JP2004503041A - メモリセルのアレイにおける不具合セルの物理的ロケーションの自動判定および表示 - Google Patents
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Abstract
Description
【技術分野】
この発明は一般に、IC(集積回路)パッケージの製造中のIC(集積回路)ダイの検査に関し、より特定的には、メモリセルのアレイの不具合セルの物理的ロケーションを、メモリセルのそのアレイを有するメモリIC(集積回路)ダイの拡大画像上において自動的に判定し表示するための方法およびシステムに関する。
【0002】
【背景技術】
図1を参照すると、メモリIC(集積回路)ダイは、電子工学の技術の熟練者には公知であるように、フラッシュメモリセル20のアレイで構成される不揮発性フラッシュメモリデバイスといった、その中に製作されるメモリデバイスを有する。図1では、第1のフラッシュメモリセル22と第2のフラッシュメモリセル24とはフラッシュメモリセルの第1の行を形成し、第3のフラッシュメモリセル26と第4のフラッシュメモリセル28とはフラッシュメモリセルの第2の行を形成する。第1のフラッシュメモリセル22と第3のフラッシュメモリセル26とはフラッシュメモリセルの第1の列を形成し、第2のフラッシュメモリセル24と第4のフラッシュメモリセル28とはフラッシュメモリセルの第2の列を形成する。
【0003】
典型的な不揮発性メモリデバイス用のメモリセルのアレイは、(何百万ものフラッシュメモリセルなどの)より多数のフラッシュメモリセルを有し、フラッシュメモリセルのより多数の行および列を備える。しかし図1では、例示を明確にするため、2行×2列のアレイにおける4つのメモリセル22、24、26、および28を示す。
【0004】
図2を参照すると、フラッシュメモリセル22、24、26、および28のうちの1つの断面図100が示されている。電子工学の技術の熟練者には公知であるように、フラッシュメモリセルは、不揮発性フラッシュメモリデバイス用のフローティングゲートMOS(金属酸化膜半導体)タイプのデバイスである。フラッシュメモリセルの断面図100は、通常ポリシリコンで構成されるコントロールゲート102を含む。たとえば砒素(As)またはリン(P)などの接合ドーパントでドーピングされたドレイン接合部104が、半導体基板106内に形成される。接合ドーパントでドーピングされたソース接合部108が、半導体基板106内に形成される。
【0005】
制御誘電体構造は、ドレイン接合部104とソース接合部108との間に配置される半導体基板106内のコントロールゲート区域110の上に形成される。制御誘電体構造は、半導体基板106の上に配置された第1の誘電体層112と、第1の誘電体層112の上に配置された第2の誘電体層114と、第2の誘電体層114の上に配置された第3の誘電体層116との積み重ねで構成される。制御誘電体構造の一例では、第1の誘電体層112は二酸化シリコン(SiO2)で構成され、第2の誘電体層114は窒化シリコン(SiN)で構成され、第3の誘電体層116は二酸化シリコン(SiO2)で構成される。第1のフィールド酸化膜118がドレイン接合部104内に形成され、第2のフィールド酸化膜120がソース接合部108内に形成されて、第1、第2および第3の誘電体層112、114、および116で構成されるゲート誘電体構造とコントロールゲート102とを電気的に絶縁させる。
【0006】
図1および2を参照すると、電子工学の技術の熟練者には公知であるように、列におけるメモリセルの各々のドレイン接合部は共に結合されてビット線を形成する。図1では、たとえば、メモリセル22および26の第1の列は第1のビット線32に結合され、メモリセル24および28の第2の列は第2のビット線34に結合される。電子工学の技術の熟練者には公知であるように、行におけるメモリセルの各々のコントロールゲートは共に結合されてワード線を形成する。図1では、たとえば、メモリセル22および24の第1の行は第1のワード線42に結合され、メモリセル26および28の第2の行は第2のワード線44に結合される。
【0007】
図2を参照すると、フラッシュメモリデバイスのセルのプログラム動作または消去動作中、電荷キャリアが、第2の誘電体層114へ注入されるかまたは第2の誘電体層114から注出される。第2の誘電体層114内での電荷キャリアの量のそのような変動は、電子工学の技術の熟練者には公知であるように、コントロールゲート102のしきい値電圧を変える。たとえば、電子が第2の誘電体層114へ注入される電荷キャリアである場合、しきい値電圧は増加する。またそれに代えて、電子が第2の誘電体層114から注出される電荷キャリアである場合、しきい値電圧は減少する。
【0008】
電子工学の技術の熟練者には公知であるように、バイアス電圧がコントロールゲートターミナル122(つまり、コントロールゲート102に結合されたワード線)を介してコントロールゲート102に印加されると、電荷キャリアは、ドレイン接合部104と制御誘電体構造との間で、第2の誘電体層114へ注入されるかまたは第2の誘電体層114から注出される。たとえば、メモリセルをプログラミングするために約+12Vのバイアス電圧をコントロールゲートターミナル122に印加する場合、電子工学の技術の熟練者には公知であるように、電子はホットキャリア注入効果によりドレイン接合部104から第2の誘電体層114へ注入される。またそれに代えて、メモリセルを消去するために約−12Vのバイアス電圧をコントロールゲートターミナル122に印加する場合、電子工学の技術の熟練者には公知であるように、電子はホットキャリア注入効果により第2の誘電体層114から注出され、ドレイン接合部104へ注入される。
【0009】
メモリセルからデジタルビット情報を読出すため、ゲートからソースへの約5.0Vの電圧と、ドレインからソースへの約1.5Vの電圧とがメモリセルに印加される。このようなバイアスを用いて、メモリセルは、メモリセルがプログラムされたか消去されたかに依存して、電流を通すかまたは電流を通さない。電子工学の技術の熟練者には公知であるように、これら2つの状況は、デジタルビット情報をフラッシュメモリ100内に記憶させるための2つの状態として用いられる。
【0010】
不揮発性フラッシュメモリデバイスの製造中、不揮発性フラッシュメモリデバイス用のメモリICダイは、適切な機能性について検査される。メモリICダイの機能性を検査するためのシステムは、ICパッケージ製造の技術の熟練者には公知である。このような検査システムは、そのような検査中に適切に機能しない不具合メモリセルのラベル情報を出力して、メモリICダイ上のそのような不具合メモリセルの物理的ロケーションを示す。
【0011】
集積回路設計の技術の熟練者には公知であるように、メモリICダイのラベル情報は、メモリICダイの集積回路のレイアウト中に案出され、そのようなラベル情報はデザインブックに記録される。たとえば、図3を参照すると、メモリセルのアレイがメモリICダイ202内に製作されている。図3のメモリICダイ202は、ICダイ202上に製作されるフラッシュメモリ集積回路のノードへの接続を提供するための複数のコンタクトパッド204、206、208、210、212、214、216、218、220、および222を含む。典型的にはメモリICダイはより多数のコンタクトパッドを含むが、図3では、例示を明確にするため、10のコンタクトパッド204、206、208、210、212、214、216、218、220、および222を示す。
【0012】
図3をさらに参照すると、メモリセルのアレイは、メモリICダイ202上において、第1のセクタ232、第2のセクタ234、第3のセクタ236、および第4のセクタ238を含む複数のセクタに分割される。典型的なメモリICダイはより多数のセクタを含むが、図3では、例示を明確にするため、4つのセクタ232、234、236、および238を示す。複数のセクタを用いてメモリICダイ202を設計する理由は、集積回路設計の技術の熟練者には公知であるように、メモリICダイ202のレイアウト中に、各セクタのレイアウトをスタンプ化してメモリICダイ202をより簡単にレイアウトするためである。こうして、メモリICダイ202上のセクタ232、234、236、および238の各々は、実質的に同一のレイアウトを有する。
【0013】
図3および4を参照すると、各セクタは、その中に製作されるメモリセルのそれぞれのアレイを有する。図4を参照すると、たとえば第1のセクタ232は、メモリセルの複数の行と複数の列とを含む。図1を参照すると、メモリセルの行における各メモリセルのコントロールゲートは、その行のワード線に結合される。図4を参照すると、メモリセルの行のワード線は、第1の水平導電構造242、第2の水平導電構造244、第3の水平導電構造246、および第4の水平導電構造248を含む水平導電構造によって形成される。
【0014】
水平導電構造がメモリセルの行における各メモリセルのコントロールゲートに結合されたワード線を形成する場合、水平導電構造はたとえばポリシリコンで構成されてもよい。セクタは通常、何千もの水平導電構造といったより多数の水平導電構造を、メモリセルのより多数の行用に有する。しかし、図4では、例示を明確にするため、4つの水平導電構造242、244、246、および248を示す。
【0015】
同様に、図1を参照すると、メモリセルの列における各メモリセルのドレインは、その列のビット線に結合される。図4では、一例の垂直導電構造250が参照される(しかし、図4の他の垂直導電構造は、例示を明確にするため、符号を付けられていない)。集積回路設計の技術の熟練者には公知であるように、垂直導電構造は通常、金属線である。
【0016】
セクタは通常、図4に示されるよりも多数の垂直導電構造(何千もの垂直導電構造など)で構成されるが、図4では、例示を明確にするため、少しの垂直導電構造しか示されていない。セクタ232は通常、第1のI/O領域262、第2のI/O領域264、第3のI/O領域266、および第4のI/O領域268(図4の破線内に示す)を含む複数のI/O領域に分割される。各I/O領域はその中に垂直導電構造のセットパターンを有する。典型的なセクタ232は、より多数の垂直導電構造用のより多数のI/O領域を1セクタ内に有するが、図4では、例示を明確にするため、4つのI/O領域262、264、266、および268を示す。加えて、典型的なI/O領域は、図4に示されるよりも多数の垂直導電構造を有するが、図4では、例示を明確にするため、6つの垂直導電構造を各I/O領域内に示す。
【0017】
セクタ232を複数のI/O領域を用いて設計する理由は、集積回路設計の技術の熟練者には公知であるように、メモリICダイ202のレイアウト中に、各I/O領域のレイアウトをスタンプ化してメモリICダイ202をより簡単にレイアウトするためである。こうして、I/O領域262、264、266、および268の各々は、実質的に同一のレイアウトを有する。加えて、少なくとも1つの垂直導電構造が、2つの隣接するI/O領域の間に、隣接するI/O領域が視覚的に互いに別個のものとなるように、冗長領域として製作される。たとえば、図4では、第1の垂直導電構造272は、第1のI/O領域262と第2のI/O領域264との間に配置される第1の冗長領域を形成し、第2の垂直導電構造274は、第2のI/O領域264と第3のI/O領域266との間に配置される第2の冗長領域を形成し、第3の垂直導電構造276は、第3のI/O領域266と第4のI/O領域268との間に配置される第3の冗長領域を形成する。
【0018】
メモリセルのアレイを有するメモリICダイの検査中、検査ステーションは、不具合メモリセルの物理的ロケーションを、不具合メモリセルのセクタラベル、I/Oラベル、行ラベル、および列ラベルを出力することによって示す。図3を参照すると、セクタラベルは、その中に位置が突き止められた不具合メモリセルを有するセクタ232、234、236、および238のうちの1つを指す。図4を参照すると、I/Oラベルは、セクタラベルに対応するセクタ内の、その中に位置が突き止められた不具合メモリセルを有するI/O領域262、264、266、および268のうちの1つを指す。列ラベルは、I/Oラベルに対応するI/O領域内の、不具合メモリセルのドレインに結合された垂直導電構造のうちの1つを指す。行ラベルは、不具合メモリセルのコントロールゲートに結合された水平導電構造242、244、246、および248のうちの1つを示す。
【0019】
検査ステーションが不具合メモリセルのセクタラベル、I/Oラベル、行ラベル、および列ラベルを含むラベル情報を判定すると、オペレータはそのような不具合メモリセルに結合された水平導電構造および垂直導電構造の位置を突き止め、メモリICダイ上の不具合メモリセルの物理的ロケーションを判定する。不具合メモリセルに対応する水平導電構造および垂直導電構造のロケーションと、メモリICダイ上の不具合メモリセルの物理的ロケーションの判定に伴い、さらなる検査が不具合メモリセルに対して実行され、メモリセルの不具合の原因をさらに判定してもよい。メモリセルの不具合の原因の判定に伴い、メモリICダイの製造中の不具合メモリセルの発生を防止するため、訂正措置が着手されてもよい。
【0020】
先行技術では、検査ステーションが不具合メモリセルのセクタラベル、I/Oラベル、行ラベル、および列ラベルのラベル情報を出力すると、オペレータはメモリICダイが如何にレイアウトされたかについてデザインブックを調べ、ラベル情報をメモリICダイ上の不具合メモリセルの物理的ロケーションに変換する。オペレータはメモリICダイの拡大画像を見て、水平導電構造と垂直導電構造とを数えて、不具合メモリセルのセクタラベル、I/Oラベル、行ラベル、および列ラベルのラベル情報を、メモリICダイ上の不具合メモリセルの物理的ロケーションへ手動で変換する。
【0021】
このような手動による不具合メモリセルの物理的ロケーションの判定は、オペレータに、何千もの水平導電構造および垂直導電構造を数えることを要求する。その結果、先行技術における手動による不具合メモリセルの物理的ロケーションの判定は、時間がかかり、人間による間違いが起こりやすい。
【0022】
このため、メモリセルのアレイの不具合メモリセルの物理的ロケーションを、メモリIC(集積回路)ダイの拡大画像上において自動的に判定し表示するためのメカニズムが望まれている。
【0023】
【発明の開示】
したがって、この発明の一般的な局面では、メモリセルのアレイの不具合メモリセルの物理的ロケーションを、メモリIC(集積回路)ダイの拡大画像上において、検査ステーションによって生成された不具合メモリセルのラベル情報から自動的に判定し表示するためのコンピュータシステムと共に、ソフトウェアアプリケーションが用いられる。
【0024】
この発明の一般的な局面では、コンピュータシステムのデータプロセッサは、メモリICダイに対応するメモリIC(集積回路)ダイ名を受付ける。データプロセッサはセクタラベルも受付ける。メモリICダイは複数のセクタで構成され、不具合メモリセルはセクタラベルに対応するセクタ内に位置が突き止められる。データプロセッサは、メモリICダイ名に対応するメモリICダイの第1の拡大画像を、データ記憶ユニットから検索する。データプロセッサは、セクタラベルを、メモリICダイの第1の拡大画像上のセクタラベルに対応するセクタへマッピングし、メモリICダイの第1の拡大画像を、セクタラベルに対応するセクタを強調表示して、GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)上に表示してもよい。
【0025】
この発明の別の実施例では、データプロセッサはI/O(入力/出力)ラベルを受付ける。セクタラベルに対応するセクタは複数のI/O(入力/出力)領域で構成され、不具合セルはI/Oラベルに対応するI/O領域内に位置が突き止められる。データプロセッサは、セクタラベルに対応するセクタの第2の拡大画像を、データ記憶ユニットから検索する。データプロセッサは、I/Oラベルを、セクタラベルに対応するセクタの第2の拡大画像上のI/Oラベルに対応するI/O領域へマッピングし、セクタラベルに対応するセクタの第2の拡大画像を、I/Oラベルに対応するI/O領域を強調表示して、GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)上に表示する。
【0026】
この発明のさらなる一実施例では、データプロセッサは列ラベルを受付ける。I/Oラベルに対応するI/O領域は、メモリセルの複数の列で構成される。メモリセルの各列は、列における複数のメモリセルの各々のノードに結合された垂直導電構造を有し、不具合セルは列ラベルに対応するメモリセルの列内に位置が突き止められる。データプロセッサは、I/Oラベルに対応するI/O領域の第3の拡大画像を、データ記憶ユニットから検索する。データプロセッサは、列ラベルを、I/Oラベルに対応するI/O領域の第3の拡大画像上の列ラベルに対応する垂直導電構造へマッピングし、I/Oラベルに対応するI/O領域の第3の拡大画像を、列ラベルに対応する垂直導電構造を強調表示して、GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)上に表示する。
【0027】
この発明の別の実施例では、データプロセッサは行ラベルを受付ける。I/Oラベルに対応するI/O領域は、メモリセルの複数の行で構成され、メモリセルの各行は、行における複数のメモリセルの各々のノードに結合された水平導電構造を有する。不具合セルは、行ラベルに対応するメモリセルの行内に位置が突き止められる。データプロセッサは、I/Oラベルに対応するI/O領域の第3の拡大画像を、データ記憶ユニットから検索する。データプロセッサは、行ラベルを、I/Oラベルに対応するI/O領域の第3の拡大画像上の行ラベルに対応する水平導電構造へマッピングし、I/Oラベルに対応するI/O領域の第3の拡大画像を、行ラベルに対応する水平導電構造を強調表示して、GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)上に表示する。
【0028】
この発明は、メモリICダイがフローティングゲートMOS(金属酸化膜半導体)メモリセルのアレイで構成された不揮発性フラッシュメモリデバイスである場合に、特に有利に用いられてもよい。その場合、水平導電構造は、フローティングゲートMOSメモリセルの行の各々のコントロールゲートに結合されたポリシリコン線であってもよく、垂直導電構造は、フローティングゲートMOSメモリセルの列の各々のドレインに結合された金属線であってもよい。
【0029】
このように、メモリICダイの拡大画像上における水平導電構造、垂直導電構造、および不具合メモリセルの物理的ロケーションが、比較的短時間(たとえば1秒の何分の1かなど)で、不具合メモリセルのラベル情報から、GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)上において自動的に判定され表示される。このため、オペレータは、先行技術の手動による判定プロセスでの何千もの導電構造を数えるという時間のかかる作業から救われる。加えて、この発明は、先行技術の手動による判定プロセスでの人間による間違いを回避する。
【0030】
この発明のこれらならびに他の特徴および利点は、添付図面と共に提示されている以下のこの発明の詳細な説明を検討することによって、よりよく理解されるであろう。
【0031】
ここに参照される図面は、例示を明確にするために描かれており、必ずしも一律の縮尺に従って描かれてはいない。図1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、および11において同じ参照符号を有する要素は、同様の構造および機能を有する要素を指す。
【0032】
【発明を実行するための形態】
図5を参照すると、一例のコンピュータシステム300のブロック図は、データプロセッサ302とデータ記憶ユニット304とを含む。データ記憶ユニット304は、電子工学の技術の熟練者には公知であるように、ROM(読出専用メモリ)デバイスなどのコンピュータシステム200のスタティック記憶デバイス、RAM(ランダムアクセスメモリ)デバイスなどのコンピュータシステム300のメインメモリ、および/または、フロッピー(R)ディスクまたはコンパクトディスクなどの他のあらゆるタイプのデータ記憶デバイスを含んでいてもよい。データ記憶ユニット304は、データと、データプロセッサ302によって実行される命令とを記憶し、電子工学の技術の熟練者には公知であるように、データプロセッサ302による命令の実行中に一時的変数も記憶してもよい。
【0033】
コンピュータシステム300は、電子工学の技術の熟練者には公知のキーボード306およびマウス308などの外部データ入力装置も含む。加えて、コンピュータシステム300は、電子工学の技術の熟練者には公知であるようなGUI(グラフィカルユーザインターフェイス)スクリーンなどのディスプレイ310も含む。
【0034】
この発明の一般的な局面では、コンピュータシステム300は、メモリセルのアレイの不具合セルの物理的ロケーションを、メモリIC(集積回路)ダイの拡大画像上において、検査ステーションによって生成された不具合メモリセルのラベル情報から自動的に判定し表示するために用いられる。コンピュータシステム300のデータプロセッサ302は、データ記憶ユニット304に含まれる命令のシーケンスを実行する。このような命令は、コンピュータシステム300のメインメモリ内へプログラムされてもよく、または、フロッピー(R)ディスクもしくはコンパクトディスクなどの別のコンピュータ可読媒体からコンピュータシステム300のメインメモリ内へ書込まれてもよい。このような命令のシーケンスの実行により、データプロセッサ302は、ここに記載されるようなこの発明の一実施例のステップを実行する。
【0035】
図6は、メモリセルのアレイの不具合メモリセルの物理的ロケーションを、メモリIC(集積回路)ダイの拡大画像上において、検査ステーションによって生成された不具合メモリセルのラベル情報から自動的に判定し表示するためのこの発明の一実施例の一般的なステップを含むフローチャートを示す。
【0036】
多くの種類のメモリICダイは、さまざまなメモリ能力を提供するために製造される。さまざまな種類のメモリICダイは、異なるレイアウトを有する。たとえば、より高いメモリ能力を提供する不揮発性メモリICダイは、ダイの大きさがより大きく、セクタの数がより多数で、各セクタはより大きい。図5および6を参照すると、この発明の一実施例の動作は、データプロセッサ302により、位置を突き止められるべき不具合メモリセルを有するメモリICダイのメモリICダイ名を受付けるステップ(図6のステップ402)を含む。
【0037】
図7を参照すると、データプロセッサ302は、GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)スクリーン310上に、可能なメモリICダイ名を表示するプルダウンメニュー312を提供してもよい。オペレータは、キーボード306またはマウス308を用いて、プルダウンメニュー312からメモリICダイ名を選択する。図7のプルダウンメニュー312の例として、可能なメモリICダイ名は、ACC4888″、DOC9867″、LS1432″、KHJJ0011″、およびTFJ10000″となっている。カリフォルニア州サンフランシスコのマクロメディア社(Macromedia, Inc.)からのオーサウェアプロフェッショナルマクロメディアプログラム(Authorware Professional Macromedia Program)などの、プルダウンメニュー312を作り出すためのプログラミングアプリケーションは、ソフトウェアプログラミングの技術の熟練者には公知であり、商業的に入手可能である。
【0038】
図6を参照すると、不具合メモリセルのラベル情報が、データプロセッサ302により受付けられる(図6のステップ404)。図3および4を参照してここに記載されたように、ラベル情報は、メモリセルのアレイにおける不具合メモリセルのセクタラベル、I/Oラベル、列ラベル、および行ラベルを含んでいてもよい。図8を参照すると、オペレータは、そのようなラベル情報を、GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)スクリーン310上に、この発明の一実施例に従ったキーボード306を用いて入力してもよい。この発明の別の実施例では、不具合メモリセルのそのようなラベル情報を生成する検査ステーションは、そのようなラベル情報をデータプロセッサ302へ送ってもよい。
【0039】
図6を参照すると、データプロセッサ302は次に、メモリICダイ名に対応するメモリICダイの第1の拡大画像を、データ記憶ユニット304から検索する(図6のステップ406)。メモリICダイの拡大画像を、さまざまな拡大係数について、およびメモリICダイのさまざまなロケーションについて生成するためのシステムは、ICパッケージ製造の技術の熟練者には公知である。加えて、メモリICダイのそのような拡大画像をコンピュータシステム300のデータ記憶ユニット304に記憶させるためのメカニズムは、電子工学の技術の熟練者には公知である。さまざまなメモリICダイの拡大画像は、データ記憶ユニット304内で生成され記憶される。
【0040】
図6を参照すると、データプロセッサ302は次に、セクタラベルを、メモリICダイの第1の拡大画像上のセクタラベルに対応するセクタへマッピングする(図6のステップ408)。カリフォルニア州サンフランシスコのマクロメディア社からのオーサウェアプロフェッショナルマクロメディアプログラムなどの、情報をグラフィカル画像上の区域へマッピングするためのプログラミングアプリケーションは、ソフトウェアプログラミングの技術の熟練者には公知であり、商業的に入手可能である。そのようなプログラミングアプリケーションは、メモリICダイの第1の拡大画像上のセクタラベルに対応するセクタへのセクタラベルのマッピングをプログラムするために用いられる。
【0041】
図9を参照すると、データプロセッサ302は、セクタラベルに対応するセクタを強調表示して、メモリICダイの第1の拡大画像をGUI(グラフィカルユーザインターフェイス)スクリーン310上に表示する(図6のステップ410)。図9では、図3の例のメモリICダイ202について、セクタラベルは第3のセクタ236に対応して3″であると仮定する。その場合、図3のメモリICダイ202の拡大画像は、第3のセクタ236が強調表示されて、GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)スクリーン310上に表示される。
【0042】
図6を参照すると、データプロセッサ302は次に、セクタラベルに対応するセクタの第2の拡大画像を、データ記憶ユニット304から検索する(図6のステップ412)。第2の拡大画像は、メモリICダイ全体の第1の拡大画像よりも拡大係数が大きい、セクタラベルに対応するセクタのグラフィカル画像である。
【0043】
データプロセッサは次に、I/Oラベルを、セクタラベルに対応するセクタの第2の拡大画像上のI/Oラベルに対応するI/O領域へマッピングする(図6のステップ414)。カリフォルニア州サンフランシスコのマクロメディア社からのオーサウェアプロフェッショナルマクロメディアプログラムなどの、情報をグラフィカル画像上の区域へマッピングするためのプログラミングアプリケーションは、ソフトウェアプログラミングの技術の熟練者には公知であり、商業的に入手可能である。そのようなプログラムアプリケーションは、セクタラベルに対応するセクタの第2の拡大画像上のI/Oラベルに対応するI/O領域へのI/Oラベルのマッピングをプログラムするために用いられる。
【0044】
図4を参照してここに記載されたように、セクタは複数のI/O領域で構成される。I/Oラベルは、その中に位置が突き止められた不具合セルを有するI/O領域に対応する。図10を参照すると、データプロセッサ302は、セクタラベルに対応するセクタの第2の拡大画像350を、I/Oラベルに対応するI/O領域を強調表示して、GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)スクリーン310上に表示する(図6のステップ416)。図10では、図4の例のセクタ232について、I/Oラベルはセクタ232内の第4のI/O領域268に対応して4″であると仮定する。その場合、図4のセクタ232の拡大画像は、第4のI/O領域268が強調表示されて、GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)スクリーン310上に表示される。
【0045】
図6を参照すると、データプロセッサ302は次に、I/Oラベルに対応するI/O領域の第3の拡大画像を、データ記憶ユニット304から検索する(図6のステップ418)。第3の拡大画像は、セクタラベルに対応するセクタの第2の拡大画像よりも拡大係数が大きい、I/Oラベルに対応するI/O領域のグラフィカル画像である。
【0046】
データプロセッサ302は次に、列ラベルを、I/Oラベルに対応するI/O領域の第3の拡大画像上の列ラベルに対応する垂直導電構造へマッピングする(図6のステップ420)。カリフォルニア州サンフランシスコのマクロメディア社からのオーサウェアプロフェッショナルマクロメディアプログラムなどの、情報をグラフィカル画像上の区域にマッピングするためのプログラミングアプリケーションは、ソフトウェアプログラミングの技術の熟練者には公知であり、商業的に入手可能である。そのようなプログラミングアプリケーションは、I/Oラベルに対応するI/O領域の第3の拡大画像上の列ラベルに対応する垂直導電構造への列ラベルのマッピングをプログラムするために用いられる。
【0047】
図4を参照してここに記載されたように、I/O領域は複数の垂直導電構造で構成され、各垂直導電構造はMOS(金属酸化膜半導体)タイプのフラッシュメモリセルの列のドレインへ結合されている。列ラベルは、不具合メモリセルを有するフラッシュメモリセルの列に結合された垂直導電構造に対応する。
【0048】
図11を参照すると、データプロセッサ302は、I/Oラベルに対応するI/O領域の第3の拡大画像を、列ラベルに対応する垂直導電構造を強調表示して、GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)スクリーン310上に表示する(図6のステップ422)。図11では、たとえば、左のI/O領域352は、右のI/O領域354から、冗長領域356によって分けられている(領域352、354、および356は図11において破線内にある)。左のI/O領域352は、その中に位置が突き止められた不具合メモリセルを有するI/Oラベルに対応するI/O領域であり、このI/O領域352の第3の拡大画像が、GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)スクリーン310上に表示される。冗長領域は、2つの隣接するI/O領域の間に、隣接するI/O領域がI/O領域の拡大画像において視覚的に互いに別個のものとなるように形成されている。
【0049】
図11を参照すると、各I/O領域は垂直導電構造の群を有し、垂直導電構造の2つの隣接する群の間には、垂直導電構造の隣接する群がI/O領域の拡大画像において視覚的に互いに別個のものとなるように、さらなる間隔が空いている。図11の例では、I/O領域352は、10の垂直導電構造からなる第1の群362と、10の垂直導電構造からなる第2の群364とを有する(導電構造の群362および364は図11において破線内にある)。垂直導電構造の第1の群362と第2の群364とは隣接しており、相対的にさらなる間隔によって分けられている。図11の例では、列ラベルは、垂直導電構造の第2の群364内の左から5番目の垂直導電構造へマッピングされており、列ラベルに対応するこの垂直導電構造が、GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)スクリーン310上で強調表示される。
【0050】
図6を参照すると、データプロセッサ302はまた、行ラベルも、I/Oラベルに対応するI/O領域の第3の拡大画像上の行ラベルに対応する水平導電構造へマッピングする(図6のステップ424)。カリフォルニア州サンフランシスコのマクロメディア社からのオーサウェアプロフェッショナルマクロメディアプログラムなどの、情報をグラフィカル画像上の区域にマッピングするためのプログラミングアプリケーションは、ソフトウェアプログラミングの技術の熟練者には公知であり、商業的に入手可能である。そのようなプログラミングアプリケーションは、I/Oラベルに対応するI/O領域の第3の拡大画像上の行ラベルに対応する水平導電構造への行ラベルのマッピングをプログラムするために用いられる。
【0051】
図4を参照してここに記載されたように、I/O領域は複数の水平導電構造で構成され、各水平導電構造はMOS(金属酸化膜半導体)タイプのメモリセルの行のコントロールゲートへ結合されている。行ラベルは、不具合メモリセルを有するメモリセルの行に結合された水平導電構造に対応する。
【0052】
図11を参照すると、データプロセッサ302は、I/Oラベルに対応するI/O領域の第3の拡大画像を、行ラベルに対応する水平導電構造を強調表示して、GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)スクリーン310上に表示する(図6のステップ426)。図11では、たとえば行ラベルは、上から4番目の水平導電構造へマッピングされており、行ラベルに対応するこの水平導電構造が、GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)スクリーン310上で強調表示される。
【0053】
このように、メモリICダイの第1の拡大画像は、セクタラベルに対応するセクタが(たとえば図9に図示されるように)強調表示されて生成される。加えて、セクタラベルに対応するセクタの第2の拡大画像は、I/Oラベルに対応するI/O領域が(たとえば図10に示されるように)強調表示されて生成される。さらに、I/Oラベルに対応するI/O領域の第3の拡大画像は、列ラベルに対応する垂直導電構造と行ラベルに対応する水平導電構造とが(たとえば図11に示されるように)強調表示されて生成される。
【0054】
コンピュータシステム300はそのような拡大画像を、メモリICダイの不具合メモリセルのラベル情報から自動的に生成する。このように、メモリICダイの拡大画像上における水平導電構造、垂直導電構造、および不具合メモリセルの物理的ロケーションが、比較的短時間(たとえば1秒の何分の1かなど)で、不具合メモリセルのラベル情報から、GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)上において自動的に判定され表示される。このため、オペレータは、先行技術の手動による判定プロセスでの何千もの導電構造を数えるという時間のかかる作業から救われる。加えて、この発明は、先行技術の手動による判定プロセスでの人間による間違いを回避する。
【0055】
オペレータは次に、メモリICダイが不具合メモリセルの不具合の原因をさらに判定するために別の検査システムの顕微鏡にかけられる場合に、そのような画像を、メモリICダイ上の不具合メモリセルの構造の物理的ロケーションを判定する上での補助として用いる。メモリセルの不具合の原因の判定に伴い、メモリICダイの製造中の不具合メモリセルの発生を防止するため、訂正措置が着手されてもよい。
【0056】
前述の内容は例としてのみであって、限定する意図はない。たとえば、この発明は、メモリICダイのレイアウト例について記載されている。しかしながら、この発明は、当業者にはここの記載から明らかであるように、さまざまなメモリICダイ用のさまざまな種類のレイアウトと共に用いられてもよい。
【0057】
加えて、この発明を用いて、セクタラベルに対応するセクタが強調表示されたメモリICダイの第1の拡大画像、および/または、I/Oラベルに対応するI/O領域が強調表示されたセクタラベルに対応するセクタの第2の拡大画像、および/または、列ラベルに対応する垂直導電構造および/または行ラベルに対応する水平導電構造が強調表示されたI/Oラベルに対応するI/O領域の第3の拡大画像のあらゆる組合せを生成してもよい。
【0058】
さらに、当業者には理解されるように、ここに記載の構造は、それらの位置および配向に拘らず、同様になされてもまた用いられてもよい。したがって、ここに用いられたような左、上、列、行などの用語および句は、構造のさまざまな部分の互いに対する相対的な位置および配向を指すものであって、外部物体に対するある特定の絶対的な配向が必要となるまたは要求されるということを示唆する意図はない、ということが理解されるべきである。
【0059】
この発明は、特許請求の範囲およびその均等物に規定されることによってのみ限定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】一例の不揮発性メモリデバイスのメモリセルのアレイを示す図である。
【図2】半導体基板内に製作された図1のメモリセルのうちの1つの断面図である。
【図3】複数のセクタを有するメモリIC(集積回路)ダイの一例のレイアウトを示す図である。
【図4】複数のI/O領域を有し、各I/O領域は複数の水平導電構造と複数の垂直導電構造とを有する、図3の一例のセクタを示す図である。
【図5】この発明の一実施例に従って、メモリセルのアレイの不具合メモリセルの物理的ロケーションを、メモリIC(集積回路)ダイの拡大画像において、検査ステーションによって生成されたラベル情報から自動的に判定し表示するためのソフトウェアアプリケーションのシーケンスを実行するためのコンピュータシステムの構成要素を示す図である。
【図6】この発明の一実施例に従って、メモリセルのアレイの不具合メモリセルの物理的ロケーションを、メモリIC(集積回路)ダイの拡大画像において、検査ステーションによって生成されたラベル情報から自動的に判定し表示するためのソフトウェアアプリケーションの動作のステップを示すためのフローチャートである。
【図7】この発明の一実施例に従った、オペレータによりメモリICダイ名をGUI(グラフィカルユーザインターフェイス)上に入力するためのプルダウンメニューの使用を示す図である。
【図8】この発明の一実施例に従った、不具合メモリセルのセクタレベル、I/Oラベル、行ラベル、および列ラベルを含むラベル情報のGUI(グラフィカルユーザインターフェイス)上へのオペレータによる入力を示す図である。
【図9】この発明の一実施例に従った、セクタラベルに対応するセクタが強調表示されたメモリICダイの拡大画像のGUI(グラフィカルユーザインターフェイス)上への表示を示す図である。
【図10】この発明の一実施例に従った、I/Oラベルに対応するI/O領域が強調表示されたセクタラベルに対応するセクタの拡大画像のGUI(グラフィカルユーザインターフェイス)上への表示を示す図である。
【図11】この発明の一実施例に従った、行ラベルに対応する水平導電構造が強調表示され、列ラベルに対応する垂直導電構造が強調表示されたI/Oラベルに対応するI/O領域の拡大画像のGUI(グラフィカルユーザインターフェイス)上への表示を示す図である。
Claims (10)
- メモリIC(集積回路)ダイ上のメモリセルのアレイの不具合セルの物理的ロケーションを自動的に判定し表示するための方法であって、
データプロセッサにより、前記メモリICダイに対応するメモリIC(集積回路)ダイ名を受付けるステップと、
前記データプロセッサにより、セクタラベルを受付けるステップとを含み、前記メモリICダイは複数のセクタで構成され、前記不具合セルは前記セクタラベルに対応するセクタ内に位置が突き止められ、前記方法はさらに、
前記データプロセッサにより、前記メモリICダイ名に対応する前記メモリICダイの第1の拡大画像を、データ記憶ユニットから検索するステップと、
前記データプロセッサにより、前記セクタラベルを、前記メモリICダイの前記第1の拡大画像上の前記セクタラベルに対応するセクタへマッピングするステップとを含む、方法。 - 前記データプロセッサにより、前記メモリICダイの前記第1の拡大画像を、前記セクタラベルに対応する前記セクタを強調表示して、GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)上に表示するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
- 前記データプロセッサにより、I/O(入力/出力)ラベルを受付けるステップをさらに含み、前記セクタラベルに対応する前記セクタは複数のI/O(入力/出力)領域で構成され、前記不具合セルは前記I/Oラベルに対応するI/O領域内に位置が突き止められ、前記方法はさらに、
前記データプロセッサにより、前記セクタラベルに対応する前記セクタの第2の拡大画像を、前記データ記憶ユニットから検索するステップと、
前記データプロセッサにより、前記I/Oラベルを、前記セクタラベルに対応する前記セクタの前記第2の拡大画像上の前記I/Oラベルに対応するI/O領域へマッピングするステップと、
前記データプロセッサにより、前記セクタラベルに対応する前記セクタの前記第2の拡大画像を、前記I/Oラベルに対応する前記I/O領域を強調表示して、GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)上に表示するステップとを含む、請求項1に記載の方法。 - 前記データプロセッサにより、列ラベルを受付けるステップをさらに含み、前記I/Oラベルに対応する前記I/O領域は、メモリセルの複数の列で構成され、
メモリセルの各列は、前記列における前記複数のメモリセルの各々のノードに結合された垂直導電構造を有し、前記不具合セルは前記列ラベルに対応するメモリセルの列内に位置が突き止められ、前記方法はさらに、
前記データプロセッサにより、前記I/Oラベルに対応する前記I/O領域の第3の拡大画像を、前記データ記憶ユニットから検索するステップと、
前記データプロセッサにより、前記列ラベルを、前記I/Oラベルに対応する前記I/O領域の前記第3の拡大画像上の前記列ラベルに対応する垂直導電構造へマッピングするステップと、
前記データプロセッサにより、前記I/Oラベルに対応する前記I/O領域の前記第3の拡大画像を、前記列ラベルに対応する前記垂直導電構造を強調表示して、前記GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)上に表示するステップとを含む、請求項3に記載の方法。 - 前記データプロセッサにより、行ラベルを受付けるステップをさらに含み、前記I/Oラベルに対応する前記I/O領域は、メモリセルの複数の行で構成され、
メモリセルの各行は、前記行における前記複数のメモリセルの各々のノードに結合された水平導電構造を有し、前記不具合セルは前記行ラベルに対応するメモリセルの行内に位置が突き止められ、前記方法はさらに、
前記データプロセッサにより、前記I/Oラベルに対応する前記I/O領域の第3の拡大画像を、前記データ記憶ユニットから検索するステップと、
前記データプロセッサにより、前記行ラベルを、前記I/Oラベルに対応する前記I/O領域の前記第3の拡大画像上の前記行ラベルに対応する水平導電構造へマッピングするステップと、
前記データプロセッサにより、前記I/Oラベルに対応する前記I/O領域の前記第3の拡大画像を、前記行ラベルに対応する前記水平導電構造を強調表示して、前記GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)上に表示するステップとを含む、請求項3に記載の方法。 - コンピュータシステムであって、
プロセッサと、
複数のメモリIC(集積回路)ダイ名の各々に対応する複数の画像のそれぞれの組をその中に記憶するデータ記憶ユニットとを含み、
前記データ記憶ユニットはその上に記憶された命令のシーケンスを有し、前記プロセッサによる命令の前記シーケンスの実行によって、メモリIC(集積回路)ダイ上のメモリセルのアレイの不具合セルの物理的ロケーションを自動的に判定し表示するために、前記プロセッサは、
前記不具合メモリセルを有する前記メモリICダイに対応するメモリIC(集積回路)ダイ名を受付けるステップと、
セクタラベルを受付けるステップとを実行し、前記メモリICダイは複数のセクタで構成され、前記不具合セルは前記セクタラベルに対応するセクタ内に位置が突き止められ、前記プロセッサはさらに、
前記メモリICダイ名に対応する前記メモリICダイの第1の拡大画像を、前記データ記憶ユニットから検索するステップと、
前記セクタラベルを、前記メモリICダイの前記第1の拡大画像上の前記セクタラベルに対応するセクタへマッピングするステップとを実行するようになる、コンピュータシステム。 - 前記データプロセッサは、前記メモリICダイの前記第1の拡大画像を、前記セクタラベルに対応する前記セクタを強調表示して、前記コンピュータシステムのGUI(グラフィカルユーザインターフェイス)上に表示するステップをさらに実行する、請求項6に記載のコンピュータシステム。
- 前記データプロセッサは、
I/O(入力/出力)ラベルを受付けるステップをさらに実行し、前記セクタラベルに対応する前記セクタは複数のI/O(入力/出力)領域で構成され、前記不具合セルは前記I/Oラベルに対応するI/O領域内に位置が突き止められ、前記データプロセッサはさらに、
前記セクタラベルに対応する前記セクタの第2の拡大画像を、前記データ記憶ユニットから検索するステップと、
前記I/Oラベルを、前記セクタラベルに対応する前記セクタの前記第2の拡大画像上の前記I/Oラベルに対応するI/O領域へマッピングするステップと、
前記セクタラベルに対応する前記セクタの前記第2の拡大画像を、前記I/Oラベルに対応する前記I/O領域を強調表示して、GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)上に表示するステップとを実行する、請求項6に記載のコンピュータシステム。 - 前記データプロセッサは、
列ラベルを受付けるステップをさらに実行し、前記I/Oラベルに対応する前記I/O領域は、メモリセルの複数の列で構成され、
メモリセルの各列は、前記列における前記複数のメモリセルの各々のノードに結合された垂直導電構造を有し、前記不具合セルは前記列ラベルに対応するメモリセルの列内に位置が突き止められ、前記データプロセッサはさらに、
前記I/Oラベルに対応する前記I/O領域の第3の拡大画像を、前記データ記憶ユニットから検索するステップと、
前記列ラベルを、前記I/Oラベルに対応する前記I/O領域の前記第3の拡大画像上の前記列ラベルに対応する垂直導電構造へマッピングするステップと、
前記I/Oラベルに対応する前記I/O領域の前記第3の拡大画像を、前記列ラベルに対応する前記垂直導電構造を強調表示して、前記GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)上に表示するステップとを実行する、請求項8に記載のコンピュータシステム。 - 前記データプロセッサは、
行ラベルを受付けるステップをさらに実行し、前記I/Oラベルに対応する前記I/O領域は、メモリセルの複数の行で構成され、
メモリセルの各行は、前記行における前記複数のメモリセルの各々のノードに結合された水平導電構造を有し、前記不具合セルは前記行ラベルに対応するメモリセルの行内に位置が突き止められ、前記データプロセッサはさらに、
前記I/Oラベルに対応する前記I/O領域の第3の拡大画像を、前記データ記憶ユニットから検索するステップと、
前記行ラベルを、前記I/Oラベルに対応する前記I/O領域の前記第3の拡大画像上の前記行ラベルに対応する水平導電構造へマッピングするステップと、
前記I/Oラベルに対応する前記I/O領域の前記第3の拡大画像を、前記行ラベルに対応する前記水平導電構造を強調表示して、前記GUI(グラフィカルユーザインターフェイス)上に表示するステップとを実行する、請求項8に記載のコンピュータシステム。
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