JP3051640U - 幕体開閉装置の取付け構造 - Google Patents

幕体開閉装置の取付け構造

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JP3051640U
JP3051640U JP1998001265U JP126598U JP3051640U JP 3051640 U JP3051640 U JP 3051640U JP 1998001265 U JP1998001265 U JP 1998001265U JP 126598 U JP126598 U JP 126598U JP 3051640 U JP3051640 U JP 3051640U
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清 植田
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エスエム工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【課題】レールの架設作業が簡単且つ容易に行え、レー
ルの長さに応じて取付け具の位置、間隔、個数を変更す
ることができる幕体開閉装置の取付け構造を提供する。 【解決手段】適宜固定部に固定したブラケットにボック
ス型レールを構成するレール本体を合致し、ブラケット
の水平部に形成した係止爪を、レール本体の上面部に形
成した係止溝に係止する。一方、ブラケットの垂直部に
突設した仮止め爪を、レール本体の背面部に形成した係
止溝に仮止め固定して、レールの長さに応じて取付け具
の位置及び間隔をスライド調節する。ロックレバーを回
動操作して、レール本体に形成した係止溝に本止め爪を
係止して本止め固定及びその本止め固定を解除するの
で、ボックス型レールの架設作業が簡単且つ容易に行
え、作業性が向上する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、例えば、窓部、天井部、壁部、梁部等の取付け部に、スクリーン 、カーテン又はその他の類似する幕体を上下開閉する幕体開閉装置を取付けると きに用いられる幕体開閉装置の取付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、上述例のような幕体開閉装置の取付け方法としては、例えば、窓部を構 成する上部窓枠等の適宜固定部Aに対してブラケット32,32を所定間隔に隔 てて固定した後、そのブラケット32,32の対向面間に、所定サイズの幕体3 4が巻回された巻取りロール33の両軸端部を軸架する幕体開閉装置31の取付 け方法がある。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上述した取付け構造は、適宜固定部Aに固定したブラケット32,3 2により巻取りロール33の両軸端部を軸受するので、巻取りロール33の全長 と対応する間隔にブラケット32,32の取付け位置が規制されるため、ブラケ ット33の取付け位置及び取付け個数を変更することができない。
【0004】 また、ブラケット32から巻取りロール33の軸端部を抜取らなければならず 、装置全体の架設作業に手間及び時間が掛かる。
【0005】 巻取りロール33の全長が長くなると、そのロールの中央部に生じる撓みが大 きくなり、幕体34の巻取り状態が不規則となるため、軸架できるロールの長さ に限界がある。また、巻取り動作に支承が起きやすく、巻取り時及び巻戻し時の 安定性が悪いという問題点を有している。
【0006】 この考案は上記問題に鑑み、取付け具に取付けた係止部材を操作して、レール に形成した係止溝に本止め爪を係止し、取付け具とレールとを互いに圧接固定す るので、レールの架設作業が簡単且つ容易に行えると共に、レールの長さに応じ て取付け具の位置、間隔、個数を自由に変更することができる幕体開閉装置の取 付け構造の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の考案は、適宜固定部に固定した取付け具にレールを取付け、該 レールに吊設した幕体を開閉動作する幕体開閉装置であって、上記取付け具の端 部に、上記レールに形成した係止溝と対向して係止部材を取付け、上記係止部材 に、上記レールに形成した係止溝に対して係止され、上記取付け具とレールとが 圧接される方向に係止力を付与する本止め爪を形成し、上記係止部材を、上記係 止溝に対して本止め爪が係止される固定方向と、該本止め爪による係止が解除さ れる解除方向とに移動可能に設けた幕体開閉装置の取付け構造であることを特徴 とする。
【0008】 請求項2記載の考案は、上記請求項1記載の構成と併せて、上記本止め爪を、 上記係止部材が固定方向に移動されるほど、上記係止溝に対する係止力が大きく なるように形成した幕体開閉装置の取付け構造であることを特徴とする。
【0009】 請求項3記載の考案は、上記請求項1又は2記載の構成と併せて、上記取付け 具に、上記係止溝に対して係止される仮止め爪を形成すると共に、上記係止溝と 仮止め爪とを、上記レールの長さ方向に対して相対移動可能な状態に仮止め可能 に設けた幕体開閉装置の取付け構造であることを特徴とする。
【0010】 請求項4記載の考案は、上記請求項1,2又は3記載の構成と併せて、上記係 止溝を、上記レール全長に対して長さ方向に連続して形成した幕体開閉装置の取 付け構造であることを特徴とする。
【0011】 請求項5記載の考案は、上記請求項1記載の構成と併せて、上記取付け具とレ ールとの一端側対向面に上記係止溝と本止め爪とを形成し、他端側対向面に、互 いに係止される係止溝と係止爪とを形成した幕体開閉装置の取付け構造であるこ とを特徴とする。
【0012】
【作用】
請求項1記載の幕体開閉装置の取付け構造は、適宜固定部(例えば窓枠)に固 定した取付け具にレールを対接し、取付け具に取付けた係止部材を固定方向に移 動して、レールに形成した係止溝に、係止部材に形成した本止め爪を係止し、取 付け具とレールとを互いに圧接固定する。一方、係止部材を解除方向に移動して 、本止め爪による固定を解除し、取付け具とレールとを分離するので、レールの 架設作業が簡単且つ容易に行え、作業性が向上する。
【0013】 請求項2記載の幕体開閉装置の取付け構造は、上記請求項1記載の作用と併せ て、係止部材を固定側に移動(例えば回動)するほど、係止溝に対する本止め爪 の係止力(例えば圧接力、食い込み力)が大きくなり、取付け具とレールとが強 固に固定(本止め固定)されるので、取付け具及びレールがガタ付いたり、相互 の取付け位置が変位したりするのを確実に防止することができる。
【0014】 請求項3記載の幕体開閉装置の取付け構造は、上記請求項1又は2記載の作用 と併せて、取付け具とレールとを、相互に形成した係止溝と仮止め爪とを互いに 係止して相対移動可能な状態に仮止め固定するので、本止め固定するまえに、レ ール全体が均等且つ水平に支持される取付け状態に修正及び調節することができ る。
【0015】 請求項4記載の幕体開閉装置の取付け構造は、上記請求項1,2又は3記載の 作用と併せて、レール全長に対して係止溝を連続して形成しているので、取付け 具とレールとの取付け位置及び取付け間隔が規制されず、取付け具を、レール全 長の任意位置に対して仮止め固定又は本止め固定することができる。
【0016】 請求項5記載の幕体開閉装置の取付け構造は、上記請求項1記載の作用と併せ て、取付け具とレールとを、相互の一端側対向面(例えば直角をなす一方の面) に形成した係止溝と係止爪とを互いに形成し、他端側対向面(例えば直角をなす 他方の面)に形成した係止溝と本止め爪とを互いに係止して固定するので、相互 が上下及び前後にガタ付いたり、傾いたりするのを確実に防止することができ、 安定した状態に確実に取付けることができる。
【0017】
【考案の効果】
この考案によれば、取付け具とレールとを互いに対接した後、係止部材を固定 方向に移動して、レールに形成した係止溝に、係止部材に形成した本止め爪を係 止し、取付け具とレールとを固定する。一方、係止部材を解除方向に移動して、 本止め爪による固定を解除し、取付け具とレールとを分離するので、レールを架 設する作業が簡単且つ容易に行え、作業性が向上する。
【0018】 しかも、係止部材を固定側に移動するほど、係止溝に対する本止め爪の係止力 が大きくなり、取付け具とレールとが強固に固定されるので、取付け具及びレー ルがガタ付いたり、相互の取付け位置が変位したりするのを確実に防止すること ができ、所定の取付け状態に確実に固定することができ、レールの取付け状態が 安定し、その状態を半永久的に維持することができる。
【0019】 さらに、取付け具とレールとを、相互に形成した係止溝と仮止め爪とを係止し て仮止め固定するので、本止め固定するまえに、レール全長が均等且つ水平に支 持される取付け状態に修正及び調節することができ、その作業が簡単且つ容易に 行える。且つ、レールの長さに対応して最適な位置及び間隔にスライド調節する ことができるので、取付け精度及び安定性が向上する。
【0020】 さらにまた、レール全長に形成した係止溝に対して取付け具を係止固定するの で、相互の取付け位置及び取付け間隔が規制されず、レール全長の任意位置に対 して取付け具を仮止め固定又は本止め固定することができ、レールの長さに応じ て、取付け具の位置、間隔、個数を自由に変更することができる。
【0021】 さらにまた、取付け具とレールとを、他端側対向面に形成した係止溝と本止め 爪とを係止し、一端側対向面に形成した係止溝と係止爪とを互いに形成して固定 するので、相互が上下及び前後にガタ付いたり、傾いたりするのを確実に防止す ることができ、安定した状態に確実に取付けることができる。
【0022】
【実施例】
この考案の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。 図面は幕体を上下方向に開閉動作する幕体開閉装置の取付け構造を示し、図1 及び図2に於いて、この幕体開閉装置1の取付け構造は、適宜固定部Aに対して ブラケット2を所定間隔に隔てて固定した後、ブラケット2の直角をなす水平部 2a及び垂直部2bに、ボックス型レール9を構成するレール本体10の直角を なす上面部10a及び背面部10bを合致して、ブラケット2の水平部2aに形 成した係止爪3を、レール本体10の上面部10aに形成した係止溝10cに係 止し、ブラケット2の垂直部2bに突設した仮止め爪4を、レール本体10の背 面部10bに形成した係止溝10dに係止して仮止め固定する。
【0023】 この後、ブラケット2の垂直部2bに取付けたロックレバー5を回動操作して 、ロックレバー5に形成した本止め爪6を、レール本体10に形成した係止溝1 0dに係止して本止め固定することで、ボックス型レール9を架設する。
【0024】 上述したブラケット2は、図3、図4に示すように、例えば、金属製の板を直 角に折曲げて、ボックス型レール9を構成するレール本体10の直角をなす上面 部10a及び背面部10bに対して合致される形状(例えば上下逆L字形、V字 形又はその他の類似する形状)に形成している。水平部2aの前端部に形成した 係止爪3は、レール本体10の上面部10aに沿って、その上面部10aの前端 側に形成した係止溝10cに対して背面側から係止される。
【0025】 垂直部2bの上位側中央面に形成した孔部2cは、例えばネジ、クギ、ピン又 はその他の類似する固定部材8(実施例では木ネジ)が挿通可能な大きさに形成 している。例えば金属、木、石膏ボード、コンクリート等の適宜固定部Aに対し てブラケット2を固定するのに適した固定部材8を、垂直部2bに形成した孔部 2cを介して、適宜固定部Aに対してネジ込み固定又は打込み固定する。なお、 孔部2cを、水平部2aの中央面に形成するもよく、例えば天井部、梁部等の適 宜固定部に対してブラケット2を固定することができる。
【0026】 垂直部2bの下端側両縁部に形成した支持片2dは、係止溝10dに対して水 平方向に抜差し可能な大きさ及び形状に形成され、垂直部2bの横幅と対応する 間隔に隔てて、係止溝10dに対して係止される方向に向けて形成している。支 持片2d,2dを、係止溝10dに対して所定間隔に隔てて係止することで、ブ ラケット2を、ボックス型レール9に対して直交する取付け状態に角度及び姿勢 を保持し、係止溝10dに対して仮止め爪4が係止される状態にボックス型レー ル9を支持する。
【0027】 垂直部2bの中央面に突設した仮止め爪4は、例えば合成樹脂、金属等の材質 により係止溝10dに対して係止可能な大きさ及び形状に形成され、仮止め爪4 自体の弾性により、係止溝10dに対して係止される係止状態と、その係止が解 除される解除状態とに可撓可能に設けている。つまり、係止溝10dに対して仮 止め爪4を弾性に抗して係止することで、係止溝10dの上縁側に対して、係止 溝10d全長に対して長さ方向に移動可能な状態に仮止め固定される。
【0028】 垂直部2bの下端側中央面に取付けたロックレバー5は、図4にも示すように 、ブラケット2の垂直部2bと、レール本体10の背面部10bとの対向面間よ りも下方及び側方に突出可能な長さに形成され、垂直部2bの下端側中央面と、 ロックレバー5の上端側中央面とを枢支ピン7により回動可能に枢着して、係止 溝10dの内壁面に対して本止め爪6が係止される固定姿勢(図中仮想線で示す )と、その係止が解除される解除姿勢(図中実線で示す)とに回動操作可能に枢 着している。
【0029】 ロックレバー5の上端側には、係止溝10dと対向して本止め爪6を一体的に 形成又は固定している。本止め爪6の係止面は、ロックレバー5を固定側に向け て回動操作するほど、係止溝10dの上縁側内壁面に対する圧接力が大きくなる 形状(例えば斜面形状、曲面形状又はその他の類似する形状)に形成している。 その圧接時に生じる反力により、ブラケット2の垂直部2bと、ボックス型レー ル9を構成するレール本体10の背面部10bとを強固に圧接固定(本止め固定 )する。
【0030】 前述したボックス型レール9は、例えばアルミニウム合金、その他の軽金属等 で形成(射出成形)した長尺のレール本体10及びカバー11と、例えば合成樹 脂、金属、その他の材質等で形成したキャップ12と、所定サイズの幕体14が 巻回された巻取りロール13とから構成される。
【0031】 レール本体10は、直角をなす上面部10aと背面部10bとを、ブラケット 2の水平部2a及び垂直部2bに対して合致される形状に形成し、上面部10a の前端側には係止溝10cを長さ方向に連続して形成し、背面部4bの下端側に は係止溝10dを長さ方向に連続して形成している。
【0032】 レール本体10の前面側に取付けたカバー11は、レール本体10の前面側開 口部に対して合致される大きさ及び形状に形成している。カバー11の上端側縁 部に形成した係止縁部11aは、レール本体10の開口側上縁部に形成した係止 溝部10eに係止され、その係止部分を支点として、カバー11を上下方向に開 閉可能であって、係止溝部10eから係止縁部11aを抜き取ることで、カバー 11を分離することができる。
【0033】 一方、係止溝部10eと係止縁部11aとを係止した状態で、カバー11の下 端側縁部に形成した係止縁部11bは、レール本体10の内壁面に固定した受け 板15の下端側前後縁部と、その受け板15の下端部に固定した固定板16の上 面側前後端部との間に係合され、且つ、カバー11の下端側端面を、キャップ1 2の下端側縁部に形成した突起12aに係合して、レール本体3の前面側開口部 が閉塞される状態にカバー11を嵌合固定する。例えば、巻取りロール10、制 御部品等の交換作業時又は点検作業時にカバー11を分離する。
【0034】 固定板16は、一体的に嵌合してなるレール本体10とカバー11との下端側 対向縁部に係止され、その固定板16に形成した孔部(図示省略)と、受け板1 5の下端部に形成した挿通部15aを介して、その上位側の係止孔15bに係止 された係止部材17にネジ部材18を螺合して固定する。
【0035】 レール本体10の両側端部に取付けたキャップ12は、レール本体10の端部 に対して合致される大きさ及び形状に形成している。キャップ12を、レール本 体10の端部に対して嵌合した後、キャップ12に形成した孔部(図示省略)を 介して、レール本体10の端部にネジ部材19を螺合して開放不可に固定する。
【0036】 キャップ12と受け板15との間には、例えば、無線式のリモートコントロー ルスイッチから発信される信号(例えば赤外線、電波等)を受信するためのセン サ(例えば、赤外線センサ又はその他の素子)が送受信可能な状態に内蔵され、 そのセンサによる検知に基づいて、巻取りロール10に内蔵した減速機付きモー タ(図示省略)の駆動及び停止、回転速度を制御する。或いは、有線式のリモー トコントロールスイッチによりモータを制御してもよい。
【0037】 なお、上述した巻取りロール10を、ロール端部に直結又はレール端部に固定 したモータにより正逆回転してもよく、また、モータの回転量をセンサで検知し 、幕体14の開閉動作をリミットスイッチで検知して、幕体14を任意の開閉位 置に停止してもよい。
【0038】 ボックス型レール9に収納した巻取りロール13は、レール本体10の内壁面 に固定した受け板15,15間に軸架され、レール本体10の角隅部内壁面に形 成したガイド溝10fに、受け板15の上端側角隅部に形成した支持片15cを 押し当て、その支持片15cに形成した孔部(図示省略)を介して、ガイド溝1 0fに挿入した係止部材20にネジ部材21を螺合して、ロール本体13aの全 長と対応する左右間隔に隔てて受け板15,15を固定した後、その受け板15 に形成した軸受孔15dに、ロール本体13aの軸端部を回転不可に係合して軸 架する。なお、受け板15は、巻取りロール13の全長に対応して任意の位置及 び間隔にスライド調節することができる。
【0039】 受け板15の下端側前後縁部に形成した係止爪15eは、レール本体10及び カバー12の対向縁部に係止され、その受け板15と固定板16とでレール本体 10及びカバー12を嵌合した状態に挾持固定する。
【0040】 巻取りロール13は、ロール本体13aに内蔵した減速機付きモータ(図示省 略)により幕体14が巻取られる方向と、巻戻される方向とに正逆回転され、そ のロール本体13aに巻回された幕体14を上下方向に開閉動作する。
【0041】 ロール本体13aに巻回した幕体14は、例えば、窓部全体又は任意部分が覆 われる大きさ及び長さ、或いは、遮光、隠蔽、間仕切り又はその他の用途等に必 要とされる大きさ及び長さに形成している。また、ロール本体13aの全長が複 数に分割される展開幅に形成した幕体14を巻回するもよく、その幕体14が巻 回された短尺のロールを複数本軸架してもよい。
【0042】 幕体14の下端側縁部には、幕体14の下端部を垂下した状態に保持するのに 必要な重さを有するウエイトバー22を固定している。ウエイトバー22は、レ ール本体10とカバー11との対向縁部間に対して出没可能な長さ及び径に形成 され、幕体14の巻取り完了時に於いて、レール本体10とカバー11との対向 縁部間に収納される。なお、ウエイトバー22の代わりとなるような重り部材を 用いて垂下状態を保持してもよい。
【0043】 図示実施例は上記の如く構成するものにして、以下、適宜固定部Aに対して幕 体開閉装置1を架設するときの取付け方法を説明する。 先ず、図5に示すように、適宜固定部Aに対して適宜数のブラケット2を所定 間隔(予め測定した位置及び間隔)に隔てて固定した後、ブラケット2の直角を なす水平部2a及び垂直部2bに、ボックス型レール9を構成するレール本体1 0の直角をなす上面部10a及び背面部10bを合致する。
【0044】 続いて、図6に示すように、ブラケット2の水平部2aに形成した係止爪3を 、レール本体10の上面部10aに形成した係止溝10cに係止し、ブラケット 2の垂直部2bに突設した仮止め爪4を、レール本体10の背面部10bに形成 した係止溝10dに係止して仮止め固定する。
【0045】 同時に、係止溝10dに支持片2d,2dを差込み、ブラケット2を、ボック ス型レール9に対して直交する取付け状態に角度及び姿勢を保持し、係止溝10 dに対して仮止め爪4が係止された状態に支持する。且つ、ロックレバー5に形 成した本止め爪6を、レール本体10に形成した係止溝10dに対して係止可能 な状態に差込む。
【0046】 次に、仮止め作業が完了した後、図3、図4に示すように、ボックス型レール 9全体を長さ方向にスライド移動させ、係止溝10dに対する仮止め爪4の仮止 め位置を変更することで、適宜固定部Aに固定したブラケット2…によりボック ス型レール9全長が略均等且つ略水平に支持され、ブラケット2とボックス型レ ール9とを最適な位置及び間隔にスライド調節することができる。
【0047】 また、複数のブラケット2を、ボックス型レール9全長に対して所定間隔に隔 てて仮止め固定した後、適宜固定部Aに対してボックス型レール9を仮想架設し 、ブラケット2の取付け位置及び取付け間隔を予め位置決めしてから、上述のよ うにしてボックス型レール9を仮止め固定してもよい。
【0048】 次に、ブラケット2に取付けたロックレバー5を固定方向(図4仮想線で示す )に回動操作して、ロックレバー5に形成した本止め爪6の係止面を、レール本 体10に形成した係止溝10dの上縁側内壁面に圧接することで、ロックレバー 5を固定側に回動操作するほど、本止め爪6の係止面が係止溝10dの上縁側内 壁面に対して強く圧接され、その圧接力が徐々に大きくなるため、圧接時に生じ る反力により、ブラケット2の垂直部2bと、ボックス型レール9を構成するレ ール本体10の背面部10bとを強固に本止め固定することができ、ブラケット 2及びレール本体10がガタ付いたり、相互の取付け位置が変位したりするのを 確実に防止することができる。
【0049】 ボックス型レール9を取外す場合、ロックレバー5を解除方向(図4実線で示 す)に回動操作して、係止溝10dに対する本止め爪6の係止を解除し、ブラケ ット2とレール本体10との圧接固定を解除するので、係止溝10dに対して仮 止め爪4のみが係止され、その仮止め爪4を弾性に抗して可撓し、係止溝10d から仮止め爪4及び本止め爪6を抜取ることで、ボックス型レール9を簡単に取 外すことができる。
【0050】 以上のように、レール本体10に形成した係止溝10dに、ロックレバー5に 形成した本止め爪6を差込み、ロックレバー5を固定方向に回動操作して、係止 溝10dに対して本止め爪6を圧接し、その圧接時に生じる反力により、ブラケ ット2とレール本体10とを互いに固定する。一方、ロックレバー5を解除方向 に回動操作して、ブラケット2とレール本体10との固定を解除するので、ロッ クレバー5を回動操作するだけで、ブラケット2とレール本体10とを本止め固 定及びその本止め固定を解除することができ、適宜固定部Aに固定したブラケッ ト2に対してボックス型レール9を架設する作業が簡単且つ容易に行え、作業性 が向上する。
【0051】 しかも、ロックレバー5を固定側に回動操作するほど、本止め爪6の係止面が 係止溝10dの内壁面に対して強く圧接され、その圧接力が徐々に大きくなるた め、圧接時に生じる反力により、ブラケット2とレール本体10とを強固に本止 め固定することができ、ブラケット2及びレール本体10がガタ付いたり、相互 の取付け位置が変位したりするのを確実に防止することができ、所定の取付け状 態に確実に固定することができ、ボックス型レール9の取付け状態が安定し、そ の状態を半永久的に維持することができる。
【0052】 さらに、ブラケット2に取付けた仮止め爪4を、レール本体10に形成した係 止溝10dに係止して仮止め固定するので、本止め固定するまえに、ボックス型 レール9全長が均等且つ水平に支持される取付け状態に修正及び調節することが でき、その作業が簡単且つ容易に行える。且つ、ボックス型レール9の長さに対 応して最適な位置及び間隔にスライド調節することができるので、取付け精度及 び安定性が向上する。
【0053】 さらにまた、ブラケット2の仮止め爪4及び又は本止め爪6を、レール本体1 0全長に形成した係止溝10dに係止するので、ブラケット2の取付け位置及び 取付け間隔が規制されず、レール本体10全長の任意位置に対してブラケット2 を仮止め固定又は本止め固定することができ、ボックス型レール9の長さに応じ て、ブラケット2の位置、間隔、個数を自由に変更及び調節することができる。
【0054】 加えて、ブラケット2の係止爪3と、レール本体10の係止溝10cとを係止 し、仮止め爪4及び本止め爪6と、レール本体10の係止溝10dとを係止して 固定するので、相互が上下及び前後にガタ付いたり、傾いたりするのを確実に防 止することができ、安定した状態に確実に取付けることができる。
【0055】 この考案の構成と、上述の実施例との対応において、 この考案の取付け具は、実施例のブラケット2に対応し、 以下同様に、 係止部材は、ロックレバー5に対応するも、 この考案は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
【0056】 上述した実施例では、ボックス型レール9に収納した巻取りロール13を内蔵 型モータにより正逆回転して、幕体14を上下開閉する電動式の幕体開閉装置1 の取付け構造を説明したが、 本考案の取付け構造は、例えば、巻取りロール13内部に装填された付勢部材 (例えばコイルスプリング、渦巻きバネ、ゴム又はその他の弾性を備えた部材等 )の弾性に抗して、巻取りロール13に巻回された幕体14を手で引下げ操作し て上下開閉する手動式の幕体開閉装置1を取付けるときにも適用することができ 、実施例のような電動式の幕体開閉装置1のみに限定されるものではない。
【0057】 また、実施例では、ロックレバー5を回動操作して、ブラケット2に対してボ ックス型レール9を固定するが、例えば、スライド可能に取付けた係止部材を操 作して、ブラケット2とボックス型レール9とを一体的に固定してもよい。
【0058】 さらにまた、本考案の取付け構造は、断面ロ字形を有するボックス型レール9 のみに限定されるものではなく、例えば、コ字形、C字形又はその他の類似する 断面形状のレールを取付けるための構造としても用いることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 幕体開閉装置による幕体の開閉動作を示す斜
視図。
【図2】 幕体開閉装置の内部構造を示す側面図。
【図3】 ボックス型レールの本止め状態を示す側面
図。
【図4】 ブラケットを構成する各爪の取付け状態を示
す正面図。
【図5】 ボックス型レールの取付け状態及び取外し状
態を示す側面図。
【図6】 ボックス型レールの仮止め状態を示す側面
図。
【図7】 従来例の幕体開閉装置の取付け状態を示す正
面図。
【符号の説明】
A…適宜固定部 1…幕体開閉装置 2…ブラケット 3…係止爪 4…仮止め爪 5…ロックレバー 6…本止め爪 9…ボックス型レール 10…レール本体 10c,10d…係止溝 11…カバー 12…キャップ 13…巻取りロール 14…幕体

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】適宜固定部に固定した取付け具にレールを
    取付け、該レールに吊設した幕体を開閉動作する幕体開
    閉装置であって、上記取付け具の端部に、上記レールに
    形成した係止溝と対向して係止部材を取付け、上記係止
    部材に、上記レールに形成した係止溝に対して係止さ
    れ、上記取付け具とレールとが圧接される方向に係止力
    を付与する本止め爪を形成し、上記係止部材を、上記係
    止溝に対して本止め爪が係止される固定方向と、該本止
    め爪による係止が解除される解除方向とに移動可能に設
    けた幕体開閉装置の取付け構造。
  2. 【請求項2】上記本止め爪を、上記係止部材が固定方向
    に移動されるほど、上記係止溝に対する係止力が大きく
    なるように形成した請求項1記載の幕体開閉装置の取付
    け構造。
  3. 【請求項3】上記取付け具に、上記係止溝に対して係止
    される仮止め爪を形成すると共に、上記係止溝と仮止め
    爪とを、上記レールの長さ方向に対して相対移動可能な
    状態に仮止め可能に設けた請求項1又は2記載の幕体開
    閉装置の取付け構造。
  4. 【請求項4】上記係止溝を、上記レール全長に対して長
    さ方向に連続して形成した請求項1,2又は3記載の幕
    体開閉装置の取付け構造。
  5. 【請求項5】上記取付け具とレールとの一端側対向面に
    上記係止溝と本止め爪とを形成し、他端側対向面に、互
    いに係止される係止溝と係止爪とを形成した請求項1記
    載の幕体開閉装置の取付け構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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