JP2004527621A - オレフィン類重合用担持型触媒組成物、その調製法およびそれを使用する重合法 - Google Patents

オレフィン類重合用担持型触媒組成物、その調製法およびそれを使用する重合法 Download PDF

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タフタフ、マンスール、アイ
アーメド、セラユディン、エフ
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サウジ ベイシック インダストリーズ コーポレイション
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Abstract

この発明は、(i)チタン化合物、マグネシウム化合物、および少なくとも一種類の電子供与体化合物;(ii)塩素含有重合体担体;(iii)および少なくとも一種類のアルミニウム化合物を含む助触媒を含み、かつ最終触媒上のマグネシウム配合量が0.20〜6重量%である、オレフィン類重合用の担持型触媒組成物に関する。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、オレフィン類重合用担持型触媒組成物、その調製方法およびそれを用いる重合法に関する。
【背景技術】
【0002】
オレフィン類重合用の担持型不均一触媒組成物はこの技術分野でよく知られている。
多くの場合、シリカ担持型チタン系触媒がオレフィン類重合のために使われてきている。しかしながら、それらの使用により最終製品に不純物が存在するという結果がもたらされ、またこれら不純物により、重合体は貧弱なフィルム外観格付けを持つようになる。従って、シリカ担持触媒はよい粒子形態を提供する一方、重合体品質面で犠牲を払わなければならない。
そのため、シリカを使う時の欠点を克服する触媒担体を提供するというニーズがある。
【0003】
L.Sun,C.C.Hsu and D.W.Bacon,Journal of Polymer Science:Part A.Polymer Chemistry,Vol.32,2127−2134では、触媒担体としてその使用適性が試験される種々の主鎖構造と官能基を持つ11種類の重合体が説明されている。
【0004】
米国特許第5,102,841号では、チタンまたはバナジウムに基づく触媒前駆体粒状物を結合する担体としてポリプロピレン重合体の使用が開示されている。その中で、その触媒前駆体のために、米国特許第4,303,771号ですでに説明されている触媒調製法が使われている。
【0005】
米国特許第5,102,841号では、樹脂中への好ましくない残留物の存在を本質的に避けることができ、シリカ及び他の有機酸化物担体と等価の粒子形態を備えた担体を持つ触媒を利用して、ポリエチレンを生産する方法が開示されている。この米国特許第5,102,841号の製造法には、エチレンまたはエチレンおよび1つ以上のアルファ−オレフィン、また任意的に、一種類以上のジオレフィン類から成る混合物を、重合条件下で、:(a)チタンおよび/またはバナジウムを含んだ微粒子触媒前駆体、(b)前記前駆体粒子が結合されるポリプロピレン担体粒子;そして(c)ヒドロカルビルアルミニウム助触媒からなる触媒系と接触させることが含まれる。
しかしながら、米国特許第5,102,841号の製造法の使用では、前記触媒組成物では低い生産性が結果として得られるであろう。さらにその上、製品のきれいさと合成樹脂モルホロジー面で満足すべき結果は得られない。またさらに、触媒価格は非常に高価である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
この発明は、先行技術の欠点を克服する担持型触媒組成物を提供すること、特にその生産性を改善することを目的とする。
さらにまた、この発明は、低コストでそのような担持型触媒組成物を低コストで調製する方法を提供することを目的とする。
さらにまた、この発明は改善された製品品質とモルホロジーを持つ重合体を生産する本発明の担持型触媒組成物を利用したオレフィンの重合法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明により、
(i)チタン化合物、マグネシウム化合物、および少なくとも1つの電子供与体化合物;
(ii)塩素含有重合体担体;及び
(iii)少なくとも1つのアルミニウム化合物を含む助触媒;
を含み、最終触媒上の配合マグネシウム量が0.20〜6重量%である、オレフィン重合用担持型触媒組成物が提供される。
【0008】
さらに、本発明により、以下の工程:
(i)マグネシウム化合物、チタン化合物および少なくとも1つの電子供与体化合物を含む触媒前駆体を作る工程;
(ii)(i)工程で調製した触媒前駆体を溶媒中で重合体担体と混合する工程;
(iii)一定時間、工程(ii)で調製した混合物を還流する工程;
(iv)担持型触媒組成物の固体粉体を形成させるために、場合により、溶媒を除去する工程;そして
(v)アルミニウム化合物を少なくとも1種類含む助触媒を添加する工程;
を含むこの発明に従う担持型触媒組成物の調製方法が提供される。
【0009】
またさらに、本発明により、エチレンまたはエチレンとアルファ−オレフィンおよび/またはジオレフィン類を、本発明による触媒組成物と接触させる、エチレンの単独重合法、またはエチレンとアルファ−オレフィンおよび/またはジオレフィン類との共重合法が提供される。
【0010】
驚くべきことに、本発明による担持触媒組成物は、オレフィンの重合において、増大した生産性を示し、またその調製は安価であることが見いだされた。さらにこの重合体担体により、結果として、製造された重合体中の生成灰および触媒残がさらに少なくなることが期待できる。さらに、本発明の触媒組成物で製造される重合体の物性に関しては、製品の透明性と樹脂モルホロジーの増大が認められた。理論的には確たる理由付けはできないが、本発明の重合体担体の官能基は、触媒前駆体を担体表面に固定または配位させるための主要な役割を果たしており、先行技術のポリプロピレン担体を用いたときのような貧弱な樹脂モルホロジーを引き起こす前駆体のにじみ出しを抑制していた。
【0011】
この発明で使用する、固体または溶解形態の触媒前駆体は、基本的には米国特許第4,303,771号で開示されたものと同じでも良い。この触媒前駆体は、式MgaTi(OR)bc(ED)dRで表されるもので、式中、Rは炭素原子数が1から14までの脂肪族または芳香族炭化水素基またはCOR’であり、R’は炭素原子数が1から14までの脂肪族または芳香族炭化水素基であり;各OR基は同一または異なっていても良く;Xは、Cl、Br、またはI、またはそれらの混合物;EDは電子供与体であり;aは0.5から56までであり;bは、0、1、または2であり;cは2から116までであり;そして、dは1.5a+2より大きい。
【0012】
また、本発明の担持触媒組成物の調製法で用いることができるチタン化合物は、式Ti(OR)abで表される。ここで、式中のRおよびXは上述触媒前駆体で定義したものであり、aは0、l、または2;bは1から4;a+bは3または4である。適当な化合物はTiCl3、TiCl4、Ti(OC65)Cl3,Ti(OC25)Cl3,Ti(OCOCH3)Cl3およびTi(OCOC65)Cl3である。
【0013】
前駆体の調製において有用なマグネシウム化合物は、式MgX2で表すことができ、また式中のXは上で定義されたものである。適当な例は、MgCl2、MgBr2、およびMgI2であり、無水MgCl2が、好ましい化合物である。このマグネシウム化合物は、チタン化合物1モル当たり約0.5〜56、好ましくは約1〜10モル、使用される。最終的な触媒上に配合されているマグネシウムは、0.20〜6重量%である。
【0014】
適当な電子供与体は、約0〜200℃の温度範囲で液状の有機化合物であり、それはまた、Lewis塩基として知られているものでもある。触媒前駆体の調製で使用される化合物は、この電子供与体中で可溶性である。
この電子供与体は、脂肪族または芳香族カルボン酸のアルキルエステル、脂肪族ケトン、脂肪族アミン、脂肪族アルコール、アルキルまたはシクロアルキルエーテル、またはそれらの混合物であることができ、各電子供与体は2〜20個の炭素原子を持つことができる。これらの電子供与体中、2〜20個の炭素原子を有するアルキルおよびシクロアルキルエーテル;3〜20個の炭素原子を有するジアルキル、ジアリール、およびアルキルアリールケトン類;そして、2〜20個の炭素原子を有するアルキルおよびアリールカルボン酸のアルキル、アルコキシ、およびアルキルアルコキシエステルが好ましく、最も好ましい電子供与体はテトラヒドロフランである。他の適当な電子供与体例として、ギ酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル、エチルエーテル、ジオキサン、ジ−n−プロピルエーテル、ジブチルエーテル、ギ酸エチル、酢酸メチル、アニス酸エチル、炭酸エチレン、テトラヒドロピラン、プロピオン酸エチル、ヘキシルエーテル、アセトン、およびメチルiso−ブチルケトンが挙げられる。
【0015】
本発明で有用な担体は、ポリ塩化ビニルが好ましいものの1つである塩素化重合体を含む重合体樹脂である。これら担体は、約5ミクロンから1000ミクロンの範囲の粒径サイズ、好ましくは50ミクロンから80ミクロンの範囲の粒径サイズを持つ。さらに、これら担体は、最低約0.1cm3/gの粒子細孔容積、並びに最低約0.2cm2の表面積を持っている。
【0016】
最終触媒組成物でのチタン配合(担持)量は、好ましくは約0.15〜5重量%の間であり、電子供与体配合量は、好ましくは1〜45重量%である。
助触媒には、アルキルアルミニウム類、アルミノキサン類および/またはそれら混合物が含まれていてもよい。
さらに、重合体担体は、ポリケトンおよび/または加水分解化ポリケトンなどの酸素含有重合体をさらに含んでいてもよい。
【0017】
ある種の重合体担体は、触媒調製時に、ある種の電子供与体と相性が良くない場合がある。例えば、テトラヒドロフランは容易にポリ塩化ビニールを溶解し、凝塊させ得る。従って、担体が電子供与体と接触する時に起こる凝塊、または膨潤を防止するために、ユニークな方法を考案した。最初に、担体を真空下、40〜90℃で乾燥し、次いで、イソペンタン、ヘキサン、ヘプタン、イソオクタンなどの炭化水素に懸濁させた。電子供与体を含んだ触媒前駆体溶液を、ゆっくり担体懸濁液に注ぎ入れ、しかる後、すべての材料を、15分から90分間で60℃まで加熱した。混合と攪拌は、製造工程全体を通して継続的かつ一定で行った。個々のバッチ調製終了時に、ヘキサンやイソペンタンなどの軽質炭化水素溶媒で洗うことは場合により、時々使われるが、それ以外では、組成物は洗わずに直接乾燥される。両方のルートを利用した時の触媒活性と生産性を比較するためと、後の触媒スケールアップ製造を容易にするために、これを実施した。両方の方法で、活性な触媒バッチを得ることができ、本発明によるオレフィンの懸濁重合プロセスで、非常に良く利用できる。
【0018】
当初は、触媒バッチを遅い窒素流下で一晩乾燥していたが、塊形成を減少させ、触媒調製のサイクルタイムを短縮するため、後に、この乾燥については真空乾燥まで進化させた。フラスコ内の液相の大部分を蒸発させた後に、真空乾燥を導入した。触媒乾燥時間は、触媒上のテトラヒドロフラン所要量を変更した場合、変更される。触媒性能は、マグネシウム/チタン比率変更だけでなくテトラヒドロフラン含有量変更によっても変化する。
【0019】
本発明による触媒組成物は、また、エチレンと、1−ブテン、1−ヘキセン、および1−オクテンおよびそれらの混合物から成る群から選ばれたアルファ−オレフィンとの共重合にも使用できる。
【実施例1】
【0020】
触媒前駆体の調製
2.0gの無水塩化マグネシウム、1.16mlの四塩化チタンおよび60mlの乾燥THFを、凝縮器を備えた二つ口丸底フラスコ内で55℃まで加熱した。反応は不活性雰囲気下で継続的に攪拌しながら実施した。150分後に、フラスコ内容物を冷却し、10mlのヘキサンを追加して、黄色固体粉体をフラスコの底に沈澱させた。固体をイソペンタンで4回洗浄し、窒素流により、一晩乾燥した。得られた固体は、Ti=5.4重量%、Mg=5.8重量%およびTHF=56.6重量%から成る組成物と分析された。
【実施例2】
【0021】
触媒組成物の調製
6.0gのポリ塩化ビニール重合体を、真空下、50℃で30分間乾燥し、次いでそれを二つ口丸底フラスコに入れた。重合体をヘキサン中に懸濁させ、8mlのTHFに懸濁させた上記乾燥前駆体粉体(実施例1)0.633gを、前記重合体懸濁液にゆっくり添加した。温度を63℃まで上げ、それら原料類を30分間継続的に攪拌および加熱した。次いで、過剰液体を排出し、残留固体をヘキサンで洗浄し、次いで、窒素で乾燥した。黄色触媒を粉末化して、分析し、Ti=0.16重量%、Mg=0.39重量%およびTHF=1.55重量%から成る組成物と分析された。
【実施例3】
【0022】
触媒性能―実施例2の触媒組成物を使用するエチレン単独重合
実施例2の触媒組成物を用いて、3バールの水素分圧を含む15バールのエチレン下、トリエチルアルキルアルミニウム(TEAL)を重合助触媒として使用して、エチレンの重合を実施した。85℃の温度で1時間、重合を行った。
この重合運転により約233gのホモ−ポリエチレン樹脂が、触媒生産性2.5kg PE/g触媒−hrおよび1474kg PE/g Ti hr.の活性度で生産された。得られた重合体は、0.25g/ccと等しい嵩密度を持つ高密度ポリエチレン樹脂であった。
【実施例4】
【0023】
触媒前駆体の調製
コンデンサと磁石攪拌機を装備した二つ口丸底フラスコ内に、2.0gの無水塩化マグネシウム、2.0gの四塩化チタンおよび70mlのTHFを仕込んだ。これら原料を60℃に加熱し、透明な黄色溶液が形成されるまで、2時間攪拌した。
【実施例5】
【0024】
触媒組成物の調製
実施例4の触媒前駆体35mlを、ヘキサンに懸濁されたPVC重合体6.0gを含む別の二つ口丸底フラスコにゆっくり移し、60℃に加熱した。同じ温度でこれら原料を1時間攪拌し、次いで冷却した。得られた固体をヘキサンで数回洗浄し、60℃で、窒素を用いて乾燥した。黄色の触媒粉体を分析し、この組成物が、Ti=0.82重量%、Mg=1.3重量%およびTHF=16.7重量%を含む結果を得た。
【実施例6】
【0025】
触媒性能―実施例5の触媒組成物を用いたエチレンの単独重合
エチレン重合を、3barsの水素分圧を含む15barsのエチレン下で、実施例5の触媒組成物を用い、トリエチルアルキルアルミニウム(TEAL)を重合助触媒として使用して、実施した。重合は85℃の温度で、1時間実施した。
この重合運転で、約566gのホモ−ポリエチレン樹脂が、触媒生産性9.7kg PE/g触媒−.hrおよび活性度1185kg PE/g Ti hr.で生産された。得られた重合体樹脂は、0.30g/ccと等しい嵩密度を持つ高密度ホモポリエチレンであった。
【実施例7】
【0026】
触媒組成物の調製
3.0gのPVC重合体を30分間、50℃で真空乾燥し、次いでそれを二つ口丸底フラスコに仕込んだ。この重合体をヘキサン中に懸濁させ、実施例4の触媒前駆体30mlを重合体上に添加した。フラスコ内容物を60℃で1時間加熱した後、余分な液体を排出し、残留固体をヘキサンで洗浄して、窒素下で同じ温度で乾燥した。触媒組成物を分析し、この触媒組成物がTi=2.8重量%、Mg=3.8重量%およびTHF=30.7重量%を含むことが分かった。
【実施例8】
【0027】
触媒性能―実施例7の触媒組成物を使用したエチレンの単独重合
エチレン重合を、3bars水素分圧を含む15barsのエチレン下で、重合助触媒としてトリエチルアルミニウムアルキル(TEAL)を使用して、実施例7の触媒組成物を用いて、実施した。重合は温度85℃で1時間行った。
この重合運転により約572gのホモ−ポリエチレン樹脂が、触媒生産性33.4kg PE/g Cat−hrおよび活性度1194kg PE/g Ti hrで生産された。得られた重合体は、0.31g/ccと等しい嵩密度を持つ高密度ポリエチレン樹脂であった。
【実施例9】
【0028】
触媒前駆体の調製
コンデンサと磁石攪拌機を装備した二つ口丸底フラスコに、1.0gの無水塩化マグネシウム、1.8gの四塩化チタンおよび70mlのTHFを仕込んだ。これら原料を60℃まで加熱し、90分間攪拌し、透明な黄色溶液を得た。
【実施例10】
【0029】
触媒組成物の調製
6.0gのポリ塩化ビニル重合体を、30分間50℃で真空乾燥した後、二つ口丸底フラスコに仕込んだ。この重合体をヘキサン中に懸濁させ、得られた重合体懸濁液に実施例9の触媒前駆体をゆっくり添加した。温度を60℃まで上げ、原料を60分間継続的に攪拌、および加熱した。余計な液体を排出し、残留固体はヘキサンで洗浄し、窒素により乾燥した。黄色の触媒粉体を分析し、この組成物がTi=2.3重量%、Mg=1.8重量%およびTHF=30.3重量%を含むことが分かった。
【実施例11】
【0030】
触媒性能―実施例10の触媒組成物を使ったエチレン単独重合
エチレン重合を、3barsの水素分圧を含む15barsのエチレン下で、トリエチルアルミニウムアルキル(TEAL)を重合助触媒として使用して、実施例10の触媒組成物を用いて実施した。重合は、85℃の温度で1時間、行った。
この重合運転により、約320gのホモ−ポリエチレン樹脂が、触媒生産性15.4kg PE/g触媒−hrと活性度668kg PE/g Ti−hrで生産された。得られた重合体は、0.11g/ccと等しい嵩密度を持つ高密度ポリエチレン樹脂であった。
【実施例12】
【0031】
触媒前駆体の調製
コンデンサと磁石攪拌機を装備した二つ口丸底フラスコに、2.0gの無水塩化マグネシウム、2.0gの四塩化チタンおよび70mlのTHFを仕込んだ。これら原料を60℃まで加熱し、90分間攪拌し、透明な黄色溶液を得た。
【実施例13】
【0032】
触媒組成物の調製
6.0gのポリ塩化ビニル重合体を、50℃で30分間真空乾燥した後、二つ口丸底フラスコに仕込んだ。この重合体をヘキサン中に懸濁させ、得られた重合体懸濁液に実施例12の触媒前駆体をゆっくり添加した。温度を60℃まで上げ、原料を60分間継続的に攪拌、および加熱し、次いで窒素雰囲気下、真空乾燥した。黄色の触媒粉体を分析し、この組成物がTi=0.94重量%、Mg=2.9重量%およびTHF=43.0重量%を含むことが分かった。
【実施例14】
【0033】
触媒性能−実施例13の触媒組成物を使ったエチレン単独重合
エチレン重合を、3barsの水素分圧を含む15barsのエチレン下で、トリエチルアルミニウムアルキル(TEAL)を重合助触媒として使用して、実施例13の触媒組成物を用いて実施した。重合は、85℃の温度で1時間、行った。
この重合運転により、約494gのホモ−ポリエチレン樹脂が、触媒生産性9.7kg PE/g触媒−hrと活性度1031.3kg PE/g Ti−hrで生産された。得られた重合体は、0.24g/ccと等しい嵩密度を持つ高密度ポリエチレン樹脂であった。
【実施例15】
【0034】
触媒前駆体の調製
コンデンサと磁石攪拌機を装備した二つ口丸底フラスコに、2.0gの無水塩化マグネシウム、1.4gの四塩化チタンおよび70mlのTHFを仕込んだ。これら原料を60℃まで加熱し、90分間攪拌し、透明な黄色溶液を得た。
【実施例16】
【0035】
触媒組成物の調製
3.0gのポリ塩化ビニール重合体(120メッシユで篩分級)を、50℃で30分間真空乾燥した後、二つ口丸底フラスコに仕込んだ。この重合体をヘキサン中に懸濁させ、得られた重合体懸濁液に実施例15の触媒前駆体をゆっくり添加した。温度を60℃まで上げ、原料を30分間継続的に攪拌、および加熱し、次いで窒素雰囲気下、真空乾燥した。黄色の触媒粉体を分析し、この組成物がTi=2.87重量%、Mg=4.35重量%およびTHF=45.0重量%を含むことが分かった。
【実施例17】
【0036】
触媒性能−実施例16の触媒組成物を使ったエチレン単独重合
エチレン重合を、3barsの水素分圧を含む15barsのエチレン下で、トリエチルアルミニウムアルキル(TEAL)を重合助触媒として使用して、実施例16の触媒組成物を用いて実施した。重合は、85℃の温度で1時間、行った。
この重合運転により、約263gのホモ−ポリエチレン樹脂が、触媒生産性15.8kg PE/g触媒−hrと活性度549.1kg PE/g Ti−hrで生産された。得られた重合体は、0.28g/ccと等しい篩い分級嵩密度を持つ高密度ポリエチレン樹脂であった。
【0037】
前記説明及び/または特許請求項で開示された特徴は、個別、およびそれらのいかなる組み合わせの両方により、この発明をそれらの多様な形態で実現する材料となる。

Claims (18)

  1. (i)チタン化合物、マグネシウム化合物、および少なくとも1つの電子供与体化合物;
    (ii)塩素含有重合体担体;および
    (iii)少なくとも1種類のアルミニウム化合物を含む助触媒:
    を含み、最終触媒上の配合マグネシウム量が約0.20〜6重量%である、オレフィン重合用の担持型触媒組成物。
  2. 前記チタン化合物が四塩化チタンである、請求項1に記載の担持型触媒組成物。
  3. 前記マグネシウム化合物が塩化マグネシウムである、請求項1または2に記載の担持型触媒組成物。
  4. 前記電子供与体がテトラヒドロフランである、請求項1〜3のいずれか1項に記載された担持型触媒組成物。
  5. 前記重合体担体がポリ塩化ビニルである、請求項1〜4のいずれか1項に記載された担持型触媒組成物。
  6. 前記重合体担体が約5〜1000μmの粒子サイズを持っている、請求項1〜5のいずれか1項に記載された担持型触媒組成物。
  7. 前記重合体担体が少なくとも約0.1cm3/gの細孔容積を持っている、請求項1〜6のいずれか1項に記載された担持型触媒組成物。
  8. 前記重合体担体が少なくとも約0.2m2/gの表面積を持っている、請求項1〜7のいずれか1項に記載された担持型触媒組成物。
  9. 最終触媒上の配合チタン量が約0.15〜5重量%である、請求項1〜8のいずれか1項に記載された担持型触媒組成物。
  10. 最終触媒上の配合電子供与体量が約1〜45重量%である、請求項1〜9のいずれか1項に記載された担持型触媒組成物。
  11. 前記助触媒がアルミニウムアルキル類、アルミノキサン類および/またはそれらの混合物を含む、請求項1〜10のいずれか1項に記載された担持型触媒組成物。
  12. 前記重合体担体が、ポリケトンおよび/または加水分解化ポリケトンなどの酸素含有重合体を更に含む、請求項1〜11のいずれか1項に記載された担持型触媒組成物。
  13. 以下の工程:
    (i)マグネシウム化合物、チタン化合物および少なくとも一種類の電子供与体化合物を含む触媒前駆体を調製する工程;
    (ii)工程(i)で調製された触媒前駆体を溶媒中の重合体担体と混合する工程;
    (iii)工程(ii)において調製された混合物を一定時間、還流加熱する工程;
    (iv)担持型触媒組成物の固体粉体を生成させるために、場合により、溶媒を除去する工程;そして、
    (v)少なくとも一種類のアルミニウム化合物を含む助触媒を添加する工程:
    を含む、請求項1〜12のいずれか1項に記載の担持型触媒組成物を調製する方法。
  14. 工程(iii)の混合物が、15分〜90分間、還流される、請求項13に記載の方法。
  15. 溶媒が、窒素による乾燥および/または真空を適用することにより除去される、請求項13または14に記載の方法。
  16. 触媒前駆体と重合体担体との混合が、溶媒としてヘキサン、イソオクタン、またはイソペンタンを使用して実施される、請求項13〜15のいずれか1項に記載の方法。
  17. エチレンまたはエチレンとアルファ−オレフィンおよび/またはジオレフィン類を、請求項13〜16のいずれか1項に記載された方法で調製された請求項1〜12のいずれか1項に記載された触媒組成物と接触させる、エチレンの単独重合法またはエチレンとアルファ−オレフィンおよび/またはジオレフィン類との共重合法。
  18. 前記アルファ−オレフィンが、1−ブテン、1−ヘキセン、および1−オクテンおよび/またはそれらの混合物を含む群から選ばれる、請求項17に記載の方法。
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