JP2007006192A - 通信端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 加入者(使用者)を識別する識別情報が記憶された複数のカードを用いて通信を行うことができる通信端末装置を提供する。
【解決手段】 通信端末装置は、固有の識別情報を記憶する複数のICカード(USIMカード11a,11b)を装着する複数のスロット(プライマリスロット12a、セカンダリスロット12b)を備える。プライマリスロット12aに対応してプライマリ通信制御部21a及び無線送受信部22aが設けられており、セカンダリスロット12bに対応してセカンダリ通信制御部21b及び無線送受信部22bが設けられている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ICカード等の記憶手段に記憶されている識別情報(識別コード等)を認識して通信を行う通信端末装置に関する。
従来、携帯電話機、簡易型携帯電話機(PHS)、自動車電話機、その他の通信端末装置においては、本体内部に登録された電話番号等の使用者に対応した固有のIDコード(識別情報)を使用して通話を行なうものが一般的であった。近年においては、第3世代携帯電話機等の高性能な通信端末装置が実現しているが、この種の通信端末装置ではSIM(Subscriber Identity Module:加入者識別モジュール)カード又はUSIM(Universal Subscriber Identity Module:汎用加入者識別モジュール)カードと呼ばれるICカードが用いられる。尚、以下の説明において、これらを総称する場合には「USIMカード」という。この種の通信端末装置では、本体に装着されたUSIMカードから、そのUSIMカードに登録された使用者に対応して設定されたIDコードを読み出し、このIDコードを用いて通話を可能としている。
上記のUSIMカードを用いることにより、例えば電話機本体を所持しない者でも、他人から電話機本体を借りて自己の所有するUSIMカードを装着することにより、使用者自身のIDコードを用いた通話を行なうことができる。尚、電話機本体を共有しても、課金処理はUSIMカード毎に別々に行うことができるため、電話機本体の所有者との間の金銭的なやり取りの煩わしさが無く、使い勝手の向上を図ることができる。このようなUSIMカードを用いた従来の通信端末装置の詳細については、例えば以下の特許文献1を参照されたい。
特開平11−196463号公報
ところで、上記の特許文献1に開示された技術においては、USIMカードを交換することで電話機本体を共用することができ、1台の携帯電話機を例えばプライベート用と仕事用に使い分けることができるという利点を有するものの、USIMカードの交換に煩雑な作業が必要になるとその利点が半減してしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、加入者(使用者)を識別する識別情報が記憶された複数のカード等の記憶手段を用いて通信を行うことができる通信端末装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の通信端末装置は、無線送受信手段と、前記無線送受信手段にて送受信される信号に応じて通信処理する通信処理手段と、記憶手段に記憶されている識別情報を認識する識別情報認識手段と、前記識別情報認識手段により認識される前記識別情報に応じて前記通信処理手段における前記通信処理を制御する通信制御手段とを備える通信端末装置において、前記識別情報認識手段は、前記記憶手段に記憶されている前記識別情報を認識可能な識別情報認識部を複数有し、前記無線送受信手段及び前記通信処理手段は、前記複数の識別情報認識部に応じて個別にそれぞれ設けられ、前記通信制御手段は、前記複数の識別情報認識部のうち前記識別情報が認識された識別情報認識部に対応する前記無線送受信部及び前記通信処理手段による通信を許可することを特徴としている。
また、本発明の通信端末装置は、前記複数の識別情報認識部のうち前記識別情報を認識した識別情報認識部が複数ある場合、前記通信制御手段は、前記識別情報を認識した複数の前記識別情報認識部のうちの何れかの識別情報認識部に対応した前記通信処理手段による通信を優先的に行うことを特徴としている。
更に、本発明の通信端末装置は、前記複数の識別情報認識部のうち前記識別情報を認識した識別情報認識部が複数ある場合、前記通信制御手段は、前記識別情報を認識した前記複数の識別情報認識部のうちの1つの識別情報認識部に対応した前記通信処理手段にて前記通信が実施されているときに、前記識別情報を認識した他の識別情報認識部に対応した前記通信処理手段に通信要求があると、前記他の識別情報認識部に対応した前記通信処理手段での前記通信要求への応対を選択する通信応対選択手段を有することを特徴としている。
ここで、本発明の通信端末装置は、前記通信応対選択手段が、前記通信要求への前記応対として、前記通信の保留、キャッチホンによる通信の開始、及び通信内容の記録のうちの少なくとも1つを選択可能に構成されていることを特徴としている。
本発明によれば、複数の記憶手段に記憶されている互いに異なる識別情報が複数の識別情報認識部によりそれぞれ認識可能とされ、識別情報が認識された識別情報認識部に対応して設けられた無線送受信手段及び通信処理手段による通信が通信制御手段によって許可されるため、加入者を識別する識別情報が記憶された記憶手段を交換することなく各々の識別情報を用いて通信を行うことができるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の一実施形態による通信端末装置について詳細に説明する。図1は、本発明の一実施形態による通信端末装置の要部を模式的に示す図である。尚、本実施形態では、通信端末装置が携帯電話機である場合を例に挙げて説明する。図1に示す通り、本実施形態の通信端末装置10は、複数のUSIMカード11a,11bを装着可能とするための複数のスロット(プライマリスロット12a、セカンダリスロット12b)を備える。
USIMカード11a,11bには、それぞれ異なるIDコード(識別情報)が記憶されており、通信端末装置10は、これらUSIMカード11a,11bの何れかに記憶されたIDコードを用いて通話(通信)を行う。通信端末装置10は、プライマリスロット12aにUSIMカード11aが装着されており、且つセカンダリスロット12bにUSIMカード11bが装着されている場合には、セカンダリスロット12bに装着されたUSIMカード11bよりもプライマリスロット12aに装着されたUSIMカード11aのIDコードを優先的に用いて通話(通信)を行う。
尚、説明の便宜上、本実施形態ではUSIMカード11aがプライマリスロット12aに装着され、USIMカード11bがセカンダリスロット12bに装着されるものとするが、USIMカード11aをセカンダリスロット12bに装着し、USIMカード11bをプライマリスロット12aに装着することもできる。このときには、プライマリスロット12aに装着されたUSIMカード11bのIDコードが優先的に用いられて通話(通信)が行われる。
また、プライマリスロット12a及びセカンダリスロット12bの何れか一方にのみUSIMカードが装着されている場合には、プライマリスロット12aに装着されているかセカンダリスロット12bに装着されているかに拘わらず、装着されているUSIMカードのIDコードが用いられる。尚、本実施形態においては、通信端末装置10が、2つのUSIMカード11a,11bをそれぞれ装着可能な2つのスロット(プライマリスロット12a、セカンダリスロット12b)を備える場合を例に挙げて説明するが、任意の数のスロットを備えることができる。
通信端末装置10のユーザが、プライマリスロット12aにUSIMカード11aを装着し、セカンダリスロット12bにUSIMカード11bを装着している場合には、各々のUSIMカードを用いて通信端末装置10の使い分けをすることができる。例えば、プライマリスロット12aに装着されているUSIMカード11aを用いて通信端末装置10をプライベートの用途に使用し、セカンダリスロット12bに装着されているUSIMカード11bを用いて通信端末装置10を仕事の用途に使用するといった使い分けが可能である。
図2は、本発明の一実施形態による通信端末装置10の内部構成を示すブロック図である。図2に示す通り、通信端末装置10は、スロット部12、端末制御部20、プライマリ通信制御部21a、セカンダリ通信制御部21b、無線送受信部22a,22b、記憶部23、操作部24、及び表示部25を含んで構成される。また、図示は省略しているが、通信端末装置10のユーザの音声を音声信号に変換するマイクロフォン部及び音声信号を音声に変換するスピーカー部も備えている。
スロット部12は、USIMカード11a,11bが装着された場合に、各々に記憶されているIDコードを読み出して認識し、読み出したIDコードを端末制御部20に出力する。尚、スロット部12は、上述したプライマリスロット12a及びセカンダリスロット12bを備えており、プライマリスロット12aはUSIMカード11aが装着された場合にUSIMカード11aのIDコードを認識し、セカンダリスロット12bはUSIMカード11bが装着された場合にUSIMカード11bのIDコードを認識する。
端末制御部20は、プライマリスロット12aに装着されたUSIMカード11aのIDコード又はセカンダリスロット12bに装着されたUSIMカード11bのIDコードを用いてプライマリ通信制御部21a又はセカンダリ通信制御部21bを制御し、通信端末装置10の位置登録及び位置登録開放、並びに他の通信端末装置との間の通信を制御する。
例えば、プライマリスロット12a又はセカンダリスロット12bにUSIMカード11a又はUSIMカード12bが装着されたことが検出されると、装着されているUSIMカード11a,11bに記憶されているIDコードを認識する。そして、認識されたIDコードが適正なものであるか否かを判定し、適正なIDコードである、即ち装着されたUSIMカードが適正なものであると判定されると、このIDコードに応じて通信端末装置10の動作を制御する。
具体的には、例えばプライマリスロット12aに装着されたUSIMカード11aに記憶(登録)されているIDコードが適正であると判定された場合には、このIDコードに応じた通信端末装置10の位置登録を行い、プライマリ通信制御部21aを介して当該IDコードに応じた音声通信やデータ通信等の通信が可能となる。セカンダリスロット12bにUSIMカード11bが装着されている場合には、同様に、USIMカード11bに記憶されているIDコードに応じて通信端末装置10の位置登録を行い、セカンダリ通信制御部21bを介して当該IDコードに応じて音声通信やデータ通信等の通信が許可される。
尚、プライマリスロット12a及びセカンダリスロット12bの何れにもUSIMカードが装着されていない場合には、通信端末装置10の位置登録が行われず、またプライマリ通信制御部21a及びセカンダリ通信制御部21bの通信動作が規制されて、通信端末装置10での通信が実施不可となる。また、プライマリスロット12a又はセカンダリスロット12bに装着されたUSIMカードに記憶されているIDコードが適正でない場合(装着されたUSIMカードが適正でない場合)には、このUSIMカードのIDコードに基づく通信端末装置10の位置登録が行われずに、このUSIMカードが装着されたスロットに対応するプライマリ通信制御部21a又はセカンダリ通信制御部21bの通信動作が規制されて、このIDコードに応じた通信端末装置10での通信動作が実施不可となる。
また、端末制御部20は、プライマリ通信制御部21a又はセカンダリ通信制御部21bから出力される音声受信信号を不図示のスピーカ部に出力して音声に変換させるとともに、不図示のマイクロフォン部において変換された音声信号を、プライマリ通信制御部21a又はセカンダリ通信制御部21bに音声送信信号として出力する。更に、端末制御部20は、電子メールの送受信、WWW(World Wide Web)の閲覧等の制御も行う。
プライマリ通信制御部21a及び無線送受信部22aはプライマリスロット12aに対応して設けられており、セカンダリ通信制御部21b及び無線送受信部22bはセカンダリスロット12bに対応して設けられている。このように、プライマリスロット12a及びセカンダリスロット12bの各々に対応させて通信制御部及び無線送受信部を設けることで、例えばプライマリスロット12aに装着されたUSIMカード(USIMカード11a)のIDコードを用いてプライマリ通信制御部21a及び無線送受信部22aにより通話(通信)中であっても、セカンダリスロット12bに装着されたUSIMカード(USIMカード11b)のIDコードを用いてセカンダリ通信制御部21b及び無線送受信部22bによる着信等の通信が可能になる。
プライマリ通信制御部21aは、プライマリスロット12aに装着されたUSIMカード(USIMカード11a)のIDコードを用いて行われる通話(通信)を制御し、セカンダリ通信制御部21bは、セカンダリスロット12bに装着されたUSIMカード(USIMカード11b)のIDコードを用いて行われる通話(通信)を制御する。無線送受信部22aは、不図示のアンテナを備えており、このアンテナで受信された信号の検波、復調、周波数変換等を行って受信信号をプライマリ通信制御部21aに出力するとともに、プライマリ通信制御部21aから出力される送信信号の変調、周波数変換等を行った信号をアンテナに出力する。無線送受信部22bも同様に不図示のアンテナを備えており、このアンテナで受信された信号の検波、復調、周波数変換等を行って受信信号をセカンダリ通信制御部21bに出力するとともに、セカンダリ通信制御部21bから出力される送信信号の変調、周波数変換等を行った信号をアンテナに出力する。
記憶部23は、受信した電子メール、通話相手の電話番号又はメールアドレスからなるアドレス帳、及び後述するボイスメッセージ等を記憶する。この記憶部23は、取り外し不可能なメインメモリと取り外し可能な外部メモリとから構成されるのが望ましい。操作部24は、通話キー、終話キー、テンキー、ソフトキー等のユーザにより操作される各種キーを備えており、その操作内容の応じた操作信号を端末制御部20に出力する。表示部25は、液晶表示装置、有機EL表示装置等の表示装置を備えており、通信端末装置10の動作状態、通信状態、ユーザによる操作部24の操作内容を示す操作情報、メールの文章等の各種情報を表示するためのものである。
また、端末制御部20には、通信応対部26が設けられている。前述した通り、本実施形態の通信端末装置10は、複数の通信制御部(プライマリ通信制御部21a、セカンダリ通信制御部21b)を備えているため、一方の通信制御部の制御の下で通話等の通信を行ってる状態で、他方の通信制御部の制御の下での着信等の通信が可能である。通信応対部26は、このような状況において、他方の通信制御部の制御の下での着信があったときの応対を制御するために設けられる。この通信応対部26は、具体的には、通話時における着信を保留する制御を行ったり、現在行っている通話を一時保留にして他の着信への応答に一時的に切り替える(キャッチフォン)制御を行ったり、又は記憶部23に音声を録音させる(ボイスメッセージ)制御を行う。尚、何れの応対を行うかは、予め通信端末装置10のユーザによって操作部24を用いて設定される。
次に、本実施形態の通信端末装置10動作について説明する。まず通信端末装置10の位置登録及び位置登録開放時の動作について説明する。図3は、位置登録時に通信端末装置10で行われる処理を示すフローチャートである。通信端末装置10のユーザが操作部24を操作して通信端末装置10の電源をオン状態にすると、図3に示すフローチャートの処理が開始される。
処理が開始されると、端末制御部20は、まずプライマリスロット12aにUSIMカードが装着されているかを確認する(ステップS11)。この処理では、端末制御部20がプライマリスロット12aにおいてUSIMカード11aが認識されているか否かにより確認する。次に、端末制御部20は、セカンダリスロット12bにUSIMカードが装着されているかを確認する(ステップS12)。この処理では、端末制御部20がセカンダリスロット12bにおいてUSIMカード11bが認識されているか否かにより確認する。
次に、端末制御部20は、プライマリスロット12aにのみUSIMカードが装着されているか否かを判断する(ステップS13)。この判断結果が「YES」である場合には、端末制御部20は、プライマリスロット12aに装着されたUSIMカードを用いて位置登録を行う(ステップS14)。位置登録を終えると処理は終了する。一方、ステップS13の判断結果が「NO」である場合には、端末制御部20は、セカンダリスロット12bにのみUSIMカードが装着されているか否かを判断する(ステップS15)。この判断結果が「YES」である場合には、端末制御部20は、セカンダリスロット12bに装着されたUSIMカードを用いて位置登録を行う(ステップS16)。位置登録を終えると処理は終了する。
一方、ステップS15の判断結果が「NO」である場合には、プライマリスロット12a及びセカンダリスロット12bの両方にUSIMカードが装着されているか否かを判断する(ステップS17)。この判断結果が「YES」である場合には、端末制御部20は、プライマリスロット12aに装着されたUSIMカードを用いて位置登録を行い、その後にセカンダリスロット12bに装着されたUSIMカードを用いて位置登録を行う(ステップS18)。位置登録を終えると処理は終了する。上記のステップS17における判断結果が「NO」の場合には、プライマリスロット12a及びセカンダリスロット12bの双方にUSIMカードが装着されていないため、表示部25にエラーメッセージを表示し(ステップS19)、処理は終了する。この図3に示される処理は、通信端末装置10の電源がオフ状態となるまで定期的に行われる。そして、スロット12a,12bに対するUSIMカードの装着数が変化したり、装着されるUSIMカードが変更となったりした場合にも、各スロット12a,12bへのUSIMカードの装着状態に応じて位置登録処理が行われる。
次に、通信端末装置10の位置登録開放時の動作について説明する。図4は、位置登録解放時に通信端末装置10で行われる処理を示すフローチャートである。通信端末装置10のユーザが操作部24を操作して通信端末装置10の電源をオフ状態にすると、図4に示すフローチャートの処理が開始される。通信端末装置10の位置登録開放時に行われる処理は、位置登録時に行われる処理とほぼ同様である。
つまり、処理が開始されると、端末制御部20は、まずプライマリスロット12aにUSIMカードが装着されているかを確認し(ステップS21)、次にセカンダリスロット12bにUSIMカードが装着されているかを確認する(ステップS22)。次いで、端末制御部20は、プライマリスロット12aにのみUSIMカードが装着されているか否かを判断し(ステップS23)、この判断結果が「YES」である場合には、プライマリスロット12aに装着されたUSIMカードを用いて位置登録開放を行う(ステップS24)。位置登録を終えると処理は終了する。
一方、ステップS23の判断結果が「NO」である場合には、端末制御部20は、セカンダリスロット12bにのみUSIMカードが装着されているか否かを判断し(ステップS25)、この判断結果が「YES」である場合には、セカンダリスロット12bに装着されたUSIMカードを用いて位置登録開放を行う(ステップS26)。位置登録を終えると処理は終了する。
一方、ステップS25の判断結果が「NO」である場合には、端末制御部20は、プライマリスロット12a及びセカンダリスロット12bの両方にUSIMカードが装着されているか否かを判断し(ステップS27)、この判断結果が「YES」である場合には、プライマリスロット12aに装着されたUSIMカードを用いて位置登録開放を行い、その後にセカンダリスロット12bに装着されたUSIMカードを用いて位置登録開放を行う(ステップS28)。位置登録を終えると処理は終了する。上記のステップS27における判断結果が「NO」の場合には、プライマリスロット12a及びセカンダリスロット12bの双方にUSIMカードが装着されていないため、表示部25にエラーメッセージを表示し(ステップS29)、処理は終了する。
次に、通信端末装置10の待ち受け時における動作について説明する。図5は、待ち受け時において端末制御部20で行われる処理を示すフローチャートである。尚、図3に示した位置登録が終了すると、通信端末装置10は待ち受け状態になり、図5に示すフローチャートの処理が開始される。待ち受け状態において、端末制御部20は、まずプライマリ通信制御部21aからの通信要求があるか否かを判断する(ステップS31)。この判断結果が「NO」の場合には、端末制御部20は、次にセカンダリ通信制御部21bからの通話要求があるか否かを判断する(ステップS32)。この判断結果も「NO」の場合には、再びステップS31に戻る。
尚、プライマリスロット12aにUSIMカードが装着されておらず、プライマリスロット12aにてUSIMカードのIDコードが認識されていない場合には、プライマリ通信制御部21aによる通信が許可されていないため、ステップS31での判断は「NO」となる。セカンダリスロット12bにUSIMカードが装着されていない場合も同様にステップS32での判断は「NO」となる。
ステップS31,S32の判断を繰り返している間に、ステップS31の判断結果が「YES」になると、端末制御部20はプライマリ通信制御部21aに対して通話等の通信を許可する制御を行う(ステップS33)。そして、通信が行われた後で通信が終了すると、ステップS31の処理に戻る。また、ステップS31,S32の判断を繰り返している間に、ステップS32の判断結果が「YES」になると、端末制御部20はセカンダリ通信制御部21bに対して通話等の通信を許可する制御を行う(ステップS34)。そして、通信が行われた後で通信が終了すると、ステップS31の処理に戻る。
次に、通信端末装置10の通信時に着信があったときに行われる動作について説明する。図6は、通信中に着信があったときに端末制御部20で行われる処理を示すフローチャートである。尚、図6においては、通信端末装置10でプライマリスロット12aに装着されたUSIMカード11aのIDコードに応じて、プライマリ通信制御部21aを用いた通信が行われており、他のセカンダリスロット12bに装着されたUSIMカード11bのIDコードに対応した着信があった場合に行われる処理を図示している。
プライマリスロット12aに装着されたUSIMカード11aのIDコードに対応して通信が行われている状態で、セカンダリ通信制御部21bからの着信要求を受けると(ステップS41)、端末制御部20の通信応対部26は、まず通信時における着信を保留する保留設定がオンになっているか否かを判断する(ステップS42)。この判断結果が「YES」の場合には、通信応対部26は、セカンダリ通信制御部21bに保留処理設定を通知する(ステップS43)。この通知により、セカンダリ通信制御部21bからの着信要求は保留状態となる。
一方、ステップS42の判断結果が「NO」の場合には、通信応対部26はキャッチフォン設定がオンになっているか否かを判断する(ステップS44)。この判断結果が「YES」の場合には、通信応対部26は、まずプライマリ通信制御部21aに保留処理設定を通知する(ステップS45)。この通知により、現在行われている通信が一時保留状態になる。次に、通信応対部26は、セカンダリ通信制御部21bに通信開始設定を通知する(ステップS46)。この通知により、セカンダリ通信制御部21bにあった着信に対する通信が可能になる。
通信端末装置10が終話ボタンを押圧する等により、セカンダリ通信制御部21bにあった着信に対する通信が終了すると、セカンダリ通信制御部21bから端末制御部20に通信が終了した旨を示す通信終了設定がなされる。この通信終了設定がなされると、通信応対部26はプライマリ通信制御部21aに保留解除処理設定を通知する(ステップS47)。これにより、プライマリ通信制御部21aでの一時的な保留状態が解除され、プライマリ通信制御部21aを介した通信が再開される。
一方、ステップS44の判断結果が「NO」の場合には、通信応対部26はボイスメッセージ設定がオンになっているか否かを判断する(ステップS48)。この判断結果が「YES」の場合には、通信応対部26は、端末制御部26に対して記憶部23への録音開始設定を行う(ステップS49)。これにより、セカンダリ通信制御部21bへの着信による通話が端末制御部20を介して記憶部23に録音される。一方、ステップS48の判断結果が「NO」である場合には、通信応対部26はセカンダリ通信制御部21bに対して着信拒否設定を通知する(ステップS50)。これにより、セカンダリ通信制御部21bへの着信が拒否される。
尚、セカンダリ通信制御部21bの通信時にプライマリ通信制御部21aへの着信があった場合には、図6に示すフローチャートにおいて、プライマリ通信制御部をセカンダリ通信制御部と読み替え、セカンダリ通信制御部をプライマリ通信制御部と読み替えれば良い。また、USMIカード11a,11bがデータ通信機能(電子メール、SMS(Short Message Service等)をサポートする場合には、通信時に着信のあった電子メール等を記憶部23に記憶させることもできる。
以上説明した通り、本実施形態ではUSMIカードを装着可能なスロット(プライマリスロット12a、セカンダリスロット12b)を複数設けるとともに、これらのスロットに対応づけて通信制御部(プライマリ通信制御部21a、セカンダリ通信制御部21b)及び無線送受信部を設けたため、USMIカードを交換することなく各々のUSMIを用いた通信を行うことができる。
以上、本発明の一実施形態による通信端末装置について説明したが、本発明は上記実施形態に制限されることなく、本発明の範囲内で自由に変更が可能である。例えば、上記実施形態では、スロット(プライマリスロット12a、セカンダリスロット12b)及び通信制御部(プライマリ通信制御部21a、セカンダリ通信制御部21b)に優先順位を付けていたが、ユーザが操作部24を操作して所定の操作がなされた場合には、優先順位を変えるようにしてもよい。また、通信時に用いるスロット(USIMカード)及び通信制御部をユーザの操作に応じて強制的に切り替えても良い。また、全てのIDコード(識別情報)をUSIMカードに記憶させる構成としたが、少なくとも1つのIDコードを通信端末装置10内に固設されたメモリ等の記憶手段に記憶させ、この記憶手段に記憶されているIDコードに対応した通信を優先的に行うように構成しても良い。
本発明の一実施形態による通信端末装置の要部を模式的に示す図である。 本発明の一実施形態による通信端末装置10の内部構成を示すブロック図である。 位置登録時に通信端末装置10で行われる処理を示すフローチャートである。 位置登録解放時に通信端末装置10で行われる処理を示すフローチャートである。 待ち受け時において端末制御部20で行われる処理を示すフローチャートである。 通信中に着信があったときに端末制御部20で行われる処理を示すフローチャートである。
符号の説明
10 通信端末装置
11a,11b USIMカード(記憶手段)
12 スロット部(識別情報認識手段)
12a プライマリスロット(識別情報認識部)
12b セカンダリスロット(識別情報認識部)
20 端末制御部(通信制御手段)
21a プライマリ通信制御部(通信処理手段)
21b セカンダリ通信制御部(通信処理手段)
22a,22b 無線送受信部(無線送受信手段)
26 通信応対部(通信応対選択手段)

Claims (4)

  1. 無線送受信手段と、前記無線送受信手段にて送受信される信号に応じて通信処理する通信処理手段と、記憶手段に記憶されている識別情報を認識する識別情報認識手段と、前記識別情報認識手段により認識される前記識別情報に応じて前記通信処理手段における前記通信処理を制御する通信制御手段とを備える通信端末装置において、
    前記識別情報認識手段は、前記記憶手段に記憶されている前記識別情報を認識可能な識別情報認識部を複数有し、
    前記無線送受信手段及び前記通信処理手段は、前記複数の識別情報認識部に応じて個別にそれぞれ設けられ、
    前記通信制御手段は、前記複数の識別情報認識部のうち前記識別情報が認識された識別情報認識部に対応する前記無線送受信部及び前記通信処理手段による通信を許可する
    ことを特徴とする通信端末装置。
  2. 前記複数の識別情報認識部のうち前記識別情報を認識した識別情報認識部が複数ある場合、
    前記通信制御手段は、前記識別情報を認識した複数の前記識別情報認識部のうちの何れかの識別情報認識部に対応した前記通信処理手段による通信を優先的に行う
    ことを特徴とする請求項1記載の通信端末装置。
  3. 前記複数の識別情報認識部のうち前記識別情報を認識した識別情報認識部が複数ある場合、
    前記通信制御手段は、前記識別情報を認識した前記複数の識別情報認識部のうちの1つの識別情報認識部に対応した前記通信処理手段にて前記通信が実施されているときに、前記識別情報を認識した他の識別情報認識部に対応した前記通信処理手段に通信要求があると、前記他の識別情報認識部に対応した前記通信処理手段での前記通信要求への応対を選択する通信応対選択手段を有する
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の通信端末装置。
  4. 前記通信応対選択手段は、前記通信要求への前記応対として、前記通信の保留、キャッチホンによる通信の開始、及び通信内容の記録のうちの少なくとも1つを選択可能に構成されていることを特徴とする請求項3記載の通信端末装置。
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