照明光学系、
11…キセノン光源用ライトガイド、
12…キセノン光源、
13…キセノン光源用電源、
14…突起物、
15…コネクタ、
21…ハロゲン光源用ライトガイド、
22…ハロゲン光源、
23…ハロゲン光源用電源、
25…コネクタ、
30…照明光選択制御部。
Claims (3)
- 複数種の光源を有し、術部を照明する照明手段と、
前記術部を観察する観察手段と、
前記観察手段の少なくとも一つの可変可能な設定値を設定する術前設定手段とを備えた手術用顕微鏡において、
前記複数種の光源のうち選択使用されている光源種を検出する光源種検出手段と、
前記術前設定手段の設定に基づく光源種と前記光源検出手段で検出された光源種とを比較する比較手段と、
前記比較手段による比較結果に応じて前記照明手段の光源による術部照明を制御する制御手段と、
を具備したことを特徴とする手術用顕微鏡。 - 複数種の光源を有し、術部を照明する照明手段と、
前記術部を観察する観察手段と、
前記観察手段の少なくとも一つの可変可能な設定値を設定する術前設定手段とを備えた手術用顕微鏡において、
前記複数種の光源のうち選択使用されている光源種を検出する光源種検出手段と、
前記術前設定手段による設定内容と前記光源種検出手段の検出結果に基き、前記照明手段から術部への照明光を遮断制御する照明光遮断制御手段と、
を具備したことを特徴とする手術用顕微鏡。 - 複数種の光源を有し、術部を照明する照明手段と、
前記術部を観察する観察手段と、
前記観察手段の少なくとも一つの可変可能な設定値を設定する術前設定手段とを備えた手術用顕微鏡において、
前記術前設定手段の設定内容に基き、前記複数種の光源装置のうち特定の光源からの照明光を術部へ導く照明光選択制御手段と、を具備したことを特徴とする手術用顕微鏡。
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