JP2004500471A - 硬さ安定剤としてのピリミジン誘導体 - Google Patents

硬さ安定剤としてのピリミジン誘導体 Download PDF

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Abstract

本発明は、硫黄加硫可能なゴム、硫黄加硫剤、非チアゾールスルフェンアミド促進剤からなる群より選択される促進剤ならびに、式(I)のピリミジン誘導体(ここで、X=H、R〜R、NR、OR、SR、SO、M、(SOM(M=金属イオン)であり、nおよびzは同じまたは異なることができ、1、2または3であり、XおよびMのそれぞれの価数が1、2または3であるかどうかに依存し、R〜Rは同じまたは異なり、置換基H、ハロゲン、OH、NH、アルキル、シクロアルキル、アリール、アルキルアリール、アラルキルからなる群より選択され、そのような置換基のそれぞれは任意的に、NH、OH、置換アミノ、置換ヒドロキシル、ハロゲンおよびカルボニル含有基からなる群より選択されるさらなる官能基を有し、RおよびRは、Nと一緒に同じ構成要素中にあって、複素環式基を形成することができ、Rは、R〜Rの任意のものと同じであるかまたは、SもしくはNの少なくとも1つまたはSおよびNの両方を含む炭素に基づく複素環式基から誘導される基であり、Rは、R〜Rの任意のものと同じ、OH、OM、OR、NH、NR、から選択される)を含む硬さ安定剤を含有する加硫可能な組成物であって、促進剤および硬さ安定剤のそれぞれの量は、実質的に加硫を阻止せず、加硫すると該ゴムの硬さ特性を安定化するのに有効な量であり、該組成物中の促進剤の量は、該ゴムがSBRであるときには約0.6phrより大きく、該ゴムが天然ゴムであるときには少なくとも約0.5phrであり、硬さ安定剤の量は少なくとも約0.5phrである、組成物を包含する。本発明はまた、硫黄加硫可能なゴムを含む組成物の硬さ安定化を改善する方法であって、上記促進剤およびピリミジン誘導体を組成物に添加することによる方法を包含する。

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ゴムコンパウンドの硬さ安定化に使用するためのピリミジン誘導体ならびに、ピリミジン誘導体および関連する促進剤を未加硫のゴム組成物に添加することによるゴムの硬さ安定化を改善する方法に関する。
【0002】
【従来の技術および課題】
硫黄および/または硫黄供与体ならびに加硫促進剤と共に、硫黄−加硫可能なゴム組成物を加熱することによるゴム組成物の加硫は、長年知られている。この方法により、引張り強度、弾性および疲労抵抗性を含む許容できる物性を有する加硫物を得ることができるが、そのような加硫物は、良好な老化特性を有していない傾向がある。典型的な老化現象は硬化であり、これを以下で説明する。
【0003】
未硬化ゴムならびに硬化ゴムは、老化作用を受けやすい。ジエンゴム、例えばスチレン−ブタジエンゴム(SBR)または、SBRと天然ゴム、ブタジエンゴムもしくはその両方とのブレンド中の不飽和基は、硫黄を用いて硬化することを可能にするが、同時に、それらは酸素、オゾンおよび他の反応性物質に対する感受性を示し、これは加硫物の硬化のような変化を引き起こす。老化していないジエンゴムは、加硫後でさえ上記反応性物質に対して感受性のままである遊離の二重結合を含む。より高い温度は、これらの作用をよりいっそう顕著にする。また、未反応の二重結合がゴム加硫物中に存在するので、硫黄とさらに反応して、加硫物の硬化、すなわちさらなる架橋を引き起こす可能性がある。
【0004】
酸化防止剤の使用は、加硫物の酸素により誘発される老化を妨げるが、硫黄で誘発される架橋による硬さの増加に影響を与えない。
【0005】
L.H.デイビス(Davis)らは、ラバー ケミストリー アンド テクノロジー (Ru bber Chemistry and Technology)、第60巻、1987年、125〜139頁において、2,2−ジチオビスピリジン−N−オキシドおよびピリジン−2−チオール−N−オキシドの亜鉛塩を主な促進剤として、単独で、または少量のベンゾチアゾール−2−スルフェンアミド促進剤との組合せで、例えば天然のポリイソプレンゴムコンパウンドの硫黄加硫において使用することを開示する。
【0006】
米国特許第3,574,213号明細書は、ピリミジニルチオ−フタラジン、特に1−(4,6−ジメチル−2−ピリミジニルチオ)−フタラジンを含むゴム加硫促進剤を開示し、これは、スコーチの減少を達成する。
【0007】
C.J.ロステック(Rostek)らは、ラバー ケミストリー アンド テクノロジー (Rubber Chemistry and Technology)、第69巻、1996年、180〜202頁において、メルカプト−ピリジン、−ピラジンおよび−ピリミジンに基づく新規な硫黄加硫促進剤の使用を開示する。この参考文献は、硬化しないポリイソプレンゴムに関する。
【0008】
米国特許第3,839,303号明細書は、加硫可能な組成物に、促進剤、例えばチアゾール促進剤および、ある種のピリミジンスルフェンアミド、例えばN−シクロヘキシル−4,6−ジメチル−2−ピリミジンスルフェンアミドを含む化合物を包含することによる、天然もしくは合成のジエンゴムの時期尚早の加硫の阻止について開示する。この参考文献の化合物は、それが添加される加硫可能な組成物における時期尚早の加硫を阻止するのに有効であるように処方される。
【0009】
【課題を解決するための手段】
1つの実施態様においては、本発明は、硫黄加硫可能なゴム、硫黄加硫剤、チアゾールスルフェンアミドではない促進剤からなる群より選択される促進剤ならびに、式:
【化5】
Figure 2004500471
(ここで、X=H、R〜R、NR、OR、SR、SO、M、(SOM(M=金属イオン)であり、nおよびzは互に同じまたは異なることができ、XおよびMのそれぞれの価数が1、2または3であるかどうかに依存して1、2または3であり、R〜Rは互に同じまたは異なり、置換基H、ハロゲン、OH、NH、アルキル、シクロアルキル、アリール、アルキルアリール、アラルキルからなる群より選択され、そのような置換基のそれぞれは任意的に、NH、OH、置換アミノ、置換ヒドロキシル、ハロゲンおよびカルボニル含有基からなる群より選択されるさらなる官能基を有し、RおよびRは、Nと一緒に同じ構成要素中にあって複素環式基を形成することができ、Rは、R〜Rの任意のものと同じであるかまたは、SもしくはNの少なくとも1つまたはSおよびNの両方を含む炭素に基づく複素環式基から誘導される基であり、Rは、R〜Rの任意のものと同じ、OH、OM、OR、NH、NR、から選択される)
のピリミジン誘導体を含む硬さ安定剤を含有する加硫可能な組成物であって、促進剤および硬さ安定剤のそれぞれの量は、実質的に加硫を阻止せずかつ、加硫すると該ゴムの硬さ特性を安定化するのに有効な量であり、該組成物中の促進剤の量は、該ゴムがSBRであるときには約0.6phrより大きく、該ゴムが天然ゴムであるときには少なくとも約0.5phrであり、硬さ安定剤の量は少なくとも約0.5phrである、組成物を含む。
【0010】
第2の実施態様においては、本発明は、ゴムの硬さ安定化を改善する方法であって、上記組成物を未加硫のゴム組成物に添加した後、ゴム組成物を加硫することを含む方法を含む。
【0011】
本発明の他の実施態様は、特定のピリミジン誘導体、促進剤、相対的な量の反応体についての詳細および未加硫ゴム組成物を包含し、そのすべてが、この後、本発明のそれぞれの面の以下の議論において開示されている。
【0012】
本発明に従い、適当な量のある種のピリミジン誘導体および非チアゾールスルフェンアミド促進剤を、天然ゴムまたは他のゴムを含む加硫可能なゴム組成物に添加することによって、改善された特性を有する例えば空気タイヤを作ることができる加硫物を得ることができることが見出された。促進剤とピリミジン誘導体のこれらの組合せは、加硫を妨げるかまたは遅らせることなしに、すなわち、タイヤの製造における「スコーチ」時間を増加させることなしに、例えば空気タイヤの使用期間中、ゴム加硫物の硬さ特性を安定化する効果を有する。かくして、加硫プロセスの遅延なく、硬さ安定化が達成され、それによって、生産効率における損失が避けられる。
【0013】
本願においては、略語「phr」はゴム100重量部当たりの重量部数を意味する。ゴムのブレンドの場合には、全ゴムの100重量部に基づく。
【0014】
天然ゴム(NR)、スチレン−ブタジエンゴム(SBR)またはNRとSBRとのブレンドまたは、1種以上の他のゴムと一緒のNRおよびSBRを本発明において使用でき、本発明の目的のためには、「ゴム」という語は、幾らかの不飽和化学結合を有するポリマーである炭化水素単位を含むエラストマーを意味すると理解される。典型的には、SBR、SBRと天然ゴム(NR)とのブレンド、SBRとポリブタジエンゴムもしくはブタジエンゴム(BR)とのブレンドまたはSBRとNRおよびBRとのブレンドが使用される。ゴムまたはゴム混合物のタイプは、加硫を妨げることなく硬さ安定化を達成するのに適当な促進剤およびピリミジン誘導体の正確な量に何らかの影響を与える。
【0015】
典型的には、本発明の方法において使用されるピリミジン誘導体硬さ安定剤の量は、少なくとも約0.5phrである。好ましい上限は約10.0phrであり、最も好ましくは3.0phrである。
【0016】
本発明の方法においては、硫黄および/または硫黄加硫剤が使用される。ゴムと配合されるべき硫黄の量は、通常0.1〜10phr、好ましくは約1phrより上である。硫黄供与体が使用されるなら、その量は、硫黄の量に関して計算されるべきである。
【0017】
本発明の方法において使用できる硫黄供与体の典型例としては、ジチオジモルホリン、カプロラクタムジスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィドおよびジペンタメチレンチウラムテトラスルフィドが包含される。W.ホフマン(Hofmann)、ゴム技術ハンドブック (Rubber Technology Handbook)、ハンサー パブリッシャーズ(Hanser Publishers)、ミュンヘン、1989年、特に231〜233頁参照。
【0018】
本発明の組成物および本発明の方法において使用するのに特に好ましいピリミジン誘導体は、以下の化学構造式を有する:
【化6】
Figure 2004500471
【化7】
Figure 2004500471
および
【化8】
Figure 2004500471
【0019】
上記式Iのアルキル、シクロアルキル、アリール、アルキルアリールおよびアラルキル基は、2〜約15個の炭素原子、最も好ましくは2〜約8個の炭素原子を有する。
【0020】
式IのRについて複素環式基から誘導される好ましい基は2−ベンゾチアゾイルおよびピリミジンである。
【0021】
本発明の組成物および本発明の方法において使用するのにさらに好ましい式Iのピリミジン誘導体は、2,2−ジチオビス[4,6−ジメチルピリミジン]ジスルフィドである。
【0022】
式Iの化合物においてあり得る好ましい金属は、Zn、Ni、Mg、CoおよびNaを含む群から選択される。
【0023】
式Iの好ましいカルボニル含有基は、カルボン酸またはその塩、エステル、アミド、ケトンもしくはアルデヒドを包含する。
【0024】
本発明において使用するのに適当な典型的加硫非チアゾールスルフェンアミド促進剤は、ベンゾチアゾールに基づく促進剤、特にメルカプトベンゾチアゾール、チオリン酸誘導体、チウラム、ジチオカルバメート、ジフェニルグアニジン(DPG)、ジo−トリルグアニジン、キサンテート、および1種以上のこれらの促進剤の混合物を包含する。好ましくは、加硫促進剤は、メルカプトベンゾチアゾール、最も好ましくは2−メルカプトベンゾチアゾール(MBT)を含む。特に好ましい促進剤は、ビス(ジベンジルチオカルバモイル)ジスルフィドである。
【0025】
本発明に関して特に有効な硫黄加硫可能なゴム組成物は、スチレン−ブタジエンゴム、2−ピリミジンスルフェンアミドならびに、促進剤ビス(ジベンジルチオカルバモイル)ジスルフィドおよび2−メルカプトベンゾチアゾールの混合物を含む組成物または、天然ゴム、2−ピリミジンスルフェンアミドおよび促進剤2−メルカプトベンゾチアゾールを含む組成物を包含する。
【0026】
本発明者らは、SBRを用いると、促進剤の量を約0.6phrより上にしなければならず、天然ゴムについては、少なくとも約0.5phrの促進剤にしなければならず、いずれの場合の上限も好ましくは約10.0phr、最も好ましくは約3.0phrであることを見出した。天然ゴムは、SBRより多い架橋のための反応性アリル部位を有し、一般に、有効な架橋のためにより少ない促進剤を必要とする。
【0027】
本発明の組成物において式Iのピリミジン誘導体を直接提供する代わりに、そのような誘導体の前駆体を提供することが有効であり得る。イン サイツ (in situ) でそのような誘導体の形成に至る、チアゾール誘導体および2−メルカプトピリミジンを使用するのが特に好ましい。イン サイツ (in situ)形成が特に有用である誘導体は、2−ベンゾチアゾイル−4,6−ジメチル−2−ピリミジルジスルフィドである。
【0028】
本発明の硫黄加硫可能なゴム組成物は、慣用のゴム添加剤をまた含むことができる。例としては、補強剤、例えばカーボンブラック、シリカ、クレー、白亜および他の無機充填材、プロセス油、粘着性付与剤、ろう、フェノール系酸化防止剤、フェニレンジアミン崩壊防止剤、抗オゾン化物質、顔料、例えば二酸化チタン、樹脂、可塑剤、サブ(factice)および加硫活性化剤、例えばステアリン酸および酸化亜鉛を包含する。これらの慣用のゴム添加剤は、ゴム配合の分野の当業者に公知の量で添加することができる。以下に記載する実施例がまた参照される。
【0029】
これらの典型的ゴム添加剤および加硫阻害剤のさらなる詳細については、W.ホフマン(Hofmann)、ゴム技術ハンドブック (Rubber Technology Handbook)、ハンサー パブリッシャーズ(Hanser Publishers)、ミュンヘン、1989年参照。
【0030】
最後に、特定の適用においては、スチールコード接着促進剤、例えばコバルト塩およびジチオサルフェートを慣用の公知の量で含むことがまた望ましくあり得る。
【0031】
本発明の硫黄加硫方法は、当業者によく知られた手段および装置を用いて行うことができる。適当な加硫手順は、W.ホフマン(Hofmann)、ゴム技術ハンドブック (Rubber Technology Handbook)、ハンサー パブリッシャーズ(Hanser Publishers)、ミュンヘン、1989年に記載されている。
【0032】
典型的な方法は、ゴム、カーボンブラック、加硫活性化剤およびプロセス油からなるマスターバッチを、密閉式ミキサー、例えばバンバリーミキサーまたはワーナー&フレーデラーミキサー(Werner & Pfleiderer mixer)中で調製すること、次いで硫黄および加硫促進剤ならびに本発明の硬さ安定化ピリミジン誘導体を含む加硫系を、低温ミキサーまたは2本ロールミル中で、マスターバッチに添加すること、すなわち生産的混合段階を含む。次に、未硬化ゴム組成物を、例えば圧縮成形で加熱することによって加硫する。
【0033】
本発明の加硫方法は典型的には、110〜200℃、好ましくは120〜190℃、より好ましくは140〜180℃の温度にて、12時間まで、好ましくは6時間まで、より好ましくは1時間までの時間行われる。
本発明の組成物は、多くの物品の製造において有用であり、そのようなものとしては、例えば客車およびトラックのための空気タイヤ、ならびに工業用ゴム製品が含まれ、これらは、本発明の方法により得られるゴム加硫物を含む。
【0034】
本発明を以下の実施例によって説明する。
【0035】
【実施例】
実施例1
この実施例は、2つの特に好ましい本発明のピリミジン誘導体、2−ベンゾチアゾリル−4,6−ジメチル−2−ピリミジルジスルフィドおよびS−(4,6−ジメチル−2−ピリミジル)p−トルエンチオスルホネートの合成を説明する。
第3の特に好ましいピリミジン誘導体のN−シクロヘキシル−4,6−ジメチル−2−ピリミジンスルフェンアミドの合成は、既存の文献に見出すことができる。
2−ベンゾチアゾリル−4,6−ジメチル−2−ピリミジルジスルフィドを合成するために、テトラヒドロフラン(100ml)中の4,6−ジメチル−2−メルカプトピリミジン(2.8g)、2−(4−モルホリノチオ)ベンゾチアゾール(5.0g)およびトリフルオロ酢酸(2.3g)の混合物を室温で10分間撹拌し、一晩放置した。混合物を減圧下で蒸発させて残渣を与え、これを、シリカゲルならびに、酢酸エチルおよびヘキサンの混合溶媒を用いたカラムクロマトグラフィーにより精製して、2.4g(40%)の生成物を得た。融点85〜86℃。
S−(4,6−ジメチル−2−ピリミジル)p−トルエンチオスルホネートを合成するために、エタノール(60ml)中のN,N−ジシクロヘキシル−4,6−ジメチル−2−ピリミジンスルフェンアミド(1.6g)、p−トルエンスルフィン酸ナトリウム(1.8g)およびトリフルオロ酢酸(1.1g)から混合物を調製し、室温で30分間撹拌し、ろ過した。ろ過した固体を乾燥して、0.48g(33%)の生成物を得た。融点114〜6℃。
【0036】
実施例2
ゴム、カーボンブラック、ステアリン酸、酸化亜鉛、プロセス油および崩壊防止剤のマスターバッチを、密閉式ミキサー中で作った。硫黄、促進剤および硬さ安定剤を、2本ロールミルで約50〜70℃にて混合した。ゴムコンパウンドを圧縮成形により145℃にて1.7xt30に等しい時間加硫した。加硫ゴムシートを24時間冷却後、試験片を切り、分析した。
モンサント レオメーター(Monsanto Rheometer)MDR2000Eで、arc 0.5°、145℃/60分にてレオロジー特性を決定した。スコーチ時間(ts2)および(t5) は、それぞれトルク2dNmおよび5Muを最小トルク(M)より上に上昇させる時間である。最適加硫時間(t90)は、最大トルク(M)の90%での時間である。Tendは、レオメーターでの時間であり、1時間に設定する。デルタトルク(Delta S)は、最小トルクと最大トルクとの間の差である。MおよびM間のレオグラムの傾斜は、硬化速度(RH)の尺度である。ヒステリシスは、変形1サイクル当たりのエネルギー損失のパーセントである。損失モジュラス対貯蔵モジュラスの比は、機械的損失として定義され、これはタンジェントデルタ(tan d)に相当する。
ゴムの試験片を、熱風循環炉中で100℃にて3日間(72時間)老化させて、例えばタイヤとして使用中の硬化をシミュレートした。
いわゆるモジュラス安定化(MS)を計算することによって、硬さ安定化特性を決定した。
モジュラス安定化は、老化させたゴム試験片および老化させていないゴム試験片の、伸び率200%におけるモジュラス(Mod200)の比であり、この比に100%を掛けることによるパーセントとして表される。比Mod200老化/Mod200非老化が低ければ低いほど、モジュラス保持または硬さ安定化はよくなる。Mod200は、ISO 37−1994(ダンベルタイプ2)に従って行った引張り応力−歪試験から得た。
組成物において使用したマスターバッチは、表1に示したように配合した。種々のストックは、表2に示したような組成物を含んでいた。レオロジー特性およびモジュラス安定化(ピリミジン誘導体の硬さ安定化効果の表示)を表3に示す。
【表1】
Figure 2004500471
【表2】
Figure 2004500471
【表3】
Figure 2004500471
Figure 2004500471
Figure 2004500471
表2に関しては、本発明の組成物を有するストックは、ストック#5である。このストックは、加硫を促進するのに有効な量でかつ実質的に加硫を妨げないのに十分な量での非チアゾールスルフェンアミド促進剤および、加硫するとゴムの硬さ安定化を改善するのに有効な量の先に定義した式Iのピリミジン誘導体を含み、そのすべてが表3に示されている。そのような促進剤の全量は0.8phr(0.3phrのDPGおよび0.5phrのMBT)であり、ピリミジン誘導体(CDMPS)の量は1.0phrである。
表2に示された対照はストック#1であり、これは、チアゾールスルフェンアミド促進剤(TBBS)およびMBTSを含み、硬さ安定剤を含まない組成物である。
表3のデータは、ストック#5が、対照と比べて加硫を有意に妨げないこと(Rmax、t2、t25およびt90を見よ)、およびまた、高められた硬さ安定化を達成することを示す(モジュラス安定性MS24およびMS72を見よ)。このことは、ストック#1と比べたときに、全ての他のストックとは対照的であり得る。というのは、他のストックは、加硫を有意に妨げずかつ高められた硬さ安定化を達成することはないからである。ストック#5に最も近いストックはストック#6である。というのは、ストック#6は、ある量の式Iのピリミジン誘導体および非チアゾールスルフェンアミド促進剤を含むが、後者が、加硫を促進するのに有効な量でなく、実質的に加硫を妨げるものでもないからである。
ストック#2は、ピリミジン誘導体硬さ安定剤を使用するが、本発明によって必要とされるのとは違って、非チアゾールスルフェンアミド促進剤を使用しない。それとは反対に、チアゾールスルフェンアミド(TBBS)促進剤がMBTSと共に使用されている。表3に示したように、このストックについては、著しい加硫の阻害がある。
【0037】
実施例3
2つのコンパウンドを処方し、この例のために、ストック#1およびストック#2を試験した。その組成を表4にまとめる。レオロジー特性(硬化データ)を表5に示し、モジュラス安定化(応力−歪特性)を表6に示す。この例の組成物と実施例1の組成物との間の主な相違は、この例が天然ゴム(NR)を使用したことである。
【表4】
Figure 2004500471
【表5】
Figure 2004500471
【表6】
Figure 2004500471
本発明がまた天然ゴムを用いて有効であることが、データから明らかである。ストック#2は、加硫を促進するのに有効な量でかつ実質的に加硫を妨げない(表5に示す)のに十分な量での非チアゾールスルフェンアミド促進剤(MBT)および、加硫するとゴムの硬さ安定化を改善する(表6に示す)のに有効な量の式Iのピリミジン誘導体(CDMPS)を含んでいたことにおいて、本発明の組成物を含んでいた。ストック#1は、式Iのピリミジン誘導体を含まなかったこと、およびまたチアゾールスルフェンアミド促進剤(CBS)を含んでいたことにおいて、本発明外であった。
表5および6は、ストック#1と比べて本発明の必要条件、すなわち加硫を阻害しないことおよび高められた硬さ安定化と一致するストック#2の特性を示す。
【0038】
実施例4
2つのコンパウンドを処方し、この例のために、ストック#1およびストック#2を試験した。その組成を表7にまとめる。レオロジー特性(硬化データ)およびモジュラス安定化(応力−歪特性)を表8に示す。この例は、本発明の組成物であり、ビス(ジベンジルチオカルバモイル)ジスルフィド(TBzTD)を促進剤として含むストック#2を比べる。
【表7】
Figure 2004500471
【表8】
Figure 2004500471
Figure 2004500471
表8は、ストック#2の特性が、ストック#1と比べて、本発明の目標、すなわち加硫を阻害しないことおよび高められた硬さ安定化と一致することを示す。TBzTDは、特に安定剤としてCDMPSと混合されたときに、その目標を達成する非常に有効な促進剤であると思われる。

Claims (28)

  1. 硫黄加硫可能なゴム、硫黄加硫剤、チアゾールスルフェンアミドではない促進剤からなる群より選択される促進剤ならびに、式:
    Figure 2004500471
    (ここで、X=H、R〜R、NR、OR、SR、SO、M、(SOM(M=金属イオン)であり、nおよびzは互に同じまたは異なることができ、XおよびMのそれぞれの価数が1、2または3であるかどうかに依存して1、2または3であり、R〜Rは互に同じまたは異なり、置換基H、ハロゲン、OH、NH、アルキル、シクロアルキル、アリール、アルキルアリール、アラルキルからなる群より選択され、そのような置換基のそれぞれは、NH、OH、置換アミノ、置換ヒドロキシル、ハロゲンおよびカルボニル含有基からなる群より選択されるさらなる官能基を有することができ、RおよびRは、Nと一緒に同じ構成要素中にあって複素環式基を形成することができ、Rは、R〜Rの任意のものと同じであるかまたは、SもしくはNの少なくとも1つまたはSおよびNの両方を含む炭素に基づく複素環式基から誘導される基であり、Rは、R〜Rの任意のものと同じ、OH、OM、OR、NH、NRから選択される)
    のピリミジン誘導体を含む硬さ安定剤を含有する加硫可能な組成物であって、促進剤および硬さ安定剤のそれぞれの量は、実質的に加硫を阻止せずかつ、加硫すると該ゴムの硬さ特性を安定化するのに有効な量であり、該組成物中の促進剤の量は、該ゴムがSBRであるときには約0.6phrより大きく、該ゴムが天然ゴムであるときには少なくとも約0.5phrであり、硬さ安定剤の量は少なくとも約0.5phrである、組成物。
  2. がピリミジンである請求項1記載の組成物。
  3. が2−ベンゾチアゾイルまたはピリミジンである請求項1記載の組成物。
  4. 式Iの化合物が、2,2−ビス(4,6−ジメチルピリミジル)ジスルフィドである請求項1記載の組成物。
  5. 該非チアゾールスルフェンアミド促進剤が、ベンゾチアゾールに基づく促進剤、チオリン酸誘導体、チウラム、ジチオカルバメート、キサンテートおよびこれらの促進剤の1種以上の混合物からなる群より選択される請求項1記載の組成物。
  6. 該非チアゾールスルフェンアミド促進剤が、メルカプトベンゾチアゾール、ジフェニルグアニジン(DPG)およびジ−o−トリルグアニジンおよびこれらの促進剤の1種以上の混合物からなる群より選択される請求項1記載の組成物。
  7. 該硫黄加硫剤の量が、該組成物中のゴム100部当たり約1部より多い量を与える請求項1記載の組成物。
  8. 式Iの化合物が式:
    Figure 2004500471
    を有する請求項1記載の組成物。
  9. 式Iの化合物が式:
    Figure 2004500471
    を有する請求項1記載の組成物。
  10. 式Iの化合物が式:
    Figure 2004500471
    を有する請求項1記載の組成物。
  11. 該促進剤が、2−メルカプトベンゾチアゾールを含む請求項1記載の組成物。
  12. 該式Iの化合物の量が、少なくとも約0.5phr〜約10.0phrである請求項1記載の組成物。
  13. 該式Iの化合物の量が、少なくとも約0.5phr〜約3.0phrである請求項1記載の組成物。
  14. スチレン−ブタジエンゴム、2−ピリミジンスルフェンアミドならびに、促進剤ビス(ジベンジルチオカルバモイル)ジスルフィドおよび2−メルカプトベンゾチアゾールの混合物を含む請求項1記載の組成物。
  15. スチレン−ブタジエンゴムならびに、促進剤ビス(ジベンジルチオカルバモイル)ジスルフィドおよび2−メルカプトベンゾチアゾールの混合物を含む請求項9記載の組成物。
  16. 天然ゴムならびに、促進剤2−メルカプトベンゾチアゾールおよび2−ピリミジンスルフェンアミドを含む請求項1記載の組成物。
  17. 天然ゴムおよび促進剤2−メルカプトベンゾチアゾールを含む請求項9記載の組成物。
  18. SBRゴムおよび、約0.6phrより多く約10.0phrまでの促進剤を含む請求項1記載の組成物。
  19. SBRゴムおよび、約0.6phrより多く約3.0phrまでの促進剤を含む請求項1記載の組成物。
  20. 天然ゴムおよび、少なくとも約0.5phrで約10.0phrまでの促進剤を含む請求項1記載の組成物。
  21. 天然ゴムおよび、少なくとも約0.5phrで約3.0phrまでの促進剤を含む請求項1記載の組成物。
  22. Mが、Zn、Ni、Mg、CoおよびNaからなる群より選択される請求項1記載の組成物。
  23. 該カルボニル含有基が、カルボン酸または、カルボン酸の塩、エステル、アミド、ケトンもしくはアルデヒドである請求項1記載の組成物。
  24. 該アルキル、シクロアルキル、アリールおよびアラルキル基が、2〜約15個の炭素原子を有する請求項1記載の組成物。
  25. 該アルキル、シクロアルキル、アリールおよびアラルキル基が、2〜約8個の炭素原子を有する請求項1記載の組成物。
  26. 該促進剤が、ビス(ジベンジルチオカルバモイル)ジスルフィドを含む請求項1記載の組成物。
  27. 該硬さ安定剤がN−シクロヘキシル−4,6−ジメチル−2−ピリミジンスルフェンアミドを含み、かつ該促進剤がビス(ジベンジルチオカルバモイル)ジスルフィドを含む請求項1記載の組成物。
  28. ゴムの硬さ安定化を改善する方法であって、未加硫の硫黄加硫可能なゴムに、硫黄加硫剤、チアゾールスルフェンアミドでない促進剤からなる群より選択される促進剤ならびに、請求項1の式Iのピリミジン誘導体を含む硬さ安定剤を含む組成物を添加することによる方法。
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