JP3563389B2 - 移動通信端末 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話機等の移動通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】
ユーザが自由に使える無線通信システムは、大きく2つのグループに分けることができる。1つはPDC(Personal Digital Cellular)方式による携帯電話機やPHS(Personal Handy Phone)方式による簡易型携帯電話機、更にW−CDMA方式による次世代携帯電話機など、通信キャリアが提供する携帯電話サービスである。これは、その携帯電話サービスの種類によって異なるが、通常、1つの基地局が100mから10kmに及ぶ無線エリアを持ち、各基地局間を有線回線で結ぶことで広域の移動通信網を実現し、無線エリア内に入った携帯端末が基地局までの無線回線を経由して通信相手と通信する、という構成になっている。もう1つは、BT(Bluetooth)等の短距離無線通信システムと呼ばれるものである。この短距離無線通信システムは、特定周波数帯の無線電波を利用して、端末間で例えば10m以下の短距離の無線通信を実現するものである。
【0003】
ところで、前者の無線通信システムにおいて、従来から携帯端末の位置を特定して、何らかのサービスを行うものが知られている。例えば、基地局の無線エリアが比較的狭いPHSでは、位置情報提供サービスと呼ばれるものがある。
【0004】
図7にPHSによる位置情報提供サービスの構成を示す。図中の101はユーザAが持つ携帯端末(PHS端末)、102は基地局、103は位置登録情報センタ、104は情報利用者であるユーザBが持つ何らかの通信端末である。
【0005】
携帯端末101は、近くにある基地局102を介して他の端末と通信を行うことができる。その際、携帯端末101と基地局102との間で位置登録がなされ、その情報が位置登録情報センタ103に転送される。位置登録情報センタ103では、情報利用者であるユーザBの通信端末104から位置情報の要求を受けたときに、基地局102の場所を携帯端末101の現在位置として通信端末104に通知する。
【0006】
また、このような無線通信システムを利用しないものとして、駅情報提供サービスと呼ばれるものが知られている。図8にその構成を示す。これは、ユーザAが定期券201を利用して駅改札口に設置された自動改札機202を通過したときに、その駅周辺の情報を情報提供サーバ203から携帯端末204に自動的に送る、と言うものである。
【0007】
自動改札機202は無線回線あるいは有線回線で情報提供サーバ203に接続されている。情報提供サーバ203は、予め定期券201のID番号と転送先が登録されたテーブル205を有する。この場合、転送先はユーザAが持つ携帯端末204である。ユーザAが定期券201を自動改札機202に通すと、自動改札機202は定期券201に記録されているID番号を読み取って情報提供サーバ203に転送する。情報提供サーバ203は、テーブル205を参照して定期券201のID番号に対応した転送先を判断し、その転送先である携帯端末204に対して当該自動改札機202の駅周辺の情報を提供する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、場所に応じて何らかの情報を提供するものがあるが、従来から知られているシステムでは、その場所で通信できる相手が特定されており(図7では位置登録情報センタ103、図8では情報提供サーバ203)、各場所毎に通信相手で選ぶようなことはできない。
【0009】
また、図7のような位置情報提供サービスでは、位置登録情報センタ103にアクセスしないと情報提供を受けることができず、ユーザの意識的な操作が必要である。図8のような駅情報提供サービスでは、ユーザが意識しなくとも自動改札機202を通過したときに情報提供を受けることができるが、その情報は駅周辺に関するものだけであり、それはユーザが必ずしも必要としない情報であることが多い。
【0010】
そこで、本発明は、所望の場所で通信を行うべき相手を自由に設定することができ、ユーザが特に意識することなく、各場所毎に異なる相手と通信することのできる移動通信端末を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の移動通信端末は、所定の場所に設置された通信機との間で近距離無線通信を行う近距離無線通信手段と、複数の異なる位置情報とこれらの位置情報毎に個別に設定された通信相手に関する情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、上記通信機から上記近距離無線通信手段を介して取得した位置情報と上記記憶手段に記憶されている各位置情報とを比較する比較手段と、上記比較手段によって上記取得した位置情報と一致する位置情報が上記記憶手段に記憶されていることが検出された場合に、当該位置情報に対応して記憶された通信相手に対する通信処理を実行する通信制御手段とを具備した構成される。
【0012】
このような構成によれば、予め各場所の位置情報に対応させて通信相手に関する情報を個別に設定しておけば、ユーザが特に意識しなくとも、その場所に来たときに、当該場所の位置情報に対応した通信相手に接続して通信を行うことができる。
【0013】
場所の認識は、本端末に備えられた近距離無線通信手段を利用する。すなわち、所定の場所に通信機を設置しておき、その場所に来たときに上記通信機との間で近距離無線通信を行って上記通信機から位置情報を取得することで現在の場所を認識するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
【0015】
図1は本発明の移動通信端末が利用される通信システムの一実施形態としての構成を示す図であり、図中の301は駅の改札口に設置される自動改札機、302はユーザが使用する携帯端末であり、本発明の移動通信端末である。
【0016】
自動改札機301は、閉域無線通信システムをサポートしている。上記閉域無線通信システムは、例えばBluetoothである。Bluetoothとは、短距離の無線通信規格に準じた無線通信システムであり、例えば2.45GHzのISM(Industrial Scientific Medical)帯の無線電波を用いて約10mの無線通信を実現するものである。自動改札機301は、このBTの対応機器であり、閉域無線通信網303を介して所定の通信範囲内で無線通信を行う通信機としての機能を備える。
【0017】
携帯端末302は、例えば携帯電話機であり、閉域無線通信システムと広域無線通信システムの両方をサポートしている。上記広域無線通信システムは、通信キャリアによって提供される通信システムであって、PDC網やPHS網などの広域無線通信網304を利用した携帯電話サービスを実現するものである。広域無線通信網304には、複数(ここでは2つのみ示す)の基地局305a、305bが所定間隔で配設されており、携帯端末302はこれらの基地局305a、305bのうちの最も近い基地局と接続することにより、他の通信端末との間で音声を含む情報を送受信する。図1の例では、他の通信端末として、情報提供サーバ306、自宅の端末307、オフィスの端末308が示されている。
【0018】
図2に携帯端末302の回路構成を示す。
【0019】
この携帯端末302は、携帯電話機としての音声通信機能の他に、テレビジョン電話通信等のマルチメディア通信機能、電子メール機能、Web閲覧機能、電話帳機能、電子手帳機能等を備えている。
【0020】
図2に示すように、この携帯端末302は、無線部1と、ベースバンド部2と、入出力部3と、電源部4と、BT無線部5とから構成される。同図において、基地局から無線チャネルを介して到来した無線周波信号は、アンテナ11で受信された後、アンテナ共用器(DUP)12を介して受信回路(RX)13に入力される。受信回路13は、高周波増幅器、周波数変換器及び復調器を備える。そして、上記無線信号を低雑音増幅器で低雑音増幅した後、周波数変換器において周波数シンセサイザ(SYN)14から発生された受信局部発振信号とミキシングして受信中間周波信号または受信ベースバンド信号に周波数変換し、その出力信号を復調器でディジタル復調する。復調方式としては、例えばQPSK方式に対応した直交復調方式と、拡散符号を使用したスペクトラム逆拡散方式が用いられる。なお、上記周波数シンセサイザ14から発生される受信局部発振信号周波数は、ベースバンド部2に設けられた主制御部21から指示される。
【0021】
上記復調器から出力された復調パケットはベースバンド部2に入力される。ベースバンド部2は、主制御部21と、多重分離部22と、音声符号復号部(以後音声信号処理モジュールと呼称する)23と、マルチメディア処理部24と、LCD制御部25と、メモリ部26とを備えている。
【0022】
上記復調パケットは、主制御部21から多重分離部22に供給される。多重分離部22は、例えばITUT H.223により規定されるMUX−PDUと呼ばれるパケットの多重分離処理を行う。すなわち、受信時には、復調パケットに含まれる音声データと画像データと制御データとをヘッダの内容に従い分離する。このうち音声データは音声信号処理モジュール23に供給され、ここで例えばAMR(Adaptive Multi Rate)等の音声符号復号方式により復号される。そして、この復号処理により伸張されたディジタル音声信号は、図示しないディジタル/アナログ変換器(以後D/A変換器と称する)によりアナログ音声信号に変換された後、入出力部3のスピーカ32から拡声出力される。
【0023】
これに対し、画像データはマルチメディア処理部24に供給されて、ここで画像復号処理される。画像符号化復号方式には、例えばMPEG4(Moving Picture Experts Group 4)が用いられる。そして、この復号処理により伸張された画像信号は、LCD制御部25を介して入出力部3のLCD34に供給され表示される。
【0024】
なお、LCD34には、主制御部21から出力される静止画像データ、電話帳データや送受信履歴データ、自端末の動作状態を表す種々情報等も表示される。自端末の動作状態を表す情報には、例えば受信品質を表す情報やバッテリの残量を表す情報等が含まれる。
【0025】
一方、入出力部3のマイクロホン31から出力されたユーザの送話音声信号は、ベースバンド部2の音声信号処理モジュール23に入力され、ここでAMR方式により音声符号化されたのち多重分離部22に入力される。またカメラ(CAM)33から出力された画像信号は、ベースバンド部2のマルチメディア処理部24に入力され、ここでMPEG−4に従い画像符号化処理が施されて上記多重分離部22に入力される。多重分離部22は、上記符号化された音声データ及び画像データと、図示しないデータ通信部により生成された制御データとを、ITUT H.223に従い多重化して送信パケット(MUX−PDU)を作成する。この多重分離部22で作成された送信パケットは、主制御部21から無線部1の送信回路(TX)15に入力される。
【0026】
送信回路15は、変調器、周波数変換器及び送信電力増幅器を備える。上記送信データは、変調器でディジタル変調された後、周波数変換器により周波数シンセサイザ14から発生された送信局部発振信号とミキシングされて無線周波信号に周波数変換される。変調方式としては、QPSK方式及び拡散符号使用するスペクトラム拡散方式が用いられる。そして、この生成された送信無線周波信号は、送信電力増幅器で所定の送信レベルに増幅された後、アンテナ共用器12を介してアンテナ11に供給され、このアンテナ11から基地局に向けて送信される。
【0027】
なお、電源部4には、リチウムイオン電池等のバッテリ41と、このバッテリ41を商用電源出力(AC100V)をもとに充電するための充電回路42と、電圧生成回路(PS)43とが設けられている。電圧生成回路43は、例えばDC/DCコンバータからなり、バッテリ41の出力電圧をもとに所定の電源電圧Vccを生成する。
【0028】
また、入出力部3には、操作時及び通信時にLCD34及びキー入力部35を照明するための照明器36が設けられている。この照明器36は、例えばバックライト又はイルミネーションと呼ばれる。
【0029】
ここで、メモリ部26には、ユーザによって任意に設定されるロケーション情報、通信先情報、送信情報を保持しておくためのテーブル26aが設けられている。なお、これらの情報については、後に図3を参照して説明する。
【0030】
主制御部21は、マイクロプロセッサ、ROM及びRAM等からなる内部メモリを備えたもので、無線チャネルの接続制御や通信リンク確立後の通信制御等、通常の制御機能に加えて、この発明に係わる制御機能として、ユーザによって任意に設定されるロケーション情報、通信先情報、送信情報を上記テーブル26aに登録するためのテーブル登録機能21aや、BT無線部5を制御して自動改札機301からロケーション情報を取得するためのBT制御機能21bなどを備える。BT無線部5は、BT無線回路50とアンテナ51を備え、Bluetoothの無線通信規格に従った無線処理を行う。
【0031】
図3はテーブル26aの構成を示す図である。
【0032】
このテーブル26aには、ロケーション情報、通信先情報、送信情報が記憶される。ロケーション情報は、場所を示す情報であって、具体的には図1に示す自動改札機301が設置された場所を示している。なお、図1の例では、1台の自動改札機301しか図示されていないが、実際には各駅の改札口に同じ機能を備えた自動改札機が設置されており、これらの自動改札機には、それぞれに自身の設置場所を示すロケーション情報が予め登録されている。例えば、自動改札機301が新宿駅南口の改札口に設置されているものであれば、自動改札機301には「新宿駅南口改札口」といったロケーション情報が登録されている。
【0033】
また、携帯端末302には、予め各場所を示すロケーション情報がデフォルトとして保持されているか、あるいは、Web経由で特定のサーバから必要なものだけを任意選択的にダウンロードするような構成であっても良い。Web経由でロケーション情報をダウンロードする場合には、例えば図4に示すようなサーバのHP(ホームページ)画面にて所望の場所が表示されている箇所をクリックすることにより、その場所に対応したロケーション情報をダウンロードするなどの方法が用いられる。
【0034】
通信先情報は、ロケーション情報で示される場所にて通信を行うべき相手を示しており、その通信相手の電話番号、メールアドレス、URL(Uniform Resource Locator)などを含む。送信情報は、その通信相手に送信する情報を示しており、音声情報、メール情報などを含む。
【0035】
図3の例では、ロケーション情報として「豊田駅改札口」、「国分寺駅改札口」、「新宿駅南口改札口」が登録されており、「豊田駅改札口」に対しては、通信先情報として「0423238877」、送信情報として「再生No1」が設定されている。これは、「豊田駅改札口」に着いたら、「0423238877」といった電話番号を発呼して、相手端末と接続されたら「再生No1」として録音されている音声情報を再生して送信する、といったことを意味している。
【0036】
また、「国分寺駅改札口」に対しては、通信先情報として「sato@wcdma.hino.toshiba.co.jp」、送信情報として「国分寺駅に到着」が設定されている。これは、「国分寺駅改札口」に着いたら、「sato@wcdma.hino.toshiba.co.jp」といったメールアドレスに「国分寺駅に到着」といった電子メールを送ることを意味している。また、「新宿駅南口改札口」に対しては、通信先情報として「http://ekimae.toshiba.co.jp/」が設定されている。これは、「新宿駅南口改札口」に着いたら、「http://ekimae.toshiba.co.jp/」といった特定のサイトにアクセスして、そのサイトが提供している情報をダウンロードすることを意味している。
【0037】
次に、本発明に係わる携帯端末302の動作について、(a)テーブル登録処理、(b)移動時の通信処理に分けて説明する。
【0038】
(a)テーブル登録処理
図5は携帯端末302におけるテーブル登録処理の動作を示すフローチャートである。
【0039】
まず、所定の操作により登録モードを起動し、予め決められた各場所を示すロケーション情報を取得して、その中でユーザが希望する場所を設定する(ステップA11)。例えば、携帯端末302に予め各場所を示すロケーション情報がデェフォルトとして登録されている場合には、各場所の一覧画面を表示して、その中で所望の場所を選択するといった操作を行う。また、Web経由で特定のサーバから所望の場所のロケーション情報を任意選択的にダウンロードすることでも良い。
【0040】
次に、各場所に対応した通信先(情報を送信する相手先あるいはアクセス先)を設定する(ステップA12)。具体的には、相手先の電話番号、メールアドレス、URLなどをアドレス帳などを設定する。また、通信相手に何らかの情報を送る場合には、その送信情報を設定する(ステップA13)。送信情報としては音声情報やメール情報などであり、ユーザが送りたい情報を場所に対応付けて任意に設定しておくことができる。
【0041】
ここでの登録モードで設定された内容(ロケーション情報、通信先情報、送信情報)は、メモリ部26に設けられたテーブル26aに登録される(ステップA14)。このテーブル26aに登録された内容はユーザがいつでも変更することができる。
【0042】
(b)移動時の通信処理
図6は携帯端末302における移動時の通信処理の動作を示すフローチャートである。今、テーブル26aに、図3に示すようなロケーション情報、通信先情報、送信情報が登録されているものとする。
【0043】
ユーザが携帯端末302を携帯しながら、例えば国分寺駅の改札口を通過すると、その改札口に設置された自動改札機301と携帯端末302の間で近距離無線通信が行われる。この近距離無線通信がBluetoothであれば、所定の通信範囲内で自動改札機301をマスタ、携帯端末302をスレーブとしたピコネットと呼ばれるネットワークが構成される。自動改札機301には、予め設置場所に対応したロケーション情報(ここでは「国分寺駅改札口」)が登録されており、自動改札機301と携帯端末302との間のコネクションが確立されると(ステップB11)、携帯端末302は自動改札機301からその場所のロケーション情報を受信する(ステップB12)。
【0044】
ここで、携帯端末302は、自動改札機301から得られたロケーション情報とテーブル26aに登録されたロケーション情報とを比較する(ステップB14)。その比較の結果、自動改札機301から得られたロケーション情報とテーブル26aに登録されたロケーション情報とが一致した場合には(ステップB14のYes)、携帯端末302は現在の場所が「国分寺駅改札口」であることを認識することにより、テーブル26aから「国分寺駅改札口」に対応した通信先情報を読み出すと共に、送信情報が登録されていれば、その送信情報も読み出す(ステップB15)。そして、携帯端末302は上記通信先情報に基づいて、ユーザが当該場所に設定した通信相手との接続を行い、上記送信情報を送信したり、その通信相手にアクセスして情報の閲覧やダウンロードなどの所定の通信処理を行う(ステップB16)。ここでは、「sato@wcdma.hino.toshiba.co.jp」といったメールアドレスと、「国分寺駅に到着」といった電子メール(文字メッセージ)が読み出され、携帯端末302に備えられた電子メール機能を用いて、その相手に対して電子メールの送信が行われることになる。
【0045】
このように、ユーザが特に意識しなくとも、それぞれの場所に対応した相手と通信を行うことができる。通信の相手先はユーザが自由に選ぶことができる。図1の例で言えば、情報提供サーバ306、自宅の端末307、オフィスの端末308などを対象として、各場所でこれらの相手と通信を行うことができる。例えば、情報提供サーバ306を通信相手として設定おくならば、ある駅の改札口に着いたときに、情報提供サーバ306にアクセスして、その情報提供サーバ306が提供している当該駅の周辺情報などを自動的にダウンロードする、といった利用ができる。また、自宅の端末307やオフィスの端末308を通信相手として設定おくならば、ある駅の改札口に着いたときに、当該駅に着いた旨を音声メッセージで自動的に通知したり、何らかの電子メールを自動送信する、といった利用ができる。どのような情報をどのように送るかは、その場所や相手を考慮してユーザが任意に設定することができる。
【0046】
なお、上記実施形態では、駅の改札口で端末位置を認識するようにしたが、例えばショッピングセンターのエレベータホールなど、ユーザが往来する様々な場所にBT通信機を設置しておけば、これらの場所で近距離無線通信を行うことで端末位置を認識することができ、そのときの端末位置に応じて上記同様の通信処理を行うことができる。
【0047】
また、例えば携帯端末302にGPS(global positioning system)などの位置検出機能を搭載しておけば、各場所で上述したような近距離無線通信を行わなくとも、現在どこにするのかを認識することでき、そのときの場所がテーブル登録された場所と一致したときに、当該場所に設定された通信相手と通信するといった構成も可能である。
【0048】
さらに、上記実施形態では、携帯端末302として携帯電話機を例にとって説明したが、本発明はこれに限らず、例えばPDA(Personal Digital Assistants)等の他の移動通信端末にも適用可能である。
【0049】
また、 上述した実施形態において記載した手法は、コンピュータに実行させることのできるプログラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込んで各種装置に適用したり、そのプログラム自体をネットワーク等の伝送媒体により伝送して各種装置に適用することも可能である。本装置を実現するコンピュータは、記録媒体に記録されたプログラムあるいは伝送媒体を介して提供されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されることにより、上述した処理を実行する。
【0050】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、予め各場所に対応させて通信相手を任意に設定しておくことができ、その場所に来たときに、当該場所に対応した通信相手に接続して、例えば音声情報や電子メールを送ったり、その通信相手が提供する情報を取得するなど、ユーザが特に意識しなくとも、各場所毎に通信相手変えて様々な情報のやり取りを自動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る通信システムの構成を示す図。
【図2】上記通信システムに用いられる携帯端末の回路構成を示すブロック図。
【図3】上記携帯端末に備えられたテーブルの構成を示す図。
【図4】各場所のロケーション情報を発信するサーバのHP画面の一例を示す図。
【図5】上記携帯端末におけるテーブル登録処理の動作を示すフローチャート。
【図6】上記携帯端末における移動時の通信処理の動作を示すフローチャート。
【図7】従来のPHSによる位置情報提供サービスの構成を示す図。
【図8】従来の駅情報提供サービスの構成を示す図。
【符号の説明】
1…無線部
2…ベースバンド部
3…入出力部
4…電源部
21…主制御部
21a…テーブル登録機能
21b…BT制御機能
26…メモリ部
26a…テーブル
34…液晶表示器(LCD)
35…キー入力部
301…自動改札機
302…携帯端末
303…閉域無線通信網
304…広域無線通信網
305a,305b…基地局
306…情報提供サーバ
307…自宅の端末
308…オフィスの端末

Claims (3)

  1. 所定の場所に設置された通信機との間で近距離無線通信を行う近距離無線通信手段と、
    複数の異なる位置情報とこれらの位置情報毎に個別に設定された通信相手に関する情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    上記通信機から上記近距離無線通信手段を介して取得した位置情報と上記記憶手段に記憶されている各位置情報とを比較する比較手段と、
    上記比較手段によって上記取得した位置情報と一致する位置情報が上記記憶手段に記憶されていることが検出された場合に、当該位置情報に対応して記憶された通信相手に対する通信処理を実行する通信制御手段と
    を具備したことを特徴とする移動通信端末。
  2. 上記通信相手に関する情報は、メールアドレス、電話番号、及びサイトへのアクセス情報のうちの少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の移動通信端末。
  3. 所定の場所に設置された通信機と近距離無線通信を行う近距離無線通信手段と、
    複数の位置情報とこの位置情報毎に設定された情報取得先に関する情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、
    上記通信機から上記近距離無線通信手段を介して取得した位置情報と上記記憶手段に記憶されている位置情報とを比較する比較手段と、
    上記比較手段によって上記取得した位置情報と一致する位置情報が上記記憶手段に記憶されていることが検出された場合に、当該位置情報に対応して記憶された情報取得先にアクセスして所定の情報を取得する通信制御手段と
    を具備したことを特徴とする移動通信端末。
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