JP3774179B2 - インターネットテレビ電話システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、インターネット技術を利用して簡単に映像と音声を送受信することが可能なインターネットテレビ電話システムに関するものである。なお、本願において「映像」とは、動画と静止画像とを含んだ意味とする。
【0002】
【従来の技術】
昨今では、インターネット技術及び通信技術の発達に伴って、容易に映像や音声のファイルを送受信することができるようになった。この結果、前記ファイルのようにまとまったものではなく、リアルタイムで映像や音声のデータそのものを送受信するチャット、あるいはテレビ電話会議、等の各種サービスが普及することとなった。なお、以下、上記したサービスを総称してインターネットテレビ電話と称す。
【0003】
従来の上記インターネットテレビ電話は、同じメーカーの同じアプリケーションがインストールされた発呼側と被呼側の例えばパーソナルコンピュータ端末(以下、「端末」という)において、同時間に上記アプリケーションが起動している発呼側と被呼側の端末間を有線又は無線の回線によって接続して、映像や音声データの送受信(以下、「通信」という)を行う。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のインターネットテレビ電話は、上記したように同じメーカーの同じアプリケーションをインストールし、同時期に起動している端末同士のみしか通信ができなかったため、異なるメーカーの異なるアプリケーションがインストールされた端末同士では通信は不可能ということになり、インターネット接続が可能などのような端末からでも発呼を行うことができなかった。
【0005】
つまり従来のインターネットテレビ電話は、契約する際には、契約を行う者のみが単独で加入しても、電話番号のように用いるグローバルIPアドレスを知っており、かつ同メーカーの同アプリケーションをインストールした端末(相手)を知らなければ、単独で契約しても無意味である。結果として、従来のインターネットテレビ電話は、1以上の互いに被呼側となり得る者(端末)と共に契約を行う必要があり、また、契約していない者は発呼することができないため、非常に限られた者(端末)同士でしか通信ができないといった問題があった。
【0006】
また、従来のインターネットテレビ電話は、上記したように発呼側と被呼側とで契約した端末に同メーカーの同アプリケーションをダウンロードしたり、購入したり、インストールしたり、する必要があり、手間であると共に、そのようにインストールした端末のみでしか通信を行うことができず、例えば同メーカーの同アプリケーションがインストールされていない外出先の別の端末を使用して発呼することができなかった。
【0007】
さらに、従来のインターネットテレビ電話は、契約した端末のいわゆる電話番号の機能を果たすのはグローバルIPアドレスであり、このグローバルIPアドレスを逐一設定する手間が必要となり、契約した者(端末)同士であっても煩雑に相手を替えて通話を行うことができなかった。
【0008】
また、このようにグローバルIPアドレスを指定することは、相手の端末そのものを指定することを意味するから、例えば悪意ある第三者に簡単に端末を覗かれてしまうという危険がある。この危険を回避するには、上記した同メーカーの同アプリケーションを用いる特定の者(端末)同士での通信を許可しない制限を加えるか、高度なセキュリティを講じる必要があり、いずれにしても通常の電話のような汎用性を有した使い方ができないといった問題がある。
【0009】
本発明は、上記の問題を解決するものであり、電話番号の代わりとなるURLアドレスを知るインターネット接続可能などんな端末でも発呼を行え、被呼側の端末を発呼側から簡単に指定して安全に通信を行うことができるインターネットテレビ電話システムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明は、サーバに、URLアドレス発行部と、ホームページ蓄積部とを備えて、発呼側の端末から発呼する際に、該発呼側の端末において汎用ブラウザを起動し、被呼側の端末に対して契約時に発行された電話番号の代わりとなるURLアドレスを入力してサーバに接続し、サーバと発呼側の端末が接続されるとURLアドレスで指定されるホームページをホームページ蓄積部から読み出して該発呼側の端末へ送信し、発呼側の端末のブラウザ上で起動されたプラグインプログラムにおいて発呼の操作をすることによって、発呼側の端末において通信専用の特別な設定をすることなく、被呼側の端末との通信を行うようにしたのである。このようにすることで、端末を選ばず発呼を行うことが可能となり、被呼側の端末を発呼側から簡単に指定して安全に通信を行うことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
本発明のインターネットテレビ電話システムは、インターネットを介して接続した発呼側と被呼側の端末間で画像と音声を送受信するインターネットテレビ電話システムにおいて、インターネット接続されたサーバに、被呼側の端末に対して契約時にURLアドレスを発行するURLアドレス発行部と、URLアドレスによって特定されるホームページを蓄積したホームページ蓄積部と、を備え、サーバは、被呼側の端末との契約が完了するとホームページをホームページ蓄積部に蓄積すると共に、発呼側の端末から発呼する際には、発呼側の端末のブラウザを起動し、被呼側の端末に対して契約時に発行されたURLアドレスを入力してサーバに接続し、サーバは、発呼側の端末から接続されると、URLアドレスで指定されるホームページをホームページ蓄積部から読み出して該発呼側の端末へ送信し、発呼側の端末のブラウザ上で起動されたプラグインプログラムにおいて発呼の操作をすることによって、発呼側の端末において通信専用の特別な設定をすることなく、ホームページを介して該発呼側と被呼側の端末間で映像と音声の通信を行うものである。
【0012】
ところで、従来のインターネットテレビ電話システムは、グローバルIPアドレスを電話番号のように指定して(インターネット接続した端末自体を指定して)通信を行うようにしていた。
【0013】
すなわち、グローバルIPアドレスを指定するということは、発呼側と被呼側の端末のインターネット上の位置を特定するということを意味する。よって何らのセキュリティを講じない場合、例えば悪意ある第三者によって、グローバルIPアドレスが知られた側の端末が覗かれたり、破壊されたり、悪用されたりする危険性がある。
【0014】
よって従来のインターネットテレビ電話システムは、このようにグローバルIPアドレスを指定する手法を採っていたため、高度なセキュリティを講じる必要が生じると共に、上記した危険を回避する策の一つとして互いに信頼できる端末、つまり同メーカーの同アプリケーションを使用し、かつ自分のグローバルIPアドレスを知り得るごく限られた者(端末)同士で通信を行うしかなかった。
【0015】
そこで、本発明は、従来のインターネットテレビ電話システムにおけるグローバルIPアドレスに代えて、発呼の際の電話番号としてURLアドレスを採用するようにした。すなわち本発明は、発呼側の端末は発呼を行うために(被呼側に与えられる)URLアドレスを指定する点が従来のインターネットテレビ電話システムとは全く異なる。
【0016】
URLアドレスを指定して通信を行うということは、すなわち通常のホームページ等を閲覧するための汎用ブラウザを用いることで通信が可能であることを意味する。そして、汎用ブラウザを用いるということは、ブラウザにおいてセキュリティが施されていれば、(他の端末に自端末が特定されることなく)安全に発呼側と被呼側の端末間で通信が行える。
【0017】
また、汎用ブラウザを用いるということは、すなわち発呼側の端末は被呼側への発呼及び通信のために同メーカーの同アプリケーションを有していなくてもよいことを意味する。よって発呼側の端末はインターネット接続可能でブラウザを有していればどのような端末であってもよいのである。
【0018】
本発明のインターネットテレビ電話システムにおけるサーバは、少なくとも被呼側の端末(契約者)が契約すると、ホームページをホームページ蓄積部に蓄積する。そして、サーバは、サーバに蓄積され、契約時に読み出した所定の契約ホームページに契約者が入力した電子メールアドレス宛に、上記ホームページのURLアドレスを前記URLアドレス発行部より送信する。
【0019】
なお、この契約時に、例えばサーバのプログラム蓄積部から、被呼側の端末向けのプログラムをダウンロードさせるようにすればよい。もちろんプログラムを記録した媒体を郵送などで契約者に送付してもよい。契約者の端末においては、上記した被呼側の端末向けのプログラムをインストールすれば、後の発呼側の端末からの発呼要求に応じることができるようになる。
【0020】
一方、発呼側の端末(ここでは契約者外を意味する)は、汎用ブラウザを起動して、この汎用ブラウザにおいて、上記した被呼側の端末(契約者)から告知されたURLアドレスを入力し、当該URLアドレスで指定されるホームページに接続する。
【0021】
ここで、サーバは、発呼側の端末が当該ホームページに接続され、発呼側の端末において初めて本発明のインターネットテレビ電話システムを利用して発呼した際には、この初回時のみ発呼側の端末におけるブラウザで起動するプラグインプログラムのダウンロードを促す。
【0022】
発呼側の端末がプラグインプログラムのダウンロード及びインストールを行う旨の信号をサーバに出力すると、サーバは発呼側の端末向けの上記プラグインプログラムを発呼側の端末へ送信する。そして、発呼側の端末は、このプラグインプログラムがダウンロードされインストールされると(当該URLアドレスで指定される)被呼側の端末へ発呼可能となる。
【0023】
なお、上記した被呼側の端末向けのプログラムと、発呼側の端末向けのプログラムの相違は、前者が契約時にその契約に伴って有償で与えられるのに対し、後者が契約に拘わらず無償で誰にでも入手できるという点である。
【0024】
また、本発明のインターネットテレビ電話システムで通信に用いる「被呼側の端末で使用されるプログラム」と、従来のインターネットテレビ電話システムで通信に用いる「同メーカーの同アプリケーション」との相違は、前者が少なくとも被呼側の端末にインストールされていればよいのに対し、後者が発呼側と被呼側の端末において必ずインストールされていなければならない点である。
【0025】
また、本発明のインターネットテレビ電話システムで通信に用いる「発呼側の端末で使用されるプラグインプログラム」と、従来のインターネットテレビ電話システムで通信に用いる「同メーカーの同アプリケーション」との相違は、前者が汎用ブラウザを介してインターネット接続可能な一般的などのような端末でも発呼側の端末として機能させることができるのに対し、後者が「同メーカーの同アプリケーション」をインストールした端末でしか発呼側の端末として機能させることができない点である。
【0026】
すなわち、本発明のインターネットテレビ電話システムで通信に用いる「発呼側の端末で使用されるプラグインプログラム」は、外出先の端末であっても、発呼時に汎用ブラウザを介して初回のみダウンロードされインストールされれば即座に発呼側の端末となる。これに対して、従来のインターネットテレビ電話システムで通信に用いる「同メーカーの同アプリケーション」は、外出先の端末では、常に「同メーカーの同アプリケーション」を携帯してインストールしなければならない。
【0027】
また、従来のインターネットテレビ電話システムに用いる「同メーカーの同アプリケーション」は、インストールした端末で常に発呼側のグローバルIPアドレスを設定なければならないと共に、端末自体の設定も種々手を加えなければならないため、汎用性に欠ける。
【0028】
これに対して、本発明のインターネットテレビ電話システムに用いる「発呼側の端末で使用されるプラグインプログラム」は、携帯する必要もなく、設定も不要である。これは、汎用ブラウザのプラグインプログラムであること、電話番号としてURLアドレスを指定すればよいこと、に起因した大きな特徴である。
【0029】
そして、本発明のインターネットテレビ電話システムは、発呼側の端末は、契約者でなくてもよく、すなわち、被呼側の端末における契約時に与えられたURLアドレスを知っている者は誰でも(上記したようにインターネット接続可能でホームページ閲覧可能なブラウザを有した)汎用の端末を用いて被呼側への発呼が可能となる。
【0030】
【実施例】
以下に本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は、本発明のインターネットテレビ電話システムの構成を示す。図2は、本発明のインターネットテレビ電話システムにおける処理手順を示す。以降、本実施例では、被呼側を契約者として、発呼側を契約していない者として、説明する。
【0031】
図1において、1は本発明のインターネットテレビ電話システムを提供するためのサーバであり、このサーバ1には本発明を実現させるための以下の構成を備えている。1Aは、後述する被呼側に有償で例えばダウンロードさせるプログラム(以下、契約プログラムという)と、発呼側に無償でダウンロードさせるプラグインプログラムとを蓄積したプログラム蓄積部である。
【0032】
1Bは、被呼側(契約者)に対して、電話番号の代わりとなる、後述するホームページ蓄積部1Dのホームページを指定するためのURLアドレスを例えば電子メールにて発行するURLアドレス発行部である。1Cは、上記URLアドレスで指定される契約者(被呼側)毎のホームページを蓄積したホームページ蓄積部である。
【0033】
1Dは、前記URLアドレス発行部1Bにて発行されたURLアドレスとホームページ蓄積部1Cで蓄積されるホームページとを関連付けて管理し、さらにそのホームページの状況、つまりホームページ(URLアドレス)の接続状況を管理するURLアドレス管理部である
【0034】
上記構成のサーバ1は、サービスを提供するためにインターネットNに双方向データ通信可能に接続されている。利用者の端末(発呼側端末PC、被呼側端末PR)は、インターネットNを介してサーバ1に接続されている。端末は、前記するように発呼側端末PC、被呼側端末利用者PRとが存在するが、構成自体は、インターネットN(ネットワーク)に接続可能とされ、通常の例えばパソコンに(静止画撮影用、動画撮影用を問わない)カメラCと、ヘッドホンH(又はスピーカ)、マイクMとを接続あるいは内蔵している。
【0035】
上記構成において本発明のインターネットテレビ電話システムは、次のように動作する。図2に示すように、まず、被呼側端末PRにおいて、例えばブラウザを起動し、本発明のインターネットテレビ電話を利用するためのゲートホームページに接続する。なお、このゲートホームページもホームページ蓄積部1Cに蓄積されている。そして、ゲートホームページにおいて、例えば初めての利用で、かつ契約するならば(図2の「被呼側端末処理」1でYES、以下「R」1でYESと記す)、処理はR4へ進む。
【0036】
R1で、ゲートホームページで契約しないならば(R1でNO)、初めての利用ではなく既に電話番号の代わりをするURLアドレスを有しているか否かをゲートホームページにおいて例えば選択させる(R2)。R2において、URLアドレスを有する場合(R2でYES)、処理は後述するR9へ進む。さらに、R2でURLアドレスを有していない場合(R2でNO)、発呼を行うのか否かをゲートホームページで選択させ(R3)、発呼するならば(R3でYES)処理は発呼側に移行し、発呼しないならば(R3でNO)、処理は終了する。
【0037】
R1で、ゲートホームページにおいて契約することを選択した場合(R1でYES)、サーバ1は、契約有りを判断し(「サーバ処理」1でYES、以下「S」1でYESと記す)。ホームページ蓄積部1Cに蓄積された契約ホームページを被呼側端末PRに送信する(S2)。
【0038】
被呼側端末PRにおいて契約ホームページを受信すると(R4)、ブラウザによって契約ホームページを表示し(R5)、契約内容について入力し、サーバ1に送信する(R6)。
【0039】
サーバ1は、被呼側端末PRから送信された契約内容を受信すると(S3)、続いて契約の入力内容を確認したうえで、被呼側端末PR(契約者)についての電話番号の代わりとなるURLアドレスをURLアドレス発行部1Bにより例えば電子メールで、契約ホームページに記載された契約者の電子メールアドレス宛に送信し、また、被呼側端末PRにおいて起動しているブラウザを介してプログラム蓄積部1Aに蓄積されたプログラムを送信する(S4)。
【0040】
サーバ1は、URLアドレスを被呼側端末PRに送信する際に、ホームページ蓄積部1Cに蓄積されるホームページの1つを前記URLアドレスと契約者とで関連付けて割り当て、URLアドレス管理部1Dに蓄積する。このように管理することにより、契約者とURLアドレス(ホームページ)とを適正に管理することが可能であり、また、後述する通信異常も監視することができる。
【0041】
被呼側端末PRでは、URLアドレスを受信し、プログラムがダウンロードされた後(R7)、該プログラムをインストールし(R8)、URLアドレスを友人、知人などに、例えば電子メールアドレスによって告知しておく。なお、プログラムは、インストールされた時点で、被呼側端末PRに接続されたマイクM、カメラC、及びヘッドホンHを認識し、各々使用可能な状態となる。ちなみに、マイクM、カメラC、ヘッドホンHのうちいずれか1つが接続されている場合であっても通信自体は可能である。
【0042】
以上の後、又はR2でYESの後、上記プログラムを起動しておけば(R9)、発呼に応じて通信を行うことが可能となる。ここで、被呼側端末PRは、契約の際に課金がなされるが、この契約に要する課金は、サーバ1をインターネット接続するためのプロバイダを介して請求される。そして、被呼側端末PRは、発呼をしない限り(R3でYES)、発呼に関する課金は発生しない。
【0043】
一方、上記したように、被呼側端末PRのURLアドレスを告知された発呼側端末PCは、被呼側端末PRに発呼するために、ブラウザを起動し(「発呼側端末処理」1、以下「C」1と記す)、当該URLアドレスを入力し(C2)、サーバ1に接続する(C3)。
【0044】
サーバ1は、発呼側端末PCから接続されると(S5でYES)、ホームページ蓄積部1Cに蓄積されたゲートホームページを送信し、初めての(本発明のインターネットテレビ電話システムを利用した最初の)発呼か否かを選択させる(S6)。発呼側端末PCは、サーバ1から送信されたゲートホームページにおいて、初めての発呼であるか否かを選択し(C4)、初めてである場合は(C4でYES)C5に進み、初めてではない場合は(C5でNO)C6に進む。
【0045】
サーバ1は、発呼側端末PCで初めてであると選択された場合(S6でYES)、プログラム蓄積部1Aに蓄積されたプラグインプログラムを発呼側端末PCに送信し(S7)、被呼側端末PRのURLアドレスで指定されるホームページをホームページ蓄積部1Aから読み出し、発呼側端末PCに送信する(S8)。
【0046】
発呼側端末PCは、ゲートホームページを介してプラグインプログラムをダウンロードすると(C5)、このプラグインプログラムがインストールされ、当該URLアドレスで指定される被呼側端末PRのホームページが表示されると共に、該プラグインプログラムがブラウザ上において起動する(C6)。
【0047】
ここで、本発明のインターネットテレビ電話システムの大きな特徴は、発呼側端末PCにおいては、同メーカーの同アプリケーションを常にインストールしていなくてもよいと共に、そのようなアプリケーションを起動させる必要がない点である。すなわち、通常の汎用ブラウザ上でプラグインプログラムが(ダウンロードされて)起動し、発呼が可能となるので、例えば外出先のどのような端末であっても(アプリケーションを記録した媒体を携帯して逐一インストールする必要なく)発呼が可能な点が本発明の従来にはないメリットと言える。
【0048】
発呼側端末PCは、ブラウザ上で起動されたプラグインプログラムがインストールされた時点で、発呼側端末PCに接続されたマイクM、カメラC、及びヘッドホンHを認識し、各々使用可能な状態となる。ちなみに、マイクM、カメラC、ヘッドホンHのうちいずれか1つが接続されている場合であっても通信自体は可能である。
【0049】
発呼側端末PCは、例えばブラウザ上で起動されたプラグインプログラムにおいて発呼ボタンを操作すると、被呼側端末PRに向けて発呼される(C7)。なお、この発呼によって発呼側端末PCには課金が発生する。この課金は、サーバ1にインターネット接続するためのプロバイダを介して請求される。
【0050】
サーバ1は、発呼側端末PCからの発呼の信号を受信すると、直ちに被呼側端末PRに送信する(S9)。被呼側端末PRは、この発呼の信号を、起動しているプログラムで検知し(R10でYES)、発呼に応じるためにプログラムにおけるフックオフ操作すると(R11でYES)、通信が開始される(R12)。なお、発呼に応じずにプログラムにおけるフックオフ操作をしないと(R11でNO)、例えば所定のコール時間の後にタイムアウトとなって処理は終了する。
【0051】
一方、サーバ1は、被呼側端末PRにおいてフックオフ操作がなされると、発呼側端末PCからの発呼要求に応じて接続されたとして、発呼側端末PCにその旨通知する(S10でYES)。そして、発呼側端末PCは、被呼側端末PRがフックオフ操作した信号を受信したとき(C8でYES)、プラグインプログラムにおいて通信がなされる(C10)。
【0052】
なお、サーバ1は、発呼側端末PCと被呼側端末PRの通信中は、特に動作をしないが、例えば既に通信中にある被呼側端末PRに対して、他の複数の発呼側端末PCから発呼があった場合には、URLアドレス管理部1Cによって当該URLアドレスの状況を確認し、通信中である旨を記したホームページをホームページ管理部1Cから読み出して他の複数の発呼側端末PCに対して送信するようにしている。
【0053】
なお、サーバ1におけるS10、及び発呼側端末PCにおけるC8で、被呼側端末PRとの接続ができないとき(S10でNO、C8でNO)、接続異常か否かを判断し(S11、C9)、接続異常のときは(S11でYES、C9でYES)、処理を終了する。
【0054】
また、以上の手順は、被呼側端末PRが契約者で発呼側端末PCが契約していない者という前提で説明したが、双方が契約している場合であっても発呼する側では、R8でインストールしたプログラムを用いず、汎用ブラウザを介して発呼することとなる。
【0055】
このように動作する本発明のインターネットテレビ電話システムは、次のような運用が可能である。例えば上記したように映像と音声とを送受信できるから、例えばカメラCやマイクMの入力を切り替えてハードディスクや記録媒体に記録した映像や音声のファイルを通信中に送受信(再度カメラCやマイクMによる入力に切り替えることもできる)することもできる。
【0056】
また、URLアドレスで指定されるホームページに接続し、そのホームページを汎用ブラウザで表示させる動作が発呼を意味するから、発呼側端末PCにおいては、複数の被呼側端末PRに発呼が可能である。
【0057】
また、通信中の映像と音声のデータをファイル化してハードディスクや記録媒体に記録することもできると共に、このファイルを再生することも可能である。さらに、発呼側端末PCが、サーバ1に接続した際に(C3)表示されるゲートホームページにおいて発呼者を入力することで、被呼側端末PRに発呼者を通知することも可能である。
【0058】
さらには、被呼側端末PRにおいて、ホームページを階層化して代表−内線機能を持たせることもでき、また、記録媒体に記録することによる留守番機能を持たせることもできると共に、発呼があった際に電子メールで特定の電子メールアドレスに通知する機能を持たせることも可能である。
【0059】
また、被呼側端末PRにおいて、自動着信機能を持たせることもでき、これを運用して、被呼側端末PRが設置してある部屋などを外部(外出先の)の発呼側端末PCから監視することができるようになる。
【0060】
【発明の効果】
以上のように、本発明のインターネットテレビ電話システムは、サーバに、URLアドレス発行部と、ホームページ蓄積部と、を備えて、発呼側の端末から発呼する際に、汎用のブラウザによって、URLアドレスで指定されるホームページに接続して被呼側の端末との通信を行うようにしたので、発呼側の端末を選ばず通信を行うことが可能となり、被呼側の端末を発呼側から簡単に(通信専用の特別な設定をすることなく)通信を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインターネットテレビ電話システムの構成を示す図である。
【図2】本発明のインターネットテレビ電話システムの動作を示す図である。
【符号の説明】
1 サーバ
1B URLアドレス発行部
1C ホームページ蓄積部
PC 発呼側端末
PR 被呼側端末
C カメラ
H ヘッドホン
M マイク
N インターネット
Claims (1)
- インターネットを介して接続した発呼側と被呼側の端末間で画像と音声を送受信するインターネットテレビ電話システムにおいて、インターネット接続されたサーバに、被呼側の端末に対して契約時にURLアドレスを発行するURLアドレス発行部と、前記URLアドレスによって特定されるホームページを蓄積したホームページ蓄積部と、を備え、前記サーバは、前記被呼側の端末との契約が完了するとホームページを前記ホームページ蓄積部に蓄積すると共に、前記発呼側の端末から発呼する際には、前記発呼側の端末のブラウザを起動し、前記被呼側の端末に対して契約時に発行されたURLアドレスを入力して前記サーバに接続し、前記サーバは、前記発呼側の端末から接続されると、前記URLアドレスで指定される前記ホームページを前記ホームページ蓄積部から読み出して該発呼側の端末へ送信し、前記発呼側の端末のブラウザ上で起動されたプラグインプログラムにおいて発呼の操作をすることによって、発呼側の端末において通信専用の特別な設定をすることなく、前記ホームページを介して該発呼側と被呼側の端末間で映像と音声の通信を行うことを特徴とするインターネットテレビ電話システム。
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