JP2005002035A - コエンザイムq10および脂肪燃焼促進物質を含有する組成物 - Google Patents
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Abstract
【課題】ダイエットや肥満防止効果に優れ、且つ安全性が高いダイエット用組成物並びにこれを含有するダイエット剤および飲食品を提供する。
【解決手段】体脂肪など蓄積脂肪を効果的に燃焼させ得る量として、コエンザイムQ10を0.0001〜50質量%、ジアシルグリセロール、共役リノール酸、カプサイシン、L−カルニチン、ガルシニアエキス、アミノ酸およびカテキン類から選択される脂肪燃焼促進物質0.005〜50質量%を添加・配合する。
【選択図】 なし
【解決手段】体脂肪など蓄積脂肪を効果的に燃焼させ得る量として、コエンザイムQ10を0.0001〜50質量%、ジアシルグリセロール、共役リノール酸、カプサイシン、L−カルニチン、ガルシニアエキス、アミノ酸およびカテキン類から選択される脂肪燃焼促進物質0.005〜50質量%を添加・配合する。
【選択図】 なし
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】
本発明は、コエンザイムQ10および脂肪燃焼促進物質を含有することを特徴とする組成物に関する。詳細には、コエンザイムQ10と脂肪燃焼促進物質としてジアシルグリセロール、共役リノール酸、カプサイシン、L−カルニチン、ガルシニアエキス、アミノ酸およびカテキン類から選択される1種以上を含有することを特徴とする組成物、これを用いたダイエット剤並びに飲食品に関する。
【0002】
【従来の技術】
コエンザイムQ10(以下、CoQ10と略すことがある)は、ユビデカレノンまたは補酵素Q10として知られる高等動物に存在する補酵素Qの1種である。CoQ10は、補酵素として生物活性をもつだけでなく、酸素利用効率を改善させる作用を有するビタミン様作用物質として知られている。このため、CoQ10は、鬱血組織に作用するほか、生体膜の安定化や抗酸化などの作用を有すると考えられ、臨床的には狭心症、心不全、虚血性心疾患の症状改善に薬理効果が認められている。また、軽度および中等度の鬱血精神不全症状の治療薬として、または本態性高血圧症、歯周病疾患、制癌剤や向精神薬の副作用予防などにも有効であると報告されている。さらに、皮膚外用剤としての老化防止に対する有効性も期待されている。このようにコエンザイムQ10は高い生理活性を有し、且つ生体内に存在する安全性の高い物質と考えられている。しかしながら、CoQ10を体脂肪の減少やダイエットに用いることはあまり試みられていない。
【0003】
一方、これまで種々の物質を有効成分とするダイエット剤や脂肪燃焼燃焼促進剤が開発されている。例えば、ジアシルグリセロール、特にω3/ω6不飽和脂肪酸で不飽和結合数が2個以上の脂肪酸のジグリセリドが体脂肪の燃焼を促進しうることが知られており、体脂肪燃焼促進剤への利用が検討されている(特許文献1)。また、共役リノール酸を投与乃至摂取させて体重を減少させて肥満症を治療することも提案されている(特許文献2)。さらに、お茶などに含まれるカテキン類には、体脂肪や食事性脂肪の燃焼促進作用があり、カテキン類を高濃度に含む茶の抽出物およびその濃縮液を用いてダイエット飲料とすることが提案されている(特許文献3)。
【0004】
これら物質の他に、脂肪燃焼性アミノ酸、例えばリジン、アラニン、アルギニン、アルギニン、プロリンなどにもダイエット作用があることが知られている(特許文献4)。また、カプサイシン、ガルシニアエキスやL−カルニチンにもダイエット作用があることが知られており、カプサイシンとグルコマンナンなどの難消化性食物繊維を組み合わせた飲料やガルシニアエキスとカフェイン、L−カルニチンとタウリンなどのアミノ酸誘導体を含むダイエット用食品が提案されている(特許文献5、特許文献6、特許文献7)。
【0005】
しかし、これらの物質では十分な脂肪燃焼作用が得られなかったり、辛みや苦みなどの呈味性から、十分な脂肪燃焼促進を奏されるだけの量を配合できないなどの問題がある。さらに、これらの脂肪燃焼促進作用を有するものとコエンザイムQ10を組み合わせること、およびその相乗作用により、優れた脂肪燃焼作用およびダイエット作用が得られることは全く知られていない。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−64672号公報
【特許文献2】
特開平11−209279号公報
【特許文献3】
特開2002−326932号公報
【特許文献4】
特開2003−119133号公報
【特許文献5】
特開2002−186469号公報
【特許文献6】
特開2001−258506号公報
【特許文献7】
特開2001−57869号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の課題は、優れた脂肪燃焼作用およびダイエット作用を有し、且つ副作用の心配がなく安全性の高い組成物、これを用いたダイエット剤並びに飲食品を提供することである。
【0008】
【発明を解決するための手段】
本発明者等は、上記した課題の解決のために鋭意研究した結果、コエンザイムQ10と脂肪燃焼促進作用を有する物質とを組み合わせると、その相乗効果により優れた脂肪燃焼作用およびダイエット作用が奏されることを見出して本発明を完成させた。
【0009】
従って、本発明は、コエンザイムQ10および脂肪燃焼促進物質を含有することを特徴とするコエンザイムQ10含有組成物に関する。本発明において、脂肪燃焼促進物質とは、脂肪燃焼促進を有する経口摂取可能な成分であれば特に限定されないが、例えばカプサイシン、L−カルニチン、アミノ酸、ガルシニアエキス、共役リノール酸、ジアシルグリセロール、カテキン類などが挙げられる。
すなわち、本発明は、コエンザイムQ10とカプサイシン、L−カルニチン、アミノ酸、共役リノール酸、ジアシルグリセロールおよびカテキン類から選択される1種以上からなる組成物に関する。本発明の組成物において、コエンザイムQ10と脂肪燃焼促進物質の量は、脂肪燃焼やダイエットにおいて相乗効果が得られる量であれば特に限定されないが、例えばコエンザイムQ10を0.0001〜50質量%、好ましくは0.001〜30質量%、脂肪燃焼促進物質を0.005〜50質量%、好ましくは0.01〜40質量%含有する。
【0010】
本発明はまた、コエンザイムQ10および脂肪燃焼促進物質を含有する組成物を有効成分とするダイエット剤、並びに該組成物を含有する飲食品に関する。本発明のダイエット剤および飲食品は、体脂肪、内臓脂肪、皮下脂肪、食物性脂肪の燃焼を顕著に促進し得るため、肥満症の予防または治療の他、体脂肪や内臓脂肪の減少やダイエット、体脂肪の蓄積防止、肥満症の予防などにも有用である。
【0011】
【発明の実施の形態】
コエンザイムQ10は融点の低い親油性固体であり、水に難溶性のために経口投与における吸収性が低いことが知られている。このため、コエンザイムQ10を油脂などに溶解させるか、あるいはコエンザイムQ10に医薬または食品の製造において慣用される乳化剤、安定化剤を配合することにより、コエンザイムQ10の散安定性、結晶析出防止性などの性状の安定性および生体吸収性を向上させるのが好ましい。具体的には、CoQ10を植物性油、動物性油等の非親水性有機溶媒に溶解するか、または乳化剤、分散剤もしくは界面活性剤等を用いて水性溶液中に分散・乳化させて用いる。その他、CoQ10の吸収性を高めるために、平均粒子径を1μm程度まで微粉砕し用いることも可能である。
【0012】
このような処理に用いられる添加剤としては、例えば大豆油、サフラー油、オリーブ油、胚芽油、ヒマワリ油、牛脂、イワシ油などの動植物油、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトールなどの多価アルコール、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルなどの界面活性剤、精製水、乳糖、澱粉、結晶セルロース、D−マンニトール、レシチン、アラビアガム、ソルビトール液、糖液などが挙げられる。
【0013】
また、CoQ10を鶏卵タンパク質、乳タンパク質、肉タンパク質などの動物性タンパク質;大豆タンパク質、小麦タンパク質の植物性タンパク質またはこれらの加水分解物と配合するか、さらに糖質、脂質および/または食物繊維等とすることによりCoQ10を安定化し、さらに生体吸収性を向上させることができる。
CoQ10を乳化組成物として用いる場合、例えばCoQ10を油相成分としてショ糖酢酸イソ酪酸エステルなどの中鎖脂肪酸エステルに溶解し、多価アルコールおよび乳化剤を用いて乳化処理するか、または有機酸などの添加剤の存在下または不存在下に、アラビアガム、寒天、水溶性コーンファイバー、デンプン、ゼラチン、キサンタンガム、カゼイン、デキストリン、カルメロースナトリウム、ポリビニルピロリドンなどの水溶性物質中にCoQ10を分散・乳化することにより、性状の安定性および生体吸収性を向上させることができる。
【0014】
本発明の組成物または飲食品は、一般的にはCoQ10を0.0001〜75重量%、好ましくは0.001〜35重量%含有し、これはCoQ10の1日当たりの摂取量、さらには分散安定性や風味等を考慮して適宜決定される。また、CoQ10の摂取量は、摂取者の健康状態等により異なるが、通常は5〜200mgの範囲、好ましくは10〜100mgの範囲である。
【0015】
本発明における脂肪燃焼促進物質として、前述のように脂肪燃焼促進を有する経口摂取可能な成分であれば特に限定されないが、例えばジアシルグリセロール、共役リノール酸、カプサイシン、L−カルニチン、ガルシニアエキス、アミノ酸およびカテキン類などが挙げられる。
本発明において用いるジアシルグリセロールは、特にω3および/またはω6不飽和脂肪酸で不飽和結合数が2個以上の脂肪酸を含むジグリセリドである。ω3不飽和脂肪酸としてはリノレン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、ドコサペンタエン酸などが挙げられ、ω6不飽和脂肪酸としてはリノレン酸、アラキドン酸などが挙げられる。これら不飽和脂肪酸の含有量は通常は15%以上、好ましくは20〜70%、特に好ましくは25〜65%の範囲である。
本発明の組成物および飲食品中のジアシルグリセロールの含有量はその剤型や飲食品の形態により異なるが、通常は0.005〜50質量%、好ましくは0.01〜40質量%の範囲である。また、ジアシルグリセロールの1日当たりの摂取量は、摂取者の健康状態等により異なるが、通常は0.01〜100gの範囲、好ましくは0.1〜50gの範囲である。
【0016】
共役リノール酸には幾つかの異性体、例えばシス−9,トランス−11オクタデカジエン酸、シス−9,シス−11オクタデカジエン酸、トランス−9,シス−11オクタデカジエン酸、トランス−9,トランス−11オクタデカジエン酸、シス−10,シス−12オクタデカジエン酸、シス−10,トランス−12オクタデカジエン酸、トランス−10,シス−12オクタデカジエン酸、およびトランス−10,トランス−12オクタデカジエン酸があるが、本発明のおいてはこれらのうち単独またはその混合物のいずれも用いることができるが、混合物であるのが好ましい。
本発明の組成物および飲食品中の共役リノール酸の含有量はその剤型や飲食品の形態により異なるが、通常は0.005〜50質量%、好ましくは0.01〜40質量%の範囲である。また、共役リノール酸の1日当たりの摂取量は、摂取者の健康状態等により異なるが、通常は0.1〜10gの範囲、好ましくは0.5〜5gの範囲である。
【0017】
本発明において用いるカテキン類は、カテキン、ガロカテキン、カテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートなどであり、単独で用いてもよいが、混合物として用いてもよい。また、これらは抽出・精製したものを用いてもよいが、これらのカテキン類の混合物を高濃度に含む茶抽出液またはその濃縮物として用いることができる。
本発明の組成物および飲食品中のカテキン類の含有量はその剤型や飲食品の形態により異なるが、通常は0.001〜0.5質量%、好ましくは0.01〜0.2質量%の範囲である。この量より多いとカテキン類が有する苦味や渋味のため嗜好性が低下して摂取が困難となり、少ないと十分なコエンザイムQ10との相乗効果が得られない。また、カテキン類の1日当たりの摂取量は、摂取者の健康状態等により異なるが、通常は0.1〜2gの範囲、好ましくは0.5〜2gの範囲である。
【0018】
本発明において用いるアミノ酸は、脂肪燃焼促進作用がある任意のL−アミノ酸であるが、好ましくは天然のタンパク質を構成するアミノ酸であり、より好ましくはリジン、アラニン、アルギニン、プロリンである。これらのアミノ酸は食品中に含まれているため安全性などには全く問題はなく、単独として用いても混合物として用いてもよいが、本発明の組成物および飲食品中のアミノ酸の含有量はその剤型や飲食品の形態により異なるが、通常は0.001〜50質量%、好ましくは0.01〜45質量%の範囲である。アミノ酸の含有量がこれより少ないと十分なコエンザイムQ10との相乗効果が得られないが、多くても得られる効果はあまり変わらない。また、アミノ酸の1日当たりの摂取量の基準などはないが、通常はアミノ酸スコア100として5g以上、好ましくは10g以上摂取するのが望ましい。
【0019】
L−カルニチンは、塩化カルニチンは消化機能亢進剤として用いられているほか、脂質代謝においてミトコンドリアへの脂肪酸の運搬に関与し、脂肪燃焼促進作用の他に疲労回復作用を有することが知られている。本発明の組成物および飲食品中のL−カルニチンの含有量はその剤型や飲食品の形態により異なるが、通常は0.001〜50質量%、好ましくは0.01〜45質量%の範囲である。L−カルニチンの含有量がこれより少ないと十分なコエンザイムQ10との相乗効果が得られないが、多くても得られる効果はあまり変わらない。また、L−カルニチンの1日当たりの摂取量は、通常は0.1〜1000mgの範囲、好ましくは1〜500mgの範囲である。
【0020】
ガルシニアエキスは、(−)ヒドロキシクエン酸(HCA)を主な主成分とし、これらが糖質からの脂肪合成を抑制する。本発明の組成物および飲食品中のガルシニアエキスの含有量はその剤型や飲食品の形態により異なるが、通常は0.1〜50質量%、好ましくは0.1〜45質量%の範囲である。ガルシニアエキスの含有量がこれより少ないと十分なコエンザイムQ10との相乗効果が得られないが、多くても得られる効果はあまり変わらない。また、ガルシニアエキスの1日当たりの摂取量は、通常は0.5g〜3gの範囲、好ましくは1〜2gの範囲である。
【0021】
カプサイシンは辛み成分として知られ、脂肪代謝・代謝を促進する作用を有することが報告されている(特許文献5)。本発明の組成物および飲食品中のL−カルニチンの含有量はその剤型や飲食品の形態により異なるが、通常は0.001〜1質量%、好ましくは0.005〜0.5質量%の範囲である。この量より多いとカプサイシンが有する辛みのため嗜好性が低下して摂取が困難となり、少ないと十分なコエンザイムQ10との相乗効果が得られない。また、カプサイシンの1日当たりの摂取量は、摂取者の健康状態等により異なるが、通常は0.01〜0.2mgの範囲、好ましくは0.05〜0.01mgの範囲である。
【0022】
本発明の組成物および飲食品において、脂肪燃焼促進剤は単独または複数組み合わせて用いることができる。複数組み合わせる場合には、それぞれの配合量、1日当たりの摂取量は上述の範囲であるが、添加・配合する脂肪燃焼促進剤やその性質などを考慮して、所望するコエンザイムQ10との相乗効果が奏される範囲で適宜決定することができる。
【0023】
上述の脂肪燃焼促進剤が、ジアシルグリセロール、共役リノール酸およびカプサイシンなどの脂溶性物質である場合、コエンザイムQ10と共に脂溶性物質に溶解させてもよく、コエンザイムQ10を溶解させるための溶媒として用いてもよい。また、コエンザイムQ10と共にまたは別々に乳化処理して本発明の組成物を得ることができる。
脂肪燃焼促進剤がL−カルニチン、アミノ酸、ガルシニアエキスおよびカテキン類など水溶性である場合、コエンザイムQ10と該脂肪燃焼促進剤のいずれか一方または両方を乳化処理して配合するのが好ましい。
【0024】
コエンザイムQ10および脂肪燃焼促進剤を含有するダイエット剤の剤型としては、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、シロップ剤、懸濁剤、坐剤、軟膏、クリーム剤、ゲル剤、貼付剤、吸入剤、注射剤等が挙げられる。これらのダイエット剤は、慣用される賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、界面活性剤、アルコール、水、水溶性高分子、甘味料、矯味剤、酸味料等を剤型に応じて添加し、常法に従って製造することができる。なお、液体製剤は、服用時に水または他の適当な媒体に溶解または懸濁する形であってもよい。また錠剤、顆粒剤は周知の方法でコーティングしてもよい。
【0025】
本発明の飲食品としては、脂肪燃焼促進作用により健康増進を図る健康食品、機能性食品、特定保健用食品等の他、コエンザイムQ10と該脂肪燃焼促進剤0を添加・配合できる全ての食品が挙げられる。具体的には、錠剤、粉剤、顆粒剤、ドリンク剤、流動食、茶飲料、清涼飲料、乳飲料、バター、マヨネーズ、ショートニング、マーガリン、種々のサラダドレッシング、パン類、麺類、パスタ、菓子、例えばクッキー類、チョコレート、キャンディ、チューインガムなどが挙げられる。本発明の飲食品は、その製造に用いられる他の食品素材、各種栄養素、各種ビタミン、ミネラル、食物繊維、種々の添加剤、例えば呈味成分、甘味料、有機酸などの酸味料、安定剤、フレーバー等を配合して、常法に従って製造することができる。
【0026】
下記の実施例により本発明を説明するが、本究明は以下の実施例のみに限定されるものではない。
【0027】
【実施例】
実施例1
CoQ10(日清ファルマ製)60g、ジアシルグリセロール(花王製商品名;エコナ)540gを混合し、約65℃まで加温し、加熱溶解し、その後、室温まで冷却してCoQ10とジアシルグリセロールを含有する充填液を調製した。この液を通常のソフトカプセルの製法に従って、1カプセルあたり約300mg充填してソフトカプセルを製造した。
【0028】
実施例2
CoQ10(日清ファルマ製)60g、大豆油(吉原製油製)330g、グリセリン脂肪酸エステル10g(理研ビタミン製)を混合し、約65℃まで加温し溶解した。その後室温まで冷却し、共役リノール酸(キャンディ・コムウエア製)200gを添加して撹拌し、充填液を調製した。この充填液を実施例1と同様に充填して、1カプセルあたり300mgのソフトカプセルを製造した。
【0029】
実施例3
CoQ10(日清ファルマ製)60g、大豆油(吉原製油製)320g、グリセリン脂肪酸エステル20g(理研ビタミン製)を混合し、約65℃まで加温し溶解した。その後室温まで冷却し、L−カルニチン酒石酸塩(ロンザ製)200g添加して撹拌し、充填液を調製した。この充填液を実施例1と同様に充填して、1カプセルあたり300mgのソフトカプセルを製造した。
【0030】
実施例4−(1)
CoQ10(日清ファルマ製)60g、大豆油(吉原製油製)320g、グリセリン脂肪酸エステル20g(理研ビタミン製)を混合し、約65℃まで加温し溶解した。その後室温まで冷却し、アミノ酸(味の素製)リジン100g、メチオニン100gを添加して撹拌し、充填液を調製した。この充填液を実施例1と同様に充填して、1カプセルあたり300mgのソフトカプセルを製造した。
【0031】
実施例4−(2)
アミノ酸の代わりにガルシニアエキス(日本新薬製)200gを用いたこと以外は実施例4−(1)と同様にして、1カプセルあたり300mgのソフトカプセルを製造した。
【0032】
実施例5−(1)
CoQ10(日清ファルマ製)30g、大豆油(吉原製油製)210g、グリセリン脂肪酸エステル10g(理研ビタミ製)を混合し、約65℃まで加温し溶解した。その後室温まで冷却し、唐辛子エキス(カプサイシン2.7%含有)(日本新薬製)50gを添加して撹拌し、充填液を調製した。この充填液を実施例1と同様に充填して、1カプセルあたり300mgのソフトカプセルを製造した。
【0033】
実施例5−(2)
唐辛子エキス50gの代わりにカテキン類(サンフェノン,太陽化学製)50gを用いたこと以外は実施例5−(1)と同様にして、1カプセルあたり300mgのソフトカプセルを製造した。
【0034】
実施例6
CoQ10(日清ファルマ製)60g、ガルシニアエキス(日本新薬製)400g、結晶セルロース(旭化成製)40g、乳糖(DMV社製)100gを混合し、精製水130mLを練合機に添加し、通常の方法により5分間練合する。練合終了後、10メッシュで篩過し、乾燥機中にて50℃で乾燥する。乾燥後、整粒し、含有顆粒を得た。
【0035】
実施例7
CoQ10(日清ファルマ社製)15gを70℃に加温したショ糖脂肪酸エステル(三菱化学フーズ社製)35gに溶解させ、これを油相とした。これとは別に、グリセリン(日本油脂製)45gに乳化剤としてモノステアリン酸デカグリセリル(デカグリン1−S:日光ケミカルズ社製)5gを添加し、60℃に加温して溶解させる。この溶液に先の油相を攪拌しながら徐々に添加する。混合液を乳化機(三和機械社製H−11型)を用いて、乳化圧力約100kgで乳化処理して、約80gの乳化組成物を得た。
得られた乳化組成物10gにカテキン類(サンフェノン,太陽化学製)100mgを炭酸水90mLに添加して攪拌することにより、CoQ10およびカテキン類を含有する炭酸飲料100mLを得た。また、カテキン類の代わりに、唐辛子エキス(日本新薬製)0.5gまたはガルシニアエキス0.5gを用いて、CoQ10とカプサイシンまたはガルシニアエキスを含有する炭酸飲料を得た。
【0036】
実施例8
小麦粉(強力粉)160g、ドライイースト3gとL−カルニチン酒石酸塩3gを混ぜる。他に、CoQ10 2g、砂糖25g、食塩4g、脱脂粉乳6gを温湯70gに溶かし、鶏卵1個を添加してよく混ぜる。これを小麦粉に加え、良く手でよくこねた後、バター約45gを加えてよくこね、20個のロールパン生地を作る。次いで、発酵させた後、表面に溶き卵を塗り、オーブンにて180℃で約15分焼き、ロールパンを製造した。また外観、味、食感ともに良好であった。
【0037】
実施例9
お米2合を用いて一般的な水量に対し、実施例4−(1)で製造したCoQ10、アミノ酸含有ソフトカプセル3個(CoQ10 90mg相当)を加え炊飯し、これを慣用の方法に従ってレトルト用パックに充填した後、窒素置換を行いながら密封し、121℃で15分間殺菌を行ってレトルトご飯を得た。また外観、味、食感ともに良好であった。
【0038】
比較試験例
本発明の組成物のダイエット作用を体重、BMI(ボディーマス指数)、体脂肪率により評価した。なお。BMIおよび体脂肪率指標として以下のように得た。
BMI(ボディーマス指数):
BMIは体脂肪を最も反映した体格指数であり、体重と身長から以下のように簡単に算出することができる:
BMI=体重(kg)/身長(m)2
体脂肪率:
体脂肪率の測定において一般的に使用されている生体電気インピーダンス法(BIA)により測定した。この方法は、生体に微弱な電流を流してインピーダンス(抵抗)を測定し、その抵抗値により体脂肪率を算出する。
【0039】
比較試験例1
本試験例では、実施例2〜3で製造したコエンザイムQ10とL−カルニチンまたは共役リノール酸を含有するソフトカプセルを用いた。これらのカプセルのコエンザイムQ10、L−カルニチンおよび共役リノールの含有量は、それぞれ10mg、222mgおよび200mgである。さらに、該実施例に従って調製し、コエンザイムQ10、L−カルニチンまたは共役リノールのいずれか1種類のみを前述の量にて含有するソフトカプセル、いずれも含まないプラセボカプセルを用いた。このソフトカプセルをBMI値および体脂肪率が近い各10名の成人女性(年齢20〜40歳)に食後1粒、1日3回摂取させ、試験開始時および3ヶ月後に体重、BMIおよび体脂肪率を測定し、その平均値を算出した。なお、試験期間中に被験者には、食欲減退、下痢など特に異常は認められなかった。
【0040】
【表1】
【0041】
その結果、コエンザイムQ10投与群ではプラセボと同程度でダイエット効果は見出されず、L−カルニチンまたは共役リノール投与群では体脂肪率、BMIに減少傾向が僅かに観察された。これに対して、コエンザイムQ10+L−カルニチン投与群、およびコエンザイムQ10+共役リノール投与群で明らかに体脂肪率、BMIの低下が認められ、コエンザイムQ10とL−カルニチンまたは共役リノールの相乗効果が確認された。
【0042】
比較試験例2
本試験例では、実施例1および4〜5で製造したコエンザイムQ10とジアシルグリセロール、カプサイシン、ガルシニアエキス、カテキン類またはアミノ酸を含有するソフトカプセルの他に、該実施例に従って調製し、コエンザイムQ10、ジアシルグリセロール、カプサイシン、ガルシニアエキス、カテキン類またはアミノ酸のいずれか1種類のみ含有するソフトカプセル、いずれも含まないプラセボカプセル(対照)を用いた。
体脂肪率が近い各10名の成人男性(年齢35〜45歳)に食後2粒、1日3回摂取させ、試験開始時および2ヶ月後に体脂肪率を測定し、その平均値を算出した。なお、試験期間中に被験者には、食欲減退、下痢など特に異常は認められなかった。
【0043】
【表2】
【0044】
その結果、プラセボ、単独投与群と比較して、コエンザイムQ10とジアシルグリセロール、カプサイシン、ガルシニアエキス、カテキン類またはアミノ酸を併用することと、明らかに体脂肪率の低下が認められ、コエンザイムQ10とジアシルグリセロール、カプサイシン、ガルシニアエキス、カテキン類またはアミノ酸の相乗効果が確認された。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、ダイエットや肥満防止効果に優れ、且つ安全性が高いダイエット用組成物並びにこれを含有するダイエット剤および飲食品が提供される。本発明の組成物は、コエンザイムQ10と脂肪燃焼促進作用を有する物質との相乗作用により、体脂肪などの蓄積脂肪を顕著に減少させることができ、且つ長期服用しても副作用の心配がなく安全性が高い。また、本発明の飲食品は、体脂肪など蓄積脂肪を効果的に燃焼させ得る量のコエンザイムQ10と脂肪燃焼促進物質を日常的に摂取することができる。このため、本発明の肥満症の予防および治療、ダイエットなどに極めて有用である。
【発明が属する技術分野】
本発明は、コエンザイムQ10および脂肪燃焼促進物質を含有することを特徴とする組成物に関する。詳細には、コエンザイムQ10と脂肪燃焼促進物質としてジアシルグリセロール、共役リノール酸、カプサイシン、L−カルニチン、ガルシニアエキス、アミノ酸およびカテキン類から選択される1種以上を含有することを特徴とする組成物、これを用いたダイエット剤並びに飲食品に関する。
【0002】
【従来の技術】
コエンザイムQ10(以下、CoQ10と略すことがある)は、ユビデカレノンまたは補酵素Q10として知られる高等動物に存在する補酵素Qの1種である。CoQ10は、補酵素として生物活性をもつだけでなく、酸素利用効率を改善させる作用を有するビタミン様作用物質として知られている。このため、CoQ10は、鬱血組織に作用するほか、生体膜の安定化や抗酸化などの作用を有すると考えられ、臨床的には狭心症、心不全、虚血性心疾患の症状改善に薬理効果が認められている。また、軽度および中等度の鬱血精神不全症状の治療薬として、または本態性高血圧症、歯周病疾患、制癌剤や向精神薬の副作用予防などにも有効であると報告されている。さらに、皮膚外用剤としての老化防止に対する有効性も期待されている。このようにコエンザイムQ10は高い生理活性を有し、且つ生体内に存在する安全性の高い物質と考えられている。しかしながら、CoQ10を体脂肪の減少やダイエットに用いることはあまり試みられていない。
【0003】
一方、これまで種々の物質を有効成分とするダイエット剤や脂肪燃焼燃焼促進剤が開発されている。例えば、ジアシルグリセロール、特にω3/ω6不飽和脂肪酸で不飽和結合数が2個以上の脂肪酸のジグリセリドが体脂肪の燃焼を促進しうることが知られており、体脂肪燃焼促進剤への利用が検討されている(特許文献1)。また、共役リノール酸を投与乃至摂取させて体重を減少させて肥満症を治療することも提案されている(特許文献2)。さらに、お茶などに含まれるカテキン類には、体脂肪や食事性脂肪の燃焼促進作用があり、カテキン類を高濃度に含む茶の抽出物およびその濃縮液を用いてダイエット飲料とすることが提案されている(特許文献3)。
【0004】
これら物質の他に、脂肪燃焼性アミノ酸、例えばリジン、アラニン、アルギニン、アルギニン、プロリンなどにもダイエット作用があることが知られている(特許文献4)。また、カプサイシン、ガルシニアエキスやL−カルニチンにもダイエット作用があることが知られており、カプサイシンとグルコマンナンなどの難消化性食物繊維を組み合わせた飲料やガルシニアエキスとカフェイン、L−カルニチンとタウリンなどのアミノ酸誘導体を含むダイエット用食品が提案されている(特許文献5、特許文献6、特許文献7)。
【0005】
しかし、これらの物質では十分な脂肪燃焼作用が得られなかったり、辛みや苦みなどの呈味性から、十分な脂肪燃焼促進を奏されるだけの量を配合できないなどの問題がある。さらに、これらの脂肪燃焼促進作用を有するものとコエンザイムQ10を組み合わせること、およびその相乗作用により、優れた脂肪燃焼作用およびダイエット作用が得られることは全く知られていない。
【0006】
【特許文献1】
特開2001−64672号公報
【特許文献2】
特開平11−209279号公報
【特許文献3】
特開2002−326932号公報
【特許文献4】
特開2003−119133号公報
【特許文献5】
特開2002−186469号公報
【特許文献6】
特開2001−258506号公報
【特許文献7】
特開2001−57869号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の課題は、優れた脂肪燃焼作用およびダイエット作用を有し、且つ副作用の心配がなく安全性の高い組成物、これを用いたダイエット剤並びに飲食品を提供することである。
【0008】
【発明を解決するための手段】
本発明者等は、上記した課題の解決のために鋭意研究した結果、コエンザイムQ10と脂肪燃焼促進作用を有する物質とを組み合わせると、その相乗効果により優れた脂肪燃焼作用およびダイエット作用が奏されることを見出して本発明を完成させた。
【0009】
従って、本発明は、コエンザイムQ10および脂肪燃焼促進物質を含有することを特徴とするコエンザイムQ10含有組成物に関する。本発明において、脂肪燃焼促進物質とは、脂肪燃焼促進を有する経口摂取可能な成分であれば特に限定されないが、例えばカプサイシン、L−カルニチン、アミノ酸、ガルシニアエキス、共役リノール酸、ジアシルグリセロール、カテキン類などが挙げられる。
すなわち、本発明は、コエンザイムQ10とカプサイシン、L−カルニチン、アミノ酸、共役リノール酸、ジアシルグリセロールおよびカテキン類から選択される1種以上からなる組成物に関する。本発明の組成物において、コエンザイムQ10と脂肪燃焼促進物質の量は、脂肪燃焼やダイエットにおいて相乗効果が得られる量であれば特に限定されないが、例えばコエンザイムQ10を0.0001〜50質量%、好ましくは0.001〜30質量%、脂肪燃焼促進物質を0.005〜50質量%、好ましくは0.01〜40質量%含有する。
【0010】
本発明はまた、コエンザイムQ10および脂肪燃焼促進物質を含有する組成物を有効成分とするダイエット剤、並びに該組成物を含有する飲食品に関する。本発明のダイエット剤および飲食品は、体脂肪、内臓脂肪、皮下脂肪、食物性脂肪の燃焼を顕著に促進し得るため、肥満症の予防または治療の他、体脂肪や内臓脂肪の減少やダイエット、体脂肪の蓄積防止、肥満症の予防などにも有用である。
【0011】
【発明の実施の形態】
コエンザイムQ10は融点の低い親油性固体であり、水に難溶性のために経口投与における吸収性が低いことが知られている。このため、コエンザイムQ10を油脂などに溶解させるか、あるいはコエンザイムQ10に医薬または食品の製造において慣用される乳化剤、安定化剤を配合することにより、コエンザイムQ10の散安定性、結晶析出防止性などの性状の安定性および生体吸収性を向上させるのが好ましい。具体的には、CoQ10を植物性油、動物性油等の非親水性有機溶媒に溶解するか、または乳化剤、分散剤もしくは界面活性剤等を用いて水性溶液中に分散・乳化させて用いる。その他、CoQ10の吸収性を高めるために、平均粒子径を1μm程度まで微粉砕し用いることも可能である。
【0012】
このような処理に用いられる添加剤としては、例えば大豆油、サフラー油、オリーブ油、胚芽油、ヒマワリ油、牛脂、イワシ油などの動植物油、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ソルビトールなどの多価アルコール、ソルビタン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルなどの界面活性剤、精製水、乳糖、澱粉、結晶セルロース、D−マンニトール、レシチン、アラビアガム、ソルビトール液、糖液などが挙げられる。
【0013】
また、CoQ10を鶏卵タンパク質、乳タンパク質、肉タンパク質などの動物性タンパク質;大豆タンパク質、小麦タンパク質の植物性タンパク質またはこれらの加水分解物と配合するか、さらに糖質、脂質および/または食物繊維等とすることによりCoQ10を安定化し、さらに生体吸収性を向上させることができる。
CoQ10を乳化組成物として用いる場合、例えばCoQ10を油相成分としてショ糖酢酸イソ酪酸エステルなどの中鎖脂肪酸エステルに溶解し、多価アルコールおよび乳化剤を用いて乳化処理するか、または有機酸などの添加剤の存在下または不存在下に、アラビアガム、寒天、水溶性コーンファイバー、デンプン、ゼラチン、キサンタンガム、カゼイン、デキストリン、カルメロースナトリウム、ポリビニルピロリドンなどの水溶性物質中にCoQ10を分散・乳化することにより、性状の安定性および生体吸収性を向上させることができる。
【0014】
本発明の組成物または飲食品は、一般的にはCoQ10を0.0001〜75重量%、好ましくは0.001〜35重量%含有し、これはCoQ10の1日当たりの摂取量、さらには分散安定性や風味等を考慮して適宜決定される。また、CoQ10の摂取量は、摂取者の健康状態等により異なるが、通常は5〜200mgの範囲、好ましくは10〜100mgの範囲である。
【0015】
本発明における脂肪燃焼促進物質として、前述のように脂肪燃焼促進を有する経口摂取可能な成分であれば特に限定されないが、例えばジアシルグリセロール、共役リノール酸、カプサイシン、L−カルニチン、ガルシニアエキス、アミノ酸およびカテキン類などが挙げられる。
本発明において用いるジアシルグリセロールは、特にω3および/またはω6不飽和脂肪酸で不飽和結合数が2個以上の脂肪酸を含むジグリセリドである。ω3不飽和脂肪酸としてはリノレン酸、エイコサペンタエン酸、ドコサヘキサエン酸、ドコサペンタエン酸などが挙げられ、ω6不飽和脂肪酸としてはリノレン酸、アラキドン酸などが挙げられる。これら不飽和脂肪酸の含有量は通常は15%以上、好ましくは20〜70%、特に好ましくは25〜65%の範囲である。
本発明の組成物および飲食品中のジアシルグリセロールの含有量はその剤型や飲食品の形態により異なるが、通常は0.005〜50質量%、好ましくは0.01〜40質量%の範囲である。また、ジアシルグリセロールの1日当たりの摂取量は、摂取者の健康状態等により異なるが、通常は0.01〜100gの範囲、好ましくは0.1〜50gの範囲である。
【0016】
共役リノール酸には幾つかの異性体、例えばシス−9,トランス−11オクタデカジエン酸、シス−9,シス−11オクタデカジエン酸、トランス−9,シス−11オクタデカジエン酸、トランス−9,トランス−11オクタデカジエン酸、シス−10,シス−12オクタデカジエン酸、シス−10,トランス−12オクタデカジエン酸、トランス−10,シス−12オクタデカジエン酸、およびトランス−10,トランス−12オクタデカジエン酸があるが、本発明のおいてはこれらのうち単独またはその混合物のいずれも用いることができるが、混合物であるのが好ましい。
本発明の組成物および飲食品中の共役リノール酸の含有量はその剤型や飲食品の形態により異なるが、通常は0.005〜50質量%、好ましくは0.01〜40質量%の範囲である。また、共役リノール酸の1日当たりの摂取量は、摂取者の健康状態等により異なるが、通常は0.1〜10gの範囲、好ましくは0.5〜5gの範囲である。
【0017】
本発明において用いるカテキン類は、カテキン、ガロカテキン、カテキンガレート、ガロカテキンガレート、エピカテキン、エピガロカテキン、エピカテキンガレート、エピガロカテキンガレートなどであり、単独で用いてもよいが、混合物として用いてもよい。また、これらは抽出・精製したものを用いてもよいが、これらのカテキン類の混合物を高濃度に含む茶抽出液またはその濃縮物として用いることができる。
本発明の組成物および飲食品中のカテキン類の含有量はその剤型や飲食品の形態により異なるが、通常は0.001〜0.5質量%、好ましくは0.01〜0.2質量%の範囲である。この量より多いとカテキン類が有する苦味や渋味のため嗜好性が低下して摂取が困難となり、少ないと十分なコエンザイムQ10との相乗効果が得られない。また、カテキン類の1日当たりの摂取量は、摂取者の健康状態等により異なるが、通常は0.1〜2gの範囲、好ましくは0.5〜2gの範囲である。
【0018】
本発明において用いるアミノ酸は、脂肪燃焼促進作用がある任意のL−アミノ酸であるが、好ましくは天然のタンパク質を構成するアミノ酸であり、より好ましくはリジン、アラニン、アルギニン、プロリンである。これらのアミノ酸は食品中に含まれているため安全性などには全く問題はなく、単独として用いても混合物として用いてもよいが、本発明の組成物および飲食品中のアミノ酸の含有量はその剤型や飲食品の形態により異なるが、通常は0.001〜50質量%、好ましくは0.01〜45質量%の範囲である。アミノ酸の含有量がこれより少ないと十分なコエンザイムQ10との相乗効果が得られないが、多くても得られる効果はあまり変わらない。また、アミノ酸の1日当たりの摂取量の基準などはないが、通常はアミノ酸スコア100として5g以上、好ましくは10g以上摂取するのが望ましい。
【0019】
L−カルニチンは、塩化カルニチンは消化機能亢進剤として用いられているほか、脂質代謝においてミトコンドリアへの脂肪酸の運搬に関与し、脂肪燃焼促進作用の他に疲労回復作用を有することが知られている。本発明の組成物および飲食品中のL−カルニチンの含有量はその剤型や飲食品の形態により異なるが、通常は0.001〜50質量%、好ましくは0.01〜45質量%の範囲である。L−カルニチンの含有量がこれより少ないと十分なコエンザイムQ10との相乗効果が得られないが、多くても得られる効果はあまり変わらない。また、L−カルニチンの1日当たりの摂取量は、通常は0.1〜1000mgの範囲、好ましくは1〜500mgの範囲である。
【0020】
ガルシニアエキスは、(−)ヒドロキシクエン酸(HCA)を主な主成分とし、これらが糖質からの脂肪合成を抑制する。本発明の組成物および飲食品中のガルシニアエキスの含有量はその剤型や飲食品の形態により異なるが、通常は0.1〜50質量%、好ましくは0.1〜45質量%の範囲である。ガルシニアエキスの含有量がこれより少ないと十分なコエンザイムQ10との相乗効果が得られないが、多くても得られる効果はあまり変わらない。また、ガルシニアエキスの1日当たりの摂取量は、通常は0.5g〜3gの範囲、好ましくは1〜2gの範囲である。
【0021】
カプサイシンは辛み成分として知られ、脂肪代謝・代謝を促進する作用を有することが報告されている(特許文献5)。本発明の組成物および飲食品中のL−カルニチンの含有量はその剤型や飲食品の形態により異なるが、通常は0.001〜1質量%、好ましくは0.005〜0.5質量%の範囲である。この量より多いとカプサイシンが有する辛みのため嗜好性が低下して摂取が困難となり、少ないと十分なコエンザイムQ10との相乗効果が得られない。また、カプサイシンの1日当たりの摂取量は、摂取者の健康状態等により異なるが、通常は0.01〜0.2mgの範囲、好ましくは0.05〜0.01mgの範囲である。
【0022】
本発明の組成物および飲食品において、脂肪燃焼促進剤は単独または複数組み合わせて用いることができる。複数組み合わせる場合には、それぞれの配合量、1日当たりの摂取量は上述の範囲であるが、添加・配合する脂肪燃焼促進剤やその性質などを考慮して、所望するコエンザイムQ10との相乗効果が奏される範囲で適宜決定することができる。
【0023】
上述の脂肪燃焼促進剤が、ジアシルグリセロール、共役リノール酸およびカプサイシンなどの脂溶性物質である場合、コエンザイムQ10と共に脂溶性物質に溶解させてもよく、コエンザイムQ10を溶解させるための溶媒として用いてもよい。また、コエンザイムQ10と共にまたは別々に乳化処理して本発明の組成物を得ることができる。
脂肪燃焼促進剤がL−カルニチン、アミノ酸、ガルシニアエキスおよびカテキン類など水溶性である場合、コエンザイムQ10と該脂肪燃焼促進剤のいずれか一方または両方を乳化処理して配合するのが好ましい。
【0024】
コエンザイムQ10および脂肪燃焼促進剤を含有するダイエット剤の剤型としては、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、散剤、シロップ剤、懸濁剤、坐剤、軟膏、クリーム剤、ゲル剤、貼付剤、吸入剤、注射剤等が挙げられる。これらのダイエット剤は、慣用される賦形剤、崩壊剤、結合剤、滑沢剤、界面活性剤、アルコール、水、水溶性高分子、甘味料、矯味剤、酸味料等を剤型に応じて添加し、常法に従って製造することができる。なお、液体製剤は、服用時に水または他の適当な媒体に溶解または懸濁する形であってもよい。また錠剤、顆粒剤は周知の方法でコーティングしてもよい。
【0025】
本発明の飲食品としては、脂肪燃焼促進作用により健康増進を図る健康食品、機能性食品、特定保健用食品等の他、コエンザイムQ10と該脂肪燃焼促進剤0を添加・配合できる全ての食品が挙げられる。具体的には、錠剤、粉剤、顆粒剤、ドリンク剤、流動食、茶飲料、清涼飲料、乳飲料、バター、マヨネーズ、ショートニング、マーガリン、種々のサラダドレッシング、パン類、麺類、パスタ、菓子、例えばクッキー類、チョコレート、キャンディ、チューインガムなどが挙げられる。本発明の飲食品は、その製造に用いられる他の食品素材、各種栄養素、各種ビタミン、ミネラル、食物繊維、種々の添加剤、例えば呈味成分、甘味料、有機酸などの酸味料、安定剤、フレーバー等を配合して、常法に従って製造することができる。
【0026】
下記の実施例により本発明を説明するが、本究明は以下の実施例のみに限定されるものではない。
【0027】
【実施例】
実施例1
CoQ10(日清ファルマ製)60g、ジアシルグリセロール(花王製商品名;エコナ)540gを混合し、約65℃まで加温し、加熱溶解し、その後、室温まで冷却してCoQ10とジアシルグリセロールを含有する充填液を調製した。この液を通常のソフトカプセルの製法に従って、1カプセルあたり約300mg充填してソフトカプセルを製造した。
【0028】
実施例2
CoQ10(日清ファルマ製)60g、大豆油(吉原製油製)330g、グリセリン脂肪酸エステル10g(理研ビタミン製)を混合し、約65℃まで加温し溶解した。その後室温まで冷却し、共役リノール酸(キャンディ・コムウエア製)200gを添加して撹拌し、充填液を調製した。この充填液を実施例1と同様に充填して、1カプセルあたり300mgのソフトカプセルを製造した。
【0029】
実施例3
CoQ10(日清ファルマ製)60g、大豆油(吉原製油製)320g、グリセリン脂肪酸エステル20g(理研ビタミン製)を混合し、約65℃まで加温し溶解した。その後室温まで冷却し、L−カルニチン酒石酸塩(ロンザ製)200g添加して撹拌し、充填液を調製した。この充填液を実施例1と同様に充填して、1カプセルあたり300mgのソフトカプセルを製造した。
【0030】
実施例4−(1)
CoQ10(日清ファルマ製)60g、大豆油(吉原製油製)320g、グリセリン脂肪酸エステル20g(理研ビタミン製)を混合し、約65℃まで加温し溶解した。その後室温まで冷却し、アミノ酸(味の素製)リジン100g、メチオニン100gを添加して撹拌し、充填液を調製した。この充填液を実施例1と同様に充填して、1カプセルあたり300mgのソフトカプセルを製造した。
【0031】
実施例4−(2)
アミノ酸の代わりにガルシニアエキス(日本新薬製)200gを用いたこと以外は実施例4−(1)と同様にして、1カプセルあたり300mgのソフトカプセルを製造した。
【0032】
実施例5−(1)
CoQ10(日清ファルマ製)30g、大豆油(吉原製油製)210g、グリセリン脂肪酸エステル10g(理研ビタミ製)を混合し、約65℃まで加温し溶解した。その後室温まで冷却し、唐辛子エキス(カプサイシン2.7%含有)(日本新薬製)50gを添加して撹拌し、充填液を調製した。この充填液を実施例1と同様に充填して、1カプセルあたり300mgのソフトカプセルを製造した。
【0033】
実施例5−(2)
唐辛子エキス50gの代わりにカテキン類(サンフェノン,太陽化学製)50gを用いたこと以外は実施例5−(1)と同様にして、1カプセルあたり300mgのソフトカプセルを製造した。
【0034】
実施例6
CoQ10(日清ファルマ製)60g、ガルシニアエキス(日本新薬製)400g、結晶セルロース(旭化成製)40g、乳糖(DMV社製)100gを混合し、精製水130mLを練合機に添加し、通常の方法により5分間練合する。練合終了後、10メッシュで篩過し、乾燥機中にて50℃で乾燥する。乾燥後、整粒し、含有顆粒を得た。
【0035】
実施例7
CoQ10(日清ファルマ社製)15gを70℃に加温したショ糖脂肪酸エステル(三菱化学フーズ社製)35gに溶解させ、これを油相とした。これとは別に、グリセリン(日本油脂製)45gに乳化剤としてモノステアリン酸デカグリセリル(デカグリン1−S:日光ケミカルズ社製)5gを添加し、60℃に加温して溶解させる。この溶液に先の油相を攪拌しながら徐々に添加する。混合液を乳化機(三和機械社製H−11型)を用いて、乳化圧力約100kgで乳化処理して、約80gの乳化組成物を得た。
得られた乳化組成物10gにカテキン類(サンフェノン,太陽化学製)100mgを炭酸水90mLに添加して攪拌することにより、CoQ10およびカテキン類を含有する炭酸飲料100mLを得た。また、カテキン類の代わりに、唐辛子エキス(日本新薬製)0.5gまたはガルシニアエキス0.5gを用いて、CoQ10とカプサイシンまたはガルシニアエキスを含有する炭酸飲料を得た。
【0036】
実施例8
小麦粉(強力粉)160g、ドライイースト3gとL−カルニチン酒石酸塩3gを混ぜる。他に、CoQ10 2g、砂糖25g、食塩4g、脱脂粉乳6gを温湯70gに溶かし、鶏卵1個を添加してよく混ぜる。これを小麦粉に加え、良く手でよくこねた後、バター約45gを加えてよくこね、20個のロールパン生地を作る。次いで、発酵させた後、表面に溶き卵を塗り、オーブンにて180℃で約15分焼き、ロールパンを製造した。また外観、味、食感ともに良好であった。
【0037】
実施例9
お米2合を用いて一般的な水量に対し、実施例4−(1)で製造したCoQ10、アミノ酸含有ソフトカプセル3個(CoQ10 90mg相当)を加え炊飯し、これを慣用の方法に従ってレトルト用パックに充填した後、窒素置換を行いながら密封し、121℃で15分間殺菌を行ってレトルトご飯を得た。また外観、味、食感ともに良好であった。
【0038】
比較試験例
本発明の組成物のダイエット作用を体重、BMI(ボディーマス指数)、体脂肪率により評価した。なお。BMIおよび体脂肪率指標として以下のように得た。
BMI(ボディーマス指数):
BMIは体脂肪を最も反映した体格指数であり、体重と身長から以下のように簡単に算出することができる:
BMI=体重(kg)/身長(m)2
体脂肪率:
体脂肪率の測定において一般的に使用されている生体電気インピーダンス法(BIA)により測定した。この方法は、生体に微弱な電流を流してインピーダンス(抵抗)を測定し、その抵抗値により体脂肪率を算出する。
【0039】
比較試験例1
本試験例では、実施例2〜3で製造したコエンザイムQ10とL−カルニチンまたは共役リノール酸を含有するソフトカプセルを用いた。これらのカプセルのコエンザイムQ10、L−カルニチンおよび共役リノールの含有量は、それぞれ10mg、222mgおよび200mgである。さらに、該実施例に従って調製し、コエンザイムQ10、L−カルニチンまたは共役リノールのいずれか1種類のみを前述の量にて含有するソフトカプセル、いずれも含まないプラセボカプセルを用いた。このソフトカプセルをBMI値および体脂肪率が近い各10名の成人女性(年齢20〜40歳)に食後1粒、1日3回摂取させ、試験開始時および3ヶ月後に体重、BMIおよび体脂肪率を測定し、その平均値を算出した。なお、試験期間中に被験者には、食欲減退、下痢など特に異常は認められなかった。
【0040】
【表1】
【0041】
その結果、コエンザイムQ10投与群ではプラセボと同程度でダイエット効果は見出されず、L−カルニチンまたは共役リノール投与群では体脂肪率、BMIに減少傾向が僅かに観察された。これに対して、コエンザイムQ10+L−カルニチン投与群、およびコエンザイムQ10+共役リノール投与群で明らかに体脂肪率、BMIの低下が認められ、コエンザイムQ10とL−カルニチンまたは共役リノールの相乗効果が確認された。
【0042】
比較試験例2
本試験例では、実施例1および4〜5で製造したコエンザイムQ10とジアシルグリセロール、カプサイシン、ガルシニアエキス、カテキン類またはアミノ酸を含有するソフトカプセルの他に、該実施例に従って調製し、コエンザイムQ10、ジアシルグリセロール、カプサイシン、ガルシニアエキス、カテキン類またはアミノ酸のいずれか1種類のみ含有するソフトカプセル、いずれも含まないプラセボカプセル(対照)を用いた。
体脂肪率が近い各10名の成人男性(年齢35〜45歳)に食後2粒、1日3回摂取させ、試験開始時および2ヶ月後に体脂肪率を測定し、その平均値を算出した。なお、試験期間中に被験者には、食欲減退、下痢など特に異常は認められなかった。
【0043】
【表2】
【0044】
その結果、プラセボ、単独投与群と比較して、コエンザイムQ10とジアシルグリセロール、カプサイシン、ガルシニアエキス、カテキン類またはアミノ酸を併用することと、明らかに体脂肪率の低下が認められ、コエンザイムQ10とジアシルグリセロール、カプサイシン、ガルシニアエキス、カテキン類またはアミノ酸の相乗効果が確認された。
【0045】
【発明の効果】
本発明によれば、ダイエットや肥満防止効果に優れ、且つ安全性が高いダイエット用組成物並びにこれを含有するダイエット剤および飲食品が提供される。本発明の組成物は、コエンザイムQ10と脂肪燃焼促進作用を有する物質との相乗作用により、体脂肪などの蓄積脂肪を顕著に減少させることができ、且つ長期服用しても副作用の心配がなく安全性が高い。また、本発明の飲食品は、体脂肪など蓄積脂肪を効果的に燃焼させ得る量のコエンザイムQ10と脂肪燃焼促進物質を日常的に摂取することができる。このため、本発明の肥満症の予防および治療、ダイエットなどに極めて有用である。
Claims (5)
- コエンザイムQ10および脂肪燃焼促進物質を含有することを特徴とするコエンザイムQ10含有組成物。
- 脂肪燃焼促進物質が、ジアシルグリセロール、共役リノール酸、カプサイシン、ガルシニアエキス、L−カルニチン、アミノ酸およびカテキン類から選択される1種以上である請求項1記載の組成物。
- コエンザイムQ10を0.0001〜50質量%、脂肪燃焼促進物質を0.005〜50質量%含有する請求項1または2記載の組成物。
- 請求項1〜3に記載の組成物を有効成分とするダイエット剤。
- 請求項1〜3に記載の組成物を含有する飲食品。
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