JP2002084575A - 装着型無線通信装置、携帯電話装置、それらの制御方法、無線通信システムの制御方法、制御プログラムおよび記録媒体 - Google Patents

装着型無線通信装置、携帯電話装置、それらの制御方法、無線通信システムの制御方法、制御プログラムおよび記録媒体

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JP2002084575A
JP2002084575A JP2001187275A JP2001187275A JP2002084575A JP 2002084575 A JP2002084575 A JP 2002084575A JP 2001187275 A JP2001187275 A JP 2001187275A JP 2001187275 A JP2001187275 A JP 2001187275A JP 2002084575 A JP2002084575 A JP 2002084575A
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mobile phone
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signal
communication device
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Teruhiko Fujisawa
照彦 藤沢
Hiroyuki Chihara
博幸 千原
Hideo Fukuchi
英雄 福地
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鞄などに収納された携帯電話装置に着信があ
った場合に当該携帯電話装置のユーザに対応を迅速に行
わせる。 【解決手段】 電話回線側からの着信があった場合に、
着信があった旨を腕時計型情報機器12のユーザに告知
させるための着信告知信号を携帯電話装置11から腕時
計型情報機器12に送信し、着信告知信号に基づいて腕
時計型情報機器12にユーザに着信があった旨を告知さ
せ、入力されたユーザの指示に基づいて、あるいは、あ
らかじめ設定されたユーザの指示に基づいて携帯電話装
置11に対応する着信時処理、すなわち、音声による一
時待機要請、メッセージ録音要請などを行わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザが指、腕、
首などの身体に装着可能な装着型無線通信装置並びに携
帯電話装置、それらの制御方法、無線通信システムの制
御方法、制御プログラムおよび記録媒体に係り、特に電
話着信時の処理技術に関する。
【0002】
【従来の技術】移動電話システムは、多数の無線基地局
でサービスエリアを構成している。これにより移動電話
装置は、サービスエリア中であれば、自動車などで高速
移動しながらでも通信できるのが特徴となっている。移
動電話装置は、その初期においては、端末装置およびバ
ッテリーが大型であり、主として自動車用の電話として
用いられていた。しかしながら、近年、小型、軽量で持
ち運びができる移動電話装置として、携帯電話装置が開
発された。そして、携帯電話装置は、我が国において急
激に普及した。この結果、携帯電話装置は、様々な状況
下で使用されることとなった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、携帯電話装
置の小型化に伴い、携帯電話装置を持ち運ぶ際には、鞄
などに入れて持ち運ばれる場合も多くなっている。この
ような場合に着信があると、鞄から携帯電話装置取り出
すために手間取ることがある。したがって、応答までに
時間がかかってしまい、場合によっては、電話が切れて
しまうという問題点があった。そこで、本発明の目的
は、携帯電話装置に着信があった場合に当該携帯電話装
置のユーザに対応を迅速に行わせることができる装着型
無線通信装置、携帯電話装置、それらの制御方法、無線
通信システムの制御方法、制御プログラムおよび記録媒
体を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、装着型無線通信装置は、無線通信回線を介して携帯
電話装置との間で局地的に双方向無線通信が可能な送受
信部と、前記携帯電話装置から着信告知信号が送信され
た場合に、ユーザに着信があった旨を告知する着信告知
部と、前記送受信部を介して前記携帯電話装置を制御す
るための命令信号を送信する命令出力部と、を備え、前
記命令信号は、前記携帯電話装置に前記着信告知信号が
対応する発呼者に対する応答を音声により行わせるため
に用いられる、ことを特徴としている。上記構成によれ
ば、着信告知部は、送受信部を介して携帯電話装置から
着信告知信号が送信された場合に、ユーザに着信があっ
た旨を告知する。命令出力部は、送受信部を介して前記
携帯電話装置を制御するための所定の命令信号として、
携帯電話装置に。前記着信告知信号が対応する発呼者に
対する応答を音声により行わせるための信号を送信す
る。
【0005】この場合において、命令信号は、前記携帯
電話装置に、前記着信告知信号が対応する発呼者に対す
る一時待機要請を音声により行わせるための一時待機要
請命令信号とするようにしてもよい。また、命令信号
は、前記携帯電話装置に、前記着信告知信号が対応する
発呼者にメッセージ録音を音声により要請するメッセー
ジ録音要請命令信号とするようにしてもよい。さらに、
前記携帯電話装置との間で間欠的に通信を行い、前記携
帯電話装置の動作モードが遷移した場合に、自己の動作
モードを当該遷移後の動作モードに対応する動作モード
に移行させる動作モード同期部を備えるようにしてもよ
い。さらにまた、携帯電話装置から受信した信号の信号
強度を表示する信号強度表示部を備えるようにしてもよ
い。
【0006】また、携帯電話装置は、装着型無線通信装
置との間で局地的に双方向無線通信が可能な局地送受信
部と、電話回線側からの着信があった場合に、着信があ
った旨を前記装着型無線通信装置のユーザに告知させる
ための着信告知信号を前記局地送受信部を介して送信さ
せる着信告知制御部と、前記局地送受信部を介して前記
装着型無線通信装置から所定の命令信号を受信した場合
に、当該命令信号に基づいて各種制御を行う命令制御部
と、を備え、前記局地送受信部を介して前記装着型無線
通信装置から前記命令信号が送信された場合に、前記命
令制御部の制御下で発呼者に対する応答を音声により行
うことを特徴としている。上記構成によれば、着信告知
制御部は、電話回線側からの着信があった場合に、着信
があった旨を前記装着型無線通信装置のユーザに告知さ
せるための着信告知信号を前記局地送受信部を介して送
信させる。命令制御部は、前記局地送受信部を介して前
記装着型無線通信装置から所定の命令信号を受信した場
合に、当該命令信号に基づいて各種制御を行い、発呼者
に対する応答を音声により行う。
【0007】この場合において、局地送受信部を介して
前記装着型無線通信装置から一時待機要請命令信号が送
信された場合に、前記命令制御部の制御下で発呼者に対
する一時待機要請を音声により行う音声一時待機要請部
を備えるようにしてもよい。また、局地送受信部を介し
て前記装着型無線通信装置からメッセージ録音要請命令
信号が送信された場合に、前記命令制御部の制御下で発
呼者にメッセージ録音を音声により要請するメッセージ
録音要請部を備えるようにしてもよい。さらに、前記装
着型無線通信装置との間で間欠的に通信を行い、自己の
動作モードを遷移させた場合に、当該遷移後の動作モー
ドに対応する動作モードに前記装着型無線通信装置を移
行させるべく動作モード遷移情報を通知するようにして
もよい。さらにまた、前記装着型無線通信装置との間で
通信可能な領域内に位置し、且つ、前記装着型無線通信
装置との間でリンクが確立されている状態において、自
己に対する着信があった場合に着信告知信号を当該装着
型無線通信装置に送信するようにしてもよい。
【0008】また、無線通信回線を介して携帯電話装置
との間で局地的に双方向無線通信が可能な装着型無線通
信装置の制御方法は、前記無線通信回線を介して前記携
帯電話装置から着信告知信号が送信された場合に、ユー
ザに着信があった旨を告知し、前記着信に対応する処理
として、前記携帯電話装置に前記着信告知信号が対応す
る発呼者に対する応答を音声により行わせるための命令
を前記無線通信回線を介して送信する、ことを特徴とし
ている。この場合において、前記携帯電話装置との間で
間欠的に通信を行い、送受信動作を同期させるようにし
てもよい。
【0009】また、無線通信回線を介して装着型無線通
信装置との間で局地的に双方向無線通信が可能な携帯電
話装置の制御方法は、電話回線側からの着信があった場
合に、着信があった旨を装着型無線通信装置のユーザに
告知させるべく前記無線通信回線を介して装着型無線通
信装置に対して制御信号を送信し、前記装着型無線通信
装置から前記無線通信回線を介して前記着信に対応する
処理の命令を受信し、前記命令に対応する処理として、
発呼者に対する応答を音声により行うことを特徴として
いる。この場合において、前記装着型無線通信装置との
間で間欠的に通信を行い、送受信動作を同期させるよう
にしてもよい。
【0010】また、携帯電話装置と、前記携帯電話装置
との間で無線通信回線を介して局地的に双方向無線通信
が可能な装着型無線通信装置と、を備えた無線通信シス
テムの制御方法は、電話回線側からの着信があった場合
に、着信があった旨を前記装着型無線通信装置のユーザ
に告知させるための着信告知信号を前記携帯電話装置か
ら前記装着型無線通信装置に送信し、前記着信告知信号
に基づいて前記装着型無線通信装置のユーザに着信があ
った旨を告知させ、入力されたユーザの指示に基づい
て、あるいは、あらかじめ設定されたユーザの指示に基
づいて前記携帯電話装置の着信時処理として、当該携帯
電話装置に発呼者に対する応答を音声により行わせる、
ことを特徴としている。
【0011】また、無線通信回線を介して携帯電話装置
との間で局地的に双方向無線通信が可能とされるととも
に、コンピュータを内蔵した装着型無線通信装置を制御
するための制御プログラムは、前記携帯電話装置から前
記無線通信回線を介して着信告知信号が送信された場合
に、ユーザに着信があった旨を告知させ、前記着信に対
応する処理として、前記携帯電話装置に前記着信告知信
号が対応する発呼者に対する応答を音声により行わせる
ための命令を前記無線通信回線を介して送信させる、こ
とを特徴としている。この場合において、前記送受信部
を介して前記携帯電話装置との間で間欠的に通信を行わ
せ、送受信動作を同期させるようにしてもよい。
【0012】また、無線通信回線を介して装着型無線通
信装置との間で局地的に双方向無線通信が可能とされ、
コンピュータを内蔵した携帯電話装置を制御するための
制御プログラムにおいて、電話回線側からの着信があっ
た場合に、着信があった旨を装着型無線通信装置のユー
ザに告知させるべく前記無線通信回線を介して前記装着
型無線通信装置に制御信号を送信させ、前記装着型無線
通信装置から前記着信に対応する処理の命令を受信さ
せ、前記命令に対応する処理として前記携帯電話装置に
前記着信告知信号が対応する発呼者に対する応答を音声
により行わせる、ことを特徴としている。この場合にお
いて、前記装着型無線通信装置との間で間欠的に通信を
行わせ、送受信動作を同期させる用にすることも可能で
ある。
【0013】また、これらの場合において、制御プログ
ラムを記録媒体に記録するようにすることも可能であ
る。
【0014】
【発明の実施の形態】次に本発明の好適な実施形態につ
いて図面を参照して説明する。 [1] 第1実施形態 [1.1] 携帯電話システムの構成 まず、図1を参照して携帯電話システムの概要構成につ
いて説明する。本来、携帯電話システムは、多数の携帯
電話装置に対してサービスを提供可能である。しかしな
がら、以下の説明においては、説明の簡略化のため、一
組の携帯電話装置にサービスを提供する場合を例として
説明するものとする。携帯電話システム10は、携帯電
話装置11と対となって用いられる腕時計型情報機器1
2を備えている。この腕時計型情報機器12は、携帯電
話装置11との間で双方向無線通信を行う。また、携帯
電話システム10の無線基地局14は、携帯電話装置1
1や、他の携帯電話装置13と無線を介して接続され
る。無線基地局14は、携帯電話装置11あるいは携帯
電話装置13との間で通信回線を確保する。無線基地局
14は、移動端末交換網17に接続されている。移動端
末交換網17は、固定電話装置15等が接続される公衆
回線網16が接続される。これらの結果、携帯電話装置
11および携帯電話装置13は、携帯電話同士あるいは
固定電話装置15との間で通話を行うことが可能となっ
ている。
【0015】[1.2] 腕時計型情報機器の概要構成 図2に腕時計型情報機器の概要構成ブロック図を示す。
腕時計型情報機器12の切換回路22は、アンテナ21
を受信回路23に接続し、あるいは、送信回路24に接
続するための接続切換を行う。腕時計型情報機器12に
おいて受信を行う場合には、受信回路23は、切換回路
22によりアンテナ21に接続される。これにより受信
回路23は、アンテナ21を介して受信した携帯電話装
置11からの信号を送信回路24からの発振信号SVCO
に基づいて復調する。そして受信回路24は、受信デー
タDRXを中央制御回路25に出力する。一方、腕時計型
情報機器12において送信を行う場合には、送信回路2
4は、切換回路22によりアンテナ21に接続される。
これにより送信回路24は、中央制御回路25から入力
されたシンセイサイザ制御信号SSYに基づいて入力され
た送信データDTXを変調する。そして送信回路24は、
変調した送信データDTXをアンテナ21を介して携帯電
話装置11へ送信する。中央制御回路25は、腕時計型
情報機器12を構成する各部の制御を行う。なお、具体
的な制御については後述する。
【0016】さらに腕時計型情報機器12の鳴音部26
は、中央制御回路25の制御下で、ブザーや電子音によ
り携帯電話装置11あるいは腕時計型情報機器12の各
種状態をユーザに告知する。この場合における各種状態
とは、例えば、着呼状あるいは発呼状態などの機器動作
状態、若しくは、動作不良などのエラー発生状態などで
ある。また、振動報知部27は、中央制御回路25の制
御下で、振動により携帯電話装置11あるいは腕時計型
情報機器12についての上述したような各種状態をユー
ザに告知する。さらに発光報知部28は、LEDなどの
発光素子を備えている。そして、中央制御回路25の制
御下で、光により携帯電話装置11あるいは腕時計型情
報機器12についての上述したような各種状態をユーザ
に告知する。表示部29は、液晶ディスプレイ、有機E
L素子などで構成されている。そして、表示部29は、
中央制御回路25の制御下で、携帯電話装置11あるい
は腕時計型情報機器12についての上述したような各種
状態についての情報を表示する。
【0017】外部操作入力部30は、ボタン、タッチパ
ネルなどにより構成されている。そして、外部操作入力
部30におけるユーザの各種操作は、操作状態が特定さ
れて中央制御回路25に入力される。腕時計型情報機器
12の発振子31は、基準周波数を有する源発振信号を
生成し、基準信号作成回路32に出力する。基準信号作
成回路32は、源発振信号に基づいて各種基準信号を作
成し中央制御回路25に出力する。不揮発性メモリ33
は、EEPROM、フラッシュメモリなどとして構成さ
れており、当該腕時計型情報機器12固有のID番号N
IDおよび対応する携帯電話装置11固有のID番号NID
Tに対応するデータやプログラムなどの各種データを不
揮発状態で記憶する。電池34は、腕時計型情報機器1
2の各部に電源を供給している。音声コーデック38
は、中央制御回路25から出力される出力信号をデコー
ドして音声データを音声インターフェース部39に出力
する。さらに音声コーデック38、音声インターフェー
ス部39からの音声データをエンコードして中央制御回
路25に出力する。音声インターフェース部(音声I/
F部)39は、音声コーデック38が出力した音声デー
タをディジタル/アナログ変換してアナログ音声信号と
し、スピーカ35から音声を出力する。さらに音声イン
ターフェース部39は、マイク36を介して入力された
アナログ音声信号をアナログ/ディジタル変換して音声
データとして音声コーデック38に出力する。上記構成
において、受信回路23および送信回路24は、送受信
部として機能している。また、中央制御回路と、鳴音部
26、振動報知部27、発光報知部28あるいは、表示
部29は着信告知部として機能している。さらに中央制
御回路は、命令出力部として機能している。
【0018】[1.3] 受信回路および送信回路の構
成 ところで、上述したアンテナ21、切換回路22、受信
回路23および送信回路24は、携帯電話装置11側に
も通常の通話用無線回路とは別個に設けられている。こ
れにより、腕時計型情報機器12と携帯電話装置11と
は局地的に双方向無線通信が可能となっている。従っ
て、以下においては、アンテナ、切換回路、受信回路お
よび送信回路についてより詳細に説明する。図3にアン
テナ、切換回路、受信回路および送信回路の概要構成ブ
ロック図を示す。まず、アンテナ21の構成について説
明する。アンテナ21は、アンテナ本体21Aおよびア
ンテナフィルタ21Bを備えている。アンテナフィルタ
21Bは、外部からアンテナ本体21Aを介して入力さ
れる信号のうち、不要な成分を除去して、受信回路23
に出力する。また、アンテナフィルタ21Bは、送信回
路24から入力される信号のうち、不要な成分を除去し
てアンテナ本体21Aへ出力する。
【0019】次に受信回路23の構成について説明す
る。受信回路23のRFアンプ23Aは、アンテナ21
から入力された信号の高周波増幅を行ってミキサ23C
に出力する。一方、バッファアンプ23Bは、送信回路
24から入力された発振信号SVCOの増幅を行いミキサ
23Cに出力する。これらの結果、ミキサ23Cは、R
Fアンプ23Aの出力信号にバッファアンプ23Bによ
り増幅された発振信号SVCOを混合してバンドパスフィ
ルタ23Dに出力する。バンドパスフィルタ23Dは、
ミキサ23Cの出力信号のうち、所望の周波数帯域の信
号のみを通過させ、IFアンプ23Eに出力する。IF
アンプ23Eは、バンドパスフィルタ23Dの出力信号
の中間周波増幅を行って復調回路23Fに出力する。ま
た、IFアンプ23Eは、バンドパスフィルタ23Dの
出力信号に基づいて、アンテナ21における無線電波の
受信強度に相当する受信強度検出信号RSSIを中央制
御回路25に出力している。復調回路23Fは、IFア
ンプ23Eの出力信号を復調し、受信データDRXとして
中央制御回路25に出力する。
【0020】続いて送信回路24の構成について説明す
る。送信回路24のPLL回路24Aは、中央制御回路
25からのシンセイサイザ制御信号SSYに基づいて所定
周波数のキャリア信号を生成してローパスフィルタ24
Bに出力する。ローパスフィルタ24Bは、PLL回路
24Aの出力したキャリア信号の低域成分のみを通過さ
せ、電圧制御発振器(VCO)24Gに出力する。一
方、変調回路24Cは、中央制御回路25から入力され
た送信データDTXを変調して原送信信号STXとしてIF
アンプ24Dに出力する。IFアンプ24Dは、変調回
路24Cから入力された原送信信号STXの中間周波増幅
を行ってバンドパスフィルタ24Eに出力する。バンド
パスフィルタ24Eは、IFアンプ24Dの出力信号の
所定周波数帯域成分のみを通過させ、ミキサ24Fに出
力する。電圧制御発振器24Gは、ローパスフィルタ2
4Bの出力信号に基づいて所定周波数を有する周波数変
換用の発振信号SVCO1をミキサ24Fに出力する。ミキ
サ24Fは、発振信号SVCO1に基づいてバンドパスフィ
ルタ24Eの出力した増幅後の原送信信号STXの周波数
変換を行ってパワーアンプ24Hに出力する。パワーア
ンプ24Hは、ミキサ24Fの出力信号を増幅して切換
回路22およびアンテナ21を介して送信信号として出
力する。
【0021】[1.4] 中央制御回路の構成及び動作 次に、腕時計型情報機器12の中央制御回路25の構成
について説明する。以下の説明においては、受信回路2
3および送信回路24がブルートゥース(登録商標)技
術仕様に準じている場合について説明する。中央制御回
路25は、受信回路23および送信回路24(ブルート
ゥースモジュール)を制御しながら、携帯電話装置11
との間で制御データや音声データの送受信を行ってい
る。この場合に、中央制御回路25は、制御データの送
信、音声データの送信、制御データの受信、及び音声デ
ータの受信という4つの送受信モードを適宜切り替えな
がら処理を行うようになっている。図4に中央制御回路
25の概要構成ブロック図を示す。中央制御回路25
は、CPU(Central Proccessing Unit)257、ス
イッチング素子251、スイッチング素子252および
図示せぬROMやRAMを備えて構成されている。ま
た、中央制御回路25は、ACL(Asynchronous Conne
ction Less)リンク用として受信用ACLバッファメモ
リ253および送信用ACLバッファメモリ255を備
えている。
【0022】さらに中央制御回路25は、SCO(Sync
hronous Connection Oriented)リンク用として、受信
用SCOバッファメモリ254、ACLリンク用の送信
用SCOバッファメモリ256を備えている。上記構成
において、ACLリンクとは、ブルートゥース技術仕様
における非同期型の通信リンクを意味している。このA
CLリンクは、マスターとスレーブからなるピコネット
内のスレーブ数や送受信されるデータ量に応じて実効通
信速度が変化する。すなわち、通信スロットの空き状態
に応じてマスターがスレーブに対してポーリングを行っ
ている。このため、通常は、ACLリンクは、リアルタ
イム性があまり要求されない通信において利用される。
従って、この腕時計型情報機器12は、リアルタイム性
が要求されない非同期データをこのACLリンクを用い
て携帯電話装置11との間で送受信することとなる。こ
こでの非同期データは、例えば腕時計型情報機器12と
携帯電話装置11との間で、各種指示や制御のために用
いられる制御データを意味する。この非同期データを受
信するときには受信用ACLバッファメモリ253が用
いられる。また、非同期データを送信するときには送信
用ACLバッファメモリ255が用いられるようになっ
ている。
【0023】また、SCOとは、ブルートゥース技術に
おける同期型の通信リンクであり、マスターとスレーブ
との間で1対1に行われる。すなわち、あらかじめ定め
られた周期的な時間間隔で通信スロットを与えることに
より一定した通信帯域を提供している。従って、一定の
通信速度を確保することが可能であり(ここでは64k
bps)、通常は、リアルタイム性が要求される通信に
おいて利用される。従って、この腕時計型情報機器12
は、携帯電話装置11との間でSCOリンクを用いるこ
とにより、リアルタイム性が要求される音声データを送
受信する。この場合、音声データを受信するときには受
信用SCOバッファメモリ254が用いられる。また、
音声データを送信するときには送信用SCOバッファメ
モリ256が用いられるようになっている。
【0024】以下、中央制御回路25によるデータ送受
信時の動作についてACLリンクにより通信を行う場合
およびSCOリンクにより通信を行う場合に分けて詳細
に説明する。まず、ACLリンクによって通信を行う場
合、CPU257は、バッファセレクトコントロール信
号を送出して、スイッチング素子251及び252に対
して、ACLバッファメモリ側にスイッチングすること
を指示する。この場合、受信回路23がアンテナ21を
介して受信し、中央制御回路25に出力した受信データ
DRXは、受信用ACLバッファメモリ253に書き込ま
れていく。そして、1パケット分の非同期データが書き
込まれると、図示せぬメモリコントローラからCPU2
57に対して受信割込信号が送出される。この受信割込
信号に応じてCPU257は、受信用ACLバッファメ
モリ253に記憶されている非同期データを読み出して
いく。一方、CPU257によって生成される非同期デ
ータは、送信用ACLバッファメモリ255に書き込ま
れる。その後、非同期データは、送信データDTXとして
中央制御回路25から送信回路24に出力される。そし
て、1パケット分の制御データが送出されて送信用AC
Lバッファメモリ255がエンプティ(空)になると、
図示せぬメモリコントローラからCPU257に対して
データ送信完了信号が送出される。データ送信完了信号
に応じてCPU257は、次に送信すべき非同期データ
を送信用ACLバッファメモリ255に書き込んでい
く。
【0025】次にSCOリンクによって通信を行う場合
について説明する。一方、SCOリンクによって通信を
行う場合、CPU257は、バッファセレクトコントロ
ール信号を送出して、スイッチング素子251及び25
2に対しSCOバッファメモリ側にスイッチングするこ
とを指示する。この場合、ブルートゥースモジュール2
2がアンテナ21を介して受信し、中央制御回路25に
出力した受信データDRXは、受信用SCOバッファメモ
リ254に書き込まれていく。そして、受信用SCOバ
ッファメモリ254に1パケット分の同期データである
音声データが書き込まれると、図示せぬメモリコントロ
ーラからCPU257に対して受信割込信号が送出され
る。受信割込信号に応じてCPU257は、受信用SC
Oバッファメモリ254に記憶されている音声データを
読み出していく。一方、送信を行う場合には、応答メッ
セージなどの固定的な音声データは不揮発性メモリ33
に記憶されており、通話時の音声データはマイク36、
音声インターフェース部39および音声コーデック38
を介して図示しないRAMに記憶される。
【0026】そして、不揮発性メモリ33あるいは図示
しないRAMに記憶されている音声データは、CPU2
57によって読み出される。そして、CPU257によ
って、送信用SCOバッファメモリ256に書き込まれ
る。そして、送信データDTXとして中央制御回路25か
ら送信回路34に出力される。その後、1パケット分の
音声データが送出されて送信用SCOバッファメモリ2
56がエンプティ(空)になると、図示せぬメモリコン
トローラからCPU257に対してデータ要求割込信号
が送出される。このデータ要求割込信号に応じてCPU
257は、次に送信すべき音声データを不揮発性メモリ
33あるいは図示しないRAMから読み出し、送信用S
COバッファメモリ256に書き込んでいく。
【0027】このように、本実施形態では、スイッチン
グ素子等のハードウェアと、CPU257を含む処理回
路と、上記動作を行うためのソフトウェアとを組み合わ
せることによって、上記のような送受信制御を可能とし
ている。ただし、ハードウェアとソフトウェアの組み合
わせに限らず、CPU257を含む処理回路及び上記動
作を行うためのソフトウェアのみを用いても、上記送受
信制御は実現可能である。この場合、CPU257は、
現在行われている通信がACLリンクかSCOリンク
か、そして、送信か受信かということによって、バッフ
ァメモリ253、254、255、及び256の読み出
し或いは書込みアドレスを変えればよい。
【0028】[1.5] 第1実施形態の動作 次に実施形態の動作について説明する。以下の説明にお
いては、携帯電話装置11のアンテナ、切換回路、受信
回路および送信回路並びにこれらの構成要素を表記する
場合には、符号に「T」の文字を付加して表記するもの
とする。例えば、携帯電話装置11の受信回路を表す場
合は「受信回路24T」とする。また、携帯電話装置1
1の復調回路を表す場合は「復調回路23T」とする。
上記構成において、受信回路23Tおよび送信回路24
Tは、局地送受信部として機能している。また、図示し
ない中央制御回路は、着信告知制御部および命令制御部
として機能している。この場合において、腕時計型情報
機器12の表示部29には、図5に示すように、日付、
曜日および現在時刻が表示されている。さらに腕時計型
情報機器12の表示部29には、携帯電話装置11から
定期的に信号を受信することにより受信信号の信号強度
を表示する信号強度表示シンボル群SSPが表示されてい
る。これは受信回路23のIFアンプ23Eから出力さ
れる受信強度検出信号RSSIに基づいて表示がなされ
ている。ここで、信号強度表示シンボル群SSPを表示し
ているのは、以下の理由による。携帯電話装置11と腕
時計型情報機器12との間に電気的な障害物が存在する
場合がある。そして、このような場合に、携帯電話装置
11と腕時計型情報機器12との間における無線通信品
質が劣化した場合あるいは無線通信不能状態に至った場
合にユーザに告知する必要があるからである。
【0029】さらに、携帯電話装置11と腕時計型情報
機器12は、局地的に双方向通信を行っており、常に同
期をとっている。具体的には、携帯電話装置11から
は、同期信号を含む識別信号(ID番号NIDTに相当)
がアンテナ21Tから間欠的に送信されている。キャリ
ア周波数としては、一般的に開放されている430[M
Hz]帯から2.45[GHz]帯を用いている。一
方、腕時計型情報機器12は、キャリアセンスを行って
いる。これにより、腕時計型情報機器12は、携帯電話
装置11からの前述の識別信号を正しく受信している限
り、携帯電話装置11とは同期がとれている。そして、
同期がとれており、かつ、受信した識別信号が不揮発性
メモリ23に記憶しているID番号NIDTに相当する状
態となると、腕時計型情報機器12は、対応する携帯電
話装置11の動作状態を常に把握することができるよう
になっている。
【0030】図6に処理フローチャートを示す。固定電
話装置15から公衆回線網16、移動端末交換網17お
よび無線基地局14を介して携帯電話装置11に着信が
あった場合、あるいは、携帯電話装置13から無線基地
局14および移動端末交換網17を介して携帯電話装置
11に着信があった場合には(ステップS1)、腕時計
型情報機器12との間に通信リンクが確立されているか
否かを判別する(ステップS2)。ステップS2の判別
において、通信リンクが確立されていない、すなわち、
腕時計型情報機器12が携帯電話装置11から所定の距
離範囲内に存在しない場合には、当該携帯電話装置11
において着信報知を行う(ステップS8)。これにより
携帯電話装置11は、図示しないスピーカから着信音を
発生させたり、バイブレータにより振動を発生させたり
することとなる。一方、ステップS2の判別において、
通信リンクが確立されている場合には(ステップS2;
Yes)、腕時計型情報機器12を呼び出し、情報転送
を行う(ステップS3)。
【0031】より具体的には、携帯電話装置11の図示
しないマイクロプロセッサは、着信があった旨、送信先
の腕時計型情報機器12に対応するID番号NIDおよび
発呼者の電話番号を含む送信データDTXTを変調回路2
4CTに出力する。変調回路24CTは、送信データD
TXTを変調し、原送信信号STXTとしてIFアンプ24
DTに出力する。IFアンプ24DTは、原送信信号S
TXTの中間周波増幅を行い、バンドパスフィルタ24E
Tに出力する。バンドパスフィルタ24ETは、IFア
ンプ24DTの出力信号の所定周波数帯域成分のみを通
過させミキサ24FTに出力する。一方、携帯電話装置
11の図示しないマイクロプロセッサは、シンセイサイ
ザ制御信号SSYをPLL回路24ATに出力する。PL
L回路24ATは、シンセイサイザ制御信号SSYに基づ
いて所定周波数のキャリア信号を生成してローパスフィ
ルタ24BTに出力する。ローパスフィルタ24BT
は、PLL回路24ATの出力したキャリア信号の低域
成分のみを通過させ、電圧制御発振器24GTに出力す
る。電圧制御発信器24GTは、ローパスフィルタ24
BTの出力信号に基づいて所定の周波数を有する発振信
号SVCO1をミキサ24FTに出力する。これらの結果、
ミキサ24FTは、発振信号SVCO1に基づいてバンドパ
スフィルタ24ETの出力した原送信信号STXTの周波
数変換を行い、パワーアンプ24HTに出力する。パワ
ーアンプ24HTは、ミキサ24FTの出力信号を増幅
して切換回路22Tおよびアンテナ21Tを介して送信
信号として着信告知信号を腕時計型情報機器12に送信
することとなる。
【0032】一方、腕時計型情報機器12は、アンテナ
21のアンテナ本体21A、アンテナフィルタ21Bお
よび切換回路22を介して着信告知信号が受信回路23
に入力される。受信回路23のRFアンプ23Aは、ア
ンテナ21から入力された信号の高周波増幅を行ってミ
キサ23Cに出力する。一方、バッファアンプ23B
は、発振信号SVCOの増幅を行ってミキサ23Cに出力
する。これらの結果、ミキサ23Cは、RFアンプ23
Aの出力信号に、増幅された発振信号SVCOを混合して
バンドパスフィルタ23Dに出力し、バンドパスフィル
タ23Dは、ミキサ23Cの出力信号のうち、所望の周
波数帯域の信号のみを通過させてIFアンプ23Eに出
力する。IFアンプ23Eは、バンドパスフィルタ23
Dの出力信号の中間周波増幅を行って復調回路23Fに
出力し、復調回路23Fは、IFアンプ23Eの出力信
号を復調して着信告知信号に対応する受信データDRXと
して中央制御回路25に出力する。
【0033】この結果、中央制御回路25は、携帯電話
装置11に着呼があった旨を検出し、着信報知および情
報表示を行う(ステップS4)。より具体的には、中央
制御回路25は、着信があった旨をユーザに告知すべ
く、鳴音部26を制御して、ブザーや電子音をならした
り、振動報知部27を制御して振動させたり、発光報知
部28によりLEDなどの発光素子を点滅させたりし
て、着信報知を行う。さらに中央制御回路25は、受信
データDRXから発呼者の電話番号を抽出し、表示部29
を制御して、当該電話番号あるいは電話番号に対応する
情報(例えば、あらかじめ登録した発呼者氏名など)を
表示して着呼があった旨をユーザに通知する。より具体
的には、図7に示すように、表示部29に「チャクシ
ン」の文字が表示され、電話番号「0123−456
7」が表示されることとなる。これにより、ユーザが携
帯電話装置11を操作し、オフフック状態として通話を
行うこととなる。しかしながら、状況によりユーザが携
帯電話装置11を直ちに操作できない場合には、外部操
作入力部30のボタン30A〜30Cを操作することに
より(ステップS5)、操作に対応した命令信号が携帯
電話装置11に送信されることとなる(ステップS
6)。
【0034】ここで、動作のより具体的な例として中央
制御回路25は、外部操作入力部30における操作が発
呼者にすぐには電話にでられないので、ちょっと待って
いてほしい旨を伝える場合の動作について説明する。す
なわち、一時待機要請を行う場合の動作を図8および図
9に示すシーケンスを参照しながら説明する。腕時計型
情報機器12は、携帯電話装置11との間で、ブルート
ゥース技術仕様で定められた同期確立フェーズ及び通信
接続フェーズを経由してピコネットと呼ばれる通信ネッ
トワークを形成する(ステップSb1)。そして、パー
クモードと呼ばれる低消費電力モードに移行する(ステ
ップSb2)。これらの状態遷移の際には、マスター及
びスレーブ間で、ブルートゥースアドレスやリンクキー
等を用いて通信相手を識別しながら処理が行われるが、
これは周知技術であるので詳細な説明は省力する。な
お、本実施形態においては、腕時計型情報機器12と携
帯電話装置11とは、どちらがマスターであってもスレ
ーブであってもよいが、以下の説明においては、携帯電
話装置11をマスターとし、腕時計型情報機器12をス
レーブとする。この低消費電力モードにおいて、腕時計
型情報機器12の表示部29には、図5の模式図に示し
たように、日付、曜日および現在時刻が表示される。さ
らに表示部29には、携帯電話装置11から定期的に送
信されるビーコン信号の受信電界強度を表示する信号強
度表示シンボル群SSPが表示されている。この表示は、
上述した受信電界強度検出信号RSSIに基づいてなさ
れる。
【0035】この信号強度表示シンボル群SSPは、携帯
電話装置11と腕時計型情報機器12との間に電気的な
障害物が存在したり、互いの通信エリアから逸脱したり
して、両者間における無線通信品質が劣化した場合ある
いは無線通信不能状態に至ったことをユーザに告知する
役割を果たしている。この状態において、例えば携帯電
話装置13のユーザ(以下、この動作例において発呼者
と呼ぶ)が、装置13の図示せぬ操作部を用いて携帯電
話装置11の電話番号を入力して発呼操作を行ったとす
る。これに応じて、移動端末交換網17は、基地局14
を介して着信呼び出し信号を送信する(ステップSb
3)。この着信呼び出し信号には、着信先となる携帯電
話装置11の電話番号が含まれる。さらに着信呼び出し
信号には、発呼者となる携帯電話装置13の電話番号も
含まれる。一方、基地局14の無線ゾーンに在圏する携
帯電話装置11は、着信呼出信号を受信すると(ステッ
プSb4)、スレーブである腕時計型情報機器12に対
して、パークモードからACLリンクによる通信接続フ
ェーズに移行するように指示する。これに応じて携帯電
話装置11及び腕時計型情報機器12間は、ACLリン
クによる通信接続フェーズに移行することとなる(ステ
ップSb5)。ACLリンクが確立されると、携帯電話
装置11は、着信があることを告知するための着信告知
信号をACLパケットを送信する(ステップSb6)。
この着信告知信号には、着信があった旨の他、前述した
発呼者の携帯電話装置13の電話番号が含まれている。
【0036】一方、腕時計型情報機器12は、上記AC
Lパケットを受信すると(ステップSb7)、携帯電話
装置11に着呼があった旨を判別し、情報表示及び着信
報知を行う。具体的には、腕時計型情報機器12は、受
信したACLパケットから発呼者の電話番号を抽出す
る。次に腕時計型情報機器12は、表示部29を制御し
て、当該電話番号あるいは電話番号に対応する情報を表
示して着呼があった旨をユーザに通知する(ステップS
b8)。例えば、図7の模式図に示したように、腕時計
型情報機器12の表示部29には「チャクシン」の文字
が表示され、発呼者の電話番号「0123−4567」
が表示されることとなる。また電話番号に代えてあらか
じめ登録されている発呼者の氏名を表示するようにして
もよい。さらに、腕時計型情報機器12は、着信報知を
行う(ステップSb9)。具体的には、中央制御回路2
5は、鳴音部26を制御してブザーや電子音をならす。
また、中央制御回路25は、振動報知部27を制御して
振動させる。あるいは、中央制御回路25は、発光報知
部28によりLEDなどの発光素子を点滅させることと
なる。
【0037】これにより、携帯電話装置11のユーザは
着信があったことを知ることとなる。しかしながらユー
ザが状況により携帯電話装置11を直ちに操作できない
場合には、腕時計型情報機器12の外部操作入力部30
を用い、予め定められた操作手順で一時待機を示す操作
を行う。腕時計型情報機器12は、この操作を受け付け
(ステップSb10)、一時待機命令を含んだACLパ
ケットを携帯電話装置11に送信する(ステップSb1
1)。一方、携帯電話装置11は上記ACLパケットを
受信すると(ステップSb12)、このACLパケット
の中から一時待機命令を抽出する。この一次待機命令に
応じて発呼者の携帯電話装置13との間の通話回線を接
続するように基地局14に指示する(ステップSb1
3)。基地局14は、通話チャネルを割り当てる等の所
定の処理を行って、携帯電話装置11と携帯電話装置1
3との間の通話回線を接続する(ステップSb14)。
次いで、携帯電話装置11は、腕時計型情報機器12に
対して、ACLリンクによる通信接続フェーズからSC
Oリンクによる通信接続フェーズに移行するように指示
する。
【0038】この移行指示に応じて携帯電話装置11及
び腕時計型情報機器12間は、SCOリンクによる通信
接続フェーズに移行することとなる(ステップSb1
5)。SCOリンクが確立されると、腕時計型情報機器
12の中央制御回路25は、は、図示しないアドレス管
理テーブルを参照する。この参照により中央制御回路2
5は、読み出しアドレスを取得して一時待機データを不
揮発性メモリ33から読み出す。次に、読み出した一時
待機データをSCOリンクを介して携帯電話装置11に
送信する(ステップSb16)。この際、図10の模式
図に示すように、腕時計型情報機器12の表示部29に
は、発呼者の電話番号「0123−4567」の他、
「イチジタイキ」というメッセージが表示され、ユーザ
に一時待機中であることが報知される。一方、携帯電話
装置11は、アンテナ21Tおよび切換回路22Tを介
して、受信回路23Tによって一時待機データを受信す
ると、これを送信回路24T、切換回路22T、アンテ
ナ21Tを介して基地局14に送信する(ステップSb
17)。この一時待機データは、基地局14によって受
信された後(ステップSb18)、移動端末交換網17
を経由して発呼者の携帯電話装置13に送信される。そ
して、携帯電話装置13の図示せぬスピーカから音声と
して出力されることになる。携帯電話装置13のユーザ
は、この一時待機メッセージを聞き、しばらくそのまま
待機することとなる。
【0039】このようなステップSb16〜ステップS
b18の処理は、携帯電話装置11のユーザが携帯電話
装置11を操作するまで継続される。従って、携帯電話
装置13のユーザである発呼者はこの一時待機メッセー
ジを繰り返し聞くこととなる。さて、ユーザが携帯電話
装置11を操作できる状態になり、当該装置11の外部
操作入力部56を用いてオフフック操作を行うと、携帯
電話装置11はオフフック操作を受け付る(ステップS
b19)。このオフフック操作に応じて、携帯電話装置
11は、ブルートゥースモジュール42からの音声デー
タの取り込みを中止する。そして、携帯電話装置13の
ユーザである発呼者と携帯電話装置11のユーザとの間
で直接の音声通話を行うための処理を実行する(ステッ
プSb20)。具体的には、ユーザの音声が携帯電話装
置11のマイクによって集音され、これに対応した音声
データが音声I/F部によって生成され、生成された音
声データが音声コーデックによってエンコードされ、送
信回路24T、切換回路22Tおよびアンテナ21Tを
介して基地局14に送信される。
【0040】また、これとともに、携帯電話装置13か
ら送信されてきた音声データが、アンテナ21T、切換
回路22Tおよび受信回路23T、音声コーデック及び
音声I/F部を経由して携帯電話装置11のスピーカか
ら出力される。そして、携帯電話装置11は、腕時計型
情報機器12に対して、SCOリンクによる通信接続フ
ェーズからACLリンクによる通信接続フェーズに移行
するように指示し、これに応じて携帯電話装置11及び
腕時計型情報機器12間は、ACLリンクよる通信接続
フェーズに移行することとなる(ステップSb21)。
ACLリンクが確立されると、携帯電話装置11は、通
話を開始したことを通知するための通話開始通知を含む
ACLパケットを送信する(ステップSb22)。一
方、腕時計型情報機器12は、上記ACLパケットを受
信すると(ステップSb23)、このACLパケットか
ら通話開始通知を検出して、携帯電話装置11による通
話が開始されたと判断し、ステップSb2と同様のパー
クモードに移行する(ステップSb24)。さて、携帯
電話装置11のユーザは、通話が終了すると、外部操作
入力部56を用いてオンフック操作を行う。携帯電話装
置11はこの操作を受け付け(ステップSb25)、基
地局14に回線開放要求を送信して、通話回線を開放す
る(ステップSb26)。
【0041】[2] 第2実施形態 以上の第1実施形態の説明においては、アンテナ21、
切換回路22、受信回路23および送信回路24が携帯
電話装置11側にも設けられている場合について説明し
たが、本第2実施形態は、携帯電話装置11に代えて携
帯電話装置11AがワイドバンドCDMA(Wide-band
Code Division Multiple Access)方式の携帯電話装置
であり、腕時計型情報機器12との間で無線技術の一つ
であるブルートゥース(BlueTooth)を利用した場合の
実施形態を説明する。
【0042】[2.1] 携帯電話装置の構成 図11に第2実施形態の携帯電話装置の詳細構成ブロッ
ク図を示す。携帯電話装置11Aのブルートゥースモジ
ュール部42は、ブルートゥース用アンテナ41を介し
て無線双方向通信を行う。この場合において、ブルート
ゥースモジュール部42のRF部54は、高周波増幅な
どの高周波信号処理を行い、ブルートゥース用アンテナ
41を介して腕時計型情報機器12との間で双方向無線
通信を行う。また、ベースバンド処理部55は、ブルー
トゥース技術によるベースバンド処理(ベースバンド信
号の変調/復調)を行う。マイクロプロセッサ43は、
各種データを記憶するROM、RAMなどを有し、通信
制御、アプリケーション制御を行う。また、マイクロプ
ロセッサ43は、携帯電話装置11A全体を制御する。
【0043】LCDドライバ45は、マイクロプロセッ
サ43の制御下で液晶ディスプレイ装置(LCD)44
を駆動する。RF部47は、高周波増幅などの高周波信
号処理を行い、携帯電話用アンテナ46を介して移動端
末交換網17との間で無線通信を行う。W−CDMAベ
ースバンド処理部48は、ワイドバンドCDMA方式に
よるベースバンド信号の変調/復調処理であるベースバ
ンド処理を行う。音声コーデック(音声CODEC)4
9は、不揮発性メモリ49Aにあらかじめ記憶された音
声データあるいはW−CDMAベースバンド処理部48
の出力信号をデコードして音声データを出力する。また
音声コーデック49は、後述の音声インターフェース部
からの音声データをエンコードしてW−CDMAベース
バンド処理部48に出力する。音声インターフェース部
(音声I/F部)52は、音声コーデック49の出力し
た音声データをディジタル/アナログ変換してアナログ
音声信号とし、スピーカ50から音声を出力する。さら
に音声インターフェース部52は、マイク51を介して
入力されたアナログ信号をアナログ/ディジタル変換し
て音声データとして音声コーデック49に出力する。上
記構成において、ブルートゥースモジュール部42、マ
イクロプロセッサ43およびLCDドライバ45は相互
にバス53を介して接続されている。上記構成におい
て、RF部54およびベースバンド処理部55は、局地
送受信部として機能している。また、マイクロプロセッ
サ43は、着信告知制御部および命令制御部として機能
している。
【0044】[2.2] 第2実施形態の動作 次に第2実施形態の動作について再び図6を参照して説
明する。固定電話装置15から公衆回線網16、移動端
末交換網17および無線基地局14を介して携帯電話装
置11Aに着信があった場合あるいは、携帯電話装置1
3から移動基地局14および移動端末交換網17を介し
て携帯電話装置11Aに着信があった場合には(ステッ
プS1)、腕時計型情報機器12との間に通信リンクが
確立されているか否かを判別する(ステップS2)。ス
テップS2の判別において、通信リンクが確立されてい
ない、すなわち、腕時計型情報機器12が携帯電話装置
11Aから所定の距離範囲内に存在しない場合には、当
該携帯電話装置11Aにおいて着信報知を行う(ステッ
プS8)。一方、ステップS2の判別において、腕時計
型情報機器12との間に通信リンクが確立されている場
合には(ステップS2;Yes)、腕時計型情報機器1
2を呼び出し、情報転送を行う(ステップS3)。より
具体的には、移動端末交換網を介した公衆回線網あるい
は移動端末交換網から携帯電話装置11Aに着信があっ
た場合には、RF部47は、アンテナ46を介して入力
される受信信号の高周波信号処理を行い、受信信号をW
−CDMAベースバンド処理部48に出力する。
【0045】WCDMAベースバンド処理部48は、W
−CDMA方式によるベースバンド処理を行う。これに
よりマイクロプロセッサ43は、着信があった旨を検出
し、ブルートゥースモジュール部42のベースバンド処
理部55により、着信があった旨、送信先の腕時計型情
報機器12に対応するID番号NIDおよび発呼者の電話
番号を含む送信データDTXTに対してブルートゥース用
のベースバンド処理を行い、RF部54により高周波信
号処理を行って、ブルートゥース用アンテナ41を介し
て腕時計型情報機器12に着信があった旨、送信先の腕
時計型情報機器12に対応するID番号NIDおよび発呼
者の電話番号を着信告知信号として腕時計型情報機器1
2に送信する。その後、腕時計型情報機器12において
は、第1実施形態と同様の処理がなされるので、説明は
省略する。また、腕時計型情報機器12から携帯電話装
置11Aに送信がなされた場合は、携帯電話装置11A
のRF部54は、入力された受信信号の高周波信号処理
を行い、受信信号をベースバンド処理部55に出力す
る。
【0046】ベースバンド処理部55は、受信信号に対
してブルートゥース技術によるベースバンド処理を行っ
て送信データを復調し、マイクロプロセッサ43にバス
53を介して送信する。この結果、例えば、送信データ
が一時待機要請に対応するものであった場合には、マイ
クロプロセッサ43は、あらかじめ記憶していた一時待
機要請に対応する音声メッセージである音声メッセージ
データをバス53を介してW−CDMAベースバンド処
理部48に出力する。この結果、W−CDMAベースバ
ンド処理部48は音声メッセージデータを変調して、R
F部47に出力し、RF部47は、変調された音声メッ
セージデータの高周波信号処理を行い、携帯電話用アン
テナ46および移動端末交換網を介して発呼者側に送信
することとなる(ステップS7)。この結果、発呼者側
では、例えば、「しばらくお待ちください。」の音声メ
ッセージが流れることとなる。
【0047】[3] 実施形態の効果 以上の説明のように、上記各実施形態によれば、携帯電
話装置の着信情報が腕時計型情報機器に転送され、ユー
ザは携帯電話装置を鞄などから取り出すことなしに着信
情報(着信した旨、発呼者電話番号など)を知ることが
できる。さらに電話着信時に一時待機要請を腕時計型情
報機器を使って行うことが出来る。
【0048】[4] 実施形態の変形例 [4.1] 第1変形例 上記説明においては、一時待機を依頼する音声を発呼者
側に送信していた。しかしながら、運転中などの電話に
応答することが出来ない場合には、以下のような対応も
可能である。すなわち、腕時計型情報機器12のボタン
操作あるいはあらかじめ腕時計型情報機器12に設定を
行っておく。これにより、携帯電話装置11(あるいは
携帯電話装置11A。以下、同様)から発呼者側に不在
応答を送信させる。そして、携帯電話装置11に、メッ
セージ録音要請を送信させ、メッセージ録音を行っても
らうように構成すればよい。そして、携帯電話装置11
では、録音要請命令受信後、メッセージ録音内容を図示
しないRAMなどの記憶部に記憶させることとなる。
【0049】[4.2] 第2変形例 上記説明においては、電話着信時について説明したが、
携帯電話装置11と腕時計型情報機器12との間で間欠
的に通信を行い、携帯電話装置11の動作モードが遷移
した場合に、動作モードを同期させるべく、遷移後の動
作モードに対応する動作モード遷移情報を腕時計型情報
機器12に通知し、腕時計型情報機器12の動作モード
を当該遷移後の動作モードに対応する動作モードに移行
させるように構成することも可能である。このような動
作モードとしては、着信時に電子音で呼び出す着信音発
生モード、着信時に振動により呼び出す振動モード、着
信音をならさないサイレントモードなど携帯電話装置1
1および腕時計型情報機器12の双方で同一の動作モー
ドにしたほうが好ましい動作モードが挙げられる。例え
ば、非着信時においても所定時間毎(例えば、5分毎)
に通信を行い、携帯電話装置11が着信音をならさない
サイレントモードに設定された場合には、時計型情報機
器12においても自動的に着信音をならさないサイレン
トモードに設定するようにできる。これにより、ユーザ
の設定処理を簡略化することができ、使い勝手が向上す
る。
【0050】[4.3] 第3変形例 以上の説明においては、ユーザ同士が通話を行う場合に
ついて説明したが、携帯電話装置11を介して、メール
サーバあるいはコンテンツサーバに接続するように構成
することも可能である。以下、具体的に説明する。ま
ず、メールサーバ接続時の動作について説明する。メー
ルサーバへ接続するに先だって、携帯電話装置11と腕
時計型情報機器12との間は、コネクションが確立して
いるものとする。まず、腕時計型情報機器12の表示画
面に携帯電話装置11に表示されるメールサーバ接続時
の画面(例えば、HTMLデータ形式)を表示する。こ
の表示画面は、携帯電話装置11がHTMLデータを転
送することにより表示される。そして、外部操作入力部
30を操作し、画面上の特定のボタンが押された場合、
腕時計型情報機器12は、このボタンに対応付けられた
ボタンIDを携帯電話装置11との間のコネクションを
介して携帯電話装置11に送出する。ボタンIDを受け
取った携帯電話装置11は、ユーザインタフェースに対
して、このボタンIDに対応したボタンが押されたこと
に相当する擬似イベントを発生させる。
【0051】この結果、携帯電話装置11からネットワ
ークにPOP3(Post Office Protocol version 3)を
用いてメールの受信を行う。そして、携帯電話装置11
は、受信したメールのリスト画面を腕時計型情報機器1
2の表示画面に表示させる。この場合において、新規に
受信したメールのリストばかりでなく、既に受信済みの
メールもリストに含めることも可能である。そして、ユ
ーザがメールを選択する操作を外部操作入力部30にお
いて行うと、腕時計型情報機器12は、この操作に対応
する当該操作の操作履歴データを携帯電話装置11との
間のコネクションを介して携帯電話装置11に送出す
る。操作履歴データを受け取った携帯電話装置11は、
ユーザインタフェースに対して、この操作履歴データに
対応する操作が携帯電話装置11において行われたこと
に相当する擬似イベントを発生させる。従って、メール
の選択およびメールの本文の表示などの操作を行うこと
が可能となる。図12にメール選択後の表示状態の画面
を示す。図12においては、表示対象がメール(E−m
ail)であること、題名および本文の一部が表示され
ている。次にコンテンツサーバ接続時の動作について説
明する。コンテンツサーバへ接続するに先だって、携帯
電話装置11と腕時計型情報機器12との間は、コネク
ションが確立しているものとする。
【0052】まず、腕時計型情報機器12の表示画面に
携帯電話装置11に表示されるコンテンツサーバ接続時
の画面(例えば、HTMLデータ形式)を表示する。こ
の表示画面は、携帯電話装置11がHTMLデータを転
送することにより表示される。そして、外部操作入力部
30を操作し、画面上の特定のボタンが押された場合、
腕時計型情報機器12は、このボタンに対応付けられた
ボタンIDを携帯電話装置11との間のコネクションを
介して携帯電話装置11に送出する。ボタンIDを受け
取った携帯電話装置11は、ユーザインタフェースに対
して、このボタンIDに対応したボタンが押されたこと
に相当する擬似イベントを発生させる。この結果、携帯
電話装置11からネットワークへURLを指定したGE
Tメッセージが送出される。そして、携帯電話装置11
は、GETメッセージに含まれるURLに対応するコン
テンツサーバから受信した表示画面データを腕時計型情
報機器12に転送する。これにより腕時計型情報機器1
2は受信した表示画面データに対応する表示画面に表示
させる。具体的には、図13に示すような画面が表示さ
れることとなる。そして、外部操作入力部30を操作
し、画面上の特定のボタンが押された場合、腕時計型情
報機器12はこのボタンに対応付けられたボタンIDを
携帯電話装置との間のコネクションを介して携帯電話装
置11に送出する。このコネクションからボタンIDを
受け取った携帯電話装置11は、ユーザインタフェース
に対して、このボタンIDに対応したボタンが押された
ことに相当する擬似イベントを発生させる。この結果、
携帯電話装置11からネットワークへ新たなGETメッ
セージが送出され、以下、同様の処理を行うこととな
る。
【0053】[4.4] 第4変形例 また、腕時計型情報機器12を携帯電話装置11のリモ
ートコントロール装置として用いることも可能である。
例えば、腕時計型情報機器12の外部操作入力部30に
設けられたボタン30A〜30Cを操作することによ
り、携帯電話装置に命令信号を送信し、サイレントモー
ドなどへ移行させるように構成することも可能である。
この場合、モード移行後に携帯電話装置11から腕時計
型情報機器12に対し、設定完了の送信データが送ら
れ、腕時計型情報機器12の表示部29に表示するよう
に構成すれば、確実に変更がなされたことをユーザが把
握することが出来る。
【0054】[4.5] 第5変形例 さらに携帯電話装置11に電子メール受信機能や、ホー
ムページ表示機能がある場合には、電子メール着信時あ
るいはホームページ自動巡回設定時などに電子メールデ
ータやホームページデータを腕時計型情報機器12側に
転送させ、腕時計型情報機器12の表示部29に表示さ
せることにより、携帯電話装置11を収納している鞄な
どから取り出すことなしに電子メールを読んだり、ホー
ムページを閲覧することが可能となる。
【0055】[4.6] 第6変形例 上記説明においては、双方向無線通信の方式については
2.45GHzの無線周波数帯域を使う「BlueTooth」
以外は明確に言及していなかったが、1m〜10m程度
の局地的な通信が行えるものであればかまわない。
【0056】[4.7] 第7変形例 以上の説明においては、装着型無線通信装置として腕時
計型情報機器12を例として説明したが、指輪型、ネッ
クレス型、リング型、ペンダント型などユーザが身体に
装着可能なものであれば、さまざまな態様が可能であ
る。
【0057】[4.8] 第8変形例 以上の説明においては、携帯電話装置11あるいは腕時
計型情報機器12の制御用プログラムはあらかじめRO
M、RAMあるいは不揮発性メモリにインストールされ
ているものとして説明した。しかしながら、以下のよう
に構成することも可能である。半導体メモリ、CD、C
D−R、DVD(Digital Versatile Disk)、DVD−
R(DVD−Rewritable)、DVD−RAM(DVD−
Random Access Memory)等の光ディスク、MO(Magnet
o-Optical)、MD(Mini Disk)などの光磁気ディス
ク、ハードディスク、フレキシブルディスクなどの磁気
ディスクを含む制御用プログラムを記録可能な記録媒体
に制御用プログラムを格納する。そして、対応するドラ
イブ装置を介して携帯電話装置11あるいは腕時計型情
報機器12のメモリ(書換可能なROMあるいはRA
M)にインストールする。そして携帯電話装置11ある
いは腕時計型情報機器12を制御するMPU(Micro Pr
ocessor Unit)が制御プログラムに基づいて動作を行う
ように構成すればよい。また、制御用プログラムをイン
ターネット、専用線(無線および有線)、公衆回線(無
線および有線)を含むネットワークを介して携帯電話装
置11あるいは腕時計型情報機器12に配信することも
可能である。この場合においては、携帯電話装置11あ
るいは腕時計型情報機器12のメモリ(書換可能なRO
M、RAMあるいは不揮発性メモリ)に配信された制御
用プログラムをインストールする。そして、携帯電話装
置11あるいは腕時計型情報機器12を制御するMPU
が制御プログラムに基づいて動作を行うようにすればよ
い。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、携帯電話装置の着信情
報が装着型無線通信装置に転送され、ユーザは携帯電話
装置を鞄などから取り出すことなしに着信情報(着信し
た旨、発呼者電話番号など)を知ることができ、対応を
迅速に行うことができ、ユーザの使い勝手を向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態の携帯電話システムの概要構成ブロ
ック図である。
【図2】 腕時計型情報機器の概要構成ブロック図であ
る。
【図3】 受信回路と送信回路の概要構成ブロック図で
ある。
【図4】 中央制御回路の概要構成ブロック図である。
【図5】 通常時の腕時計型情報機器の表示状態説明図
である。
【図6】 実施形態の概要処理フローチャートである。
【図7】 着信時の腕時計型情報機器の表示状態説明図
である。
【図8】 実施形態の詳細処理フローチャート(その
1)である。
【図9】 実施形態の詳細処理フローチャート(その
2)である。
【図10】 一時待機時の腕時計型情報機器の表示状態
説明図である。
【図11】 第2実施形態の携帯電話装置の概要構成ブ
ロック図である。
【図12】 メールサーバ接続時の時の腕時計型情報機
器の表示状態説明図である。
【図13】 コンテンツサーバ接続時の時の腕時計型情
報機器の表示状態説明図である。
【符号の説明】
10……携帯電話システム 11、11A……携帯電話装置 12……腕時計型情報機器 13……携帯電話装置 14……無線基地局 15……固定電話 16……公衆回線網 17……移動端末交換網 21……アンテナ 22……切換回路 23……受信回路 24……送信回路 25……中央制御回路 26……鳴音部 27……振動報知部 28……発光報知部 29……表示部 30……外部操作入力部 31……発振子 32……基準信号作成回路 33……不揮発性メモリ 34……電池 35……スピーカ 36……マイク 38……音声コーデック 39……音声インターフェース部 41……ブルートゥース用アンテナ 42……ブルートゥースモジュール部 44……LCD 45……LCDドライバ 46……携帯電話用アンテナ 47……RF部 48……W−CDMAベースバンド処理部 49……音声コーデック 50……スピーカ 51……マイク 52……音声入力インターフェース部 53……バス 54……RF部 55……ベースバンド処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福地 英雄 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 5K027 AA11 BB01 EE15 FF03 FF22 FF25 HH05 HH26 5K067 AA34 BB04 DD13 DD27 EE03 FF13 FF16 FF23 FF27 FF28 FF40 GG13

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信回線を介して携帯電話装置との
    間で局地的に双方向無線通信が可能な送受信部と、 前記携帯電話装置から着信告知信号が送信された場合
    に、ユーザに着信があった旨を告知する着信告知部と、 前記送受信部を介して前記携帯電話装置を制御するため
    の命令信号を送信する命令出力部と、を備え、 前記命令信号は、前記携帯電話装置に前記着信告知信号
    が対応する発呼者に対する応答を音声により行わせるた
    めに用いられる、 ことを特徴とする装着型無線通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の装着型無線通信装置にお
    いて、 前記命令信号は、前記携帯電話装置に、前記着信告知信
    号が対応する発呼者に対する応答として一時待機要請を
    行わせるために用いられることを特徴とする装着型無線
    通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の装着型無線通信装置にお
    いて、 前記命令信号は、前記携帯電話装置に、前記着信告知信
    号が対応する発呼者に対する応答としてメッセージ録音
    を音声により要請するメッセージ録音要請命令信号であ
    ることを特徴とする装着型無線通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の装着型無線通信装置にお
    いて、 前記携帯電話装置との間で間欠的に通信を行い、前記携
    帯電話装置の動作モードが遷移した場合に、自己の動作
    モードを当該遷移後の動作モードに対応する動作モード
    に移行させる動作モード同期部を備えたことを特徴とす
    る装着型無線通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の装着型無線通信装置にお
    いて、 前記携帯電話装置から受信した信号の信号強度を表示す
    る信号強度表示部を備えたことを特徴とする装着型無線
    通信装置。
  6. 【請求項6】 装着型無線通信装置との間で局地的に双
    方向無線通信が可能な局地送受信部と、 電話回線側からの着信があった場合に、着信があった旨
    を前記装着型無線通信装置のユーザに告知させるための
    着信告知信号を前記局地送受信部を介して送信させる着
    信告知制御部と、 前記局地送受信部を介して前記装着型無線通信装置から
    所定の命令信号を受信した場合に、当該命令信号に基づ
    いて各種制御を行う命令制御部と、を備え、 前記告知送受信部を介して前記装着型無線通信装置から
    前記命令信号が送信された場合に前記命令制御部の制御
    下で発呼者に対する応答を音声により行う、ことを特徴
    とする携帯電話装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の携帯電話装置において、 前記局地送受信部を介して前記装着型無線通信装置から
    一時待機要請命令信号が送信された場合に、前記命令制
    御部の制御下で発呼者に対する一時待機要請を音声によ
    り行う音声一時待機要請部を備えたことを特徴とする携
    帯電話装置。
  8. 【請求項8】 請求項6記載の携帯電話装置において、 前記局地送受信部を介して前記装着型無線通信装置から
    メッセージ録音要請命令信号が送信された場合に、前記
    命令制御部の制御下で発呼者にメッセージ録音を音声に
    より要請するメッセージ録音要請部を備えたことを特徴
    とする携帯電話装置。
  9. 【請求項9】 請求項6記載の携帯電話装置において、 前記装着型無線通信装置との間で間欠的に通信を行い、
    自己の動作モードを遷移させた場合に、当該遷移後の動
    作モードに対応する動作モードに前記装着型無線通信装
    置を移行させるべく動作モード遷移情報を通知すること
    を特徴とする携帯電話装置。
  10. 【請求項10】 請求項6記載の携帯電話装置におい
    て、 前記装着型無線通信装置との間で通信可能な領域内に位
    置し、且つ、前記装着型無線通信装置との間でリンクが
    確立されている状態において、自己に対する着信があっ
    た場合に着信告知信号を当該装着型無線通信装置に送信
    することを特徴とする携帯電話装置。
  11. 【請求項11】 無線通信回線を介して携帯電話装置と
    の間で局地的に双方向無線通信が可能な装着型無線通信
    装置の制御方法において、 前記無線通信回線を介して前記携帯電話装置から着信告
    知信号が送信された場合に、ユーザに着信があった旨を
    告知し、 前記着信に対応する処理として、前記携帯電話装置に前
    記着信告知信号が対応する発呼者に対する応答を音声に
    より行わせるための命令を前記無線通信回線を介して送
    信する、 ことを特徴とする装着型無線通信装置の制御方法。
  12. 【請求項12】 請求項11記載の装着型無線通信装置
    の制御方法において、 前記携帯電話装置との間で間欠的に通信を行い、送受信
    動作を同期させる、ことを特徴とする装着型無線通信装
    置の制御方法。
  13. 【請求項13】 無線通信回線を介して装着型無線通信
    装置との間で局地的に双方向無線通信が可能な携帯電話
    装置の制御方法において、 電話回線側からの着信があった場合に、着信があった旨
    を装着型無線通信装置のユーザに告知させるべく前記無
    線通信回線を介して装着型無線通信装置に対して制御信
    号を送信し、 前記装着型無線通信装置から前記無線通信回線を介して
    前記着信に対応する処理の命令を受信し、前記命令に対
    応する処理として、発呼者に対する応答を音声により行
    うことを特徴とする携帯電話装置の制御方法。
  14. 【請求項14】 請求項13記載の携帯電話装置の制御
    方法において、 前記装着型無線通信装置との間で間欠的に通信を行い、
    送受信動作を同期させる、 ことを特徴とする携帯電話装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 携帯電話装置と、前記携帯電話装置と
    の間で無線通信回線を介して局地的に双方向無線通信が
    可能な装着型無線通信装置と、を備えた無線通信システ
    ムの制御方法において、 電話回線側からの着信があった場合に、着信があった旨
    を前記装着型無線通信装置のユーザに告知させるための
    着信告知信号を前記携帯電話装置から前記装着型無線通
    信装置に送信し、 前記着信告知信号に基づいて前記装着型無線通信装置の
    ユーザに着信があった旨を告知させ、 入力されたユーザの指示に基づいて、あるいは、あらか
    じめ設定されたユーザの指示に基づいて前記携帯電話装
    置の着信時処理として、当該携帯電話装置に発呼者に対
    する応答を音声により行わせる、 ことを特徴とする無線通信システムの制御方法。
  16. 【請求項16】 無線通信回線を介して携帯電話装置と
    の間で局地的に双方向無線通信が可能とされるととも
    に、コンピュータを内蔵した装着型無線通信装置を制御
    するための制御プログラムにおいて、 前記携帯電話装置から前記無線通信回線を介して着信告
    知信号が送信された場合に、ユーザに着信があった旨を
    告知させ、 前記着信に対応する処理として、前記携帯電話装置に前
    記着信告知信号が対応する発呼者に対する応答を音声に
    より行わせるための命令を前記無線通信回線を介して送
    信させる、 ことを特徴とする制御プログラム。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の制御プログラムにお
    いて、 前記送受信部を介して前記携帯電話装置との間で間欠的
    に通信を行わせ、送受信動作を同期させる、 ことを特徴とする制御プログラム。
  18. 【請求項18】 無線通信回線を介して装着型無線通信
    装置との間で局地的に双方向無線通信が可能とされ、コ
    ンピュータを内蔵した携帯電話装置を制御するための制
    御プログラムにおいて、 電話回線側からの着信があった場合に、着信があった旨
    を装着型無線通信装置のユーザに告知させるべく前記無
    線通信回線を介して前記装着型無線通信装置に制御信号
    を送信させ、 前記装着型無線通信装置から前記着信に対応する処理の
    命令を受信させ、前記命令に対応する処理として、前記
    携帯電話装置に前記着信告知信号が対応する発呼者に対
    する応答を音声により行わせる、 ことを特徴とする制御プログラム。
  19. 【請求項19】 請求項18記載の制御プログラムにお
    いて、 前記装着型無線通信装置との間で間欠的に通信を行わ
    せ、送受信動作を同期させる、 ことを特徴とする制御プログラム。
  20. 【請求項20】 請求項16ないし請求項19のいずれ
    かに記載の制御プログラムを記録したことを特徴とする
    記録媒体。
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