JP2005341311A - 移動体通信システム、通信サーバ装置、通信端末装置、無線アクセスポイント、ナビゲーション装置 - Google Patents

移動体通信システム、通信サーバ装置、通信端末装置、無線アクセスポイント、ナビゲーション装置 Download PDF

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Abstract

【課題】高い精度で接続を制御することができること。
【解決手段】通信サーバ装置10は、接続実績情報記憶部1052が接続実績情報を記憶し、接続実績情報取得部1061は、通信端末装置20から接続実績情報を取得し、接続実績情報記憶部1052に記憶させ、接続情報送信部1063は、接続情報を通信端末装置20に送信する。一方、通信端末装置20は、位置情報取得部2061aが通信端末装置20の位置情報を取得し、接続情報取得部2062は、接続情報を取得し、接続制御部2061は、位置情報と接続情報に基づいて無線アクセスポイントとの接続を制御する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、移動体通信システム、通信サーバ装置、通信端末装置、無線アクセスポイント、ナビゲーション装置に関し、特に高い精度で接続を制御することができる移動体通信システム、通信サーバ装置、通信端末装置、無線アクセスポイント、ナビゲーション装置に関するものである。
従来、車両に搭載された通信端末装置の位置情報と基地局の位置情報から通信端末装置と基地局との通信が可能か否かを判断し、通信端末装置と基地局との接続を制御する移動体通信システムが知られている。かかる移動体通信システムでは、車両が基地局との接続が可能な領域に入ったことを何らかの手段で推定または検知して接続を制御していたが、通信端末装置と基地局の接続状態が車両の移動と共に通信端末装置の位置情報、通信端末装置の周囲の地理的状況、時刻に応じて動的に変化する場合は、必ずしも高い精度で接続を制御することができなかった。例えば、特許文献1では、通信端末装置から通知された位置情報を基地局が受信し、通信端末装置が通信端末装置の使用禁止領域内にあるか否かを検出して、使用禁止領域内にある場合は通信端末装置が接続を行わないように制御する移動体通信システムに関する従来技術が開示されている。
特開平05−110490号公報
特許文献1の従来技術では、通信端末装置から通知された位置情報を基地局が受信し、通信端末装置が通信端末装置の使用禁止領域内にあるか否かを検出して、使用禁止領域内にある場合は通信端末装置が接続を行わないように制御することができる。しかしながら、通信端末装置と基地局の接続状態が車両の移動と共に通信端末装置の位置情報、通信端末装置の周囲の地理的状況、時刻に応じて動的に変化する場合は、必ずしも高い精度で接続を制御することができないという課題は解決されなかった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、高い精度で接続を制御することができる移動体通信システム、通信サーバ装置、通信端末装置、無線アクセスポイントを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係る移動体通信システムは、接続情報に基づいて無線アクセスポイントを介して通信をする通信サーバ装置と通信端末装置とからなる移動体通信システムであって、前記接続情報は、前記通信端末装置と前記無線アクセスポイントとの接続が可能か否かを判断する情報である無線アクセスポイント情報と、前記無線アクセスポイントとの接続ができた前記通信端末装置の位置情報である接続可能位置情報と前記無線アクセスポイントとの接続ができなかった前記通信端末装置の位置情報である接続不可位置情報とのいずれか一つを少なくとも含む接続実績情報とからなり、前記通信サーバ装置は、前記接続情報を記憶する接続情報記憶手段と、前記接続実績情報を取得し、前記接続情報記憶手段に記憶させる接続実績情報取得手段と、を備え、前記通信端末装置は、前記通信端末装置の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記接続情報を取得する接続情報取得手段と、前記位置情報と前記接続情報に基づいて前記無線アクセスポイントとの接続を制御する接続制御手段と、前記接続制御手段によって取得された接続実績情報を前記通信サーバ装置に送信する接続実績情報送信手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項1の発明によれば、通信サーバ装置は、接続情報を記憶し、取得し、記憶させ、接続情報を通信端末装置に送信し、通信端末装置は、通信端末装置の位置情報を取得し、接続情報を取得し、位置情報と接続情報に基づいて無線アクセスポイントとの接続を制御することとしたので、移動体通信システムは、高い精度で接続を制御することができる。
また、請求項2の発明に係る移動体通信システムは、請求項1の発明において、前記接続実績情報取得手段は、前記通信端末装置および/または前記無線アクセスポイントから前記接続実績情報を取得することを特徴とする。
この請求項2の発明によれば、通信端末装置および/または無線アクセスポイントから接続実績情報を取得することとしたので、移動体通信システムは、取得した接続実績情報に基づいて高い精度で接続を制御することができる。
また、請求項3の発明に係る移動体通信システムは、請求項1の発明において、前記接続制御手段によって取得された接続実績情報を前記通信サーバ装置に送信する接続実績情報送信手段をさらに備えたことを特徴とする。
この請求項3の発明によれば、取得された接続実績情報を通信サーバ装置に送信することとしたので、移動体通信システムは、通信サーバ装置に送信した接続実績情報を通信端末装置と共有させ、さらに高い精度で接続を制御することができる。
また、請求項4の発明に係る通信サーバ装置は、接続情報に基づいて無線アクセスポイントを介して通信端末装置と通信をする通信サーバ装置であって、前記接続情報は、前記通信端末装置と前記無線アクセスポイントとの接続が可能か否かを判断する情報である無線アクセスポイント情報と、前記無線アクセスポイントとの接続ができた前記通信端末装置の位置情報である接続可能位置情報と前記無線アクセスポイントとの接続ができなかった前記通信端末装置の位置情報である接続不可位置情報とのいずれか一つを少なくとも含む接続実績情報とからなり、前記接続情報を記憶する接続情報記憶手段と、前記接続実績情報を取得し、前記接続情報記憶手段に記憶させる接続実績情報取得手段と、前記接続情報を前記通信端末装置に送信する接続情報送信手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項4の発明によれば、接続情報を記憶し、取得し、記憶させ、接続情報を通信端末装置に送信することとしたので、通信サーバ装置は、接続情報を通信端末装置と共有することができ、さらに高い精度で接続を制御することができる。
また、請求項5の発明に係る通信サーバ装置は、請求項4の発明において、前記接続実績情報から時刻に依存しない接続実績情報を選別し、選別した接続実績情報に基づいて前記無線アクセスポイント情報を更新する無線アクセスポイント情報更新手段をさらに備えたことを特徴とする。
この請求項5の発明によれば、接続実績情報から時刻に依存しない接続実績情報を選別し、選別した接続実績情報に基づいて無線アクセスポイント情報を更新することとしたので、通信サーバ装置は、信頼度の高い接続実績情報に基づいて無線アクセスポイント情報を更新することができる。
また、請求項6の発明に係る通信端末装置は、接続情報に基づいて無線アクセスポイントを介して通信サーバ装置と通信をする通信端末装置であって、前記接続情報は、前記通信端末装置と前記無線アクセスポイントとの接続が可能か否かを判断する情報である無線アクセスポイント情報と、前記無線アクセスポイントとの接続ができた前記通信端末装置の位置情報である接続可能位置情報と前記無線アクセスポイントとの接続ができなかった前記通信端末装置の位置情報である接続不可位置情報とのいずれか一つを少なくとも含む接続実績情報とからなり、前記通信端末装置の位置情報を取得する位置情報取得手段と、前記接続情報を取得する接続情報取得手段と、前記位置情報と前記接続情報に基づいて前記無線アクセスポイントとの接続を制御する接続制御手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項6の発明によれば、通信端末装置の位置情報を取得し、接続情報を取得し、位置情報と接続情報に基づいて無線アクセスポイントとの接続を制御することとしたので、通信端末装置は、無線アクセスポイントと接続できるか否かを判定することができ、さらに高い精度で接続を制御することができる。
また、請求項7の発明に係る通信端末装置は、請求項6の発明において、前記接続制御手段によって取得された接続実績情報を前記通信サーバ装置に送信する接続実績情報送信手段をさらに備えたことを特徴とする。
この請求項7の発明によれば、取得された接続実績情報を通信サーバ装置に送信することとしたので、通信端末装置は、通信サーバ装置に送信した接続実績情報を共有でき、さらに高い精度で接続を制御することができる。
また、請求項8の発明に係る通信端末装置は、請求項6の発明において、前記接続情報取得手段は、前記無線アクセスポイントとの接続に関する前記通信端末装置の位置情報、前記通信端末装置の周囲の地理情報および/または時刻情報を前記接続情報として取得することを特徴とする。
この請求項8の発明によれば、無線アクセスポイントとの接続に関する通信端末装置の位置情報、通信端末装置の周囲の地理情報および/または時刻情報を接続情報として取得することとしたので、通信端末装置は、無線アクセスポイントとの接続の状況が変化する場合でも、高い精度で接続を制御することができる。
また、請求項9の発明に係る通信端末装置は、請求項6または8の発明において、前記接続情報を記憶する接続情報記憶手段をさらに備え、前記接続情報取得手段は、取得した接続情報を前記接続情報記憶手段に記憶させることを特徴とする。
この請求項9の発明によれば、取得した接続情報を記憶させることとしたので、通信端末装置は、記憶した接続情報に基づいて高い精度で接続を制御することができる。
また、請求項10の発明に係る通信端末装置は、請求項6〜9のいずれか一つの発明において、前記接続実績情報に基づいて接続距離を算出する接続距離算出手段をさらに備え、前記接続制御手段は、前記算出された接続距離に基づいて前記無線アクセスポイントとの接続を制御することを特徴とする。
この請求項10の発明によれば、接続実績情報に基づいて接続距離を算出し、算出された接続距離に基づいて無線アクセスポイントとの接続を制御することとしたので、通信端末装置は、接続距離に基づいて高い精度で接続を制御することができる。
また、請求項11の発明に係る通信端末装置は、請求項6の発明において、前記接続情報取得手段は、前記通信サーバ装置、複数の前記無線アクセスポイント、前記通信端末装置の少なくともいずれか一つから複数の前記接続情報を取得し、前記接続制御手段は、前記位置情報と前記複数の接続情報に基づいて前記複数の無線アクセスポイントとの接続を制御することを特徴とする。
この請求項11の発明によれば、通信サーバ装置、複数の無線アクセスポイント、通信端末装置の少なくともいずれか一つから複数の接続情報を取得し、位置情報と複数の接続情報に基づいて複数の無線アクセスポイントとの接続を制御することとしたので、通信端末装置は、無線アクセスポイントごとの接続情報に基づいて高い精度で接続を制御することができる。
また、請求項12の発明に係る通信端末装置は、請求項10の発明において、前記接続情報記憶手段は、前記複数の接続情報を記憶し、前記接続情報取得手段は、取得した複数の接続情報を前記接続情報記憶手段に記憶させることを特徴とする。
この請求項12の発明によれば、複数の接続情報を記憶し、取得した複数の接続情報を接続情報記憶手段に記憶させることとしたので、通信端末装置は、無線アクセスポイントごとの接続情報に基づいて高い精度で接続を制御することができる。
また、請求項13の発明に係る通信端末装置は、請求項6、7、10、11のいずれか一つの発明において、ナビゲーション装置をさらに備え、前記接続制御手段は、前記ナビゲーション装置から取得した経路案内情報と前記接続情報に基づいて前記無線アクセスポイントとの接続を制御することを特徴とする。
この請求項13の発明によれば、ナビゲーション装置から取得した経路案内情報と接続情報に基づいて無線アクセスポイントとの接続を制御することとしたので、通信端末装置は、ナビゲーション装置によって予め設定された自車両の経路情報に基づいて高い精度で接続を制御することができる。
また、請求項14の発明に係る通信端末装置は、請求項6、7、10、11のいずれか一つの発明において、通信アンテナをさらに備え、前記接続制御手段は、前記通信アンテナの電界強度分布が最大となる方向を前記無線アクセスポイントの方向に向けるよう制御することを特徴とする。
この請求項14の発明によれば、通信アンテナの電界強度分布が最大となる方向を無線アクセスポイントの方向に向けるよう制御することとしたので、通信端末装置は、無線アクセスポイントとの接続が容易となり、さらに高い精度で無線アクセスポイントとの接続を制御することができる。
また、請求項15の発明に係る無線アクセスポイントは、接続情報に基づいて通信サーバ装置と通信端末装置との通信を仲介する無線アクセスポイントであって、前記接続情報は、前記通信端末装置と前記無線アクセスポイントとの接続が可能か否かを判断する情報である無線アクセスポイント情報と、前記無線アクセスポイントとの接続ができた前記通信端末装置の位置情報である接続可能位置情報と前記無線アクセスポイントとの接続ができなかった前記通信端末装置の位置情報である接続不可位置情報とのいずれか一つを少なくとも含む接続実績情報とからなり、前記接続情報を記憶する接続情報記憶手段と、前記通信端末装置の位置情報を前記接続実績情報として受信し、前記接続情報記憶手段に記憶させる接続実績情報受信手段と、前記接続情報を前記通信端末装置に送信する接続情報送信手段と、を備えたことを特徴とする。
この請求項15の発明によれば、接続情報を記憶し、通信端末装置の位置情報を接続実績情報として受信し、記憶させ、接続情報を通信端末装置に送信することとしたので、無線アクセスポイントは、記憶した接続実績情報を通信端末装置に送信でき、さらに高い精度で接続を制御することができる。
また、請求項16の発明に係る無線アクセスポイントは、請求項15の発明において、前記接続実績情報を前記通信サーバ装置に送信する接続実績情報送信手段をさらに備えたことを特徴とする。
この請求項16の発明によれば、接続実績情報を通信サーバ装置に送信することとしたので、無線アクセスポイントは、通信サーバ装置に送信した無線アクセスポイントの接続実績情報を共有でき、さらに高い精度で接続を制御することができる。
また、請求項17の発明に係るナビゲーション装置は、車両の経路案内を行うナビゲーション装置であって、接続情報に基づいて無線アクセスポイントを介して通信サーバ装置と通信をする通信端末装置をさらに備え、前記接続情報は、前記通信端末装置と前記無線アクセスポイントとの接続が可能か否かを判断する情報である無線アクセスポイント情報と、前記無線アクセスポイントとの接続ができた前記通信端末装置の位置情報である接続可能位置情報と前記無線アクセスポイントとの接続ができなかった前記通信端末装置の位置情報である接続不可位置情報とのいずれか一つを少なくとも含む接続実績情報とからなり、前記通信端末装置から前記接続情報を受信し、受信した接続情報を用いて前記車両の経路案内を行うことを特徴とする。
この請求項17の発明によれば、接続情報に基づいて無線アクセスポイントを介して通信サーバ装置と通信をする通信端末装置から接続情報を受信し、受信した接続情報を用いて車両の経路案内を行うこととしたので、ナビゲーション装置は、無線アクセスポイントとの接続を考慮して経路を設定することができる。
請求項1の発明によれば、通信サーバ装置は、接続情報を記憶し、取得し、記憶させ、接続情報を通信端末装置に送信し、通信端末装置は、通信端末装置の位置情報を取得し、接続情報を取得し、位置情報と接続情報に基づいて無線アクセスポイントとの接続を制御するよう構成したので、移動体通信システムは、高い精度で接続を制御することができるという効果を奏する。
また、請求項2の発明によれば、通信端末装置および/または無線アクセスポイントから接続実績情報を取得するよう構成したので、移動体通信システムは、取得した接続実績情報に基づいて高い精度で接続を制御することができるという効果を奏する。
また、請求項3の発明によれば、取得された接続実績情報を通信サーバ装置に送信するよう構成したので、移動体通信システムは、通信サーバ装置に送信した接続実績情報を通信端末装置と共有させ、さらに高い精度で接続を制御することができるという効果を奏する。
また、請求項4の発明によれば、接続情報を記憶し、取得し、記憶させ、接続情報を通信端末装置に送信するよう構成したので、通信サーバ装置は、接続情報を通信端末装置と共有することができ、さらに高い精度で接続を制御することができるという効果を奏する。
また、請求項5の発明によれば、接続実績情報から時刻に依存しない接続実績情報を選別し、選別した接続実績情報に基づいて無線アクセスポイント情報を更新するよう構成したので、通信サーバ装置は、信頼度の高い接続実績情報に基づいて無線アクセスポイント情報を更新することができるという効果を奏する。
また、請求項6の発明によれば、通信端末装置の位置情報を取得し、接続情報を取得し、位置情報と接続情報に基づいて無線アクセスポイントとの接続を制御するよう構成したので、通信端末装置は、無線アクセスポイントと接続できるか否かを判定することができ、さらに高い精度で接続を制御することができるという効果を奏する。
また、請求項7の発明によれば、取得された接続実績情報を通信サーバ装置に送信するよう構成したので、通信端末装置は、通信サーバ装置に送信した接続実績情報を共有でき、さらに高い精度で接続を制御することができるという効果を奏する。
また、請求項8の発明によれば、無線アクセスポイントとの接続に関する通信端末装置の位置情報、通信端末装置の周囲の地理情報および/または時刻情報を接続情報として取得するよう構成したので、通信端末装置は、無線アクセスポイントとの接続の状況が変化する場合でも、高い精度で接続を制御することができるという効果を奏する。
また、請求項9の発明によれば、取得した接続情報を記憶させるよう構成したので、通信端末装置は、記憶した接続情報に基づいて高い精度で接続を制御することができるという効果を奏する。
また、請求項10の発明によれば、接続実績情報に基づいて接続距離を算出し、算出された接続距離に基づいて無線アクセスポイントとの接続を制御するよう構成したので、通信端末装置は、接続距離に基づいて高い精度で接続を制御することができるという効果を奏する。
また、請求項11の発明によれば、通信サーバ装置、複数の無線アクセスポイント、通信端末装置の少なくともいずれか一つから複数の接続情報を取得し、位置情報と複数の接続情報に基づいて複数の無線アクセスポイントとの接続を制御するよう構成したので、通信端末装置は、無線アクセスポイントごとの接続情報に基づいて高い精度で接続を制御することができるという効果を奏する。
また、請求項12の発明によれば、複数の接続情報を記憶し、取得した複数の接続情報を接続情報記憶手段に記憶させるよう構成したので、通信端末装置は、無線アクセスポイントごとの接続情報に基づいて高い精度で接続を制御することができるという効果を奏する。
また、請求項13の発明によれば、ナビゲーション装置から取得した経路案内情報と接続情報に基づいて無線アクセスポイントとの接続を制御するよう構成したので、通信端末装置は、ナビゲーション装置によって予め設定された自車両の経路情報に基づいて高い精度で接続を制御することができるという効果を奏する。
また、請求項14の発明によれば、通信アンテナの電界強度分布が最大となる方向を無線アクセスポイントの方向に向けるよう制御するよう構成したので、通信端末装置は、無線アクセスポイントの接続が容易となり、さらに高い精度で無線アクセスポイントとの接続を制御することができるという効果を奏する。
また、請求項15の発明によれば、接続情報を記憶し、通信端末装置の位置情報を接続実績情報として受信し、記憶させ、接続情報を通信端末装置に送信するよう構成したので、無線アクセスポイントは、記憶した接続実績情報を通信端末装置に送信でき、さらに高い精度で接続を制御することができるという効果を奏する。
また、請求項16の発明によれば、接続実績情報を通信サーバ装置に送信するよう構成したので、無線アクセスポイントは、通信サーバ装置に送信した無線アクセスポイントの接続実績情報を共有でき、さらに高い精度で接続を制御することができるという効果を奏する。
また、請求項17の発明によれば、接続情報に基づいて無線アクセスポイントを介して通信サーバ装置と通信をする通信端末装置から接続情報を受信し、受信した接続情報を用いて前記車両の経路案内を行うよう構成したので、ナビゲーション装置は、無線アクセスポイントとの接続を考慮して経路を設定することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る移動体通信システム、通信サーバ装置、通信端末装置、無線アクセスポイントの好適な実施の形態を詳細に説明する。ここでは、以下の実施例1〜4について説明する。
(1)実施例1は、通信端末装置が無線アクセスポイントとの接続実績情報を用いて通信サーバ装置と高い精度で接続を制御する場合について説明する。
(2)実施例2は、通信端末装置がナビゲーション装置の位置情報および経路情報を利用して通信サーバ装置と高い精度で接続を制御する場合について説明する。
(3)実施例3は、通信端末装置が複数の無線アクセスポイントとの接続情報を用いて通信サーバ装置と高い精度で接続を制御する場合について説明する。
(4)実施例4は、通信端末装置が無線アクセスポイントから取得した接続情報を用いて通信サーバ装置と高い精度で接続を制御する場合について説明する。
本実施例1では、通信端末装置が無線アクセスポイントとの接続実績情報を用いて通信サーバ装置と高い精度で接続を制御する場合について説明する。ここでは、(1−1)移動体通信システムの概要と主要な特徴、(1−2)移動体通信システムの構成、(1−3)無線アクセスポイント情報、(1−4)接続実績情報、(1−5)通信端末装置と無線アクセスポイントとの接続手順、(1−6)無線アクセスポイント情報および接続実績情報の更新手順の順番で説明する。
(1−1)移動体通信システムの概要と主要な特徴
まず、図1を参照して、移動体通信システム1の概要と特徴について説明する。図1は、実施例1に係る移動体通信システム1の構成を示す機能ブロック図である。
同図に示すように、本実施例1に係る移動体通信システム1は、接続情報に基づいて無線アクセスポイント16を介して通信をする通信サーバ装置10と通信端末装置20とからなる通信システムであり、高い精度で接続を制御することができることを特徴とする。
なお、接続情報は、通信端末装置20と無線アクセスポイント16との接続が可能か否かを判断する情報である無線アクセスポイント情報と、無線アクセスポイント16との接続ができた通信端末装置20の位置情報である接続可能位置情報と無線アクセスポイント16との接続ができなかった通信端末装置20の位置情報である接続不可位置情報とのいずれか一つを少なくとも含む接続実績情報とからなる。
通信サーバ装置10は、接続実績情報記憶部1052が接続実績情報を記憶し、接続実績情報取得部1061は、通信端末装置20から接続実績情報を取得し、接続実績情報記憶部1052に記憶させ、接続情報送信部1063は、接続情報を通信端末装置20に送信する。一方、通信端末装置20は、位置情報取得部2061aが通信端末装置20の位置情報を取得し、接続情報取得部2062は、接続情報を取得し、接続制御部2061は、位置情報と接続情報に基づいて無線アクセスポイントとの接続を制御する。したがって、移動体通信システム1は、通信サーバ装置10と通信端末装置20との通信を通して蓄積した接続実績情報に基づいて通信サーバ装置10と通信端末装置20との接続の確実性を高め、高い精度で接続を制御することができる。
(1−2)移動体通信システムの構成
図1に示すように、実施例1に係る移動体通信システムは、通信サーバ装置10、ネットワーク15、無線アクセスポイント16、通信端末装置20、無線機22、GPS受信装置24を有する。通信サーバ装置10は、無線LANのアクセスポイント、PHSの基地局、携帯電話の基地局、音声、映像およびデータに関する移動体放送局の少なくともいずれか一つを管理するサーバ装置である。また、ネットワーク15は、TCP/IPプロトコルに基づいて通信を行うネットワークであり、インターネット、LAN、専用回線などである。また、無線アクセスポイント16は、通信端末装置20と無線を介して接続する無線装置であり、アンテナ1611を有する。
通信端末装置20は、無線機22を介して無線アクセスポイント16と接続し、通信サーバ装置10と通信を行う通信装置である。また、無線機22は、無線アクセスポイント16を介して通信サーバ装置10と通信をする通信装置である。また、GPS受信装置24は、GPS衛星から測位信号を受信して、測位情報を取得する受信装置である。
ここで、図1に示す通信サーバ装置10についてさらに詳細に説明する。図1に示す通信サーバ装置10は、IF部101、入力部103、出力部104、記憶部105、制御部106を有する。IF部101は、ネットワーク15との通信インタフェースであり、具体的にはネットワークインタフェースカード(NIC)である。
入力部103は、ユーザの要求、指示またはデータを入力する入力装置であり、具体的にはキーボード、マウスなどである。また、出力部104は、接続情報などのデータを表示する表示装置であり、具体的には、LCD(Liquid Crystal Display)などである。
記憶部105は、HDD(Hard Disk Driver)などの記憶装置であり、無線アクセスポイント情報記憶部1051、接続実績情報記憶部1052を有する。無線アクセスポイント情報記憶部1051は、通信端末装置20と無線アクセスポイント16との接続が可能か否かを判断する情報である無線アクセスポイント情報を記憶する記憶部である。また、接続実績情報記憶部1052は、無線アクセスポイント16との接続ができた通信端末装置20の位置情報である接続可能位置情報と無線アクセスポイント16との接続ができなかった通信端末装置20の位置情報である接続不可位置情報とのいずれか一つを少なくとも含む接続実績情報を記憶する記憶部である。なお、無線アクセスポイント情報と接続実績情報については別途詳細に説明する。
制御部106は、通信サーバ装置10の全体を制御する制御部であり、接続実績情報取得部1061、無線アクセスポイント情報更新部1062、接続情報送信部1063を有する。接続実績情報取得部1061は、通信端末装置20から接続実績情報を取得し、接続実績情報記憶部1052に記憶させる取得部である。
無線アクセスポイント更新部1062は、接続実績情報から時刻に依存しない接続実績情報を選別し、選別した接続実績情報に基づいて無線アクセスポイント情報を更新する更新部である。例えば、無線アクセスポイント更新部1062は、通信端末装置20が接続可能領域にありながら常に接続することができない接続不可位置情報を接続不可エリア情報として無線アクセスポイント情報記憶部1051に追加し、更新する。
このように、無線アクセスポイント更新部1062は、接続実績情報から時刻に依存しない接続実績情報を選別し、選別した接続実績情報に基づいて無線アクセスポイント情報を更新することとしたので、通信サーバ装置10は、信頼度の高い接続実績情報に基づいて無線アクセスポイント情報を更新することができる。また、接続情報送信部1063は、接続情報を通信端末装置20に送信する送信部である。
続いて、図1に示す通信端末装置20についてさらに詳細に説明する。図1に示す通信端末装置20は、IF部201、IF部202、入力部203、出力部204、記憶部205、制御部206を有する。IF部201は、無線機22に対する通信端末装置20の通信データインタフェースである。また、IF部202は、GPS受信装置24に対する測位データインタフェースである。
入力部203は、ユーザの要求、指示を入力する入力装置であり、具体的にはテンキー、ボタンなどである。また、出力部204は、接続情報などのデータを表示する表示装置であり、具体的には、LCDなどである。
記憶部205は、HDDなどの記憶装置であり、無線アクセスポイント情報記憶部2051、接続実績情報記憶部2052を有する。無線アクセスポイント情報記憶部2051は、通信端末装置20と無線アクセスポイント16との接続が可能か否かを判断する情報である無線アクセスポイント情報を記憶する記憶部である。また、接続実績情報記憶部2052は、無線アクセスポイント16との接続ができた通信端末装置20の位置情報である接続可能位置情報と無線アクセスポイント16との接続ができなかった通信端末装置20の位置情報である接続不可位置情報とのいずれか一つを少なくとも含む接続実績情報を記憶する記憶部である。なお、無線アクセスポイント情報と接続実績情報については別途詳細に説明する。
制御部206は、通信端末装置20の全体を制御する制御部であり、接続制御部2061、接続情報取得部2062、接続実績情報送信部2063、時刻計測部2064を有する。接続制御部2061は、位置情報と接続情報に基づいて無線アクセスポイント16との接続を制御する制御部であり、位置情報取得部2061a、接続距離算出部2061bを有する。位置情報取得部2061aは、GPS受信装置24の測位データから通信端末装置20の位置情報を取得する取得部である。また、接続距離算出部2061bは、通信端末装置20の位置情報または接続実績情報に基づいて無線アクセスポイント16との接続距離を算出する算出部である。
接続情報取得部2062は、無線アクセスポイント16との接続に関する通信端末装置20の位置情報、通信端末装置20の周囲の地理情報および/または時刻情報を接続情報として取得する。また、接続情報取得部2062は、無線アクセスポイント16を介して通信サーバ装置10から接続情報を受信する。また、接続情報取得部2062は、無線機22によって他車両から接続情報を受信する。また、接続情報取得部2062は、取得した接続情報を無線アクセスポイント情報記憶部2051または接続実績情報記憶部2052に記憶させる。
接続実績情報送信部2063は、接続制御部2061によって取得された接続実績情報を通信サーバ装置10に送信する送信部である。また、時刻計測部2064は、時刻を計測する計測部である。
(1−3)無線アクセスポイント情報
次に、図2を参照して、図1に示す無線アクセスポイント情報記憶部1051、2051が記憶する無線アクセスポイント情報について説明する。図2は、図1に示す無線アクセス情報記憶部1051、2051が記憶する無線アクセスポイント情報を示す図である。同図に示すように、無線アクセスポイント情報は、無線アクセスポイント識別情報、無線アクセスポイント位置情報、接続可能距離情報、接続可能時間情報、接続不可エリア情報を有する。
無線アクセスポイント識別情報は、無線アクセスポイント16を識別する識別記号であり、AP1,AP2、AP3などである。また、無線アクセスポイント位置情報は、無線アクセスポイント16の地図上の座標位置(X、Y、Z)であり、(X1、Y1、Z1)、(X2、Y2、Z2)、(X3、Y3、Z3)などである。
接続可能距離情報は、無線アクセスポイント16から無線が到達する距離であり、R1、R2、R3などである。通信端末装置20が無線アクセスポイント16と接続を開始する場合は、位置情報取得部2061aが自車両の位置情報を取得する。そして、接続距離算出部2061bが自車両の位置情報と図2に示す無線アクセスポイント16の位置情報から自車両と無線アクセスポイント16の接続距離Rを求め、接続制御部2061は、接続距離Rが図2に示す接続可能距離情報R1、R2、R3に比べて小さい場合に接続を開始する。
接続可能時間情報は、無線アクセスポイント16が接続動作をすることができる接続可能時間である。無線アクセスポイントが設置されている施設や店舗などの都合によって接続可能時間が制約される場合は、接続可能時間以外では自車両が接続可能位置にあっても接続できない。したがって、接続制御部2061は、自車両が接続可能領域にあり、かつ接続可能時間である場合に接続を開始すると、接続精度を向上できる。
接続不可エリア情報は、無線アクセスポイント16の周辺の接続できないエリアの詳細情報であり、例えば、無線アクセスポイント16が設置されている施設や店舗の周辺の接続可能領域であっても地下駐車場やトンネルなど接続できないエリアの情報である。したがって、接続制御部2061は、自車両が接続可能領域にあり、かつ接続不可エリアでない場合に接続を開始すると、接続精度を向上できる。
(1−4)接続実績情報
次に、図3を参照して、図1に示す接続実績情報記憶部1052、2052が記憶する接続実績情報について説明する。図3は、図1に示す接続実績情報記憶部1052、2052が記憶する接続実績情報を示す図である。
同図に示すように、接続実績情報は、無線アクセスポイント16との接続ができた通信端末装置20の位置情報である接続可能位置情報と無線アクセスポイント16との接続ができなかった通信端末装置20の位置情報である接続不可位置情報とのいずれか一つを少なくとも含む情報である。具体的には、接続実績情報は、自車両位置情報、接続時刻および接続結果からなる。接続結果が“可”となっている自車両位置情報が接続可能位置情報であり、接続結果が“不可”となっている自車両位置情報が接続不可位置情報である。ここで、図4を参照して、図3に示す接続実績情報をさらに詳細に説明する。図4は、図3に示す接続実績情報をさらに具体的に示す図である。
同図に示すように、接続可能領域は、無線アクセスポイント16の電波の到達距離から理論的に算出された領域である。一方、接続実績領域は、通信端末装置20が実際に無線アクセスポイント16と接続を行った接続実績情報に基づいて割り出された領域である。したがって、位置Aは、通信端末装置20が無線アクセスポイント16と接続することができなかった接続不可位置であり、位置Bは、通信端末装置20が無線アクセスポイント16と接続することができた接続可能位置である。
接続可能位置は、接続を行って初めて分かる位置情報であり、接続を行っていない場所では得られない情報である。そのため、自車両の現在位置が接続できるか否かは接続可能位置だけでは判断できない。したがって、接続できなかった位置を接続不可位置として記憶して、接続制御部2061は、自車両の現在位置が接続可能距離にあり、かつ接続不可位置でない場合に接続を開始すると、接続精度を向上できる。
接続実績情報は、多ければ多いほど接続の精度は向上する。多くの位置情報を取得するためには、自車両の通信端末装置20だけではなく、他車両の通信端末装置20の接続実績情報を利用することが効果的である。したがって、通信端末装置20は、通信サーバ装置10に接続実績情報を送信し、記憶する。通信サーバ装置10に記憶された接続実績情報は、全ての車両の通信端末装置20に送信され、共有される。
ここで、図5を参照して、図1に示す通信端末装置20−1、20−2が車間通信で互いの接続実績情報を交換する場合について説明する。図5は、図1に示す通信端末装置20−1、20−2が車間通信で互いの接続実績情報を交換する場合を示す図である。図5に示す通信端末装置20−1は、通信端末装置20−2に対して接続実績情報を送信し、通信端末装置20−2は、受信した接続実績情報を記憶する。そして、通信端末装置20−2は、接続実績情報を用いることにより高い精度で接続を制御できる。
さらに、図6を参照して、図1に示す通信端末装置20が接続実績情報を用いて接続可能距離情報を更新する場合について説明する。図6は、図1に示す通信端末装置20が接続実績情報を用いて接続可能距離情報を更新する場合を示す図である。通信端末装置20は、接続実績情報記憶部2052に記憶された接続可能位置情報と無線アクセスポイント情報記憶部2051に記憶された無線アクセスポイント位置情報から接続可能距離を求め、無線アクセスポイント情報記憶部2051に記憶された接続可能距離を更新し、精度を向上することができる。接続可能距離は、接続可能位置情報が多ければ多いほど精度が向上する。また、少ない接続実績情報でも接続の精度を向上できる。
(1−5)通信端末装置と無線アクセスポイントとの接続手順
次に、図7を参照して、図1に示す通信端末装置20と無線アクセスポイント16との接続手順について説明する。図7は、図1に示す通信端末装置20と無線アクセスポイント16との接続手順を示すフローチャートである。同図に示すように、通信端末装置20が起動する(ステップS801)。このとき、通信サーバ装置10も起動している(ステップS802)。そして、通信端末装置20の位置情報取得部2061aは、GPS受信装置24から自車両の位置情報を取得する(ステップS803)。
さらに、接続制御部2061は、無線機22のアンテナ221を無線アクセスポイント16に指向させ(ステップS804)、接続距離算出部2061bは、無線アクセスポイント16との接続距離を算出する(ステップS805)。そして、接続制御部2061は、接続実績情報記憶部2052に記憶された接続実績情報があるか否かを調べる(ステップS806)。その結果、接続実績情報がある場合は(ステップS806肯定)、接続距離算出部2061bは、接続実績情報から接続可能距離を算出し(ステップS807)、無線アクセスポイント情報記憶部2051に記憶されている無線アクセスポイント情報の接続可能距離を更新する(ステップS808)。
一方、接続実績情報がない場合は(ステップS806否定)、接続制御部2061は、さらに接続距離が無線アクセスポイント情報の接続可能距離以内であるか否かを調べる(ステップS809)。その結果、接続距離が無線アクセスポイント情報の接続可能距離以内でない場合は(ステップS809否定)、接続制御部2061は、本手順を終了する。
一方、接続距離が無線アクセスポイント情報の接続可能距離以内である場合は(ステップS809肯定)、接続制御部2061は、さらに無線アクセスポイント16との接続が接続可能時間であるか否かを調べる(ステップS810)。その結果、無線アクセスポイント16との接続が接続可能時間でない場合は(ステップS810否定)、接続制御部2061は、本手順を終了する。
一方、無線アクセスポイント16との接続が接続可能時間である場合は(ステップS810肯定)、接続制御部2061は、さらに接続不可エリアであるか否かを調べる(ステップS811)。その結果、接続不可エリアである場合は(ステップS811肯定)、接続制御部2061は、本手順を終了する。
一方、接続不可エリアでない場合は(ステップS811否定)、接続制御部2061は、さら接続実績情報記憶部2052に記憶された接続不可位置情報から自車両の現在位置が接続不可位置であるか否かを調べる(ステップS812)。その結果、自車両の現在位置が接続不可位置である場合は(ステップS812肯定)、接続制御部2061は、本手順を終了する。
一方、自車両の現在位置が接続不可位置でない場合は(ステップS812否定)、接続制御部2061は、無線アクセスポイント16と接続する(ステップS813)。そして、接続制御部2061は、無線アクセスポイント16と接続したか否かを確認する(ステップS814)。その結果、無線アクセスポイント16と接続した場合は(ステップS814肯定)、接続実績情報送信部2063は、無線アクセスポイント16との接続実績情報を通信サーバ装置10に個別に送信する(ステップS815)。そして、接続実績情報取得部1061は、通信端末装置20から接続実績情報を個別に受信して、接続実績情報記憶部1052に記憶する(ステップS816)。同時に、接続制御部2061は、接続実績情報を個別に接続実績情報記憶部2052に記憶する(ステップS817)。
一方、無線アクセスポイント16と接続できなかった場合は(ステップS814否定)、接続制御部2061は、接続不可位置情報を個別に記憶する(ステップS817)。このように、通信端末装置20は、無線アクセスポイント情報および接続実績情報に基づいて無線アクセスポイント16と接続を開始するか否かを判断することとしたので、高い精度で接続を制御することができる。なお、本手順では、通信端末装置20は、接続可能位置情報を通信サーバ装置10に送信することができるが、接続不可位置情報を送信することができなかったので、接続不可位置情報は別途まとめて通信サーバ装置10に送信する。
(1−6)無線アクセスポイント情報および接続実績情報の更新手順
次に、図8を参照して、図1に示す通信端末装置20の無線アクセスポイント情報および接続実績情報の更新手順について説明する。図8は、図1に示す通信端末装置20の無線アクセスポイント情報および接続実績情報の更新手順を示すフローチャートである。なお、無線アクセスポイント情報および接続実績情報の更新手順は、定期的もしくは必要に応じて行われる。また、更新手順は、通常接続が確実に行われる場合、または接続実績のある場合に行われるので、図7に示す接続手順のステップS805〜ステップS813を省いている。
同図に示すように、通信端末装置20が起動する(ステップS901)。このとき、通信サーバ装置10も起動している(ステップS902)。そして、通信端末装置20の位置情報取得部2061aは、GPS受信装置24から自車両の位置情報を取得する(ステップS903)。さらに、接続制御部2061は、無線機22のアンテナ221を無線アクセスポイント16に指向させ(ステップS904)、無線アクセスポイントと接続する(ステップS905)。
そして、接続制御部2061は、無線アクセスポイント16と接続したか否かを確認する(ステップS906)。その結果、無線アクセスポイント16と接続できなかった場合は(ステップS906否定)、接続制御部2061は、接続不可位置情報を個別に記憶して本手順を終了する。
一方、無線アクセスポイント16と接続した場合は(ステップS906肯定)、接続制御部2061は、無線アクセスポイント16との接続実績情報を通信サーバ装置10に個別に送信する(ステップS907)。そして、通信サーバ装置10は、通信端末装置20から接続実績情報を個別に受信して、接続実績情報記憶部2052に記憶する(ステップS908)。
さらに、接続制御部2061は、無線アクセスポイント情報を更新するか否かをユーザに確認する(ステップS909)。その結果、無線アクセスポイント情報を更新する場合は(ステップS909肯定)、接続制御部2061は、無線アクセスポイント情報を通信サーバ装置10に要求する(ステップS910)。これに対して、通信サーバ装置10は、無線アクセスポイント情報を通信端末装置20に送信する(ステップS911)。そして、接続情報取得部2062は、通信サーバ装置10から無線アクセスポイント情報を受信して、無線アクセスポイント情報記憶部2051に記憶された無線アクセスポイント情報を更新する(ステップS912)。
一方、無線アクセスポイント情報を更新しない場合は(ステップS909否定)、接続制御部2061は、さらに接続実績情報を更新するか否かをユーザに確認する(ステップS913)。その結果、接続実績情報を更新する場合は(ステップS913肯定)、接続制御部2061は、接続実績情報を通信サーバ装置10に要求する(ステップS914)。これに対して、通信サーバ装置10は、接続実績情報を通信端末装置20に送信する(ステップS915)。そして、接続情報取得部2062は、通信サーバ装置10から接続実績情報を取得して、接続実績情報記憶部2052に記憶された接続実績情報を更新し(ステップS916)、接続可能位置情報を個別に記憶する(ステップS917)。
一方、接続実績情報を更新しない場合は(ステップS913否定)、接続制御部2061は、接続可能位置情報を個別に記憶する(ステップS917)。このように、通信端末装置20は、無線アクセスポイント情報および接続実績情報を定期的または必要に応じて通信サーバ装置10からダウンロードして、無線アクセスポイント情報記憶部2051および接続実績情報記憶部2052に記憶された無線アクセスポイント情報および接続実績情報を更新することにより、ユーザの手を煩わせることなく自動的に最新の情報を取得することができる。
上述してきたように、本実施例1では、通信サーバ装置10は、接続実績情報記憶部1052が接続実績情報を記憶し、接続実績情報取得部1061は、通信端末装置20から接続実績情報を取得し、接続実績情報記憶部1052に記憶させ、接続情報送信部1063は、接続情報を通信端末装置20に送信し、通信端末装置20は、位置情報取得部2061aが通信端末装置20の位置情報を取得し、接続情報取得部2062は、接続情報を取得し、接続制御部2061は、位置情報と接続情報に基づいて無線アクセスポイント16との接続を制御することとしたので、移動体通信システム1は、高い精度で接続を制御することができる。
また、通信サーバ装置10は、接続実績情報取得部1061が通信端末装置20から接続実績情報を取得することとしたので、移動体通信システム1は、取得した接続実績情報に基づいて高い精度で接続を制御することができる。
また、通信端末装置20は、取得された接続実績情報を通信サーバ装置10に送信することとしたので、移動体通信システム1は、通信サーバ装置10に送信した接続実績情報を通信端末装置20と共有させ、さらに高い精度で接続を制御することができる。
また、接続実績情報記憶部1052が接続実績情報を記憶し、接続実績情報取得部1061は、通信端末装置20から接続実績情報を取得し、接続実績情報記憶部1052に記憶させ、接続情報送信部1063は、接続情報を通信端末装置20に送信することとしたので、通信サーバ装置10は、接続情報を通信端末装置20と共有することができ、さらに高い精度で接続を制御することができる。
また、位置情報取得部2061aは、通信端末装置20の位置情報を取得し、接続情報取得部2062は、接続情報を取得し、接続制御部2061は、位置情報と接続情報に基づいて無線アクセスポイント16との接続を制御することとしたので、通信端末装置20は、無線アクセスポイント16と接続できるか否かを判定することができ、さらに高い精度で接続を制御することができる。
また、接続実績情報送信部2063は、接続制御部2061によって取得された接続実績情報を通信サーバ装置10に送信することとしたので、通信端末装置20は、通信サーバ装置10に送信した接続実績情報を共有でき、さらに高い精度で接続を制御することができる。
また、接続情報取得部2062は、無線アクセスポイント16との接続に関する通信端末装置20の位置情報、通信端末装置20の周囲の地理情報および/または時刻情報を接続情報として取得することとしたので、通信端末装置20は、無線アクセスポイント16との接続の状況が変化する場合でも、高い精度で接続を制御することができる。
また、接続情報取得部2062は、取得した接続情報を無線アクセス情報記憶部2051または接続実績情報記憶部2052に記憶させることとしたので、通信端末装置20は、記憶した接続情報に基づいて高い精度で接続を制御することができる。
また、接続距離算出部2061bは、接続実績情報に基づいて接続距離を算出し、接続制御部2061は、算出された接続距離に基づいて無線アクセスポイント16との接続を制御することとしたので、通信端末装置20は、接続距離に基づいて高い精度で接続を制御することができる。
また、接続制御部2061は、アンテナ221の電界強度分布が最大となる方向を無線アクセスポイント16の方向に向けるよう制御することとしたので、通信端末装置20は、無線アクセスポイント16との接続が容易となり、さらに高い精度で無線アクセスポイントとの接続を制御することができる。
実施例2では、通信端末装置がナビゲーション装置の位置情報および経路情報を利用して通信サーバ装置と高い精度で接続を制御する場合について説明する。ここでは、(2−1)移動体通信システムの構成、(2−2)通信端末装置と無線アクセスポイントとの接続手順の順番で説明する。なお、実施例1と共通の内容は説明を省略し、相違する内容について説明する。
(2−1)移動体通信システムの構成
図9を参照して、実施例2に係る移動体通信システム1aの構成について説明する。図9は、実施例2に係る移動体通信システム1aの構成を示す機能ブロック図である。図1に示す実施例1の機能ブロック図との相違は、GPS受信装置24、ナビゲーション装置26、IF部207、経路案内情報記憶部2053、経路案内情報取得部2065であるので、これらについて説明する。
GPS受信装置24は、GPS衛星から測位信号を受信して、測位情報を取得する受信装置である。また、ナビゲーション装置26は、GPS受信装置24から取得した車両の位置情報と地図情報に基づいて車両の経路案内をする経路案内装置である。また、IF部207は、ナビゲーション装置26の経路案内情報の入出力インタフェース部である。また、経路案内情報記憶部2053は、ナビゲーション装置26から取得した自車両の位置情報および経路情報などの経路案内情報を記憶する記憶部である。また、経路案内情報取得部2065は、ナビゲーション装置26から自車両の位置情報および経路情報などの経路案内情報を取得し、経路案内情報記憶部2053に記憶させる処理部である。
ここで、図10を参照して、図9に示すナビゲーション装置26と連携して通信端末装置20aと無線アクセスポイント16との接続を行う場合について説明する。図10は、図9に示すナビゲーション装置26と連携して通信端末装置20aと無線アクセスポイント16との接続を行う場合を示す図である。同図に示すように、通信端末装置20aは、ナビゲーション装置26と連携することにより予め自車両の走行経路が予測できるので無線アクセスポイント16との接続が容易となる。
一方、ナビゲーション装置26は、通常目的地までの走行距離が最短となる経路Bを最適経路として設定する。しかし、ユーザによっては走行距離が最短となる経路Bよりも無線アクセスポイント16との接続を優先する経路Aを選択することが考えられる。このような場合、ナビゲーション装置26は、無線アクセスポイント16との接続を優先する経路Aを最適経路として設定することができる。
また、図11を参照して、図9に示すナビゲーション装置26の地図情報を利用して通信端末装置20aと無線アクセスポイント16との接続を行う場合について説明する。図11は、図9に示すナビゲーション装置26の地図情報を利用して通信端末装置20aと無線アクセスポイント16との接続を行う場合を示す図である。同図に示すように、通信端末装置20aは、ナビゲーション装置26の地図情報から自車両が走行する経路Aの区間Aがトンネルであり、自車両から無線アクセスポイント16に電波が届かないことが予測できるので、区間Aでは接続を行わない。
(2−2)通信端末装置と無線アクセスポイントとの接続手順
次に、図12を参照して、図9に示す通信端末装置20aと無線アクセスポイント16との接続手順について説明する。図12は、図9に示す通信端末装置20aと無線アクセスポイント16との接続手順を示すフローチャートである。図7に示す実施例1の接続手順との相違は、ステップS1301〜ステップS1306、ステップS1316であるので、これについて説明する。
同図に示すように、通信端末装置20aが起動する(ステップS1301)。このとき、ナビゲーション装置26も起動している(ステップS1302)。また、通信サーバ装置10も起動している(ステップS1303)。そして、通信端末装置20aの経路案内情報取得部2065は、ナビゲーション装置26に対し自車両の位置情報および経路情報を要求する(ステップS1304)。
これに対して、ナビゲーション装置26は、通信端末装置20aに自車両の位置情報および経路情報を送信する(ステップS1305)。そして、通信端末装置20aの経路案内情報取得部2065は、ナビゲーション装置26から自車両の位置情報および経路情報を取得して、経路案内情報記憶部2053に記憶させる(ステップS1306)。
これに続いて、接続制御部2061は、図7に示す実施例1の接続手順のステップS804〜ステップS812と同じステップS1307〜ステップS1315を実施する。そして、接続制御部2061は、経路案内情報記憶部2053に記憶された経路案内情報から自車両の現在位置に、例えばトンネルなどの接続障害があるか否かを調べる(ステップS1316)。その結果、自車両の現在位置に接続障害がある場合は(ステップS1316肯定)、接続制御部2061は、本手順を終了する。
一方、自車両の現在位置に接続障害がない場合は(ステップS1316否定)、接続制御部2061は、無線アクセスポイント16と接続する(ステップS1317)。このように、通信端末装置20aはナビゲーション装置26の位置情報および経路情報を利用して高い精度で無線アクセスポイント16との接続を制御することができる。
上述してきたように、本実施例2では、接続制御部2061は、ナビゲーション装置26から取得した経路案内情報と接続情報に基づいて無線アクセスポイント16との接続を制御することとしたので、通信端末装置20は、ナビゲーション装置26によって予め設定された自車両の経路情報に基づいて高い精度で接続を制御することができる。
ナビゲーション装置26は、接続情報に基づいて無線アクセスポイント16を介して通信サーバ装置10と通信をする通信端末装置20から接続情報を受信し、受信した接続情報を用いて車両の経路案内を行うこととしたので、無線アクセスポイント16との接続を考慮して経路を設定することができる。
実施例3では、通信端末装置が複数の無線アクセスポイントとの接続情報を用いて通信サーバ装置と高い精度で接続を制御する場合について説明する。なお、実施例1と共通の内容は説明を省略し、相違する内容について説明する。
図13を参照して、実施例3に係る移動体通信システム1bの構成について説明する。図13は、実施例3に係る移動体通信システム1bの構成を示す機能ブロック図である。図1に示す実施例1の機能ブロック図との相違は、通信サーバ装置10bの記憶部105b、無線アクセスポイント16、17、通信端末装置20bの記憶部205b、無線機22、23である。
通信サーバ装置10bの記憶部105bは、無線アクセスポイント16、17に関する無線アクセスポイント情報および接続実績情報を記憶する記憶部であり、無線アクセスポイント情報記憶部1051b、接続実績情報記憶部1052bを有する。また、無線アクセスポイント16、17は、無線LAN、PHS、携帯電話などの異なる通信メディアを介して通信端末装置20bの対応する無線機22、23と接続する無線装置である。
通信端末装置20bの記憶部205bは、無線アクセスポイント16、17に関する無線アクセスポイント情報および接続実績情報を記憶する記憶部であり、無線アクセスポイント情報記憶部2051b、接続実績情報記憶部2052bを有する。また、無線機22、23は、無線LAN、PHS、携帯電話などの異なる通信メディアを介して通信サーバ装置10bの対応する無線アクセスポイント16、17と接続する無線装置である。
通信端末装置20bが無線LAN、PHS、携帯電話などの異なる通信メディアを介して通信する複数の無線機22、23を備えている場合、無線機22、23に対応する無線アクセスポイント16、17も通信メディアごとに異なる。そこで、異なる通信メディアごとに無線アクセスポイント情報および接続実績情報を記憶部205bに記憶し、通信メディアごとに無線アクセスポイント情報および接続実績情報を切り替えて使用することにより、接続制御部2061は、複数の通信メディアごとに高い精度で接続を制御することができる。
また、異なる通信メディアは異なる周波数帯、送信パワー、通信方式等を使用しているので、無線アクセスポイント16、17からの接続可能距離も異なる。そこで、異なる通信メディアごとに無線アクセスポイント情報、接続実績情報を記憶部205bに記憶し、通信メディアごとに無線アクセスポイント情報および接続実績情報を切り替えて使用することにより、接続制御部2061は、複数の通信メディアごとに高い精度で接続を制御することができる。
上述してきたように、本実施例3では、接続情報取得部2062は、通信サーバ装置10b、複数の無線アクセスポイント16、17、通信端末装置の少なくともいずれか一つから複数の接続情報を取得し、接続制御部2061は、位置情報と複数の接続情報に基づいて複数の無線アクセスポイント16、17との接続を制御することとしたので、通信端末装置20は、無線アクセスポイント16、17ごとの接続情報に基づいて高い精度で接続を制御することができる。
また、接続情報取得部2062は、取得した複数の接続情報を無線アクセスポイント記憶部2051bまたは接続実績情報記憶部2052bに記憶させることとしたので、通信端末装置20は、無線アクセスポイント16、17ごとの接続情報に基づいて高い精度で接続を制御することができる。
実施例4では、通信端末装置が無線アクセスポイントから取得した接続情報を用いて通信サーバ装置と高い精度で接続を制御する場合について説明する。なお、実施例1と共通の内容は説明を省略し、相違する内容について説明する。
図14を参照して、実施例4に係る移動体通信システム1cの構成について説明する。図14は、実施例4に係る移動体通信システム1cの構成を示す機能ブロック図である。図1に示す実施例1の機能ブロック図との相違は、無線アクセスポイント16である。実施例4の無線アクセスポイント16は、接続情報に基づいて通信サーバ装置10と通信端末装置20との通信の仲介をするだけではなく、接続実績情報を取得し、または接続情報を通信端末装置20に送信する無線装置である。
同図に示すように、無線アクセスポイント16は、通信部161、入力部163、出力部164、記憶部165、制御部166を有する。通信部161は、無線機22を介して通信端末装置20と通信をする通信部であり、アンテナ1611を有する。
入力部163は、ユーザの要求、指示またはデータを入力する入力装置であり、具体的にはキーボード、マウスなどである。また、出力部164は、接続情報などのデータを表示する表示装置であり、具体的には、LCDなどである。
記憶部165は、HDDなどの記憶装置であり、無線アクセスポイント情報記憶部1651、接続実績情報記憶部1652を有する。無線アクセスポイント情報記憶部1651は、通信端末装置20と無線アクセスポイント16との接続が可能か否かを判断する情報である無線アクセスポイント情報を記憶する記憶部である。また、接続実績情報記憶部1652は、無線アクセスポイント16との接続ができた通信端末装置20の位置情報である接続可能位置情報と無線アクセスポイント16との接続ができなかった通信端末装置20の位置情報である接続不可位置情報とのいずれか一つを少なくとも含む接続実績情報を記憶する記憶部である。
制御部106は、通信サーバ装置10の全体を制御する制御部であり、接続実績情報取得部1661、接続情報送信部1662、接続実績情報送信部1663を有する。接続実績情報取得部1661は、通信端末装置20から接続実績情報を取得し、接続実績情報記憶部1652に記憶させる取得部である。また、接続情報送信部1662は、接続情報を通信端末装置20に送信する送信部である。また、接続実績情報送信部1663は、接続実績情報を通信サーバ装置10に送信する送信部である。
このように、無線アクセスポイント16は、接続情報に基づいて通信サーバ装置10と通信端末装置20との通信の仲介をするだけではなく、無線アクセスポイント16と通信端末装置20の接続実績情報を取得し、接続実績情報を送信できるので、通信端末装置20は、接続実績情報を共有でき、さらに高い精度で接続を制御することができる。
また、無線アクセスポイント16は、接続実績情報を通信サーバ装置10に送信することとしたので、通信サーバ装置10は、通信サーバ装置10が管理する全ての無線アクセスポイント16の接続実績情報を記憶することができる。したがって、無線アクセスポイント16は、通信サーバ装置10によって記憶された全ての無線アクセスポイント16の接続実績情報を共有でき、さらに高い精度で接続を制御することができる。
上述してきたように、本実施例4では、接続実績情報記憶部1652は、接続実績情報を記憶し、接続実績情報取得部1661は、通信端末装置20の位置情報を接続実績情報として受信し、接続実績情報記憶部1652に記憶させ、接続情報送信部1662は、接続情報を通信端末装置20に送信することとしたので、無線アクセスポイント16は、記憶した接続実績情報を通信端末装置20に送信でき、さらに高い精度で接続を制御することができる。
また、無線アクセスポイント16は、接続実績情報を通信サーバ装置10に送信することとしたので、無線アクセスポイント16は、通信サーバ装置10によって記憶された全ての無線アクセスポイント16の接続実績情報を共有でき、さらに高い精度で接続を制御することができる。
以上のように、本発明にかかる通信端末装置は、特に、移動体通信システムに適している。
実施例1に係る移動体通信システムの構成を示す機能ブロック図である。 図1に示す無線アクセスポイント情報記憶部が記憶する無線アクセスポイント情報を示す図である。 図1に示す接続実績情報記憶部が記憶する接続実績情報を示す図である。 図3に示す接続実績情報をさらに具体的に示す図である。 図1に示す通信端末装置が車間通信で互いの接続実績情報を交換する場合を示す図である。 図1に示す通信端末装置が接続実績情報を用いて接続可能距離情報を更新する場合を示す図である。 図1に示す通信端末装置と無線アクセスポイントとの接続手順を示すフローチャートである。 図1に示す通信端末装置の無線アクセスポイント情報および接続実績情報の更新手順を示すフローチャートである。 実施例2に係る移動体通信システムの構成を示す機能ブロック図である。 図9に示すナビゲーション装置と連携して通信端末装置と無線アクセスポイントとの接続を行う場合を示す図である。 図9に示すナビゲーション装置の地図情報を利用して通信端末装置と無線アクセスポイントとの接続を行う場合を示す図である。 図9に示す通信端末装置と無線アクセスポイントとの接続手順を示すフローチャートである。 実施例3に係る移動体通信システムの構成を示す機能ブロック図である。 実施例4に係る移動体通信システムの構成を示す機能ブロック図である。
符号の説明
1、1a、1b、1c 移動体通信システム
10、10b 通信サーバ装置
15 ネットワーク
16、17 無線アクセスポイント
20、20−1、20−2、20a、20b 通信端末装置
22、23 無線機
24 GPS受信機
26 ナビゲーション装置
101、201、202、207、208 IF部
103、163、203 入力部
104、164、204 出力部
105、105b、165、205、205b 記憶部
106、166、206 制御部
161 通信部
171、221、231、241、1611 アンテナ
1051、1051b、1651、2051、2051b 無線アクセスポイント記憶部
1052、1052b、1652、2052、2052b 接続実績情報記憶部
1061、1661 接続実績情報取得部
1062 無線アクセスポイント情報更新部
1063、1662 接続情報送信部
1663 接続実績情報送信部
2053 経路案内情報記憶部
2061 接続制御部
2061a 位置情報取得部
2061b 接続距離算出部
2062 接続情報取得部
2063 接続実績情報送信部
2064 時刻計測部
2065 経路案内情報取得部

Claims (17)

  1. 接続情報に基づいて無線アクセスポイントを介して通信をする通信サーバ装置と通信端末装置とからなる移動体通信システムであって、
    前記接続情報は、前記通信端末装置と前記無線アクセスポイントとの接続が可能か否かを判断する情報である無線アクセスポイント情報と、前記無線アクセスポイントとの接続ができた前記通信端末装置の位置情報である接続可能位置情報と前記無線アクセスポイントとの接続ができなかった前記通信端末装置の位置情報である接続不可位置情報とのいずれか一つを少なくとも含む接続実績情報とからなり、
    前記通信サーバ装置は、
    前記接続情報を記憶する接続情報記憶手段と、
    前記接続実績情報を取得し、前記接続情報記憶手段に記憶させる接続実績情報取得手段と、
    前記接続情報を前記通信端末装置に送信する接続情報送信手段と、
    を備え、
    前記通信端末装置は、
    前記通信端末装置の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記接続情報を取得する接続情報取得手段と、
    前記位置情報と前記接続情報に基づいて前記無線アクセスポイントとの接続を制御する接続制御手段と、
    を備えたことを特徴とする移動体通信システム。
  2. 前記接続実績情報取得手段は、前記通信端末装置および/または前記無線アクセスポイントから前記接続実績情報を取得することを特徴とする請求項1に記載の移動体通信システム。
  3. 前記接続制御手段によって取得された接続実績情報を前記通信サーバ装置に送信する接続実績情報送信手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の移動体通信システム。
  4. 接続情報に基づいて無線アクセスポイントを介して通信端末装置と通信をする通信サーバ装置であって、
    前記接続情報は、前記通信端末装置と前記無線アクセスポイントとの接続が可能か否かを判断する情報である無線アクセスポイント情報と、前記無線アクセスポイントとの接続ができた前記通信端末装置の位置情報である接続可能位置情報と前記無線アクセスポイントとの接続ができなかった前記通信端末装置の位置情報である接続不可位置情報とのいずれか一つを少なくとも含む接続実績情報とからなり、
    前記接続情報を記憶する接続情報記憶手段と、
    前記接続実績情報を取得し、前記接続情報記憶手段に記憶させる接続実績情報取得手段と、
    前記接続情報を前記通信端末装置に送信する接続情報送信手段と、
    を備えたことを特徴とする通信サーバ装置。
  5. 前記接続実績情報から時刻に依存しない接続実績情報を選別し、選別した接続実績情報に基づいて前記無線アクセスポイント情報を更新する無線アクセスポイント情報更新手段をさらに備えたことを特徴とする請求項4に記載の通信サーバ装置。
  6. 接続情報に基づいて無線アクセスポイントを介して通信サーバ装置と通信をする通信端末装置であって、
    前記接続情報は、前記通信端末装置と前記無線アクセスポイントとの接続が可能か否かを判断する情報である無線アクセスポイント情報と、前記無線アクセスポイントとの接続ができた前記通信端末装置の位置情報である接続可能位置情報と前記無線アクセスポイントとの接続ができなかった前記通信端末装置の位置情報である接続不可位置情報とのいずれか一つを少なくとも含む接続実績情報とからなり、
    前記通信端末装置の位置情報を取得する位置情報取得手段と、
    前記接続情報を取得する接続情報取得手段と、
    前記位置情報と前記接続情報に基づいて前記無線アクセスポイントとの接続を制御する接続制御手段と、
    を備えたことを特徴とする通信端末装置。
  7. 前記接続制御手段によって取得された接続実績情報を前記通信サーバ装置に送信する接続実績情報送信手段をさらに備えたことを特徴とする請求項6に記載の通信端末装置。
  8. 前記接続情報取得手段は、前記無線アクセスポイントとの接続に関する前記通信端末装置の位置情報、前記通信端末装置の周囲の地理情報および/または時刻情報を前記接続情報として取得することを特徴とする請求項6に記載の通信端末装置。
  9. 前記接続情報を記憶する接続情報記憶手段をさらに備え、
    前記接続情報取得手段は、取得した接続情報を前記接続情報記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項6または8に記載の通信端末装置。
  10. 前記接続実績情報に基づいて接続距離を算出する接続距離算出手段をさらに備え、
    前記接続制御手段は、前記算出された接続距離に基づいて前記無線アクセスポイントとの接続を制御することを特徴とする請求項6〜9のいずれか一つに記載の通信端末装置。
  11. 前記接続情報取得手段は、前記通信サーバ装置、複数の前記無線アクセスポイント、前記通信端末装置の少なくともいずれか一つから複数の前記接続情報を取得し、
    前記接続制御手段は、前記位置情報と前記複数の接続情報に基づいて前記複数の無線アクセスポイントとの接続を制御することを特徴とする請求項6に記載の通信端末装置。
  12. 前記接続情報記憶手段は、前記複数の接続情報を記憶し、
    前記接続情報取得手段は、取得した複数の接続情報を前記接続情報記憶手段に記憶させることを特徴とする請求項10に記載の通信端末装置。
  13. ナビゲーション装置をさらに備え、
    前記接続制御手段は、前記ナビゲーション装置から取得した経路案内情報と前記接続情報に基づいて前記無線アクセスポイントとの接続を制御することを特徴とする請求項6、7、10、11のいずれか一つに記載の通信端末装置。
  14. 通信アンテナをさらに備え、
    前記接続制御手段は、前記通信アンテナの電界強度分布が最大となる方向を前記無線アクセスポイントの方向に向けるよう制御することを特徴とする請求項6、7、10、11のいずれか一つに記載の通信端末装置。
  15. 接続情報に基づいて通信サーバ装置と通信端末装置との通信を仲介する無線アクセスポイントであって、
    前記接続情報は、前記通信端末装置と前記無線アクセスポイントとの接続が可能か否かを判断する情報である無線アクセスポイント情報と、前記無線アクセスポイントとの接続ができた前記通信端末装置の位置情報である接続可能位置情報と前記無線アクセスポイントとの接続ができなかった前記通信端末装置の位置情報である接続不可位置情報とのいずれか一つを少なくとも含む接続実績情報とからなり、
    前記接続情報を記憶する接続情報記憶手段と、
    前記通信端末装置の位置情報を前記接続実績情報として受信し、前記接続情報記憶手段に記憶させる接続実績情報受信手段と、
    前記接続情報を前記通信端末装置に送信する接続情報送信手段と、
    を備えたことを特徴とする無線アクセスポイント。
  16. 前記接続実績情報を前記通信サーバ装置に送信する接続実績情報送信手段をさらに備えたことを特徴とする請求項15に記載の無線アクセスポイント。
  17. 車両の経路案内を行うナビゲーション装置であって、
    接続情報に基づいて無線アクセスポイントを介して通信サーバ装置と通信をする通信端末装置をさらに備え、
    前記接続情報は、前記通信端末装置と前記無線アクセスポイントとの接続が可能か否かを判断する情報である無線アクセスポイント情報と、前記無線アクセスポイントとの接続ができた前記通信端末装置の位置情報である接続可能位置情報と前記無線アクセスポイントとの接続ができなかった前記通信端末装置の位置情報である接続不可位置情報とのいずれか一つを少なくとも含む接続実績情報とからなり、
    前記通信端末装置から前記接続情報を受信し、受信した接続情報を用いて前記車両の経路案内を行うことを特徴とするナビゲーション装置。
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