JP2002281114A - 無線通信装置 - Google Patents

無線通信装置

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JP2002281114A
JP2002281114A JP2001073539A JP2001073539A JP2002281114A JP 2002281114 A JP2002281114 A JP 2002281114A JP 2001073539 A JP2001073539 A JP 2001073539A JP 2001073539 A JP2001073539 A JP 2001073539A JP 2002281114 A JP2002281114 A JP 2002281114A
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JP2001073539A
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Eiriyo Yoshihara
英了 吉原
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Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本体と子機とからなる無線通信装置におい
て、子機側に着信表示がされる場合、本体側の着信表示
機能を自動的に停止させる。 【解決手段】 無線通信装置本体10の制御部17内に
ある着信動作(着信制御)モード17aが、無線通信装
置子機20のみに着信表示させる設定がなされている場
合、無線通信装置子機20が無線通信装置本体10との
間でデータ通信部16,データ通信部26を介して音声
も含むデータ通信を行なうことが可能な状態にあること
を、制御部17が確認した場合、無線通信装置本体10
の表示部15の着信表示,着信LED16,リンガ17
を不活性状態に制御して、無線通信装置本体10の着信
表示を自動的に抑止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話装置、可
搬型(携帯型)情報通信機器等の無線通信装置に関し、
該無線通信装置本体と通信することにより使用する無線
通信装置子機とからなる無線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】特開平4−223637号公報「コード
レス電話装置」においては、コードレス電話装置を構成
している親機,子機いずれからのマニュアル(人手)操
作によっても、親機側,子機側における着信表示(鳴
動)を非活性に制御することを可能とする手段が開示さ
れている。
【0003】また、特開平9−233017号公報「無
線通信装置及び無線通信システム」においては、デジタ
ル携帯電話装置がデータインタフェースを介して情報処
理装置との接続がなされた状態にあることを検出した場
合、デジタル携帯電話装置の音声処理部への電源供給を
停止して、該音声処理部の動作を自動的に非活性とする
技術が開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術においては、無線通信装置本体(または、親機)へ
の着信表示(着信鳴動も含む)そのものを自動的に非活
性とするものは存在していなかった。このため、前記着
信表示(着信鳴動も含む)をマニュアル(人手)により
制御せんとする場合においては、マニュアルによる設定
解除を忘れてしまい、着信表示非活性状態に設定された
以降の着信動作が一切不可能となる恐れがある。かかる
事態を防止するためには、たとえば、特開平4−223
637号公報に記載されているように、予め定めた時限
を計数するタイマを設けて、時間経過により着信非活性
状態から復旧させる手段も考慮されている。しかし、か
かる復旧手段では、タイマに予め設定する時限を定める
ことが困難であり、着信動作を必要とする状態になって
も、着信不活性状態が解除されないこととなる。
【0005】一方、着信表示(着信鳴動も含む)を非活
性とする設定制御がなされない特開平9−233017
号公報におけるような場合においては、着信の監視や着
信時の表示(鳴動も含む)に伴い、無線通信装置の消費
電力の消耗が大きく、該無線通信装置の使用可能時間が
短縮されてしまうこととなる。また、無線通信装置を構
成している本体のみならず子機の双方において、着信監
視及び着信表示(着信鳴動も含む)の動作が行なわれて
いるので、該本体及び子機双方において、電力が消費さ
れてしまうこととなる。
【0006】また、無線通信装置の子機において着信動
作を行なわしめる場合であっても、該無線通信装置の本
体側においても、同時に、着信表示等の動作を行なうた
めに必要とする各種リソース(たとえば、メモリ領域や
表示領域など)が確保され続けるため、該本体を別の用
途(たとえば、ゲームや電話帳編集などのデータ処理)
に利用せんとする場合であっても、使用可能なリソース
が制限されてしまう弊害も生じている。
【0007】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、無線通信により音声及びデータを送受信する
本体と子機とからなる無線通信装置において、着信があ
った場合、前記本体側には着信表示(着信鳴動も含む)
せずに、前記子機にのみ着信表示(着信鳴動も含む)を
行なわせる設定を行なっている場合においては、前記本
体側の着信表示(着信鳴動も含む)動作を自動的に非活
性の状態に設定することを可能にせんとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】第1の技術手段は、無線
通信により音声及びデータを送受信する無線通信装置本
体と無線通信装置子機とからなる無線通信装置におい
て、前記無線通信装置子機側のみに着信表示をさせるこ
とにより、前記無線通信装置本体における着信表示を自
動的に非活性の状態に設定させる着信制御手段を有して
いる無線通信装置とすることを特徴とするものである。
【0009】第2の技術手段は、前記第1の技術手段に
記載の無線通信装置において、前記無線通信装置本体と
前記無線通信装置子機とが、互いに電気的に接続され
て、相互間で、音声のみならず、制御信号も含む各種デ
ータを送受信させることができるデータ通信部を有して
いる無線通信装置とすることを特徴とするものである。
【0010】第3の技術手段は、前記第2の技術手段に
記載の無線通信装置において、前記無線通信装置本体に
おける着信表示を自動的に非活性の状態に設定させる場
合、前記データ通信部を介して、前記無線通信装置本体
と前記無線通信装置子機との間で、音声を含む各種デー
タの通信が可能であることが確認された後に、はじめて
前記無線通信装置本体の着信表示を非活性の状態に設定
させる無線通信装置とすることを特徴とするものであ
る。
【0011】第4の技術手段は、前記第2の技術手段に
記載の無線通信装置において、前記無線通信装置本体に
おける着信表示を自動的に非活性の状態に設定させんと
する場合であっても、前記データ通信部を介して、前記
無線通信装置本体と前記無線通信装置子機との間で、音
声を含む各種データの通信が可能であることが確認され
なかった場合、前記無線通信装置本体における着信表示
を非活性とせずに、自動的に前記無線通信装置本体に着
信表示を行なわしめる無線通信装置とすることを特徴と
するものである。
【0012】第5の技術手段は、前記第1乃至第3の技
術手段に記載の無線通信装置において、前記無線通信装
置本体における着信表示が自動的に非活性の状態に設定
された場合に、前記無線通信装置本体を構成する情報処
理装置内に有している本体通信用メモリ領域及び/又は
本体通信用表示領域を、前記無線通信装置本体使用のユ
ーザが任意に使用可能なユーザ専用メモリ領域及び/又
はユーザ専用表示領域として開放させる無線通信装置と
することを特徴とするものである。
【0013】第6の技術手段は、前記第1乃至第5の技
術手段に記載の無線通信装置において、複数台の前記無
線通信装置子機を有している場合、前記着信制御手段と
して、該複数台の前記無線通信装置子機の中から、予め
指定されている前記無線通信装置子機側にのみ着信表示
させることができる子機選択手段を有している無線通信
装置とすることを特徴とするものである。
【0014】第7の技術手段は、前記第1乃至第6の技
術手段に記載の無線通信装置において、前記着信制御手
段が、前記無線通信装置子機側のみに着信表示をさせる
場合、前記無線通信装置本体のみに着信表示をさせる場
合、前記無線通信装置本体と前記無線通信装置子機との
双方に着信表示させる場合のいずれかを選択して設定さ
せることができる選択手段を有している無線通信装置と
することを特徴とするものである。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る無線通信装置の実施
形態について、以下に図面に基づいて説明する。図1
は、本発明に係る無線通信装置の構成に関する一実施形
態を示す構成図であり、本発明に係る無線通信装置の主
要部のみを示している。図1において、本発明に係る無
線通信装置1は、公衆網を介して外部の無線通信装置
(たとえば、基地局)との間で音声情報やデータ情報に
関する無線通信を行なう無線通信装置本体10(以下、
本体10と略記する)と、該本体10との間でローカル
な無線電波により音声情報やデータ情報に関する通信を
行なうことが可能な無線通信装置子機20(以下、子機
20と略記する)とから構成されている。なお、図1に
おいては、子機20が1台のみ表示されているが、複数
台の子機20があっても構わない。
【0016】本体10は、公衆網を介して無線電波の送
受信を行なうアンテナ11,該アンテナ11への給電を
行なう無線部12,着信を可視表示する着信LED(L
ight Emitting Diode)13,着信
を可聴表示するリンガ14,各種の情報をユーザに表示
する、たとえば液晶などからなる表示部15,子機20
との間で音声を含む各種データの送受信動作を行なうデ
ータ通信部16,本体10の各部の動作を制御する制御
部17とを有している。
【0017】ここに、無線部12は、アンテナ11と接
続されていて、少なくとも送受信する無線信号の変調,
復調動作を実行する。また、表示部15が表示する各種
の情報には、少なくとも着信に関する情報も含まれてい
る。更に、データ通信部16は、子機20との間で、た
とえば、赤外線無線を利用したローカルなデータ通信を
行なうことにより、子機20にのみ着信表示をさせる指
示をしたり、子機20に本体10側の状態を通知した
り、あるいは、逆に、子機20側の状態を本体10に受
信したりすることができる。また、制御部17は、少な
くとも、公衆網を介して受信した無線信号の中に含まれ
ている基地局からの制御信号に対応して、本体10の各
部の動作を制御するのみでなく、データ通信部16を介
して子機20側の動作をも制御する。
【0018】一方、子機20は、本体10とほぼ同様の
回路ブロックから構成されていて、着信を可視表示する
子機着信LED(Light Emitting Di
ode)23,着信を可聴表示する子機リンガ24,各
種の情報をユーザに表示する、たとえば液晶などからな
る子機表示部25,本体10との間で音声を含む各種デ
ータの送受信動作を行なう子機データ通信部26,子機
20の各部の動作を制御する子機制御部27とを有して
いる。
【0019】ここに、子機データ通信部26は、本体1
0との間で、たとえば、赤外線無線を利用したローカル
なデータ通信を行なうことにより、本体10からの着信
表示の指示を受信したり、本体10に子機20側の状態
を通知したり、あるいは、逆に、本体10側の状態を子
機20に受信したりすることができる。また、子機着信
LED23,子機リンガ24は、本体10から子機デー
タ通信部26を介して受信した着信表示に応じて、可視
表示、可聴表示するものである。また、子機表示部25
が表示する各種の情報には、少なくとも本体10から受
信した該着信表示に関する情報も含まれている。また、
子機制御部27は、子機20の各部の動作を制御する際
に、少なくとも、子機データ通信部26を介して、本体
10から受信した制御信号に対応して、子機20の各部
の動作を制御する。
【0020】本体10側の制御部17と子機20側の子
機制御部27との間では、データ通信部16,子機デー
タ通信部26を介して、予め、着信表示や着信通信を制
御する際の動作モードを規定する着信動作(着信制御)
モード17aが設定されている。ここに、着信動作(着
信制御)モード17aとは、着信動作を制御するための
着信制御手段を提供するものであり、着信時の動作とし
て、着信表示を行なうに際して、たとえば、次のような
着信動作(着信制御)モード17aの中から、本体10
のユーザが選択して設定することができる選択手段を有
している。即ち、着信動作(着信制御)モード17aと
しては、本体10側においてのみ着信表示を行なう本体
着信動作モード,本体10側及び子機20側双方とも着
信表示を行なう本体子機着信動作モード,本体10側で
は着信表示を行なわず、子機20側においてのみ着信表
示を行なわせる子機着信動作モードが設けられている。
更には、複数台の子機20が存在している場合において
は、あらかじめ選択指定されている一台の子機20のみ
に着信表示をさせることも、あらかじめ選択指定されて
いる複数台の子機に着信表示させることも、あるいは、
全ての子機20とすることも可能な子機選択手段を有し
ている。
【0021】なお、かかる着信動作(着信制御)モード
17aとして、たとえば、子機着信動作モードが設定さ
れていた場合に、本体10に着信があると、本体10は
子機20側に着信表示を行なわしめるべく、データ通信
部16を介して、子機20側に、着信表示信号を送出す
るが、子機20側との間のデータ通信リンクを確立でき
ず、子機20側に着信表示信号を送信できない場合も存
在する。複数台の子機20が存在している場合において
は、着信表示を行なう旨選択されているすべての子機2
0いずれに対しても、データ通信リンクが確立できない
事態もあり得る。従って、子機20に対するデータ通信
リンクが確立できない場合には、たとえ、子機着信動作
モードが設定されていた場合であっても、本体10側に
て、着信表示を実行させることになる。
【0022】一方、子機20に対するデータ通信リンク
が確立できた場合においては、予め設定されている着信
動作(着信制御)モード17aに従って、子機20が着
信表示を拒否する状態にない限り、本体10は、子機2
0に対して、データ通信部16を介して、着信表示信号
を送信する。子機データ通信部26を介して、該着信表
示信号を受信した子機20側の子機制御部27は、子機
LED23を着信点灯させると共に、子機リンガ24を
鳴動させて、着信があることをユーザに知らせる。更
に、子機表示部25にも着信表示の旨を画面表示させ
る。
【0023】而して、子機20側のユーザが、該着信表
示を認識して応答すると、子機データ通信部26を経由
して、本体10のデータ通信部16,無線部12,アン
テナ11を介して公衆網との間の通信リンクが確立さ
れ、子機20側において該着信表示に関する通信動作が
行なわれる。従って、子機20が、着信表示も含め、通
信動作を実行中の状態にあっても、その間、本体10
は、子機20が行なっている該通信動作に関する通信ル
ート(即ち、データ通信部16,無線部12,アンテナ
11)のみを提供すればよく、制御部17にある通信用
メモリ領域や表示部15の表示領域を、該通信動作に提
供する必要もなく、更には、制御部17が着信LED1
3やリンガ14を制御する必要もない。
【0024】即ち、子機着信動作モードに設定すること
により、本体10は、本体10に着信表示用として設け
られている各種リソース(着信LED13,リンガ1
4,表示部15、及び、着信表示制御及び通信制御のた
めに、通信用メモリ領域を含め、各回路ブロックを制御
する制御部17)の使用を抑止することが可能となり、
本体10の消費電力を大幅に低減することができる。ま
た、前記各種リソースを使用しないことに伴い、たとえ
ば、着信表示や通信用に割り当てられていたメモリ領域
及び/又は表示部の表示領域を開放することが可能とな
り、本体10のユーザは、ユーザ専用メモリ領域及び/
又はユーザ専用表示領域として転用することも可能とな
る。一方、たとえ、子機着信動作モードに設定してあっ
た場合であっても、着信時に、子機20が、たとえば、
通信不能の通信圏外に移動していたり、あるいは、電源
を切断していたりして、データ通信リンクを確立できな
い状態にある場合には、自動的に、かかる状態を検出し
て、本体10側で、急遽、着信表示を行なわしめること
も可能となっているので、通信相手側に対する着信接続
サービス品質の劣化も防ぐことができる。
【0025】次に、本発明に係る無線通信装置1におけ
る本体10側の着信動作の流れについてフローチャート
を用いて説明する。図2は、本発明に係る無線通信装置
1における本体10側の着信動作の流れを示すフローチ
ャートである。
【0026】本体10は、空きの状態にある場合は、絶
えず、本体10のユーザから、前述したごとき着信動作
(着信制御)モード17aのいずれかを設定する(ある
いは、設定済みの着信動作(着信制御)モード17aを
変更設定する)要求があるか否かを監視している(ステ
ップS1)。着信動作(着信制御)モード17aを設定
する要求があれば(ステップS1のYES)、ユーザが
設定すべき指示をしているいずれかの着信動作(着信制
御)モード17aに設定する(ステップS2)。
【0027】次いで、公衆網からの着信があるか無線部
12を介してチェックする(ステップS3)。着信がな
い場合は(ステップS3のNO)、ステップS1に戻
り、着信動作(着信制御)モード17aの設定要求があ
るか監視し続ける。一方、着信があった場合(ステップ
S3のYES)、着信動作(着信制御)モード17aが
本体着信動作モードに設定されているかチェックする
(ステップS4)。本体着信動作モードに設定されてい
た場合は(ステップS4のYES)、本体10側のみで
着信表示動作を行なうために、ステップS10に移行す
る。
【0028】本体着信動作モードに設定されていなかっ
た場合は(ステップS4のNO)、子機20のみで着信
表示を行なう子機着信動作モード、あるいは、本体10
と子機20との双方で着信表示を行なう本体子機着信動
作モードの場合である。従って、まず、子機20側との
データ通信リンクが確立できるか、データ通信部16を
介して確認する(ステップS5)。データ通信リンクを
確立することができないと判定された場合(ステップS
5のNO)、本体10側への着信表示動作に切り替える
べく、ステップS10に移行する。
【0029】一方、データ通信リンクを確立することが
できると判定された場合(ステップS5のNO)、デー
タ通信部16を介して、着信表示信号を送信し、着信の
通知を行ない、該着信表示信号が正しく子機20側で受
信されたか確認する(ステップS6)。子機20側から
正しく該着信表示信号が受信できた旨の応答信号が返送
されてこない場合(ステップS6のNO)、データ通信
リンクが確立できなかった場合と同様に、本体10側へ
の着信表示動作に切り替えるべく、ステップS10に移
行する。
【0030】子機20側から正しく該着信表示信号が受
信できた旨の応答信号が返送されてきた場合(ステップ
S6のYES)、子機20側では、着信動作を実行でき
ない状態にあって、着信拒否の応答をしてきたか確認す
る(ステップS7)。着信拒否の応答が返送されてきた
場合(ステップS7のYES)、データ通信リンクが確
立できなかった場合と同様に、本体10側への着信表示
動作に切り替えるべく、ステップS10に移行する。
【0031】一方、着信拒否の応答ではなく、着信許諾
の応答が返送されてきた場合(ステップS7のNO)、
子機20側の着信表示動作を起動する(ステップS
9)。子機20側では、子機着信LED23,子機リン
ガ24,子機表示部25を駆動して、着信表示(着信鳴
動も含む)を行なうと共に、以降の着信通信動作を実行
することになる。
【0032】更に、本体10側では、着信動作(着信制
御)モード17aが、子機着信動作モードに設定されて
いるか確認する(ステップS9)。子機着信動作モード
に設定されていた場合は(ステップS9のYES)、子
機20側のみで着信動作が行なわれるので、本体10側
の動作は終了するが、子機着信動作モードに設定されて
いなかった場合(ステップS9のNO)、本体子機着信
動作モードが設定されていた場合であり、子機20側の
みでなく、本体10側でも着信表示を行なう必要があ
り、ステップS10に移行する。
【0033】本体着信動作が起動される(ステップS1
0)と、制御部17は、着信LED13,リンガ14、
及び、表示部15を駆動して、着信表示(着信鳴動も含
む)を行なわしめる。本体10のユーザが、該着信表示
に応答すると、制御部17は、無線部12,アンテナ1
1を駆動させて、公衆網を介して、相手側の無線通信装
置(基地局)に対して、応答信号を返送することによ
り、着信通信に移行する。
【0034】ここで、着信動作(着信制御)モード17
aは、初期設定状態(即ち、デフォルト状態)において
は、通常、子機着信動作モードに設定されており、本体
10側は、着信表示動作を行なわず、子機20側で、着
信動作を実行できない場合に限り、本体10側で、着信
動作を実行せしめることとしている。かかる子機着信動
作モードに設定されることにより、通常状態において
は、本体10側の消費電力が節約できると共に、本体1
0内の各種リソースを、本体10のユーザ専用に割り付
けることが可能になり、無線通信用以外(たとえば、ゲ
ーム実行用や電話帳・アドレス帳などの編集用)に使用
しているユーザの利便性を向上させることができる。
【0035】また、前述のごとく、子機が複数台存在し
ている場合には、子機毎に特定して、特定した子機のみ
に対して着信動作を実行させることも可能であり、ま
た、特定する子機の台数が1台に限らず、複数台であっ
ても、全部の子機であっても構わない。また、本体着信
動作モードに設定させた場合においては、子機20側の
消費電力が節約できると共に、子機20側の各種リソー
スを該子機20のユーザ専用に割り付けることが可能と
なる。
【0036】
【発明の効果】以上に説明したごとく、本発明に係る無
線通信装置においては、子機が着信動作可能な状態にあ
る限り、本体側の着信表示、着信通信に関する動作を一
切非活性とする状態に自動的に設定することが可能であ
り、本体側における不要な電力の消費を回避することが
でき、使用時間を延長させることが可能となる。また、
本体側の通信用の各種リソース(たとえば、メモリ領域
及び/又は表示領域など)を無線通信用から開放させる
ことができ、本体のユーザが専用に使用することができ
るユーザ専用リソース(たとえば、ユーザ専用メモリ領
域及び/又はユーザ専用表示領域)を提供可能となり、
ユーザの利便性を向上させることができる。
【0037】また、本体側にのみ着信表示させる着信動
作モードも選択可能であり、かかる場合においては、子
機側についても前述の本体側における効果と同様の効果
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無線通信装置の構成に関する一実
施形態を示す構成図である。
【図2】本発明に係る無線通信装置における本体側の着
信動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1…無線通信装置、10…無線通信装置本体、11…ア
ンテナ、12…無線部、13…着信LED、14…リン
ガ、15…表示部、16…データ通信部、17…制御
部、17a…着信動作(着信制御)モード、20…無線
通信装置子機、23…子機着信LED、24…子機リン
ガ、25…子機表示部、26…子機データ通信部、27
…子機制御部。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無線通信により音声及びデータを送受信
    する無線通信装置本体と無線通信装置子機とからなる無
    線通信装置において、前記無線通信装置子機側のみに着
    信表示をさせることにより、前記無線通信装置本体にお
    ける着信表示を自動的に非活性の状態に設定させる着信
    制御手段を有していることを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の無線通信装置におい
    て、前記無線通信装置本体と前記無線通信装置子機と
    が、互いに電気的に接続されて、相互間で、音声のみな
    らず、制御信号も含む各種データを送受信させることが
    できるデータ通信部を有していることを特徴とする無線
    通信装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の無線通信装置におい
    て、前記無線通信装置本体における着信表示を自動的に
    非活性の状態に設定させる場合、前記データ通信部を介
    して、前記無線通信装置本体と前記無線通信装置子機と
    の間で、音声を含む各種データの通信が可能であること
    が確認された後に、はじめて前記無線通信装置本体の着
    信表示を非活性の状態に設定させることを特徴とする無
    線通信装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の無線通信装置におい
    て、前記無線通信装置本体における着信表示を自動的に
    非活性の状態に設定させんとする場合であっても、前記
    データ通信部を介して、前記無線通信装置本体と前記無
    線通信装置子機との間で、音声を含む各種データの通信
    が可能であることが確認されなかった場合、前記無線通
    信装置本体における着信表示を非活性とせずに、自動的
    に前記無線通信装置本体に着信表示を行なわしめること
    を特徴とする無線通信装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至3に記載の無線通信装置に
    おいて、前記無線通信装置本体における着信表示が自動
    的に非活性の状態に設定された場合に、前記無線通信装
    置本体を構成する情報処理装置内に有している本体通信
    用メモリ領域及び/又は本体通信用表示領域を、前記無
    線通信装置本体使用のユーザが任意に使用可能なユーザ
    専用メモリ領域及び/又はユーザ専用表示領域として開
    放させることを特徴とする無線通信装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5に記載の無線通信装置に
    おいて、複数台の前記無線通信装置子機を有している場
    合、前記着信制御手段として、該複数台の前記無線通信
    装置子機の中から、予め指定されている前記無線通信装
    置子機側にのみ着信表示させることができる子機選択手
    段を有していることを特徴とする無線通信装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至6に記載の無線通信装置に
    おいて、前記着信制御手段が、前記無線通信装置子機側
    のみに着信表示をさせる場合、前記無線通信装置本体の
    みに着信表示をさせる場合、前記無線通信装置本体と前
    記無線通信装置子機との双方に着信表示させる場合のい
    ずれかを選択して設定させることができる選択手段を有
    していることを特徴とする無線通信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007173920A (ja) * 2005-12-19 2007-07-05 Matsushita Electric Ind Co Ltd 通信端末装置、外部装置、通信システム及び情報通知方法
JP2015088848A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 京セラ株式会社 電子機器及び制御方法

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