JP3398497B2 - 水性インキ - Google Patents
水性インキInfo
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Description
に、インキ室が外界と遮断された密閉構造を有し、イン
キ室後端部材がインキの消費と共にペン先方向に移動す
るインキ室密閉構造のインキフリー式(直液式)筆記具
に好適に使用される水性インキに関する。
ンキ中に気泡が発生せず、長期間経過しても気泡による
カスレを起こさない筆記具、具体的にはボールペン、フ
ェルトペン、サインペン、筆ペン、プロッターペン用な
どの水性インキに関するものである。
は、例えば、図1に示す様に、本体容器1内に装填され
たポリプロピレン等のインキ収容管2に水性インキ3を
直接充填し、インキ後端部には逆流防止材4を充填し、
さらにインキ先端部には、洋白もしくはステンレス製チ
ップ5が嵌合した先栓6がペン先側において連接してな
るインキフリー構造の筆記具が提供されている。なお7
はインキ室、8は尾栓である。
断された密閉構造となっており、逆流防止材4がインキ
の消費とともにペン先方向に移動するものである。 こ
の逆流防止材は例えばポリブテン等を基剤とし、それを
ゲル化剤等でゲル化して作られる。また同様の作用効果
を示すゴムないしエラストマー材でも使用可能である。
具の他例を示す断面図であるが、同筆記具は、ポリプロ
ピレン等で成形された容器9内に水性インキ10を直接
充填し、インキ後端部に前記とほぼ同様のプラスチック
栓11を装填し、ペン先側に設けた弁機構12によって
水性インキ10の消費と共に弁室13に負圧を発生させ
て水性インキ10をペン先14に供給し、これに伴い、
プラスチック栓11が容器9内をペン先方向に移動する
構造となっている。
構造のインキ室を有するインキフリー式筆記具である。
充填される水性インキとしては、水溶性染料又は顔料又
は樹脂エマルジョン着色体を含む水溶液に多価アルコー
ル又はその誘導体等の水溶性有機溶剤と水、更に必要に
応じて水溶性樹脂や天然多糖類で構成される粘性付与剤
水を添加して水性インキ組成物としている。
キを、例えば前記のインキ室密閉型のインキフリー式筆
記具に使用した際、夏場の自動車の室内など筆記具作製
時の温度より高い場所で放置したり、或いは長期間放置
していた場合に、筆記トギレやカスレが生じ、またイン
キ洩れが生じる問題があった。
閉型のインキフリー式筆記具の欠点を克服し、高温下や
長期間放置しても筆記トギレやカスレ、インキ洩れ等が
起こらない水性インキを提供するところにある。
期間放置すると、筆記トギレやカスレ、インキ洩れ等が
起こる原因について鋭意研究を重ねた結果、これらは高
温下や長期間放置している間にインキ中の水分が蒸発
し、その結果、インキ中の飽和溶解気体量が減少し、溶
解できなくなった酸素、窒素などの気体がインキ室内及
び/又はチップ内に発生し、この気体がチップ先端部よ
り流出する場合には筆記トギレ、カスレの原因となり、
インキ室内にある場合は膨張してインキ漏れに繋がるこ
とを判明した。すなわち、インキ室密閉構造のインキフ
リー式筆記具特有の問題であることを見いだしたもので
ある。
素量は、測定の結果、飽和状態にほぼ等しい6mg/l
以上で、このインキを前述した図1及び図2に示される
インキフリー容器に充填した筆記具を高温下に放置する
と、図3に示されるように、飽和溶存酸素量が減少する
ため、溶解していた酸素が気泡となってインキ中に発生
し、筆記トギレやカスレを起こすのである。この現象は
長期間放置によりインキ中の水分が蒸発した場合にも起
こる。この傾向は、図3に示されるように、窒素ではさ
らに顕著で、これらの酸素、窒素等を含む気体が温度変
化及び経時変化に大きく影響を及ぼしている。なお、図
3は、空気の水に対する溶解度を示す図で、温度と、酸
素、窒素及び総量気体の溶存量との関係を示している。
時変化でインキ中に気泡が発生せず、長期間経過しても
気泡によるカスレ等を起こさない様にするため、着色
剤、水溶性有機溶剤及び水を少なくとも含有するインキ
組成物において、インキ中の溶存気体量を不飽和状態と
すれば、上記欠点を克服できることを見出した。特に、
通常の平均使用温度である常温20℃を基準とすれば、
インキ中の溶存気体量は、溶存酸素量基準で3mg/l
以下(20℃)とすることで上記欠点を克服できるもの
である。
量基準で3mg/l以下(20℃)とする方法は、例え
ば、インキを充填する前に20℃で20mmHg以下の
減圧下に放置することで、溶解していた酸素等の気体が
気泡となり膨張し、インキ中から放出され、溶存酸素量
が3mg/l以下に到達できる。また、溶存酸素や窒素
等の気体と化学的に結合する水溶性の化合物をインキ中
に添加する方法も採用できる。溶存気体量を不飽和、特
に溶存酸素量基準で3mg/l以下(20℃)とする方
法は上記方法に限定されない。
料、顔料など各種の着色剤が使用できる。
に用いられているものでよく、C.I.アシッドレッド
87、アシッドオレンジ56、アシッドバイオレッド4
9、アシッドブルー9等の酸性染料、C.I.ダイレク
トエロー50、ダイレクトブラック19等の直接染料、
C.I.ベイシックブルー9、ベイシックレッド1、ベ
イシックイエロー35等の塩基性染料などから任意に選
ぶ事ができ、それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上
組合わせて用いてもよい。
知の各種顔料が使用可能であり、具体例としては、アゾ
系顔料、縮合ポリアゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、
キナクリドン系顔料、アンスラキノン系顔料、ジオキサ
ジン系顔料、インジゴ系顔料、チオインジゴ系顔料、ペ
リノン、ペリレン系顔料、メラミン系顔料等の有機顔料
や、酸化チタン、酸化鉄、カーボンブラック等の無機顔
料やスチレン樹脂、アクリル樹脂、アクリロニトリル樹
脂を単独もしくは二種以上を用いて乳化重合して得られ
る平均粒子径0.1〜1μmのポリマー微粒子の水分散
体に塩基性染料や蛍光性塩基染料及び/又は蛍光増白剤
で染着した樹脂エマルション着色体等が挙げられ、これ
らは単独で用いてもよいし、2種以上組合わせて用いて
もよい。
に対して好ましくは1〜30重量%、さらに好ましくは
3〜15重量%の範囲で選ばれる。また樹脂エマルショ
ン着色体の使用量は全インキ組成物に対して好ましくは
10〜50重量%の範囲で選ばれる。これらの使用量は
少ないと筆跡が薄くなり、多くなると粘度が高くなり書
味が悪くなる。
散剤が適宜添加される。
水溶性樹脂や界面活性剤等より少なくとも1種が選ば
れ、水溶性樹脂は天然品、半合成品、合成品の何れでも
良いが、黴や腐敗の問題、筆記具用インキとしての粘度
特性の点から合成品が最適である。これらの合成品とし
ては例えば、ポリアクリル酸樹脂、ポリマレイン酸樹
脂、スチレン−アクリル酸共重合体、スチレン−マレイ
ン酸共重合体に代表されるアルカリ水可溶型樹脂、水溶
性スチレン樹脂、ポリビニルピロリドン、ポリビニルア
ルコール、水溶性ウレタン樹脂等が挙げられる。また界
面活性剤はアニオン性、カチオン性、ノニオン性、両性
界面活性剤より任意のものを選択して用いられる。これ
らの分散剤の使用量は顔料1重量部に対して好ましくは
0.05〜2重量部の範囲で選ばれる。これらの使用量
は少ないと顔料の分散安定性が悪くなり、多くなると粘
度が高くなり書味が悪くなる。
ール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、
グリセリンなどの多価アルコール類、プロピレングリコ
ールモノメチルチルエーテルなどのグリコールエーテル
類、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテー
トなどのグリコールエーテルエステル類等が挙げられ
る。これらを単独あるいは2種以上混合して用いること
ができる。これらの水溶性有機溶剤は、全インキ量に対
して1〜40重量%の範囲が好ましい。使用量が1重量
%より少ないとインキ室からの水分蒸発が多くなり、イ
ンキ中の気泡発生が促進される。一方、40重量%より
使用量が多くなるとインキ粘度が上昇し書味が悪くなっ
たり、筆跡の乾燥が遅くなる。
剤、潤滑剤、防錆剤、防腐防黴剤等も適宜選択して使用
可能である。粘性付与剤としては、一般の水溶性高分子
のうち天然多糖類や半合成セルロース系高分子やポリア
ルキレングリコールが使用可能である。更に詳しく説明
すると、天然多糖類としては、グルコース、ガラクトー
ス、ラムノース、マンノース、及びグルクロン酸塩等の
単糖類から構成される高分子化学構造を有するグヮーガ
ム、ローカストビーンガム、ウェランガム、ラムザンガ
ム、キサンタンガムなどが使用可能で、この中でも特に
ウェランガム、キサンタンガムが好適である。また架橋
型アクリル酸重合体のアルカリ中和塩も使用可能であ
る。pH調整剤としては、カセイソーダ、炭酸ソー
ダ、、アルカノールアミン、アンモニア等が使用可能で
ある。潤滑剤としては、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル等のノニオン系界面活性剤、脂肪酸のア
ルカリ塩、アルカノールアミン塩や弗素系界面活性剤、
ポリオキシエチレンアルキルリン酸エステル系界面活性
剤等が使用可能である。防錆剤としては、ベンゾトリア
ゾール及びその誘導体やジシクロヘキシルアンモニウム
ナイトレートなどが使用可能である。防腐剤としてはソ
ルビン酸カリウム、安息香酸ソーダ、ペンタクロロフェ
ニルナトリウム、ジヒドロ酢酸ナトリウム、1,2−ベ
ンズイソチアゾリン−3−オン等が使用可能であり、こ
の中でも特に1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン
が好適である。
なくとも含有するインキ組成物からなり、インキ中の溶
存気体量を不飽和状態、特に溶存酸素量基準で3mg/
l以下(20℃)としたインキであるので、特にインキ
室密閉構造のインキフリー式筆記具に使用した場合、温
度変化や経時変化でインキ中に気泡が発生することを防
止することができ、長期間経過しても気泡がチップ先端
部より流出することがないことから、筆記トギレやカス
レ等の発生を防止することができる。またインキ室内に
おける気体の発生も阻止できるので、従来のように気体
が膨張してインキ漏れに繋がることも防止できる。
プのインキ室密閉構造のインキフリー式筆記具の断面図
である。図において、本発明では、本体容器1内に装填
されたポリプロピレン等のインキ収容管2に本発明の実
施例1〜6に係る水性インキ3を直接充填し、さらにイ
ンキ後端部には逆流防止材4を充填し、さらにインキ先
端部には、洋白もしくはステンレス製チップ5が嵌合し
た先栓6がペン先側において連接してインキフリー構造
の筆記具としている。7はインキ室、8は尾栓である。
室7が外界と遮断された密閉構造となっており、逆流防
止材4がインキの消費とともにペン先方向に移動するも
のである。この逆流防止材は例えばポリブテン等を基剤
とし、それをゲル化剤等でゲル化して作られる。また同
様の作用効果を示すゴムないしエラストマー材でも使用
可能である。
具の他実施例を示す断面図であるが、同筆記具は、ポリ
プロピレン等で成形された容器9内に水性インキ10を
直接充填し、インキ後端部に前記とほぼ同様のプラスチ
ック栓11を装填し、ペン先側に設けた弁機構12によ
って本発明の実施例7〜12に係る水性インキ10の消
費と共に弁室13に負圧を発生させて水性インキ10を
ペン先14に供給し、これに伴い、プラスチック栓11
が容器9内をペン先方向に移動する構造となっている。
ついて説明する。なお比較のため、脱気不十分な比較例
もあわせて作製した。比較例1〜3は図1に示す筆記具
に使用し、比較例4〜6は図2に示す筆記具に使用し
た。
クを作製した。 銅フタロシアニンブルー 4.0部 スチレン−アクリル酸共重合物のナトリウム塩(顔料分散剤) 1.0部 ジエチレングリコール 10.0部 グリセリン 5.0部 ジュンロンPW−110 3%aq(NaOH当量中和) 6.0部 1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オン(防腐剤) 0.5部 ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル(活性剤) 0.5部 ベンゾトリアゾール(防錆剤) 0.2部 キサンタンガム(粘性付与剤) 0.3部 水 72.5部
ムをママコのできないように少量ずつ加え完全に撹拌溶
解し、それに銅フタロシアニンブルー、スチレン−アク
リル酸共重合物のナトリウム塩及び水42.5部をサン
ドミルにて1時間分散後残りの各成分を加え撹拌溶解し
たものを加え、1時間撹拌し、カセイソーダにてpHを
9に調整した後濾過し、20℃・20mmHgの減圧容
器中に24h放置して青色のインキを得た。
をママコのできないように少量ずつ加え完全に撹拌溶解
し、それにカーボンブラック、スチレン−アクリル酸共
重合物のナトリウム塩及び水40.4部をサンドミルに
て1時間分散後残りの各成分を加え撹拌溶解したものを
加え1時間撹拌し、カセイソーダにてpHを9に調整し
た後濾過し、20℃、20mmHgの減圧容器中に24
h放置して黒色のインキを得た。
ムをママコのできないように少量ずつ加え完仝に撹拌溶
解し、残りの各成分を加え撹拌溶解したものを加え1時
間撹拌し、カセイソーダにてpHを7に調整した後濾過
し、20℃・20mmHgの減圧容器中に24h放置し
て蛍光黄色のインキを得た。
ムをママコのできないように少量ずつ加え完全に撹拌溶
解し、それにジオキサジンバイオレット、スチレン−ア
クリル酸共重合物のナトリウム塩及び水42.4部をサ
ンドミルにて1時間分散後残りの各成分を加え撹拌溶解
したものを加え1時間撹拌し、カセイソーダにてpHを
9に調整した後濾過し、20℃・20mmHgの減圧容
器中に24h放置して紫色のインキを得た。
をママコのできないように少量ずつ加え完仝に撹拌溶解
し、それにキナクリドンレッド、スチレン−アクリル酸
共重合物のナトリウム塩及び水40.5部をサンドミル
にて1時間分散後残りの各成分を加え撹拌溶解したもの
を加え1時間撹拌し、カセイソーダにてpHを9に調整
した後濾過し、20℃、20mmHgの減圧容器中に2
4h放置して桃色のインキを得た。
ムをママコのできないように少量ずつ加え完全に撹拌溶
解し、残りの各成分を加え撹拌溶解したものを加え1時
間撹拌し、カセイソーダにてpHを7に調整した後濾過
し、20℃・20mmHgの減圧容器中に24h放置し
て蛍光橙色のインキを得た。
・20mmHgの減圧容器中に24h放置して蛍光桃色
のインキを得た。
・20mmHgの減圧容器中に24h放置して赤色のイ
ンキを得た。
・20mmHgの減圧容器中に24h放置して黒色のイ
ンキを得た。
・20mmHgの減圧容器中に24h放置して蛍光桃色
のインキを得た。
・20mmHgの減圧容器中に24h放置して赤色のイ
ンキを得た。
・20mmHgの減圧容器中に24h放置して黒色のイ
ンキを得た。
ンキを20℃常圧下で24h放置した青色インキを比較
例1とした。
ンキを20℃・100mmHgで24h放置した青色イ
ンキを比較例2とした。
ンキを20℃・300mmHg常圧下で24h放置した
青色インキを比較例3とした。
ンキを20℃常圧下で24h放置した蛍光桃色インキを
比較例4とした。
ンキを20℃・100mmHgで24h放置した蛍光桃
色インキを比較例5とした。
ンキを20℃・300mmHgで24h放置した蛍光桃
色インキを比較例6とした。
得られた水性インキ組成物の25℃に於ける粘度を東京
計器製BL型粘度計(ブルックフィールド型粘度計)を
使用し、実施例1〜6及び比較例1〜3はNo.3ロー
ターの6rpmでの粘度を測定し、実施例7〜12及び
比較例4〜6はNo.1ローターの60rpmでの粘度
を測定した。また20℃に於ける溶存酸素量も堀場製作
所製溶存酸素計(OM−14)にて測定した。
キを図1に示したポリプロピレン等で成形された長さ1
0cm、内径4mmφのインキ収容管2にインキを直接
充填し(油性ボールペンと同じ型式)、さらにこのイン
キ収容管2内のインキ後端部に、ポリブテン等を基剤と
し、それをゲル化剤等でゲル化して作られる逆流防止材
4を充填してなるインキ室先端部と洋白製チップが嵌合
した先栓7が連接してなるレフィールを内蔵した筆記具
容器のペン先部分をさらにシリコンゴム等を内蔵したキ
ャップを本体と嵌合させ、遠心分離機で脱泡した。 X
線撮影にてエアーの無いことを確認し、50℃恒温槽に
横置きにして2週間放置後、放置前後でのインキ中のエ
アー発生量をX線撮影にて比較した。また、放置後のサ
ンプルを筆記試験機にて筆記し筆記トギレやカスレ状況
を比較した。
ンキは、図2に示す筆器具のプラスチック栓11側より
注射器にてエアーが混入しないように充填し、X線撮影
にてエアーの無いことを確認し、50℃恒温槽に横置き
にして2週間放置後、放置前後でのインキ中のエアー発
生量をX線撮影にて比較した。また、放置後のサンプル
を筆記試験機にて筆記し筆記トギレやカスレ状況を比較
した。
は、高温下でもエアーの発生が起こらず筆記中にカスレ
ることもない。また水性インキの粘度が100〜10,
000cps(25℃)である水性ボールペン用インキ
や、粘度が1〜20cps(25℃)である水性インキ
にも適用できることが確認された。なお上記の実施例及
び比較例は、実際の平均的な温度変化及び経時変化に最
も適合すると思われる50℃、2週間という条件設定で
行った。従って、実際の温度変化及び経時変化が当該条
件設定より緩やかであれば、インキ中の溶存気体量が、
溶存酸素量基準で3mg/l(20℃)を越える場合も
ありうるが、この場合は、要するにインキ中の溶存気体
量を適宜不飽和状態とする様にすれば差し支えない。
水を少なくとも含有するインキ組成物からなり、インキ
中の溶存気体量を、不飽和状態、特に溶存酸素量基準で
3mg/l以下(20℃)としたインキであるので、特
にインキ室密閉構造のインキフリー式筆記具に使用した
場合、温度変化や経時変化でインキ中に気泡が発生せ
ず、長期間経過しても気泡がチップ先端部より流出する
ことがないことから、筆記トギレやカスレ等の発生を防
止することができる。またインキ室内における気体の発
生も阻止できるので、従来のように気体が膨張してイン
キ漏れに繋がることも防止できる。
施例を示す断面図である。
る。
Claims (9)
- 【請求項1】 着色剤、水溶性有機溶剤及び水を少なく
とも含有するインキ組成物からなり、インキ中の溶存気
体量を不飽和状態とし、インキ中の溶存気体量が、溶存
酸素量基準で3mg/l以下(20℃)である筆記具用
水性インキ。 - 【請求項2】 水性インキが、インキ室密閉構造のイン
キフリー式筆記具用インキである請求項1記載の筆記具
用水性インキ。 - 【請求項3】 水性インキに粘性付与剤を添加した請求
項1又は2記載のいずれかである筆記具用水性インキ。 - 【請求項4】 水性インキの粘度が100〜10,00
0cps(25℃)である請求項1乃至3記載のいずれ
かである筆記具用水性インキ。 - 【請求項5】 水性インキの粘度が1〜20cps(2
5℃)である請求項1乃至3記載のいずれかである筆記
具用水性インキ。 - 【請求項6】 着色剤が顔料である請求項1乃至5記載
のいずれかである筆記具用水性インキ。 - 【請求項7】 着色剤が樹脂エマルジョン着色体である
請求項1乃至6記載のいずれかである筆記具用水性イン
キ。 - 【請求項8】 請求項1乃至7記載のいずれかの水性イ
ンキを、インキ室密閉構造のインキフリー式筆記具に充
填してなる筆記具。 - 【請求項9】インキを筆記具に充填する前に、減圧下に
放置してインキ中の溶存気体量を溶存酸素量基準で3m
g/l以下(20℃)にし、温度変化又は経時変化によ
ってインキ中の水分蒸発に応じてインキ中に発生してく
る溶存気体をあらかじめインキ中から放出する筆記具用
水性インキの製造方法。
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