JP2008160324A - 通信端末装置、サーバ、通信システム、ネットワーク切り替え方法及びコンテンツ提供方法 - Google Patents

通信端末装置、サーバ、通信システム、ネットワーク切り替え方法及びコンテンツ提供方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2008160324A
JP2008160324A JP2006344997A JP2006344997A JP2008160324A JP 2008160324 A JP2008160324 A JP 2008160324A JP 2006344997 A JP2006344997 A JP 2006344997A JP 2006344997 A JP2006344997 A JP 2006344997A JP 2008160324 A JP2008160324 A JP 2008160324A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content
bearer
communication terminal
switching
request
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006344997A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Iiyoshi
健二 飯吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2006344997A priority Critical patent/JP2008160324A/ja
Publication of JP2008160324A publication Critical patent/JP2008160324A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Information Transfer Between Computers (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

【課題】大容量コンテンツのダウンロードを行う際、別ネットワークに切り替えることができ、大容量コンテンツのダウンロードを素早く行うとともに、ネットワークの負担を軽くすること。
【解決手段】コンテンツサーバB170の制御部は、クライアントからサーバ側に送信する情報から、携帯電話機110がサポートするサポートベアラと、サポートベアラのうち携帯電話機110がコンテンツ要求の送信の際に用いた現在のベアラと、携帯電話機110がベアラ切り替えに応答したことを示す切り替えフラグとを取得し、携帯電話機110から送信されたコンテンツ要求が、大容量コンテンツであるとき、上記取得した情報に基づいて、コンテンツ要求を送信した携帯電話機110に対して、コンテンツ要求応答に代えてベアラ切り替え要求を送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、キャリア以外の電波など複数の通信接続方式を利用して無線通信を行う通信機能を備える携帯電話機等の通信端末装置、サーバ、通信システム、ネットワーク切り替え方法及びコンテンツ提供方法に関し、詳細には、複数種類のベアラにより通信可能な通信端末装置に、ネットワーク上のサーバからコンテンツを送信する通信システムのネットワーク切り替え技術に関する。
近年、有線によるネットワーク、無線LAN(WLAN:Wireless Local Area Network)、またはダイアルアップによるインターネットサービスプロバイダを経由した接続など、複数の通信接続方式を利用して無線通信を行う通信端末装置が登場している。また、より高速な接続が可能になるように、通信路を切り替えて通信を行う機器も登場している。
キャリア以外のローカルネットワークにアクセスできるシステムとして無線LANやBluetooth(登録商標)、UWB(Ultra Wideband)が使用される。無線LANは、無線LAN機能を持つ携帯ノート型パソコン、PDA(Personal Digital Assistants)などの携帯情報端末に幅広く用いられている。より低消費電力が要求される携帯電話機では、Bluetooth(登録商標),UWBなどの小電力近距離双方向無線通信方式が注目されている。
例えば、特許文献1には、携帯端末から所望のコンテンツを伝送するようにBluetooth(登録商標)で情報ダウンロードサーバに要求し、情報ダウンロードサーバから暗号化を施した情報をBluetooth(登録商標)で携帯端末に送信するBluetooth(登録商標)を搭載した携帯端末が開示されている。
また、特許文献2には、AP(Access Point)を介する無線LANによる通信と、携帯電話用の無線基地局を介した通信とを、電波強度に応じて自動的に切り替えて通信を続ける通信方法及び携帯電話機が記載されている。
また、特許文献3には、複数の通信接続方式で接続可能な携帯電話機において、ウェブとの接続時におけるコンテンツのダウンロードに用いる通信接続方式の自動選択を行う通信端末が記載されている。
さらに、特許文献4には、無線LANや携帯電話通信など複数の通信路を利用可能な携帯電話や携帯情報端末などの移動通信端末において、通信路の状況に応じて適切なアプリケーションを自動的に選択する技術が記載されている。
特開2002−77130号公報 特開2005−192163号公報 特開2005−39607号公報 特開2005−26965号公報
しかしながら、このような従来の通信接続方式を切り替えてネットワークからコンテンツをダウンロードする通信端末装置にあっては、以下のような課題があった。
特許文献1記載の携帯端末は、暗号化を施した情報をサーバからダウンロードする技術であって、通信接続方式を切り替えてコンテンツをダウンロードすることについての開示はない。
特許文献2記載の携帯電話機は、無線LANエリアになると自動的に切り替わってしまい、別方式で接続するためにはユーザが手動で切り替えなければならなかった。
特許文献3記載の通信端末は、ネットワーク切り替えをクライアント側が指定するのみであり、サーバ側がどちらの通信方式で設定するかを指定することはできない。
特許文献4記載の通信装置は、通信速度のみで判定を行い、コンテンツごとに指定することができなかった。
このように、複数の通信接続方式を切り替える通信端末装置では、コンテンツをダウンロードする際、使用するネットワークを手動で設定しなければならない。また、ネットワーク切り替えは、クライアント側のみで行う技術であるため、サーバ側が大容量コンテンツを送信しようとしてもサーバ側から切り替えを指定することはできない。この場合には、大容量コンテンツであっても、携帯電話の網(キャリア)でダウンロードしなければならず、通信料金が割高になる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、大容量コンテンツのダウンロードを行う際、別ネットワークに切り替えることができ、大容量コンテンツのダウンロードを素早く行うとともに、ネットワークの負担を軽くすることができる通信端末装置、サーバ、通信システム、ネットワーク切り替え方法及びコンテンツ提供方法を提供することを目的とする。
本発明のサーバは、複数種類のベアラにより通信可能な通信端末装置からのコンテンツ要求に対してコンテンツを送信するサーバであって、前記通信端末装置がサポートするサポートベアラと、前記サポートベアラのうち前記通信端末装置が前記コンテンツ要求の送信の際に用いた現在のベアラと、前記通信端末装置がベアラ切り替えに応答したことを示すステータスとを取得する取得手段と、前記通信端末装置から送信されたコンテンツ要求が、所定容量以上のコンテンツ又は特定のコンテンツであることを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果及び前記取得手段により取得した情報に基づいて、前記コンテンツ要求を送信した前記通信端末装置に対して、コンテンツ要求応答に代えて該通信端末装置のベアラを切り替えるベアラ切り替え要求を送信する制御手段とを備える構成を採る。
本発明の通信端末装置は、複数種類のベアラにより通信可能な通信端末装置であって、コンテンツ要求を受け取ったサーバから、該コンテンツ要求応答に代えて送信されたベアラ切り替え要求を受信する受信手段と、受信した前記ベアラ切り替え要求を基に、ベアラを切り替える制御手段とを備える構成を採る。
本発明の通信システムは、複数種類のベアラにより通信可能な通信端末装置と、前記通信端末装置からのコンテンツ要求に対してコンテンツを送信するサーバとが、ネットワークを介して接続される通信システムであって、前記サーバは、前記通信端末装置がサポートするサポートベアラと、前記サポートベアラのうち前記通信端末装置が前記コンテンツ要求の送信の際に用いた現在のベアラと、前記通信端末装置がベアラ切り替えに応答したことを示すステータスとを取得する取得手段と、前記通信端末装置から送信されたコンテンツ要求が、所定容量以上のコンテンツ又は特定のコンテンツであることを判定する判定手段と、前記判定手段による判定結果及び前記取得手段により取得した情報に基づいて、前記コンテンツ要求を送信した前記通信端末装置に対して、コンテンツ要求応答に代えて該通信端末装置のベアラを切り替えるベアラ切り替え要求を送信する制御手段とを備え、前記通信端末装置は、コンテンツ要求を受け取ったサーバから、該コンテンツ要求応答に代えて送信されたベアラ切り替え要求を受信する受信手段と、受信した前記ベアラ切り替え要求を基にベアラを切り替え、該切り替えたベアラにより前記コンテンツ要求を再送する制御手段とを備える構成を採る。
本発明のネットワーク切り替え方法は、複数種類のベアラにより通信可能な通信端末装置と、前記通信端末装置からのコンテンツ要求に対してコンテンツを送信するサーバとが、ネットワークを介して接続される通信システムのネットワーク切り替え方法であって、前記サーバ側では、前記通信端末装置がサポートするサポートベアラと、前記サポートベアラのうち前記通信端末装置が前記コンテンツ要求の送信の際に用いた現在のベアラと、前記通信端末装置がベアラ切り替えに応答したことを示すステータスとを取得するステップと、前記通信端末装置から送信されたコンテンツ要求が、所定容量以上のコンテンツ又は特定のコンテンツであることを判定するステップと、前記判定結果及び前記取得した情報に基づいて、前記コンテンツ要求を送信した前記通信端末装置に対して、コンテンツ要求応答に代えて該通信端末装置のベアラを切り替えるベアラ切り替え要求を送信するステップとを実行し、前記通信端末装置側では、前記サーバから、該コンテンツ要求応答に代えて送信された前記ベアラ切り替え要求を受信するステップと、受信した前記ベアラ切り替え要求を基にベアラを切り替えるステップとを実行する。
本発明のコンテンツ提供方法は、複数種類のベアラにより通信可能な通信端末装置に、ネットワーク上のサーバからコンテンツを送信するコンテンツ提供方法であって、前記サーバは、前記通信端末装置がサポートするサポートベアラと、前記サポートベアラのうち前記通信端末装置が前記コンテンツ要求の送信の際に用いた現在のベアラと、前記通信端末装置がベアラ切り替えに応答したことを示すステータスとを取得するステップと、前記通信端末装置から送信されたコンテンツ要求が、所定容量以上のコンテンツ又は特定のコンテンツであることを判定するステップと、前記判定結果及び前記取得した情報に基づいて、前記コンテンツ要求を送信した前記通信端末装置に対して、コンテンツ要求応答に代えて該通信端末装置のベアラを切り替えるベアラ切り替え要求を送信するステップとを有する。
本発明によれば、大容量コンテンツのダウンロードを行う際、自動的に無線LANなどの別ネットワークに切り替えることができ、大容量コンテンツのダウンロードを素早く行うとともに、ネットワークの負担を軽くすることができる。
また、コンテンツ要求を介して、いままでなかった新規ネットワークへの切り替えを実現することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1の無線通信システムの概略構成を示す図である。通信システム、ネットワーク切り替え方法及びコンテンツ提供方法として、無線通信端末とネットワークを介して接続されるサービスサーバとからなる無線通信システムに適用した例である。
図1において、無線通信システム100は、無線LAN機能付き携帯電話機(以下、携帯電話機という)110、携帯電話機110用の基地局120、携帯電話独自のネットワークである携帯電話通信網130、携帯電話機110のみからアクセス可能なコンテンツサーバA140、無線LANアクセスポイントAP(Access Point)150、インターネット又は専用回線からなるネットワーク網160、携帯電話機110及びインターネット両方からアクセス可能なコンテンツサーバB170を備えて構成される。
携帯電話機110は、複数種類のベアラにより通信可能な通信端末装置であり、無線通信を行う携帯電話機/PHS(Personal Handy-Phone System)やPDAなどの無線通信端末であり、無線通信端末として携帯電話機を例に採っている。通信電波の通信方式は、PDC(Personal Digital Cellular)方式、GSM(Global System for Mobile Communications)方式、CDMA(Code Division Multiple Access)が挙げられる。
また、携帯電話機110は、キャリア以外のネットワークを使った情報配信サービスとして無線LANを備える。無線LANのほかBluetoothサービスを受信可能なBluetooth送受信機能、UWB(Ultra Wideband)がある。また、FWA(Fixed Wireless Access)端末のような、使用場所を移動することが可能な無線通信端末も含まれる。
携帯電話機110は、基地局120及び携帯電話通信網130を経由してコンテンツサーバA140,コンテンツサーバB170にアクセスするキャリアによるアクセス方法と、無線LANアクセスポイントAP150及びネットワーク網160を経由してコンテンツサーバB170にアクセスする無線LANによるアクセス方法とを備える。
基地局120は、複数の携帯電話機110からの電波をアンテナを経由して送受信し、携帯電話通信網130及びキャリアサーバ(図示せず)を介してコンテンツサーバA140,コンテンツサーバB170に接続される。基地局120及び携帯電話通信網130は、携帯電話機110において情報の送受信を行う際に、自端末と相手端末を接続する。
携帯電話機110の利用者は、上記アクセス方法によりコンテンツサーバA140,コンテンツサーバB170にアクセスすることにより、コンテンツサーバA140,コンテンツサーバB170に格納されている各種コンテンツを取得することができる。
コンテンツサーバA140,コンテンツサーバB170は、携帯電話機110からの要求に従い、コンテンツデータベース140a,170aに蓄積されたデータを、携帯電話通信網130及び基地局120、又はネットワーク網160及び無線LANアクセスポイントAP150通して携帯電話機110に配信する。
上記コンテンツとしては、コンテンツサーバA140,コンテンツサーバB170に格納されているページデータファイル(例えばHTML(Hyper Text Markup Language)ファイル)のほか、各種画像(静止画及び動画)を構成する画像データファイル、各種音楽を構成する音楽データファイル、プログラムファイル等の各種ファイル、画像及び音楽などのストリーミングデータがある。
無線LANアクセスポイントAP150は、各種ホットスポットのほか例えばコンビニエンスストア,ファミリーレストラン,ガソリンスタンドなど各種店舗に設置され、高速専用通信回線などのネットワーク網160を通してコンテンツサーバB170に接続される。
ネットワーク網160は、移動体通信網、公衆電話網、LANやインターネットなどから構成するネットワークであり、有線系又は無線系などネットワークの種類とプロトコルの種類は特に問わない。また、ネットワーク網160のアクセス回線としてはFTTH(Fiber To The Home)、HFC(Hybrid Fiber Coax:光同軸ケーブル)、及びADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)/VDSL(Very high data rate Digital Subscriber Line)等の大容量回線が利用可能である。
無線通信システム100は、携帯電話機110などの無線通信端末が通信に使用する通信ネットワークとして複数種類のベアラが混在したものを使用する。ベアラとは、通信伝送能力、通信品質、符号化方式、通信速度等の組み合わせで特定される情報運搬方式を意味する。ベアラには、携帯電話機110と、基地局120又は携帯電話通信網130を接続するネットワーク相互接続ユニット(IWU)のようなネットワーク要素との間のデータ通信に関するパラメータの組、サービス品質(QoS)が関係する。パラメータの組には、データ伝送速度、許容遅延、許容ビット誤り率(BER)、これらのパラメータの最小及び最大値が含まれる。
携帯電話通信網130のベアラとしては、利用者が使用する携帯電話機110の種類や通信サービスの種類に応じて、SMS(Short Message Service)用ベアラ、GPRS(General Packet Radio Service)用ベアラ、W−CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)用ベアラ等が設けられている。携帯電話機110では、上記複数種類のベアラのいずれかによって、コンテンツ提供サーバにコンテンツ取得要求を送信し、そのコンテンツ提供サーバからWEBページ、音楽、画像等のコンテンツをダウンロードすることができる。
図2は、クライアントでサポート可能なベアラ例を示す図である。
図2において、ネットワークが、第2世代携帯網、第3世代携帯網、第4世代携帯網、高速通信方式、回線交換、無線LAN、Bluetooth(登録商標),IrDA(Infrared Data Association)、Wireless USB(Universal Serial Bus),USB,Serial、及び固定電話網であるとき、ネットワークにおけるベアラ概要は、図示のようなものである。例えば、クライアント端末である携帯電話機110が第2世代携帯網である場合、PDC/GSM/GPRS/CDMAなどの携帯網が、また第3世代携帯網である場合、W−CDMA/CDMA2000/TD−CDMAなどの携帯網がベアラとなる。さらに、クライアント端末である携帯電話機110は、キャリア以外のネットワークを使った情報配信サービスとして無線LANを備えており、アクセスポイントによる無線LAN通信がベアラとなる。携帯電話機110は、複数のベアラを有し、後述するネットワーク切り替え方法によって適したベアラに切り替えることが可能である。
図3は、クライアント及びサーバの構成を示すブロック図である。図3では、クライアント端末に携帯電話機110を、サーバにコンテンツサーバB170を使用した例を示す。図1と同一構成部分には同一符号を付している。
図3において、携帯電話機110は、本装置全体を制御するCPUからなる制御部200と、ベアラを切り替える判定を行う判定部210と、制御プログラムや固定データ等を記憶するROM,CPUの作業用記憶領域であるRAM等の半導体メモリなどからなり受信又は入力された情報を記憶する記憶部220と、EEPROMなどの不揮発性メモリやハードディスクなどからなりサポートベアラ情報(図4参照)及び取得した接続先のURL(Uniform Resource Locators)を含む各種データを格納するデータ格納部230と、携帯電話独自のネットワークである携帯電話通信網130に接続してキャリア用無線通信を行う通信部A240と、インターネットなどのネットワーク網160に接続してキャリア以外の無線LANによる通信を行う通信部B250と、制御部200からの指示に従って通信部A240と通信部B250を切り替える無線切り替え部260とを備えて構成される。
制御部200は、コンテンツ種別によるネットワーク切り替え処理を実行するプログラム実行部であり、携帯電話機110全体の制御を行うとともに、判定部210によるベアラを切り替える判定によりデータ格納部230、通信部A240、及び通信部B250の動作を制御する。特に、制御部200は、コンテンツ要求を受け取ったサーバから、コンテンツ要求応答に代えて送信されたベアラ切り替え要求を基に、ベアラを切り替えるネットワーク切り替え制御を行う。コンテンツ種別によるネットワーク切り替え処理については、図10により後述する。
記憶部220は、ROM、RAM及び電気的に書換可能な不揮発性メモリであるEEPROM(electrically erasable programmable ROM)であり、制御部200の制御プログラム等の種々のデータを記憶する。
データ格納部230は、サポートベアラ情報(図4参照)及び取得した接続先のURLを含む各種データを格納する。データ格納部230に格納されるURLは、取得したURLを保存しておき、接続状況等をみて後で接続先のURLにアクセスするためのものである。
通信部A240は、携帯電話通信網130との通信を行うための機能部であり、入力された音声信号を送受信無線周波数(RF)に変調してアンテナから輻射する送信機、アンテナからの送受信無線周波数(RF)帯の信号を受信する受信機、多重化された信号を変調し、変調された信号を送受信機に出力するとともに、送受信機により無線受信された信号を復調する変復調部、パワーアンプ等からなる。
通信部B250は、ユーザデータ又はユーザプロファイルを無線LAN用無線周波数に変調して無線LANアンテナから輻射する送信機、無線LANアンテナからの無線LAN用無線周波数の信号を受信する受信機等からなる無線部と、多重化された信号を変調し、変調された信号を無線部に出力するとともに、無線部により無線受信された信号を復調する変復調部とから構成される。
上記通信部B250は、キャリア用の通信部A240とは使用周波数帯や変調方式等のベアラが異なるため別個の無線制御部を設ける必要がある。無線切り替え部260は、制御部200からの指示に従って通信部A240と通信部B250を切り替える。
また、コンテンツサーバB170は、サーバ全体の制御及び情報配信機能、携帯電話機110ユーザからの要望を把握して提供情報を作成し、該情報を提供するサービス提供処理を実現するコンピュータからなる制御部300と、ベアラを切り替える判定を行う判定部310と、制御プログラムや固定データ等を記憶するROM,CPUの作業用記憶領域であるRAM等の半導体メモリなどからなる記憶部320と、EEPROMなどの不揮発性メモリやハードディスクなどからなりコンテンツ情報(図6参照)を含む各種データを格納するデータ格納部330と、携帯電話独自のネットワークである携帯電話通信網130に接続してキャリア用無線通信を行う通信部A340と、インターネットなどのネットワーク網160に接続してキャリア以外の無線LANによる通信を行う通信部B350と、制御部300からの指示に従って通信部A340と通信部B350を切り替える無線切り替え部260と、音楽情報や画像情報などの各種提供コンテンツを蓄積するコンテンツデータベース360とを備えて構成される。
制御部300は、コンテンツ種別によるネットワーク切り替え処理を実行するプログラム実行部であり、サーバ全体の制御を行うとともに、判定部310によるベアラを切り替える判定によりデータ格納部330、通信部A340、通信部B350、及びコンテンツデータベース360の動作を制御する。特に、制御部300は、携帯電話機110がサポートするサポートベアラと、サポートベアラのうち携帯電話機110がコンテンツ要求の送信の際に用いた現在のベアラと、携帯電話機110がベアラ切り替えに応答したことを示すステータスとを取得し、携帯電話機110から送信されたコンテンツ要求が、所定容量以上のコンテンツ又は特定のコンテンツであるとき、上記取得した情報に基づいて、コンテンツ要求を送信した携帯電話機110に対して、コンテンツ要求応答に代えて携帯電話機110のベアラを切り替えるベアラ切り替え要求を送信する制御を行う。コンテンツ種別によるネットワーク切り替え処理については、図11により後述する。
データ格納部330は、コンテンツ情報(図6参照)を含む各種データを格納する。また、データ格納部330に格納されるコンテンツは、コンテンツデータベース360から読み出したコンテンツを携帯電話機110にダウンロードするための一時保存である。
通信部A340,通信部B350は、携帯電話機110の通信部A240,通信部B250とほぼ同様の構成を採る。制御部300は、コンテンツ種別によるネットワーク切り替え処理を実行し、コンテンツデータベース360に蓄積されたコンテンツを、コンテンツ種別によるネットワーク切り替えによってベアラを切り替え、該当する通信部A340又は通信部B350によりクライアント側に送信する。
コンテンツデータベース360は、ネットワークを使った情報配信サービスを実現するための各種コンテンツを蓄積するデータベースであり、コンテンツサーバB170から独立して構成し、データリンクにより連携するものでもよい。コンテンツデータベース360の構築はどのようなものでもよく、例えば、コンテンツ情報を配信するデータ量、ダウンロード時間、又はパケット価格を一覧表として保存し、ある一定の基準値を超える場合にその情報を出力する構成とする。また、データ量優先、ダウンロード時間優先の選択や時間帯割引情報などが付加されたものでもよい。
なお、コンテンツサーバB170は、キャリア又は顧客情報を管理する事業者の管理サーバに接続されるものでもよい。
図4は、クライアントがサーバにコンテンツ要求する場合のクライアントからサーバ側に送信する情報の構造を示す図であり、図4(a)はそのデータ構造フォーマットを、図4(b)はその要求例をそれぞれ示す。
図4(a)において、クライアントからサーバ側に送信する情報400は、通常ヘッダ部410、拡張ヘッダ部420及びデータ部430から構成されるデータ構造フォーマットに従ってフォーマットされて送信される。通常ヘッダ部410は、現在、規格で定義されているヘッダであり、例えば図4(b)に示すようなHTTP/Host/Acceptなどの情報を持つ。拡張ヘッダ部420は、現在、規格で定義されていない拡張ヘッダであり、本実施の形態で初めて導入するものである。図4(b)に示すように、拡張ヘッダ部420は、無線通信システムがサポートしているサポートベアラ(Support-Bearer)、上記サポートベアラのうち現在接続している現在のベアラ(Current-Bearer)、クライアントからサーバ側にベアラ切り替えのステータスを知らせる切り替えフラグ(Bearer-Changed)を有する。図4(b)の例では、サポートベアラは、W−CDMAと無線LANである。また、現在のベアラは、W−CDMA、切り替えフラグはOFF(切り替え前)である。
図5は、クライアントからサーバ側に送信する情報を表にして示す図である。図5において、クライアントからサーバ側には、サポートベアラ、現在のベアラ、切り替えフラグ、及びサポートコンテンツが送信される。上記サポートベアラ、現在のベアラ、及び切り替えフラグは、現在規格で定義されていない拡張ヘッダ部420により送受信される情報である。また、サポートコンテンツは、現在、規格で定義されている情報であり、移動機がサポートしているコンテンツ情報(例えば、GIF,JPEGなどのフォーマット情報)である。
図6は、サーバがクライアントにコンテンツ要求する場合のサーバからクライアント側に送信する情報の構造を示す図であり、図6(a)はそのデータ構造フォーマットを、図6(b)はその応答例をそれぞれ示す。
図6(a)において、サーバからクライアント側に送信する情報500は、通常ヘッダ部510、及びから構成されるデータ構造フォーマットに従ってフォーマットされて送信される。前記図4のクライアントからサーバ側に送信する情報400と異なりデータ部はない。通常ヘッダ部510は、現在、規格で定義されているヘッダであり、例えば図6(b)に示すようなHTTP/Content−Type/Content−Length/Content−Locationなどの情報を持つ。拡張ヘッダ部520は、現在、規格で定義されていない拡張ヘッダであり、本実施の形態で初めて導入するものである。図6(b)に示すように、拡張ヘッダ部520は、切り替えベアラ(Change-Bearer)を有する。図6(b)の例では、切り替えベアラは、W−CDMAである。
図7は、サーバからクライアント側に送信する情報を表にして示す図である。図7において、サーバからクライアント側には、切り替えベアラ、URL、コンテンツサイズ、及びコンテンツタイプが送信される。上記切り替えベアラは、現在規格で定義されていない拡張ヘッダ部520により送受信される情報である。また、URL、コンテンツサイズ、及びコンテンツタイプは、現在、規格で定義されている情報であり、通常ヘッダ部510に格納される。URLは、同じコンテンツがある場合は別URLである。コンテンツサイズ及びコンテンツタイプは、送信する予定のコンテンツサイズ及びコンテンツタイプである。
以下、上述のように構成された無線通信システムの動作を説明する。
図8は、クライアントがサーバから携帯電話通信網130又はネットワーク網160を経由してコンテンツをダウンロードするときのクライアント−サーバ間の制御シーケンス図である。図8中、クライアント端末は携帯電話機110、サーバAは携帯電話機110のみからアクセス可能なコンテンツサーバA140、サーバBは携帯電話機110及びインターネット両方からアクセス可能なコンテンツサーバB170である。
携帯電話機110(クライアント端末)のユーザは、ブラウザ等のアプリケーション実行により、表示画面に表示されたコンテンツリストを閲覧することができる。また、コンテンツ提供サーバからのコンテンツ情報を表示画面に表示することができる。携帯電話機110のユーザが、コンテンツリストなどから所望のコンテンツタイトルを選択するキー操作を行うと、携帯電話機110は該当コンテンツサーバにコンテンツ要求を送信する。ここでは、ダウンロードを要求するコンテンツが、コンテンツサーバA140にあるとすると、携帯電話機110は、クライアントからサーバ側に送信する情報400を書き込んだコンテンツ要求を、基地局120及び携帯電話通信網130を経由してコンテンツサーバA140に送信する(ステップS1,S2)。携帯電話機110からサーバ(ここではコンテンツサーバA140)へのコンテンツ要求では、前記図4及び図5に示すように、通常ヘッダ部410に拡張ヘッダ部420が付加された、サポートベアラ、現在のベアラ、切り替えフラグ、及びサポートコンテンツを有する情報400が送信される。
コンテンツサーバA140は、上記コンテンツ要求を受信すると、そのコンテンツ要求の通常ヘッダ部410及び拡張ヘッダ部420に書き込まれているサポートベアラ、現在のベアラ、切り替えフラグ、及びサポートコンテンツを読み出し、読み出したサポートベアラ、現在のベアラ、切り替えフラグ、及びサポートコンテンツを基に、現在のベアラで要求されたコンテンツがネットワークの負担なく送信できることを判定する。ネットワークの負担なく送信できるコンテンツは、現在のベアラとコンテンツサイズにより判断される。現在のベアラは、サポートベアラ(携帯電話パケット網、無線LANなど)の中で現に接続しているベアラ(ここでは携帯電話パケット網)であり、より具体的には携帯電話通信網130のうち、例えばW−CDMAである。現在のベアラがW−CDMAである場合、GPRS用ベアラより通信伝送能力は高いものの、無線LAN、Bluetooth(登録商標)、UWBなどの小電力近距離双方向無線通信方式よりも通信伝送能力は低い。また、コンテンツ取得要求に対応するコンテンツが映画等の映像である場合、高ビットレートを有する高画質・高音質のコンテンツであり、コンテンツサイズは大きく、文字データや低ビットレートの低画質・低音質のコンテンツは、コンテンツサイズが小さい。
コンテンツサーバA140は、現在のベアラとコンテンツサイズを基に、要求されたコンテンツが現在のベアラでネットワークの負担なく送信できることを判定し、現在のベアラでネットワークの負担なく送信できるときは、コンテンツ提供サーバとして通常の動作、すなわちコンテンツ要求に対するコンテンツ送信動作を行う。ここでは、コンテンツサーバA140は、現在のベアラとで要求されたコンテンツがネットワークの負担なく送信できると判断して、コンテンツ要求に対応したコンテンツをコンテンツデータベースから読み出し、読み出したコンテンツデータを基地局120及び携帯電話通信網130を経由して携帯電話機110にダウンロードする(ステップS3,S4)。これにより、携帯電話機110側からみるとコンテンツ要求に対するコンテンツ受信が完了した。
次に、携帯電話機110のユーザが、携帯電話機110及びインターネット両方からアクセス可能なコンテンツサーバB170にコンテンツ要求を送信する場合について説明する。
ダウンロードを要求するコンテンツは、コンテンツサーバB170に存在するため、携帯電話機110は、クライアントからサーバ側に送信する情報400を書き込んだコンテンツ要求を、基地局120及び携帯電話通信網130を経由してコンテンツサーバB170に送信する(ステップS5,S6)。携帯電話機110からサーバ(ここではコンテンツサーバB170)へのコンテンツ要求では、前記図4及び図5に示すように、通常ヘッダ部410に拡張ヘッダ部420が付加された、サポートベアラ、現在のベアラ、切り替えフラグ、及びサポートコンテンツを有する情報400が送信される。
コンテンツサーバB170は、上記コンテンツ要求を受信すると、そのコンテンツ要求の通常ヘッダ部410及び拡張ヘッダ部420に書き込まれているサポートベアラ、現在のベアラ、切り替えフラグ、及びサポートコンテンツを読み出し、読み出したサポートベアラ、現在のベアラ、切り替えフラグ、及びサポートコンテンツを基に、コンテンツをダウンロードするのに最も適したベアラに切り替えるコンテンツ種別によるネットワーク切り替え処理を実行する(ステップS7)。このサーバ側でのコンテンツ種別によるネットワーク切り替え処理については、図11のフローにより後述する。
具体的には、コンテンツサーバB170は、大容量のコンテンツが指定されたとき、サーバ側にコンテンツ要求と共に送信された、サポートベアラ、現在のベアラ、及び切り替えフラグの情報400(図4及び図5参照)を基に、要求されたコンテンツを現在のベアラでネットワークの負担なく送信できるか否かを判定し、現在のベアラではネットワークの負担が大きい(すなわちダウンロードに多大の時間を要する)と判定した場合には、携帯電話機110(クライアント端末)からのコンテンツ要求があっても該当コンテンツデータを送信せず、代わりに携帯電話機110に対して、携帯電話機110(クライアント端末)でベアラを切り替えるための「ベアラ切り替え要求」を送信する。このベアラ切り替え要求は、ネットワークの切り替えも含むネットワーク切り替え要求であり、例えば携帯電話パケット網から無線LANなどのベアラ切り替えの要求である。コンテンツサーバB170から携帯電話機110への応答では、前記図6及び図7に示すように、通常ヘッダ部510に、切り替えベアラを有する拡張ヘッダ部520が付加された情報500が送信される。したがって、この場合には携帯電話機110(クライアント端末)側からみると、コンテンツサーバB170に対してコンテンツ要求したにもかかわらず、コンテンツデータ(実コンテンツ)は送信されて来ず、コンテンツデータとは無関係の「ベアラ切り替え要求(ネットワーク切り替え要求)」を受け取ることになる(ステップS8,S9)。
ベアラ切り替え要求(ネットワーク切り替え要求)を受け取った携帯電話機110(クライアント端末)は、携帯電話機110側でネットワーク切り替え処理を実行し(ステップS10)、ネットワーク切り替え後、再コンテンツ要求を行う。このクライアント側でのコンテンツ種別によるネットワーク切り替え処理については、図10のフローにより後述する。
携帯電話機110(クライアント端末)は、上記ネットワーク切り替えにより、大容量コンテンツをダウンロードするのに適したベアラ、ここでは無線LANを適用し、再コンテンツ要求を無線LANアクセスポイントAP150及びネットワーク網160を経由してコンテンツサーバB170に送信する(ステップS11,S12)。この場合、携帯電話機110は、クライアントからサーバ側に送信する情報400の「切り替えフラグ」をON(切り替え後)にして再コンテンツ要求に書き込み、コンテンツサーバB170に送る。コンテンツサーバB170は、携帯電話機110及びインターネット両方からアクセス可能なコンテンツ提供サーバである。携帯電話機110(クライアント端末)は、切り替え前には、基地局120及び携帯電話通信網130を経由してコンテンツ要求をコンテンツサーバB170に送信するが(ステップS5,S6)、切り替え後は、再コンテンツ要求を無線LANアクセスポイントAP150及びネットワーク網160を経由してコンテンツサーバB170に送信することになる(ステップS11,S12)。
コンテンツサーバB170は、再コンテンツ要求と共に送信された、サポートベアラ、現在のベアラ、及び切り替えフラグの情報400(図4及び図5参照)を基に、「切り替えフラグ」がONであることから、ネットワーク切り替え後であることを確認し、要求されたコンテンツが現在のベアラでネットワークの負担なく送信できると判定して再コンテンツ要求に対するコンテンツ送信動作を行う(ステップS13)。すなわち、コンテンツ要求に対応したコンテンツをコンテンツデータベースから読み出し、読み出したコンテンツデータをネットワーク網160及び無線LANアクセスポイントAP150を経由して携帯電話機110にダウンロードする(ステップS14,S15)。このように、コンテンツサーバB170は、コンテンツ要求に書き込まれた、クライアントからサーバ側に送信する情報400を確認することより、携帯電話機110(クライアント端末)から同じコンテンツ要求を受け取っても、再コンテンツ要求時は「ベアラ切り替え要求」を送信することなく、コンテンツ要求に対応したコンテンツデータ(実コンテンツデータ)を携帯電話機110にダウンロードすることができる。これにより、携帯電話機110側からみるとコンテンツ要求に対するコンテンツ受信が完了した。
携帯電話機110(クライアント端末)は、コンテンツ要求したコンテンツデータのダウンロード完了後、ネットワーク切り替え要求(ベアラ切り替え要求)により切り替えたネットワークを、元のネットワークに復帰するか否かをユーザが選択する(ステップS16)。元のネットワークへの復帰動作は、任意に採用することができる。例えば、完了後にユーザ選択を待たずに元のネットワークに自動復帰してもよいし、ユーザ選択により元のネットワークに復帰するかを設定する態様でもよい。あるいは、コンテンツ要求が続く場合は、切り替え後のネットワークを維持し、コンテンツ要求ではない他の動作があったとき、元のネットワークに復帰する態様でもよい。
図9は、コンテンツ要求を行ったときのサーバ側の動作例を表にして示す図である。図8のステップS7及びステップS13で述べたように、コンテンツサーバB170は、携帯電話機110(クライアント端末)側からコンテンツ要求を受信したとき、このコンテンツ要求に書き込まれた、サポートベアラ、現在のベアラ、及び切り替えフラグON/OFFを基に、コンテンツ送信するかネットワーク切り替え要求を送信するかのいずれかの動作を行う。より詳しく説明すると、携帯電話機110(クライアント端末)の現在のベアラが「無線LAN」であれば、高速大容量通信が可能と判断して、切り替えフラグON/OFFにかかわらずコンテンツ要求に対するコンテンツデータのダウンロードを行う。現在のベアラが「携帯パケット」で切り替えフラグOFFのときは、ネットワーク切り替え要求を送信する。また、現在のベアラが「携帯パケット」であっても切り替えフラグONのときは、携帯電話機110(クライアント端末)側では切り替え後の状態であることを伝えたのであり、携帯電話機110(クライアント端末)側の都合で現在のベアラを切り替えたくない(あるいは、切り替えできない)と判断して、現在のベアラ「携帯パケット」でコンテンツ要求に対するコンテンツデータのダウンロードを行う。
図10は、ベアラ切り替え要求を受けた時のクライアント動作を示すフロー図である。本フローは、携帯電話機110の制御部200が実行するコンテンツ種別によるネットワーク切り替え処理である。
ベアラ切り替え要求を受信すると、本フローがスタートする(ステップS21)。このベアラ切り替え要求は、前述したように、携帯電話機110(クライアント端末)からのコンテンツ要求に対して、要求したコンテンツデータの代わりに、クライアント端末がサーバから受け取るネットワーク切り替え要求である(図8の制御シーケンスのステップS8,S9参照)。すなわち、コンテンツ要求を受信したサーバは、コンテンツ要求の通常ヘッダ部410及び拡張ヘッダ部420に書き込まれているサポートベアラ、現在のベアラ、切り替えフラグ、及びサポートコンテンツを基に、(a)要求されたコンテンツが大容量コンテンツであり、(b)サポートベアラに無線LANなどの高速大容量通信用ベアラを有し、(c)現在のベアラからみて他に大容量通信用ベアラが選択可能であり、(d)切り替えフラグから切り替え前であることを確認したとき(上記(a)〜(d)の判定順序又は条件は任意である)、コンテンツ要求をしたクライアントに対して、クライアントが要求したコンテンツデータをダウンロードする代わりに、ネットワーク切り替え要求であるベアラ切り替え要求を送信する。
ベアラ切り替え要求を受信すると、ステップS22で切り替えベアラが使用できるか否かを判別し、無線LANが使用可能状態にあるなど、切り替えベアラが使用できるときは、ステップS23で指定ベアラの切り替えを行う。
上記ステップS23で指定ベアラの切り替えを行ったとき、あるいは上記ステップS22で切り替えベアラが使用できないときは、ステップS24で切り替えフラグON設定を行う(図5参照)。切り替えフラグON設定は、切り替え後であるステータスを示すものである。次いで、ステップS25で再コンテンツ送信要求を行って本フローを終了する
(図8の制御シーケンスのステップS10,S11参照)。
図11は、コンテンツ要求を受けた時のサーバ動作を示すフロー図である。本フローは、コンテンツサーバB170の制御部300が実行するコンテンツ種別によるネットワーク切り替え処理である。
コンテンツ要求を受信すると、本フローがスタートする(ステップS31)。まず、ステップS32でクライアントからサーバ側に送信する情報400を基に、切り替えフラグOFFか否かを判別する(図8の制御シーケンスのステップS7参照)。コンテンツサーバB170は、大容量のコンテンツが指定されたとき、クライアントからサーバ側にコンテンツ要求と共に送信された情報400(図4及び図5参照)の切り替えフラグOFFを判別する。本実施の形態では、コンテンツ要求されたコンテンツサイズが所定の大容量のコンテンツの場合に、本フローを実行するようにしているが、コンテンツ要求されたコンテンツサイズにかかわらず、上記ステップS32以下を実行する態様でもよい。
切り替えフラグOFFのときは、切り替え前であると判断して、ステップS33でサポートベアラの中に切り替え可能なベアラがあるか否かを判別する。次いで、ステップS34で携帯電話機110(クライアント端末)に適した別コンテンツが別URLに存在するか否かを判別する。クライアントに適した別コンテンツが別URLに存在するときは、ベアラ切り替え要求が発行できると判断して、ステップS35でコンテンツ要求をしたクライアント(ここでは携帯電話機110)に、ベアラ切り替え要求を送信して本フローを終了する。ここで、上記ステップS34の確認処理を行うことなくステップS35に移行する態様でもよい。
上記ステップS32で切り替えフラグONのとき、上記ステップS33でサポートベアラの中に切り替え可能なベアラがないとき、あるいは上記ステップS34でクライアントに適した別コンテンツが別URLに存在しないときは、ベアラ切り替え要求が発行条件にないと判断して、ステップS36でコンテンツ要求に対応するコンテンツ要求応答、すなわちコンテンツデータのダウンロードを行って本フローを終了する。
以上詳細に説明したように、本実施の形態によれば、コンテンツサーバB170の制御部300は、クライアントからサーバ側に送信する情報400から、携帯電話機110がサポートするサポートベアラと、サポートベアラのうち携帯電話機110がコンテンツ要求の送信の際に用いた現在のベアラと、携帯電話機110がベアラ切り替えに応答したことを示す切り替えフラグとを取得し、携帯電話機110から送信されたコンテンツ要求が、大容量コンテンツであるとき、上記取得した情報に基づいて、コンテンツ要求を送信した携帯電話機110に対して、コンテンツ要求応答に代えて携帯電話機110のベアラを切り替えるベアラ切り替え要求を送信する。また、携帯電話機110の制御部200は、コンテンツ要求を受け取ったコンテンツサーバB170から、コンテンツ要求応答に代えて送信されたベアラ切り替え要求を基に、適したベアラに切り替え、切り替えたベアラによりコンテンツ要求を再送する。コンテンツサーバB170は、再度、サポートベアラ、現在のベアラ、切り替えフラグを判別して携帯電話機110に要求コンテンツを送信する。これにより、大容量コンテンツのダウンロードを行うとき、自動的に無線LANなどの別ネットワークに切り替えることができ、大容量コンテンツのダウンロードを素早く行うとともに、ネットワークの負担を軽くすることができる。また、コンテンツ要求を介して、いままでなかった新規なネットワーク切り替えを実現することができる。
具体的には、以下の効果(a)−(f)を期待することができる。
(a)大容量コンテンツをダウンロードする際に、基地局120、携帯電話通信網130に対する負担を軽減することができる。(b)携帯電話機110ではない別ネットワークを経由することにより、より短時間でダウンロードできるようになる。(c)ユーザは大容量コンテンツをダウンロードする際に、パケット料金などを節約することができる。(d)コンテンツプロバイダにとっては、サイト内のセキュリティレベルに応じて、「インターネットに公開するコンテンツ」と「携帯電話ネットワーク部分のみに提供するコンテンツ」を分けることができる。(e)ユーザは接続ベアラを意識することなく、自動的に切り替えることができる。(f)ストリーミングのような一定時間のコンテンツは回線交換方式とすることにより、時間に応じた課金とすることができる。
さらに、効果(g)−(r)を期待することができる。
(g)サポートベアラを送信することによって、サーバ側は送信するコンテンツ(例えばより低ビットレートのコンテンツなど)を切り替えることができる。(h)サーバ側で切り替えを指定し、接続方法が変わるため、「携帯電話網内でのみ参照できるコンテンツ」を閲覧することができなくなる、ということがなくなる。(i)無線LANだけでなく、IrDA、Bluetoothのような近距離通信にあっても、PC端末を経由することにより、コンテンツのダウンロードを行うことができる。(j)サーバが込み合っていた場合、別URLに誘導することができる。(k)ベアラや移動機に適した別URLに誘導することができる。
〔クライアント側の動作例〕
(l)クライアントはサーバから通知されるコンテンツサイズ、コンテンツタイプを見て、切り替え判定を行うこともできる。(m)切り替え時に無線LANのアクセスポイント圏外にいたとき、接続するURLを格納しておき、後に圏内に入ったときに接続することもできる。(n)3つ以上の通信方式があった場合、混雑状況を見て、切り替えることもできる。
〔ユースケース例〕
(o)ユーザが意識せずに、容量の比較的小さいWEBページ(通常のHTMLなど)を基地局経由でダウンロード、容量の大きいコンテンツ(音楽、動画など)を無線LANでダウンロードすることにより、ダウンロード時間/課金を減らすことができる。(p)暗号化かつ大容量のコンテンツを、自動的にベアラを切り替えてダウンロード、復号化するためのキーを基地局経由でダウンロードすることにより、セキュリティを高めることができる。(q)ストリーミングのようなダウンロード時間が決まっているコンテンツでは、自動的に回線交換のような時間課金のベアラに切り替えることができる。(r)移動機でサポートしている能力に適したコンテンツのダウンロードを行うために、URL/ベアラを切り替えてダウンロードすることができる。
(実施の形態2)
実施の形態1は、携帯電話機110(クライアント端末)からのコンテンツ要求に対して、コンテンツサーバA140が通常の動作を行い、コンテンツサーバB170がベアラ切り替え要求を送信する例について説明した。
実施の形態2では、コンテンツサーバA140がベアラ切り替え要求を送信する例について説明する。
実施の形態2の無線通信システムの概略構成は、図1乃至図3と略同一であるため説明を省略する。
図12は、実施の形態2の無線通信システムのクライアントがサーバから携帯電話通信網130又はネットワーク網160を経由してコンテンツをダウンロードするときのクライアント−サーバ間の制御シーケンス図である。図8と同一処理を行うステップには同一符号を付している。
携帯電話機110(クライアント端末)は、クライアントからサーバ側に送信する情報400を書き込んだコンテンツ要求を、基地局120及び携帯電話通信網130を経由してコンテンツサーバA140に送信する(ステップS1,S2)。携帯電話機110からサーバ(ここではコンテンツサーバA140)へのコンテンツ要求では、前記図4及び図5に示すように、通常ヘッダ部410に拡張ヘッダ部420が付加された、サポートベアラ、現在のベアラ、切り替えフラグ、及びサポートコンテンツを有する情報400が送信される。
コンテンツサーバA140は、上記コンテンツ要求を受信すると、そのコンテンツ要求の通常ヘッダ部410及び拡張ヘッダ部420に書き込まれているサポートベアラ、現在のベアラ、切り替えフラグ、及びサポートコンテンツを読み出し、読み出したサポートベアラ、現在のベアラ、切り替えフラグ、及びサポートコンテンツを基に、現在のベアラで要求されたコンテンツがネットワークの負担なく送信できることを判定する。いま、コンテンツサーバA140は、現在のベアラとで要求されたコンテンツがネットワークの負担が大きいと判断した。本実施の形態では、コンテンツサーバA140に対してコンテンツ要求があった場合、複数のベアラでアクセス可能なコンテンツサーバB170の場合と同様に、コンテンツデータの送信に代えてベアラ切り替え要求(ネットワーク切り替え要求)を送信する。但し、コンテンツサーバA140は、携帯電話機110のみからアクセス可能なコンテンツ提供サーバであるため、ベアラ切り替え要求をクライアントに送信し、これに応えたクライアントが、再びコンテンツサーバA140のコンテンツデータのURLにアクセスするのでは意味がない。そこで、コンテンツサーバA140は、ベアラ/サポートコンテンツを判定し、クライアントにネットワークの切り替え要求に、URL切り替え要求を出す(ステップS41)。このサーバ側でのコンテンツ種別によるネットワーク切り替え処理については、図13のフローにより後述する。
携帯電話機110(クライアント端末)側からみると、コンテンツサーバA140に対してコンテンツ要求したにもかかわらず、コンテンツデータ(実コンテンツ)は送信されて来ず、コンテンツデータに代えて「ネットワーク/URL切り替え要求」を受け取ることになる(ステップS42,S43)。
ネットワーク/URL切り替え要求を受け取った携帯電話機110(クライアント端末)は、携帯電話機110側でネットワーク切り替え処理を実行し(ステップS10)、ネットワーク切り替え後、再コンテンツ要求を行う。
以降のシーケンスについては、図8と同様であるため説明を省略する。
図13は、コンテンツ要求を受けた時のサーバ動作を示すフロー図である。本フローは、コンテンツサーバA140の制御部が実行するコンテンツ種別によるネットワーク切り替え処理であり、図11のコンテンツサーバB170のフローと同様な処理を行う。
コンテンツ要求を受信すると、本フローがスタートする(ステップS51)。まず、ステップS52でクライアントからサーバ側に送信する情報400を基に、ベアラ/サポートコンテンツ及び切り替えフラグを判別する(図12の制御シーケンスのステップS41参照)。コンテンツサーバA140は、クライアントからサーバ側にコンテンツ要求と共に送信された情報400(図4及び図5参照)のベアラ/サポートコンテンツ及び切り替えフラグを判別する。
切り替えフラグOFFのときは、切り替え前であると判断して、ステップS53でサポートベアラの中に切り替え可能なベアラがあるか否かを判別する。次いで、ステップS54で携帯電話機110(クライアント端末)に適した別コンテンツが別URLに存在するか否かを判別する。クライアントに適した別コンテンツが別URLに存在するときは、ステップS55でコンテンツ要求をしたクライアント(ここでは携帯電話機110)に、ベアラ及びURL切り替え要求を送信して本フローを終了する。すなわち、コンテンツサーバA140は、携帯電話機110のみからアクセス可能なコンテンツ提供サーバであるため、クライアントが、再びコンテンツサーバA140のコンテンツデータのURLにアクセスしてもインターネットなどによる高速大容量でコンテンツデータを送信することはできない。そこで、コンテンツサーバA140は、クライアントに適した別コンテンツが別URLに存在するときは、そのURLとベアラ及びURL切り替え要求を送信する。
上記ステップS52で切り替えフラグONのとき、上記ステップS53でサポートベアラの中に切り替え可能なベアラがないとき、あるいは上記ステップS54でクライアントに適した別コンテンツが別URLに存在しないときは、ベアラ切り替え要求が発行条件にないと判断して、ステップS56でコンテンツ要求に対応するコンテンツ要求応答、すなわちコンテンツデータのダウンロードを行って本フローを終了する。
したがって、実施の形態2よれば、携帯電話機110からのコンテンツ要求を、携帯電話機110のみからアクセス可能なコンテンツサーバA140が提供する場合であっても、実施の形態1と同様に、URLとベアラ及びURL切り替え要求を送信することで、携帯電話機110はクライアントに適した別URLにアクセスすることができ、大容量コンテンツのダウンロードを素早く行うとともに、ネットワークの負担を軽くすることができる。また、コンテンツ要求を介して、いままでなかった新規なネットワーク切り替えを実現することができる。
(実施の形態3)
実施の形態3は、ベアラ切り替え要求を受けた時のクライアント動作の別の態様について説明する。
実施の形態3の無線通信システムの概略構成は、図1乃至図3と略同一であるため説明を省略する。
図14は、ベアラ切り替え要求を受けた時のクライアント動作を示すフロー図である。本フローは、携帯電話機110の制御部200が実行するコンテンツ種別によるネットワーク切り替え処理である。
ベアラ切り替え要求を受信すると、本フローがスタートする(ステップS61)。このベアラ切り替え要求は、前述したように、携帯電話機110(クライアント端末)からのコンテンツ要求に対して、要求したコンテンツデータの代わりに、クライアント端末がサーバから受け取るネットワーク切り替え要求である。
ベアラ切り替え要求を受信すると、ステップS62でコンテンツサイズが一定以上か否かを判別し、コンテンツサイズが一定以上のときは大容量コンテンツの可能性があると判断してステップS63でコンテンツが特定のコンテンツ(例えば、映画などの映像コンテンツ)か否かを判別する。本実施の形態では、コンテンツサイズが一定以上で、かつ特定のコンテンツのとき、大容量コンテンツであると判定している。なお、コンテンツサイズが所定以上のとき大容量コンテンツと判定してもよく、映画などの映像コンテンツのとき大容量コンテンツと判定してもよい。このようにすれば、コンテンツ要求/応答で送信する情報のヘッダ部とそのヘッダ部に格納される情報が規格上異なる場合(コンテンツサイズ情報がない、URLがない又は区分されていない、など)に対応できる。
コンテンツが特定のコンテンツのときは、大容量コンテンツであると判断してステップS64で接続先ベアラが使用できるか否かを判別し、接続先ベアラが使用できるときはステップS65でクライアント側からサーバにベアラ切り替え要求を送信して本フローを終了する。携帯電話機110(クライアント端末)が、このベアラ切り替え要求をサーバに送信することにより、該当サーバは、ベアラ切り替え要求に応答して高速大容量ネットワークに切り替え、大容量コンテンツデータをダウンロードすることができる。
上記ステップS64で接続先ベアラが使用できないときは、ステップS66でユーザ設定が“URL保存”になっているか否かを判別する。ユーザ設定が“URL保存”となっているとき、ステップS67で接続先URLを保存して本フローを終了する。上記ステップS64で接続先ベアラが使用できない場合は、ダウンロードしようとするコンテンツが大容量コンテンツであるにもかかわらず、ベアラを高速大容量ネットワークに切り替えられない場合である。したがって、そのままコンテンツ要求に対応してサーバからコンテンツのダウンロードが行われると、ネットワークの負担(例えば、ダウンロード完了まで長時間を要する)が生じる可能性がある。本実施の形態では、ユーザ設定が“URL保存”となっているとき、携帯電話機110のデータ格納部230(図3参照)に接続先URLを保存しておくことで、ネットワークの負担が大きいこの時点での大容量コンテンツのダウンロードを避ける。なお、携帯電話機110のユーザは、接続先ベアラが使用できる環境になったときなど、所望の時点で接続データ格納部230に保存された接続先URLにアクセスしてコンテンツデータをダウンロードすることができる。
上記ステップS62でコンテンツサイズが一定より小さいとき、上記ステップS63でコンテンツが特定のコンテンツでないとき、あるいは上記ステップS66でユーザ設定が“URL保存”になっていないときは、ステップS68でベアラを切り替えずにコンテンツ要求をして本フローを終了する。
したがって、実施の形態3よれば、携帯電話機110のデータ格納部230に接続先URLを保存しておくことで、ネットワークの負担を避けつつ、保存された接続先URLにアクセスしてコンテンツデータをダウンロードすることができる。
以上の説明は本発明の好適な実施の形態の例証であり、本発明の範囲はこれに限定されることはない。例えば、本実施の形態では、適したネットワークの一例として無線LANについて説明したが、複数種類のベアラにより通信可能な通信端末装置とサーバであればよく、ベアラの種類は限定されるものではない。
また、本実施の形態では無線通信システム、コンテンツサーバ、情報通信端末という名称を用いたが、これは説明の便宜上であり、通信装置、端末装置、ネットワーク装置及び通信方法等であってもよいことは勿論である。
さらに、上記通信端末装置、サーバ及び無線通信システムを構成する各部、例えば通信部、データ格納部の種類、その数及び接続方法などはどのようなものでもよい。
以上説明した通信端末装置、サーバ及び通信システムは、このネットワーク切り替え方法を機能させるためのプログラムでも実現される。このプログラムはコンピュータで読み取り可能な記録媒体に格納されている。
本発明に係る通信端末装置、サーバ及び通信システムは、複数種類のベアラにより通信可能な通信端末装置、サーバ及び通信システムに展開することができる。また、ネットワーク切り替え方法として有用である。
本発明の実施の形態1の無線通信システムの概略構成を示す図 上記実施の形態1に係る無線通信システムのクライアントでサポート可能なベアラ例を示す図 上記実施の形態1に係る無線通信システムのクライアント及びサーバの構成を示すブロック図 上記実施の形態1に係る無線通信システムのクライアントがサーバにコンテンツ要求する場合のクライアントからサーバ側に送信する情報の構造を示す図 上記実施の形態1に係る無線通信システムのクライアントからサーバ側に送信する情報を表にして示す図 上記実施の形態1に係る無線通信システムのサーバがクライアントにコンテンツ要求する場合のサーバからクライアント側に送信する情報の構造を示す図 上記実施の形態1に係る無線通信システムのサーバからクライアント側に送信する情報を表にして示す図 上記実施の形態1に係る無線通信システムのクライアントがサーバから携帯電話通信網又はネットワーク網を経由してコンテンツをダウンロードするときのクライアント−サーバ間の制御シーケンス図 上記実施の形態1に係る無線通信システムのコンテンツ要求を行ったときのサーバ側の動作例を表にして示す図 上記実施の形態1に係る無線通信システムのベアラ切り替え要求を受けた時のクライアント動作を示すフロー図 上記実施の形態1に係る無線通信システムのコンテンツ要求を受けた時のサーバ動作を示すフロー図 本発明の実施の形態2に係る無線通信システムのクライアントがサーバから携帯電話通信網又はネットワーク網を経由してコンテンツをダウンロードするときのクライアント−サーバ間の制御シーケンス図 上記実施の形態2に係る無線通信システムのコンテンツ要求を受けた時のサーバ動作を示すフロー図 本発明の実施の形態3に係る無線通信システムのベアラ切り替え要求を受けた時のクライアント動作を示すフロー図
符号の説明
100 無線通信システム
110 無線LAN機能付き携帯電話機
120 基地局
130 携帯電話通信網
140 コンテンツサーバA
150 無線LANアクセスポイントAP
160 ネットワーク網
170 コンテンツサーバB
200,300 制御部
210,310 判定部
220,320 記憶部
230,330 データ格納部
240,340 通信部A
250,350 通信部B
260 無線切り替え部
360 コンテンツデータベース

Claims (10)

  1. 複数種類のベアラにより通信可能な通信端末装置からのコンテンツ要求に対してコンテンツを送信するサーバであって、
    前記通信端末装置がサポートするサポートベアラと、前記サポートベアラのうち前記通信端末装置が前記コンテンツ要求の送信の際に用いた現在のベアラと、前記通信端末装置がベアラ切り替えに応答したことを示すステータスとを取得する取得手段と、
    前記通信端末装置から送信されたコンテンツ要求が、所定容量以上のコンテンツ又は特定のコンテンツであることを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果及び前記取得手段により取得した情報に基づいて、前記コンテンツ要求を送信した前記通信端末装置に対して、コンテンツ要求応答に代えて該通信端末装置のベアラを切り替えるベアラ切り替え要求を送信する制御手段と
    を備えるサーバ。
  2. 前記取得手段は、前記通信端末装置が前記コンテンツ要求と共にサーバに送信する情報のヘッダ部に格納した前記サポートベアラ、前記現在のベアラ、及び前記ベアラ切り替え応答ステータスを取得する請求項1記載のサーバ。
  3. さらに、コンテンツを蓄積するコンテンツデータベースと、
    前記通信端末装置から送信されたコンテンツ要求を受信するとともに、前記コンテンツデータベースから読み出したコンテンツを送信する通信手段とを備える請求項1記載のサーバ。
  4. 複数種類のベアラにより通信可能な通信端末装置であって、
    コンテンツ要求を受け取ったサーバから、該コンテンツ要求応答に代えて送信されたベアラ切り替え要求を受信する受信手段と、
    受信した前記ベアラ切り替え要求を基に、ベアラを切り替える制御手段と
    を備える通信端末装置。
  5. 前記制御手段は、前記ベアラ切り替え後、該切り替えたベアラにより前記コンテンツ要求を再送する制御を行う請求項4記載の通信端末装置。
  6. さらに、コンテンツ要求の送信の際、自機がサポートするサポートベアラと、前記サポートベアラのうち現在のベアラと、ベアラ切り替えに応答したことを示すステータスとを送信する送信手段を備える請求項4記載の通信端末装置。
  7. 複数種類のベアラにより通信可能な通信端末装置と、前記通信端末装置からのコンテンツ要求に対してコンテンツを送信するサーバとが、ネットワークを介して接続される通信システムであって、
    前記サーバは、
    前記通信端末装置がサポートするサポートベアラと、前記サポートベアラのうち前記通信端末装置が前記コンテンツ要求の送信の際に用いた現在のベアラと、前記通信端末装置がベアラ切り替えに応答したことを示すステータスとを取得する取得手段と、
    前記通信端末装置から送信されたコンテンツ要求が、所定容量以上のコンテンツ又は特定のコンテンツであることを判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定結果及び前記取得手段により取得した情報に基づいて、前記コンテンツ要求を送信した前記通信端末装置に対して、コンテンツ要求応答に代えて該通信端末装置のベアラを切り替えるベアラ切り替え要求を送信する制御手段とを備え、
    前記通信端末装置は、
    コンテンツ要求を受け取ったサーバから、該コンテンツ要求応答に代えて送信されたベアラ切り替え要求を受信する受信手段と、
    受信した前記ベアラ切り替え要求を基にベアラを切り替え、該切り替えたベアラにより前記コンテンツ要求を再送する制御手段と
    を備える通信システム。
  8. 複数種類のベアラにより通信可能な通信端末装置と、前記通信端末装置からのコンテンツ要求に対してコンテンツを送信するサーバとが、ネットワークを介して接続される通信システムのネットワーク切り替え方法であって、
    前記サーバ側では、前記通信端末装置がサポートするサポートベアラと、前記サポートベアラのうち前記通信端末装置が前記コンテンツ要求の送信の際に用いた現在のベアラと、前記通信端末装置がベアラ切り替えに応答したことを示すステータスとを取得するステップと、
    前記通信端末装置から送信されたコンテンツ要求が、所定容量以上のコンテンツ又は特定のコンテンツであることを判定するステップと、
    前記判定結果及び前記取得した情報に基づいて、前記コンテンツ要求を送信した前記通信端末装置に対して、コンテンツ要求応答に代えて該通信端末装置のベアラを切り替えるベアラ切り替え要求を送信するステップとを実行し、
    前記通信端末装置側では、前記サーバから、該コンテンツ要求応答に代えて送信された前記ベアラ切り替え要求を受信するステップと、
    受信した前記ベアラ切り替え要求を基にベアラを切り替えるステップとを実行するネットワーク切り替え方法。
  9. 複数種類のベアラにより通信可能な通信端末装置に、ネットワーク上のサーバからコンテンツを送信するコンテンツ提供方法であって、
    前記サーバは、前記通信端末装置がサポートするサポートベアラと、前記サポートベアラのうち前記通信端末装置が前記コンテンツ要求の送信の際に用いた現在のベアラと、前記通信端末装置がベアラ切り替えに応答したことを示すステータスとを取得するステップと、
    前記通信端末装置から送信されたコンテンツ要求が、所定容量以上のコンテンツ又は特定のコンテンツであることを判定するステップと、
    前記判定結果及び前記取得した情報に基づいて、前記コンテンツ要求を送信した前記通信端末装置に対して、コンテンツ要求応答に代えて該通信端末装置のベアラを切り替えるベアラ切り替え要求を送信するステップと
    を有するコンテンツ提供方法。
  10. 前記通信端末装置は、コンテンツ要求を受け取ったサーバから、該コンテンツ要求応答に代えて送信されたベアラ切り替え要求を受信するステップと、
    受信した前記ベアラ切り替え要求を基にベアラを切り替えるステップと、
    前記切り替えたベアラにより前記コンテンツ要求を再送するステップとを有する請求項9記載のコンテンツ提供方法。
JP2006344997A 2006-12-21 2006-12-21 通信端末装置、サーバ、通信システム、ネットワーク切り替え方法及びコンテンツ提供方法 Pending JP2008160324A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006344997A JP2008160324A (ja) 2006-12-21 2006-12-21 通信端末装置、サーバ、通信システム、ネットワーク切り替え方法及びコンテンツ提供方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006344997A JP2008160324A (ja) 2006-12-21 2006-12-21 通信端末装置、サーバ、通信システム、ネットワーク切り替え方法及びコンテンツ提供方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2008160324A true JP2008160324A (ja) 2008-07-10

Family

ID=39660770

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006344997A Pending JP2008160324A (ja) 2006-12-21 2006-12-21 通信端末装置、サーバ、通信システム、ネットワーク切り替え方法及びコンテンツ提供方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2008160324A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010283513A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Nec Corp アクセス方法案内システム、アクセス方法案内方法及びプログラム
WO2012077303A1 (ja) * 2010-12-08 2012-06-14 日本電気株式会社 通信サービス提供システム、通信サービス提供方法およびデータセンタ管理システム
KR101313677B1 (ko) 2007-06-26 2013-10-02 에스케이플래닛 주식회사 동적 콘텐츠 전송을 위한 단말기 지원기능 협상 방법, 그를위한 단말기, 및 서버
US8781394B2 (en) 2010-09-30 2014-07-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Information processing apparatus and communication control method
JP2015528657A (ja) * 2012-08-08 2015-09-28 ノキア テクノロジーズ オーユー ネットワーク支援されたデータ転送スケジューリングのための方法および装置
JP2017525226A (ja) * 2014-07-04 2017-08-31 アリババ グループ ホウルディング リミテッド 無線ネットワークアクセスおよび無線データトラヒックを制御する装置および方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101313677B1 (ko) 2007-06-26 2013-10-02 에스케이플래닛 주식회사 동적 콘텐츠 전송을 위한 단말기 지원기능 협상 방법, 그를위한 단말기, 및 서버
JP2010283513A (ja) * 2009-06-03 2010-12-16 Nec Corp アクセス方法案内システム、アクセス方法案内方法及びプログラム
US8781394B2 (en) 2010-09-30 2014-07-15 Kabushiki Kaisha Toshiba Information processing apparatus and communication control method
US9380407B2 (en) 2010-09-30 2016-06-28 Kabushiki Kaisha Toshiba Information processing apparatus and communication control method
WO2012077303A1 (ja) * 2010-12-08 2012-06-14 日本電気株式会社 通信サービス提供システム、通信サービス提供方法およびデータセンタ管理システム
JP2015528657A (ja) * 2012-08-08 2015-09-28 ノキア テクノロジーズ オーユー ネットワーク支援されたデータ転送スケジューリングのための方法および装置
JP2017525226A (ja) * 2014-07-04 2017-08-31 アリババ グループ ホウルディング リミテッド 無線ネットワークアクセスおよび無線データトラヒックを制御する装置および方法
US10498731B2 (en) 2014-07-04 2019-12-03 Alibaba Group Holding Limited Apparatus and method for controlling wireless network access and wireless data traffic

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8583164B2 (en) Reward-based access to media content
US7889697B2 (en) Method and apparatus for content delivery to a mobile device
US7151921B2 (en) Management apparatus, management system, management method, and management program for memory capacity of mobile terminals
US8027293B2 (en) Communication channel selection and use
US20060234762A1 (en) Method and apparatus for selecting a communication mode for performing user requested data transfers
JP2010530110A (ja) オフラインブラウジングのためのコンテンツをダウンロードするシステム、方法、装置及びコンピュータプログラム製品
US20020039892A1 (en) System and method for network and service selection in a mobile communication station
JP2008160324A (ja) 通信端末装置、サーバ、通信システム、ネットワーク切り替え方法及びコンテンツ提供方法
CN102340792A (zh) 一种切换方法及设备
JP2004193854A (ja) 通信システム、無線通信端末及び無線基地局
US20070192806A1 (en) Multimedia content redirection method
WO2012147380A1 (ja) 端末装置、データ受信方法、データ受信プログラム及び記録媒体
US7769898B2 (en) Mobile communication terminal and website browsing method
JP2008182646A (ja) 移動体通信端末及びサーバ
JP2004356815A (ja) 移動体通信端末装置
US8208960B2 (en) Wireless device access to Internet via personal computer
US20090238139A1 (en) Apparatus and Method for Providing Service for Media Independent Handover
US20070053333A1 (en) Method and apparatus for sharing desired information among wireless transmit/receive units
JP3800531B2 (ja) 通信アプリケーション間の状態情報共有・処理方法およびそのシステム
KR100926129B1 (ko) 다중 접속 인터페이스를 구비한 단말기의 컨텐츠 서비스시스템 및 방법
JP3654250B2 (ja) 情報配信システム及びその方法並びに情報配信サーバ及びその動作制御プログラム
KR101445140B1 (ko) 이동단말을 이용한 콘텐츠 예약 다운로드 방법, 시스템 및이를 위한 이동단말
US20120201210A1 (en) Terminal and method for data communication using multiple wireless communication methods
KR100668658B1 (ko) 통신단말 및 그의 운용방법
JP2010135951A (ja) 通信端末および通信システムならびにそのベアラ切り替え方法