JP2004525337A - 周囲環境に対する保護空気流を吹出すための方法および装置 - Google Patents

周囲環境に対する保護空気流を吹出すための方法および装置 Download PDF

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Abstract

作業ステーションの一領域(2)を保護するため、境界(F)の向こう側において漸増する速度(V22)を有し、前記境界の手前側において流れの方向(D)に対し横断方向の平面(P)内における空気流断面に沿ってほぼ一様な速度(V21)を有する、ほぼ平行な空気流(9)を前記領域の方向に定立する。閉じ込め用バリアーを形成することの可能な、この方法による空気流(9)の吹出し装置(1)の一形態は、主パネル(11)と側方パネル(12)からなる吹出しパネル(4)を有する。主パネルは、平らであり、保護すべき無菌領域(2)内に層状の主流(91)を吹出すようになっている。側方パネル(12)は主流から放散する側方流(92)を吹出すようになっている。側方流に対する障壁となり、かつ、側方流を偏向しながら加速するべく、スカート(6)が配置してある。この吹出し装置は、例えば食品産業や製薬産業において、無菌領域(2)を隔離し維持するために使用することができる。
【選択図】図1

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、周囲環境中に存在する汚染(特に浮遊物による汚染)の危険から或る領域を保護する目的で、空気流(例えば、処理済みの空気流)を吹出す方法に関する。
本発明は、更に、前記方法に関連する吹出し装置(即ち、作業ステーションの一領域のような保護すべき領域中に健全な空気流を吹出すためのディフューザ装置)に関する。作業ステーションとは、例えば、ワークステーションや貯蔵ステーションであり得る。この空気流は、周囲環境に含まれる汚染物質が被保護領域に侵入するのを防止し、特に、この領域内に存在する敏感な生産物を保護する。
【0002】
本明細書において、空気という用語は、本発明の用途に適した基本的にガス状のあらゆる流体(例えば、ガス又は特定のガス状混合物、更には懸濁状の一若しくは複数の物質を含んだエアゾル)を意味するものとする。この空気は大気から採ることができるし、場合によっては保護すべき生産物の見地から健全にするためにそれを処理することができる。
【0003】
本発明は、食品業界や製薬業界において使用することができるが、給食業界、化粧品業界、電子業界、又は病院環境でも使用することができる。
【背景技術】
【0004】
これらの業界や他の業界では完全に管理された雰囲気で働くことが要請されている。例えば、この雰囲気は生産物を汚染するおそれ(より一般的には生産物の品質に影響を与えるおそれ)のある粉塵や微生物の無いものでなければならない。本明細書において、生産物とは、物だけでなく生物(例えば、病院環境における患者)をも包含する。
【0005】
工場を、或いは部屋をさえ、完全に汚染なしに維持することは、技術的又は経済的に、必ずしも可能ではない。生産物の至近の保護しか保障しないこと(即ち、作業ステーションのうちの比較的限定された領域しか保護しないこと)が好ましいことがある。更に、このような保護は作業ステーションへの生産オペレータのアクセスを大幅に妨げてはならない。
【0006】
無菌の空気を吹出すことによって敏感な生産物を至近保護するための装置がある。或る種の用途、例えば製薬産業にとっては、この空気流は層流(即ち、速度の値と方向が空気流全体の中で一様であり、かつ、レイノルズ数が3000(この数値はこれ以上では空気流は乱流となるという流れ特性に対応している)未満であることを特徴とする)でなければならない。
【0007】
従来の吹出し装置は層流の吹出しパネルを備えている。しかしながら、吹出しパネルから遠ざかるにつれて、空気流は性質の異なる一般に淀んだ周囲の空気をその周辺に引き込む。従って、周囲の空気は誘引により空気流の空気と次第に混ざり、空気流を汚染すると共に撹乱を生成し、後者は空気流の層状断面ひいては被保護容積を次第に減少する。
【0008】
文献FR-A-2,785,040は、空気流の周りに除染された雰囲気を生成することの可能なディフューザを開示している。この効果は、第1の空気流の周りに(即ち、第1の空気流と周囲の空気との間に)より緩慢で側方の第2の空気流を維持することにより得られる。しかしながら、このようにして形成された保護バリヤーはオペレータや生産物や他の物品が通過した時には破壊され、回復にはかなりの時間を要する。他方、第1の空気流を非常に遅くしたい場合には、より遅い第2の空気流は通常効果がなくなるであろう。更に、遅い空気流はエネルギが小さく、必然的に放散し、従って周囲の空気中に迅速に希釈するので、この種の装置の効果がなくなる距離は比較的短い。
【0009】
緩慢な空気流に対する閉じ込め用バリアーとして作用する急速な空気流を緩慢な空気流の周りに生成することの可能な他の装置がある。例えば、文献FR 2,748,508およびFR 2,788,843には、中心から外周へ行くにつれて速度が増加するような空気流を吹出す多孔質で円筒形の外装が記載されている。これらの変化形は層流を得ることを可能にするものではない。文献US 3,776,121は、空気流の中心から外周へ行くにつれて漸増的に流量(従って、空気流の速度)を変化させることの可能な空気流吹出しパネルを提供する。上述した外装のように、層流を得ることはできない。文献WO91/05210は、特にその第3図に、速度が一様な緩慢な空気流と速度が一様な急速な空気流の吹出し装置を開示している。急速な空気流は緩慢な空気流に平行にその外周へ吹出される。急速な空気流は周囲の空気による汚染から緩慢な空気流を保護する役割を有する。しかしながら、緩慢な空気流の速度特性(これは層流であり得る)と急速な空気流の速度特性(一般に乱流である)とはかなり異なる。ディフューザから遠ざかりながら、急速な空気流は緩慢な空気流内に益々撹乱を発生し、これは緩慢な空気流の断面ひいては被保護容積を次第に減少させる。
【発明の開示】
【0010】
そこで、本発明の目的は、主空気流(これは余り撹乱されることなく、かつ、例えばほぼ層流状に維持される)で満たされた被保護領域の周りに閉じ込め用バリアーを生成するための方法(即ち、閉じ込め用バリアーが主空気流中に乱流を発生することがなく、従って、主空気流は特に汚染の危険から保護され、かつ、層流の場合には撹乱から保護される)および関連する装置を提供することにある。
【0011】
本発明によれば、作業ステーションの一領域を保護するための方法は、少なくとも1つの境界の向こう側において漸増する速度を有するほぼ平行な空気流を前記領域の方向に定立することからなる。この方法の特徴は、流れの方向に対し横断方向の平面内における空気流断面に沿ってほぼ一様な速度を前記境界の手前側において前記空気流に与えることからなる。
【0012】
同様に、本発明によれば、層流を保護するための方法、特に汚染や撹乱の危険から保護するための方法は、前記層流と共通の境界を有する側方流を定立することを特徴とし、前記側方流は前記境界の向こう側において漸増する速度を有し、前記境界における前記側方流の速度は層流の速度に等しい。
【0013】
斯る方法を実施するための吹出し装置は、少なくとも部分的に主空気流と側方空気流とで構成されるほぼ平行な空気流を形成するべく、少なくとも1つの主空気流を生成すると共に主空気流よりも大きな流速を有する側方空気流を主空気流の周辺の少なくとも一部に生成するための手段を備えている。この吹出し装置は、主空気流内の流速が流れの方向に対し横断方向の平面内における空気流の二次元断面に沿ってほぼ一様になるような手段を更に備えていることを特徴としている。
【0014】
この生成手段は、多孔質でほぼ平らな少なくとも1つの主パネルと、多孔質で主パネルの周辺に配置された少なくとも1つの側方パネルとを備え、前記主パネルは主方向に沿って主空気流を吹出すようになっており、前記側方パネルは主方向から放散する(好ましくは、主パネルから遠ざかりながら側方パネルに沿って行くにつれて漸増的に放散する)側方空気流を吹出すように配置されており、側方パネルを出たところでは、側方流内の所与の量の空気の流れが利用できる断面は主空気流から遠ざかるにつれて益々小さくなり、主空気流から遠ざかるにつれて側方流が益々加速されるようになっている。
【0015】
更に、この装置は側方パネルが主パネルとスカートとの間に配置されるようにするためのスカートを備えることができ、このスカートは側方パネルから流出した放散する空気流の少なくとも一部を偏向する役割を有する。好ましくは、空気流と接触するスカートの表面は空気流にほぼ平行な又は主方向に平行な母線によって画成される。例えば、スカートは主方向にほぼ平行な平面内を延長する。
【0016】
好ましくは、放散空気流の少なくとも一部は主方向に直角に(或いは、主空気流の反対方向に斜めにさえ)吹出される。
【0017】
吹出された空気、即ち、いづれかのパネルを通過したばかりの空気は、好ましくは吹出しパネルの全体にわたりほぼ一定した値の速度を有するであろう。しかし、その値は主パネルから遠ざかりながら側方パネルに沿って行くにつれて漸増的に変化する(例えば、層流の速度の値から連続的に増加する)ことができる。これは側方パネルの孔隙の前後の圧力損失を変えることによって求めることができる。好ましくは、緩慢な速度の値は0.2〜0.5m/sであり、より急速な速度の値は0.6〜3m/sである。
【0018】
空気源は側方空気流と主空気流とで共通であることができる。例えば、主パネルおよび側方パネルは空気を少なくともこれらのパネルまで導く外装を構成する外板の一部で構成することができる。この外板によって画成される空気容積は空気源を構成し、この外板は多孔質若しくは非多孔質の他のパネルを包含することができる。吹出しパネルの上流における空気源の圧力は好ましくは0〜500パスカルである。
【0019】
好ましくは、例えば主方向にほぼ平行な偏向流を側方流が形成するように、側方流のためのデフレクタを構成する目的でスカートを配置する。同時に、デフレクタが単なるガイドだけでなく、空気流の流れに対する障害ともなるように、従って、側方流のために利用できる流れ断面が側方流が偏向されるにつれて減少するように、スカートを配置することができる。
【0020】
主パネルから遠ざかるにつれて側方パネルに沿ってプロフィルを漸進的にカーブさせることができる。側方空気流がすべての点において側方パネルに垂直に吹出される場合には、その方向はこのパネルの増大する傾斜と共に漸次変化する。従って、側方流の空気はスカートによって形成されたデフレクタ障害に向かって指向せられ、より詳しくは、スカートの点に向かって、かつ、側方パネル上の点(ここからこの空気が吹出される)に応じて異なり得る角度で指向せられる。
【0021】
吹出しパネルの少なくとも一部は柔軟な材料、例えば、洗濯可能或いは交換可能な、或いは使い捨ての空気透過性の織布で形成することができる。吹出しパネルは、また、ステンレス鋼などからなる剛性の部分を有することができる。即ち、吹出しパネルは穿孔金属板又は金網で構成することができる。一般的に、吹出しパネルは粒子を発生することもなく浮遊汚染を生じることもない任意の多孔質材料で形成することができる。
【0022】
この吹出し装置は主空気流が下に向かってほぼ垂直に指向するように、例えば、主空気流が作業ステーションの被保護領域を満たすように、位置決めすることができる。
【0023】
スカートは、オペレータのアクセスを妨げることなく、および/又は、被保護領域内で処理された生産物へのアクセスを妨げることなく、保護すべき領域まで空気流の可能な最良のコヒーレンス(干渉性)を維持するような適当な長さに設定する。例えば、吹出し装置の相対峙する2つの縁が、夫々、スカートと主パネルとの間に配置された1つの側方パネルを有するような吹出し装置の場合には、各スカートは、主パネルの向こう側では、2つのスカートの間の距離の半分にほぼ等しい長さを有するであろう。好ましくは、1つのスカートは、急速な空気流の厚さの3倍(即ち、スカートと主パネルとの間の最短距離の3倍)にほぼ等しいかそれ以上の長さを有するであろう。各スカートの向こう側では、夫々偏向された空気流は2つのスカートの間の距離にほぼ等しい長さにわたってコヒーレンスを維持するであろう。これらの偏向された空気流は例えばオペレータおよび/又は処理済みの生産物が通過しても殆ど影響されず、通過後は直ちにコヒーレンスを回復するであろう。
【0024】
使用する空気は大気から取り、次いで例えば殺菌するために処理することができる。特に、吹出した空気が呼吸に使用されない場合には、例えば処理された生産物に対して中立的な(即ち、これらの生産物と相互作用しない)、特殊なガス又はガス混合物を含んだ空気も使用することができる。従って、これらの生産物に対する酸化剤を空気が含有していないことが望ましいであろう。
【0025】
本発明によれば、空気吹出し装置は、製造ライン、工作機械、ベッド、手術用テーブル、および陳列棚のいづれか一の手段と組合せることができる。即ち、この吹出し装置とそれに組み合わせる手段は最良の保護を提供するために互いに適合される。
本発明の他の特徴や利点は非限定的な実施例に関する以下の記載から更に明らかとなろう。
【発明を実施するための最良の形態】
【0026】
図1は、作業ステーションの一部又は全部に対応する被保護領域(保護すべき領域)2の上方に配置される吹出し天井として使用する本発明の吹出し装置(ディフューザ装置)1を示す。この装置は領域2に向けて適当な気体(例えば、除塵された空気9)を垂直に下方へ吹出す。吹出し装置1は相対峙した平行な唇部5の間で下に向かって開口した金属ケーシング3を備えている。吹出しパネル4は2つの唇部5の間に画定された全開口を横切って2つの唇部5の間で延長している。スカート6は、吹出しパネル4がケーシング3の下側から下方に指向するスカート6の間に位置するように、唇部5に平行なケーシング3の相対峙した縁7に沿って配置してある。
【0027】
ケーシング3と吹出しパネル4は内部空間8を画成しており、この内部空間には処理され加圧された空気が規則的に供給され、この内部空間は吹出し装置用の空気源として作用する。内部空間8の上流には供給源(図示せず)が配置してある。この供給源は、一般には、大気から吸引する空気のプレフィルターと、換気装置と、空気の適当な除塵を可能にする高性能フィルターとを備えている。
【0028】
吹出しパネルは、実施例では穿孔された金属板からなり、3つのパネル(ほぼ平らで水平な1つの主パネル11と、唇部5に平行な軸線を夫々有する四分円筒からなる2つの側方パネル12)に分解することができる。夫々の側方パネルはケーシングの各唇部5と主パネルとの間に配置されており、主パネル11の湾曲延長部を形成している。円筒の軸線は、ケーシング3の外側に対して側方パネルが凸になるように、内部空間8内にある。
【0029】
吹出しパネル4の各々の穿孔は、内部空間8から吹出しパネル4を横切って空気を吹出すことの可能な孔である。孔隙率は吹出しパネル全体にわたって同一である。即ち、孔は規則的に分散してあり、形状とサイズはほぼ同一である。これらの孔は、任意の孔13から出た空気ジェット14が隣り合う孔から出た空気ジェットと完全なコヒーレントを形成するように、充分に小さくかつ接近させてある。図1および図2の実施例においては、吹出しパネルは微細であり、孔は指向性を有しない(即ち、孔は吹出した空気に方向を与える例えばノズルのような形状を備えていない)。従って、空気は夫々の孔のところにおいて吹出しパネル4にほぼ垂直に吹出される。同様に、内部空間8はほぼ一様な圧力をもった唯一の供給源を形成し、すべての空気ジェットの吹出し速度V1の値はほぼ同一である。
【0030】
吹出し装置1から出た空気9は、主パネル11から出た主空気流91と、夫々の側方パネル12から出た側方空気流92を有する。主パネル11は、パネル11による吹出しの瞬間に主空気流91内の主吹出し速度V11が値において、および、下方に向かって垂直に指向した主方向Dに沿う方向において一様になるように、水平な平面を形成している。主吹出し速度V11の値は限界値(例えば、0.6m/s)以下に維持される(これ以上では空気流は層流でなくなる)。吹出された主空気流は層流である。
【0031】
主パネル11から出た主空気流91はその一様な速度を維持する。即ち、スカート6の下縁16に対応する平面Pを横断する時の主流速V21(図2)は方向と値において主吹出し速度V11とほぼ同一である。
【0032】
パネル12から吹出した時の側方空気流92内の側方吹出し速度V12は値において一様であり、その値は主吹出し速度V11に等しい。しかしながら、各々の側方空気ジェットの速度の向きはジェットが出る孔の位置に依存している。即ち、側方吹出し速度V12の方向は、側方パネル12に沿って主パネル11から遠ざかるにつれて、主方向Dから漸次放散している。従って、主パネルに近い孔から出た空気ジェットの側方吹出し速度V12の方向は主方向Dと同一であり、よって、スカート6にほぼ平行である。これに対して、唇部5に近い孔から出た空気ジェットの側方吹出し速度V12の方向は主方向Dにほぼ垂直であり、よって、スカート6に向かって当該スカートの平面に垂直に水平に指向している。
【0033】
即ち、図2の詳細図を参照するに、スカート6は側方パネル12を通って吹出された空気ジェット14の流れに対する障壁である。このように吹出された空気ジェットはスカート6に対して集中し、スカートは空気ジェットを偏向させ、次いでその下縁16まで導く。空気ジェットが出る孔が唇部5に近ければ近いほど、このジェットの流れのために利用できる断面が減少する。一定した空気ジェット流量のために、それは流れの速度の増加をもたらす。
【0034】
その結果、スカート6の下縁16に対応する水平な平面P(図2参照)内において、偏向された側方流の側方流速V22は主方向Dに平行で互いにほぼ同一の方向を有するが、その値は、境界Fに沿って主空気流の速度V21に等しい最小値から離れると共に、スカート6の下縁16に近づきながら平面Pに沿って行くにつれて増大する。
【0035】
従って、境界Fに沿って、側方流は主流と同じ速度を有し、次にその速度は、最初は非常に緩慢に、次いで境界Fから遠ざかるにつれて次第に急速に増大する。従って、境界Fは、主流の層流的性質と同様に、平面Pの向こう側で持続するほぼ垂直な平面である。
【0036】
平面Pの反対側かつ向こう側では、側方流は周囲の空気99が占める空間を減少させながら側方流が流れる空間を回復しようとする。即ち、側方流は周囲の空気を押し出しながら膨脹しようとし、これは層流を閉じ込めるためのバリアーを形成しながら被保護領域2を増大させるのに寄与する。図1を参照するに、この被保護領域は3つの部分に分割することができる。境界Fと境界Fとの間には層流状で緩慢な主流91によって満たされた部分21があり、境界Fの向こう側には境界から遠ざかるにつれて速く乱流状になる側方流によって満たされた2つの側方部分22がある。スカートは下縁16の下方かつ領域2の上方に自由な通路を配置するに充分に短い。スカートの向こう側では、最初は最も速い側方流の外側ジェットは、次いで周囲の空気を引きずりながら、かつ、周囲の空気中で膨脹しながら減速するが、手前側に位置するジェットは余りにも強力な減速を防止し、いづれにしても主流の保護を維持する。
【0037】
ケーシング3の縁5とスカート6との間には側方流の一部の洩れ20を形成するための隙間が設けてある。これはケーシングによって画定された領域内において縁7および唇部5とスカートの頂部の間に過剰な乱流が発生するのを回避することを可能にする。他方、スカート6が着脱可能に設計されている場合には、スカート6とケーシング3との間の気密性を確保するのが困難である。密閉不良を通ってのポンプ作用は周囲の空気99による吹出し空気の汚染を生じるであろう。従って、側方パネルとスカートとの間の過剰圧力は、洩れ20を発生しながら、スカート6とケーシング3との間の気密性を必要とすることなくこのポンプ作用を回避するのを可能にする。
【0038】
被保護領域に照明を設ける必要があり得るであろう。この照明が被保護領域内に配置される場合には、領域内の空気の流れは撹乱されるであろう。従って、照明は吹出しパネルの上流に、例えば内部空間8内に設けるのが好ましい。この場合には、吹出しパネルはパネルを通って作業領域内まで光が通るのを可能にするように構成する。従って、孔隙率を光の透過に充分にするか、および/又は、パネルを透明若しくは半透明の材料で形成することができる。照明手段は、また、パネル内に配置することができる。
【0039】
また、可能な限り、予め処理した空気を吹出すようにする(即ち、空気の流れを撹乱するおそれのある空気処理装置を被保護領域内に配置する必要がないようにする)のが好ましい。これらの処理装置は、空気の湿度と温度を調整する手段、空気にガスを混合する手段、又は空気に粒子を添加してエアゾルを形成する手段を有することができる。これらの粒子は、液体又は固体(例えば、粉体)であり得る。これらの粒子は吹出しパネルを汚染なく保持することの可能な殺菌物質であり得る。空気に添加する手段は吹出しパネルの上流に配置したノズルであり得る。空気やケーシング又はパネルなどの表面の汚染を防止するため、パルス光や紫外線ランプのような他の手段を吹出しパネルの上流に挿入することができる。
【0040】
側方パネル12には四分円筒以外の形状も可能である。図3では、側方パネルは唇部5から方向Dに平行に延長する平らな部分23を有し、後者は主パネルに対して45度傾斜した他の平らな部分24によって主パネル11に連結されている。図4では、側方パネル12は主パネルと直角を成し、唇部5まで真っ直ぐなプロフィルを有する。図5の形状では、主パネルは唇部5と垂直になるまで延長し、次いで主パネルに垂直な平らな部分25に横付けされた2つの四分円筒26、27からなる側方パネルによって連結されている。スカートはケーシングに関し外側に向かって側方にオフセットされており、唇部5より高く立ち上がっている。ケーシングの縁7は唇部5と融合している。
【0041】
一体部品とする代わりに、吹出しパネルをモジュール化することができ、これは大きな表面又は複雑な形状を覆うのを可能にし、或いは更に同時又は非同時に複数の空気源を使用するのを可能にする。図6は3つのモジュールからなる吹出しパネルを示し、これらのモジュールは説明を分かり易くするため分離して示してあるが、通常は接合されている。この吹出しパネルは2つの端部モジュール30と1つの中間モジュール31を備え、いづれのモジュールも矩形の基部の上に形成されている。端部モジュールは主パネル11の相対峙する2つの辺に複数の側方パネル12を備え、その相対峙する他の2つの辺に1つの仕切壁32を備えている。2つの端部モジュールはその3辺に1つの側方パネル12を備え、組立時に中間モジュール31の仕切壁32と合わせるための仕切壁32をその第4の辺に有する。仕切壁32は各モジュールの基部に垂直に延長しており、主として各モジュールの剛性を確保すると共に、隣り合う2つのモジュール間の気密性に寄与する役割を有する。
【0042】
こうして、必要に応じて、複数の中間モジュールからなる1つの吹出しパネル、又は、反対に、隣接配置された2つの端部モジュールしか有さない1つのパネルを構成することができる。隣接するモジュールを異なる空気源に接続する場合には、別様に処理した空気を層流の連続性を遮断することなく吹出すことが可能になる。即ち、例えば、第1のモジュールは単に濾過されただけで光源を有する空気を吹出すことができ、第2のモジュールはミストの形の水の粒子を添加した空気を吹出すことができ。第3のモジュールは加熱した乾燥空気を吹出すことができる。
【0043】
勿論、本発明は前述した実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱することなく多数の修正を加えることができる。
【0044】
即ち、スカートは剛性でも柔軟でもよく、透明又は不透明でも、長くても短くてもよい。更に、装置に近いパネルは、水平であれ垂直であれ、平らであれその逆であれ、滑らかであれ粗髭であれ、完全に気密であれ単に部分的に気密であれ、拡散する側方流のための有効なデフレクタを構成する限り、かつ、過剰な乱流を導入しない限り、スカートとして使用することができる。ケーシングは必ずしも平行四辺形でなくともよく、外装の端部でもよいし、或いは更に開口若しくは吹出しパネルを配置するための唇を備えた外装の側部でもよい。本発明は、また、主方向が垂直でないように設定することができる。吹出し壁の場合には主方向は水平であり得る。
【0045】
被保護領域は移動可能でもそうでなくてもよく、数センチメートルの寸法を有することができ、或いは更に数メートルのコンベヤを有することができる。被保護領域は必ずしも平面ではなく、容積であり得る。本発明の吹出し装置は領域の寸法が如何様であれその領域に適合させることができる。
【0046】
保護の必要性に従い、側方流は必ずしも主流の全体を囲繞しない。側方流は分割することができ、大なり小なり急速又は緩慢な他の空気流が主流の周辺の一部を占め、或いは側方流の向こう側に存在することができる。
【0047】
作業ステーションは機械又は機械の一部に限定することができる。このステーションはこの機械の通常の作動時にオペレータが空気流内に侵入しないように設定することができる。
【0048】
本発明は製薬業界に限定されるものでは全くなく、空気汚染の可能性のあるあらゆる種類の産業、例えば、食品業界、化粧品業界、電子産業、健康業界、およびあらゆる種類の研究所に使用することができる。本発明は粉塵や他の汚染が既に管理されている部屋に設置することができる。
【0049】
本発明は、また、配給業界、例えば食品配給業界、特に給食業界にも利用できる。即ち、本発明は、例えばビュッフェにおいて顧客に提供する食品の陳列棚に使用したり、或いは例えば肉屋や菓子屋のような商店において新鮮な生産物を展示するために使用することができる。
【0050】
健康の分野においては、本発明には多くの用途がある。歯科医院では、本発明は例えば処置中の顎に健全な空気流を吹出すために使用することができる。救急車には輸送中に傷口を細菌汚染から保護するために本発明を装備することができる。手術室や恢復室にも衛生の目的で患者の身体の全部又は一部に健全な空気流を吹出すべく本発明を備えることができる。従って、本発明はベッドも包含する。特に、大火傷の場合には、本発明は場合により鎮痛剤や殺菌物質を添加した非常に高湿度の空気を傷の上に吹出す手段を包含する。本発明により吹出す殺菌物質を添加した空気は特に院内感染を回避するのに有用である。
【0051】
作業ステーションには、空気流が付近(例えば、敏感な生産物を支持するためのテーブルやコンベヤ)を殆ど或いは全く撹乱しないようにするため、空気流吸収手段を装備することができる。即ち、この種の支持体は多孔質であり得ると共に、空気抽出装置を備えることができる。吸収手段は、また、吹出した空気が周囲環境と混ってはならない場合、特に、吹出した空気に毒性がある場合に有用である。
【0052】
更に、従来技術の吹出し装置は、従来の吹出しパネルを適当な寸法の本発明の主パネルと側方パネルで置換すると共に、必要なだけのスカートを追加することにより、本発明の吹出し装置に改造することができる。他の可能性は、既存の吹出し装置に本発明の吹出し装置を追加して、既存の装置の吹出しパネルと本発明の装置の吹出しパネルとの間に均一化空間を形成することである。この混合用空間は吹出し前に空気の静的および動的特性(特に圧力)を均一化するのを可能にする。この空間は好ましくは側方パネルの高さに等しい厚さを有することができる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】図1は吹出し天井として使用する本発明の吹出し装置の横断方向垂直断面の模式図である。
【図2】図2は側方パネルの近傍における図1の詳細図で、吹出し装置から出た空気流を示す。
【図3】図3から図5は側方パネルの可能な幾何学形状の詳細を示す。
【図4】図3から図5は側方パネルの可能な幾何学形状の詳細を示す。
【図5】図3から図5は側方パネルの可能な幾何学形状の詳細を示す。
【図6】図6は本発明の吹出し装置用のモジュール型吹出しパネルの斜視図である。

Claims (21)

  1. 少なくとも1つの境界(F)の向こう側において漸増する速度(V22)を有するほぼ平行な空気流(9)を作業ステーションの一領域(2)の方向(D)に定立することにより、前記領域(2)を保護するための方法であって、その特徴は、流れの方向に対し横断方向の平面(P)内における空気流断面に沿ってほぼ一様な速度(V21)を前記境界の手前側において前記空気流に与えることからなる方法。
  2. 層流(91)を保護するための方法であって、前記層流と共通の境界(F)を有する側方流(92)を定立することを特徴とし、前記側方流は前記境界(F)の向こう側において漸増する速度(V22)を有し、前記境界における前記側方流の速度は層流(91)の速度(V21)に等しいことからなる方法。
  3. 請求項1又は2に基づく方法を実施するための吹出し装置(1)であって、少なくとも部分的に主空気流と側方空気流とで構成されるほぼ平行な空気流(9)を形成するべく、少なくとも1つの主空気流(91)を生成すると共に主空気流よりも大きな流速(V22)を有する側方空気流(92)を主空気流の周辺の少なくとも一部に生成するための手段(3、4、6)を備え;
    その特徴は、主空気流内の流速(V21)が流れの方向(D)に対し横断方向の平面(P)内における空気流の二次元断面に沿ってほぼ一様になるような手段(3、4、6)を更に備えていることからなる装置。
  4. 側方空気流(92)は境界(F)に沿って主空気流(91)に隣接し、前記境界における側方空気流内の流速(V22)は主空気流内の一様な流速(V21)にほぼ等しく、側方空気流の速度(V22)は前記境界から遠ざかるにつれて漸増することを特徴とする請求項3に基づく装置。
  5. 側方空気流は境界に沿って主空気流に隣接し、横断方向平面内においては、側方空気流内で測った流速(V22)は前記境界から遠ざかるにつれて主空気流の方向から漸次放散することを特徴とする請求項3又は4に基づく装置。
  6. 前記生成手段は、多孔質でほぼ平らな少なくとも1つの主パネル(11)と、多孔質で主パネルの周辺に配置された少なくとも1つの側方パネル(12)とを備え、前記主パネルは主方向(D)に沿って主空気流を吹出すようになっており、前記側方パネルは主方向から放散する側方空気流を吹出すように配置されており、側方パネルを出たところでは、側方流内の所与の量の空気の流れが利用できる断面は主空気流から遠ざかるにつれて益々小さくなり、主空気流から遠ざかるにつれて側方流が益々加速されることを特徴とする請求項3から5のいづれかに基づく装置。
  7. 側方パネルがスカートと主パネルとの間に位置するように配置されたスカート(6)を備え、前記スカートは側方パネルから流出した放散する空気流の少なくとも一部を偏向するように配置されていることを特徴とする請求項6に基づく吹出し装置。
  8. 空気流と接触するスカート表面は空気流にほぼ平行な又は主方向に平行な母線によって画成されていることを特徴とする請求項6又は7に基づく空気吹出し装置。
  9. 側方パネルは主パネルから遠ざかりながら側方パネルに沿って行くにつれて主方向から漸次放散するように配置されていることを特徴とする請求項3から8のいづれかに基づく空気吹出し装置。
  10. 主空気流はほぼ層状であることを特徴とする請求項3から9のいづれかに基づく空気吹出し装置。
  11. 空気は吹出しパネル(4)の全体を通じてほぼ一定した値の速度(V11、V12)で吹出されることを特徴とする請求項3から10のいづれかに基づく空気吹出し装置。
  12. 空気は唯一の空気容量(8)から吹出され、前記容量の外板(3、4)は吹出しパネル(4)を備えていることを特徴とする請求項3から11のいづれかに基づく空気吹出し装置。
  13. 吹出しパネルは主パネルから遠ざかりながら側方パネルに沿って漸進的にカーブしたプロフィルを備えていることを特徴とする請求項3から12のいづれかに基づく空気吹出し装置。
  14. 吹出しパネルのすべての点において、吹出しパネルに接する平面は空気流の方向に垂直であることを特徴とする請求項3から13のいづれかに基づく空気吹出し装置。
  15. 吹出しパネルは空気透過性の布を包含することを特徴とする請求項3から14のいづれかに基づく空気吹出し装置。
  16. 吹出しパネルはほぼ一定の孔隙率を有することを特徴とする請求項3から15のいづれかに基づく空気吹出し装置。
  17. この装置は主空気流が作業ステーションの被保護領域を満たすように配置してあることを特徴とする請求項3から16のいづれかに基づく空気吹出し装置。
  18. この装置は作業ステーションおよび/又は被保護領域への自由なアクセスを可能にすることを特徴とする請求項17に基づく空気吹出し装置。
  19. この装置は、吹出しパネルの上流および/又は吹出しパネル内において、被保護領域を照明する手段を備えていることを特徴とする請求項3から18のいづれかに基づく空気吹出し装置。
  20. この装置は吹出しパネルの上流において空気に粒子を加える手段を備えていることを特徴とする請求項3から19のいづれかに基づく空気吹出し装置。
  21. 請求項3から20のいづれかに基づく空気吹出し装置と、製造ライン、工作機械、ベッド、手術用テーブル、および陳列棚のいづれか一の手段との組合せ。
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