JPH0711219B2 - 自動車用ウインドレギュレ−タ - Google Patents

自動車用ウインドレギュレ−タ

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JPH0711219B2
JPH0711219B2 JP15137392A JP15137392A JPH0711219B2 JP H0711219 B2 JPH0711219 B2 JP H0711219B2 JP 15137392 A JP15137392 A JP 15137392A JP 15137392 A JP15137392 A JP 15137392A JP H0711219 B2 JPH0711219 B2 JP H0711219B2
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JP
Japan
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cable
pulley
wound around
shaft
automobile
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JP15137392A
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Inventor
坂口  健二
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Johnan Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Johnan Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車のウインドレギ
ュレータ、特にケーブル駆動式ウインドレギュレータに
関するものである。
【0002】
【従来技術】自動車の窓ガラスを開閉調節するウインド
レギュレータとしては、従来一般に、アーム駆動方式が
用いられてきたが、近年における自動車重量の軽量化の
要請からケーブル駆動式ウインドレギュレータが用いら
れるつつある。図4は、このようなケーブル駆動式ウイ
ンドレギュレータの一例であって、自動車の扉のインナ
ーパネル50に、ガイドレール51を取付脚部54によ
って固設し、ガイドレール51の縁辺51a,51bをウ
インドガラス55の支持体52に突設した挟持片52
a,52bによって摺動自在に挟持することにより、支持
体52をガイドレール51に摺動自在に係合せしめ、ガ
イドレール51の凹溝中を通って、該ガイドレールの上
下端付近に設けたケーブル変向プーリ56,57とモー
タ58によって駆動されるケーブル駆動ドラムとの間に
ケーブル53をループをなすように張設して、ケーブル
の一部分に突起部(図示せず)を固設し、この固設部を前
記ウインドガラス支持体52からガイドレール51の溝
中に突出するように設けた係止部51cに係止して成る
ウインドレギュレータなどが知られている。
【0003】
【問題点】しかし、自動車の窓ガラスは、その昇降時に
自動車の前後方向、左右方向、回転方向など、の不規則
で複雑な力にたえずさらされているので、ウインドガラ
スが絶えず不規則に変位し、このためガイドレール51
とウインドガラス支持体52との摺動部やウインドガラ
スの縁とドアの案内サッシとの摺動部における摩擦が増
大して、作動がしぶくなり、駆動モータに過負荷がかか
るなどの欠点があった。このような傾向は、窓構造がサ
ッシュレスタイプの場合には特に著しい。
【0004】
【解決手段】本発明は、このような従来のウインドレギ
ュレータ装置の欠点を解消するためになされたものであ
って、その要旨は、自動車ドアのインナーパネル20に
並設された一対のガイドレール1a,1bと、該ガイドレ
ール1a,1bに沿って、上下方向に移動自在に係合する
ウインドガラス支持体2a,2bとを有し、手動若しくは
電動機等によって駆動されるケーブル駆動ドラム8に巻
回されているケーブル7をウインドガラス21の昇降域
に対応して定められる前記ウインドガラス支持体の移動
域の上方及び下方に固設されたケーブルの向きを変える
ためのケーブル変向用プーリ3,4に巻掛けることによ
り、上下動可能に構成したケーブル7に、前記ウインド
ガラス支持体を、ウインドガラス支持体に設けた上昇用
及び下降用プーリを介して係合せしめて、前記ケーブル
7の一端をインナーパネル側に固定部31により、固定
すると共に、該ケーブルの他側をケーブル緊張器30に
よって固定し、前記ケーブル駆動ドラムを正逆回転させ
ることによりウインドガラスを昇降させるウインドレギ
ュレータにある。以下、図面を参照しつつ一実施例につ
いて詳細に説明する。
【0005】
【実施例】本願ウインドレギュレータは、自動車のドア
の車内側の内張板(インナーパネル)20に、取付片9,
10によって、横断面形状が略V字形をなす一対のガイ
ドレール1a,1bを長手方向を、上下方向に向け、且
つ、V断面の内側面を対向する状態で並設されている。
このガイドレール1a,1bには、ウインドガラス21を
その下部において固定具22を介して固着支持するウイ
ンドガラス支持体2a,2bが、該ガイドレール1a,1bに
沿って移動自在に係合している。
【0006】その係合機構は、上記一方の支持体2aに
固設された3個のゴムローラ11,12,13が、ガイド
レール1aの一縁辺1cを挟持して転動するように構成さ
れている。もう一方の支持体2bについても全く同様で
ある。この際、ガイドレール1aの一縁辺1cは、その端
部を若干幅だけ、更にV字断面の内側方向に折り曲げて
成る折曲縁1dを形成しておくと、ガイドレールの支持
体1a,1bの保持及び案内性能、更には、縁辺1c自体の
強度が向上する。
【0007】断面V形のガイドレールの一縁辺1cに対
して、ほぼ直角をなすように、ウインドガラス21の固
着部から立ち上げて設けてあるウインドガラス支持体2
aは、その自由端2cにおいて、インナーパネル20のな
す平面とほぼ平行になるように屈曲しており、ここに、
上下に一対の上昇用プーリ5a、下降用プーリ6aが設け
られいる。上記した構成はウインドガラス支持体2bに
ついても同様で、上昇用プーリ5b、下降用プーリ6bが
回動自在に設けられている。
【0008】ウインドガラス21の昇降域に対応して定
められるウインドガラス支持体2a,2bの上下移動域の
上限より上方のガイドレール1aの上端寄りに、ケーブ
ル7の一端を固定するケーブル固定部31と、ガイドレ
ール1bの上端寄りにケーブルの向きを変える変向用プ
ーリ3が夫々、インナーパネル20に固設され、又、前
記上下移動域の下限より下方の、ガイドレール1aの下
端寄りに変向プーリ4と、ガイドレール1aの下端寄り
にケーブル緊張器30とが、同様にインナーパネル20
に設けられている。
【0009】ケーブル固定部31において、その一端7
aが固着されるケーブル7は、上昇用プーリ5a、上昇用
プーリ5b、変向用プーリ3をこの順序で巻掛けたの
ち、支持体2a,2bの移動域内に設けたケーブル駆動ド
ラム8に数回捲回したのち、変向用プーリ4、下降用プ
ーリ6b、下降用プーリ6aを、この順序に巻掛けたの
ち、ケーブル緊張器30に接続することにより緊張状態
に保持されている。ケーブル駆動ドラム8は、該ドラム
の駆動軸と一体のドラムギヤ8aに噛合するピニオン2
4により駆動され、該ピニオンは運転者によって正逆回
転されるモータ23の出力軸に設けたウオーム23aに
噛合するウオームホイールと同軸に固着されている。勿
論、該ピニオンは、自動車ドアの車室内側に突設したハ
ンドルにより回転駆動する構造であってもよい。
【0010】緊張器30の構成は、インナーパネル20
に一定空間をあけて該パネル20に平行に設けた取付プ
レート30aにダボ孔32を穿設し、リング状の立上げ
縁34を有する皿体35の下面に突設したダボ33を前
記ダボ孔に嵌合することにより、皿体35を取付プレー
ト30aに固定する。皿体35の中央には、円形のシャ
フト挿入孔35aがあり、取付プレート30aに該シャフ
ト挿入孔35aに臨んで設けたほぼ同径の孔の周縁にス
トッパフランジ36を当接するようにシャフト37を遊
挿し、ストッパフランジより下方に設けた割れ目38に
ゼンマイバネ40の中心端を挿入固定すると共に、該バ
ネ40の他端40aを、取付プレート30aの下方に突設
した係止片30bに係止する。
【0011】皿体35中には、ゼンマイバネの復帰力に
より付勢されるシャフト37の回転方向(図7において
時計方向)に隆起する略くさび形の切欠き部を適当カ所
設けてあるギヤ41が収納されており、該ギヤ41の切
欠き部と皿体35の立上げ縁34の内面とによって形成
される略くさび形の空隙42に円筒コロ43若しくは、
球体を収納する。ギヤ41の中央部には不等円形の孔が
穿設され、これに前記シャフト37の上部に形成した不
等円形部37aが嵌入することにより、ギヤとシャフト
とは一体回転可能になっている。
【0012】該皿体35の上部には、更に、シャフト3
7に嵌合して、これと一体回転するケーブル巻取りプー
リ44が設けられて成るものであり、ケーブル7の端部
付近に設けた突起7cをケーブル巻取りプーリ44の腕
状突起45に設けたスリット46に引掛けて係止され
る。上記ケーブル緊張器は、ゼンマイバネ40を巻き締
める方向には、円柱コロ43が、ギヤ41の回転ひいて
は巻き取りプーリ44の回転を阻止すると共に、ケーブ
ルの使用による伸び等に対しては、これを巻き取って解
消し、ケーブルを絶えず緊張せしめるように作用する。
【0013】上記実施例において、ウインドガラス支持
体は、左右二つの部材によって構成された例を示した
が、これを一体化して、ガイドレール1a,1b間に跨設
するものであってもよい。又上例ではガイドレール、プ
ーリ、ケーブル駆動ドラム等は、自動車ドアのインナー
パネルに直接とりつける例を示したが、これらは両ガイ
ドレール間隔を固定する取付パネルに配設し、この取付
パネルをドアのインナーパネルに装着するものであって
もよいことは勿論である。尚ケーブル緊張器は、上例に
限らず、他の公知の緊張器が適用できることはいうまで
もない。
【0014】
【効果】本発明に係るウインドレギュレータは、一定間
隔を置いた2本のガイドレールによってウインドガラス
が支持案内される構造と、駆動ケーブルの張力を、ウイ
ンドガラス支持体に設けた動滑車(上昇、下降用プーリ)
を介して、上下方向の駆動力に変換する構造とを有する
もので、振動に対して強固に支持することができると共
に操作力が大幅に軽減できる。
【0015】更に、対向する断面V字形のガイドレール
の採用によって、前後、左右、斜め方向等の不定方向に
対する不規則な振動や力に対して、位置変位を生じるこ
となく対応できるため、きわめてスムースに、しかも正
確に、同一軌道を上下動することができる。したがっ
て、ウインドレギュレータの駆動系の過負荷防止に役立
つと共に、その長寿化を達成することができる。これら
の効果は、サッシュレスドアタイプのウインドレギュレ
ータとして本発明を採用した場合に特に顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す説明図である。
【図2】図1のAーA線部分拡大断面図である。
【図3】図2のBーB線部分断面図である。
【図4】従来技術の一例を示す説明図である。
【図5】図4のC−C線部分拡大断面図である。
【図6】本発明において用いられるケーブル緊張器の分
解斜視図である。
【図7】図6に示すケーブル緊張器の要部を示す平面図
である。
【符号の説明】
1a、1b ガイドレー
ル 2a、2b ウインドガ
ラス支持体 3、4 ケーブル変
向用プーリ 7 ケーブル 11、12、13 ローラ 20 インナーパ
ネル 21 ウインドガ
ラス 30 ケーブル緊
張器 31 ケーブル固
定部 40 ゼンマイバ
ネ 43 コロ 44 ケーブル巻
取りプーリ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自動車のドア内面に並設された一対のガイ
    ドレールと、該ガイドレールに沿って移動自在に係合す
    るウインドガラス支持体とを有し、手動若しくはモータ
    駆動されるケーブル駆動ドラムに巻回されているケーブ
    ルの一側が、ウインドガラス支持体の移動域上方に設け
    られたケーブル変向用プーリに巻掛けられてから、ウイ
    ンドガラス支持体に設けられている1以上のウインドガ
    ラス上昇用プーリに巻掛られたのち、前記移動域上方に
    その端部をケーブル固定部によって固定されており、前
    記ケーブルの他側は、前記移動域下方に設けられている
    ケーブル変向用プーリに巻掛けられてから、前記ウイン
    ドガラス支持体に設けた1以上の下降用プーリに巻掛け
    られたのち、前記移動域の下方にその端部をケーブル固
    定部によって固定されており、且つ、前記ケーブル固定
    部のいずれか一方は、ケーブル緊張器によって構成され
    ていることを特徴とする自動車用ウインドレギュレー
    タ。
  2. 【請求項2】ケーブル緊張器が、自動車のドア内面へ固
    着可能な、周囲に立上げ縁を有する皿体に、ゼンマイバ
    ネによってケーブル緊張方向に回転するように付勢され
    ているシャフトが遊挿しており、周囲に略くさび形の切
    欠き部を有するぎや前記皿体中に、シャフトと一体回転
    可能に軸着されて収納されており、皿体の立上げ縁と前
    記ギヤの切欠き部とによって構成される略くさび形の空
    隙部には、コロ若しくは球体を収容し、皿体の上面を、
    前記シャフトと一体回転可能に軸着したケーブル巻取プ
    ーリにより蓋着した構成を有する請求項1の自動車用ウ
    インドレギュレータ。
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