JP2004360260A - 開閉装置の取付方法および開閉装置 - Google Patents

開閉装置の取付方法および開閉装置 Download PDF

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Abstract

【課題】取付現場での取付作業の容易化を図ることができる開閉装置の取付方法を提供する。
【解決手段】車体の収容箱部2にユニット支持体12を取り付ける。その後、予め工場でユニット化しておいた1ユニット状の本体ユニット11をユニット支持体12に引っ掛けてから、ユニット支持体12に本体ユニット11を仮固定する。この仮固定後、車体の収容箱部2に対して本体ユニット11を位置合わせしてから、ユニット支持体12に本体ユニット11を本固定する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、取付現場での取付作業の容易化を図ることができる開閉装置の取付方法および開閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば建物の躯体に2軸式シャッタ等の開閉装置を取り付ける場合、建物の躯体にブラケットを取り付けてから、ブラケットに対して巻取シャフトおよびスムーサシャフト等を取り付け、その後、巻取シャフトにシャッターカーテン等を取り付けなければならなかった(例えば、特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
実開昭62−124194号公報(第4頁、図31)
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このため、建物の躯体(被取付部)への2軸式シャッタ等の開閉装置の取付作業には手間がかかり、取付現場での取付作業が煩雑となるおそれがあった。
【0005】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、取付現場での取付作業の容易化を図ることができる開閉装置の取付方法および開閉装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の開閉装置の取付方法は、被取付部にユニット支持体を取り付け、この取り付けられたユニット支持体に、開口部を開閉する開閉部、この開閉部を巻き取る巻取部および前記開閉部を案内する案内部を有する1ユニット状の本体ユニットを取り付けるものである。
【0007】
そして、被取付部にユニット支持体を取り付け、この取り付けられたユニット支持体に1ユニット状の本体ユニットを取り付けることにより、取付現場での取付作業の容易化が図られる。
【0008】
請求項2記載の開閉装置の取付方法は、被取付部にユニット支持体を取り付け、この取り付けられたユニット支持体に、開口部を開閉する開閉部、この開閉部を巻き取る巻取部および前記開閉部を案内する案内部を有する1ユニット状の本体ユニットを係合させてから、前記ユニット支持体に前記本体ユニットを仮固定し、この仮固定後、前記被取付部に対して前記本体ユニットを位置合わせしてから、前記ユニット支持体に前記本体ユニットを本固定するものである。
【0009】
そして、被取付部にユニット支持体を取り付け、この取り付けられたユニット支持体に1ユニット状の本体ユニットを係合させてから仮固定し、その後、被取付部に対して本体ユニットを位置合わせしてから本固定することにより、取付現場での取付作業の容易化が図られる。
【0010】
請求項3記載の開閉装置は、被取付部に取り付けられるユニット支持体と、開口部を開閉する開閉部、この開閉部を巻き取る巻取部および前記開閉部を案内する案内部を有し、前記ユニット支持体に取り付けられる1ユニット状の本体ユニットとを備えるものである。
【0011】
そして、被取付部にユニット支持体を取り付け、この取り付けられたユニット支持体に1ユニット状の本体ユニットを取り付けることにより、取付現場での取付作業の容易化が図られる。
【0012】
請求項4記載の開閉装置は、請求項3記載の開閉装置において、ユニット支持体は、引掛受け部を有し、本体ユニットは、前記引掛受け部に引っ掛けられる引掛部を有するものである。
【0013】
そして、本体ユニットの引掛部をユニット支持体の引掛受け部に引っ掛けることで、取付作業のより一層の容易化が図られる。
【0014】
請求項5記載の開閉装置は、請求項3または4記載の開閉装置において、本体ユニットの開閉部を案内するガイドレールを備え、前記本体ユニットは、前記ガイドレールを位置合わせするためのレール位置合わせ部を有するものである。
【0015】
そして、本体ユニットのレール位置合わせ部を利用することにより、ガイドレールの位置合わせが簡単になる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の開閉装置の一実施の形態の構成を図面を参照して説明する。
【0017】
図1ないし図3において、1は開閉装置で、この開閉装置1は、例えば有効開口(特に有効高さ)を大きくとれる2軸式シャッタとしての車載シャッタである。そして、開閉装置1は、図示しない構造物である車体が有する略箱状の被取付部である収容箱部(物入れや荷台等)2の開口部9の周縁に取り付けられている。
【0018】
収容箱部2は、一方向である前方(図1では左方向)に向って開口した略箱状のもので、底板部3を有し、この底板部3の左右方向両端部から側板部4が立ち上がり、両側板部4の上端部間に天板部5が配設されている。天板部5には、複数(例えば4つ)の孔部6が形成されている。また、天板部5の前端部からは、突出板部7が下方に向って突出している。なお、収容箱部2の内側空間が収容物等を入れておくための収容空間8となっており、収容箱部2の前面開口部が開閉装置1にて開閉される開口部9となっている。
【0019】
一方、開閉装置1は、図1ないし図10に示されるように、予め工場で組み立てられて1ユニット化された1ユニット状の本体ユニット11と、本体ユニット11を支持する互いに離間対向した左右一対のユニット支持体(ブラケット受け)12と、互いに離間対向した左右一対で2本のガイドレール13と、1本のまぐさ14とを備えている。
【0020】
ユニット支持体12は、固定具であるボルト21およびナット22にて、収容箱部2の天板部5にこの天板部5の下面に沿って取り付けられた略矩形状の取付板部23を有している。取付板部23には、複数(例えば2つ)の孔部24が形成されている。そして、互いに上下に対向した孔部6,24にボルト21が通され、このボルト21にナット22が螺合されている。
【0021】
また、取付板部23の対向端部とは反対側の端部からは、略矩形状の支持板部25が下方に向って突出している。支持板部25には、複数(例えば3つ)の孔部26およびこの孔部26より大きい1つの配線用孔部27が形成されている。支持板部25の後側上部には、この支持板部25の対向面である内面から突出した引掛受け部である引掛受け突部28が設けられている。引掛受け突部28は、例えば支持板部25に螺着されたねじ29にて構成されている。
【0022】
本体ユニット11は、ユニット支持体12の支持板部25にこの支持板部25の内面に沿って取り付けられた互いに離間対向した左右一対の略板状のブラケット部31を有している。
【0023】
ブラケット部31には前後方向に長手状の複数(例えば2つ)の長孔部32が形成され、ブラケット部31の下側前縁部には前後方向に長手状の切欠部33が形成されている。そして、互いに左右に対向した支持板部25の孔部26およびブラケット部31の長孔部32と、互いに左右に対向した支持板部25の孔部26およびブラケット部31の切欠部33とに、それぞれ固定具であるボルト35が螺着されている。
【0024】
また、ブラケット部31の後側上部には、上縁部から下方および後方に向って略L字状に切り欠かれることによりフック状の引掛部36が形成され、この引掛部36がユニット支持体12の引掛受け突部28に引っ掛けられている。
【0025】
さらに、ブラケット部31の上側前縁部における下端位置には、本体ユニット11のブラケット部31に対してガイドレール13を位置合わせするためのレール位置合わせ部である切欠段部37がガイドレール13の上端部に対応した形状に形成され、この切欠段部37内にガイドレール13の上端部が配置され、このガイドレール13の上端部と切欠段部37とが当接している。また、ブラケット部31には、内方に向って突出した突出状の突出部である突出板部38が切欠段部37に近接して形成され、この突出板部38は例えば垂直板部39と水平板部40とにて構成されている。
【0026】
また、本体ユニット11は、収容箱部2の開口部9に沿って昇降してこの開口部9を開閉する昇降可能な略面状の開閉部(シャッターカーテン部)41と、開閉部41を巻戻可能に略円筒状に巻き取る巻取部42と、巻取部42の前方位置で回転しながら開閉部41を案内する案内部である案内回転部43と、案内回転部43の近傍位置で開閉部41をこの開閉部41が跳ね上がらないように案内するコーナーガイド部44とを有している。
【0027】
ここで、開閉部41は、互いに回動可能に連結された複数の開閉部構成部材である金属製のスラット51を有し、先端のスラット51には先端部材(下端部材)である水切りスラット52が取り付けられている。水切りスラット52は、例えば一方側分割部材である金属製の前側水切り形材53と他方側分割部材である金属製の後側水切り形材54とで構成されている。
【0028】
そして、水切りスラット52の前側水切り形材53の前面中央には、押しボタン55付きの手掛け部材(ハンドル)56が取り付けられている。
【0029】
また、水切りスラット52の左右方向両端側には、カバー部材である樹脂製のラッチバーガイド57がその一部が露出した状態に取り付けられている。ラッチバーガイド57には、施錠部材としての係合部材である金属製のラッチバー58が施錠位置および解錠位置間で左右スライド可能(移動可能)に取り付けられ、このラッチバー58は、図示しない付勢体であるスプリングにて施錠位置に位置するように付勢され、このラッチバー58の先端側の係合部59はラッチバーガイド57内に対して出入り可能となっている。
【0030】
さらに、水切りスラット52の下端部には、開口部9の閉鎖時に収容箱部2の底板部3の前端部上面に当接するシール部材50が取り付けられている。なお、開閉部41の基端のスラット51は、バンド60を介して巻取部42に取り付けられている。
【0031】
巻取部42は、両ブラケット部31間に架設されており、この巻取部42は、ブラケット部31の軸支持部49に固着された固定部材である固定軸61を有している。固定軸61の外周側には、開閉部41の基端側(上端側)が取り付けられた巻取回転部材62が回転可能に取り付けられている。そして、開閉部41の持上げを容易にするための図示しない付勢体であるスプリングの一端部が固定軸61に取り付けられ、スプリングの他端部が巻取回転部材62に取り付けられている。なお、巻取回転部材62は、例えば左右一対のホイール64、両ホイール64間にわたって位置するホイールカバー65、座金66およびホイール64間に位置する樹脂ピース67等にて構成されている。
【0032】
案内回転部43は、例えば左右一対の回転部材であるガイドローラ71にて構成されている。ガイドローラ71は、ブラケット部31から内方に向って水平状に突出したローラ支軸72に回転可能に取り付けられている。すなわち、ガイドローラ71は、ブラケット部31にローラ支軸72を介して回転可能に取り付けられ、このガイドローラ71の外周面に開閉部41が掛け渡されている。なお、固定軸61とローラ支軸72とは、互いに平行に配設されている。
【0033】
コーナーガイド部44は、例えば左右一対のガイド部材75にて構成されている。ガイド部材75は、ブラケット部31にこのブラケット部31の内面に沿って取り付けられた略正方形状の取付板部76を有し、この取付板部76にはローラ支軸72を中心とする略円弧状のガイド板部77が内方に向って突設されている。
【0034】
さらに、本体ユニット11は、開口部9の全閉時に下方に向って膨出状の押圧部である押圧部材82にて押圧されて全閉検知信号を出力する検知部81を有している。この検知部81は、例えば収容箱部2の開口部9の全閉時には押圧部材82にて作動片83aが押圧されてオフ状態となり、それ以外の時には押圧部材82から作動片83aが離れてオン状態となるリミットスイッチであるマイクロスイッチ83にて構成されている。
【0035】
マイクロスイッチ83は、ブラケット部31に取り付けられた支持部材84に前後位置調節可能に取り付けられている。また、マイクロスイッチ83は、収容箱部2の収容空間8を明るくするための照明手段(図示せず)に配線85を介して電気的に接続されている。配線85は、互いに左右に対向した支持板部25の配線用孔部27および収容箱部2の側板部4の配線用孔部4aから、収容箱部2外に導出されている。なお、押圧部材82は、開閉部41の基端側(上端側)の後面に膨出状に設けられている。
【0036】
一方、ガイドレール13は、収容箱部2の側板部4に取り付けられた上下方向に長手状の金属製の縦枠であるレール部材91と、レール部材91にこのレール部材91に沿って取り付けられた上下方向に長手状の樹脂製のシール部材(レール用止水ゴム)92と、レール部材91の下端部に取り付けられた金属製の係合受け部材であるラッチバー受け部材93とを有している。
【0037】
そして、レール部材91には、開口部9側に向って開口した横断面略コ字状の上下方向のガイド溝部94が形成され、このガイド溝部94内に開閉部41の側端部にて構成された挿入部41aが挿入されている。なお、ガイド溝部94内に挿入された挿入部41aの下端部は、ラッチバーガイド57の水切りスラット52から露出した露出部分にて構成され、このラッチバーガイド57の露出部分の前後面の所定部分がガイドレール13のガイド溝部94の前後面94a,94bの対応する部分と接触する。
【0038】
また、レール部材91には、互いに左右に離間対向した抜止め片95を有し収容空間8側(後方)に向って開口した横断面略C字状の上下方向のシール取付用溝部96が形成されている。そして、シール取付用溝部96に開閉部41とレール部材91との隙間を閉塞するシール部材92が嵌合され、このシール部材92はシール取付用溝部96の抜止め片95にて抜止めされている。
【0039】
シール部材92は、例えばシール取付用溝部96の内側に嵌合された嵌合部101と、この嵌合部101から突出し開閉部41の前面と接触する略板状の接触部102とにて構成されている。嵌合部101は、レール部材91に対するシール部材92の着脱を容易に行えるように軟質樹脂(ゴム)にて成形され、この嵌合部101には、テーパ状の案内面103が形成されているとともに、抜止め片95に対応した凹溝104が形成されている。また、接触部102は、開閉部41との間に生じる摩擦を減少できるように嵌合部101より硬い硬質樹脂にて成形されている。この接触部102の先端面は、略円弧面状に形成されている。
【0040】
ラッチバー受け部材93は、開口部9の閉鎖時に開閉部41のラッチバー58との係合により開閉部41の上昇を規制するもので、レール部材91のガイド溝部94の下端部にこのガイド溝部94の底面94cに沿ってねじ100にて取り付けられた取付板部105を有し、この取付板部105にはラッチバー58の係合部59と係脱する側面視略三角状の係合受け部106が開口部9側に向って突設されている。係合受け部106の上面が、開閉部41の下降時にこの開閉部41のラッチバー58の係合部59をラッチバーガイド57側に向けて案内する傾斜状の案内面107となっている。なお、ガイドレール13と収容箱部2の側板部4との間には、意匠性や密閉性向上のためのシール材として発砲ウレタン系の防水シール(エプトシーラー)108が配設されている。
【0041】
まぐさ14は、収容箱部2の突出板部7の下端部に取り付けられた左右方向に長手状の金属製の横枠であるまぐさ部材111と、まぐさ部材111にこのまぐさ部材111に沿って取り付けられた左右方向に長手状の樹脂製のシール部材112とを有している。
【0042】
そして、まぐさ部材111には、互いに上下に離間対向した抜止め片114を有し収容空間8側(後方)に向って開口した縦断面略C字状の左右方向のシール取付用溝部115が形成されている。そして、シール取付用溝部115に開閉部41とまぐさ部材111との隙間を閉塞するシール部材112が嵌合され、このシール部材112はシール取付用溝部115の抜止め片114にて抜止めされている。
【0043】
シール部材112は、例えばゴムにて一体に成形されたもので、まぐさ部材111のシール取付用溝部115の内側に嵌合された嵌合部117と、この嵌合部117から突出し開閉部41の前面と接触する中空状の接触部118とにて構成されている。なお、まぐさ14は、本体ユニット11のガイドローラ71の前方位置に配置されている。
【0044】
次に、車体の収容箱部(被取付部)2への開閉装置1の取付について説明する。
【0045】
なお、開閉装置1の取付現場(例えば車体の組立工場等)には、開閉装置1の構成部品である本体ユニット11、ユニット支持体12、ガイドレール13およびまぐさ14は、図5ないし図7に示すような梱包状態で搬入される。
【0046】
まず最初に、車体の収容箱部2の天板部5の所定位置に孔部6を形成する。
【0047】
次いで、車体の収容箱部2の天板部5にこの天板部5の下面に沿って左右一対のユニット支持体12を取り付ける。
【0048】
すなわち、天板部5の孔部6とユニット支持体12の取付板部23の孔部24とを一致させてから、両孔部6,24にボルト21を通し、このボルト21にナット22を螺合し、天板部5に取付板部23を固定する。
【0049】
なお、このユニット支持体12の取付の際に、治具(図示せず)を使用して、ユニット支持体12の支持板部25を収容箱部2の側板部4の内面に押え付け、支持板部25の外面と側板部4の内面とを面接触させる。
【0050】
次いで、左右一対のユニット支持体12にこれら両ユニット支持体12間にわたって位置するように1ユニット状の本体ユニット11を取り付ける。
【0051】
すなわち、1ユニット状の本体ユニット11を所定高さ位置まで持ち上げ、左右一対のユニット支持体12に本体ユニット11の左右方向両端部のブラケット部31を引っ掛けてから、左右3本づつで計6本のボルト35を使用してユニット支持体12の支持板部25に本体ユニット11のブラケット部31を仮固定し、この仮固定後、位置合わせ治具(図9参照)aを使用して収容箱部2に対して本体ユニット11を位置合わせしてから、ユニット支持体12の支持板部25に本体ユニット11のブラケット部31をボルト35で本固定する。
【0052】
より詳細に説明すると、本体ユニット11の左右方向両端側の梱包材を取り外してから、図8に示すように、本体ユニット11を車体の収容箱部2に取り付けられたユニット支持体12の下方に配置して所定高さ位置まで持ち上げ、ユニット支持体12の引掛受け突部28に本体ユニット11のブラケット部31の引掛部36を引っ掛けて係合させる。
【0053】
続いて、本体ユニット11のブラケット部31の切欠部33の開口周縁部分をユニット支持体12の支持板部25の対応する孔部26の開口周縁部分にボルト35で仮固定する。その後、本体ユニット11のブラケット部31の長孔部32の開口周縁部分をユニット支持体12の支持板部25の対応する孔部26の開口周縁部分にボルト35で仮固定する。
【0054】
なお、この仮固定の状態で、本体ユニット11はユニット支持体12に対して前後位置調節可能である。
【0055】
次に、図9に示すように、位置合わせ治具aを使用して、収容箱部2の垂直面状の基準面(例えば側板部4の前面および突出板部7の前面を含む平面)bからのブラケット部31の位置を合わせる。つまり、ユニット支持体12に対して本体ユニット11をスライドさせることにより、収容箱部2の基準面bと本体ユニット11のブラケット部31の突出板部38の垂直板部39との距離を予め決められた一定距離cに設定する。
【0056】
このように本体ユニット11の収容箱部2に対する位置合わせをした後、本体ユニット11のブラケット部31の切欠部33の開口周縁部分をユニット支持体12の支持板部25の対応する孔部26の開口周縁部分にボルト35で本固定し、その後、本体ユニット11のブラケット部31の長孔部32の開口周縁部分をユニット支持体12の支持板部25の対応する孔部26の開口周縁部分にボルト35で本固定する。なお、本固定後に、本体ユニット11の左右方向中央側の梱包材を取り外す。
【0057】
次いで、車体の収容箱部2の側板部4にこの側板部4の前端部内面に沿って左右一対のガイドレール13を取り付ける。
【0058】
すなわち、ユニット支持体12に吊下げられた本体ユニット11の開閉部41の挿入部41aの下端部をガイドレール13のガイド溝部94内に挿入し、このガイドレール13の上端部を本体ユニット11のブラケット部31の切欠段部37内にこの切欠段部37と当接させた状態として配置してから、ガイドレール13を側板部4に治具(例えばシャコ万等の挟持治具等)で仮固定する。
【0059】
そして、この仮固定後、図10に示すように、位置合わせ治具aを使用して収容箱部2の基準面bに対してガイドレール13を位置合わせする。続いて、収容箱部2の側板部4の前端部におけるガイドレール13のレール部材91の取付用孔部(図示せず)と対応する位置に例えばタップ加工等を施してから、ガイドレール13のレール部材91を側板部4にねじ(図示せず)で本固定する。
【0060】
次いで、車体の収容箱部2の突出板部7の下端部にまぐさ14を取り付ける。
【0061】
すなわち、収容箱部2の突出板部7とガイドレール13との間にまぐさ14を嵌め込むようにして仮固定する。その後、収容箱部2の突出板部7の下端部におけるまぐさ14のまぐさ部材111の取付用孔部(図示せず)と対応する位置に例えばタップ加工等を施してから、まぐさ14のまぐさ部材111を突出板部7にねじ(図示せず)で本固定する。
【0062】
次いで、マイクロスイッチ83の配線を配線用孔部4a,27を介して収容箱部2外に導き出して照明手段に接続する。
【0063】
次に、本体ユニット11の開閉部41を巻取部42から巻き戻しつつ下限位置まで下降させ、ラッチバー58にて施錠されたかどうかを確認し、必要に応じてガイドレール13のラッチバー受け部材93の高さ位置を調節する。
【0064】
次いで、開閉部41の昇降によりマイクロスイッチ83のオン・オフを確認し、必要に応じてマイクロスイッチ83の前後位置を調節する。
【0065】
なお、開閉部41の塗装を行う場合、開閉部41の一部または全部を交換等する場合には、開閉部41を巻取部42から巻き戻しつつ下降させてから、ボルト(図示せず)をホイール64の固定用孔部64aおよび固定軸61に形成された孔部にねじ込み、開閉部41が上昇しないようにする。
【0066】
次に、開閉装置1を使用して開口部9を開閉する場合について説明する。
【0067】
車体の収容箱部2の開口部9を閉鎖する場合、本体ユニット11の開閉部41をスプリングの付勢力に抗して巻き戻しつつ開口部9に沿って下降させ、開閉部41の水切りスラット52をシール部材50を介して収容箱部2の底板部3の前端部上面に当接させる。
【0068】
この開閉部41の下降途中で、左右のラッチバー58の係合部59は、ガイドレール13のラッチバー受け部材93の係合受け部106の案内面107にて案内されることによりスプリングの付勢力に抗して解錠位置まで一旦移動するが、案内面107から離れると、スプリングの付勢力により施錠位置に復帰して係合受け部106の下方位置に入り込み、こうしてラッチバー58による施錠が開閉部41の下降によって自動的にかかる。
【0069】
そして、このような施錠状態では、例えば収容箱部2の外部から開閉部41を無理やり持ち上げようとしても、ラッチバー58の係合部59とラッチバー受け部材93の係合受け部106との係合によって、開閉部41の上昇が規制される。
【0070】
なお、開口部9が開閉部41にて全閉状態に閉鎖されると、マイクロスイッチ83は、開閉部41の基端側に取り付けられた押圧部材82にて作動片83aが押圧されてオフ状態となり、その結果、マイクロスイッチ83から全閉検知信号が出力され、点灯していた照明手段が消灯する。
【0071】
一方、車体の収容箱部2の開口部9を開口させる場合は、開閉部41の手掛け部材56に手を掛けて押しボタン55を押すことにより左右のラッチバー58の係合部59を解錠位置まで移動させてから、開閉部41を開口部9に沿って上昇させる。
【0072】
なお、開閉部41が上昇して、マイクロスイッチ83の作動片83aが押圧部材82から離れると、マイクロスイッチ83がオン状態となり、その結果、照明手段が点灯し、収容箱部2の収容空間8が明るくなる。
【0073】
そして、上記開閉装置1によれば、車体の収容箱部2にユニット支持体12を取り付け、この取り付けられたユニット支持体12に予め工場で1ユニット化された1ユニット状の本体ユニット11を取り付ければよいので、従来のように開閉装置本体が1ユニット化されていない場合に比べて、開閉装置1を車体の収容箱部2に対して容易に取り付けることができ、取付現場での取付作業の容易化を図ることができる。
【0074】
また、本体ユニット11を予め工場で1ユニット化したため、取付現場での取付誤差を最小限に抑えることができ、取付現場での調整も容易にできる。
【0075】
さらに、1ユニット状の本体ユニット11のユニット支持体12への取付は、収容箱部2の開口部9を介して下方からの作業のみで行うことができる。
【0076】
また、本体ユニット11のブラケット部31にはレール位置決め用の切欠段部37が形成されているため、本体ユニット11に対するガイドレール13の位置合わせを容易に行うことができる。
【0077】
なお、開閉装置1は、車体に搭載する車載シャッタには限定されず、建物、航空機、船舶等の構造物に備え付けるものでもよく、また、ブラインド装置やスクリーン装置等でもよい。
【0078】
また、本体ユニット11は、ユニット支持体12に対して取付可能なものであって、少なくとも開閉部41、巻取部42および案内回転部43を有するものであればよく、検知部等は必ずしも必要ではない。
【0079】
また、開閉部41を案内する案内部は、所定方向に回転しながら開閉部41を案内する案内回転部43には限定されず、例えば滑り性の良好な固定式の案内部等でもよい。
【0080】
さらに、マイクロスイッチ83等の検知部81は、開口部9の全閉時にオン状態となりそれ以外の時にはオフ状態となるものでもよく、例えば開閉部41が下限位置まで下降して施錠された状態で検知部81からの電気的な信号により目視確認できる構成とすることもできる。そして、この構成とすることにより、車体の走行中の振動で開閉部41が上昇して開口部9から収容物等が落ちるようなことを防止できる。
【0081】
また、ユニット支持体12が支持板部25の内面から突出した突出状の引掛受け突部(引掛受け部)28を有しかつ本体ユニット11が突出状の引掛受け突部28に引っ掛けられるフック状の引掛部36を有するものには限定されず、例えばユニット支持体12が支持板部25に切欠形成されたフック状の引掛受け部を有しかつ本体ユニット11がフック状の引掛受け部に引っ掛けられる突出状の引掛部を有するもの等でもよい。
【0082】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、被取付部にユニット支持体を取り付け、この取り付けられたユニット支持体に1ユニット状の本体ユニットを取り付けることにより、取付現場での取付作業の容易化を図ることができる。
【0083】
請求項2の発明によれば、被取付部にユニット支持体を取り付け、この取り付けられたユニット支持体に1ユニット状の本体ユニットを係合させてから仮固定し、その後、被取付部に対して本体ユニットを位置合わせしてから本固定することにより、取付現場での取付作業の容易化を図ることができる。
【0084】
請求項3の発明によれば、被取付部にユニット支持体を取り付け、この取り付けられたユニット支持体に1ユニット状の本体ユニットを取り付けることにより、取付現場での取付作業の容易化を図ることができる。
【0085】
請求項4の発明によれば、本体ユニットの引掛部をユニット支持体の引掛受け部に引っ掛けることで、取付作業のより一層の容易化を図ることができる。
【0086】
請求項5の発明によれば、本体ユニットのレール位置合わせ部を利用することにより、ガイドレールを簡単に位置合わせできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の開閉装置の一実施の形態を示す側面図である。
【図2】同上開閉装置の正面図である。
【図3】同上開閉装置の平面図である。
【図4】同上開閉装置のガイドレールを示す平面図である。
【図5】同上開閉装置のユニット支持体の梱包状態を示す図である。
【図6】同上開閉装置の本体ユニットの梱包状態を示す図である。
【図7】同上開閉装置のガイドレールおよびまぐさの梱包状態を示す図である。
【図8】同上開閉装置の本体ユニットおよびユニット支持体の斜視図である。
【図9】位置合わせ治具によるブラケット部の位置合わせ状態を示す図である。
【図10】同上位置合わせ治具によるガイドレールの位置合わせ状態を示す図である。
【符号の説明】
1 開閉装置
2 被取付部である収容箱部
9 開口部
11 本体ユニット
12 ユニット支持体
13 ガイドレール
28 引掛受け部である引掛受け突部
36 引掛部
37 レール位置合わせ部である切欠段部
41 開閉部
42 巻取部
43 案内部である案内回転部

Claims (5)

  1. 被取付部にユニット支持体を取り付け、
    この取り付けられたユニット支持体に、開口部を開閉する開閉部、この開閉部を巻き取る巻取部および前記開閉部を案内する案内部を有する1ユニット状の本体ユニットを取り付ける
    ことを特徴とする開閉装置の取付方法。
  2. 被取付部にユニット支持体を取り付け、
    この取り付けられたユニット支持体に、開口部を開閉する開閉部、この開閉部を巻き取る巻取部および前記開閉部を案内する案内部を有する1ユニット状の本体ユニットを係合させてから、前記ユニット支持体に前記本体ユニットを仮固定し、
    この仮固定後、前記被取付部に対して前記本体ユニットを位置合わせしてから、前記ユニット支持体に前記本体ユニットを本固定する
    ことを特徴とする開閉装置の取付方法。
  3. 被取付部に取り付けられるユニット支持体と、
    開口部を開閉する開閉部、この開閉部を巻き取る巻取部および前記開閉部を案内する案内部を有し、前記ユニット支持体に取り付けられる1ユニット状の本体ユニットと
    を備えることを特徴とする開閉装置。
  4. ユニット支持体は、引掛受け部を有し、
    本体ユニットは、前記引掛受け部に引っ掛けられる引掛部を有する
    ことを特徴とする請求項3記載の開閉装置。
  5. 本体ユニットの開閉部を案内するガイドレールを備え、
    前記本体ユニットは、前記ガイドレールを位置合わせするためのレール位置合わせ部を有する
    ことを特徴とする請求項3または4記載の開閉装置。
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