JP2004518531A - 水処理装置 - Google Patents

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Abstract

本発明の水処理装置は、多孔性支持体と、この上に形成されたポリアミドスキン層とを含む複合逆浸透膜モジュールを多段に配置した水処理装置であって、最終段のモジュールに対し、これより前段の前記モジュールの透過水の一部を供給し、その残りの透過水は、前記最終段のモジュールの透過水と共に装置外に排出するか若しくは装置内に回収する装置である。この装置によれば、海水中のホウ素濃度を充分に低減できるとともに、他のイオン類の喪失を防止することができ、しかも用いる複合逆浸透膜モジュールの数も少なくてすむ。

Description

【0001】
発明の背景
本発明は、水処理装置に関し、詳しくは海水から淡水を製造するのに適した水処理装置に関する。
海水には約4〜5mg/lのホウ素が含まれているため、海水から飲み水を作るには、ホウ素濃度を1mg/l以下にする必要がある。従来では、ホウ素濃度を充分に低減するために、複合逆浸透膜モジュールを用いた2段処理が提案されている(特開平10−305216号公報、特開平8−206460号公報等)。しかし、この方法は、ホウ素濃度を低減することはできるが、生体に必要な他のイオン類も除去されるため、後からイオンを添加する必要があった。また、水処理方法に使用される複合逆浸透膜モジュールは、通常、集水管の周りに複合逆浸透膜を捲回したスパイラル型であるが、従来の水処理方法では、このモジュールの本数を多くする必要があるため、経済的な問題があった。
したがって、本発明の目的は、ホウ素を充分に低減できるとともに、生体に必要なイオン類を確保でき、かつ経済的に水処理できる水処理装置を提供することである。
【0002】
発明の要約
前記目的を達成するために、本発明の水処理装置は、多孔性支持体と、この上に形成されたポリアミドスキン層とを含む複合逆浸透膜モジュールを多段に配置した水処理装置であって、最終段のモジュールに対し、これより前段の前記モジュールの透過水の一部を供給し、その残りの透過水は、前記最終段のモジュールの透過水と共に装置外に排出するか若しくは装置内に回収する水処理装置である。
この装置によれば、処理対象水が海水の場合、ホウ素濃度を充分に低減できるとともに、生体に必要なイオン類を確保することができ、しかもモジュールの本数も少量ですむ。
【0003】
本発明の装置において、前記最終段のモジュールの透過水と、前記最終段のモジュールに供給されないこれより前段のモジュールの透過水とを混合して排出若しくは回収することが好ましい。
【0004】
本発明の装置において、前記最終段のモジュールに供給される透過水のイオン濃度(A)と、前記最終段のモジュールに供給されない透過水のイオン濃度(B)との比(A:B)が、1:2〜1:10の範囲にあることが好ましく、より好ましくは1:3〜1:8の範囲にあることである。この場合、装置に供給される処理対象原水に含まれる総蒸発残留物(TDS)濃度が、1質量%以上であることが好ましく、また装置に供給される処理対象原水が、海水であることが好ましい。装置に供給される処理対象水が海水である場合、装置外に排出若しくは装置内に回収される透過水のホウ素濃度は、1mg/l以下であることが好ましく、混合して装置外に排出若しくは装置内に回収される場合も、前記透過水のホウ素濃度は、1mg/l以下であることが好ましい。
【0005】
本発明の装置において、最終段のモジュールに供給される透過水は、アルカリ性が好ましく、例えばpH8〜12、好ましくはpH9〜12、より好ましくはpH9〜11である。このようにアルカリ性にすれば、透過水中のホウ素が解離状態になり、除去しやすくなるからである。
【0006】
本発明の装置において、最終段のモジュールに供給される透過水が、その透過水を排出するモジュールにおける濃縮液側からの透過水であることが好ましい。このようにすれば、装置外に排出するか若しくは装置内に回収する透過水の全体のイオン濃度をさらに効率的に低減させることができる。
濃縮液側からの透過水を最終段のモジュールに供給する第一の構成として、最終段より前段の複合逆浸透膜モジュールが複数あり、それらの構造は、集水管の周りに複合逆浸透膜を捲回したスパイラルモジュール構造であり、これらのモジュールが、前記集水管により相互に連結して圧力容器内に収容されており、この圧力容器の一端において処理対象原水が供給されると共に透過水が排出され、他端において濃縮液および透過水が排出され、前記他端の透過水を最終段のモジュールに供給することがあげられる。この構成において、圧力容器の両端から透過水を取り出す方法については、特に限定されないが、例えば、両端の透過水取り出し配管中にバルブを取り付け、液量を調整する方法や、連結した集水管内に仕切りを設けて内部を二分し、処理対象原水側の透過水と、濃縮液側の透過水とを分ける方法があげられる。この場合、処理対象原水側(上流側)の透過水(X)と濃縮水側(下流側)の透過水(Y)との水量体積比(X:Y)は、例えば1:5〜9:1であり、好ましくは1:1.5〜9:1であり、より好ましくは1:1〜4:1である。
【0007】
また、濃縮液側からの透過水を最終段のモジュールに供給する第二の構成として、最終段より前段の逆浸透膜モジュールにおいて、その各構造が、集水管の周りに複合逆浸透膜を捲回したスパイラルモジュール構造であり、これらのモジュールが、前記集水管により相互に連結して圧力容器内に収容されており、この圧力容器が複数あり、この複数の圧力容器が多段に配置され、最初の段の圧力容器には処理対象原水が供給され、これより後の段の圧力容器には、前段の圧力容器から排出される濃縮液が供給され、最初の段より後の段の圧力容器から排出される透過水が、装置の最終段の複合逆浸透膜モジュールに供給されることが挙げられる。
【0008】
この第二の構成の具体的な構成例として、3つの圧力容器が3段に配置され、2段目以降の透過水が、装置の最終段の複合逆浸透膜モジュールに供給されることがあげられる。
【0009】
本発明の装置において、最終段より前段の複合逆浸透膜モジュールが、供給液3.5質量%食塩水、pH6.5、水温25℃および運転圧力5.5MPaの運転条件において、食塩阻止率99%以上かつ透過流束0.2m/m・day以上の性能であることが好ましく、より好ましくは、同条件において、食塩阻止率99.5%以上かつ透過流束0.3m/m・day以上の性能である。
【0010】
本発明の装置において、最終段より前段の複合逆浸透膜モジュールが、ホウ素を5ppm含む3.5質量%食塩水、pH6.5、水温25℃および運転圧力5.5MPaの運転条件において、ホウ素阻止率80%以上の性能であることが好ましく、より好ましくは、同条件において、ホウ素阻止率90%以上の性能である。
本発明の装置において、最終段の複合逆浸透膜モジュールが、供給液0.05質量%食塩水、pH6.5、水温25℃および運転圧力0.75MPaの運転条件において、食塩阻止率98%以上かつ透過流束0.5m/m・day以上の性能であることが好ましく、より好ましくは、同条件において、食塩阻止率99.0%以上かつ透過流束0.7m/m・day以上の性能である。
【0011】
本発明において、透過流束は、単位時間に複合逆浸透膜の単位面積を透過する液体の量をいう。また、阻止対象物の阻止率(食塩阻止率、ホウ素阻止率等)は、以下の式で定義される。
【0012】
阻止率(%)=(1−透過液中の阻止対象物濃度/供給液中の阻止対象物平均濃度)×100
【0013】
好適な実施例の説明
本発明で用いられる複合逆浸透膜は、微多孔性支持体上にポリアミドを主成分とする活性層または薄層と呼ばれるスキン層を備えていなければならない。一般にポリアミド系複合逆浸透膜は各種イオン阻止率が高くかつ透過流束も高いので好適に用いられる。特に好ましくは、2つ以上の反応性のアミノ基を有する芳香族化合物と、2つ以上の反応性酸ハライド基を有する多官能性酸ハライド化合物とを反応させて形成される芳香族系架橋ポリアミドスキン層である。
【0014】
2つ以上の反応性アミノ基を有する芳香族化合物(以下「多官能アミン」ともいう)は、特に限定されず、例えば、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、1,3,5−トリアミノベンゼン、1,2,4−トリアミノベンゼン、3,5−ジアミノ安息香酸、2,4−ジアミノトルエン、2,4−ジアミノアニソ−ル、アミド−ル、キシリレンジアミン等が挙げられる。好ましくは、m−フェニレンジアミン、p−フェニレンジアミン、トリアミノベンゼンがあげられる。このなかで、m−フェニレンジアミン、トリアミノベンゼンが好ましい。
【0015】
また、これら芳香族多官能アミンの他に、脂肪族または脂環式の多官能アミンが混合して用いられても良い。かかる脂肪族多官能アミンとしては、例えば、エチレンジアミン、プロピレンジアミン、トリス(2一アミノエチル)アミン等が挙げられる。また、脂環式多官能アミンとしては、例えば、1,3一ジアミノシクロヘキサン、1,2一ジアミノシクロヘキサン、1,4−ジアミノシクロヘキサンピペラジン、2,5−ジメチルピペラジン、4−アミノメチルピペラジン等が挙げられる。
【0016】
前記多官能性酸ハロゲン化物(以下「酸ハライド」ともいう)は、特に限定されず、例えば、芳香族、脂肪族、脂環式等の多官能性酸ハロゲン化物が挙げられ、好ましくは芳香族多官能性酸ハロゲン化物である。
【0017】
前記芳香族多官能性酸ハロゲン化物としては、例えば、トリメシン酸クロライド、テレフタル酸クロライド、イソフタル酸クロライド、ビフェニルジカルボン酸クロライド、ナフタレンジカルボン酸ジクロライド、ベンゼントリスルホン酸クロライド、ベンゼンジスルホン酸クロライド、クロロスルホニルベンゼンジカルボン酸クロライド等が挙げられる。このなかで、単環式芳香族化合物が好ましい。
【0018】
前記脂肪族多官能性酸ハロゲン化物としては、例えば、プロパントリカルボン酸クロライド、ブタントリカルボン酸クロライド、ペンダントリカルボン酸クロライド、グルタリルハライド、アジポイルハライド等が挙げられる。
前記脂環式多官能性酸ハロゲン化物としては、例えば、シクロプロパントリカルボン酸クロライド、シクロブタンテトラカルボン酸クロライド、シクロペンタントリカルボン酸クロライド、シクロペンタンテトラカルボン酸クロライド、シクロヘキサントリカルボン酸クロライド、テトラハイドロフランテトラカルボン酸クロライド、シクロペンタンジカルボン酸クロライド、シクロブタンジカルボン酸クロライド、シクロヘキサンジカルボン酸クロライド、テトラハイドロフランジカルボン酸クロライド等が挙げられる。
【0019】
前記多孔性支持体は、ポリアミドスキン層を支持し得る物であれば特に限定されず、例えば、ポリスルホン、ポリエーテルスルホンのようなポリアリールエーテルスルホン、ポリイミド、ポリフッ化ビニリデンなど、種々の材料から形成されたものを挙げることができるが、特に、化学的、機械的、熱的に安定である点から、ポリスルホン、ポリアリールエーテルスルホンからなる多孔性支持膜が好ましく用いられる。かかる多孔性支持体は、通常、約25〜125μm、好ましくは約40〜75μmの厚みを有するが、必ずしもこれらに限定されるものではない。
【0020】
つぎに、前記多官能アミン成分と、前記酸ハライド成分とを、界面重合させることにより、多孔性支持体上に架橋ポリアミドを主成分とするポリアミドスキン層が形成できる。例えば、多孔性支持体上に、前記多官能アミン成分を含有する溶液を塗布等して第1の層を形成し、次いで前記酸ハライド成分を含有する溶液を塗布等して前記第1の層の上に第2の層を形成する。そして、それぞれ余分の溶液を除去し、次いで、通常、約20〜150℃、好ましくは、約70〜130℃で、約1〜10分問、好ましくは約2〜8分間加熱乾燥して、重縮合反応により架橋ポリアミドからなる水透過性の薄膜(ポリアミドスキン層)を形成させる。この薄膜の厚さは、通常約0.05〜2μm、好ましくは約0.10〜1μmの範囲にある。
【0021】
多官能アミンを含有する溶液は、製膜を容易にし、あるいは得られる複合逆浸透膜の性能を向上させるために、さらに、例えば、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン、ポリアクリル酸等の重合体や、ソルビト−ル、グリセリン等のような多価アルコールを少量含有させることもできる。
【0022】
また、透過流束を高める為、多官能アミンを含有する溶液若しくは酸ハライド成分を含有する溶液、または前記両溶液の双方に、溶解度パラメーター(特開平8−224452号に記載)が8〜14(cal/cm1/2の化合物を添加することができる。前記溶解度パラメ−タとは、液体のモル蒸発熱を△Hcal/mol、モル体積をVcm/molとするとき、(△H/V)1/2(cal/cm1/2で定義される量をいう。このような溶解度パラメ−タを有する物質としては、例えば、アルコール類、エーテル類、ケトン類、エステル類、ハロゲン化炭化水素類、含硫黄化合物類などがあり、具体的には、特開平8−224452号に記載の物質があげられる。
【0023】
特開平2−187135号公報に記載のアミン塩、例えばテトラアルキルアンモニウムハライドやトリアルキルアミンと有機酸とによる塩等も、製膜を容易にする、アミン溶液の支持体への吸収性を良くする、縮合反応を促進する等の点で、多官能アミンを含有する溶液若しくは酸ハライド成分を含有する溶液、または前記両溶液の双方に好適に用いられる。
【0024】
ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム、ドデシル硫酸ナトリウム、ラウリル硫酸ナトリウム等の界面活性剤を、多官能アミンを含有する溶液若しくは酸ハライド成分を含有する溶液、または前記両溶液の双方に含有させることもできる。これらの界面活性剤は、多官能アミンを含有する溶液の多孔性支持体への濡れ性を改善するのに効果がある。
【0025】
前記界面での重縮合反応を促進するために、多官能アミンを含有する溶液若しくは酸ハライド成分を含有する溶液に、または前記両溶液の双方に、界面反応にて生成するハロゲン化水素を除去し得る水酸化ナトリウムやリン酸三ナトリウムを用いることができ、さらに、触媒としてアシル化触媒等を用いることも有益である。
【0026】
前記酸ハライドを含有する溶液及び多官能アミンを含有する溶液において、酸ハライド及び多官能アミンの濃度は、特に限定されるものではないが、酸ハライドは、通常0.01〜5質量%、好ましくは0.05〜1質量%であり、多官能アミンは、通常0.1〜10質量%、好ましくは0.5〜5質量%である。
1段目に用いられる複合逆浸透膜は、原水濃度が高いので性能的には高濃度での塩阻止率が高いものが透過水の水質を向上させる上で好ましい。好ましくは3.5%の食塩水(pH6.5)を供給液として5.5MPaの圧力、25℃の水温で運転した際に、食塩阻止率99%以上、透過流束0.2m/m・day以上の性能を持つ複合逆浸透膜が好ましく、より好ましくは食塩阻止率99.5%以上、透過流束0.3m/m・day以上である。さらに海水を処理する場合はホウ素阻止率が高い方が好ましい。好ましくは、ホウ素5ppmを含む3.5%の食塩水(pH6.5)を供給液として5.5MPaの圧力、25℃の水温で運転した際に、ホウ素阻止率80%以上の性能を持つ複合逆浸透膜が好ましく、より好ましくはホウ素阻止率90%以上である。これら高ホウ素阻止率の複合逆浸透膜を得る方法としては限定されるものでないが、例えば高温水での膜処理や膜への臭素付加などの方法が挙げられる。臭素付加の場合、複合逆浸透膜のポリアミドスキン層において、前記芳香族化合物の芳香環の炭素原子に臭素が結合している。また、臭素原子が付加している場合、ポリアミドスキン層において、臭素原子(Br)とアミノ基を構成する窒素原子(N)との割合(Br/N)が0.1〜1.0の範囲にあることが好ましい。
【0027】
2段目に用いられる複合逆浸透膜は、その原水濃度が1段目複合逆浸透膜の透過水であるためイオン類等の濃度が低いので、塩阻止率が高く、かつ透過流束が高いものが透過水の水質の向上、及び経済性の面で好ましい。好ましくは0.05%の食塩水(pH6.5)を供給液として0.75MPaの圧力、25℃の水温で運転した際に、食塩阻止率98%以上、透過流束0.5m/m・day以上の性能を持つ複合逆浸透膜が好ましく、より好ましくは食塩阻止率99.0%以上、透過流束0.7m/m・day以上である。これら高阻止率、高透過流束の複合逆浸透膜を得る方法としては限定されるものでないが、例えば、前述のように、溶解度パラメーターが8〜14(cal/cm1/2の化合物を反応場に存在させるなどの方法が挙げられる。
【0028】
つぎに、本発明の装置において、複合逆浸透膜は、モジュールの形態で使用されるが、モジュールの種類は特に制限されず、例えば、スパイラルモジュールがある。スパイラルモジュールは、集水管の周りに複合逆浸透膜を捲回したモジュールである。
【0029】
本発明の水処理装置は、高濃度の総蒸発残留物(TDS)が含まれる原水の処理に好適に用いられ、好ましくは原水に含まれるTDS濃度が1%以上の場合であり、最適には、TDS濃度が3.5%の海水の場合である。
【0030】
つぎに、本発明の水処理装置の例について、図面に基づき説明する。なお、図面に示す複合逆浸透膜モジュールは、全てスパイラル型である。
【0031】
図1に、本発明の水処置装置の基本的な構成の一例を示す。図示のように、この装置は、前段の複合逆浸透膜モジュール5および後段の複合逆浸透膜モジュール11を備え、さらに前処理ユニット2を備えている。前処理ユニット2では、原水中の不溶物等をろ過して除去したり、pH調整したりする。この前処理ユニット2は、処理対象水(原水)を導入する流路1を備え、また前処理ユニット2と前段の複合逆浸透膜モジュール8とは、その途中にポンプ3が配置された流路4で連結されている。また、前段の複合逆浸透膜モジュール5の透過水側からは、二つの流路6、7が導出され、流路7はポンプ9と連結し、流路6は装置内の回収タンク(図示せず)に連結しているか若しくは装置外に導出されている。また、前段の複合逆浸透膜モジュール5の濃縮水側から流路8が装置外に向かって導出されている。ポンプ9からは、流路10が後段の複合逆浸透膜モジュール11に導入されている。後段の複合逆浸透膜11の濃縮水側からは、流路13が装置外に向けて導出され、透過水側からは流路12が導出され、これは、装置内の回収タンク(図示せず)に連結しているか若しくは装置外に導出されている。
【0032】
この装置を用いた水処理は、例えば、つぎのようにして実施される。まず、流路1により、原水が前処理ユニット2に導入され、ろ過等により前処理が行われる。そして、前処理済みの原水が流路4をとおりポンプ3により加圧されて前段の複合逆浸透膜モジュール5に供給される。このモジュール5内で、溶液分離が行われ、濃縮水と透過水に分離される。前記濃縮水は、流路8により装置外に排出され、透過水の一部は、流路7によりポンプ9に送られて加圧され、さらに流路10を通り後段の複合逆浸透膜モジュール11に供給される。また、前記透過水の残部は、流路6により、装置内のタンクに回収されるか若しくは装置外に排出される。後段の複合逆浸透膜モジュール11で溶液分離が行われ、濃縮水と透過水に分離され、濃縮水は流路13より装置外に排出され、透過水は装置内のタンクに回収されるか若しくは装置外に排出される。この装置において、前段の複合逆浸透膜モジュール5の流路6の透過水(前記残部の透過水)と後段の複合逆浸透膜モジュール11の流路12の透過水は、混合されることが好ましい。
【0033】
つぎに、図2に、本発明の水処理装置のその他の構成の一例を示す。この装置は、濃縮液側からの透過水を最終段のモジュールに供給する前記第一の構成を具体化した装置であり、最後段より前段の複合逆浸透膜モジュールが圧力容器に収容されている。なお、図2において、図1と同一部分には同一符号を付している。
【0034】
図示のように、前述の装置と同様に、この装置も前処理ユニット2を有している。前処理ユニット2は、原水を導入するための流路1および前処理された原水を導出するための流路4を備えており、流路4の途中にはポンプ3が配置されており、流路4は圧力容器24に導入されている。この装置では、最後段より前段の複合逆浸透膜モジュール21が4個あり、これらがその集水管22により直列に連結され、圧力容器24内に収納されている。また、圧力容器24の略中央に位置する集水管22内部には仕切り23が配置され、連結した集水管内部を二つに仕切っている。そして、原水供給側の透過水を排出するための流路6が圧力容器24の一端から導出されており、圧力容器24の他端からは濃縮水側の透過水を排出するための流路7が導出されており、これはポンプ9と連結し、ポンプ9から流路10が導出され、これは最後段の複合逆浸透膜モジュール11に導入されている。また、圧力容器24の濃縮水側からは濃縮水を排出するための流路8が導出されている。最後段の複合逆浸透膜モジュール11からは、透過水を排出するための流路12および濃縮水を排出するための流路13がそれぞれ導出されている。
【0035】
この装置による水処理は、例えば、つぎのようにして行われる。すなわち、まず、流路1を通して原水が前処理ユニット2に供給され、ここでろ過等により不溶物等が除去されたりする。前処理済みの原水はポンプ3により加圧され流路4を通って圧力容器24に導入され、ここで、直列に連結された4つの複合逆浸透膜モジュール21により溶液分離される。そして、透過水は集水管22内に集められるが、仕切り23により、濃縮液側の透過水と原水供給側の透過水とに分けられている。原水供給側の透過水は、流路6により圧力容器24から導出され、装置外に排出されるか、若しくは装置内のタンク(図示せず)に回収される。また、濃縮水側の透過水は流路7により圧力容器24から導出され、さらにポンプ9により加圧され、流路10を通して最終段の複合逆浸透膜モジュール11に導入される。他方、圧力容器24からは濃縮水が流路8を通って導出され、装置外に排出される。最終段の複合逆浸透膜モジュール11では、さらに溶液分離が行われ、透過水は流路12を通って装置外に排出されるか若しくは装置内のタンク(図示せず)に回収される。この流路12の透過水と、前記流路6の透過水は混合して排出若しくは回収することが好ましい。また、最終段の複合逆浸透膜モジュール11の濃縮水は、流路13を通り装置外に排出される。
【0036】
この装置において、圧力容器内の複合逆浸透膜モジュールは、4つであるが本発明はこれに限定されない。このような態様の場合、例えば、2〜10個の複合逆浸透膜モジュールを直列に連結してもよく、好ましくは、4〜10個のモジュールを連結することである。なお、このように複合逆浸透膜モジュールを複数個連結して圧力容器に収容した場合、この全体を一つの複合逆浸透膜モジュールとみなすこともできる。
【0037】
つぎに、図3に、本発明の水処理装置のさらにその他の構成の一例を示す。この装置は、濃縮液側からの透過水を最終段のモジュールに供給する前記第二の構成を具体化した装置であり、複数の複合逆浸透膜モジュールが収容されている圧力容器を複数有する。なお、図3において、図1および図2と同一部分には同一符号を付している。
【0038】
図示のように、この装置では、前処理ユニット2、3つの圧力容器241、242、243および最終段の複合逆浸透膜モジュール11を主要構成要素としている。3つの圧力容器241、242、243内部には、それぞれ、集水管により直列に連結された2個若しくは3個の複合逆浸透膜モジュール(図示せず)が収容されている。前処理ユニット2は、原水を導入するための流路1を備えている。また、前処理ユニット2からは流路4が導出され、これは第一圧力容器241に導入されており、前記流路4の途中にはポンプ3が配置されている。第一圧力容器241からは透過水を排出するための流路61が導出され、また濃縮水を導出するための流路81も導出され、この途中にはポンプ31が配置され、前記流路81の先端は、第二圧力容器242に導入されている。第二圧力容器242からは透過水を排出するための流路62が導出しており、また濃縮水を排出するための流路82も導出され、この途中にはポンプ32が配置され、前記流路82の先端は第三圧力容器243に導入されている。第三圧力容器からは、濃縮水を排出するための流路83が導出され、また透過水を排出するための流路7も導出され、その途中にはポンプ9が配置され、ポンプ9からは流路10が導出されて最終段の複合逆浸透膜モジュール11に導入されている。最終段の複合逆浸透膜モジュール11からは濃縮水を排出する流路13が導出され、また透過水を排出する流路12も導出されている。
【0039】
この装置を用いての水処理は、例えば、つぎのようにして行う。まず、流路1を通して原水を前処理ユニット2に導入し、ここでろ過等の前処理を行う。前処理された原水は、ポンプ3により加圧された状態で流路4を通り第一圧力容器241に導入され、ここで溶液分離される。第一圧力容器241からは、流路61により透過水が装置外に排出されるか装置内のタンク(図示せず)に回収され、流路81により濃縮水がポンプ31で加圧されて第二圧力容器242に導入され、ここで溶液分離される。第二圧力容器242からは、流路62より透過水が装置外に排出されるか装置内のタンク(図示せず)に回収され、流路82により濃縮水がポンプ32で加圧されて第三圧力容器243に導入され、ここで溶液分離される。第三圧力容器からは、濃縮水が流路83により装置外に排出され、透過水が流路7をとおりポンプ9で加圧され、さらに流路10を通って最終段の複合逆浸透膜モジュール11に導入され、ここで溶液分離される。最終段の複合逆浸透膜モジュールからは、流路13により濃縮水が装置外に排出され、流路12により透過水が装置外に排出されるか若しくは装置内のタンク(図示せず)に回収される。流路61、流路62および流路12のそれぞれの透過水は混合して排出若しくは回収することが好ましい。なお、ここで、図中の昇圧用のポンプ31、32は無くてもよい。
【0040】
この装置の例では、3つの圧力容器(複合逆浸透膜モジュールを2ないし3個収納する)を直列に並べたが、本発明はこれに限定しない。このような圧力容器は、例えば、直列に2〜5個並べることができる。また、圧力容器を2ないし3個並べた場合は、3番目の圧力容器からの透過水を最終段の逆浸透膜モジュールに供給することが好ましい。
【0041】
また、本発明の水処理装置において、最終段の複合逆浸透膜モジュールは、一つでもよいが、例えば、複数の複合逆浸透膜スパイラルモジュールをその集水管で直列に連結し、これを圧力容器に収納した形態であってもよい。このように複数個のモジュールを連結したものも一つの大型複合逆浸透膜モジュールとみなせる。
【0042】
(実施例)
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明するが、本発明はこれら実施例により何ら限定されるものでない。
【0043】
(実施例1)
以下の要領で複合逆浸透膜スパイラルモジュールAを作製した。
m−フェニレンジアミンを3質量%、ラウリル硫酸ナトリウムを0.25質量%、トリエチルアミンを2質量%、カンファスルホン酸を4質量%を含有する水溶液を調製し、これを微多孔性支持体(ポリスルホン系限外ろ過膜)に塗布した後、余分の水溶液を除去して前記支持体上に前記水溶液の層を形成した。この水溶液の層に、トリメシン酸クロライドを0.1質量%、イソフタル酸クロライドを0.15質量%含むイソオクタン溶液を接触させ、その後120℃の乾燥器内で3分問保持して、前記微多孔性支持体上に重合体薄膜を形成させることにより、複合逆浸透膜を得た。この複合逆浸透膜をスパイラルモジュール(直径201mm,長さ1016mm)に加工した。このモジュールに対し、遊離塩素(20mg/l)及び臭化ナトリウム(20mg/l)を含む水溶液(pH6.0)を操作圧力1.5MPaで30分間通水した。その後、この複合逆浸透膜スパイラルモジュールAについて、ホウ素5ppmを含む3.5%食塩水を供給液として、温度25℃、pH6.5、操作圧力5.5MPaの条件でその性能を評価したところ、食塩阻止率は99.6%、ホウ素阻止率が90%、透過流束は0.5m/m・dayであった。
【0044】
他方、以下の要領で複合逆浸透膜スパイラルモジュールBを作製した。
m−フェニレンジアミンを2質量%、ラウリル硫酸ナトリウムを0.25質量%、トリエチルアミンを2質量%、カンファスルホン酸を4質量%、イソプロピルアルコール8質量%を含有する水溶液を調製し、これを微多孔性支持体(ポリスルホン系限外ろ過膜)に塗布した後、余分の水溶液を除去して前記支持体上に前記水溶液の層を形成した。この水溶液の層に、トリメシン酸クロライドを0.15質量%含むイソオクタン溶液を接触させ、その後120℃の乾燥器内で3分間保持して微多孔性支持体上に重合体薄膜を形成させることにより、複合逆浸透膜を得た。この複合逆浸透膜をスパイラルモジュール(直径201mm,長さ1016mm)に加工した。この複合逆浸透膜スパイラルモジュールBに対し0.05%食塩水を供給液とし、温度25℃、pH6.5、操作圧力0.75MPaの条件でその性能を評価したところ、食塩阻止率は99.6%、透過流束は0.9m/m・dayであった。
【0045】
つぎに、複合逆浸透膜スパイラルモジュールA,Bを用い、以下のようにして図2に示す構成の水処理装置を作製した。
【0046】
まず、8個の前記スパイラルモジュールAを、その集水管により直列に連結し、これを第一圧力容器に収納した。また、前記8個のスパイラルモジュールAにおいて、その3番目と4番目との間の集水管の接続部に仕切りを設け、第一圧力容器の両端から、透過水を排出できるようにした。一方、8個の前記スパイラルモジュールBをその集水管で連結し、これを第二圧力容器に収容したものを最終段の複合逆浸透膜モジュールとし、この第二圧力容器に、前記第一圧力容器の濃縮水側の透過水が供給されるようにした。
【0047】
この装置において、まず、海水(TDS濃度4.1%、ホウ素濃度5mg/l、温度28℃)を前記第一圧力容器の一端側から圧力6.3MPaで供給した。この第一圧力容器での回収率(回収率:透過水量/供給水量)は50%であった。この第一圧力容器の原水側(上流側)からの透過水において、ホウ素濃度は0.55mg/lであり、TDS濃度は110mg/lであった。また、この第一圧力容器の濃縮水側(下流側)からの透過水において、ホウ素濃度は1.9mg/lであり、TDS濃度は490mg/lであった。また、上流側の透過水量(X)と下流側の透過水量(Y)との水量体積比(X:Y)は、1:1.4であった。そして、水酸化ナトリウム水溶液を用い下流側の透過水のpHを9.5に調整してから第二圧力容器に圧力0.8MPaで供給した。その回収率は85%であった。また、この第二圧力容器の透過水において、ホウ素濃度は0.7mg/lであり、TDS濃度は16mg/lであった。そして、第一圧力容器の上流側の透過水(C)と、第二圧力容器の透過水(D)とを混合したところ(体積混合比C:D=1.6:1)、この混合水において、ホウ素濃度は0.6mg/lであり、TDS濃度は300mg/lであり、飲料水としては充分な水質であり、またイオン類を別途添加する必要もなかった。
【0048】
(比較例1)
第一圧力容器からの透過水を全て第二圧力容器に供給する以外は実施例1と同様の構成の装置とした。第一圧力容器の透過水において、ホウ素濃度は1.1mg/lであり、TDS濃度は270mg/lであった。この時のTDS濃度は、飲料水としての基準は超えているものの、ホウ素濃度は1mg/lを越えており、飲料水としての基準から外れていた。第二圧力容器の透過水において、ホウ素濃度は0.3mg/lであり、TDS濃度は10mg/lであり、ホウ素濃度は十分低いが、TDSが低すぎるため、イオン類を添加する必要があった。飲料水としての透過水を得るためには、第二圧力容器において、実施例1よりも2.4倍の本数のスパイラルモジュールBが必要となり、経済的ではなかった。
【図面の簡単な説明】
【図1】
図1は、本発明の水処理装置の一例の構成を示す図である。
【図2】
図2は、本発明の水処理装置のその他の例の構成を示す図である。
【図3】
図3は、本発明の水処理装置のさらにその他の構成を示す図である。

Claims (20)

  1. 多孔性支持体と、この上に形成されたポリアミドスキン層とを含む複合逆浸透膜モジュールを多段に配置した水処理装置であって、最終段の前記モジュールに対し、これより前段の前記モジュールの透過水の一部を供給し、その残りの透過水は、前記最終段の前記モジュールの透過水と共に装置外に排出するか若しくは装置内に回収する水処理装置。
  2. 前記最終段のモジュールの透過水と、前記最終段のモジュールに供給されないこれより前段のモジュールの透過水とを混合して排出若しくは回収する請求項1記載の装置。
  3. 前記最終段のモジュールに供給される透過水のイオン濃度(A)と、前記最終段のモジュールに供給されない透過水のイオン濃度(B)との比(A:B)が、1:2〜1:10の範囲にある請求項1記載の装置。
  4. 前記最終段のモジュールに供給される透過水がアルカリ性に調整される請求項1記載の装置。
  5. 前記最終段のモジュールに供給される透過水のpHが8〜12の範囲にある請求項4記載の装置。
  6. 最終段のモジュールに供給される透過水が、その透過水を排出するモジュールにおける濃縮液側からの透過水である請求項1記載の装置。
  7. 最終段より前段の複合逆浸透膜モジュールが複数あり、それらの構造は、集水管の周りに複合逆浸透膜を捲回したスパイラルモジュール構造であり、これらのモジュールが、前記集水管により相互に連結して圧力容器内に収容されており、この圧力容器の一端において処理対象原水が供給されると共に透過水が排出され、他端において濃縮液および透過水が排出され、前記他端の透過水を最終段のモジュールに供給する請求項1記載の装置。
  8. 連結した集水管内に仕切りを設けて内部を二分し、処理対象原水側の透過水と、濃縮液側の透過水とを分ける請求項7記載の装置。
  9. 最終段より前段の複合逆浸透膜モジュールにおいて、その各構造が、集水管の周りに複合逆浸透膜を捲回したスパイラルモジュール構造であり、これらのモジュールが、前記集水管により相互に連結して圧力容器内に収容されており、この圧力容器が複数あり、この複数の圧力容器が多段に配置され、最初の段の圧力容器には処理対象原水が供給され、これより後の段の圧力容器には、前段の圧力容器から排出される濃縮液が供給され、最初の段より後の段の圧力容器から排出される透過水が、装置の最終段の複合逆浸透膜モジュールに供給される請求項1記載の装置。
  10. 3つの圧力容器が3段に配置され、2段目以降の透過水が、装置の最終段の複合逆浸透膜モジュールに供給される請求項9記載の装置。
  11. 最終段より前段の複合逆浸透膜モジュールが、供給液3.5質量%食塩水、pH6.5、水温25℃および運転圧力5.5MPaの運転条件において、食塩阻止率99%以上かつ透過流束0.2m/m・day以上の性能である請求項1記載の装置。
  12. 最終段より前段の複合逆浸透膜モジュールが、供給液3.5質量%食塩水、pH6.5、水温25℃および運転圧力5.5MPaの運転条件において、食塩阻止率99.5%以上かつ透過流束0.3m/m・day以上の性能である請求項1記載の装置。
  13. 最終段より前段の複合逆浸透膜モジュールが、ホウ素を5ppm含む3.5質量%食塩水、pH6.5、水温25℃および運転圧力5.5MPaの運転条件において、ホウ素阻止率80%以上の性能である請求項1記載の装置。
  14. 最終段より前段の複合逆浸透膜モジュールが、ホウ素を5ppm含む3.5質量%食塩水、pH6.5、水温25℃および運転圧力5.5MPaの運転条件において、ホウ素阻止率90%以上の性能である請求項1記載の装置。
  15. 最終段の複合逆浸透膜モジュールが、供給液0.05質量%食塩水、pH6.5、水温25℃および運転圧力0.75MPaの運転条件において、食塩阻止率98%以上かつ透過流束0.5m/m・day以上の性能である請求項1記載の装置。
  16. 最終段の複合逆浸透膜モジュールが、供給液0.05質量%食塩水、pH6.5、水温25℃および運転圧力0.75MPaの運転条件において、食塩阻止率99.0%以上かつ透過流束0.7m/m・day以上の性能である請求項1記載の装置。
  17. 装置に供給される処理対象原水に含まれる総蒸発残留物濃度が、1質量%以上である請求項3記載の装置。
  18. 装置に供給される処理対象原水が、海水である請求項17記載の装置。
  19. 装置に供給される処理対象水が海水であり、装置外に排出若しくは装置内に回収される透過水のホウ素濃度が1mg/リットル以下である請求項3記載の装置。
  20. 最終段より前段の複合逆浸透膜モジュールのポリアミドスキン層が臭素原子を有する請求項1記載の装置。
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