JP2004520164A - 金型側に設定装置を有する鍛造プレス - Google Patents
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Abstract
【選択図】図2a
Description
【0001】
本発明は、鍛造プレスの工具の調整における改良に関する。
【II技術背景】
【0002】
鍛造プレスにおいて、特に水平移送プレスにおいて、加工物は、成形作業によって、固定金型と可動ラム又はパンチとの間で望ましい成形効果が生じるほどにしっかり加工物がプレスされるという手順によって、所望の形状とされる。
【0003】
そのような構成において、機械の運転の際には、ラム又はパンチは、一般にはそれが金型に接する位置にまで動かされることはなく、成形手順の結果に関して当然に極めて重要ないわゆる型閉高間隔まで動かされるだけである。
【0004】
ブランクの寸法の変動、機械の継続的運転の結果として熱によって誘起される機械の膨張等があるので、上記の型閉高間隔は、設定可能、すなわち、事後的に調整可能でなければならない。
【0005】
型閉高間隔は、長手方向、すなわち、プレスストローク動作の方向において測定される間隔であるので、上記の目的は、これまでは可動ラム又はパンチの側に、つまり機械のインパクト側に設定装置を設けることによって達成されていた。設定装置は、設定用楔部材を、楔方向に、長手方向に対し横方向に、可動ラム又はパンチとラム又はパンチを搭載した可動キャリッジの残り部分との間に距離を加減して押し込む。
【0006】
このように、ストローク動作は、ラム又はパンチの側におけるストローク距離について、常に同一であり、キャリッジの駆動に関して変更されないが、二つの動作反転位置における長手方向位置についてはストローク動作は変更されることとなり、そのことは、固定金型に対する型閉高間隔が変更されることをも意味する。
【0007】
その種の構造が、例えば、DE19722229A1に記載されており、そこでは設定装置はモータ手段によって駆動される。
【0008】
しかしながら、設定装置の全体が、機械の動かされる部分、すなわちインパクト側に配置され、固定支持側に配置されていないという欠点がある。それは、含まれる加速力が高い(約300ストローク/分)ための欠点であるが、更に、補修作業のために、機械を停止させる必要があるだけでなく、状況によっては、キャリッジ全体を取り外すことも必要となり、生産に大きな損失をもたらすという欠点もある。
【III発明の記述】
【0009】
a) 技術的目的
従って本発明の目的は、構造の複雑化と費用を低レベルに抑えつつ、具体的には、優れた利用容易性によって、特にトラブルの可能性を低く抑えることによって、工具の互いに対する位置調整が迅速且つ容易に実施できる鍛造プレスを提供することにある。
b) 目的の達成
【0010】
上記の目的は、請求項1の特徴によって達成される。有利な実施例は従属請求項に記述されている。
【0011】
設定装置が、機械のインパクト側ではなく、支持側に配置されることによって、機械の運転中、設定装置が受ける負荷は著しく低くなり、それゆえに保守ないし交換の頻度は少なくて済む。
【0012】
この構造は、機械の長手方向、すなわちストローク方向が水平に設定され、移送装置によって加工物が一つの処理ステーションから次の処理ステーションへ個々の機械の長手方向に対し横方向に搬送されるように移送ラインに組み込まれる水平移送プレスに特に適している。
【0013】
この点に関して、特に搬送は、機械が複数組の工具、すなわち金型とパンチを互いに並列関係に備えるならば、一つの鍛造位置から次の鍛造位置へ、同じ機械の内部において、けれども別の工具へ、行うことができる。
【0014】
この構成はまた、エンドレス素材、例えば線材について運転が実施されるのではなく、各成形作業の前にブランクが個別に機械に、すなわち、固定金型に、挿入される鍛造プレスに特に適しており、その挿入は、一般に自動的に移送装置によって実施される。
【0015】
パンチに面する前端面、いわゆるアバットメント面の位置は、金型が内部に固定され且つ機械の本体に対して間接的に支持される金型ブロックが機械の本体から多少とも間隔を開けられている限り、長手方向において設定装置によって決定される。この間隔は、望ましくは、楔を、楔を押し込む方向に、且つ長手方向、すなわちストローク方向に対し横方向に多く又は少なく挿入することによって変更されるものとする。その楔は、望ましくは、対をなす楔部材の、同じ傾斜又は勾配の、逆向きに同様な協働面に接して支持される。
【0016】
機械の運転のためには、金型を有する金型ブロックは、楔にしっかりと接するように長手方向にバイアスがかけられており、本体に対する遊びはほとんど有しない。
【0017】
楔を移動するには、移動に要する力が大きくなりすぎないように、レバー機構と油圧シリンダによってほぼ達成される上記のバイアス作用は、少なくとも部分的に解除されなければならない。
【0018】
調整は、望ましくは、モータを用いた構成によって、ねじ付きスピンドルを用いてなされ、そのねじ付きスピンドルは、楔の移動方向に延び、且つ望ましくは、特に水平移送プレスの場合には、加工物の供給が上側からなされるのに対し、下側から、動作可能な噛み合い状態にある。
【0019】
調整が独りでに生じることがないように、ねじ付きスピンドルは、特に、ねじ付きスピンドルを固定するために機械の鍛造運転の間締め付けられた状態におかれる、油圧によって締め付けることが可能なナット内を通っている。
【0020】
一見したところでは、第一設定装置が支持側に、すなわち金型の後方に位置する上記の構成の欠点は、金型の前アバットメント面の長手方向位置を変更することが、前述の前アバットメント面と加工物用の後アバットメントとの間隔をも変更してしまうという事実である。その後アバットメントは、機械の本体内において調整される部材によってもたらされ、後方から金型内に突出するものである。
【0021】
製造すべき加工物の場合には、上記の変更は、成形手順によっては変更されないシャンク長L1にも変化をもたらす。例えば、一定の長さに切断された丸材をブランクとして用い、ブランクが金型に嵌められ、金型の前アバットメント面から突き出していることを利用して、可動ラム又はパンチによってブランクにねじ頭を形成する場合は、前アバットメント面と後アバットメントとの間は、後でねじ溝が転造又はプレスによって形成されるねじのシャンク長に作り変えられる。
【0022】
上記の欠点は、後アバットメントが本体に対して調整可能であるだけでなく(これはいずれにしても一つの加工物から別のものへの変更には必要なことである)、第一設定装置を用いて型閉高間隔を調整する際に、第二設定装置も同様に自動的に調整されるように、第二設定装置が第一設定装置に連結され、シャンク長、すなわち前アバットメント面と後アバットメントとの間隔、が不変となるようにすることによって、回避できる。
【0023】
二つの設定装置、特に第二設定装置、を特に別個に調整することが可能であることは理解されよう。
【0024】
一般に、第二設定装置も、調整手順のためのねじ付きスピンドルを含み、このスピンドルも本体にねじ込むことができるが、この場合には長手方向である。
【0025】
二つの設定装置の連結は、例えば、二つのねじ付きスピンドルがそれぞれ電動モータ、例えば、サーボモータによって駆動され、それらが共通の制御装置によって、又は二つの別々の、作動可能に互いに連結された制御装置によって作動させられ得るものとすることによって、可能である。
【0026】
全く同一のモータ又は一つの手動駆動装置が二つのねじ付きスピンドルを互いに正しい関係に調整する限り、二つの設定装置、特にそれらのねじ付きスピンドル、の完全に機械的な連結も可能であることは理解されよう。この場合においても、二つの設定装置の一つ、特に第二設定装置、が別個に調整できるように、連結構成の形態に分離する選択肢がなければならない。
【0027】
移送装置は、一般に加工物を金型の前アバットメント面の前端の直前においてグリッパでつかみ、次の処理ステーションに移送するが、この移送装置は別の問題を提起する。前述の前アバットメント面の変更によって、移送装置に対する前アバットメント面の相対位置(間隔s)も変更される可能性がある。
【0028】
この問題は、移送装置が本体に搭載され、アバットメントの移動のために、移送装置が移動可能であり且つ設定装置、特に第二設定装置、によって動かされるか、又は、移送装置が適切に大きな間隔sを空けて固定されるならば、解決できる。
【0029】
金型ブロックの締め付け及び解放用の締め付け装置にも、本体に対して移送装置を締め付けるため及び解放するための別の締め付け装置を備えることができる。あるいは、金型ブロックの締め付け及び解放用の締め付け装置が、金型ブロックに対して移送装置を更に締め付け又は解放するものとすることができる。
c) 実施の形態
【0030】
以下に、本発明の実施の形態を、図面を参照してより詳細に説明する。
【0031】
図1は、最新技術による構造の原理を示す、機械のストローク方向に対し横方向の図である。
【0032】
図2a及び図2bは、本発明の構造を示す、同じ方向の図である。
【0033】
図3は、例として示した加工物の側面図である。
【0034】
図4a及び図4bは、機械のストローク方向において、移送装置を示す。
【0035】
図5は、ストローク方向に対し横方向に見た、図4の移送装置を示す図である。
【0036】
図1は、最新技術による鍛造プレスを示しており、その鍛造プレスにおいては、加工物7は、金型2と、可動ラム又はパンチ1との間でプレスすることによって成形される。
【0037】
この場合、金型2は機械の固定部分、すなわち支持側100の中に納まっている。対照的に、パンチ1は、機械のインパクト側101において、プレスのストローク方向、すなわち長手方向10に可動なように駆動されるキャリッジ3の部品である。
【0038】
この構成において、キャリッジ3は、レバー機構による、図1の左側部分に図示する長手方向10の振動運動により駆動される。この図に関して、加工物、この場合はねじ頭、の形状については、重要な考慮点は型閉高間隔(closingheightspacing)h、すなわち、長手方向におけるパンチ1の動作の反転点においてのパンチ1の金型2、すなわち、金型2の前アバットメント(abutment)面2a、からの間隔である。
【0039】
その目的のために、この既知の構造においては、楔6が、パンチ1とキャリッジ3の本体との間において長手方向10に対し横方向に導入されるが、この点に関しては、長さが不変の別の部品を更に楔6とパンチ1の間に配置することもできる。
【0040】
キャリッジ3のドライバ機構のストロークが常に同じであるので、型閉高間隔h、そしてこの場合には製造されるねじ頭の頭高h1は、横方向に深くあるいは浅く挿入され且つその位置で固定される楔6によって変更することが可能であり、これは楔の挿入方向に延びる設定ボルト4によってなされる。
【0041】
この構造においては、楔6を含む設定装置5は、キャリッジ3に、すなわち、鍛造プレスの高い振動数で振動する部分に配置される。特に、モータ駆動の設定装置、すなわち、楔6のためのモータ駆動装置を備えた装置においては、上記の構成は、駆動装置が高レベルの負荷を受けることを意味する。
【0042】
図2a及び図2bは、鍛造プレスの本発明による構造を同様に図示したものである。図2aは主に鍛造プレスのインパクト側101を示し、図2bは主に支持側100を示しており、これら両者の間に、図3に別に示した加工物が配される。加工物は頭を有するねじブランクであり、そのシャンク長はL1とし、同じ方向、すなわちねじ及び機械の長手方向の頭高はa1とする。
【0043】
図2aに示す機械の支持側100は、図1に示した既知構造とは、キャリッジ3が、キャリッジ3に対するラム又はパンチ1の長手方向位置を変更するための設定装置をもはや含んでおらず、パンチ1は、キャリッジ3と共に動かされるパンチブロックに収まり且つ直接に固定されている点だけが異なる。
【0044】
図2bは、別個に鍛造プレスの支持側100を示す。図中、加工物7は挿入され、既に成形されている。すなわち、成形手順が完了した後である。この場合、加工物7は、そのシャンクが金型2内部の適切な穴に納まっている。シャンクの後自由端は、後側から金型2内の穴の中に、事前に定められた位置まで突出し、その場合に、加工物7の後端用のアバットメント28を形成するドライブピン21により支持されている。
【0045】
ブランクの前自由端は、図2bには図示していない、すなわち図2aで見ると左からの、パンチ1の作用を受け、それが起きると、ブランクの前自由端は、ブランクの頭が金型2のアバットメント面2aである前端面に押しつけられて広げられ、変形される。
【0046】
金型2は、後端側をブロックカバー15aによって閉ざされた金型ブロック15内に納まり、ブロックカバー15aは、金型ブロック15にねじで取付けられており、金型2内部の穴と一直線状をなす貫通孔を有する。ブロックカバー15aを含む金型ブロック15全体は、その背後に配置された本体9に対して間接的に、より具体的には、支持板16を介して支持され、従って支持板16は、本体9とは対照的に、消耗部材として取替可能である。支持板16と金型ブロック15との間には、金型2の長手方向位置、すなわち金型2の前アバットメント面2aの本体9に対する長手方向位置を調整するための設定装置5が配置される。
【0047】
設定装置5は、楔6を有してなり、その楔形状は、長手方向10、従って機械のストローク方向に対し横方向である挿入方向に延びる。楔6の横方向位置は、その楔作用により、楔に支持される部品、とりわけ金型2及びそれと共に金型2の前アバットメント面2aの、長手方向位置を決定する。
【0048】
一方、楔6は、ラジアル平面に対して傾くように配置された楔面において、同様に逆向きをなし後側を支持板16に支持されて位置が固定された、協働する対をなす楔部分19により支持される。貫通孔は、一直線状をなす関係で楔6、対をなす楔部分19、及び支持板16を、−本体9と同様に−延び、成形手順において加工物のためのアバットメントとなるだけでなく加工物を排出することをも意図したエジェクションピン21の送りができるようにする。
【0049】
楔6の調整は、ねじ付きスピンドル33によって実施される。ねじ付きスピンドル33は、本体9のねじ付き穴を貫通してねじ込まれ、その頭部は楔6内に回転可能であるが軸方向には固定されるように支持されている。従って、ねじ付きスピンドル33は、楔6を移動方向に移動することができる。
【0050】
ねじ付きスピンドル33の後端は、本体9から下向きに突出し、そこでサーボモータ11によって、ねじ付きスピンドル33に回転不可能に結合された歯車30を介して、及び、歯車30とサーボモータ11の間に配された複数の歯車を介して、駆動される。その構成において、歯車30と噛み合うのは、回転軸がねじ付きスピンドル33の回転軸と平行である別の歯車32であり、スピンドル33のねじ回転による長手方向の移動にもかかわらず歯車30が常に歯車32と噛み合うように、歯車32の軸方向範囲はねじ付きスピンドル33の移動範囲と同様である。
【0051】
駆動系中にかさ歯車を配置することによって、モータはねじ付きスピンドル33に対して直角に配置され、従って本体9の下端の下方に近接して位置し、その高さが不必要に増大しない。
【0052】
サーボモータ11には位置センサ12が連結され、位置センサ12は、連続的に、あるいは一定の時間間隔で、あるいは要求のあった場合のみに、サーボモータ11の、既知の開始位置に基づき、及び間に生じた回転数又は角度変化のカウントに基づき、ねじ付きスピンドル33の軸方向位置を決定する。
【0053】
エジェクタピン21は、鍛造手順の間は加工物7を支持するのに役立ち、その後には加工物7の排出にも役立つ。エジェクタピン21は、金型2の対応する貫通穴に後側から挿入され、貫通穴は、もう一方の側から金型2に導入される加工物7の直径に相応する。
【0054】
エジェクタピン21は、特にその後退位置について精密な調整が可能でなければならない。この後退位置において、エジェクタピン21の前端は、導入される加工物7のアバットメント28として機能する。その位置を図2bに示す。図2には示していないが、図2に対し左に移動したエジェクタピン21の位置において、エジェクタピン21は、その前端が金型2の前アバットメント面2aに達するまで或いはおおよそ達するまで前方に動かすことができる。
【0055】
その目的のために、エジェクタピン21は、その後端に、ブロックカバー15aを通る対応するピンブッシュ23内を長手方向10にガイドされる、円筒形に拡大されたヘッド31を備える。機械ピン22は後方からヘッド31を押圧する。機械ピン22もまた、その前端においてピンブッシュ23の内部にガイドされ、その後領域のショルダーにおいてねじ付きブッシュ8の前端に支持される。鍛造プレスの作業位置において、すなわち、エジェクタピン21と機械ピン22の後退位置において、機械ピン22の後方ショルダ22aは、ねじ付きブッシュ8に当接する。加工物7を排出するには、これら二つのものは、エジェクタによって長手方向に前方に向かって押される。このエジェクタは、ねじ付きブッシュ8の内部をガイドされ、機械ピン22に、その後方から長手方向に作用する。
【0056】
ねじ付きブッシュ8は、その雄ねじを用いて、本体9内の対応する雌ねじに長手方向にねじ込むことができる。エジェクタピン21のアバットメント位置を定めるねじ込み可能なねじ付きブッシュ8は、第二の設定装置5’の部品である。ねじ付きブッシュ8の駆動は、−楔6の位置を調整するための第一の設定装置5の場合と同様に−本体9の後端の背後に配置された歯車及びサーボモータ13並びに関係する関連する位置センサ14によって実施される。駆動系にはかさ歯車は組み込まれない。その理由は、駆動系を90度旋回する必要がないからである。
【0057】
金型ブロック15は、そのブロックカバー15aも含めて、鍛造作業のために、締め付け装置29によって長手方向に、本体9に支持された楔6に対して押圧され、また、それに対して横方向に、本体9の対応するアバットメント面に対して押圧され、鍛造作業時に金型2に常に定められた位置をもたらす。この目的のために、油圧ピストン18が一つのレバーを引く。このレバーには、別のレバー17が偏心的に固定されており、レバー17は、一方では金型ブロック15の軸24のまわりに、また他方では第1のレバーのピン26のまわりに回転可能に支持され、さらに第1のレバーは金型ブロック15におけるブロックピン27のまわりに旋回可能なように固定されている。旋回軸は全て長手方向10に対して横方向に延び、互いに平行な関係に方向付けられている。締め付け装置29によって、金型ブロック15は、上述したように、本体9に対して、また楔6に対して、それぞれ締め付けられ、この締め付け装置は楔6を調整する場合に限って解除される。
【0058】
図5は、図1又はは図2と同様の方向からのものであり、本体の上方及び図5には示されていない加工物7の上方に配置された移送装置42を示す。エジェクタピン21は、図5において、その排出位置である前進位置にある。
【0059】
移送装置は、移送装置42上に旋回可能に配置され共に一対のはさみを構成する二つのグリッパ40、41を用いて、加工物をつかみ、加工物を例えばその横に設けられた次の処理ステーションに移送し、および/または新しいブランクを挿入する働きをする。
【0060】
その目的のために、移送装置42は、本体9の上方において横方向に移動可能であり、望ましくは、図4aが示すように、長手方向に見てグリッパが開いた状態で、少なくとも2対あるいはそれ以上の対のグリッパを備えて、排出作業と装入作業を同時に実行し得るようにする。
【0061】
図4bが示すように、グリッパ40、41は、それらの自由端によってグリッパ間に加工物7を保持できるが、開放状態では、グリッパ40、41は、加工物の上方に、特に本体9の上方に設けられたそれらの旋回軸のまわりを旋回し、旋回運動の範囲が、グリッパ40、41の自由端が、最高点、すなわち横方向に水平に延びる接線20’を越えて金型2まで下向きに達しない長さとする。
【0062】
上記の構成によって、移送装置42を、グリッパ40、41を開いた状態において、グリッパ40、41が金型2あるいは金型2に近づいたパンチ1に引っ掛かることなく、横方向に移動することが可能となる。
【0063】
長手方向について考察すると、図5を見ればもっとも分かり易いが、グリッパ40、41は、金型2の前端のすぐ前、すなわち、金型2の前アバットメント面2aのすぐ前に位置する。
【0064】
金型2の前端面2aとグリッパとの間隔sは、上記の点に関して、楔による金型2の調整後にグリッパとの衝突が発生することがないように調整されなければならない。
【0065】
オプションとして、第二の設定装置5’が、エジェクタピン21だけでなく移送装置42を長手方向に移動するようにすることが可能である。
【0066】
更なるオプションとして、第二の設定装置5’と同様であり且つ同じ方向に作動する第三の設定装置(図示していない)を移送装置42のために設けることができる。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【符号の説明】
【0068】
1 パンチ
2 金型
2a 前アバットメント面
3 キャリッジ
4 ボルト
5、5’ 設定装置
6 楔
7 加工物
8 (ねじ付き)ブッシュ
9 本体
10 長手方向
11 サーボモータ
12 位置センサ
13 サーボモータ
14 位置センサ
15 金型ブロック
15a ブロックカバー
16 支持板
17 レバー
18 油圧シリンダ
19 対をなす楔部分
20 横方向
21 エジェクタピン
22 機械ピン
23 ピンブッシュ
24 軸
25 レバー
26 ピン
27 ブロックピン
28 アバットメント
29 締め付け装置
30 歯車
31 ヘッド
32 歯車
33 ねじ付きスピンドル
34 油圧ナット
40 グリッパ
41 グリッパ
42 移送装置
L1 シャンク長
h1 頭高
h 型閉高間隔
Claims (14)
- 成形手順において静止しており且つ金型(2)を含む支持側(100)、
パンチ(1)を備えたキャリッジ(3)を含み、そのキャリッジは成形手順において長手方向(10)に可動であるインパクト側(101)、及び
型閉高間隔(h)を設定するための第一設定装置(5)
を備えてなる鍛造プレスであって、
前記第一設定装置(5)が鍛造プレスの支持側(100)に設けられていることを特徴とする鍛造プレス。 - 第一設定装置(5)が、金型(2)のインパクト側(101)から遠い後側と、鍛造プレスの本体(9)との間に設けられていることを特徴とする請求項1記載の鍛造プレス。
- 支持装置が、長手方向(10)に対して横方向に移動可能であり、その方向に見て楔形状をなし、且つ、特に、同じ方向に見て逆向きに同様に楔形状をなして本体(9)に対して静止している協働する対をなす楔部分(19)に接して移動可能である、少なくとも一つの楔(6)を含むことを特徴とする前記請求項の何れかに記載の鍛造プレス。
- 加工物(7)の後端用のアバットメントを備えてなる鍛造プレスであって、
金型(2)の前アバットメント面(2a)に対するアバットメント(28)の長手方向位置を調整するための第二設定装置(5’)を含むことを特徴とする前記請求項の何れかに記載の鍛造プレス。 - 第一及び第二設定装置(5、5’)の連結は、第一設定装置(5)による型閉高間隔(h)の変更が、金型(2)の前アバットメント面(2a)とアバットメント(28)との間隔が不変のままであるように、第二設定装置(5’)によるアバットメント(28)の必然的な調整を、自動的に引き起こすものであることを特徴とする請求項4記載の鍛造プレス。
- 両設定装置(5、5’)がモータ手段によって、特に、それぞれ位置センサ(12、14)を有する電気サーボモータ(11、13)によって駆動され、望ましくは両モータが共通の制御装置によって作動させられることを特徴とする前記請求項の何れかに記載の鍛造プレス。
- 両設定装置(5、5’)が、それぞれ設定方向に延びるねじ付きスピンドルによって調整されることを特徴とする前記請求項の何れかに記載の鍛造プレス。
- 鍛造プレスの支持側(100)が、金型(2)を搭載した金型ブロック(15)全体を、楔(6)の前側に対して、従って本体(9)に対して、固定的に締めつけるための締め付け装置(29)を含むことを特徴とする前記請求項の何れかに記載の鍛造プレス。
- 第一設定装置(5)の移動に先立って締め付け装置(29)が解除されるように締め付け装置(29)が第一設定装置(5)に連結されていることを特徴とする前記請求項の何れかに記載の鍛造プレス。
- 第一設定装置(5)のねじ付きスピンドル(33)が、設定装置が独りでに調整されることを防止するために鍛造プレスの運転中には締め付けられる、油圧によって締め付け可能なナット(34)内を通ることを特徴とする前記請求項の何れかに記載の鍛造プレス。
- 加工物(7)をつかみ、それを長手方向(10)に対して横方向(20)に、鍛造プレスに向かって運び及び鍛造プレスから運び去るための、グリッパ(40、41)を備えた移送装置(42)を含むことを特徴とする前記請求項の何れかに記載の鍛造プレス。
- 開いた状態におけるグリッパ(40、41)が、プレス位置にある鍛造プレスの部品の外側にあること、特にプレス位置にあるパンチ(1)の外側にあることを特徴とする前記請求項の何れかに記載の鍛造プレス。
- 開いた状態における移送装置(42)のグリッパ(40、41)が、移送装置(42)の移動方向に延びると共にパンチ(1)の外周に適用される接線(20’)の半径方向外側に完全に位置し、且つ、金型(2)の前アバットメント面(2a’)の長手方向(10)における直前に位置することを特徴とする前記請求項の何れかに記載の鍛造プレス。
- グリッパ(40、41)を備えた移送装置(42)が、専ら接線(20’)の方向に移動可能であるが、接線(20’)に対して横方向に長手方向軸に向かって又は長手方向軸から遠ざかるように移動することはできないことを特徴とする前記請求項の何れかに記載の鍛造プレス。
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