JP2004512052A - 可溶性ブラックコーヒー - Google Patents
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Abstract
本発明は、若者へのブラックコーヒーの受け入れ易さの改善法に関する。本法は、白色化しない可溶性コーヒー粉末中でコーヒー味を補う植物性フレーバーを混入することを含んでなる。本発明は、白色化しない可溶性コーヒー粉末中でコーヒーの味を補う植物性フレーバーを混入する可溶性コーヒー粉末にも関する。例えば、本発明は、植物性フレーバーがお茶の味を提供し、その後、消費中に口の中でコーヒー味になる可溶性コーヒー飲料に関する。本発明は、可溶性コーヒー粉末を含んで成るコーヒー濃縮物にも関する。
Description
【0001】
(発明の分野)
本発明は、若者へのブラックコーヒーの受け入れ易さを改善する方法に関する。本発明は、若者への受け入れ易さを改善した可溶性ブラックコーヒー粉末にも関する。
【0002】
(発明の背景)
インスタントタイプのコーヒー飲料製品は、周知である。従来のタイプのインスタントコーヒー飲料は、ブラック可溶性コーヒーである。通常、前記製品は、スプレーまたは凍結乾燥コーヒーエキスからできた可溶性粉末である。ブラックコーヒー飲料は、可溶性コーヒー粉末を熱水と混合して調製する。ブラック可溶性飲料粉末は、甘味料を添加しても、無添加でも飲むことができる。
【0003】
ブラックコーヒーには、16−24才の年令層の間に、強い、確固たるイメージがあることが、消費者調査が立証している。特にブラックコーヒーおよびストロングコーヒーは、一般にこの年令層にとってはコーヒーのポジティブな特性であると判明した。しかし、同時に、16−24才の年令層は、ブラックコーヒーの味を特に好むのではない、と判明した。この年令層に、どんなコーヒー飲料を飲みたいか、あるいは、飲むのが好きかと尋ねると、香りの良いカプチーノやクリーミー、あるいは、ソフトドリンクなどの飲料に人気があり、ブラックコーヒーは、甘味料が入った場合も、入らない場合も、人気がないと分かった。
【0004】
同時に、16−24才年令層は、コーヒー中のカフェインの有益な効果を十分に知っていることが判明しており、カフェインの覚醒効果を利用することを強く望むことがしばしばある。そのため、見分けのできるコーヒーフレーバーのブラックコーヒーのイメージを持って、消費者に味が受け入れられ、コーヒー中のカフェインを消費者が利用できるブラックコーヒー飲料に対する需要がある。別の需要は、可溶性コーヒーの便利さを提供するブラックコーヒー飲料を提供することである。
【0005】
本発明の目的は、若者によるブラックコーヒーの消費者としての受け入れ易さを高めることである。
【0006】
本発明の別の目的は、特に、若者による消費者としての受け入れ易さを高め、同時に、周知のカフェインの覚醒効果を提供するブラックコーヒーを提供することである。
【0007】
本発明の他の目的は、望みの味を持った、上述の特徴を示す可溶性ブラックコーヒーを提供することである。
【0008】
本発明の他の目的は、砂糖やクリームを当該コーヒー飲料に加える必要のない消費者の受け入れ易さを高めたブラックコーヒーを提供することである。
【0009】
さらなる目的は、新しい可溶性コーヒー飲料を提供することである。
【0010】
(発明の概要)
従って、ある態様では、本発明は、若者へのブラックコーヒーの受け入れ易さの改善方法であって、白色化しない可溶性コーヒー粉末中のコーヒー味を補う植物性フレーバーを混入することを含んで成る上記方法を提供する。
【0011】
驚くべきことに、白色化しない可溶性コーヒー粉末中のコーヒー味を補う植物性フレーバーの混入は、味を変化させ、この味を若者が特に好むことが分かった。
【0012】
本明細書においては、植物性フレーバーとは、天然または天然に等しい植物エキスまたは植物アロマを指す。さらに、本明細書では、白色化しない可溶性コーヒー粉末または可溶性ブラックコーヒーとは、可溶性コーヒー粉末を指し、これは、コーヒーを十分に白色化できる量のミルク、ミルクベース成分、あるいは、非乳製クリーマーを含まない。
【0013】
可溶性コーヒー粉末は、当該粉末の総固形物含量の重量換算で約10%−約50%のコーヒー固形物から成るのが好ましく、さらに好ましくは約15重量%−約35重量%である。これは、明らかに分かるコーヒーフレーバーを製品に与える。さらに、可溶性コーヒー粉末が可溶性甘味料を含むのが好ましい。可溶性甘味料の適した種類を以下に述べる。砂糖主体の可溶性甘味料を使用する場合、当該粉末の総固形物含量の重量換算で約50%−約90%の可溶性甘味料を使用するのが好ましい。これは、適切なレベルの甘さを製品に与え、コーヒー固有の苦さに反作用する。
【0014】
数種の植物性フレーバーについては、可溶性粉末にテクスチュラントを混入するのが望ましい。好ましいのは、粉末の総固形物含量の重量換算で約2%−約20%のテクスチュラント、さらに好ましいのは、約3%−約10%である。テクスチュラントは、知覚的に感じる場合に、アロマの平衡を助ける。テクスチュラントを添加しないか、添加するのがほんのわずかであれば、製品は、非常に薄味になり、口の中でこくがでない。他方、添加するテクスチュラントが多すぎると、粘性が高くなりすぎ、スープのようになる。
【0015】
本発明に記載の方法は、ターゲットの消費者に受け入れられるレベルまでのコーヒー強度の減少を提供する。しかし、同時に、こくを与えると、フレーバーとアロマの送達が、植物性フレーバー、可溶性甘味料、テクスチュラントの添加によってストロングブラックカップレベルで保たれる。そのため、苦さや強すぎるコーヒーフレーバーなどの望ましくない特性が除かれた場合、消費者はブラックコーヒーを受け入れる。
【0016】
若者の間で格別の受け入れ易さがあると判明した本発明のある実施態様は、お茶の味をコーヒー飲料に与え、その後、飲んでいる最中に、口の中にコーヒー味がする可溶性コーヒー飲料粉末である。
【0017】
若者の間で好まれることが判明した別種の製品は、新鮮な味をコーヒー飲料に与え、飲み終わった時に口の中にミントの味が残る可溶性コーヒー飲料粉末である。
【0018】
本発明のその他の好ましい実施態様を以下に説明する。
【0019】
別の態様では、本発明は、白色化しない可溶性コーヒー粉末中のコーヒー味を補う植物性フレーバーを混入した可溶性コーヒー粉末を含んで成る、若者へのブラックコーヒーの受け入れ易さを改善したブラック可溶性コーヒー粉末を提供する。本発明の方法の好ましい実施態様に関する考察は、ブラック可溶性コーヒー粉末にも該当する。ブラック可溶性コーヒー粉末のさらに詳細な説明を以下に示す。
【0020】
他の態様では、本発明は、若者へのブラックコーヒーの受け入れ易さの改善方法であって、白色化しないコーヒー濃縮物中のコーヒー味を補う植物性フレーバーを混入することを含んで成る上記方法を提供する。本発明の方法の好ましい実施態様に関する考察は、ブラックコーヒー濃縮物にも該当する。ブラックコーヒー濃縮物のさらに詳細な説明を以下に示す。
【0021】
(発明の好ましい態様の詳細な説明)
ここで、発明の実施態様を、例示としてのみ述べる。本発明は、若者のブラックコーヒーの受け入れ易さを高める方法を提供する。
【0022】
ブラックコーヒーを若者の間で特に受け入れ易くすることが判明した本発明の一つの方法は、コーヒー飲料にお茶の味を与え、その後、飲んでいる最中に、口の中にコーヒー味がする可溶性コーヒー飲料粉末を提供することによる。この目的のブラック可溶性コーヒー粉末は、当該粉末の総固形物含量の重量換算で約10%−約50%のコーヒー固形物、約50重量%−約90重量%の糖ベース可溶性甘味料、約2重量%−約20重量%のテクスチュラントおよび紅茶固形物を含んで成るのが好ましい。紅茶固形物の量は、紅茶可溶性固形物の約1重量%−約5%であるのが有利である。可溶性コーヒー粉末のお茶のフレーバーは、エッセンスやティーアロマの添加によってさらに増強できる。ブラック可溶性コーヒー粉末は、さらにビスケットまたはケーキフレーバーを混入して、別の味を経験できる。ビスケットまたはケーキフレーバーは、ビスケットまたはケーキアロマの形で提供するのが好ましい。さらに、ブラック可溶性コーヒー粉末は、ベルガモットフレーバーを混入できる。ベルガモットフレーバーは、ベルガモットアロマの形で提供するのが好ましい。
【0023】
若者の間で好まれることが判明した別種の製品は、コーヒー飲料に温かでソフトな味を与え、これがコーヒー味を補う可溶性コーヒー飲料粉末である。この目的のブラック可溶性コーヒー粉末は、当該粉末の総固形物含量の重量換算で約10%−約50%のコーヒー固形物、約50重量%−約90重量%の糖ベース可溶性甘味料、約2重量%−約20重量%のテクスチュラントおよびメープルシロップフレーバーを含んで成るのが好ましい。好ましくは、メープルシロップフレーバーは、コーヒーとメープルシロップフレーバーのバランスをとるべく、5%を超えるメープルシロップアロマであってはならない。さらに好ましくは、可溶性コーヒー粉末は、約0.03−約5重量%のメープルシロップアロマを含む。メープルシロップアロマは、メープルシロップで与えることができ、あるいは、個別のアロマの形であることができる。
【0024】
若者の間で好まれることが判明した別種の製品は、コーヒー飲料に植物性アロマ、味を消さない程度の少量のミルク、ミルクベース成分または非乳製クリーマーの混合物を与える可溶性コーヒー飲料粉末である。ミルク、ミルクベース成分または非乳製クリーマーの量が少なく、コーヒーがブラックを保つ。その量は、好ましくは2%未満、より好ましくは1%未満、さらに好ましくは0.7%未満である。コーヒー飲料をブラックに保つための可溶性コーヒー飲料粉末中に存在する許容量は、ミルク、ミルクベース成分または非乳製クリーマー中の蛋白含量に左右される。このタイプの白色化しない可溶製コーヒー粉末は、まろやかで、こくのある一杯で、飲んでいる間、舌への口当たりが改良されている。白色化しない可溶性コーヒー粉末は、好ましくはバニラである温かいアロマを含んで成るのが好ましい。ハニーアロマまたはフレーバーなど、温かい植物アロマまたは温かいフレーバー成分を補充する時、望ましいアロマプロファイルが得られる。さらに好ましい組み合わせでは、可溶性コーヒー粉末は、さらに、ピーナッツ、クルミ、ココナッツなどのナッツフレーバーから成る群から選択するフレーバーを含む。これは、製品に快い最高の雰囲気(Top−Note)を与え、カップの中のアロマ濃度を高める。
【0025】
若者の間で好まれることが判明した別種の製品は、コーヒー味を補い、最後の味としてスパイシーな性質を加える、暖かいソフトな味をコーヒー飲料に与える可溶性コーヒー飲料粉末である。この目的のブラック可溶性コーヒー粉末は、当該粉末の総固形物含量の重量換算で約10%−約50%のコーヒー固形物、約50重量%−約90重量%の糖ベース可溶性甘味料、約2重量%−約20重量%のテクスチュラントおよび温かいフレーバー成分と合わせたスパイスを含んで成るのが好ましい。可溶性コーヒー粉末は、約0.5重量%以下のスパイスを含むのが好ましい。スパイスは、好ましくはインド産のエスニックスパイスであるのが有利である。温かいフレーバーは、バニラおよび/またはハニーアロマであるのが好ましい。可溶性飲料粉末が、約0.5重量%−約4重量%のバニラまたはハニーアロマを含む時、望ましい味のバランスが得られる。
【0026】
ブラックコーヒーを若者の間で特に受け入れ易くすることが判明した本発明の別の方法は、コーヒー飲料に新鮮な味を与え、飲み終わった時に口の中にミントの味を残す可溶性コーヒー飲料粉末を提供することである。この目的のブラック可溶性コーヒー粉末は、当該粉末の総固形物含量の重量換算で約10%−約50%のコーヒー固形物、約50重量%−約90重量%の糖ベース可溶性甘味料、並びに、甘草、ミント、ウイキョウの各フレーバーを含んで成るのが好ましい。好ましくは、可溶性コーヒー粉末は、甘草アロマの形で甘草フレーバーを含む。甘草の好ましい量は、甘草アロマの約1重量%未満である。ミントおよびウイキョウフレーバーは、エキスの形で与えるのが好ましい。好ましくは、1重量%未満のミントエキスおよび1%のウイキョウエキスを可溶性コーヒー粉末に混入する。
【0027】
若者によく受け入れられることが判明した別種の製品は、フルーツ味をコーヒー飲料に与え、その後、飲んでいる間に口の中でコーヒー味になる可溶性コーヒー飲料粉末である。この目的のブラック可溶性コーヒーは、当該粉末の総固形物含量の重量換算で約10%−約50%のコーヒー固形物、約50重量%−約90重量%の糖ベース可溶性甘味料、フルーツフレーバー、およびクエン酸を含んで成るのが好ましい。好ましくは、フルーツフレーバーは、フルーツの粉末として、例えば、約2重量%−約10重量%のフルーツ粉末として与える。クエン酸の好ましい量は、約1重量%未満、さらに好ましくは0.02−0.5重量%である。クエン酸は、フルーツフレーバーとコーヒーフレーバーのハーモニーを改善し、それによって、飲料の平衡を改善する。クエン酸が多すぎると、飲料がすっぱくなりすぎ、もはやバランスを保てなくなる。
【0028】
飲料を調製するには、コーヒーリカーから得た、便利な粉末化コーヒー固形物を使用する。コーヒーリカーは、適切な手法で得ることができる。通常、コーヒーリカーは、コーヒー抽出法から得たコーヒーエキスを望みのコーヒー濃度に濃縮して調製する。コーヒーエキスは、ローストしたコーヒー豆を抽出する普通の方法で生成できる。抽出手法の選択とデザインは好みの問題であり、本発明に重大な影響を与えないので、適切ないかなる抽出手法も使用できる。適切な抽出手法は、欧州特許出願0826308および0916267に記述されている;参照することによりその開示を組み入れる。同様に、濃縮手法の選択とデザインは好みの問題であり、本発明に重大な影響を与えないので、適切ないかなる濃縮手法も使用できる。当然、コーヒーリカーは、可溶性コーヒー粉末を望みの濃度まで水に溶解して調製することもできる。
【0029】
チコリなどのコーヒー代替品または代理品も使用できる。しかし、これは、芳香性に劣り、コーヒーアロマを全く持たないカッププロファイルを生じることになる。
【0030】
可溶性コーヒーの生成には、上述の通り、ローストしたコーヒー豆を単にコーヒーベースの濃縮物に処理することで、ほぼすべてのコーヒーアロマを喪失することになる。そのため、処理中に、コーヒーアロマを限定的に抜取り、次いでそれを収集するのが好ましい。このようにすると、コーヒーアロマは失われない。コーヒーアロマを抜取り、収集するプロセスは周知である。通常、コーヒーアロマは、1段階以上で抜取る;例えば、
−コーヒー豆の粉砕の最中または直後に不活性ガスまたは蒸気を使用する、
−蒸気を使用して抽出中にコーヒーエキスからコーヒーアロマを抜取る。
【0031】
別法として、新鮮な粉砕コーヒーを水またはコーヒーエキスでスラリーにし、当該スラリーからコーヒーアロマを抜取ることができる。適切な手法は、国際特許出願PCT/EP99/00747に記述されている;参照することによりその開示を組み入れる。
【0032】
コーヒーアロマは、適切な手法を使って捉えることができる。普通、コーヒーアロマは、1つ以上の冷却器中でキャリアガスから凝縮させて捉える。好ましくは、1つより多くの冷却器を使用する;各連結した冷却器を手前の冷却器よりも低い温度で操作する。必要ならば、または望ましくは、冷却器の1つが極低温アロマ冷却器であるのがよい。適切な極低温アロマ冷却器は、米国特許5,182,926に記述されている;参照することにより、その開示を組み入れる。捕らえたコーヒーアロマは、望ましくは、部分凝縮または精留などの適切な技術を使って濃縮するのがよい。捉えたコーヒーアロマは、コーヒーオイルまたはコーヒーオイルもしくは他の脂肪を含有するエマルジョンなどの適切なキャリア基質と混合できる。次に、水性コーヒーアロマ成分と有機コーヒーアロマ成分を分離する。有機コーヒーアロマ成分から水性コーヒーアロマ成分を分離するのに適した方法は、同時係属欧州特許出願99200241.0に記述されている;参照することにより、その開示を組み入れる。
【0033】
コーヒーエキスの生成とコーヒーアロマの捕捉のプロセスは、望みなら、減酸素または無酸素条件下で実施することができる。これは、技術上周知の通りに、例えば、不活性ガスのブランケットによるプロセスで実施することによって達成できる。さらに、プロセス中で水が必要な時はいつでも、脱酸素水を使用することができる。
【0034】
コーヒーアロマは、減酸素または無酸素条件下で冷凍して保存するのが好ましい。同様に、コーヒーベース濃縮物は、減酸素または無酸素条件下で冷凍して保存することができる。さらに、望みなら、酸素脱除剤をコーヒーアロマおよび/またはコーヒーベース濃縮物に添加することができる。適切な酸素脱除剤は、欧州特許出願99200185.9に記述されている;参照することにより、その開示を組み入れる。
【0035】
可溶性飲料粉末は、約0.05重量%−約0.2重量%のコーヒーアロマ成分を含有するのが好ましい。
【0036】
可溶性コーヒー飲料粉末は、天然または人工の可溶性甘味料を含有することもできる。適切な例は、スクロース、フルクトース、ラクトース、マルトース、サッカリン、サイクラメート、アセトスルファム、アスパルテームのようなL−アスパルチルベース甘味料など、また、これらの混合物である。使用する甘味料の量は、望みの甘さのレベルおよび当該甘味料の強度に左右される。しかし、フルクトース、グルコース、スクロースなどの糖ベース甘味料の場合、甘味料の総量は、約50重量%−約90重量%の範囲であるのが好ましい。可溶性甘味料は、特に人工甘味料を使用する場合、マルトデキストリンおよびポリデキストロースなどの増量剤と配合することもできる。この場合、甘味料と増量剤の総量は、通常、約10重量%−約25重量%である。人工甘味料自体は、通常、1重量%未満である。
【0037】
本発明に記載の可溶性飲料のある実施態様では、飲料粉末はまた、a)当該飲料のこくを高め、b)数種の添加アロマの知覚的認識をまろやか、かつ、滑らかにするために、テクスチュラントを含むのが好ましい。テクスチュラントは、メープル、ハチミツ(ハニー)、バニラ、ビスケットなどの温かいフレーバーと併せて使用する場合、特に適していることが判明している。適切なテクスチュラントは、カルボキシメチルセルロース(CMC)またはペクチンである。テクスチュラントの量は、添加アロマと製品に望まれるこくの量に左右されることが分かった。テクスチュラントをほとんど添加しない場合、製品は、薄く、口の中にこくが残らず、知覚的に感じるアロマ平衡もバランスが取れなくなる。添加するテクスチュラントが多すぎると、製品は、スープのようになり、粘性が高くなりすぎる。
【0038】
可溶性コーヒー粉末は、当該粉末の総固形物含量の重量換算で約2%−約20%のテクスチュラントを含むのが有利であり、約5重量%−約7重量%のテクスチュラントを含むのが好ましい。テクスチュラントの適量は、各種飲料の各種用量に依存する。例えば、好ましいテクスチュラント量は、100ml当たり100−400mgである。
【0039】
植物性フレーバーは、植物エキスまたは天然および/または天然と同視の植物アロマであることができる。植物エキスおよび/またはアロマは、糖と同時にコーヒーに添加することができる。製品は次いで、乾燥混合して実質的に均質な製品とすることができる。次に、当該混合物をテクスチュリゼーションプロセス(凝集、凍結−乾燥その他)に供する。使用できる代替法は、糖およびコーヒーミックスへのテクスチュリゼーションの実施と、その後の、生じたテクスチャーへのアロマの噴霧を含む。
【0040】
飲料粉末の成分は乾燥混合できる。凍結乾燥テクスチュリゼーション操作を使用する場合、吸湿混合物を使用する。ウェット混合に使用する液体は、コーヒーリカーであるのが便利であると思われる。
【0041】
その後、窒素または二酸化炭素などの気体を注入することで吸湿混合物に通気することができる。次に、分散装置を使って、当該気体を混合物内に分散させた後、気体含有混合物をホモジェナイザーにかける。粉末の最終密度を調節し、製品の溶解性を改善するために通気を行うことができる。
【0042】
吸湿混合物は、凍結乾燥法や噴霧乾燥法などの普通の乾燥技術によって乾燥できる。
【0043】
コーヒー/可溶性甘味料/植物エキスおよび/またはアロマを凍結乾燥するには、吸湿混合物を−30 − −50℃の温度範囲で凍結する。次に、製品を真空乾燥し、昇華によって水を除去する。
【0044】
噴霧乾燥では、製品を噴霧し、小滴とし、製品中の水を乾燥塔の熱風によって除去する。
【0045】
乾燥後、粉末を流動層冷却機中で冷却することができる。
【0046】
粉末のタップ比重は、約200−約400g/lの範囲であるのが好ましく、タップ比重が約250−300g/lであるのがさらに好ましい。タップ比重は、粉末を10mmの100回押込みによって振動させて圧縮した時の粉末の重力を指す。
【0047】
上述のように、可溶性コーヒー粉末は、凝集させて、テクスチャーを粉末に与え、湿潤性を改良する、あるいは、さらに望ましい粉末の外観にすることができる。
【0048】
ここで、本発明をさらに説明するため、具体例を述べる。
【0049】
別の実施態様では、本発明は、ブラックコーヒーの若者の受け入れ易さを改善する方法であって、白色化しないコーヒー濃縮物のコーヒー味を補う植物性フレーバーを混入することを含んで成る方法に関する。コーヒー濃縮物は、上述のように、可溶性コーヒー粉末に液体、好ましくは水、を添加することによって、簡便に調製できる。
【0050】
前記の濃縮物は、必要量の水を当該粉末に添加し、当該粉末が完全に溶解するまで攪拌することで調製できる(一般に、20−40%固形物の濃縮物を生成する)。次に、当該濃縮物は、殺菌した後、ボトルや小袋など、受け入れ易いバリア性を持ったパッケージングに無菌的に充填する。
【0051】
例1−コーヒー飲料粉末の調製
本発明によるコーヒー飲料粉末のサンプルを、例示の目的で、乾燥混合した次の成分で調製する。使用する可溶性ブラックコーヒーは、フランスおよびスイスのネスレS.A.から市販されているネスカフェ(商標)である。
【0052】
サンプル1a
普通の10−30重量%のコーヒー粉末を、糖ベースの可溶性甘味料60−70重量%と乾燥混合する。均一な混合物が得られたら、0.5−5重量%紅茶エキスと2−10重量%テクスチュラントを添加する。次に、コーヒー飲料粉末を均一になるまで乾燥混合する。
【0053】
サンプル1b
10−30重量%の普通のコーヒー粉末を、糖ベースの可溶性甘味料60−80重量%と乾燥混合する。均一な混合物が得られたら、0.5−5重量%紅茶エキスと2−10重量%テクスチュラントを添加し混合する。次に、0.1−1%のビスケットアロマを添加する。その後、コーヒー飲料粉末を均一になるまで乾燥混合する。
【0054】
サンプル1c
10−30重量%の普通のコーヒー粉末を、糖ベースの可溶性甘味料60−80重量%と乾燥混合する。均一な混合物が得られたら、3−10重量%テクスチュラントと0.4−2%メープルシロップアロマを添加する。次に、コーヒー飲料粉末を均一になるまで乾燥混合する。
【0055】
サンプル1d
10−30重量%の普通のコーヒー粉末を、糖ベースの可溶性甘味料60−80重量%と乾燥混合する。次に、3−8重量%テクスチュラント、0.1−3重量%インドスパイス、0.1−2重量%のバニラアロマを添加する。その後、コーヒー飲料粉末を均一になるまで乾燥混合する。
【0056】
サンプル1e
10−30重量%の普通のコーヒー粉末を、糖ベースの可溶性甘味料60−90重量%と乾燥混合する。次に、0.05−2.0重量%甘草、ウイキョウおよびミントの植物エキスおよびアロマを添加する。その後、コーヒー飲料粉末を均一になるまで乾燥混合する。
【0057】
サンプル1f
10−30重量%の普通のコーヒー粉末を、糖ベースの可溶性甘味料60−90重量%と乾燥混合する。次に、コーヒー粉末−糖混合物に1−10重量%フルーツ粉末と0.01−0.5重量%を添加する。その後、コーヒー飲料粉末を均一になるまで乾燥混合する。
【0058】
サンプル1g
10−30重量%の普通のコーヒー粉末を、糖ベースの可溶性甘味料60−80重量%と乾燥混合する。均一な混合物が得られたら、0.5−1重量%の非乳製クリーマーと2−10重量%テクスチュラントを添加し、混合する。次に、1−4%の全アロマを添加する。その後、コーヒー飲料粉末を均一になるまで乾燥混合する。
【0059】
例2−コーヒー飲料の調製
当該飲料を調製するため、約8Gの粉末をスプーンに取り、マグカップに入れる。次いで、約200mlの熱湯70−80℃を当該カップに注いだ後、全粉末が確実に溶解するまで、スプーンで攪拌する。その時、当該飲料は、容易に飲むことができる。
【0060】
訓練を受けた検査員(パネル)が、サンプル1a−fを味見し、検査員は、以下の点を確認した:
サンプル1aは、お茶の味がし、その後、口の中にコーヒー味がする。
サンプル1bは、お茶の味がし、その後、口の中にコーヒー味がする。さらに、サンプル1bは、温かいビスケットのフレーバーを示す。
サンプル1cは、コーヒー味を補う温かいソフトな味がする。
サンプル1dは、コーヒー味を補う温かいソフトな味がし、さらに、飲み終わった味にスパイシーフレーバーを生じる。
サンプル1eは、新鮮な味がし、飲み終わった時に、口の中にミントの味を残す。
サンプル1fは、フルーツ味を生じ、その後、口の中でコーヒー味がする。
【0061】
例3−消費者受け入れ試験
比較盲検試験を、訓練を受けていない18−26才の消費者30名のパネルによって実施している。サンプル1a−fに従って、次に、例2で概略を述べた方法によって調製したサンプルを、同量の糖および比較可能な用量を含めて、例1a−fで述べた配合品として使用した従来の市販ブラック可溶性コーヒーから調製した飲料と比較するように消費者に頼んでいる。
【0062】
例1a−1fのあらゆる場合で、検査員(パネリスト)の大半は、サンプル1a−1fが、同量の糖を含む従来の可溶性飲料に比較して、受け入れ易く、快いことを認めている。
【0063】
さらに、この時点で、コーヒーの性質を有するこれらの飲料のいくつかは、18−26才の年令層のコーヒー以外およびコーヒーの愛飲家に等しく受け入れられることが明らかであろう。
(発明の分野)
本発明は、若者へのブラックコーヒーの受け入れ易さを改善する方法に関する。本発明は、若者への受け入れ易さを改善した可溶性ブラックコーヒー粉末にも関する。
【0002】
(発明の背景)
インスタントタイプのコーヒー飲料製品は、周知である。従来のタイプのインスタントコーヒー飲料は、ブラック可溶性コーヒーである。通常、前記製品は、スプレーまたは凍結乾燥コーヒーエキスからできた可溶性粉末である。ブラックコーヒー飲料は、可溶性コーヒー粉末を熱水と混合して調製する。ブラック可溶性飲料粉末は、甘味料を添加しても、無添加でも飲むことができる。
【0003】
ブラックコーヒーには、16−24才の年令層の間に、強い、確固たるイメージがあることが、消費者調査が立証している。特にブラックコーヒーおよびストロングコーヒーは、一般にこの年令層にとってはコーヒーのポジティブな特性であると判明した。しかし、同時に、16−24才の年令層は、ブラックコーヒーの味を特に好むのではない、と判明した。この年令層に、どんなコーヒー飲料を飲みたいか、あるいは、飲むのが好きかと尋ねると、香りの良いカプチーノやクリーミー、あるいは、ソフトドリンクなどの飲料に人気があり、ブラックコーヒーは、甘味料が入った場合も、入らない場合も、人気がないと分かった。
【0004】
同時に、16−24才年令層は、コーヒー中のカフェインの有益な効果を十分に知っていることが判明しており、カフェインの覚醒効果を利用することを強く望むことがしばしばある。そのため、見分けのできるコーヒーフレーバーのブラックコーヒーのイメージを持って、消費者に味が受け入れられ、コーヒー中のカフェインを消費者が利用できるブラックコーヒー飲料に対する需要がある。別の需要は、可溶性コーヒーの便利さを提供するブラックコーヒー飲料を提供することである。
【0005】
本発明の目的は、若者によるブラックコーヒーの消費者としての受け入れ易さを高めることである。
【0006】
本発明の別の目的は、特に、若者による消費者としての受け入れ易さを高め、同時に、周知のカフェインの覚醒効果を提供するブラックコーヒーを提供することである。
【0007】
本発明の他の目的は、望みの味を持った、上述の特徴を示す可溶性ブラックコーヒーを提供することである。
【0008】
本発明の他の目的は、砂糖やクリームを当該コーヒー飲料に加える必要のない消費者の受け入れ易さを高めたブラックコーヒーを提供することである。
【0009】
さらなる目的は、新しい可溶性コーヒー飲料を提供することである。
【0010】
(発明の概要)
従って、ある態様では、本発明は、若者へのブラックコーヒーの受け入れ易さの改善方法であって、白色化しない可溶性コーヒー粉末中のコーヒー味を補う植物性フレーバーを混入することを含んで成る上記方法を提供する。
【0011】
驚くべきことに、白色化しない可溶性コーヒー粉末中のコーヒー味を補う植物性フレーバーの混入は、味を変化させ、この味を若者が特に好むことが分かった。
【0012】
本明細書においては、植物性フレーバーとは、天然または天然に等しい植物エキスまたは植物アロマを指す。さらに、本明細書では、白色化しない可溶性コーヒー粉末または可溶性ブラックコーヒーとは、可溶性コーヒー粉末を指し、これは、コーヒーを十分に白色化できる量のミルク、ミルクベース成分、あるいは、非乳製クリーマーを含まない。
【0013】
可溶性コーヒー粉末は、当該粉末の総固形物含量の重量換算で約10%−約50%のコーヒー固形物から成るのが好ましく、さらに好ましくは約15重量%−約35重量%である。これは、明らかに分かるコーヒーフレーバーを製品に与える。さらに、可溶性コーヒー粉末が可溶性甘味料を含むのが好ましい。可溶性甘味料の適した種類を以下に述べる。砂糖主体の可溶性甘味料を使用する場合、当該粉末の総固形物含量の重量換算で約50%−約90%の可溶性甘味料を使用するのが好ましい。これは、適切なレベルの甘さを製品に与え、コーヒー固有の苦さに反作用する。
【0014】
数種の植物性フレーバーについては、可溶性粉末にテクスチュラントを混入するのが望ましい。好ましいのは、粉末の総固形物含量の重量換算で約2%−約20%のテクスチュラント、さらに好ましいのは、約3%−約10%である。テクスチュラントは、知覚的に感じる場合に、アロマの平衡を助ける。テクスチュラントを添加しないか、添加するのがほんのわずかであれば、製品は、非常に薄味になり、口の中でこくがでない。他方、添加するテクスチュラントが多すぎると、粘性が高くなりすぎ、スープのようになる。
【0015】
本発明に記載の方法は、ターゲットの消費者に受け入れられるレベルまでのコーヒー強度の減少を提供する。しかし、同時に、こくを与えると、フレーバーとアロマの送達が、植物性フレーバー、可溶性甘味料、テクスチュラントの添加によってストロングブラックカップレベルで保たれる。そのため、苦さや強すぎるコーヒーフレーバーなどの望ましくない特性が除かれた場合、消費者はブラックコーヒーを受け入れる。
【0016】
若者の間で格別の受け入れ易さがあると判明した本発明のある実施態様は、お茶の味をコーヒー飲料に与え、その後、飲んでいる最中に、口の中にコーヒー味がする可溶性コーヒー飲料粉末である。
【0017】
若者の間で好まれることが判明した別種の製品は、新鮮な味をコーヒー飲料に与え、飲み終わった時に口の中にミントの味が残る可溶性コーヒー飲料粉末である。
【0018】
本発明のその他の好ましい実施態様を以下に説明する。
【0019】
別の態様では、本発明は、白色化しない可溶性コーヒー粉末中のコーヒー味を補う植物性フレーバーを混入した可溶性コーヒー粉末を含んで成る、若者へのブラックコーヒーの受け入れ易さを改善したブラック可溶性コーヒー粉末を提供する。本発明の方法の好ましい実施態様に関する考察は、ブラック可溶性コーヒー粉末にも該当する。ブラック可溶性コーヒー粉末のさらに詳細な説明を以下に示す。
【0020】
他の態様では、本発明は、若者へのブラックコーヒーの受け入れ易さの改善方法であって、白色化しないコーヒー濃縮物中のコーヒー味を補う植物性フレーバーを混入することを含んで成る上記方法を提供する。本発明の方法の好ましい実施態様に関する考察は、ブラックコーヒー濃縮物にも該当する。ブラックコーヒー濃縮物のさらに詳細な説明を以下に示す。
【0021】
(発明の好ましい態様の詳細な説明)
ここで、発明の実施態様を、例示としてのみ述べる。本発明は、若者のブラックコーヒーの受け入れ易さを高める方法を提供する。
【0022】
ブラックコーヒーを若者の間で特に受け入れ易くすることが判明した本発明の一つの方法は、コーヒー飲料にお茶の味を与え、その後、飲んでいる最中に、口の中にコーヒー味がする可溶性コーヒー飲料粉末を提供することによる。この目的のブラック可溶性コーヒー粉末は、当該粉末の総固形物含量の重量換算で約10%−約50%のコーヒー固形物、約50重量%−約90重量%の糖ベース可溶性甘味料、約2重量%−約20重量%のテクスチュラントおよび紅茶固形物を含んで成るのが好ましい。紅茶固形物の量は、紅茶可溶性固形物の約1重量%−約5%であるのが有利である。可溶性コーヒー粉末のお茶のフレーバーは、エッセンスやティーアロマの添加によってさらに増強できる。ブラック可溶性コーヒー粉末は、さらにビスケットまたはケーキフレーバーを混入して、別の味を経験できる。ビスケットまたはケーキフレーバーは、ビスケットまたはケーキアロマの形で提供するのが好ましい。さらに、ブラック可溶性コーヒー粉末は、ベルガモットフレーバーを混入できる。ベルガモットフレーバーは、ベルガモットアロマの形で提供するのが好ましい。
【0023】
若者の間で好まれることが判明した別種の製品は、コーヒー飲料に温かでソフトな味を与え、これがコーヒー味を補う可溶性コーヒー飲料粉末である。この目的のブラック可溶性コーヒー粉末は、当該粉末の総固形物含量の重量換算で約10%−約50%のコーヒー固形物、約50重量%−約90重量%の糖ベース可溶性甘味料、約2重量%−約20重量%のテクスチュラントおよびメープルシロップフレーバーを含んで成るのが好ましい。好ましくは、メープルシロップフレーバーは、コーヒーとメープルシロップフレーバーのバランスをとるべく、5%を超えるメープルシロップアロマであってはならない。さらに好ましくは、可溶性コーヒー粉末は、約0.03−約5重量%のメープルシロップアロマを含む。メープルシロップアロマは、メープルシロップで与えることができ、あるいは、個別のアロマの形であることができる。
【0024】
若者の間で好まれることが判明した別種の製品は、コーヒー飲料に植物性アロマ、味を消さない程度の少量のミルク、ミルクベース成分または非乳製クリーマーの混合物を与える可溶性コーヒー飲料粉末である。ミルク、ミルクベース成分または非乳製クリーマーの量が少なく、コーヒーがブラックを保つ。その量は、好ましくは2%未満、より好ましくは1%未満、さらに好ましくは0.7%未満である。コーヒー飲料をブラックに保つための可溶性コーヒー飲料粉末中に存在する許容量は、ミルク、ミルクベース成分または非乳製クリーマー中の蛋白含量に左右される。このタイプの白色化しない可溶製コーヒー粉末は、まろやかで、こくのある一杯で、飲んでいる間、舌への口当たりが改良されている。白色化しない可溶性コーヒー粉末は、好ましくはバニラである温かいアロマを含んで成るのが好ましい。ハニーアロマまたはフレーバーなど、温かい植物アロマまたは温かいフレーバー成分を補充する時、望ましいアロマプロファイルが得られる。さらに好ましい組み合わせでは、可溶性コーヒー粉末は、さらに、ピーナッツ、クルミ、ココナッツなどのナッツフレーバーから成る群から選択するフレーバーを含む。これは、製品に快い最高の雰囲気(Top−Note)を与え、カップの中のアロマ濃度を高める。
【0025】
若者の間で好まれることが判明した別種の製品は、コーヒー味を補い、最後の味としてスパイシーな性質を加える、暖かいソフトな味をコーヒー飲料に与える可溶性コーヒー飲料粉末である。この目的のブラック可溶性コーヒー粉末は、当該粉末の総固形物含量の重量換算で約10%−約50%のコーヒー固形物、約50重量%−約90重量%の糖ベース可溶性甘味料、約2重量%−約20重量%のテクスチュラントおよび温かいフレーバー成分と合わせたスパイスを含んで成るのが好ましい。可溶性コーヒー粉末は、約0.5重量%以下のスパイスを含むのが好ましい。スパイスは、好ましくはインド産のエスニックスパイスであるのが有利である。温かいフレーバーは、バニラおよび/またはハニーアロマであるのが好ましい。可溶性飲料粉末が、約0.5重量%−約4重量%のバニラまたはハニーアロマを含む時、望ましい味のバランスが得られる。
【0026】
ブラックコーヒーを若者の間で特に受け入れ易くすることが判明した本発明の別の方法は、コーヒー飲料に新鮮な味を与え、飲み終わった時に口の中にミントの味を残す可溶性コーヒー飲料粉末を提供することである。この目的のブラック可溶性コーヒー粉末は、当該粉末の総固形物含量の重量換算で約10%−約50%のコーヒー固形物、約50重量%−約90重量%の糖ベース可溶性甘味料、並びに、甘草、ミント、ウイキョウの各フレーバーを含んで成るのが好ましい。好ましくは、可溶性コーヒー粉末は、甘草アロマの形で甘草フレーバーを含む。甘草の好ましい量は、甘草アロマの約1重量%未満である。ミントおよびウイキョウフレーバーは、エキスの形で与えるのが好ましい。好ましくは、1重量%未満のミントエキスおよび1%のウイキョウエキスを可溶性コーヒー粉末に混入する。
【0027】
若者によく受け入れられることが判明した別種の製品は、フルーツ味をコーヒー飲料に与え、その後、飲んでいる間に口の中でコーヒー味になる可溶性コーヒー飲料粉末である。この目的のブラック可溶性コーヒーは、当該粉末の総固形物含量の重量換算で約10%−約50%のコーヒー固形物、約50重量%−約90重量%の糖ベース可溶性甘味料、フルーツフレーバー、およびクエン酸を含んで成るのが好ましい。好ましくは、フルーツフレーバーは、フルーツの粉末として、例えば、約2重量%−約10重量%のフルーツ粉末として与える。クエン酸の好ましい量は、約1重量%未満、さらに好ましくは0.02−0.5重量%である。クエン酸は、フルーツフレーバーとコーヒーフレーバーのハーモニーを改善し、それによって、飲料の平衡を改善する。クエン酸が多すぎると、飲料がすっぱくなりすぎ、もはやバランスを保てなくなる。
【0028】
飲料を調製するには、コーヒーリカーから得た、便利な粉末化コーヒー固形物を使用する。コーヒーリカーは、適切な手法で得ることができる。通常、コーヒーリカーは、コーヒー抽出法から得たコーヒーエキスを望みのコーヒー濃度に濃縮して調製する。コーヒーエキスは、ローストしたコーヒー豆を抽出する普通の方法で生成できる。抽出手法の選択とデザインは好みの問題であり、本発明に重大な影響を与えないので、適切ないかなる抽出手法も使用できる。適切な抽出手法は、欧州特許出願0826308および0916267に記述されている;参照することによりその開示を組み入れる。同様に、濃縮手法の選択とデザインは好みの問題であり、本発明に重大な影響を与えないので、適切ないかなる濃縮手法も使用できる。当然、コーヒーリカーは、可溶性コーヒー粉末を望みの濃度まで水に溶解して調製することもできる。
【0029】
チコリなどのコーヒー代替品または代理品も使用できる。しかし、これは、芳香性に劣り、コーヒーアロマを全く持たないカッププロファイルを生じることになる。
【0030】
可溶性コーヒーの生成には、上述の通り、ローストしたコーヒー豆を単にコーヒーベースの濃縮物に処理することで、ほぼすべてのコーヒーアロマを喪失することになる。そのため、処理中に、コーヒーアロマを限定的に抜取り、次いでそれを収集するのが好ましい。このようにすると、コーヒーアロマは失われない。コーヒーアロマを抜取り、収集するプロセスは周知である。通常、コーヒーアロマは、1段階以上で抜取る;例えば、
−コーヒー豆の粉砕の最中または直後に不活性ガスまたは蒸気を使用する、
−蒸気を使用して抽出中にコーヒーエキスからコーヒーアロマを抜取る。
【0031】
別法として、新鮮な粉砕コーヒーを水またはコーヒーエキスでスラリーにし、当該スラリーからコーヒーアロマを抜取ることができる。適切な手法は、国際特許出願PCT/EP99/00747に記述されている;参照することによりその開示を組み入れる。
【0032】
コーヒーアロマは、適切な手法を使って捉えることができる。普通、コーヒーアロマは、1つ以上の冷却器中でキャリアガスから凝縮させて捉える。好ましくは、1つより多くの冷却器を使用する;各連結した冷却器を手前の冷却器よりも低い温度で操作する。必要ならば、または望ましくは、冷却器の1つが極低温アロマ冷却器であるのがよい。適切な極低温アロマ冷却器は、米国特許5,182,926に記述されている;参照することにより、その開示を組み入れる。捕らえたコーヒーアロマは、望ましくは、部分凝縮または精留などの適切な技術を使って濃縮するのがよい。捉えたコーヒーアロマは、コーヒーオイルまたはコーヒーオイルもしくは他の脂肪を含有するエマルジョンなどの適切なキャリア基質と混合できる。次に、水性コーヒーアロマ成分と有機コーヒーアロマ成分を分離する。有機コーヒーアロマ成分から水性コーヒーアロマ成分を分離するのに適した方法は、同時係属欧州特許出願99200241.0に記述されている;参照することにより、その開示を組み入れる。
【0033】
コーヒーエキスの生成とコーヒーアロマの捕捉のプロセスは、望みなら、減酸素または無酸素条件下で実施することができる。これは、技術上周知の通りに、例えば、不活性ガスのブランケットによるプロセスで実施することによって達成できる。さらに、プロセス中で水が必要な時はいつでも、脱酸素水を使用することができる。
【0034】
コーヒーアロマは、減酸素または無酸素条件下で冷凍して保存するのが好ましい。同様に、コーヒーベース濃縮物は、減酸素または無酸素条件下で冷凍して保存することができる。さらに、望みなら、酸素脱除剤をコーヒーアロマおよび/またはコーヒーベース濃縮物に添加することができる。適切な酸素脱除剤は、欧州特許出願99200185.9に記述されている;参照することにより、その開示を組み入れる。
【0035】
可溶性飲料粉末は、約0.05重量%−約0.2重量%のコーヒーアロマ成分を含有するのが好ましい。
【0036】
可溶性コーヒー飲料粉末は、天然または人工の可溶性甘味料を含有することもできる。適切な例は、スクロース、フルクトース、ラクトース、マルトース、サッカリン、サイクラメート、アセトスルファム、アスパルテームのようなL−アスパルチルベース甘味料など、また、これらの混合物である。使用する甘味料の量は、望みの甘さのレベルおよび当該甘味料の強度に左右される。しかし、フルクトース、グルコース、スクロースなどの糖ベース甘味料の場合、甘味料の総量は、約50重量%−約90重量%の範囲であるのが好ましい。可溶性甘味料は、特に人工甘味料を使用する場合、マルトデキストリンおよびポリデキストロースなどの増量剤と配合することもできる。この場合、甘味料と増量剤の総量は、通常、約10重量%−約25重量%である。人工甘味料自体は、通常、1重量%未満である。
【0037】
本発明に記載の可溶性飲料のある実施態様では、飲料粉末はまた、a)当該飲料のこくを高め、b)数種の添加アロマの知覚的認識をまろやか、かつ、滑らかにするために、テクスチュラントを含むのが好ましい。テクスチュラントは、メープル、ハチミツ(ハニー)、バニラ、ビスケットなどの温かいフレーバーと併せて使用する場合、特に適していることが判明している。適切なテクスチュラントは、カルボキシメチルセルロース(CMC)またはペクチンである。テクスチュラントの量は、添加アロマと製品に望まれるこくの量に左右されることが分かった。テクスチュラントをほとんど添加しない場合、製品は、薄く、口の中にこくが残らず、知覚的に感じるアロマ平衡もバランスが取れなくなる。添加するテクスチュラントが多すぎると、製品は、スープのようになり、粘性が高くなりすぎる。
【0038】
可溶性コーヒー粉末は、当該粉末の総固形物含量の重量換算で約2%−約20%のテクスチュラントを含むのが有利であり、約5重量%−約7重量%のテクスチュラントを含むのが好ましい。テクスチュラントの適量は、各種飲料の各種用量に依存する。例えば、好ましいテクスチュラント量は、100ml当たり100−400mgである。
【0039】
植物性フレーバーは、植物エキスまたは天然および/または天然と同視の植物アロマであることができる。植物エキスおよび/またはアロマは、糖と同時にコーヒーに添加することができる。製品は次いで、乾燥混合して実質的に均質な製品とすることができる。次に、当該混合物をテクスチュリゼーションプロセス(凝集、凍結−乾燥その他)に供する。使用できる代替法は、糖およびコーヒーミックスへのテクスチュリゼーションの実施と、その後の、生じたテクスチャーへのアロマの噴霧を含む。
【0040】
飲料粉末の成分は乾燥混合できる。凍結乾燥テクスチュリゼーション操作を使用する場合、吸湿混合物を使用する。ウェット混合に使用する液体は、コーヒーリカーであるのが便利であると思われる。
【0041】
その後、窒素または二酸化炭素などの気体を注入することで吸湿混合物に通気することができる。次に、分散装置を使って、当該気体を混合物内に分散させた後、気体含有混合物をホモジェナイザーにかける。粉末の最終密度を調節し、製品の溶解性を改善するために通気を行うことができる。
【0042】
吸湿混合物は、凍結乾燥法や噴霧乾燥法などの普通の乾燥技術によって乾燥できる。
【0043】
コーヒー/可溶性甘味料/植物エキスおよび/またはアロマを凍結乾燥するには、吸湿混合物を−30 − −50℃の温度範囲で凍結する。次に、製品を真空乾燥し、昇華によって水を除去する。
【0044】
噴霧乾燥では、製品を噴霧し、小滴とし、製品中の水を乾燥塔の熱風によって除去する。
【0045】
乾燥後、粉末を流動層冷却機中で冷却することができる。
【0046】
粉末のタップ比重は、約200−約400g/lの範囲であるのが好ましく、タップ比重が約250−300g/lであるのがさらに好ましい。タップ比重は、粉末を10mmの100回押込みによって振動させて圧縮した時の粉末の重力を指す。
【0047】
上述のように、可溶性コーヒー粉末は、凝集させて、テクスチャーを粉末に与え、湿潤性を改良する、あるいは、さらに望ましい粉末の外観にすることができる。
【0048】
ここで、本発明をさらに説明するため、具体例を述べる。
【0049】
別の実施態様では、本発明は、ブラックコーヒーの若者の受け入れ易さを改善する方法であって、白色化しないコーヒー濃縮物のコーヒー味を補う植物性フレーバーを混入することを含んで成る方法に関する。コーヒー濃縮物は、上述のように、可溶性コーヒー粉末に液体、好ましくは水、を添加することによって、簡便に調製できる。
【0050】
前記の濃縮物は、必要量の水を当該粉末に添加し、当該粉末が完全に溶解するまで攪拌することで調製できる(一般に、20−40%固形物の濃縮物を生成する)。次に、当該濃縮物は、殺菌した後、ボトルや小袋など、受け入れ易いバリア性を持ったパッケージングに無菌的に充填する。
【0051】
例1−コーヒー飲料粉末の調製
本発明によるコーヒー飲料粉末のサンプルを、例示の目的で、乾燥混合した次の成分で調製する。使用する可溶性ブラックコーヒーは、フランスおよびスイスのネスレS.A.から市販されているネスカフェ(商標)である。
【0052】
サンプル1a
普通の10−30重量%のコーヒー粉末を、糖ベースの可溶性甘味料60−70重量%と乾燥混合する。均一な混合物が得られたら、0.5−5重量%紅茶エキスと2−10重量%テクスチュラントを添加する。次に、コーヒー飲料粉末を均一になるまで乾燥混合する。
【0053】
サンプル1b
10−30重量%の普通のコーヒー粉末を、糖ベースの可溶性甘味料60−80重量%と乾燥混合する。均一な混合物が得られたら、0.5−5重量%紅茶エキスと2−10重量%テクスチュラントを添加し混合する。次に、0.1−1%のビスケットアロマを添加する。その後、コーヒー飲料粉末を均一になるまで乾燥混合する。
【0054】
サンプル1c
10−30重量%の普通のコーヒー粉末を、糖ベースの可溶性甘味料60−80重量%と乾燥混合する。均一な混合物が得られたら、3−10重量%テクスチュラントと0.4−2%メープルシロップアロマを添加する。次に、コーヒー飲料粉末を均一になるまで乾燥混合する。
【0055】
サンプル1d
10−30重量%の普通のコーヒー粉末を、糖ベースの可溶性甘味料60−80重量%と乾燥混合する。次に、3−8重量%テクスチュラント、0.1−3重量%インドスパイス、0.1−2重量%のバニラアロマを添加する。その後、コーヒー飲料粉末を均一になるまで乾燥混合する。
【0056】
サンプル1e
10−30重量%の普通のコーヒー粉末を、糖ベースの可溶性甘味料60−90重量%と乾燥混合する。次に、0.05−2.0重量%甘草、ウイキョウおよびミントの植物エキスおよびアロマを添加する。その後、コーヒー飲料粉末を均一になるまで乾燥混合する。
【0057】
サンプル1f
10−30重量%の普通のコーヒー粉末を、糖ベースの可溶性甘味料60−90重量%と乾燥混合する。次に、コーヒー粉末−糖混合物に1−10重量%フルーツ粉末と0.01−0.5重量%を添加する。その後、コーヒー飲料粉末を均一になるまで乾燥混合する。
【0058】
サンプル1g
10−30重量%の普通のコーヒー粉末を、糖ベースの可溶性甘味料60−80重量%と乾燥混合する。均一な混合物が得られたら、0.5−1重量%の非乳製クリーマーと2−10重量%テクスチュラントを添加し、混合する。次に、1−4%の全アロマを添加する。その後、コーヒー飲料粉末を均一になるまで乾燥混合する。
【0059】
例2−コーヒー飲料の調製
当該飲料を調製するため、約8Gの粉末をスプーンに取り、マグカップに入れる。次いで、約200mlの熱湯70−80℃を当該カップに注いだ後、全粉末が確実に溶解するまで、スプーンで攪拌する。その時、当該飲料は、容易に飲むことができる。
【0060】
訓練を受けた検査員(パネル)が、サンプル1a−fを味見し、検査員は、以下の点を確認した:
サンプル1aは、お茶の味がし、その後、口の中にコーヒー味がする。
サンプル1bは、お茶の味がし、その後、口の中にコーヒー味がする。さらに、サンプル1bは、温かいビスケットのフレーバーを示す。
サンプル1cは、コーヒー味を補う温かいソフトな味がする。
サンプル1dは、コーヒー味を補う温かいソフトな味がし、さらに、飲み終わった味にスパイシーフレーバーを生じる。
サンプル1eは、新鮮な味がし、飲み終わった時に、口の中にミントの味を残す。
サンプル1fは、フルーツ味を生じ、その後、口の中でコーヒー味がする。
【0061】
例3−消費者受け入れ試験
比較盲検試験を、訓練を受けていない18−26才の消費者30名のパネルによって実施している。サンプル1a−fに従って、次に、例2で概略を述べた方法によって調製したサンプルを、同量の糖および比較可能な用量を含めて、例1a−fで述べた配合品として使用した従来の市販ブラック可溶性コーヒーから調製した飲料と比較するように消費者に頼んでいる。
【0062】
例1a−1fのあらゆる場合で、検査員(パネリスト)の大半は、サンプル1a−1fが、同量の糖を含む従来の可溶性飲料に比較して、受け入れ易く、快いことを認めている。
【0063】
さらに、この時点で、コーヒーの性質を有するこれらの飲料のいくつかは、18−26才の年令層のコーヒー以外およびコーヒーの愛飲家に等しく受け入れられることが明らかであろう。
Claims (31)
- 若者へのブラックコーヒーの受け入れ易さの改善方法であって、白色化しない可溶性コーヒー粉末中のコーヒー味を補う植物性フレーバーを混入することを含んで成る上記方法。
- 植物性フレーバーがお茶の味を与え、これが、その後、口の中でコーヒー味になる請求の範囲第1項記載の方法。
- 植物性フレーバーが新鮮な味を与え、飲み終わった時、口の中にミント味を残す請求の範囲第1項記載の方法。
- 植物性フレーバーがフルーツ味を与え、これが、その後、口の中でコーヒー味になる請求の範囲第1項記載の方法。
- 植物性フレーバーが温かいソフトな味を与え、これがコーヒー味を補う請求の範囲第1項記載の方法。
- 植物性フレーバーが最後の味としてスパイシーフレーバーを提供する請求の範囲第1および5項のいずれかに記載の方法。
- 可溶性コーヒー粉末が、当該粉末の総固形含量の重量換算で約10%−約50%のコーヒー固形物を含む請求の範囲第1−6項のいずれかに記載の方法。
- 可溶性コーヒー粉末が可溶性甘味料を含む請求の範囲第1−7項のいずれかに記載の方法。
- 可溶性コーヒー粉末がテクスチュラントを含む請求の範囲第1−8項のいずれかに記載の方法。
- 可溶性コーヒー粉末が、当該粉末の総固形物含量の重量換算で約50%−約90%の糖ベースの可溶性甘味料を含む請求の範囲第1−9項のいずれかに記載の方法。
- 可溶性コーヒー粉末が、当該粉末の総固形物含量で約2%−約20%のテクスチュラントを含む請求の範囲第1−10項のいずれかに記載の方法。
- 可溶性コーヒー粉末が紅茶固形物から成る請求の範囲第1、2および7−11項のいずれかに記載の方法。
- 可溶性コーヒー粉末がメープルシロップフレーバーを含む請求の範囲第1、5および7−11項のいずれかに記載の方法。
- 可溶性コーヒー粉末が、温かなフレーバー成分と合わせたスパイスを含む請求の範囲第1および6−11項のいずれかに記載の方法。
- 可溶性コーヒー粉末が甘草、ミントおよびウイキョウフレーバーを含む請求の範囲第1、3、7、8および10項のいずれかに記載の方法。
- 可溶性コーヒー粉末がフルーツフレーバーおよびクエン酸を含む請求の範囲第1、4、7、8および10項のいずれかに記載の方法。
- 可溶性コーヒー粉末が、温かなフレーバー成分と併用するナッツフレーバーを含む請求の範囲第1、4および7−11項のいずれかに記載の方法。
- 若者へのブラックコーヒーの受け入れ易さの改善方法であって、白色化しないコーヒー濃縮物中のコーヒー味を補う植物性フレーバーを混入することを含んで成る上記方法。
- 白色化しない可溶性コーヒー粉末中のコーヒー味を補う植物性フレーバーを混入した可溶性コーヒー粉末を含んで成る、若者へのブラックコーヒーの受け入れ易さを改善したブラック可溶性コーヒー粉末。
- 可溶性甘味料を含む請求の範囲第19記載のブラック可溶性コーヒー粉末。
- テクスチュラントを含む請求の範囲第19および20項記載のブラック可溶性コーヒー粉末。
- ブラック可溶性コーヒー粉末の総固形物含量の重量換算で約10%−約50%のコーヒー固形物、約50重量%−約90重量%の糖ベース可溶性甘味料、約2重量%−約20重量%のテクスチュラント、および紅茶固形物を含む請求の範囲第19−21項のいずれかに記載のブラック可溶性コーヒー粉末。
- ブラック可溶性コーヒー粉末がビスケットまたはケーキフレーバーを混入する請求の範囲第22項記載のブラック可溶性コーヒー粉末。
- ブラック可溶性コーヒー粉末がベルガモットフレーバーを混入する請求の範囲第22および23項記載のブラック可溶性コーヒー粉末。
- ブラック可溶性コーヒー粉末の総固形物含量の重量換算で約10%−約50%のコーヒー固形物、約50重量%−約90重量%の糖ベース可溶性甘味料、約2重量%−約20重量%のテクスチュラントおよびメープルシロップフレーバーを含む請求の範囲第19−21項のいずれかに記載のブラック可溶性コーヒー粉末。
- ブラック可溶性コーヒー粉末の総固形物含量の重量換算で約10%−約50%のコーヒー固形物、約50重量%−約90重量%の糖ベース可溶性甘味料、約2重量%−約20重量%のテクスチュラントおよび温かいフレーバー成分と合わせたスパイスを含む請求の範囲第19−21項のいずれかに記載のブラック可溶性コーヒー粉末。
- ブラック可溶性コーヒー粉末の総固形物含量の重量換算で約10%−約50%のコーヒー固形物、約50重量%−約90重量%の糖ベース可溶性甘味料および甘草、ミントおよびウイキョウフレーバーを含む請求の範囲第19および20項のいずれかに記載のブラック可溶性コーヒー粉末。
- ブラック可溶性コーヒー粉末の総固形物含量の重量換算で約10%−約50%のコーヒー固形物、約50重量%−約90重量%の糖ベース可溶性甘味料、フルーツフレーバーおよびクエン酸を含む請求の範囲第19および20項のいずれかに記載のブラック可溶性コーヒー粉末。
- 温かいフレーバー成分と合わせたナッツフレーバーを含む請求の範囲第19または21項のいずれかに記載のブラック可溶性コーヒー粉末。
- 白色化しないコーヒー濃縮物から製造する飲料水のコーヒー味を補う植物性フレーバーを混入したコーヒー濃縮物を含んで成る、若者への受け入れ易さを改善したブラックコーヒー濃縮物。
- 請求の範囲第19−29のいずれかに記載のブラック可溶性コーヒー粉末および水を含む請求の範囲第29項記載のブラックコーヒー濃縮物。
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