JP2003204574A - 移動通信端末 - Google Patents

移動通信端末

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JP2003204574A JP2001401683A JP2001401683A JP2003204574A JP 2003204574 A JP2003204574 A JP 2003204574A JP 2001401683 A JP2001401683 A JP 2001401683A JP 2001401683 A JP2001401683 A JP 2001401683A JP 2003204574 A JP2003204574 A JP 2003204574A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】所望の場所で通信を行うべき相手を自由に設定
することができ、ユーザが特に意識することなく、各場
所毎に異なる相手と通信することのできる移動通信端末
を提供する。 【解決手段】携帯端末302には各場所毎に通信相手を
任意に設定できる機能を備えている。ユーザが自動改札
機301を通過したときに、携帯端末302は自動改札
機301から場所情報を受信することで現在の場所を認
識し、当該場所に設定された通信相手(情報提供サーバ
306、自宅の端末307、オフィスの端末308な
ど)に接続して所定の通信処理を行う。この場合、各場
所でどのような情報をどのように送るかは、その場所や
相手を考慮してユーザが任意に設定することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機等の移
動通信端末に関する。
【0002】
【従来の技術】ユーザが自由に使える無線通信システム
は、大きく2つのグループに分けることができる。1つ
はPDC(Personal Digital Cellular)方式による携
帯電話機やPHS(Personal Handy Phone)方式による
簡易型携帯電話機、更にW−CDMA方式による次世代
携帯電話機など、通信キャリアが提供する携帯電話サー
ビスである。これは、その携帯電話サービスの種類によ
って異なるが、通常、1つの基地局が100mから10
kmに及ぶ無線エリアを持ち、各基地局間を有線回線で
結ぶことで広域の移動通信網を実現し、無線エリア内に
入った携帯端末が基地局までの無線回線を経由して通信
相手と通信する、という構成になっている。もう1つ
は、BT(Bluetooth)等の短距離無線通信シ
ステムと呼ばれるものである。この短距離無線通信シス
テムは、特定周波数帯の無線電波を利用して、端末間で
例えば10m以下の短距離の無線通信を実現するもので
ある。
【0003】ところで、前者の無線通信システムにおい
て、従来から携帯端末の位置を特定して、何らかのサー
ビスを行うものが知られている。例えば、基地局の無線
エリアが比較的狭いPHSでは、位置情報提供サービス
と呼ばれるものがある。
【0004】図7にPHSによる位置情報提供サービス
の構成を示す。図中の101はユーザAが持つ携帯端末
(PHS端末)、102は基地局、103は位置登録情
報センタ、104は情報利用者であるユーザBが持つ何
らかの通信端末である。
【0005】携帯端末101は、近くにある基地局10
2を介して他の端末と通信を行うことができる。その
際、携帯端末101と基地局102との間で位置登録が
なされ、その情報が位置登録情報センタ103に転送さ
れる。位置登録情報センタ103では、情報利用者であ
るユーザBの通信端末104から位置情報の要求を受け
たときに、基地局102の場所を携帯端末101の現在
位置として通信端末104に通知する。
【0006】また、このような無線通信システムを利用
しないものとして、駅情報提供サービスと呼ばれるもの
が知られている。図8にその構成を示す。これは、ユー
ザAが定期券201を利用して駅改札口に設置された自
動改札機202を通過したときに、その駅周辺の情報を
情報提供サーバ203から携帯端末204に自動的に送
る、と言うものである。
【0007】自動改札機202は無線回線あるいは有線
回線で情報提供サーバ203に接続されている。情報提
供サーバ203は、予め定期券201のID番号と転送
先が登録されたテーブル205を有する。この場合、転
送先はユーザAが持つ携帯端末204である。ユーザA
が定期券201を自動改札機202に通すと、自動改札
機202は定期券201に記録されているID番号を読
み取って情報提供サーバ203に転送する。情報提供サ
ーバ203は、テーブル205を参照して定期券201
のID番号に対応した転送先を判断し、その転送先であ
る携帯端末204に対して当該自動改札機202の駅周
辺の情報を提供する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、場所
に応じて何らかの情報を提供するものがあるが、従来か
ら知られているシステムでは、その場所で通信できる相
手が特定されており(図7では位置登録情報センタ10
3、図8では情報提供サーバ203)、各場所毎に通信
相手で選ぶようなことはできない。
【0009】また、図7のような位置情報提供サービス
では、位置登録情報センタ103にアクセスしないと情
報提供を受けることができず、ユーザの意識的な操作が
必要である。図8のような駅情報提供サービスでは、ユ
ーザが意識しなくとも自動改札機202を通過したとき
に情報提供を受けることができるが、その情報は駅周辺
に関するものだけであり、それはユーザが必ずしも必要
としない情報であることが多い。
【0010】そこで、本発明は、所望の場所で通信を行
うべき相手を自由に設定することができ、ユーザが特に
意識することなく、各場所毎に異なる相手と通信するこ
とのできる移動通信端末を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の移動通信端末
は、各場所毎に通信相手を任意に設定する通信設定手段
と、この通信設定手段によって設定された内容を記憶す
る記憶手段と、現在の場所を認識する場所認識手段と、
この場所認識手段によって認識された場所に対応した通
信相手を上記記憶手段から読み出して、その通信相手と
所定の通信処理を行う通信制御手段とを具備して構成さ
れる。
【0012】このような構成によれば、予め各場所に対
応させて通信相手を設定しておけば、ユーザが特に意識
しなくとも、その場所に来たときに、当該場所に対応し
た通信相手に接続して通信を行うことができる。
【0013】場所の認識は、本端末に備えられた近距離
無線通信機能を利用する。すなわち、特定の場所に通信
機を設置しておき、その場所に来たときに上記通信機と
の間で近距離無線通信を行って上記通信機から場所情報
を取得することで現在の場所を認識するものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0015】図1は本発明の移動通信端末が利用される
通信システムの一実施形態としての構成を示す図であ
り、図中の301は駅の改札口に設置される自動改札
機、302はユーザが使用する携帯端末であり、本発明
の移動通信端末である。
【0016】自動改札機301は、閉域無線通信システ
ムをサポートしている。上記閉域無線通信システムは、
例えばBluetoothである。Bluetooth
とは、短距離の無線通信規格に準じた無線通信システム
であり、例えば2.45GHzのISM(Industrial S
cientific Medical)帯の無線電波を用いて約10mの
無線通信を実現するものである。自動改札機301は、
このBTの対応機器であり、閉域無線通信網303を介
して所定の通信範囲内で無線通信を行う通信機としての
機能を備える。
【0017】携帯端末302は、例えば携帯電話機であ
り、閉域無線通信システムと広域無線通信システムの両
方をサポートしている。上記広域無線通信システムは、
通信キャリアによって提供される通信システムであっ
て、PDC網やPHS網などの広域無線通信網304を
利用した携帯電話サービスを実現するものである。広域
無線通信網304には、複数(ここでは2つのみ示す)
の基地局305a、305bが所定間隔で配設されてお
り、携帯端末302はこれらの基地局305a、305
bのうちの最も近い基地局と接続することにより、他の
通信端末との間で音声を含む情報を送受信する。図1の
例では、他の通信端末として、情報提供サーバ306、
自宅の端末307、オフィスの端末308が示されてい
る。
【0018】図2に携帯端末302の回路構成を示す。
【0019】この携帯端末302は、携帯電話機として
の音声通信機能の他に、テレビジョン電話通信等のマル
チメディア通信機能、電子メール機能、Web閲覧機
能、電話帳機能、電子手帳機能等を備えている。
【0020】図2に示すように、この携帯端末302
は、無線部1と、ベースバンド部2と、入出力部3と、
電源部4と、BT無線部5とから構成される。同図にお
いて、基地局から無線チャネルを介して到来した無線周
波信号は、アンテナ11で受信された後、アンテナ共用
器(DUP)12を介して受信回路(RX)13に入力
される。受信回路13は、高周波増幅器、周波数変換器
及び復調器を備える。そして、上記無線信号を低雑音増
幅器で低雑音増幅した後、周波数変換器において周波数
シンセサイザ(SYN)14から発生された受信局部発
振信号とミキシングして受信中間周波信号または受信ベ
ースバンド信号に周波数変換し、その出力信号を復調器
でディジタル復調する。復調方式としては、例えばQP
SK方式に対応した直交復調方式と、拡散符号を使用し
たスペクトラム逆拡散方式が用いられる。なお、上記周
波数シンセサイザ14から発生される受信局部発振信号
周波数は、ベースバンド部2に設けられた主制御部21
から指示される。
【0021】上記復調器から出力された復調パケットは
ベースバンド部2に入力される。ベースバンド部2は、
主制御部21と、多重分離部22と、音声符号復号部
(以後音声信号処理モジュールと呼称する)23と、マ
ルチメディア処理部24と、LCD制御部25と、メモ
リ部26とを備えている。
【0022】上記復調パケットは、主制御部21から多
重分離部22に供給される。多重分離部22は、例えば
ITUT H.223により規定されるMUX-PDUと呼ばれるパケッ
トの多重分離処理を行う。すなわち、受信時には、復調
パケットに含まれる音声データと画像データと制御デー
タとをヘッダの内容に従い分離する。このうち音声デー
タは音声信号処理モジュール23に供給され、ここで例
えばAMR(AdaptiveMulti Rate)等の音声符号復号方
式により復号される。そして、この復号処理により伸張
されたディジタル音声信号は、図示しないディジタル/
アナログ変換器(以後D/A変換器と称する)によりア
ナログ音声信号に変換された後、入出力部3のスピーカ
32から拡声出力される。
【0023】これに対し、画像データはマルチメディア
処理部24に供給されて、ここで画像復号処理される。
画像符号化復号方式には、例えばMPEG4(Moving P
icture Experts Group 4)が用いられる。そして、この
復号処理により伸張された画像信号は、LCD制御部2
5を介して入出力部3のLCD34に供給され表示され
る。
【0024】なお、LCD34には、主制御部21から
出力される静止画像データ、電話帳データや送受信履歴
データ、自端末の動作状態を表す種々情報等も表示され
る。自端末の動作状態を表す情報には、例えば受信品質
を表す情報やバッテリの残量を表す情報等が含まれる。
【0025】一方、入出力部3のマイクロホン31から
出力されたユーザの送話音声信号は、ベースバンド部2
の音声信号処理モジュール23に入力され、ここでAM
R方式により音声符号化されたのち多重分離部22に入
力される。またカメラ(CAM)33から出力された画
像信号は、ベースバンド部2のマルチメディア処理部2
4に入力され、ここでMPEG-4に従い画像符号化処理が施
されて上記多重分離部22に入力される。多重分離部2
2は、上記符号化された音声データ及び画像データと、
図示しないデータ通信部により生成された制御データと
を、ITUT H.223に従い多重化して送信パケット(MUX-PD
U)を作成する。この多重分離部22で作成された送信
パケットは、主制御部21から無線部1の送信回路(T
X)15に入力される。
【0026】送信回路15は、変調器、周波数変換器及
び送信電力増幅器を備える。上記送信データは、変調器
でディジタル変調された後、周波数変換器により周波数
シンセサイザ14から発生された送信局部発振信号とミ
キシングされて無線周波信号に周波数変換される。変調
方式としては、QPSK方式及び拡散符号使用するスペ
クトラム拡散方式が用いられる。そして、この生成され
た送信無線周波信号は、送信電力増幅器で所定の送信レ
ベルに増幅された後、アンテナ共用器12を介してアン
テナ11に供給され、このアンテナ11から基地局に向
けて送信される。
【0027】なお、電源部4には、リチウムイオン電池
等のバッテリ41と、このバッテリ41を商用電源出力
(AC100V)をもとに充電するための充電回路42
と、電圧生成回路(PS)43とが設けられている。電
圧生成回路43は、例えばDC/DCコンバータからな
り、バッテリ41の出力電圧をもとに所定の電源電圧V
ccを生成する。
【0028】また、入出力部3には、操作時及び通信時
にLCD34及びキー入力部35を照明するための照明
器36が設けられている。この照明器36は、例えばバ
ックライト又はイルミネーションと呼ばれる。
【0029】ここで、メモリ部26には、ユーザによっ
て任意に設定されるロケーション情報、通信先情報、送
信情報を保持しておくためのテーブル26aが設けられ
ている。なお、これらの情報については、後に図3を参
照して説明する。
【0030】主制御部21は、マイクロプロセッサ、R
OM及びRAM等からなる内部メモリを備えたもので、
無線チャネルの接続制御や通信リンク確立後の通信制御
等、通常の制御機能に加えて、この発明に係わる制御機
能として、ユーザによって任意に設定されるロケーショ
ン情報、通信先情報、送信情報を上記テーブル26aに
登録するためのテーブル登録機能21aや、BT無線部
5を制御して自動改札機301からロケーション情報を
取得するためのBT制御機能21bなどを備える。BT
無線部5は、BT無線回路50とアンテナ51を備え、
Bluetoothの無線通信規格に従った無線処理を
行う。
【0031】図3はテーブル26aの構成を示す図であ
る。
【0032】このテーブル26aには、ロケーション情
報、通信先情報、送信情報が記憶される。ロケーション
情報は、場所を示す情報であって、具体的には図1に示
す自動改札機301が設置された場所を示している。な
お、図1の例では、1台の自動改札機301しか図示さ
れていないが、実際には各駅の改札口に同じ機能を備え
た自動改札機が設置されており、これらの自動改札機に
は、それぞれに自身の設置場所を示すロケーション情報
が予め登録されている。例えば、自動改札機301が新
宿駅南口の改札口に設置されているものであれば、自動
改札機301には「新宿駅南口改札口」といったロケー
ション情報が登録されている。
【0033】また、携帯端末302には、予め各場所を
示すロケーション情報がデフォルトとして保持されてい
るか、あるいは、Web経由で特定のサーバから必要な
ものだけを任意選択的にダウンロードするような構成で
あっても良い。Web経由でロケーション情報をダウン
ロードする場合には、例えば図4に示すようなサーバの
HP(ホームページ)画面にて所望の場所が表示されて
いる箇所をクリックすることにより、その場所に対応し
たロケーション情報をダウンロードするなどの方法が用
いられる。
【0034】通信先情報は、ロケーション情報で示され
る場所にて通信を行うべき相手を示しており、その通信
相手の電話番号、メールアドレス、URL(Uniform Re
source Locator)などを含む。送信情報は、その通信相
手に送信する情報を示しており、音声情報、メール情報
などを含む。
【0035】図3の例では、ロケーション情報として
「豊田駅改札口」、「国分寺駅改札口」、「新宿駅南口
改札口」が登録されており、「豊田駅改札口」に対して
は、通信先情報として「0423238877」、送信
情報として「再生No1」が設定されている。これは、
「豊田駅改札口」に着いたら、「042323887
7」といった電話番号を発呼して、相手端末と接続され
たら「再生No1」として録音されている音声情報を再
生して送信する、といったことを意味している。
【0036】また、「国分寺駅改札口」に対しては、通
信先情報として「sato@wcdma.hino.t
oshiba.co.jp」、送信情報として「国分寺
駅に到着」が設定されている。これは、「国分寺駅改札
口」に着いたら、「sato@wcdma.hino.
toshiba.co.jp」といったメールアドレス
に「国分寺駅に到着」といった電子メールを送ることを
意味している。また、「新宿駅南口改札口」に対して
は、通信先情報として「http://ekimae.
toshiba.co.jp/」が設定されている。こ
れは、「新宿駅南口改札口」に着いたら、「http:
//ekimae.toshiba.co.jp/」と
いった特定のサイトにアクセスして、そのサイトが提供
している情報をダウンロードすることを意味している。
【0037】次に、本発明に係わる携帯端末302の動
作について、(a)テーブル登録処理、(b)移動時の
通信処理に分けて説明する。
【0038】(a)テーブル登録処理 図5は携帯端末302におけるテーブル登録処理の動作
を示すフローチャートである。
【0039】まず、所定の操作により登録モードを起動
し、予め決められた各場所を示すロケーション情報を取
得して、その中でユーザが希望する場所を設定する(ス
テップA11)。例えば、携帯端末302に予め各場所
を示すロケーション情報がデェフォルトとして登録され
ている場合には、各場所の一覧画面を表示して、その中
で所望の場所を選択するといった操作を行う。また、W
eb経由で特定のサーバから所望の場所のロケーション
情報を任意選択的にダウンロードすることでも良い。
【0040】次に、各場所に対応した通信先(情報を送
信する相手先あるいはアクセス先)を設定する(ステッ
プA12)。具体的には、相手先の電話番号、メールア
ドレス、URLなどをアドレス帳などを設定する。ま
た、通信相手に何らかの情報を送る場合には、その送信
情報を設定する(ステップA13)。送信情報としては
音声情報やメール情報などであり、ユーザが送りたい情
報を場所に対応付けて任意に設定しておくことができ
る。
【0041】ここでの登録モードで設定された内容(ロ
ケーション情報、通信先情報、送信情報)は、メモリ部
26に設けられたテーブル26aに登録される(ステッ
プA14)。このテーブル26aに登録された内容はユ
ーザがいつでも変更することができる。
【0042】(b)移動時の通信処理 図6は携帯端末302における移動時の通信処理の動作
を示すフローチャートである。今、テーブル26aに、
図3に示すようなロケーション情報、通信先情報、送信
情報が登録されているものとする。
【0043】ユーザが携帯端末302を携帯しながら、
例えば国分寺駅の改札口を通過すると、その改札口に設
置された自動改札機301と携帯端末302の間で近距
離無線通信が行われる。この近距離無線通信がBlue
toothであれば、所定の通信範囲内で自動改札機3
01をマスタ、携帯端末302をスレーブとしたピコネ
ットと呼ばれるネットワークが構成される。自動改札機
301には、予め設置場所に対応したロケーション情報
(ここでは「国分寺駅改札口」)が登録されており、自
動改札機301と携帯端末302との間のコネクション
が確立されると(ステップB11)、携帯端末302は
自動改札機301からその場所のロケーション情報を受
信する(ステップB12)。
【0044】ここで、携帯端末302は、自動改札機3
01から得られたロケーション情報とテーブル26aに
登録されたロケーション情報とを比較する(ステップB
14)。その比較の結果、自動改札機301から得られ
たロケーション情報とテーブル26aに登録されたロケ
ーション情報とが一致した場合には(ステップB14の
Yes)、携帯端末302は現在の場所が「国分寺駅改
札口」であることを認識することにより、テーブル26
aから「国分寺駅改札口」に対応した通信先情報を読み
出すと共に、送信情報が登録されていれば、その送信情
報も読み出す(ステップB15)。そして、携帯端末3
02は上記通信先情報に基づいて、ユーザが当該場所に
設定した通信相手との接続を行い、上記送信情報を送信
したり、その通信相手にアクセスして情報の閲覧やダウ
ンロードなどの所定の通信処理を行う(ステップB1
6)。ここでは、「sato@wcdma.hino.
toshiba.co.jp」といったメールアドレス
と、「国分寺駅に到着」といった電子メール(文字メッ
セージ)が読み出され、携帯端末302に備えられた電
子メール機能を用いて、その相手に対して電子メールの
送信が行われることになる。
【0045】このように、ユーザが特に意識しなくと
も、それぞれの場所に対応した相手と通信を行うことが
できる。通信の相手先はユーザが自由に選ぶことができ
る。図1の例で言えば、情報提供サーバ306、自宅の
端末307、オフィスの端末308などを対象として、
各場所でこれらの相手と通信を行うことができる。例え
ば、情報提供サーバ306を通信相手として設定おくな
らば、ある駅の改札口に着いたときに、情報提供サーバ
306にアクセスして、その情報提供サーバ306が提
供している当該駅の周辺情報などを自動的にダウンロー
ドする、といった利用ができる。また、自宅の端末30
7やオフィスの端末308を通信相手として設定おくな
らば、ある駅の改札口に着いたときに、当該駅に着いた
旨を音声メッセージで自動的に通知したり、何らかの電
子メールを自動送信する、といった利用ができる。どの
ような情報をどのように送るかは、その場所や相手を考
慮してユーザが任意に設定することができる。
【0046】なお、上記実施形態では、駅の改札口で端
末位置を認識するようにしたが、例えばショッピングセ
ンターのエレベータホールなど、ユーザが往来する様々
な場所にBT通信機を設置しておけば、これらの場所で
近距離無線通信を行うことで端末位置を認識することが
でき、そのときの端末位置に応じて上記同様の通信処理
を行うことができる。
【0047】また、例えば携帯端末302にGPS(gl
obal positioning system)などの位置検出機能を搭載
しておけば、各場所で上述したような近距離無線通信を
行わなくとも、現在どこにするのかを認識することで
き、そのときの場所がテーブル登録された場所と一致し
たときに、当該場所に設定された通信相手と通信すると
いった構成も可能である。
【0048】さらに、上記実施形態では、携帯端末30
2として携帯電話機を例にとって説明したが、本発明は
これに限らず、例えばPDA(Personal Digital Assis
tants)等の他の移動通信端末にも適用可能である。
【0049】また、 上述した実施形態において記載し
た手法は、コンピュータに実行させることのできるプロ
グラムとして、例えば磁気ディスク(フレキシブルディ
スク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−RO
M、DVD等)、半導体メモリなどの記録媒体に書き込
んで各種装置に適用したり、そのプログラム自体をネッ
トワーク等の伝送媒体により伝送して各種装置に適用す
ることも可能である。本装置を実現するコンピュータ
は、記録媒体に記録されたプログラムあるいは伝送媒体
を介して提供されたプログラムを読み込み、このプログ
ラムによって動作が制御されることにより、上述した処
理を実行する。
【0050】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、予め各場
所に対応させて通信相手を任意に設定しておくことがで
き、その場所に来たときに、当該場所に対応した通信相
手に接続して、例えば音声情報や電子メールを送った
り、その通信相手が提供する情報を取得するなど、ユー
ザが特に意識しなくとも、各場所毎に通信相手に変えて
様々な情報のやり取りを自動的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る通信システムの構成
を示す図。
【図2】上記通信システムに用いられる携帯端末の回路
構成を示すブロック図。
【図3】上記携帯端末に備えられたテーブルの構成を示
す図。
【図4】各場所のロケーション情報を発信するサーバの
HP画面の一例を示す図。
【図5】上記携帯端末におけるテーブル登録処理の動作
を示すフローチャート。
【図6】上記携帯端末における移動時の通信処理の動作
を示すフローチャート。
【図7】従来のPHSによる位置情報提供サービスの構
成を示す図。
【図8】従来の駅情報提供サービスの構成を示す図。
【符号の説明】
1…無線部 2…ベースバンド部 3…入出力部 4…電源部 21…主制御部 21a…テーブル登録機能 21b…BT制御機能 26…メモリ部 26a…テーブル 34…液晶表示器(LCD) 35…キー入力部 301…自動改札機 302…携帯端末 303…閉域無線通信網 304…広域無線通信網 305a,305b…基地局 306…情報提供サーバ 307…自宅の端末 308…オフィスの端末

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各場所毎に通信相手を任意に設定する通
    信設定手段と、 この通信設定手段によって設定された内容を記憶する記
    憶手段と、 現在の場所を認識する場所認識手段と、 この場所認識手段によって認識された場所に対応した通
    信相手を上記記憶手段から読み出して、その通信相手と
    所定の通信処理を行う通信制御手段とを具備したことを
    特徴とする移動通信端末。
  2. 【請求項2】 各場所毎に通信相手とその通信相手に送
    信する情報を任意に設定する通信設定手段と、 この通信設定手段によって設定された内容を記憶する記
    憶手段と、 現在の場所を認識する場所認識手段と、 この場所認識手段によって認識された場所に対応した通
    信相手および送信情報を上記記憶手段から読み出して、
    その通信相手に対して送信情報を送信するための通信処
    理を行う通信制御手段とを具備したことを特徴とする移
    動通信端末。
  3. 【請求項3】 特定の場所に設置された通信機との間で
    近距離無線通信を行う近距離無線通信機能を備え、 上記場所認識手段は、上記近距離無線通信機能によって
    上記通信機から得られる場所情報に基づいて現在の場所
    を認識することを特徴とする請求項1または請求項2記
    載の移動通信端末。
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