JP2004088516A - 通信端末、通信端末の通信制御方法、通信制御プログラム及び通信システム - Google Patents

通信端末、通信端末の通信制御方法、通信制御プログラム及び通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】当該通信環境におけるユーザーにとって最も好ましい条件で通信を行う。
【解決手段】通信順位を規定した通信設定ファイルを参照し(A201)、優先順位の最も高いネットワーク/AP(アクセスポイント)の通信モードに設定する(A202)。通信チャネルをサーチして(A203)、A202で設定したAPに無線接続可能であるか否かを判断する(A204)。無線接続不可能である場合には(A204;NO)、通信ファイルにおいて次順位のAPがあるか否かを判断する(A205)。ある場合には、次順位のネットワーク/AP通信モードに設定変更し(A206)、A203からの処理を繰り返す。そして、いずれかの順位のネットワーク/AP通信モードに設定変更した状態において、無線通信可能となった場合には(A204;YES)、通信チャネルを選択設定し(A207)、待受け受信状態を形成する(A208)。
【選択図】    図5

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信相手となる通信装置を選択して通信を行う通信端末、通信端末の通信制御方法、通信制御プログラム及び通信システムに関する。
【0002】
【発明の背景】
今日においては、携帯電話などの移動体通信端末の小型化及び多機能化が進み、PDA機能やインターネット接続による電子メールやブラウザ機能を内蔵した通信端末も出現するに至っている。また、IMT−2000など、次世代の3G携帯電話においては、音楽、映像の配信やテレビ電話(ビデオ電話)などのマルチメディアサービスも期待されている。
【0003】
一方、通信サービスに関しても、所謂インターネット喫茶や、空港や駅などの公共施設や交通金において、インターネット接続したパソコンやキオスク端末を有料、無料で提供し、外出先でも電子メールやWWWを気軽に利用できるサービスが増えつつある。これらの中には、利用者が持ち込んだノートパソコンやPDAなどでも、無線LANを利用して、ケーブルレスでインターネット接続を提供するサービスも一部で開始されている。また、無線LANやBT(Bluetooth方式)などの無線電波を用いる方式では、赤外線方式のように機器を対面させる必要もなく、ノートパソコンなどの携帯情報機器から無線LANやBTアクセスポイント(基地局)と無線接続し、電子メールを送受信したり、ネットワークの9サーバーやサーバー上のWebコンテンツに低料金でワイヤレスアクセスすることが可能である。
このように、今日において通信端末及び通信端末が受けることが可能な通信サービスは多様となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、通信端末及びこれを使用して通信サービスを受けるユーザーにあっては、通信端末の機能や接続に伴って必要となる通信速度、料金、あるいは接続可能範囲に関して必ずしも充分な知識を有してはいないのが実情である。このため、ユーザーの通信端末が、当該通信環境においてはより高速で通信できるアクセスポイントやネットワークが存在するにも拘わらず、これを利用することなく他のアクセスポイントやネットワークにアクセスしてしまい、時間を浪費する事態が生ずる。また、より低料金あるいは無料で通信できるアクセスポイントやネットワークが存在するにも拘わらず、これを利用することなく他のアクセスポイントやネットワークにアクセスしてしまい、ユーザーの経済的負担が増加するする事態も生ずる。さらには、より広範囲で通信できるアクセスポイントやネットワークが存在するにも拘わらず、これを利用することなく他のアクセスポイントやネットワークにアクセスしてしまい、移動途中で通話やダウンロード等が不可能となってしまう事態も生ずる。
【0005】
本発明は、このような従来の課題に鑑みてなされたものであり、当該通信環境におけるユーザーにとって最も好ましい条件で通信を行うことのできる通信端末、通信端末の通信制御方法、通信制御プログラム及び通信システムを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために請求項1記載の発明に係る通信端末にあっては、無線通信手段と、この無線通信手段と通信可能な複数の通信装置のうち、予め設定された条件に基づいて、いずれか1つの通信装置を選択する選択手段と、この選択手段により選択された通信装置と前記無線通信手段との通信を可能に接続する接続手段とを備える。したがって、ユーザーがこの通信端末を携帯し、如何なる場所に移動して使用した場合であっても、通信可能な複数の通信装置のうち、予め設定された条件に基づいて、いずれか1つの通信装置が選択されて、この選択された通信装置と通信を可能に接続される。よって、ユーザーは何処でこの通信端末を使用した場合であっても、当該ユーザにとって最も有利な条件で、通話、電子メール、コンテンツのダウンロード等の通信よるサービスを享受することができる。
【0007】
また、請求項2記載の発明に係る通信端末にあっては、前記設定された条件とは通信速度であり、前記選択手段は、前記無線通信手段が通信可能な状態にある通信装置を判別する判別手段を備え、この判別手段により通信可能と判別された通信装置のうち、最も高い通信速度の通信装置を選択する。したがって、ユーザーは何処でこの通信端末を使用した場合であっても、当該通信環境において最も高い通信速度で、通信よるサービスを享受することができる。
【0008】
また、請求項3記載の発明に係る通信端末にあっては、前記設定された条件とは通信料金であり、前記選択手段は、前記無線通信手段が通信可能な状態にある通信装置を判別する判別手段を備え、この判別手段により通信可能と判別された通信装置のうち、最も低い通信料金の通信装置を選択する。したがって、ユーザーは何処でこの通信端末を使用した場合であっても、当該通信環境において最も低料金で、通信よるサービスを享受することができる。
【0009】
また、請求項4記載の発明に係る通信端末にあっては、前記設定された条件とは接続可能範囲であり、前記選択手段は、前記無線通信手段が通信可能な状態にある通信装置を判別する判別手段を備え、この判別手段により通信可能と判別された通信装置のうち、最も接続可能範囲が広い通信装置を選択することを特徴とする。したがって、ユーザーは何処でこの通信端末を使用した場合であっても、当該通信環境において最も広い接続可能範囲で、通信よるサービスを享受することができ、その結果、移動途中で通話やダウンロード等が不可能となってしまう事態の発生を抑制することができる。
【0010】
また、請求項5記載の発明に係る通信端末にあっては、無線通信手段と、この無線通信手段と通信可能な複数の通信装置の優先順位を記憶した記憶手段と、前記無線通信手段が通信可能な状態にある通信装置を判別する判別手段と、この判別手段により通信可能と判別された通信装置のうち、前記優先順位が最も高い通信装置を選択する選択手段と、この選択手段により選択された通信装置と前記無線通信手段との通信を可能に接続する接続手段とを備える。したがって、ユーザーがこの通信端末を携帯し、如何なる場所に移動して使用した場合であっても、通信可能な複数の通信装置のうち、優先順位が最も高い通信装置が選択されて、この選択された通信装置と通信を可能に接続される。よって、ユーザーは何処でこの通信端末を使用した場合であっても、当該通信環境において当該ユーザにとって最も有利な条件で通信よるサービスを享受することができる。
【0011】
また、請求項6記載の発明に係る通信端末にあっては、前記優先順位は、通信速度、通信料金、接続可能範囲のいずれか少なくとも1つを加味したものである。よって、当該ユーザにとって、通信速度的、通信料金的、あるいは通信可能領域的に最も有利な条件で、通話、電子メール、コンテンツのダウンロード等の通信よるサービスを享受することができる。
【0012】
また、請求項7記載の発明にあっては、複数の通信装置と選択的に通信可能な無線通信手段を備える通信端末の通信制御方法であって、前記無線通信手段と通信可能な複数の通信装置のうち、予め設定された条件に基づいて、いずれか1つの通信装置を選択する選択工程と、この選択工程により選択された通信装置と前記無線通信手段との通信を可能に接続する接続工程とを含む。したがって、記載した工程に従って処理を実行することにより、請求項1記載の発明と同様の作用効果を奏する。
【0013】
また、請求項8記載の発明にあっては、複数の通信装置と選択的に通信可能な無線通信手段を備える通信端末の通信制御方法であって、前記無線通信手段が通信可能な状態にある通信装置を判別する判別工程と、この判別工程により通信可能と判別された通信装置のうち、予め設定されている優先順位が最も高い通信装置を選択する選択工程と、この選択工程により選択された通信装置と前記無線通信手段との通信を可能に接続する接続工程とを含む。したがって、記載した工程に従って処理を実行することにより、請求項5記載の発明と同様の作用効果を奏する。
【0014】
また、請求項9記載の発明に係る通信制御プログラムにあっては、複数の通信装置と選択的に通信可能な無線通信手段を備える通信端末が有するコンピュータを、前記無線通信手段と通信可能な複数の通信装置のうち、予め設定された条件に基づいて、いずれか1つの通信装置を選択する選択手段と、この選択手段により選択された通信装置と前記無線通信手段との通信を可能に接続する接続手段として機能させる。したがって、前記コンピュータがこのプログラムに従って処理を実行することにより、請求項1記載の発明と同様の作用効果を奏する。
【0015】
また、請求項10記載の発明に係る通信制御プログラムにあっては、複数の通信装置と選択的に通信可能な無線通信手段を備える通信端末が有するコンピュータを、前記無線通信手段が通信可能な状態にある通信装置を判別する判別手段と、この判別手段により通信可能と判別された通信装置のうち、予め設定されている優先順位が最も高い通信装置を選択する選択手段と、この選択手段により選択された通信装置と前記無線通信手段との通信を可能に接続する接続手段として機能させる。したがって、前記コンピュータがこのプログラムに従って処理を実行することにより、請求項5記載の発明と同様の作用効果を奏する。
【0016】
また、請求項11記載の発明にあっては、複数の通信装置と、これら複数の通信装置のいずれかと選択的に通信可能な無線通信手段を備える通信端末とからなる通信システムであって、前記通信装置は、通信条件を送信する送信手段を備え、前記通信端末は、前記通信条件を受信する受信手段と、この受信手段により受信された前記通信条件に基づいて、前記無線通信手段と通信可能な複数の通信装置のうち、いずれか1つの通信装置を選択する選択手段と、この選択手段により選択された通信装置と前記無線通信手段との通信を可能に接続する接続手段とを備る。
【0017】
したがって、ユーザーがこの通信端末を携帯し、如何なる場所に移動して使用した場合であっても、通信可能な複数の通信装置のうち、予め設定された条件に基づいて、いずれか1つの通信装置が選択されて、この選択された通信装置と通信を可能に接続される。よって、ユーザーは何処でこの通信端末を使用した場合であっても、当該ユーザにとって最も有利な条件で、通信よるサービスを享受することができるシステムを確立することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に従って説明する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る通信端末は、腕に装着することが可能な腕時計型である。図1に示すように、この腕時計型通信端末1は、後述する無線AP(アクセスポイント)51、58と無線LAN通信を行い、且つ携帯電話端末55とBTで通信を行うためのアンテナ2を有している。このアンテナ2は、RF/送受信部3のアンテナスイッチ4に接続されている。RF/送受信部3の受信側には、アンテナスイッチ4に接続されたアンプ5が設けられているともに、拡散復調部6、情報復調部7が順次設けられ、情報復調部7で復調された情報はRF制御部8に入力される。また、RF/送受信部3の送信側には、RF制御部8に接続された情報変調部9が設けられているとともに、拡散変調部10、アンプ11が順次設けられ、アンプ11により増幅された信号がアンテナ2から外部に送信される。また、発振器(VCO)12からの所定周波数の信号は、周波数シンセサイザー13により処理されて拡散復調部6と拡散変調部10とに与えられる。
【0019】
ベースバンド部14には、リンク制御部15が設けられているとともに、フラッシュROM16、RAM17、無線デバイスID記憶部18が設けられている。フラッシュROM16には、リンク制御部15が動作するためのプログラムが記憶され、RAM17はリンク制御部15のワークエリアとして使用され、無線デバイスID記憶部18には、無線AP51、58や携帯電話端末55等の通信する際のIDデータである無線デバイスIDが通信相手毎に記憶されている。また、リンク制御部15は、RF制御部8からの入力信号を処理するためのパケット入力処理部19、RF制御部8を制御する接続制御部20、及びRF制御部8への出力信号を処理するためのパケット出力処理部21を有している。
【0020】
制御部22は、各部を制御するものであって、前記RF/送受信部3のRF制御部8と前記ベースバンド部14のリンク制御部15とに接続されているとともに、電源制御部23、スピーカ24、キー入力部25、時計部26、データメモリ27、プログラムメモリ28、表示駆動回路29が接続されている。電源制御部23は、電源を必要とする各部に電池30からの電源を供給する。スピーカ24は、制御部22により生成される音声信号を再生して放音し、キー入力部25は各種キーを備えキーの操作情報を制御部22に入力する。データメモリ27には、HTMLデータ、メールデータ、PIMデータ、及び後述する通信設定データが記憶される。プログラムメモリ28には、WWWブラウザ、メールソフト、PIMソフト、通信ソフト、無線リンク/無線LANプロトコル、PCリンクソフト、その他のアプリケーション等の各種プログラムが格納されている。制御部22はこのプログラムメモリ28に格納されているプログラムに基づき、後述するフローチャートに示す処理を実行する。表示駆動回路29は、制御部22からの制御信号に基づいて、LCDからなる画像表示装置31を駆動し、これにより画像表示装置31に文字等を含む画像が表示される。
【0021】
他方、サーバー群42を有するインターネット41は、ルーター43、44、移動体網45、公衆網/ADSL網等46に接続されている。一方のルーター43には、WWWサーバー47とSW/HUB48とが接続され、SW/HUB48に各ユーザのPC(personal computer)49が接続される。他方のルーター44には、Mail/WWWサーバー52に接続されているとともに、SW/HUB50を介して第1無線AP51に接続され、SW/HUB50にはユーザーのPC53に接続される。
【0022】
前記移動体網45は、無線基地局54に接続されており、携帯電話端末55は、無線基地局54との無線LANによる通信機能と、BTにより腕時計型通信端末1と通信し得る機能とを併有している。前記公衆網/ADSL網等46は、モデム56等及びHUB57等を介して第2無線AP58に接続され、HUB57等にはユーザーのPC59が接続される。
なお、前述のように腕時計型通信端末1は、アンテナ2により無線LANで各無線AP51、58と通信する機能と、BTにより携帯電話端末55と通信する機能とを併有するものである。
【0023】
図2及び図3は、前記データメモリ27に予め記憶されている通信設定データの一例を示すものである。図2に示すように通信設定データ(1)としては、優先順位1、2、3・・・毎に、アクセスポイント名称(第1無線AP、第2無線AP、携帯電話端末)、無線デバイスID、ネットワーク種別(LAN、Dial up Network、移動体網・・・)、有料/無料(無料、有料(定額)、有料(従量))、Gatewayアドレスが記憶されているとともに、IPアドレス、サブネットマスク、他通信設定が必要に応じて記憶されている。つまり、このデータメモリ27においては、低料金でありかつ通信速度が高速であるほど、優先順位が高く設定されている。
【0024】
また、図3に示すように通信設定データ(2)としては、利用アプリケーション(メール送受信、PIMシンクロ・・・)毎に優先順位1、2、3等が記憶され、この優先順位毎に、アクセスポイント名称(第1無線AP、第2無線AP、携帯電話端末)、無線デバイスID、ネットワーク種別(LAN、Dial up Network、移動体網)、有料/無料(無料、有料(定額)、有料(従量))、利用プロファイル(LAN、Dial up Network(1)、Dial up Network(2))が記憶されているとともに、他通信設定が必要に応じて記憶されている。
【0025】
つまり、これら通信設定データ(1)及び(2)においては、低料金でありかつ通信速度が高速であるほど、優先順位が高く設定されている。なお、通信設定データ(1)及び(2)は、腕時計型通信端末1の工場出荷時等において予めメーカーがデータメモリ27に記憶させておいてもよいし、キー入力部25での操作によりユーザーがデータメモリ27に記憶させたものであってもよい。
【0026】
以上の構成に係る本実施の形態において、腕時計型通信端末1の制御部22は、プログラムメモリ28に格納されているプログラムに基づき、図4に示すフローチャートに従って処理を実行する。すなわち、初期設定を行った後(ステップA101)、キー入力部25に対するユーザーの操作によって通信機能がオンとなっているか否かを判断する(ステップA102)。通信機能がオフとなっている場合には、当該通信機能の停止状態(Halt)を維持する(ステップA103)。また、通信機能がオンになっている場合には、後述する通信処理を実行する(ステップA104)。
【0027】
次に、キー入力部25からのキー入力又は時計部26からの時計キャリーがあったか否かを判断し(ステップA105)、両者が共にない場合にはステップA1102からの処理を繰り返す。また、時計キャリーがあった場合には、時計処理を実行して画像表示装置31の一部に表示させる時計データを歩進させる(ステップA106)。引き続きアラーム処理を実行し(ステップA1107)、キー入力部25からのキー入力があったか否かを判断する(ステップA108)。そして、このステップA108又は前記ステップA105でキー入力があったと判断した場合には、キー入力処理を行って操作されたキーに対応する処理を実行する(ステップA110)。しかる後に、表示処理を行って(ステップA111)、前述の時計処理(ステップA106)で歩進させた時計データに従って、画像表示装置31の現在時刻を更新し、ステップA102からの処理を繰り返す。また、他の割り込みが発生した場合には、その他の割り込み処理を実行した後(ステップA109)、ステップA102からの処理を繰り返す。
【0028】
図5は、前記通信処理(ステップA104)の詳細を示すフローチャートであり、先ず通信順位を規定した通信設定ファイル(図2の通信設定データ(1))を参照する(ステップA201)。次に、この通信ファイルを参照した結果に基づき、優先順位の最も高いネットワーク/APの通信モードに設定する(ステップA202)。ここで、図2に示した通信ファイルにおいて、最も優先順位が高いネットワーク/APは、ネットワーク種別がLANの第1無線AP51であるから、第1無線AP51に対するLAN通信モードが設定される。
【0029】
次に、通信チャネルをサーチして(ステップA203)、チャネルサーチがOKであるか否か、すなわち、前述のステップA202で設定したAPに無線接続可能であるか否かを判断する(ステップA204)。無線接続不可能である場合には(ステップA204;NO)、通信ファイル(通信設定データ(1))において次順位のAPがあるか否かを判断する(ステップA205)。ある場合には、次順位のネットワーク/AP通信モードに設定変更し(ステップA206)、ステップA203からの処理を繰り返す。
【0030】
したがって、1回目のステップA204の判断がNOであったとすると、ステップA206で第2無線AP58に対するDial up Network通信モードが設定され、2回目にステップA204の判断がNOであったとすると、ステップA206で携帯電話端末55に対する移動体網通信モードが設定される。なお、この場合、携帯電話端末55とBTにより通信を行い、ステップA204では、携帯電話端末55が無線基地局54を介して移動体網45に接続可能であるか否かを判断する。
【0031】
このように、ステップA204の判断がNOとなる毎に、通信ファイル(通信設定データ(1))において次順位のネットワーク/AP通信モードに設定変更し、通信ファイル(通信設定データ(1))に次順位がなくなった場合には(ステップA205;YES)、図4のステップA104にリターンする。
【0032】
また、いずれかの順位のネットワーク/AP通信モードに設定変更した状態において、無線通信可能となった場合には(ステップA204;YES)、通信チャネルを選択設定し(ステップA207)、待受け受信状態を形成する(ステップA208)。この待受け受信状態において設定チャネルで通信可能か否かを常にチェックし(ステップA209)、通信不可能となった場合には(ステップA209;NO)、ステップA203からの処理を実行する。
【0033】
設定チャネルで通信可能な状態が継続している場合には(ステップA209;YES)、発信及び着信の有無を判断する(ステップA210、A212)。そして、発信があった場合には発信処理を実行し(ステップA211)、着信があった場合には着信処理を実行する(ステップA213)。発信処理又は着信処理を実行したならば、これらに伴って通話/データ通信/データシンクロ処理を実行するとともに(ステップA214)、チャネル切替等を実行し(ステップA215)、通話やデータ通信が終了/切断したか否かを判断する(ステップA216)。通話やデータ通信が終了/切断するまで、ステップA214及びステップA215の処理を繰り返し、終了/切断したならば、終了処理を実行した後(ステップA217)、待受け受信状態に戻る。
【0034】
また、腕時計型通信端末1の制御部22は、プログラムメモリ28に格納されているプログラムに基づき、図6(A)に示すフローチャートに従って前記通信処理(ステップA304)を実行する。先ず、利用アプリケーション毎の該当する通信設定ファイルの接続優先順位を参照する(ステップA301)。つまり、通信設定ファイルである図3の通信設定データ(2)において、利用アプリケイション「メール送受信」「PIMシンクロ」・・・毎の接続優先順位(1、2、・・・)を参照する。次に、この通信ファイルを参照した結果に基づき、優先順位の最も高い接続先の通信モードに設定する(ステップA302)。
【0035】
ここで、図3に示した通信ファイル(通信設定データ(2))において、利用アプリケーションが「メール送受信」であったとすると、すると、最も優先順位が高い接続先は、優先順位「1」の「第1無線AP51」であり、その通信モード(ネットワーク種別)は「LAN」である。よって、第1無線AP51に対するLAN通信モードが設定される。
【0036】
次に、通信チャネルをサーチして(ステップA303)、通信チャネルがOKであるか否か、すなわち、前述のステップA302で設定したAPに無線接続可能であるか否かを判断する(ステップA304)。無線接続不可能である場合には、再度通信ファイル(通信設定データ(2))を参照し(ステップA305)、次順位の通信モードがあるか否かを判断する(ステップA306)。ある場合には、次に優先順位の高い接続先の通信モードに再設定し(ステップA307)、ステップA303からの処理を繰り返す。
【0037】
したがって、利用アプリケーションが「メール送受信」である場合、1回目のステップA304の判断がNOであったとすると、ステップA307で第2無線AP58に対するDial up Network通信モードが設定され、2回目のステップA304の判断がNOであったとすると、ステップA307で携帯電話端末55に対する移動体網通信モードが設定される。なおこの場合、携帯電話端末55とBTにより通信を行い、ステップA304では、携帯電話端末55が無線基地局54を介して移動体網45に接続可能であるか否かを判断する。
【0038】
このように、ステップA304の判断がNOとなる毎に、通信ファイル(通信設定データ(2))の利用アプリケーションにおいて次順位のネットワーク/AP通信モードに設定変更し、通信ファイルに次順位がなくなった場合には(ステップA306;YES)、図4のステップA304にリターンする。また、いずれかの順位の接続先の通信モードに設定変更した状態において、無線通信可能となった場合には(ステップA304;YES)、制御信号送信、通信接続処理を行って(ステップA308)、このときの接続先である第1無線AP51、第2無線AP58、携帯電話端末55のいずれかに、接続要求信号を送信する。
【0039】
一方、第1無線AP51、第2無線AP58、携帯電話端末55は、格納されているプログラムに基づき図6(B)に示すフローチャートに従って動作し、常時待受け中の状態を形成している(ステップB301)。そして、前述のステップA308での処理により腕時計型通信端末1から、制御信号として接続要求信号が送信されてくると、この制御信号を受信して通信接続処理を実行する(ステップB302)。次に、腕時計型通信端末1と無線接続可能であるか否かを判断し(ステップB303)、接続不可能である場合には、待受け受信状態にリターンする。
【0040】
また、接続可能である場合には、腕時計型通信端末1に対し制御信号である応答信号を送信する(ステップB304)。すると腕時計型通信端末1は、前記ステップA308の通信接続処理においてこの応答信号を受信し、この応答信号の受信の有無に基づき、接続先との通信接続が可能となったか否かを判断する(ステップA309)。前記応答信号を受信することなく、接続先との通信接続が不可能であった場合には(ステップA309;NO)、ステップA303からの処理を繰り返す。
【0041】
そして、腕時計型通信端末1は、前記応答信号を受信することによって、接続先との通信接続が可能と判断した場合には(ステップA309;YES)、接続先(第1無線AP51、第2無線AP58、携帯電話端末55のいずれか)と通信を行い、通話/データ通信/データシンクロ処理を実行しつつ(ステップA310)、通話やデータ通信が終了/切断したか否かを判断する(ステップA311)。通話やデータ通信が終了/切断するまで、ステップA310の処理を繰り返し、終了/切断したならば、終了処理を実行した後(ステップA312)、待受け受信状態に戻る。
【0042】
他方、接続先(第1無線AP51、第2無線AP58、携帯電話端末55のいずれか)も同様に、腕時計型通信端末1と通信を行い、通話/データ通信/データシンクロ処理を実行しつつ(ステップB305)、通話やデータ通信が終了/切断したか否かを判断する(ステップB306)。通話やデータ通信が終了/切断するまで、ステップA306の処理を繰り返し、終了/切断したならば、終了処理を実行した後(ステップA307)、待受け受信状態に戻る。
【0043】
(第2の実施の形態)
図7は、本発明の第2の実施の形態に係る腕時計型通信端末101の回路構成を示すものであり、腕時計型電話機又は腕時計型テレビ電話端末に本発明を適用したものである。この腕時計型通信端末101において、符号2〜21のRF/送受信部3とベースバンド部14の構成、電源制御部23、キー入力部25、時計部26、電池30を有する構成は、前述の図1に示した腕時計型通信端末1と同様であるので、同一符号を付して説明を省略する。
【0044】
この腕時計型通信端末101は、マイクロコンピュータからなる主制御部60を有している。RAM61には、前記図2及び図3に示した通信設定データ(1)(2)等の各種データが格納されるとともに、主制御部60のワークエリアとしても使用される。メモリカード62には、主制御部60によりカードI/F63を介してデータの読み出し及び書き込みがなされる。
【0045】
フラッシュROM64には、インターネットアプリケーション、カメラ&画像ビュアー、IP電話/IPテレビ電話アプリケーション、無線リンク/無線LANソフト、PCリンクソフト、通信プロトコル・ソフト等の各種プログラムが格納されている。主制御部60はこのフラッシュROM64に格納されているプログラムに基づき、前述した図4〜図6のフローチャートに示した処理を実行する。
【0046】
画像/音声データ復号器65は、システム多重分離部66を備え、このシステム多重分離部66は、主制御部60を介して入力される画像/音声データを音声符号、同期/制御情報及びビデオ符号に分離する。音声符号は、オーディオ復号器67により復号され、D/Aコンバータ74を介してアンプ75に送られ、このアンプ75で増幅されてスピーカ76により再生される。前記同期/制御情報は、復号制御/同期制御部68に入力される。復号制御/同期制御部65は、同期/制御情報に基づきオーディオ復号器67とビデオ復号器69との同期を制御する。前記ビデオ符号は、ビデオ復号器69に入力される。このビデオ復号器69は、バッファ70、ビデオ多重分離部71、情報源復号化部72、及び後処理部73を備える。このビデオ復号器69により復号化されたビデオ符号は、画像メモリ77に記憶され、あるいは表示駆動回路29に入力され、この表示駆動回路29により駆動される画像表示装置31により画像として再生される。
【0047】
また、カメラユニット80より入力される画像信号は、画像信号処理部81及び画像メモリ82を介して、画像/音声データ符号器83のビデオ符号器84に送られる。ビデオ符号器84は、前処理部85、情報源符号化部86、ビデオ多重化部87、バッファ88を備え、このビデオ符号器83により生成されたビデ符号はシステム多重化部89に与えられる。また、音声入力端子90から入力された音声信号は、アンプ91で増幅されてA/Dコンバータ92によりデジタル信号に変換される。このデジタル信号は、画像/音声データ符号器83のオーディオ符号器93により音声符号とされてシステム多重化部89に与えられる。画像/音声データ符号器83の符号化制御/同期制御部94は、前記ビデオ符号と音声符号の同期制御情報を生成してシステム多重化部89に与える。システム制御部89は、これらビデオ符号、音声符号及び同期制御情報を多重化して主制御部60に送出する。
【0048】
他方、LANを構成するIP網100には、ルーター102、103が接続されている。一方のルーター102には、HUB69を介して無線AP70が接続され、他方のルーター103には、HUB106を介して無線AP107やテレビ電話端末108が接続されているとともに、ゲートウェイを介して公衆電話網110が接続され、公衆電話網110にはアナログ電話機111が接続されている。また、公衆電話網110は、移動体網45を介して無線基地局54に接続されている。携帯電話端末55は、前記実施の形態と同様に、無線基地局54との無線LANによる通信機能と、BTにより腕時計型通信端末101と通信し得る機能とを併有している。
【0049】
係る実施の形態によれば、主制御部60がフラッシュROM64に格納されているプログラムに基づき、前述した図4〜図6のフローチャートに示した処理を実行することによって、より低料金でかつより高速の通信速度で外部と通信を行うことができる。このとき、カメラユニット80で撮影した画像とマイク90で検出した音声とを同期させた画像・音声データも送信することが可能となる。
【0050】
さらに、本実施の形態によれば、図8〜図11に示すような形態で使用することができる。
図8に示すように、腕時計型通信端末101を、無線AP70、HUB69等、ルーター102、LAN/インターネット14を介して、多地点会議制御ユニット201に接続させる一方、LAN/インターネット14、ルーター103、HUB106等を介して、テレビ電話端末108を多地点会議制御ユニット201に接続させる。これにより、テレビ電話端末108と腕時計型通信端末101との間でテレビ会議を行うことができる。
図9に示すように、腕時計型通信端末101を、無線AP70、モデム/AT202等、電話網/ISDN網/ADSL網203等を介してテレビ電話端末108に接続させることにより、テレビ電話通信を行うことができる。
【0051】
図10に示すように、腕時計型通信端末101を、携帯電話端末55、無線基地局54、移動体網45、無線基地局54を介して無線テレビ電話端末204に接続させることによっても、テレビ電話通信を行うことができる。
【0052】
図11に示すように、腕時計型通信端末101を、無線AP70、ルーター102、IP網100、ルーター103を介してテレビ電話端末108に接続し、このテレビ電話端末のUSB端子にカメラユニット105やヘッドセット106を接続させることにより、カメラユニット105で撮像した画像を腕時計型通信端末101に送信したり、ヘッドセット106と腕時計型通信端末101との間で通話を行うことができる。
【0053】
また、腕時計型通信端末101の外観構成としては、図12に示すように、機器本体120の表面部に前記画像表示装置31を配置するともに、その上部に前記カメラユニット80を回動可能に配置する。したがって、カメラユニット80を回転させることができ((A)→(B))、所望の被写体やユーザー自身の顔等の撮像が容易となる。なお、図12(A)は着信メール表示時の表示例を示し、同図(B)はテレビ電話通話中の表示例を示す。
【0054】
さらに、図13に示すように、機器本体120にの上面端部にカメラユニット80を配置し、開閉自在な蓋体121を枢支するとともに、機器本体120側にメール表示装置123を設け、蓋体121側に画像表示装置31を配置する一方、リストバンド124に複数のキー125を配置するようにしてもよい。
【0055】
(第3の実施の形態)
図14及び図15は本発明の第3の実施の形態を示すフローチャートであり、複数の接続可能なAPから腕時計型通信端末1(又は、腕時計型通信端末101)に接続条件を送信し、腕時計型通信端末1側で1つのAPを選択するようにしたものである。すなわち、腕時計型通信端末1の制御部22は、プログラムメモリ28に格納されているプログラムに基づき、図14に示すフローチャートに従って前記通信処理(ステップA304)を実行する。先ず、不特定の無線APに対して検索信号を送信する(ステップA401)。次に、後述するように無線APから送信されてくる当該無線APを示すAPコード、及び通信条件を受信したか否かを判断する(ステップA402)。
【0056】
そして、APコードと通信条件とを受信した時点で(ステップA402;YES)、この受信したAPコードと通信条件とをデータメモリ27に記憶させる(ステップA403)。次に、受信完了信号を送信し(ステップA404)、このとき例えば受信完了信号にAPコードを付加して送信することにより、受信完了信号の送信相手を識別させる。さらに、他の無線APからのAPコードと受信条件の受信があるか否かを判断し(ステップA405)、他の他の無線APからのAPコードと受信条件の受信がなくなるまで、ステップA402〜A405のループを繰り返す。したがって、ステップA402〜A405のループが複数回繰り返されることにより、データメモリ27には複数の無線APからのAPコードと通信条件とが記憶、設定されることとなる。
【0057】
そして、次のステップA406では、このデータメモリ27に設定された複数の通信条件に基づいて、その中からいずれか1つの無線APを選択し、この選択した無線APには接続信号を送信する一方、他の無線APにはキャンセル信号を送信する。ここで、通信条件とは、後述するように通信速度、利用料金(有料、無料、定額、従量)、通信可能範囲等であり、ステップA406においては、より高速の通信条件、より低料金の通信条件、より広範囲の通信条件のいずれか、若しくはこれらの組合せ等、予め設定されているユーザーが可及的に有利となる選択条件に従って無線APを選択する。そして、この選択した無線APに対して接続処理を実行し(ステップA407)、選択した無線APを介した通信処理を開始する。
【0058】
他方、第1無線AP51、第2無線AP58等のコンピュータを内蔵する無線APは、格納されているプログラムに基づき、図15に示すフローチャートに従って動作する。すなわち、検索信号の受信状態を常時形成して待機し(ステップB401)、前述のステップA401での処理により腕時計型通信端末1から、検索信号が送信されてくると、ステップB401からステップB402に進み、APコードと共に、通信速度、利用料金、通信可能範囲等の通信条件を送信する。このステップB402で無線APから送信されるAPコードと通信条件の受信が、前述のステップA402において腕時計型通信端末1側で判断されることとなる。
【0059】
次に、前述のステップA404で腕時計型通信端末1側から送信されてくる受信完了信号を受信したか否かを判断し(ステップB403)、受信完了信号を受信するまでステップB402→B403→B402のループを繰り返す。受信完了信号を受信したならば(ステップB403;YES)、前記ステップA406で腕時計型通信端末1から送信される接続信号を受信したか否か(ステップB404)、同様に前記ステップA406で腕時計型通信端末1から送信されるキャンセル信号を受信したか否か(ステップB405)、及び一定時間が経過したか否か(ステップB406)を繰り返し判断する。
【0060】
そして、接続信号を受信した場合には(ステップB404;YES)、この接続信号を送信した腕時計型通信端末1との通信処理を開始する。また、キャンセル信号を受信した場合(ステップB405;YES)、及び接続信号とキャンセル信号とを共に受信することなく一定時間が経過し場合には(ステップB406;YES)、このフローチャートに従った処理を修了する。
【0061】
なお、第1の実施の形態においては、料金と通信速度とを条件としたが、前述した第3の実施の形態と同様に、通信可能範囲をも条件とするようにしてもよく、さらに、料金、通信速度、通信可能範囲以外の他の条件を加味するようにしてもよい。また、各実施の形態においては、腕時計型通信端末1はBTにより携帯電話端末55と近接無線通信を行い、携帯電話端末55が無線基地局54と通信を行う構成を示したが、腕時計型通信端末1に通常の携帯電話端末と同様の無線基地局54との通信機能を組み込むようにしてもよい。
【0062】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る通信端末、通信端末の通信制御方法、通信制御プログラムによれば、ユーザーが通信端末を携帯し、如何なる場所に移動して使用した場合であっても、通信可能な複数の通信装置のうち、予め設定された条件に基づいて、いずれか1つの通信装置が選択されて、この選択された通信装置と通信を可能に接続することができる。よって、ユーザーは何処でこの通信端末を使用した場合であっても、当該通信条件における当該ユーザにとって、通信速度的、通信料金的、あるいは通信可能領域的等に関して、最も有利な条件で、通信よるサービスを享受することができる。
【0063】
また、本発明に係る通信システムによれば、ユーザーが何処で通信端末を使用した場合であっても、当該通信条件における当該ユーザにとって、最も有利な条件で、通信よるサービスを享受することができるシステムを確立することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る腕時計型通信端末の回路構成を示すブロック図及びシステムの全体構成図である。
【図2】通信設定データ(1)のデータ内容を示す図である。
【図3】通信設定データ(2)のデータ内容を示す図である。
【図4】腕時計型通信端末の処理手順を示すフローチャートである。
【図5】通信処理の内容を示すフローチャートである。
【図6】腕時計型通信端末の処理手順と無線AP又は携帯電話端末の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】本発明の第2の実施の形態に係る腕時計型通信端末の回路構成を示すブロック図及びシステムの全体構成図である。
【図8】同実施の形態に係る腕時計型通信端末の利用例を示す図である。
【図9】同実施の形態に係る腕時計型通信端末の利用例を示す図である。
【図10】同実施の形態に係る腕時計型通信端末の利用例を示す図である。
【図11】同実施の形態に係る腕時計型通信端末の利用例を示す図である。
【図12】同実施の形態に係る腕時計型通信端末の外観構成例を示す図である。
【図13】同実施の形態に係る腕時計型通信端末の外観構成例を示す図である。
【図14】本発明の第3の実施の形態に係る腕時計型通信端末の処理手順を示すフローチャートである。
【図15】同実施の形態に係るAP(アクセスポイント)の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1  腕時計型通信端末
3  RF/送受信部
4  アンテナスイッチ
14  ベースバンド部
15  リンク制御部
16  フラッシュROM
17  RAM
20  接続制御部
21  パケット出力処理部
22  制御部
27  データメモリ
28  プログラムメモリ
29  表示駆動回路
31  画像表示装置
41  インターネット
42  サーバー群
45  移動体網
46  公衆網/ADSL網等
47  WWWサーバー
51  第1無線AP
54  無線基地局
55  携帯電話端末
56  モデム
57  HUB
58  第2無線AP
60  主制御部
61  RAM
64  フラッシュROM

Claims (11)

  1. 無線通信手段と、
    この無線通信手段と通信可能な複数の通信装置のうち、予め設定された条件に基づいて、いずれか1つの通信装置を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された通信装置と前記無線通信手段との通信を可能に接続する接続手段と
    を備えたことを特徴とする通信端末。
  2. 前記設定された条件とは通信速度であり、
    前記選択手段は、前記無線通信手段が通信可能な状態にある通信装置を判別する判別手段を備え、この判別手段により通信可能と判別された通信装置のうち、最も高い通信速度の通信装置を選択することを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  3. 前記設定された条件とは通信料金であり、
    前記選択手段は、前記無線通信手段が通信可能な状態にある通信装置を判別する判別手段を備え、この判別手段により通信可能と判別された通信装置のうち、最も低い通信料金の通信装置を選択することを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  4. 前記設定された条件とは接続可能範囲であり、
    前記選択手段は、前記無線通信手段が通信可能な状態にある通信装置を判別する判別手段を備え、この判別手段により通信可能と判別された通信装置のうち、最も接続可能範囲が広い通信装置を選択することを特徴とする請求項1記載の通信端末。
  5. 無線通信手段と、
    この無線通信手段と通信可能な複数の通信装置の優先順位を記憶した記憶手段と、
    前記無線通信手段が通信可能な状態にある通信装置を判別する判別手段と、
    この判別手段により通信可能と判別された通信装置のうち、前記優先順位が最も高い通信装置を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された通信装置と前記無線通信手段との通信を可能に接続する接続手段と
    を備えたことを特徴とする通信端末。
  6. 前記優先順位は、通信速度、通信料金、接続可能範囲のいずれか少なくとも1つを加味したものであることを特徴とする請求項5記載の通信端末。
  7. 複数の通信装置と選択的に通信可能な無線通信手段を備える通信端末の通信制御方法であって、
    前記無線通信手段と通信可能な複数の通信装置のうち、予め設定された条件に基づいて、いずれか1つの通信装置を選択する選択工程と、
    この選択工程により選択された通信装置と前記無線通信手段との通信を可能に接続する接続工程と
    を含むことを特徴とする通信端末の通信制御方法。
  8. 複数の通信装置と選択的に通信可能な無線通信手段を備える通信端末の通信制御方法であって、
    前記無線通信手段が通信可能な状態にある通信装置を判別する判別工程と、
    この判別工程により通信可能と判別された通信装置のうち、予め設定されている優先順位が最も高い通信装置を選択する選択工程と、
    この選択工程により選択された通信装置と前記無線通信手段との通信を可能に接続する接続工程と
    を含むことを特徴とする通信端末の通信制御方法。
  9. 複数の通信装置と選択的に通信可能な無線通信手段を備える通信端末が有するコンピュータを、
    前記無線通信手段と通信可能な複数の通信装置のうち、予め設定された条件に基づいて、いずれか1つの通信装置を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された通信装置と前記無線通信手段との通信を可能に接続する接続手段と
    して機能させることを特徴とする通信制御プログラム。
  10. 複数の通信装置と選択的に通信可能な無線通信手段を備える通信端末が有するコンピュータを、
    前記無線通信手段が通信可能な状態にある通信装置を判別する判別手段と、
    この判別手段により通信可能と判別された通信装置のうち、予め設定されている優先順位が最も高い通信装置を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された通信装置と前記無線通信手段との通信を可能に接続する接続手段と
    して機能させることを特徴とする通信制御プログラム。
  11. 複数の通信装置と、これら複数の通信装置のいずれかと選択的に通信可能な無線通信手段を備える通信端末とからなる通信システムであって、
    前記通信装置は、通信条件を送信する送信手段を備え、
    前記通信端末は、
    前記通信条件を受信する受信手段と、
    この受信手段により受信された前記通信条件に基づいて、前記無線通信手段と通信可能な複数の通信装置のうち、いずれか1つの通信装置を選択する選択手段と、
    この選択手段により選択された通信装置と前記無線通信手段との通信を可能に接続する接続手段と
    を備えたことを特徴とする通信システム。
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