JP2004506807A - 蛍光染料及び白色顔料を使用する筆記用具用蛍光インキ - Google Patents

蛍光染料及び白色顔料を使用する筆記用具用蛍光インキ Download PDF

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Abstract

可溶性蛍光着色剤、溶剤及び乳白剤を含む、筆記用具で使用するのに適した非水性蛍光インキ組成物が開示される。このインキ組成物は、又、樹脂、安定剤、界面活性剤、潤滑剤及びその他の不活性添加剤を含む。この蛍光インキ組成物はマスカラー上で紙の上に書かれた時に光輝な外観を呈する。

Description

【0001】
(発明の分野)
本発明は、蛍光染料及び乳白顔料を使用する、筆記用具用溶剤ベースのインキに関する。
(発明の背景)
テキストを手書きする為に使用される筆記用具は慣用のものである。これらの装置におけるインキは、伝統的に染料(青、黒、赤、緑等)が使用され、紙の上で光輝な外観を呈するが、マスカラー上では光輝な外観を呈しない。
現在のブライトインキペンは、グリースフォロアーとポイントシール機構を必要とするゲルインキペンか、インキ粘度が低く(1000cPs未満)、バッフル及び/又はキャピラリーコネクターの様な流量調節機構が必要とされるフリーインキペンのいずれかである。
【0002】
米国特許第4,671,691号明細書(Case et al.)及び第4,726,845号明細書(Thompson et al.)は、水性ゲルインキペンを開示している。ゲルインキペンの欠点としては、追加の生産工程、その工程の為の追加のコスト及び短い保存期間が挙げられる。米国特許第3,446,564号明細書(Horie)、第3,533,708号明細書(Horie)、第3,572,954号明細書(Cheron) 、第3,873,218号明細書(Yoshida)及び第3,951,555号明細書(Wittnebert et al.)は、多孔性のインキ供給ロッドを採用した液体溜めを利用する筆記用具を開示している。多孔性のインキ供給ロッドを使用する事の欠点としては、紙に対して、筆記用具チップを通してインキの十分に連続した流れを用意する事の潜在的な不足が挙げられる。
【0003】
米国特許第4,664,711号明細書(Kawaguchi et al.)は、(1)脂肪酸のアルカリ土類金属又はアルミニウム塩で処理された二酸化チタン5〜40%、(2)有機樹脂、及び(3)この樹脂を溶解する事のできる有機溶剤を含む蛍光インキ組成物を開示している。TiOの粒径は0.05〜0.5ミクロンである。米国特許第4,664,711号明細書は、組成物の5%以下で使用される処理された二酸化チタン或いは、TiO以外のその他の乳白剤については開示していない。
米国特許第4,186,020号明細書(Wachtel)は、(1)有機溶剤ベースに溶解し、蛍光染料又は顔料成分の蛍光を妨害しない有機バインダー又はキャリヤー、(2)バインダー溶液に溶解する一種以上の蛍光染料成分、(3)極端に高強度の蛍光染料又は顔料であっても良く、有機溶剤に溶解する有機蛍光体、及び、任意に、(4)有機光沢剤、及び(5)蒸発遅延剤を含む蛍光印刷インキを開示している。米国特許第4,186,020号明細書は、光沢剤として使用される非有機乳白剤の使用を開示していない。
【0004】
米国特許第5,698,614号明細書(Ueda et al.)は、(1)プロピレングリコールモノメチルエーテルを含む有機溶剤、(2)プロピレングリコールモノメチルエーテルを含む有機溶剤に溶解した蛍光顔料、及び(3)ケトン樹脂を含む蛍光インキ組成物を開示している。ウエダのインキ組成物は、特に、繊維の束から成るインキ溜めを有し、インキ組成物が、毛細管現象を利用してインキ組成物から供給されるマーキングペンでの使用に適している。米国特許第5,698,614号明細書は、光沢剤として使用される乳白剤を開示していない。
【0005】
米国特許第5,942,027号明細書(Ikai et al.)は、有機溶剤、着色剤、樹脂及び、7〜40nmの粒径を有するシリカ微粒子を含む、ボールペン用インキを開示している。シリカは、ボールペンからの浸出を調節する為の耐浸潤添加剤として使用される。米国特許第5,942,027号明細書は、蛍光染料を開示せず、本発明で光沢剤として使用される乳白剤も開示していない。
【0006】
米国特許第3,997,498号明細書(Reese et al.)は、(1)約15〜35質量%の量の乳白剤、(2)ハロゲン化エタン溶剤、及び(3)樹脂を含む修正液組成物を開示している。米国特許第3,997,498号明細書は、これらの材料と蛍光材料との使用を開示していない。更に、光沢剤として作用する、5質量%以下で使用される乳白剤を開示していない。
慣用の筆記用具の機構と溶剤系で使用できる蛍光インキに対する要望が存在する。又、インキを含む筆記用具の部品又は管内で、及び紙の上で特別明るく輝く外観を造り出す蛍光インキが望まれる。又、ブライトインキ筆記用具には、多種類のインキの色及びブレンドをつくる為の能力が望まれる。本発明はこれらの要望を満足させるものである。
【0007】
(発明の開示)
本発明の目的は、筆記用具から確実に紙に送達する事のできるクリアペンバレル内の透明インキ送達部材において光輝な外観を呈する蛍光インキを提供する事である。この蛍光インキは透明インキ送達部材と同じ輝度を紙の上で示す。
本発明のインキ組成物は、光学的に透明な或いは半透明な部材又はチューブ中に置かれ、光学的に透明な又は半透明なバレル内に取付けられると、輝かしい外観を造り出す。蛍光インキの輝度は、増白剤として作用する乳白剤の存在によって高められる。限定する積りはないが、白色乳白剤と蛍光染料との組合せはインキ中の蛍光染料の輝度を高めるものと考える。
【0008】
本発明の第一の実施態様では、筆記用具で使用する為の蛍光インキ組成物は、有機溶剤、樹脂、溶剤可溶性蛍光着色剤及び、光沢剤として作用する乳白剤を含む。好ましくは、インキ組成物は、20℃で、約1,000cPs〜約500,000cPsの粘度を有する。更に好ましくは、インキ組成物の粘度は、約2,000〜約50,000cPsである。最も好ましくは、インキ組成物の粘度は約3,000〜約30,000cPsである。
好ましくは、筆記用具はボールペンである。
蛍光着色剤は、単独で使用されても良く、或いは、二種以上の蛍光着色剤の混合物の形態で使用されても良い。好ましくは、蛍光着色剤は、インキ組成物の約0.1〜約60質量%の量でインキ組成物中に存在する。
【0009】
乳白剤は、単独で使用されても良く、或いは、二種以上の乳白剤の混合物の形態で使用されても良い。好ましくは、乳白剤は無機白色顔料、例えば、シリカ、二酸化チタン及び酸化亜鉛である。好ましくは、乳白剤は1ミクロン未満の粒径を有する。乳白剤の屈折率によって、乳白剤の量は、インキ組成物の約0.1〜約15.0質量%である。
乳白剤の屈折率が2.0以上である時は、乳白剤の量はインキ組成物の約0.1〜4.9質量%である。従って、本発明の一実施態様は、2.0以上の屈折率を持つ約0.1〜4.9質量%の乳白剤と、蛍光染料、有機溶剤及び樹脂を含む、筆記用具において使用する為の蛍光インキ組成物である。2.0より大きい屈折率を持つ乳白剤の例としては、二酸化チタン(アナターゼ及びルチル)、酸化亜鉛、硫化亜鉛及び酸化ジルコニウムが挙げられるがこれらに限定されない。好ましくは、これらの乳白剤の粒径は約0.001〜約5ミクロン、更に好ましくは、約0.01〜約0.5ミクロンである。
【0010】
乳白剤の屈折率が2.0未満である時は、乳白剤の量は、インキ組成物の約0.1〜約15質量%である。従って、本発明のその他の実施態様は、2.0未満の屈折率を持つ約0.1〜約15質量%の乳白剤と、蛍光染料、有機溶剤及び樹脂を含む、筆記用具において使用する為の蛍光インキ組成物である。2.0より小さい屈折率を持つ乳白剤の例としては、シリカ、シリケート、炭酸カルシウム、タルク及びチャイナクレーが挙げられるがこれらに限定されない。好ましくは、乳白剤はシリカである。好ましくは、シリカの粒径は約0.02〜約0.6ミクロンである。
【0011】
有機溶剤は、単独で使用されても良く、或いは、二種以上の有機溶剤の混合物の形態で使用されても良い。好ましくは、有機溶剤は、インキ組成物の約5〜約90質量%である。更に好ましくは、有機溶剤は、インキ組成物の約20〜約65質量%である。有機溶剤の例としては、ジプロピレングリコールの様なグリコール類;トリエチレングリコールモノブチルエーテルの様なグリコールエーテル類;オクチルアジペート、ジオクチルセバケート及びその誘導体の様な高沸点エステル類;シクロヘキサノンの様なケトン類;N−メチルピロリドンの様なピロリドン類;ラクトン類;ベンジルアルコールの様な高沸点アルコール及びそれらの混合物が挙げられるがこれらに限定されない。
【0012】
樹脂は、単独で使用されても良く、或いは、二種以上の樹脂の混合物の形態で使用されても良い。好ましくは、樹脂は、インキ組成物の約0.1〜約60質量%の量で存在する。最も好ましくは、樹脂は、インキ組成物の約1〜約30質量%の量で存在する。好ましくは、樹脂はケトン樹脂又はスチレン−アリルアルコールコポリマーである。
本発明のその他の実施態様では、蛍光インキ組成物は、更に、化学的分散剤を含む。化学的分散剤は、単独で使用されても良く、或いは、二種以上の化学的分散剤の混合物の形態で使用されても良い。好ましくは、化学的分散剤は、親油性化学的分散剤、酸官能コポリマー化学的分散剤又は大豆レシチンである。好ましくは、化学的分散剤は、インキ組成物の10質量%以下の量で存在する。最も好ましくは、化学的分散剤は、インキ組成物の約0.1〜約5質量%の量で存在する。
【0013】
本発明のその他の実施態様では、蛍光インキ組成物は、更に、安定剤を含む。安定剤は、単独で使用されても良く、或いは、二種以上の安定剤の混合物の形態で使用されても良い。好ましくは、安定剤は、インキ組成物において、インキ組成物の約0.1〜約30質量%で存在する。更に好ましくは、安定剤はインキ組成物の約0.1〜約10質量%の量で存在する。最も好ましくは、安定剤は、インキ組成物において、インキ組成物の約0.1〜約5質量%で存在する。
本発明のその他の実施態様では、蛍光インキ組成物は、更に界面活性剤を含む。界面活性剤は、単独で使用されても良く、或いは、二種以上の界面活性剤の混合物の形態で使用されても良い。好ましくは、界面活性剤は、インキ組成物の10質量%以下の量で存在する。最も好ましくは、界面活性剤は、インキ組成物の約0.2〜約5質量%の量で存在する。
【0014】
本発明のその他の実施態様では、蛍光インキ組成物は、更に耐酸化剤を含む。耐酸化剤は、単独で使用されても良く、或いは、二種以上の耐酸化剤の混合物の形態で使用されても良い。好ましくは、耐酸化剤は、インキ組成物の約0.1〜約30質量%の量で存在する。好ましくは、耐酸化剤は、トコフェロール、ブチル化ヒドロキシトルエン、オイゲノール及びヒドロキノンから成る群から選ばれる。
本発明のその他の実施態様では、本発明の蛍光インキ組成物における乳白剤を安定化させる為の方法は、(a)樹脂又は樹脂混合物と有機溶剤又は有機溶剤混合物を一緒にブレンドする工程、(b)蛍光着色剤又はそれらの混合物と樹脂並びに有機溶剤とをブレンドして混合物を形成する工程及び(c)乳白剤又は乳白剤混合物を、化学的分散剤を使用して、高速攪拌下で、混合物をブレンドしながら分散させる工程を含む。好ましくは、化学的分散剤は、親油性分散剤、酸官能コポリマー分散剤及び大豆レシチンから成る群から選ばれる。好ましくは、乳白剤は乾燥形態で供給される。
【0015】
本発明のその他の実施態様では、本発明の蛍光オンキ組成物における乳白剤を安定化させる為の方法は、(a)乳白剤又はその混合物、樹脂又はその混合物、及び蛍光染料又はその混合物を乾燥チップに形成する工程、及び(b)この乾燥チップを溶剤、化学的分散剤、及び任意に樹脂の混合物に比例的に添加してプレミックスを創る工程及び(c)このプレミックスに、溶剤、樹脂及びその他の添加剤の混合物を添加する工程を含む。
ここで使用される「蛍光」と言う用語は、日光の放射線を吸収した後の可視光の発光を意味する。
【0016】
ここで使用される「蛍光染料」とは、スペクトルの可視領域において蛍光現象を示す染料である。昼光蛍光染料の例としては、ローダミン、フルオレセイン、クマリン、ナフタルイミド、ベンゾアンテンの染料及びアクリジン染料系が挙げられる。フルオレセント着色剤の供給者としては、ラジアントカラー社(リッチモンド、CA)、デイ−グロカラー社(クリーブランド、OH)サンケミカル社(シンシナチ、OH)、シンロイヒ社(東京、日本)、スワダ(ロンドン、英国)、ミクニカラーワーク社(姫路、日本)、ミツイインターナショナル社(日本)及びニッポン蛍光カラー社(日本)が挙げられる。
ここで使用される「マスカラー」とは、完全に背景を覆い隠す様な厚さのインキの反射光で見た時の色の事である。
【0017】
ここで使用される「分散剤」とは、微細固体粒子の均一且つ最大の懸濁を促進する為に懸濁媒体に添加される表面活性剤の事である。非水性溶剤で使用する為の化学的分散剤の例としては、ステロール、レシチン及び脂肪酸が挙げられるがこれらに限定されない。
ここで使用される「安定剤」とは、時間の経過と共にインキの変色及び粘度変化を防ぐ為のインキ用添加剤の事である。安定剤の例としては、ヒドロキノンの様なジヒドロキシベンゼン誘導体類及びブチル化ヒドロキシトルエンの様なヒドロキシベンゼン類が挙げられる。
ここで使用される「可塑剤」とは、有機添加剤の事であり、インキフィルムを更に可撓性にする為に使用される。可塑剤の例としては、非揮発性有機液体及びフタレート、アジペート及びセバケートエステルの様な低融点固体、トリクレシルホスフェート及びヒマシ油が挙げられる。
【0018】
ここで使用される「約」と言う用語は、範囲内の全ての数字を含めた全てのその様な数字を参照するものと理解されるべきである。
本発明のインキ組成物は、乳白剤、好ましくはシリカ(SiO)を含むが、当該技術分野において公知の多くの乳白剤、例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化ジルコニウム、粘土、タルク、シリケート及び炭酸カルシウムの一種であっても良い。但し、これらに限定されない。好ましい実施態様では、乳白剤の屈折率は、2.0未満である。本発明の好ましい実施態様では、乳白剤は蛍光インキベースへの乳白剤の添加前に安定化される。
化合物の一般的な屈折率は表1で示される。
【0019】
【表1】
表1
Figure 2004506807
比較の容易さの為に丸められている。
【0020】
インキ組成物は、様々な化学的分散剤と、当該技術分野において一般的に実施される混合/分散方法との組合わせを使用して安定化される乳白剤を含む。
化学的分散剤は、単独又は二種以上の化学的分散剤の混合物の形態で使用されても良い。化学的分散剤の例としては、ステロール、レシチン及び脂肪酸が挙げられるがこれらに限定されない。好ましくは、化学的分散剤は、ディスパーバイク111(BYKケミー社製、コネチカット)の様な親油性分散剤、ソルスパース20000(アベシア社製、シャルロット、NC)の様な酸官能コポリマー分散剤及び大豆レシチン(ADM社製、シカゴ、IL)から成る群から選ばれる。
乳白剤は、単独又は二種以上の乳白剤の混合物の形態で使用されても良い。好ましくは、本発明で使用される乳白剤はシリカであり、粉末形態或いは非水性スラリーの形態で供給される。好ましくは、乳白剤の粒径は1ミクロン未満である。最も好ましくは、粒径は約0.2〜約0.6ミクロンである。好ましい乳白剤の例としては、ASPテクノロジー社(シカゴ、IL)から市販されているシリカの「ナノシル」が挙げられる。
【0021】
乳白剤としてTiOを使用するインキ組成物は、好ましくは、粉末又は非水性スラリー形態で供給される。これらのTiO粒子のサイズは、0.001〜約5ミクロンの範囲であり、好ましくは、約0.01〜約0.5ミクロンの範囲内である。本発明で使用されるTiO粉末の例としては、アメリカンサイアナミド社(CT)製のOR−580、デグッサ社(ドイツ)製のP−25、タイカ製造(日本)製のMTシリーズ(MT−500B及びMT−500SA)及び石原産業社(日本)製のTTO−Sシリーズが挙げられる。
【0022】
溶剤は、単独又は二種以上の溶剤の混合物の形態で使用されても良い。本発明のインキ溶剤は、通常の筆記用具用として使用される溶剤である。当該技術分野において公知であるこれらの溶剤としては、ジプロピレングリコールの様なポリオール類、トリエチレングリコールモノブチルエーテルの様なポリオールエーテル類、炭化水素類、オクチルアジペート、ジオクチルセバケートの様な高沸点エステル類、グリセリン及びその誘導体類、シクロヘキサノンの様なケトン類、N−メチルピロリドンの様なピロリドン類、ラクトン類、及びベンジルアルコールの様な高沸点アルコールが挙げられるがこれらに限定されない。有機溶剤は、通常、約5〜約90質量%、好ましくは、約20〜約65質量%の量で使用される。好ましい溶剤の例としては、ダウケミカル社(ミッドランド、MI)から市販されている、ダワノールEPH(2−フェノキシエタノール化合物)が挙げられる。溶剤を過剰に使用すると、不十分に強い書き方となり、溶剤の量が少な過ぎると、得られるインキ組成物の粘度が高くなりすぎて満足に書けなくなる。
【0023】
本発明のインキ組成物は溶剤可溶性蛍光着色剤を含む。着色剤は、単独又は二種以上の着色剤の混合物の形態で使用されても良い。この着色剤は、日光又は人工光を受けた時に蛍光又は光輝色を有する。本発明で使用される蛍光着色剤は市販されていて、その中では、例えば、サンケミカル社(シンシナチ、オハイオ)製のサンブライト系(257ex10、256ex44等)、及び、日本蛍光化学社(日本)製のMPI系(MPI−504C、505C、507C等)が挙げられる。
本発明のインキ組成物は、インキ組成物当り、約0.1〜約60質量%の量で蛍光着色剤を含む。着色剤が過剰に使用されると、得られるインキ組成物は、線強度に顕著な増加を伴う事無くコスト高となり、使用される染料の量が少なすぎると、得られるインキ組成物は十分な線強度を書かない。
【0024】
本発明のインキ組成物は、インキ組成物当り、約0.1〜約60質量%、好ましくは、約1.0〜約30質量%の量の樹脂を含んでも良い。樹脂は、単独で、又は、二種以上の樹脂の混合物の形態で使用されても良い。本発明での使用に適する樹脂としては、熱可塑性及び熱硬化性ポリマーが挙げられる。例示的な例としては、ポリビニルピロリドン、ポリエステル、ポリスチレン、高衝撃ポリスチレン、ポリスチレンコポリマー、アクリロニトリル−ブタジエンコポリマー、ポリイソブチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリブタジエン、エチレン−酢酸ビニル、ポリアミド、ポリイミド、ポリオキシメチレン、ポリスルホン、ポリフェニレンスルフィド、メラミン、ビニルエステル、エポキシ、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリアセタール、フェノール、ポリエステルカーボネート、ポリエーテル、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアリーレイト、ポリアリーレンスルフィド、ポリケトン、ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、炭化水素樹脂、ロジンエステル、コポリマー、グラフト、ブレンド又はそれらの混合物が挙げられるがこれらに限定されない。コポリマー及びこれらのポリマーのブレンドは、グラフトポリマーにおいてバックボーン又はグラフト化ポリマーとして役立つポリマーとして当業者には公知のものである。好ましくは、この樹脂タイプは、ケトン又はスチレンアリルアルコールである。市販のケトン樹脂の例には、クリーンノバ社(サマーセット、NJ)から市販されている「合成樹脂SK」がある。
【0025】
本発明のインキ組成物に添加されても良い更なる成分としては、界面活性剤、熱及び光安定剤、潤滑剤、光学的光沢剤、金属非活性化剤が挙げられる。
界面活性剤は、アニオン、ノニオン又は両性のいずれであっても良い。使用できるアニオン界面活性剤としては、例えば、ジオクチルナトリウムスルホスクシネートの様なスルホン化脂肪酸エステル、高級アルコールスルフェート、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルスルフェート、アルキルアリールスルホネート又はオレフィンスルホネートが挙げられる。使用できるノニオン界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル又はポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルの様なポリオキシエチレンエーテル化合物、多価アルコール脂肪酸エステル又は多価アルコール脂肪酸エステルポリオキシエチレンエーテルが挙げられる。インキ組成物は、インキ組成物当り、約10質量%以下の量、好ましくは、約0.2〜約5質量%の範囲の量の界面活性剤を含んでも良い。界面活性剤は、単独で或いは二種以上の界面活性剤の混合物の形態で使用されても良い。
【0026】
熱安定剤は、単独又は二種以上の熱安定剤の混合物の形態で使用されても良い。熱安定剤の例としては、(1)ヒンダードフェノール類、例えば、3V社(シャーロット、NC)製のアルビノックス100、(メイゾー社(ノルクロッス、GA)製のBNX1000、マイル社(ピッツバーグ、PA)製のBHT(ブチル化ヒドロキシトルエン)、バンダービルトケミカル社(コネチカット)製のバノックスSKT、(2)アルキリデンビス、トリス及びポリフェノール類、例えば、サイテック社(ペリスバーグ、OH)製のシアノックス系(425、1790、2246)、(3)チオビス、トリス及びポリアルキルフェノール類、例えば、チバガイギー社(バーゼル、スイス)製のイルガノックス1035、(4)アミン類、例えば、ゼネカスペシャリティー社(英国)製のPTZフェノチアジン又はユニロイヤルケミカル社(コネチカット)製のナウガード系(A、J、Q、SA、445)、(5)エステル類、例えば、ウイトコポリマーアディティブ社(グリーンウイック、CT)製のアルガス系(DLTDP、DSTDP、DMTDP、DTDTDP)、(6)有機ホスフィット及びホスフェート類、例えば、アルブライト&ウイルソン社(リッチモンド、VA)製のアルブライト系(BTDHP、DBHP、DLHP等)、(7)イーストマンケミカル社(テネシー)製のプロピルガレート、及び(8)モンサントケミカル社(セントルイス、MO)製のヒドロキノンが挙げられるがこれらに限定されない。
【0027】
光安定剤は、単独又は二種以上の光安定剤の混合物の形態で使用されても良い。光安定剤の例としては、(1)ベンゾフェノン誘導体類、例えば、BASF社(ドイツ)製のユビヌル系(3000、3035、3039、3049等)、(2)ベンゾチアゾール誘導体類、例えば、チバガイギー社(バーゼル、スイス)製のチヌビン系(213、234、328、326)、(3)サリチレート類、例えば、イーストマンケミカル社(キングスポート、TN)製のフェニルサリチレート、(4)ニッケル有機物、例えば、フェローケミカル社(クリーブランド、OH)製のUVチェック、(5)イーストマン社製のレゾルシノールモノベンゾエート、(6)ホルムアミジン誘導体類、ギバウダン−ローレ社(クリフトン、NJ)製のギブソルブUV−1、UV−2、(7)オキシルアニリド誘導体類、サンドズ社(シャルロッテ、NC)製のサンヅボールVSU又は3206、及び(8)ヒンダードアミン類、例えば、サイテック社(コネチカット)製のサイアソルブ系(UV500、UV516、UV3346、3581、36040)が挙げられるがこれらに限定されない。
【0028】
潤滑剤は、単独で或いは二種以上の潤滑剤の混合物の形態で使用されても良い。潤滑剤の例としては、(1)アルコールエステル類、カスケム社(ニューアーク、NJ)製のフレクスリシンP−1、P−4、P−6、(2)アミド類、クローダユニバーサル研究所(アーリントン、TX)製のクローダミドEBS、EBO、ER、OR等、(3)ポリオールエステル類、例えば、ロンザ社(フェアーローン、NJ)製のグリコルーベP、(4)脂肪酸類、クローダ製のクロアシッド、(5)脂肪族アルコール、例えば、ペトロライト社(オクラホマ)製のユニリン350、425、550、(6)シリコーン類、例えば、ダウコーニング社(ミドランド、ミシガン)製の200、203、MB50−001(液体)、(7)液体ポリオレフィン、例えば、シャムロックケミカル社(ニューワーク、NJ)製の「ヴァーサフロー」、及び(8)脂肪酸金属塩、例えば、ウイトコ社(グリーンウイッチ、CT)製のステアリン酸亜鉛が挙げられるがこれらに限定されない。
【0029】
光学的光沢剤は、単独又は二種以上の光学的光沢剤の混合物の形態で使用されても良い。光学的光沢剤の例としては、チバガイギー社(バーゼル、スイス)製のチノパルCBS−X、SWVcon110#;アクメハーデスツリー社(ブルーベル、PA)市販のD−2550、D−2100が挙げられるがこれらに限定されない。
金属非活性化剤は、単独又は二種以上の金属非活性化剤の混合物の形態で使用されても良い。金属非活性化剤の例としては、プファイザーケミカル社(ニューハーベン、CT)製のシトロゾル50W、50T、50E;GAF社(ニュージャージー)製のチーロックHE−24、NTA−14;チバガイギー社(バーゼル、スイス)製のチェルDM−41、DPTA及びイルガノックス1024及び、アール・ティー・バンダービルト社(ノーウオーク、コネチカット)製のバンルーベ705が挙げられるがこれらに限定されない。
【0030】
本発明における乳白剤の安定化は、幾つかの方法を使用して行う事ができる。これらの方法は、以下の実施例を使用して十分に記載されるが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【実施例】
実施例1
蛍光顔料分散液中に分散される乾燥乳白剤の調製
蛍光顔料分散液中に分散される乾燥乳白剤を調製する為に、以下の成分が表2で示される様にブレンドされた。
【0031】
【表2】
表2
Figure 2004506807
樹脂SKは、クリアノバ社から市販されているケトン樹脂である。
上記試薬をブレンド後、次のものを表3に開示されている様に添加し溶解した。
【0032】
【表3】
表3
Figure 2004506807
サンケミカル社(シンシナチ、OH)から市販されている蛍光染料。
着色剤を溶解した後、表4で示される通り、化学的分散剤を添加し、次いで、高速攪拌下で「ナノシル」乳白剤を分散させた。
【0033】
【表4】
表4
Figure 2004506807
ナノシルはASPテクノロジー社から市販されているシリカである。
【0034】
実施例2
予め作られる(プレメイド)湿潤乳白剤分散液(低ナノシル濃度)の調製
以下のプレメイド乳白剤分散液を作る為に、以下のものを表5に示される様に混合した。
【0035】
【表5】
表5
Figure 2004506807
樹脂SKは、クリアノバ社から市販されているケトン樹脂である。
**ナノシルはASPテクノロジー社から市販されているシリカである。
次いで、上記混合物(プレミックスA、表5参照)を次の様に配合した。
【0036】
【表6】
表6
Figure 2004506807
サンケミカル社(シンシナチ、OH)から市販されている蛍光染料。
【0037】
実施例3
予め作られる(プレメイド)湿潤乳白剤分散液(高ナノシル濃度)の調製
プレメイド乳白剤分散液を作る為に、以下のものを表7に示される様に混合した。
【0038】
【表7】
表7
Figure 2004506807
樹脂SKは、クリアノバ社から市販されているケトン樹脂である。
**ナノシルはASPテクノロジー社から市販されているシリカである。
次いで、表8に示す通りに、攪拌下で以下の材料を組合わせた。
【0039】
【表8】
表8
Figure 2004506807
**サンケミカル社(シンシナチ、OH)から市販されている蛍光染料。
【0040】
実施例4
乾燥乳白剤チップ分散液の調製
通常の二本ロールミルで乾燥チップ組成物を調製する為に、以下の成分を、表9の通りに混合した。
【表9】
表9
Figure 2004506807
ナノシルはASPテクノロジー社から市販されているシリカである。
**サンケミカル社(シンシナチ、OH)から市販されている蛍光染料。
次いで、40gの上記チップ1混合物に60gのベンジルアルコールを比例的に添加した。
次いで、攪拌下に、30gのSAAと0.15gのポリビニルピロリドン(PVP K−90)を添加した。SAAが溶解した際に測定された粘度は、20℃で13,000cPsであった。
【0041】
実施例5
乾燥TiO チップ分散液の調製
乾燥チップ組成物を形成する為に、以下の成分を表10に示す通りに混合した。
【表10】
表10
Figure 2004506807
サンケミカル社(シンシナチ、OH)製。
別に、70gのベンジルアルコールを20gのSAA101と混合してベンジルアルコール/SAA混合物を作った。47.5gのチップ2(表10参照)をベンジルアルコール/SAA混合物に段階的に添加し、次いで、20gのSAA101を添加した。20℃で、上記混合物は11,500cPsの粘度を有していた。
先のテキストにおいて引用された全ての特許は、その全体において参照によってここに明白に導入される。
特許請求の範囲は、例示の為であって本発明の精神並びに範囲から逸脱する為のものではない、例示の目的で選ばれた本発明の好ましい実施態様の全ての変化並びに変更を包含するものである事が理解されるべきである。

Claims (31)

  1. 筆記用具で使用する為の蛍光インキ組成物であって、有機溶剤、樹脂、溶剤可溶蛍光着色剤及び乳白剤を含み、該乳白剤が光沢剤として作用する事を特徴とする組成物。
  2. インキ組成物が、20℃で約1000cPs〜約500,000cPsの粘度を有する、請求項1に記載の蛍光インキ組成物。
  3. インキ組成物が、20℃で約2000cPs〜約50,000cPsの粘度を有する、請求項2に記載の蛍光インキ組成物。
  4. インキ組成物が、20℃で約3000cPs〜約30,000cPsの粘度を有する、請求項3に記載の蛍光インキ組成物。
  5. 2未満の屈折率を持つ乳白剤が、インキ組成物の0.1〜約15質量%である、請求項1に記載の蛍光インキ組成物。
  6. 乳白剤が、シリカ、シリケート、炭酸カルシウム、タルク及びチャイナクレーから成る群から選ばれる、請求項5に記載の蛍光インキ組成物。
  7. 乳白剤がシリカである、請求項6に記載の蛍光インキ組成物。
  8. 粒径が、約0.02〜約0.6ミクロンである、請求項7に記載の蛍光インキ組成物。
  9. 2以上の屈折率を持つ乳白剤が、インキ組成物の0.1〜4.9質量%である、請求項1に記載の蛍光インキ組成物。
  10. 乳白剤が、二酸化チタン、酸化亜鉛、硫化亜鉛及び酸化ジルコニウムから成る群から選ばれる、請求項9に記載の蛍光インキ組成物。
  11. 乳白剤が、約0.001〜約5ミクロンの粒径を有する、請求項9に記載の蛍光インキ組成物。
  12. 乳白剤が、約0.01〜約0.5ミクロンの粒径を有する、請求項11に記載の蛍光インキ組成物。
  13. 有機溶剤が、炭化水素、アルコール、ポリオール、ポリオールエーテル、ケトン、ピロリドン、ラクトン及びそれらの混合物から成る群から選ばれる、請求項1に記載の蛍光インキ組成物。
  14. 炭化水素溶剤が、脂肪族炭化水素、ナフテン系炭化水素及び芳香族炭化水素から成る群から選ばれる、請求項13に記載の蛍光インキ組成物。
  15. 有機溶剤が、インキ組成物の約5〜約90質量%である、請求項1に記載の蛍光インキ組成物。
  16. 有機溶剤が、インキ組成物の約20〜約65質量%である、請求項15に記載の蛍光インキ組成物。
  17. 樹脂が、インキ組成物の約0.1〜約60質量%である、請求項1に記載の蛍光インキ組成物。
  18. 樹脂が、インキ組成物の約1〜約30質量%である、請求項1に記載の蛍光インキ組成物。
  19. 樹脂が、ポリビニルピロリドン、ポリエステル、ポリスチレン、高衝撃ポリスチレン、スチレンコポリマー、アクリロニトリル−ブタジエンコポリマー、ポリイソブチレン、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリ酢酸ビニル、ポリアクリロニトリル、ポリアクリレート、ポリメタクリレート、ポリブタジエン、エチレン−酢酸ビニル、ポリアミド、ポリイミド、ポリオキシメチレン、ポリスルホン、ポリフェニレンスルフィド、メラミン、ビニルエステル、エポキシ、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリアセタール、フェノール、ポリエステルカーボネート、ポリエーテル、ポリエチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリアリーレイト、ポリアリーレンスルフィド、ポリケトン、ポリエチレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ロジンエステル、炭化水素樹脂、コポリマー、グラフト、ブレンド及びそれらの混合物から選ばれる、請求項1に記載の蛍光インキ組成物。
  20. 化学的分散剤を更に含む、請求項1に記載の蛍光インキ組成物。
  21. 化学的分散剤が、親油性化学的分散剤、酸官能コポリマーの化学的分散剤又は大豆レシチンである、請求項20に記載の蛍光インキ組成物。
  22. 安定剤を更に含む、請求項1に記載の蛍光インキ組成物。
  23. 安定剤が、インキ組成物の約0.1〜約30質量%の量で存在する、請求項22に記載の蛍光インキ組成物。
  24. 安定剤が、インキ組成物の約0.1〜約10質量%の量で存在する、請求項23に記載の蛍光インキ組成物。
  25. 安定剤が、インキ組成物の約0.1〜約5質量%の量で存在する、請求項24に記載の蛍光インキ組成物。
  26. 耐酸化剤を更に含む、請求項1に記載の蛍光インキ組成物。
  27. 耐酸化剤が、トコフェロール、ブチル化ヒドロキシトルエン、オイゲノール及びヒドロキノンから成る群から選ばれる、請求項26に記載の蛍光インキ組成物。
  28. 耐酸化剤が、インキ組成物の約0.1〜約30質量%の量で存在する、請求項26に記載の蛍光インキ組成物。
  29. 界面活性剤を更に含む、請求項1に記載の蛍光インキ組成物。
  30. 蛍光着色剤が、インキ組成物の約0.1〜約60質量%の量で存在する、請求項1に記載の蛍光インキ組成物。
  31. 筆記用具がボールペンである、請求項1に記載の蛍光インキ組成物。
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