JP5366782B2 - 無線通信端末、通信装置、及び制御方法 - Google Patents

無線通信端末、通信装置、及び制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、無線通信端末における複数の異なるキャリアを同時に利用した無線通信技術に関する。
現在、携帯電話等の無線通信端末は、固有のID情報を有するICチップ等を装着することにより、個別の無線通信を行うことが可能である。
IMT−2000形式の無線通信端末では、SIM(Subscriber Identification Module)カードと呼ばれるICカードが、各通信サービスを提供するキャリアから配布される。SIMカードは、1つの回線契約ごとに1つ配布され、電話(加入者)番号やキャリア(契約した会社及びその通信方式)などの加入者情報が格納される。このようなSIMカードを無線通信端末に装着することにより、加入者情報をSIMカードから読み出して、無線通信を利用した、ユーザそれぞれの音声や文字列のデータの送受信が可能となる。
一般的には1つの無線通信端末は1つのキャリアを利用した通信が可能であるが、特許文献1のように、2つのSIMカードを装着し、2種類のキャリアを利用したデータの送受信が可能な技術も知られている。
特開2003−189361号公報
特許文献1のような無線通信端末は、1つのキャリアを利用した通信を行う無線通信端末に比べ、多くの電力を消費する。しかしながら、消費電力を低減するために、通信を行うキャリアの数を、使用条件に合わせて動的に変更する方法は知られていなかった。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、複数の異なるキャリアを利用した無線通信が可能な無線通信端末において、消費電力を低減することを目的とする。
前述の目的を達成するために、本発明の無線端末装置は、以下の構成を備える。
複数の異なるキャリアのそれぞれを利用した、複数の無線通信手段を備える無線通信端末であって、複数の無線通信手段のそれぞれを、動作させるか又は停止させるかを制御する制御手段と、複数の無線通信手段を同時に動作させる第1の通信モードと、複数の無線通信手段のうち、いずれか1つの無線通信手段のみを動作させる第2の通信モードの、2つの通信モードを使用条件に応じて切り替えるモード切替手段と、起動時に利用可能な無線通信手段を判定する判定手段と、2つの通信モードのいずれかを選択する選択手段と、を備え、モード切替手段は、判定手段が、起動時に利用可能な無線通信手段が複数であると判定した場合は選択手段で選択された通信モードに切り替え、起動時に利用可能な無線通信手段が1つであると判定した場合は第2の通信モードに切り替えることを特徴とする。
このような構成により本発明によれば、複数の異なるキャリアを利用した無線通信が可能な無線通信端末において、消費電力を低減することを可能とする。
実施形態に係る携帯電話の概観を示した図。 実施形態の携帯電話の機能構成を示したブロック図。 SIMカードに格納されるデータを示した図。 実施形態1の起動時SIMカード認証処理のフローチャート。 実施形態1の起動時キャリア選択処理のフローチャート。 実施形態1のGUI例を示した図。 実施形態2のエリア切り替え処理のフローチャート。 実施形態2の時刻切り替え処理のフローチャート。 実施形態2のGUI例を示した図。 実施形態3の着信時切り替え処理のフローチャート。 実施形態3のGUI例を示した図。 実施形態に係る単一キャリアモード移行処理のフローチャート。
(実施形態1)
以下、本発明の好適な一実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する一実施形態は、無線通信端末の一例としての、2種類のキャリアを利用して同時に無線通信可能な携帯電話に、本発明を適用した例を説明する。しかし、本発明は、複数のキャリアを同時に利用して無線通信することが可能な任意の機器に適用可能である。なお、本実施形態において「複数キャリアモード(第1の通信モード)」とは、利用可能な複数のキャリアを同時に利用して無線通信を行う、携帯電話100が備える通信モードである。また、「単一キャリアモード(第2の通信モード)」とは、利用可能な複数のキャリアのうち、1つのキャリアのみを利用して無線通信を行う、携帯電話100が備える通信モードである。
図1は、本発明の実施形態に係る携帯電話100の概観を示した図である。携帯電話100は、複数の通信方式に対応した無線通信端末であり、例えばW−CDMA方式とCDMA2000方式の無線通信を行うことが可能である。携帯電話100は、例えば音声通信機能、テレビ電話通信機能、メール送受信機能、WEB閲覧機能等の様々なデータの通信機能を備え、上述した2つの通信方式の両方でデータ通信を行うことが可能である。なお、本実施形態では上述した2つの方式の無線通信を行うものとして説明するが、通信方式はこれに限らず、また同時に通信に利用可能なキャリアの数も2つ以上であればよい。
携帯電話100は、2つの方式の無線通信を可能とするため、第1SIMスロット108及び第2SIMスロット109を備え、2種類のキャリアのSIMカードが挿入されることにより、それぞれのキャリアを利用した無線通信を行うことが可能である。第1SIMカード200及び第2SIMカード300は、それぞれ第1SIMスロット108及び第2SIMスロット109に挿入されるカードであり、携帯電話100が通信可能な方式のSIMカードであればよい。SIMカードには、電話番号を特定するための固有のID番号や、電話帳情報、通信回線契約情報など、携帯電話を使用する際に必要な情報が保持されている。
このような携帯電話100の機能構成のブロック図を図2に示す。
CPU101は、例えばROM104に記憶されている携帯電話100の各ブロックの動作プログラムをRAM103に展開して実行することにより、携帯電話100の各ブロックの動作を制御する。EEPROM102は、書き換え可能な不揮発性メモリであり、例えば携帯電話100の各ブロックの動作に用いる設定値等のパラメータや、受信データ等を保持する。RAM103は、携帯電話100が備えるワークスペースであり、一時的なデータを保持する揮発性メモリである。またROM104は、書き換え不可能な不揮発性メモリであり、携帯電話100の各ブロックの動作プログラムに加え、例えば携帯電話100の各ブロックの動作のデフォルト設定値等を保持する。
入出力制御部105は、キー操作部106が有する携帯電話100の例えば番号キーや移動キー等のボタンが、ユーザによって操作されたかを判断し、操作の内容をCPU101に伝える。また、入出力制御部105は、キー操作部106が有する各キーのボタンに設けられた、LED等のバックライトを調光制御する。外部メモリI/F107は、第1SIMスロット108及び第2SIMスロット109の入出力インタフェースであり、それぞれのスロットのカードの有無や、装着されたSIMカードの情報を読み出すことが可能である。なお、本実施形態において、第1SIMスロット108には第1SIMカード200が、第2SIMスロット109には第2SIMカード300が挿入されるものとして説明する。また、本実施形態では、第1SIMスロット108、第2SIMスロット109に装着されたSIMカードから加入者識別情報を読み取り、この加入者情報に基づいて通信処理を行う。
ここで、SIMカードに記憶されている情報について、図3を用いて説明する。
SIMカードには、ICカードID201、国際移動体端末番号202、認証用キー値206、PIN(Personal Identify Number)コード207、電話帳情報210、メール212、リザーブ213の情報が記憶される。ICカードID201は、カードを識別するための情報であり、カード固有のユニークIDが記憶されている。国際移動体端末番号202は、契約したキャリアによって提供される加入者を特定するための情報であり、移動体通信用国番号203、移動体通信網識別番号204及び移動体端末識別番号205から構成される。移動体通信用国番号203は契約したキャリアの国、移動体通信網識別番号204は契約したキャリアの情報、移動体端末識別番号205は加入者に提供される電話番号の情報が判別可能である。認証用キー値206は、キャリアの提供する電話網へアクセスするために、携帯電話の認証を行うための情報である。PINコード207は、第三者に無断使用されることを防ぐため、SIMカードが電話機に装着された際に加入者自身を特定するための暗証番号である。PINコードは、第1PINコード208及び第2PINコード209の2種類を保持することが可能である。電話帳情報210は、PINコード207の認証が完了することにより、無線通信可能となる発信先固定電話帳211が含まれる。メール212は、ユーザが任意に選択したメールデータを記憶しておくことが可能であり、記憶したメールデータはSIMカードを挿入した携帯電話で参照することが可能である。
第1通信部110及び第2通信部120は、携帯電話100が利用可能である2種類のキャリアのそれぞれに対応した、無線通信でのデータの送受信を行うブロックである。本実施形態では、第1通信部110はW−CDMA方式、第2通信部120はCDMA2000方式のキャリアを利用して通信可能であるものとして説明するが、本発明の実施はこれに限らない。第1通信部110及び第2通信部120は、それぞれアンテナ、アンテナ共用器、受信部、周波数シンセサイザ、ベースバンド処理部、送信部を有する。なお、本実施形態では第1通信部110が有する各ブロックの説明を行うが、第2通信部120が有する各ブロックも、通信可能なキャリアが異なるだけで、機能は同じであるため説明は省略する。
第1アンテナ共用器112は、第1アンテナ111が受信した、基地局から伝送された無線信号を取得し、第1受信部113に伝送する。また、第1アンテナ共用器112は、第1送信部116から入力された送信用の信号を、第1アンテナ111から基地局に伝送する。第1受信部113は、高周波増幅器、周波数変換器及び復調器を有するブロックであり、受信した無線信号を復調し、得られた復調信号を第1ベースバンド処理部115に伝送する。具体的には、第1受信部113は、受信した無線信号を低雑音増幅器で低雑音増幅した後、第1周波数シンセサイザ114より発生された受信局部発信信号と混合することにより、受信中間周波数信号、又は受信ベースバンド信号に周波数変換する。そして、第1受信部113は、周波数変換した無線信号を復調器で復調することにより、復調信号を得る。第1ベースバンド処理部115は、入力された復調信号を、音声信号と、例えば電子メール等の文字や画像のデータが含まれるデータ信号に分離し、後述するコーデック131に出力する。
また、第1ベースバンド処理部115は、コーデック131から入力された、符号化された音声信号又はデータ信号に対して必要な処理を適用し、第1送信部116に伝送する。第1送信部116は、変調器、周波数変換器及び送信電力増幅器を有するブロックであり、入力された信号を通信方式に従って変調した後、第1周波数シンセサイザ114から発生された送信局部発信信号と混合して無線周波数信号に周波数変換する。そして、第1送信部116は、変換した信号を増幅した後、第1アンテナ共用器112に伝送し、伝送された信号は、第1アンテナ共用器112により第1アンテナ111を介して基地局に送信される。
電力供給管理部130は、第1通信部110及び第2通信部120への電力の供給を管理する。電力供給管理部130は、携帯電話100が複数キャリアモードである場合は、第1通信部110及び第2通信部120の両方に電力供給を行う。また、電力供給管理部130は、携帯電話100が単一キャリアモードである場合は、第1通信部110又は第2通信部120のいずれか1つの通信部にのみ電力供給を行う。
コーデック131は、通信方式に従って、第1通信部110及び第2通信部120のそれぞれから入力された音声信号及びデータ信号を復号し、音声信号及びデータを得る。コーデック131は、得られた音声信号は例えばスピーカ133に出力し、電子メール等のデータはEEPROMに出力し記憶する。また、コーデック131は、通信方式に従って、マイク132より入力された音声信号、及びEEPROM102より入力されたデータを符号化し、得られる符号化された音声信号及びデータ信号を第1通信部110又は第2通信部120に出力する。
表示部135は、例えば小型LCD等の表示装置であり、表示制御部134から出力された画像やGUIデータ等を表示する。表示制御部134は、表示部135に表示する内容を制御するブロックであり、例えば入力されたテキストデータを表示部135に表示する形式のデータに変換し、任意のGUIデータと合成等を行って出力する。GPS136は、携帯電話100が備える位置検出機能であり、GPS(Global Positioning System)衛星からのGPS信号を受信して、自身の位置の情報を取得するブロックである。時刻管理部137は、現在時刻を管理するためのブロックであり、不図示の内蔵バッテリーにより、携帯電話100の電源がOFFの状態においても駆動し、時刻情報を保持する。
(起動時SIMカード認証処理)
このような構成をもつ本実施形態の携帯電話100の、起動時SIMカード認証処理について、図4のフローチャートをさらに用いて説明する。本起動時SIMカード認証処理は、携帯電話100の電源投入時における、SIMカードの検出と、第1通信部110及び第2通信部120の動作制御を表す処理である。なお、本実施形態の携帯電話100は、電源が投入された通電状態においては、両SIMスロットからSIMカードを取り出すことが不可能であり、ユーザはSIMカードを挿入及び取出する場合は、携帯電話100の電源をOFFにする必要があるものとする。
S401で、CPU101は、外部メモリI/F107に、第1SIMスロット108にSIMカードが挿入されているか否かを判断させる。第1SIMスロット108にSIMカードが挿入されていると判断された場合は処理をS402に移し、SIMカードが挿入されていないと判断された場合は処理をS405に移す。
S402で、CPU101は、外部メモリI/F107に、第1SIMスロット108に挿入されているSIMカード(第1SIMカード200)からカードに記憶されている情報を読み出させる。そして、CPU101は外部メモリI/F107が読み出した第1SIMカード200の情報を、例えばEEPROM102記憶し、処理をS403に移す。
S403で、CPU101は表示制御部134に、例えば図6(a)のような、ROM104に記憶されている認証処理用のGUIデータを伝送し、表示部135に表示させ、第1SIMカード200のPIN認証処理を開始する。具体的には、CPU101は、キー操作部106をユーザが操作することにより、入出力制御部105から受信した操作されたキーの情報(PINコード情報)を参照する。そしてCPU101は、入力されたPINコード情報と、EEPROM102に記憶した第1SIMカード200の情報に含まれるPINコード情報とが一致するかを判断する。入力されたPINコード情報と、第1SIMカード200のPINコード情報とが一致した場合、CPU101は、第1SIMスロット108のSIMカードが、PIN認証に成功しているという情報を、例えばEEPROM102に記憶し、処理をS405に移す。また、入力されたPINコード情報と、第1SIMカード200のPINコード情報とが一致しなかった場合、CPU101は処理をS404に移す。
S404で、表示制御部134は、CPU101の指示により、例えばROM104に記憶されている認証ロックのGUIデータを表示部135に表示させる。認証ロックのGUIデータは、PIN認証に失敗したため、SIMカードを使用できない状態でロックする旨の情報をユーザに提示するものである。なお、S403のPINコードの入力は、例えば3回まで入力の失敗が許される等、PIN認証処理に冗長性を持たせてもよく、その場合はS403からS403の処理を繰り返すものとする。
S405で、CPU101は、外部メモリI/F107に、第2SIMスロット109にSIMカードが挿入されているか否かを判断させる。CPU101は、第2SIMスロット108にSIMカードが挿入されている場合は処理をS406に移し、SIMカードが挿入されていない場合は処理をS409に移す。
S406で、CPU101は、外部メモリI/F107に、第2SIMスロット109に挿入されているSIMカード(第2SIMカード300)からカードに記憶されている情報を読み出させる。そして、CPU101は、外部メモリI/F107が読み出した第2SIMカード300の情報を、例えばEEPROM102記憶し、処理をS407に移す。
S407で、CPU101はS403と同様に第2SIMカード300のPIN認証処理を開始する。そして、入力されたPINコード情報と、第2SIMカード300のPINコード情報とが一致した場合、CPU101は、第2SIMスロット109のSIMカードが、PIN認証に成功しているという情報をEEPROM102に記憶し、処理をS409に移す。また、入力されたPINコード情報と、第2SIMカード300のPINコード情報とが一致しなかった場合、CPU101は処理をS408に移し、S404と同様に、表示制御部134に認証ロックのGUIデータを表示部135に表示させる。
S409で、CPU101は、EEPROM102に記憶されているPIN認証の情報を参照し、それぞれのSIMスロットのPIN認証の成功の可否を判断する(第1の判定)。第1SIMスロット108及び第2SIMスロット109の両方でPIN認証に成功している場合、CPU101は処理をS410に移す。また、第1SIMスロット108又は第2SIMスロット109のいずれか一方でPIN認証に成功している場合、CPU101は処理をS412に移す。また、第1SIMスロット108及び第2SIMスロット109の両方でPIN認証に失敗している場合、CPU101は処理をS413に移す。
S410で、CPU101は、EEPROM102に記憶されている第1SIMカード200及び第2SIMカード300の情報から、移動体通信網識別番号の情報を参照する。そして、CPU101は、第1SIMカード200と第2SIMカード300が、同一のキャリアから提供されるSIMカードであるかを判断する。第1SIMカード200と第2SIMカード300が、同一のキャリアから提供されるSIMカードである場合、CPU101は処理をS412に移す。また、第1SIMカード200と第2SIMカード300が、異なるキャリアから提供されるSIMカードである場合、CPU101は処理をS411に移す。
S411で、CPU101は、電力供給管理部130に、第1通信部110及び第2通信部120の両方で無線通信を行うため、両方の通信部に電力を供給させ、動作させる。これにより、携帯電話100は、W−CDMA方式及びCDMA2000方式の両方での通信が同時に可能である、複数キャリアモードの通信モードとなる。
S412で、CPU101は、電力供給管理部130に、認証されているSIMカードのキャリアの情報に従って、第1通信部110又は第2通信部120のいずれか一方に電力を供給させて動作させる。例えば、第1SIMカード200の認証が成功しており、第1SIMカード200がCDMA2000方式のキャリアから提供されるSIMカードである場合は、電力供給管理部130は第2通信部120にのみ電力を供給する。これにより、携帯電話100は、W−CDMA方式又はCDMA2000方式のいずれか一方での通信が可能である、単一キャリアモードの通信モードとなる。
S413で、CPU101は、第1SIMスロット108及び第2SIMスロット109の両方でPIN認証に失敗しているため、無線通信が不可能である旨の警告表示を提示するGUIデータを例えばROM104より読み出し、表示制御部134に伝送する。そしてCPU101は、表示制御部134に警告表示のGUIを表示部135に表示させる。
このように、起動時に、両方のSIMスロットにSIMカードが挿入されているか否かを判断し、さらに挿入されているSIMカードのPIN認証を行うことにより、起動時のの通信モードを決定することが可能である。
(起動時キャリア選択処理)
上述の起動時SIMカード認証処理では、起動時のSIMカードの有無、及びPIN認証結果によって通信モードを決定した。しかしながら、起動時SIMカード認証処理のPIN認証処理が完了したS411及びS412において、通信モードを決定せずに本起動時キャリア選択処理を行うことにより、決定可能な通信モードの中から、ユーザに通信モードを選択させることが可能である。以下、本実施形態の携帯電話100の、起動時キャリア選択処理について、図5のフローチャートを用いて説明する。なお、本起動時キャリア選択処理は、上述の起動時SIMカード認証処理のS413のように、無線通信が不可能である場合は実行されず、少なくとも1つのSIMカードのPIN認証が成功している際に実行されるものとする。
S501で、CPU101は携帯電話100が異なる2種類のキャリアの通信回路である、第1通信部110及び第2通信部120が動作可能であるかを判断する。具体的には、CPU101は、例えばEEPROMに記憶されているPIN認証の情報を参照し、それぞれのSIMスロットのPIN認証の成功の可否、及び両SIMスロットのSIMカードが異なるキャリアから提供されるSIMカードであるかを判断する。第1通信部110及び第2通信部120が動作可能、即ち、第1SIMスロット108及び第2SIMスロット109に異なるキャリアのSIMカードが挿入され、それぞれのSIMカードのPIN認証が完了している場合、CPU101は処理をS502に移す。また、第1通信部110又は第2通信部120のいずれか一方が動作可能、即ち、第1SIMスロット108及び第2SIMスロット109のいずれか一方のSIMカードのPIN認証が完了している場合、CPU101は処理をS504に移す。即ち、携帯電話100の2つのSIMスロットに、1つのSIMカードのみが挿入されている場合や、挿入されている2つのSIMカードが同一のキャリアから提供されるSIMカードである場合は、ユーザは通信モードを単一キャリアモード以外には設定できない。このため、CPU101は強制的に単一キャリアモードに変更するステップへ処理を移す。
S502で、CPU101は、例えばROM104に記憶されている、図6(b)のような通信モードをユーザに選択させるためのGUIデータを表示制御部134に伝送し、表示制御部134に受信したGUIデータを表示部135に表示させる。
S503で、CPU101は、ユーザがキー操作部106を操作することにより、単一キャリアモードと複数キャリアモードのどちらを選んだかの情報を、入出力制御部105から受信し、選択された通信モードが単一キャリアモードであるかを判断する。CPU101は、選択された通信モードが単一キャリアモードである場合は処理をS504に移し、選択された通信モードが複数キャリアモードである場合は処理をS506に移す。
S504で、CPU101は、電力供給管理部130に有効なキャリアの通信部に対し電力供給を行わせ、動作させる。有効なキャリアは、例えば携帯電話100の2つのSIMスロットに、1つのSIMカードのみが挿入されている場合や、挿入されている2つのSIMカードが同一のキャリアから提供されるSIMカードである場合は、該当するキャリアの通信部を起動すればよい。即ち、1つのキャリアの通信部のみに電力供給を行って有効にし、他のキャリアの通信部の電力供給を遮断する。また、2種類のキャリアのSIMカードの認証に成功している場合は、例えば第1SIMスロット108に挿入されている第1SIMカード200を提供するキャリアに対応する通信部を起動すればよい。また、例えばユーザに有効にするキャリアを選択させるGUIを表示部135に表示し、選択に応じて起動する通信部を決定しても良い。
S505で、表示制御部134は、CPU101の指示により、表示部135に単一キャリアモードの画面表示を行う。このとき、例えば第1通信部110が起動している場合は、表示制御部134はCPU101の制御の下、図6(d)のように1番目(第1通信部110)の無線通信の電波状況を表すような表示を、表示部135に表示する。
S506で、CPU101は、電力供給管理部130に、全てのキャリアの通信部、即ち第1通信部110及び第2通信部120に電力供給を行わせ、動作させる。そして、S507で、表示制御部134は、CPU101の指示により、表示部135に図6(c)のような複数キャリアモードの画面表示を行う。
このようにして、CPU101は、単一キャリアモード及び複数キャリアモードに通信モードを選択可能な場合は、ユーザに通信モードを選択させて通信モードを設定することが可能である。
以上説明したように、本実施形態の無線通信端末は、無線通信端末の起動時に利用可能なキャリアの情報を取得して、通信モードを切り替えることが可能である。具体的には、無線通信端末は、複数の異なるキャリアのそれぞれを利用した、複数の無線通信手段を備え、使用条件に応じて通信モードを切り替える。通信モードには、複数の無線通信手段を同時に使用する第1の通信モードと、通信可能な無線通信手段のうち、いずれか1つの無線通信手段のみを使用する第2の通信モードがある。
そして、起動時に利用可能な無線通信手段を判定し、起動時に利用可能な無線通信手段が複数であると判定した場合は第1の通信モードに切り替え、起動時に利用可能な無線通信手段が1つであると判定した場合は第2の通信モードに切り替える。これにより、起動時の無線通信手段が利用可能であるか否かの情報によって、通信モードを自動的に設定することが可能である。
また、起動時に利用可能な無線通信手段が複数ある場合は、2つの通信モードのいずれかをユーザに選択させ、選択された通信モードに切り替える。これにより、起動時に通信モードを選択可能な場合、起動時の設定操作のみでユーザは通信モードを選択でき、煩雑な操作をすることなく通信モードを設定可能である。
(実施形態2)
前述の実施形態1では、無線通信端末の起動時の通信モードの切り替え方法について説明した。本実施形態2では、起動後、無線通信端末の使用条件に合わせて、通信モードを切り替える方法について説明する。なお、本実施形態の無線通信端末の一例としての、2種類のキャリアを利用して同時に無線通信可能な携帯電話の機能構成は、実施形態1と同じであるものとして説明を省略する。
(エリア切り替え処理)
本実施形態の携帯電話100の、特定のエリアに携帯電話100が存在する場合に、自動的に通信モードを切り替える、エリア切り替え処理について、図7のフローチャートをさらに用いて説明する。
なお、本エリア切り替え処理で定める特定のエリアは、ユーザが任意に設定可能である。具体的には、携帯電話100の表示部135に、例えば図9(a)のようなGUIを表示し、予めユーザに通信モードを切り替えるエリア(郵便番号で規定)と、エリアでの切り替える通信モードを設定させる。これにより、携帯電話100はエリアによって自動的に通信モードを切り替えることが可能である。このようにして、予め定められたエリアに携帯電話100が存在する場合に、本エリア切り替え処理によって、単一キャリアモード又は複数キャリアモードのいずれかに自動的に切り替えることが可能である。なお、本エリア切り替え処理において、予め通信モードを切り替えると定められたエリアの情報、及び切り替える通信モードの情報は、EEPROM102に記憶されるものとする。
S701で、CPU101は、GPS136に現在携帯電話100が存在する位置の情報を取得させる。取得した現在位置の情報は、例えばRAM103に一時的に記憶される。S702で、CPU101は、RAM103に記憶した現在位置の情報が、EEPROM102に記憶されている、予め通信モードを切り替えると定められたエリアに含まれるかを判断する。S701で取得した現在位置の情報が、予め通信モードを切り替えると設定されたエリアに含まれる場合、CPU101は処理をS703に移し、予め通信モードを切り替えると設定されたエリアに含まれない場合は、CPU101はエリア切り替え処理を完了する。
S703で、CPU101は、EEPROM102に記憶されている予め通信モードを切り替えると定められたエリアに対応する、切り替える通信モードの情報を参照する。CPU101、は切り替える通信モードが単一キャリアモードである場合は処理をS704に移し、複数キャリアモードである場合は処理をS706に移す。
S704で、CPU101は、携帯電話100の現在の通信モード、即ち通信モードを切り替えるエリアに携帯電話100が入る前に選択されていた通信モードが、複数キャリアモードであるかを判断する。現在の通信モードが複数キャリアモードである場合、CPU101は処理をS705に移す。また、現在の通信モードがすでに単一キャリアモードである場合、CPU101は通信モードを切り替える必要がないと判断し、エリア切り替え処理を完了する。S705で、CPU101は、現在の通信モードである複数キャリアモードから、単一キャリアモードに通信モードを切り替え、電力供給管理部130に、第1通信部110又は第2通信部120のいずれか一つの通信部の電力供給を遮断させる。
S706で、CPU101はS704と同様に、現在の通信モードが複数キャリアモードであるかを判断する。現在の通信モードがすでに複数キャリアモードである場合、CPU101は通信モードを切り替える必要がないと判断し、エリア切り替え処理を完了する。S707で、CPU101は、現在の通信モードである単一キャリアモードから、複数キャリアモードに通信モードを切り替え、電力供給管理部130に、現在電力供給を行っていない通信部に電力供給を行わせ、動作させる。
なお、本エリア切り替え処理は、例えばGPS136の位置情報取得のタイミングに合わせて実行されればよい。また、本実施形態では、予め設定する、切り替える通信モードの情報として、複数キャリアモード又は単一キャリアモードを設定する方法について説明した。しかしながら、単一キャリアモードを設定する際に、単一キャリアモードで動作させる通信方式(キャリア)を選択できるようにしてもよい。この場合S704のように、現在の通信モードが単一キャリアモードであり、切り替える通信モードが単一キャリアモードである場合に、CPU101は利用するキャリアの情報を参照して、通信部への電力供給を制御すればよい。
このようにして、携帯電話100が予め定められたエリアに存在する場合は、設定された通信モードに自動的に切り替えることが可能である。つまり、予め定められたエリアによって通信モードを自動的に変更可能とすることにより、例えば会社内エリアではプライベート用のキャリアは停止し、ビジネス用のキャリアのみを使用できるようにするといった通信モードの動的な切り替えが可能となる。
(時刻切り替え処理)
本実施形態の携帯電話100の、特定の時間帯で自動的に通信モードを切り替える、時刻切り替え処理について、図8のフローチャートを用いて説明する。なお、本時刻切り替え処理において、前述のエリア切り替え処理と同様の処理を行うステップは、同一の参照符号を付して説明を省略し、本時刻切り替え処理に特徴的なステップの説明に留める。
なお、本時刻切り替え処理で定める特定の時間帯は、ユーザが任意に設定可能であるものとする。具体的には、携帯電話100の表示部135に、ユーザに通信モードを切り替える時刻を設定させるGUIを表示し、予めユーザに通信モードを切り替える時間帯と、時間帯において切り替える通信モードを設定させる。これにより、携帯電話100は時間帯によって自動的に通信モードを切り替えることが可能である。
例えば、ユーザが通信モードを切り替える時間帯を設定する場合、ユーザは携帯電話100の設定メニューからモード切替時刻設定メニューを呼び出す。このとき、モード切替時刻設定メニューは、図9(b)のように、現在設定されている通信モードを切り替える時間帯のタイムスケールが表示される。そしてユーザがモード切替時刻設定を選択すると、図9(c)のような、通信モードを切り替える時間帯の開始時間、終了時間、及び切り替える通信モードを設定可能なGUIが表示され、ユーザは各項目の入力を行い、設定を完了する。設定が完了すると、表示部135の画面表示はモード切替時刻設定メニューの画面(図9(d))に戻り、このとき新たに設定した通信モードを切り替える時間帯の情報が含まれたタイムスケールが表示される。
このようにして、予め定められた時間帯になった際に、本時刻切り替え処理によって、単一キャリアモード又は複数キャリアモードのいずれかに自動的に切り替えることが可能である。なお、本時刻切り替え処理において、上述のように設定した、通信モードを切り替えると定められた時間帯の情報、及び切り替える通信モードの情報は、EEPROM102に記憶されるものとする。
S801で、CPU101は、時刻管理部137から現在時刻の情報を取得する(時刻取得)。取得した現在時刻の情報は、例えばRAM103に一時的に記憶される。S802で、CPU101は、RAM103に記憶した現在位置の情報が、EEPROM102に記憶されている、予め通信モードを切り替えると定められた時間帯に含まれるかを判断する。S801で取得した現在時刻の情報が、予め通信モードを切り替えると設定された時間帯に含まれる場合、CPU101は処理をS703に移し、予め通信モードを切り替えると設定された時間帯に含まれない場合は、CPU101は時刻切り替え処理を完了する。
S703で、CPU101は、EEPROM102に記憶されている予め通信モードを切り替えると定められた時間帯に対応する、切り替える通信モードの情報を参照する。そしてCPU101は、切り替える通信モードが単一キャリアモードである場合は処理をS704に移し、複数キャリアモードである場合は処理をS706に移す。
なお、本時刻切り替え処理は、例えば時刻管理部137がEEPROM102に記憶されている通信モードを切り替えると設定された時間帯になった場合に、CPU101に通知を行い、CPU101によって実行されればよい。
このようにして、携帯電話100は予め定められた時間帯になった際に、設定された通信モードに自動的に切り替えることが可能である。つまり、予め定められた時間帯によって通信モードを自動的に変更可能とすることにより、例えばライフスタイルに合わせて夜間だけ単一キャリアモード、昼間は複数キャリアモードで使用するといった通信モードの動的な切り替えが可能となる。
以上説明したように、本実施形態の無線通信端末は、無線通信端末に予め定められた条件に応じて、通信モードを切り替えることが可能である。具体的には、無線通信端末は、複数の異なるキャリアのそれぞれを利用した、複数の無線通信手段を備え、使用条件に応じて通信モードを切り替える。通信モードには、複数の無線通信手段を同時に使用する第1の通信モードと、通信可能な無線通信手段のうち、いずれか1つの無線通信手段のみを使用する第2の通信モードがある。
そして、自身の位置を位置検出することにより、予め定められた位置に現在位置が含まれる場合に、予め定められた位置に対応付けられた通信モードに切り替える。これにより、無線通信端末の位置に応じて、設定された通信モードに動的に切り替えることが可能であるため、ユーザに煩雑な操作をさせずに通信モードを切り替え可能である。
また、現在時刻の情報を取得することにより、予め定められた時刻の範囲に現在時刻が含まれる場合に、予め定められた時刻の範囲に対応付けられた通信モードに切り替える。これにより、時刻に応じて設定された通信モードに動的に切り替えることが可能であり、ユーザに煩雑な操作をさせることなく、通信モードを設定可能である。
(実施形態3)
前述の実施形態1及び2では、無線通信端末の起動時及び予め設定された使用条件において、通信モードを切り替える方法について説明した。本実施形態では、通信モードが複数キャリアモードに設定されている場合に、利用可能なキャリアの一方において、通話着信やメール着信等のデータの送受信を行う際に通信モードを切り替える方法について説明する。なお、本実施形態の無線通信端末の一例としての、2種類のキャリアを利用して同時に無線通信可能な携帯電話の機能構成は、実施形態1と同じであるものとして説明を省略する。
(着信時切り替え処理)
本実施形態の携帯電話100の、第1通信部110又は第2通信部120のいずれか一方を用いてデータの送受信を行う場合に、自動的に通信モードを切り替える、着信時切り替え処理について、図10のフローチャートを用いて説明する。なお、本着信時切り替え処理は、携帯電話100の通信モードが複数キャリアモードである場合に行われる処理である。また、本実施形態では、第1通信部110に通話着信があるものとして、本着信時切り替え処理の各ステップの説明を行うが、着信は第1通信部110又は第2通信部120のいずれであっても構わない。
S1001で、CPU101は、第1通信部110又は第2通信部120のいずれかにデータの着信があるかを判断する。なお、CPU101は、着信があるまでS1001の処理を繰り返し、第1通信部110又は第2通信部120のいずれかに着信があった際は処理をS1002に移す。
S1002で、CPU101は、例えば第1通信部110に通話着信があった場合、表示制御部134に表示部135に、図11(a)のような着信画面を表示させる。そしてCPU101は、S1003でユーザがキー操作部106の通話ボタンを操作することにより、通話を開始する入力がなされたかを入出力制御部105に判断させる。通話を開始する入力がなされていない場合、CPU101は処理をS1004に移し、着信が終了したかを判断する。CPU101は第1通信部110が着信中の間、S1003及びS1004の処理を繰り返し、S1003で通話を開始する入力がなされた場合、処理をS1005に移す。また、S1004で着信が終了した場合、CPU101は通信モードを複数キャリアモードから切り替えずに、着信時切り替え処理を完了すればよい。
S1005で、CPU101は通信モードを複数キャリアモードから単一キャリアモードに切り替える。具体的には、CPU101は、電力供給管理部130に、現在着信していない第2通信部120への電力供給を遮断させ、通信モードを単一キャリアモードとする。
S1006で、CPU101はユーザがキー操作部106の通話ボタンを操作することにより、通話を終了する入力がなされたかを入出力制御部105に判断させる。CPU101は、通話を終了する入力がなされるまでS1006の処理を繰り返し、通話を終了する入力がなされた場合に処理をS1007に移す。そしてCPU101は、S1007で通信モードを単一キャリアモードから、着信前の複数キャリアモードに切り替える。具体的には、CPU101は、電力供給管理部130に、現在着信していない第2通信部120への電力供給を再度行わせ、通信モードを複数キャリアモードとする。
このようにして、複数キャリアモードの際に、一方の通信部での通話着信等のデータの送受信が開始された際に、他方の通信部の電力供給を遮断して単一キャリアモードとすることにより、他方の通信部の通信待機に消費する電力を低減することが可能となる。なお、通話が終了した際に複数キャリアモードに切り替えた場合、通話中に通信を停止させていた通信部のキャリアに通話着信やメールを受信していることがある。このため、CPU101は、複数キャリアモードに切り替えた際に、例えば第2通信部120に留守番電話の有無を問い合わせるよう動作(留守問合)させたり、メールの有無を問い合わせるよう動作(メール問合)させればよい。また、このときCPU101は、通話中であった第1通信部110も、通話中の留守番電話やメールの有無を問い合わせるように動作させてもよい。
(単一キャリアモード移行処理)
実施形態1及び2、上述した着信時切り替え処理は、通信モードを動的に切り替える際の処理について説明した。以下、複数キャリアモードから単一キャリアモードに切り替える際に通信可能とするキャリアを決定する単一キャリアモード移行処理について、図12のフローチャートを用いて説明する。
S1201で、CPU101は、上述のような通信モードの切り替え処理において、複数キャリアモードから単一キャリアモードに切り替えるかどうかを判断する。CPU101は、複数キャリアモードから単一キャリアモードへの切り替えるまでS1201の処理を繰り返し、単一キャリアモードへ切り替える場合は処理をS1202に移す。
S1202で、CPU101は、複数キャリアモードで通信可能な第1通信部110(第1のキャリア)及び第2通信部120(第2のキャリア)それぞれの通信状況を把握する。そしてS1203で、CPU101は通信状況が最も良好なキャリアが第1通信部110であるかを判断する。具体的には、第1通信部110と第2通信部120の通信状況である電波強度を比較し、第1通信部110の受信している電波強度が、第2通信部120の受信している電波強度以上であるかを判断する。CPU101は、第1通信部110の電波強度が第2通信部120以上である場合は処理をS1204に移し、第1通信部110の電波強度が第2通信部120未満である場合は処理をS1205に移す。
S1204で、CPU101は第1通信部110、即ち第1のキャリアを単一キャリアモードで通信可能とするキャリアとして設定する。同様にS1205で、CPU101は第2通信部120、即ち第2のキャリアを単一キャリアモードで通信可能とするキャリアとして設定する。そしてCPU101は、S1206で通信モードを単一キャリアモードへ切り替え、通信可能としないキャリアの通信部への電力供給を、電力供給管理部130に遮断させる。これにより、単一キャリアモード移行時に、通信状況が最も良好なキャリアに切り替えることができる。
なお、単一キャリアモード移行時の通信可能とするキャリアについては、ユーザが任意に設定してもよい。例えば、CPU101は表示制御部134に、図11(b)のようなGUIを表示部135に表示させ、ユーザに、単一キャリアモードにおいて通信可能とするキャリアを設定させる。これにより、単一キャリアモード移行時に、常に決まったキャリアを利用して通信可能とすることが可能である。
なお、本実施形態では、携帯電話100は、2つのキャリアを利用して通信を行うことが可能であるとして説明したが、3以上の複数のキャリアを同時に利用して通信可能な無線通信端末である場合、単一キャリアモード移行処理は次のようになる。複数キャリアモードから単一キャリアモードへの移行時に、通信可能とするキャリアは、複数キャリアモードで利用可能であったキャリアの中から選択されるものとする。即ち、複数キャリアモードでは、3以上の複数のキャリアのうち、2以上の利用可能なキャリアを用いて通信を行うことが可能である。そして、単一キャリアモードへの移行の際は、複数キャリアモードで利用可能な2以上のキャリアを判定(第2の判定)し、そのうちのいずれか1つのキャリアを通信可能とするキャリアとして選択すればよい。
以上説明したように、本実施形態の無線通信端末は、無線通信端末においてデータの送受信が行われる際に、通信モードを切り替えることが可能である。具体的には、無線通信端末は、複数の異なるキャリアのそれぞれを利用した、複数の無線通信手段を備え、使用条件に応じて通信モードを切り替える。通信モードには、複数の無線通信手段を同時に使用する第1の通信モードと、通信可能な無線通信手段のうち、いずれか1つの無線通信手段のみを使用する第2の通信モードがある。そして、第1の通信モードである場合に、1つの無線通信手段を使用してデータの送受信を開始する際に、データの送受信を行う無線通信手段のみを使用して通信を行う第2の通信モードに切り替える。これにより、1つの無線通信手段を使用してデータを送受信している際にはデータの送受信が不可能である、その他の無線通信手段の使用にかかる消費電力を低減することが可能である。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

Claims (16)

  1. 複数の異なるキャリアのそれぞれを利用した、複数の無線通信手段を備える無線通信端末であって、
    前記複数の無線通信手段のそれぞれを、動作させるか又は停止させるかを制御する制御手段と、
    前記複数の無線通信手段を同時に動作させる第1の通信モードと、前記複数の無線通信手段のうち、いずれか1つの無線通信手段のみを動作させる第2の通信モードとの、2つの通信モードを使用条件に応じて切り替えるモード切替手段と
    起動時に利用可能な前記無線通信手段を判定する判定手段と、
    前記2つの通信モードのいずれかを選択する選択手段と、を備え
    前記モード切替手段は、前記判定手段が、
    起動時に利用可能な前記無線通信手段が複数であると判定した場合は前記選択手段で選択された前記通信モードに切り替え、
    起動時に利用可能な前記無線通信手段が1つであると判定した場合は前記第2の通信モードに切り替える
    ことを特徴とする無線通信端末。
  2. 置を検出する位置検出手段をさらに備え、
    前記モード切替手段は、前記位置検出手段で検出された位置が、予め定められた位置の範囲に含まれる場合に、前記予め定められた位置の範囲に対応付けられた前記通信モードに切り替えることを特徴とする請求項1に記載の無線通信端末。
  3. 刻の情報を取得する時刻取得手段をさらに備え、
    前記モード切替手段は、前記現在時刻が、予め定められた時刻の範囲に含まれる場合に、前記予め定められた時刻の範囲に対応付けられた前記通信モードに切り替えることを特徴とする請求項1または2に記載の無線通信端末。
  4. 複数の異なるキャリアのそれぞれを利用した、複数の無線通信手段を備える無線通信端末であって、
    前記複数の無線通信手段のそれぞれを、動作させるか又は停止させるかを制御する制御手段と、
    前記複数の無線通信手段を同時に動作させる第1の通信モードと、前記複数の無線通信手段のうち、いずれか1つの無線通信手段のみを動作させる第2の通信モードとの、2つの通信モードを使用条件に応じて切り替えるモード切替手段と、
    前記第1の通信モードである際に、利用可能な前記無線通信手段を判定する判定手段と、を備え、
    前記モード切替手段は、前記第1の通信モードから前記第2の通信モードに切り替える際に、前記複数の無線通信手段のうち、前記判定手段が利用可能であると判定した、1つの無線通信手段に切り替えることを特徴とする無線通信端末。
  5. 複数の異なるキャリアのそれぞれを利用した、複数の無線通信手段を備える無線通信端末であって、
    前記複数の無線通信手段のそれぞれを、動作させるか又は停止させるかを制御する制御手段と、
    前記複数の無線通信手段を同時に動作させる第1の通信モードと、前記複数の無線通信手段のうち、いずれか1つの無線通信手段のみを動作させる第2の通信モードとの、2つの通信モードを使用条件に応じて切り替えるモード切替手段と、を備え、
    前記モード切替手段は、前記第1の通信モードから前記第2の通信モードに切り替える際に、前記複数の無線通信手段のうち、通信状況が最も良好な前記無線通信手段に切り替えることを特徴とする無線通信端末。
  6. 前記複数の無線通信手段のうち、前記第1の通信モードから前記第2の通信モードに切り替える際に、動作させる無線通信手段を設定する設定手段をさらに備え、
    前記モード切替手段は、前記第1の通信モードから前記第2の通信モードに切り替える際に、前記設定手段で設定された無線通信手段に切り替えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の無線通信端末。
  7. 複数の異なるキャリアのそれぞれを利用した、複数の無線通信手段を備える無線通信端末であって、
    前記複数の無線通信手段のそれぞれを、動作させるか又は停止させるかを制御する制御手段と、
    前記複数の無線通信手段を同時に動作させる第1の通信モードと、前記複数の無線通信手段のうち、いずれか1つの無線通信手段のみを動作させる第2の通信モードの、2つの通信モードを切り替えるモード切替手段とを備え、
    前記モード切替手段は、前記第1の通信モードである場合、1つの無線通信手段でデータの送受信を開始する際に、前記第2の通信モードに切り替えることを特徴とする無線通信端末。
  8. 前記モード切替手段は、前記データの送受信が完了した際に、前記第2の通信モードから前記第1の通信モードに切り替えることを特徴とする請求項に記載の無線通信端末。
  9. 前記第2の通信モードから前記第1の通信モードに切り替える際に、前記複数の無線通信手段のそれぞれについて留守番電話の有無を問い合わせる留守問合手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の無線通信端末。
  10. 前記第2の通信モードから前記第1の通信モードに切り替える際に、前記複数の無線通信手段のそれぞれについてメールの有無を問い合わせるメール問合手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の無線通信端末。
  11. 複数の異なるキャリアのそれぞれを利用した、複数の無線通信手段を備える無線通信端末の制御方法であって、
    前記複数の無線通信手段のそれぞれを、動作させるか又は停止させるかを制御する制御工程と、
    前記複数の無線通信手段を同時に動作させる第1の通信モードと、前記複数の無線通信手のうち、いずれか1つの無線通信手段のみを動作させる第2の通信モードとの、2つの通信モードを使用条件に応じて切り替えるモード切替工程と
    起動時に利用可能な前記無線通信手段を判定する判定工程と、
    前記2つの通信モードのいずれかを選択する選択工程と、を備え
    前記モード切替工程では、前記判定工程において、
    起動時に利用可能な前記無線通信手段が複数であると判定された場合は前記選択工程において選択された前記通信モードに切り替え、
    起動時に利用可能な前記無線通信手段が1つであると判定された場合は前記第2の通信モードに切り替え
    ことを特徴とする無線通信端末の制御方法。
  12. 複数の異なるキャリアのそれぞれを利用した、複数の無線通信手段を備える無線通信端末の制御方法であって、
    前記複数の無線通信手段のそれぞれを、動作させるか又は停止させるかを制御する制御工程と、
    前記複数の無線通信手段を同時に動作させる第1の通信モードと、前記複数の無線通信手段のうち、いずれか1つの無線通信手段のみを動作させる第2の通信モードの、2つの通信モードを切り替えるモード切替工程とを備え、
    前記モード切替工程において、前記第1の通信モードである場合、1つの無線通信手段でデータの送受信を開始する際に、前記第2の通信モードに切り替えることを特徴とする無線通信端末の制御方法。
  13. 通信装置であって、
    第1のキャリアを利用した無線通信を行う第1の通信手段と、
    前記第1のキャリアとは異なる第2のキャリアを利用した無線通信を行う第2の通信手段と、
    前記第1の通信手段と前記第2の通信手段を同時に動作させる第1の通信モードまたは、前記第1の通信手段と前記第2の通信手段のいずれか一方のみを動作させる第2の通信モードで、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段を制御する制御手段と、
    前記通信装置の位置を検出する位置検出手段とを有し、
    前記制御手段は、前記位置検出手段により検出された位置が、予め定められた位置の範囲に含まれる場合、前記予め定められた位置の範囲に対応付けられた通信モードで前記第1の通信手段および前記第2の通信手段を制御することを特徴とする通信装置。
  14. 通信装置であって、
    第1のキャリアを利用した無線通信を行う第1の通信手段と、
    前記第1のキャリアとは異なる第2のキャリアを利用した無線通信を行う第2の通信手段と、
    前記第1の通信手段と前記第2の通信手段を同時に動作させる第1の通信モードまたは、前記第1の通信手段と前記第2の通信手段のいずれか一方のみを動作させる第2の通信モードで、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段を制御する制御手段と、
    時刻情報を取得する取得手段とを有し、
    前記制御手段は、前記取得手段により取得された時刻情報で示される時刻が、予め定められた時刻の範囲に含まれる場合、前記予め定められた時刻の範囲に対応付けられた通信モードで前記第1の通信手段および前記第2の通信手段を制御することを特徴とする通信装置。
  15. 第1のキャリアを利用した無線通信を行う第1の通信手段と、前記第1のキャリアとは異なる第2のキャリアを利用した無線通信を行う第2の通信手段と、を有する通信装置の制御方法であって、
    前記第1の通信手段と前記第2の通信手段を同時に動作させる第1の通信モードまたは、前記第1の通信手段と前記第2の通信手段のいずれか一方のみを動作させる第2の通信モードで、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段を制御する制御工程と、
    前記通信装置の位置を検出する位置検出工程とを有し、
    前記制御工程において、前記位置検出工程において検出された位置が、予め定められた位置の範囲に含まれる場合、前記予め定められた位置の範囲に対応付けられた通信モードで前記第1の通信手段および前記第2の通信手段を制御することを特徴とする通信装置の制御方法。
  16. 第1のキャリアを利用した無線通信を行う第1の通信手段と、前記第1のキャリアとは異なる第2のキャリアを利用した無線通信を行う第2の通信手段と、を有する通信装置の制御方法であって、
    前記第1の通信手段と前記第2の通信手段を同時に動作させる第1の通信モードまたは、前記第1の通信手段と前記第2の通信手段のいずれか一方のみを動作させる第2の通信モードで、前記第1の通信手段および前記第2の通信手段を制御する制御工程と、
    時刻情報を取得する取得工程とを有し、
    前記制御工程において、前記取得工程において取得された時刻情報で示される時刻が、予め定められた時刻の範囲に含まれる場合、前記予め定められた時刻の範囲に対応付けられた通信モードで前記第1の通信手段および前記第2の通信手段を制御することを特徴とする通信装置の制御方法。
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