JP2004502374A - ナノサイズの電気機械的フィルタ - Google Patents
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Abstract
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気的フィルタに関するものであり、より詳細には、バンドパス型の電気機械的フィルタに関するものである。
【0002】
本発明は、特に、例えば携帯電話といったような無線通信におけるフィルタリングという分野や、電子手帳に、適用される。
【0003】
本発明は、また、携帯式遠隔通信手段が使用されるマルチメディアの分野にも、適用される。
【0004】
本発明は、また、例えばICカード(あるいは、チップカード)といったような、高周波信号の選択が必要とされるようなデバイスに対しも、応用することができる。
【0005】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】
現在、遠隔通信サービスの分野においては、継続的に増加する利用者数に直面している。周波数帯域割当の限界を考慮すれば、利用者数の増加は、帯域幅の使用に関して、サービスプロバイダに多くのことを要求する。
【0006】
通過帯域に関する仕様は、フィルタリングデバイスの制約に波及し、フィルタリングデバイスは、選択的なものでなければならない。したがって、このことは、例えば携帯電話やオーガナイザといったような携帯式遠隔通信デバイスに関する基本的重要性に係わる様々な制約を維持しつつも、フィルタの品質性能を向上させることとなる。
【0007】
現在、移動式遠隔通信の分野においては、フィルタリング機能は、表面波フィルタによって得られる。表面波フィルタは、石英から形成され、電子回路におけるかさ高さや重量や挿入損失を除いては、良好な特性を有している。
【0008】
かさ高さや重量や挿入損失は、電気機械的フィルタを使用することによって、より詳細には、サイズに関してマイクロエレクトロニクス回路と同じ技術を使用して形成されそのためハイブリッド化に特有の欠点を回避し得るような微小電気機械的フィルタを使用することによって、低減することができる。
【0009】
他方、このような微小電気機械的フィルタの現在の構成では、400MHz以上の周波数、ならびに、遠隔通信において使用されているような1GHz近辺のあるいはそれ以上のところに位置したさらに上の周波数帯を得ることができない。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の目的は、適切な構成を有した共鳴構造を使用しているような、より厳密にはナノサイズの共鳴構造を使用しているような、電気機械的フィルタを提供することによって、上記欠点を克服することである。
【0011】
さらに、本発明によるフィルタの製造コストは、大量生産的機械加工技術を使用することのために、小さなものとすることができる。
【0012】
上記従来の表面波フィルタと比較した場合、本発明によるフィルタは、電子回路の製造技術と同じ製造技術を使用して製造されていることにより、また、ハイブリッド化ステップを必要としないことにより、そのような電子回路内へと極めて容易に挿入することができるという利点を有している。
【0013】
詳細には、本発明の目的は、電気機械的フィルタであって、
−基板と、
−この基板上に形成された少なくとも1つの微小尖端であるとともに、ビーム形状のナノサイズ構造が微小尖端の軸に沿って頂部から延出され、微小尖端とナノサイズ構造とが少なくとも表面部分に関しては電気伝導性とされ、ナノサイズ構造が電気機械的共振器を形成しているような、少なくとも1つの微小尖端と、
−基板上に形成されるとともに、微小尖端が内部に配置されたキャビティと、微小尖端の実質的に頂部のところにおいてキャビティに連接して形成されかつ頂部を包囲するエッジを有して形成された穴と、を備えた電気絶縁層と、
−電気絶縁層上に形成されるとともに、微小尖端の軸の両側において穴のエッジのところにおいて実質的に終端する、少なくとも1つの入力電極および少なくとも1つの出力電極であるとともに、入力電極が、フィルタリングされるべき電気信号を受領するために設けられ、出力電極が、フィルタリング済みの電気信号を供給するために設けられ、これら入力電極および出力電極と、ナノサイズ構造と、の間が接続され、この接続によって、電気機械的共振器を共振状態にセットすることができるようになっている、少なくとも1つの入力電極および少なくとも1つの出力電極と、
を具備することを特徴とするフィルタである。
【0014】
好ましくは、微小尖端およびナノサイズ構造は、金属化されている(これにより、微小尖端およびナノサイズ構造を、電気伝導性とすることができる。)
【0015】
本発明によるフィルタの特定の実施形態においては、微小尖端が、2つの出力電極と関連しており、これら2つの出力電極のうちの一方が、入力電極に対して電気的に接続されている。
【0016】
本発明によるフィルタの特定の実施形態においては、微小尖端およびナノサイズ構造が、微小尖端の軸に対して実質的に平行な磁界を生成し得る磁性金属層によってコーティングされている。
【0017】
本発明によるフィルタの第1の特定の実施形態においては、フィルタが、入力電極と出力電極とナノサイズ構造とをそれぞれが有している複数の微小尖端を備え、これら微小尖端は、互いに同一の共振周波数を有した複数の電気機械的共振器を形成し、入力電極どうしが、互いに電気的に接続され、出力電極どうしも、また、互いに電気的に接続されている。
【0018】
本発明によるフィルタの第2の特定の実施形態においては、フィルタが、入力電極と出力電極とナノサイズ構造とをそれぞれが有している複数の微小尖端を備え、これら微小尖端のそれぞれが、電気機械的共振器を形成し、これら微小尖端は、複数のグループへとグループ分けされ、同じグループに属する複数の微小尖端に関連した各電気機械的共振器が、互いに同一の共振周波数を有し、入力電極どうしが、互いに電気的に接続され、同じグループに属する複数の微小尖端に関連した出力電極どうしが、互いに電気的に接続されている。
【0019】
本発明によるフィルタの特定の実施形態においては、各電気機械的共振器が、真空吸引力が適用された空間内に配置されている。
【0020】
【発明の実施の形態】
本発明の他の目的や特徴点や利点は、添付図面を参照しつつ、本発明を何ら限定するものではなく単なる例示としての好ましい実施形態に関する以下の詳細な説明を読むことにより、明瞭となるであろう。
【0021】
本発明による基本フィルタは、バンドパス型のフィルタであり、電気機械的共振器(後述において例示するように、サイズに関しては、ナノサイズの共振器)を備えている。本発明による基本フィルタは、マイクロシステム技術をベースとしている。
【0022】
本発明による基本フィルタを使用すれば、400MHzよりも大きな周波数を有した電気信号を、フィルタリングすることができる。このバンドパス型基本フィルタの周波数帯域は、400MHzよりも大きな周波数(f)を中心とするとともに、1GHzやそれ以上の周波数を中心とすることができる。さらに、その帯域は、狭いものであり、帯域幅が100kHzを超えないものとすることができる。
【0023】
図1は、本発明によるフィルタを概略的に示す断面図である。図1は、1つの基本フィルタに関するものであって、ただ1つの電気機械的ナノサイズ共振器を備えている。
【0024】
より詳細には、図1の基本フィルタは、基板(2)上に形成されているとともに、この基板上に形成された実質的に円錐状の微小尖端(4)を備えている。この微小尖端の頂点は、ビーム(梁)形状とされたナノサイズ構造(6)として、X軸に沿って延出されている。このナノサイズ構造は、以下においては『ナノビーム』と称する。
【0025】
図1において、記号(h,l,d)は、それぞれ、微小尖端(4)の高さ、ナノビーム(6)の長さ、および、ナノビーム(6)の直径、を表している。
【0026】
図1の基本フィルタは、さらに、任意の適切な電位(V)にセット(設定)された金属層(8)を備えている。金属層(8)は、基板(2)上に延在しているとともに、微小尖端(4)と、この微小尖端(4)上に形成されているナノビーム(6)と、を被覆している。さらに、金属層(8)上には、電気絶縁層(10)が形成されている。
【0027】
図1に示すように、電気絶縁層(10)内には、微小尖端(4)を包囲するキャビティ(12)が形成されている。さらに、電気絶縁層(10)は、キャビティ(12)の延長上においてX軸を軸とした穴(14)を有している。
【0028】
この穴(14)は、微小尖端の頂点を包囲している。ナノビーム(6)が、電気絶縁層(10)から突出していることがわかる。
【0029】
近距離顕微鏡法の分野において使用するための、そのようなナノビームを有した微小尖端の製造方法が公知であることを明記しておく。
【0030】
図1の概略的な平面視である図2により、基本フィルタが、さらに、1つの入力電極(16)と、1つの出力電極(18)と、を備えていることがわかる。これら入力電極(16)と出力電極(18)とは、実質的に位置合わせされており、穴(14)のエッジ上において径方向反対側に位置している。
【0031】
図2から、基本フィルタが、この回路内において生成されたあるいはこの回路内に受領された電気信号をフィルタリングするための電子回路の一部を形成していることがわかる。
【0032】
より詳細には、この基本フィルタは、回路の第1部分(20)と、回路の第2部分(22)と、を接続している。回路のこれら両部分(20,22)は、後述するようにフィルタ製造のために使用されているマイクロエレクトロニクス技術によって、基本フィルタと同じ基板(2)上に形成されている。
【0033】
例示するならば、電子回路の第1部分(20)は、携帯電話のアンテナであって、電気信号(Se)をもたらす。電気信号(Se)は、フィルタリングされることを意図した入力信号である。電子回路の第2部分(22)は、フィルタリング済み信号すなわち出力信号(Ss)の増幅および処理を行う手段を備えている。
【0034】
入力信号(Se)は、金属化されたナノビームによって形成されたナノサイズ共振器を励起する。ナノビームは、入力信号(Se)をフィルタリングすることによって、入力信号(Se)のうちの、基本フィルタの通過帯域に属する周波数成分だけを通過させる。
【0035】
この通過帯域は、幾何形状特性に依存するとともに、金属化された微小尖端およびナノビームの構成材料に依存する。
【0036】
本発明を何ら限定することなく単なる例示として例示するならば、基板(2)と微小尖端(4)とナノビーム(6)とは、シリコンから形成され;微小尖端およびナノビームに対しての金属化層(8)は、金またはタングステンから形成され;入力電極(16)および出力電極(18)も、また、金またはタングステンから形成され;電気絶縁層(10)は、シリカや窒化シリコンや電気絶縁性ポリマーから形成され;比h/lは、約10とされ、直径dは、長さlの約1/10とされ、高さhは、1μm〜4μmの程度とされる。
【0037】
図3において平面図によって概略的に示されている基本フィルタの実施形態は、図2に示す実施形態に対して、ただ1つの入力電極に代えて、2つの入力電極(24,26)を備えているという点において相違している。
【0038】
図3に示すように、入力電極(24,26)の双方は、実質的に穴(14)のエッジ上においてかつエッジの一方側において端部を有している。これに対し、出力電極(18)は、この穴(14)のエッジ上において、入力電極(24,26)の各端部とは実質的に反対側の位置に、1つの端部を有している。
【0039】
入力電極の双方は、フィルタリングされるべき信号(Se)を受領する。よって、これら入力電極は、入力電極がただ1つであるような図2の場合よりも、ナノサイズ共振器に対しての強力な励起源を形成する。
【0040】
図4において平面視で示されているような本発明による基本フィルタは、図2に示す実施形態に対して、ただ1つの出力電極に代えて、2つの出力電極(28,30)を備えているという点において相違している。
【0041】
図4に示すように、この場合にも、出力電極の各端部は、穴(14)のエッジ上に位置した入力電極(16)の端部とは実質的に反対側において、穴(14)のエッジ上に位置している。
【0042】
これら出力電極の一方は、フィルタリング済み信号(Ss)の一部を収集し、上述の場合と同様に、その信号(Ss)を、前方側の増幅および処理を行う回路(22)へと供給する。これに対し、他方の出力電極(30)は、フィルタリング済み信号(Ss)の一部を収集し、フィルタに対しての閉ループ制御に供する。図からわかるように、この他方の出力電極(30)は、実質的に、入力電極(16)に対して接続されたループを形成する。
【0043】
この閉ループ制御を使用することにより、フィルタの制御を増強することができる。
【0044】
図示しない特定の実施形態においては、2つの出力電極が使用されるものの、閉ループ制御が行われない。これら出力電極の双方が、出力信号(Ss)の増幅および処理を行うための回路に対して接続される。
【0045】
本発明によるバンドパス型フィルタの出力において利用可能な電流を増大させるために、このフィルタは、好ましくは、複数の基本フィルタを備えている(各基本フィルタは、ただ1つのナノサイズ共振器を有している)。
【0046】
これは、図5に示されている。図5は、本発明によるフィルタを概略的に示す断面図である。
【0047】
このフィルタは、基板(2)上において、複数の微小尖端(4)を備えており、各微小尖端は、それぞれナノビーム(6)を有している。これら微小尖端およびそれぞれ対応するナノビームは、この場合にも、基板(2)上に延在しかつ適切な任意電位(V)にセットされている導電層(8)によって金属化されている。
【0048】
これに代えて、すべての微小尖端を、同一電位としなくても良い。各微小尖端は、個別に分極することができ、あるいは、グループ単位で分極することができる。その場合には、同じグループ内の各微小尖端は、同一電位とされる。
【0049】
図5の例に話を戻すと、各微小尖端(4)は、この場合にも、基板(2)の上方において金属層(8)上に延在した電気絶縁層(10)内に形成されたキャビティ内に収容されている。電気絶縁層(10)の穴(14)からは、ナノビーム(6)が突出している。
【0050】
図5においては、3つの微小尖端(4)が示されている。しかしながら、実際には、数百個の微小尖端を形成することができる。したがって、基板(2)上において、数百個の基本フィルタを形成することができる。
【0051】
図5においては、入力電極(16)と出力電極(18)とが、各微小尖端の両サイドに示されている。これら電極は、図5をなす紙面に対して、垂直に延在している。
【0052】
本発明によるフィルタの動作を改良するために、特に、図5のフィルタの動作を改良するために、このフィルタを閉じ込めるためのシールカバー(32)を設けることができる。このカバーのエッジ(図示せず)は、フィルタや関連する電子回路が形成されている基板(2)のエッジに対して、密封的にシールされている。さらに、このカバーと基板との間の空間(34)には、真空吸引力が適用されている。以下においては、本発明によるフィルタの製造について説明する。
【0053】
まず最初に、基板上に、微小尖端を形成する。あるいは実際には、複数の微小尖端を形成する。次に、複数のナノビームを形成する。微小尖端の製造に関しては、例えば次の文献を参照することができる。Rakhshanderoo, M.R., and Pang, S.W., J. Vac. Sci. Technol. B 15(6) 2777 (1997)。
【0054】
電気絶縁層によって包囲された微小尖端は、電界放出型カソードにおいて使用されているものと同じ種類のものである。しかしながら、本発明においては、ナノサイズ共振器を得るために、微小尖端の各上端部を薄肉化してナノビームを形成する必要がある。
【0055】
それぞれ対応するナノビームを有した複数の微小尖端を形成した後に、これら微小尖端およびナノビームを、金属化する。そして、このようにして金属化した基板(2)上において、電気絶縁層(10)すなわち犠牲層を形成する。
【0056】
電気絶縁層(10)をエッチングすることによって、キャビティを形成するとともに、様々な微小尖端の高さ位置のところにおいて穴(14)を形成する。
【0057】
例えば、犠牲層(12)がシリカから形成されている場合には、反応性イオンエッチングを使用することによって、これらキャビティおよび穴を形成する。
【0058】
その後、エッチングされた層(12)上において、電極(16,18)を形成する。
【0059】
図6は、本発明による他のフィルタの概略的な平面図を示している。このフィルタは、それぞれ同一のものとされた多数の基本フィルタ(36)を備えており、したがって、多数の基本電気機械的共振器を備えている。
【0060】
図6の例においては、したがって、すべてのナノサイズ共振器は、同一の共振周波数を有している。しかも、図6においては、様々な電気伝導性ストリップ(38,40)は、フィルタの電気絶縁層がなす表面上に形成されていて、このフィルタを構成する複数の基本フィルタ(36)を接続している。
【0061】
図6のフィルタが、複数の列をなす複数の基本フィルタを備えていること、および、各列内において、すべての入力電極(16)が、電気伝導性ストリップ(38)すなわち入力側電気伝導性ストリップによって、互いに接続されていること、がわかる。
【0062】
同様に、各列内において、すべての出力電極(18)は、他の電気伝導性ストリップ(40)すなわち出力側電気伝導性ストリップによって、互いに接続されている。
【0063】
入力側電気伝導性ストリップ(38)は、互いに接続されているとともに、電気伝導性ストリップ(42)に対しても接続されている。電気伝導性ストリップ(42)は、フィルタリングされるべき電気信号(Se)を供給するための電子回路の部分(44)に対して接続されている。
【0064】
同様に、出力側電気伝導性ストリップ(40)は、互いに接続されているとともに、電気伝導性ストリップ(46)に対しても接続されている。電気伝導性ストリップ(46)は、フィルタリング済みの信号(Ss)を増幅および処理するための電子回路の部分(48)に対して接続されている。
【0065】
図7は、本発明による他のフィルタの概略的な平面図であり、このフィルタは、複数の基本フィルムからなるn個のグループ(G1〜Gn)を備えている。ここで、n≧2である。
【0066】
各グループ内において、すべてのナノサイズ共振器は、同一の共振周波数を有している。第1グループ(G1)をなす複数のナノサイズ共振器は、同一の共振周波数(F1)を有しており、…、第nグループ(Gn)をなす複数のナノサイズ共振器は、同一の共振周波数(Fn)を有している。
【0067】
これら共振周波数(F1〜Fn)は、互いに相違している。
【0068】
図7の例においては、各グループは、図6における複数の基本フィルタがなす組と同じ構成を有している。
【0069】
図7の例においては、各グループ内の電気伝導性ストリップの構成については、図6の場合と同じである。
【0070】
入力側電気伝導性ストリップ(38)のすべてが互いに接続されており、これにより、すべての入力側電気伝導性ストリップ(38)は、フィルタリング対象をなす入力電気信号(Se)を受領することができることを明記しておく。
【0071】
同じグループ内に属する複数の出力側電気伝導性ストリップ(40)は、互いに接続されており、これにより、出力信号がもたらされる。グループ(G1〜Gn)は、それぞれ出力信号(S1〜Sn)をもたらす。
【0072】
複数の基本フィルムからなる各グループは、信号の中の、第1グループ(G1)に関しては周波数(F1)を中心とする所定周波数帯域また第nグループ(Gn)に関しては周波数(Fn)を中心とする所定周波数帯域といったような所定周波数帯域内の周波数成分だけを通過させるような、バンドパス型フィルタを形成する。
【0073】
その場合、各出力信号は、図7のフィルタが形成されている基板上に形成することができる電子回路によって、処理することができる。フィルタリング対象をなす信号を供給するための電子回路も、また、その基板上に形成することができる。
【0074】
図6および図7のフィルタに関して、閉ループ制御を行うことができる。図8に示すように、閉ループ制御を行うためには、各基本フィルタ(36)に、ただ1つの出力電極に代えて、2つの出力電極(28,30)を設け、出力電極(28)を出力側ストリップ(40)に対して接続し、かつ、他方の出力電極(30)を入力側ストリップ(38)に対して接続する(したがって、入力電極(16)に対して接続する)ことによって閉ループを形成する、だけで十分である。
【0075】
本発明の特定の実施形態においては、微小尖端の金属化、および、関連するナノビームの金属化は、例えば鉄とニッケルとの合金といったような磁性材料からなる層(9)(図5)によって、行われる。この場合、このフィルタを支持している基板は、フィルタの製造時には、強力な磁界中に配置される。これにより、金属層(9)が磁化される。
【0076】
この特定の実施形態においては、金属化層(9)を分極させる(電位を付与する)必要はない。
【0077】
上述のようにして磁化された金属化層(9)によって生成された磁界(H)(図5)が、図5に示されているように、基板(2)がなす平面に対して実質的に垂直であることを明記しておく。
【0078】
次の文献を参照することができる。Geradin, M., Rixen, D., Theorie des
vibrations [Theory of Vibrations], 出版者:Masson (1993)。
【0079】
この文献によれば、真空中で励起されているすなわち空気による減衰を無視し得る状況で励起されているビーム(梁)の形態とされたナノサイズ構造の共振周波数を、解析的に計算することができる。空気による減衰を無視し得る状況は、閉じ込められた真空ナノサイズ共振器に対応する。
【0080】
例えば、この共振周波数は、(A)ビーム形状をなすナノサイズ構造が、100nmという長さ(l)と、30nmという直径(d)と、を有するケース、あるいは、(B)100nmという長さと、30nmという対応直径と、を有するケース、について計算することができる。
【0081】
共振周波数を計算するための式は、次のようなものである。
【数1】
【0082】
この式において、記号(E)は、単位をPaとしたときのヤング率を示しており、記号(M)は、単位をkg/mとしたときの、単位長さあたりの質量を示しており、記号(I)は、単位をm4 としたときの、ナノサイズ尖端の二次モーメントを示している。
【0083】
上述した双方のケースにおいて、シリコン製ナノビームに関しては、Eは、1.9×1011Paであり、Mは、1.626×10−12 kg/mであり、Iは、3.976×10−32 m4 である。
【0084】
係数μは、振動モードに依存する。振動の第1モードの場合には、すなわち、曲げモードの場合には、μは、1.875である。
【0085】
ケース(A)においては、共振周波数は、1.206×1013Hzであり、ケース(B)においては、共振周波数は、4.238×108 Hzである。振動の第1モードという最も好ましくない状況において、共振周波数が400MHzよりも大きいこと、したがって、従来技術の場合よりも共振周波数が大きいことがわかる。
【0086】
上述した本発明の例においては、基板上において微小尖端およびナノビームを被覆する金属化層を形成することによって、微小尖端およびナノビームは、電気伝導性のものとされている。
【0087】
例えば絶縁性酸化物によって絶縁性として形成された基板上においてシリコンを強度にドーピングすることによってといったようにして(この手法は、周知であり、特に、微小尖端を有したスクリーンの製造に関して周知である)、導電性の微小尖端を形成し、その後、反応性イオンエッチングによって微小尖端の頂部にナノビームを形成することは、本発明の範囲を逸脱するものではない。この場合には、微小尖端およびナノビームを金属化する必要はない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるフィルタの特定の実施形態を概略的に示す断面図であって、1つの微小尖端だけを備えている。
【図2】図1のフィルタを概略的に示す平面図であって、1つの入力電極と1つの出力電極とが使用されている。
【図3】本発明による他のフィルタを概略的に示す平面図であって、2つの入力電極と1つの出力電極とが使用されている。
【図4】本発明によるさらに他のフィルタを概略的に示す平面図であって、1つの入力電極と2つの出力電極とが使用されている。
【図5】本発明によるさらなるフィルタを概略的に示す断面図であって、複数の微小尖端を備えている。
【図6】図5のフィルタを概略的に示す平面図であって、このフィルタは、1つのグループをなす複数の基本フィルタ(1つの基本フィルタとは、単一の微小尖端を備えたフィルタ)を備えており、すべての基本フィルタの各電気機械的共振器は、同じ共振周波数を有している。
【図7】本発明による他のフィルタを概略的に示す平面図であって、このフィルタは、複数グループをなす複数の基本フィルタを備えており、同一グループ内のすべての基本フィルタの各電気機械的共振器は、同じ共振周波数を有している。
【図8】図6および図7に示すフィルタに関する代替可能な実施形態を概略的にかつ部分的に示す平面図である。
【符号の説明】
2 基板
4 微小尖端
6 ナノビーム(ナノサイズ構造)
8 金属層
9 磁性材料からなる層(磁性金属層)
10 電気絶縁層
12 キャビティ
14 穴
16 入力電極
18 出力電極
24 入力電極
26 入力電極
28 出力電極
30 出力電極
34 空間
G1 第1グループ
Gn 第nグループ
X 微小尖端の軸
Claims (7)
- 電気機械的フィルタであって、
−基板(2)と、
−この基板上に形成された少なくとも1つの微小尖端(4)であるとともに、ビーム形状のナノサイズ構造(6)が該微小尖端の軸(X)に沿って頂部から延出され、該微小尖端と前記ナノサイズ構造とが少なくとも表面部分に関しては電気伝導性とされ、前記ナノサイズ構造が電気機械的共振器を形成しているような、少なくとも1つの微小尖端(4)と、
−前記基板上に形成されるとともに、前記微小尖端が内部に配置されたキャビティ(12)と、前記微小尖端の実質的に前記頂部のところにおいて前記キャビティに連接して形成されかつ前記頂部を包囲するエッジを有して形成された穴(14)と、を備えた電気絶縁層(10)と、
−該電気絶縁層上に形成されるとともに、前記微小尖端の前記軸の両側において前記穴のエッジのところにおいて実質的に終端する、少なくとも1つの入力電極(16;24,26)および少なくとも1つの出力電極(18;28,30)であるとともに、入力電極が、フィルタリングされるべき電気信号を受領するために設けられ、出力電極が、フィルタリング済みの電気信号を供給するために設けられ、これら入力電極および出力電極と、前記ナノサイズ構造と、の間が接続され、この接続によって、前記電気機械的共振器を共振状態とすることができるようになっている、少なくとも1つの入力電極(16;24,26)および少なくとも1つの出力電極(18;28,30)と、
を具備することを特徴とするフィルタ。 - 請求項1記載のフィルタにおいて、
前記微小尖端(4)および前記ナノサイズ構造(6)が、金属化されていることを特徴とするフィルタ。 - 請求項1または2記載のフィルタにおいて、
前記微小尖端(4)が、2つの出力電極(28,30)と関連しており、
これら2つの出力電極のうちの一方が、前記入力電極(16)に対して電気的に接続されていることを特徴とするフィルタ。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載のフィルタにおいて、
前記微小尖端(4)および前記ナノサイズ構造が、前記微小尖端の前記軸(X)に対して実質的に平行な磁界を生成し得る磁性金属層(9)によってコーティングされていることを特徴とするフィルタ。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のフィルタにおいて、
入力電極(16)と出力電極(18)とナノサイズ構造(6)とをそれぞれが有している複数の微小尖端(4)を備え、
これら微小尖端が、互いに同一の共振周波数を有した複数の電気機械的共振器を形成し、
前記入力電極どうしが、互いに電気的に接続され、
前記出力電極どうしも、また、互いに電気的に接続されていることを特徴とするフィルタ。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載のフィルタにおいて、
入力電極(16)と出力電極(18)とナノサイズ構造(6)とをそれぞれが有している複数の微小尖端(4)を備え、
これら微小尖端のそれぞれが、電気機械的共振器を形成し、
これら微小尖端は、複数のグループ(G1〜Gn)へとグループ分けされ、
同じグループに属する複数の微小尖端に関連した各電気機械的共振器が、互いに同一の共振周波数を有し、
前記入力電極(16)どうしが、互いに電気的に接続され、
同じグループに属する複数の微小尖端に関連した前記出力電極(18)どうしが、互いに電気的に接続されていることを特徴とするフィルタ。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載のフィルタにおいて、
前記各電気機械的共振器が、真空吸引力が適用された空間(34)内に配置されていることを特徴とするフィルタ。
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