JP2001004178A - クリーンルーム設備 - Google Patents

クリーンルーム設備

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JP2001004178A
JP2001004178A JP11179556A JP17955699A JP2001004178A JP 2001004178 A JP2001004178 A JP 2001004178A JP 11179556 A JP11179556 A JP 11179556A JP 17955699 A JP17955699 A JP 17955699A JP 2001004178 A JP2001004178 A JP 2001004178A
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JP
Japan
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clean room
air
power distribution
circulation path
distribution board
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JP11179556A
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English (en)
Inventor
Takaaki Kato
貴章 加藤
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Hitachi Plant Technologies Ltd
Original Assignee
Hitachi Plant Technologies Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】クリーンルーム内の有効スペースを大きくで
き、且つクリーンルーム内の加湿制御を容易に行なえる
ようにする。 【解決手段】クリーンルーム5内に配設される装置12
類の動力分電盤14を循環路9に設けて、その分、クリ
ーンルーム5内に設置すべき装置12類のための有効ス
ペースを大きくするだけでなく、動力分電盤14からの
発熱がクリーンルーム5内に放出することがないのでク
リーンルーム5内の温度上昇を抑制する。また、循環路
9内で動力分電盤14にエアの取込口14Aと排出口1
4Bを形成したので、循環路9に動力分電盤14を備え
たことによる通風抵抗の増大を抑制できるだけでなく、
動力分電盤14からの発熱を有効にエアに伝達して、そ
の後段に設置された水スプレー式加湿器17によるスプ
レー水の蒸発を促進する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、クリーンルーム設
備に係り、特にクリーンルームの側壁に沿ってクリーン
ルームの床下空間と天井裏空間を連通する循環路を有す
るクリーンルーム設備に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体製造工場等に設けられるク
リーンルームには、半導体の製造装置類や電気盤(例え
ば動力分電盤)等の付帯設備が配設され、クリーンルー
ム内は適切な温湿度及び清浄度に維持されている。クリ
ーンルーム内の温湿度を適切に維持する上で発熱の大き
な電気盤はクリーンルーム内の温度上昇の大きな要因と
なっている。
【0003】ところで、クリーンルーム設備の種類の中
には、クリーンルームの側壁に沿ってクリーンルームの
床下空間と天井裏空間を連通する循環路を形成して多量
のエアを循環させるようにしたものがある。このクリー
ンルーム設備の場合、図2に示すように、空調機10か
ら天井裏空間2に供給された供給エアは、クリーンルー
ムの天井面に配設された多数のファンフィルタユニット
4からクリーンルーム5内に吹き出される。吹き出され
たエアはクリーンルーム5内に設置された装置類12や
動力分電盤14からの発熱を吸収すると共に塵埃を同伴
して、グレーチング床6を介して床下空間7に排出され
る。そして、床下空間7に排出されたエアは、ドライコ
イルユニット8で冷却して顕熱処理した後、その一部が
循環路9を介して天井裏空間2に循環される。
【0004】また、残りのエアは、空調機10が循環型
であるか又は全外気型であるかにより相違する。即ち、
循環型の空調機10の場合には、残りのエアを空調機1
0に戻して外気と混合してから再び空調して天井裏空間
2に供給する。一方、全外気型の空調機10は、残りの
空気をクリーンルーム設備外に排気し、空調機10では
外気を全量空調して天井裏空間2に供給する。この場
合、循環路9を介して天井裏空間2に戻されるエア量
は、空調機10に戻されるエア量又は排気されるエア量
よりもはるかに多い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、循環路
9を備えた従来のクリーンルーム設備は、次のような欠
点がある。
【0006】循環路9のためのスペースがクリーンル
ーム5全体のスペースを圧迫するので、クリーンルーム
9内の面積が狭くなるのに加え、クリーンルーム5内の
電気盤14等の附帯設備によりクリーンルーム5内に設
置する装置12のための有効スペースが狭められるとい
う欠点がある。
【0007】全外気型の空調機10を用いると外気の
湿度に大きく影響されるので、クリーンルーム5内の加
湿制御が難しくなるという欠点がある。
【0008】空調機10による加湿は、ボイラー(図
示せず)からの蒸気加湿なので、ボイラーに使用される
清缶剤がクリーンルーム5の清浄度に悪影響を与えると
いう欠点がある。
【0009】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、クリーンルーム内の有効スペースを大きくで
き、且つクリーンルーム内の加湿制御を容易に行なうこ
とができるクリーンルーム設備を提供することを目的と
する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1は前記
目的を達成するために、天井裏空間に供給された空調エ
アを天井面に配設されたファンフィルタユニットからク
リーンルーム内に吹き出すと共にグレーチング床から床
下空間に排出し、その排出したエアの一部をクリーンル
ームの側壁に沿って形成された循環路を介して前記天井
裏空間に戻すクリーンルーム設備において、前記クリー
ンルーム内に配設される装置類の電気盤を、前記循環路
に設けたことを特徴とする。
【0011】請求項1の発明によれば、クリーンルーム
内に配設される装置類の電気盤を循環路に設けたので、
その分、クリーンルーム内に設置すべき装置類のための
有効スペースを大きくすることができるだけでなく、電
気盤からの発熱がクリーンルーム内に放出することがな
いのでクリーンルーム内の温度上昇を抑制することがで
きる。
【0012】また、請求項2では、前記循環路を流れる
エアの前記電気盤下流位置に、水スプレー式の加湿器を
設けたので、電気盤から発熱される熱をスプレーされた
水の蒸発促進に利用できる。このように、循環路内を流
れて再び天井裏空間に戻るエアに直接加湿することで、
クリーンルーム内の加湿効率を向上させることができ
る。従って、特に全外気型の空調機を用いる場合でも、
空調機での加湿を全くしなくてもよいか、或いは加湿す
る場合でも加湿負担が小さくなるので、クリーンルーム
内の加湿制御が容易になる。また、水が循環路内でスプ
レーされることにより循環路内を流れるエアを冷却する
ことができる。更には、スプレー水には清缶剤が含まれ
ることもないので、従来のような蒸気加湿のように清缶
剤によるクリーンルーム内の汚染もない。
【0013】また、請求項3の発明によれば、前記電気
盤のケーシングに、前記循環路を流れるエアの取込口と
排出口を形成したので、循環路に電気盤を備えたことに
よる通風抵抗の増大を抑制できるだけでなく、電気盤か
らの発熱を有効にエアに伝達して、スプレー水の蒸発促
進に寄与させることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、添付図面により本発明のク
リーンルーム設備の好ましい実施の形態について詳説す
る。
【0015】図1は本発明のクリーンルーム設備の全体
構成図である。
【0016】図1に示すように、クリーンルーム設備
は、主として、クリーンルーム建屋3と空調機10と循
環路空調ユニット13とから構成される。
【0017】クリーンルーム建屋3は、主として、クリ
ーンルーム5と、天井裏空間2と、床下空間7と、建屋
の側壁に沿って設けられた循環路9とで構成され、天井
面にはファンとフィルタとをユニットとした複数のファ
ンフィルタユニット4(以下「FFU4」という)が配
設される。
【0018】循環路空調ユニット13は前記循環路9か
ら天井裏空間2に流れるエアの加湿と冷却を行なうもの
であって、クリーンルーム5内に配設された装置12類
に分電する動力分電盤14と、水スプレー式加湿器17
と、ドライコイルユニット8とで構成される。そして、
循環路9を流れるエアの流れ方向から見て、上流側から
動力分電盤14、水スプレー式加湿器17、ドライコイ
ルユニット8の順になるように配置される。
【0019】動力分電盤14のケーシングの底面にはエ
アの取込口14Aが形成されると共に、上面にはエアの
排出口14Bが形成され、循環路9を流れるエアが動力
分電盤14内を充分に流れるように形成されている。こ
の取込口14Aと排出口14Bはケーシング底面及び上
面の全面でも一部分でもよい。
【0020】また、水スプレー式加湿器17は、図示し
ない浄水供給装置に接続されており、水スプレー式加湿
器17から循環路9内に浄水がミスト状にスプレーされ
る。
【0021】次に上記の如く構成されたクリーンルーム
設備の作用を説明する。
【0022】空調機10で空調された空調空気は、給気
ダクト15を介してエア供給口11から天井裏空間2に
供給され、FFU4で除塵されてからクリーンルーム5
内に吹き出される。吹き出されたエアは、クリーンルー
ム5内の塵埃を同伴すると共に、装置12類からの発熱
により温められて床下空間7に排出される。この場合動
力分電盤14を循環路に設けたので、その分、クリーン
ルーム5内に設置すべき装置12類のための有効スペー
スを大きくすることができるだけでなく、動力分電盤1
4からの発熱がクリーンルーム5内に放出することがな
いので、クリーンルーム5内の温度上昇を抑制すること
ができる。次に、床下空間7に排出されたエアの一部は
循環路9をアップフローする。このアップフローにおい
て、エアの一部は循環路9に設置された動力分電盤14
の底面の取込口14Aから上面の排出口14Bに動力分
電盤14のケーシング内を通気する。この取込口14A
と排出口14Bの形成により、動力分電盤14を循環路
9に設置したことによる通気抵抗の増大を抑制できるだ
けでなく、動力分電盤14を冷却しやすくする。一方、
エアは動力分電盤14の発熱を吸収して温度上昇する。
次に、動力分電盤14で熱せられたエアは循環路9に設
置された水スプレー式加湿器17により浄水がミスト状
にスプレーされる。このとき動力分電盤14によるエア
の温度上昇は水スプレー式加湿器17による加湿を促進
する。そして加湿されたエアはドライコイルユニット8
で冷却された後に、天井裏空間2において空調機10で
空調されたエアと合流し、FFU4で除塵されてからク
リーンルーム5内に吹き出される。このようにして、ク
リーンルーム5内は常に清浄にされると同時に効率よく
作業に適した温湿度に保たれる。
【0023】尚、循環路空調ユニット13は図1におい
てクリーンルーム5両側の循環路9に設けたが、一方の
循環路9にのみ設けるようにしてもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明のクリーンル
ーム設備によれば、クリーンルームの有効スペースを大
きくできると共に、クリーンルーム内の空調、特に加湿
制御を効率よく行なえるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のクリーンルーム設備の実施の形態を説
明する構成図
【図2】従来のクリーンルーム設備の実施の形態を説明
する構成図
【符号の説明】
2…天井裏空間、3…クリーンルーム建屋、4…FF
U、5…クリーンルーム、6…グレーチング床、7…床
下空間、8…ドライコイルユニット、9…循環路、10
…空調機、11…エア供給口、12…装置、13…循環
路空調ユニット、14…動力分電盤、15…給気ダク
ト、16…供給ダクト、17…水スプレー式加湿器

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】天井裏空間に供給された空調エアを天井面
    に配設されたファンフィルタユニットからクリーンルー
    ム内に吹き出すと共にグレーチング床から床下空間に排
    出し、その排出したエアの一部をクリーンルームの側壁
    に沿って形成された循環路を介して前記天井裏空間に戻
    すクリーンルーム設備において、 前記クリーンルーム内に配設される装置類の電気盤を、
    前記循環路に設けたことを特徴とするクリーンルーム設
    備。
  2. 【請求項2】前記循環路を流れるエアの前記電気盤下流
    位置に、水スプレー式の加湿器を設けたことを特徴とす
    る請求項1のクリーンルーム設備。
  3. 【請求項3】前記電気盤のケーシングには、前記循環路
    を流れるエアの取込口と排出口を形成したことを特徴と
    する請求項1又は2のクリーンルーム設備。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7297050B2 (en) 2001-05-14 2007-11-20 Acanthe Method and device for diffusing a protective flux with regard to a surrounding environment
JP2020159653A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 三機工業株式会社 クリーンルームの空調システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7297050B2 (en) 2001-05-14 2007-11-20 Acanthe Method and device for diffusing a protective flux with regard to a surrounding environment
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JP7224996B2 (ja) 2019-03-27 2023-02-20 三機工業株式会社 クリーンルームの空調システム

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