JPH11103303A - ネットワーク資源予約制御方法および装置、受信端末、送信端末、並びに中継装置 - Google Patents

ネットワーク資源予約制御方法および装置、受信端末、送信端末、並びに中継装置

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JPH11103303A
JPH11103303A JP27982697A JP27982697A JPH11103303A JP H11103303 A JPH11103303 A JP H11103303A JP 27982697 A JP27982697 A JP 27982697A JP 27982697 A JP27982697 A JP 27982697A JP H11103303 A JPH11103303 A JP H11103303A
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Atsushi Shionozaki
敦 塩野崎
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Sony Corp
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    • H04L2012/5665Interaction of ATM with other protocols
    • H04L2012/5667IP over ATM

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バーチャルコネクション等の資源を効率的に
予約する。 【解決手段】 ASPメッセージが受信端末(RECEIVER)4
7から送信端末(SENDER)41に送信されると、このメッ
セージが経由するエッジルータ46、バックボーンルー
タ45,44,43,およびエッジルータ42において
この順に、受信端末47から送信端末41へ向かう方
向、および送信端末41から受信端末47へ向かう方向
に、ASPメッセージによって個別に指定された所定の帯
域のバーチャルコネクションがそれぞれ独立して確立さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ネットワーク資源
予約制御方法および装置、受信端末、送信端末、並びに
中継装置に関し、例えば、送信端末および受信端末の双
方が独立に、所定の単方向または双方向のバーチャルコ
ネクションを確立することができるようにしたネットワ
ーク資源予約制御方法および装置、受信端末、送信端
末、並びに中継装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ATM(Asynchronous Transfer Mode)を用
いて、IP(Internet Protocol)ネットワークを構築する
とき、コネクションレスであるIPパケットをいかにして
コネクションオリエンティッドな技術であるATMのVirtu
al Connection(以下、適宜VCと略記する)で伝送する
かが問題となる。
【0003】従来より、バーチャルコネクション等の資
源を予約するためのプロトコルとしては、RSVP(Resourc
e Reservation Protocol)や、ST-II(Stream Transport
Protocol-II)がある。RSVPではコネクションの確立を受
信側が行うことができ、ST-IIでは送信側が行うことが
できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、RSVPや
ST-IIにおいては、コネクションの確立を受信側または
送信側のいずれか一方からしか行うことができないた
め、効率的にコネクションを確立することができない場
合がある課題があった。
【0005】また、資源の要求を、送信側から受信側お
よび受信側から送信側について別々に行うことができな
い課題があった。
【0006】本発明はこのような状況に鑑みてなされた
ものであり、送信側および受信側の双方から、様々な方
法で効率的にコネクションの確立を行うことができるよ
うにするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のネット
ワーク資源予約制御方法は、資源の予約を行う方向とし
て、送信端末から受信端末への第1の方向、または受信
端末から送信端末への第2の方向である単方向、および
第1の方向と第2の方向を合わせた双方向のうちのいず
れか1つを指定する第1の情報と、第1の方向および第
2の方向における資源を独立に要求する第2の情報とか
らなるメッセージを送信する送信ステップと、送信ステ
ップにおいて送信されたメッセージの第1の情報によっ
て指定された方向に、各方向毎に第2の情報によって要
求された資源を予約する資源予約ステップとを備えるこ
とを特徴とする。
【0008】請求項6に記載のネットワーク資源予約制
御装置は、資源の予約を行う方向として、送信端末から
受信端末への第1の方向、または受信端末から送信端末
への第2の方向である単方向、および第1の方向と第2
の方向を合わせた双方向のうちのいずれか1つを指定す
る第1の情報と、第1の方向および第2の方向における
資源を独立に要求する第2の情報とからなるメッセージ
を送信する送信手段と、送信ステップにおいて送信され
たメッセージの第1の情報によって指定された方向に、
第2の情報によって要求された資源を予約する資源予約
手段とを備えることを特徴とする。
【0009】請求項7に記載の受信端末は、送信端末に
対して、資源の予約を行う方向として、送信端末から受
信端末への第1の方向、または受信端末から送信端末へ
の第2の方向である単方向、および第1の方向と第2の
方向を合わせた双方向のうちのいずれか1つを指定する
第1の情報と、第1の方向および第2の方向における資
源を独立に要求する第2の情報とからなるメッセージを
送信する送信手段を備えることを特徴とする。
【0010】請求項8に記載の送信端末は、受信端末に
対して、資源の予約を行う方向として、送信端末から受
信端末への第1の方向、または受信端末から送信端末へ
の第2の方向である単方向、および第1の方向と第2の
方向を合わせた双方向のうちのいずれか1つを指定する
第1の情報と、第1の方向および第2の方向における資
源を独立に要求する第2の情報とからなるメッセージを
送信する送信手段を備えることを特徴とする。
【0011】請求項9に記載の中継装置は、資源の予約
を行う方向として、送信端末から受信端末への第1の方
向、または受信端末から送信端末への第2の方向である
単方向、および第1の方向と第2の方向を合わせた双方
向のうちのいずれか1つを指定する第1の情報と、第1
の方向および第2の方向における資源を独立に要求する
第2の情報とからなるメッセージを中継する中継手段
と、中継手段によって中継されたメッセージの第1の情
報によって指定された方向に、第2の情報によって要求
された資源を予約する資源予約手段とを備えることを特
徴とする。
【0012】請求項1に記載のネットワーク資源予約制
御方法および請求項6に記載のネットワーク資源予約制
御装置においては、資源の予約を行う方向として、送信
端末から受信端末への第1の方向、または受信端末から
送信端末への第2の方向である単方向、および第1の方
向と第2の方向を合わせた双方向のうちのいずれか1つ
を指定する第1の情報と、第1の方向および第2の方向
における資源を独立に要求する第2の情報とからなるメ
ッセージを送信し、送信されたメッセージの第1の情報
によって指定された方向に、第2の情報によって要求さ
れた資源を予約する。
【0013】請求項7に記載の受信端末においては、送
信手段が、送信端末に対して、資源の予約を行う方向と
して、送信端末から受信端末への第1の方向、または受
信端末から送信端末への第2の方向である単方向、およ
び第1の方向と第2の方向を合わせた双方向のうちのい
ずれか1つを指定する第1の情報と、第1の方向および
第2の方向における資源を独立に要求する第2の情報と
からなるメッセージを送信する。
【0014】請求項8に記載の送信端末においては、送
信手段が、受信端末に対して、資源の予約を行う方向と
して、送信端末から受信端末への第1の方向、または受
信端末から送信端末への第2の方向である単方向、およ
び第1の方向と第2の方向を合わせた双方向のうちのい
ずれか1つを指定する第1の情報と、第1の方向および
第2の方向における資源を独立に要求する第2の情報と
からなるメッセージを送信する。
【0015】請求項9に記載の中継装置においては、中
継手段が、資源の予約を行う方向として、送信端末から
受信端末への第1の方向、または受信端末から送信端末
への第2の方向である単方向、および第1の方向と第2
の方向を合わせた双方向のうちのいずれか1つを指定す
る第1の情報と、第1の方向および第2の方向における
資源を独立に要求する第2の情報とからなるメッセージ
を中継し、資源予約手段が、中継手段によって中継され
たメッセージの第1の情報によって指定された方向に、
第2の情報によって要求された資源を予約する。
【0016】
【発明の実施の形態】まず最初に、本出願人らが開発し
ている広域高速ネットワーク環境を提供するAMInetにつ
いて説明する。
【0017】AMInetは、既存のネットワークアーキテク
チャがもつ問題を解決する次世代ネットワークアーキテ
クチャである。コネクション指向のQoS(Quality of Ser
vice)保証、マルチキャストのサポート、識別子とアド
レスの分離、非エンド間制御、ネゴシエーションによる
最適プロトコルスタックの動的構築などを特徴とする。
AMInetアーキテクチャに基づくネットワークはFTTH(Fib
er To The Home)時代を見据え、広域バックボーンのみ
ならず家庭内ネットワークをも対象としている。
【0018】現在、通信と放送の融合を目指した新しい
ネットワークアーキテクチャが求められている。OSI(Op
en Systems Interconnection)参照モデルやインターネ
ットアーキテクチャは約20年前に設計されたものであ
り、動画や音声などの連続メディア通信実現への要求、
携帯型コンピュータの出現による移動透過な通信への要
求、ATM(Asynchronous Transfer Mode:非同期転送モー
ド)に代表される超高速通信技術の有効利用などに対応
することができない。
【0019】インターネットではこれらに対処するため
の拡張が行われているが、インターネットアーキテクチ
ャには、 - IP(Internet Protocol)データグラムを基本とし、 - データリンクの特性を考慮せず、 - 識別子とアドレスの明確な分離がなされず、 - エンドノード間でのみトラフィック制御を行う という問題点があり、上記の問題を解決することができ
ない。
【0020】インターネットへの接続形態の現状を見る
と、大企業は専用線によりインターネットに常時接続し
ているが、小企業や家庭はダイヤルアップによる間欠接
続を利用している。常時接続の場合でも回線速度は1.5M
bps(メガビット/秒)程度であり、間欠接続の場合は1
28kbps(キロビット/秒)程度である。接続形態が間欠
接続から常時接続になるだけでも、家庭等におけるイン
ターネットの利用形態は大きく変化する。さらに回線速
度が桁違いに速くなれば、今では想像もできないような
アプリケーションが登場するであろう。
【0021】AMInetアーキテクチャは、FTTH(T. Miki.T
oward the Service-Rich Era.IEEECommunications Maga
zine, Vol.32, No.2, February 1994)やxDSL(G. T. Ha
wley.Systems Considerations for the Use of xDSL Te
chnology for Data Access.IEEE Communications Magaz
ine, Vol.35, No.3, March 1997)の実現によって家庭
や企業が超高速ネットワークに対称/準対称型で常時接
続される時代を見据え、インターネットアーキテクチャ
が持つ本質的な問題点を解決するものである。以下に、
AMInetアーキテクチャおよびシステムモデルを示す。
【0022】今後は、動画や音声のような連続メディア
を利用したアプリケーションがますます増えると考えら
れる。技術的には、利用できる帯域幅、伝送遅延、伝送
遅延のばらつき(ジッタ)、エラー率のようなサービス品
質(QoS)の保証を可能にしなければならない。
【0023】一方、医療用イメージ、新聞、映画フィル
ム全体のような大量データ転送への要求も今後高まるこ
とが予想される。このようなアプリケーションではでき
るだけ高速にデータ転送をしなければならない。技術的
には、いわゆる”long fat pipe”問題を解決し、超高
速ネットワークの帯域を有効に利用する技術を開発する
必要がある。
【0024】現在の通信形態はほとんどが1対1通信であ
る。今後は同一データの複数相手への送信(マルチキャ
スト)、移動体との移動透過な通信なども必要となる。
アーキテクチャとしては識別子とアドレスの関係をどの
ように扱うかという問題があり、技術的にはスケーラブ
ルな経路制御方式を確立する必要がある。さらにQoSの
保証や高速大容量通信も要求される。
【0025】コンピュータネットワークが真に通信のイ
ンフラストラクチャとなるためには強固なセキュリティ
を実現しなければならない。AMInetではノード間におけ
る守秘、改竄防止、認証、トラフィック解析防止を対象
とする。利用者認証などはアプリケーションプログラム
の範疇であり、AMInetの対象外である。
【0026】以上のような特徴を持つネットワークを構
築しても、インターネットと互換性がなくてはユーザを
スムーズに移行させることはできない。ユーザからは実
際のネットワークがAMInetであるのか既存のインターネ
ットであるのかを意識させないようにする必要がある。
【0027】次に、AMInetアーキテクチャの特徴につい
て説明する。上述したインターネットアーキテクチャの
欠点に対比すると、AMInetアーキテクチャの特徴は以下
のようになる。 - 最適なプロトコルスタックの動的構築 - ノード間の同位階層間およびノード内の上下階層間の
ネゴシエーション - コネクション指向のQoS保証 - ノードの識別子とアドレスの分離 - 非エンド間制御 - 通信媒体に依存しないアーキテクチャ
【0028】OSIの階層モデルに従うと、ある階層はそ
の下の階層の機能を抽象化し、詳細を隠蔽してしまう。
現実の広域ネットワークは異なった特性をもつさまざま
なデータリンクから構成されている。また移動ノードの
場合、データリンクの特性が通信中に変化することもあ
る。上下階層間のネゴシエーションにより、上位層は下
位層の特性や状態を知ることができ、通信環境に動的に
適応できるようになる。
【0029】プロトコルスタックが固定だと、異なる階
層で重複した機能を実行して無駄が生じることがある。
AMInetでは最適なプロトコルスタックを動的に構築す
る。たとえばエンドノード間のすべてのデータリンクが
信頼性を保証するなら、トランスポート層で信頼性を保
証するための機能を省略することができる。また、無線
LANで接続しているノードが広域ネットワーク内の他の
ノードと通信する場合のように、通信経路においてある
一部分だけデータリンクの特性が異なる場合、そのデー
タリンクの両側のノードだけに特別のプロトコルスタッ
クを構成し、データリンクの特性の違いを吸収すること
により、エンド間の通信を効率よく行うことも可能にな
る。
【0030】最適なプロトコルスタックを構築するため
にはネゴシエーションを利用する。通常、ネゴシエーシ
ョンはノード間の同位階層間で行うが、AMInetではノー
ド内の上下階層間でもネゴシエーションを行う。
【0031】インターネットはIPデータグラムを基本と
しており、QoSを保証する場合でもネットワーク層にお
いて明確に論理コネクションを確立するという考えはな
い。これはネットワークの障害への耐故障性を重視する
ためである。これに対してAMInetではQoSの保証を重視
し、QoSを保証するために、論理コネクションを積極的
に利用する。
【0032】インターネットではIPアドレスがノードの
位置を表すとともにノードの識別子の役割も果たしてい
る。このために移動ノードとの移動透過な通信ができな
い。またセキュリティを確保するための処理も煩雑にな
る。次世代IPであるIPv6においてもノード識別子につい
てさかんに議論が行われたが、結局ノード識別子という
考え方は採用されていない。AMInetではノードの識別子
とアドレスを明確に分離することにより、移動透過な通
信(F. Teraoka, K. Uehara, H. Sunahara, andJ. Mura
i.VIP: A Protocol Providing Host Mobility.CACM, V
ol.37, No.8, August 1994)を可能にし、セキュリティ
処理を軽減する。
【0033】さらにインターネットではフロー制御、エ
ラー回復、輻輳制御などをエンドノードのトランスポー
ト層で行う。輻輳制御の場合、輻輳が発生しているノー
ド(ルータ)と送信ノードの間で輻輳回復を行う方が効果
的だと考えられる。
【0034】AMInetとインターネットに共通しているの
は、アーキテクチャをデータリンクから独立させるた
め、すべてのノードが共通してもつ階層を導入している
ことである。インターネットとの互換性を保つため、実
質的にはAMInetでもIP(v4およびv6)をいわゆるネットワ
ーク層として採用する。ただしプロトコルスタックの動
的な構築により、データ通信の際にはIP層はバイパスさ
れることもある。
【0035】次に、プロトコル階層について説明する。
AMInetは動的にプロトコルスタックを構築するが、プロ
トコルモジュールを機能別に階層化すると図1のように
なる。最下位層はダイレクトネットワーク層である。単
一の伝送媒体を介して”ダイレクト”に通信できるノー
ド間の通信機能を提供する層である。OSI参照モデルの
物理層とデータリンク層に相当する。具体的にはEthern
etやATMなどのプロトコルがこの層に対応する。
【0036】図1はAMInetアーキテクチャを表してお
り、ダイレクトネットワーク層の上に仮想ネットワーク
層を置く。複数の伝送媒体からなるネットワークを”仮
想的”に1つの伝送媒体のように見せ、これに接続して
いるノード間の通信機能を提供する。プロトコルスタッ
クの動的構築はこの階層内で行われる。OSI参照モデル
のネットワーク層とトランスポート層に相当する。
【0037】仮想ネットワーク層の上にセッション層を
置く。セッション層は仮想ネットワーク層が提供する通
信機能を抽象化して最上位層であるアプリケーション層
に提供する。OSI参照モデルのセッション層とは機能が
異なる。抽象化とは、QoSパラメータを”テレビ品質の
動画”のように数値以外で指定可能にしたり、通信相手
をノードのアドレスや識別子ではなく、サービス名で指
定可能にしたり、仮想ネットワーク層のコネクションが
障害やノードの移動などで一時的に切断されたときも、
あたかもコネクションが連続して存在するように見せる
ことをいう。最上位のアプリケーション層はAMInetプロ
ジェクトの対象外である。
【0038】図1において、水平矢印は同位階層間のネ
ゴシエーションを、垂直矢印は上下階層間のネゴシエー
ションを示す。同位階層間ネゴシエーションには、エン
ドノード間で行われるセッションネゴシエーションおよ
びフローネゴシエーション、隣接ノード間で行われるホ
ップ間ネゴシエーションがある。上下階層間ネゴシエー
ションには、上位層から下位層への要求を伝えるリクエ
ストと、下位層の状態を上位層へ伝えるインディケーシ
ョンがある。このようなネゴシエーションにより、エン
ドノード間の通信環境やダイレクトネットワーク層の特
性を知り、最適なプロトコルスタックを構築する。
【0039】次に、システム構成について説明する。AM
Inetは広域ネットワークのみではなく、家庭内ネットワ
ークも考慮している。AMInetプロジェクトが想定してい
るシステム構成を図2に示す。同図に示すように、全体
のネットワークはバックボーン、ホームネットワーク、
これらを接続する加入者ネットワークという3つの部分
に分けられる。
【0040】図2は、AMInetのシステム構成の例を表し
ている。バックボーンは日本全国を覆うような大規模な
ものを想定しており、ATMの超高速通信技術を活用す
る。バックボーンとなるATM網はATMスイッチ(と光ファ
イバ)で構成されるが、ATMスイッチのうち、高速シグ
ナリング等のAMInet独自の機能拡張をしたものをバック
ボーンルータと呼ぶ。
【0041】バックボーンの周辺にはエッジルータを置
く。エッジルータはバックボーンルータと同様にATMス
イッチにAMInet独自の機能拡張を行ったものである。エ
ッジルータは加入者線を集線してバックボーンへと接続
する位置にあり、加入者の課金やホームネットワークか
らバックボーンへ流入するトラフィックのシェーピング
も行う。加入者線としてはFTTHによって光ファイバが布
設されるか、あるいは銅線を利用したADSL(Asymmetric
digital subscriber line)のような技術が利用されるか
もしれない。どちらの場合でも家庭までATMネットワー
クが届くものと考えられる。
【0042】家庭にはホームルータを置く。ホームルー
タは外部ネットワークインターフェイスとしてATMを持
ち、内部ネットワークインターフェイスとしてはIEEE13
94やイーサーネット(10Mbps/100Mbps)などを持つものと
想定している。IEEE1394は帯域確保などのQoS保証が可
能なので、エンドノード間でQoSを保証した通信が可能
になるなどの利点を持つ。また将来はAV機器がIEEE1394
を装備するようになるので、コンピュータのみならずAV
機器もネットワークに接続されるようになるであろう。
【0043】次に、AMInet におけるATMとIPの統合によ
るリアルタイム通信の実現(ATM Control through IP fo
r Real-Time Communication in AMInet)について説明す
る。ここでは、AMInetプロジェクトが前提としているバ
ックボーン、および家庭を接続する広域ネットワークで
利用される資源予約セットアッププロトコルASP (AMIne
t Set up Protocol) について述べる。ASPは、IPの柔軟
性および適応性、また回線指向型データリンクであるAT
Mに注目し、それらを統合することによって、高速で柔
軟な資源予約を実現することを目的としている。ASP
は、通常のATMのシグナリングは利用せず、IPによって
転送されるメッセージを利用してATM VCを動的に確立す
る。ここでは、ASPの特徴、現在のプロトタイプの実
装、QoSルーティングとの統合について述べる。
【0044】FTTH (Fiber to the Home)やxDSL(digital
subscriber line)技術の進歩により、家庭でもダイア
ルアップとは異なる、常時接続されている高速ネットワ
ークを利用できるようになる。このような環境ではInte
grated Services (IS)、または大容量ファイル転送など
のアプリケーションを効率良く実現する必要がある。特
に、ISの実現のためには資源予約が有効である。資源予
約を導入することによってネットワークはQoS (Quality
of Service)を保証することができる。また、バルクデ
ータ転送アプリケーションの場合、 TCPの機能を拡張し
て効率良くネットワーク自身を利用することも可能にな
る。
【0045】ここでは、広域高速ネットワーク環境を提
供するAMInetにおける資源予約プロトコル:AMInet Set
up Protocol(ASP)について述べる。ASPは、資源予約機
能を提供するために、ATM VC技術とIPを効果的に統合す
る。また、高速資源予約および動的QoS変更にも対応
し、QoSルーティングとの統合も考慮する。
【0046】次に、資源予約について説明する。インタ
ーネットでは、ISに対応するため資源予約は今後必須に
なる。資源予約の導入はもともとパケット交換であるイ
ンターネットにコネクションの概念を導入することにな
る。その結果、データリンクとしてATMを利用すること
は整合がよく、ATMによってQoSの保証も容易にできる。
【0047】AMInetでもATMに注目し、IPのデータリン
クの1つとして扱っている。本稿では主にATMを用いた
実現に関して述べる。現在、インターネットの標準化団
体であるIETFでは、RSVP(Resource Reservation Protoc
ol)を資源予約プロトコルとしてproposed standardの標
準化を行っている。しかし、RSVPを利用した場合、現在
規定されているインターネットドラフトではATMのSVC(S
witched Virtual Channel)を利用した形態を前提として
いる。したがって、ATMシグナリングを利用してVC(Virt
ual Channel)を確立する必要がある。しかし、現在のAT
Mシングナリング処理は重く、時間がかかるため、アプ
リケーション、およびネットワークにも悪影響を及ぼす
可能性が高い。中には、シングナリングに必要な処理を
分割し、並列に処理するシステムも提案されている。
【0048】その他にも同時に複数の経路に沿って資源
予約を行い、クランクバックによるオーバーヘッドを削
減するための研究もある。現状で、一般に購入できるAT
MスイッチではSVCを利用するとシグナリングの処理時間
は通常のIPなどのデータ通信では利用できないオーダー
になってしまう。これは主にATMスイッチは音声デー
タ、すなわち、従来の電話におけるコネクション確立時
間を基準として設計されたところにある。また現在のシ
ングナリングを利用するだけでは動的にQoSを変更する
ことはできない。
【0049】AMInetでは、上記の問題点を解決するため
柔軟性の高いIPをセットアップメッセージの転送に利用
し、ATM VCを直接確立することにより QoSを保証する。
【0050】AMInet Set up Protocol (ASP) は、広域
ネットワーク、特に AMInetアーキテクチャに基づくル
ータからなる環境で動作する資源予約セットアッププロ
トコルである。AMInet はATMスイッチング機能をもつル
ータからなり、バックボーンとその境界にあるエッジル
ータから構成されている。予約する資源は、ATM VC、ま
たはパケット処理時に利用されるキューなどである。特
にATMとの統合の場合、通常のATMシグナリングを利用せ
ず、ATMスイッチまたはATM機能をもつルータにおいてVC
を確立する。IPを使ってセットアップメッセージを転送
するので、高速資源予約が実現できる。したがって、通
常、ATMスイッチではSVCと呼ばれるVCは全く利用せず、
IPを利用したメッセージによって、VCを動的に確立す
る。このようなVCのことをPVC-on-demandと呼ぶ。ASPを
利用することによって通常のSVCとは異なる形態でVCを
動的に確立、または切断できる。
【0051】ASPを利用する場合でもデータは通常のIP
で転送される。そこで、IPパケットは特定の予約された
資源にマッピングされる。そのため、今まで利用されて
きたアプリケーションから今後出て来る可能性のある新
しいアプリケーションにもASPは簡単に対応できる。こ
のマッピングは、ソースとデスティネーションIPアドレ
ス、ソースとデスティネーションポート番号、およびプ
ロトコル識別子フィールドなどを参照することによって
行われる。通常のIPトラフィック、すなわちベストエフ
ォートトラフィック(BE)は、あらかじめ設定されたデフ
ォルトBE VCを通して転送される。ASPを使って予約され
た資源はBEトラフィックによって影響されない。また、
資源の節約などを考えて1つのVCにまとめられたフロー
も、BEトラフィックに影響されず共存できる。
【0052】次に、柔軟なセットアップ機構について説
明する。ASPでは効率良く資源を利用するために、また
はアプリケーションの要求にあった予約を行うため、さ
まざまな形態で資源を予約できる。インターネットやAT
M環境ではではさまざまな種類のアプリケーションが存
在する。テレビ会議、遠隔診断、ビデオオンデマンド(V
oD)、MBoneを利用するマルチキャストアプリケーション
などの放送型のものから双方向にデータを送信する対話
型のものがある。いずれの場合も、QoSパラメータを下
位層の資源予約パラメータに効率良く、かつスケーラブ
ルにマッピングする必要がある。
【0053】例えば、VoD の場合、サーバとクライアン
トの間においてVCを双方向に確立する必要はない。デー
タは必ずサーバからクライアントに向かって流れるから
である。ASPを用いた場合、ASP固有のメッセージのやり
とり、アプリケーションが必要とするデータ転送以外の
制御のやりとり(VoDの場合だと見る映画を途中で変更す
るためのクライアント側からの要求など)、さらに上位
層(例えば、トランスポート層)などが必要とするやり
とりは、他の専用VCを利用してもよいが、デフォルトBE
VCを利用するだけでよい。ASPメッセージはデフォルト
BE VCまたは指定された専用VCを通して転送される。
【0054】一方、対話型であるテレビ会議アプリケー
ションの場合は双方向VCが必要である。ASPは一方向、
双方向の両方に対応している。さらに、対話型の場合、
上流と下流トラフィックに対して、異なるQoSを設定で
きる非対象なモデルをサポートする。
【0055】ASPではRSVPまたはST-2+(Stream Transpor
t Protocol-2+)の場合と同様に、資源予約要求は受信側
からも可能である上、送信側からの発行も可能である。
アプリケーション、または環境に応じて、資源予約を行
う際に必要なQoS情報を送信側が持っている場合と、受
信側が持っている場合がある。どちらの場合でも、ASP
では1パスで全ての予約を行うように設定できる。さら
に、必要に応じて予約が完了したことを伝える応答メッ
セージを待つことも可能である。
【0056】図3に一般的な資源予約要求メッセージを
受信側が発行している例を示す。これは、ビデオの放送
型アプリケーションなどがASPを利用した場合を表す。
すなわち、データはサーバ(送信側)1からクライアン
ト(受信側)7の方向にしか転送されない。
【0057】受信側7では、まずQoSパラメータが解釈
され、このコネクションで用いられるVPI/VCIを決定
し、必要に応じてATM NIC(Network Interface Card)を
設定する。またこの情報を含む ASPメッセージを作成
し、バックボーンに隣接しているエッジルータに向けて
このメッセージを転送する。このメッセージはIPで転送
され、IPのホップ毎に処理される。図3の例の場合、エ
ッジルータにメッセージが届くと、ルータでは受信側に
向けてVPI/VCIパラメータを設定する。VPI/VCIは各ノー
ドで個別に管理されている。このようにASPメッセージ
は送信者1に向かって上流に転送され、各ルータ2乃至
6では、このメッセージが転送される方向と逆方向に向
けてVCが設定される。図には示されていないが、送信側
1にメッセージが転送され、予約が実質的に完了する
と、必要に応じて、受信側7に対して返答メッセージが
転送される。この時点で、最低限バックボーンにおいて
は、送信側1から受信側7に向けてVCが確立される。す
なわち、エッジを結ぶこのVCを利用することによって、
データ転送時にIPをカットスルーし、ATMのみで通信で
きる。
【0058】図3はASPにおける柔軟なセットアップの
一形態しか表していない。例えば、送信側1のみがQoS
情報をもっていて、しかもマルチキャストアプリケーシ
ョンで受信側7から予約要求を発行する場合、上記の例
の返答が返る第2パスでVCの設定を行うようにメッセー
ジを作成できる。さらに、双方向のVCを第1パスのみで
確立してしまうことも可能となる。
【0059】次に、動的QoS変更について説明する。ASP
では独自のセットアップ機構によりATM VCを確立するの
で予め他のVCを用意する必要がなく、既に予約された資
源のQoSを動的に変更できる。また、アプリケーション
は簡単にサービスレベルをアップグレードすることもで
きる。例えば、単純にBEからISに移行する場合、データ
フローはデフォルトBE VCから図3などに示す新たなVC
にマップし直すことも容易にできる。
【0060】次に、QoSルーティングとの統合について
説明する。ASPでは、VCセットアップ時にQoSルーティン
グによる経路選択のサポートが考慮されている。具体的
には、資源を予約する時に、従来のIPレベルでのルーテ
ィングテーブルを利用するのではなく、ISを必要とする
フローのための独自ルーティングテーブルを管理するモ
ジュールより経路情報の提供を受ける。これにより、Qo
S要求やネットワークの利用可能な資源状況に合わせ
て、フロー毎に異なる経路を利用できる。
【0061】また、従来の資源予約プロトコルとルーテ
ィング機構はそれぞれ独立したものを前提として考えら
れてきたが、ASPではQoSルーティングとの統合を目指し
ている。これは、QoSルーティングのモジュールに対し
て、ASPが保持している資源予約情報をフィードバック
することによって行う。これにより、予約が失敗した場
合の代替経路の選択が容易になる。また、予約する資源
をネットワーク中に分散させることができ、1つの経路
に資源予約を集中させることなくネットワーク全体を効
率良く利用できる。
【0062】次に、プロトタイプ実装について説明す
る。ASPは、UNIXのデーモンプロセス(aspd)としてユー
ザ空間で実装されている。プロトタイプはFreeBSD 2.2.
1で動作中であり、ATMスイッチを制御するためのライブ
ラリ(swctl lib)とATM NICの設定を行うモジュール(afm
ap)と統合されている (図4参照)。現在、3つのタイプ
のルータがサポートされており、ホームルータは100Bas
e-T EthernetとATMインタフェースをもつ。エッジルー
タは現在は複数のATMインタフェースをもつルータとし
て実現されている。バックボーンルータは、ATMスイッ
チとそれを制御するためのIPエンジンを含むPCからな
る。現在のプロトタイプでは、Adaptec社とEfficient N
etworks社のPCIバス用ATMインタフェースカードと、For
e ASX-200WGATMスイッチを利用している。ASPメッセー
ジは、raw IPを使って実装されている。
【0063】バックボーンルータは、装備されているス
イッチにおいてPVC-on-demandを設定するため前述した
スイッチ制御ライブラリを利用する。ISを必要とするIP
フローはCBRのVCにマッピングされる。また、現在、ASP
はATMスイッチで一対多のマルチキャストVCを作成する
ことによって、マルチキャストに対応している。リーフ
によるジョイン、および資源予約もサポートしている。
【0064】VCIなどの識別子をはじめとするATM資源の
スケーラビリティを考慮すると、IPフローをアプリケー
ション単位でVCにマッピングすることは効率が悪い。AS
P を利用することにより、動的にフローをVCにまとめる
ことが容易になる。しかし、フローをVCにまとめる基準
については今後検討する必要がある。
【0065】最後に QoSルーティングモジュールについ
ては、現在設計中であり、シミュレーションを通してそ
の有効性を検討している。
【0066】次に、プロトタイプの性能について説明す
る。図5に、ASPの現在の実装における資源予約確立お
よび解除の性能を示す。asp_openが資源予約要求を発行
し、正常終了した場合に要する時間を表す(予約が成功
したことに対して返答を待つ時間まで含まれる)。asp_c
loseは、その反対で予約を解除するための時間を示す。
これらの測定は単一送信者および受信者の間にルータを
1つ設けた際の受信側から各々の要求をユニキャスト通
信に対して発行した場合を表す。送信者と受信者は各々
ATM NICを装備していて、図の中のASPと表記されている
時間には、ASPに必要な処理およびNICに対してフローを
マップする作業も含まれる。swctl_libは、前節で述べ
たATMスイッチ制御ライブラリにおいて必要な処理時間
を示す。また、switchは、ATMスイッチ制御ライブラリ
を用いてATMスイッチをSNMPで設定するために必要な時
間を表す。
【0067】図5から分かるように、ほとんどのオーバ
ヘッドはATMスイッチをSNMPで設定する処理にある(swit
chで表記)。スイッチにもよるが、この処理に要する時
間はかなり不安定で、40msecから110msecまで分散す
る。安定している場合でも40msecから50msecは最低でも
かかってしまう。今回利用しているスイッチはこのよう
な使い方を目的として設計されていない。また、スイッ
チ内部構造の仕様は公開されていないので、この不安定
な動作については検討することができない。結果として
スイッチ内部におけるSNMP処理、またはVCセットアップ
処理、または両方とも遅い可能性がある。現在の性能で
は 1秒あたり20から25VCの処理しかできないがスイッチ
内部処理の高速化ができれば、かなりの性能向上が得ら
れることが分かる。現在、ASPをハードウェアと統合す
ることを検討しており、1秒あたり数百個のVCを設定す
ることが可能であると予想している。
【0068】ここでは AMInet における資源予約プロト
コルASPについて述べた。ASPは独自のセットアップ機構
を導入し、IPの柔軟性とATMのVCによるQoS保証を統合し
た。それにより、動的QoS変更、QoSルーティングとの統
合、柔軟なセットアップを実現し、プロトタイプ実装に
より高速セットアップを実現できることも明らかになっ
た。今後は、プロトタイプを独自のスイッチハードウェ
アと統合、フローアグリゲーションとQoSルーティング
の実装を予定している。
【0069】次に、AMInetにおける資源予約を行うため
のプロトコルであるASPについて説明する。ASPとは、AM
Inet Set Up Protocolの略である。この場合のset upと
は、資源予約を行うときに、受信側および送信側、また
は経路中経由するルータにおいて、資源予約のために状
態/情報を設定することを意味する。
【0070】ASPは、回線交換機能をもつ下位層のVC、
またはパケットスケジューラが提供することのできるキ
ューの割り当て(CBQ(Class Based Queueing)のクラス
など)を資源として抽象化し、IPネットワークに流れる
データが他のデータに影響なく転送されるように対応づ
けを行う。具体的には、現在のプロトタイプの実装のAS
PではATMのVCおよびUPC制御を資源として抽象化し、そ
の資源を予約し、IPのフローにそのVCを対応させる。こ
こでのフローとは、以下の情報を表す。即ち、address
family、プロトコル識別子であるprotocol、受信側およ
び送信側のIPアドレス(destinationとsource IP addres
s)、受信側および送信側のポートアドレス(destination
とsource port address)などである。
【0071】ASPのセットアップ、即ち、ASPのプロトコ
ルメッセージのやりとりは、IPの上に実装される。従っ
て、ATMのVCなどをon demandで作成する場合、実際にAT
Mが用意しているシグナリング機構を利用する必要はな
い。この制約がないので、柔軟でかつ効率の良い資源予
約が可能となる。
【0072】また、ASPは、主にRSVPやST-2などと同等
な機能を持つが、柔軟にATMのVCに対応し、次のような
機能を有する。即ち、資源の予約は、受信側主導および
送信側主導のいずれも可能であること。ハードステート
およびソフトステートのいずれも可能であること。ATM
のVCを考慮した柔軟なセットアップが可能であること。
プロトコル制御(予約制御)専用帯域(資源)の割り当
てが可能であることなどである。
【0073】図6は、ASPのヘッダのフォーマットの例
を表している。flagsフィールドには、資源を予約する
方向が単方向であるか双方向であるかを指示する情報が
セットされる。prev-hopフィールドには、メッセージの
やりとりが受信側と送信側とで往復する場合に、メッセ
ージが同一経路を通るようにするための情報がセットさ
れる。次のVPIフィールドには、VPI(Virtual Pass Iden
tifier)がセットされ、VCIフィールドには、VCI(Virtua
l Connection Identifier)がセットされる。その次のフ
ィールドに、flowinfo、即ち、上記フローの情報がセッ
トされる。
【0074】その後に、s_flowspecとr_flowspecがセッ
トされる。s_flowspecは、送信側が送るデータに必要な
QoSを示し、r_flowspecは、受信側が送るデータに必要
なQoSを示している。現在のプロトタイプでは、各々のf
lowspecフィールドには、ATMのCBR(Constant Bit Rate)
サービスを設定するためのPeak Cell Rateが含まれるの
みである。詳細については後述する。
【0075】現在、主にASPを実装する形態のルータと
しては、図7に示すようなバックボーンルータ(backbon
e router)、図8に示すようなエッジルータ(edge route
r)、およびホームルータがある。これらに加えて、エン
ドホストもASPメッセージのやりとりをする必要があ
る。
【0076】backbone router11は、大規模なネット
ワークを構成するための中間ノードであって、その実体
はTCP/IPを理解するソフトウェアエンジン(IP engine)
12(中継手段)、およびVC機構を提供するスイッチ部
(プロトタイプはATMスイッチ)(switching engine)1
3(資源予約手段)から構成される。即ち、backbonero
uter同士が接続されることにより、通常のIPネットワー
クが構築されるが、VCを設定することにより、カットス
ルーも可能となる。
【0077】edge router21は、複数のbackbone rout
erから構成される網に対する入出口に設置される。back
boneに対する反対側には、他のネットワーク、または他
のルータが接続される可能性がある。edge router21
は、通常のIPを持ち、1つ以上のATMインタフェース2
2乃至24を有する。
【0078】図9は、ネットワーク全体の接続例を示し
ている。同図に示すように、大容量のデータをネットワ
ークに流すサーバ(送信端末)31,37が、複数のba
ckbone router11からなるbackbone32に直接接続さ
れていても構わないが、通常のエンドノード34乃至3
6は、edge router33を介してbackbone32に接続さ
れる。また、edge router33の先に更にルータが設置
されている場合もある。エンドノード(受信端末)34
は、ATMインタフェース34a(送信手段)を介してエ
ッジルータ33に接続されている。エンドノード(受信
端末)35は、ATMインタフェース35a(送信手段)
を介してエッジルータ33に接続されている。エンドノ
ード(受信端末)36は、ATMインタフェース36a
(送信手段)を介してエッジルータ36に接続されてい
る。
【0079】ASPにとって重要なのは、各ルータで予約
する資源、およびその方法である。backbone routerで
は、スイッチ内のVCの設定が必要である。また、backbo
neにデータが流れる入り口では、特定のフローを新たに
作成したVC(資源)に対してマッピングする必要があ
る。通常、これはedge routerで行う。サーバが直接bac
kboneに接続されている場合は、そのノードのbackbone
に対するATMインタフェースでこれを行う必要がある。
【0080】各ノードのASPモジュールには、図10に
示すような資源の予約状況を管理するための状態テーブ
ルが維持される。このテーブルは、入力用のVCの情報と
出力用のVCの情報を管理し、VCとフロー(flowinfo)を対
応づけている。また、edge routerの場合は、入力用と
出力用のネットワークインタフェースの情報も必要であ
るので、そのためのフィールドを設けるようにしてい
る。この場合、対応するVC情報のport部は利用されなく
なる。
【0081】通常の通信、例えばIPの通信を行うために
は、ATMのVCは双方向に作成する必要がある。しかし、A
SPを用いることにより、柔軟にVCを確立することができ
る。
【0082】アプリケーションによっては、通信が単方
向であったり、双方向のものが存在する。例えば、VoD
(Video on Demand)形式のアプリケーションの場合、ビ
デオデータはサーバ(送信側)からクライアント(受信
側)までの単方向にしか流れない。受信側が画像の要求
を行う場合などのようにサーバに向かう通信は起こり得
る。例えば、ASPに要求することによって資源予約メッ
セージが専用のVCを通してやりとりされる。また、それ
以外の必要なやりとりは、デフォルトデータVC(通常の
IPの経路)を流れる。従って、このような場合において
は、ASPに資源を要求するアプリケーションは、単方向
通信を指定することによって単一方向のみのVCを張るだ
けで済み、識別子、およびバンド幅を節約することがで
きる。また、放送側マルチキャストもこのような予約方
式で十分である。
【0083】しかしながら、ビデオコンファレンスなど
の対話型のアプリケーションの場合、双方向にデータが
流れる。双方向にデータが流れる必要があることは、通
常の通信と変わりがないが、ASPを用いた場合、アプリ
ケーションは、各方向に流れるデータに対して各々異な
るQoSを設定することができる。各方向のデータの流れ
に対するQoSの設定は、ASPヘッダ内にある2つのflowsp
ecフィールドの値(s_flowspecとr_flowspec)に基づいて
行われる。いずれかのflowspecフィールドにNULL値が含
まれる場合、その方向のVCの予約は行われない。
【0084】図11は、受信側であるRECEIVER(受信端
末)47(送信手段)がQoSを知っている場合、単方向
のVCが確立される手順を示している。即ち、RECEIVER4
7は、ASPヘッダのflagsに、VCを確立する方向が単方向
であることを示す例えば値0をセットし、ASPヘッダのs
_flowspecにVCのバンド幅(例えば、5Mbps(メガ
ビット/秒))等を表す情報を設定し、SENDER(送信端
末)41(送信手段)に送信する。ASPのメッセージがR
ECEIVER47から送信側であるSENDER41に流れていく
と、各ルータにおいて、ASPメッセージが流れる方向と
は逆方向にVCが確立される。
【0085】まず、エッジルータ(edge router)46
(資源予約手段)が、ASPメッセージが流れる方向とは
逆方向のVCを確立する。同様に、バックボーンルータ(b
ackbonerouter)45,44,43(資源予約手段),エ
ッジルータ42(資源予約手段)の順で、ASPメッセー
ジが流れる方向とは逆方向のVCが確立されていく。この
とき、バックボーンルータ43乃至45を構成するSW
(switching engine)において、それぞれ所定の入力ポー
トと出力ポートが結ばれ、上記VCが確立される。
【0086】図12は、送信側しかQoSを知らない場合
にVCが張られていく手順を示しているまず、RECEIVER4
7は、ASPヘッダのs_flowspecにNULLを設定したASPメッ
セージをSENDER41に送信し、VCの確立を要求する。こ
のASPメッセージを受け取ったSENDER41は、メッセー
ジを解釈し、ASPヘッダのs_flowspecに所定のバンド幅
に対応する値をセットしたASPメッセージをRECEIVER4
7に返送する。このASPメッセージが流れる方向と同一
の方向に、各ルータにおいてVCが張られることになる。
【0087】即ち、エッジルータ42、バックボーンル
ータ43,44,45、エッジルータ46の順で、ASP
メッセージが流れる方向と同一の方向にVCが張られてい
く。
【0088】図13は、送信側であるSENDER41が予約
を開始する場合にVCが張られていく手順を示している。
この場合も、一方方向にASPメッセージが流れると同時
に、VCが各ルータにおいて確立されていく。即ち、SEND
ER41が、ASPヘッダのs_flowspecに所定のバンド幅に
対応する値をセットしたASPメッセージをRECEIVER47
に送信する。このASPメッセージに基づいて、まず、エ
ッジルータ42においてASPメッセージが流れる方向と
同一方向にVCが確立される。次に、バックボーンルータ
43,44,45、エッジルータ46の順でVCが確立さ
れていく。
【0089】また、大抵の場合、予約が終了したことを
確認しないと送信側はデータを送ることができないの
で、この後、図示はしていないが、確認のASPメッセー
ジが受信側47から送信側41に向かって送られる。
【0090】図14は、送信側、受信側の各々が自分が
データを送信するときに必要とするQoSを知っている場
合において、双方向通信が行われる手順を示している。
この場合、各方向にASPメッセージ(予約メッセージ)
が流れると、各方向にVCが張られていく。
【0091】即ち、SENDER41は、ASPヘッダのs_flows
pecに下り方向(SENDER41からRECEIVER47に向かう
方向)のVCのバンド幅に対応する値をセットしたASPメ
ッセージをRECEIVER47に送信する。これにより、エッ
ジルータ42、バックボーンルータ43,44,45、
エッジルータ46においてこの順で、ASPメッセージが
流れる方向と同一方向である下り方向のVCが確立されて
いく。
【0092】一方、RECEIVER47は、ASPヘッダのr_flo
wspecに上り方向(RECEIVER47からSENDER41に向か
う方向)のVCのバンド幅に対応する値をセットしたASP
メッセージをSENDER41に送信する。これにより、エッ
ジルータ46、バックボーンルータ45,44,43、
エッジルータ42においてこの順で、ASPメッセージが
流れる方向と同一方向である上り方向のVCが確立されて
いく。
【0093】また、図15に示すように、送信側および
受信側の各々が自分がデータを受信するときに必要とす
るQoSを知っている場合においては、図14に示した場
合とは逆に、各方向にASPメッセージ(予約メッセー
ジ)が流れると、各ASPメッセージが流れる方向とは逆
の方向にVCが張られていく。
【0094】即ち、SENDER41は、ASPヘッダのr_flows
pecに上り方向(RECEIVER47からSENDER41に向かう
方向)のVCのバンド幅に対応する値をセットしたASPメ
ッセージをRECEIVER47に送信する。これにより、エッ
ジルータ42、バックボーンルータ43,44,45、
エッジルータ46においてこの順で、ASPメッセージが
流れる方向とは逆の方向である上り方向のVCが確立され
ていく。
【0095】一方、RECEIVER47は、ASPヘッダのs_flo
wspecに下り方向(SENDER41からRECEIVER47に向か
う方向)のVCのバンド幅に対応する値をセットしたASP
メッセージをSENDER41に送信する。これにより、エッ
ジルータ46、バックボーンルータ45,44,43、
エッジルータ42においてこの順で、ASPメッセージが
流れる方向とは逆の方向である下り方向のVCが確立され
ていく。
【0096】図16は、受信側が双方向の通信に必要と
されるQoSを知っている場合にVCが確立される手順を示
している。この場合、双方向のVCの作成は1つの予約メ
ッセージで行われる。
【0097】即ち、RECEIVER47は、ASPヘッダのflags
に、VCを確立する方向が双方向であることを示す例えば
値1をセットする。そして、ASPヘッダのs_flowspecに
下り方向のVCのバンド幅に対応する値をセットし、r_fl
owspecに上り方向のVCのバンド幅に対応する値をセット
し、そのASPヘッダを含むASPメッセージをSENDER41に
送信する。これにより、まず、エッジルータ46におい
てr_flowspecに設定されたバンド幅を有する上り方向の
VC、およびs_flowspecに設定されたバンド幅を有する下
り方向のVCが確立される。次に、バックボーンルータ4
5,44,43、エッジルータ42においてこの順で、
r_flowspecに設定されたバンド幅を有する上り方向のV
C、およびs_flowspecに設定されたバンド幅を有する下
り方向のVCがそれぞれ確立されていく。
【0098】このように、様々な方法でVCを確立するこ
とができる。また、上位レイヤがこれらの方法を選択す
ることができるようにし、効率の良い、また、アプリケ
ーションに適したセットアップを可能とすることができ
る。
【0099】以上、ATMとIPを統合化して、ATMシグナリ
ングを利用しないで、on demandにVCをセットアップす
るASPについて説明した。ここでは、それに加えて、ASP
の機能を用いて、VC(資源)とフローの関係を動的に変
更する機構について説明する。現在、VCに対するデータ
は、エッジルータから受信側まで潜る。即ち、カットス
ルー(cut through)することになる。従って、複数のバ
ックボーンルータのスイッチを経由して、受信側のエッ
ジルータまでATMのVCを直接経由していく。
【0100】エッジルータでデータが潜ることに注目す
ると、ここにフィードバックがかかるようにASPメッセ
ージを発行するようにすれば、すでに作成されているVC
に他のVCを利用している既存の通信を、通信に影響がな
いように移行させることができる。即ち、通信中に、バ
ックボーンに対する入口において、VCを変更させ、途中
経路などを動的に変更することができる。
【0101】以下、この機構をASPに組み込むことによ
って生じる利点について説明する。この機構は、ASPに
限定されるものではなく、RSVPなどと連動させる場合に
も有効に利用できる。
【0102】例えば、ATMシグナリングの場合、VCのセ
ットアップが完了すると、その経路を変更するのはむず
かしい。これは、VCをエンドツーエンドで再度張らなけ
ればならないからである。一方、RSVPは、丈夫(robust)
で環境に適応することを利点としてあげているが、結
局、現在のIP routingに従うと、経路が変わってしまう
ので、実時間通信には適切ではない場合がある。これを
解決するために、RSVPはroute pinningを導入し、明示
的に予約された経路に対して、routingによる変更を許
可しないように設定することができるようになってい
る。
【0103】ここで提案する方法を利用することによ
り、通信が継続中であっても、経路を簡単に変更できる
ようになる。また、通常は経路は変更されないが、QoS
routingなどを導入することによって、経路変更を許可
することも簡単にできる。
【0104】また、通信している最中にreserveされたf
lowを所定のVCにまとめることができる。また、VCIなど
の資源を節約することができる。さらに、ある組織、ア
プリケーションなどのreservationをまとめることがで
きる。
【0105】また、所定のデスティネーションに対して
複数の通信路があり、新規セッションなどの通信がある
程度の資源容量を必要とする場合、他のセッションの経
路/資源を集めることができる。
【0106】また、通信中のセッションの資源予約状況
を動的に変更することができる。
【0107】ここでは、特に、エッジルータに注目して
いるが、この機構はバックボーンルータにおいても実現
可能である。実装としては、注目しているフロー(flow)
をリマップ(remap)するためのVCの準備が整った後、エ
ッジルータで高速にこの切り替えを行う。同等なことを
バックボーンルータで行っても構わないが、そのために
必要とする情報を収集することがより困難であって、か
つこのような機構を設けてバックボーンルータ自身の機
能を複雑化することは望ましくない。
【0108】エッジルータの場合、末端側で集約してい
る端末、またはホームルータなどの数をある程度把握す
ることは可能であるので、それに応じた適切なルーティ
ングを行うことができる。即ち、バックボーンルータよ
りも情報収集が限定されて簡単になる。
【0109】この方法では、エッジルータの操作によっ
て、流れるデータに影響があるということを注意しなけ
ればならない。まず、送信側のVCを切り替えることによ
って、送信するデータにロスが生じる可能性がある。ま
た、受信側のエッジルータでは、一時的に2つのVCから
データが送信されることになるので、受信側はデータを
重複して受け取る可能性がある。このような点におい
て、データの正当性を保証するために、信頼性の高いト
ランスポートプロトコルを利用することが望ましい。
【0110】なお、上記実施の形態においては、VCを予
約する場合について説明したが、UPC(Usage Parameter
Control)等の他の資源を予約する場合にも本発明を適用
することができる。
【0111】
【発明の効果】請求項1に記載のネットワーク資源予約
制御方法および請求項6に記載のネットワーク資源予約
制御装置によれば、資源の予約を行う方向として、送信
端末から受信端末への第1の方向、または受信端末から
送信端末への第2の方向である単方向、および第1の方
向と第2の方向を合わせた双方向のうちのいずれか1つ
を指定する第1の情報と、第1の方向および第2の方向
における資源を独立に要求する第2の情報とからなるメ
ッセージを送信し、送信されたメッセージの第1の情報
によって指定された方向に、第2の情報によって要求さ
れた資源を予約するようにしたので、メッセージが送信
される方向とは独立に、効率的に資源の予約を行うこと
ができる。
【0112】請求項7に記載の受信端末によれば、送信
手段が、送信端末に対して、資源の予約を行う方向とし
て、送信端末から受信端末への第1の方向、または受信
端末から送信端末への第2の方向である単方向、および
第1の方向と第2の方向を合わせた双方向のうちのいず
れか1つを指定する第1の情報と、第1の方向および第
2の方向における資源を独立に要求する第2の情報とか
らなるメッセージを送信するようにしたので、メッセー
ジを送信する方向とは独立に、効率的に資源が予約され
るようにすることができる。
【0113】請求項8に記載の送信端末によれば、送信
手段が、受信端末に対して、資源の予約を行う方向とし
て、送信端末から受信端末への第1の方向、または受信
端末から送信端末への第2の方向である単方向、および
第1の方向と第2の方向を合わせた双方向のうちのいず
れか1つを指定する第1の情報と、第1の方向および第
2の方向における資源を独立に要求する第2の情報とか
らなるメッセージを送信するようにしたので、メッセー
ジを送信する方向とは独立に、効率的に資源が予約され
るようにすることができる。
【0114】請求項9に記載の中継装置によれば、中継
手段が、資源の予約を行う方向として、送信端末から受
信端末への第1の方向、または受信端末から送信端末へ
の第2の方向である単方向、および第1の方向と第2の
方向を合わせた双方向のうちのいずれか1つを指定する
第1の情報と、第1の方向および第2の方向における資
源を独立に要求する第2の情報とからなるメッセージを
中継し、資源予約手段が、中継手段によって中継された
メッセージの第1の情報によって指定された方向に、第
2の情報によって要求された資源を予約するようにした
ので、メッセージが送信される方向とは独立に、効率的
に資源の予約を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】AMInetアーキテクチャの例を示す図である。
【図2】AMInetのシステム構成の例を示す図である。
【図3】資源予約要求メッセージを受信側が発行してい
る様子を示す図である。
【図4】ASPのプロトタイプの構成例を示す図である。
【図5】ASPの現在の実装における資源予約確立および
解除の性能を表す図である。
【図6】ASPのヘッダのフォーマットの例を示す図であ
る。
【図7】バックボーンルータの構成例を示す図である。
【図8】エッジルータの構成例を示す図である。
【図9】ネットワークの構成例を示す図である。
【図10】ASP内部テーブルを示す図である。
【図11】ASPメッセージの流れとVCが確立される手順
を示す図である。
【図12】ASPメッセージの流れとVCが確立される手順
を示す図である。
【図13】ASPメッセージの流れとVCが確立される手順
を示す図である。
【図14】ASPメッセージの流れとVCが確立される手順
を示す図である。
【図15】ASPメッセージの流れとVCが確立される手順
を示す図である。
【図16】ASPメッセージの流れとVCが確立される手順
を示す図である。
【符号の説明】
1 送信側, 2,6 エッジルータ, 3乃至5 バ
ックボーンルータ,7 受信側, 11 バックボーン
ルータ,12 IPエンジン, 13 switching engin
e, 21 エッジルータ, 22乃至24 ATMインタ
フェース,31,37 サーバ, 32 バックボー
ン, 33 エッジルータ, 34乃至36 エンドノ
ード, 31a,33a,33b,33c,33d,3
4a,35a,36a,37a ATMインタフェース,
41 SENDER, 42,46エッジルータ, 43乃
至45 バックボーンルータ, 47 RECEIVER

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワークを介してデータを送信する
    送信端末とデータを受信する受信端末の間の資源の予約
    を制御するネットワーク資源予約制御方法であって、 前記資源の予約を行う方向として、送信端末から受信端
    末への第1の方向、または受信端末から送信端末への第
    2の方向である単方向、および前記第1の方向と前記第
    2の方向を合わせた双方向のうちのいずれか1つを指定
    する第1の情報と、前記第1の方向および前記第2の方
    向における資源を独立に要求する第2の情報とからなる
    メッセージを送信する送信ステップと、 前記送信ステップにおいて送信された前記メッセージの
    前記第1の情報によって指定された前記方向に、前記第
    2の情報によって要求された資源を予約する資源予約ス
    テップとを備えることを特徴とするネットワーク資源予
    約制御方法。
  2. 【請求項2】 前記メッセージは、受信端末から送信端
    末、または送信端末から受信端末に送信されることを特
    徴とする請求項1に記載のネットワーク資源予約制御方
    法。
  3. 【請求項3】 前記メッセージが送信される方向とは独
    立して、前記資源の予約を行う方向が指定されることを
    特徴とする請求項1に記載のネットワーク資源予約制御
    方法。
  4. 【請求項4】 前記メッセージは送信端末から受信端末
    に送信され、前記メッセージによって要求された資源が
    予約されることを特徴とする請求項1に記載のネットワ
    ーク資源予約制御方法。
  5. 【請求項5】 前記メッセージは受信端末から送信端末
    に送信され、前記メッセージによって要求された資源が
    予約されることを特徴とする請求項1に記載のネットワ
    ーク資源予約制御方法。
  6. 【請求項6】 ネットワークを介してデータを送信する
    送信端末とデータを受信する受信端末の間の資源の予約
    を制御するネットワーク資源予約制御装置であって、 前記資源の予約を行う方向として、送信端末から受信端
    末への第1の方向、または受信端末から送信端末への第
    2の方向である単方向、および前記第1の方向と前記第
    2の方向を合わせた双方向のうちのいずれか1つを指定
    する第1の情報と、前記第1の方向および前記第2の方
    向における資源を独立に要求する第2の情報とからなる
    メッセージを送信する送信手段と、 前記送信ステップにおいて送信された前記メッセージの
    前記第1の情報によって指定された前記方向に、前記第
    2の情報によって要求された資源を予約する資源予約手
    段とを備えることを特徴とするネットワーク資源予約制
    御装置。
  7. 【請求項7】 ネットワークを介して送信端末からのデ
    ータを受信する受信端末であって、 前記送信端末に対して、資源の予約を行う方向として、
    送信端末から受信端末への第1の方向、または受信端末
    から送信端末への第2の方向である単方向、および前記
    第1の方向と前記第2の方向を合わせた双方向のうちの
    いずれか1つを指定する第1の情報と、前記第1の方向
    および前記第2の方向における資源を独立に要求する第
    2の情報とからなるメッセージを送信する送信手段を備
    えることを特徴とする受信端末。
  8. 【請求項8】 ネットワークを介して受信端末にデータ
    を送信する送信端末であって、 前記受信端末に対して、資源の予約を行う方向として、
    送信端末から受信端末への第1の方向、または受信端末
    から送信端末への第2の方向である単方向、および前記
    第1の方向と前記第2の方向を合わせた双方向のうちの
    いずれか1つを指定する第1の情報と、前記第1の方向
    および前記第2の方向における資源を独立に要求する第
    2の情報とからなるメッセージを送信する送信手段を備
    えることを特徴とする送信端末。
  9. 【請求項9】 ネットワークを介してデータを送信する
    送信端末とデータを受信する受信端末の間で資源の予約
    を行い、前記データを中継する中継装置であって、 前記資源の予約を行う方向として、送信端末から受信端
    末への第1の方向、または受信端末から送信端末への第
    2の方向である単方向、および前記第1の方向と前記第
    2の方向を合わせた双方向のうちのいずれか1つを指定
    する第1の情報と、前記第1の方向および前記第2の方
    向における資源を独立に要求する第2の情報とからなる
    メッセージを中継する中継手段と、 前記中継手段によって中継された前記メッセージの前記
    第1の情報によって指定された前記方向に、前記第2の
    情報によって要求された資源を予約する資源予約手段と
    を備えることを特徴とする中継装置。
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