JPH0314558Y2 - - Google Patents

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JPH0314558Y2
JPH0314558Y2 JP13457683U JP13457683U JPH0314558Y2 JP H0314558 Y2 JPH0314558 Y2 JP H0314558Y2 JP 13457683 U JP13457683 U JP 13457683U JP 13457683 U JP13457683 U JP 13457683U JP H0314558 Y2 JPH0314558 Y2 JP H0314558Y2
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cable
drum
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clutch
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【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、窓ガラス収納部内に配索したケーブ
ルに窓ガラスを係止して昇降させる自動車用ケー
ブル式ウインドウレギユレータ装置であつて、特
にケーブルの張力調整機構を備えたものに関す
る。
「従来技術」 近来、ドア等の窓ガラス収納部内にケーブルを
配索し、このケーブルに窓ガラスを係止して昇降
させるケーブル式ウインドウレギユレータ装置が
自動車のドア等に採用されることが多くなつてき
ている。
ケーブル式ウインドウレギユレータ装置は比較
的構造が簡単であり、スペースもとらないので近
年の軽量化ひいては省資源の要求に適したもので
ある。
このようなケーブル式ウインドウレギユレータ
装置で問題になるのは、ケーブルとして用いるワ
イヤ等が使用中に伸び、窓ガラスががたついたり
昇降操作がしにくくなつたりすることである。
これを解決するため、種々の張力調整機構が工
夫されており、例えばテンシヨンプーリを用いた
り、ケーブルを巻回するプーリのアウターケース
を移動調整可能にしたりすることなどがあげられ
る。
しかしながら、このような従来の張力調整機構
では、テンシヨンプーリによるものでは、プーリ
に荷重が加わつた際にプーリが移動してレギユレ
ータ装置の操作ハンドルが空振り状態になつて操
作感に悪影響を与え、また、アウターケースを移
動調整するものでは、ケーブルの伸びを見計らつ
てその都度調整しなければならず、アウターケー
スは通常窓ガラス収納部の内側に取り付けられて
いるので、調整の度にトリム等を外さなければな
らず、極めて煩雑であるという問題点があつた。
さらに、ケーブル式ウインドウレギユレータ装
置に応用できる張力調整機構としては、例えば特
開昭58−612号公報に開示されたものがある。
その構成の概要は第1図および第2図に示すと
おりであつて、ケーシング10に枢支された軸1
1と、該軸11に共回りするように嵌着されかつ
一側面の全周にわたつて第1ラチエツト歯12a
が刻設された第1プーリ12と、該第1プーリ1
2に密接し前記軸11に回転可能かつ軸方向にわ
ずかに移動可能に支承され更に一側面に前記第1
ラチエツト歯12aに噛合する第2ラチエツト歯
13aが刻設され、他側面には有底箱形の空所が
設けられた第2プーリ13と、一端が第2プーリ
13に、他端がケーシング10に夫々係止されて
第2プーリ13を第1図においてa方向に付勢す
る渦巻ばね14と、ケーシング10と第2プーリ
13との間に介在されて第2プーリ13を前記第
1プーリ12に押圧するための弾性部材15とか
ら成り、前記第1第2両プーリによつて巻取りあ
るいは巻戻されるワイヤの永久伸びを自動的に吸
収しうる如く構成されたワイヤの伸びを自動的に
吸収する機構である。
そして、軸11により第1プーリ12を前記a
方向と同一方向をなす第1図においてb方向に回
転させたときは第1ラチエツト歯12aと第2ラ
チエツト歯13aとが噛合して第1プーリ12と
第2プーリ13とは一体的に回転し、第1プーリ
12からはワイヤ16が繰り出されるとともに第
2プーリ13にはワイヤ16が巻取られ、逆に第
1プーリ12をc方向に回転させたときは、第1
プーリ12にワイヤ16を巻取るが、ワイヤ16
を引つ張る結果ワイヤ16が引かれて第2プーリ
13から繰り出される際、ワイヤ16にたるみが
あると第2プーリ13がすぐには引かれないの
で、渦巻ばね14により第2プーリ13は実際に
引かれるまでその回転位置にとどまり第1ラチエ
ツト歯12aと第2ラチエツト歯13aとは弾性
部材15の押圧力に抗して相互に空回りし、その
間にワイヤ16が第1プーリ12に巻取られた分
だけたるみを吸収してケーブルの張力調整がなさ
れるようにしたものである。
しかしながら、このような張力調整機構によつ
ても、弾性部材15により第1プーリ12あるい
は第2プーリ13がケーシング10に圧接したり
摺動抵抗を与えられたりするので、操作力が重く
なり、第1ラチエツト歯12aと第2ラチエツト
歯13aとを介して第1プーリ12と第2プーリ
13とが重ね合わされ、かつ第2プーリ13が軸
方向に移動するので全体として厚ぼつたくなり大
型化するという問題点があつた。
「考案の目的」 本考案は、このような従来の問題点に着目して
なされたもので、操作力が軽くしかも小型化でき
る張力調整機構を備えた自動車用ケーブル式ウイ
ンドウレギユレータ装置を提供することを目的と
している。
「考案の構成」 かかる目的を達成するため、本考案において
は、窓ガラス収納部内に配索したケーブルに窓ガ
ラスを係止して昇降させるウインドウレギユレー
タ装置において、 駆動部ベースに枢支された回転駆動軸に、主ド
ラムと従動ドラムとを支持させてケーブルの駆動
部を構成し、 前記主ドラムは、ケーブルの一端を巻き付けて
固定するボビン部を有するとともに前記回転駆動
軸に回転伝達可能に連結され、 前記従動ドラムは、ケーブルの他端を巻き付け
て固定するボビン部を有し、たるみ吸収用ばねに
よりケーブル巻き付け方向に付勢されて該回転駆
動軸に遊転可能に枢支され、 前記両ドラムの一方に前記回転駆動軸と同軸の
クラツチ軸部を一体的に形成して、該クラツチ軸
部にクラツチ用コイルばねのコイル部を巻装し、
該コイルばねの一端は他方のドラムに係止され、
該コイル部は、一方のドラムが他方のドラムに対
し相対的にケーブル巻き付け方向に回転するとき
は前記クラツチ軸部に対して回転可能なゆるみ方
向で、反対方向は巻き締めて回転不能なよう配設
して成る張力調整機構を備えたことを特徴とする
自動車用ケーブル式ウインドウレギユレータ装置
とし、主ドラムと従動ドラムが相対的に回動した
ときケーブルのたるみを吸収して張力調整するよ
うにしたものである。
「実施例」 以下、図面に基づき本考案の一実施例を説明す
る。
第3図〜第6図は本考案の一実施例を示してお
り、第3図に示すように、レギユレータ装置20
は、例えばドアの、窓ガラス収納部(図示省略)
の内部に取り付けられるもので、窓ガラスの昇降
方向に配設され内部にケーブル30を挿通して案
内するガイドレール21を有しており、このガイ
ドレール21の上端から駆動部40のベース41
に連結アーム22が架設されている。
ガイドレール21の上端部には第1案内プーリ
23が遊転可能に枢支され、ガイドレール21の
下端部には第2案内プーリ24が同じく遊転可能
に枢支されており、鋼線ワイヤであるケーブル3
0は第1案内プーリ23と第2案内プーリ24と
の間に巻き掛けられてガイドレール21の上下に
渡され、上部においてケーブル30は上部ケーブ
ル31が第1案内プーリ23から連結アーム22
沿いに駆動部40に延ばされ、下部においてケー
ブル30は下部ケーブル32が第2案内プーリ2
4から駆動部40に延ばされている。
また、ガイドレール21沿いのケーブル30に
は窓ガラスに連結されるキヤリヤプレート25が
団結されている。
第4図〜第5図に示すように、ベース41のベ
ースプレート42とケース43との間に懸け渡し
て枢支された回転駆動軸50に、主ドラム60と
従動ドラム70とが支持されて駆動部40が構成
されている。
回転駆動軸50は支持軸部51とハンドル44
が取り付けられるセレーシヨンが刻設された頭部
52とを有し、逆転防止機構を介して主ドラム6
0を支持している。
周知のように逆転防止機構は、ベース41と一
体的な摺動ドラム53と、摺動ドラム53に拡巾
して圧接されたコイルばね54と、回転駆動軸5
0に団結されコイルばね54の端末係合部54
a,54aに係合するリテーナ55と、コイルば
ね54の端末係合部54a,54a間に挿通し主
ドラム60に固結された係止片56により構成さ
れている。
主ドラム60は前記逆転防止機構を介して回転
駆動軸50に回転伝達可能に連結され、外周に下
部ケーブル32の一端を巻き付けて固定するボビ
ン部61を有している。
そして、主ドラム60に加え従動ドラム70を
設けることにより張力調整機構が構成されてい
る。
従動ドラム70は主ドラム60とベース41の
ケース43の底との間に主ドラム60の端面62
に重ねるようにして位置し、外周にケーブル30
の他端である上部ケーブル31の一端を巻き付け
て固定するボビン部71を有し、主ドラム60の
内側に挿通し回転駆動軸50の支持軸部51に遊
転可能に嵌合するクラツチ軸部72が中心部に形
成されている。
クラツチ軸部72にはクラツチ用コイルばね7
3のコイル部74が圧接巻装され、クラツチ用コ
イルばね73の一端75は主ドラム60に係止さ
れ、他端は遊端76をなしており、コイル部74
の巻き付き方向は、主ドラム60が従動ドラム7
0に対し相対的にケーブル30巻き付き方向に回
転するときはコイル部74がクラツチ軸部72に
対して回転可能なゆるみ方向で、反対方向は巻き
締めて回転不可能な方向である。
従動ドラム70の底には陥入部77が形成さ
れ、陥入部77には、一端がケース43に係止さ
れ他端が従動ドラム70に係止されて従動ドラム
70をケーブル30巻き付け方向(第5図におい
てA方向)に付勢するたるみ吸収用渦巻ばね78
が収納されている。
上記構成を有するレギユレータ装置20では、
第3図および第5図において、ハンドル44を反
時計方向に回動させると前記逆転防止機構には制
動力が発生しないから、主ドラム60は反時計方
向に回動する。主ドラム60が回転することによ
りクラツチ用コイルばね73の一端75が引かれ
てコイル部74も反時計方向に回動する。
このコイル部74の回動方向は従動ドラム70
のクラツチ軸部72を締め付ける方向なのでクラ
ツチ軸部72がコイル部74と一体的に回動し、
これにより従動ドラム70も一体的に回動する結
果、従動ドラム70のボビン部71に上部ケーブ
ル31が巻き付けられてケーブル30が移動し、
キヤリヤプレート25が上昇することにより窓ガ
ラスが上昇される。なお、このときたるみ吸収用
渦巻ばね78が従動ドラム70を付勢しているの
で窓ガラスの重量に対するバランサの作用をさせ
ることができる。
ハンドル44を時計方向に回動させると、前記
逆転防止機構にはやはり制動力は発生せず、主ド
ラム60は時計方向に回動し、ボビン部61に下
部ケーブル32が巻き付けられてケーブル30が
移動しキヤリヤプレート25が下降することによ
り窓ガラスが下降される。また主ドラム60が回
転することによりクラツチ用コイルばね73の一
端75が引かれてコイル部74も時計方向に回動
する。
このコイル部74の回動方向は従動ドラム70
のクラツチ軸部72からコイル部74をゆるめる
方向なので、クラツチ軸部72に回動力が伝達さ
れない。しかし、下部ケーブル32が主ドラム6
0のボビン部61に巻き付けられて引かれるので
上部ケーブル31は従動ドラム70のボビン部7
1から繰り出される方向に引かれ、従動ドラム7
0も時計方向に回転する。
ケーブル30はキヤリヤプレート25より下方
にある区間および下部ケーブル32は張力が増
し、キヤリヤプレート25より上方にある区間お
よび上部ケーブル31はたるみが発生しやすい状
態にあり、従動ドラム70が回転するときはたる
み吸収用渦巻ばね78の付勢力に抗して回転する
ことになるので、もし、たるみが発生するとたる
み吸収用渦巻ばね78の付勢力により従動ドラム
70は停止するか反時計方向に回動し、たるみを
吸収する。
窓ガラスから力を加えてキヤリヤプレート25
を昇降させようとすると、係止片56がコイルば
ね54の両端末係合部54aのいずれかに係合し
コイルばね54を拡巾させるので摺動ドラム53
に圧接して大きな摺動抵抗が生じ、制動力が発生
して昇降することができないのは前記逆転防止機
構の周知の作用である。
なお、前記レギユレータ装置20においてはク
ラツチ軸部を従動ドラムに設けたが主ドラムに設
ける構造にしてもよい。また、窓ガラス下降時に
ケーブルのたるみを吸収するようにしたが、窓ガ
ラス上昇時にケーブルのたるみを吸収するように
できることは自明である。
「考案の効果」 本考案に係る自動車用ケーブル式ウインドウレ
ギユレータ装置によれば、ウインドウ昇降操作を
するとき自ずからケーブルのたるみが吸収されて
張力調整がなされ、調整作業が不必要で全く煩雑
さがなく、操作性を害することもない。主ドラム
と従動ドラムとを噛合させることなく、かつ、重
ね合わせて圧接しないようにしたから、作動が軽
くなり形態も小型化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は従来例を示し、第1図は
張力調整機構の分解斜視図、第2図は同じく縦断
面図、第3図〜第6図は本考案の一実施例を示
し、第3図はレギユレータ装置の正面図、第4図
は第3図−断面図、第5図は第4図−断
面図、第6図は同じく−断面図であつてケー
スと従動ドラムとの外縁部を外して示したもので
ある。 20……レギユレータ装置、30……ケーブ
ル、40……駆動部、41……ベース、50……
回転駆動軸、60……主ドラム、61……ボビン
部、70……従動ドラム、71……ボビン部、7
2……クラツチ軸部、73……クラツチ用コイル
ばね、78……たるみ吸収用渦巻ばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 窓ガラス収納部内に配索したケーブルに窓ガラ
    スを係止して昇降させるウインドウレギユレータ
    装置において、 駆動部ベースに枢支された回転駆動軸に、主ド
    ラムと従動ドラムとを支持させてケーブルの駆動
    部を構成し、 前記主ドラムは、ケーブルの一端を巻き付けて
    固定するボビン部を有するとともに前記回転駆動
    軸に回転伝達可能に連結され、 前記従動ドラムは、ケーブルの他端を巻き付け
    て固定するボビン部を有し、たるみ吸収用ばねに
    よりケーブル巻き付き方向に付勢されて該回転駆
    動軸に遊転可能に枢支され、 前記両ドラムの一方に前記回転駆動軸と同軸の
    クラツチ軸部を一体的に形成して、該クラツチ軸
    部にクラツチ用コイルばねのコイル部を巻装し、
    該コイルばねの一端は他方のドラムに係止され、
    該コイル部は、一方のドラムが他方のドラムに対
    し相対的にケーブル巻き付け方向に回転するとき
    は前記クラツチ軸部に対して回転可能なゆるみ方
    向で、反対方向は巻き締めて回転不可能なよう配
    設して成る張力調整機構を備えたことを特徴とす
    る自動車用ケーブル式ウインドウレギユレータ装
    置。
JP13457683U 1983-08-31 1983-08-31 自動車用ケ−ブル式ウインドウレギュレ−タ装置 Granted JPS6041468U (ja)

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JP13457683U JPS6041468U (ja) 1983-08-31 1983-08-31 自動車用ケ−ブル式ウインドウレギュレ−タ装置

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Publication Number Publication Date
JPS6041468U JPS6041468U (ja) 1985-03-23
JPH0314558Y2 true JPH0314558Y2 (ja) 1991-03-29

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JPS6041468U (ja) 1985-03-23

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