JP2004356815A - 移動体通信端末装置 - Google Patents

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Tomoji Asami
知司 浅見
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Abstract

【課題】複数の通信システムをユーザの選択条件に基づいて選択的に用いてシームレスに通信を継続する。
【解決手段】複数の通信システムに対応する通信機能を設けると共に、選択条件記憶部51に、音声電話や携帯メール等の通信形態毎に、所望の選択条件を設定して選択条件記憶部51に記憶する。制御部1は、所望の通信形態での通信が指定されると、この通信形態に対応して設定されている上記選択条件を選択条件記憶部51から読み出す。そして、各通信システムに対応する通信機能の通信状態を監視し、上記選択条件を満たす通信システムに、使用する通信システムを切り替えながら通信を行う。これにより、ユーザが希望する選択条件を満たす通信システムに追従するかたちで、通信システムを切り替えながら通信を行うことができる。
【選択図】 図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば移動体通信システム,無線LANシステム(LAN:Local Area Network),近距離無線システム等の複数の通信システムに対応する通信機能を有する携帯電話機,PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System),PDA装置(PDA:Personal Digital(Data) Assistant)等に設けて好適な移動体通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日において、様々な通信システムが確立されており、これら各通信システムはそれぞれ独立してサービスが提供されている。例えば、W−CDMA方式(W−CDMA:Wideband−Code Division Multiple Access)の通信システムのサービスは、移動体通信端末装置に対して提供されており、IEEE 802.11a、IEEE 802.11b等の無線LAN方式の通信システムのサービスは、小規模ネットワーク内に設置された据え置き型の端末装置(或いはノート型の端末装置)に対して提供されている。
【0003】
これは、例えばW−CDMA方式の通信システムは、移動しながら音声通信を行うことを当初の主目的として開発された通信システムであり、無線LAN方式の通信システムは、小規模ネットワーク内において、各端末装置間でデータの送受信を行うことを当初の目的として開発された通信システムだからである。
【0004】
【特許文献】
特開2002−44729号公報(第5頁〜第6頁、図3,図4)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、前述のW−CDMA方式の通信システム及び無線LAN方式の通信システムを例にとって説明すると、W−CDMA方式の通信システムは、当初は移動体通信端末装置が高速で移動している状況であっても通信が途切れないような安定性が重要視されていたが、今日においては、そのような高速移動中の安定性を要求すると同時に、無線LAN方式の各端末装置と同様に、低速移動中又は静止中に、高速データ通信を実現できる移動体通信端末装置を期待するユーザが増えてきている。
【0006】
また、無線LAN方式の通信システムは、小規模ネットワーク内の各端末装置間におけるデータの送受信を当初の目的として開発されたのであるが、今日においては、VOIP(VOIP:Voice over IP)等の音声通信技術により音声通信も可能となっている。
【0007】
これは、前述のように目的を異にして開発された各通信システムの通信機能が、互いに近づいてきていることを示している。このため、複数の通信システムに対応可能な端末装置の開発が望まれている。
【0008】
しかし、各通信システムはそれぞれメリット及びデメリットがある。例えば、音声通信を例にとって説明すると、W−CDMA方式の通信システムは、高速で移動しながら音声通信を行うことができるというメリットがある反面、通信料金が割高となるデメリットもある。これに対して、無線LAN方式の通信システムは、高速で移動しながら行う音声通信には不向きなのであるが、通信料金が割安となるメリットがある。
【0009】
また、例えば一方のユーザは通信料金を優先して通信システムの選択を行うのであるが、他方のユーザは通信速度を優先して通信システムの選択を行う等のように、通信に使用する通信システムの選択基準は各ユーザ毎に異なる。
【0010】
また、今日においては、電子メールの通信アプリケーション,音声通信の通信アプリケーション,Webサイトをブラウジングする際に用いる通信アプリケーション等の様々なアプリケーションが設けられている。そして、これら各アプリケーション毎に選択を希望する通信システムも各ユーザ毎に異なる。
【0011】
このため、上記複数の通信システムに対応可能な端末装置を開発する場合、このような事情を考慮して、各ユーザ毎に最適な通信システムを選択可能とする必要がある。
【0012】
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、各アプリケーション毎に、複数の通信システムの中から各ユーザが希望する最適な通信システムを選択して通信を行うことができるような移動体通信端末装置の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明は、それぞれ異なる複数の通信システムに対応して通信を行う通信手段と、通信アプリケーションに対して設定された、通信システムを選択する選択条件を記憶する選択条件記憶手段とを有している。
【0014】
また、この選択条件記憶手段に記憶されている上記選択条件に最も対応する通信システムを、上記複数の通信システムの中から検出する通信システム検出手段と、以下のように通信制御を行う通信制御手段とを有している。
【0015】
上記通信制御手段は、ユーザにより通信が指定されると、通信システム検出手段で検出された通信システムを用いて、上記通信アプリケーション記憶手段に記憶されている通信アプリケーションに基づく通信を行うように上記通信手段を制御するのであるが、この通信中に、上記通信システム検出手段で、現在用いている通信システムよりも上記選択条件に対応する他の通信システムが検出された場合は、現在用いている通信システムから上記他の通信システムに、上記通信に用いる通信システムを切り替えて通信を継続するように上記通信手段を制御する。
【0016】
これにより、各アプリケーション毎にユーザが希望する選択条件を満たす通信システムを選択して通信を行うことができ、また、通信に用いる通信システムを、各アプリケーション毎にユーザが希望する選択条件を満たす通信システムに追従するかたちで切り替えながら継続した通信を行うことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
本発明は一例として、携帯電話機に適用することができる。図1はこの本発明の実施の形態となる携帯電話機に設けられている制御部1の主となる機能を示す機能ブロック図である。
【0018】
[制御部の構成]
この図1に示すように制御部1は、当該携帯電話機でWebサイトの閲覧を行う際にブラウジング制御を行うブラウジング制御部2と、電子メール(いわゆる携帯メール)の送受信制御を行うメール通信制御部3と、他のユーザの携帯電話等との間における音声通話通信の制御を行う音声電話制御部4と、他のユーザの携帯電話等との間で互いの音声及び画像を送受信して通信を行う、いわゆるテレビ電話通信の制御を行うテレビ電話制御部5とを有している。
【0019】
この携帯電話機は、移動体通信システムの一つであるW−CDMA方式の通信システム、無線LANシステムの一つであるIEEE 802.11b規格の通信システム、及び電話回線等の有線通信回線を介してインターネット等のネットワークに接続されている端末装置に、当該携帯電話機がアダプタケーブルを介して接続された場合に、有線LANシステムの一つである10Base−T規格の通信システムに、それぞれ対応して通信が可能となっており、予めユーザにより設定された選択条件に対応する通信システムを選択して(通信システムに切り替えて)通信を行うようになっている。
【0020】
このため、制御部1は、上記W−CDMA方式の通信システムに対応する通信制御を行うW−CDMA制御部6と、上記IEEE 802.11b規格の通信システムに対応する通信制御を行う無線LAN制御部7と、上記10Base−T規格の通信システムに対応する通信制御を行う有線LAN制御部8と、使用する通信システムを上記選択条件に基づいて切替制御するシステム制御部9とを有している。
【0021】
なお、この例では、当該携帯電話機は、移動体通信システム,無線LANシステム及び有線LANシステムに対応する通信制御を行う各制御部6〜8が設けられていることとしたが、この他、ブルートゥース(Bluetooth)やIrDA(Infrared Data Association)等の近距離無線システムに対応して通信制御を行う制御部を設けてもよい。
【0022】
また、移動体通信システムに対応する制御部として、W−CDMA方式の通信システムに対応するW−CDMA制御部6を設けることとしたが、この他、PDC(Personal Digital Cellular),GSM(Global System for Mobile Communications(DCS1800(Digital Communication System 1800)を含む。)),CDMA(Code Division Multiple Access)等の他の移動体通信システムに対応する制御部を設けてもよい。
【0023】
また、無線LANシステムに対応する制御部として、IEEE 802.11b規格の通信システムに対応する無線LAN制御部7を設けることとしたが、この他、IEEE 802.11規格,IEEE 802.11a規格,IEEE 802.11g規格等の他の無線LANシステムに対応する制御部を設けてもよい。
【0024】
さらに、有線LANシステムに対応する制御部として、10Base−T規格の通信システムに対応する有線LAN制御部8を設けることとしたが、この他、100BASE−TX規格,100BASE−FX規格,100VG−AnyLAN規格等の他の有線LANシステムに対応する制御部を設けてもよい。
【0025】
(システム制御部)
システム制御部9は、「通信が指定された際」及び「通信中」において、上記W−CDMA方式,IEEE 802.11b規格の通信システム、及び10Base−T規格の通信システムの現在の「通信状態」を監視する状態監視制御部12を有している。
【0026】
なお、ここでいう「通信状態」とは、上記各通信システムの現在の電波の受信レベル(電波状態)、及び上記各通信システムの現在の通信速度を意味している。このため、状態監視制御部12は、「通信が指定された際」及び「通信中」において、上記各通信システムの「現在の電波状態」及び「現在の通信速度」を監視することとなる。
【0027】
また、この例では、上記状態監視制御部12は、「通信が指定された際」及び「通信中」において各通信システムの通信状態を監視することとしたが、これは、通信の指定の有無や通信中に拘わらず「常時」各通信システムの通信状態を監視するようにしてもよい。
【0028】
この他、システム制御部9は、状態監視制御部12で監視される上記各システムの現在の通信状態及び上記選択条件に基づいて、ユーザが希望する選択条件に対応する通信システムを検出する切替判定部11を有している。
【0029】
また、システム制御部9は、上記切替判定部11で検出された通信システムの通信プロトコルに基づいて通信制御を行うプロトコル制御部10を有している。
【0030】
[全体構成]
次に、図2は当該実施の形態となる携帯電話機の全体構成を概略的に示すブロック図である。
【0031】
この図2に示すように当該携帯電話機は、上記W−CDMA方式の通信システムに対応して通信を行うW−CDMA通信部20と、上記IEEE 802.11b規格の通信システムに対応して通信を行うIEEE 802.11b通信部30とが、前述の制御部1に接続され構成されている。
【0032】
また、この携帯電話機は、上記10Base−T規格の通信システムを用いた通信を行う際に、一端が上記端末装置に接続されたアダプタケーブルの他端が接続される10Base−Tインターフェイス40(10Base−T I/F)が上記制御部1に接続され構成されている。
【0033】
また、この携帯電話機は、所定のキー入力操作を行うためのキー入力デバイス41と、液晶表示部(LCD)等の表示デバイス42と、プレーヤの音声を集音するマイクロホン装置及び通話相手の音声を発音するスピーカ装置からなる音声入出力デバイス43とを上記制御部1に接続することで構成されている。
【0034】
W−CDMA通信部20は、拡散符号化処理等が施されたW−CDMA用のデータをアンテナ21を介して送受信する共用器22と、アンテナ21及び共用器22を介して受信されたデータに対してW−CDMA用の復調処理及び復号化処理をそれぞれ施す受信復調部23,受信データ復号部24と、送信するデータに対してW−CDMA用の符号化処理及び変調処理をそれぞれ施す送信データ符号化部25及び送信変調部26とを有している。このW−CDMA通信部20を用いた通信は、図1に示す制御部1の制御機能の一つであるW−CDMA制御部6により制御されるようになっている。
【0035】
IEEE 802.11b通信部30は、IEEE 802.11b規格に従って変調符号化処理されたIEEE 802.11b用のデータをアンテナ31を介して送受信する共用器32と、アンテナ31及び共用器32を介して受信されたデータに対してIEEE 802.11b用の復調処理及び復号化処理をそれぞれ施す受信復調部33,受信データ復号部34と、送信するデータに対してIEEE 802.11b用の符号化処理及び変調処理をそれぞれ施す送信データ符号化部35及び送信変調部36とを有している。このIEEE 802.11b通信部30を用いた通信は、図1に示す制御部1の制御機能の一つである無線LAN制御部7により制御されるようになっている。
【0036】
この携帯電話機は、制御部1を、前述のブラウジング制御部2やテレビ電話制御部5等として機能させるためのアプリケーションプログラムや、該制御部1を、前述のW−CDMA制御部6や有線LAN制御部8等として機能させるための通信プログラムや、該制御部1を、上記各通信システムの通信状態を監視する状態監視制御部12や使用する通信方式の切り替えを行う切替判定部11等として機能させるためのシステム制御プログラム等が記憶されたメモリ44を有している。
【0037】
ここで、この携帯電話機は、ブラウジング,携帯メール,音声電話,テレビ電話等の各通信形態毎に、上記各通信システムの中から所望の通信システムを選択するための「選択条件」が設定可能となっている。このため、この携帯電話機には、ユーザにより各通信形態毎に設定された上記選択条件の情報を記憶する選択条件記憶部51が設けられている。
【0038】
また、この携帯電話機は、1回の通信が開始されてから終了するまでの間、その通信に用いた通信システム名,通信時間,通信料金等を検出し、これらを「通信履歴」として記録するようになっている。このため、この携帯電話機には、この通信履歴を記憶する通信履歴記憶部52が設けられている。
【0039】
また、この携帯電話機には、上記各通信システムの最大転送速度や通信料金等のシステム概要情報が記憶されるシステム概要記憶部53が設けられている。このシステム概要記憶部53に記憶されるシステム概要情報としては、携帯電話機のメーカ側が、予め規格で定められている値を設定し、或いは当該携帯電話機の通信管理会社のコミュニケーションサーバ装置から一括してダウンロードされ、或いは各通信システムの通信管理会社のコミュニケーションサーバ装置から別個にダウンロードされるようになっている。
【0040】
さらに、この携帯電話機は、上記通信システムの切り替えを手動で行うか、自動で行うかを選択設定可能となっている。このため、この携帯電話機には、ユーザにより予め選択された上記手動切り替え或いは自動切替を示す情報が記憶される手動/自動切替情報記憶部54が設けられている。
【0041】
[通信動作]
図3のフローチャートに、当該携帯電話機の通信行程の流れを示す。このフローチャートは、当該携帯電話機のメイン電源が投入されることでスタートとなり当該通信行程がステップS1に進む。
【0042】
ステップS1では、ユーザにより各通信形態毎に設定された「選択条件」を、制御部1が選択条件記憶部51に記憶制御する。
【0043】
具体的には、この選択条件の設定を行う場合、ユーザは、図2に示すキー入力デバイス41を操作して選択条件の設定を指定する。この選択条件の設定が指定されると、制御部1は、図1に示すシステム概要記憶部53に記憶されているシステム概要情報を読み出し、これを図2に示す表示デバイス42に表示制御する。
【0044】
図4に、このシステム概要記憶部53に記憶されているシステム概要情報の一例を示す。この図4からわかるように、システム概要記憶部53にはシステム概要情報として、各通信システムの「システム名」,「最大転送速度」,「1分単位の通信料金(通信料A)」,「データ量単位の通信料金(通信料B)」及び「現在の通信状態」の各情報が記憶されている。
【0045】
さらに具体的には、この図4は、W−CDMA方式の通信システムのシステム概要情報として、
最大転送速度 384kbps
1分単位の通信料金(通信料A) 300円
データ量単位の通信料金(通信料B) 3000円
通信状態 80%
との各情報がシステム概要記憶部53に記憶されている例である。
【0046】
同様に、この図4は、IEEE 802.11b規格の通信システムのシステム概要情報として、
最大転送速度 11Mbps
1分単位の通信料金(通信料A) 1円
データ量単位の通信料金(通信料B) 100円
通信状態 50%
との各情報がシステム概要記憶部53に記憶されている例である。
【0047】
同様に、この図4は、10Base−T規格の通信システムのシステム概要情報として、
最大転送速度 10Mbps
1分単位の通信料金(通信料A) 定額
データ量単位の通信料金(通信料B) 定額
通信状態 OFF
との各情報がシステム概要記憶部53に記憶されている例である。
【0048】
なお、「通信状態」の情報は、図1に示す状態監視制御部12で検出された各通信システムの通信レベルが、システム制御部9によりパーセンテージ(%)のかたちでシステム概要記憶部53に書き込まれたものである。
【0049】
また、10Base−T規格の通信システムのシステム概要情報のうち、1分単位の通信料金(通信料A)及びデータ量単位の通信料金(通信料B)は「定額」として図示されているが、これは、10Base−T規格の通信システムの場合、通信時間や通信データ量に拘わらず、例えば3000円/月等の予め定められた固定料金であることを示している。
【0050】
また、10Base−T規格の通信システムは、当該携帯電話機が上記アダプタケーブルを介して上記端末装置に接続されている場合のみ使用可能となっている。このため、制御部1は、図2に示す10Base−T I/F40の接続状況を監視し、この10Base−T I/F40に上記アダプタケーブルを介して上記端末装置が接続されていない場合は、図4に示すように現在の通信状態として「OFF」の情報をシステム概要記憶部53に書き込む。
【0051】
また、制御部1は、この10Base−T I/F40に上記アダプタケーブルを介して上記端末装置が接続されていることを検出した場合は、上記端末装置からアダプタケーブルを介して、この10Base−T規格の通信システムの現在の通信状態を示す情報を取りこみ、これを例えば「80%」,「50%」等のようにシステム概要記憶部53に書き込む。
【0052】
なお、この例では、10Base−T I/F40に上記アダプタケーブルを介して上記端末装置が接続されていない場合は、「OFF」の情報をシステム概要記憶部53に書き込み、該10Base−T I/F40に上記アダプタケーブルを介して上記端末装置が接続されている場合は、「80%」,「50%」等のように現在の通信状態をパーセンテージでシステム概要記憶部53に書き込むこととしたが、10Base−T規格の通信システムは固定網であるため、10Base−T I/F40に上記アダプタケーブルを介して上記端末装置が接続されていない場合は「OFF」の情報を、また、該10Base−T I/F40に上記アダプタケーブルを介して上記端末装置が接続されている場合は「ON」の情報を、それぞれシステム概要記憶部53に書き込むようにしてもよい。
【0053】
次に、ユーザは、表示デバイス42に表示される上記システム概要情報を参照し、キー入力デバイス41を操作して各通信形態毎に選択条件を指定する。制御部1は、この指定された選択条件を、例えば図5に示すように各通信形態に対応付けして選択条件記憶部51に記憶制御する。
【0054】
この図5は、ブラウザを使用する場合には「通信速度」が、携帯メールを行う場合には「通信料」が、音声電話及びテレビ電話を行う場合には「通信状態」が、それぞれ選択条件として設定された例を示している。
【0055】
以下順に説明していくが、この選択条件を設定することで、ブラウジングを行う場合には「通信速度」が高速な通信システムに追従するかたちで通信システムの選択及び切り替えが行われ、携帯メールを行う場合には「通信料」が安価な通信システムに追従するかたちで通信システムの選択及び切り替えが行われることとなる。
【0056】
また、音声電話及びテレビ電話を行う場合には、現在の「通信状態」の良い通信システムに追従するかたちで通信システムの選択及び切り替えが行われることとなる。
【0057】
なお、この例では、ユーザが手動で選択条件の設定を行うこととしたが、これは、例えば当該携帯電話機の通信管理会社等で形成された上記選択条件のいくつかの設定パターンの中からユーザが選択した所望の設定パターンや、該通信管理会社で推奨する設定パターンをダウンロードして取り込み、制御部1が、このダウンロードされた設定パターンを、図5に示したように上記選択条件記憶部51に書き込むようにしてもよい。
【0058】
また、この例では、選択条件の設定が終了していないこととして説明を進めているため、上記ステップS1において選択条件の設定が実行されるが、この選択条件の設定は、ユーザにより再度選択条件の設定(変更)が指定されない限り実行されない。
【0059】
このため、一旦、選択条件の設定が行われた後は、ユーザにより再度選択条件の設定(変更)が指定されない限り、上記ステップS1の動作はスキップされ、このフローチャートに示す通信行程は、以下のステップS2から開始されるものと理解されたい。
【0060】
次に、ユーザは、キー入力デバイス41を操作して、例えば音声電話や携帯メール等の所望の通信形態を選択し、該通信の実行を指定する。図3のフローチャートのステップS2では、制御部1が、この実行が指定された通信形態に対して設定されている選択条件を選択条件記憶部51から読み出し、上記各通信システムの中からこの選択条件を満足する通信システムを検出する。そして、上記W−CDMA通信部20,IEEE 802.11b通信部30等の通信部のうち、この検出した通信システムに対応する通信部を通信制御し、上記ユーザにより指定された音声電話や携帯メール等の通信を開始する。
【0061】
具体的には、ユーザにより例えばテレビ電話での通信が指定された場合、制御部1は、このテレビ電話に対して設定されている選択条件を選択条件記憶部51から読み出す。図5に示す例に基づいて説明すると、このテレビ電話に対しては「通信状態」が選択条件として設定されている。
【0062】
通信が指定された際及び通信中においては、上記メモリ44に記憶されている各通信システムに対応する通信プログラムに基づいて、制御部1のW−CDMA制御部6及び無線LAN制御部7が機能することで、図2に示すW−CDMA通信部20、及びIEEE 802.11b通信部30を通信制御する。
【0063】
なお、当該携帯電話機に上記端末装置が接続されている場合、制御部1の上記有線LAN制御部8が機能することで、10Base−T I/F40を介して当該携帯電話機と上記端末装置との間の通信制御を行う。
【0064】
また、制御部1の状態監視制御部12が機能することで、上記W−CDMA通信部20及びIEEE 802.11b通信部30等の現在の通信状態が監視される。
【0065】
この通信状態の監視により、例えばIEEE 802.11bの通信システムよりもW−CDMA方式の通信システムの方が、現在の通信状態が良いと判別された場合、制御部1の切替判定部11が機能することで、W−CDMA方式の通信システムを用いた通信を指示する情報が形成される。
【0066】
また、これと共に制御部1のプロトコル制御部10が機能することで、上記切替判定部11が機能することで形成された上記情報に基づいて、使用する通信システムとしてW−CDMA方式が選択される。
【0067】
そして、メモリ44に記憶されているテレビ電話のアプリケーションプログラムに基づいて、制御部1のテレビ電話制御部5が機能すると共に、メモリ44に記憶されている通信プログラムに基づいて、制御部1のW−CDMA制御部6が機能することで、W−CDMA通信部20が制御されテレビ電話の通信が開始される。
【0068】
同様に、図5に示す例の場合、携帯メールに対しては上記選択条件として「通信料」が設定されている。この場合、制御部1は、図4を用いて説明したシステム概要記憶部53に記憶されている各通信システムのシステム概要情報を参照し、通信料が最も安価な通信システムを検出する。
【0069】
図4に示す例の場合、通信料が最も安価な通信システムは、通信料が定額となっている10Base−T規格の通信システムである。すなわち、この10Base−T規格の通信システムは、ユーザが一月毎等に定額を支払っており、使用することで追加料金は発生しないため、この場合においては通信料が最も安価な通信システムとなる。
【0070】
このため、上記10Base−T I/F40を介して当該携帯電話機に上記端末装置が接続されている場合、制御部1のメール通信制御部3及び有線LAN制御部8が機能し、この10Base−T規格の通信システムを用いて携帯メールの通信を行う。これにより、ユーザの選択条件に対応して、最も通信料が安価な通信システムを用いて携帯メールの送受信が行われることとなる。
【0071】
なお、当該携帯電話機に上記端末装置が接続されていない場合、制御部1は、この10Base−T規格の通信システムの次に通信料が安価な通信システムを選択する。
【0072】
図4に示す例の場合、W−CDMA方式の通信システムよりもIEEE 802.11bの通信システムの方が通信料が安価である(1円/1分の通信料)。このため、制御部1のメール通信制御部3が機能すると共に無線LAN制御部7が機能し、上記IEEE 802.11b通信部30を通信制御する。これにより、ユーザの選択条件に対応して、通信料が最も安価な通信システムを用いて携帯メールの送受信が行われることとなる。
【0073】
同様に、図5に示す例の場合、Webサイトのブラウジングに対しては上記選択条件として「通信速度」が設定されている。この場合、制御部1の上記状態監視制御部12が機能することで上記W−CDMA通信部20及びIEEE 802.11b通信部30等の現在の通信状態が監視され、この通信状態の監視により、例えばW−CDMA方式の通信システムよりもIEEE 802.11bの通信システムの方が、現在の通信状態が良いと判別された場合、制御部1の切替判定部11が機能することで、IEEE 802.11bの通信システムを用いた通信を指示する情報を形成する。
【0074】
また、これと共に制御部1のプロトコル制御部10が機能することで、上記切替判定部11が機能することで形成された上記情報に基づいて、使用する通信システムとしてIEEE 802.11bの通信システムを選択する。
【0075】
そして、メモリ44に記憶されているWebブラウザのアプリケーションプログラムに基づいて、制御部1のブラウジング制御部2が機能すると共に、メモリ44に記憶されている通信プログラムに基づいて、制御部1の無線LAN制御部7が機能し、IEEE 802.11b通信部30が制御されWebサイトのブラウジングが開始される。
【0076】
次に、このようにして各通信形態毎に設定された選択条件に対応する通信システムを用いた通信を開始制御すると、制御部1は、図3のフローチャートのステップS3において、通信が終了したか否かを判別する。
【0077】
この通信の終了は、例えばテレビ電話や音声電話の通信を行っている場合は、ユーザ或いは相手側が通信の切断操作を行うことでなされ、Webサイトのブラウジングを行っている場合は、ユーザが通信の切断操作を行うことでなされることとなる。
【0078】
また、携帯メールの送受信を行っている場合は、携帯メールの送受信が終了したタイミングで制御部1が通信の終了を検出することとなる。通信の終了を検出すると、制御部1は、当該図3のフローチャートに示す通信行程を終了(END)する。
【0079】
次に、上記ステップS3において通信の終了が検出されない場合、制御部1は、当該通信行程をステップS4に進める。ステップS4では、制御部1が、通信が開始されてから例えば2秒程度待ち状態となる。そして、この2秒経過後に、当該フローチャートに示す通信行程をステップS4に進める。
【0080】
なお、この2秒の待ち時間は、現在の通信システムにおける通信状態を最低でも2秒間維持したうえで、以下に説明する通信システムの切り替えを行うことを意味している。また、この待ち時間となる「2秒」という時間は一例である。このため、この待ち時間は、設計等に応じて任意に設定すればよい。
【0081】
次に、ステップS5では、制御部1の状態監視制御部12が機能することで、再度、各通信システムの通信状態を検出する。そして、ステップS6及びステップS7において、制御部1の切替判定部11が機能し、上記ステップS5で検出した各通信システムの通信状態に基づいて、その通信形態に設定されている選択条件に対応する新たな通信システムの有無が判別される。
【0082】
上記選択条件に対応する新たな通信システムが検出されなかった場合、制御部1は、当該フローチャートの通信行程をステップS3に戻し、該ステップS3で通信終了が検出されるまでの間、現在の通信システムを用いて通信を行うように各部を制御する。
【0083】
これに対して、上記選択条件に対応する新たな通信システムを検出し、この新たな通信システムに、使用する通信システムの切り替えが必要と判別した場合、制御部1は、当該フローチャートの通信行程をステップS8に進める。
【0084】
すなわち、このステップS5〜ステップS7では、通信開始後において、制御部1の切替判定部11が機能することで、その通信形態に設定されている選択条件を、より満足させる通信システムをサーチしていることを意味している。そして、上記選択条件を、より満足させる通信システムが検出されたタイミングで、当該フローチャートの通信行程がステップS8に進むこととなる。
【0085】
より具体的には、この例の場合、音声電話に対しては「通信状態」が選択条件として設定されている(図5参照)。最初、W−CDMA方式の通信システムで音声電話の通信を開始したが、この通信中に、IEEE 802.11bの通信システムの通信状態が向上し、現在では、W−CDMA方式の通信システムよりもIEEE 802.11bの通信システムの方が通信状態が良いという場合がある。
【0086】
このような場合、制御部1の切替判定部11が機能することで、現在用いている通信システムよりも上記選択条件を満足させる新たな通信システムへ、通信システムの切り替えが必要と判別されることとなる。そして、この新たな通信システムへの切り替えが必要と判別したタイミングで、当該フローチャートの通信行程がステップS8に進む。
【0087】
次に、当該実施の形態の携帯電話機は、通信開始後に、上記選択条件を、より満足させる新たな通信システムが検出された場合、通信システムの切り替えを、ユーザが手動で行うか、或いは制御部1が自動的に行うかを、ユーザが予め選択するようになっている。この手動切替或いは自動切替の切替情報は、図2に示す手動/自動切替情報記憶部54に記憶されている。
【0088】
このため、制御部1は、新たな通信システムへの切り替えが必要と判別した際に、ステップS8において、上記手動/自動切替情報記憶部54に記憶されている切替情報を参照し、切替方法は「手動」であるか「自動」であるかを判別する。切替方法が「自動」に設定されていた場合、制御部1は、当該フローチャートの通信行程をステップS11に進める。そして、このステップS11において、制御部1のプロトコル制御部10が機能することで、上記ステップS6で検出された新たな通信システムを用いて通信を行うように、上記いずれかの通信部20,30等が通信制御される。
【0089】
これにより、現在使用している通信システムから、上記ステップS6で検出された新たな通信システムへ、使用する通信システムが自動的に切替制御され、ユーザにより指定された通信形態での通信が継続されることとなる。
【0090】
このような通信システムの自動切替は、上記ステップS3で通信終了が検出されるまで継続される。これにより、ユーザが設定した選択条件を満足する通信システムに追従するかたちで、該通信システムを自動的に切り替えながら通信が行われることとなる。
【0091】
これに対して、切替方法が「手動」に設定されていた場合、制御部1は、ステップS9において、例えば図6に示すような手動切替用の入力画面を表示デバイス42に表示制御する。
【0092】
一例ではあるが、図6に示す入力画面は、
・現在のアプリケーション名(この例ではWebブラウザ)、
・「通信方式を切り替えますか? YES,NO」等のメッセージ、及びカーソルCR
・現在の通信システム名,通信料及び通信状態(W−CDMA,3000円/MB,80%)
・切替先となる通信システム名,通信料及び通信状態(IEEE 802.11b,100円/MB,50%)
等の各情報から構成されている。
【0093】
ユーザは、この入力画面を参照し、通信システムの切り替えを行う場合、キー入力デバイス41を操作してカーソルCRを「YES」の文字の表示領域に移動操作して通信システムの切り替えを指定する。
【0094】
ステップS10では、制御部1が、このような通信システムの切り替えの指定操作がなされたか否かを判別しており、切り替えの指定操作を検出したタイミングで、当該フローチャートの通信行程をステップS11に進める。このステップS11では、制御部1のプロトコル制御部10が機能することで、上記ステップS6で検出された新たな通信システムで通信を行うように、上記いずれかの通信部20,30等が通信制御される。
【0095】
これにより、現在使用している通信システムから上記新たな通信システムへ、使用する通信システムがマニュアル的に切替制御され、ユーザにより指定された通信形態での通信が継続されることとなる。
【0096】
〔切替通知〕
次に、制御部1は、このように自動的或いはマニュアル的に通信システムの切り替えを行うと、例えば「W−CDMA方式の通信システムからIEEE 802.11b規定の通信システムに通信システムの切り替えを行いました。」等の通信システムの切り替えを行ったことを示すメッセージを表示デバイス42に表示制御する。
【0097】
このメッセージを見ることでユーザは、通信システムの切り替えが行われたことを認識することができる。
【0098】
なお、この通信システムの切替時に、所定の音声やメッセージを発音制御して、該通信システムの切り替えをユーザに報知してもよい。また、所定の発光色の発光ダイオード(LED)等の発光手段を点灯或いは点滅制御して、該通信システムの切り替えをユーザに報知してもよい。
【0099】
また、この例では、通信システムの切り替えを行った後に、ユーザに対して該切り替えの報知を行うこととしたが、これは、通信システムの切り替えを行う際に、予告通知(切替予告通知)のかたちで、ユーザに報知するようにしてもよい。そして、このような事後通知及び予告通知は、いずれか一方或いは両方行うようにしてもよい。
【0100】
〔切替制御の詳細〕
次に、一例として、W−CDMA方式の通信システムを用いてWebサイトのブラウジングを行っている場合に、W−CDMA方式の通信システムからIEEE 802.11b規定の通信システムに、使用する通信システムの切り替えを行う場合を、図7のシーケンスチャートを用いて説明する。
【0101】
なお、この図7では、制御部1のブラウジング制御部2及びW−CDMA制御部6が機能することで、W−CDMA基地局60との間に、W−CDMA方式の通信回線が確立されブラウジング制御が行われていることとする。
【0102】
この状態において、制御部1が、図7中太線で示す無線LAN基地局61からのビーコン(Beacon)に基づいて、IEEE 802.11b規定の通信システムの無線基地局(無線LAN AP)を検出すると、ステップS21において、制御部1の状態監視制御部12が機能し、この無線LAN基地局61と当該携帯電話機との間の通信状態が検出される。
【0103】
また、上記無線LAN基地局61と当該携帯電話機との間の通信状態が検出されると、前述のように制御部1の切替判定部11が機能し、この検出されたIEEE 802.11b規定の通信システムは、現在使用しているW−CDMA方式の通信システムよりも、ユーザに設定された選択条件を、より満足させる通信システムであるか否かが判別される(図3:ステップS6)。
【0104】
そして、IEEE 802.11b規定の通信システムが、ユーザに設定された選択条件を、より満足させる通信システムである場合は、ステップS22において、現在使用している通信システムの切替要求を形成する。
【0105】
この切替要求が形成されると、制御部1のプロトコル制御部10及び無線LAN制御部7が機能し、ステップS23において、無線LAN基地局61に対して接続要求が行われる。無線LAN基地局61は、この接続要求がなされると、当該携帯電話機に対して接続応答を行う。当該携帯電話機は、ステップS24において、制御部1のプロトコル制御部10が機能することで、無線LAN基地局61からの接続応答の取り込みを行う。
【0106】
次に、制御部1のプロトコル制御部10及び無線LAN制御部7が機能することで、当該携帯電話機と無線LAN基地局61との間に通信回線が確立されると共に、制御部1のブラウジング制御部2が機能することで、IEEE 802.11b規定の通信システムを用いたブラウジング制御が行われる。
【0107】
これにより、この段階では、W−CDMA方式の通信システムを用いたブラウジングの通信と、IEEE 802.11b規定の通信システムを用いたブラウジングの通信とが並行することとなる。制御部1は、このようにW−CDMA方式の通信システムを用いたブラウジングの通信と、IEEE 802.11b規定の通信システムを用いたブラウジングの通信とを並行したうえで、以下のように通信システムの切り替えを行う。
【0108】
すなわち、このように2つの通信システムの通信回線が確立されると、ステップS25において、制御部1のプロトコル制御部10が機能し、W−CDMA方式の通信システムからIEEE 802.11b規定の通信システムへの、通信システムの切り替えを要求する切替通知が形成される。
【0109】
この切替通知が形成されると、制御部1のブラウジング制御部2が機能することで、現在使用しているW−CDMA方式の通信システムが、IEEE 802.11b規定の通信システムに切替制御される。そして、この切替制御後に、ステップS27において、通信システムの切り替えが終了したことを示す切替確認が形成される。
【0110】
次に、この切替確認が形成されると、制御部1のプロトコル制御部10が機能し、W−CDMA方式の通信システムとの間で確立されている通信回線を切断するための切断通知が形成される。そして、ステップS29において、この切断通知が、W−CDMA基地局60に送信制御される。
【0111】
W−CDMA基地局60は、この切断通知を受信すると、確立されている通信回線を切断処理し、ユーザの携帯電話機に対して、通信回線が切断されたことを示す切断確認を送信する。当該携帯電話機は、ステップS30において、制御部1のプロトコル制御部10が機能することで、この切断確認の取り込みを行う。これにより、制御部1は、W−CDMA基地局60との間の通信回線が切断されたことを認識することとなる。
【0112】
このように当該実施の形態の携帯電話機は、通信システムの切り替えを行う場合、現在使用している通信システムの通信を維持した状態で、新たに検出された通信システムの通信回線を確立し、この新たに検出された通信システムの通信回線の確立後に、現在使用している通信システムから新たに検出された通信システムに、通信システムの切り替えを行う。これにより、通信に途切れ等の支障を来すことなく、該通信システムの切り替えを行うことができる。
【0113】
(通信相手に対する切替予告通知及び切替通知)
ここで、上記制御部1は、上記ステップS25において切替通知が形成されると、ステップS26において、例えば「使用する通信システムを切り替えます。」等の切替予告となるメッセージ(文字情報)を形成し、これをW−CDMA基地局60を介して通信相手側の携帯電話機等の端末装置に送信する。この切替予告のメッセージを受信した通信相手側の端末装置は、この切替予告のメッセージを表示部に表示する。これにより、通信相手側に対して、当該携帯電話機側で通信システムの切り替えが行われることを示す予告通知を行うことができる。
【0114】
また、制御部1は、上記ステップS27で上記切替確認が形成されると、ステップS28において、例えば「通信システムが切り替わりました。」等の切替通知メッセージ(文字情報)を形成し、これをW−CDMA基地局60を介して通信相手側の携帯電話機等の端末装置に送信する。この切替通知のメッセージを受信した通信相手側の端末装置は、この切替通知のメッセージを表示部に表示する。これにより、通信相手側に対して、当該携帯電話機側で通信システムの切り替えが行われたことを示す切替通知を行うことができる。
【0115】
なお、この例では、通信システムの切り替えに際して、相手側の端末装置に対して文字情報のかたちで上記切替予告通知及び上記切替通知を送信することとしたが、これは、切替予告通知や切替通知となる音声情報を送信してもよいし、該切替予告通知や切替通知に対応して相手側の端末装置の発光手段を発光制御するための制御情報であってもよい。
【0116】
また、この例では、通信システムの切り替えを行う際、及び通信システムの切り替えを行った後に、相手方のユーザに対してそれぞれ該切り替えの通知を行うこととしたが、これは、いずれか一方のみ行うようにしてもよい。
【0117】
(通信ブランク期間での切替制御)
次に、当該実施の形態の携帯電話機は、以下に説明する特徴的なタイミングで通信システムの切り替えを行うようになっている。
【0118】
すなわち、前述のステップS25において、制御部1のプロトコル制御部10が機能することで切替通知が形成されると、制御部1のブラウジング制御部2が機能し、「通信ブランク期間」のタイミングで、上記W−CDMA方式の通信回線が切断(通信システムの切替)されるようになっている。
【0119】
具体的には、例えばパケット通信を行っていた場合、制御部1のブラウジング制御部2が、パケットを受信してから次のパケットを受信するまでの間を上記通信ブランク期間として認識するように機能し、この間に、上記W−CDMA方式の通信回線を切断して通信システムの切り替えを行うように、W−CDMA制御部11が機能するようになっている。
【0120】
また、音声通話を行っていた場合、会話が途切れた無音期間を検出し、この間に、上記通信システムの切り替えを行うように、制御部1の音声電話制御部4が機能するようになっている。
【0121】
このように通信ブランク期間に通信システムの切り替えを行うことにより、パケットや音声等の送受信されるデータに途切れ等の支障を来すことなく、該通信システムの切り替えを行うことができる。
【0122】
〔通信ブランク期間での切替制御の詳細〕
次に、インターネットへのアクセスポイントを固定することを前提とした通信回線が確立している場合や、FTP(FTP:File Transfer Protocol)によるダウンロードが行われている場合は、通信システムの切り替えを保留し、下位レイヤによるIPヘッダ圧縮通信や、IPフレーム暗号化通信に影響の無いタイミングで通信システムの切り替えを行う必要がある。
【0123】
例えば、Webサイトのブラウジングを行っている場合には、アクセス先のドメインが変わったタイミングで通信システムの切り替えを行うか、或いはアプリケーションプログラムが再起動されたタイミングで通信システムの切り替えを行うことが好ましい。
【0124】
図8のフローチャートに、Webサイトの閲覧中に通信システムの切り替えを行う場合の切替行程の流れを示す。このフローチャートは、制御部1のブラウジング制御部2により、Webサイトの閲覧が開始されたタイミングでスタートとなる。
【0125】
まず、ステップS31及びステップS32では、制御部1のブラウジング制御部2が機能し、上記プロトコル制御部10が機能することで形成された通知が「切替通知(図7:ステップS25)」であるか否かを判別する。そして、この通知が、上記「切替通知」であると判別したタイミングで、当該切替行程がステップS33に進む。
【0126】
ステップS33では、制御部1のブラウジング制御部2が機能し、現在、データの送受信中であるか否か(セッションの確立中であるか否か)を判別する。現在、データの送受信中である場合、ステップS34において、機能している制御部1のブラウジング制御部2が、通信システムの切替保留状態となる。
【0127】
これに対して、データの送受信中では無い場合、通信システムの切り替えを行っても通信に悪影響は無いため、制御部1のブラウジング制御部2が、現在使用している通信システムから新たな通信システムへ、通信システムの切り替えを行い、切替確認通知を形成する。ステップS37では、制御部1のプロトコル制御部10が機能することで、この形成された切替確認通知の取り込みを行い、当該フローチャートに示す切替行程が終了する。
【0128】
次に、上記通信システムの切替保留状態となると、ステップS35において、制御部1が、ユーザから当該ブラウジングの終了が指定されたか否かを判別する。そして、当該ブラウジングの終了が指定されていない場合は、ステップS36において、ユーザから接続先となるドメインの変更指示がなされたか否かを判別する。
【0129】
上記ステップS35或いはステップS36で、当該ブラウジングの終了指示、或いは接続先となるドメインの変更指示が検出された場合、制御部1のブラウジング制御部2が機能し、ステップS38においてセッションを再設定して通信システムの切り替えを行い、切替確認通知を形成する。そして、ステップS39において、この形成された切替確認通知が、制御部1のプロトコル制御部10が機能することで取り込まれ、当該フローチャートに示す切替行程がを終了する。
【0130】
以上、ブラウジング中に通信システムの切り替えを行う場合を例として説明したが、このように、データの送受信中は通信システムの切り替えを保留状態とし、通信に影響の無いタイミングで通信システムの切り替えを行うことにより、送受信されるデータに途切れ等の支障を来すことなく、該通信システムの切り替えを行うことができる。
【0131】
〔通信履歴〕
次に、当該実施の形態の携帯電話機は、1回の通信で使用した通信システムに関するデータを通信履歴として保存するようになっている。
【0132】
具体的には、制御部1は、この通信履歴として、使用した通信システム名,通信日時,通信時間,通信料,通信速度,通信状態等を、図2に示す通信履歴記憶部52に記憶制御する。
【0133】
例えば、1回の通信でW−CDMA方式の通信システムからIEEE 802.11b規定の通信システムに通信システムが切替制御され、さらに、IEEE 802.11b規定の通信システムからW−CDMA方式の通信システムに通信システムが切替制御された場合、上記通信システム名としては、例えば「W−CDMA→IEEE 802.11b→W−CDMA」等のように、ユーザが切替順序を認識できるように該通信システム名の履歴が記録される。また、通信時間,通信料,通信速度,通信状態も同様に、各通信システム毎の通信時間,通信料,通信速度,通信状態が履歴として記録される。
【0134】
この通信履歴は、ユーザがキー入力デバイス41を操作して表示を指定することで、システム制御部9により通信履歴記憶部52から読み出され表示デバイス42に表示される。
【0135】
表示デバイス42に表示される通信履歴を見ることにより、ユーザは、過去の通信で通信システムの切り替えがどのように行われ、どれくらいの料金が掛かったか等の情報を得ることができ、今後の通信の参考にすることができる。
【0136】
[実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、当該実施の形態の携帯電話機は、各通信形態毎に設定された通信システムの選択条件に基づいて、使用する通信システムを切り替えながら通信を行う。これにより、ユーザが希望する選択条件を満たす通信システムをハンドオーバーしながら通信を継続して行うことができる。
【0137】
また、ユーザが希望する選択条件を満たす通信システムを選択して通信を行うようになっているため、一例ではあるが、ユーザが自宅で携帯電話を使って電話を掛けると、自動的に無線LANを用いた通信に切り替わり通話料金の節約が図られる等のように、ユーザの経済性に貢献することもできる。
【0138】
また、通信システムの切り替えを行う場合は、現在使用している通信システムの通信回線に並行して、新たに使用する通信システムの通信回線の確立を図り、この新たに使用する通信システムの通信回線の確立後に、上記現在使用している通信システムの通信回線を切断する。これにより、通信システムの切替時に通信不良が生ずる不都合を防止することができる。
【0139】
また、通信システムの切り替えを行う場合は、通信ブランク期間を検出したタイミングで該通信システムの切り替えを行う。これにより、通信システムの切替時に通信不良が生ずる不都合をより強力に防止することができる。
【0140】
また、通信システムの切り替えを行った場合は、所定の音声やメッセージでユーザに通知すると共に、相手方の端末装置に対しても、この通信システムの切り替えを行ったことを示す情報(切替予告通知及び切替通知)を送信して該通信システムの切り替えを通知するようになっている。このため、当該携帯電話機を用いて通信を行っているユーザ及び通信相手に対して、通信システムの切り替えが行われたことを認識させることができる。
【0141】
また、通信システムの手動での切り替えが設定されている場合には、表示デバイス42に当該切り替えの是非等をメッセージを表示している。これにより、ユーザは所望のタイミングで通信システムの切替操作を行うことができ、また、不意に通信システムの切り替えが行われる不都合を防止することができる。
【0142】
また、1回の通信で使用された通信システム名や通信日時,通信時間等を通信履歴として記録するようになっている。これにより、ユーザは、過去の通信で通信システムの切り替えがどのように行われ、どれくらいの料金が掛かったか等の情報を得ることができ、今後の通信の参考にすることができる。
【0143】
〔他の適用分野〕
上述の実施の形態の説明では、本発明を、携帯電話機に適用することとしたが、本発明はこの他、PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System)やPDA装置(PDA:Personal Digital(Data) Assistant)等の移動体通信端末装置に適用してもよい。
【0144】
最後に、上述の実施の形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、該実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論であることを付け加えておく。
【0145】
【発明の効果】
本発明は、各アプリケーション毎に設定された選択条件に基づいて、複数の通信システムの中からユーザが希望する最適な通信システムを選択して通信を行うことができる。
【0146】
また、ユーザが希望する選択条件に基づいて、各通信システムをハンドオーバーすることで、ユーザが希望する選択条件を満たす通信システムを追従するかたちで各通信システムをシームレスにハンドオーバーして通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した実施の形態となる携帯電話機の主要部のブロック図である。
【図2】実施の形態の携帯電話機の全体的な構成を示すブロック図である。
【図3】実施の形態の携帯電話機の通信システムの切替行程を説明するためのフローチャートである。
【図4】実施の形態の携帯電話機に設けられているシステム概要記憶部に記憶されているシステム概要情報の一例を示す図である。
【図5】実施の形態の携帯電話機に設けられている選択条件記憶部に記憶されている選択条件の一例を示す図である。
【図6】実施の形態の携帯電話機において、通信システムの切り替えを手動で行う場合の表示例を示す図である。
【図7】実施の形態の携帯電話機の通信システムの切替行程を説明するためのシーケンスチャートである。
【図8】実施の形態の携帯電話機において、通信ブランク期間に行う通信システムの切替制御を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…制御部、2…ブラウジング制御部、3…メール通信制御部、4…音声電話制御部、5…テレビ電話制御部、6…W−CDMA制御部、7…無線LAN制御部、8…有線LAN制御部、9…システム制御部、10…プロトコル制御部、11…切替判定部、12…状態監視制御部、20…W−CDMA通信部、30…IEEE 802.11b通信部、40…10Base−T I/F、41…キー入力デバイス、42…表示デバイス、43…音声入出力デバイス、44…メモリ、51…選択条件記憶部、52…通信履歴記憶部、53…システム概要記憶部、54…手動/自動切替情報記憶部

Claims (9)

  1. それぞれ異なる複数の通信システムに対応して通信を行う通信手段と、
    所定の通信アプリケーションが記憶された通信アプリケーション記憶手段と、
    上記通信アプリケーションに対して設定された、上記通信システムの選択条件を記憶する選択条件記憶手段と、
    上記複数の通信システムの中から、上記選択条件記憶手段に記憶されている上記選択条件に最も対応する通信システムを検出する通信システム検出手段と、
    ユーザにより通信が指定された際に、上記通信システム検出手段で検出された通信システムを用いて、上記通信アプリケーション記憶手段に記憶されている通信アプリケーションに基づく通信を行うように上記通信手段を制御すると共に、該通信中に、上記通信システム検出手段で、現在用いている通信システムよりも上記選択条件に対応する他の通信システムが検出された場合は、現在用いている通信システムから上記他の通信システムに、上記通信に用いる通信システムを切り替えて通信を継続するように上記通信手段を制御する通信制御手段と
    を有する移動体通信端末装置。
  2. 請求項1記載の移動体通信端末装置であって、
    上記通信アプリケーション記憶手段には、それぞれ異なる複数の通信アプリケーションが記憶されており、
    上記選択条件記憶手段には、上記通信アプリケーション記憶手段に記憶されている各通信アプリケーション毎に、それぞれ設定された選択条件が記憶されていること
    を特徴とする移動体通信端末装置。
  3. 請求項1又は請求項2記載の移動体通信端末装置であって、
    上記通信制御手段は、上記通信システムの切り替えを行う際に、上記現在の通信システムを用いた通信コネクションが確立されている間に、上記他の通信システムを用いた通信コネクションの確立を図り、この他の通信システムを用いた通信コネクションが確立された後に、上記現在の通信システムの通信コネクションを切断するように上記通信手段を制御すること
    を特徴とする移動体通信端末装置。
  4. 請求項3記載の移動体通信端末装置であって、
    上記通信中に、上記通信システム検出手段で、現在用いている通信システムよりも上記選択条件に対応する他の通信システムが検出された場合に、ユーザに対して上記通信システムの切り替えの是非を問う表示を表示手段に表示する表示制御手段を有し、
    上記通信制御手段は、ユーザにより操作される操作手段の、上記通信システムの切り替えを容認する操作を検出した場合に、上記通信システムを切り替えるように上記通信手段を制御すること
    を特徴とする移動体通信端末装置。
  5. 請求項1から請求項4のうち、いずれか一項記載の移動体通信端末装置であって、
    上記現在の通信システムを用いた通信の通信ブランクを検出する通信ブランク検出手段を有し、
    上記通信制御手段は、上記通信ブランク検出手段で通信ブランクが検出されたタイミングで、上記通信システムを切り替えるように上記通信手段を制御すること
    を特徴とする移動体通信端末装置。
  6. 請求項5記載の移動体通信端末装置であって、
    上記通信制御手段で上記通信システムの切り替えを行う際、及び/又は、上記通信制御手段で上記通信システムの切り替えを行った後に、この通信システムの切り替えをユーザに報知する報知手段を有すること
    を特徴とする移動体通信端末装置。
  7. 請求項5記載の移動体通信端末装置であって、
    上記通信制御手段で上記通信システムの切り替えを行う際、及び/又は、上記通信制御手段で上記通信システムの切り替えを行った後に、当該移動体通信端末装置と通信を行っている相手方の通信装置に対して、通信システムの切り替えが行われたことを示す切り替え情報を送信する切替情報送信手段を有すること
    を特徴とする移動体通信端末装置。
  8. 請求項1から請求項7のうち、いずれか一項記載の移動体通信端末装置であって、
    上記選択条件としては、少なくとも、上記各通信システムのうち、現在の通信速度が最も速い通信システムを用いた通信を希望する際に選択する通信速度の選択条件、上記各通信システムのうち、通信回線容量が最も大きい通信システムを用いた通信を希望する際に選択する通信回線容量の選択条件、上記各通信システムのうち、通信料金が最も安価な通信システムを用いた通信を希望する際に選択する通信料金の選択条件の中から、ユーザが希望する選択条件を一つ選択し、上記選択条件記憶手段には、このユーザにより選択された選択条件が記憶されること
    を特徴とする移動体通信端末装置。
  9. 請求項1から請求項8のうち、いずれか一項記載の移動体通信端末装置であって、
    通信開始から通信終了までの1回の通信で、少なくとも、通信日,通信時刻,通信時間,通信に用いた通信システム名,通信料金のうち、一つ或いは複数の記録である通信履歴を形成する通信履歴形成手段と、
    上記通信履歴形成手段で形成された通信履歴を記憶する通信履歴記憶手段と、
    操作手段を介してユーザにより通信履歴の照会が指定された際に、上記通信履歴記憶手段に記憶されている通信履歴を読み出して表示手段に表示する通信履歴表示制御手段と
    を有することを特徴とする移動体通信端末装置。
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