JP2004536188A5 - - Google Patents

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JP2004536188A5
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Description

上述の実施形態は単に例示的なものであり、かつ当業者により全体にわたって修正を加えることができることは理解されよう。したがって、本発明は、本明細書に開示された実施形態に限定されるものとみなすべきではない。
本発明は、特許請求の範囲に記載された発明を含め、以下の発明を包含する。
(1)ポリエステルポリマーの毛玉耐性を高める方法であって、前記ポリエステルポリマーが、(a)カルボニル化合物または前記カルボニル化合物のオリゴマーと、(b)グリコールとを含む重合混合物を重合することによって製造され、前記方法が、(RO)mSi(X)np
(式中、Rが水素、炭化水素、または炭化水素酸素であり、
Xが炭化水素または炭化水素酸素であり、
Zが親水基であり、
mが1〜3であり、
nが1〜3であり、
pが1〜30である)を含む架橋剤と、前記重合混合物を接触させる工程を含むことを特徴とする方法。
(2)前記Rが、水素、炭素原子1〜30個を含有するアルキル基、炭素原子1〜30個を含有するヒドロキシアルキル基、または炭素原子1〜30個および酸素原子1〜20個を含有するポリオキシアルキル基であり、
前記Xが、水素、炭素原子1〜30個を含有するアルキル基、炭素原子1〜30個を含有するヒドロキシアルキル基、または炭素原子1〜30個および酸素原子1〜20個を含有するポリオキシアルキル基であり、
前記Zが、カルボン酸またはその塩、スルホン酸またはその塩、アミン、ニトリル、イソシアン、ヒドロキシ、アルキルオキシド、エポキシアルカン、エポキシアルケン、エポキシアルキン、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、またはそれら2種類以上の組み合わせであることを特徴とする(1)に記載の方法。
(3)前記架橋剤が、HO−CH2CH2−Si(OCH2CH2OH)3、HO−CH2CH(OH)CH2−Si(OCH33、またはHO−CH2CH(OH)CH(OH)CH2−Si(OCH33を含むことを特徴とする(1)に記載の方法。
(4)前記架橋剤が、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランを含むことを特徴とする(1)に記載の方法。
(5)前記架橋剤が、溶媒に溶解されることを特徴とする(1)に記載の方法。
(6)前記溶媒が、グリコールまたは水であることを特徴とする(5)に記載の方法。
(7)前記カルボニル化合物または前記カルボニル化合物の前記オリゴマーのエステル化前またはエステル化中に、
前記カルボニル化合物または前記カルボニル化合物の前記オリゴマーのエステル交換反応前またはエステル交換反応中に、または
前記カルボニル化合物または前記カルボニル化合物の前記オリゴマーの重縮合前、重縮合中、または重縮合後に、
前記架橋剤が、前記重合混合物に添加されることを特徴とする(1)に記載の方法。
(8)前記カルボニル化合物が、カルボン酸またはその塩であることを特徴とする(1)に記載の方法。
(9)前記カルボニル化合物が、HO−R2−COOH(式中、R2が(i)水素、(ii)炭素原子1〜30個を有する炭化水素、または(iii)炭素原子1〜30個および酸素原子1〜20個を有する炭化水素酸素基である)であることを特徴とする(1)に記載の方法。
(10)前記カルボニル化合物が、R2COOR2(式中、R2がそれぞれ独立して、(i)水素、(ii)末端にカルボン酸基を有するヒドロカルボキシル基、または(iii)各基が、アルキル、アルケニル、アリール、アルカリール、アラルキル基、またはそれら2種類以上の組み合わせから選択される基1つ当たりに炭素原子1〜30個を有する、ヒドロカルビル基から選択される)であることを特徴とする(1)に記載の方法。
(11)前記カルボニル化合物が、R22CACO22
(式中、Aが、基1つ当たり炭素原子2〜30個を有する、アルキレン基、アリーレン基、アルケニレン基、またはそれら2種類以上の組み合わせであり、
2がそれぞれ独立して、(i)水素、(ii)末端にカルボン酸基を有するヒドロカルボキシル基、または(iii)各基が、アルキル、アルケニル、アリール、アルカリール、アラルキル基、またはそれら2種類以上の組み合わせから選択される基1つ当たりに炭素原子1〜30個を有する、ヒドロカルビル基から選択される)であることを特徴とする(1)に記載の方法。
(12)前記カルボニル化合物が、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタル酸、コハク酸、アジピン酸、フタル酸、グルタル酸、シュウ酸、マレイン酸、およびそれら2種類以上の組み合わせを含むことを特徴とする(1)に記載の方法。
(13)前記カルボニル化合物が、アジピン酸ジメチル、フタル酸ジメチル、テレフタル酸ジメチル、イソフタル酸ジメチル、グルタル酸ジメチル、およびそれら2種類以上の組み合わせを含むことを特徴とする(1)に記載の方法。
(14)前記カルボニル化合物の前記オリゴマーが、前記カルボニル化合物の反復単位2〜100個を有することを特徴とする(1)に記載の方法。
(15)前記カルボニル化合物の前記オリゴマーが、前記カルボニル化合物の反復単位2〜20個を有することを特徴とする(1)に記載の方法。
(16)ポリエステルポリマーの毛玉耐性を高める方法であって、前記ポリエステルポリマーが、カルボニル化合物または前記カルボニル化合物のオリゴマーを含む重合混合物を重合することによって製造され、前記方法が、(RO)mSi(X)np
(式中、Rが水素、炭化水素、または炭化水素酸素であり、
Xが炭化水素または炭化水素酸素であり、
Zが親水基であり、
mが1〜3であり、
nが1〜3であり、
pが1〜30である)を含む架橋剤と、前記重合混合物を接触させる工程を含み、
前記カルボニル化合物が、HO−R2−COOH(式中、R2が(i)水素、(ii)炭素原子1〜30個を有する炭化水素、または(iii)炭素原子1〜30個および酸素原子1〜20個を有する炭化水素酸素基である)であることを特徴とする方法。
(17)前記Rが、水素、炭素原子1〜30個を含有するアルキル基、炭素原子1〜30個を含有するヒドロキシアルキル基、または炭素原子1〜30個および酸素原子1〜20個を含有するポリオキシアルキル基であり、
前記Xが、水素、炭素原子1〜30個を含有するアルキル基、炭素原子1〜30個を含有するヒドロキシアルキル基、または炭素原子1〜30個および酸素原子1〜20個を含有するポリオキシアルキル基であり、
前記Zが、カルボン酸またはその塩、スルホン酸またはその塩、アミン、ニトリル、イソシアン、ヒドロキシ、アルキルオキシド、エポキシアルカン、エポキシアルケン、エポキシアルキン、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、またはそれら2種類以上の組み合わせであることを特徴とする(16)に記載の方法。
(18)前記架橋剤が、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランを含むことを特徴とする(16)に記載の方法。
(19)架橋したポリエステル分子を含有する毛玉耐性ポリエステルポリマーであって、前記ポリマーが、(RO)mSi(X)np
(式中、Rが水素、炭化水素、または炭化水素酸素であり、
Xが炭化水素または炭化水素酸素であり、
Zが親水基であり、
mが1〜3であり、
nが1〜3であり、
pが1〜30である)を含む架橋剤の存在下にて、(a)カルボニル化合物または前記カルボニル化合物のオリゴマーと、(b)グリコールとを含む重合混合物を重合することによって製造されることを特徴とする毛玉耐性ポリエステルポリマー。
(20)前記架橋したポリエステル分子が、水、水分、アルコール、弱酸、または弱塩基中で加水分解可能であることを特徴とする(19)に記載のポリマー。
(21)紡糸中のポリエステルポリマーの結晶化速度を低減する方法であって、前記ポリエステルポリマーが、(a)カルボニル化合物または前記カルボニル化合物のオリゴマーと、(b)グリコールとを含む重合混合物を重合することによって製造され、前記方法が、(RO)mSi(X)np
(式中、Rが水素、炭化水素、または炭化水素酸素であり、
Xが炭化水素または炭化水素酸素であり、
Zが親水基であり、
mが1〜3であり、
nが1〜3であり、
pが1〜30である)を含む架橋剤と、前記重合混合物を接触させる工程を含むことを特徴とする方法。
(22)前記Rが、水素、炭素原子1〜30個を含有するアルキル基、炭素原子1〜30個を含有するヒドロキシアルキル基、または炭素原子1〜30個および酸素原子1〜20個を含有するポリオキシアルキル基であり、
前記Xが、水素、炭素原子1〜30個を含有するアルキル基、炭素原子1〜30個を含有するヒドロキシアルキル基、または炭素原子1〜30個および酸素原子1〜20個を含有するポリオキシアルキル基であり、
前記Zが、カルボン酸またはその塩、スルホン酸またはその塩、アミン、ニトリル、イソシアン、ヒドロキシ、アルキルオキシド、エポキシアルカン、エポキシアルケン、エポキシアルキン、1,4−ジオキサン、テトラヒドロフラン、またはそれら2種類以上の組み合わせであることを特徴とする(21)に記載の方法。

Claims (4)

  1. ポリエステルポリマーの毛玉耐性を高める方法であって、前記ポリエステルポリマーが、(a)カルボニル化合物または前記カルボニル化合物のオリゴマーと、(b)グリコールとを含む重合混合物を重合することによって製造され、前記方法が、(RO)mSi(X)np
    (式中、Rが水素、炭化水素、または炭化水素酸素であり、
    Xが炭化水素または炭化水素酸素であり、
    Zが親水基であり、
    mが1〜3であり、
    nが1〜3であり、
    pが1〜30である)を含む架橋剤と、前記重合混合物を接触させる工程を含むことを特徴とする方法。
  2. ポリエステルポリマーの毛玉耐性を高める方法であって、前記ポリエステルポリマーが、カルボニル化合物または前記カルボニル化合物のオリゴマーを含む重合混合物を重合することによって製造され、前記方法が、(RO)mSi(X)np
    (式中、Rが水素、炭化水素、または炭化水素酸素であり、
    Xが炭化水素または炭化水素酸素であり、
    Zが親水基であり、
    mが1〜3であり、
    nが1〜3であり、
    pが1〜30である)を含む架橋剤と、前記重合混合物を接触させる工程を含み、
    前記カルボニル化合物が、HO−R2−COOH(式中、R2が(i)水素、(ii)炭素原子1〜30個を有する炭化水素、または(iii)炭素原子1〜30個および酸素原子1〜20個を有する炭化水素酸素基である)であることを特徴とする方法。
  3. 架橋したポリエステル分子を含有する毛玉耐性ポリエステルポリマーであって、前記ポリマーが、(RO)mSi(X)np
    (式中、Rが水素、炭化水素、または炭化水素酸素であり、
    Xが炭化水素または炭化水素酸素であり、
    Zが親水基であり、
    mが1〜3であり、
    nが1〜3であり、
    pが1〜30である)を含む架橋剤の存在下にて、(a)カルボニル化合物または前記カルボニル化合物のオリゴマーと、(b)グリコールとを含む重合混合物を重合することによって製造されることを特徴とする毛玉耐性ポリエステルポリマー。
  4. 紡糸中のポリエステルポリマーの結晶化速度を低減する方法であって、前記ポリエステルポリマーが、(a)カルボニル化合物または前記カルボニル化合物のオリゴマーと、(b)グリコールとを含む重合混合物を重合することによって製造され、前記方法が、(RO)mSi(X)np
    (式中、Rが水素、炭化水素、または炭化水素酸素であり、
    Xが炭化水素または炭化水素酸素であり、
    Zが親水基であり、
    mが1〜3であり、
    nが1〜3であり、
    pが1〜30である)を含む架橋剤と、前記重合混合物を接触させる工程を含むことを特徴とする方法。
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