JPH08279814A - 複数コネクション設定制御方法 - Google Patents

複数コネクション設定制御方法

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JPH08279814A
JPH08279814A JP22351595A JP22351595A JPH08279814A JP H08279814 A JPH08279814 A JP H08279814A JP 22351595 A JP22351595 A JP 22351595A JP 22351595 A JP22351595 A JP 22351595A JP H08279814 A JPH08279814 A JP H08279814A
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JP22351595A
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Yasushi Sasagawa
靖 笹川
Takayuki Iwasa
隆行 岩佐
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • H04L61/00Network arrangements, protocols or services for addressing or naming
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    • H04L12/54Store-and-forward switching systems 
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 1つの回線上に複数のコネクションを設定す
ることのできる交換システムにおいて、アプリケーショ
ン又は端末を識別し、アプリケーション間又は端末間に
複数のコネクションを確実に設定できるようにすること
にある。 【解決手段】 AMT端末1、2は、ユーザ・網インタ
フェース(UNI)によりATM網5に接続される。シ
グナリング部3又は4によるATMシグナリングプロト
コルを用いた発側と着側のアプリケーションA1〜A4
間のコネクションの設定時に、呼設定メッセージに、発
側端末アドレスX1及び着側端末アドレスX2と共に、
アプリケーションA1〜A4を識別する一意なサブアド
レスS1〜S4が設定されることにより、発側と着側の
アプリケーションA1〜A4間で複数のコネクションが
確実に設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1つの回線上に複
数のコネクションを設定することのできる交換システム
における複数コネクションの設定制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ATMシステムのSVC(Swit
ched Virtual Channel:交換接続仮想チャネル)サービ
ス等を用いたテレビ会議システムのように、1つのアプ
リケーション上で複数のコネクションが設定される場合
がある。また、1つのユーザ・網インタフェース(UN
I)上で複数のアプリケーションのそれぞれが他の複数
のアプリケーションと相互に接続される場合がある。具
体的には、テレビ会議システム等においては、音声通信
と画像通信が混在させられるため、それぞれに対応する
コネクションが必要となる。このような接続形態におい
て、複数コネクションが容易かつ適切に設定できること
が要望されている。
【0003】図30は、考えられる複数コネクションの
第1の設定形態の説明図である。この図において、AT
M網35には、それぞれ1本ずつのユーザ・網インタフ
ェース(UNI)によって、それぞれ1つずつのアドレ
スを有するATM端末31と32が収容される。そし
て、SVCサービスにおいて、シグナリング部33と3
4とによって、アプリケーションA1とA3間及びアプ
リケーションA2とA4間に、それぞれ、2つずつのコ
ネクションCN1とCN2、及びCN3とCN4が、設
定されている。
【0004】図31は、考えられる複数コネクションの
第1の設定形態の説明図である。この図において、AT
M網45には、ユーザ・網インタフェース(UNI)に
よって、セル分解組立装置(CLAD)41、42が収
容され、セル分解組立装置41、42にそれぞれ端末4
6〜49が収容されている。
【0005】既存の端末46〜49からのデータは、セ
ル分解組立装置41、42において、例えば48バイト毎
に分割され、その分割されたデータのそれぞれに5バイ
トのヘッダ部が付加されることにより、セルが生成され
る。そのセルは、ATM網45に送出される。そのAT
M網45によって伝送されたセルは、セル分解組立装置
42、41で受信され、そこで元のデータが組み立てら
れる。その組み立てられたデータは、既存の端末46〜
49へ送出される。
【0006】ここで、セル分解組立装置41、42は、
ATMシグナリングプロトコルによりコネクションの設
定処理を行うシグナリング部43、44を備えており、
端末46と48、及び47と49間には、シグナリング
部43、44を用いて、図30に示す場合と同様に、そ
れぞれ2つずつのコネクションCN1とCN2、及びC
N3とCN4が、設定される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】図30に示す設定形態
において、ATM端末31、32はそれぞれ1つずTの
アドレスを有するものであるから、シグナリング部3
3、34の処理によってATM網35を介してATM端
末31、32間を接続することができる。そして、例え
ば、ATM端末31で実行されるアプリケーションA1
とATM端末32で実行されるアプリケーションA3の
間で、コネクションCN1を設定することができる。
【0008】しかし、ATM端末31、32のアドレス
のみでは、それぞれの端末で実行されているアプリケー
ションの識別ができない。このため、例えば、このアプ
リケーションA1、A3間に、既に設定されているコネ
クションCN1の他に、新たな発呼によって新たにコネ
クションCN2を設定できる保証がない。同様の理由に
より、同じATM端末31、32間で、上述のアプリケ
ーションと同じ種類であって別に起動される新たなアプ
リケーションA2、A4間で新たなコネクションCN
3、CN4等を設定できる保証もない。
【0009】更に、図31に示す第2の従来例において
も、セル分解組立装置41、42が図30のATM端末
31、32に対応し、端末46〜49が図30のアプリ
ケーションA1〜A4に対応するため、例えば、セル分
解組立装置41、42のアドレスのみでは、端末46、
48間に複数のコネクションCN1、CN2を設定し、
端末47、49間に複数のコネクションCN3、CN4
を設定することが保証されていない。
【0010】本発明の課題は、アプリケーション又は端
末を識別できるようにして、アプリケーション間又は端
末間に複数のコネクションを確実に設定できるようにす
ることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、複数のアプリ
ケーション又は複数の端末を1つ或いは複数のユーザ網
インタフェースにより交換網に収容して、その1つ或い
は複数のユーザ網インタフェース上に複数のコネクショ
ンを設定する制御方法を前提とする。
【0012】まず、本発明の第1の態様では、複数のア
プリケーション又は複数の端末毎に一意なサブアドレス
が付与され、呼設定メッセージに発側の複数のアプリケ
ーション又は複数の端末のサブアドレスと着側の複数の
アプリケーション又は複数の端末のサブアドレスが設定
されてその呼設定メッセージがユーザ網インタフェース
に送出され、ユーザ網インタフェースを介して、発側の
複数のアプリケーション又は複数の端末のサブアドレス
と着側の複数のアプリケーション又は複数の端末のサブ
アドレスとにより指定された発側と着側のアプリケーシ
ョン間又は端末間に単一又は複数のコネクションが設定
される。
【0013】このように、本発明の第1の態様では、複
数のアプリケーション又は複数の端末を一意なサブアド
レスによって識別できるため、発側と着側のアプリケー
ション間又は端末間に単一又は複数のコネクションを容
易に設定できる。
【0014】次に、本発明の第2の態様では、呼設定メ
ッセージに含まれる広帯域高位レイヤ情報インフォメー
ションエレメントに、アプリケーション識別情報又は端
末識別情報が設定されてその呼設定メッセージがユーザ
網インタフェースに送出され、ユーザ網インタフェース
を介して、アプリケーション識別情報又は端末識別情報
に基づいて発側と着側のアプリケーション間又は端末間
に単一又は複数のコネクションが設定される。
【0015】このように、本発明の第2の態様では、ア
プリケーション識別情報又は端末識別情報に基づいて発
側と着側の間で対応するアプリケーション又は端末を確
実に検索することができ、それらの間の複数のコネクシ
ョンを確実に設定することができる。
【0016】また、本発明の第2の態様では、サブアド
レスは用いられないため、アドレス体系上の制約が生じ
ず、アドレス資源の有効利用が図れるという利点があ
る。次に、本発明の第3の態様では、呼設定メッセージ
及び正常シーケンスにおける最初の着側からの応答メッ
セージに含まれ、エンド・エンド間で透過的なデータで
あり、その内容がエンド・エンド間で任意に定義可能な
インフォメーションエレメントが定義され、呼設定メッ
セージ又は応答メッセージ内のそのインフォメーション
エレメントに、発側の、又は着側の、或いは発側及び着
側のアプリケーション識別情報又は端末識別情報が設定
されてその呼設定メッセージ又は応答メッセージがユー
ザ網インタフェースに送出され、ユーザ網インタフェー
スを介して、アプリケーション識別情報又は端末識別情
報に基づいて発側と着側のアプリケーション間又は端末
間に単一又は複数のコネクションが設定される。
【0017】このように、本発明の第3の態様では、呼
設定メッセージ又は応答メッセージ内に新たに定義され
たインフォメーションエレメントにアプリケーション識
別情報又は端末識別情報が格納されることにより、本発
明の第2の態様の場合と同様に、アドレス資源の有効利
用が図れると共に、発側から着側のみならず、着側から
発側へもコネクション設定情報を伝達することができる
ため、柔軟なコネクションの設定が可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について説明する。第1の実施の形態 図1は本発明の第1の実施の形態の説明図である。
【0019】アドレスX1、X2を有するATM端末
1、2は、それぞれ1本ずつのユーザ・網インタフェー
ス(UNI)により、ATM網5に収容される。そし
て、SVCサービスにおいて、シグナリング部3と4と
によって、アプリケーションA1とA3間及びアプリケ
ーションA2とA4間に、それぞれ、2つずつのコネク
ションCN1とCN2、及びCN3とCN4が、設定さ
れる。この場合に、アプリケーションA1〜A4のそれ
ぞれに、一意なサブアドレスS1〜S4が付与されるこ
とが、本発明に関連する特徴である。
【0020】図2は、図1のATM端末1又は2のブロ
ック図である。この図において、ATM呼制御部10、
シグナリングプロトコル部11、セル抽出/挿入部1
2、及びアプリ対応データ部13が、図1のシグナリン
グ部3又は4に対応する。
【0021】ATM呼制御部10は、SVCサービスを
利用する呼の発信、着信、切断の制御と、その結果設定
される仮想回線を示すVPI(Virtual Path Identifie
r )/VCI(Virtual Channel Identifier)とアプリ
ケーションA1〜A4とのマッピング処理を実行する。
【0022】シグナリングプロトコル部11は、ATM
シグナリングプロトコルのレイヤ2(L2)とレイヤ3
(L3)を終端する。セル抽出/挿入部12は、シグナ
リング用のセル等を抽出又は挿入する。
【0023】アプリ対応データ部13は、アプリケーシ
ョンA1〜A4のそれぞれに対応するシグナリング用デ
ータを記憶する。セル集線/分配部14は、アプリケー
ションA1〜A4から各セル分解/組立部15を介して
送信されるセルを集線してATM網5に送出し、逆に、
ATM網5から受信されるセルを各セル分解/組立部1
5を介してアプリケーションA1〜A4に分配する。
【0024】セル分解/組立部15は、アプリケーショ
ンA1〜A4からのデータを例えば48バイト毎に分割
し、その分割されたデータのそれぞれに5バイトのヘッ
ダ部を付加することによってセルを生成し、それをセル
集線/分配部14へ送信し、逆に、セル集線/分配部1
4から受信されるセルから元のデータを組み立て、その
組み立てられたデータをアプリケーションA1〜A4に
転送する。
【0025】図3は、本発明の第1の実施の形態のシー
ケンス説明図である。この図では、ATM端末1が発側
とされ、ATM端末2が着側とされた場合が示されてい
る。
【0026】以下の説明において、図1のシグナリング
部3又は4の動作は、実際には図2のATM呼制御部1
0が実行しているが、以下の説明では単にシグナリング
部3又は4と呼ぶことにする。
【0027】まず、ATM端末1のアプリケーションA
1からATM端末2のアプリケーションA3に対してコ
ネクションが設定される場合、アプリケーションA1か
らシグナリング部3にコネクションCN1の設定要求が
送出される。
【0028】シグナリング部3は、呼設定メッセージ
(SETUP)に、発側のATM端末1のアドレスX1
と、アプリケーションA1のサブアドレスS1と、着側
のATM端末2のアドレスY1と、アプリケーションA
3のサブアドレスS3とを設定し、その呼設定メッセー
ジ(SETUP)をATM網5に送出する。
【0029】ATM網5は、その呼設定メッセージ(S
ETUP)に応答して発側のATM端末1に対して呼受
付メッセージ(CALL−PROC)を返送すると共
に、呼設定メッセージ(SETUP)内のアドレスY1
に従って、ATM端末2にATM端末1からの呼設定メ
ッセージ(SETUP)を送出する。
【0030】ATM端末2のシグナリング部4は、呼設
定メッセージ(SETUP)に設定されたサブアドレス
S3によってアプリケーションA3を識別し、そのアプ
リケーションA3に対してコネクションCN1の設定要
求を送出する。
【0031】この時、アプリケーションA3は、コネク
ションを設定可能の状態であると、シグナリング部4に
許諾(OK)を送出する。シグナリング部4は、それを
受信することによって、応答メッセージ(CONNEC
T)をATM網5に送出する。
【0032】ATM網5は、ATM端末2から応答メッ
セージ(CONNECT)を受信すると、ATM端末2
のシグナリング部4に応答確認メッセージ(CONN−
ACK)を送出すると共に、ATM端末1のシグナリン
グ部3に応答メッセージ(CONNECT)を送出す
る。
【0033】ATM端末1のシグナリング部3は、AT
M網5から応答メッセージ(CONNECT)を受信す
ると、ATM網5に応答確認メッセージ(CONN−A
CK)を送出する。
【0034】この結果、アプリケーションA1、A3間
に、コネクションCN1が設定される。次に、アプリケ
ーションA1からアプリケーションA3に対する新たな
コネクションCN2の設定要求が、アプリケーションA
1からシグナリング部3に送出される。
【0035】シグナリング部3は、呼設定メッセージ
(SETUP)に、アドレスX1と、サブアドレスS1
と、アドレスY1と、サブアドレスS3とを設定し、そ
の呼設定メッセージ(SETUP)をATM網5に送出
する。
【0036】ATM網5は、その呼設定メッセージ(S
ETUP)に応答して発側のATM端末1に対して呼受
付メッセージ(CALL−PROC)を返送すると共
に、呼設定メッセージ(SETUP)内のアドレスY1
に従って、ATM端末2にATM端末1からの呼設定メ
ッセージ(SETUP)を送出する。
【0037】ATM端末2のシグナリング部4は、呼設
定メッセージ(SETUP)に設定されたサブアドレス
S3によってアプリケーションA3を識別し、そのアプ
リケーションA3に対してコネクションCN2の設定要
求を送出する。
【0038】アプリケーションA3は、新たなコネクシ
ョンを設定可能の状態であると、シグナリング部4に許
諾(OK)を送出する。以下、コネクションCN1の場
合と同様にして、アプリケーションA1、A3間に、新
たなコネクションCN2が設定される。
【0039】このようにして、所望のアプリケーション
A1、A3間に、複数のコネクションCN1、CN2を
設定することができる。上述の場合と同様にして、AT
M端末1のアプリケーションA2からATM端末2のア
プリケーションA4に対してコネクションが設定される
場合、アプリケーションA2からシグナリング部3にコ
ネクションCN3の設定要求が送出される。
【0040】シグナリング部3は、呼設定メッセージ
(SETUP)に、発側のATM端末1のアドレスX1
と、アプリケーションA2のサブアドレスS2と、着側
のATM端末2のアドレスY1と、アプリケーションA
4のサブアドレスS4とを設定し、その呼設定メッセー
ジ(SETUP)をATM網5に送出する。
【0041】ATM網5は、その呼設定メッセージ(S
ETUP)に応答して発側のATM端末1に対して呼受
付メッセージ(CALL−PROC)を返送すると共
に、この呼設定メッセージ(SETUP)内のアドレス
Y1に従って、ATM端末2にATM端末1からの呼設
定メッセージ(SETUP)を送出する。
【0042】ATM端末2のシグナリング部4は、呼設
定メッセージ(SETUP)に設定されたサブアドレス
S4によってアプリケーションA4を識別し、そのアプ
リケーションA4に対してコネクションCN3の設定要
求を送出する。
【0043】この時、アプリケーションA4は、コネク
ションを設定可能の状態であると、シグナリング部4に
許諾(OK)を送出する。以下、コネクションCN1の
場合と同様にして、アプリケーションA2、A4間に、
コネクションCN3が設定される。
【0044】次に、アプリケーションA2からアプリケ
ーションA4に対する新たなコネクションCN4の設定
要求が、アプリケーションA2からシグナリング部3に
送出される。この場合も、コネクションCN2の場合と
同様にして、アプリケーションA2、A4間に、新たな
コネクションCN4が設定される。
【0045】以上のようにして、1つのATM端末のア
プリケーションと他のATM端末のアプリケーションの
間に複数のコネクションを設定することが可能となる。
図4(a) 及び(b) は、上述の第1の実施の形態において
使用される呼設定メッセージ(SETUP)と応答メッ
セージ(CONNECT)のデータフォーマット例を示
す図である。
【0046】図4のInformation element フィールドに
おいて、(1) 〜(17)として示される各データは、図14
に示されるデータフォーマットを有する。また、図4の
Direction フィールドにおいて、記号“both”は、それ
に対応するInformation element フィールドのデータ
が、メッセージがATM端末1、2からATM網5へ送
出される場合とメッセージがATM網5からATM端末
1、2へ送出される場合の両方の場合に、そのメッセー
ジに設定されることを意味している。また、記号“N->
U”は、それに対応するInformation element フィール
ドのデータが、メッセージがATM網5からATM端末
1、2へ送出される場合にのみ、そのメッセージに設定
されることを意味している。逆に、記号“U->N”は、そ
れに対応するInformation element フィールドのデータ
が、メッセージがATM端末1、2からATM網5へ送
出される場合にのみ、そのメッセージに設定されること
を意味している。
【0047】次に、図4のTypeフィールドで、記号“M
”は、それに対応するInformationelement フィールド
のデータが、メッセージに必須のデータであることを意
味している。また、記号“O ”は、それに対応するInfo
rmation element フィールドのデータが、メッセージに
オプションのデータであることを意味している。
【0048】最後に、図4のLengthに示される値は、そ
れにInformation element フィールドのデータのオクテ
ット長を示している。図15は、発側の図1に示される
ATM端末1、2内のシグナリング部3又は4内の図2
に示されるATM呼制御部10が、その端末で実行され
る任意のアプリケーションからコネクションの設定要求
(発信要求)を受信した場合に実行する具体的な処理を
示す動作フローチャートである。
【0049】まず、ATM呼制御部10は、ステップ1
で、発信要求を受け付ける。次に、ATM呼制御部10
は、ステップ2で、発信要求分析処理を実行する。この
処理においては、図2のアプリ対応データ部13内の発
信要求を送信したアプリケーションに対応するテーブル
を参照することによって、そのアプリケーションに関す
る発信条件がチェックされる。この処理の詳細な動作フ
ローチャートは、図16に示される。
【0050】図16において、ATM呼制御部10は、
ステップ7で、発信要求のあったアプリケーションに対
応する図2のアプリ対応データ部13内のテーブルを決
定する。図17は、このテーブルのデータフォーマット
の例を示す図である。以下の説明では、この図を参照す
るものとする。ここで、各アプリケーションは、それぞ
れに対応する各アプリケーションIDを有しており、各
アプリケーションに対応するテーブルは、アプリ対応デ
ータ部13内のそのアプリケーションに付与されている
アプリケーションIDに対応するアドレスに記憶されて
いる。
【0051】次に、ATM呼制御部10は、ステップ8
で、上記テーブルに設定されているコネクション数が0
であるか否かをチェックすることにより、上記発信要求
が、このテーブルに対応するアプリケーションからの最
初の発信要求であるか否かを判定する。上記発信要求が
上記テーブルに対応するアプリケーションからの最初の
発信要求である場合は、例えば、前述した図3のシーケ
ンス図において、アプリケーションA1からシグナリン
グ部3にコネクションCN1の設定要求が送出された場
合、又はアプリケーションA2からシグナリング部3に
コネクションCN3の設定要求が送出された場合に対応
する。逆に、上記発信要求が上記テーブルに対応するア
プリケーションからの最初の発信要求ではない場合は、
例えば、前述した図3のシーケンス図において、アプリ
ケーションA1からシグナリング部3にコネクションC
N2の設定要求が送出された場合、又はアプリケーショ
ンA2からシグナリング部3にコネクションCN4の設
定要求が送出された場合に対応する。
【0052】上記発信要求が上記テーブルに対応するア
プリケーションからの最初の発信要求であってステップ
8の判定がYES(Y)の場合は、ATM呼制御部10
は、更にステップ9で、上記テーブルに設定されている
登録表示がONになっているか否かを判定する。この登
録表示は、それが含まれるテーブルに対応するアプリケ
ーションの全てのコネクションが切断されたときに、特
には図示しない処理によってOFFにされる。
【0053】従って、上記発信要求が上記テーブルに対
応するアプリケーションからの最初の発信要求であって
かつ上記登録表示がONであるということは、そのアプ
リケーションの通信においてエラーが発生していること
を意味するため、ステップ9の判定がYESの場合は、
ATM呼制御部10は、ステップ14で、その内部の発
信条件判定レジスタに、発信条件不成立を設定する。こ
のレジスタの状態は、後述する図15のステップ3で判
定される。
【0054】一方、ステップ9の判定がNOの場合に
は、ATM呼制御部10は、ステップ10で、その登録
表示をONとする。続いて、ATM呼制御部10は、ス
テップ11で、上記テーブル内のコネクション数を1と
し、また、上記テーブルに、属性情報と着アドレスを登
録する。属性情報としては、通信時のプロトコルタイプ
等が登録される。
【0055】次に、ATM呼制御部10は、ステップ1
2で、上記テーブル内のコネクション1状態を、発信中
状態とする。最後に、ATM呼制御部10は、ステップ
13で、その内部の発信条件判定レジスタに、発信条件
成立を設定する。
【0056】一方、上記発信要求が上記テーブルに対応
するアプリケーションからの最初の発信要求ではなくス
テップ8の判定がNO(N)の場合は、ATM呼制御部
10は、ステップ15で、上記テーブルに設定されてい
る登録表示がONになっているか否かを判定する。前述
したように、この登録表示は、それが含まれるテーブル
に対応するアプリケーションの最初のコネクションが設
定されたときに、ステップ10においてONにされてい
る。
【0057】従って、上記発信要求が上記テーブルに対
応するアプリケーションからの最初の発信要求ではなく
かつ上記登録表示がONではないということは、そのア
プリケーションの通信においてエラーが発生しているこ
とを意味するため、ステップ15の判定がNOの場合に
は、ATM呼制御部10は、ステップ20で、その内部
の発信条件判定レジスタに、発信条件不成立を設定す
る。
【0058】一方、ステップ15の判定がYESの場合
には、ATM呼制御部10は、ステップ16で、上記テ
ーブル内のコネクション数を更新(プラス1)する。続
いて、ATM呼制御部10は、ステップ17で、上記テ
ーブルに設定されているコネクション数と着アドレスを
チェックする。
【0059】上記テーブルに設定されているコネクショ
ン数がそれに対応するアプリケーションが処理可能な数
を超えており又は着アドレスが異常な値を示しておりス
テップ17のチェック結果がNGの場合には、ATM呼
制御部10は、ステップ20で、その内部の発信条件判
定レジスタに、発信条件不成立を設定する。
【0060】上記テーブルに設定されているコネクショ
ン数又は着アドレスが正常な値を示しておりステップ1
7のチェック結果がOKの場合は、ATM呼制御部10
は、ステップ18で、上記テーブル内のコネクションn
状態を、発信中状態とする。ここで、nは、現在の発信
要求がそれに対応するアプリケーションからの2回目の
ものなら2、3回目のものなら3となる。
【0061】最後に、ATM呼制御部10は、ステップ
19で、その内部の発信条件判定レジスタに、発信条件
成立を設定する。図15の説明に戻り、以上のようにし
て、ATM呼制御部10は、図15のステップ2で、発
信要求に対応するアプリケーションに関する発信条件を
チェックした後、ステップ3で、前述した発信条件判定
レジスタの値を判定することにより、上記発信要求に対
する発信条件が成立したか否かを判定する。
【0062】上記発信要求に対する発信条件が不成立で
ステップ3の判定がNOなら、ATM呼制御部10は、
その発信要求をリジェクトする。一方、上記発信要求に
対する発信条件が成立しステップ3の判定がYESなら
ば、ATM呼制御部10は、ステップ4で、発呼要求処
理を実行する。この処理において、ATM呼制御部10
は、上記発信要求に対応する発呼用の情報を生成し、そ
の情報に基づいて、図2のシグナリングプロトコル部1
1に対して、呼設定メッセージ(SETUP)のATM
網5への送出を指示する。
【0063】この場合特に、ATM呼制御部10からの
指示に従って、シグナリングプロトコル部11は、図4
(a) に示される呼設定メッセージ(SETUP)に含ま
れるCalling party number(12)エレメント内の、図12
(12)に示されるAddress/number digits(IA5 character
s) フィールド又はNSAP address octets フィールド
に、発側のATM端末1のアドレスX1を設定する。ま
た、シグナリングプロトコル部11は、図4(a) に示さ
れる呼設定メッセージ(SETUP)に含まれるCallin
g party subaddress(13)エレメント内の、図12(13)に
示されるSubaddressinformationフィールドに、発側の
ATM端末1のアプリケーションのサブアドレスを設定
する。また、シグナリングプロトコル部11は、図4
(a) に示される呼設定メッセージ(SETUP)に含ま
れるCalled party number(10) エレメント内の、図11
(10)に示されるAddress/number digits(IA5 character
s) フィールド又はNSAP address octets フィールド
に、着側のATM端末2のアドレスY1を設定する。シ
グナリングプロトコル部11は、図4(a) に示される呼
設定メッセージ(SETUP)に含まれるCalled party
subaddress(13) エレメント内の、図11(11)に示され
るSubaddress informationフィールドに、着側のATM
端末2のアプリケーションのサブアドレスを設定する。
【0064】また、ATM呼制御部10からの指示に従
って、シグナリングプロトコル部11は、図4(a) に示
される呼設定メッセージ(SETUP)に含まれるCall
reference(2) エレメント内の、図5(2) に示されるCa
ll reference valueフィールドに、前記発信要求に対応
する一意な呼参照値を設定する。これは、ATM端末
1、2が、各呼毎に呼制御用のメッセージを区別できる
ようにするために付与される値である。
【0065】その他、呼設定メッセージ(SETUP)
に一般的な設定を行った後、シグナリングプロトコル部
11は、その呼設定メッセージ(SETUP)を、呼制
御用の特定のVPI/VCI値を有するATMセルに格
納し、そのATMセルを図2のセル抽出/挿入部12か
らセル集線/分配部14を介してATM網5に送出す
る。
【0066】このようにして、図3のシーケンス図を用
いて前述したように、発側のATM端末1又は2のアド
レスX1又はY1とアプリケーションのサブアドレス
と、着側のATM端末2又は1のアドレスY1又はX1
とアプリケーションのサブアドレスとが設定された呼設
定メッセージ(SETUP)がATM網5に送出される
ことになる。
【0067】その後に、図3のシーケンス図を用いて前
述したように、発側のATM端末1又は2内のATM呼
制御部10は、セル集線/分配部14、セル抽出/挿入
部12、及びシグナリングプロトコル部11を介して、
ATM網5から応答メッセージ(CONNECT)を受
信すると、図15のステップ5で、呼接続処理を実行す
る。
【0068】この処理において、ATM呼制御部10
は、まず、図4(b) に示される応答メッセージ(CON
NECT)に含まれるCall reference(2) エレメント内
の、図5(2) に示されるCall reference valueフィール
ドに格納されている呼参照値を認識し、その応答メッセ
ージ(CONNECT)が以前に送出したどのアプリケ
ーション及びコネクションに関する呼設定メッセージ
(SETUP)に対応するものであるかを認識すること
により、図17に示される図2のアプリ対応データ部1
3内のテーブルを決定する。
【0069】次に、発側のATM端末1又は2内のAT
M呼制御部10は、上記テーブル内の該当するコネクシ
ョンn状態を発信中状態から通信中状態に変更する。更
に、ATM呼制御部10は、図4(b) に示される応答メ
ッセージ(CONNECT)に含まれるConnection ide
ntifier(14) エレメント内の、図13(14)に示されるVi
rtual Path Connection Identifierフィールドに格納さ
れているVPI値と、Virtual Channel Identifierフィ
ールドに格納されているVCI値を、それぞれ、上記テ
ーブル内のコネクションnVPI及びコネクションnV
CIとして登録する。以後、上記テーブルに対応するア
プリケーションは、上記コネクションnの通信は、上記
VPI/VCIが格納されたATMセルを用いて行うこ
とになる。
【0070】その後、発側のATM端末1又は2内のA
TM呼制御部10は、図15のステップ6で、発信完了
通知処理を実行する。この処理では、ATM呼制御部1
0は、図3のシーケンス図を用いて前述したように、シ
グナリングプロトコル部11、セル抽出/挿入部12、
及びセル集線/分配部14を介して、ATM網5に、前
記応答メッセージ(CONNECT)に含まれていた呼
参照値と同じ呼参照値が含まれる応答確認メッセージ
(CONN−ACK)を送出する。これにより、ATM
網5は、該当する呼の確立を確認する。
【0071】図18は、着側の図1に示されるATM端
末1、2内のシグナリング部3又は4内の図2に示され
るATM呼制御部10が、ATM網5からセル集線/分
配部14、セル抽出/挿入部12、及びシグナリングプ
ロトコル部11を介して、着信要求である呼設定メッセ
ージ(SETUP)を受信した場合に実行する具体的な
処理を示す動作フローチャートである。まず、ATM呼
制御部10は、図18のステップ1で、着信要求受付処
理を実行する。
【0072】具体的には、ATM呼制御部10は、図4
(a) に示される呼設定メッセージ(SETUP)に含ま
れるCalled party subaddress(13) エレメント内の、図
11(11)に示されるSubaddress informationフィールド
に設定されている、着側のATM端末2のアプリケーシ
ョンのサブアドレスによって、対応するアプリケーショ
ンを決定し、図2のアプリ対応データ部13内のそのア
プリケーションのアプリケーションIDに対応するアド
レスに記憶されている図19に示されるテーブルを参照
することによって、そのアプリケーションに関する着信
条件をチェックする。より具体的には、上記テーブルが
実際にアプリ対応データ部13上に存在するか否か、そ
のテーブル内のコネクション数がそれに対応するアプリ
ケーションが処理可能な数を超えていないか否か等をチ
ェックする。チェックの結果がOKなら、ATM呼制御
部10は、その内部の着信条件判定レジスタに、着信条
件成立を設定する。
【0073】上述の動作と同時に、ATM呼制御部10
は、必要なコネクションnを決定し、それに対応する上
記テーブル内のコネクションn状態を着信中状態に設定
すると共に、上記テーブル内のコネクション数を更新す
る。更に、ATM呼制御部10は、ATM網5から受信
された図4(a) に示される呼設定メッセージ(SETU
P)に含まれるConnection Identifier(14) エレメント
内の、図13(14)に示されるVirtual Path Connection
Identifierフィールドに格納されているVPI値と、Vi
rtual Channel Identifierフィールドに格納されている
VCI値を、それぞれ、上記テーブル内のコネクション
nVPI及びコネクションnVCIとして登録する。以
後、上記テーブルに対応する着側のアプリケーション
は、上記コネクションnの通信は、上記VPI/VCI
が格納されたATMセルを用いて行うことになる。
【0074】上述の処理は、前述した図3のシーケンス
図では、ATM端末2のシグナリング部4が、呼設定メ
ッセージ(SETUP)に設定されたサブアドレスS3
によるアプリケーションA3を識別する処理と、そのア
プリケーションA3に対してコネクションCN1の設定
要求を送出する処理と、それに対してアプリケーション
A3が、シグナリング部4に許諾(OK)を送出する処
理に対応する。
【0075】次に、ATM呼制御部10は、図18のス
テップ2で、上述の着信要求受付処理によって上述した
着信条件判定レジスタの値を判定することにより、着信
条件が成立したか否かを判定する。
【0076】着信条件が不成立でステップ2の判定がN
Oなら、ATM呼制御部10は、図18のステップ5
で、前記着信要求をリジェクトする。一方、着信条件が
成立しステップ2の判定がYESならば、ATM呼制御
部10は、ステップ3で、着信受付処理を実行する。こ
の処理において、ATM呼制御部10は、前記着信要求
に対応する応答用の情報を生成し、その情報に基づい
て、図2のシグナリングプロトコル部11に対して、応
答メッセージ(CONNECT)のATM網5への送出
を指示する。
【0077】この場合特に、ATM呼制御部10からの
指示に従って、シグナリングプロトコル部11は、受信
した図4(a) に示される呼設定メッセージ(SETU
P)に含まれるCall reference(2) エレメント内の、図
5(2) に示されるCall reference valueフィールドに発
側で設定されている呼参照値を、図4(b) に示される応
答メッセージ(CONNECT)に含まれるCall refer
ence(2) エレメント内の、図5(2) に示されるCall ref
erence valueフィールドに、設定する。この呼参照値に
よって、ATM網5は、先に着側のATM端末1又は2
に送った呼設定メッセージ(SETUP)に対応する応
答メッセージ(CONNECT)を認識できる。
【0078】その他、応答メッセージ(CONNEC
T)に一般的な設定を行った後、シグナリングプロトコ
ル部11は、その応答メッセージ(CONNECT)
を、呼制御用の特定のVPI/VCI値を有するATM
セルに格納し、そのATMセルを図2のセル抽出/挿入
部12からセル集線/分配部14を介してATM網5に
返送する。
【0079】このようにして、図3のシーケンス図を用
いて前述したように、着側のATM端末1又は2からA
TM網5へ、応答メッセージ(CONNECT)が返さ
れる。
【0080】その後に、図3のシーケンス図を用いて前
述したように、着側のATM端末1又は2内のATM呼
制御部10は、セル集線/分配部14、セル抽出/挿入
部12、及びシグナリングプロトコル部11を介して、
ATM網5から応答確認メッセージ(CONN−AC
K)を受信すると、図18のステップ4で、呼接続処理
を実行する。
【0081】この処理において、ATM呼制御部10
は、まず、応答確認メッセージ(CONN−ACK)に
含まれるCall referenceエレメントに格納されている呼
参照値を認識し、その応答確認メッセージ(CONN−
ACK)が以前に返送したどのアプリケーション及びコ
ネクションに関する応答メッセージ(CONNECT)
に対応するものであるかを認識することにより、図19
に示される図2のアプリ対応データ部13内のテーブル
を決定する。
【0082】次に、着側のATM端末1又は2内のAT
M呼制御部10は、上記テーブル内の該当するコネクシ
ョンn状態を着信中状態から通信中状態に変更する。こ
のようにして、着側のATM端末1又は2は、該当する
呼の確立を確認する。
【0083】以上説明したように、第1の実施の形態で
は、ATM端末1又は2に付与されるアドレスと、アプ
リケーションに付与されるサブアドレスを呼設定メッセ
ージ(SETUP)に格納して発側のATM端末1又は
2から着側のATM端末1又は2に転送することによ
り、発側と着側のアプリケーション間でのコネクション
の設定を確実に行うことができる。
【0084】ここで、図1及び図2に示される構成で
は、ATM網5にATM端末1、2が直接接続される構
成を有しているが、第1の実施の形態のシーケンス(図
3参照)は、ATM網にユーザ・網インタフェース(U
NI)によってセル分解組立装置(CLAD)が収容さ
れ、そのセル分解組立装置にそれぞれ端末が収容される
構成に対しても同様に適用できる。
【0085】図20は、そのようなセル分解組立装置
(CLAD)の構成図である。この構成が図1、図2に
示されるATM端末1、2の構成と異なる点は、各アプ
リケーションが各ポートに接続される既存の端末(非A
TM端末)に置き換えられている点のみである。その他
の、図2の場合と同じ番号が付与された各部分は、図2
の場合と同じ機能を有する。なお、ポート対応データ部
13は、図2に示されるアプリ対応データ部13に対し
て、名称が異なるだけで実質的に同じ機能を有する。
【0086】そして、このような構成においては、図
1、図2の構成においてATM端末1又は2に付与され
るアドレスと同様のアドレスがセル分解組立装置(CL
AD)に付与され、図1、図2の構成においてアプリケ
ーションに付与されるサブアドレスと同様のサブアドレ
スが既存の端末(非ATM端末)に付与され、それらが
呼設定メッセージ(SETUP)に格納されて発側の端
末から発側のセル分解組立装置(CLAD)を介して着
側のセル分解組立装置(CLAD)を介して着側の端末
に転送されることにより、発側と着側の端末間でのコネ
クションの設定を確実に行うことができる。第2の実施の形態 次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
【0087】第2の実施の形態の構成は、第1の実施の
形態における図1、図2に示される構成と同じである。
以下に説明する第2の実施の形態では、図1におけるア
プリケーションA1〜A4を指定するアプリケーション
IDを同一の符号A1〜A4によって示す。
【0088】第2の実施の形態では、第1の実施の形態
におけるような発側のアプリケーションのサブアドレス
と着側のアプリケーションのサブアドレスの代わりに、
発側のアプリケーションのアプリケーションIDが、呼
設定メッセージ(SETUP)の広帯域高位レイヤイン
フォメーションエレメントに設定され送出される。
【0089】例えば、アドレスX1を有するATM端末
1のアプリケーションA1からアドレスY1を有するA
TM端末2のアプリケーションA3にコネクションCN
1の設定要求が行われる場合を考える。
【0090】図21は、本発明の第1の実施の形態のシ
ーケンス説明図である。まず、図21のシーケンス図に
おいて、アプリケーションA1からの発信要求に対し
て、発側のATM端末1内のシグナリング部3内の図2
に示されるATM呼制御部10は、第1の実施の形態に
おいて図15〜図17を用いて説明した処理と同様の一
連の処理を実行する。
【0091】そして、図15のステップ4に対応する処
理において、発側のATM端末1内のシグナリング部3
内の図2に示されるシグナリングプロトコル部11は、
ATM呼制御部10からの指示に従って、図4(a) に示
される呼設定メッセージ(SETUP)に含まれるBroa
dband high layer information(8) エレメント内の、図
22(8) に示されるHigh layer information type フィ
ールドにユーザ特有情報を設定すると共に、図22(8)
に示されるHigh layer informationフィールドに発信要
求を行った発側のアプリケーションA1のアプリケーシ
ョンID(APL−ID) A1を設定する。
【0092】また、ATM呼制御部10からの指示に従
って、シグナリングプロトコル部11は、図4(a) に示
される呼設定メッセージ(SETUP)に含まれるCall
ingparty number(12)エレメント内の、図12(12)に示
されるAddress/number digits(IA5 characters) フィー
ルド又はNSAP address octets フィールドに、発側のA
TM端末1のアドレスX1を設定する。また、図4(a)
に示される呼設定メッセージ(SETUP)に含まれる
Called party number(10) エレメント内の、図11(10)
に示されるAddress/number digits(IA5 characters) フ
ィールド又はNSAP address octets フィールドに、着側
のATM端末2のアドレスY1を設定する。
【0093】更に、第1の実施の形態の場合と同様に、
ATM呼制御部10からの指示に従って、シグナリング
プロトコル部11は、図4(a) に示される呼設定メッセ
ージ(SETUP)に含まれるCall reference(2) エレ
メント内の、図5(2) に示されるCall reference value
フィールドに、前記発信要求に対応する一意な呼参照値
を設定するほか、呼設定メッセージ(SETUP)に一
般的な設定を行う。
【0094】その後、シグナリングプロトコル部11
は、その呼設定メッセージ(SETUP)を、呼制御用
の特定のVPI/VCI値を有するATMセルに格納
し、そのATMセルを図2のセル抽出/挿入部12から
セル集線/分配部14を介してATM網5に送出する。
【0095】ATM網5は、その呼設定メッセージ(S
ETUP)に応答して発側のATM端末1に対して呼受
付メッセージ(CALL−PROC)を返送すると共
に、呼設定メッセージ(SETUP)内のアドレスY1
に従って、ATM端末2にATM端末1からの呼設定メ
ッセージ(SETUP)を送出する。
【0096】ATM端末2のシグナリング部4は、図4
(a) に示される呼設定メッセージ(SETUP)に含ま
れるBroadband high layer information(8) エレメント
内の、図22(8) に示されるHigh layer information t
ype フィールドにユーザ特有情報が設定されている場合
に、図22(8) に示されるHigh layer informationフィ
ールドに設定されている発信要求を行った発側のアプリ
ケーションA1のアプリケーションID A1を識別
し、それに対応する着側のアプリケーションA3を検索
し、そのアプリケーションA3に対してコネクションC
N1の設定要求を送出する。
【0097】この時、アプリケーションA3は、コネク
ションを設定可能の状態であると、シグナリング部4に
許諾(OK)を送出する。シグナリング部4は、それを
受信することによって、応答メッセージ(CONNEC
T)をATM網5に送出する。
【0098】ATM網5は、ATM端末2から応答メッ
セージ(CONNECT)を受信すると、ATM端末2
のシグナリング部4に応答確認メッセージ(CONN−
ACK)を送出すると共に、ATM端末1のシグナリン
グ部3に応答メッセージ(CONNECT)を送出す
る。
【0099】ATM端末1のシグナリング部3は、AT
M網5から応答メッセージ(CONNECT)を受信す
ると、第1の実施の形態の場合と同様の図15のステッ
プ5で示される呼接続処理を実行した後、図15のステ
ップ6で示される発信完了通知処理を実行することによ
り、ATM網5に応答確認メッセージ(CONN−AC
K)を送出する。
【0100】この結果、アプリケーションA1、A3間
に、コネクションCN1が設定される。次に、アプリケ
ーションA1、A3間にコネクションCN1が設定され
た後、再びアプリケーションA1から新たなコネクショ
ンCN2の設定要求がシグナリング部3に送出される
と、シグナリング部3は、呼設定メッセージ(SETU
P)内のBroadband high layer information(8) エレメ
ントに、再び発側のアプリケーションA1に対応するア
プリケーションID A1を設定し、それをATM網5
に送出する。以下、コネクションCN1の場合と同様に
して、アプリケーションA1、A3間に、新たなコネク
ションCN2が設定される。
【0101】このようにして、所望のアプリケーション
A1、A3間に、複数のコネクションCN1、CN2を
設定することができる。ATM端末1のアプリケーショ
ンA2からATM端末2のアプリケーションA4に対し
てコネクションCN3、CN4が設定される場合も、上
述の場合と全く同様である。
【0102】上述のシーケンス例で示される第2の実施
の形態のシーケンスにおいて、発側のATM端末1又は
2内のシグナリング部3又は4で実行される発信時の処
理は、前述したように第1の実施の形態において図15
〜図17を用いて説明したものと同じである。
【0103】また、着側のATM端末1又は2内のシグ
ナリング部3又は4で実行される発信時の全体処理は、
第1の実施の形態において図18及び図19を用いて説
明したものと同じである。但し、図18のステップ1の
着信要求受付処理は、第2の実施の形態では、図23の
動作フローチャートによって示される。
【0104】図23において、ATM呼制御部10は、
ステップ1で、図4(a) に示される呼設定メッセージ
(SETUP)に含まれるBroadband high layer infor
mation(8) エレメント内の、図22(8) に示されるHigh
layer informationフィールドに発信要求を行った発側
のアプリケーションA1のアプリケーションID A1
が、図2のアプリ対応データ部13内の何れかの着側の
アプリケーションに対応する図19に示されるテーブル
のアプリケーションIDフィールドに登録されているか
否かを判定する。
【0105】そして、ATM呼制御部10は、ステップ
2において、上述のステップ1の判定の結果、発側のア
プリケーションID A1が登録されている着側のアプ
リケーションのテーブルが存在するか否かを判定する。
【0106】発側のアプリケーションID A1が登録
されている着側のアプリケーションのテーブルが存在せ
ずステップ2の判定がNOの場合には、ATM呼制御部
10は、ステップ3を実行する。このような場合は、図
21のシーケンス図において、例えば発側のアプリケー
ションA1が初めて発信要求を送出した場合に対応す
る。
【0107】ATM呼制御部10は、ステップ3で、ア
プリ対応データ部13上のテーブルを検索することによ
り、通信を行っていない空きアプリケーションの中で着
信可能なアプリケーションを検索する。次に、ATM呼
制御部10は、ステップ4で、ステップ3の検索に対応
する着側のアプリケーションが存在するか否かを判定す
る。
【0108】ステップ3の検索に対応する着側のアプリ
ケーションが存在せずステップ4の判定がNOの場合に
は、ATM呼制御部10は、ステップ9で、その内部の
着信条件判定レジスタに、着信条件不成立を設定する。
このレジスタの状態は、図18のステップ2で判定され
る。
【0109】一方、ステップ3の検索に対応する着側の
アプリケーションが存在しステップ4の判定がYESの
場合には、ATM呼制御部10は、ステップ5で、アプ
リ対応データ部13内の上記着側のアプリケーションに
対応する図19に示されるテーブル内の登録表示をON
とする。
【0110】続いて、ATM呼制御部10は、ステップ
6で、上記テーブル内のコネクション数を1とし、ま
た、上記テーブルに、受信した図4(a) の呼設定メッセ
ージ(SETUP)に含まれるCalling party number(1
2)エレメントに格納されている発側のATM端末1のア
ドレス(発アドレス)と、第1の実施の形態の場合と同
様の属性情報と、受信した図4(a) の呼設定メッセージ
(SETUP)に含まれるBroadband high layer infor
mation(8) エレメントに格納されている発信要求を行っ
た発側のアプリケーションIDを、それぞれ登録する。
【0111】次に、ATM呼制御部10は、ステップ7
で、上記テーブル内のコネクション1状態を、着信中状
態とする。最後に、ATM呼制御部10は、ステップ8
で、その内部の着信条件判定レジスタに、着信条件成立
を設定する。
【0112】一方、発側のアプリケーションID A1
が登録されている着側のアプリケーションのテーブルが
存在しステップ2の判定がYESの場合には、ATM呼
制御部10は、ステップ10を実行する。このような場
合は、図21のシーケンス図において、例えば発側のア
プリケーションA1がコネクションCN1を設定した
後、更にコネクションCN2の設定要求を送出した場合
に対応する。
【0113】ATM呼制御部10は、ステップ10で、
上記テーブルに設定されているコネクション数、アプリ
ケーションID、及び発側のATM端末1又は2のアド
レスをチェックする。
【0114】上記テーブルに設定されているコネクショ
ン数がそれに対応する着側のアプリケーションが処理可
能な数を超えている場合、又はアプリケーションIDが
設定されていないような場合、或いは、発側のATM端
末1又は2のアドレスが設定されていないような場合に
は、ステップ10のチェック結果はNGとなる。この場
合には、ATM呼制御部10は、ステップ14で、その
内部の着信条件判定レジスタに、着信条件不成立を設定
する。
【0115】一方、ステップ10のチェック結果がOK
の場合は、ATM呼制御部10は、ステップ11で、上
記テーブル内のコネクション数を更新(プラス1)す
る。次に、ATM呼制御部10は、ステップ12で、上
記テーブル内のコネクションn状態を着信中状態とす
る。ここで、nは、それに対応するアプリケーションに
対する現在の着信要求が2回目のものなら2、3回目の
ものなら3となる。
【0116】最後に、ATM呼制御部10は、ステップ
13で、その内部の着信条件判定レジスタに、着信条件
成立を設定する。以上のようにして、第2の実施の形態
では、図4(a) の呼設定メッセージ(SETUP)に含
まれるBroadband high layer information(8) エレメン
トに格納されている発信要求を行った発側のアプリケー
ションIDに基づいて、発側のアプリケーションと着側
のアプリケーションの間の複数のコネクションを確実に
設定することができる。
【0117】第2の実施の形態においては、第1の実施
の形態で用いられたようなサブアドレスは用いられない
ため、アドレス体系上の制約が生じず、アドレス資源の
有効利用が図れるという利点がある。
【0118】ここで、第2の実施の形態において採用さ
れる図1及び図2に示される構成では、ATM網5にA
TM端末1、2が直接接続される構成を有しているが、
第2の実施の形態のシーケンス(図21参照)は、図2
0に示されるように、ATM網にユーザ・網インタフェ
ース(UNI)によりセル分解組立装置(CLAD)が
収容され、そのセル分解組立装置にそれぞれ端末が収容
される構成に対しても同様に適用できる。
【0119】この場合には、セル分解組立装置に収容さ
れる端末を特定する端末IDが、図4(a) の呼設定メッ
セージ(SETUP)に含まれるBroadband high layer
information(8) エレメントに格納されることになる。
【0120】また、以上説明した第2の実施の形態の説
明では、図4(a) の呼設定メッセージ(SETUP)に
含まれるBroadband high layer information(8) エレメ
ントには、発信要求を行った発側のアプリケーションI
D又は端末IDが格納されているが、次に説明する第3
の実施の形態の場合のように、Broadband high layerin
formation(8) エレメントに、最初の接続要求において
はアプリケーション又は端末に関するアドレスは設定せ
ず、2回目以降の接続要求において、着側のアプリケー
ションID又は端末IDが格納されるようにしても、発
側のアプリケーション又は端末と着側のアプリケーショ
ン又は端末の間の複数のコネクションを確実に設定する
ことができる。第3の実施の形態 次に、本発明の第3の実施の形態について説明する。
【0121】第3の実施の形態の構成は、第1の実施の
形態における図1、図2に示される構成と同じである。
以下に説明する第3の実施の形態では、第2の実施の形
態の場合と同様、図1におけるアプリケーションA1〜
A4を指定するアプリケーションIDを同一の符号A1
〜A4によって示す。
【0122】第3の実施の形態では、第2の実施の形態
で定義されたアプリケーションIDが、呼設定メッセー
ジ(SETUP)のBroadband high layer information
(広帯域高位レイヤインフォメーション)エレメントで
はなく、呼設定メッセージ(SETUP)及び応答メッ
セージ(CONNECT)上で定義される新たなインフ
ォメーションエレメント(IE)を用いて伝送される。
【0123】このインフォメーションエレメント(I
E)は、エンド・エンドのアプリケーション間で、自由
に使用できるトランスペアレントなデータとする。図2
4(a) 及び(b) は、第3の実施の形態において使用され
る呼設定メッセージ(SETUP)と応答メッセージ
(CONNECT)のデータフォーマット例を示す図で
ある。このデータフォーマットが、図4(a) 及び(b) に
示される第1の実施の形態におけるものと異なる点は、
呼設定メッセージ(SETUP)及び応答メッセージ
(CONNECT)に、User data information(18) エ
レメントという新たなインフォメーションエレメント
(IE)が定義される点である。
【0124】このエレメントの詳細は、図25に示され
る。図25において、Informationelement identifier
フィールドには、User data information エレメントを
示す適当な識別子が設定され、User data information
typeフィールドにはユーザ特有情報が設定され、そし
て、User data information フィールドに、必要に応じ
て着側のアプリケーションID(APL−ID)が設定
される。
【0125】上述のインフォメーションエレメント(I
E)を用い、(a) 呼設定メッセージ(SETUP)に発
側のアプリケーションID又は発側の端末IDを設定す
る方法と、(b) 呼設定メッセージ(SETUP)及び応
答メッセージ(CONNECT)に着側のアプリケーシ
ョンID又は着側の端末IDを設定する方法と、(c)呼
設定メッセージ(SETUP)及び応答メッセージ(C
ONNECT)に発側及び着側のアプリケーションID
又は発側及び着側の端末IDを設定する方法とが考えら
れる。
【0126】上述の(a) の方法を用いた発側のアプリケ
ーションと着側のアプリケーション間の複数コネクショ
ン設定の処理は、発側のアプリケーションID又は発側
の端末IDを設定するエレメントが、Broadband high l
ayer information(広帯域高位レイヤインフォメーショ
ン)エレメントからインフォメーションエレメント(I
E)に換わった以外は、第2の実施の形態の場合と全く
同じである。
【0127】また、上述の(c) の方法を用いた発側のア
プリケーションと着側のアプリケーション間の複数コネ
クション設定の処理については、後述する第3の実施の
形態として説明する。
【0128】以下の説明では、上述の(b) の方法を用い
た発側のアプリケーションと着側のアプリケーション間
の複数コネクション設定の処理について説明する。この
(b) の方法においては、発側のATM端末1又は2で
は、呼設定メッセージ(SETUP)に定義される新た
なインフォメーションエレメント(IE)に、発側のア
プリケーションID又は発側の端末IDが設定され、着
側のATM端末1又は2では、発側のアプリケーション
ID又は端末IDに対応したアプリケーション又は端末
が選択されて、コネクションが設定される。そして、そ
の場合に、呼設定メッセージ(SETUP)に対する最
初の応答メッセージ(CONNECT)の上記インフォ
メーションエレメント(IE)に、着側のアプリケーシ
ョンID又は端末IDが設定されて送出されることによ
り、発側のATM端末1又は2では、次回の呼設定メッ
セージ(SETUP)に、発側のアプリケーションID
又は端末IDと共に、着側のアプリケーションID又は
端末IDが設定されて送出されることにより、アプリケ
ーション間又は端末間に複数のコネクションを容易に設
定することができる。
【0129】図26は、本発明の第3の実施の形態のシ
ーケンス説明図である。まず、図26のシーケンス図に
おいて、アプリケーションA1からの発信要求に対し
て、発側のATM端末1内のシグナリング部3内の図2
に示されるATM呼制御部10は、第1の実施の形態に
おいて図15〜図17を用いて説明した処理と同様の一
連の処理を実行する。
【0130】そして、図15のステップ4に対応する処
理において、発側のATM端末1内のシグナリング部3
内の図2に示されるシグナリングプロトコル部11は、
ATM呼制御部10からの指示に従って、図24(a) に
示される呼設定メッセージ(SETUP)に含まれるUs
er data information(18) エレメント内の、図25に示
されるUser data information typeフィールドにはユー
ザ特有情報を設定すると共に、図25に示されるUser d
ata information フィールドには、ダミーデータを設定
する。
【0131】また、ATM呼制御部10からの指示に従
い、シグナリングプロトコル部11は、図24(a) に示
される呼設定メッセージ(SETUP)に含まれるCall
ingparty number(12)エレメント内の、図12(12)に示
されるAddress/number digits(IA5 characters) フィー
ルド又はNSAP address octets フィールドに、発側のA
TM端末1のアドレスX1を設定する。また、図24
(a) に示される呼設定メッセージ(SETUP)に含ま
れるCalled party number(10) エレメント内の、図11
(10)に示されるAddress/number digits(IA5 character
s) フィールド又はNSAP address octets フィールド
に、着側のATM端末2のアドレスY1を設定する。
【0132】更に、第1の実施の形態の場合と同様に、
ATM呼制御部10からの指示に従って、シグナリング
プロトコル部11は、図24(a) に示される呼設定メッ
セージ(SETUP)に含まれるCall reference(2) エ
レメント内の、図5(2) に示されるCall reference val
ueフィールドに、前記発信要求に対応する一意な呼参照
値を設定する他、呼設定メッセージ(SETUP)に一
般的な設定を行う。
【0133】その後、シグナリングプロトコル部11
は、その呼設定メッセージ(SETUP)(図26では
SETUP(X1、--、Y1)と表示される)を、呼制
御用の特定のVPI/VCI値を有するATMセルに格
納して、そのATMセルを図2のセル抽出/挿入部12
からセル集線/分配部14を介してATM網5に送出す
る。
【0134】ATM網5は、その呼設定メッセージ(S
ETUP)に応答して発側のATM端末1に対して呼受
付メッセージ(CALL−PROC)を返送すると共
に、呼設定メッセージ(SETUP)内のアドレスY1
に従って、ATM端末2にATM端末1からの呼設定メ
ッセージ(SETUP)を送出する。
【0135】ATM端末2のシグナリング部4は、図2
4(a) に示される呼設定メッセージ(SETUP)に含
まれるUser data information(18) エレメント内の、図
25に示されるUser data information typeフィールド
にユーザ特有情報が設定されており、更に、図25に示
されるUser data information フィールドにダミーデー
タが設定されている場合に、着側の空きアプリケーショ
ンA3を検索し、そのアプリケーションA3に対してコ
ネクションCN1の設定要求を送出する。
【0136】この時、アプリケーションA3は、コネク
ションを設定可能の状態であると、シグナリング部4に
許諾(OK)を送出する。これに対し、第1の実施の形
態の場合と同様の図18のステップ3に対応する処理に
おいて、着側のATM端末2内のシグナリング部3は、
図24(b) に示される応答メッセージ(CONNEC
T)に含まれるUser data information(18)エレメント
内の、図25に示されるUser data information typeフ
ィールドにはユーザ特有情報を設定すると共に、図25
に示されるUser data information フィールドに、アプ
リケーションID A3を設定し、その応答メッセージ
(CONNECT)を、ATM網5に返送する。
【0137】ATM網5は、ATM端末2から応答メッ
セージ(CONNECT)を受信すると、ATM端末2
のシグナリング部4に応答確認メッセージ(CONN−
ACK)を送出すると共に、ATM端末1のシグナリン
グ部3に応答メッセージ(CONNECT)を送出す
る。
【0138】ATM端末1のシグナリング部3は、AT
M網5から応答メッセージ(CONNECT)を受信す
ると、第1の実施の形態の場合と同様の図15のステッ
プ5で示される呼接続処理において、図24(b) に示さ
れる応答メッセージ(CONNECT)に含まれるUser
data information(18) エレメント内の、図25に示さ
れるUser data information typeフィールドにユーザ特
有情報が設定されていることを確認した後、図25に示
されるUser data information フィールドに設定されて
いる着側のアプリケーションID A3を、図2のアプ
リ対応データ部13内の、発側のアプリケーションA1
のアプリケーションID A1に対応するアドレスに記
憶されている図17に示されるテーブルのアプリケーシ
ョンIDフィールドに記憶する。なお、発側のアプリケ
ーションA1は、呼設定メッセージ(SETUP)の送
出時に、応答メッセージ(CONNECT)に含まれる
呼参照値と同じ呼参照値と、予め対応付けられている。
その後、ATM端末1のシグナリング部3は、図15の
ステップ6で示される発信完了通知処理を実行すること
によって、ATM網5に応答確認メッセージ(CONN
−ACK)を送出する。
【0139】この結果、アプリケーションA1、A3間
に、コネクションCN1が設定される。次に、アプリケ
ーションA1から再度コネクションCN2の設定要求が
あると、発側のATM端末1内のシグナリング部3内の
図2に示されるATM呼制御部10は、第1の実施の形
態において図15〜図17を用いて説明した処理と同様
の一連の処理を再び実行する。
【0140】そして、発側のATM端末1内のシグナリ
ング部3内の図2に示されるATM呼制御部10が、図
15のステップ2に対応する処理において、まず、アプ
リケーションA1のアプリケーションID A1に対応
するアドレスに記憶されている図17に示されるテーブ
ルに着側のアプリケーションID A3が記憶されてい
ることを検出する。
【0141】続いて、図15のステップ4に対応する処
理において、発側のATM端末1内のシグナリング部3
内の図2に示されるシグナリングプロトコル部11は、
ATM呼制御部10からの指示に従って、図24(a) に
示される呼設定メッセージ(SETUP)に含まれるUs
er data information(18) エレメント内の、図25に示
されるUser data information typeフィールドにユーザ
特有情報を設定すると共に、図25に示されるUser dat
a information フィールドに、着側のアプリケーション
ID A3を設定する。
【0142】この呼設定メッセージ(SETUP)をA
TM網5を介して受信したATM端末2内のシグナリン
グ部4は、そのメッセージに格納されている発側のアド
レスX1とアプリケーションID A3とに基づいて、
アドレスX1のATM端末1とアプリケーションID
A3のアプリケーションとにリンクしたコネクションが
既に設定されていることを確認し、そのアプリケーショ
ンA3にコネクションCN2の設定要求を送出する。
【0143】そして、アプリケーションA3からの許諾
(OK)により、前述のコネクションCN1の設定要求
時と同様にして、アプリケーションA1、A3間にコネ
クションCN2が設定される。すなわち、所望のアプリ
ケーション間に複数のコネクションを設定することがで
きる。
【0144】ATM端末1のアプリケーションA2から
ATM端末2のアプリケーションA4に対してコネクシ
ョンCN3、CN4が設定される場合も、上述のシーケ
ンスと全く同様である。
【0145】上述のシーケンス例で示される第3の実施
の形態のシーケンスにおいて、着側のATM端末1又は
2内のシグナリング部3又は4で実行される発信時の全
体処理は、第1の実施の形態において図18及び図19
を用いて説明したものと同じである。但し、図18のス
テップ1の着信要求受付処理は、第3の実施の形態で
は、図27の動作フローチャートによって示される。
【0146】図27において、ATM呼制御部10は、
ステップ1で、図24(a) に示される呼設定メッセージ
(SETUP)に含まれるUser data information(18)
エレメント内の、図25に示されるUser data informat
ion フィールドに、ダミーデータが設定されているか否
かを判定する。
【0147】ダミーデータの設定が確認されステップ1
の判定がYESの場合には、ATM呼制御部10は、ス
テップ2を実行する。このような場合は、図26のシー
ケンス図において、例えば発側のアプリケーションA1
が初めて発信要求を送出した場合に対応する。
【0148】ATM呼制御部10は、ステップ2で、ア
プリ対応データ部13上のテーブルを検索することによ
り、通信を行っていない空きアプリケーションの中で着
信可能なアプリケーションを検索する。
【0149】次に、ATM呼制御部10は、ステップ3
で、ステップ2の検索に対応する着側のアプリケーショ
ンが存在するか否かを判定する。ステップ2の検索に対
応する着側のアプリケーションが存在せずステップ3の
判定がNOの場合には、ATM呼制御部10は、ステッ
プ8で、その内部の着信条件判定レジスタに、着信条件
不成立を設定する。このレジスタの状態は、図18のス
テップ2で判定される。
【0150】一方、ステップ2の検索に対応する着側の
アプリケーションが存在しステップ3の判定がYESの
場合には、ATM呼制御部10は、ステップ4で、アプ
リ対応データ部13内の上記着側のアプリケーションに
対応する図19に示されるテーブル内の登録表示をON
とする。
【0151】続いて、ATM呼制御部10は、ステップ
5で、上記テーブル内のコネクション数を1とし、ま
た、上記テーブルに、受信した図24(a) の呼設定メッ
セージ(SETUP)に含まれるCalling party number
(12)エレメントに格納されている発側のATM端末1の
アドレス(発アドレス)と、第1の実施の形態の場合と
同様の属性情報を、それぞれ登録する。
【0152】次に、ATM呼制御部10は、ステップ6
で、上記テーブル内のコネクション1状態を、着信中状
態とする。最後に、ATM呼制御部10は、ステップ7
で、その内部の着信条件判定レジスタに、着信条件成立
を設定する。
【0153】一方、図24(a) に示される呼設定メッセ
ージ(SETUP)に含まれるUserdata information(1
8) エレメント内の、図25に示されるUser data infor
mation フィールドに、ダミーデータ以外のアプリケー
ションIDが設定されておりステップ1の判定がNOの
場合には、ATM呼制御部10は、ステップ9を実行す
る。このような場合は、図26のシーケンス図におい
て、例えば発側のアプリケーションA1がアプリケーシ
ョンA3との間でコネクションCN1を設定した後、更
にアプリケーションA3を指定してコネクションCN2
の設定要求を送出した場合に対応する。
【0154】ATM呼制御部10は、ステップ9で、ア
プリ対応データ部13上で、呼設定メッセージ(SET
UP)に含まれる着側のアプリケーションIDに対応す
るアドレスを検査することにより、上記着側のアプリケ
ーションIDに対応するアプリケーションが存在するか
否かを判定する。
【0155】この結果、指定された着側のアプリケーシ
ョンが存在せずステップ9の判定がNOの場合には、A
TM呼制御部10は、ステップ14で、その内部の着信
条件判定レジスタに、着信条件不成立を設定する。この
レジスタの状態は、図18のステップ2で判定される。
【0156】一方、指定された着側のアプリケーション
が存在しステップ9の判定がYESの場合には、ATM
呼制御部10は、ステップ10で、上記テーブルに設定
されているコネクション数、属性情報、及び発側のAT
M端末1又は2のアドレスをチェックする。
【0157】上記テーブルに設定されているコネクショ
ン数がそれに対応する着側のアプリケーションが処理可
能な数を超えている場合、又は属性情報が設定されてい
ないような場合、或いは、発側のATM端末1又は2の
アドレスが設定されていないような場合には、ステップ
10のチェック結果はNGとなる。この場合には、AT
M呼制御部10は、ステップ14で、その内部の着信条
件判定レジスタに、着信条件不成立を設定する。
【0158】一方、ステップ10のチェック結果がOK
の場合は、ATM呼制御部10は、ステップ11で、上
記テーブル内のコネクション数を更新(プラス1)す
る。次に、ATM呼制御部10は、ステップ12で、上
記テーブル内のコネクションn状態を着信中状態とす
る。ここで、nは、それに対応するアプリケーションに
対する現在の着信要求が2回目のものなら2、3回目の
ものなら3となる。
【0159】最後に、ATM呼制御部10は、ステップ
13で、その内部の着信条件判定レジスタに、着信条件
成立を設定する。ここで、第3の実施の形態において採
用される図1及び図2に示される構成では、ATM網5
にATM端末1、2が直接接続される構成を有している
が、第3の実施の形態のシーケンス(図26参照)は、
図20に示されるように、ATM網にユーザ・網インタ
フェース(UNI)によりセル分解組立装置(CLA
D)が収容され、そのセル分解組立装置にそれぞれ端末
が収容される構成に対しても同様に適用できる。
【0160】この場合には、セル分解組立装置に収容さ
れる端末を特定する端末IDが、図24(a) の呼設定メ
ッセージ(SETUP)又は図24(b) の応答メッセー
ジ(CONNECT)に含まれるUser data informatio
n(18) エレメントに格納されることになる。第4の実施の形態 次に、本発明の第4の実施の形態について説明する。
【0161】第4の実施の形態の構成は、第1の実施の
形態における図1、図2に示される構成と同じである。
以下に説明する第4の実施の形態は、第3の実施の形態
の説明において前述したように、第3の実施の形態にお
いて図24(a) に示される呼設定メッセージ(SETU
P)及び図24(b) に示される応答メッセージ(CON
NECT)に新たに定義された図25に示されるUser d
ata information(18) エレメントに、発側及び着側のア
プリケーションID又は発側及び着側の端末IDを設定
する方法(c) に対応するものである。
【0162】図28は、本発明の第4の実施の形態のシ
ーケンス説明図である。まず、図28のシーケンス図に
おいて、アプリケーションA1からの発信要求に対し
て、発側のATM端末1内のシグナリング部3内の図2
に示されるATM呼制御部10は、第1の実施の形態に
おいて図15〜図17を用いて説明した処理と同様の一
連の処理を実行する。
【0163】そして、図15のステップ4に対応する処
理において、発側のATM端末1内のシグナリング部3
内の図2に示されるシグナリングプロトコル部11は、
ATM呼制御部10からの指示に従って、図24(a) に
示される呼設定メッセージ(SETUP)に含まれるUs
er data information(18) エレメント内の、図25に示
されるUser data information typeフィールドにはユー
ザ特有情報を設定すると共に、図25に示されるUser d
ata information フィールドに、発側のアプリケーショ
ンID A1を設定し、着側のアプリケーションIDと
してはダミーデータを設定する。
【0164】また、ATM呼制御部10からの指示に従
い、シグナリングプロトコル部11は、図24(a) に示
される呼設定メッセージ(SETUP)に含まれるCall
ingparty number(12)エレメント内の、図12(12)に示
されるAddress/number digits(IA5 characters) フィー
ルド又はNSAP address octets フィールドに、発側のA
TM端末1のアドレスX1を設定する。また、図24
(a) に示される呼設定メッセージ(SETUP)に含ま
れるCalled party number(10) エレメント内の、図11
(10)に示されるAddress/number digits(IA5 character
s) フィールド又はNSAP address octets フィールド
に、着側のATM端末2のアドレスY1を設定する。
【0165】更に、第1の実施の形態の場合と同様に、
ATM呼制御部10からの指示に従って、シグナリング
プロトコル部11は、図24(a) に示される呼設定メッ
セージ(SETUP)に含まれるCall reference(2) エ
レメント内の、図5(2) に示されるCall reference val
ueフィールドに、前記発信要求に対応する一意な呼参照
値を設定する他、呼設定メッセージ(SETUP)に一
般的な設定を行う。
【0166】その後、シグナリングプロトコル部11
は、その呼設定メッセージ(SETUP)(図28では
SETUP(X1、--、Y1)と表示される)を、呼制
御用の特定のVPI/VCI値を有するATMセルに格
納して、そのATMセルを図2のセル抽出/挿入部12
からセル集線/分配部14を介してATM網5に送出す
る。
【0167】ATM網5は、その呼設定メッセージ(S
ETUP)に応答して発側のATM端末1に対して呼受
付メッセージ(CALL−PROC)を返送すると共
に、呼設定メッセージ(SETUP)内のアドレスY1
に従って、ATM端末2にATM端末1からの呼設定メ
ッセージ(SETUP)を送出する。
【0168】ATM端末2のシグナリング部4は、図2
4(a) に示される呼設定メッセージ(SETUP)に含
まれるUser data information(18) エレメント内の、図
25に示されるUser data information typeフィールド
にユーザ特有情報が設定されており、更に、図25に示
されるUser data information フィールドに発側のアプ
リケーションID A1が設定された着側のアプリケー
ションIDとしてダミーデータが設定されている場合
に、上記発側のアプリケーションIDに対応させて着側
の空きアプリケーションA3を検索し、そのアプリケー
ションA3に対してコネクションCN1の設定要求を送
出する。
【0169】この時、アプリケーションA3は、コネク
ションを設定可能の状態であると、シグナリング部4に
許諾(OK)を送出する。これに対し、第1の実施の形
態の場合と同様の図18のステップ3に対応する処理に
おいて、着側のATM端末2内のシグナリング部3は、
図24(b) に示される応答メッセージ(CONNEC
T)に含まれるUser data information(18)エレメント
内の、図25に示されるUser data information typeフ
ィールドにはユーザ特有情報を設定すると共に、図25
に示されるUser data information フィールドに、発側
のアプリケーションID A1と新たに決定された着側
のアプリケーションID A3を設定し、その応答メッ
セージ(CONNECT)を、ATM網5に返送する。
【0170】ATM網5は、ATM端末2から応答メッ
セージ(CONNECT)を受信すると、ATM端末2
のシグナリング部4に応答確認メッセージ(CONN−
ACK)を送出すると共に、ATM端末1のシグナリン
グ部3に応答メッセージ(CONNECT)を送出す
る。
【0171】ATM端末1のシグナリング部3は、AT
M網5から応答メッセージ(CONNECT)を受信す
ると、第1の実施の形態の場合と同様の図15のステッ
プ5で示される呼接続処理において、図24(b) に示さ
れる応答メッセージ(CONNECT)に含まれるUser
data information(18) エレメント内の、図25に示さ
れるUser data information typeフィールドにユーザ特
有情報が設定されていることを確認した後、図25に示
されるUser data information フィールドに設定されて
いる着側のアプリケーションID A3を、図2のアプ
リ対応データ部13内の、図25に示されるUser data
information フィールドに設定されている発側のアプリ
ケーションA1のアプリケーションID A1に対応す
るアドレスに記憶されている図17に示されるテーブル
のアプリケーションIDフィールドに記憶する。その
後、ATM端末1のシグナリング部3は、図15のステ
ップ6で示される発信完了通知処理を実行することによ
り、ATM網5に応答確認メッセージ(CONN−AC
K)を送出する。
【0172】この結果、アプリケーションA1、A3間
に、コネクションCN1が設定される。次に、アプリケ
ーションA1から再度コネクションCN2の設定要求が
あると、発側のATM端末1内のシグナリング部3内の
図2に示されるATM呼制御部10は、第1の実施の形
態において図15〜図17を用いて説明した処理と同様
の一連の処理を再び実行する。
【0173】そして、発側のATM端末1内のシグナリ
ング部3内の図2に示されるATM呼制御部10が、図
15のステップ2に対応する処理において、まず、アプ
リケーションA1のアプリケーションID A1に対応
するアドレスに記憶されている図17に示されるテーブ
ルに着側のアプリケーションID A3が記憶されてい
ることを検出する。
【0174】続いて、図15のステップ4に対応する処
理において、発側のATM端末1内のシグナリング部3
内の図2に示されるシグナリングプロトコル部11は、
ATM呼制御部10からの指示に従って、図24(a) に
示される呼設定メッセージ(SETUP)に含まれるUs
er data information(18) エレメント内の、図25に示
されるUser data information typeフィールドにユーザ
特有情報を設定すると共に、図25に示されるUser dat
a information フィールドに、発側のアプリケーション
ID A1と着側のアプリケーションID A3を設定
する。
【0175】この呼設定メッセージ(SETUP)をA
TM網5を介して受信したATM端末2内のシグナリン
グ部4は、そのメッセージに格納されている発側のアプ
リケーションID Aと着側のアプリケーションID
A3とに基づいて、発側のアプリケーションA1と着側
ののアプリケーションA3とにリンクしたコネクション
が既に設定されていることを確認し、そのアプリケーシ
ョンA3にコネクションCN2の設定要求を送出する。
【0176】そして、アプリケーションA3からの許諾
(OK)により、前述のコネクションCN1の設定要求
時と同様にして、アプリケーションA1、A3間にコネ
クションCN2が設定される。すなわち、所望のアプリ
ケーション間に複数のコネクションを設定することがで
きる。
【0177】ATM端末1のアプリケーションA2から
ATM端末2のアプリケーションA4に対してコネクシ
ョンCN3、CN4が設定される場合も、上述のシーケ
ンスと全く同様である。
【0178】上述のシーケンス例で示される第4の実施
の形態のシーケンスにおいて、着側のATM端末1又は
2内のシグナリング部3又は4で実行される発信時の全
体処理は、第1の実施の形態において図18及び図19
を用いて説明したものと同じである。但し、図18のス
テップ1の着信要求受付処理は、第4の実施の形態で
は、図29の動作フローチャートによって示される。
【0179】図29において、ATM呼制御部10は、
ステップ1で、図24(a) に示される呼設定メッセージ
(SETUP)に含まれるUser data information(18)
エレメント内の、図25に示されるUser data informat
ion フィールドに、着側のアプリケーションIDとして
ダミーデータが設定されているか否かを判定する。
【0180】ダミーデータの設定が確認されステップ1
の判定がYESの場合には、ATM呼制御部10は、ス
テップ2を実行する。このような場合は、図28のシー
ケンス図において、例えば発側のアプリケーションA1
が初めて発信要求を送出した場合に対応する。
【0181】ATM呼制御部10は、ステップ2で、ア
プリ対応データ部13上のテーブルを検索することによ
り、通信を行っていない空きアプリケーションの中で着
信可能なアプリケーションを検索する。
【0182】次に、ATM呼制御部10は、ステップ3
で、ステップ2の検索に対応する着側のアプリケーショ
ンが存在するか否かを判定する。ステップ2の検索に対
応する着側のアプリケーションが存在せずステップ3の
判定がNOの場合には、ATM呼制御部10は、ステッ
プ8で、その内部の着信条件判定レジスタに、着信条件
不成立を設定する。このレジスタの状態は、図18のス
テップ2で判定される。
【0183】一方、ステップ2の検索に対応する着側の
アプリケーションが存在しステップ3の判定がYESの
場合には、ATM呼制御部10は、ステップ4で、アプ
リ対応データ部13内の上記着側のアプリケーションに
対応する図19に示されるテーブル内の登録表示をON
とする。
【0184】続いて、ATM呼制御部10は、ステップ
5で、上記テーブル内のコネクション数を1とし、ま
た、上記テーブルに、受信した図24(a) の呼設定メッ
セージ(SETUP)に含まれるCalling party number
(12)エレメントに格納されている発側のATM端末1の
アドレス(発アドレス)と、第1の実施の形態の場合と
同様の属性情報と、図24(a) に示される呼設定メッセ
ージ(SETUP)に含まれるUser data information
(18) エレメント内の、図25に示されるUser data inf
ormation フィールドに格納されている発側のアプリケ
ーションIDを、それぞれ登録する。
【0185】次に、ATM呼制御部10は、ステップ6
で、上記テーブル内のコネクション1状態を、着信中状
態とする。最後に、ATM呼制御部10は、ステップ7
で、その内部の着信条件判定レジスタに、着信条件成立
を設定する。
【0186】一方、図24(a) に示される呼設定メッセ
ージ(SETUP)に含まれるUserdata information(1
8) エレメント内の、図25に示されるUser data infor
mation フィールドに、ダミーデータ以外のアプリケー
ションIDが設定されておりステップ1の判定がNOの
場合には、ATM呼制御部10は、ステップ9を実行す
る。このような場合は、図28のシーケンス図におい
て、例えば発側のアプリケーションA1がアプリケーシ
ョンA3との間でコネクションCN1を設定した後、更
にアプリケーションA3を指定してコネクションCN2
の設定要求を送出した場合に対応する。
【0187】ATM呼制御部10は、ステップ9で、ア
プリ対応データ部13上で、呼設定メッセージ(SET
UP)に含まれる着側のアプリケーションIDに対応す
るアドレスを検査することにより、上記着側のアプリケ
ーションIDに対応するアプリケーションが存在するか
否かを判定する。
【0188】この結果、指定された着側のアプリケーシ
ョンが存在せずステップ9の判定がNOの場合には、A
TM呼制御部10は、ステップ14で、その内部の着信
条件判定レジスタに、着信条件不成立を設定する。この
レジスタの状態は、図18のステップ2で判定される。
【0189】一方、指定された着側のアプリケーション
が存在しステップ9の判定がYESの場合には、ATM
呼制御部10は、ステップ10で、上記テーブルに設定
されているコネクション数、アプリケーションID、及
び発側のATM端末1又は2のアドレスをチェックす
る。
【0190】上記テーブルに設定されているコネクショ
ン数がそれに対応する着側のアプリケーションが処理可
能な数を超えている場合、又はアプリケーションIDが
設定されていないような場合、或いは、発側のATM端
末1又は2のアドレスが設定されていないような場合に
は、ステップ10のチェック結果はNGとなる。この場
合には、ATM呼制御部10は、ステップ14で、その
内部の着信条件判定レジスタに、着信条件不成立を設定
する。
【0191】一方、ステップ10のチェック結果がOK
の場合は、ATM呼制御部10は、ステップ11で、上
記テーブル内のコネクション数を更新(プラス1)す
る。次に、ATM呼制御部10は、ステップ12で、上
記テーブル内のコネクションn状態を着信中状態とす
る。ここで、nは、それに対応するアプリケーションに
対する現在の着信要求が2回目のものなら2、3回目の
ものなら3となる。
【0192】最後に、ATM呼制御部10は、ステップ
13で、その内部の着信条件判定レジスタに、着信条件
成立を設定する。ここで、第4の実施の形態において採
用される図1及び図2に示される構成では、ATM網5
にATM端末1、2が直接接続される構成を有している
が、第4の実施の形態のシーケンス(図28参照)は、
図20に示されるように、ATM網にユーザ・網インタ
フェース(UNI)によりセル分解組立装置(CLA
D)が収容され、そのセル分解組立装置にそれぞれ端末
が収容される構成に対しても同様に適用できる。
【0193】この場合には、第3の実施の形態の場合と
同様、セル分解組立装置に収容される端末を特定する端
末IDが、図24(a) の呼設定メッセージ(SETU
P)又は図24(b) の応答メッセージ(CONNEC
T)に含まれるUser data information(18) エレメント
に格納されることになる。
【0194】上述した第3又は第4の実施の形態におい
ては、サブアドレスを用いるものではないから、アドレ
ス体系上の制約が生じず、アドレス資源の有効利用が図
れるという利点がある。更に、発側から着側のみなら
ず、着側から発側へもコネクション設定情報を伝達する
ことができるため、柔軟なコネクションの設定が可能と
なる。
【0195】
【発明の効果】本発明の第1の態様によれば、複数のア
プリケーション又は複数の端末を一意なサブアドレスに
よって識別できるため、発側と着側のアプリケーション
間又は端末間に単一又は複数のコネクションを容易に設
定することが可能となる。
【0196】本発明の第2の態様によれば、アプリケー
ション識別情報又は端末識別情報に基づいて発側と着側
の間で対応するアプリケーション又は端末を確実に検索
することが可能となり、それらの間の複数のコネクショ
ンを確実に設定することが可能となる。
【0197】また、本発明の第2の態様では、サブアド
レスは用いられないため、アドレス体系上の制約が生じ
ず、アドレス資源の有効利用が図れるという利点があ
る。本発明の第3の態様によれば、呼設定メッセージ又
は応答メッセージ内に新たに定義されたインフォメーシ
ョンエレメントにアプリケーション識別情報又は端末識
別情報が格納されることにより、本発明の第2の態様の
場合と同様に、アドレス資源の有効利用が図れると共
に、発側から着側のみならず、着側から発側へもコネク
ション設定情報を伝達することができるため、柔軟なコ
ネクションの設定が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の説明図である。
【図2】ATM端末のブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態のシーケンス説明図
である。
【図4】SETUPメッセージとCONNECTメッセ
ージのデータフォーマット図である。
【図5】Information element の詳細なデータ構成図で
ある。
【図6】Information element の詳細なデータ構成図で
ある。
【図7】Information element の詳細なデータ構成図で
ある。
【図8】Information element の詳細なデータ構成図で
ある。
【図9】Information element の詳細なデータ構成図で
ある。
【図10】Information element の詳細なデータ構成図
である。
【図11】Information element の詳細なデータ構成図
である。
【図12】Information element の詳細なデータ構成図
である。
【図13】Information element の詳細なデータ構成図
である。
【図14】Information element の詳細なデータ構成図
である。
【図15】発信要求受信時の動作フローチャートであ
る。
【図16】発信要求分析処理の動作フローチャートであ
る。
【図17】発信側のアプリ対応データ部13内のテーブ
ル構成図である。
【図18】着信時の動作フローチャートである。
【図19】着信側のアプリ対応データ部13内のテーブ
ル構成図である。
【図20】セル分解組立装置(CLAD)のブロック図
である。
【図21】本発明の第2の実施の形態のシーケンス説明
図である。
【図22】第2の実施の系値アクセスにおける (8)Broa
dband high layer informationエレメントのデータ構成
図である。
【図23】第2の実施の形態における着信要求処理の動
作フローチャートである。
【図24】第3の実施の形態にけるSETUPメッセー
ジとCONNECTメッセージのデータフォーマット図
である。
【図25】(18)User data information エレメントのデ
ータ構成図である。
【図26】本発明の第3の実施の形態のシーケンス説明
図である。
【図27】第3の実施の形態における着信要求処理の動
作フローチャートである。
【図28】本発明の第4の実施の形態のシーケンス説明
図である。
【図29】第4の実施の形態における着信要求処理の動
作フローチャートである。
【図30】考えられる複数コネクションの第1の設定形
態の説明図である。
【図31】考えられる複数コネクションの第2の設定形
態の説明図である。
【符号の説明】
1、2 ATM端末 3、4 シグナリング部 5 ATM網 A1〜A4 アプリケーション S1〜S4 サブアドレス CN1〜CN4 コネクション

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のアプリケーション又は複数の端末
    を1つ或いは複数のユーザ網インタフェースにより交換
    網に収容して、該1つ或いは複数のユーザ網インタフェ
    ース上に複数のコネクションを設定する制御方法におい
    て、 前記複数のアプリケーション又は複数の端末毎に一意な
    サブアドレスを付与し、 呼設定メッセージに発側の複数のアプリケーション又は
    複数の端末のサブアドレスと着側の複数のアプリケーシ
    ョン又は複数の端末のサブアドレスを設定して該呼設定
    メッセージを前記ユーザ網インタフェースに送出し、 前記ユーザ網インタフェースを介して、前記発側の複数
    のアプリケーション又は複数の端末のサブアドレスと前
    記着側の複数のアプリケーション又は複数の端末のサブ
    アドレスとにより指定された発側と着側の前記アプリケ
    ーション間又は端末間に単一又は複数のコネクションを
    設定する、 ことを特徴とする複数コネクション設定制御方法。
  2. 【請求項2】 複数のアプリケーション又は複数の端末
    を1つ或いは複数のユーザ網インタフェースにより交換
    網に収容して、該1つ或いは複数のユーザ網インタフェ
    ース上に複数コネクションを設定する制御方法におい
    て、 呼設定メッセージに含まれる広帯域高位レイヤ情報イン
    フォメーションエレメントに、アプリケーション識別情
    報又は端末識別情報を設定して該呼設定メッセージを前
    記ユーザ網インタフェースに送出し、 前記ユーザ網インタフェースを介して、前記アプリケー
    ション識別情報又は端末識別情報に基づいて発側と着側
    の前記アプリケーション間又は端末間に単一又は複数の
    コネクションを設定する、 ことを特徴とする複数コネクション設定制御方法。
  3. 【請求項3】 複数のアプリケーション又は複数の端末
    を1つ或いは複数のユーザ網インタフェースにより交換
    網に収容して、該1つ或いは複数のユーザ網インタフェ
    ース上に複数のコネクションを設定する制御方法におい
    て、 呼設定メッセージ及び正常シーケンスにおける最初の着
    側からの応答メッセージに含まれ、エンド・エンド間で
    透過的なデータであり、その内容をエンド・エンド間で
    任意に定義可能なインフォメーションエレメントを定義
    し、 前記呼設定メッセージ又は応答メッセージ内の前記イン
    フォメーションエレメントに、アプリケーション識別情
    報又は端末識別情報を設定して該呼設定メッセージ又は
    応答メッセージを前記ユーザ網インタフェースに送出
    し、 前記ユーザ網インタフェースを介して、前記アプリケー
    ション識別情報又は端末識別情報に基づいて発側と着側
    の前記アプリケーション間又は端末間に単一又は複数の
    コネクションを設定する、 ことを特徴とする複数コネクション設定制御方法。
  4. 【請求項4】 複数のアプリケーション又は複数の端末
    を1つ或いは複数のユーザ網インタフェースにより交換
    網に収容して、該1つ或いは複数のユーザ網インタフェ
    ース上に複数のコネクションを設定する制御方法におい
    て、 呼設定メッセージ及び正常シーケンスにおける最初の着
    側からの応答メッセージに含まれ、エンド・エンド間で
    透過的なデータであり、その内容をエンド・エンド間で
    任意に定義可能なインフォメーションエレメントを定義
    し、 前記呼設定メッセージ又は応答メッセージ内の前記イン
    フォメーションエレメントに、発側のアプリケーション
    識別情報又は端末識別情報を設定して該呼設定メッセー
    ジ又は応答メッセージを前記ユーザ網インタフェースに
    送出し、 前記ユーザ網インタフェースを介して、前記発側のアプ
    リケーション識別情報又は端末識別情報に基づいて発側
    と着側の前記アプリケーション間又は端末間に単一又は
    複数のコネクションを設定する、 ことを特徴とする複数コネクション設定制御方法。
  5. 【請求項5】 複数のアプリケーション又は複数の端末
    を1つ或いは複数のユーザ網インタフェースにより交換
    網に収容して、該1つ或いは複数のユーザ網インタフェ
    ース上に複数のコネクションを設定する制御方法におい
    て、 呼設定メッセージ及び正常シーケンスにおける最初の着
    側からの応答メッセージに含まれ、エンド・エンド間で
    透過的なデータであり、その内容をエンド・エンド間で
    任意に定義可能なインフォメーションエレメントを定義
    し、 前記呼設定メッセージ又は応答メッセージ内の前記イン
    フォメーションエレメントに、着側のアプリケーション
    識別情報又は端末識別情報を設定して該呼設定メッセー
    ジ又は応答メッセージを前記ユーザ網インタフェースに
    送出し、 前記ユーザ網インタフェースを介して、前記着側のアプ
    リケーション識別情報又は端末識別情報に基づいて発側
    と着側の前記アプリケーション間又は端末間に単一又は
    複数のコネクションを設定する、 ことを特徴とする複数コネクション設定制御方法。
  6. 【請求項6】 複数のアプリケーション又は複数の端末
    を1つ或いは複数のユーザ網インタフェースにより交換
    網に収容して、該1つ或いは複数のユーザ網インタフェ
    ース上に複数のコネクションを設定する制御方法におい
    て、 呼設定メッセージ及び正常シーケンスにおける最初の着
    側からの応答メッセージに含まれ、エンド・エンド間で
    透過的なデータであり、その内容をエンド・エンド間で
    任意に定義可能なインフォメーションエレメントを定義
    し、 前記呼設定メッセージ又は応答メッセージ内の前記イン
    フォメーションエレメントに、発側及び着側のアプリケ
    ーション識別情報又は端末識別情報を設定して該呼設定
    メッセージ又は応答メッセージを前記ユーザ網インタフ
    ェースに送出し、 前記ユーザ網インタフェースを介して、前記発側及び着
    側のアプリケーション識別情報又は端末識別情報に基づ
    いて発側と着側の前記アプリケーション間又は端末間に
    単一又は複数のコネクションを設定する、 ことを特徴とする複数コネクション設定制御方法。
JP22351595A 1995-02-10 1995-08-31 複数コネクション設定制御方法 Withdrawn JPH08279814A (ja)

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JP2277595 1995-02-10
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