JP2004360261A - 巻取り装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】開閉体をコンパクトに巻き取ることができる巻取り装置を提供する。
【解決手段】開閉部の巻取り装置である巻取部42は、固定軸121の外周側に回転可能に嵌合したホイール122と、ホイール122を開閉部巻取方向に向けて付勢するコイルばね123とを備える。ホイール122は、ホイール本体部131と、ホイール本体部131のボス部分から側方に突出した突出部132とを有する。コイルばね123は、その一端側を固定軸121に取り付け、その他端側を突出部132の外面側に取り付ける。
【選択図】 図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開口部を開閉する開閉体を巻き取る巻取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば固定軸と、この固定軸の外周側に回転可能に嵌合されたホイールと、このホイールを開閉体が巻き取られる巻取方向に向けて付勢する付勢体とを備え、付勢体の一端側が固定軸に取り付けられ、付勢体の他端側がホイールの側面にボルトおよびナットにて取り付けられた巻取り装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実開昭63−98988号公報(第1頁、図3)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の巻取り装置のように、付勢体をホイールの側面に取り付ける構成では、付勢体の取付のためにホイールの側面を広くする必要があるため、ホイールの外径が大きくなりがちで、開閉体をコンパクトに巻き取れないおそれがあった。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、ホイールの外径を小さくでき、開閉体をコンパクトに巻き取ることができる巻取り装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の巻取り装置は、開口部を開閉する開閉体を巻き取る巻取り装置であって、固定軸と、この固定軸の外周側に回転可能に嵌合されたホイールと、このホイールを前記開閉体が巻き取られる巻取方向に向けて付勢する付勢体とを備え、前記ホイールは、ホイール本体部と、このホイール本体部の中心側から側方に向って突出した突出部とを有し、前記付勢体は、その一端側が前記固定軸に取り付けられ、その他端側が前記突出部の外面側に取り付けられているものである。
【0007】
そして、付勢体の取付のためにホイールの側面を広くする必要がないため、ホイールの外径を小さくすることが可能で、開閉体をコンパクトに巻き取ることが可能である。
【0008】
請求項2記載の巻取り装置は、開口部を開閉する開閉体を巻き取る巻取り装置であって、固定軸と、この固定軸の外周側に回転可能に嵌合されたホイールと、このホイールを前記開閉体が巻き取られる巻取方向に向けて付勢する付勢体とを備え、前記ホイールは、ホイール本体部と、このホイール本体部の中心側から両側方に向って突出し貫通孔が内外面に貫通して形成された対をなす突出部とを有し、前記付勢体は、その一端側が前記固定軸に取り付けられ、その他端側が前記いずれか一方の突出部の外面側にその貫通孔への装着具の装着にて取り付けられ、前記いずれか他方の突出部の貫通孔には、前記ホイールを前記固定軸に仮止めする際に装着具が装着されるものである。
【0009】
そして、付勢体の取付のためにホイールの側面を広くする必要がないため、ホイールの外径を小さくすることが可能で、開閉体をコンパクトに巻き取ることが可能であり、また、ホイールがホイール本体部から突出した対をなす突出部を有するため、いずれか一方の突出部の貫通孔への装着具の装着にて付勢体を容易に取り付けることが可能であるとともに、いずれか他方の突出部の貫通孔への装着具の装着にてホイールを容易に仮止めすることが可能である。
【0010】
請求項3記載の巻取り装置は、請求項1または2記載の巻取り装置において、ホイールのホイール本体部の外周側には、開閉体の基端の開閉体構成部材が巻かれる段差部が形成されているものである。
【0011】
そして、ホイールのホイール本体部の外周側に形成された段差部に開閉体の基端の開閉体構成部材が巻かれるため、開閉体をより一層コンパクトに巻き取ることが可能である。
【0012】
請求項4記載の巻取り装置は、請求項1ないし3のいずれか一記載の巻取り装置において、ホイールは、合成樹脂にて一体に形成されているものである。
【0013】
そして、固定軸とホイールとの間に生じる摩擦が小さいため、固定軸とホイールとの間にベアリング等の別部品を配設する必要がなく、構成の簡素化が図られる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0015】
図1ないし図3において、1は開閉装置で、この開閉装置1は、例えば有効開口(特に有効高さ)を大きくとれる2軸式シャッタとしての車載シャッタである。そして、開閉装置1は、図示しない構造物である車体が有する略箱状の被取付部である収容箱部(物入れや荷台等)2の開口部9の周縁に取り付けられている。
【0016】
収容箱部2は、一方向である前方(図1では左方向)に向って開口した略箱状のもので、底板部3を有し、この底板部3の左右方向両端部から側板部4が立ち上がり、両側板部4の上端部間に天板部5が配設されている。天板部5には、複数(例えば4つ)の孔部6が形成されている。また、天板部5の前端部からは、突出板部7が下方に向って突出している。なお、収容箱部2の内側空間が物等を入れておくための収容空間8となっており、収容箱部2の前面開口部が開閉装置1にて開閉される開口部9となっている。
【0017】
一方、開閉装置1は、図1ないし図10に示されるように、予め工場で組み立てられて1ユニット化された1ユニット状の本体ユニット11と、本体ユニット11を支持する互いに離間対向した左右一対のユニット支持体(ブラケット受け)12と、互いに離間対向した左右一対で2本のガイドレール13と、1本のまぐさ14とを備えている。
【0018】
ユニット支持体12は、固定具であるボルト21およびナット22にて、収容箱部2の天板部5にこの天板部5の下面に沿って取り付けられた略矩形状の取付板部23を有している。取付板部23には、複数(例えば2つ)の孔部24が形成されている。そして、互いに上下に対向した孔部6,24にボルト21が通され、このボルト21にナット22が螺合されている。
【0019】
また、取付板部23の対向端部とは反対側の端部からは、略矩形状の支持板部25が下方に向って突出している。支持板部25には、複数(例えば3つ)の孔部26およびこの孔部26より大きい1つの配線用孔部27が形成されている。支持板部25の後側上部には、この支持板部25の対向面である内面から突出した引掛受け部である引掛受け突部28が設けられている。引掛受け突部28は、例えば支持板部25に螺着されたねじ29にて構成されている。
【0020】
本体ユニット11は、ユニット支持体12の支持板部25にこの支持板部25の内面に沿って取り付けられた互いに離間対向した左右一対の略板状のブラケット部31を有している。
【0021】
ブラケット部31には前後方向に長手状の複数(例えば2つ)の長孔部32が形成され、ブラケット部31の下側前縁部には前後方向に長手状の切欠部33が形成されている。そして、互いに左右に対向した支持板部25の孔部26およびブラケット部31の長孔部32と、互いに左右に対向した支持板部25の孔部26およびブラケット部31の切欠部33とに、それぞれ固定具であるボルト35が螺着されている。
【0022】
また、ブラケット部31の後側上部には、上縁部から下方および後方に向って略L字状に切り欠かれることによりフック状の引掛部36が形成され、この引掛部36がユニット支持体12の引掛受け突部28に引っ掛けられている。
【0023】
さらに、ブラケット部31の上側前縁部における下端位置には、本体ユニット11のブラケット部31に対してガイドレール13を位置合わせするためのレール位置合わせ部である切欠段部37がガイドレール13の上端部に対応した形状に形成され、この切欠段部37内にガイドレール13の上端部が配置され、このガイドレール13の上端部と切欠段部37とが当接している。また、ブラケット部31には、内方に向って突出した突出状の突出部である突出板部38が切欠段部37に近接して形成され、この突出板部38は例えば垂直板部39と水平板部40とにて構成されている。
【0024】
また、本体ユニット11は、収容箱部2の開口部9に沿って昇降してこの開口部9を開閉する昇降可能な略面状の開閉体である開閉部(シャッターカーテン部)41と、開閉部41を巻戻可能に略円筒状に巻き取る巻取り装置である巻取部42と、巻取部42の前方位置で回転しながら開閉部41を案内する案内部である案内回転部43と、案内回転部43の近傍位置で開閉部41をこの開閉部41が跳ね上がらないように案内するコーナーガイド部44とを有している。
【0025】
ここで、開閉部41は、互いに回動可能に連結された複数の開閉部構成部材である金属製のスラット51を有し、先端のスラット51には先端部材(下端部材)である水切りスラット52が取り付けられている。水切りスラット52は、例えば一方側分割部材である金属製の前側水切り形材53と他方側分割部材である金属製の後側水切り形材54とで構成されている。
【0026】
そして、水切りスラット52の前側水切り形材53の前面中央には、押しボタン55付きの手掛け部材(ハンドル)56が取り付けられている。
【0027】
また、水切りスラット52の左右方向両端側には、カバー部材である樹脂製のラッチバーガイド57がその一部が露出した状態に取り付けられている。ラッチバーガイド57には、施錠部材としての係合部材である金属製のラッチバー58が施錠位置および解錠位置間で左右スライド可能(移動可能)に取り付けられ、このラッチバー58は、図示しない付勢体であるスプリングにて施錠位置に位置するように付勢され、このラッチバー58の先端側の係合部59はラッチバーガイド57内に対して出入り可能となっている。
【0028】
さらに、水切りスラット52の下端部には、開口部9の閉鎖時に収容箱部2の底板部3の前端部上面に当接するシール部材50が取り付けられている。なお、開閉部41の基端のスラット51は、バンド60を介して巻取部42に取り付けられている。
【0029】
巻取り装置である巻取部42は、左右一対のブラケット部31間に配設され、両ブラケット部31に架け渡されている。
【0030】
そして、巻取部42は、図3、図11ないし図15に示されるように、両ブラケット部31の軸支持部49間に水平状に架設された1本の固定軸121と、固定軸121の両端部近傍の外周側に回転可能に嵌合された複数、例えば左右一対で2つのホイール122と、開閉部41の巻取時(上昇時)にホイール122を開閉部41が巻き取られる巻取方向(図1および図14中、イ方向)に向けて付勢する1つの付勢体であるコイルばね123とを備えている。
【0031】
固定軸121は、金属にて一体に略円筒状に形成されたもので、この固定軸121には、固定用孔部126、ピン取付用孔部127、仮止用孔部128およびばね取付用孔部129が、それぞれ2つずつ左右対称に位置するように軸方向に並んで形成されている。
【0032】
両ホイール122は、いずれも同一形状のもので、その全体がポリアセタール等の合成樹脂にて一体に形成されている。なお、ホイール122の全体をポリアセタール等の合成樹脂にて一体に形成することが好ましいが、ホイール122の固定軸121の外周側と摺接する部分のみをポリアセタール等の合成樹脂にて形成するとともにその他の部分を金属で形成することによりホイール122を異なる材料で複合的に一体に形成してもよい。
【0033】
ホイール122は、固定軸121の外周側に回転可能に嵌合されたホイール本体部131と、このホイール本体部131の中心側から左右両側方に向って固定軸121の軸方向に沿って突出し、固定軸121の外周側に回転可能に嵌合された略円筒状の一対の突出部(延長筒部)132とを有している。
【0034】
そして、ホイール本体部131は、中心側に略円筒状のボス部分134を有しかつ外周側に外周形状が非円形状のリム部分135を有し、これらボス部分134とリム部分135とが連結板136にて一体に連結されている。
【0035】
ホイール本体部131の外周側の環状のリム部分135には、開閉部41の基端のスラット51が巻かれる段差部137が形成されている(図14参照)。段差部137は、例えば側面視略三角状の爪部分138と、この爪部分138に連設された平板部分139とにて構成されている。爪部分138の平板部分139側の一方面141は、固定軸121の径方向に略沿った平面状に形成され、この爪部分138の一方面141と平板部分139の外面142とが鈍角的に交わっている。爪部分138の平板部分139側とは反対側の他方面143は、巻取方向(図示イ方向)に向って徐々に回転半径(固定軸121の軸芯から外周縁までの距離)が減少した湾曲面状に形成されている。なお、段差部137の段差寸法は、スラット51の厚さ寸法と略等しい寸法に設定されている。
【0036】
また、ホイール本体部131の中心側のボス部分134からは、左右一対の略円筒状の延長ボス部分145がそのボス部分134の両端に連続して左右両側方に向って突出している。各延長ボス部分145には、その軸方向が固定軸121の径方向に一致した略円筒状の筒状部分146が外方に向って膨出状に設けられている。
【0037】
そして、筒状部分146は、例えば基端側の径大部147とこの径大部147より径小な先端側の径小部148とにて構成されており、この筒状部分146の中心側には、固定軸121の径方向の貫通孔であるねじ孔150が内外面に貫通して形成されている。
【0038】
すなわち、ホイール本体部131の側面より側方に突出した略円筒状の突出部132には、その突出部132の外周面から内周面に貫通したねじ孔150が形成されている。このねじ孔150は、開口部分と、ねじ溝付きの開口周縁部分とにて構成されている。
【0039】
なお、ボス部分134、連結板136およびリム部分135にて、ホイール本体部131が構成されている。また、延長ボス部分145および筒状部分146にて、突出部132が構成されている。さらに、ホイール本体部131のリム部分135には、2つの凹状部151が形成されているとともに窪み部152が形成されている。
【0040】
コイルばね123は、固定軸121の外方位置にこの固定軸121の軸方向に沿って配設され、その一端側が固定軸121のばね取付用孔部129に固定具であるボルト161およびナット162にて取り付けられ、その他端側が正面視左側のホイール122の一方の突出部(ホイール本体部から正面視右側方に突出した突出部)132の外面側にそのねじ孔150への装着具であるばね用ねじ163の螺着にて取り付けられている。
【0041】
すなわち、このコイルばね123のホイール122側の端部は、ホイール122の一方の突出部132の径方向の筒状部分146の径小部148の外周側に引っ掛けられてから、ばね用ねじ163の頭部にて筒状部分146の径大部147の上面に押し付けられることにより、突出部132の固定軸121の径方向外方を向いた外面側に取り付けられている。
【0042】
なお、ホイール122の他方の突出部132のねじ孔150には、開閉部41の塗装、交換等ためにホイール122を固定軸121に仮止めする際に、装着具である仮止めねじ164が螺着される。この仮止めねじ164は、コイルばね123を取り付けるためのばね用ねじ163より長く、固定軸121の仮止用孔部128内に挿通される。
【0043】
そして、コイルばね123は、開閉部41の巻戻時(下降時)にホイール122の巻戻方向への回転に応じて弾性変形し、開閉部41の巻取時(上昇時)にホイール122を巻取方向に向けて付勢しながら弾性によりもとの形状に復帰する。このため、開閉部41の重量が軽くなり、手動による開閉部41の持上げが容易となる。
【0044】
また、巻取部42は、両ホイール122間にホイール122の一部およびコイルばね123の全体を覆う状態に架設された1つの略筒状の筒状部材であるホイールカバー166を備えている。
【0045】
ホイールカバー166は、ホイール122のホイール本体部131のリム部分135に対応した断面形状をなす細長筒状に金属にて一体に形成されている。ホイールカバー166の一端部が一方側のホイール122のホイール本体部131のリム部分135の外周面に嵌合固定され、ホイールカバー166の他端部が他方側のホイール122のホイール本体部131のリム部分135の外周面に嵌合固定されている。なお、ホイール122の外方側の突出部132は、ホイールカバー166にて覆われておらず、露出している。
【0046】
そして、ホイールカバー166には、開閉部41の基端側が取り付けられている。すなわち、ホイールカバー166の左右2箇所の位置には、開閉部41の基端のスラット51が2本のバンド60を介して取り付けられている。なお、可撓性部材であるバンド60の長さ寸法は、ホイール122の外周寸法と略等しい寸法に設定されている。
【0047】
さらに、巻取部42は、合成樹脂にて一体に略筒状に形成された複数、例えば左右一対で2つの筒状部材である樹脂ピース167を備えている。そして、各樹脂ピース167は、対応するホイール122の外方位置で、ホイール122と近接して固定軸121の端部近傍の外周側に回転可能に嵌合されている。すなわち、固定軸121のピン取付用孔部127に取り付けられたずれ止用の割ピン168にて外方への移動が規制された座金169とホイール122との間に樹脂ピース167が配設され、ホイール122の突出部132が座金169に直接接触しないようになっている。
【0048】
なお、上記構成の巻取部42の組立は、例えば固定軸121をホイール122およびコイルばね123に通してから、コイルばね123を固定軸121およびホイール122に固定する。このとき、同一形状をなす左右のホイール122は、同一向きに配置する。その後、固定軸121を樹脂ピース167および座金169に通してから割ピン168を固定軸121に固定する。その後、ホイールカバー166内に固定軸121等を挿入することによりホイールカバー166をホイール122の外周側に嵌め込み、このホイールカバー166をホイール122に対してリベット170で固定する。
【0049】
案内回転部43は、例えば左右一対の回転部材であるガイドローラ71にて構成されている。ガイドローラ71は、ブラケット部31から内方に向って水平状に突出したローラ支軸72に回転可能に取り付けられている。すなわち、ガイドローラ71は、ブラケット部31にローラ支軸72を介して回転可能に取り付けられ、このガイドローラ71の外周面に開閉部41が掛け渡されている。なお、固定軸121とローラ支軸72とは、互いに平行に配設されている。
【0050】
コーナーガイド部44は、例えば左右一対のガイド部材75にて構成されている。ガイド部材75は、ブラケット部31にこのブラケット部31の内面に沿って取り付けられた略正方形状の取付板部76を有し、この取付板部76にはローラ支軸72を中心とする略円弧状のガイド板部77が内方に向って突設されている。
【0051】
さらに、本体ユニット11は、開口部9の全閉時に下方に向って膨出状の押圧部である押圧部材82にて押圧されて全閉検知信号を出力する検知部81を有している。この検知部81は、例えば収容箱部2の開口部9の全閉時には押圧部材(リミットヒル)82にて作動片83aが押圧されてオフ状態となり、それ以外の時には押圧部材82から作動片83aが離れてオン状態となる全閉検知手段としてのリミットスイッチであるマイクロスイッチ83にて構成されている。
【0052】
マイクロスイッチ83は、ブラケット部31に取り付けられた支持部材84に前後位置調節可能に取り付けられている。また、マイクロスイッチ83は、収容箱部2の収容空間8を明るくするための照明手段(図示せず)に配線85を介して電気的に接続されている。配線85は、互いに左右に対向した支持板部25の配線用孔部27および収容箱部2の側板部4の配線用孔部4aから、収容箱部2外に導出されている。なお、押圧部材82は、開閉部41の基端側(上端側)の後面に膨出状に設けられている。
【0053】
ガイドレール13は、収容箱部2の側板部4に取り付けられた上下方向に長手状の金属製の縦枠であるレール部材91と、レール部材91にこのレール部材91に沿って取り付けられた上下方向に長手状の樹脂製のシール部材(レール用止水ゴム)92と、レール部材91の下端部に取り付けられた金属製の係合受け部材であるラッチバー受け部材93とを有している。
【0054】
そして、レール部材91には、開口部9側に向って開口した横断面略コ字状の上下方向のガイド溝部94が形成され、このガイド溝部94内に開閉部41の側端部にて構成された挿入部41aが挿入されている。なお、ガイド溝部94内に挿入された挿入部41aの下端部は、ラッチバーガイド57の水切りスラット52から露出した露出部分にて構成され、このラッチバーガイド57の露出部分の前後面の所定部分がガイドレール13のガイド溝部94の前後面94a,94bの対応する部分と接触する。
【0055】
また、レール部材91には、互いに左右に離間対向した抜止め片95を有し収容空間8側(後方)に向って開口した横断面略C字状の上下方向のシール取付用溝部96が形成されている。そして、シール取付用溝部96に開閉部41とレール部材91との隙間を閉塞するシール部材92が嵌合され、このシール部材92はシール取付用溝部96の抜止め片95にて抜止めされている。
【0056】
シール部材92は、例えばシール取付用溝部96の内側に嵌合された嵌合部101と、この嵌合部101から突出し開閉部41の前面と接触する略板状の接触部102とにて構成されている。嵌合部101は、レール部材91に対するシール部材92の着脱を容易に行えるように軟質樹脂(ゴム)にて成形され、この嵌合部101には、テーパ状の案内面103が形成されているとともに、抜止め片95に対応した凹溝104が形成されている。また、接触部102は、開閉部41との間に生じる摩擦を減少できるように嵌合部101より硬い硬質樹脂にて成形されている。この接触部102の先端面は、略円弧面状に形成されている。
【0057】
ラッチバー受け部材93は、開口部9の閉鎖時に開閉部41のラッチバー58との係合により開閉部41の上昇を規制するもので、レール部材91のガイド溝部94の下端部にこのガイド溝部94の底面94cに沿ってねじ100にて取り付けられた取付板部105を有し、この取付板部105にはラッチバー58の係合部59と係脱する側面視略三角状の係合受け部106が開口部9側に向って突設されている。係合受け部106の上面が、開閉部41の下降時にこの開閉部41のラッチバー58の係合部59をラッチバーガイド57側に向けて案内する傾斜状の案内面107となっている。なお、ガイドレール13と収容箱部2の側板部4との間には、意匠性や密閉性の向上のためのシール材として発砲ウレタン系の防水シール(エプトシーラー)108が配設されている。
【0058】
まぐさ14は、収容箱部2の突出板部7の下端部に取り付けられた左右方向に長手状の金属製の横枠であるまぐさ部材111と、まぐさ部材111にこのまぐさ部材111に沿って取り付けられた左右方向に長手状の樹脂製のシール部材112とを有している。
【0059】
そして、まぐさ部材111には、互いに上下に離間対向した抜止め片114を有し収容空間8側(後方)に向って開口した縦断面略C字状の左右方向のシール取付用溝部115が形成されている。そして、シール取付用溝部115に開閉部41とまぐさ部材111との隙間を閉塞するシール部材112が嵌合され、このシール部材112はシール取付用溝部115の抜止め片114にて抜止めされている。
【0060】
シール部材112は、例えばゴムにて一体に成形されたもので、まぐさ部材111のシール取付用溝部115の内側に嵌合された嵌合部117と、この嵌合部117から突出し開閉部41の前面と接触する中空状の接触部118とにて構成されている。なお、まぐさ14は、本体ユニット11のガイドローラ71の前方位置に配置されている。
【0061】
次に、車体の収容箱部(被取付部)2への開閉装置1の取付について説明する。
【0062】
なお、開閉装置1の取付現場(例えば車体の組立工場等)には、開閉装置1の構成部品である本体ユニット11、ユニット支持体12、ガイドレール13およびまぐさ14は、図5ないし図7に示すような梱包状態で搬入される。
【0063】
まず最初に、車体の収容箱部2の天板部5の所定位置に孔部6を形成する。
【0064】
次いで、車体の収容箱部2の天板部5にこの天板部5の下面に沿って左右一対のユニット支持体12を取り付ける。
【0065】
すなわち、天板部5の孔部6とユニット支持体12の取付板部23の孔部24とを一致させてから、両孔部6,24にボルト21を通し、このボルト21にナット22を螺合し、天板部5に取付板部23を固定する。
【0066】
なお、このユニット支持体12の取付の際に、治具(図示せず)を使用して、ユニット支持体12の支持板部25を収容箱部2の側板部4の内面に押え付け、支持板部25の外面と側板部4の内面とを面接触させる。
【0067】
次いで、左右一対のユニット支持体12にこれら両ユニット支持体12間にわたって位置するように1ユニット状の本体ユニット11を取り付ける。
【0068】
すなわち、1ユニット状の本体ユニット11を所定高さ位置まで持ち上げ、左右一対のユニット支持体12に本体ユニット11の左右方向両端部のブラケット部31を引っ掛けてから、左右3本づつで計6本のボルト35を使用してユニット支持体12の支持板部25に本体ユニット11のブラケット部31を仮固定し、この仮固定後、位置合わせ治具(図9参照)aを使用して収容箱部2に対して本体ユニット11を位置合わせしてから、ユニット支持体12の支持板部25に本体ユニット11のブラケット部31をボルト35で本固定する。
【0069】
より詳細に説明すると、本体ユニット11の左右方向両端側の梱包材を取り外してから、図8に示すように、本体ユニット11を車体の収容箱部2に取り付けられたユニット支持体12の下方に配置して所定高さ位置まで持ち上げ、ユニット支持体12の引掛受け突部28に本体ユニット11のブラケット部31の引掛部36を引っ掛ける。
【0070】
続いて、本体ユニット11のブラケット部31の切欠部33の開口周縁部分をユニット支持体12の支持板部25の対応する孔部26の開口周縁部分にボルト35で仮固定する。その後、本体ユニット11のブラケット部31の長孔部32の開口周縁部分をユニット支持体12の支持板部25の対応する孔部26の開口周縁部分にボルト35で仮固定する。なお、この仮固定の状態で、本体ユニット11はユニット支持体12に対して前後位置調節可能である。
【0071】
次に、図9に示すように、位置合わせ治具aを使用して、収容箱部2の垂直面状の基準面(例えば側板部4の前面および突出板部7の前面を含む平面)bからのブラケット部31の位置を合わせる。つまり、ユニット支持体12に対して本体ユニット11をスライドさせることにより、収容箱部2の基準面bと本体ユニット11のブラケット部31の突出板部38の垂直板部39との距離を予め決められた一定距離cに設定する。
【0072】
このように本体ユニット11の収容箱部2に対する位置合わせをした後、本体ユニット11のブラケット部31の切欠部33の開口周縁部分をユニット支持体12の支持板部25の対応する孔部26の開口周縁部分にボルト35で本固定し、その後、本体ユニット11のブラケット部31の長孔部32の開口周縁部分をユニット支持体12の支持板部25の対応する孔部26の開口周縁部分にボルト35で本固定する。なお、本固定後に、本体ユニット11の左右方向中央側の梱包材を取り外す。
【0073】
次いで、車体の収容箱部2の側板部4にこの側板部4の前端部内面に沿って左右一対のガイドレール13を取り付ける。
【0074】
すなわち、ユニット支持体12に吊下げられた本体ユニット11の開閉部41の挿入部41aの下端部をガイドレール13のガイド溝部94内に挿入し、このガイドレール13の上端部を本体ユニット11のブラケット部31の切欠段部37内に配置してから、ガイドレール13を側板部4に治具(例えばシャコ万等の挟持治具等)で仮固定する。
【0075】
そして、この仮固定後、図10に示すように、位置合わせ治具aを使用して収容箱部2の基準面bに対してガイドレール13を位置合わせする。続いて、収容箱部2の側板部4の前端部におけるガイドレール13のレール部材91の取付用孔部(図示せず)と対応する位置に例えばタップ加工等を施してから、ガイドレール13のレール部材91を側板部4にねじ(図示せず)で本固定する。
【0076】
次いで、車体の収容箱部2の突出板部7の下端部にまぐさ14を取り付ける。
【0077】
すなわち、収容箱部2の突出板部7とガイドレール13との間にまぐさ14を嵌め込むようにして仮固定する。その後、収容箱部2の突出板部7の下端部におけるまぐさ14のまぐさ部材111の取付用孔部(図示せず)と対応する位置に例えばタップ加工等を施してから、まぐさ14のまぐさ部材111を突出板部7にねじ(図示せず)で本固定する。
【0078】
次いで、マイクロスイッチ83の配線を配線用孔部4a,27を介して収容箱部2外に導き出して照明手段に接続する。
【0079】
次に、本体ユニット11の開閉部41を巻取部42から巻き戻しつつ下限位置まで下降させ、ラッチバー58にて施錠されたかどうかを確認し、必要に応じてガイドレール13のラッチバー受け部材93の高さ位置を調節する。
【0080】
次いで、開閉部41の昇降によりマイクロスイッチ83のオン・オフを確認し、必要に応じてマイクロスイッチ83の前後位置を調節する。
【0081】
なお、開閉部41の塗装を行う場合、開閉部41の一部または全部を交換等する場合には、開閉部41を巻取部42から所望量巻き戻した状態で、仮止めねじ164をホイール122の露出した突出部132のねじ孔150に螺着し、その先端側をそのねじ孔150と対向した仮止用孔部128内に差し込む。すると、仮止めねじ164にてホイール122が固定軸121に対して仮止めされた状態となり、固定軸121に対するホイール122の回転が規制される。
【0082】
次に、開閉装置1を使用して開口部9を開閉する場合について説明する。
【0083】
車体の収容箱部2の開口部9を閉鎖する場合、本体ユニット11の開閉部41をコイルばね123の付勢力に抗して巻取部42から巻き戻しつつ開口部9に沿って下降させ、開閉部41の水切りスラット52をシール部材50を介して収容箱部2の底板部3の前端部上面に当接させる。
【0084】
この開閉部41の下降途中で、左右のラッチバー58の係合部59は、ガイドレール13のラッチバー受け部材93の係合受け部106の案内面107にて案内されることによりスプリングの付勢力に抗して解錠位置まで一旦移動するが、案内面107から離れると、スプリングの付勢力により施錠位置に復帰して係合受け部106の下方位置に入り込み、こうしてラッチバー58による施錠が開閉部41の下降によって自動的にかかる。
【0085】
そして、このような施錠状態では、例えば収容箱部2の外部から開閉部41を無理やり持ち上げようとしても、ラッチバー58の係合部59とラッチバー受け部材93の係合受け部106との係合によって、開閉部41の上昇が規制される。
【0086】
なお、開口部9が開閉部41にて全閉状態に閉鎖されると、マイクロスイッチ83は、開閉部41の基端側に取り付けられた押圧部材82にて作動片83aが押圧されてオフ状態となり、その結果、マイクロスイッチ83から全閉検知信号が出力され、点灯していた照明手段が消灯する。
【0087】
一方、車体の収容箱部2の開口部9を開口させる場合は、開閉部41の手掛け部材56に手を掛けて押しボタン55を押すことにより左右のラッチバー58の係合部59を解錠位置まで移動させてから、手掛け部材56を押し上げて開閉部41を開口部9に沿って持ち上げる。
【0088】
すると、図16(a)ないし(c)に示すように、開閉部41が巻取部42の左右両ホイール122のホイール本体部131にてホイールカバー166を介して略円筒状に巻き取られる。すなわち、開閉部41のバンド60が巻かれてから、開閉部41の複数のスラット51が基端のものから順に巻かれる。このとき、最初に巻かれるスラット(基端のスラット)51は、ホイールカバー166を介して段差部137に巻かれる。また、コイルばね123がホイール122を巻取方向に向けて付勢するため、開閉部41の重量負荷が軽減され、容易に開閉部41を持ち上げることができる。
【0089】
なお、開閉部41が上昇して、マイクロスイッチ83の作動片83aが押圧部材82から離れると、マイクロスイッチ83がオン状態となり、その結果、照明手段が点灯し、収容箱部2の収容空間8が明るくなる。
【0090】
そして、上記開閉装置1によれば、車体の収容箱部2にユニット支持体12を取り付け、この取り付けられたユニット支持体12に予め工場で1ユニット化された1ユニット状の本体ユニット11を取り付ければよいので、開閉装置本体が1ユニット化されていない場合に比べて、開閉装置1を車体の収容箱部2に対して容易に取り付けることができ、取付現場での取付作業の容易化を図ることができる。
【0091】
また、本体ユニット11を予め工場で1ユニット化したため、取付現場での取付誤差を最小限に抑えることができ、取付現場での調整も容易にできる。
【0092】
さらに、1ユニット状の本体ユニット11のユニット支持体12への取付は、収容箱部2の開口部9を介して下方からの作業のみで行うことができる。
【0093】
また、本体ユニット11のブラケット部31にはレール位置決め用の切欠段部37が形成されているため、本体ユニット11に対するガイドレール13の位置合わせを容易に行うことができる。
【0094】
また一方、上記開閉装置1の巻取部42のように、コイルばね123のホイール122側の端部を、ホイール122のホイール本体部131の中心側(固定軸121の外周面に臨んだボス部分134)から突出した略円筒状の突出部132の外周面側に取り付ける構成では、コイルばね123の取付のためにホイール122のホイール本体部131の側面を広くする必要がなく、このため、ホイール122のホイール本体部131の外径を小さくすることができ、開閉部41をコンパクトに巻き取ることができる。
【0095】
また、ホイール122がホイール本体部131の中心側から突出した対をなす突出部132を有するため、いずれか一方の突出部132のねじ孔150へのばね用ねじ163の装着にてコイルばね123をホイール122に対して容易に取り付けることができるとともに、いずれか他方の突出部132のねじ孔150への仮止めねじ164の装着にてホイール122を固定軸121に対して容易に仮止めすることができる。
【0096】
さらに、ホイール122のホイール本体部131の外周側に形成された段差部137に開閉部41の基端のスラット51が巻かれるため、巻径を略一定にでき、開閉部41をより一層コンパクトに巻き取ることができるとともに、急激なトルク変化が生じず、開閉部41をスムーズに巻き取ることができる。
【0097】
また、金属製の固定軸121と樹脂製のホイール122との間に生じる摩擦が小さいため、固定軸121とホイール122との間にベアリング等の別部品を配設する必要がなく、構成の簡素化を図ることができる。
【0098】
さらに、割ピン168にて移動規制された座金169とホイール122との間に樹脂ピース167を配設したため、ホイール122の突出部132が座金169に直接接触せず、ホイール122の耐久性が良好である。
【0099】
なお、開閉装置1は、車体に搭載する車載シャッタには限定されず、建物、航空機、船舶等の構造物に備え付けるものでもよく、また、ブラインド装置やスクリーン装置等でもよい。
【0100】
また、本体ユニット11は、ユニット支持体12に対して取付可能なものであって、少なくとも開閉部41、巻取部42および案内回転部43を有するものであればよく、検知部等は必ずしも必要ではない。
【0101】
また、開閉部41を案内する案内部は、所定方向に回転しながら開閉部41を案内する案内回転部43には限定されず、例えば滑り性の良好な固定式の案内部等でもよい。
【0102】
さらに、マイクロスイッチ83等の検知部81は、開口部9の全閉時にオン状態となりそれ以外の時にはオフ状態となるものでもよく、例えば開閉部41が下限位置まで下降して施錠された状態で検知部81からの電気的な信号により目視確認できる構成とすることもできる。そして、この構成とすることにより、車体の走行中の振動で開閉部41が上昇して開口部9から収容物等が落ちるようなことを防止できる。
【0103】
また、ユニット支持体12が支持板部25の内面から突出した突出状の引掛受け突部(引掛受け部)28を有しかつ本体ユニット11が突出状の引掛受け突部28に引っ掛けられるフック状の引掛部36を有するものには限定されず、例えばユニット支持体12が支持板部25に切欠形成されたフック状の引掛受け部を有しかつ本体ユニット11がフック状の引掛受け部に引っ掛けられる突出状の引掛部を有するもの等でもよい。
【0104】
また、巻取り装置である巻取部42のホイール122は、ホイール本体部131の中心側から左右のいずれか一側方のみに向って突出した突出部132を有するものでもよく、また、突出部132の形状は、略円筒状には限定されず、円弧板状、或いは平板状等でもよい。
【0105】
さらに、巻取部42は、2つのホイール122のうちの一方にのみコイルばね123を取り付けたものには限定されず、コイルばね123を2つ備え、両ホイール122の各々にコイルばね123を取り付けるようにしてもよい。
【0106】
また、巻取部42は、開閉部41をホイールカバー166を介してホイール122で巻き取る構成には限定されず、例えば開閉部41をホイール122に直接巻き取る構成としてもよい。
【0107】
さらに、ホイール122の数は、開口部9の幅寸法に応じて増減させてもよく、好ましくは複数(2個以上)のホイール122を設ける。
【0108】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、付勢体の取付のためにホイールの側面を広くする必要がないため、ホイールの外径を小さくすることができ、開閉体をコンパクトに巻き取ることができる。
【0109】
請求項2の発明によれば、付勢体の取付のためにホイールの側面を広くする必要がないため、ホイールの外径を小さくすることができ、開閉体をコンパクトに巻き取ることができ、また、ホイールがホイール本体部から突出した対をなす突出部を有するため、いずれか一方の突出部の貫通孔への装着具の装着にて付勢体を容易に取り付けることができるとともに、いずれか他方の突出部の貫通孔への装着具の装着にてホイールを容易に仮止めすることができる。
【0110】
請求項3の発明によれば、ホイールのホイール本体部の外周側に形成された段差部に開閉体の基端の開閉体構成部材が巻かれるため、開閉体をより一層コンパクトに巻き取ることができる。
【0111】
請求項4の発明によれば、固定軸とホイールとの間に生じる摩擦が小さいため、固定軸とホイールとの間にベアリング等の別部品を配設する必要がなく、構成の簡素化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の巻取り装置を備えた開閉装置の側面図である。
【図2】同上開閉装置の正面図である。
【図3】同上開閉装置の平面図である。
【図4】同上開閉装置のガイドレールを示す断面図である。
【図5】同上開閉装置のユニット支持体の梱包状態を示す図である。
【図6】同上開閉装置の本体ユニットの梱包状態を示す図である。
【図7】同上開閉装置のガイドレールおよびまぐさの梱包状態を示す図である。
【図8】同上開閉装置の本体ユニットおよびユニット支持体の斜視図である。
【図9】位置合わせ治具によるブラケット部の位置合わせ状態を示す図である。
【図10】同上位置合わせ治具によるガイドレールの位置合わせ状態を示す図である。
【図11】同上巻取り装置を示す平面図である。
【図12】同上巻取り装置のホイールの正面図である。
【図13】同上巻取り装置のホイールの平面図である。
【図14】同上巻取り装置のホイールの側面図である。
【図15】同上巻取り装置のホイールの斜視図である。
【図16】同上巻取り装置の動作説明図で、(a)は巻取開始時の図であり、(b)は巻取途中の図であり、(c)は巻取完了時の図である。
【符号の説明】
9 開口部
41 開閉体である開閉部
42 巻取り装置である巻取部
121 固定軸
122 ホイール
123 付勢体であるコイルばね
131 ホイール本体部
132 突出部
137 段差部
150 貫通孔であるねじ孔
163 装着具であるばね用ねじ
164 装着具である仮止めねじ

Claims (4)

  1. 開口部を開閉する開閉体を巻き取る巻取り装置であって、
    固定軸と、
    この固定軸の外周側に回転可能に嵌合されたホイールと、
    このホイールを前記開閉体が巻き取られる巻取方向に向けて付勢する付勢体とを備え、
    前記ホイールは、ホイール本体部と、このホイール本体部の中心側から側方に向って突出した突出部とを有し、
    前記付勢体は、その一端側が前記固定軸に取り付けられ、その他端側が前記突出部の外面側に取り付けられている
    ことを特徴とする巻取り装置。
  2. 開口部を開閉する開閉体を巻き取る巻取り装置であって、
    固定軸と、
    この固定軸の外周側に回転可能に嵌合されたホイールと、
    このホイールを前記開閉体が巻き取られる巻取方向に向けて付勢する付勢体とを備え、
    前記ホイールは、ホイール本体部と、このホイール本体部の中心側から両側方に向って突出し貫通孔が内外面に貫通して形成された対をなす突出部とを有し、
    前記付勢体は、その一端側が前記固定軸に取り付けられ、その他端側が前記いずれか一方の突出部の外面側にその貫通孔への装着具の装着にて取り付けられ、
    前記いずれか他方の突出部の貫通孔には、前記ホイールを前記固定軸に仮止めする際に装着具が装着される
    ことを特徴とする巻取り装置。
  3. ホイールのホイール本体部の外周側には、開閉体の基端の開閉体構成部材が巻かれる段差部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の巻取り装置。
  4. ホイールは、合成樹脂にて一体に形成されている
    ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載の巻取り装置。
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