JP2004502880A - 溶融紡糸材料をコンディショニングする方法および装置 - Google Patents

溶融紡糸材料をコンディショニングする方法および装置 Download PDF

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Abstract

フィラメント束に対して内向きの空気を有する急冷システムにおけるエキスパンデッドフィラメントの配列に仕上剤を塗布する装置および方法。このアプリケーターは、放射式、空気式、またはクロスフロー式の急冷システムにおける急冷ゾーン内もしくは急冷ゾーン近くで使用することが可能である。この装置は、紡糸口金(20)と、冷却ガスが前記急冷ゾーン(80)内のエキスパンデッドフィラメントの配列(50)に対して内向きである、前記紡糸口金(20)下に位置する急冷ゾーン(80)と、アプリケーター(60)がフィラメントと接触し、かつエキスパンデッドフィラメントの配列(50)に仕上剤を送出する、前記急冷ゾーン(80)内または下のアプリケーター(60)とを含む。

Description

【0001】
(発明の分野)
本発明は、ポリマーフィラメントの製造方法と、その方法によって製造したフィラメント、ヤーン、および他の物品と、押出したフィラメントにコンディショニングオイルを送出すると同時に、フィラメントの急冷および繊維の均一性を改善する装置に関する。
【0002】
(関連分野の説明)
ポリエステルなどの大部分の合成ポリマーフィラメントは溶融紡糸されており、つまり、加熱ポリマーメルト、つまりポリマー送出源から押出される。溶融紡糸ポリマーフィラメントは、細孔数が例えば200〜10,000までの範囲である多数の細孔を有する紡糸口金を通して、ポリエチレンテレフタラートおよびそれに関連するポリエステルなどの溶融ポリマーを押出すことによって製造される。フィラメントは紡糸口金から吐出され、次いで、冷却ゾーンで冷却される。冷却の詳細およびその後の溶融ポリマーの凝固は、フィラメント間の均一性およびステープル処理で一般的なトウ形状でひとまとめに延伸されるその能力によって示されるように、スパンフィラメントの品質に著しく影響を及ぼす可能性がある。
【0003】
放射状急冷と呼ばれる、通常実施される冷却技術には、フィラメントを冷却するための、冷却ガス、通常は空気を放射状に内向きに導入することによる、フィラメントの環状配列の冷却が含まれる。かかる冷却空気は通常、スクリーンなどの円柱形多孔質媒体から環状フィラメント束の外側へ発生させ、フィラメントに垂直なスクリーンを通って内側に流れる。冷却の後、フィラメントに仕上げオイルを塗布する回転ガイド上をフィラメントが通過する。その束を更なる処理で凝固させるために、紡績用フィラメント束に内向きに送出された、かかる急冷空気は後に除去しなくてはならない。束から急冷空気を除去することによって、フィラメントの好ましくないばらつきの著しい原因である、相当量の空気乱流および繊維の変動が生じる可能性がある。
【0004】
通常の工業的なポリエステルフィラメント製造法では、紡糸口金の細孔の配列に対応する配列または束における新たに紡糸されたフィラメントが、急冷ゾーンを通って連続して移動し、次いで、それがその上を通過する際に、各フィラメントに仕上液を塗布する接線アプリケーターロール上を移動する。そのアプリケーターロールは定置であり、移動するフィラメント束の中心ラインに対して中心から外れた位置にあり、固定かつ多少傾斜した糸の路が作られる。操作において、フィラメント束はアプリケーターロールに対してつぶれて、仕上液を受入れる。アプリケーターロールの定置性質は、さらに、溶融フィラメントがそれに従って急冷される、つまり冷却される勾配も固定されていることを意味する。この種類の配置では、アプリケーターロールに対してつぶれるフィラメント束によって、相当な乱流が生じることがある。
【0005】
フィラメント束を安定化し、空気乱流を排除または低減し、フィラメントの移動およびフィラメント間の質量のばらつきを低減し、連続フィラメントプロセスの配向均一性を改善し、液体仕上剤塗布を改善し、生産性を向上させ、かつ生産コストを低減することによって、内向きの急冷システムを改善することが現在必要とされている。
【0006】
(発明の概要)
これらの必要性に従って、溶融紡糸した材料をコンディショニングする方法および装置を提供する。
【0007】
本発明は、送出した急冷空気をシステムから容易かつ均一に抜き取るために、仕上剤アプリケーターを使用してフィラメント束を安定化することによって、急冷システムを改善する。
【0008】
本発明は、環状に押出したフリーフィラメントを安定化し、独立したフィラメントの長さを短くする。これは、フィラメントの振動のポテンシャル振幅の減少をもたらし、それによって、フィラメントはより均一な手法で急冷される。
【0009】
本発明は、
(a)多数の細孔を有する紡糸口金と、
(b)紡糸口金の細孔の配置に応じた溶融ポリマーフィラメントの連続的に移動する配列を生成するために、前記紡糸口金と連通し、かつ紡糸口金を通して溶融ポリマーを送出するように配置されるポリマー送出源と、
(c)前記口金の下に位置し、かつ溶融フィラメントの配列を受け入れ、移動するフィラメントの配列に対して内向きに冷却ガスを通すことによって、それを通ってフィラメントが移動するに従って溶融フィラメントの配列を冷却するように配置される急冷ゾーンと、
(d)その配列にある量の仕上液を塗布するための、急冷ゾーンの内側または下に位置する仕上剤アプリケーターであって、
(i)移動する溶融フィラメントの配列の断面に一致する周縁を有するベースプレートと、
(ii)上部およびそれと同心の底部を有し、かつ前記ベースプレートに連結されている本体部分であって、前記底部の形が、ベースプレートの周縁によって画成される形状に一致し、前記上部と前記底部のとの間で延伸される複数のラインによって形成される表面が、フィラメント配列の移動方向に対して外向きに傾斜している、本体部分とを含むアプリケーターとを含む、連続ポリマーフィラメントを紡糸するための溶融紡糸装置を提供する。
【0010】
フィラメントの配列の断面に一致する周縁を有するベースプレートと、上部およびそれと同心の底部を有し、かつ前記ベースプレートに連結されている本体部分であって、前記底部の形が、ベースプレートの周縁によって画成される形状に一致し、前記上部と前記底部との間で延伸される複数のラインによって形成される表面が、フィラメント配列の移動方向に対して外向きに傾斜している本体部分と、を備える移動エキスパンデッドポリマーフィラメントに、仕上げ剤を塗布するアプリケーターもまた提供する。
【0011】
紡糸口金にポリマーメルトを通して、ポリマーフィラメントの配列を形成し、
そのフィラメント配列を急冷ゾーンに送り、前記配列に対して内向きの冷却ガスを提供して、フィラメントを冷却し、
前記急冷ゾーン内または下に位置し、フィラメントに接触し、かつフィラメントに仕上剤を送出するよう配置された仕上げ剤アプリケーター上に、前記フィラメントを通すことを備える、連続ポリマーフィラメントを紡糸するための溶融紡糸法もまた提供する。
【0012】
本発明は、本発明により製造されたフィラメント、ヤーン、および物品も提供する。
【0013】
本発明の他の目的、特徴および利点は、以下の詳細な説明から明らかとなるだろう。
【0014】
(好ましい実施形態の詳細な説明)
図1に、従来の溶融紡糸装置を示す。融点を約20℃〜約30℃超える温度で、所望の相対粘度を有する溶融ポリマーを、ポリマー送出源から押出機(図示せず)を用いて、細孔200〜10,000個の多孔紡糸口金プレート2を有する紡糸パック1に供給する。紡糸口金プレート2を通して溶融ポリマーを押出し、多数のメルト流れを形成する。周囲温度付近の冷却ガスを急冷スクリーン8に通し、急冷ゾーン3内で冷却されるメルト流れに導入して、フィラメント5を形成する。フィラメント5を合体させ、回転ロール仕上剤アプリケーター6および集束ガイド7と接触させて、ヤーン9を形成する。カバー付きセクション4は急冷ゾーン3の後に含まれることが可能であり、周囲室内条件によって生じる乱流を低減する。一組の未加熱の供給ゴデットロール(図示せず)によって、ヤーン9を急冷ゾーンから引き出す。液浴中に一部浸漬された回転ロール仕上剤アプリケーター6によって、合体したフィラメント束がロールと接触した際に、コーティング液の塗布が達成される。均一な付着量を達成するために、コーティング液は、フィラメント束を通って移動するか、またはフィラメント束の周りを包まなければならないため、仕上剤塗布はばらつきを受けやすい。
【0015】
さらに、回転ロール仕上剤アプリケーター6内および周りでフィラメント配列が合体する際に、移動するフィラメントの接触の変動および過剰な空気乱流が原因で、ばらつきが生じる。さらに、塗布のポイントは一般に定置であり、プロセスまたは製品品質を向上するために最適に位置付けることはできない。
【0016】
本発明は、例えば環状フィラメント束に対して内向きの空気を有する放射状急冷システムにおける、溶融紡糸フィラメントの製造、改善された急冷、仕上剤の均一性を可能にする装置および方法を提供する。当技術分野で公知のいずれかの放射状急冷システムを使用することが可能である。例えば、米国特許第4,156,071号;同第5,250,245号;同第5,288,553号を参照のこと。それぞれを参照として本明細書中に組み込む。本発明は、放射状急冷システムに限定されず、フィラメントの配列を冷却するのに使用される、クロスフロー、空気式、および他の急冷システムに対して使用することも可能である。そのシステムはまた、厳密に環状のフィラメント配列を有するシステムに限定されない。アプリケーターが、エキスパンデッド配列内に設置され、かつ仕上剤を塗布するために配列のフィラメントに接触している限り、本発明のアプリケーターは、長方形、楕円形等の様々な形で使用されるように適合することが可能である。
【0017】
本発明で使用することができるクロスフロー急冷は、新たに押出されたフィラメント配列の通常一方の側から横方向に冷却ガスを吹き込むことを含む。クロスフローの空気の多くは、フィラメント配列の他方の側を通過し、出て行く。しかしながら、様々な要因に応じて、空気の一部がフィラメントによって閉じ込められ、各紡糸位置の底部で運転され、通常その底部にある、引取ロールに向かって、それらとともに下へ運ばれる。
【0018】
その全体を参照により本明細書にそれぞれ組み込む、米国特許第4,687,610号、同第4,691,003号、同第5,141,700号、同第5,034,182号および同第5,824,248号には、通常「空気式急冷」と呼ばれるガス管理技術が記載されており、それによって、ガスが新たに押出されたフィラメントを取り囲み、その温度および減衰プロファイルが制御される。かかる急冷システムを本発明で使用することができる。空気式急冷は、ポリマーマルチフィラメントメルトが出てくる紡糸口金の下の領域内でガスを導入することを含む。次いで、空気の体積および空気により取り囲まれるフィラメント束が一般に、デバイスの底部の小さな円形の出口に集束する通路を有するテーパーデバイスを通過し、したがって、それが通路を通って移動するに従って空気が加速され、移動空気流れが、まだ溶融しているフィラメントに引張力を及ぼす機会をもたらし、メルトにおいてフィラメントが減衰される。
【0019】
本発明の装置を使用して、所望の仕上げオイルをフィラメント配列に塗布することができる。新たに紡糸したフィラメントを適切な仕上げオイルで処理して、摩擦を低減し、高速の繊維加工に共通した静電荷の発生を排除する。本発明の装置は、いずれかの種類の仕上剤またはコンディショニングオイルを、濃縮物もしくは希釈水性エマルジョンの状態で正確に送出することが可能である。そのコンディショニングオイルは、液体状態であることが好ましく、それは、塗布温度未満の凝固点を有するいずれかのオイルまたはオイルの混合物として定義される。
【0020】
本発明のプロセスおよび装置の例示的な実施形態を図2に示す。押出機(図示せず)を用いて、ポリマー送出源から、細孔200〜10,000個の多孔紡糸口金プレート20を有する紡糸パック10に所望の相対粘度を有する溶融ポリマーを供給した。冷却ガスを急冷スクリーン80に通し、急冷ゾーン30内のフィラメント配列50に導入する。好ましくは、紡糸口金プレート20から約5mm〜約45mm内で始まり、仕上剤アプリケーター60に向かって下向きへ伸び、好ましくは約100mm〜約1,000mmであり、フィラメント配列50に対して位置向きの均一なまたは分布を測定した空気速度である。紡糸口金プレート20に最も近い急冷ゾーン部分は、向上した製品特性を得るため冷却を遅らせるために、加熱デバイスまたは遅延部分を組み込むことも可能である。カバー付きセクション40は急冷ゾーン30の後に含まれることが可能であり、周囲室内条件によって生じる乱流を低減する。
【0021】
本発明の装置は、仕上剤アプリケーター60を備える。その仕上剤アプリケーター60は、紡糸口金プレート20の下約120mm〜約200mmという近さであることが可能であり、その好ましい位置は、急冷ゾーン30の末端から約200mm〜約400mm下である。クロスフローまたは空気式急冷システムについては、仕上剤アプリケーター60は、急冷ゾーン30の内側に位置することが可能である。紡糸口金配列の所定の内径および外径については、仕上剤アプリケーターの好ましい寸法は、最外側フィラメントの約70%〜約120%の範囲にある。好ましいアプリケーターの寸法は、最小量の乱流を有するシステムから閉じ込められた空気を容易に抜き取ることを可能にする、フィラメント間の分離を保持する。
【0022】
例示的な仕上剤アプリケーター60をより詳細に図3に示す。そのアプリケーターは、ベースプレート部分Aおよび本体部分Bを含む。そのベース部分は、フィラメントの配列と接触する周縁接触表面11を有する。このように、ベースプレートは、フィラメントの配列が接触することができるように、フィラメントの配列の断面に対応する断面を有するべきである。本体部分は、図2に示すように外向きにテーパーになることが好ましい。
【0023】
仕上剤アプリケーター60の形状は、所望のプロセス用途およびポリマーの種類によって異なるが、テーパー形状は、蓄積した急冷用空気を除去するのに特に望ましい。好ましいテーパー面は、蓄積された空気をフィラメント配列の内側から外側に滑らかに偏向する。好ましい実施形態では、アプリケーターの形状は、放射状に均一な手法において急冷空気を徐々に除去するための傾斜面を提供する。テーパーまたは円錐形状の本体17は、範囲約170〜約45度の角度βを有し、好ましい角度範囲は、約60〜約90度である。好ましい実施形態では、エキスパンデッド環状フィラメント配列に仕上剤を送出する周囲送出スロット13を有する平板アセンブリー16が、外面上の周囲繊維接触表面11に接続される。仕上剤アプリケーター60はさらに、余分な仕上剤を除去するための排液開口部15を含むことが可能である。
【0024】
仕上剤アプリケーター60を、直線移動用に配置された支持アーム12上に取り付けて、製造中にアプリケーターをフィラメント配列に挿入し、紡糸プロセスで破損した場合にアプリケーターを取り除くことができる。フィラメントからアプリケーターを取り除くことが可能な、いずれかの直線移動デバイスを使用することができる。その直線移動デバイスまたは支持アーム12は、改善されたプロセスまたは製品品質の必要に応じて位置付け、調節することができる。フィラメント配列の上または下に仕上剤アプリケーター60を移動するように、その支持アームを適合させることもまた可能である。
【0025】
支持アーム12は、手作業で、空気式に、または電気的に運転され、かつ繊維の通常の経路との干渉を最小限にするような手法で配置することが可能である。好ましい位置において、仕上剤アプリケーター60は、環状に押出されるフリーフィラメント50を安定化し、独立したフィラメントの長さを短くし、フィラメントの振動の振幅を小さくし、それによって、フィラメント50は均一な手法で凝固または安定化される。
【0026】
フィラメント50は、入口14によって提供される周囲送出スロット13から連続して仕上オイルを補充することができる、周囲繊維接触表面11で仕上剤アプリケーター60の湿った周囲上の仕上剤アプリケーター60と接触する。入口14を通して送出される仕上剤は、供給経路18を通って上向きに移動し、次いで、進行して、周囲送出スロット13へ放射状に外向きに移動する。タンク、定量ポンプ、または加圧加熱装置を含むが、それらに限定されないものによって、液体が供給される。移動するフィラメントとの連続的な滑り接触からアプリケーターの摩耗面を保護する働きをする、耐摩耗性セラミック酸化物または他の適切な高強度材料で、支持アーム12および周囲繊維接触表面11をコーティングすることができる。耐摩耗性を向上させる、かかる表面処理の例には、酸化クロムおよび/または酸化アルミニウム、窒化チタンまたは窒化ケイ素の陽極酸化および蒸着が含まれる。さらに、急冷および仕上剤塗布プロセスが切り離されているため、フィラメント配列の外側から入ってくる急冷空気の配置によって、運転が容易となり、溶融もしくは急冷していないフィラメント束の取り扱いの必要がなくなる。
【0027】
開始プロセスの始動後、フィラメント50が、被動ロールもしくはアスピレーターによって提供される20mg/デニールを超える紡糸張力を有する場合には、仕上剤アプリケーター60を紡糸繊維に挿入して、許容可能な最終製品が製造される。仕上剤アプリケーター60の位置は、フィラメントの数(フィラメント1本当たりのデニールの関数である)、急冷空気速度および位置、および紡糸速度によって決定され、低い数は、高い仕上剤アプリケーター位置により良く適している。仕上剤アプリケーターから生じる増大した紡糸安定性によって、プロセス連続性、より高い一定流量、紡糸口金の増大した細孔密度、および、その結果増大した製造能力が得られる。
【0028】
仕上剤アプリケーター60は、液体の送出が空間的に均一であり、前進するフィラメントに均一に塗布されるように、放射状に対称であることが好ましい。エキスパンデッドフィラメント配列への仕上剤の塗布によって、従来のロール塗布に比べて、より完全な繊維表面被覆ならびに繊維上の測定仕上剤のより良いコンシステンシーが提供される。仕上剤を塗布した後、フィラメントは、ボビン上にまたは缶中に収集するために適切なガイド70によって集められる。次いで、収集したフィラメントを巻き上げて、連続フィラメントヤーンのパッケージを形成するか、または別の方法で処理することができる。例えば、平行な連続フィラメントの束として、例えば連続フィラメントのトウとして加工するために、例えばヤーンもしくは他の織物加工に転換するために回収することができる。
【0029】
上述の説明および以下の実施例によって、本発明による円錐形仕上剤アプリケーターを用いた、ポリエステルフィラメントの製造の詳細を説明する。固有粘度約0.5以上を有するベースポリマーから通常製造されるポリエステルフィラメントは、直径約0.1mm〜約0.5mmの細孔を通して押出され、速度範囲約1,000m/分〜約8,000m/分で巻き取られる。かかる有用なポリエステルには、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリブチレンテレフタラート(PBTまたは4GT)、ポリトリメチレンテレフタラート(PTTまたは3GT)、およびポリエチレンナフタレート(PEN);およびそれらの組み合わせが含まれ、その共重合体を含むポリ(エチレンテレフタラート)およびポリ(トリメチレンテレフタラート)から製造される繊維などの2成分ポリエステル繊維が含まれる。
【0030】
本発明の仕上剤アプリケーターで使用することができる繊維は、ポリ(エチレンテレフタラート)およびその共重合体からなる群から選択される第1成分と、ポリ(トリメチレンテレフタラート)およびその共重合体からなる群から選択される第2成分との2成分繊維を含むことが可能であり、その2種類の成分は、70:30〜30:70の重量比で存在する。2成分繊維の断面は、並列または偏心のシース/コアであることが可能である。しかしながら、本発明は、ポリエステルフィラメントに限定されず、ポリオレフィン、ポリアミド、およびポリウレタンを含む溶融紡糸可能なポリマーに適用することができる。本明細書で使用する「ポリマー」という用語は、ほんの数例として、共重合体、混合ポリマー、ブレンド、および鎖が枝分れしたポリマーを含む。「フィラメント」という用語もまた総称して使用され、合成ポリマーは一般に、溶融紡糸されるため、連続ポリマーフィラメント状で最初に製造されるが、切断繊維(ステープルと呼ばれることが多い)は除外されない。
【0031】
(実施例)
以下の非制限的な実施例によって、ここで本発明を例証する。図1に示すように仕上剤を塗布する回転ロールと接触する繊維を用いた溶融紡糸プロセスを、対照として用いた。領域40を有する図2および図3の装置は、本発明による実施例に使用した。
【0032】
報告した繊維の特性は、ASTM法によって示されるように従来法で測定された、線密度および引張特性である。
【0033】
線密度は、ASTM D 1577に従って測定し、フィラメント1本当たりのデニールとして報告した。
【0034】
破断伸び、および切断強さをASTM D 3822に従って測定した。伸びは、元の試料の長さに対するパーセンテージとして報告し、破断力は、フィラメントのデニールによって正規化されたグラムで報告する。
【0035】
(実施例1)
この実施例では、フィラメント間のデニールおよび破断伸びのばらつきを、従来の急冷の対照および本発明について比較する。25/75のトリクロロフェノール/フェノール溶液で測定した固有粘度0.65を有し、酸化チタンから構成される0.2%艶消剤を含有するポリエチレンテレフタラートポリマーから、製品を製造した。速度0.39gm/分/細孔で直径0.25mm、長さ0.5mmの細孔に通して、そのポリマーを295℃で押出した。押出したフィラメントを環状配列に配置し、速度1.2m/sで放射状に内向きであり、かつ紡糸口金プレートの約20mm下で始まる急冷空気で冷却した。その急冷空気を22℃および相対湿度65%に調整し、長さ200mmにわたった。
【0036】
仕上剤アプリケーターは、対照では急冷ゾーンの約1m下、本発明では急冷ゾーン30の500mm下に位置した。仕上剤アプリケーターの直径は、外側のフィラメント配列の105%で固定した。アプリケーターは、コンディショニングオイル0.7重量%の水溶液を送出した。コンディショニングオイルは、フィラメント束内での摩擦および静電気を制御するためのエマルジョン界面活性剤を含む。フィラメントに添加される水分は、どちらの場合も約10重量%であった。
【0037】
ボビンワインダー上に速度1800m/分でフィラメントを回収し、引張およびデニール均一性について分析した。紡糸したままの製品は、対照および試験アイテムの両方で、単一フィラメントの振動デニール2.13、破断伸び220%、および切断強さ2.6g/デニールを有した。製品のばらつきを、200の単一フィラメント測定値の分析から決定し、表1に試料の分散および分散率パーセンテージ(%CV)の両方で報告する。試料の分散は、試料数により1未満に正規化された2乗偏差の和としての平均値に対する各測定値の位置と見なす。CV%は、試料平均値により正規化された試料の分散の平方根として定義され、パーセンテージで表される。その試料平均値は、試料の総数で割られた個々の測定値の和によって決定される。試料の分散の分析に基づいて、本発明によって、製品のばらつきが、伸びについては35%、線密度については64%低減される。
【0038】
続いて、その紡糸製品を従来の延伸プロセスで引き伸ばし、アニールした結果、線密度0.96デニール、強力6.4g/デニール、破断伸び23%を有するステープル製品が対照および本発明の両方で得られた。
【0039】
【表1】
Figure 2004502880
【0040】
(実施例2)
この実施例では、本発明による装置を用いて、より高い細孔による製造速度またはより高いフィラメントの線密度を得るための品質改善を説明する。ポリマー供給、急冷および仕上剤配置は、細孔直径0.32mmおよび製造速度0.67gm/分/細孔を除いては、実施例1と同じである。
【0041】
パッケージワインダー上に速度1780m/分でフィラメントを回収し、引張およびデニール均一性について分析した。製品のばらつきを、100の単一フィラメント測定値の分析から決定し、試料の平均値および試料の分散を表2に報告する。
【0042】
【表2】
Figure 2004502880
【0043】
(実施例3)
この実施例では、対照に対して、本発明で得られたコンディショニングオイルの塗布の向上した均一性を説明する。図1および図2に示すアプリケーターは、エマルジョン界面活性剤0.7重量%の水溶液を送出する。フィラメントに添加される水分は、どちらの場合も約10重量%であった。繊維上の仕上剤レベルを、乾燥後に最終製品上に存在するコンディショニングオイルの重量%として報告する。試料の平均値および%CVは、実施例1のプロセスから異なる時間間隔で行った16の試料の測定から決定した。試料の平均値および%CVを表3に報告し、実施例1に記述したように計算する。%CVの結果から、仕上剤塗布の時間的な均一性は、本発明によって向上することが示されている。
【0044】
【表3】
Figure 2004502880
【0045】
説明のために、本発明を詳細に説明したが、当業者であれば、以下の特許請求の範囲により定義される精神および範囲から逸脱することなく、多数の変形および変更を加えることが可能であることは理解されよう。
【図面の簡単な説明】
【図1】
従来の溶融紡糸プロセスおよび装置の概略図である。
【図2】
本発明に従った溶融紡糸プロセスおよび装置の一般的なレイアウトの概略図である。
【図3】
本発明に従った仕上げ剤アプリケーターの断面図である。

Claims (26)

  1. (a)多数の細孔を有する紡糸口金と、
    (b)紡糸口金の細孔の配置に応じた溶融ポリマーフィラメントの連続的に移動する配列を生成するために、前記紡糸口金に連通し、かつ紡糸口金を通して溶融ポリマーを送出するように配置されるポリマー送出源と、
    (c)前記紡糸口金の下に位置し、かつ溶融フィラメントの前記配列を受け入れ、移動するフィラメントの前記配列に対して内向きに冷却ガスを通すことによって、それを通ってフィラメントが移動するに従って溶融フィラメントの前記配列を冷却するように配置される急冷ゾーンと、
    (d)前記配列に、ある量の仕上液を塗布するための、急冷ゾーンの内側または下に位置する仕上剤アプリケーターであって、
    (i)移動する溶融フィラメントの配列の断面に一致する周縁を有するベースプレートと、
    (ii)上部およびそれと同心の底部を有し、かつ前記ベースプレートに連結されている本体部分であって、前記底部の形が、ベースプレートの周縁によって画成される形状に一致し、前記上部と前記底部との間で延伸される複数のラインによって形成される表面が、フィラメントの配列の移動方向に対して外向きに傾斜している本体部分とを含む仕上剤アプリケーターと、
    を含むことを特徴とする連続ポリマーフィラメントを紡糸するための溶融紡糸装置。
  2. フィラメントの配列内および外に仕上剤アプリケーターを移動する手段をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 前記急冷ゾーンが、放射式、クロスフロー式、または空気式急冷ゾーンであることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 前記アプリケーターが、円錐形の仕上剤アプリケーターであることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 前記仕上剤アプリケーターが、セラミック酸化物でコーティングされたフィラメント接触表面を含むことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  6. 前記仕上剤アプリケーターが、周囲繊維接触表面と連通する1つ以上の周囲仕上剤送出スロットを備えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  7. 前記仕上剤アプリケーターが、前記紡糸口金の下120mm〜200mmの範囲の距離に位置することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  8. 前記仕上剤アプリケーターが、前記急冷ゾーンの下200mm〜400mmの範囲の距離に位置することを特徴とする請求項1に記載の装置。
  9. 環状であるフィラメントの配列が、フィラメント配列の外径の70%〜120%の範囲で前記仕上剤アプリケーターの直径を決定する前記フィラメントの配列の内径および外径を備えることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  10. 放射状に内向きの冷却ガス流を受入れるように配置される急冷ゾーン内または下に位置し、フィラメントの配列にある量の仕上液を塗布する仕上剤アプリケーターを、備える連続ポリマーフィラメントを紡糸するための溶融紡糸装置であって、前記仕上剤アプリケーターが、
    (i)移動する溶融フィラメントの前記配列の断面に一致する周縁を有するベースプレートと、
    (ii)上部およびそれと同心の底部を有し、かつ前記ベースプレートに連結されている本体部分であって、前記底部の形が、ベースプレートの周縁によって画成される形状に一致し、前記上部と前記底部との間で延伸される複数のラインによって形成される表面が、前記フィラメント配列の移動方向に対して外向きに傾斜している本体部分とを含むことを特徴とする溶融紡糸装置。
  11. フィラメント配列の断面に一致する周縁を有するベースプレートと、上部およびそれと同心の底部を有し、かつ前記ベースプレートに連結されている本体部分であって、前記底部の形が、前記ベースプレートの周縁によって画成される前記形状に一致し、前記上部と前記底部との間で延伸される複数のラインによって形成される表面が、フィラメント配列の移動方向に対して外向きに傾斜している本体部分と、を備えることを特徴とする移動するエキスパンデッドポリマーフィラメント配列に仕上剤を塗布するアプリケーター。
  12. エキスパンデッドフィラメント配列に仕上剤を送出するための周囲送出スロットをさらに備え、前記周囲送出スロットが、本体部分の外面上の周囲繊維接触表面と連通することを特徴とする請求項11に記載のアプリケーター。
  13. 前記仕上剤を送出および排出する流路を有するアームをさらに備え、前記アームが前記アプリケーターを支持し、さらに前記アームが前記周囲送出スロットと連結されることを特徴とする請求項12に記載のアプリケーター。
  14. 前記アプリケーターが、直線移動デバイス上に取り付けられることを特徴とする請求項11に記載の装置。
  15. 紡糸口金にポリマーメルトを通して、ポリマーフィラメントの配列を形成し、
    フィラメント配列を急冷ゾーンに送り、前記配列に対して内向きの冷却ガスを提供して、フィラメントを冷却し、
    前記急冷ゾーン内または下に位置し、フィラメントに接触し、かつフィラメントに仕上剤を送出するよう配置された仕上剤アプリケーター上に、前記フィラメントを通す、
    ことを備えることを特徴とする連続ポリマーフィラメントを紡糸する溶融紡糸方法。
  16. フィラメントをヤーンに形成することをさらに備えることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  17. 前記仕上剤アプリケーターが、閉じ込められた冷却ガスを除去し、かつフィラメント配列のフィラメント間の分離を保持するためのテーパー形状を含むことを特徴とする請求項15に記載の方法。
  18. ポリマーフィラメントが、ポリエステルからなることを特徴とする請求項15に記載の方法。
  19. 前記ポリエステルが2成分ポリエステルからなることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記2成分ポリエステルが、ポリ(エチレンテレフタラート)およびその共重合体からなる群から選択される第1成分と、ポリ(トリメチレンテレフタラート)およびその共重合体からなる群から選択される第2成分とを含むことを特徴とする請求項19に記載の方法。
  21. 前記第1成分および前記第2成分は、重量比70:30〜30:70で存在することを特徴とする請求項20に記載の方法。
  22. ポリマーフィラメントのエキスパンデッドアレイに仕上剤を塗布する方法であって、前記フィラメントを仕上剤アプリケーターの湿ったテーパー面と接触させることを備えることを特徴とする方法。
  23. フィラメントの線密度のフィラメント間変動率が6%未満であることを特徴とする請求項15に記載の方法により製造したフィラメント。
  24. 重量測定による仕上剤レベルの試料のばらつきが、%CVにより測定された場合6%未満であることを特徴とする請求項15に記載の方法により製造したフィラメント。
  25. 請求項16に記載の方法により製造したヤーン。
  26. 請求項15に記載の方法により製造したポリエステルフィラメント。
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