JPH11122289A - ネットワーク・スイッチング・システム - Google Patents
ネットワーク・スイッチング・システムInfo
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- JPH11122289A JPH11122289A JP28533597A JP28533597A JPH11122289A JP H11122289 A JPH11122289 A JP H11122289A JP 28533597 A JP28533597 A JP 28533597A JP 28533597 A JP28533597 A JP 28533597A JP H11122289 A JPH11122289 A JP H11122289A
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- JP
- Japan
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- switch
- host terminal
- connection
- resource allocation
- network
- Prior art date
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- Withdrawn
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Landscapes
- Small-Scale Networks (AREA)
- Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】スイッチング・ネットワークの処理効率の向上
並びにスイッチの負荷低減によるコストダウンを図る。 【解決手段】ホスト端末11 …の接続管理部31 …がア
ドレス情報をローカルスイッチ101 …の接続/VLA
N設定テーブル141 …に書き込むとともに、資源管理
部41 …がホスト端末11 …の資源要求情報を資源割当
テーブル151 …に書き込む。さらにローカルスイッチ
101 …のテーブル管理部121 …が他のローカルスイ
ッチ101 …のテーブル管理部121 …との間で上記ホ
スト端末1 1 …及びその接続先のアドレス情報及び資源
割当情報をテーブル管理メッセージで交換する。その結
果、ローカルスイッチ101 …におけるアドレス学習が
省略でき、ローカルスイッチ101 …の負荷低減による
コストダウンが図れる。
並びにスイッチの負荷低減によるコストダウンを図る。 【解決手段】ホスト端末11 …の接続管理部31 …がア
ドレス情報をローカルスイッチ101 …の接続/VLA
N設定テーブル141 …に書き込むとともに、資源管理
部41 …がホスト端末11 …の資源要求情報を資源割当
テーブル151 …に書き込む。さらにローカルスイッチ
101 …のテーブル管理部121 …が他のローカルスイ
ッチ101 …のテーブル管理部121 …との間で上記ホ
スト端末1 1 …及びその接続先のアドレス情報及び資源
割当情報をテーブル管理メッセージで交換する。その結
果、ローカルスイッチ101 …におけるアドレス学習が
省略でき、ローカルスイッチ101 …の負荷低減による
コストダウンが図れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ローカルエリア・
ネットワーク(以下、LANと略す)、特に、スイッチ
ング技術べースに、企業を始めとする組織のワークグル
ープ、プロジェクトなどのビジネス構造の変化にダイナ
ミックに対応して変化できるように、論理的なネットワ
ークセグメントを物理的なトラヒックのセグメントにマ
ッピングしダイナミックに再構成可能にするバーチャル
ネットワークのネットワーク・スイッチング・システム
に関する。
ネットワーク(以下、LANと略す)、特に、スイッチ
ング技術べースに、企業を始めとする組織のワークグル
ープ、プロジェクトなどのビジネス構造の変化にダイナ
ミックに対応して変化できるように、論理的なネットワ
ークセグメントを物理的なトラヒックのセグメントにマ
ッピングしダイナミックに再構成可能にするバーチャル
ネットワークのネットワーク・スイッチング・システム
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ツイストペアケーブルを用いたL
ANにおいて端末の伝送帯域を増やすために、スイッチ
ドネットワーク方式が普及しつつある。特にLANスイ
ッチなどの機器においては、該機器が有するポート単位
あるいはMACアドレス単位にブロードキャスト・ドメ
インを構成することが可能になっており、ブリッジング
・グループが物理的な接続に依存せずに論理的なセグメ
ント化(仮想的なLANの作成)が実現できるので、V
LAN(Virtual LAN)と呼ばれている。
ANにおいて端末の伝送帯域を増やすために、スイッチ
ドネットワーク方式が普及しつつある。特にLANスイ
ッチなどの機器においては、該機器が有するポート単位
あるいはMACアドレス単位にブロードキャスト・ドメ
インを構成することが可能になっており、ブリッジング
・グループが物理的な接続に依存せずに論理的なセグメ
ント化(仮想的なLANの作成)が実現できるので、V
LAN(Virtual LAN)と呼ばれている。
【0003】さらに、OSI(Open SystemsInterco
nnection)基本参照モデルのレイヤ3(第3層)のネッ
トワーク層のアドレス(ネットワーク・アドレス)に対
するグループ分けまで拡張したものが、バーチャル・ネ
ットワークあるいはバーチャル・サブネットと呼ばれて
区別されるが、ここでは、それぞれ下記のようにレイヤ
2(第2層)のVLANおよびレイヤ3のVLANと呼
ぶ。
nnection)基本参照モデルのレイヤ3(第3層)のネッ
トワーク層のアドレス(ネットワーク・アドレス)に対
するグループ分けまで拡張したものが、バーチャル・ネ
ットワークあるいはバーチャル・サブネットと呼ばれて
区別されるが、ここでは、それぞれ下記のようにレイヤ
2(第2層)のVLANおよびレイヤ3のVLANと呼
ぶ。
【0004】レイヤ2のVLANでは、ポート又はMA
Cアドレスに基づき、レイヤ2のVLAN−IDとして
のフレーム、タグ等で識別される同一VLANグループ
のパケットを同一VLANセグメントの全てのポートに
マルチキャストするか、あるいは宛先MACアドレスが
学習されているポートにユニキャストでスイッチングす
る。基本的にルーティングプロトコルのサブネットとV
LANセグメントが同じになるように設定され、他のV
LANグループはサブネットが異なるのでルーティング
される。
Cアドレスに基づき、レイヤ2のVLAN−IDとして
のフレーム、タグ等で識別される同一VLANグループ
のパケットを同一VLANセグメントの全てのポートに
マルチキャストするか、あるいは宛先MACアドレスが
学習されているポートにユニキャストでスイッチングす
る。基本的にルーティングプロトコルのサブネットとV
LANセグメントが同じになるように設定され、他のV
LANグループはサブネットが異なるのでルーティング
される。
【0005】従来からのブリッジの標準規格IEEE8
02.1Dのフィルタリング機能を拡張したブリッジで
のトラヒック・クラスによる優先処理およびダイナミッ
ク・マルチキャスト・フィルタリングサービスのグルー
プ設定およびフィルタリングに関しては、IEEE80
2.1pの標準化が進められている。一方、上記のIE
EE802.1pをさらに拡張したバーチャル・ブリッ
ジドLANと呼ばれるサービスであるIEEE802.
1Qの標準化が進められている。
02.1Dのフィルタリング機能を拡張したブリッジで
のトラヒック・クラスによる優先処理およびダイナミッ
ク・マルチキャスト・フィルタリングサービスのグルー
プ設定およびフィルタリングに関しては、IEEE80
2.1pの標準化が進められている。一方、上記のIE
EE802.1pをさらに拡張したバーチャル・ブリッ
ジドLANと呼ばれるサービスであるIEEE802.
1Qの標準化が進められている。
【0006】いずれにせよ、レイヤ2のVLANでは、
VLANの設定/管理のためにユーザからは個々の物理
アドレスを意識しないで、代わりのタグあるいはシンボ
ルが使える様な使い易い管理ソフトウェアが必要であ
る。従来、LANスイッチでは、RISCプロセッサな
どの高速マイクロプロセッサでプログラム処理されてい
たが、LSIにチップ化された製品も現れ、将来は、さ
らに集積度が高く複合され高機能なチップが市販される
であろう。
VLANの設定/管理のためにユーザからは個々の物理
アドレスを意識しないで、代わりのタグあるいはシンボ
ルが使える様な使い易い管理ソフトウェアが必要であ
る。従来、LANスイッチでは、RISCプロセッサな
どの高速マイクロプロセッサでプログラム処理されてい
たが、LSIにチップ化された製品も現れ、将来は、さ
らに集積度が高く複合され高機能なチップが市販される
であろう。
【0007】一方、レイヤ3のVLANにおいても、上
記ネットワークアドレスに基づいてレイヤ3のVLAN
−IDとしてのサブネットID等で識別される同一VL
ANグループ内のパケットを、ネットワークアドレスが
学習されているポートにユニキャストあるいはマルチキ
ャストでスイッチングする。また、レイヤ2のVLAN
と同様に、ルーティングプロトコルのサブネットとVL
ANセグメントが同じになるようにサブネットIDが設
定され、他のVLANグループはサブネットが異なるの
でルーティングされる。ネットワーク・アドレスに基づ
くレイヤ3のVLANでは、割り当てられた範囲内では
あるが、ユーザがネットワーク・アドレスを個々のデバ
イスに設定することが可能であるし、ネットワーク・ア
ドレスとしてメジャーなIPアドレスは論理的且つ階層
的なアドレス体系を持っており、効率的に大規模なイン
ターネットから小規模なイントラネットまでルーティン
グされ、エンドツーエンドのトランスポートおよびアプ
リケーションをユーザが管理できるという特長がある。
この意味から、ユーザにとっては、ルータ・セグメンテ
ーションよりも効率良く柔軟に管理できるレイヤ3のV
LANあるいはレイヤ3のスイッチが望ましいと言え
る。
記ネットワークアドレスに基づいてレイヤ3のVLAN
−IDとしてのサブネットID等で識別される同一VL
ANグループ内のパケットを、ネットワークアドレスが
学習されているポートにユニキャストあるいはマルチキ
ャストでスイッチングする。また、レイヤ2のVLAN
と同様に、ルーティングプロトコルのサブネットとVL
ANセグメントが同じになるようにサブネットIDが設
定され、他のVLANグループはサブネットが異なるの
でルーティングされる。ネットワーク・アドレスに基づ
くレイヤ3のVLANでは、割り当てられた範囲内では
あるが、ユーザがネットワーク・アドレスを個々のデバ
イスに設定することが可能であるし、ネットワーク・ア
ドレスとしてメジャーなIPアドレスは論理的且つ階層
的なアドレス体系を持っており、効率的に大規模なイン
ターネットから小規模なイントラネットまでルーティン
グされ、エンドツーエンドのトランスポートおよびアプ
リケーションをユーザが管理できるという特長がある。
この意味から、ユーザにとっては、ルータ・セグメンテ
ーションよりも効率良く柔軟に管理できるレイヤ3のV
LANあるいはレイヤ3のスイッチが望ましいと言え
る。
【0008】このようにポートごとにアドレスを学習す
るVLANスイッチでは同一VLANセグメントのユニ
キャスト、マルチキャストの宛先アドレスのポートにの
みパケットをスイッチングして送出し、ブロードキャス
ト、マルチキャストをVLAN内から外に出さないよう
になっている。ルータは、VLANの外に出るパケット
をルーティグするが、VLANに含まれるか否かの判定
はネットワークアドレスのサブネットが異なる時にルー
ティングテーブルによって宛先アドレスのポートに対し
てルーティングする。
るVLANスイッチでは同一VLANセグメントのユニ
キャスト、マルチキャストの宛先アドレスのポートにの
みパケットをスイッチングして送出し、ブロードキャス
ト、マルチキャストをVLAN内から外に出さないよう
になっている。ルータは、VLANの外に出るパケット
をルーティグするが、VLANに含まれるか否かの判定
はネットワークアドレスのサブネットが異なる時にルー
ティングテーブルによって宛先アドレスのポートに対し
てルーティングする。
【0009】VLANセグメントに対するルータのサブ
ネットは1対1対応あるいは1対多対応の構成が許さ
れ、1つのサブネットの中に複数のVLANセグメント
を構成しない。ルータはインターネットプロトコルをル
ーティングすることが基本で、標準規格に準拠するルー
ティング可能なプロトコル以外のSNA(System Netwo
rk Architecture )などはブリッジングする。VLAN
のバックボーンとしては高速イーサネット、FDDI
(Fiber Distributed Data Interface)、ATM(非同
期転送モード)などの高速LANが効果的であるが、A
TMをバックボーンとするで横成では、QoS( Quali
ty of Service )のサポートが可能である。しかし、
LANエミュレーションを使うとQoSがサポートでき
ないのが現状である。
ネットは1対1対応あるいは1対多対応の構成が許さ
れ、1つのサブネットの中に複数のVLANセグメント
を構成しない。ルータはインターネットプロトコルをル
ーティングすることが基本で、標準規格に準拠するルー
ティング可能なプロトコル以外のSNA(System Netwo
rk Architecture )などはブリッジングする。VLAN
のバックボーンとしては高速イーサネット、FDDI
(Fiber Distributed Data Interface)、ATM(非同
期転送モード)などの高速LANが効果的であるが、A
TMをバックボーンとするで横成では、QoS( Quali
ty of Service )のサポートが可能である。しかし、
LANエミュレーションを使うとQoSがサポートでき
ないのが現状である。
【0010】米国シスコ社のルータで採用されているネ
ットフロー・スイッチング方式は、フロー状態が維持さ
れている間、一連のパケットをネットワークフローとし
て扱い、スイッチング・サービスがフローベースの単一
のタスクで提供される。ネットフローの最初のパケット
についてのみ、ルートテーブルを参照するスイッチング
・タスク、アクセスリストを参照するセキュリティ・タ
スク、優先順位を参照するキューイング・タスク、アカ
ウンティングを参照するアカウンティング・タスクおよ
びネットフロー・スイッチング・タスクが処理される
が、ネットフローの後続のパケットに関しては、ネット
フロー・キャッシュによってネットフロー・スイッチン
グ・タスクのみが実行される。ネットフローに対して、
アクセスリスト、暗号化などのセキュリティ機能の処理
性能が高速化される。
ットフロー・スイッチング方式は、フロー状態が維持さ
れている間、一連のパケットをネットワークフローとし
て扱い、スイッチング・サービスがフローベースの単一
のタスクで提供される。ネットフローの最初のパケット
についてのみ、ルートテーブルを参照するスイッチング
・タスク、アクセスリストを参照するセキュリティ・タ
スク、優先順位を参照するキューイング・タスク、アカ
ウンティングを参照するアカウンティング・タスクおよ
びネットフロー・スイッチング・タスクが処理される
が、ネットフローの後続のパケットに関しては、ネット
フロー・キャッシュによってネットフロー・スイッチン
グ・タスクのみが実行される。ネットフローに対して、
アクセスリスト、暗号化などのセキュリティ機能の処理
性能が高速化される。
【0011】一方、ATMで使用されるATMスイッチ
においては、ルーティングに対してネットワークアドレ
スがATMのNSAP(Network Service Access
Point)アドレスにマップされATMへッダのVPI
(バーチャルパス識別子)並びにVCI(バーチャルチ
ャネル識別子)で伝送路が指定され、LANエミュレー
ションではMACアドレスがATMのSNPA(SubN
etwork Point of Attachment )アドレスにマップさ
れる。ATMをバックボーンとする構成では、ブロード
キャストをポイント・ツー・マルチポイントPVC(P
ermament Virtual Connection)を設定してATMス
イッチにパケットのコピーを行わせる。また、米国シス
コ社製のルータがATMフォーラムで規格化されている
ATM DXI(データ交換インタフェース)を使って
ATMネットワークに接続される場合には、上記ATM
DXIとしてRFC1483(Multiprotocol Enc
apsulation Over AAL5) のLLC/SNAPカプ
セル化方式が使用されている。
においては、ルーティングに対してネットワークアドレ
スがATMのNSAP(Network Service Access
Point)アドレスにマップされATMへッダのVPI
(バーチャルパス識別子)並びにVCI(バーチャルチ
ャネル識別子)で伝送路が指定され、LANエミュレー
ションではMACアドレスがATMのSNPA(SubN
etwork Point of Attachment )アドレスにマップさ
れる。ATMをバックボーンとする構成では、ブロード
キャストをポイント・ツー・マルチポイントPVC(P
ermament Virtual Connection)を設定してATMス
イッチにパケットのコピーを行わせる。また、米国シス
コ社製のルータがATMフォーラムで規格化されている
ATM DXI(データ交換インタフェース)を使って
ATMネットワークに接続される場合には、上記ATM
DXIとしてRFC1483(Multiprotocol Enc
apsulation Over AAL5) のLLC/SNAPカプ
セル化方式が使用されている。
【0012】さらに、ATMフォーラムで標準化が進め
られているMPOA( Multi Protocol Over ATM
)に基づいた仮想ルータを提唱するニューブリッジネッ
トワークス社の様な企業もある。同社のVIVIDアー
キテクチャーでは、VLANが仮想サブネットになるた
めにVLAN間のルータが不要になり、スイッチファブ
リックがブリッジングあるいはルーティングのフォワー
ディングを行う。しかしながら、上記のマルチレイヤス
イッチでのメインルータに当たるルートサーバが必要で
あって、サブネットとVLANを1対1に対応させる場
合には仮想ルータとあまり違わない。なお、同社はバッ
ファの優先処理によるサービス品質の設定をサポートし
ている。
られているMPOA( Multi Protocol Over ATM
)に基づいた仮想ルータを提唱するニューブリッジネッ
トワークス社の様な企業もある。同社のVIVIDアー
キテクチャーでは、VLANが仮想サブネットになるた
めにVLAN間のルータが不要になり、スイッチファブ
リックがブリッジングあるいはルーティングのフォワー
ディングを行う。しかしながら、上記のマルチレイヤス
イッチでのメインルータに当たるルートサーバが必要で
あって、サブネットとVLANを1対1に対応させる場
合には仮想ルータとあまり違わない。なお、同社はバッ
ファの優先処理によるサービス品質の設定をサポートし
ている。
【0013】フォアシステムズ社の製品は、LANEあ
るいはCLIP( Classical IPover ATM)など
の論理的な共通ブロードキャスト領域(サブネット)と
して定義されたVLAN当たり2000ノードをサポー
トし、VLAN間のルーティングではサブネット間のカ
ットスルーによる高性能ルーティングを行うクライアン
トーサーバー方式(分散ルーティングと呼んでいる)を
採用している。すなわちルート計算サーバ(RCS)を
ATMスイッチあるいはLANアクセススイッチのどこ
かに設置し、エッジデバイスは、上記RCSに最適なル
ート情報を要求し、サブネット間にまたがるカットスル
ーを行い、SVCを通してデータが転送される。なお、
上記ルーティングもATMフォーラムのMPOAに基づ
くものである。
るいはCLIP( Classical IPover ATM)など
の論理的な共通ブロードキャスト領域(サブネット)と
して定義されたVLAN当たり2000ノードをサポー
トし、VLAN間のルーティングではサブネット間のカ
ットスルーによる高性能ルーティングを行うクライアン
トーサーバー方式(分散ルーティングと呼んでいる)を
採用している。すなわちルート計算サーバ(RCS)を
ATMスイッチあるいはLANアクセススイッチのどこ
かに設置し、エッジデバイスは、上記RCSに最適なル
ート情報を要求し、サブネット間にまたがるカットスル
ーを行い、SVCを通してデータが転送される。なお、
上記ルーティングもATMフォーラムのMPOAに基づ
くものである。
【0014】ATMフォーラムのMPOAは、ルータエ
ミュレーションとも呼ばれ、LANエミュレーションの
上にルーティング機能が付加され、NHRP( Next H
opResolution Protocol)をサポートし、ルーティング
プロトコルエンジンとフォワーディングエンジンとを分
離したバーチャルルータ機能を実現する。MPOAでは
インターネットワークレイヤのサブグループIASG(
Internet AddressSubGroup) のサブネット単位でル
ーティングされる。機能グループ間の情報はRFC14
83で定義されているLLC/SNAPカプセル化へッ
ダーを使って転送される。なお、マルチキャストなど目
下標準規格化の作業中である。
ミュレーションとも呼ばれ、LANエミュレーションの
上にルーティング機能が付加され、NHRP( Next H
opResolution Protocol)をサポートし、ルーティング
プロトコルエンジンとフォワーディングエンジンとを分
離したバーチャルルータ機能を実現する。MPOAでは
インターネットワークレイヤのサブグループIASG(
Internet AddressSubGroup) のサブネット単位でル
ーティングされる。機能グループ間の情報はRFC14
83で定義されているLLC/SNAPカプセル化へッ
ダーを使って転送される。なお、マルチキャストなど目
下標準規格化の作業中である。
【0015】上記フォアシステムズ社は、分散ルーティ
ングの上のアプリケーションサービスとして、セッショ
ンごとのQoS、セッションごとのセキュリティ、セッ
ションの記録、VC管理を行うアーキテクチャを提唱し
ている。米国イプシロン社が提供するIPスイッチは、
同社の”ソフト”状態(soft state)のアプ
ローチに置き換えることによって、エラーのリカバリー
処理が簡単になり、ATM上でIPルーティングにQo
Sをサポートするコネクションレスのモデルを実現する
ことができる。上記ソフト状態は、エンドツーエンドで
はなくローカルに制御され、ライフタイムが過ぎると消
去される。このコネクションレスのスイッチをIPスイ
ッチと名付けた。IPスイッチのローレベルの制御プロ
トコルは、汎用スイッチ管理プロトコル(GSMP:Generi
c Swich Management Protocol )と呼ばれ、ATMスイ
ッチ・ハードウェアをIPスイッチ・コントローラで制
御する機能が提供され、その上の拡張部分にイプシロン
・フロー制御管理プロトコル(IFMP:Ipsilon Flow Mana
gement Protocol )が定義されており、上記IFMPが
IPフローをATMのバ−チャル・チャンネルに関連付
ける。IPスイッチでは、フロー状態とよぶ上記のソフ
ト状態がライフタイムの間有効で、IPフローがスイッ
チをカットスルーで流れ、フロー状態がリフレッシュさ
れる。フローがとぎれるとフロー状態がリフレッシュさ
れないで、ライフタイムを過ぎるとフロー状態が消去さ
れる。
ングの上のアプリケーションサービスとして、セッショ
ンごとのQoS、セッションごとのセキュリティ、セッ
ションの記録、VC管理を行うアーキテクチャを提唱し
ている。米国イプシロン社が提供するIPスイッチは、
同社の”ソフト”状態(soft state)のアプ
ローチに置き換えることによって、エラーのリカバリー
処理が簡単になり、ATM上でIPルーティングにQo
Sをサポートするコネクションレスのモデルを実現する
ことができる。上記ソフト状態は、エンドツーエンドで
はなくローカルに制御され、ライフタイムが過ぎると消
去される。このコネクションレスのスイッチをIPスイ
ッチと名付けた。IPスイッチのローレベルの制御プロ
トコルは、汎用スイッチ管理プロトコル(GSMP:Generi
c Swich Management Protocol )と呼ばれ、ATMスイ
ッチ・ハードウェアをIPスイッチ・コントローラで制
御する機能が提供され、その上の拡張部分にイプシロン
・フロー制御管理プロトコル(IFMP:Ipsilon Flow Mana
gement Protocol )が定義されており、上記IFMPが
IPフローをATMのバ−チャル・チャンネルに関連付
ける。IPスイッチでは、フロー状態とよぶ上記のソフ
ト状態がライフタイムの間有効で、IPフローがスイッ
チをカットスルーで流れ、フロー状態がリフレッシュさ
れる。フローがとぎれるとフロー状態がリフレッシュさ
れないで、ライフタイムを過ぎるとフロー状態が消去さ
れる。
【0016】上記シスコ社が提供するタグ・スイッチ
は、ルータ・バックポーンのタグ・エッジ・ルータおよ
び内部のタグ・スイッチから構成され、タグ・エッジ・
ルータは、レイヤ3のフルサービスを提供し、タグ・ス
イッチに送るパケットにタグを付け、タグ・スイッチか
ら来たパケットからタグをはずすような動作を行う。タ
グ・スイッチは、タグを使ったテーブルルックアップに
よってスイッチングされる。タグのカプセル化は、AT
MへッダのVPI/VCI、IPv6のフローラベルの
位置に入れられ、pppではpppヘッダとレイヤ3へ
ッダの間に加えられる。タグ・スイッチ間を飛び交うT
DP(Tag Distribution Protocol )によって、各ルー
タにタグの番号づけがなされて、ローカルとリモートの
タグ番号およびタグ・スイッチのルータのネットワーク
・アドレスとポートのルックアップ・テーブルが作成さ
れるので、タグ・スイッチによるマルチプロトコルのル
ーティング、ロードバランス、QoSが可能となり、ル
ータにNetF1owおよびタグ・スイッチングを統合
した高性能のネットワーク・サービスが提供される。同
社は、IPスイッチではフローごとにコネクションのセ
ットアップが必要で、IPプロトコルのみをサポート
し、ATMサービスと共存できないが、タグ・スイッチ
ングでは、タグが事前に周知とされ、遅延が少なく、マ
ルチプロトコルに対応したデータ・トラヒックのサービ
スを提供し、リアルタイムサービスに適するATMサー
ビスと共存すると主張している。
は、ルータ・バックポーンのタグ・エッジ・ルータおよ
び内部のタグ・スイッチから構成され、タグ・エッジ・
ルータは、レイヤ3のフルサービスを提供し、タグ・ス
イッチに送るパケットにタグを付け、タグ・スイッチか
ら来たパケットからタグをはずすような動作を行う。タ
グ・スイッチは、タグを使ったテーブルルックアップに
よってスイッチングされる。タグのカプセル化は、AT
MへッダのVPI/VCI、IPv6のフローラベルの
位置に入れられ、pppではpppヘッダとレイヤ3へ
ッダの間に加えられる。タグ・スイッチ間を飛び交うT
DP(Tag Distribution Protocol )によって、各ルー
タにタグの番号づけがなされて、ローカルとリモートの
タグ番号およびタグ・スイッチのルータのネットワーク
・アドレスとポートのルックアップ・テーブルが作成さ
れるので、タグ・スイッチによるマルチプロトコルのル
ーティング、ロードバランス、QoSが可能となり、ル
ータにNetF1owおよびタグ・スイッチングを統合
した高性能のネットワーク・サービスが提供される。同
社は、IPスイッチではフローごとにコネクションのセ
ットアップが必要で、IPプロトコルのみをサポート
し、ATMサービスと共存できないが、タグ・スイッチ
ングでは、タグが事前に周知とされ、遅延が少なく、マ
ルチプロトコルに対応したデータ・トラヒックのサービ
スを提供し、リアルタイムサービスに適するATMサー
ビスと共存すると主張している。
【0017】以上の様に、スイッチド・ネットワークで
サブネットをダイナミックに設定してバーチャル・サブ
ネットを構成し、VLANでタグを使うことにより、ル
ーティングの為にスイッチ毎にへッダ情報を調べてルー
ティング・テーブルを照合する手続きが不要になるの
で、多段接続のスイッチ網に於いてもカットスルーで効
率よくフォワーディングされ、スループットを向上させ
ることができる。セットアップあるいはシグナリングに
よるタグのルーティングテーブルがキャッシュされ、ネ
ットワーク・フローがスイッチ間をカットスルーで高速
に転送される。ATMスイッチベースでもシグナリング
のセットアップによってタグに応じたVPI/VCIが
設定され、カットスルーで高速に転送される。
サブネットをダイナミックに設定してバーチャル・サブ
ネットを構成し、VLANでタグを使うことにより、ル
ーティングの為にスイッチ毎にへッダ情報を調べてルー
ティング・テーブルを照合する手続きが不要になるの
で、多段接続のスイッチ網に於いてもカットスルーで効
率よくフォワーディングされ、スループットを向上させ
ることができる。セットアップあるいはシグナリングに
よるタグのルーティングテーブルがキャッシュされ、ネ
ットワーク・フローがスイッチ間をカットスルーで高速
に転送される。ATMスイッチベースでもシグナリング
のセットアップによってタグに応じたVPI/VCIが
設定され、カットスルーで高速に転送される。
【0018】しかしブロードキャスト・ドメインとして
のVLANのタグおよびバーチャル・サブネットと、ル
ータのタグとの対応付けはベンダごとに異なる。そのた
め、エンドツーエンドのソリューンョンを提供するベン
ダの製品に統一し、さらにこれらのベンダはエッジ・ス
イッチに、これらのLANエミュレーション、VLAN
タグ付などのインテリジェント機能を持たせ、他方でメ
イン・ルータにバーチャル・サブネット、タグ・スイッ
チの設定機能を持たせてあるので、エッジ・スイッチお
よびメイン・ルータに高速のCPUが必要となり、エッ
ジ・スイッチとメイン・ルータの段数が多いネットワー
クでは、コスト対性能比が悪くなる。
のVLANのタグおよびバーチャル・サブネットと、ル
ータのタグとの対応付けはベンダごとに異なる。そのた
め、エンドツーエンドのソリューンョンを提供するベン
ダの製品に統一し、さらにこれらのベンダはエッジ・ス
イッチに、これらのLANエミュレーション、VLAN
タグ付などのインテリジェント機能を持たせ、他方でメ
イン・ルータにバーチャル・サブネット、タグ・スイッ
チの設定機能を持たせてあるので、エッジ・スイッチお
よびメイン・ルータに高速のCPUが必要となり、エッ
ジ・スイッチとメイン・ルータの段数が多いネットワー
クでは、コスト対性能比が悪くなる。
【0019】従って、中間のスイッチのルート設定の負
担を小さくするようなスイッチ間のアドレス体系が望ま
れる。一般的には、バックボーンのATMスイッチとエ
ッジのLANスイッチの階層的な物理構成にバーチャル
・サブネットあるいはVLANの階層的な論理構成でト
ラヒックを制御するネットワーク構成がブロードキャス
トが少なく、アドレス照合などの問題解決の効率が高い
ために採用されている。有力なLANベンダによる一般
的なシステムソリューンョンは、拡張性の高いATMス
イッチをバックボーンにしてワイヤリングクローゼット
でフロアLANあるいはデスクトップに接続するエッジ
スイッチにVLAN機能を持たせている。IPプロトコ
ルに限定すればイプシロン社のIPスイッチ方式をAT
Mスイッチに実装する方法があるが、マルチプロトコル
では、ATMフォーラムのLANエミュレーション機
能、その上のMPOA機能が実装される。
担を小さくするようなスイッチ間のアドレス体系が望ま
れる。一般的には、バックボーンのATMスイッチとエ
ッジのLANスイッチの階層的な物理構成にバーチャル
・サブネットあるいはVLANの階層的な論理構成でト
ラヒックを制御するネットワーク構成がブロードキャス
トが少なく、アドレス照合などの問題解決の効率が高い
ために採用されている。有力なLANベンダによる一般
的なシステムソリューンョンは、拡張性の高いATMス
イッチをバックボーンにしてワイヤリングクローゼット
でフロアLANあるいはデスクトップに接続するエッジ
スイッチにVLAN機能を持たせている。IPプロトコ
ルに限定すればイプシロン社のIPスイッチ方式をAT
Mスイッチに実装する方法があるが、マルチプロトコル
では、ATMフォーラムのLANエミュレーション機
能、その上のMPOA機能が実装される。
【0020】NIC(Network Interface Card)を内蔵
するATM端末では、直接ATMスイッチに接続され、
全部がATM端末であると、すべてのスイッチがATM
スイッチになり、電話もPC(パーソナル・コンピュー
タ)もテレビも統合されたATMサービスがセル多重伝
送により可能になり、エッジスイッチが不要になる。よ
って、ATMスイッチは交換・中継機能に専念し、端末
がエンドツーエンドの通信サービスを処理すれば良いの
で機能分担が明確で構成が簡単になり、理想的である。
しかし、現実には一斉に端末からネットワークまで入れ
替えることは不可能で、ローコストな機器が提供され、
公衆網のATM化、ATMサービスおよびATMソフト
ウェアの普及には時間がかかる。一方、イーサネットも
高速化されているが、マルチメディア情報サービスに対
応する交換機能、拡張性のためATMを必要とする場合
があり、一般には、コスト負担が少ない既存あるいは高
速のイーサネット端末が望まれるので、当面はイーサネ
ット端末の需要および数量の方が多い。しかし、ATM
端末との両方の端末が混在し、デスクトップがイーサネ
ットでバックボーンがATMという大規模なキャンバス
が増加する傾向がある。
するATM端末では、直接ATMスイッチに接続され、
全部がATM端末であると、すべてのスイッチがATM
スイッチになり、電話もPC(パーソナル・コンピュー
タ)もテレビも統合されたATMサービスがセル多重伝
送により可能になり、エッジスイッチが不要になる。よ
って、ATMスイッチは交換・中継機能に専念し、端末
がエンドツーエンドの通信サービスを処理すれば良いの
で機能分担が明確で構成が簡単になり、理想的である。
しかし、現実には一斉に端末からネットワークまで入れ
替えることは不可能で、ローコストな機器が提供され、
公衆網のATM化、ATMサービスおよびATMソフト
ウェアの普及には時間がかかる。一方、イーサネットも
高速化されているが、マルチメディア情報サービスに対
応する交換機能、拡張性のためATMを必要とする場合
があり、一般には、コスト負担が少ない既存あるいは高
速のイーサネット端末が望まれるので、当面はイーサネ
ット端末の需要および数量の方が多い。しかし、ATM
端末との両方の端末が混在し、デスクトップがイーサネ
ットでバックボーンがATMという大規模なキャンバス
が増加する傾向がある。
【0021】既存のイーサネットとのトランスペアレン
トなVLAN機能の実現のためには、ATM直結端末お
よび既存のイーサネットが接続するエッジ・スイッチに
LANエミュレーション機能、MPOA機能が内蔵され
るものが一般的である。これと逆に、イーサネット・フ
レームにATMセルを乗せるCIF方式(Cells In Fra
mes )も米国コーネル大学が中心になって検討され、イ
ーサネット端末がATMサービスを受けることを目指し
ている。上記CIF方式では、エッジ・スイッチにQo
Sをサポートする複数のキューイングメモリー、フロー
制御のためのRMセルのマーキング機能、VCルックア
ップ・ルーティング、ATMシグナリングおよびルーテ
ィング・ソフトウェアなどが実装され、CIF−AD
(CIF−attachment device )機能が実現される。ま
た、ワークステーション端末のイーサネットのNICに
は、CIFパケットをイーサネットフレームにカプセル
化するドライバ、その上の複数のキューイングを管理す
るSIHM、その上のNDIS、さらにその上のSI
G、TCP/IPスタックが実装され、あたかもATM
のNICであるのと同等のATMサービスを提供する。
マイクロソフト社のWinsock2.0、Win32
によって、ITU−T H.323(一般LAN用のA
V端末装置に関する勧告)のテレビ会議がサポートされ
る。
トなVLAN機能の実現のためには、ATM直結端末お
よび既存のイーサネットが接続するエッジ・スイッチに
LANエミュレーション機能、MPOA機能が内蔵され
るものが一般的である。これと逆に、イーサネット・フ
レームにATMセルを乗せるCIF方式(Cells In Fra
mes )も米国コーネル大学が中心になって検討され、イ
ーサネット端末がATMサービスを受けることを目指し
ている。上記CIF方式では、エッジ・スイッチにQo
Sをサポートする複数のキューイングメモリー、フロー
制御のためのRMセルのマーキング機能、VCルックア
ップ・ルーティング、ATMシグナリングおよびルーテ
ィング・ソフトウェアなどが実装され、CIF−AD
(CIF−attachment device )機能が実現される。ま
た、ワークステーション端末のイーサネットのNICに
は、CIFパケットをイーサネットフレームにカプセル
化するドライバ、その上の複数のキューイングを管理す
るSIHM、その上のNDIS、さらにその上のSI
G、TCP/IPスタックが実装され、あたかもATM
のNICであるのと同等のATMサービスを提供する。
マイクロソフト社のWinsock2.0、Win32
によって、ITU−T H.323(一般LAN用のA
V端末装置に関する勧告)のテレビ会議がサポートされ
る。
【0022】ところで、バックボーンをコネクションレ
スのイーサネットのみで構成すると、ブリッジ機能、ル
ータ機能、VLAN機能(レイヤ2あるいはレイヤ3)
を有するLANスイッチのスイッチポートごとにフィル
タリングがあると、スイッチの段数が多いネットワーク
では対向するポートが同じフィルタリングを二重に行う
という無駄が生じる。
スのイーサネットのみで構成すると、ブリッジ機能、ル
ータ機能、VLAN機能(レイヤ2あるいはレイヤ3)
を有するLANスイッチのスイッチポートごとにフィル
タリングがあると、スイッチの段数が多いネットワーク
では対向するポートが同じフィルタリングを二重に行う
という無駄が生じる。
【0023】一方、ATMでバックボーンを構成すると
LANエミュレーション機能、MPOA機能に、上記の
lEEE802.1Qなどのレイヤ2又はレイヤ3のV
LAN機能と合わせて、エッジスイッチの機能が複雑化
し、ATMスイッチにもLANエミュレーション機能、
MPOA機能のサーバおよび外部接続用のルータ機能が
必要になる場合もあり、コストアップになる。
LANエミュレーション機能、MPOA機能に、上記の
lEEE802.1Qなどのレイヤ2又はレイヤ3のV
LAN機能と合わせて、エッジスイッチの機能が複雑化
し、ATMスイッチにもLANエミュレーション機能、
MPOA機能のサーバおよび外部接続用のルータ機能が
必要になる場合もあり、コストアップになる。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般にスイ
ッチが具備するアドレステーブルにはネットワーク管理
者が設定するスタティック(静的)なアドレステーブル
と、スイッチがパケットのヘッダからアドレスを読み取
って、何れのポートに何れのアドレスが関係しているか
を学習することによって設定されるダイナミック(動
的)なアドレステーブルとがある。そして、物理アドレ
スやMACアドレス等の第2層アドレスを学習するのが
ブリッジであり、プロトコルアドレスやネットワークア
ドレス等の第3層アドレスを学習するのがルータであ
る。而して、このようなアドレス学習がスイッチに多大
な負荷を与えることになる。
ッチが具備するアドレステーブルにはネットワーク管理
者が設定するスタティック(静的)なアドレステーブル
と、スイッチがパケットのヘッダからアドレスを読み取
って、何れのポートに何れのアドレスが関係しているか
を学習することによって設定されるダイナミック(動
的)なアドレステーブルとがある。そして、物理アドレ
スやMACアドレス等の第2層アドレスを学習するのが
ブリッジであり、プロトコルアドレスやネットワークア
ドレス等の第3層アドレスを学習するのがルータであ
る。而して、このようなアドレス学習がスイッチに多大
な負荷を与えることになる。
【0025】また上述のように、標準化されつつあるM
POAやタグ・スイッチングなどでは、インターネット
などの公共のネットワークでエンドツーエンドで行われ
るCoS(QoS)のための接続及び資源割り当てを、
特定のサーバがルータ機能を有する各レイヤ3スイッチ
にネットワーク・トラヒックのフローを通す接続状態を
割り当てる交渉を行い、各スイッチのルックアップ・テ
ーブルを設定し、上記ネットワーク・フローがルータを
経由せずにスイッチをカットスルーすることで効率アッ
プが図られている。そして、インターネット・サービス
・プロバイダの様なネットワーク管理側がネットワーク
の輻輳による遅延及びパケット損失の無い付加サービス
として高い信頼性のCoSを割り当てる。その一方、企
業のイントラネットでのサーバ/クライアント或いはピ
アーツーピアーネットワークの様なプライベートなLA
Nにおいては、中継のみを行うべき中間のスイッチごと
に接続及び資源割り当て行うことは各スイッチのソフト
ウェアが膨大になり高コストで非効率的となり、個々の
エンドユーザーの要件を満たすことが困難であるという
問題がある。
POAやタグ・スイッチングなどでは、インターネット
などの公共のネットワークでエンドツーエンドで行われ
るCoS(QoS)のための接続及び資源割り当てを、
特定のサーバがルータ機能を有する各レイヤ3スイッチ
にネットワーク・トラヒックのフローを通す接続状態を
割り当てる交渉を行い、各スイッチのルックアップ・テ
ーブルを設定し、上記ネットワーク・フローがルータを
経由せずにスイッチをカットスルーすることで効率アッ
プが図られている。そして、インターネット・サービス
・プロバイダの様なネットワーク管理側がネットワーク
の輻輳による遅延及びパケット損失の無い付加サービス
として高い信頼性のCoSを割り当てる。その一方、企
業のイントラネットでのサーバ/クライアント或いはピ
アーツーピアーネットワークの様なプライベートなLA
Nにおいては、中継のみを行うべき中間のスイッチごと
に接続及び資源割り当て行うことは各スイッチのソフト
ウェアが膨大になり高コストで非効率的となり、個々の
エンドユーザーの要件を満たすことが困難であるという
問題がある。
【0026】本発明は上記問題に鑑みて為されたもので
あり、その目的とするところは、スイッチング・ネット
ワークの処理効率の向上並びにスイッチの負荷低減によ
るコストダウンが図れるネットワーク・スイッチング・
システムを提供することにある。
あり、その目的とするところは、スイッチング・ネット
ワークの処理効率の向上並びにスイッチの負荷低減によ
るコストダウンが図れるネットワーク・スイッチング・
システムを提供することにある。
【0027】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的を達成するために、それぞれ1乃至複数のポートに
ホスト端末が接続された複数のスイッチを互いに接続し
てLANが構成されるネットワーク・スイッチング・シ
ステムであって、ホスト端末が接続されるポート番号や
ホスト端末の物理アドレス並びにプロトコルアドレスな
どとともにホスト端末が要求する接続チャンネル及びバ
ーチャルグループが設定される接続/VLAN設定テー
ブルと、少なくともサービス品質が設定される資源割当
テーブルとを各スイッチに備えるとともに、直接接続さ
れているスイッチの接続/VLAN設定テーブルに自ら
のポート番号やホスト端末の物理アドレス並びにプロト
コルアドレスなどとともに接続チャンネル及びバーチャ
ルグループを書き込む手段と、資源割当テーブルにサー
ビス品質を書き込む手段とを各ホスト端末に備え、各ス
イッチが接続/VLAN設定テーブル並びに資源割当テ
ーブルに書き込まれた内容をテーブル管理メッセージに
より交換して互いの接続/VLAN設定テーブル並びに
資源割当テーブルの内容を更新し、この更新内容をホス
ト端末からの通信時にスイッチが具備するルックアップ
テーブルに書き込むようにして成ることを特徴とし、ホ
スト端末が通信を始める場合に、ホスト端末によってス
イッチの接続/VLAN設定テーブル及び資源割当テー
ブルに送信元及び宛先のアドレス情報及び資源割当情報
が各々書き込まれ、また各スイッチ間でこれらのアドレ
ス情報及び資源割当情報がテーブル管理メッセージによ
り交換されることで、個々のスイッチではホスト端末や
他のスイッチが接続されるポートに関するアドレス学習
を省略することができる。その結果、従来アドレス学習
のために必要であったアドレス照合手段やメモリなどが
不要となり、スイッチの構成をシンプルにできるととも
にコストダウンが図れるものである。
目的を達成するために、それぞれ1乃至複数のポートに
ホスト端末が接続された複数のスイッチを互いに接続し
てLANが構成されるネットワーク・スイッチング・シ
ステムであって、ホスト端末が接続されるポート番号や
ホスト端末の物理アドレス並びにプロトコルアドレスな
どとともにホスト端末が要求する接続チャンネル及びバ
ーチャルグループが設定される接続/VLAN設定テー
ブルと、少なくともサービス品質が設定される資源割当
テーブルとを各スイッチに備えるとともに、直接接続さ
れているスイッチの接続/VLAN設定テーブルに自ら
のポート番号やホスト端末の物理アドレス並びにプロト
コルアドレスなどとともに接続チャンネル及びバーチャ
ルグループを書き込む手段と、資源割当テーブルにサー
ビス品質を書き込む手段とを各ホスト端末に備え、各ス
イッチが接続/VLAN設定テーブル並びに資源割当テ
ーブルに書き込まれた内容をテーブル管理メッセージに
より交換して互いの接続/VLAN設定テーブル並びに
資源割当テーブルの内容を更新し、この更新内容をホス
ト端末からの通信時にスイッチが具備するルックアップ
テーブルに書き込むようにして成ることを特徴とし、ホ
スト端末が通信を始める場合に、ホスト端末によってス
イッチの接続/VLAN設定テーブル及び資源割当テー
ブルに送信元及び宛先のアドレス情報及び資源割当情報
が各々書き込まれ、また各スイッチ間でこれらのアドレ
ス情報及び資源割当情報がテーブル管理メッセージによ
り交換されることで、個々のスイッチではホスト端末や
他のスイッチが接続されるポートに関するアドレス学習
を省略することができる。その結果、従来アドレス学習
のために必要であったアドレス照合手段やメモリなどが
不要となり、スイッチの構成をシンプルにできるととも
にコストダウンが図れるものである。
【0028】請求項2の発明は、上記目的を達成するた
めに、それぞれ1乃至複数のポートにホスト端末が接続
された複数のスイッチを互いに接続してLANが構成さ
れるネットワーク・スイッチング・システムであって、
ホスト端末が接続されるポート番号やホスト端末の物理
アドレス並びにプロトコルアドレスなどとともにホスト
端末が要求する接続チャンネル及びバーチャルグループ
が設定される接続/VLAN設定テーブルと、少なくと
もサービス品質が設定される資源割当テーブルとを各ス
イッチに備えるとともに、直接接続されているスイッチ
の接続/VLAN設定テーブルに自らのポート番号やホ
スト端末の物理アドレス並びにプロトコルアドレスなど
とともに接続チャンネル及びバーチャルグループを書き
込む手段、資源割当テーブルにサービス品質を書き込む
手段を具備するホスト端末と、これらの書き込む手段を
具備しない既存のホスト端末との少なくとも一方が各ス
イッチのポートに接続され、既存のホスト端末が接続さ
れるスイッチに既存のホスト端末からの要求に応じて接
続/VLAN設定テーブルに既存のホスト端末が接続さ
れるポート番号や既存のホスト端末の物理アドレス並び
にプロトコルアドレスなどとともに接続チャンネル及び
バーチャルグループを書き込み且つ資源割当テーブルに
サービス品質を書き込む手段を備え、各スイッチが接続
/VLAN設定テーブル並びに資源割当テーブルに書き
込まれた内容をテーブル管理メッセージにより交換して
互いの接続/VLAN設定テーブル並びに資源割当テー
ブルの内容を更新し、この更新内容をホスト端末又は既
存のホスト端末からの通信時にスイッチが具備するルッ
クアップテーブルに書き込むようにして成ることを特徴
とし、ホスト端末が通信を始める場合に、ホスト端末に
よってスイッチの接続/VLAN設定テーブル及び資源
割当テーブルに送信元及び宛先のアドレス情報及び資源
割当情報が各々書き込まれ、また各スイッチ間でこれら
のアドレス情報及び資源割当情報がテーブル管理メッセ
ージにより交換されることで、個々のスイッチではホス
ト端末や他のスイッチが接続されるポートに関するアド
レス学習を省略することができ、各スイッチにおけるア
ドレス学習が直接接続されている既存のホスト端末に関
するものに限定される。その結果、従来アドレス学習の
ために必要であったアドレス照合手段やメモリなどが直
接された既存のホスト端末に関するものだけで済むた
め、スイッチの構成をシンプルにできるとともにコスト
ダウンが図れるものである。
めに、それぞれ1乃至複数のポートにホスト端末が接続
された複数のスイッチを互いに接続してLANが構成さ
れるネットワーク・スイッチング・システムであって、
ホスト端末が接続されるポート番号やホスト端末の物理
アドレス並びにプロトコルアドレスなどとともにホスト
端末が要求する接続チャンネル及びバーチャルグループ
が設定される接続/VLAN設定テーブルと、少なくと
もサービス品質が設定される資源割当テーブルとを各ス
イッチに備えるとともに、直接接続されているスイッチ
の接続/VLAN設定テーブルに自らのポート番号やホ
スト端末の物理アドレス並びにプロトコルアドレスなど
とともに接続チャンネル及びバーチャルグループを書き
込む手段、資源割当テーブルにサービス品質を書き込む
手段を具備するホスト端末と、これらの書き込む手段を
具備しない既存のホスト端末との少なくとも一方が各ス
イッチのポートに接続され、既存のホスト端末が接続さ
れるスイッチに既存のホスト端末からの要求に応じて接
続/VLAN設定テーブルに既存のホスト端末が接続さ
れるポート番号や既存のホスト端末の物理アドレス並び
にプロトコルアドレスなどとともに接続チャンネル及び
バーチャルグループを書き込み且つ資源割当テーブルに
サービス品質を書き込む手段を備え、各スイッチが接続
/VLAN設定テーブル並びに資源割当テーブルに書き
込まれた内容をテーブル管理メッセージにより交換して
互いの接続/VLAN設定テーブル並びに資源割当テー
ブルの内容を更新し、この更新内容をホスト端末又は既
存のホスト端末からの通信時にスイッチが具備するルッ
クアップテーブルに書き込むようにして成ることを特徴
とし、ホスト端末が通信を始める場合に、ホスト端末に
よってスイッチの接続/VLAN設定テーブル及び資源
割当テーブルに送信元及び宛先のアドレス情報及び資源
割当情報が各々書き込まれ、また各スイッチ間でこれら
のアドレス情報及び資源割当情報がテーブル管理メッセ
ージにより交換されることで、個々のスイッチではホス
ト端末や他のスイッチが接続されるポートに関するアド
レス学習を省略することができ、各スイッチにおけるア
ドレス学習が直接接続されている既存のホスト端末に関
するものに限定される。その結果、従来アドレス学習の
ために必要であったアドレス照合手段やメモリなどが直
接された既存のホスト端末に関するものだけで済むた
め、スイッチの構成をシンプルにできるとともにコスト
ダウンが図れるものである。
【0029】請求項3の発明は、請求項1又は2の発明
において、ネットワーク環境に対して予め設定された条
件に従って各スイッチの資源割当の状態を自律的に観察
し他のホスト端末あるいはスイッチとの間で協調しなが
ら最適な接続並びに資源割当を制御する協調制御手段を
各ホスト端末に備え、この協調制御手段を介して各スイ
ッチが互いにテーブル管理メッセージを交換して成るこ
とを特徴とし、協調制御手段がホスト端末又は既存のホ
スト端末に対するカスタマイズされた条件下でのネット
ワーク・サービス品質を自律的に割り当てて提供し、例
えばホスト端末や既存のホスト端末が移動された場合で
あってもスイッチにおけるアドレス学習を省略して構成
をシンプルにすることができる。
において、ネットワーク環境に対して予め設定された条
件に従って各スイッチの資源割当の状態を自律的に観察
し他のホスト端末あるいはスイッチとの間で協調しなが
ら最適な接続並びに資源割当を制御する協調制御手段を
各ホスト端末に備え、この協調制御手段を介して各スイ
ッチが互いにテーブル管理メッセージを交換して成るこ
とを特徴とし、協調制御手段がホスト端末又は既存のホ
スト端末に対するカスタマイズされた条件下でのネット
ワーク・サービス品質を自律的に割り当てて提供し、例
えばホスト端末や既存のホスト端末が移動された場合で
あってもスイッチにおけるアドレス学習を省略して構成
をシンプルにすることができる。
【0030】請求項4の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、ベストエフォートの帯域を提供するダ
イナミックな接続チャンネルと、優先順位が高く且つよ
り大きな帯城が保証されるスタティックな接続チャンネ
ルとを各スイッチに備え、これらの接続チャンネルにス
イッチ間のデフォルトのマルチキャストセグメントを割
り当てて成ることを特徴とし、ホスト端末又は既存のホ
スト端末に対するカスタマイズされた条件下でのネット
ワーク・サービス品質が提供できるとともに、スイッチ
の資源の調停作業が簡素化できる。
の発明において、ベストエフォートの帯域を提供するダ
イナミックな接続チャンネルと、優先順位が高く且つよ
り大きな帯城が保証されるスタティックな接続チャンネ
ルとを各スイッチに備え、これらの接続チャンネルにス
イッチ間のデフォルトのマルチキャストセグメントを割
り当てて成ることを特徴とし、ホスト端末又は既存のホ
スト端末に対するカスタマイズされた条件下でのネット
ワーク・サービス品質が提供できるとともに、スイッチ
の資源の調停作業が簡素化できる。
【0031】請求項5の発明は、請求項1〜4の何れか
の発明において、各スイッチの接続/VLAN設定テー
ブル及び資源割当テーブルに対してスイッチ間にまたが
る接続チャンネルを各スイッチに設け、この接続チャン
ネルを通して各スイッチ間でシステムの立ち上げ時に相
互接続マップを共有するようにして成ることを特徴と
し、複数のスイッチ同士が各ポートについてのアドレス
情報及び資源割当情報を相互接続マップとして共有する
ことでスイッチにおけるアドレス学習を省略して構成を
シンプルにすることができる。
の発明において、各スイッチの接続/VLAN設定テー
ブル及び資源割当テーブルに対してスイッチ間にまたが
る接続チャンネルを各スイッチに設け、この接続チャン
ネルを通して各スイッチ間でシステムの立ち上げ時に相
互接続マップを共有するようにして成ることを特徴と
し、複数のスイッチ同士が各ポートについてのアドレス
情報及び資源割当情報を相互接続マップとして共有する
ことでスイッチにおけるアドレス学習を省略して構成を
シンプルにすることができる。
【0032】請求項6の発明は、請求項1〜5の何れか
の発明において、スイッチ間接続、バーチャルグループ
のネットワーク・トポロジー及びホスト端末が接続され
ていないスイッチのネットワーク資源を管理するネット
ワーク・サービス・サーバを備えたことを特徴とし、ホ
スト端末が直接接続されていないスイッチを含めて各ス
イッチにおけるルーティングがキャッシュされてルーテ
ィング等の処理をシンプルにすることができる。
の発明において、スイッチ間接続、バーチャルグループ
のネットワーク・トポロジー及びホスト端末が接続され
ていないスイッチのネットワーク資源を管理するネット
ワーク・サービス・サーバを備えたことを特徴とし、ホ
スト端末が直接接続されていないスイッチを含めて各ス
イッチにおけるルーティングがキャッシュされてルーテ
ィング等の処理をシンプルにすることができる。
【0033】請求項7の発明は、請求項1又は2又は3
の発明において、資源予約プロトコルをサポートするホ
スト端末及びルータのOSIプロトコル階層の第3層レ
ベルのサービス要求に対してスイッチ内部の第3層レベ
ル及び第2層レベルの資源予約及びコネクションのセッ
トアップテーブルの設定をホスト端末から行って成るこ
とを特徴とし、各スイッチにおける第3層及び第2層レ
ベルのアドレス学習を省略して構成をシンプルにするこ
とができる。
の発明において、資源予約プロトコルをサポートするホ
スト端末及びルータのOSIプロトコル階層の第3層レ
ベルのサービス要求に対してスイッチ内部の第3層レベ
ル及び第2層レベルの資源予約及びコネクションのセッ
トアップテーブルの設定をホスト端末から行って成るこ
とを特徴とし、各スイッチにおける第3層及び第2層レ
ベルのアドレス学習を省略して構成をシンプルにするこ
とができる。
【0034】請求項8の発明は、請求項6の発明におい
て、ネットワーク・サービス・サーバがスイッチのルー
ティングテーブル及びパケットヘッダのタグのセットア
ップを行って成ることを特徴とし、スイッチにおけるル
ーティングがキャッシュされてフォワーディング処理が
シンプルに行える。
て、ネットワーク・サービス・サーバがスイッチのルー
ティングテーブル及びパケットヘッダのタグのセットア
ップを行って成ることを特徴とし、スイッチにおけるル
ーティングがキャッシュされてフォワーディング処理が
シンプルに行える。
【0035】
(実施形態1)図1に本実施形態システムのブロック図
を示す。複数のローカルスイッチ10 1 …が具備する複
数のポート(入力ポート201 …及び出力ポート211
…)には、それぞれデスクトップのパーソナルコンピュ
ータ等の複数のホスト端末11…が接続されている。ま
たメインルータ60の各ポート(図示せず)にはインタ
ーネットのバックボーンあるいはWAN(Wide Area Ne
twork )と、イントラネット・セグメントのメンバーで
あるローカルルータスイッチ30とが接続されている。
さらにローカルルータスイッチ30が有する複数のポー
トには、それぞれローカルスイッチ101 …並びにネッ
トワーク・サービス・サーバ50が接続されている。
を示す。複数のローカルスイッチ10 1 …が具備する複
数のポート(入力ポート201 …及び出力ポート211
…)には、それぞれデスクトップのパーソナルコンピュ
ータ等の複数のホスト端末11…が接続されている。ま
たメインルータ60の各ポート(図示せず)にはインタ
ーネットのバックボーンあるいはWAN(Wide Area Ne
twork )と、イントラネット・セグメントのメンバーで
あるローカルルータスイッチ30とが接続されている。
さらにローカルルータスイッチ30が有する複数のポー
トには、それぞれローカルスイッチ101 …並びにネッ
トワーク・サービス・サーバ50が接続されている。
【0036】各ローカルスイッチ101 …は同一の構成
を有し、通信プロトコル制御部11 1 …、テーブル管理
部121 …、管理エージェント131 …、接続/VLA
N設定テーブル141 …、資源割当テーブル151 …並
びにスイッチエンジン161…を備え、フォワーディン
グ及びマルチキャストをサポートする優先送出制御部1
71 …、ルックアップテーブルを管理してカットスルー
動作をサポートするルックアップテーブル部181 …、
バッファ部191 …、入力ポート201 …並びに出力ポ
ート211 …から上記スイッチエンジン161 …が構成
されている。
を有し、通信プロトコル制御部11 1 …、テーブル管理
部121 …、管理エージェント131 …、接続/VLA
N設定テーブル141 …、資源割当テーブル151 …並
びにスイッチエンジン161…を備え、フォワーディン
グ及びマルチキャストをサポートする優先送出制御部1
71 …、ルックアップテーブルを管理してカットスルー
動作をサポートするルックアップテーブル部181 …、
バッファ部191 …、入力ポート201 …並びに出力ポ
ート211 …から上記スイッチエンジン161 …が構成
されている。
【0037】各ホスト端末11 …は、通信プロトコル制
御部21 …、接続管理部31 …、資源管理部41 …及び
ポート51 …を備えている。なお、通信プロトコル制御
部2 1 …はTCP/IP、シグナリング、ルーティング
などの各種標準プロトコルを実行している。一方、ロー
カルルータスイッチ30は、通信プロトコル制御部3
1、テーブル管理部32、イントラネット管理部33、
管理エージェント34、接続/VLAN設定テーブル3
5、資源割当テーブル36、イントラネット管理テーブ
ル37及びスイッチエンジン38を備えている。また、
スイッチエンジン38は、フォワーディング及びマルチ
キャストをサポートする優先送出制御部39、入力ポー
ト44、バッファ部43、出力ポート45、ルックアッ
プテーブルを管理しカットスルー動作をサポートするル
ックアップテーブル部42、メインルータ60との間の
イントラネットパケットに対するフィルタ部40及びカ
プセル化/リアッセンブル化部41を備え、ローカルサ
イト内部のイントラネットのトラヒックがメインルータ
60で処理されないように制限している。
御部21 …、接続管理部31 …、資源管理部41 …及び
ポート51 …を備えている。なお、通信プロトコル制御
部2 1 …はTCP/IP、シグナリング、ルーティング
などの各種標準プロトコルを実行している。一方、ロー
カルルータスイッチ30は、通信プロトコル制御部3
1、テーブル管理部32、イントラネット管理部33、
管理エージェント34、接続/VLAN設定テーブル3
5、資源割当テーブル36、イントラネット管理テーブ
ル37及びスイッチエンジン38を備えている。また、
スイッチエンジン38は、フォワーディング及びマルチ
キャストをサポートする優先送出制御部39、入力ポー
ト44、バッファ部43、出力ポート45、ルックアッ
プテーブルを管理しカットスルー動作をサポートするル
ックアップテーブル部42、メインルータ60との間の
イントラネットパケットに対するフィルタ部40及びカ
プセル化/リアッセンブル化部41を備え、ローカルサ
イト内部のイントラネットのトラヒックがメインルータ
60で処理されないように制限している。
【0038】ローカルルータスイッチ30のイントラネ
ット管理部33は、図6に示すようなイントラネット管
理テーブル37にテーブル管理部32を経由してリモー
トサイトのイントラネット情報を接続/VLAN設定テ
ーブル35のL3/L2グループID(レイヤ3又はレ
イヤ2のバーチャルグループID)として格納してい
る。そして、ローカルルータスイッチ30のスイッチエ
ンジン38がトンネルゲートウェイとしてルックアップ
テーブル部42によりルックアップテーブルにL3/L
2グループIDと共にフォワーディングに必要な接続及
び資源情報をキャッシュするとともに、カプセル化/リ
アッセンブル化部41にてリモートサイトのイントラネ
ットとの通信パケットをトンネリング・プロトコルによ
ってカプセル化/リアッセンブル化し、上記フィルタ部
40を通してWAN(又はインターネット)経由でリモ
ートサイトとの間で交換することで通信が行われる。ネ
ットワーク・サービス・サーバ50は、管理マネージャ
部51、イントラネットサーバ管理部52、通信プロト
コル制御部53、接続管理部54、資源管理部55及び
ポート56を備えている。ここで、資源管理部55はホ
スト端末11…からの資源割当て要求に対するイントラ
ネットのポリシーの管理を行うものである。イントラネ
ットのポリシーとしては、ホスト端末11 …が勝手に資
源を占有するのではなく、イントラネットとしての優先
順位に応じた枠を設定し、ホスト端末11 …に割り当て
られる範囲及び権限を規定するようになっている。また
イントラネットサーバ管理部52は、イントラネット用
のWWWサーバの管理、セキュリティ管理、データーベ
ース管理などを行うものである。管理マネージャ部51
は、SNMP(Simple Network Management Protocol)
ベースのネットワーク管理マネージャであり、各ローカ
ルスイッチ101 …並びにローカルルータスイッチ30
の管理エージェント131 …,34がSNMPエージェ
ントであって、上記各スイッチ101 …,30内部のM
IB(Management Information Base )の状態を監視制
御するものである。また管理エージェント131 …,3
4は、スイッチ、ポートの状態等の属性を含む管理情報
を原則的に標準規格に準拠してSNMPプロトコルによ
って管理マネージャ部51に提供したり、管理マネージ
ャ部51からの設定をサポートする。
ット管理部33は、図6に示すようなイントラネット管
理テーブル37にテーブル管理部32を経由してリモー
トサイトのイントラネット情報を接続/VLAN設定テ
ーブル35のL3/L2グループID(レイヤ3又はレ
イヤ2のバーチャルグループID)として格納してい
る。そして、ローカルルータスイッチ30のスイッチエ
ンジン38がトンネルゲートウェイとしてルックアップ
テーブル部42によりルックアップテーブルにL3/L
2グループIDと共にフォワーディングに必要な接続及
び資源情報をキャッシュするとともに、カプセル化/リ
アッセンブル化部41にてリモートサイトのイントラネ
ットとの通信パケットをトンネリング・プロトコルによ
ってカプセル化/リアッセンブル化し、上記フィルタ部
40を通してWAN(又はインターネット)経由でリモ
ートサイトとの間で交換することで通信が行われる。ネ
ットワーク・サービス・サーバ50は、管理マネージャ
部51、イントラネットサーバ管理部52、通信プロト
コル制御部53、接続管理部54、資源管理部55及び
ポート56を備えている。ここで、資源管理部55はホ
スト端末11…からの資源割当て要求に対するイントラ
ネットのポリシーの管理を行うものである。イントラネ
ットのポリシーとしては、ホスト端末11 …が勝手に資
源を占有するのではなく、イントラネットとしての優先
順位に応じた枠を設定し、ホスト端末11 …に割り当て
られる範囲及び権限を規定するようになっている。また
イントラネットサーバ管理部52は、イントラネット用
のWWWサーバの管理、セキュリティ管理、データーベ
ース管理などを行うものである。管理マネージャ部51
は、SNMP(Simple Network Management Protocol)
ベースのネットワーク管理マネージャであり、各ローカ
ルスイッチ101 …並びにローカルルータスイッチ30
の管理エージェント131 …,34がSNMPエージェ
ントであって、上記各スイッチ101 …,30内部のM
IB(Management Information Base )の状態を監視制
御するものである。また管理エージェント131 …,3
4は、スイッチ、ポートの状態等の属性を含む管理情報
を原則的に標準規格に準拠してSNMPプロトコルによ
って管理マネージャ部51に提供したり、管理マネージ
ャ部51からの設定をサポートする。
【0039】ところで、従来エンドツーエンドにリアル
タイム通信、マルチキャスト通信などのサービス品質を
提供していた分散型のL3(レイヤ3)スイッチでは、
ホスト端末11 …からの資源要求に対してL3スイッチ
自体あるいはメインルータ60が資源を割り当ててい
た。そのため、上記L3スイッチが多段接続される場合
にはL3スイッチ間の資源割り当てプロトコルによって
ルート設定を行なうために、L3スイッチ及びメインル
ータ60の計算量が多くなり遅延時間が増えるという問
題があった。また、L3スイッチの資源を管理する資源
管理サーバが、資源要求を行う端末ホスト11 …と交渉
してL3スイッチのルート設定を行い、L3スイッチが
カットスルー動作を行う場合にあっては、上記資源管理
サーバのルート計算及び設定の計算量が多くなり資源管
理サーバがボトルネックになるという問題が有った。さ
らに、従来の分散型のL3スイッチでは、ネットワーク
管理者がすべてを管理統制し、個々のホスト端末11 …
の環境をカスタマイズさせることは困難であった。
タイム通信、マルチキャスト通信などのサービス品質を
提供していた分散型のL3(レイヤ3)スイッチでは、
ホスト端末11 …からの資源要求に対してL3スイッチ
自体あるいはメインルータ60が資源を割り当ててい
た。そのため、上記L3スイッチが多段接続される場合
にはL3スイッチ間の資源割り当てプロトコルによって
ルート設定を行なうために、L3スイッチ及びメインル
ータ60の計算量が多くなり遅延時間が増えるという問
題があった。また、L3スイッチの資源を管理する資源
管理サーバが、資源要求を行う端末ホスト11 …と交渉
してL3スイッチのルート設定を行い、L3スイッチが
カットスルー動作を行う場合にあっては、上記資源管理
サーバのルート計算及び設定の計算量が多くなり資源管
理サーバがボトルネックになるという問題が有った。さ
らに、従来の分散型のL3スイッチでは、ネットワーク
管理者がすべてを管理統制し、個々のホスト端末11 …
の環境をカスタマイズさせることは困難であった。
【0040】そこで本実施形態においては、図1に示す
様にホスト端末11 …の接続管理部31 …がローカルス
イッチ101 …内部のホスト端末11 …のアドレスに関
する接続/VLAN設定テーブル141 …を管理すると
ともに、ホスト端末11 …の資源管理部41 …がローカ
ルスイッチ101 …の資源割当テーブル151 …を管理
し、ホスト端末11 …で実行されるアプリケーションか
ら要求された接続チャンネル及びバーチャルグループ
(L3/L2グループID)を図2に示すような接続/
VLAN設定テーブル141 …に書き込むとともに、要
求されたサービス品質を図3に示すような資源割当テー
ブル151 …に書き込む。そして、ローカルスイッチ1
01 …のテーブル管理部121 …が、接続/VLAN接
点テーブル141 …並びに資源割当テーブル151 …の
内容をテーブル管理メッセージによって各ローカルスイ
ッチ101 …のテーブル管理部121 …との間で交換す
る。さらに、各ローカルスイッチ101 …のテーブル管
理部121 …が上記テーブル管理メッセージによって交
換された接続及び資源割当の更新情報を接続/VLAN
設定テーブル141 …及び資源割当テーブル151 …に
書き込み、ホスト端末11 …からの通信時に接続及び資
源割当の更新情報を各ローカルスイッチ101…のスイ
ッチエンジン161 …が具備するルックアップテーブル
にルックアップテーブル部18によって書き込むように
している。
様にホスト端末11 …の接続管理部31 …がローカルス
イッチ101 …内部のホスト端末11 …のアドレスに関
する接続/VLAN設定テーブル141 …を管理すると
ともに、ホスト端末11 …の資源管理部41 …がローカ
ルスイッチ101 …の資源割当テーブル151 …を管理
し、ホスト端末11 …で実行されるアプリケーションか
ら要求された接続チャンネル及びバーチャルグループ
(L3/L2グループID)を図2に示すような接続/
VLAN設定テーブル141 …に書き込むとともに、要
求されたサービス品質を図3に示すような資源割当テー
ブル151 …に書き込む。そして、ローカルスイッチ1
01 …のテーブル管理部121 …が、接続/VLAN接
点テーブル141 …並びに資源割当テーブル151 …の
内容をテーブル管理メッセージによって各ローカルスイ
ッチ101 …のテーブル管理部121 …との間で交換す
る。さらに、各ローカルスイッチ101 …のテーブル管
理部121 …が上記テーブル管理メッセージによって交
換された接続及び資源割当の更新情報を接続/VLAN
設定テーブル141 …及び資源割当テーブル151 …に
書き込み、ホスト端末11 …からの通信時に接続及び資
源割当の更新情報を各ローカルスイッチ101…のスイ
ッチエンジン161 …が具備するルックアップテーブル
にルックアップテーブル部18によって書き込むように
している。
【0041】このように、ホスト端末11 …とローカル
スイッチ101 …との最初のメッセージ交換でホスト端
末11 …が接続されている入力ポート201 …及び出力
ポート211 …のポート番号、物理アドレス、プロトコ
ルアドレスなどの接続及び資源割当の情報が接続/VL
AN設定テーブル141 …及び資源割当テーブル15 1
…に設定されようにしたので、各ローカルスイッチ10
1 …ではホスト端末1 1 …が接続されるポートに関する
アドレス学習を省略することができる。
スイッチ101 …との最初のメッセージ交換でホスト端
末11 …が接続されている入力ポート201 …及び出力
ポート211 …のポート番号、物理アドレス、プロトコ
ルアドレスなどの接続及び資源割当の情報が接続/VL
AN設定テーブル141 …及び資源割当テーブル15 1
…に設定されようにしたので、各ローカルスイッチ10
1 …ではホスト端末1 1 …が接続されるポートに関する
アドレス学習を省略することができる。
【0042】すなわち、アドレス学習のために必要なア
ドレス照合は多くの登録されたアドレスに対して高速に
行なう必要があるため、従来では高価なアドレス照合回
路とアドレス記憶用のメモリとを各ローカルスイッチに
具備しなければならなかった。それに対して本実施形態
によれば、ホスト端末11 …によってアドレスの情報
(何れのスイッチ101 …,30の何れのポートにどの
ホスト端末11 …が接続されているかという情報)が各
ローカルスイッチ101 …に与えられるとともに各ロー
カルスイッチ101 …並びにローカルルータスイッチ3
0の間で上記アドレス情報が交換されるため、宛先アド
レスに関しては各ローカルスイッチ101…で接続/V
LAN設定テーブル141 …又はカットスルー動作をサ
ポートするルックアップテーブルを参照するだけで済
み、上記のような高価なアドレス照合回路やメモリが不
要になる。
ドレス照合は多くの登録されたアドレスに対して高速に
行なう必要があるため、従来では高価なアドレス照合回
路とアドレス記憶用のメモリとを各ローカルスイッチに
具備しなければならなかった。それに対して本実施形態
によれば、ホスト端末11 …によってアドレスの情報
(何れのスイッチ101 …,30の何れのポートにどの
ホスト端末11 …が接続されているかという情報)が各
ローカルスイッチ101 …に与えられるとともに各ロー
カルスイッチ101 …並びにローカルルータスイッチ3
0の間で上記アドレス情報が交換されるため、宛先アド
レスに関しては各ローカルスイッチ101…で接続/V
LAN設定テーブル141 …又はカットスルー動作をサ
ポートするルックアップテーブルを参照するだけで済
み、上記のような高価なアドレス照合回路やメモリが不
要になる。
【0043】なお、図4はローカルスイッチ101 …が
ATM方式の場合の資源割当テーブルの構成例である。
また図2〜図6のスイッチポート番号、物理アドレス、
プロトコルアドレス並びにATMアドレスはVLANが
送信側/受信側のアドレスのペアで定義できるように、
発信元及び宛先それぞれが設定可能としてある。上記テ
ーブル管理部121 …は、ローカルスイッチ101 …の
ネットワークアドレス及び物理アドレスを保持してお
り、スイッチ−ホスト端末間通信メッセージ及びスイッ
チースイッチ間通信メッセージとしてのテーブル管理メ
ッセージによって、接続/VLAN設定テーブル141
…並びに資源割当テーブル151 …の更新情報をホスト
端末11 …及び他のローカルスイッチ101 …のテーブ
ル管理部121 …相互の間で交換する。このテーブル管
理メッセージの優先順位を最も高く設定することによ
り、L3/L2グループID若しくはネットワークアド
レスのサブネットがローカルルータスイッチ30の構内
側すなわちイントラネットに留めるようにしてある。但
し、インターネット経由でリモートサイトのイントラネ
ットに上記テーブル管理メッセージを送る必要がある場
合には、ローカルルータスイッチ30で上記テーブル管
理メッセージカプセル化してインターネットをトンネリ
ングさせればよい。
ATM方式の場合の資源割当テーブルの構成例である。
また図2〜図6のスイッチポート番号、物理アドレス、
プロトコルアドレス並びにATMアドレスはVLANが
送信側/受信側のアドレスのペアで定義できるように、
発信元及び宛先それぞれが設定可能としてある。上記テ
ーブル管理部121 …は、ローカルスイッチ101 …の
ネットワークアドレス及び物理アドレスを保持してお
り、スイッチ−ホスト端末間通信メッセージ及びスイッ
チースイッチ間通信メッセージとしてのテーブル管理メ
ッセージによって、接続/VLAN設定テーブル141
…並びに資源割当テーブル151 …の更新情報をホスト
端末11 …及び他のローカルスイッチ101 …のテーブ
ル管理部121 …相互の間で交換する。このテーブル管
理メッセージの優先順位を最も高く設定することによ
り、L3/L2グループID若しくはネットワークアド
レスのサブネットがローカルルータスイッチ30の構内
側すなわちイントラネットに留めるようにしてある。但
し、インターネット経由でリモートサイトのイントラネ
ットに上記テーブル管理メッセージを送る必要がある場
合には、ローカルルータスイッチ30で上記テーブル管
理メッセージカプセル化してインターネットをトンネリ
ングさせればよい。
【0044】ローカルスイッチ101 …及びローカルル
ータスイッチ30のスイッチエンジン161 …,38が
具備するバッファ部191 …,43には、入力ポート2
01…,44よりホスト端末11 …あるいは隣接するロ
ーカルスイッチ101 …から受信したパケットが一旦記
憶される。そして、ローカルスイッチ101 …及びロー
カルルータスイッチ30のスイッチエンジン16,38
が具備する優先送出制御部171 …,39がルックアッ
プテーブルを参照してバッファ部191 …,43から読
み出したパケットを出力ポート211 …,45から送信
する。図5に示すようにルックアップテーブルではフロ
ー処理及び優先処理が管理される。ここで、連続的なフ
ローをカットスルーする場合には、ルックアップテーブ
ル部18 1 …,42が上記ルックアップテーブルのフロ
ーIDを照合してフロー処理送信キューの待ち行列より
該当送信ポートから連続的にパケットを送信することに
より、スループットを高めるようにしている。またリア
ルタイム性が高く連続的ではないパケットの場合には、
ルックアップテーブル部181 …,42が上記ルックア
ップテーブルのユーザー優先度に応じた優先処理送信キ
ューの待ち行列より、該当送信ポートから資源割当テー
ブル151 …,36(図3参照)に設定された許容遅延
時間以内に優先的に送信される。なお、その他の通常の
パケットは輻輳状態でない場合には接続/VLAN設定
テーブル141 …,35によって設定されたデフォルト
の遅延時間内に送信の通常処理が行われ、輻輳状態では
優先順位の低いパケットが破棄される。また、同一の出
力ポート211 …,45に対してフロー処理よりもユー
ザー優先度に応じた優先処理の優先度を高く設定する事
が可能で、この場合には通常処理の優先度が優先処理及
びフロー処理よりも低くくなる。
ータスイッチ30のスイッチエンジン161 …,38が
具備するバッファ部191 …,43には、入力ポート2
01…,44よりホスト端末11 …あるいは隣接するロ
ーカルスイッチ101 …から受信したパケットが一旦記
憶される。そして、ローカルスイッチ101 …及びロー
カルルータスイッチ30のスイッチエンジン16,38
が具備する優先送出制御部171 …,39がルックアッ
プテーブルを参照してバッファ部191 …,43から読
み出したパケットを出力ポート211 …,45から送信
する。図5に示すようにルックアップテーブルではフロ
ー処理及び優先処理が管理される。ここで、連続的なフ
ローをカットスルーする場合には、ルックアップテーブ
ル部18 1 …,42が上記ルックアップテーブルのフロ
ーIDを照合してフロー処理送信キューの待ち行列より
該当送信ポートから連続的にパケットを送信することに
より、スループットを高めるようにしている。またリア
ルタイム性が高く連続的ではないパケットの場合には、
ルックアップテーブル部181 …,42が上記ルックア
ップテーブルのユーザー優先度に応じた優先処理送信キ
ューの待ち行列より、該当送信ポートから資源割当テー
ブル151 …,36(図3参照)に設定された許容遅延
時間以内に優先的に送信される。なお、その他の通常の
パケットは輻輳状態でない場合には接続/VLAN設定
テーブル141 …,35によって設定されたデフォルト
の遅延時間内に送信の通常処理が行われ、輻輳状態では
優先順位の低いパケットが破棄される。また、同一の出
力ポート211 …,45に対してフロー処理よりもユー
ザー優先度に応じた優先処理の優先度を高く設定する事
が可能で、この場合には通常処理の優先度が優先処理及
びフロー処理よりも低くくなる。
【0045】一般にRSVP(Resource Reservation P
rotocol )などの資源予約プロトコルに関しては、ホス
ト端末11 …のWinSock2.0を代表とするよう
なプロトコルスタックが資源要求を行い、資源割当及び
ルート計算をメインルータ60が行うとともに、各ロー
カルスイッチ101 …のルックアップテーブルの設定も
メインルータ60が行うようになっている。インターネ
ットで使用される資源予約プロトコルに関しては、目下
のところユーザの端末が勝手に帯城予約を行うと不都合
が生じるので、インターネットのサービス・プロバイダ
の管理者側から割り当てる方式が検討されている。そし
て、イントラネットに関しても、一般にインターネット
と共通の資源予約プロトコルが適用される。
rotocol )などの資源予約プロトコルに関しては、ホス
ト端末11 …のWinSock2.0を代表とするよう
なプロトコルスタックが資源要求を行い、資源割当及び
ルート計算をメインルータ60が行うとともに、各ロー
カルスイッチ101 …のルックアップテーブルの設定も
メインルータ60が行うようになっている。インターネ
ットで使用される資源予約プロトコルに関しては、目下
のところユーザの端末が勝手に帯城予約を行うと不都合
が生じるので、インターネットのサービス・プロバイダ
の管理者側から割り当てる方式が検討されている。そし
て、イントラネットに関しても、一般にインターネット
と共通の資源予約プロトコルが適用される。
【0046】そこで、本実施形態においても業界標準の
通信プロトコル及びフレームフォーマットに準拠した上
で、ネットワーク・サービス・サーバの資源管理部55
によるイントラネットのポリシーにしたがって、与えら
れた権限の範囲で各ローカルスイッチ101 …の資源割
当テーブル151 …に優先順位、割り当てられるCoS
(QoS)を設定するようにしてある。
通信プロトコル及びフレームフォーマットに準拠した上
で、ネットワーク・サービス・サーバの資源管理部55
によるイントラネットのポリシーにしたがって、与えら
れた権限の範囲で各ローカルスイッチ101 …の資源割
当テーブル151 …に優先順位、割り当てられるCoS
(QoS)を設定するようにしてある。
【0047】上述のように基本的にイントラネットでも
インターネットと同じプロトコルを使用するが、イント
ラネットとインターネットにそれぞれ異なったアドレス
を設定し、インターネットからイントラネットへの不正
アクセスに対するセキュリティを持たせたり、イントラ
ネット用のグループウェア・ソフトウェアのそれぞれに
付加価値を付けるようなファイヤウォールによる拡張機
能が追加されることがある。
インターネットと同じプロトコルを使用するが、イント
ラネットとインターネットにそれぞれ異なったアドレス
を設定し、インターネットからイントラネットへの不正
アクセスに対するセキュリティを持たせたり、イントラ
ネット用のグループウェア・ソフトウェアのそれぞれに
付加価値を付けるようなファイヤウォールによる拡張機
能が追加されることがある。
【0048】本実施形態では、ローカルスイッチ101
…のテーブル管理部121 …とホスト端末11 …との間
で行われるスイッチ−ホスト端末間通信メッセージのテ
ーブル管理メッセージによって、ホスト端末11 …の接
続管理部31 …がホスト端末11 …のアドレス情報をロ
ーカルスイッチ101 …の接続/VLAN設定テーブル
141 …に書き込むとともに、ホスト端末11 …の資源
管理部41 …がホスト端末11 …の資源要求情報をロー
カルスイッチ101 …の資源割当テーブル15 1 …に書
き込むことにより、ローカルスイッチ101 …のテーブ
ル管理部121…が他のローカルスイッチ101 …のテ
ーブル管理部121 …との間で上記ホスト端末11 …及
びその接続先のアドレス情報及び資源割当情報をテーブ
ル管理メッセージに乗せてスイッチースイッチ間通信メ
ッセージで交換し、この結果を接続/VLAN設定テー
ブル141 …及び資源割当テーブル151 …の変更メッ
セージとしてホスト端末11 …にリプライする。そし
て、ホスト端末11 …が通信要件を満たすことを確認し
て接続/VLAN設定テーブル141 …及び資源割当テ
ーブル151 …の情報を更新し、ローカルスイッチ10
1 …のテーブル管理部121 …を経由して、上記結果を
ローカルスイッチ101 …のスイッチエンジン161 …
が具備するルックアップテーブルに書き込むことによ
り、ホスト端末1 1 …に関するパケットのフォワーディ
ングが行われる。
…のテーブル管理部121 …とホスト端末11 …との間
で行われるスイッチ−ホスト端末間通信メッセージのテ
ーブル管理メッセージによって、ホスト端末11 …の接
続管理部31 …がホスト端末11 …のアドレス情報をロ
ーカルスイッチ101 …の接続/VLAN設定テーブル
141 …に書き込むとともに、ホスト端末11 …の資源
管理部41 …がホスト端末11 …の資源要求情報をロー
カルスイッチ101 …の資源割当テーブル15 1 …に書
き込むことにより、ローカルスイッチ101 …のテーブ
ル管理部121…が他のローカルスイッチ101 …のテ
ーブル管理部121 …との間で上記ホスト端末11 …及
びその接続先のアドレス情報及び資源割当情報をテーブ
ル管理メッセージに乗せてスイッチースイッチ間通信メ
ッセージで交換し、この結果を接続/VLAN設定テー
ブル141 …及び資源割当テーブル151 …の変更メッ
セージとしてホスト端末11 …にリプライする。そし
て、ホスト端末11 …が通信要件を満たすことを確認し
て接続/VLAN設定テーブル141 …及び資源割当テ
ーブル151 …の情報を更新し、ローカルスイッチ10
1 …のテーブル管理部121 …を経由して、上記結果を
ローカルスイッチ101 …のスイッチエンジン161 …
が具備するルックアップテーブルに書き込むことによ
り、ホスト端末1 1 …に関するパケットのフォワーディ
ングが行われる。
【0049】一方、ホスト端末11 …は通信要件に対し
て接続先のアドレス情報及び資源割当情報が現在の接続
条件を受け入れるか判断し、不足すると判断した場合に
は更にローカルスイッチ101 …との間でテーブル管理
メッセージを交換することによって接続先のアドレス情
報及び資源割当情報をローカルスイッチ101 …の接続
/VLAN設定テーブル141 …及び資源割当テーブル
151 …に書き込んで更新する。
て接続先のアドレス情報及び資源割当情報が現在の接続
条件を受け入れるか判断し、不足すると判断した場合に
は更にローカルスイッチ101 …との間でテーブル管理
メッセージを交換することによって接続先のアドレス情
報及び資源割当情報をローカルスイッチ101 …の接続
/VLAN設定テーブル141 …及び資源割当テーブル
151 …に書き込んで更新する。
【0050】各ローカルスイッチ101 …のテーブル管
理部121 …はホスト端末11 …の接続先のアドレス情
報及び資源割当情報が接続/VLAN設定テーブル14
1 …及び資源割当テーブル151 …に不足する場合に
は、ローカルルータスイッチ30及びローカルスイッチ
101 …間のスイッチ−スイッチ間メッセージ通信によ
って各ローカルスイッチ101 …のテーブル管理部12
1 …が互いにテーブル管理メッセージを交換することに
よって、ホスト端末11 …の接続先のアドレス情報及び
資源割当情報を接続/VLAN設定テーブル141 …及
び資源割当テーブル151 …に書き込む。
理部121 …はホスト端末11 …の接続先のアドレス情
報及び資源割当情報が接続/VLAN設定テーブル14
1 …及び資源割当テーブル151 …に不足する場合に
は、ローカルルータスイッチ30及びローカルスイッチ
101 …間のスイッチ−スイッチ間メッセージ通信によ
って各ローカルスイッチ101 …のテーブル管理部12
1 …が互いにテーブル管理メッセージを交換することに
よって、ホスト端末11 …の接続先のアドレス情報及び
資源割当情報を接続/VLAN設定テーブル141 …及
び資源割当テーブル151 …に書き込む。
【0051】このようにホスト端末11 …が通信を始め
る場合には、ホスト端末11 …の接続されているローカ
ルスイッチ101 …の接続/VLAN設定テーブル14
1 …及び資源割当テーブル151 …に送信元のホスト端
末11 …のアドレス情報及び資源要求情報並びに送信先
のアドレス情報及び資源割当情報がそれぞれ書き込ま
れ、ローカルスイッチ101 …のテーブル管理部121
…が相互にテーブル管理メッセージを交換することによ
って、ローカルスイッチ101 …におけるアドレス学習
が省略でき、ローカルスイッチ101 …におけるパケッ
ト転送の処理をシンプルにすることができるものであ
る。なお、ローカルスイッチ101 …とローカルルータ
スイッチ30との間に、パケットを中継する1乃至複数
の中間のローカルスイッチが接続されている場合にも、
各ローカルスイッチ間で上記テーブル管理メッセージを
交換することにより、中間を含めた全てのローカルスイ
ッチ101 …でアドレス学習の省略が可能になることは
明らかである。
る場合には、ホスト端末11 …の接続されているローカ
ルスイッチ101 …の接続/VLAN設定テーブル14
1 …及び資源割当テーブル151 …に送信元のホスト端
末11 …のアドレス情報及び資源要求情報並びに送信先
のアドレス情報及び資源割当情報がそれぞれ書き込ま
れ、ローカルスイッチ101 …のテーブル管理部121
…が相互にテーブル管理メッセージを交換することによ
って、ローカルスイッチ101 …におけるアドレス学習
が省略でき、ローカルスイッチ101 …におけるパケッ
ト転送の処理をシンプルにすることができるものであ
る。なお、ローカルスイッチ101 …とローカルルータ
スイッチ30との間に、パケットを中継する1乃至複数
の中間のローカルスイッチが接続されている場合にも、
各ローカルスイッチ間で上記テーブル管理メッセージを
交換することにより、中間を含めた全てのローカルスイ
ッチ101 …でアドレス学習の省略が可能になることは
明らかである。
【0052】さらに本実施形態では、イントラネット上
のローカルな限られた場所で多量のトラヒックが集中す
る中で、広帯域あるいは短い応答時間等のサービス品質
(CoS)を実現する時に、ローカルスイッチ101 …
及びローカルルータスイッチ30のイントラネットの接
続及び資源割当てをホスト端末11 …から直接制御する
とともに、インターネットのトラヒックを標準規格に準
拠するメインルータ60で処理するようにに振り分ける
ことによって、ホスト端末11 …とローカルスイッチ1
01 …及びローカルルータスイッチ30との間で独自の
テーブル管理メッセージを交換し、論理的/物理的なネ
ットワーク接続及び資源割当のカスタマイズをサポート
することが可能となる。しかも、ローカルスイッチ10
1 …におけるホスト端末11 …のアドレス学習を省略し
て処理がシンプルになることと相まって、ローカルスイ
ッチ101 …の処理効率が高くなり、割り当てられた資
源を使ってホスト端末11 …のアドレスに対してエンド
ツーエンドにリアルタイム通信、マルチキャスト通信な
どのサービス品質を提供することができる。
のローカルな限られた場所で多量のトラヒックが集中す
る中で、広帯域あるいは短い応答時間等のサービス品質
(CoS)を実現する時に、ローカルスイッチ101 …
及びローカルルータスイッチ30のイントラネットの接
続及び資源割当てをホスト端末11 …から直接制御する
とともに、インターネットのトラヒックを標準規格に準
拠するメインルータ60で処理するようにに振り分ける
ことによって、ホスト端末11 …とローカルスイッチ1
01 …及びローカルルータスイッチ30との間で独自の
テーブル管理メッセージを交換し、論理的/物理的なネ
ットワーク接続及び資源割当のカスタマイズをサポート
することが可能となる。しかも、ローカルスイッチ10
1 …におけるホスト端末11 …のアドレス学習を省略し
て処理がシンプルになることと相まって、ローカルスイ
ッチ101 …の処理効率が高くなり、割り当てられた資
源を使ってホスト端末11 …のアドレスに対してエンド
ツーエンドにリアルタイム通信、マルチキャスト通信な
どのサービス品質を提供することができる。
【0053】(実施形態2)図7は本実施形態システム
のブロック図を示しており、基本的な構成は実施形態1
と共通であるので共通する部分については同一の符号を
付して説明は省略する。本実施形態では、各ローカルス
イッチ101 …の入力ポート201 …並びに出力ポート
211 …に実施形態1におけるホスト端末11 …とは別
のホスト端末1 1 ’…、すなわちローカルスイッチ10
1 …の接続/VLAN設定テーブル14 1 …にアドレス
情報を書き込む接続管理部31 …並びに資源割当テーブ
ル151…に資源割当情報を書き込む資源管理部41 …
を具備しないホスト端末(以下、このようなホスト端末
11 ’…を実施形態1のホスト端末11 …と区別して
「既存ホスト端末」と呼ぶ。)が接続されるとともに、
このような既存ホスト端末1 1 ’…に代わってホスト端
末11 …の接続管理部31 …や資源管理部41 …の機能
を実現する既存ホスト端末エージェント221 …が各ロ
ーカルスイッチ101…に設けてあり、この点に本実施
形態の特徴がある。
のブロック図を示しており、基本的な構成は実施形態1
と共通であるので共通する部分については同一の符号を
付して説明は省略する。本実施形態では、各ローカルス
イッチ101 …の入力ポート201 …並びに出力ポート
211 …に実施形態1におけるホスト端末11 …とは別
のホスト端末1 1 ’…、すなわちローカルスイッチ10
1 …の接続/VLAN設定テーブル14 1 …にアドレス
情報を書き込む接続管理部31 …並びに資源割当テーブ
ル151…に資源割当情報を書き込む資源管理部41 …
を具備しないホスト端末(以下、このようなホスト端末
11 ’…を実施形態1のホスト端末11 …と区別して
「既存ホスト端末」と呼ぶ。)が接続されるとともに、
このような既存ホスト端末1 1 ’…に代わってホスト端
末11 …の接続管理部31 …や資源管理部41 …の機能
を実現する既存ホスト端末エージェント221 …が各ロ
ーカルスイッチ101…に設けてあり、この点に本実施
形態の特徴がある。
【0054】既存ホスト端末11 ’…は標準的なネット
ワーク・インタフェース(NIC)を内蔵している。上
記ネットワーク・インタフェースには、ホスト端末11
…のポート及び通信プロトコル制御部21 …に相当する
ポート51 ’…並びに通信プロトコル制御部21 ’…が
含まれている。なお、本実施形態では既存ホスト端末1
1 ’…がローカルスイッチ101 …のみに接続される構
成としているためにローカルルータスイッチ30が既存
ホスト端末エージェントを具備しない構成としている
が、ローカルルータスイッチ30で既存ホスト端末
11 ’…の接続をサポートする場合にはローカルルータ
スイッチ30に既存ホスト端末エージェントを組み込む
ことは勿論可能である。
ワーク・インタフェース(NIC)を内蔵している。上
記ネットワーク・インタフェースには、ホスト端末11
…のポート及び通信プロトコル制御部21 …に相当する
ポート51 ’…並びに通信プロトコル制御部21 ’…が
含まれている。なお、本実施形態では既存ホスト端末1
1 ’…がローカルスイッチ101 …のみに接続される構
成としているためにローカルルータスイッチ30が既存
ホスト端末エージェントを具備しない構成としている
が、ローカルルータスイッチ30で既存ホスト端末
11 ’…の接続をサポートする場合にはローカルルータ
スイッチ30に既存ホスト端末エージェントを組み込む
ことは勿論可能である。
【0055】本実施形態においては、ローカルスイッチ
101 …の既存ホスト端末エージェント221 …が既存
ホスト端末11 ’…のアドレスに関する接続/VLAN
設定テーブル141 …及び資源割当テーブル151 …を
管理し、例えばRSVPなどの資源予約プロトコルをサ
ポートするホストとしてのルータに対して、既存ホスト
端末11 ’…のアプリケーションから要求する接続チャ
ンネル及びバーチャルグループ(L3/L2グループI
D)をローカルスイッチ101 …の接続/VLAN設定
テーブル141 …に書き込むとともに、サービス品質を
ローカルスイッチ101 …のL3/L2資源割当テーブ
ルに書き込む。そして、上記書込内容をローカルスイッ
チ101 …間のテーブル管理メッセージによって各ロー
カルスイッチ101 …のテーブル管理部121 …の間で
交換するとともに接続及び資源割当の更新情報を各ロー
カルスイッチ101 …の接続/VLAN設定テーブル1
4 1 …及び資源割当テーブル151 …に書き込み、既存
ホスト端末11 ’…からの通信時に接続及び資源割当の
更新情報をスイッチエンジン161 …のルックアップテ
ーブルに書き込む。このようにローカルスイッチ101
…の既存ホスト端末エージェント221 …が既存ホスト
端末11 ’…の接続及び資源割当の更新情報を予めロー
カルスイッチ101 …に設定するようにしているので、
ローカルスイッチ101 …は直接接続されている既存ホ
スト端末11 ’…に関する資源予約プロトコル(RSV
Pなど)をサポートしているホストルータの代理として
動作し、その結果ローカルスイッチ101 …におけるア
ドレス学習が直接接続されている既存ホスト端末11 ’
…に限定され、ローカルスイッチ101 …における処理
をシンプルにすることができる。
101 …の既存ホスト端末エージェント221 …が既存
ホスト端末11 ’…のアドレスに関する接続/VLAN
設定テーブル141 …及び資源割当テーブル151 …を
管理し、例えばRSVPなどの資源予約プロトコルをサ
ポートするホストとしてのルータに対して、既存ホスト
端末11 ’…のアプリケーションから要求する接続チャ
ンネル及びバーチャルグループ(L3/L2グループI
D)をローカルスイッチ101 …の接続/VLAN設定
テーブル141 …に書き込むとともに、サービス品質を
ローカルスイッチ101 …のL3/L2資源割当テーブ
ルに書き込む。そして、上記書込内容をローカルスイッ
チ101 …間のテーブル管理メッセージによって各ロー
カルスイッチ101 …のテーブル管理部121 …の間で
交換するとともに接続及び資源割当の更新情報を各ロー
カルスイッチ101 …の接続/VLAN設定テーブル1
4 1 …及び資源割当テーブル151 …に書き込み、既存
ホスト端末11 ’…からの通信時に接続及び資源割当の
更新情報をスイッチエンジン161 …のルックアップテ
ーブルに書き込む。このようにローカルスイッチ101
…の既存ホスト端末エージェント221 …が既存ホスト
端末11 ’…の接続及び資源割当の更新情報を予めロー
カルスイッチ101 …に設定するようにしているので、
ローカルスイッチ101 …は直接接続されている既存ホ
スト端末11 ’…に関する資源予約プロトコル(RSV
Pなど)をサポートしているホストルータの代理として
動作し、その結果ローカルスイッチ101 …におけるア
ドレス学習が直接接続されている既存ホスト端末11 ’
…に限定され、ローカルスイッチ101 …における処理
をシンプルにすることができる。
【0056】(実施形態3)図8は本実施形態システム
のブロック図を示しており、基本的な構成は実施形態1
及び2と共通であるので共通する部分については同一の
符号を付して説明は省略する。本実施形態では、各ホス
ト端末11 …、ローカルルータスイッチ30並びにネッ
トワーク・サービス・サーバ50にそれぞれ協調制御部
61 …,46,57を設けるとともに、各ローカルスイ
ッチ101 …に既存ホスト端末協調エージェント231
…が設けてあり、この点に本実施形態の特徴がある。
のブロック図を示しており、基本的な構成は実施形態1
及び2と共通であるので共通する部分については同一の
符号を付して説明は省略する。本実施形態では、各ホス
ト端末11 …、ローカルルータスイッチ30並びにネッ
トワーク・サービス・サーバ50にそれぞれ協調制御部
61 …,46,57を設けるとともに、各ローカルスイ
ッチ101 …に既存ホスト端末協調エージェント231
…が設けてあり、この点に本実施形態の特徴がある。
【0057】而して、実施形態2と同様にホスト端末1
1 …の接続管理部31 …及び資源管理部41 …並びにロ
ーカルスイッチ101 …の既存ホスト端末協調エージェ
ント231 …が、ホスト端末11 …並びに既存ホスト端
末11 ’…のアドレス情報及びホスト端末11 …若しく
は既存ホスト端末11 ’…のアプリケーションから要求
される接続チャンネル及びバーチャルグループ(L3/
L2グループID)をローカルスイッチ101 …の接続
/VLAN設定テーブル141 …に書き込むとともに、
リアルタイム通信、マルチキャスト通信などのサービス
品質の資源要求情報を資源割当テーブル151 …の設定
領域に設定する。
1 …の接続管理部31 …及び資源管理部41 …並びにロ
ーカルスイッチ101 …の既存ホスト端末協調エージェ
ント231 …が、ホスト端末11 …並びに既存ホスト端
末11 ’…のアドレス情報及びホスト端末11 …若しく
は既存ホスト端末11 ’…のアプリケーションから要求
される接続チャンネル及びバーチャルグループ(L3/
L2グループID)をローカルスイッチ101 …の接続
/VLAN設定テーブル141 …に書き込むとともに、
リアルタイム通信、マルチキャスト通信などのサービス
品質の資源要求情報を資源割当テーブル151 …の設定
領域に設定する。
【0058】一方、図9は本実施形態における協調制御
部61 …,46,57並びに既存ホスト端末協調エージ
ェント231 …の動作モデルを示している。これらの協
調制御部61 …,46,57並びに既存ホスト端末協調
エージェント231 …は、ネットワーク環境に対して予
め設定された拘束条件および競合検出/交渉/プラン修
正/学習のルールに従って各ローカルスイッチ101 …
の資源割当の状態を自律的に観察し、最適な接続/資源
割当の条件を学習している。そして、各ローカルスイッ
チ101 …のテーブル管理部121 …が協調制御部23
1 …を介して相互にテーブル管理メッセージを交換する
ことにより、自動設定された送信先のアドレス情報及び
資源割当情報をローカルスイッチ101 …の接続/VL
AN設定テーブル141 …及び資源割当テーブル151
…に書き込み、ホスト端末11 …あるいは既存ホスト端
末11 ’…からの通信時に接続及び資源割当の更新情報
をスイッチエンジン161 …のルックアップテーブルに
書き込むことにより、ホスト端末11 …及び既存ホスト
端末11 ’…に対するカスタマイズされた条件下でのネ
ットワーク・サービス品質を協調制御部61 …,46,
57並びに既存ホスト端末協調エージェント231 …が
自律的に割り当てて提供できるようになっている。その
結果、ホスト端末11 …が移動されるような場合であっ
ても、ホスト端末11 …あるいは既存ホスト端末協調エ
ージェント231 …によってローカルスイッチ201 …
におけるアドレス学習が省略でき、その処理もシンプル
にすることができる。
部61 …,46,57並びに既存ホスト端末協調エージ
ェント231 …の動作モデルを示している。これらの協
調制御部61 …,46,57並びに既存ホスト端末協調
エージェント231 …は、ネットワーク環境に対して予
め設定された拘束条件および競合検出/交渉/プラン修
正/学習のルールに従って各ローカルスイッチ101 …
の資源割当の状態を自律的に観察し、最適な接続/資源
割当の条件を学習している。そして、各ローカルスイッ
チ101 …のテーブル管理部121 …が協調制御部23
1 …を介して相互にテーブル管理メッセージを交換する
ことにより、自動設定された送信先のアドレス情報及び
資源割当情報をローカルスイッチ101 …の接続/VL
AN設定テーブル141 …及び資源割当テーブル151
…に書き込み、ホスト端末11 …あるいは既存ホスト端
末11 ’…からの通信時に接続及び資源割当の更新情報
をスイッチエンジン161 …のルックアップテーブルに
書き込むことにより、ホスト端末11 …及び既存ホスト
端末11 ’…に対するカスタマイズされた条件下でのネ
ットワーク・サービス品質を協調制御部61 …,46,
57並びに既存ホスト端末協調エージェント231 …が
自律的に割り当てて提供できるようになっている。その
結果、ホスト端末11 …が移動されるような場合であっ
ても、ホスト端末11 …あるいは既存ホスト端末協調エ
ージェント231 …によってローカルスイッチ201 …
におけるアドレス学習が省略でき、その処理もシンプル
にすることができる。
【0059】さらに本実施形態では、上述のように協調
制御部61 …,46,57並びに既存ホスト端末協調エ
ージェント231 …にて互いの協調問題を解決して資源
を割り当てるようにしているため、ホスト端末11 …が
ユーザ用に提供されたローカルスイッチ101 …のセッ
トアップ、ルーティング/ブリッジング及びVLAN管
理の接続/VLAN設定テーブル及び資源割当テーブル
の書き込みを行い、ユーザがLLC(Logical Link Con
trol)や上位プロトコルなどの多様なフィルタリング及
びセキュリティ、データ圧縮/暗号化をカスタマイズで
きる一方で、ネットワーク管理者が、予め設定された拘
束条件および競合検出/交渉/プラン修正/学習のルー
ルに共通のポリシーベースの設定を含めた管理ができる
という利点がある。
制御部61 …,46,57並びに既存ホスト端末協調エ
ージェント231 …にて互いの協調問題を解決して資源
を割り当てるようにしているため、ホスト端末11 …が
ユーザ用に提供されたローカルスイッチ101 …のセッ
トアップ、ルーティング/ブリッジング及びVLAN管
理の接続/VLAN設定テーブル及び資源割当テーブル
の書き込みを行い、ユーザがLLC(Logical Link Con
trol)や上位プロトコルなどの多様なフィルタリング及
びセキュリティ、データ圧縮/暗号化をカスタマイズで
きる一方で、ネットワーク管理者が、予め設定された拘
束条件および競合検出/交渉/プラン修正/学習のルー
ルに共通のポリシーベースの設定を含めた管理ができる
という利点がある。
【0060】ところで上記実施形態1〜3において、各
ローカルスイッチ101 …が具備する資源割当テーブル
151 …のQoSクラスあるいはAAL(ATM Adaptati
on Layer)クラスに、ベストエフォートの帯域を提供す
るダイナミックな接続チャンネルと、優先順位が高く且
つより大きな帯域が保証されるスタティックな接続チャ
ンネルとを用意し、ローカルスイッチ101 …間のデフ
ォルトのマルチキャストセグメントの中で、スタティッ
ク(静的)な接続チャンネルに必要なものが固定的に割
り当てられ、他のマルチキャストセグメントがダイナミ
ック(動的)な接続チャンネルにデマンドに応じて割り
当てられるようにすれば、ホスト端末1 1 …及び既存ホ
スト端末11 ’…に対するカスタマイズされた条件下で
のネットワーク・サービス品質を提供することができ
る。
ローカルスイッチ101 …が具備する資源割当テーブル
151 …のQoSクラスあるいはAAL(ATM Adaptati
on Layer)クラスに、ベストエフォートの帯域を提供す
るダイナミックな接続チャンネルと、優先順位が高く且
つより大きな帯域が保証されるスタティックな接続チャ
ンネルとを用意し、ローカルスイッチ101 …間のデフ
ォルトのマルチキャストセグメントの中で、スタティッ
ク(静的)な接続チャンネルに必要なものが固定的に割
り当てられ、他のマルチキャストセグメントがダイナミ
ック(動的)な接続チャンネルにデマンドに応じて割り
当てられるようにすれば、ホスト端末1 1 …及び既存ホ
スト端末11 ’…に対するカスタマイズされた条件下で
のネットワーク・サービス品質を提供することができ
る。
【0061】また、ホスト端末11 …及び既存ホスト端
末エージェント221 …が設定した接続及び資源管理情
報を各ローカルスイッチ101 …のテーブル管理部12
1 …が互いにテーブル管理メッセージにて交換するの
で、ローカルスイッチ101 …における資源の調停作業
がシンプルになるものである。特に実施形態3の構成で
あれば、ホスト端末11 …等の協調制御部61 …,4
6,57並びにローカルスイッチ101 …の既存ホスト
端末協調エージェント231 …がローカルスイッチ10
1 …の資源を自律的に割り当てて提供するので、ローカ
ルスイッチ101 …の資源の調停作業がさらに自動化さ
れるという利点がある。
末エージェント221 …が設定した接続及び資源管理情
報を各ローカルスイッチ101 …のテーブル管理部12
1 …が互いにテーブル管理メッセージにて交換するの
で、ローカルスイッチ101 …における資源の調停作業
がシンプルになるものである。特に実施形態3の構成で
あれば、ホスト端末11 …等の協調制御部61 …,4
6,57並びにローカルスイッチ101 …の既存ホスト
端末協調エージェント231 …がローカルスイッチ10
1 …の資源を自律的に割り当てて提供するので、ローカ
ルスイッチ101 …の資源の調停作業がさらに自動化さ
れるという利点がある。
【0062】また、接続/VLAN設定テーブル141
…及び資源割当テーブル151 …のL3/L2グループ
IDに対して、ローカルスイッチ101 …間にまたがっ
た接続チャンネルを予め用意し、各ローカルスイッチ1
01 …間でシステム立上時に相互接続マップを共有する
ようにすれば、ホスト端末11 …及び既存ホスト端末1
1 ’…に対するカスタマイズされた条件下でのネットワ
ーク・サービス品質を提供できる。ここで、相互接続マ
ップとは、各スイッチ101 …,30の接続/VLAN
設定テーブル141 …,35に書き込まれているアドレ
ス情報を示している。
…及び資源割当テーブル151 …のL3/L2グループ
IDに対して、ローカルスイッチ101 …間にまたがっ
た接続チャンネルを予め用意し、各ローカルスイッチ1
01 …間でシステム立上時に相互接続マップを共有する
ようにすれば、ホスト端末11 …及び既存ホスト端末1
1 ’…に対するカスタマイズされた条件下でのネットワ
ーク・サービス品質を提供できる。ここで、相互接続マ
ップとは、各スイッチ101 …,30の接続/VLAN
設定テーブル141 …,35に書き込まれているアドレ
ス情報を示している。
【0063】しかも、ホスト端末11 …及び既存ホスト
端末エージェント221 …が設定した接続及び資源管理
情報を各ローカルスイッチ101 …のテーブル管理部1
21…が互いにテーブル管理メッセージにて交換するの
で、ローカルスイッチ101…におけるアドレス学習を
省略して処理をシンプルにすることができる。特に実施
形態3の構成であれば、ホスト端末11 …等の協調制御
部61 …,46,57並びにローカルスイッチ101 …
の既存ホスト端末協調エージェント231 …がローカル
スイッチ101 …の資源を自律的に割り当てて提供する
ので、ローカルスイッチ101 …の資源の調停作業がさ
らに自動化されるという利点がある。
端末エージェント221 …が設定した接続及び資源管理
情報を各ローカルスイッチ101 …のテーブル管理部1
21…が互いにテーブル管理メッセージにて交換するの
で、ローカルスイッチ101…におけるアドレス学習を
省略して処理をシンプルにすることができる。特に実施
形態3の構成であれば、ホスト端末11 …等の協調制御
部61 …,46,57並びにローカルスイッチ101 …
の既存ホスト端末協調エージェント231 …がローカル
スイッチ101 …の資源を自律的に割り当てて提供する
ので、ローカルスイッチ101 …の資源の調停作業がさ
らに自動化されるという利点がある。
【0064】さらにホスト端末11 …や既存ホスト端末
11 ’…が直接接続されているローカルスイッチ(エッ
ジスイッチ)101 …に既存ホスト端末エージェント2
21…を設け、ネットワーク・サービス・サーバ50の
イントラネットサーバ管理部52で各ローカルスイッチ
101 …間接続のネットワーク・トポロジー及び中間の
ローカルスイッチ(ホスト端末11 …や既存ホスト端末
11 ’が直接接続されていないローカルスイッチ)のイ
ントラネットのネットワーク資源を集中管理するととも
に、ネットワーク・サービス・サーバ50がスイッチ1
01 …,30間接続のネットワーク・トポロジー及び中
間スイッチ101 …に関する接続/VLAN設定テーブ
ル141 …,35及び資源割当テーブル151 …,36
の情報を設定し、ホスト端末11 …及びローカルスイッ
チ101 …の既存ホスト端末エージェント221 …がエ
ッジスイッチの接続/VLAN設定テーブル141 …,
35及び資源割当テーブル151 …,36の情報を設定
し、設定された接続/資源割当情報を各ローカルスイッ
チ101 …のテーブル管理部121 …にて相互にテーブ
ル管理メッセージを交換しながら中間のローカルスイッ
チ及び上記エッジスイッチ101 …のルーティング・テ
ーブル及びパケット・ヘッダのタグのセットアップを行
うようにすれば、中間のローカルスイッチ及びエッジス
イッチ101…のルーティングがキャッシュされるため
にローカルスイッチ101 …の処理がシンプルに行え、
しかもマルチキャストやユニキャストのトラヒックの照
合/フィルタリング、LANエミュレーション、セキュ
リティなどのエンドツーエンド機能をサポートすること
ができるようになる。特に実施形態3の構成であれば、
ホスト端末11 …等の協調制御部61 …,46,57並
びにローカルスイッチ101 …の既存ホスト端末協調エ
ージェント231 …がローカルスイッチ101 …の資源
を自律的に割り当てて提供するので、ローカルスイッチ
101 …の資源の調停作業がさらに自動化されるという
利点がある。
11 ’…が直接接続されているローカルスイッチ(エッ
ジスイッチ)101 …に既存ホスト端末エージェント2
21…を設け、ネットワーク・サービス・サーバ50の
イントラネットサーバ管理部52で各ローカルスイッチ
101 …間接続のネットワーク・トポロジー及び中間の
ローカルスイッチ(ホスト端末11 …や既存ホスト端末
11 ’が直接接続されていないローカルスイッチ)のイ
ントラネットのネットワーク資源を集中管理するととも
に、ネットワーク・サービス・サーバ50がスイッチ1
01 …,30間接続のネットワーク・トポロジー及び中
間スイッチ101 …に関する接続/VLAN設定テーブ
ル141 …,35及び資源割当テーブル151 …,36
の情報を設定し、ホスト端末11 …及びローカルスイッ
チ101 …の既存ホスト端末エージェント221 …がエ
ッジスイッチの接続/VLAN設定テーブル141 …,
35及び資源割当テーブル151 …,36の情報を設定
し、設定された接続/資源割当情報を各ローカルスイッ
チ101 …のテーブル管理部121 …にて相互にテーブ
ル管理メッセージを交換しながら中間のローカルスイッ
チ及び上記エッジスイッチ101 …のルーティング・テ
ーブル及びパケット・ヘッダのタグのセットアップを行
うようにすれば、中間のローカルスイッチ及びエッジス
イッチ101…のルーティングがキャッシュされるため
にローカルスイッチ101 …の処理がシンプルに行え、
しかもマルチキャストやユニキャストのトラヒックの照
合/フィルタリング、LANエミュレーション、セキュ
リティなどのエンドツーエンド機能をサポートすること
ができるようになる。特に実施形態3の構成であれば、
ホスト端末11 …等の協調制御部61 …,46,57並
びにローカルスイッチ101 …の既存ホスト端末協調エ
ージェント231 …がローカルスイッチ101 …の資源
を自律的に割り当てて提供するので、ローカルスイッチ
101 …の資源の調停作業がさらに自動化されるという
利点がある。
【0065】なお、RSVPなどの資源予約プロトコル
をサポートするホスト端末並びにルータのOSIプロト
コル階層の第3層レベルのサービス要求に対して、ロー
カルスイッチ101 …内部の第3層レベル及び第2層レ
ベルの資源予約並びにコネクションのセットアップテー
ブルの設定をホスト端末11 …から行い、ホスト端末1
1 …が要求する接続チャンネル及びバーチャルグループ
(L3/L2グループID)をローカルスイッチ101
…の接続/VLAN設定テーブル141 …に書き込むと
ともに、サービス品質をローカルスイッチ101 …の資
源割当テーブル151 …に書き込み、さらにこの内容を
ローカルスイッチ101 …間のテーブル管理メッセージ
によって交換するようにすれば、ローカルスイッチ10
1 …における第3層レベル及び第2層レベルのアドレス
学習を省略して処理や構成をシンプルにすることができ
る。
をサポートするホスト端末並びにルータのOSIプロト
コル階層の第3層レベルのサービス要求に対して、ロー
カルスイッチ101 …内部の第3層レベル及び第2層レ
ベルの資源予約並びにコネクションのセットアップテー
ブルの設定をホスト端末11 …から行い、ホスト端末1
1 …が要求する接続チャンネル及びバーチャルグループ
(L3/L2グループID)をローカルスイッチ101
…の接続/VLAN設定テーブル141 …に書き込むと
ともに、サービス品質をローカルスイッチ101 …の資
源割当テーブル151 …に書き込み、さらにこの内容を
ローカルスイッチ101 …間のテーブル管理メッセージ
によって交換するようにすれば、ローカルスイッチ10
1 …における第3層レベル及び第2層レベルのアドレス
学習を省略して処理や構成をシンプルにすることができ
る。
【0066】ところで、ネットワーク・サービス・サー
バ50、エッジスイッチ101 …の既存ホスト端末エー
ジェント221 …及びホスト端末11 …等が設定する接
続/資源割当情報を、各ローカルスイッチ101 …のテ
ーブル管理部121 …が互いにテーブル管理メッセージ
により交換しながら、ネットワーク・トボロジー及びネ
ットワーク資源を管理するとともに、既存ホスト端末エ
ージェント221 …及びホスト端末11 …が論理的/物
理的なネットワーク接続機能を担い、ネットワーク・サ
ービス・サーバ50がローカルスイッチ101 …のルー
ティング・テーブル及びパケット・ヘッダのタグのセッ
トアップを行うようにすれば、ローカルスイッチ101
…におけるルーティングがキャッシュされてフォワーデ
ィング処理がシンプルに行えるという利点がある。
バ50、エッジスイッチ101 …の既存ホスト端末エー
ジェント221 …及びホスト端末11 …等が設定する接
続/資源割当情報を、各ローカルスイッチ101 …のテ
ーブル管理部121 …が互いにテーブル管理メッセージ
により交換しながら、ネットワーク・トボロジー及びネ
ットワーク資源を管理するとともに、既存ホスト端末エ
ージェント221 …及びホスト端末11 …が論理的/物
理的なネットワーク接続機能を担い、ネットワーク・サ
ービス・サーバ50がローカルスイッチ101 …のルー
ティング・テーブル及びパケット・ヘッダのタグのセッ
トアップを行うようにすれば、ローカルスイッチ101
…におけるルーティングがキャッシュされてフォワーデ
ィング処理がシンプルに行えるという利点がある。
【0067】
【発明の効果】請求項1の発明は、それぞれ1乃至複数
のポートにホスト端末が接続された複数のスイッチを互
いに接続してLANが構成されるネットワーク・スイッ
チング・システムであって、ホスト端末が接続されるポ
ート番号やホスト端末の物理アドレス並びにプロトコル
アドレスなどとともにホスト端末が要求する接続チャン
ネル及びバーチャルグループが設定される接続/VLA
N設定テーブルと、少なくともサービス品質が設定され
る資源割当テーブルとを各スイッチに備えるとともに、
直接接続されているスイッチの接続/VLAN設定テー
ブルに自らのポート番号やホスト端末の物理アドレス並
びにプロトコルアドレスなどとともに接続チャンネル及
びバーチャルグループを書き込む手段と、資源割当テー
ブルにサービス品質を書き込む手段とを各ホスト端末に
備え、各スイッチが接続/VLAN設定テーブル並びに
資源割当テーブルに書き込まれた内容をテーブル管理メ
ッセージにより交換して互いの接続/VLAN設定テー
ブル並びに資源割当テーブルの内容を更新し、この更新
内容をホスト端末からの通信時にスイッチが具備するル
ックアップテーブルに書き込むようにして成るので、ホ
スト端末が通信を始める場合に、ホスト端末によってス
イッチの接続/VLAN設定テーブル及び資源割当テー
ブルに送信元及び宛先のアドレス情報及び資源割当情報
が各々書き込まれ、また各スイッチ間でこれらのアドレ
ス情報及び資源割当情報がテーブル管理メッセージによ
り交換されることで、個々のスイッチではホスト端末や
他のスイッチが接続されるポートに関するアドレス学習
を省略することができ、従来アドレス学習のために必要
であったアドレス照合手段やメモリなどが不要となり、
スイッチの構成をシンプルにできるとともにコストダウ
ンが図れるという効果がある。
のポートにホスト端末が接続された複数のスイッチを互
いに接続してLANが構成されるネットワーク・スイッ
チング・システムであって、ホスト端末が接続されるポ
ート番号やホスト端末の物理アドレス並びにプロトコル
アドレスなどとともにホスト端末が要求する接続チャン
ネル及びバーチャルグループが設定される接続/VLA
N設定テーブルと、少なくともサービス品質が設定され
る資源割当テーブルとを各スイッチに備えるとともに、
直接接続されているスイッチの接続/VLAN設定テー
ブルに自らのポート番号やホスト端末の物理アドレス並
びにプロトコルアドレスなどとともに接続チャンネル及
びバーチャルグループを書き込む手段と、資源割当テー
ブルにサービス品質を書き込む手段とを各ホスト端末に
備え、各スイッチが接続/VLAN設定テーブル並びに
資源割当テーブルに書き込まれた内容をテーブル管理メ
ッセージにより交換して互いの接続/VLAN設定テー
ブル並びに資源割当テーブルの内容を更新し、この更新
内容をホスト端末からの通信時にスイッチが具備するル
ックアップテーブルに書き込むようにして成るので、ホ
スト端末が通信を始める場合に、ホスト端末によってス
イッチの接続/VLAN設定テーブル及び資源割当テー
ブルに送信元及び宛先のアドレス情報及び資源割当情報
が各々書き込まれ、また各スイッチ間でこれらのアドレ
ス情報及び資源割当情報がテーブル管理メッセージによ
り交換されることで、個々のスイッチではホスト端末や
他のスイッチが接続されるポートに関するアドレス学習
を省略することができ、従来アドレス学習のために必要
であったアドレス照合手段やメモリなどが不要となり、
スイッチの構成をシンプルにできるとともにコストダウ
ンが図れるという効果がある。
【0068】請求項2の発明は、それぞれ1乃至複数の
ポートにホスト端末が接続された複数のスイッチを互い
に接続してLANが構成されるネットワーク・スイッチ
ング・システムであって、ホスト端末が接続されるポー
ト番号やホスト端末の物理アドレス並びにプロトコルア
ドレスなどとともにホスト端末が要求する接続チャンネ
ル及びバーチャルグループが設定される接続/VLAN
設定テーブルと、少なくともサービス品質が設定される
資源割当テーブルとを各スイッチに備えるとともに、直
接接続されているスイッチの接続/VLAN設定テーブ
ルに自らのポート番号やホスト端末の物理アドレス並び
にプロトコルアドレスなどとともに接続チャンネル及び
バーチャルグループを書き込む手段、資源割当テーブル
にサービス品質を書き込む手段を具備するホスト端末
と、これらの書き込む手段を具備しない既存のホスト端
末との少なくとも一方が各スイッチのポートに接続さ
れ、既存のホスト端末が接続されるスイッチに既存のホ
スト端末からの要求に応じて接続/VLAN設定テーブ
ルに既存のホスト端末が接続されるポート番号や既存の
ホスト端末の物理アドレス並びにプロトコルアドレスな
どとともに接続チャンネル及びバーチャルグループを書
き込み且つ資源割当テーブルにサービス品質を書き込む
手段を備え、各スイッチが接続/VLAN設定テーブル
並びに資源割当テーブルに書き込まれた内容をテーブル
管理メッセージにより交換して互いの接続/VLAN設
定テーブル並びに資源割当テーブルの内容を更新し、こ
の更新内容をホスト端末又は既存のホスト端末からの通
信時にスイッチが具備するルックアップテーブルに書き
込むようにして成るので、ホスト端末が通信を始める場
合に、ホスト端末によってスイッチの接続/VLAN設
定テーブル及び資源割当テーブルに送信元及び宛先のア
ドレス情報及び資源割当情報が各々書き込まれ、また各
スイッチ間でこれらのアドレス情報及び資源割当情報が
テーブル管理メッセージにより交換されることで、個々
のスイッチではホスト端末や他のスイッチが接続される
ポートに関するアドレス学習を省略することができ、各
スイッチにおけるアドレス学習が直接接続されている既
存のホスト端末に関するものに限定され、従来アドレス
学習のために必要であったアドレス照合手段やメモリな
どが直接された既存のホスト端末に関するものだけで済
むため、スイッチの構成をシンプルにできるとともにコ
ストダウンが図れるという効果がある。
ポートにホスト端末が接続された複数のスイッチを互い
に接続してLANが構成されるネットワーク・スイッチ
ング・システムであって、ホスト端末が接続されるポー
ト番号やホスト端末の物理アドレス並びにプロトコルア
ドレスなどとともにホスト端末が要求する接続チャンネ
ル及びバーチャルグループが設定される接続/VLAN
設定テーブルと、少なくともサービス品質が設定される
資源割当テーブルとを各スイッチに備えるとともに、直
接接続されているスイッチの接続/VLAN設定テーブ
ルに自らのポート番号やホスト端末の物理アドレス並び
にプロトコルアドレスなどとともに接続チャンネル及び
バーチャルグループを書き込む手段、資源割当テーブル
にサービス品質を書き込む手段を具備するホスト端末
と、これらの書き込む手段を具備しない既存のホスト端
末との少なくとも一方が各スイッチのポートに接続さ
れ、既存のホスト端末が接続されるスイッチに既存のホ
スト端末からの要求に応じて接続/VLAN設定テーブ
ルに既存のホスト端末が接続されるポート番号や既存の
ホスト端末の物理アドレス並びにプロトコルアドレスな
どとともに接続チャンネル及びバーチャルグループを書
き込み且つ資源割当テーブルにサービス品質を書き込む
手段を備え、各スイッチが接続/VLAN設定テーブル
並びに資源割当テーブルに書き込まれた内容をテーブル
管理メッセージにより交換して互いの接続/VLAN設
定テーブル並びに資源割当テーブルの内容を更新し、こ
の更新内容をホスト端末又は既存のホスト端末からの通
信時にスイッチが具備するルックアップテーブルに書き
込むようにして成るので、ホスト端末が通信を始める場
合に、ホスト端末によってスイッチの接続/VLAN設
定テーブル及び資源割当テーブルに送信元及び宛先のア
ドレス情報及び資源割当情報が各々書き込まれ、また各
スイッチ間でこれらのアドレス情報及び資源割当情報が
テーブル管理メッセージにより交換されることで、個々
のスイッチではホスト端末や他のスイッチが接続される
ポートに関するアドレス学習を省略することができ、各
スイッチにおけるアドレス学習が直接接続されている既
存のホスト端末に関するものに限定され、従来アドレス
学習のために必要であったアドレス照合手段やメモリな
どが直接された既存のホスト端末に関するものだけで済
むため、スイッチの構成をシンプルにできるとともにコ
ストダウンが図れるという効果がある。
【0069】請求項3の発明は、ネットワーク環境に対
して予め設定された条件に従って各スイッチの資源割当
の状態を自律的に観察し他のホスト端末あるいはスイッ
チとの間で協調しながら最適な接続並びに資源割当を制
御する協調制御手段を各ホスト端末に備え、この協調制
御手段を介して各スイッチが互いにテーブル管理メッセ
ージを交換して成るので、協調制御手段がホスト端末又
は既存のホスト端末に対するカスタマイズされた条件下
でのネットワーク・サービス品質を自律的に割り当てて
提供し、例えばホスト端末や既存のホスト端末が移動さ
れた場合であってもスイッチにおけるアドレス学習を省
略して構成をシンプルにすることができるという効果が
ある。
して予め設定された条件に従って各スイッチの資源割当
の状態を自律的に観察し他のホスト端末あるいはスイッ
チとの間で協調しながら最適な接続並びに資源割当を制
御する協調制御手段を各ホスト端末に備え、この協調制
御手段を介して各スイッチが互いにテーブル管理メッセ
ージを交換して成るので、協調制御手段がホスト端末又
は既存のホスト端末に対するカスタマイズされた条件下
でのネットワーク・サービス品質を自律的に割り当てて
提供し、例えばホスト端末や既存のホスト端末が移動さ
れた場合であってもスイッチにおけるアドレス学習を省
略して構成をシンプルにすることができるという効果が
ある。
【0070】請求項4の発明は、ベストエフォートの帯
域を提供するダイナミックな接続チャンネルと、優先順
位が高く且つより大きな帯城が保証されるスタティック
な接続チャンネルとを各スイッチに備え、これらの接続
チャンネルにスイッチ間のデフォルトのマルチキャスト
セグメントを割り当てて成るので、ホスト端末又は既存
のホスト端末に対するカスタマイズされた条件下でのネ
ットワーク・サービス品質が提供できるとともに、スイ
ッチの資源の調停作業が簡素化できるという効果があ
る。
域を提供するダイナミックな接続チャンネルと、優先順
位が高く且つより大きな帯城が保証されるスタティック
な接続チャンネルとを各スイッチに備え、これらの接続
チャンネルにスイッチ間のデフォルトのマルチキャスト
セグメントを割り当てて成るので、ホスト端末又は既存
のホスト端末に対するカスタマイズされた条件下でのネ
ットワーク・サービス品質が提供できるとともに、スイ
ッチの資源の調停作業が簡素化できるという効果があ
る。
【0071】請求項5の発明は、各スイッチの接続/V
LAN設定テーブル及び資源割当テーブルに対してスイ
ッチ間にまたがる接続チャンネルを各スイッチに設け、
この接続チャンネルを通して各スイッチ間でシステムの
立ち上げ時に相互接続マップを共有するようにして成る
ので、複数のスイッチ同士が各ポートについてのアドレ
ス情報及び資源割当情報を相互接続マップとして共有す
ることでスイッチにおけるアドレス学習を省略して構成
をシンプルにすることができるという効果がある。請求
項6の発明は、スイッチ間接続、バーチャルグループの
ネットワーク・トポロジー及びホスト端末が接続されて
いないスイッチのネットワーク資源を管理するネットワ
ーク・サービス・サーバを備えたので、ホスト端末が直
接接続されていないスイッチを含めて各スイッチにおけ
るルーティングがキャッシュされてルーティング等の処
理をシンプルにすることができるという効果がある。
LAN設定テーブル及び資源割当テーブルに対してスイ
ッチ間にまたがる接続チャンネルを各スイッチに設け、
この接続チャンネルを通して各スイッチ間でシステムの
立ち上げ時に相互接続マップを共有するようにして成る
ので、複数のスイッチ同士が各ポートについてのアドレ
ス情報及び資源割当情報を相互接続マップとして共有す
ることでスイッチにおけるアドレス学習を省略して構成
をシンプルにすることができるという効果がある。請求
項6の発明は、スイッチ間接続、バーチャルグループの
ネットワーク・トポロジー及びホスト端末が接続されて
いないスイッチのネットワーク資源を管理するネットワ
ーク・サービス・サーバを備えたので、ホスト端末が直
接接続されていないスイッチを含めて各スイッチにおけ
るルーティングがキャッシュされてルーティング等の処
理をシンプルにすることができるという効果がある。
【0072】請求項7の発明は、資源予約プロトコルを
サポートするホスト端末及びルータのOSIプロトコル
階層の第3層レベルのサービス要求に対してスイッチ内
部の第3層レベル及び第2層レベルの資源予約及びコネ
クションのセットアップテーブルの設定をホスト端末か
ら行って成るので、各スイッチにおける第3層及び第2
層レベルのアドレス学習を省略して構成をシンプルにす
ることができるという効果がある。
サポートするホスト端末及びルータのOSIプロトコル
階層の第3層レベルのサービス要求に対してスイッチ内
部の第3層レベル及び第2層レベルの資源予約及びコネ
クションのセットアップテーブルの設定をホスト端末か
ら行って成るので、各スイッチにおける第3層及び第2
層レベルのアドレス学習を省略して構成をシンプルにす
ることができるという効果がある。
【0073】請求項8の発明は、ネットワーク・サービ
ス・サーバがスイッチのルーティングテーブル及びパケ
ットヘッダのタグのセットアップを行って成るので、ス
イッチにおけるルーティングがキャッシュされてフォワ
ーディング処理がシンプルに行えるという効果がある。
ス・サーバがスイッチのルーティングテーブル及びパケ
ットヘッダのタグのセットアップを行って成るので、ス
イッチにおけるルーティングがキャッシュされてフォワ
ーディング処理がシンプルに行えるという効果がある。
【図1】実施形態1のシステム構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図2】同上における接続/VLAN設定テーブルの構
成図である。
成図である。
【図3】同上における資源割当テーブルの構成図であ
る。
る。
【図4】同上においてATM方式の場合の資源割当テー
ブルの構成図である。
ブルの構成図である。
【図5】同上におけるルックアップテーブルの構成図で
ある。
ある。
【図6】同上におけるイントラネット管理テーブルの構
成図である。
成図である。
【図7】実施形態2のシステム構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図8】実施形態3のシステム構成を示すブロック図で
ある。
ある。
【図9】同上における協調制御のエージェント動作を説
明するための図である。
明するための図である。
1 ホスト端末 2 通信プロトコル制御部 3 接続管理部 4 資源管理部 5 ポート 10 ローカルスイッチ 14 接続/VLAN設定テーブル 15 資源割当テーブル 18 ルックアップテーブル 30 ローカルルータスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安田 晃 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (8)
- 【請求項1】 それぞれ1乃至複数のポートにホスト端
末が接続された複数のスイッチを互いに接続してLAN
が構成されるネットワーク・スイッチング・システムで
あって、ホスト端末が接続されるポート番号やホスト端
末の物理アドレス並びにプロトコルアドレスなどととも
にホスト端末が要求する接続チャンネル及びバーチャル
グループが設定される接続/VLAN設定テーブルと、
少なくともサービス品質が設定される資源割当テーブル
とを各スイッチに備えるとともに、直接接続されている
スイッチの接続/VLAN設定テーブルに自らのポート
番号やホスト端末の物理アドレス並びにプロトコルアド
レスなどとともに接続チャンネル及びバーチャルグルー
プを書き込む手段と、資源割当テーブルにサービス品質
を書き込む手段とを各ホスト端末に備え、各スイッチが
接続/VLAN設定テーブル並びに資源割当テーブルに
書き込まれた内容をテーブル管理メッセージにより交換
して互いの接続/VLAN設定テーブル並びに資源割当
テーブルの内容を更新し、この更新内容をホスト端末か
らの通信時にスイッチが具備するルックアップテーブル
に書き込むようにして成ることを特徴とするネットワー
ク・スイッチング・システム。 - 【請求項2】 それぞれ1乃至複数のポートにホスト端
末が接続された複数のスイッチを互いに接続してLAN
が構成されるネットワーク・スイッチング・システムで
あって、ホスト端末が接続されるポート番号やホスト端
末の物理アドレス並びにプロトコルアドレスなどととも
にホスト端末が要求する接続チャンネル及びバーチャル
グループが設定される接続/VLAN設定テーブルと、
少なくともサービス品質が設定される資源割当テーブル
とを各スイッチに備えるとともに、直接接続されている
スイッチの接続/VLAN設定テーブルに自らのポート
番号やホスト端末の物理アドレス並びにプロトコルアド
レスなどとともに接続チャンネル及びバーチャルグルー
プを書き込む手段、資源割当テーブルにサービス品質を
書き込む手段を具備するホスト端末と、これらの書き込
む手段を具備しない既存のホスト端末との少なくとも一
方が各スイッチのポートに接続され、既存のホスト端末
が接続されるスイッチに既存のホスト端末からの要求に
応じて接続/VLAN設定テーブルに既存のホスト端末
が接続されるポート番号や既存のホスト端末の物理アド
レス並びにプロトコルアドレスなどとともに接続チャン
ネル及びバーチャルグループを書き込み且つ資源割当テ
ーブルにサービス品質を書き込む手段を備え、各スイッ
チが接続/VLAN設定テーブル並びに資源割当テーブ
ルに書き込まれた内容をテーブル管理メッセージにより
交換して互いの接続/VLAN設定テーブル並びに資源
割当テーブルの内容を更新し、この更新内容をホスト端
末又は既存のホスト端末からの通信時にスイッチが具備
するルックアップテーブルに書き込むようにして成るこ
とを特徴とするネットワーク・スイッチング・システ
ム。 - 【請求項3】 ネットワーク環境に対して予め設定され
た条件に従って各スイッチの資源割当の状態を自律的に
観察し他のホスト端末あるいはスイッチとの間で協調し
ながら最適な接続並びに資源割当を制御する協調制御手
段を各ホスト端末に備え、この協調制御手段を介して各
スイッチが互いにテーブル管理メッセージを交換して成
ることを特徴とする請求項1又は2記載のネットワーク
・スイッチング・システム。 - 【請求項4】 ベストエフォートの帯域を提供するダイ
ナミックな接続チャンネルと、優先順位が高く且つより
大きな帯城が保証されるスタティックな接続チャンネル
とを各スイッチに備え、これらの接続チャンネルにスイ
ッチ間のデフォルトのマルチキャストセグメントを割り
当てて成ることを特徴とする請求項1又は2又は3記載
のネットワーク・スイッチング・システム。 - 【請求項5】 各スイッチの接続/VLAN設定テーブ
ル及び資源割当テーブルに対してスイッチ間にまたがる
接続チャンネルを各スイッチに設け、この接続チャンネ
ルを通して各スイッチ間でシステムの立ち上げ時に相互
接続マップを共有するようにして成ることを特徴とする
請求項1〜4の何れかに記載のネットワーク・スイッチ
ング・システム。 - 【請求項6】 スイッチ間接続、バーチャルグループの
ネットワーク・トポロジー及びホスト端末が接続されて
いないスイッチのネットワーク資源を管理するネットワ
ーク・サービス・サーバを備えたことを特徴とする請求
項1〜5の何れかに記載のネットワーク・スイッチング
・システム。 - 【請求項7】 資源予約プロトコルをサポートするホス
ト端末及びルータのOSIプロトコル階層の第3層レベ
ルのサービス要求に対してスイッチ内部の第3層レベル
及び第2層レベルの資源予約及びコネクションのセット
アップテーブルの設定をホスト端末から行って成ること
を特徴とする請求項1又は2又は3記載のネットワーク
・スイッチング・システム。 - 【請求項8】 ネットワーク・サービス・サーバがスイ
ッチのルーティングテーブル及びパケットヘッダのタグ
のセットアップを行って成ることを特徴とする請求項6
記載のネットワーク・スイッチング・システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28533597A JPH11122289A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | ネットワーク・スイッチング・システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28533597A JPH11122289A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | ネットワーク・スイッチング・システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11122289A true JPH11122289A (ja) | 1999-04-30 |
Family
ID=17690228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28533597A Withdrawn JPH11122289A (ja) | 1997-10-17 | 1997-10-17 | ネットワーク・スイッチング・システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11122289A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006123405A1 (ja) * | 2005-05-17 | 2006-11-23 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 通信ノード装置 |
US8929905B2 (en) | 1999-05-21 | 2015-01-06 | Wi-Lan, Inc. | Methods and systems for transmission of multiple modulated signals over wireless networks |
US9591639B2 (en) | 1999-05-21 | 2017-03-07 | Wi-Lan, Inc. | Method and apparatus for bandwidth request/grant protocols in a wireless communication system |
CN114650198A (zh) * | 2022-03-31 | 2022-06-21 | 联想(北京)有限公司 | 确定存储架构的方法和装置 |
-
1997
- 1997-10-17 JP JP28533597A patent/JPH11122289A/ja not_active Withdrawn
Cited By (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9591639B2 (en) | 1999-05-21 | 2017-03-07 | Wi-Lan, Inc. | Method and apparatus for bandwidth request/grant protocols in a wireless communication system |
US8929905B2 (en) | 1999-05-21 | 2015-01-06 | Wi-Lan, Inc. | Methods and systems for transmission of multiple modulated signals over wireless networks |
US9402250B2 (en) | 1999-05-21 | 2016-07-26 | Wi-Lan, Inc. | Methods and systems for transmission of multiple modulated signals over wireless networks |
US9414368B2 (en) | 1999-05-21 | 2016-08-09 | Wi-Lan, Inc. | Methods and systems for transmission of multiple modulated signals over wireless networks |
US9420573B2 (en) | 1999-05-21 | 2016-08-16 | Wi-Lan, Inc. | Methods and systems for transmission of multiple modulated signals over wireless networks |
US9497743B2 (en) | 1999-05-21 | 2016-11-15 | Wi-Lan, Inc. | Methods and systems for transmission of multiple modulated signals over wireless networks |
US9603145B2 (en) | 1999-05-21 | 2017-03-21 | Wi-Lan, Inc. | Method and apparatus for bandwidth request/grant protocols in a wireless communication system |
US9603129B2 (en) | 1999-05-21 | 2017-03-21 | Wi-Lan, Inc. | Methods and systems for transmission of multiple modulated signals over wireless networks |
US9648600B2 (en) | 1999-05-21 | 2017-05-09 | Wi-Lan, Inc. | Methods and systems for transmission of multiple modulated signals over wireless networks |
US9860753B2 (en) | 1999-05-21 | 2018-01-02 | Wi-Lan Inc. | Method and apparatus for bandwidth request/grant protocols in a wireless communication system |
WO2006123405A1 (ja) * | 2005-05-17 | 2006-11-23 | Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha | 通信ノード装置 |
CN114650198A (zh) * | 2022-03-31 | 2022-06-21 | 联想(北京)有限公司 | 确定存储架构的方法和装置 |
CN114650198B (zh) * | 2022-03-31 | 2023-01-06 | 联想(北京)有限公司 | 确定存储架构的方法和装置 |
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Cisco | Network Connections | |
Cisco | Network Connections | |
Cisco | Network Connections | |
Cisco | Network Connections | |
Cisco | Network Connections | |
Cisco | Network Connections | |
Cisco | Network Connections | |
Cisco | Network Connections | |
Cisco | Network Connections | |
Cisco | Network Connections | |
Cisco | Configuring Tag Switching and MPLS | |
Cisco | Network Connections |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20050104 |