JPWO2008020536A1 - 無線通信システム及びその方法と、それらに用いられる装置及びプログラム - Google Patents

無線通信システム及びその方法と、それらに用いられる装置及びプログラム Download PDF

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Abstract

無線LAN基地局監視サーバ装置105の監視下にある無線LAN基地局装置107は、それぞれが自基地局の無線LAN基地局情報を無線LAN基地局監視サーバ装置105に通知する。通信を開始しようとする複合無線端末装置110は、接続可能な無線LAN基地局装置107の無線LAN基地局情報を要求する。無線LAN基地局監視サーバ装置105は、情報を要求してきた複合無線端末装置110から得た情報に基づいて、接続可能な基地局装置の有無、存在するならばその無線LAN基地局情報を3Gネットワーク102経由で通知する。無線LAN基地局情報を受信した複合無線端末装置110は、無線LAN基地局情報から無線LANネットワーク103に接続するか否かを決定する。

Description

本発明は無線通信制御方式およびシステムに関し、特に複数の無線通信網と接続可能な端末装置が効率よく通信網を選択できる無線通信制御方式および装置およびシステムに関する。
近年、3Gネットワークのように低速ではあるが広いセル範囲を持ち、どこにいても接続可能な無線通信網に加えて、セル範囲は狭いが高速通信が可能な無線LANネットワークのような網にも接続できる複合無線端末装置が出現している。
従来考えられてきたこの種の無線基地局装置および無線端末装置の一例は、特許文献1に記載されている。無線端末装置への負荷を増加させることなく、システム間ハンドオーバを容易に実現するために用いられている。図1に示すように、複合無線端末装置と、複数の網の基地局装置から構成されている。この構成を有するシステムは、次のように動作する。3G無線通信網の基地局装置は、無線LANネットワークの基地局装置の位置登録情報を定期的に取得する。また、端末装置は3G通信網基地局装置から無線LAN基地局装置の位置情報を取得し、無線LAN通信によるスキャンで該当無線LAN基地局セル内の無線チャネルの帯域占有状況を取得する。
特開2005-269109号公報(図1、段落0023、0024) 特開2005-086471号公報
問題点は、無線LAN通信は端末装置にとって負担が大きいことである。その理由は、無線LAN通信は高速通信が可能であることと引き換えに、3Gネットワーク通信のような低速通信と比較して消費電力が大きいためである。携帯無線端末装置にとっては消費電力の問題は特に大きな問題となる.細かく分けると、無線LAN基地局のスキャンによる消費電力と、通信中の消費電力が問題となる。ここでの「通信中」とは、スキャンのような通信制御に関わる通信とは別にアプリケーションに連動した通信で、データ通信、音声通信、等、の通信を指す。
無線LAN基地局のスキャンは定期的に行われる。また、スキャンに関わる通信パケットは特にサイズが大きいわけではない上に数パケットで済む。その際に、わざわざ無線LANのような高速ネットワークを用いるのは、省電力の観点から無駄になる。このようなスキャンによる消費電力を解決した特許文献として、特許文献1では、端末装置は無線LAN基地局の位置情報は3G通信網基地局装置を経由して取得するものの、無線LAN基地局セル内の帯域占有状況は無線LAN通信におけるスキャンによって取得するため、無線LAN基地局スキャンによる消費電力の無駄は完全には省けない。
また、通信中にも、パケットサイズが小さいために一度に伝達すべきデータ量が少なく高速である必要が無い場合や、別の網でもコスト面で負担が軽い等、高速である必要の無い通信で無線LANネットワークへ接続すると、無線LANの特色である高速や安価等を生かせず、省電力の観点からは無駄が生じることになる。したがって、通信開始の際に、無線LANネットワークに接続するか3Gネットワークに接続するかの判断は、無線LAN基地局セル内の帯域占有状況と要求される品質、省電力等の観点から総合的に判断される必要がある。
そこで、本発明は上記課題に鑑みて発明されたものであって、その目的は、無線LAN端末装置が無線LAN基地局を直接スキャンすることなく、接続無線LAN基地局の位置および帯域情報を取得して、スキャンによる消費電力を軽減することにある。
また、本発明の他の目的は、無線LANの利点を生かせるときだけ無線LANネットワークに接続するように適切な無線LANネットワークを選択するシステムおよび装置を提供することで必要なときだけ無線LAN送受信機を動作させ、通信中の消費電力を軽減させることにある。
上記目的を達成する本発明は、無線端末が二以上の無線通信網と接続可能な無線通信システムであって、無線端末が接続できる所定の無線通信網における基地局の通信品質に関する通信品質情報を取得する取得手段と、前記通信品質情報に基づいて、前記無線端末が前記所定の無線通信網に接続するかを判断する判断手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明は、無線端末が二以上の無線通信網と接続可能な無線通信システムであって、無線端末が接続できる所定の無線通信網における基地局の通信品質に関する通信品質情報を、前記所定の無線通信網以外の通信網を経由して取得する取得手段と、前記通信品質情報に基づいて、前記無線端末が前記所定の無線通信網に接続するかを判断する判断手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明は、無線通信システムであって、所定の無線通信網における基地局の通信品質に関する通信品質情報を取得する取得手段と、前記所定の無線通信網における基地局のうち、前記無線端末が接続可能な基地局の通信品質情報を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して前記無線端末に送信する手段とを有するサーバと、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して、前記所定の無線通信網における基地局の通信品質情報を受信し、前記通信品質情報に基づいて、前記所定の無線通信網に接続するかを判断する判断手段を有する無線端末とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成する本発明は、無線通信システムであって、所定の無線通信網における基地局の通信品質に関する通信品質情報を取得する品質情報取得手段と、前記所定の無線通信網における基地局のうち、前記無線端末が接続可能な基地局の通信品質情報に基づいて、前記無線端末が前記所定の無線通信網に接続するかを判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して前記無線端末に送信する手段とを有するサーバと、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して前記接続の判断結果を受信し、前記接続の判断結果に基づいて、前記所定の無線通信網に接続する手段を有する無線端末とを備えることを特徴とする。
上記目的を達成する本発明は、二以上の無線通信網と接続できる無線端末を管理するサーバであって、所定の無線通信網における基地局の通信品質に関する通信品質情報を取得する取得手段と、前記所定の無線通信網における基地局のうち、前記無線端末が接続可能な基地局の通信品質情報を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して前記無線端末に送信する手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明は、二以上の無線通信網と接続できる無線端末を管理するサーバであって、所定の無線通信網における基地局の通信品質に関する通信品質情報を取得する取得手段と、前記所定の無線通信網における基地局のうち、前記無線端末が接続可能な基地局の通信品質情報に基づいて、前記無線端末が前記所定の無線通信網に接続するかを判断する判断手段と、前記判断手段の判断結果を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して前記無線端末に送信する手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明は、二以上の無線通信網と接続できる無線端末であって、所定の無線通信網の基地局の通信品質情報を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して受信する手段と、前記通信品質情報に基づいて、前記所定の無線通信網に接続するかを判断する判断手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明は、二以上の無線通信網と接続できる無線端末であって、所定の無線通信網の基地局への接続可否判断を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して受信する手段と、前記接続可否判断に基づいて、前記所定の無線通信網に接続する手段とを有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明は、二以上の無線通信網と接続可能な無線通信方法であって、無線端末が接続できる所定の無線通信網における基地局の通信品質に関する通信品質情報を取得するステップと、前記通信品質情報に基づいて、前記無線端末が前記所定の無線通信網に接続するかを判断するステップとを有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明は、二以上の無線通信網と接続可能な無線通信方法であって、無線端末が接続できる所定の無線通信網における基地局の通信品質に関する通信品質情報を、前記所定の無線通信網以外の通信網を経由して取得するステップと、前記通信品質情報に基づいて、前記無線端末が前記所定の無線通信網に接続するかを判断するステップとを有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明は、二以上の無線通信網と接続できる無線端末を管理するサーバのプログラムであって、所定の無線通信網における基地局の通信品質に関する通信品質情報を取得する処理と、前記所定の無線通信網における基地局のうち、前記無線端末が接続可能な基地局の通信品質情報を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して前記無線端末に送信する処理とをサーバに実行させることを特徴とする。
上記目的を達成する本発明は、二以上の無線通信網と接続できる無線端末を管理するサーバのプログラムであって、所定の無線通信網における基地局の通信品質に関する通信品質情報を取得する処理と、前記所定の無線通信網における基地局のうち、前記無線端末が接続可能な基地局の通信品質情報に基づいて、前記無線端末が前記所定の無線通信網に接続するかを判断する処理と、前記判断結果を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して前記無線端末に送信する処理とをサーバに実行させることを特徴とする。
上記目的を達成する本発明は、二以上の無線通信網と接続できる無線端末のプログラムであって、所定の無線通信網の基地局の通信品質情報を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して受信する処理と、前記通信品質情報に基づいて、前記所定の無線通信網に接続するかを判断する処理とを無線端末に実行させることを特徴とする。
上記目的を達成する本発明は、二以上の無線通信網と接続できる無線端末のプログラムであって、所定の無線通信網の基地局への接続可否判断を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して受信する処理と、前記接続可否判断に基づいて、前記所定の無線通信網に接続する処理とを無線端末に実行させることを特徴とする。
上記目的を達成する本発明は、無線端末が二以上の無線通信網と接続できる無線通信システムにおける基地局装置であって、前記無線端末が前記所定の無線通信網に接続するかを判断する判断手段に、前記基地局の通信品質に関する通信品質情報を送信する送信手段を有することを特徴とする。
上記目的を達成する本発明は、無線端末が二以上の無線通信網と接続できる無線通信システムにおける基地局装置であって、自局の通信品質が前記無線端末の要求する通信品質を満足するかを判断し、その判断結果を、自局の無線通信網とは異なる無線通信網を介して前記無線端末に送信する手段を有することを特徴とする。
本発明の効果は、無線LANのように消費電力の大きい通信方式の通信を効果的に抑制することにより、端末装置側の省電力を実現できることにある。
その第一の理由は、無線LAN通信等を行う端末装置にとって電力的に負担であった無線LAN通信による無線LAN基地局スキャンを行う代わりに、接続可能な無線LAN基地局の情報、例えば帯域占有状況、接続に必要な基地局情報、等を3Gネットワーク経由で取得するためである。
第二の理由は、接続可能な無線LAN基地局の情報、例えば帯域占有状況、接続に必要な基地局情報、等に加え、アプリケーション情報や電池残量情報を加えて、適切な通信網選択を行うことで、消費電力の大きい通信、例えば、無線LAN通信を最小限に抑えることが出来るためである。
本発明の第1の実施の形態における無線システム構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における無線LAN基地局装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態における無線LAN基地局監視サーバ装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態の複合無線端末装置の構成を示す図である。 本発明の第1の実施の形態の動作を示すシーケンス図である。 本発明の第1の実施の形態のうち、アクセス網を選択して通信を開始する際の複合無線端末の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態のうち、通信を終了する際の複合無線端末の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施の形態の複合無線端末装置内の動作を示すシーケンス図である。 本発明の第2の実施の形態の複合無線端末装置の構成を示す図である. 本発明の第2の実施の形態のうち、アクセス網を選択して通信を開始する際の複合無線端末の動作を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態のうち、通信を終了する際の複合無線端末の動作を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態の複合無線端末装置の構成を示す図である。 本発明の第3の実施の形態のうち、アクセス網を選択して通信を開始する際の複合無線端末の動作を示すフローチャートである。 本発明の第4の実施の形態の複合無線端末装置の構成を示す図である。 本発明の第4の実施の形態のうち、アクセス網を選択して通信を開始する際の複合無線端末の動作を示すフローチャートである。 本発明の第5の実施の形態における無線LAN基地局監視サーバ装置の構成を示す図である。 本発明の第5の実施の形態の複合無線端末装置の構成を示す図である。 本発明の第6の実施の形態における無線LAN基地局監視サーバ装置の構成を示す図である。 本発明の第6の実施の形態の無線LAN基地局装置の構成を示す図である。
符号の説明
102 3Gネットワーク
103 無線LANネットワーク
104 3G基地局装置
105 無線LAN基地局監視サーバ装置
106 3Gセル
107,108,109 無線LAN基地局装置
110 複合無線端末装置
本発明の第1の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
本発明は、異なる二以上の無線通信網と接続可能な通信システムにおいて、ひとつの無線通信網の基地局の通信品質情報を、その無線通信網とは異なる他の通信網を介して取得し、その通信品質情報に基づいて、無線端末が前記無線通信網に接続すべきかを判断することを特徴とする。尚、本発明は、異なる二以上の無線通信網と接続可能な通信システムに適用することが可能であるが、好ましくは、通信網に接続可能な範囲は広いが、データの転送速度が低速な無線通信網(以下、広域低速無線通信網と称する)と、通信網に接続可能な範囲は狭いが、データの転送速度が高速な無線通信網(以下、狭域高速無線通信網と称する)とが混在する通信システムに適用することが好ましい。以下の説明では、異なる無線通信網システムの例として、狭域高速無線通信網の代表的なものである無線LANネットワークと、広域低速無線通信網の代表的なものである3Gネットワークとを例にして説明するが、これに限られない。例えば、狭域高速無線通信網としてはBlue Tooth等があり、広域低速無線通信網としては、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access:IEEE 802.16a)、PHS、IEEE 802.20等がある。
図1は、本発明の実施形態における無線通信制御システムの構成の一例を示す図である。図1を参照すると、実施形態における無線通信制御システムは、3Gネットワーク102と無線LANネットワーク103との双方に通信可能な複合無線端末装置110と、無線LAN基地局装置107, 108, 109、3G基地局装置104、無線LAN基地局監視サーバ装置105とを備える。
複合無線端末装置110は、3Gセル106範囲内と、無線LAN基地局セル111, 112範囲内との双方に存在する。複合無線端末装置110は、無線LAN基地局107、108を介して無線LANネットワーク103と接続可能であり、3G基地局装置104を介して3Gネットワーク102と接続可能である。
無線LAN基地局監視サーバ装置105は、3Gセル106範囲内の無線LAN基地局装置107〜109とそれぞれと通信可能であり、また、無線LAN基地局装置107〜109を監視する。更に、無線LAN基地局監視サーバ装置105は、3G基地局104を経由して複合無線端末装置110と通信可能である。
<無線LAN基地局装置107〜109の構成の説明>
図2は本発明に関わる無線LAN基地局装置107〜109の構成を示す図である。
無線LAN基地局装置107〜109は、通常の無線LAN基地局機能部201である外部ネットワークへのインターフェース機能部202と無線LAN基地局通信機能部203とに加え、自基地局情報記憶部204と、無線LAN基地局監視サーバ装置との通信を行う通信機能部205とを有する。
自基地局情報記憶部204は、無線LAN基地局通信機能部201より自基地局の位置、帯域占有状況(通信品質情報)、自局に接続するに必要な基地局情報等を取得し、自基地局情報として記憶する。尚、自基地局の位置については、無線LAN基地局監視サーバ装置105に既に登録されている場合には、取得は不要である。そして、自基地局情報は、無線LAN基地局監視サーバ装置105との通信機能部205を介して無線LAN基地局監視サーバ装置105に通知される。尚、無線LAN基地局装置107〜109と無線LAN基地局監視サーバ装置105との間の通信は、インターネット101を介して行われるが、その際のアクセス網は3Gネットワーク、無線LANネットワーク、有線ネットワーク、等が考えられる。
<無線LAN基地局監視サーバ装置105の説明>
図3は本発明に関わる無線LAN基地局監視サーバ装置105の構成を示す図である。
本無線LAN基地局監視サーバ装置105は、通信機能として3Gネットワーク102との通信機能部301と無線LAN基地局装置との通信機能部302との二つの機能部、無線LAN基地局検索部306、端末位置情報検出部307、無線LAN基地局位置情報記憶部304及び無線LAN基地局帯域情報記憶部305から成る無線LAN基地局情報記憶部303を備える。
無線LAN基地局監視サーバ装置105は、図2における無線LAN基地局装置107〜109との通信機能部302を用いて、監視下にある無線LAN基地局装置107〜109から無線LAN基地局情報、例えば、無線LAN基地局の位置情報、帯域占有状況、接続に必要な基地局情報等を取得し、無線LAN基地局情報記憶部303の無線LAN基地局位置情報記憶部304、無線LAN基地局帯域情報記憶部305に格納する。尚、無線LAN基地局情報記憶部に格納される情報は無線LAN基地局の位置や帯域情報に限らない。
端末位置情報検出部307は、複合無線端末装置110から3Gネットワークとの通信機能部301を経由して複合無線端末装置110の位置情報を検出する。無線LAN基地局検索部306は、端末位置情報検出部307から複合無線端末装置110の位置情報を取得し、その情報と無線LAN基地局情報記憶部304から取得した無線LAN基地局情報とを比較し、該当複合無線端末110周辺の3Gセル106の無線LAN基地局を検索する。そして、該当複合無線端末装置110周辺の無線LAN基地局の有無と、もし存在するならばその無線LAN基地局情報、例えば位置、帯域占有状況、接続に必要な基地局情報、等をインターネット101経由で複合無線端末装置110に通知する。その際、無線LAN基地局装置107〜109と無線LAN基地局監視サーバ装置105と間の通信は、インターネット101を介して行われるが、その際のアクセス網は3Gネットワーク102、無線LANネットワーク103、有線ネットワーク等の手段が考えられる。3Gネットワーク102で通信を行う場合は、3Gネットワークとの通信機能部301と無線LAN基地局装置との通信機能部302は同一になる。なお、ここでインターネット101は所謂 The Internetである必要は必ずしもなく、通信事業者の提供する専用線等、別種のネットワークであっても問題ない。また、無線LAN基地局監視サーバ装置105の配置も、インターネット101と接続する位置に配置するのではなく、3Gネットワーク102または無線LANネットワーク103に接続する位置に配置することも可能である。
<複合無線端末装置110の説明>
図4は本発明に関わる複合無線端末装置110の構成を示す図である。
複合無線端末装置110は、無線LAN通信機能部401と3G通信機能部402とを備える。
また、アプリケーション機能部403を有する。本発明におけるアプリケーション機能部403とは、通信網とエンドユーザもしくはアプリケーションソフトのインターフェースとなり、送受信パケットの入出力を行う機能部で、例えばWebアプリケーションや音声アプリケーションなどを指す。
通信網選択に関わる機能部として、通信開始トリガ判断部404、無線LAN接続判断部405、無線LAN基地局情報記憶部406、無線LAN基地局情報検出部407、端末位置検出機能部408、通信中のデータ制御の機能部としてデータ制御部409を有する。
通信開始トリガ判断部404は、アプリケーション機能部403から通信開始に関わるアプリケーションの起動などの情報を受けて通信開始を判断する。
端末位置検出部408は、自端末の位置の検出を行う。自端末の位置の検出方法であるが、GPS情報を取得する方法や、自端末が位置するセル情報に基づいて自端末の位置を特定する方法等が考えられる。
無線LAN接続判断部405は、通信開始トリガ判断部404からの通信開始通知を受けて、無線LAN接続の判断を行うために無線LAN基地局情報検出部407に無線LAN基地局情報取得の要求を行う。
要求を受けた無線LAN基地局情報検出部407は、端末位置検出部408が検出した自端末の位置を取得し、この自端末の位置情報を3G通信機能部402経由で、上記図3の無線LAN基地局監視サーバ装置105に通知する。一方、無線LAN基地局情報検出部407は、無線LAN基地局監視サーバ装置105から無線LAN基地局の情報、例えば、無線LAN基地局の位置情報、帯域占有状況、接続に必要な基地局情報、等を3G通信機能部402経由で取得し、無線LAN基地局情報記憶部406に格納する。
無線LAN接続判断部405は、無線LAN基地局情報記憶部406と端末位置検出機能部408から情報を取得し、通信網として無線LANを選択するか否かの判断を行う。尚、接続の判断であるが、無線LANを接続するのに許容される要求通信品質を無線LAN接続判断部405に予め記憶しておき、この要求通信品質に基づいて判断を行っても良いし、また、後述するように、使用するアプリケーション(Webアプリケーションや音声アプリケーション)や他の要素を加味して能動的に要求通信品質を作成し、この要求通信品質基づいて接続の判断を行っても良い。
無線LAN接続判断部405は、通信網を決定後その判断結果をデータ制御部409に通知する。
データ制御部409は、アプリケーション機能部403と選択された通信機能部401, 402との間に位置し、無線LAN接続判断部405から選択された接続網を取得した後に、通信中の送受信に伴うアプリケーション機能部403と選択された通信機能部の間のパケットの受け渡しをおこなう。ここで、通信の制御に必要な情報をデータに持つフレームは、複合無線端末装置110における無線LAN通信の状態に係わらず、常に3Gネットワーク102を経由して送受信を行ってもよい。
<動作の説明>
図1の無線通信制御システムの構成を参照して、本実施の形態でアクセス網として無線LANネットワーク103が選択される場合の各装置による動作全体について説明する。
無線LAN基地局監視サーバ装置105の監視下にある無線LAN基地局装置107は、それぞれが自基地局の無線LAN基地局情報を無線LAN基地局監視サーバ装置105に通知する。無線LAN基地局装置107〜109と無線LAN基地局監視サーバ装置105との間の通信は、インターネット101を介して行われるが、その際のアクセス網は3Gネットワーク102、無線LANネットワーク103、有線ネットワーク等が考えられる。
ここで、無線LAN基地局情報とは、例えば、自基地局の位置情報、帯域占有状況、等、複合無線端末110が該当する無線LAN基地局に接続しようとするときに必要となる情報である。帯域占有情報に関して、無線LANの標準規格802.11では、既に各端末は再送回数の規定があり、無線LAN基地局の通信状態の指標となる。また、802.11eでは、QBSS Load elementというパラメータ要素でStation Count, Channel Utilization, Available Admission Capacityが規定されている。
通信を開始しようとする複合無線端末装置110は、接続可能な無線LAN基地局装置107の無線LAN基地局情報を要求する。その際、複合無線端末装置110は、自端末の位置情報を無線LAN基地局監視サーバ装置105に3G基地局104を経由して通知してもよく、また、無線LAN基地局監視サーバ装置105は、その位置情報をもとに該当複合無線端末装置110周辺の無線LAN基地局情報を該当複合無線端末装置110に通知することも可能である。
無線LAN基地局監視サーバ装置105は、情報を要求してきた複合無線端末装置110から得た情報に基づいて、接続可能な基地局装置の有無、存在するならばその無線LAN基地局情報を3Gネットワーク102経由で通知する。無線LAN基地局情報を受信した複合無線端末装置110は、無線LAN基地局情報から無線LANネットワーク103に接続するか否かを決定する。
接続可能な無線LAN基地局が存在しても、帯域占有率が高いなど要求する通信品質が確保できないことが推測される場合には無線LANネットワーク103には接続せずに3Gネットワーク102を選択する。無線LANネットワーク103をアクセス網に選んだ場合、複合無線端末装置110は無線LANの送受信機能を起動する。その後、所望の無線LAN基地局装置107に帰属し無線LAN通信を開始する。一連の送受信が終了する際には、無線LAN基地局装置107との帰属を解除し、無線LAN送受信機能の起動を解除し、通常の3Gネットワーク102のみの通信に戻る。ここで、通信の制御に必要な情報をデータに持つフレームは、複合無線端末装置110における無線LAN通信の状態に係わらず、常に3Gネットワーク102を経由して送受信を行ってもよい。
次に、図4の複合無線端末装置110の構成図を参照して、通信開始トリガの検出から接続網選択を行い通信開始されるまでの複合無線端末装置110内部の動作について詳細に説明する。
まず、通信開始トリガ判断部404がアプリケーション機能部403から通信開始のトリガを検出する。通信開始トリガ判断部404は、通信開始を無線LAN接続判断部405に通知する。
無線LAN基地局情報検出部407は、接続可能な無線LAN基地局情報を3G通信機能部402経由で取得し、無線LAN基地局情報記憶部406に格納する。その時、端末位置検出部408は自端末の位置を検出しその位置情報を無線LAN基地局情報検出部407に通知して、自端末の位置から周辺に位置する無線LAN基地局装置のみの情報を取得してもよい。
続いて、無線LAN接続判断部405は、その情報を無線LAN基地局情報記憶部406から取得し、無線LANネットワーク103に接続するか否かを判断する。決定された接続網はデータ制御部409に通知される。
無線LANネットワーク103を選択した場合、ここで複合無線端末装置110は無線LAN送受信機能を起動する。通信中アプリケーション機能部403は無線LAN通信機能部401と直接パケットの受け渡しを行わずに、データ制御部409が無線LAN通信機能部を介して送受信を行う。
無線LANネットワーク103がアクセス網として選択されなかった場合は、データ制御部409は3G通信機能部402を介してフレームの送受信を行う。
尚、上述の説明では、複合無線端末装置110が、無線LAN基地局情報、端末位置情報を判断材料にしてアクセス網を決定した。しかし、複合無線端末装置110が要求通信品質、端末位置情報を3G通信機能部402経由で無線LAN基地局監視サーバ装置105に通知して、無線LAN基地局監視サーバ装置105が、無線LAN基地局情報、端末位置情報から該当する複合無線端末装置110が接続するアクセス網を選択する機能の一部を担っても良い。
以上のごとく、本実施の形態では、通信前の無線LANネットワーク103に接続したスキャンの代わりに、3Gネットワーク102経由で接続可能な無線LAN基地局情報を得ることが可能になり、無線LAN通信に接続したスキャンによる電力消費を抑えることができる。また、接続可能無線LAN基地局が存在しない、もしくは存在しても帯域に空きが少ない場合は3Gネットワーク102を用いて通信を行う。従って、接続可能無線LAN基地局が存在しかつ帯域に十分に空きがある場合に限定して無線LANをアクセス網とすることで、通信中の無線LAN通信による消費電力を最小限に抑えることが可能である。一連の通信が終われば、無線LAN送受信機の起動を解除するため、起動時の無駄な消費電力を抑えることができる。
次に、本発明の実施例1を、図面を参照して説明する。本実施例1は、上述した第1の実施の形態に対応するものである。
図5は、通信開始のトリガを受けて無線LANネットワーク103が選択され通信が終了するまでの各装置の全体動作のシーケンス図である。
無線LAN基地局監視サーバ装置105の監視下にある無線LAN基地局装置107〜109は、それぞれが自基地局の無線LAN基地局情報を無線LAN基地局監視サーバ装置105に通知する(S101〜S103)。その際、無線LAN基地局装置107~109と無線LAN基地局監視サーバ装置105間の通信は、インターネット101を介して行われるが、その際のアクセス網は3Gネットワーク102、無線LANネットワーク103、有線、等でも良い。
通信を開始しようとする複合無線端末装置110は、自端末の位置情報を無線LAN基地局監視サーバ装置105に3G基地局装置104を経由して通知し、その複合無線端末装置110周辺に位置する、接続可能な無線LAN基地局の無線LAN基地局情報を要求する(S104〜S105)。
無線LAN基地局監視サーバ装置105は、情報を要求してきた複合無線端末装置110から得た情報を元に接続可能な基地局装置の有無、存在するならばその無線LAN基地局情報を、3Gネットワーク102経由で複合無線端末装置110に通知する(S106, S107)。ここで、通知する無線LAN基地局情報は、無線LAN基地局の位置、その無線LAN基地局の帯域占有状況、接続に必要な基地局情報である。帯域占有状況としては、再送回数平均値や、QBSS Load(Station Count, Channel Utilization, Medium Timeの残量)等である。
無線LAN基地局情報を受信した複合無線端末装置110は、無線LAN基地局情報から無線LANに接続するか否かを決定する。接続可能な無線LAN基地局が存在しても、帯域占有状況から判断して要求する通信品質が確保できないことが推測される場合には無線LANネットワーク103には接続せず3Gネットワーク102で通信することを選択する。帯域占有状況に基づいた接続の判断であるが、例えば、帯域占有状況の情報が再送回数平均値の場合、再送回数のデフォルト値が7なので、3以下であれば、メディアが安定していると判断し、無線LANへの接続を決定する。また、帯域占有状況の情報がStation Countであり、無線LANの接続規格がIEEE802.11bである場合、接続している端末が5台以下であれば無線LANへの接続を決定する。また、帯域占有状況の情報がStation Countであり、無線LANの接続規格がIEEE802.11gである場合、接続している端末が15台以下であれば無線LANへの接続を決定する。また、帯域占有状況の情報がChannel Utilizationである場合、50%以下であれば無線LANへの接続を決定する。
無線LANネットワーク103をアクセス網に選んだ複合無線端末装置110は、無線LANの送受信機能を起動する(S108)。
その後、Probe requestフレームの送信、Probe requestフレームの受信を経て所望の無線LAN基地局装置107を検出し(S109、S110)、無線LAN通信を開始する(S111、S112)。
一連の送受信終了の際には、DeAssociationフレームの送受信により無線LAN基地局(番号)との帰属を解除し(S113)、無線LAN送受信機能の起動を解除し(S114)、通常の3Gネットワーク102のみの通信に戻る。ここで、通信の制御に必要な情報に関する通信は、複合無線端末装置110における無線LAN通信の状態に係わらず、常に3Gネットワーク102を経由して行ってもよい。
次に、本実施例1の複合無線端末装置110がアクセス網を選択し、通信を開始する動作に関して、図6のフローチャートと図4の複合無線端末装置110の構成図とを参照して詳細に説明する。図6は通信開始のトリガからその際のアクセス網選択判断から通信開始までの複合無線端末装置110の動作を示すフローチャートである。
まず、複合無線端末装置110は、ユーザのアプリケーションの起動を通信開始のトリガとし、通信網の選択の手順を開始する(ステップA101)。そして、複合無線端末装置110は、自端末の位置情報を取得し、この自端末の位置情報を3Gネットワーク102経由で無線LAN基地局監視サーバ装置105に通知する(ステップA102)。そして、接続可能な無線LAN基地局の情報、例えば帯域占有状況、接続に必要な基地局情報、等を受信する(ステップA103)。ここで受信する無線LAN基地局情報の中の帯域情報は、各端末装置宛の再送回数、帰属端末数、など、帯域制御に関するパラメータであれば制限はない。
次に、複合無線端末装置110は、無線LAN基地局情報から帰属可能な無線LAN基地局情報で接続可能な無線LAN基地局が存在するかを判断する(ステップA104)。
帰属可能な無線LAN基地局が無い場合には、接続ネットワークとして無線LANネットワーク103を選ばず、3Gネットワーク102による通信を行う(ステップA106)。
一方、帰属可能な無線LAN基地局が存在する場合には、帯域情報等から無線LANの特色を生かせるかを判断する(ステップA105)。例えば、接続可能な無線LAN基地局が存在したとしても帯域占有率高い場合は品質が確保できないため、無線LANネットワーク103への接続を行わず、3Gネットワーク102への接続を選択するが、帯域占有率が低く通信品質を確保できると予測できる場合には無線LANネットワーク103への接続を選択する。
複合無線端末装置110が無線LANによる通信を選択した場合、今まで起動していなかった無線LAN通信の送受信機能を起動し(ステップA107)、事前に無線LAN基地局監視サーバ装置105から通知された接続可能な無線LAN基地局の検出・帰属(ステップA108〜110)を経て、無線LANネットワーク103をアクセス網として通信を行う(ステップA111)。ここで、通信の制御に必要な情報をデータとしてもつフレームは、複合無線端末装置110における無線LAN通信の状態に係わらず、常に3Gネットワーク102を経由して送受信を行ってもよい。
さらに、図7を用いて通信終了時の複合無線端末装置110の動作を説明する。
複合無線端末装置110は、アプリケーション機能部403から通信終了のトリガを受け(ステップA201)、無線LAN基地局装置107との帰属を解除し(A202)、無線LAN送受信機能の起動を解除する(ステップA203)。
ここで、通信開始のトリガから接続網選択を行い通信開始までの複合無線端末装置110の動作を詳細に説明する。図8は、通信開始のトリガから接続網選択を行い、通信開始までの複合無線端末装置110内部の動作のシーケンス図であり、無線LANネットワーク103がアクセス網として選択された場合を示している。
まず、アプリケーション機能部403は、通信開始のトリガを、通信開始トリガ判断部404に通知する(S201)。
通信開始トリガ判断部404は、通信開始を無線LAN接続判断部405に通知する(S202)。
無線LAN接続判断部405は、無線LANに接続するか否かを判断するため、無線LAN基地局情報検出部407に無線LAN基地局情報取得を要求する(S203)。
端末位置検出部408は、自端末の位置を検出し、その位置情報を無線LAN基地局情報検出部407に通知する(S204)。
無線LAN基地局情報検出部407は、端末位置検出部408からの位置情報を3G通信機能部402経由で無線LAN基地局監視サーバ装置105に通知する(S205)。
また、無線LAN基地局情報検出部407は、接続可能な無線LAN基地局情報を、3G通信機能部402経由で無線LAN基地局監視サーバ装置105から取得し(S206)、無線LAN基地局情報記憶部406に格納する(S207)。
無線LAN接続判断部405は、その情報を無線LAN基地局情報記憶部406から取得し(S208)、無線LANネットワーク103に接続するか否かを判断する。判断結果はデータ制御部409に通知される(S209)。
ここで、無線LAN通信を選択した場合、複合無線端末装置110は無線LAN送受信機能を起動する。送信に際して、アプリケーション機能部403は無線LAN通信機能部401に直接パケットを渡さずにデータ制御部409にパケットを渡し(S210)、無線LAN通信能部401を介して送信を行う(S211)。受信に際しては、データ制御部409が無線LAN通信機能部401からパケットを受信し(S212)、データ制御部409がアプリケーション機能部403にパケットを渡す(S213)。
一方、無線LANネットワーク103がアクセス網として選択されなかった場合は、データ制御部409は3G通信機能部402を介してフレームの送受信を行う。ここで、通信の制御に必要な情報に関する通信は、複合無線端末装置110における無線LAN通信の状態に係わらず、常に3Gネットワーク102を経由して送受信を行ってもよい。
第2の実施の形態を説明する。
第2の実施の形態は、上述した第1の実施の形態における複合無線端末装置110が通信網を選択する際に、無線LAN基地局情報に加えてアプリケーション情報を用いて判断する点を追加した形態である。
図9は、第2の実施の形態における複合無線端末装置110を示したものである。図9を参照すると、図4に示された第1の実施の形態における複合無線端末装置110にアプリケーション情報記憶部901を有する点で異なる。
本実施の形態におけるアプリケーション機能部403は、アプリケーション起動時にそのアプリケーション情報をアプリケーション情報記憶部901に格納する。ここで、アプリケーション情報とは、例えば、アプリケーション種別、通信パケット容量などが挙げられる。無線LAN接続判断部405は、無線LANネットワーク103をアクセス網として選択するか否かを判断する際に、第1の実施の形態における無線LAN基地局情報に加え、アプリケーション情報記憶部901よりアプリケーション情報を取得する。
次に、第2の実施の形態における、接続ネットワーク選択に関わる複合無線端末装置110内部の動作のうち、第1の実施の形態と異なる点を詳細に説明する。
まず、通信開始トリガ判断部404がアプリケーション機能部403から通信開始のトリガを検出する。そして、通信開始のトリガを検出すると、通信開始トリガ判断部404は、通信開始を無線LAN接続判断部405に通知する。
無線LAN基地局情報検出部407は、接続可能な無線LAN基地局情報を3G通信機能部402経由で取得し、無線LAN基地局情報記憶部406に格納する。その時、端末位置検出部408は自端末の位置を検出しその位置情報を無線LAN基地局情報検出部407に通知して、自端末の位置から周辺に位置する無線LAN基地局装置のみの情報を取得してもよい。
一方、アプリケーション機能部403はアプリケーション情報記憶部901にアプリケーション情報を格納する。この情報はアプリケーション情報記憶部901より無線LAN接続判断部405に通知される。
第1の実施の形態と同様に、無線LAN接続判断部405は、無線LANネットワーク103をアクセス網として選択するか否かの判断基準として、無線LAN基地局情報記憶部406より無線LAN基地局情報を取得する。更に、本実施の形態における無線LAN接続判断部405では、通知されたアプリケーション情報と無線LAN基地局情報とにより、該当アプリケーションによる通信に際して無線LANネットワーク103をアクセス網として選択するか否かの判断を行う。アプリケーション情報によって必要とされる品質確保が可能な無線LAN基地局が存在する場合など無線LANの特色を生かせる場合は、無線LANネットワーク103をアクセス網として選択する。一方、無線LANの特色を生かせない場合は、3Gネットワーク102をアクセス網として選択する。
尚、ここでは、複合無線端末装置110が無線LAN基地局情報、アプリケーション情報、端末位置情報を判断材料にしてアクセス網を決定した。しかし、複合無線端末装置110が要求通信品質、アプリケーション情報、端末位置情報を3G通信機能部402経由で無線LAN基地局監視サーバ装置105に通知して、無線LAN基地局監視サーバ装置105が、無線LAN基地局情報、アプリケーション情報、端末位置情報から該当する複合無線端末装置110が接続するアクセス網を選択する機能の一部を担っても良い。
また、アプリケーション情報はアプリケーションごとに異なるため、通信中に別のアプリケーションが起動し別の通信が開始する場合も同様の手順を行う。したがって、同時に3Gネットワーク102と無線LANネットワーク103両方と接続する状態もありうる。
更に、通信の制御に必要な情報に関する通信は、複合無線端末装置110における無線LAN通信の状態に係わらず、常に3Gネットワーク102を経由して行ってもよい.全てのアプリケーションに対応する通信が終了する際に、無線LAN送受信機能の起動を解除し、通常の3Gネットワーク102のみの通信に戻る。
このように、第2の実施の形態では、接続可能な無線LAN基地局装置情報に加えて、アプリケーション情報を選択判断材料に加えることで、接続網を適切に判断でき無線LANによる通信を最小限に抑えることが可能となり、通信中の省電力効果が期待できる。
また、アプリケーション情報のみから、無線LANによる通信を行うことを選択しないという判断も可能になり、その場合には、第1の実施の形態のような無線LAN基地局スキャンを行う必要も無いため、無線LAN基地局スキャンによる消費電力を削減することもできる。
本発明の実施例2を、図面を参照して説明する。本実施例2は第2の実施の形態に対応するものである。
本実施例の複合無線端末装置110がアクセス網を選択し通信を開始する動作に関して、図10のフローチャートと、図9の複合無線端末装置110の構成図を参照して詳細に説明する。図10のフローチャートは、通信開始のトリガからその際のアクセス網選択判断から通信開始までの複合無線端末装置110の動作を示す。
まず、複合無線端末装置110はアプリケーション機能部403から通信開始のトリガを受ける(ステップA301)。それに伴い、無線LAN接続判断部405は通信に伴うアプリケーション情報をアプリケーション記憶部901から取得し(ステップA302)、該当アプリケーション情報に対して無線LANによる通信が必要か否かを判断する(ステップA303)。例えば、パケットサイズが小さい場合には負担の大きい無線LANによる通信を行わない、特定のアプリケーション以外では無線LANによる通信を行わない、などが挙げられる。無線LANによる通信を行わない場合には、無線LAN基地局のスキャンは行わず3Gネットワークを介した通信を行う(ステップA309)。
また、大きいサイズのパケットである場合や、3Gネットワーク102での通信ではコストがかかるようなアプリケーションである場合には、無線LANネットワーク103に接続した通信を必要と判断する。無線LANを選択した場合、該当アプリケーション情報から必要となる帯域占有に対応する値を計算する(ステップ304)。そして、その時既に別のアプリケーション情報に対応する通信で無線LANネットワーク103に接続している場合には、既に帰属している無線LAN基地局の無線LAN基地局情報を取得し、要求を満たす通信を行えるかを判断する(ステップA305, 310, 311)。
例えば、アプリケーション種別が音声アプリケーションの場合、リアルタイム性が要求されるため、再送の回数が増えると、音質劣化の要因となる。そのため、再送回数に対する閾値を設け、再送回数が閾値以下の無線LAN基地局装置が存在する場合は無線LANネットワーク103での通信を行う。例としては、再送回数が2以下の場合には無線LANネットワーク103を選択する。一方、アプリケーション種別がWebアプリケーションのような場合、再送回数が4以下の場合には無線LANネットワーク103を選択する。
また、アプリケーション種別が音声アプリケーションであり、帯域占有状況の情報がStation Count、無線LANの接続規格がIEEE802.11bの場合、接続されている端末が5台以下であれば無線LANへの接続を決定する。一方、アプリケーション種別がWebアプリケーションであり、帯域占有状況の情報がStation Count、無線LANの接続規格がIEEE802.11bの場合、接続されている端末が7台以下であれば無線LANへの接続を決定する。
また、アプリケーション種別が音声アプリケーションであり、帯域占有状況の情報がStation Count、無線LANの接続規格がIEEE802.11gの場合、接続されている端末が15台以下であれば無線LANへの接続を決定する。一方、アプリケーション種別がWebアプリケーションであり、帯域占有状況の情報がStation Count、無線LANの接続規格がIEEE802.11gの場合、接続されている端末が20台以下であれば無線LANへの接続を決定する。
また、帯域占有状況の情報がChannel Utilizationであり、アプリケーション種別が音声アプリケーションの場合にはChannel Utilizationが50%以下であれば無線LANへの接続を決定し、アプリケーション種別がWebアプリケーションの場合にはChannel Utilizationが60%以下であれば無線LANへの接続を決定する。
別の例として、通信パケットの容量の閾値を設定し、通信予定パケットサイズが閾値以上で、かつ、要求サイズに耐えうる帯域状況の無線LAN基地局が存在した場合のみ無線LANでの通信を選択する、といった使い方も考えられる。帰属中の無線LAN基地局情報が要求を満たす場合には、該当アプリケーション情報に対応した通信を既に帰属中の無線LAN基地局を介して行う(A312)。
帰属中の無線LAN基地局の無線LAN基地局情報から要求を満たさないと判断される場合には、3Gネットワーク102経由で無線LAN基地局監視サーバ装置105から無線LAN基地局情報を取得する(ステップA307)。ここで自端末の位置情報を検出して無線LAN基地局監視サーバ装置105に通知してもよい(A306)。
取得した無線LAN基地局情報から要求を満たす無線LAN基地局が存在する場合には(A308)、実施例1と同様に所望の無線LAN基地局の検出・帰属を行い、無線LANによる該当アプリケーション情報に対応する通信を開始する(A313~A318)。
次に、図11のフローチャートを用いて、無線LANネットワークに接続した複合無線端末装置110が通信を終了する際の動作を説明する。
複合無線端末装置110は、アプリケーション機能部403から通信終了のトリガを受け(ステップA401)、他のアプリケーション情報に対応する通信が無線LANで行われていない場合には(ステップA402)、無線LAN基地局装置107との帰属を解除し(A403)、無線LAN送受信機能の起動を解除する(ステップA404)。
一方、他のアプリケーション情報に対応する通信が無線LANにより行われている場合には、帰属中の無線LAN基地局との帰属は解除せずに通信中のアプリケーション情報に対応する通信終了トリガを待つ。
本発明の第3の実施の形態を説明する。
第3の実施の形態は、上述した第1及び第2の実施の形態における複合無線端末装置110の通信網を選択する際、無線LAN基地局情報に加え、電池残量を用いて判断する点を追加した形態である。
図12を参照すると、第3の実施の形態における複合無線端末装置110は、図4に示された第1の実施の形態における複合無線端末装置110の構成に電池残量算出部1201を有する点で異なる。
電池残量算出部1201は、自端末の電池残量を算出し無線LAN接続判断部405に通知する。電池残量算出部1201に電池残量を算出するタイミングを通知するのは通信開始トリガ判断部404でも無線LAN接続判断部406でもよい。図12では通信開始トリガ判断部404により通知される。無線LAN接続判断部405は、第1の実施の形態と同様に無線LAN基地局情報に加えて、電池残量をも判断材料に加えて無線LANネットワーク103をアクセス網として選択するか否かを判断する。
次に、第3の実施の形態における動作を説明する。尚、以下の動作の説明において、接続ネットワーク選択に関わる複合無線端末装置110内部の動作のうち第1の実施の形態と異なる点を中心に詳細に説明する。
まず、通信開始トリガ判断部404がアプリケーション機能部403から通信開始のトリガを検出する。通信開始トリガ判断部404は、通信開始を無線LAN接続判断部405に通知する。
無線LAN基地局情報検出部407は、接続可能な無線LAN基地局情報を3G通信機能部402経由で取得し、無線LAN基地局情報記憶部406に格納する。その時、端末位置検出部408は自端末の位置を検出しその位置情報を無線LAN基地局情報検出部407に通知して、自端末の位置から周辺に位置する無線LAN基地局装置のみの情報を取得してもよい。
通信開始通知を受けた電池残量算出部1201は、自端末の電池残量を算出しその値を無線LAN接続判断部405に通知する。
無線LAN接続判断部405は、第1の実施の形態と同様に、無線LANネットワーク103をアクセス網として選択するか否かの判断基準として、無線LAN基地局情報記憶部406より無線LAN基地局情報を取得する。そして、無線LAN接続判断部405は、無線LAN基地局情報に加え電池残量を考慮して、無線LANネットワーク103をアクセス網として選択するか否かを判断し、無線LAN通信に耐えうる電池残量の場合のみに無線LANネットワーク103をアクセス網として選択する。
尚、ここでは、複合無線端末装置110が無線LAN基地局情報、電池残量、端末位置情報を判断材料にしてアクセス網を決定した。しかし、複合無線端末装置110が要求通信品質、電池残量、端末位置情報を3G通信機能部402経由で無線LAN基地局監視サーバ装置105に通知して、無線LAN基地局監視サーバ装置105が、無線LAN基地局情報、電池残量、端末位置情報から該当する複合無線端末装置110が接続するアクセス網を選択する機能の一部を担っても良い。
また、接続網選択後および通信終了の動作は、第1の実施の形態と同様である。ここで、通信の制御に必要な情報に関する通信は、複合無線端末装置110における無線LAN通信の状態に係わらず、常に3Gネットワーク102を経由して行ってもよい。
以上の如く、第3の実施の形態では、接続可能な無線LAN基地局装置情報に加えて、電池残量をアクセス網選択の判断材料に加えることで、通信中のバッテリー切れを回避することができる。
実施例3を、図面を参照して説明する。実施例3は、第3の実施の形態に対応するものである。
本実施例の複合無線端末装置110がアクセス網を選択し、通信を開始する動作に関して、図13のフローチャートと図12の複合無線端末装置110の構成図とを参照して実施例1と異なる点を詳細に説明する。図12は、通信開始のトリガ取得からアクセス網選択判断と通信開始までの複合無線端末装置110の動作のフローチャートである。
まず、複合無線端末装置110は、アプリケーション機能部403から通信開始のトリガを受ける(ステップA501)。それに伴い、複合無線端末装置110は電池残量算出部1201で電池残量を算出する(ステップA502)。そして、複合無線端末装置110は、自端末の位置情報を認識し3Gネットワーク102経由で無線LAN基地局監視サーバ装置105に通知し、接続可能な無線LAN基地局の情報、例えば帯域占有状況、接続に必要な基地局情報、等を受信する(ステップA503, A504)。
次に、複合無線端末装置110は、無線LAN基地局情報から帰属可能な無線LAN基地局情報で接続可能な無線LAN基地局が存在するかを判断する(ステップA505)。帰属可能な無線LAN基地局が無い場合には接続ネットワークとして無線LANネットワーク103を選ばず、3Gネットワーク102による通信を行う(ステップA507)。
帰属可能な無線LAN基地局装置が存在する場合には、帯域情報等から無線LANの特色を生かせるかを判断する(ステップA506)。例えば、無線LAN基地局の帰属端末数ごとの最低電池残量を設定し、それ以上の電池残量の場合にのみ無線LANネットワーク103をアクセス網として選択する、といったような判断方法が考えられる。電池残量が必要値に満たない場合は、3Gネットワーク102をアクセス網として選択する(ステップA507)。
例えば、アプリケーション種別が音声アプリケーションである場合、再送回数が2以下の場合には電池残量が7割以上であれば無線LANネットワーク103を選択し、再送回数が3以下の場合には電池残量が8割以上であれば無線LANネットワーク103を選択し、再送回数が4以下の場合には電池残量が9割であれば無線LANネットワーク103を選択する。一方、アプリケーション種別がWebアプリケーションのような場合、再送回数が2以下の場合には電池残量が4割以上であれば無線LANネットワーク103を選択し、再送回数が3以下の場合には電池残量が5割以上であれば無線LANネットワーク103を選択し、再送回数が4以下の場合には電池残量が6割以上であれば無線LANネットワーク103を選択する。
電池残量が必要値を満たす場合には無線LANネットワーク103をアクセス網と選択し、無線LAN基地局に帰属し通信を開始する(ステップA508~A512)。
通信終了の動作に関しては、実施例1と同様である。
第4の実施の形態を説明する。
第4の実施の形態は、第3の実施の形態における図9におけるアプリケーション情報記憶部901とその機能を加えたものである。
図14を参照すると、図9に示された第3の実施の形態における複合無線端末装置110の構成に、アプリケーション情報記憶部901を有する点で異なる。
通信開始トリガ判断部404により通信開始トリガが検出された後、アプリケーション機能部はアプリケーション情報をアプリケーション情報記憶部901に格納し、無線LAN接続判断部405に通知する。一方、電池残量算出部1201は自端末の電池残量を算出し、それぞれが無線LAN接続判断部405に通知する。無線LAN接続判断部405は第1の実施の形態と同様に無線LAN基地局情報に加えて、アプリケーション情報および電池残量をも判断材料に加えて無線LANネットワーク103をアクセス網として選択するか否かを判断する。
続いて、第4の実施の形態の動作について説明する。尚、以下の説明において、接続ネットワーク選択に関わる複合無線端末装置110内部の動作のうち、第1の実施の形態と異なる点を中心に詳細に説明する。
まず、通信開始トリガ判断部404がアプリケーション機能部403から通信開始のトリガを検出する。
通信開始トリガ判断部404は、通信開始を無線LAN接続判断部405に通知する。
無線LAN基地局情報検出部407は、接続可能な無線LAN基地局情報を3G通信機能部402経由で取得し、無線LAN基地局情報記憶部406に格納する。その時、端末位置検出部408は自端末の位置を検出しその位置情報を無線LAN基地局情報検出部407に通知して、自端末の位置から周辺に位置する無線LAN基地局装置のみの情報を取得してもよい。
一方、アプリケーション機能部403はアプリケーション情報記憶部901にアプリケーション情報を格納する。この情報はアプリケーション情報記憶部901より無線LAN接続判断部405に通知される。
さらに、通信開始通知を受けた電池残量算出部1201は、自端末の電池残量を算出しその値を無線LAN接続判断部405に通知する。
無線LAN接続判断部405は、実施の形態1同様に、無線LANネットワーク103をアクセス網として選択するか否かの判断基準として、無線LAN基地局情報記憶部406より無線LAN基地局情報を取得する。また、本実施の形態における無線LAN接続判断部405は、無線LAN基地局情報に加えアプリケーション情報、電池残量、を考慮して、無線LANネットワーク103をアクセス網として選択するか否かを判断する。該当アプリケーション情報に対応した無線LAN通信に耐えうる電池残量の場合のみに無線LANネットワーク103をアクセス網として選択する。
尚、ここでは、複合無線端末装置110が無線LAN基地局情報、アプリケーション情報、電池残量、端末位置情報を判断材料にしてアクセス網を決定した。しかし、複合無線端末装置110が要求通信品質、アプリケーション情報、電池残量、端末位置情報を3G通信機能部402経由で無線LAN基地局監視サーバ装置105に通知して、無線LAN基地局監視サーバ装置105が、無線LAN基地局情報、アプリケーション情報、電池残量、端末位置情報から該当する複合無線端末装置110が接続するアクセス網を選択する機能の一部を担っても良い。アプリケーション情報はアプリケーションごとに異なるため、通信中に別のアプリケーションが起動し別の通信が開始する場合も同様の手順を行う。したがって、同時に3Gネットワーク102と無線LANネットワーク103両方と接続する状態もありうる。ここで、通信の制御に必要な情報に関する通信は、複合無線端末装置110における無線LAN通信の状態に係わらず、常に3Gネットワーク102を経由して行ってもよい。
全てのアプリケーションに対応する通信が終了する際に、無線LAN送受信機能の起動を解除し、通常の3Gネットワーク102のみの通信に戻る。
以上の如く、第4の実施の形態では、接続可能な無線LAN基地局情報に加えて、アプリケーション情報、電池残量をアクセス網選択の判断材料に加えることで、接続網をより適切に判断できる。そのことで、無線LANによる通信を効果的に抑制でき、通信中の省電力の効果が期待できる。
次に、本発明の実施例4を、図面を参照して説明する。実施例4は上述した第4の実施の形態に対応するものである。
本実施例4の複合無線端末装置110がアクセス網を選択し通信を開始する動作に関して、図15のフローチャートと図14の複合無線端末装置110の構成図とを参照して詳細に説明する。図15は、通信開始のトリガからその際のアクセス網選択判断から通信開始までの複合無線端末装置110の動作のフローチャートである。
まず、複合無線端末装置110は、アプリケーション機能部403から通信開始のトリガを受ける(ステップA501)。それに伴い、無線LAN接続判断部405は通信に伴うアプリケーション情報をアプリケーション記憶部901から(ステップA502)、電池残量を電池残量算出部1201から取得する(ステップA503)。
該当アプリケーション情報に対して無線LANによる通信が必要か否かを、電池残量も加味して判断する(ステップA504)。例えば、パケットサイズが大きい場合には高速な無線LANの特色を活かせるが、その通信に必要とされる電力が現在の電池残量では耐えることが出来ないため、負担の大きい無線LANによる通信を行わない、などといった判断を行う。
具体的には、アプリケーション種別が音声アプリケーションであり、帯域占有状況の情報がStation Count、無線LANの接続規格がIEEE802.11bの場合、接続されている端末が5台以下で、かつ、電池残量が7割以上であれば無線LANへの接続を決定し、接続されている端末が6台以下で、かつ、電池残量が8割以上であれば無線LANへの接続を決定する。一方、アプリケーション種別がWebアプリケーションであり、帯域占有状況の情報がStation Count、無線LANの接続規格がIEEE802.11bの場合、接続されている端末が5台以下で、かつ、電池残量が4割以上であれば無線LANへの接続を決定し、接続されている端末が6台以下で、かつ、電池残量が5割以上であれば無線LANへの接続を決定する。
また、帯域占有状況の情報がChannel Utilizationであり、アプリケーション種別が音声アプリケーションの場合にはChannel Utilizationが80%以下であり、かつ、電池残量が5割以上であれば無線LANへの接続を決定し、アプリケーション種別がWebアプリケーションの場合にはChannel Utilizationが80%以下であり、かつ、電池残量が4割以上であれば無線LANへの接続を決定する。
無線LANによる通信を行わない場合には、無線LAN基地局のスキャンは行わず3Gネットワークを介した通信を行う(ステップA510)。また、大きいサイズのパケットである場合や、3Gネットワーク102での通信ではコストがかかるようなアプリケーションである場合で、かつ、必要な電池残量が確保される場合には、無線LANネットワーク103に接続した通信を必要と判断する。
無線LANを選択した場合、該当アプリケーション情報から必要となる帯域占有に対応する値を計算する(ステップ505)。そして、その時既に別のアプリケーション情報に対応する通信で無線LANネットワーク103に接続している場合には、既に帰属している無線LAN基地局の無線LAN基地局情報を取得し、要求を満たす通信を行えるかを判断する(ステップA506, 511, 512)。このときの判断方法は、実施例2のステップA305, 310, 311と同様のためここでは省略する。
帰属中の無線LAN基地局情報が要求を満たす場合には、該当アプリケーション情報に対応した通信を既に帰属中の無線LAN基地局を介して行う(A513)。
帰属中の無線LAN基地局の無線LAN基地局情報から要求を満たさないと判断される場合には、3Gネットワーク102経由で無線LAN基地局監視サーバ装置105から無線LAN基地局情報を取得する(ステップA508)。ここで自端末の位置情報を検出して無線LAN基地局監視サーバ装置105に通知してもよい(A507)。取得した無線LAN基地局情報から要求を満たす無線LAN基地局が存在する場合には(A509)、実施例1と同様に所望の無線LAN基地局の検出・帰属を行い、無線LANによる該当アプリケーション情報に対応する通信を開始する(A514~A519)。
通信終了の動作に関しては実施例2と同様である。
<第5の実施の形態>
本発明の第5の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
上述した第1から第4の実施の形態では、無線LAN基地局情報、例えば、無線LAN基地局の位置情報、帯域占有状況や、接続に必要な基地局情報等を、無線LAN基地局監視サーバ装置105から複合無線端末装置110が受信し、複合無線端末装置110が無線LANネットワークに接続するかの判断を行った。しかしながら、無線LAN基地局監視サーバ装置105が無線LANネットワークに接続するかの判断を行うことも可能である。そこで、第5の実施の形態では、無線LAN基地局監視サーバ装置105が無線LANネットワークに接続するかの判断を行う形態について説明する。尚、上述した第1から第4の実施の形態と同様な構成については、詳細な説明を省略する。
まず、第5の実施の形態が適用される無線通信制御システムの構成は、図1に示すものと同様である。また、各無線LAN基地局装置107〜109の構成も、上述した第1から第4の実施の形態と同様なものである。
<無線LAN基地局監視サーバ装置105の説明>
図16は本発明の第5の実施の形態に係る無線LAN基地局監視サーバ装置105の構成を示す図である。
上述した実施の形態と異なる所は、無線LAN接続判断部1405を備えていることである。この無線LAN接続判断部1405は、無線LAN基地局検索部306からの無線LAN基地局情報、例えば位置、帯域占有状況、接続に必要な基地局情報等を受信し、上述した実施の形態における複合無線端末装置110の無線LAN接続判断部405と同様な動作を行う。すなわち、複合無線端末装置110から通信開始のトリガ(端末の位置情報や、要求通信品質等も含む)を受信すると、複合無線端末装置110の無線LANネットワーク103への接続可否の判断を行う。そして、接続可否の判断結果を、複合無線端末装置110に、3Gネットワーク102を経由して送信する。
<複合無線端末装置110の説明>
図17は本発明の第5の実施の形態に係る複合無線端末装置110の構成を示す図である。
上述した実施の形態と異なる所は、無線LAN接続判断部405がなく、データ制御部409が無線LAN基地局監視サーバ装置105からの無線LANの接続可否の判断をうけ、通信中の送受信に伴うアプリケーション機能部403と選択された通信機能部の間のパケットの受け渡しをおこなう。ここで、通信の制御に必要な情報をデータに持つフレームは、複合無線端末装置110における無線LAN通信の状態に係わらず、常に3Gネットワーク102を経由して送受信を行ってもよい。
また、要求通信品質送信部500を有し、この要求通信品質送信部500は、通信開始のトリガ送信時に、要求通信品質や、アプリケーション情報、電池残量等の情報も送信する。
<動作の説明>
次に、本実施の形態でアクセス網として無線LANネットワーク103が選択される場合の各装置による動作全体について説明する。
無線LAN基地局監視サーバ装置105の監視下にある無線LAN基地局装置107は、それぞれが自基地局の無線LAN基地局情報を無線LAN基地局監視サーバ装置105に通知する。無線LAN基地局装置107〜109と無線LAN基地局監視サーバ装置105との間の通信は、インターネット101を介して行われるが、その際のアクセス網は3Gネットワーク102、無線LANネットワーク103、有線ネットワーク等が考えられる。
ここで、無線LAN基地局情報とは、例えば、自基地局の位置情報、帯域占有状況、等、複合無線端末110が該当する無線LAN基地局に接続しようとするときに必要となる情報である。帯域占有情報に関して、無線LANの標準規格802.11では、既に各端末は再送回数の規定があり、無線LAN基地局の通信状態の指標となる。また、802.11eでは、QBSS Load elementというパラメータ要素でStation Count, Channel Utilization, Available Admission Capacityが規定されている。
通信を開始しようとする複合無線端末装置110は、自端末の位置情報、要求通信品質等を無線LAN基地局監視サーバ装置105に3G基地局104を経由して通知する
無線LAN基地局監視サーバ装置105は、複合無線端末装置110から得た情報を元に接続可能な基地局装置の有無、存在するならばその無線LAN基地局情報を取得する。
無線LAN基地局監視サーバ装置105の無線LAN接続判断部1405は、接続可能な無線LAN基地局が存在しても、帯域占有率が高いなど要求する通信品質が確保できないことが推測される場合には無線LANネットワーク103には接続せず3Gネットワーク102を選択し、その結果を、3Gネットワーク102を介して複合無線端末装置110に送信する。一方、無線LANネットワーク103をアクセス網に選んだ場合、その結果と接続に必要な無線LAN基地局情報を、3Gネットワーク102を介して複合無線端末装置110に送信する。
複合無線端末装置110は、無線LANネットワーク103の接続可否の結果を受信し、無線LANネットワーク103に接続可能であるならば、受信した接続に必要な無線LAN基地局情報に基づいて、無線LANの送受信機能を起動する。その後、所望の無線LAN基地局装置107に帰属し無線LAN通信を開始する。一連の送受信が終了する際には、無線LAN基地局装置107との帰属を解除し、無線LAN送受信機能の起動を解除し、通常の3Gネットワーク102のみの通信に戻る。ここで、通信の制御に必要な情報をデータに持つフレームは、複合無線端末装置110における無線LAN通信の状態に係わらず、常に3Gネットワーク102を経由して送受信を行ってもよい。
このように、無線LANネットワーク103の接続可否の判断を、無線LAN基地局監視サーバ装置105に行わせ、複合無線端末装置110はその結果に基づいて無線LANネットワーク103に接続動作だけを行うように動作させることにより、複合無線端末装置110の構成がより簡易なものとなり、接続可否の判断の処理に必要となる能力も不要となる。
<第6の実施の形態>
本発明の第6の実施の形態を、図面を参照して詳細に説明する。
上述した第1から第4の実施の形態では、複合無線端末装置110が無線LANネットワークに接続するかの判断を行い、第5の実施の形態では、無線LAN基地局監視サーバ装置105が複合無線端末装置110の無線LANネットワークへの接続の判断を行う場合を説明した。しかしながら、無線LAN基地局が、複合無線端末装置110の無線LANネットワークへの接続の判断を行うことも可能である。そこで、第6の実施の形態では、無線LAN基地局が、複合無線端末装置110の無線LANネットワークへの接続の判断を行う形態について説明する。尚、複合無線端末装置110は、第5の実施の形態と同様であるので、他の形態と異なる無線LAN基地局監視サーバ装置105、無線LAN基地局装置107,108についてのみ説明する。また、他の構成についても、上述した第1から第5の実施の形態と同様な構成については、詳細な説明を省略する。
<無線LAN基地局監視サーバ装置105の説明>
図18は本発明の第6の実施の形態に係る無線LAN基地局監視サーバ装置105の構成を示す図である。
無線LAN基地局監視サーバ装置105が上述した実施の形態と異なる所は、無線LAN基地局帯域情報記憶部305がなく、無線LAN基地局検索部306が端末位置情報検出部307の検出した複合無線端末装置110の位置情報から、複合無線端末装置110が接続可能な無線LAN基地局装置を選択し、選択した無線LAN基地局装置(例えば無線LAN基地局装置107,108)に対して、複合無線端末装置110から通知された要求通信品質を(必要ならば端末位置情報も含めて)、通信機能部302を介して通知する点である。
また、無線LAN基地局検索部306は、無線LAN基地局装置からの接続判断情報(例えば、接続の可否や、接続に必要な無線LAN基地局情報)を、通信機能部302を介して複合無線端末装置110に送信する。
<無線LAN基地局装置107,108, 109の説明>
図19は本発明の第6の実施の形態に係る無線LAN基地局装置107,108, 109の構成を示す図である。
無線LAN基地局装置107,108, 109が上述した実施の形態と異なる所は、自局接続判断部180を備えていることである。この自局接続判断部250は、無線LAN基地局監視サーバ装置105から要求通信品質を受け取り、自基地局情報記憶部204に記憶されている自局の情報(帯域占有状況)に基づいて、複合無線端末装置110の要求品質を自無線LAN基地局装置が満たすことが可能か否かを判断する。そして、その判断結果を、無線LAN基地局監視サーバ装置105、3G基地局装置104を介して複合無線端末装置110に通知する。
<動作の説明>
次に、本実施の形態でアクセス網として無線LANネットワーク103が選択される場合の各装置による動作全体について説明する。
通信を開始しようとする複合無線端末装置110は、自端末の位置情報、要求通信品質等を無線LAN基地局監視サーバ装置105に3G基地局104を経由して通知する。
無線LAN基地局監視サーバ装置105は、複合無線端末装置110から得た位置情報を元に接続可能な無線LAN基地局装置を判断して選択する。そして選択した無線LAN基地局装置に対して、複合無線端末装置110から通知された要求通信品質を、通信機能部302を介して通知する。
無線LAN基地局装置の自局接続判断部250は、無線LAN基地局監視サーバ装置105から要求通信品質を受け取り、複合無線端末装置110の要求品質を自無線LAN基地局装置が満たすことが可能と判断した場合に、複合無線端末装置110に無線LANネットワーク103に接続可能とする判断結果及び無線LAN基地局情報を、無線LAN基地局監視サーバ装置105、3G基地局装置104を介して通知する。一方、無線LAN基地局装置107,108の自局接続判断部250は、複合無線端末装置110の要求品質を自無線LAN基地局装置が満たすことができないと判断した場合には、複合無線端末装置110に無線LANネットワーク103に接続しないようにとの判断結果を、無線LAN基地局監視サーバ装置105、3G基地局装置104を介して通知する。
複合無線端末装置110は、無線LANネットワーク103の接続可否の結果を受信し、無線LANネットワーク103に接続可能であるならば、受信した接続に必要な無線LAN基地局情報に基づいて、無線LANの送受信機能を起動する。その後、所望の無線LAN基地局装置107に帰属し無線LAN通信を開始する。一連の送受信が終了する際には、無線LAN基地局装置107との帰属を解除し、無線LAN送受信機能の起動を解除し、通常の3Gネットワーク102のみの通信に戻る。ここで、通信の制御に必要な情報をデータに持つフレームは、複合無線端末装置110における無線LAN通信の状態に係わらず、常に3Gネットワーク102を経由して送受信を行ってもよい。
このように、無線LANネットワーク103の接続可否の判断を、無線LAN基地局装置に行わせ、複合無線端末装置110はその結果に基づいて無線LANネットワーク103に接続動作だけを行うように動作させることにより、無線LAN基地局監視サーバ装置105や、複合無線端末装置110の構成がより簡易なものとなり、接続可否の判断の処理に必要となる能力も不要となる。
尚、上述した各実施の形態の処理部を、プログラムで動作する情報処理装置で構成することもできる。
本出願は、2006年8月15日に出願された日本出願特願2006−221368号を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。

Claims (30)

  1. 無線端末が二以上の無線通信網と接続可能な無線通信システムであって、
    無線端末が接続できる所定の無線通信網における基地局の通信品質に関する通信品質情報を取得する取得手段と、
    前記通信品質情報に基づいて、前記無線端末が前記所定の無線通信網に接続するかを判断する判断手段と
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  2. 無線端末が二以上の無線通信網と接続可能な無線通信システムであって、
    無線端末が接続できる所定の無線通信網における基地局の通信品質に関する通信品質情報を、前記所定の無線通信網以外の通信網を経由して取得する取得手段と、
    前記通信品質情報に基づいて、前記無線端末が前記所定の無線通信網に接続するかを判断する判断手段と
    を有することを特徴とする無線通信システム。
  3. 前記所定の通信網が狭域高速無線通信網であり、前記通信品質情報が経由される通信網が広域低速無線通信網であることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 前記狭域高速無線通信網が無線LANネットワークであり、前記広域低速無線通信網が3Gネットワークであることを特徴とする請求項3に記載の無線通信システム。
  5. 前記取得手段は、前記通信品質情報に加えて、接続可能な基地局の位置に関する位置情報及び前記基地局装置に接続に必要な制御情報を取得し、
    前記判断手段は、前記取得した位置情報、制御情報及び通信品質情報に基づいて、前記無線端末が前記所定の無線通信網に接続するかを判断する
    ことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の無線通信システム。
  6. 前記通信品質情報が、基地局の帯域占有情報であることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の無線通信システム。
  7. 前記無線端末が通信に用いるアプリケーション情報を取得するアプリケーション情報取得手段を有し、
    前記判断手段は、少なくとも前記アプリケーション情報及び前記通信品質情報に基づいて、前記無線端末が前記所定の無線通信網に接続するかを判断する
    ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれかに記載の無線通信システム。
  8. 前記無線端末の電池残量を取得する電池残量取得手段を有し、
    前記判断手段は、少なくとも前記電池残量及び前記通信品質情報に基づいて、前記無線端末が前記所定の無線通信網に接続するかを判断する
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれかに記載の無線通信システム。
  9. 無線通信システムであって、
    所定の無線通信網における基地局の通信品質に関する通信品質情報を取得する取得手段と、
    前記所定の無線通信網における基地局のうち、前記無線端末が接続可能な基地局の通信品質情報を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して前記無線端末に送信する手段と
    を有するサーバと、
    前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して、前記所定の無線通信網における基地局の通信品質情報を受信し、前記通信品質情報に基づいて、前記所定の無線通信網に接続するかを判断する判断手段
    を有する無線端末と
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  10. 無線通信システムであって、
    所定の無線通信網における基地局の通信品質に関する通信品質情報を取得する品質情報取得手段と、
    前記所定の無線通信網における基地局のうち、前記無線端末が接続可能な基地局の通信品質情報に基づいて、前記無線端末が前記所定の無線通信網に接続するかを判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断結果を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して前記無線端末に送信する手段と
    を有するサーバと、
    前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して前記接続の判断結果を受信し、前記接続の判断結果に基づいて、前記所定の無線通信網に接続する手段
    を有する無線端末と
    を備えることを特徴とする無線通信システム。
  11. 前記無線端末は、自端末の位置情報を取得し、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して前記位置情報を前記サーバに送信する手段を有し、
    前記サーバは、前記無線端末の位置情報に基づいて、前記無線端末が接続可能な基地局の通信品質情報を選択する手段を有する
    ことを特徴とする請求項9又は請求項10に記載の無線通信システム。
  12. 前記サーバは、前記無線端末の位置情報を取得し、前記無線端末の位置情報に基づいて、前記無線端末が接続可能な基地局の通信品質情報を選択する手段を有する
    ことを特徴とする請求項9から請求項11のいずれかに記載の無線通信システム。
  13. 二以上の無線通信網と接続できる無線端末を管理するサーバであって、
    所定の無線通信網における基地局の通信品質に関する通信品質情報を取得する取得手段と、
    前記所定の無線通信網における基地局のうち、前記無線端末が接続可能な基地局の通信品質情報を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して前記無線端末に送信する手段と
    を有することを特徴とするサーバ。
  14. 二以上の無線通信網と接続できる無線端末を管理するサーバであって、
    所定の無線通信網における基地局の通信品質に関する通信品質情報を取得する取得手段と、
    前記所定の無線通信網における基地局のうち、前記無線端末が接続可能な基地局の通信品質情報に基づいて、前記無線端末が前記所定の無線通信網に接続するかを判断する判断手段と、
    前記判断手段の判断結果を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して前記無線端末に送信する手段と
    を有することを特徴とするサーバ。
  15. 二以上の無線通信網と接続できる無線端末であって、
    所定の無線通信網の基地局の通信品質情報を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して受信する手段と、
    前記通信品質情報に基づいて、前記所定の無線通信網に接続するかを判断する判断手段と
    を有することを特徴とする無線端末。
  16. 通信に用いるアプリケーション情報を取得するアプリケーション情報取得手段を有し、
    前記判断手段は、少なくとも前記アプリケーション情報及び前記通信品質情報に基づいて、前記所定の無線通信網に接続するかを判断する
    ことを特徴とする請求項15に記載の無線端末。
  17. 電池残量を取得する電池残量取得手段を有し、
    前記判断手段は、少なくとも前記電池残量及び前記通信品質情報に基づいて、前記無線端末が前記所定の無線通信網に接続するかを判断する
    ことを特徴とする請求項15又は請求項16に記載の無線端末。
  18. 自端末の位置情報を取得する位置取得手段と、
    前記位置情報を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介してサーバに送信する手段と
    を有することを特徴とする請求項15から請求項17のいずれかに記載の無線端末。
  19. 二以上の無線通信網と接続できる無線端末であって、
    所定の無線通信網の基地局への接続可否判断を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して受信する手段と、
    前記接続可否判断に基づいて、前記所定の無線通信網に接続する手段と
    を有することを特徴とする無線端末。
  20. 通信に用いるアプリケーション情報を取得するアプリケーション情報取得手段と、
    前記アプリケーション情報を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して送信する手段と
    を有することを特徴とする請求項19に記載の無線端末。
  21. 電池残量を取得する電池残量取得手段を有し、
    前記電池残量を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して送信する手段と
    を有することを特徴とする請求項19又は請求項20に記載の無線端末。
  22. 自端末の位置情報を取得する位置取得手段と、
    前記位置情報を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介してサーバに送信する手段と
    を有することを特徴とする請求項19から請求項21のいずれかに記載の無線端末。
  23. 二以上の無線通信網と接続可能な無線通信方法であって、
    無線端末が接続できる所定の無線通信網における基地局の通信品質に関する通信品質情報を取得するステップと、
    前記通信品質情報に基づいて、前記無線端末が前記所定の無線通信網に接続するかを判断するステップと
    を有することを特徴とする無線通信方法。
  24. 二以上の無線通信網と接続可能な無線通信方法であって、
    無線端末が接続できる所定の無線通信網における基地局の通信品質に関する通信品質情報を、前記所定の無線通信網以外の通信網を経由して取得するステップと、
    前記通信品質情報に基づいて、前記無線端末が前記所定の無線通信網に接続するかを判断するステップと
    を有することを特徴とする無線通信方法。
  25. 二以上の無線通信網と接続できる無線端末を管理するサーバのプログラムであって、
    所定の無線通信網における基地局の通信品質に関する通信品質情報を取得する処理と、
    前記所定の無線通信網における基地局のうち、前記無線端末が接続可能な基地局の通信品質情報を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して前記無線端末に送信する処理と
    をサーバに実行させることを特徴とするサーバのプログラム。
  26. 二以上の無線通信網と接続できる無線端末を管理するサーバのプログラムであって、
    所定の無線通信網における基地局の通信品質に関する通信品質情報を取得する処理と、
    前記所定の無線通信網における基地局のうち、前記無線端末が接続可能な基地局の通信品質情報に基づいて、前記無線端末が前記所定の無線通信網に接続するかを判断する処理と、
    前記判断結果を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して前記無線端末に送信する処理と
    をサーバに実行させることを特徴とするサーバのプログラム。
  27. 二以上の無線通信網と接続できる無線端末のプログラムであって、
    所定の無線通信網の基地局の通信品質情報を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して受信する処理と、
    前記通信品質情報に基づいて、前記所定の無線通信網に接続するかを判断する処理と
    を無線端末に実行させることを特徴とする無線端末のプログラム。
  28. 二以上の無線通信網と接続できる無線端末のプログラムであって、
    所定の無線通信網の基地局への接続可否判断を、前記所定の無線通信網以外の無線通信網を介して受信する処理と、
    前記接続可否判断に基づいて、前記所定の無線通信網に接続する処理と
    を無線端末に実行させることを特徴とする無線端末のプログラム。
  29. 無線端末が二以上の無線通信網と接続できる無線通信システムにおける基地局装置であって、
    前記無線端末が前記所定の無線通信網に接続するかを判断する判断手段に、前記基地局の通信品質に関する通信品質情報を送信する送信手段を有することを特徴とする基地局装置。
  30. 無線端末が二以上の無線通信網と接続できる無線通信システムにおける基地局装置であって、
    自局の通信品質が前記無線端末の要求する通信品質を満足するかを判断し、その判断結果を、自局の無線通信網とは異なる無線通信網を介して前記無線端末に送信する手段を有することを特徴とする基地局装置。

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