JPH10148643A - 加速度センサ及びその製造方法 - Google Patents

加速度センサ及びその製造方法

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JPH10148643A
JPH10148643A JP8323414A JP32341496A JPH10148643A JP H10148643 A JPH10148643 A JP H10148643A JP 8323414 A JP8323414 A JP 8323414A JP 32341496 A JP32341496 A JP 32341496A JP H10148643 A JPH10148643 A JP H10148643A
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JP
Japan
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electrode
acceleration sensor
substrate
sacrificial layer
film
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JP8323414A
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English (en)
Inventor
Osamu Shinoura
治 篠浦
Daisuke Miyauchi
大助 宮内
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電極対向面積を広く、電極間距離は小さく形
成可能で検出感度の向上を図ることのできる加速度セン
サを得る。 【解決手段】 主面20aが凹凸を有する固定部20
と、固定部20の主面に対向する面が前記凹凸を転写し
た表面形状を有する可動部25とを具備し、固定部20
及び可動部25の相互に対向する表面の一方に第1電極
としての下部電極21が、他方に第2電極としての上部
電極26が形成されており、前記下部電極21と対向す
る前記上部電極表面が当該下部電極表面の凹凸を転写し
た表面形状を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のエアバッ
ク感知用等に使用される静電容量型の加速度センサ及び
その製造方法に係り、さらに詳しくはマイクロマシンニ
ング技術でウエハー状態で一括して多数個作製可能な加
速度センサ及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の加速度センサとしては、
バルク材料を機械加工して製作されたバルク型センサが
使用されてきた。しかし、近年になりより低コスト高感
度を目指してマイクロマシンニング手法を用いた小型セ
ンサが開発され注目されている。
【0003】例えば、センサ・アンド・アクチュエータ
(Sensor and Actuator)誌、1995年、A50号、
93乃至98頁には、シリコンを用いた静電容量型加速
度センサが報告されている。この静電容量型加速度セン
サは、図21に示すように、固定部1及び可動部2に間
隔3μmで58μmの深さの固定部電極3と可動部電極
4とが88対向かい合って形成されており、そのような
深い溝を形成するのに等方性エッチング手法が使用され
ている。
【0004】また、第14回センサシンポジウム、テク
ニカルダイジェスト、1996年、の31乃至34頁に
は、めっき法を用いて形成された静電容量型加速度セン
サが報告されている。ここでは、図22に示すセンサの
可動部12を固定部11となる基体から分離するための
犠牲層として蒸着された銅膜が使用されている。
【0005】また、IEEEマイクロ・エレクトロ・メ
カニカル・システム(Micro-Electro-Mechanical-Syste
m)会議プロシーデングス、1995年43乃至48頁
には、シリコンを加工して形成された垂直構造(縦型構
造)の櫛形電極を有する静電アクチュエータが開示され
ている。このアクチュエータはシリコン表面に形成され
た凹凸にポリシリコンの犠牲層を形成し、その犠牲層を
除去することで可動部を作製している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、シリコンを
等方性エッチング手法で加工して形成される水平対向櫛
形電極を用いた図21の如き静電容量型加速度センサで
は、電極対向面積は広く設計可能であるが、電極間距離
はエッチングにより形成されるために余り小さくはでき
なかった。また、平面内、すなわちX軸又はY軸方向の
加速度検出のみ可能で当該平面に垂直なZ軸方向の加速
度検出は困難であった。
【0007】これに対して、めっき法を用い犠牲層とし
て蒸着銅膜を用いた図22の如き静電容量型加速度セン
サでは、例えば固定部11及び可動部12を垂直配置と
したとき、Z軸方向の加速度を検出するが、固定部11
及び可動部12の表面にそれぞれ形成された電極の対向
面積が小さく感度が低い物しか製作できなかった。その
理由は、蒸着では凹凸面に対し均一の膜厚で成膜するこ
とができず、基体に凹凸を付けたのでは犠牲層の蒸着が
困難になるからである。
【0008】また、垂直構造の櫛形電極を、シリコン基
板を用いてシリコンの加工成膜技術により形成する方法
は知られていたが、真空中での処理や高温処理を伴って
いるために高価であった。また、ポリシリコンを犠牲層
とした場合、犠牲層除去には犠牲層が形成された基体、
犠牲層上に形成された電極部も速度は遅いものの実質的
にエッチングしてしまう手法しかないために、下部から
のエッチングも利用しており、基板形状を転写している
とは言えず、また電極間距離も大きくなってしまう。
【0009】本発明は以上のような問題を解決するため
に為されたものであり、電極対向面積を広く、電極間距
離は小さく形成可能で検出感度の向上を図ることのでき
る加速度センサ及びその製造方法を提供することを目的
とする。
【0010】本発明のその他の目的や新規な特徴は後述
の実施の形態において明らかにする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の加速度センサは、第1電極と第2電極間の
静電容量変化を利用する構成において、前記第1電極表
面が凹凸を有し、前記第1電極と対向する前記第2電極
表面が当該第1電極表面の凹凸を転写した表面形状を有
することを特徴とするものである。
【0012】前記加速度センサにおいて、前記第1電
極、第2電極の少なくとも一方が可動電極で、前記凹凸
が凹部としての凹溝と凸部としての凸条とからなり、該
凹溝及び凸条の長手方向に直角な方向に前記可動電極が
変位する構成としてもよい。
【0013】また、前記凹凸の凹部のアスペクト比を
0.2以上100以下に構成するとよい。
【0014】フォトリソグラフィ技術により形成された
レジストによる凹凸部を有する基体上に前記第1電極及
び第2電極を設けた構成としてもよい。
【0015】あるいは、フォトリソグラフィ技術により
形成された金属金型を用い転写法により形成された凹凸
部を有する樹脂で基体を構成し、該基体上に前記第1電
極及び第2電極を設けるようにしてもよい。
【0016】あるいはまた、シリコンの等方性エッチン
グ技術により形成された凹凸部を有する基体上に前記第
1電極及び第2電極を設けるようにしてもよい。
【0017】さらに、機械加工により形成された凹凸部
を有する基体上に前記第1電極及び第2電極を設けるよ
うにしてもよい。
【0018】本発明に係る加速度センサの製造方法は、
凹凸を有する基体主面に第1電極を設けた後、該第1電
極上に前記主面に垂直方向で対向する第2電極を設ける
とともに、当該第2電極の表面形状を該第1電極表面の
凹凸を転写して形成することを特徴としている。
【0019】前記加速度センサの製造方法において、前
記第1電極上に無電解めっき法により犠牲層となる金属
層を形成し、さらにその犠牲層上に無電解めっき法及び
/又は電解めっき法により前記第2電極を形成した後、
前記犠牲層をエッチングにより除去する構成としてもよ
い。
【0020】また、前記犠牲層が無電解銅めっき膜であ
ってもよい。
【0021】あるいは、前記第1電極を形成するシリコ
ン表面を酸化処理して犠牲層となる酸化シリコン膜を形
成し、前記第2電極の少なくとも前記第1電極近傍部分
を、前記酸化シリコン膜上に無電解めっき法により形成
したのち、前記犠牲層をエッチングにより除去する構成
としてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る加速度センサ
及びその製造方法の実施の形態を図面に従って説明す
る。
【0023】図1は本発明に係る加速度センサの第1の
実施の形態であって、主面20aが凹凸を有する固定部
20と、固定部20の主面に対向する面が前記凹凸を転
写した表面形状を有する可動部25とを具備している。
可動部25は細い梁構造等により所望の方向に微少移動
自在に固定部20側に対して支持されている。固定部2
0及び可動部25の相互に対向する表面の一方に第1電
極としての下部電極21が、他方に第2電極としての上
部電極26が形成されている(但し、図1では第1電極
としての下部電極21が固定部に、第2電極としての上
部電極26が可動部に形成されている場合を例示してい
る。)。従って、前記下部電極表面が凹凸を有し、前記
下部電極21と対向する前記上部電極表面が当該下部電
極表面の凹凸を転写した表面形状を有している。そし
て、加速度が加わったときに固定部20と可動部25と
の間隔、すなわち下部電極21と上部電極26との間隔
が変動し、両電極間の静電容量が変化することを測定原
理として加速度検出を行う構成である。
【0024】図2(A)は下部電極21の上面、同図
(B)は上部電極26の下部電極21に対向する面(底
面)を示しており、下部電極21、上部電極26の凹凸
は、凹部としての直線状の凹溝21a,26aと凸部と
しての直線状の凸条21b,26bとからなっている
(溝型構造となっている)。なお、図2中凸条部分に斜
線を施してある。そして、それらの凹溝及び凸条の長手
方向に直角な矢印X方向に可動部25側の上部電極26
が変位可能であり、また、必要な場合には、上下方向
(固定部20の主面20aに垂直な方向)にも変位可能
とする。
【0025】なお、ここで上部電極、下部電極とは向か
い合う2つの電極を区別するため、最初に形成される電
極を下部電極、その後に形成される電極を上部電極と便
宜上呼ぶものである。実際の動作環境において上部電極
が下部電極よりも下に位置したり、また2つの電極が左
右に位置する状態になっても一向に差し支えない。
【0026】この加速度センサは、図3(A)の固定部
20側の下部電極21上に、図3(B)の如く犠牲層2
3となる金属層を形成し、さらに犠牲層23上に上部電
極26を形成したのち、図3(C)のように前記犠牲層
23を除去してギャップGを形成することで作製するこ
とができる。なお、可動部25は上部電極26を所要の
肉厚に形成することで当該上部電極26自体で構成する
ことができる。
【0027】この加速度センサは、上下方向(図1の固
定部20の主面20aに垂直な方向)に組合わされた下
部電極21及び上部電極26の櫛形電極の構造が、その
重要部分である。そして、それら2つの電極21,26
間のギャップGは図3に示した犠牲層23の膜厚により
決定される。このため従来は困難であった櫛形電極間の
小さなギャップが容易に精度良く実現可能である。例え
ば犠牲層厚を1μmとすれば自動的に電極間ギャップは
1μmとなる。
【0028】櫛形電極を成す下部電極21,上部電極2
6の対向部分が静電容量を決定し、さらに平面方向(固
定部20の主面20aに平行な方向)の加速度を検出す
るためには、各電極表面の凹凸のアスペクト比は重要で
ある。好ましくは、凹部及び凸部共にアスペクト比は
0.2以上100以下であり、前記範囲未満では前記平
面方向の加速度検出感度が悪く、前記範囲を越えると製
造が困難であり実用化が難しい。なお、凹部のアスペク
ト比は図3(A)において、 アスペクト比=(深さD)/(開口幅W) と定義し、凸部のアスペクト比は アスペクト比=(高さH)/(基部幅T) と定義した。
【0029】前記下部電極21の凹凸は各種の方法によ
り形成される。
【0030】例えば、ポジ型フォトレジストを用いマス
クを通して紫外線照射を行い、現像処理することで所望
の凸部をレジストで形成し、凸部を有する基体を作製す
ることや、全く同様にネガ型フォトレジストを用い所望
部分のレジストのみを溶解し凹部を形成した凹部を有す
る基体を作製することが可能である。
【0031】また、シンクロトン放射光を用いたフォト
リソグラフィ技術はLIGAと呼ばれているが、特に一
般の紫外線等によるフォトリソグラフィに比べてアスペ
クト比の高いパターンニングが可能で本発明に好ましく
用いることができる。LIGAにより形成された凹凸を
そのまま基体(基板)として用いることも勿論可能であ
るが、コストや量産性を考慮するとLIGAで出来た凹
凸を電気めっき等の手法で金型とし、その金型から樹脂
を用いて転写された樹脂モールド基体(基板)を用いる
ことが好ましい。特に、モールドする樹脂の中に予め無
電解めっき反応の触媒核となる金、銀、白金、パラジウ
ム、ニッケル等の貴金属微粒子を加えておくことで特別
の前処理無しで最初の無電解めっき膜が形成可能であ
る。また、上記貴金属に代えてカーボンブラック等の導
電性微粒子を加えておくことで、モールドされた樹脂そ
のものに導電性を付与することによって、直接電気めっ
きを施すことも可能である。
【0032】さらに、フォトレジストでパターンニング
されたシリコン基体(基板)をKOH溶液中で等方性エ
ッチングすることでも凹凸部を有する基体(基板)が得
られる。
【0033】また、機械的に、例えば先の鋭いバイト等
で基板表面に溝を形成し、これによって凹凸部を有する
基体(基板)とすることも可能である。
【0034】上述のようにして形成された凹凸部を有す
る基体に導電性があれば当該基体自体を下部電極として
利用でき、また基体に導電性が無い等の場合には、基体
上に下部電極21を形成する。凹凸のある面に均一に成
膜することが好ましく、後述する犠牲層と同様の無電解
めっき法による成膜が特に好ましい。無電解めっき法は
非導電性基体上にも貴金属により触媒化処理を行うこと
で容易に成膜される。密着性向上のためには、触媒化処
理の前にシランカップリング剤を使用して基体に官能基
を導入する処理、エッチング等の化学的手法やサンドブ
ラスト等の物理的手法による表面粗化処理、真空プラズ
マ処理等の従来公知の手法が使用可能である。特に下部
電極として成膜する場合には導電性の高い無電解ニッケ
ルホウ素めっきが好ましい。
【0035】下部電極21と上部電極26とのギャップ
を規定する犠牲層23には無電解めっき法により成膜さ
れた膜又はシリコンの表面を酸化処理して形成した酸化
シリコン膜が使用される。無電解めっき法は化学反応に
よる析出のために複雑な形状の基体表面であったとして
も、その形状に従い均一な膜厚の成膜が可能である。こ
のため、下部電極21のほぼ垂直な電極部分にも何の問
題もなく成膜される。また、比較的成膜速度が遅いため
に膜厚の制御が容易であり1μm以下の膜厚でも十分に
精度良く成膜できる。下部電極21及び上部電極26と
異なる金属で犠牲層23は形成されており、最終的に選
択性のあるエッチャント(エッチング溶液)を用いて除
去される。例えば、電極21,26をニッケルとした場
合には銅が犠牲層23として使用可能である。また電極
21,26を金とした場合にはニッケル、銅が犠牲層と
して使用される。
【0036】上部電極26は犠牲層23上に無電解めっ
き法又は電気めっき法により、あるいは無電解めっき法
と電気めっき法とにより成膜される。
【0037】上部電極形成後に犠牲層23を除去するこ
とから上部電極26には小さな貫通孔を複数箇所設けて
おくことが好ましい。また上部電極形成時に同時に可動
部25を固定部20に対して細い梁構造で支える梁、可
動部25の上部電極26と外部とのコンタクト用電極を
形成することが好ましい。さらに可動部25である上部
電極26が加速度によって動きやすい様に質量を持たせ
ることも大切であり、下部電極21に比べて厚い膜が好
ましい。また、上部電極26は下部電極21に対向する
凹凸面以外の表面の凹凸を小さくすることも好ましいこ
とから、無電解ニッケルめっき膜や成膜速度が速くレベ
リング性(平坦性)の高い電気めっきが特に好ましい。
ニッケルの場合には特に無電解ニッケルリンめっきや電
鋳に広く使用されているスルファミンニッケル浴が好ま
しい。勿論、これら各種の膜を組み合わせても差し支え
ない。特にアスペクト比の大きな凹凸の場合には、無電
解めっき膜にて凹部分を充填した後に電気めっき膜にて
厚膜を形成することが好ましい。また特に上部電極とし
て導電性が高い膜が好ましいために無電解膜の中でも無
電解ニッケルホウ素膜を最初に成膜することが好まし
い。例えば、無電解ニッケルホウ素膜を1μm成膜した
上に、無電解ニッケルリン膜を10μm、さらにスルフ
ァミン電気ニッケルめっき膜を50μm形成することが
出来る。
【0038】なお、前記基体を複数個形成したウエハー
上に無電解めっき膜を形成する場合には、ウエハーをス
ピンコーター上に固定してウエハーを回転させながら前
処理液、めっき液等をウエハー上に供給するスピンめっ
き法が好ましい。
【0039】犠牲層エッチングにおいて、ニッケルを主
成分とする構造を残し犠牲層としての銅をエッチングす
る場合には水酸化ナトリウムに硫黄を加えて煮沸溶解し
た溶液、硝酸銅のアンモニア溶液、濃硝酸、濃過塩素酸
等が使用可能である。この際に50kHz以上の周波
数、特に好ましくは500kHz以上の高周波超音波を
犠牲層エッチングのための溶液中に印加することが好ま
しい。複数の波長の超音波を重複して印加することも可
能である。また、犠牲層エッチングを速やかに進めるた
めにエッチャントを連続的に吹き付けたり、スピンコー
ター上で回転させながらエッチャントを連続供給するこ
とも可能である。
【0040】また、無電解めっきをめっき浴に浸漬して
行う場合には同様に超音波をめっき浴に印加して行うこ
とが好ましい。
【0041】図1及び図2に示した櫛形電極の対をなす
下部電極21と上部電極26とを組み合わせた加速度セ
ンサは、櫛形電極の凹溝及び凸条の長手方向に直角な方
向の加速度を感度良く検出可能であるが、櫛形電極の対
からなる検出素子を同一平面内で互いに異なる方向に2
個配置することで、X軸方向及びこれに直交するY軸方
向の加速度を感知することが可能である。
【0042】しかし、表面凹凸の形状を溝型でなくX,
Y軸方向に等方的な形状、例えば図4の本発明の第2の
実施の形態に示すような角柱状凸部を持つ下部電極31
及びこれを転写した角柱状凹部を持つ上部電極36を組
み合わせた構造とすることで、X,Yの両方向に対して
同じ検出感度を有する加速度センサが製造可能である。
勿論、この際には固定部と可動部とを連結している梁の
構造をX,Y軸方向に同じ構造とする。ここで、図4
(A)は下部電極31の上面、同図(B)は上部電極3
6の下部電極31に対向する面(底面)を示しており、
下部電極31が固定部の主面から突出した角柱状凸部3
1aを有し、可動部を構成する上部電極36は角柱状凸
部31aを転写した角柱状凹部36aを有している。な
お、図4中凸部分に斜線を施してある。
【0043】同様に、図5の本発明の第3の実施の形態
に示すような円柱状凸部を持つ下部電極41及びこれを
転写した円柱状凹部を持つ上部電極46を組み合わせた
構造とした場合にも、表面凹凸の形状がX,Y軸方向に
等方的な形状となるため、X,Yの両方向に対して同じ
検出感度を有する加速度センサが製造可能である。この
場合にも固定部と可動部とを連結している梁の構造を
X,Y軸方向に同じ構造とする。ここで、図5(A)は
下部電極41の上面、同図(B)は上部電極46の下部
電極41に対向する面(底面)を示しており、下部電極
41が固定部の主面から突出した円柱状凸部41aを有
し、可動部を構成する上部電極46は円柱状凸部41a
を転写した円柱状凹部46aを有している。なお、図5
中凸部分に斜線を施してある。
【0044】さらに、第1乃至第3の実施の形態に示し
た加速度センサでは、上下電極の水平平面対向部分の面
積を大きくし、梁の構造を変えることで、Z軸方向の加
速度検出も可能である。すなわち、X,Y,Zの3軸の
いずれかの方向、又はその複合方向の加速度を1つの素
子で検出可能である。勿論、X,Y,Zのそれぞれの加
速度成分を分離して検出する場合には、Z軸方向検出の
目的で、従来の平面対向電極を同時に基体上に形成する
ことも容易である。これらの加速度検出素子の2個から
3個をウエハー上の相互に近い場所に形成し、ウエハー
からそれらの検出素子を分離する際に素子群として1枚
の基板として切り出すことで容易に2軸、3軸の加速度
センサが実現可能である。例えば、図6はX軸方向の加
速度検出素子Dx、Y軸方向の加速度検出素子Dy、及び
Z軸方向の加速度検出素子Dzを1個の基板15上に形
成した例である。
【0045】また、勿論半導体素子を基板上に予め形成
しておくことも可能である。この場合には、基板はシリ
コンであることが望ましい。また加速度センサ基板をシ
リコン基板と陽極接合等の手法で張り合わせることも勿
論可能である。
【0046】
【実施例】以下、本発明の実施例について詳細に説明す
る。
【0047】実施例1 3インチ径厚さ0.7mmのコーニング社製7057ガラ
ス基板をフッ酸による無電解めっき前処理を行った後に
フォトレジストとしてのヘキスト社製ポジ型レジストA
Zをスピンコートした。プリベーク後、紫外線露光機に
てライン(凸部となる部分)、スペース(凹部となる部
分)に対し、それぞれ幅15μm、長さ1.5mm角のラ
イン及びスペースパターンを露光、現像した。その後、
ポストベークを行い、図7及び図8のように、そのレジ
ストパターンが形成されたガラスウエハーを基板とし
た。ガラス基板50上に形成された凸条50aをなすレ
ジスト高さは60μmであった。
【0048】このようにレジストによって主面に凸条5
0aを形成した固定部となる基板50を、シランカップ
リング剤、塩化第一錫溶液、硝酸銀溶液、塩化パラジウ
ム溶液で順次、無電解めっきの前処理としての活性化処
理を行い、図9及び図10の如く中性無電解ニッケルホ
ウ素めっき浴(上村工業社製BELニッケル)中にて膜
厚1μmの無電解ニッケル膜を下部電極51として成膜
した。さらに、無電解銅めっき浴(上村工業社製スルカ
ップ)を用いて、図11及び図12のように膜厚2μm
の無電解銅膜を犠牲層53として下部電極51の上に成
膜した。
【0049】これらの無電解めっき及びその前処理はウ
エハーをスピンコーター上に固定し、回転数2rpmか
ら500rpmで回転させながら薬液をウエハー上に供
給して処理を行った。
【0050】リリース部分(後工程で上部電極、梁等を
設ける領域)、及び下部電極として必要な部分をレジス
トパターンでカバーした後に、エッチング処理を行い不
要部分の金属層を除去した。そして、レジストカバーを
剥離後、スパッタ法により厚さ0.005μmのチタ
ン、さらにその上に0.05μmのニッケルを全面に成
膜した。
【0051】その上に、上部電極及び梁となる部分、電
極取り出し部をレジストを用いパターンニングした(後
述する上部電極等の形成のためのニッケル膜を成膜しな
い部分にレジストが残るようにする。)。再び、この基
板に対してシランカップリング剤、塩化第一錫溶液、硝
酸銀溶液、塩化パラジウム溶液で順次、無電解めっきの
前処理としての活性化処理を行った後に、無電解ニッケ
ルホウ素めっき浴(上村工業社製BELニッケル)中に
て膜厚15μmの無電解ニッケル膜を成膜した。この無
電解めっき膜により下部電極51の櫛形の凹部分は充填
された。さらに、電解スルファミンニッケルめっき浴を
用い電流密度6A/dm2にて膜厚50μmのニッケル
膜を成膜した。これらの膜厚15μmの無電解めっきに
よるニッケル膜と膜厚50μmの電解めっきによるニッ
ケル膜は可動部となる上部電極56、上部電極56を加
速度を受けた際に移動可能な如く支える細い梁57及び
電極取り出し部58となる部分である(図13参照)。
【0052】前記レジストを剥離後に、アルゴンガス中
でミリング処理を行いレジストの下にあったスパッタ法
により成膜した前記チタン及びニッケル膜を除去した。
この結果、図13及び図14のように、下部電極51の
上に犠牲層53を介在させて上部電極56及び細い梁5
7が形成され、さらにガラス基板50上に直接的に電極
取り出し部58が形成された構造が得られる。なお、図
14の断面図の如く上部電極56は膜厚15μmの無電
解ニッケル膜56a、膜厚50μmの電解めっきによる
ニッケル膜56bの複層構造であり、犠牲層53を効率
良く除去できるように小さな貫通孔59が多数形成され
ている。
【0053】そして、硝酸銅のアンモニア溶液を用いて
超音波を印加しながら図15及び図16の如く犠牲層5
3の銅膜を除去した。なお、エッチャントは10分毎に
新しいものに交換した。水洗、アルコール置換処理の後
に真空乾燥器を用い乾燥した。このようにして下部電極
51に対し、その凹凸を転写した上部電極56が犠牲層
の除去で形成されたギャップGを介して対向した構造と
した。その後、ウエハーから加速度センサとなる個々の
素子毎にワイヤーソーにより切断分離し、下部電極51
の電極取り出し部及び上部電極56の電極取り出し部5
8にそれぞれリード線を接続した。このように製作され
た加速度センサを実施例1とする。
【0054】実施例2 シンクロトン放射光露光を用い、深さ0.5mm、幅10
0μmの溝を100μm毎に形成した図17の如き凹凸
領域を有するアクリル樹脂(PMMA樹脂)構造体60
を形成した。この凹凸部分が加速度センサの垂直対向
(縦型対向)電極部となる。なお、樹脂中には予めカー
ボン粉末を混練しておき導電性を付与した。この構造体
60を電気ニッケルめっきを用い電鋳で型取りした。さ
らに、この型を金型として予め白金粉末を混練したポリ
カーボネート樹脂をモールドし凹凸付きの基板とした。
この基板を前述した実施例1と同様に無電解ニッケルホ
ウ素めっき浴にて膜厚1μmの無電解ニッケル膜を下部
電極として成膜し、以下実施例1と同様に製作した加速
度センサを実施例2とする。
【0055】実施例3 シリコンウエハーに対してKOH溶液中で等方性エッチ
ングを用い深さ30μm、幅10μmの溝を10μm間
隔で形成した部分を設け、図18の基板70を作製し
た。この基板表面の一部をp型ドープ処理した後、さら
に酸化処理して酸化膜71を形成し、下部電極パターン
ニングをした後、犠牲層成膜工程以降を前述した実施例
1と同様に製作した加速度センサを実施例3とする。
【0056】実施例4 コーニング社製7057ガラス基板上に、図19の如く
バイトにより深さ0.5mm、幅0.1mmの溝を0.3mm毎
に形成した部分を設けた。この基板80を無電解めっき
前処理前にスパッタ法により厚さ0.005μmのチタ
ン、さらにその上に0.05μmのニッケルを密着強度
向上のために形成した後、前述した実施例1と同様に基
板前処理工程以降を製作した加速度センサを実施例4と
する。
【0057】比較例1 実施例1と同様だが、最初の凹凸形成の工程でレジスト
膜厚を10μm、ライン幅、スペース幅、それぞれ10
0μmとしたライン及びスペースパターンを露光し、以
下同様に製作した加速度センサを比較例1とする。
【0058】上記の実施例及び比較例の加速度センサを
加速度計に取り付け、−1gから1gの範囲で測定し
た。実施例1,2,3,4及び比較例1の感度はそれぞ
れ10.3pF/g、17.8pF/g、13.6pF/
g、11.6pF/g、0.44pF/gであった。以上
の結果から本発明の各実施例の効果は明瞭である。
【0059】なお、上記各実施例では、基板(基体)に
対して一定溝幅の凹部を形成した場合(従って、これを
転写した側は一定幅を持つ凸部となる)で説明したが、
図20に示すように、基板(基体)90に対して深さに
従って溝幅が変化した凹部91を形成した場合(従っ
て、これを転写した側は高さに従って幅が変化した凸部
となる)等でも本発明は適用可能である。
【0060】以上本発明の実施の形態及び実施例につい
て説明してきたが、本発明はこれに限定されることなく
請求項の記載の範囲内において各種の変形、変更が可能
なことは当業者には自明であろう。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電極対向面積を広く、電極間距離は小さく形成可能で検
出感度の向上を図ることのできる加速度センサ及びその
製造方法を実現可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であって上下電極部
分の概略構成を示す正断面図である。
【図2】第1の実施の形態における下部電極及び上部電
極の凹溝及び凸条の配置を示す説明図である。
【図3】第1の実施の形態の場合の製造工程の概略を示
す説明図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態における下部電極及
び上部電極の凹凸配置を示す説明図である。
【図5】本発明の第3の実施の形態における下部電極及
び上部電極の凹凸配置を示す説明図である。
【図6】本発明において3素子の加速度センサを構成し
た場合を示す説明図である。
【図7】本発明の実施例1の場合において、凸条をレジ
ストで形成した基板を示す斜視図である。
【図8】同断面図である。
【図9】本発明の実施例1の場合において、凹凸部を有
する基板上に下部電極を成膜した状態を示す斜視図であ
る。
【図10】同断面図である。
【図11】本発明の実施例1の場合において、凹凸部を
有する基板上に犠牲層を成膜した状態を示す斜視図であ
る。
【図12】同断面図である。
【図13】本発明の実施例1の場合において、凹凸部を
有する基板上に上部電極及びその他の構造部分を成膜し
た状態を示す斜視図である。
【図14】同断面図である。
【図15】本発明の実施例1の場合において、犠牲層の
除去、リリースした後の状態を示すを示す斜視図であ
る。
【図16】同断面図である。
【図17】本発明の実施例2において用いる基板を示す
断面図である。
【図18】本発明の実施例3において用いる基板を示す
断面図である。
【図19】本発明の実施例4において用いる基板を示す
断面図である。
【図20】本発明で使用可能な凹凸部を有する基板の変
形例を示す断面図である。
【図21】従来のX軸方向の加速度センサの電極部分の
構成を示す平面図である。
【図22】従来のZ軸方向の加速度センサの電極部分の
構成を示す正断面図である。
【符号の説明】
1,11,20 固定部 2,12,25 可動部 3 固定部電極 4 可動部電極 21,31,41,51 下部電極 23,53 犠牲層 26,36,46,56 上部電極 15,50,70,80,90 基板 57 梁 58 電極取り出し部 59 貫通孔 60 構造体 71 酸化膜

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1電極と第2電極間の静電容量変化を
    利用した加速度センサにおいて、前記第1電極表面が凹
    凸を有し、前記第1電極と対向する前記第2電極表面が
    当該第1電極表面の凹凸を転写した表面形状を有するこ
    とを特徴とする加速度センサ。
  2. 【請求項2】 前記第1電極、第2電極の少なくとも一
    方が可動電極で、前記凹凸が凹部としての凹溝と凸部と
    しての凸条とからなり、該凹溝及び凸条の長手方向に直
    角な方向に前記可動電極が変位する請求項1記載の加速
    度センサ。
  3. 【請求項3】 前記凹凸の凹部のアスペクト比が0.2
    以上100以下である請求項1又は2記載の加速度セン
    サ。
  4. 【請求項4】 フォトリソグラフィ技術により形成され
    たレジストによる凹凸部を有する基体上に前記第1電極
    及び第2電極を設けてなる請求項1,2又は3記載の加
    速度センサ。
  5. 【請求項5】 フォトリソグラフィ技術により形成され
    た金属金型を用い転写法により形成された凹凸部を有す
    る樹脂で基体を構成し、該基体上に前記第1電極及び第
    2電極を設けてなる請求項1,2又は3記載の加速度セ
    ンサ。
  6. 【請求項6】 シリコンの等方性エッチング技術により
    形成された凹凸部を有する基体上に前記第1電極及び第
    2電極を設けてなる請求項1,2又は3記載の加速度セ
    ンサ。
  7. 【請求項7】 機械加工により形成された凹凸部を有す
    る基体上に前記第1電極及び第2電極を設けてなる請求
    項1,2又は3記載の加速度センサ。
  8. 【請求項8】 凹凸を有する基体主面に第1電極を設け
    た後、該第1電極上に前記主面に垂直方向で対向する第
    2電極を設けるとともに、当該第2電極の表面形状を該
    第1電極表面の凹凸を転写して形成することを特徴とす
    る加速度センサの製造方法。
  9. 【請求項9】 前記第1電極上に無電解めっき法により
    犠牲層となる金属層を形成し、さらにその犠牲層上に無
    電解めっき法及び/又は電解めっき法により前記第2電
    極を形成したのち、前記犠牲層をエッチングにより除去
    する請求項8記載の加速度センサの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記犠牲層が無電解銅めっき膜である
    請求項9記載の加速度センサの製造方法。
  11. 【請求項11】 前記第1電極を形成するシリコン表面
    を酸化処理して犠牲層となる酸化シリコン膜を形成し、
    前記第2電極の少なくとも前記第1電極近傍部分を、前
    記酸化シリコン膜上に無電解めっき法により形成した
    後、前記犠牲層をエッチングにより除去する請求項8記
    載の加速度センサの製造方法。
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