JP4893797B2 - 通信装置および方法、通信システム、並びにプログラム記録媒体 - Google Patents

通信装置および方法、通信システム、並びにプログラム記録媒体 Download PDF

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本発明は、通信装置および方法、通信システム、並びにプログラム記録媒体に関し、特に、例えば、画像データを簡単に通信することができるようにした通信装置および方法、通信システム、並びにプログラム記録媒体に関する。
通常の電話機は、音声により相手方と通話を行うだけであるが、テレビ電話機を用いれば、相手の画像を見ながら通話を行うことができる。また、例えば、パーソナルコンピュータにビデオカメラを接続することにより、インターネットを介してテレビ電話機のように、相手の画像を見ながら通話を行うことも可能である。
任意の場所から通信する技術については、非特許文献1に開示されている。
日経エレクトロニクス1993年11月22日(no.595)、P118〜P124「Ubiquitous Computing実現のための技術を開発する」
しかしながら、テレビ電話機を用いて通話を行ったり、パーソナルコンピュータにビデオカメラを接続して、インターネットを介して通話を行うには、予め決められた所定の部屋などに、ユーザが出かけていかなければならず、任意の部屋、あるいは外出先などにおいて、簡単に画像データを送信して相手の画像を見ながら通話を行うことができない課題があった。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたもので、簡単に画像データ(主情報)を通信することができるようにするものである。
本発明の一側面の通信装置は、他の通信装置と通信する通信装置であって、第1の通信路を利用して近距離無線通信する近距離無線通信手段と、前記第1の通信路とは異なる第2の通信路を利用して前記近距離無線通信よりも広範囲の通信を行う通信手段と、前記第2の通信路における通信を確立するか否かの認証についての処理を行う認証処理手段とを備え、前記近距離無線通信手段は、前記通信装置と前記他の通信装置との距離が近距離の範囲である場合、前記他の通信装置から送信されてくる、前記他の通信装置を特定するIDと、前記第2の通信路を利用した通信に必要な前記他の通信装置のアクセス情報とを、前記第1の通信路を利用して受信し、前記認証処理手段は、前記通信装置自身を特定するIDと、前記近距離無線通信手段により受信された前記他の通信装置を特定するIDとに基づいて、前記第2の通信路における通信を確立するか否かの認証についての処理を行い、前記通信手段は、前記認証が認められた後に、前記近距離無線通信手段により受信された前記アクセス情報に基づいて前記第2の通信路を利用して前記他の通信装置と主情報を送受信する。
前記アクセス情報は、前記他の通信装置のアドレス情報を含むようにできる。
前記主情報は、画像データとすることができる。
本発明の一側面の通信方法は、他の通信装置と通信する通信装置の通信方法であって、第1の通信路を利用して近距離無線通信する近距離無線通信ステップと、前記第1の通信路とは異なる第2の通信路を利用して前記近距離無線通信よりも広範囲の通信を行う通信ステップと、前記第2の通信路における通信を確立するか否かの認証についての処理を行う認証処理ステップとを含み、前記近距離無線通信ステップは、前記通信装置と前記他の通信装置との距離が近距離の範囲である場合、前記他の通信装置から送信されてくる、前記他の通信装置を特定するIDと、前記第2の通信路を利用した通信に必要な前記他の通信装置のアクセス情報とを、前記第1の通信路を利用して受信し、前記認証処理ステップは、前記通信装置自身を特定するIDと、前記近距離無線通信ステップの処理により受信された前記他の通信装置を特定するIDとに基づいて、前記第2の通信路における通信を確立するか否かの認証についての処理を行い、前記通信ステップは、前記認証が認められた後に、前記近距離無線通信手段により受信された前記アクセス情報に基づいて前記第2の通信路を利用して前記他の通信装置と主情報を送受信する。
本発明の一側面のプログラム記録媒体は、他の通信装置と通信する通信装置の処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録するプログラム記録媒体であって、第1の通信路を利用して近距離無線通信を制御する近距離無線通信制御ステップと、前記第1の通信路とは異なる第2の通信路を利用して前記近距離無線通信よりも広範囲の通信を制御する通信制御ステップと、前記第2の通信路における通信を確立するか否かの認証についての処理を行う認証処理ステップとを含む処理をコンピュータに実行させ、前記近距離無線通信制御ステップは、前記通信装置と前記他の通信装置との距離が近距離の範囲である場合、前記他の通信装置から送信されてくる、前記他の通信装置を特定するIDと、前記第2の通信路を利用した通信に必要な前記他の通信装置のアクセス情報との、前記第1の通信路を利用しての受信を制御し、前記認証処理ステップは、前記通信装置自身を特定するIDと、前記近距離無線通信制御ステップの処理により受信された前記他の通信装置を特定するIDとに基づいて、前記第2の通信路における通信を確立するか否かの認証についての処理を行い、前記通信制御ステップは、前記認証が認められた後に、前記近距離無線通信手段により受信された前記アクセス情報に基づいて前記第2の通信路を利用して前記他の通信装置との主情報の送受信を制御するプログラムを記録する
本発明の一側面の通信システムは、第1の通信装置と第2の通信装置とから構成される通信システムであって、前記第1の通信装置が、第1の通信路を利用して近距離無線通信する第1の近距離無線通信手段と、前記第1の通信路とは異なる第2の通信路を利用して前記近距離無線通信よりも広範囲の通信を行う通信手段と、前記第2の通信路における通信を確立するか否かの認証についての処理を行う認証処理手段とを備え、前記第2の通信装置が、前記第2の通信装置を特定するIDと、前記第1の通信装置前記第2の通信装置と前記第2の通信路を利用して通信するのに必要な前記第2の通信装置のアクセス情報とを保持する保持手段と、前記保持手段により保持されている前記第2の通信装置を特定するIDおよび前記アクセス情報を、前記第1の通信路を利用した近距離無線通信により、前記第1の通信装置に送信する第2の近距離無線通信手段とを備え、前記第1の近距離無線通信手段は、前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との距離が近距離の範囲である場合、前記第2の通信装置から送信されてくる前記第2の通信装置を特定するIDおよび前記アクセス情報を、前記第1の通信路を利用して受信し、前記認証処理手段は、前記通信装置自身を特定するIDと、前記第1の近距離無線通信手段により受信された前記第2の通信装置を特定するIDとに基づいて、前記第2の通信路における通信を確立するか否かの認証についての処理を行い、前記通信手段は、前記認証が認められた後に、前記第1の近距離無線通信手段により受信された前記アクセス情報に基づいて前記第2の通信路を利用して前記第2の通信装置と主情報を送受信する。
本発明の一側面においては、第1の通信装置と第2の通信装置との距離が近距離の範囲である場合、第2の通信装置から送信されてくる認証情報およびアクセス情報が、第1の通信路を利用して受信され、通信装置自身を特定するIDと、近距離無線通信により受信された他の通信装置を特定するIDとに基づいて、第2の通信路における通信を確立するか否かの認証についての処理が行われ、認証情報により認証が認められた後に、第1の近距離無線通信手段により受信されたアクセス情報に基づいて第2の通信路を利用して第2の通信装置と主情報が送受信される。
本発明の一側面によれば、任意の場所で、簡単に、画像データ(主情報)の通信を行うことが可能となる。
本発明を適用した通信システムの構成例を示す図である。 図1のPHS201の内部の構成例を示すブロック図である。 図1のターミナルアダプタ202の内部の構成例を示すブロック図である。 図1のテレビジョン受像機205の構成例を示すブロック図である。 図1の認証課金サーバ235の構成例を示すブロック図である。 図5の認証課金サーバ235が有するユーザ管理テーブルの例を示す図である。 図1の通信システムの動作を説明する図である。 図1のPHS201を移動させながら利用する場合の動作を説明する図である。 本発明を適用した通信システムの他の構成例を示す図である。 図9のパーソナルコンピュータ301の内部の構成例を示すブロック図である。 本発明を適用した通信システムの他の構成例を示す図である。 本発明を適用した通信システムの他の構成例を示す図である。 本発明を適用した通信システムの他の構成例を示す図である。 本発明を適用した通信システムの他の構成例を示す図である。
図1に、本発明を適用した通信システムの構成例を示す。なお、この明細書において、システムとは、複数の装置、手段などにより構成される全体的な装置を意味するものとする。この構成例においては、PHS(Personal Handy-phone System)201が、電波により、最寄りのPHS基地局231−1と通信を行うことができるようになされている。PHS基地局231−1は、PHS回線網232を介して、他のPHS基地局231−2と接続されている。このPHS基地局231−2は、電波を介して、他のPHS301と通信を行うことができるようになされている。
さらに、PHS201は、赤外線により、ターミナルアダプタ202の赤外線通信部204と通信を行うことができるようになされている。このターミナルアダプタ202には、ビデオカメラ203が設けられており、PHS201のユーザを撮影し、その画像を取り込むようになされている。ターミナルアダプタ202は、IEEE1394高速シリアルバス(以下、単に1394バスと称する)206を介して、テレビジョン受像機205に接続されている。このテレビジョン受像機205には、PHS301を利用するユーザの画像が表示できるようになされている。
ターミナルアダプタ202は、OCN(Open Computer Network)233を介して、他のターミナルアダプタ302に接続されている。このターミナルアダプタ302も、ターミナルアダプタ202と同様に、赤外線通信部304とビデオカメラ303を有し、PHS301と赤外線による通信を行うことができるようになされているとともに、PHS301のユーザの画像を取り込むようになされている。また、ターミナルアダプタ302は、1394バス306を介して、テレビジョン受像機305に接続されており、このテレビジョン受像機305に、PHS201のユーザの画像が表示されるようになされている。
ここで、OCN233とは、NTT(日本電信電話株式会社)が、1996年サービス開始した新しいコンピュータ通信のためのネットワークサービスである。OCN233では、インターネットプロトコルによるルーディングサービスとインターネット接続サービスを行う。コンピュータ通信に適した、コネクションレス型の通信タイプで、ベストエフォート型のサービスを行う。
OCN233には、インターネット234が接続されており、このインターネット234には、認証課金サーバ235も接続されている。
PHS201は、例えば、図2に示すように構成されている。なお、図示は省略するが、PHS301も、PHS201と同様に構成されている。
CPU11は、ROM12に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM13には、CPU11が各種の処理を実行する上において必要なデータやプログラムが適宜記憶される。EEPROM14には、PHS201の所有者を一意に特定するためのパーソナルID(PID)などが記憶されている。
入力部16は、テンキー、シャープキー、アスタリスクキー、その他、ユーザがCPU11に対して各種の処理を入力するのに必要なキーやボタンなどを有している。その中の、テレビ電話ボタン16Aは、ユーザがテレビ電話モードを設定したいとき操作される。すなわち、通常電話として利用されるPHS201/301をテレビ電話用の端末として機能を拡張して利用する場合に、押下される。マイクロホン17は、ユーザの音声を取得し、スピーカ18は、相手方の音声をユーザに出力する。表示部19は、例えば、LCDなどにより構成され、入力部16を操作したキーに対応する数字、記号、その他のメッセージなどが表示される。
遠距離の通信手段としての無線通信部20は、最寄りのPHS基地局231−1との通信を行う。近距離の無線通信手段としての赤外線通信部24は、コマンド生成解析部21、赤外線発生部22、および赤外線受信部23を有している。赤外線発生部22は、コマンド生成解析部21より入力されたコマンドに対応する赤外線信号を発生し、ターミナルアダプタ202の赤外線通信部204に伝送する。赤外線受信部23は、ターミナルアダプタ202の赤外線通信部204から出力された赤外線信号を受信し、その受信信号をコマンド生成解析部21に出力する。コマンド生成解析部21は、CPU11からの指令に対応するコマンドを生成し、赤外線発生部22に出力するとともに、赤外線受信部23より受信した信号を解析し、解析結果をCPU11に出力する。インタフェース15は、CPU11と入力部16乃至赤外線通信部24との間のインタフェース処理を実行する。
ターミナルアダプタ202は、図3に示すように構成されている。なお、図示は省略するが、ターミナルアダプタ302も、ターミナルアダプタ202と同様に構成されている。
CPU31は、ROM32に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM33には、CPU31が各種の処理を実行する上において必要なデータやプログラムなどが適宜記憶される。圧縮伸長回路34は、画像データあるいは音声データを圧縮伸長処理するのに用いられる。EEPROM35には、ターミナルアダプタ202のターミナルID(TAID)などが記憶されている。
通信部37は、OCN233との通信を行う。赤外線通信部204は、コマンド生成解析部38、赤外線発生部39、および赤外線受信部40により構成されている。コマンド生成解析部38は、CPU31からの入力に対応するコマンドを生成し、赤外線発生部39に出力する。赤外線発生部39は、コマンド生成解析部38からのコマンドに対応する赤外線信号を発生し、PHS201の赤外線通信部24に出力する。赤外線受信部40は、PHS201の赤外線通信部24が発生した赤外線信号を受信し、受信信号をコマンド生成解析部38に出力している。コマンド生成解析部38は、入力されたコマンドを解析し、解析結果をCPU31に出力する。
ビデオカメラ制御部41は、ビデオカメラ203を制御し、PHS201のユーザの画像を取り込み、圧縮伸長回路34に出力するようになされている。1394インタフェース42は、1394バス206とCPU31との間のインタフェース処理を実行するようになされている。入力部43は、ユーザが各種の指令を入力するとき操作される。インタフェース36は、CPU31と、通信部37乃至入力部43との間のインタフェース処理を実行するようになされている。
テレビジョン受像機205は、例えば図4に示すように構成されている。なお、図示は省略するが、テレビジョン受像機305も、テレビジョン受像機205と同様に構成されている。
CPU61は、ROM62に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM63には、CPU61が各種の処理を実行する上において必要なデータやプログラムなどが適宜記憶される。チューナ65は、インタフェース64を介してCPU61により制御され、所定の放送局の電波を受信し、その復調した画像信号を合成部66を介して、CRTなどにより構成される表示部67に出力している。発生部68は、インタフェース64を介してCPU61により制御されたとき、所定の画像信号を発生し、合成部66に出力する。合成部66は、発生部68から入力された画像信号をチューナ65の出力する画像信号に合成し、表示部67に出力するようになされている。
また、チューナ65が出力した音声信号は、合成部69を介してスピーカ70に出力されている。合成部69は、インタフェース64を介してCPU61により制御され、発生部71が発生した所定の音声信号を、チューナ65の出力する音声信号に合成し、スピーカ70に出力するようになされている。
1394インタフェース72は、1394バス206との間のインタフェース処理を実行する。入力部73は、スイッチ、ボタンあるいは専用のリモートコマンダなどにより構成され、ユーザの指令をインタフェース64を介してCPU61に供給するようになされている。
認証課金サーバ235は、例えば図5に示すように構成されている。CPU81は、ROM82に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行し、RAM83は、CPU81が各種の処理を実行する上において必要なデータやプログラムなどを適宜記憶する。キーボード85とマウス86は、ユーザが各種の指令を入力するとき操作される。ディスプレイ87には、文字や画像などが適宜表示される。ハードディスク88には、例えば、図6に示すような、ユーザ管理テーブルが記憶されている。この例の場合、ユーザ管理テーブルには、PHS201,301などのパーソナルID(PID)、ターミナルアダプタ202,302などのターミナルID(TAID)、後述するテレビ電話の利用開始日時、利用終了日時、テレビ電話の利用に対応する課金累計額、および課金に対する請求先としてのクレジットカード番号などが記憶されている。ハードディスク88には、この他、各ユーザのテレビ電話の利用に対する認証課金処理に必要な情報の他、通信履歴が記憶されるようになされている。
通信部89は、インターネット234との通信を行うようになされている。マイクロホン90は、ユーザからの音声信号を取り込み、スピーカ91は、ユーザに対して音声信号を出力するようになされている。インタフェース84は、キーボード85乃至スピーカ91とCPU81の間のインタフェース処理を行う。
次に、図7を参照して、この通信システムの処理について説明する。最初にステップS101において、PHS201のユーザは、PHS201の入力部16を操作して、PHS301の電話番号を入力し、PHS301を呼び出す操作を行う。入力部16より相手方の電話番号と発呼信号送信開始の指令が入力されたとき、CPU11は、無線通信部20を制御し、最寄りのPHS基地局231−1に向けて、電波で発呼信号を出力させる。この発呼信号は、PHS基地局231−1からPHS回線網232を介してPHS基地局231−2に供給され、PHS基地局231−2から電波でPHS301に伝送される。
PHS301においては、その無線通信部20で、この発呼信号を受信すると、その受信信号がCPU11に出力される。CPU11は、ステップS501において、このように着信が検出されたとき、表示部19とスピーカ18を制御し、表示部19から着信があった旨を、文字あるいは記号で表示させるとともに、スピーカ18から着信があったことを知らしめる音声信号を出力させる。PHS301のユーザは、このようにして着信があったことを認識すると、ステップS502において、PHS301の入力部16のうちの応答ボタンを操作し、この呼び出しに応答する。
PHS301が応答すると、PHS201に、ステップS102において、応答信号が通知され、PHS201とPHS301の間において、回線が閉結される。従って、以後、PHS201のマイクロホン17より取り込まれた音声信号が、インタフェース15を介して無線通信部20に入力され、無線通信部20から、PHS基地局231−1、PHS回線網232、PHS基地局231−2、PHS301、PHS301の無線通信部20、PHS301のスピーカ18の経路で伝送される。同様に、PHS301のマイクロホン17より入力された音声信号が、PHS301のインタフェース15、無線通信部20、PHS基地局231−2、PHS回線網232、PHS基地局231−1、PHS201の無線通信部20、インタフェース15、スピーカ18を介して出力される。これにより、音声信号による通常の通話が可能となる。
次に、PHS201のユーザが音声だけによる通話ではなく、画像を伴う通話、いわゆるテレビ電話にモードを切り替えたいと思ったとき、ユーザは、ステップS103において、PHS201のテレビ電話ボタン16Aを操作する。このとき、PHS201のCPU11は、EEPROM14に記憶されているPHS201のパーソナルID(以下、PIDと略称する)を読み出し、これを、テレビ電話の接続要求とともに、コマンド生成解析部21に出力し、赤外線発生部22から赤外線信号で、ターミナルアダプタ202に出力させる。
ターミナルアダプタ202では、ステップS201において、PHS201からの赤外線信号が赤外線受信部40で受信されると、その受信結果がコマンド生成解析部38に出力される。コマンド生成解析部38は、赤外線受信部40からの信号を解析し、解析結果をインタフェース36を介してCPU31に出力する。CPU31は、このようにして、PHS201からテレビ電話の接続要求と、PIDの伝送を受けたとき、ステップS202において、インタフェース36を介して通信部37を制御し、OCN233、インターネット234を介して認証課金サーバ235にアクセスし、PHS201のPIDと、EEPROM35から読み出したターミナルID(以下、TAIDと称する)を、認証要求とともに、認証課金サーバ235に送出する。
認証課金サーバ235は、ステップS401において、ターミナルアダプタ202から認証要求と、PID,TAIDを、通信部89を介して受信する。認証課金サーバ235のCPU81は、このようにして、PID,TAIDの転送を受けると、PIDとTAIDが予め適切な認証対象のIDとして、ハードディスク88のユーザ管理テーブル上に登録されているか否かを判定する。PID,TAIDが適切なIDとして登録されている場合には、図6に示したユーザ管理テーブルの利用開始日時の欄に現在の日時を登録し、ステップS402において認証結果をターミナルアダプタ202に送信する。この認証結果は、通信部89からインターネット234、OCN233を介してターミナルアダプタ202の通信部37に伝送される。
ターミナルアダプタ202のCPU31は、ステップS203において、通信部37を介して認証結果を受信すると、その認証結果を判定する。テレビ電話を実行する上において必要な認証が得られている場合には、ステップS204において、ターミナルアダプタ202のCPU31は、EEPROM35に予め記憶されているターミナルアダプタ202のIPアドレスIP(202)を読み出し、コマンド生成解析部38を制御して、赤外線発生部39から赤外線信号として出力させる。
PHS201においては、IPアドレスIP(202)を赤外線受信部23でステップS104において受信すると、受信信号がコマンド生成解析部21からインタフェース15を介してCPU11に供給される。
ターミナルアダプタ202は、テレビ電話を行う上において必要な認証が得られなかった場合には、ステップS204において、自らのIPアドレスIP(202)を送信しない。PHS201のCPU11は、ステップS104において、ターミナルアダプタ202からIPアドレスを受信することができなかった場合、テレビ電話のための認証が得られなかったものとして、以後のテレビ電話のための処理を実行しない。
これに対して、ステップS104において、ターミナルアダプタ202からIPアドレスIP(202)を受信することができた場合には、テレビ電話のための正しい認証が得られたものとして、テレビ電話モードを設定し、以後の処理が実行される。
すなわち、ステップS105において、PHS201のCPU11は、無線通信部20を制御して、ステップS104で受信したターミナルアダプタ202のIPアドレスIP(202)を送信させる。このIPアドレスIP(202)は、PHS基地局231−1、PHS回線網232、PHS基地局231−2の経路で、PHS301の無線通信部20に伝送される。
PHS301においては、ステップS503において、このIPアドレスIP(202)が受信されると、CPU11は、ステップS504において、受信したIPアドレスIP(202)を、コマンド生成解析部21に供給し、赤外線発生部22から、ターミナルアダプタ302に送信させる。
ターミナルアダプタ302においては、その赤外線受信部40で、このIPアドレスIP(202)が、ステップS701で受信され、受信結果が、コマンド生成解析部38から、インタフェース36を介してCPU31に供給される。これにより、以後、ターミナルアダプタ302は、ターミナルアダプタ202(受信したIPアドレスIP(202))に対して、OCN233を介して画像信号を伝送することが可能となる。
次に、以上のように、PHS201、ターミナルアダプタ202、および認証課金サーバ235の間で行われた処理と同様の処理が、PHS301、ターミナルアダプタ302、および認証課金サーバ235の間で行われる。
すなわち、画像を伴う通話、いわゆるテレビ電話にモードを切り替えたいと思ったとき、PHS301のユーザは、ステップS505において、PHS301のテレビ電話ボタン16Aを操作する(PHS301もPHS201と同様に構成されているので、以下、PHS301の図2を参照する)。このとき、PHS301のCPU11は、EEPROM14に記憶されているPHS301のパーソナルID(PID)を読み出し、これを、テレビ電話の接続要求とともに、コマンド生成解析部21に出力し、赤外線発生部22から赤外線信号で、ターミナルアダプタ302に出力させる。
ターミナルアダプタ302では、ステップS702において、PHS301からの赤外線信号が赤外線受信部40で受信されると、その受信結果がコマンド生成解析部38に出力される(ターミナルアダプタ302も、ターミナルアダプタ202と同様に構成されているので、以下、ターミナルアダプタ302の動作を説明するに当たって、適宜、図3を参照する)。コマンド生成解析部38は、赤外線受信部40からの信号を解析し、解析結果をインタフェース36を介してCPU31に出力する。CPU31は、このようにして、PHS301からテレビ電話の接続要求と、PIDの伝送を受けたとき、ステップS703において、インタフェース36を介して通信部37を制御し、OCN233、インターネット234を介して認証課金サーバ235にアクセスし、PHS301のPIDと、EEPROM35から読み出したターミナルID(TAID)を、認証要求とともに、認証課金サーバ235に送出する。
認証課金サーバ235は、ステップS403において、ターミナルアダプタ302から認証要求と、PID,TAIDを、通信部89を介して受信する。認証課金サーバ235のCPU81は、このようにして、PID,TAIDの転送を受けると、PIDとTAIDが予め適切な認証対象のIDとして、ハードディスク88のユーザ管理テーブル上に登録されているか否かを判定する。PID,TAIDが適切なIDとして登録されている場合には、図6に示したユーザ管理テーブルの利用開始日時の欄に現在の日時を登録し、ステップS404において認証結果をターミナルアダプタ302に送信する。この認証結果は、通信部89からインターネット234、OCN233を介してターミナルアダプタ302の通信部37に伝送される。
ターミナルアダプタ302のCPU31は、ステップS704において、通信部37を介して認証結果を受信すると、その認証結果を判定する。テレビ電話を実行する上において必要な認証が得られている場合には、ステップS705において、ターミナルアダプタ302のCPU31は、EEPROM35に予め記憶されているターミナルアダプタ302のIPアドレスIP(302)を読み出し、コマンド生成解析部38を制御して、赤外線発生部39から赤外線信号として出力させる。
PHS301においては、IPアドレスIP(302)を赤外線受信部23でステップS506において受信すると、受信信号がコマンド生成解析部21からインタフェース15を介してCPU11に供給される。
ターミナルアダプタ302は、テレビ電話を行う上において必要な認証が得られなかった場合には、ステップS705において、自らのIPアドレスIP(302)を送信しない。PHS301のCPU11は、ステップS506において、ターミナルアダプタ302からIPアドレスを受信することができなかった場合、テレビ電話のための認証が得られなかったものとして、以後のテレビ電話のための処理を実行しない。
これに対して、ステップS506において、ターミナルアダプタ302からIPアドレスIP(302)を受信することができた場合には、テレビ電話のための正しい認証が得られたものとして、テレビ電話モードを設定し、以後の処理が実行される。
すなわち、ステップS507において、PHS301のCPU11は、無線通信部20を制御して、ステップS506で受信したターミナルアダプタ302のIPアドレスIP(302)を送信させる。このIPアドレスIP(302)は、PHS基地局231−2、PHS回線網232、PHS基地局231−1の経路で、PHS201の無線通信部20に伝送される。
PHS201においては、ステップS106において、このIPアドレスIP(302)が受信されると、CPU11は、ステップS107において、受信したIPアドレスIP(302)を、コマンド生成解析部21に供給し、赤外線発生部22から、ターミナルアダプタ202に送信させる。
ターミナルアダプタ202においては、その赤外線受信部40で、このIPアドレスIP(302)が、ステップS205で受信され、受信結果が、コマンド生成解析部38から、インタフェース36を介してCPU31に供給される。これにより、以後、ターミナルアダプタ202は、ターミナルアダプタ302(受信したIPアドレスIP(302))に対して、OCN233を介して画像信号を伝送することが可能となる。
テレビ電話モードへの切り替えは、PHS201とPHS301のいずれから要求してもよい。
次に、ターミナルアダプタ202のCPU31は、ステップS206において、ビデオカメラ制御部41を制御し、ビデオカメラ203を介して取り込んだ画像データを圧縮伸長回路34に供給させる。圧縮伸長回路34は、入力された画像データを圧縮し、通信部37に供給する。通信部37は、この画像データをOCN233を介してターミナルアダプタ302に伝送する。
ターミナルアダプタ302においては、ステップS706で、通信部37がこの画像データを受信する。この画像データは圧縮伸長回路34に供給され、伸長される。CPU31は、ステップS707で、圧縮伸長回路34が伸長した画像データを、1394インタフェース42から、1394バス306を介してテレビジョン受像機305に送信させる。
テレビジョン受像機305においては、ステップS801で、1394バス306を介して1394インタフェース72でこれを受信すると、CPU61は、この画像データを、発生部68から合成部66に出力し、表示部67に表示させる。このとき、ターミナルアダプタ302はまた、テレビジョン受像機305の電源スイッチがオンされていない場合には、これを強制的にオンさせる。このようにして、テレビジョン受像機305の表示部67には、PHS201のユーザの画像が表示される。
同様に、ターミナルアダプタ302のCPU31は、ステップS708において、ビデオカメラ制御部41を制御し、ビデオカメラ303で取り込んだPHS301のユーザの画像データを、圧縮伸長回路34で圧縮させた後、通信部37に出力し、通信部37からOCN233を介してターミナルアダプタ202に伝送させる。
ターミナルアダプタ202においては、ステップS207で、通信部37により、この画像データが受信される。CPU31は、通信部37が受信した画像データを、ステップS208において、圧縮伸長回路34で伸長させた後、1394インタフェース42から1394バス206を介してテレビジョン受像機205に伝送させる。
テレビジョン受像機205においては、ステップS301において、1394バス206を介して1394インタフェース72で画像データを受信する。CPU61は、この画像データを発生部68から合成部66を介して表示部67に出力し、表示させる。これにより、テレビジョン受像機205の表示部67には、PHS301のユーザの画像が表示される。
このようにして、以後、PHS201のユーザとPHS301のユーザは、相手の画像を見ながら通話を行うことが可能となる。
通話を終了させるとき、例えば、PHS201のユーザは、ステップS108において、PHS201の入力部16のテレビ電話ボタン16Aを操作する。このときCPU11は、無線通信部20を制御し、切断要求信号をPHS基地局231−1に出力させる。PHS基地局231−1は、この切断要求信号を受信すると、PHS201との通信回線を切断するとともに、その切断要求信号をPHS回線網232、PHS基地局201−2を介してPHS301に送信させる。PHS301のユーザは、ステップS508で、この切断要求信号を受信すると、PHS201との通話を終了させるとともに、ステップS509において、入力部16のテレビ電話ボタン16Aを操作し、テレビ電話モードの終了を指令する。このとき、PHS301のCPU11は、コマンド生成解析部21を制御し、赤外線発生部22から、切断要求信号をターミナルアダプタ302に送信させる。
ターミナルアダプタ302では、ステップS709において、赤外線受信部40が、この切断要求信号を受信すると、この要求信号は、コマンド生成解析部38からCPU31に送信される。CPU31は、この切断要求信号に対応して、テレビ電話の切断処理を実行する。
これにより、ターミナルアダプタ202とターミナルアダプタ302の間の通信回線は、解放されたことになる。
ステップS108で、PHS201のユーザが、テレビ電話ボタン16Aを操作すると、CPU11はまた、ステップS109において、コマンド生成解析部21を制御し、赤外線発生部22から切断指令を送信させる。ターミナルアダプタ202のCPU31は、ステップS209において、赤外線受信部40、コマンド生成解析部38を介して、切断処理要求を受信すると、切断処理を実行する。
そして、ステップS210において、ターミナルアダプタ202のCPU31は、PHS201のPIDとターミナルアダプタ200のTAIDを、テレビ電話の終了通知とともに、通信部37から認証課金サーバ235に送信させる。通信部37、OCN233、インターネット234を介して、この終了通知とPID,TAIDの送信を受けると、認証課金サーバ235では、ステップS405において、通信部89を介して、この信号を受信し、CPU81は、テレビ電話終了処理を実行する。そして、現在時刻を、図6に示すユーザ管理テーブルの利用終了日時に登録するとともに、利用開始日時から、利用終了日時までの時間に対応する金額を課金累計額の欄に登録する。そして、以後、所定のタイミングにおいて、その金額について、クレジットカード番号に記載されている番号のクレジットカードから引き落とす処理を実行する。
なお、以上においては、切断要求をPHS201から入力させるようにしたが、PHS301から入力させるようにすることも可能である。また、PHS301から切り替え要求が出された場合には、PHS301側に課金させるようにしてもよい。
以上のようにして、PHS201のユーザは、PHS301と、通常の音声による通話を行っている最中に、必要に応じて、テレビ電話ボタン16Aを操作することで、テレビ電話と同様の通話を行うことができる。
PHS201は、携帯に便利なように、極めて小型化されている。従って、これを携帯して、ターミナルアダプタ202が設置されている所定の場所に移動するだけで、テレビ電話を行うことが可能となる。例えば、図8に示すように、ターミナルアダプタ202−1とテレビジョン受像機205−1が配置され、両者の間が1394バス206−1で接続されて配置されている部屋から、PHS201を持ったまま、他の部屋に移動したような場合、その移動した後の部屋に、ターミナルアダプタ202−2とテレビジョン受像機205−2が、1394バス206−2を介して相互に接続されていれば、前の部屋を出るとき、テレビ電話ボタン16Aをオフして、一旦テレビ電話を終了させ、通常の音声による通話を継続したまま他の部屋に移動し、他の部屋において、再び、テレビ電話ボタン16Aを操作することで、その部屋で、再び、テレビ電話を行うことができる。
テレビジョン受像機は、1つの家庭に複数台設置されている程普及しており、それに、簡単な構成のターミナルアダプタを付加接続することは、比較的容易に実現できる。すなわち、既存のインフラを利用し、それに若干の機能を追加することで、任意の位置でのテレビ電話が可能となる。
なお、同一の建物内を移動する場合だけでなく、異なる建物間を移動する場合にも、同様の動作を実現することが可能である。
以上においては、ターミナルアダプタ202,302を、それぞれテレビジョン受像機205,305に接続するようにしたが、ターミナルアダプタ202,302を、図9に示すように、パーソナルコンピュータ301,331により構成することも可能である。すなわち、この場合、パーソナルコンピュータ301が、本体311、ディスプレイ312、キーボード313、およびマウス314で構成されており、本体311は、ビデオカメラ203と赤外線通信部204に接続されている。同様に、パーソナルコンピュータ331も、本体341、ディスプレイ342、キーボード343、およびマウス344により構成されており、本体341に、ビデオカメラ303と赤外線通信部304が接続されている。
この場合、パーソナルコンピュータ301は、例えば、図10に示すように構成される。図示は省略するが、パーソナルコンピュータ331も、パーソナルコンピュータ301と同様に構成される。
図10の構成例においては、CPU131が、ROM132に記憶されているプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM133には、CPU131が、各種の処理を実行する上において必要なデータやプログラムなどが適宜記憶される。キーボード313またはマウス314から入力された指令は、インタフェース134を介してCPU131に供給される。ディスプレイ312には、所定の画像が表示される。ハードディスク135には、パーソナルコンピュータ301のIDが記憶されている。通信部136は、OCN233との間の通信処理を実行する。ビデオカメラ制御部137は、ビデオカメラ203からの画像を取り込む処理を実行する。圧縮伸長回路138は、ビデオカメラ203から取り込んだ画像データを圧縮したり、通信部136を介して受信した画像データの伸長処理を実行する。スピーカ139には、所定の音声信号が出力され、マイクロホン140は、所定の音声信号を取り込む処理を実行する。インタフェース134は、キーボード313乃至マイクロホン140との間のインタフェース処理、および赤外線通信部204との間のインタフェース処理を実行する。
PHS回線網232は、1本の電話回線をPHS201とPHS301のユーザが2人で占有する、いわゆるコネクション型の通信回線である。これに対して、OCN233は、PHS201と301のユーザだけが回線を占有するのではなく、多くのユーザが同時に回線を利用する、いわゆるコネクションレス型の通信回線である。すなわち、図1の通信システムは、コネクション型の通信回線を利用して、主情報としての画像データを通信するのに必要なアクセス情報としてのIPアドレスを通信し、主情報としての画像データは、コネクションレス型の通信回線を利用して通信するシステムとされている。
これに対して、図11に示すように、例えば、最初に、ターミナルアダプタ202とターミナルアダプタ203の間で、OCN233を介して相互に画像データだけを通信している状態において、OCN233を介して相手方のPHS201,301の電話番号を通信し、主情報としての音声データをPHS回線網232を介して通信するようにすることもできる。この場合、図2に示した入力部16のテレビ電話ボタン16Aは、ターミナルアダプタ202の入力部43に設けられることになる。
さらに、図12の通信システムに示すように、例えば、インターネット234を介してインターネットホン251とインターネットホン252の間で、音声により通信を行っている最中に、テレビ電話を行う必要が生じた場合には、インターネットホン251,252の間で、インターネット234を介してターミナルアダプタ202,302のIPアドレスを通信し、このIPアドレスが得られたとき、OCN233を介してターミナルアダプタ202とターミナルアダプタ302の間で、主情報としての画像データを授受するようにしてもよい。この場合、アクセス情報としてのIPアドレスと、主情報としての画像データの両方が、いずれもコネクションレス型の通信回線を利用して通信されることになる。
さらに、図13に示すように、ターミナルアダプタ202とターミナルアダプタ302の間で画像データを授受するのに、公衆電話回線網236が利用される場合には、PHS201とPHS301の間で、PHS回線網232を介してターミナルアダプタ202とターミナルアダプタ302の電話番号を通信し、その電話番号を利用して、ターミナルアダプタ202とターミナルアダプタ302の間で、主情報としての画像データを通信するようにしてもよい。この場合、アクセス情報としての電話番号を通信する通信回線と、主情報としての画像データを通信する通信回線のいずれもがコネクション型となる。
また、図14に示すように、主情報としての画像データを、AMInet(商標)241を介して通信する場合、このAMInetは、コネクション型の通信回線であるが、そのアクセス情報として必要になるのは、電話番号ではなく、IPアドレスとなる。そこで、この場合においては、PHS201とPHS301の間で、PHS回線網232を介してIPアドレスを通信し、AMInet241を介してAMInetセットアッププロトコル(AMInet Set up Protocol(ASP))(AMInetにおける資源予約プロトコル)の資源予約情報を通信し、それに引き続いて、主情報としての画像データを通信することになる。この場合においても、いずれの通信回線もコネクション型となる。
このAMInetは、帯域確保のための予約ができ、かつ、QOS(Quality of Service)が保証された、広域高速で、大容量のネットワークであり、この例では、このような特徴を享受することができる。なお、その詳細は、本出願人が先に提案した特願平9−279826号、あるいは、塩野崎敦、三輪泰孝、寺岡文男氏による、1997年9・10月、日本ソフトウエア科学会第14回大会論文集、「AMInetにおけるATMとIPの統合によるリアルタイム通信の実現」などに、その詳細が開示されている。
なお、上記したPIDとしては、発信電話番号表示(通信前情報通知)サービスで使用される発信者側の電話番号であるCaller_IDを流用することも可能である。この場合、PHS201/301内のEEPROM14に格納されているCaller_IDが、前述したパーソナルIDの代わりに授受される。また、PHSの代わりに、携帯電話機を用いることもできる。
さらに、通信する主情報としては、上記例では、画像データまたは音声データとしたが、それ以外のデータを主データとして通信する場合にも、本発明は適用することが可能である。また、主情報の通信回線として単方向の通信回線を用いることもできる。
以上のごとく、本発明の実施の形態によれば、本来音声による通話を行うための携帯電話等の通信装置に対して最小限の機能を付加するのみで、簡単かつ安価な構成で、相手の姿を見ながら通話を行うテレビ電話としての拡張機能を追加でき、例えば、多数のテレビ受像機やカメラ一体型VTRなどが陳列されている家庭用電気製品の販売店舗に出向くだけで、到る所においてテレビ電話を利用することが可能となり、いわゆるユビキタスコミュニケータを実現することができ、さらには、販売店舗展示されている機器を社会資源として捉えた場合、これらの有効活用も図られることになる。
さらに、携帯電話等の通信機器自体には、CCDカメラや液晶ディスプレイ、さらには画像圧縮伸長回路などを設ける必要がないため、機器の大型化や重量の増大などの携帯性を阻害する要因を回避することができる。
なお、上記したような処理を行うコンピュータプログラムをユーザに提供する提供媒体としては、磁気ディスク、CD-ROM、固体メモリなどの記録媒体の他、ネットワーク、衛星などの通信媒体を利用することができる。
14 EEPROM, 16 入力部, 16A テレビ電話ボタン, 20 無線通信部, 24 赤外線通信部, 35 EEPROM, 37 通信部, 88 ハードディスク, 89 通信部, 201 PHS, 202 ターミナルアダプタ, 203 ビデオカメラ, 204 赤外線通信部, 205 テレビジョン受像機, 206 1394バス, 231−1,231−2 PHS基地局, 232 PHS回線網, 233 OCN, 234 インターネット, 235 認証課金サーバ, 241 AMInet, 301 PHS, 302 ターミナルアダプタ, 303 ビデオカメラ, 304 赤外線通信部, 305 テレビジョン受像機, 306 1394バス

Claims (6)

  1. 他の通信装置と通信する通信装置であって、
    第1の通信路を利用して近距離無線通信する近距離無線通信手段と、
    前記第1の通信路とは異なる第2の通信路を利用して前記近距離無線通信よりも広範囲の通信を行う通信手段と
    前記第2の通信路における通信を確立するか否かの認証についての処理を行う認証処理手段と
    を備え、
    前記近距離無線通信手段は、前記通信装置と前記他の通信装置との距離が近距離の範囲である場合、前記他の通信装置から送信されてくる、前記他の通信装置を特定するIDと、前記第2の通信路を利用した通信に必要な前記他の通信装置のアクセス情報とを、前記第1の通信路を利用して受信し、
    前記認証処理手段は、前記通信装置自身を特定するIDと、前記近距離無線通信手段により受信された前記他の通信装置を特定するIDとに基づいて、前記第2の通信路における通信を確立するか否かの認証についての処理を行い、
    前記通信手段は、前記認証が認められた後に、前記近距離無線通信手段により受信された前記アクセス情報に基づいて前記第2の通信路を利用して前記他の通信装置と主情報を送受信する
    通信装置。
  2. 前記アクセス情報は、前記他の通信装置のアドレス情報を含む
    請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記主情報は、画像データである
    請求項1に記載の通信装置。
  4. 他の通信装置と通信する通信装置の通信方法であって、
    第1の通信路を利用して近距離無線通信する近距離無線通信ステップと、
    前記第1の通信路とは異なる第2の通信路を利用して前記近距離無線通信よりも広範囲の通信を行う通信ステップと
    前記第2の通信路における通信を確立するか否かの認証についての処理を行う認証処理ステップと
    を含み、
    前記近距離無線通信ステップは、前記通信装置と前記他の通信装置との距離が近距離の範囲である場合、前記他の通信装置から送信されてくる、前記他の通信装置を特定するIDと、前記第2の通信路を利用した通信に必要な前記他の通信装置のアクセス情報とを、前記第1の通信路を利用して受信し、
    前記認証処理ステップは、前記通信装置自身を特定するIDと、前記近距離無線通信ステップの処理により受信された前記他の通信装置を特定するIDとに基づいて、前記第2の通信路における通信を確立するか否かの認証についての処理を行い、
    前記通信ステップは、前記認証が認められた後に、前記近距離無線通信手段により受信された前記アクセス情報に基づいて前記第2の通信路を利用して前記他の通信装置と主情報を送受信する
    通信方法。
  5. 他の通信装置と通信する通信装置の処理をコンピュータに実行させるプログラムを記録するプログラム記録媒体であって、
    第1の通信路を利用して近距離無線通信を制御する近距離無線通信制御ステップと、
    前記第1の通信路とは異なる第2の通信路を利用して前記近距離無線通信よりも広範囲の通信を制御する通信制御ステップと
    前記第2の通信路における通信を確立するか否かの認証についての処理を行う認証処理ステップと
    を含む処理をコンピュータに実行させ、
    前記近距離無線通信制御ステップは、前記通信装置と前記他の通信装置との距離が近距離の範囲である場合、前記他の通信装置から送信されてくる、前記他の通信装置を特定するIDと、前記第2の通信路を利用した通信に必要な前記他の通信装置のアクセス情報との、前記第1の通信路を利用しての受信を制御し、
    前記認証処理ステップは、前記通信装置自身を特定するIDと、前記近距離無線通信制御ステップの処理により受信された前記他の通信装置を特定するIDとに基づいて、前記第2の通信路における通信を確立するか否かの認証についての処理を行い、
    前記通信制御ステップは、前記認証が認められた後に、前記近距離無線通信手段により受信された前記アクセス情報に基づいて前記第2の通信路を利用して前記他の通信装置との主情報の送受信を制御する
    プログラムを記録するプログラム記録媒体。
  6. 第1の通信装置と第2の通信装置とから構成される通信システムであって、
    前記第1の通信装置は、
    第1の通信路を利用して近距離無線通信する第1の近距離無線通信手段と、
    前記第1の通信路とは異なる第2の通信路を利用して前記近距離無線通信よりも広範囲の通信を行う通信手段と
    前記第2の通信路における通信を確立するか否かの認証についての処理を行う認証処理手段と
    を備え、
    前記第2の通信装置は、
    前記第2の通信装置を特定するIDと、前記第1の通信装置前記第2の通信装置と前記第2の通信路を利用して通信するのに必要な前記第2の通信装置のアクセス情報とを保持する保持手段と、
    前記保持手段により保持されている前記第2の通信装置を特定するIDおよび前記アクセス情報を、前記第1の通信路を利用した近距離無線通信により、前記第1の通信装置に送信する第2の近距離無線通信手段と
    を備え、
    前記第1の近距離無線通信手段は、前記第1の通信装置と前記第2の通信装置との距離が近距離の範囲である場合、前記第2の通信装置から送信されてくる前記第2の通信装置を特定するIDおよび前記アクセス情報を、前記第1の通信路を利用して受信し、
    前記認証処理手段は、前記通信装置自身を特定するIDと、前記第1の近距離無線通信手段により受信された前記第2の通信装置を特定するIDとに基づいて、前記第2の通信路における通信を確立するか否かの認証についての処理を行い、
    前記通信手段は、前記認証が認められた後に、前記第1の近距離無線通信手段により受信された前記アクセス情報に基づいて前記第2の通信路を利用して前記第2の通信装置と主情報を送受信する
    通信システム。
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