WO2005041595A1

WO2005041595A1 - 移動体通信端末及び通信管理装置

Info

Publication number: WO2005041595A1
Application number: PCT/JP2004/012314
Authority: WO
Inventors: Junichi Morita; Toshio Oka
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2003-10-29
Filing date: 2004-08-20
Publication date: 2005-05-06
Also published as: JP2005136553A; CN1843047A; US20060183476A1

Description

明細書移動体通信端末及び通信管理装置 <技術分野 >

本発明は、複数の通信方式で通信可能な移動体通信端末及ぴ該通信を管理する通信管理装置に関する。

<背景技術 >

近年、 I P網を利用した固定 I P電話が普及しつつある。 I P網を利用した通話の場合、他の通信方式（例えば、 W C D MA方式）に比べて通話料金が安くなるという利点がある。又、移動体通信の分野でも、 I P接続可能な領域、いわゆるホットスポットに移動体通信端末がある場合、 I P網を利用した通話を提供することができれば、ユーザにとって大きな利点となる。

しかし、ホットスポットは、他の通信方式（例えば、 WC D MA方式）に比べてその通信エリアは極めて狭く、散在している。このため、 W C DMA方式による通話中に移動体通信端末が物理的に移動している場合、ホットスポットに入つたり出たりすることが想定される。この場合、 W C D MA方式から I P方式へ（又はその逆）と、通話が途切れないように、通信方式を切り替える技術が必要となる。

このような通信方式を切り替える技術として、通話中に異なる通信方式の通信エリアに移動する際、自動的に基地局を切り替えて通信を継続する、いわゆるハンドオーバを可能とする技術が知られている（例えば、特許文献 1参照）。特許文献 1では、通信中に 2つの無線通信システムの重複サービス領域に移動してハンドオーバが可能な条件が整った段階で、新たな無線通信システムに適合できる環境を整備し、新旧両無線通信システムでの通信をそれぞれ稼動させ、その後に、電界強度が閾値以下となった方の無線通信システムを利用した通信接続を切断し、残された方の無線通信システムを利用した通信を継続させることで、異種無線通信システム間のハンドオーバを円滑に行うことが示されている。

又、通話開始時に回線交換による通話と I P通話とを自動的に切り替える通信方式が知られている（例えば、特許文献 2参照）。

(特許文献 1 ) 特開 2 0 0 2— 2 9 1 0 1 1号公報（段落 0 1 1 3〜 0 1 7

2 )

(特許文献 2〉特開 2 0 0 1— 2 5 1 4 4 0号公報 <発明の開示 >

しかしながら、特許文献 1には、自端末が異なる通信方式の通信エリアに移動した際に、自端末と基地局間のハンドオーバを行う技術が記載されているものの、通信中の相手端末を考慮したハンドオーバを行うことについては何も示されていない。

本発明は、複数の通信方式で通信可能な移動体通信端末において、通信中の相手端末の状況を考慮しながら、現在の通信方式による通信から他の通信方式による通信に切り替えることが可能な移動体通信端末及び該移動体通信端末による通信を管理する通信管理装置を提供することを目的とする。

本発明の移動体通信端末は、複数の通信方式で通信可能な移動体通信端末であつて、前記複数の通信方式は、第 1の通信方式と第 2の通信方式とを含み、前記第 1の通信方式による通信が可能な第 1の無線通信領域は、前記第 2の通信方式による通信が可能な第 2の無線通信領域よりも広いものであり、前記第 1の通信方式で相手端末と通信を行う第 1通信手段と、前記第 2の通信方式で前記相手端末と通信を行う第 2通信手段と、前記相手端末との通信中、自端末が前記第 2の無線通信領域内にあるか否かを判定する第 1判定手段と、前記相手端末との通信中、前記相手端末が前記第 2の無線通信領域内にあるか否かを判定する第 2判定手段と、前記第 1判定手段による判定結果及び前記第 2判定手段による判定結果の少なくとも一方に基づき、前記第 1通信手段による通信と前記第 2通信手段による通信との切り替え制御を行う通信切り替え制御手段とを備える。

又、本発明の移動体通信端末は、前記通信切り替え制御手段が、前記第 1通信手段による前記相手端末との通信中、前記第 1判定手段により前記自端末が前記第 2の無線通信領域内にあると判定され、且つ、前記第 2判定手段により前記相手端末が前記第 2の無線通信領域内にあると判定された場合、前記第 1通信手段による通信から前記第 2通信手段による通信に切り替える制御を行うものであるこの構成により、第 1通信手段による通信中、自端末と相手端末との双方が第 2の無線通信領域内に入った場合に、自端末と相手端末との通信を、第 1通信手段による通信から第 2通信手段による通信に切り替える。このため、自端末と相手端末とが通信中であっても、異なる通信方式に切り替えることができる。又、本発明の移動体通信端末は、前記通信切り替え制御手段が、前記第 2通信手段による前記相手端末との回線接続が完了した後、前記第 1通信手段による前記相手端末との接続回線を切断する制御を行うものである。

この構成により、第 2通信手段による相手端末との回線接続が完了した後、第 1通信手段による相手端末との接続回線を切断するため、通信が途切れるのを防止することができる。

又、本発明の移動体通信端末は、前記第 1通信手段による前記相手端末との通信中、前記第 1判定手段により前記自端末が前記第 2の無線通信領域内にあると判定された場合に前記第 2通信手段を起動させ、前記第 1通信手段による前記相手端末との接続回線が切断された後に前記第 1通信手段を停止させる起動制御手段を備える。

この構成により、第 1通信手段と第 2通信手段とが常に同時に起動していることがなくなるため、低消費電力を実現することができる。

又、本発明の移動体通信端末は、前記通信切り替え制御手段が、前記第 2通信手段による前記相手端末との通信中、前記第 1判定手段により前記自端末が前記第 2の無線通信領域外にあると判定された場合、前記第 2通信手段による通信から前記第 1通信手段による通信に切り替える制御を行うものである。

又、本発明の移動体通信端末は、前記通信切り替え制御手段が、前記第 2通信手段による前記相手端末との通信中、前記第 2判定手段により前記相手端末が前記第 2の無線通信領域外にあると判定された場合、前記第 2通信手段による通信から前記第 1通信手段による通信に切り替える制御を行うものである。

この構成により、第 2通信手段による通信中、自端末又は相手端末が第 2の無線通信領域外に出た場合に、自端末と相手端末との通信を、第 2通信手段による通信から第 1通信手段による通信に切り替える。このため、自端末と相手端末とが通信中であっても、異なる通信方式に切り替えることができる。又、本発明の移動体通信端末は、前記通信切り替え制御手段が、前記第 1通信手段による前記相手端末との回線接続が完了した後、前記第 2通信手段による前記相手端末との接続回線を切断する制御を行うものである。

又、本発明の移動体通信端末は、前記通信切り替え制御手段が、前記第 1通信手段による前記相手端末との回線接続が完了した後、前記第 2通信手段による前記相手端末との接続回線を切断する制御を行うものである。

この構成により、第 1通信手段による相手端末との回線接続が完了した後、第 2通信手段による相手端末との接続回線を切断するため、通信が途切れるのを防止することができる。

又、本発明の移動体通信端末は、前記第 2通信手段による前記相手端末との通信中、前記第 1判定手段により前記自端末が前記第 2の無線通信領域外にあると判定された場合に前記第 1通信手段を起動させ、前記第 2通信手段による前記相手端末との接続回線が切断された後に前記第 2通信手段を停止させる起動制御手段を備える。

又、本発明の移動体通信端末は、前記第 2通信手段による前記相手端末との通信中、前記第 2判定手段により前記相手端末が前記第 2の無線通信領域外にあると判定された場合に前記第 1通信手段を起動させ、前記第 2通信手段による前記相手端末との接続回線が切断された後に前記第 2通信手段を停止させる起動制御手段を備える。

又、本発明の移動体通信端末は、前記第 1判定手段が、前記自端末と前記相手端末との通信を管理する通信管理装置から送信される、前記自端末が前記第 2の無線通信領域内にあることを通知するための自端末領域内通知情報を基に、前記第 1通信手段による前記相手端末との通信中に前記自端末が前記第 2の無線通信 '領域内にあると判定するものであり、前記第 2判定手段が、前記通信管理装置から送信される、前記相手端末が前記第 2の無線通信領域内にあることを通知するための相手端末領域内通知情報を基に、前記第 1通信手段による前記相手端末との通信中に前記相手端末が前記第 2の無線通信領域内にあると判定するものである。又、本発明の移動体通信端末は、前記第 2通信手段による前記相手端末との通信中、前記第 2通信手段で受信される電波の強度を検出する電波強度検出手段を備え、前記第 1判定手段が、前記電波強度検出手段により検出された電波の強度に基づき、前記第 2通信手段による前記相手端末との通信中に前記自端末が前記第 2の無線通信領域内にあるか否かを判定するものである。

又、本発明の移動体通信端末は、前記第 2判定手段が、前記自端末と前記相手端末との通信を管理する通信管理装置から送信される、前記相手端末が前記第 2 の無線通信領域外にあることを通知するための相手端末領域外通知情報を基に、前記第 2通信手段による前記相手端末との通信中に前記相手端末が前記第 2の無線通信領域外にあると判定するものである。

又、本発明の移動体通信端末は、前記第 2の通信方式が、 S I Pに基づく通信方式である。

本発明の通信管理装置は、複数の通信方式により通信を行う 2つの移動体通信端末間の前記通信を管理する通信管理装置であって、前記 2つの移動体通信端末をそれぞれ自端末及び相手端末とし、前記複数の通信方式は、第 1の通信方式と第 2の通信方式とを含み、前記第 1の通信方式による通信が可能な第 1の無線通信領域は、前記第 2の通信方式による通信が可能な第 2の無線通信領域よりも広いものであり、前記自端末及び相手端末の位置情報を検出する位置情報検出手段と、前記第 2の無線通信領域の領域情報と前記位置情報とに基づいて、前記自端末と前記相手端末とが通信中に前記自端末及び相手端末が前記第 2の無線通信領域内にあるか否かを判定する領域内判定手段と、前記領域内判定手段の判定結果を通知するための通知情報を前記自端末に送信する通知情報送信手段とを備える又、本発明の通信管理装置は、前記通知情報が、前記第 1の通信方式による前記自端末と前記相手端末との通信中に前記自端末が前記第 2の無線通信領域内にあることを通知するための自端末領域内通知情報と、前記第 1の通信方式による前記自端末と前記相手端末との通信中に前記相手端末が前記第 2の無線通信領域内にあることを通知するための相手端末領域内通知情報とを含むものである。又、本発明の通信管理装置は、前記通知情報が、前記第 2の通信方式による前記自端末と前記相手端末との通信中に前記相手端末が前記第 2の無線通信領域外にあることを通知するための相手端末領域外通知情報を含むものである。

又、本発明の通信管理装置は、前記第 2の通信方式が、 S I Pに基づく通信方式である。 <図面の簡単な説明 >

図 1は、本発明の第一実施形態を説明するための移動体通信システムの概略構成を示す図であり、

図 2は、本発明の第一実施形態を説明するための移動体通信システムの通信ェリアを示す図であり、

図 3は、本発明の第一実施形態を説明するための移動体通信システムの動作を説明するためのシーケンスチヤ一トであり、

図 4は、本発明の第一実施形態を説明するための移動体通信システムの動作を説明するためのシーケンスチヤ一トであり、

図 5は、本発明の第二実施形態を説明するための移動体通信システムの概略構成を示す図であり、

図 6は、本発明の第二実施形態を説明するための移動体通信システムの動作を説明するためのシーケンスチヤ一トであり、

図 7は、本発明の第二実施形態を説明するための移動体通信システムの動作を説明するためのシーケンスチヤ一トである。

なお、図中の符号、 1 0 1， 1 0 2は携帯電話機、 1 3 4は W C DMA通信モジュール、 1 3 6は無線 L A N通信モジュール、 1 4 1は全体制御部、 1 4 2は無線 L A N通信制御部、 1 4 3は WC D MA通信制御部である。

<発明を実施するための最良の形態〉

以下、本発明の実施形態を説明するための携帯電話機や P H S等の移動体通信端末、該移動体通信端末同士の通信を管理するサーバ等の通信管理装置について図面を参照しながら説明する。以下では、移動体通信端末を携帯電話機、通信管理装置をサーバとして説明する。携帯電話機及びサーバは、以下に示す移動体通信システムに適用される。

(第一実施形態）図 1は、本発明の第一実施形態を説明するための移動体通信システムの概略構成を示す図である。

移動体通信システムは、複数の基地局により構成される通信ェリァ及び交換局等を含む WCDMAネットワーク 105を介して、 WCDMAサーバ 103、自端末である携帯電話機 101、及ぴ相手端末である携帯電話機 102等が接続されるとともに、アクセスボイントにより構成される複数のホットスポット及ぴ交換局等を含む無線 LANネットワーク 107を介して、無線 LANサーバ 106 、携帯電話機 101、及び携帯電話機 102等が接続された構成を有する。 WC DMAサーバ 103と無線 LANサーバ 106とは、図示しないインターネットや専用線等のネットワークにより通信可能となっている。以下の説明では、便宜上、携帯電話機 101を自端末、携帯電話機 102を相手端末と呼ぶこともある図 2は、図 1の移動体通信システムにおける通信ェリァを示す図である。

図 2に示すように、図 1の移動体通信システムにおける通信エリアには、基地局 22により構成される複数の WCDMA通信エリア 20 (WCDMA方式による通信が可能な領域）と、アクセスポイント 23により構成される複数のホットスポット 21 (Vo I Pや S I P等に基づく I P通信が可能な領域）とが含まれる。交換局 24により、複数の WCDMA通信エリア 20同士を接続し、複数のホットスポット 21同士を接続することで、 WCDMAネットワーク 105及び無線 LANネットワーク 107が形成されている。図 2に示すように、ホットスポット 21は、 WCDMA通信ェリア 20よりも遥かに狭い領域となっている。尚、 WCDMAは、 Wideband Code Division Multiple Accessの略である。 Vo I Pは、 Voice over Internet Protocolの略である。 S I Pは、 Session Initiation Protocolの略である。

WCDMAサーバ 103は、キャリアによって管理され、制御部 1 1 1、位置情報検出部 1 12、通信部 113、統計情報データベース（DB) 1 14、リソース情報データベース（DB) 1 15、及び通知条件データベース（DB) 11 6を有する。

位置情報検出部 1 12は、基地局 22又は交換局 24からの情報（無線強度の情報等）を利用して、携帯電話機 101及び携帯電話機 102の位置情報を定期的に検出する。

統計情報 DB 1 14は、ホットスポット 21の場所や大きさ等を示す領域情報とを予め記憶する。リソース情報 DB 1 1 5は、携帯電話機 1 01や携帯電話機 102に割り当てるべき I Pァドレス等のリソース情報を記憶する。

制御部 1 1 1は、 WCDMAサーバ 10 3内に記憶されたプログラムによって動作するプロセッサを主体に構成され、 WCDMAサーバ 103全体を制御する。制御部 1 1 1は、通信部 1 1 3を介し、 WC DMA方式に基づいて携帯電話機 101と携帯電話機 102との通信を制御する。

制御部 1 1 1は、位置情報検出部 1 1 2で検出された位置情報と統計情報 DB 1 14とを用い、携帯電話機 10 1と携帯電話機 102とが通信中（WCDMA ネットワーク 105又は無線 LANネットワーク 107を介して、携帯電話機同士が音声又はバケツトにより通信を行っている状態）に、携帯電話機 1 01及び携帯電話機 102がホットスポット 21圏内にあるか否かを判定し、判定結果を携帯電話機 101又は携帯電話機 102に通知するための通知情報（自端末圏内通知情報及び相手端末圏内通知情報）を通信部 1 1 3から携帯電話機 10 1又は携帯電話機 102に送信させる。制御部 1 1 1は、無線 LANサーバ 106から受信した相手端末通知登録情報を通知条件 DB 1 16に記憶する。

自端末圏内通知情報の信号フォーマツトを以下の表 1に示す。相手端末圏内通知情報の信号フォーマツトを以下の表 2に示す。相手端末圏内通知登録情報の信号フォーマツトを以下の表 3に示す。相手端末圏内通知情報の信号フォーマツトは、 S I Pの NOT I FYメソッドが用いられる。相手端末通知登録情報の信号フォーマツトは、 S I Pの SUB SCR I BEメソッドが用いられる。

(表： O

携帯電話機 1 0 1の識別子

又は

：話機 1 0 1の識別子 I Pアドレス

(表 2 J

(SUB SCR I BE) 相手端末識別子通知条件識別子 (表 3) 通知（NOT I FY) 相手端末圏内相手端末識別子自端末圏内通知情報とは、 WCDMAネットワーク 105を介して携帯電話機 101と携帯電話機 102とが通話中に、自端末である携帯電話機 10 1がホットスポット 2 1圏内にあることを通知するための情報である。表 1に示すように、自端末圏内通知情報には、携帯電話機 10 1の識別子（電話番号等）のみのものと、自端末である携帯電話機 101の識別子と携帯電話機 101に割り当てられた I Pァドレスとの 2つを含むものとがある。

相手端末通知登録情報とは、「ある条件になったときに、あるアクションを起こして欲しい」といった内容を登録するための情報である。表 2に示すように、相手端末通知登録情報には、自端末である携帯電話機 101の通話相手である携帯電話機 102の識別子等の情報と、その相手端末がどういう状況になった場合に、アクションを起こすかを指定する通知条件を示した通知条件識別子の情報とが含まれる。通知条件識別子として、例えば、「01」では、「相手端末がホットスポット 21圏内なら通知せよ」という条件が設定され、「02」では、「相手端末がホットスポット 21圏外なら通知せよ」という条件が設定される。

相手端末圏内通知情報とは、 WCDMAネットワーク 105を介して携帯電話機 10 1と携帯電話機 102とが通話中に、相手端末である携帯電話機 10 2がホットスポット 21圏内にあることを通知するための情報である。相手端末圏内通知情報には、相手端末が圏外であることを示す情報と、相手端末の識別子とが含まれている。

無線 LANサーバ 106は、制御部 1 2 1、位置情報検出部 1 22、通信部 1 23、統計情報データベース（DB〉 1 24、リソース情報データベース（DB ) 1 25、及び通知条件データベース（DB) 1 26を有する。

位置情報検出部 1 22は、アクセスポイント 23又は交換局 24からの情報（無線強度の情報等）を利用して、携帯電話機 10 1及び携帯電話機 102の位置情報を定期的に検出する。

統計情報 DB 1 24は、アクセスポイント 23又は交換局 24からの情報（無線強度の情報等）を利用して予め生成したホットスポット 21の場所や大きさ等を示す領域情報を記憶する。リソース情報 DB 1 25は、携帯電話機 10 1ゃ携帯電話機 102に割り当てるべき I Pアドレス等のリソース情報を記憶する。制御部 1 21は、無,锒 LANサーバ 106内に記憶されたプログラムによって動作するプロセッサを主体に構成され、無線 LANサーバ 106全体を制御する。制御部 1 21は、通信部 122を介し、無線 LANネットワーク 107を介した携帯電話機 10 1と携帯電話機 102との通信を S I Pに基づいて制御する。制御部 1 21は、位置情報検出部 1 22で検出した位置情報と統計情報 D B 1 24とを用い、携帯電話機 101と携帯電話機 1 02との通信中（無線 LANネットワーク 107を介した通信中）に、携帯電話機 101又は携帯電話機 1 02 がホットスポット 2 1圏外にあるか否かを判定し、判定結果を携帯電話機 1 01 又は携帯電話機 1 02に通知するための通知情報（相手端末圏外通知情報）を通信部 1 23から携帯電話機 101又は携帯電話機 102に送信させる。制御部 1 21は、携帯電話機 10 1又は携帯電話機 102から受信した相手端末通知登録情報を通知条件 DB 1 26に記憶する。

相手端末圏外通知情報の信号フォーマツトを以下の表 4に示す。相手端末圏外通知情報の信号フォーマツトは、 S I Pの NOT I FYメソッドが用いられる (表 4)

通知（NOT I FY) 相手端末圏外相手端末識別子相手端末圏外通知情報とは、無線 LANネットワーク 107を介して携帯電話機 10 1と携帯電話機 102とが通話中に、相手端末である携帯電話機 1 02がホットスポット圏外にあることを自端末である携帯電話機 10 1に通知するための情報である。表 4に示すように、相手端末圏外通知情報には、相手端末が圏外であることを示す情報と、相手端末の識別子とが含まれている。

通信部 1 23は、無線 LANネットワーク 1 07を介して携帯電話機 10 1又は携帯電話機 1 02から送信されてくる情報を WC DMAサーバ 103に転送したり、 WCDMAサーバ 103からの情報を携帯電話機 101や携帯電話機 10 2に転送したりする。

自端末である携帯電話機 101は、通信制御管理部 1 3 1、電話アプリケーシヨン 1 32、 WC DMA通信処理部 1 33、 WC DMA通信モジュール 1 34、無線 LAN通信処理部 1 35、及び無線 LAN通信モジュール 1 36を有する。通信制御管理部 1 3 1には、全体制御部 141、無線 LAN通信制御部 142 、 WCDMA通信制御部 143、起動制御部 144、無線 LAN状態管理データベース（DB) 145、及び WCDMA状態管理データベース（DB) 146力設けられている。尚、相手端末である携帯電話機 102の構成も自端末である携帯電話機 101と同じであるので、その説明を省略する。

電話アプリケーション 1 32は、電話に関するユーザインタフェースを司るァプリケーションである。

無線 LAN通信制御部 142は、 S I Pに基づき、無線 LANネットワーク 1 07を介した通信の制御を行う。 WCDMA通信制御部 143は、 WCDMA方式に基づき、 WCDMAネットワーク 105を介した通信の制御を行う。起動制御部 144は、 WCDMA通信モジュール 1 34及ぴ無線 LANモジュール 1 3 6の起動及ぴ停止を制御する。ここで言う停止とは、完全な停止ではなく、消費電力が非常に小さい、いわゆるスタンバイ状態にあることを言う。

無線 LAN状態管理 DB 145は、無線 LANを利用した I Pシグナリングの通信状態を管理する。 WCDMA状態管理 DB 146は、 WCDMA方式による通信状態を管理する。

WCDMA通信処理部 1 3 3は、 WCDMA通信モジュール 1 34で送受信するデータの符号化及び復号化等の各種信号処理を行う。無線 L AN通信処理部 1 35は、無線 LAN通信モジュール 1 36で送受信するデータの符号化及ぴ復号化等の各種信号処理を行う。 WCDMA通信モジュール 1 34は、アンテナ等により WCDMAネットワーク 105と接続する。無線 LAN通信モジュール 1 3 6は、アンテナ等により無線 LANネットワーク 107に接続する。

全体制御部 14 1は、自端末である携帯電話機 101内に記憶されたプログラムによって動作するプロセッサを主体に構成される。

全体制御部 14 1は、 WCDMAネットワーク 105を介して携帯電話機 10 1と携帯電話機 102とが通話中、又は、無線 LANネットワーク 107を介して携帯電話機 10 1と携帯電話機 102とが通話中に、携帯電話機 10 1及ぴ携帯電話機 102がホットスポット 21圏内にあるか否かを判定する。

全体制御部 141は、 WCDMAネットワーク 105を介して携帯電話機 10 1と携帯電話機 102とが通話中、又は、無線 LANネットワーク 107を介して携帯電話機 101と携帯電話機 102とが通話中に、相手端末である携帯電話機 102がホットスポット 21圏内にあるか否かを判定する。

全体制御部 141は、上記 2つの判定結果の少なくとも一方に基づき、 WCD MAネットワーク 1 05による通信と無線 LANネットワーク 107による通信との切り替え制御を行う。

以下、図 1に示した移動体通信システムの動作について説明する。

図 3及び 4は、図 1に示した移動体通信システムの動作を説明するためのシーケンスチヤ一トである。

WCDMAネットワーク 105を介して携帯電話機 101と携帯電話機 1 02 とが通話中（S 30 1) 、 WCDMAサーバ 103は、定期的に携帯電話機 10 1及び携帯電話機 1 02の位置情報を検出する（S 302) 。位置情報を検出する度に、 WCDMAサーバ 103は、検出した位置情報と、統計情報 DB 1 14 に記憶されている領域情報とに基づき、自端末である携帯電話機 10 1がホットスポット 21圏内に入ったか否かを判定する。

自端末である携帯電話機 101の位置情報が領域情報に基づくホットスポット 2 1内に入っており、自端末である携帯電話機 10 1がホットスポット 21圏内にあると判定した場合（S 303 ： YES) 、 WCDMAサーバ 103は、自端末圏内通知情報を生成し、生成した自端末圏内通知情報を WCDMAネットヮーク 105を介して自端末である携帯電話機 10 1に送信する（S 304) 。自端末圏内通知情報の送信は、 WCDMAのマルチコール機能を利用し、メールのプッシュ機能のように、 WCDMAサーバ 1 03側の主導で行われる。一方、自端末である携帯電話機 10 1の位置情報が領域情報に基づくホットスポット 2 1内に入っておらず、自端末である携帯電話機 101がホットスポット 2 1圏外にあると判定した場合（S 303 ： NO) 、 WCDMAサーバ 103は、位置情報の検出を繰り返す。

自端末である携帯電話機 10 1の全体制御部 141は、 WCDMAネットヮーク 105を介して携帯電話機 1 0 1と携帯電話機 102とが通話を開始した後に、 WCDMAサーバ 103から自端末圏内通知情報を受信した場合に、自端末である携帯電話機 10 1がホットスポット 2 1圏内にあると判定し、 WCDMAサーバ 103から自端末圏内通知情報を受信しない場合に、自端末である携帯電話機 10 1がホットスポット圏外にあると判定する。

自端末圏内通知情報を受信した自端末である携帯電話機 10 1の全体制御部 1

41は、自端末である携帯電話機 10 1がホットスポット 2 1圏内にあると判定し、起動制御部 144に指示を出し、停止中の無線 LANモジュール 1 36を起動させる（S 305) 。一方、自端末圏内通知情報を受信しなかった場合、自端末である携帯電話機 10 1では、無線 LANモジュール 1 36が起動せず、

WCDMAネットワーク 105を介した通話が継続される。

自端末圏内通知情報が自端末識別情報のみからなるものであつた場合、自端末である携帯電話機 101は、無線 LANモジュール 1 36の起動後、 DHCPで I Pァドレスを取得し、取得した I Pァドレスを無,線 LANモジユー Λ^Ι 36に設定する。自端末圏内通知情報が I Ρアドレスを含むものであった場合、自端末である携帯電話機 101は、無線 LANモジュール 1 36の起動後、自端末圏内通知情報に含まれる I Pアドレスを無線 LANモジユー/レ 1 3 6に設定する。その後、全体制御部 141は、通知条件識別子を「01」に設定した相手端末通知登録情報を生成する。そして、無線 LAN通信制御部 14 2に、上記生成した相手端末通知登録情報を無線 LANサーバ 1 06に送信させるよう指示する。これにより、相手端末通知登録情報が無線 LANモジュール 1 36から無線 LA

Nサーバ 106に送信される（S 306) 。

相手端末通知登録情報を受信した無線 LANサーバ 106は、相手端末通知登録情報に含まれる通知条件識別子が「0 1」であるため、相手端末通知登録情報を WC DMAサーバ 103に送信する（S 307) 。

WCDMAサーバ 103は、受信した相手端末通知登録情報を通知条件 DBに登録し（S 308〉、登録完了信号を無線 LANサーバ 106に送信する（S 3 09) 。無線 LANサーバ 106は、受信した登録完了信号を自端末である携帯電話機 101に送信する（S 3 10) 。

その後、 WCDMAサーバ 103は、携帯電話機 101及び携帯電話機 1 02 の位置情報を定期的に検出する（S 3 1 1) 。位置情報を検出する度に、 WCD

MAサーバ 103は、検出した位置情報と統計情報 DB 1 14に記憶されている領域情報とに基づき、相手端末である携帯電話機 102がホットスポット 2 1圏內に入ったか否かを判定する。

相手端末である携帯電話機 102の位置情報が領域情報に基づくホットスポット 21内に入っており、相手端末である携帯電話機 102がホットスポット 21 圏内にあると判定した場合（S 3 1 2 ： YE S) 、 WCDMAサーバ 103は、相手端末圏内通知情報を生成し、生成した相手端末圏内通知情報を無線 LANサーバ 106に送信する（S 3 1 3〉。無線 LANサーバ 106は、受信した相手端末圏内通知情報を自端末である携帯電話機 10 1に送信する（S 3 14) 。一方、相手端末である携帯電話機 1 02の位置情報が領域情報に基づくホットスポット 2 1内に入っておらず、相手端末である携帯電話機 102がホットスポット 21圏外にあると判定した場合（S 3 1 2 ： NO) 、 WCDMAサーバ 10 3は位置情報の検出を繰り返す。

全体制御部 14 1は、無線 LANサーバ 1ひ 6から相手端末圏内通知情報を受信すると、相手端末である携帯電話機 102がホットスポット 2 1圏内にあると判定し、無線 LAN通信制御部 142に、携帯電話機 101と携帯電話機 1 02 とを無線 LANネットワーク 10 7により接続するよう指示する。一方、無線し ANサーバ 1 06から相手端末圏内通知情報を受信しなかった場合、相手端末である携帯電話機 102がホットスポット 2 1圏外にあると判定し、 WCDMAネットワーク 105を介した通話が継続させる。

上記指示により、無線 LAN通信制御部 142は、携帯電話機 10 1と携帯電話機 102とを無線 LANネットワーク 1 07により回線接続するための制御を行い、無線 LAN接続要求が自端末である携帯電話機 101から無線 LANサーバ 106に対して行われる（S 3 1 5) 。無線 LAN接続要求の信号フォーマツトとして、 S I Pの I NV I TEメソッドが用いられる。

無線 LANサーバ 106は、無線 LAN接続要求に応じて交換局 24に指示を出し、携帯電話機 10 1と携帯電話機 102とを無線 LANネットワーク 1 07 により回線接続させる。回線接続が完了すると、無線 LANサーバ 106は、接続完了信号を自端末である携帯電話機 10 1に送信する（S 3 1 6) 。接続完了信号のフォーマツトとして、 S I Pのコード 200の OK応答が用いられる。接続完了信号を受信した自端末である携帯電話機 10 1の全体制御部 14 1は、通知条件識別子を「02」に設定した相手端末通知登録情報を生成する。そして、無線 LAN通信制御部 142に、上記生成した相手端末通知登録情報を無線 LANサーバ 106に送信させるよう指示する。これにより、相手端末通知登録情報が無線 LANモジュール 1 36から無線 LANサーバ 106に送信される（ S 3 1 7) 。

相手端末通知登録情報を受信した無線 LANサーバ 106は、相手端末通知登録情報に含まれる通知条件識別子が「02」であるため、相手端末通知登録情報を通知条件 DB 1 26に登録し（S 3 18) 、登録完了信号を自端末である携帯電話機 10 1に送信する（ S 3 1 9 ) 。

登録完了信号が自端末である携帯電話機 10 1で受信されると、全体制御部 1 41は、 WC DMA通信モジュール 1 34で送受信していた音声データを、無線 LAN通信モジュール 1 36で送受信させるように、無線 LAN通信制御部 14 2及び WCDMA通信制御部 143に指示を出す。これにより、携帯電話機 10 1と携帯電話機 102との通話が、 WCDMAネットワーク 1 05を介した通話から無線 LANネットワーク 107を介した通話へと切り替わる（S 320) 。そして、全体制御部 141は、 WCDMA通信制御部 143に、 WCDMAネットワーク 105で接続されている携帯電話機 10 1と携帯電話機 102との回線を切断するよう指示する。この指示により、 WCDMA通信制御部 143は、 WCDMAネットワーク 105で接続されている携帯電話機 1 01と携帯電話機 102との回線を切断するための制御を行い、 WCDMA切断要求が自端末である携帯電話機 101から WCDMAサーバ 103に対して行われる（S 32 1) 。この WCDMA切断要求の信号フォーマットとして、 3GP Pの規約通りの信号フォーマツトが用いられる。

WCDMAサーバ 103は、 WCDMA切断要求に応じて交換局 24に指示を出し、 WCDMAネットワーク 1 05で接続されている携帯電話機 1 01と携帯電話機 102との回線を切断させる。回線切断完了後、 WCDMAサーバ 1 03 は、 S 308で登録した内容を削除し、切断完了信号を自端末である携帯電話機 101に送信する（S 322〉。この切断完了の信号フォーマットとして、 3G P Pの規約通りの信号フォーマツトが用いられる。

切断完了信号を受信した自端末である携帯電話機 10 1の全体制御部 14 1は、起動制御部 144に指示を出し、 WCDMAモジュール 1 34を停止させる（ S 323) 。

無線 LANネットワーク 107を介して携帯電話機 101と携帯電話機 1 02 とが通話中、無線 LANサーバ 106は、定期的に相手端末である携帯電話機 1 02の位置情報を検出する（S 3 24) 。位置情報を検出する度に、無線 LAN サーバ 106は、検出した位置情報と統計情報 DB 1 24に記憶されている領域情報とに基づき、相手端末である携帯電話機 102がホットスポット 21圏内にあるか否かを判定する。

相手端末である携帯電話機 102の位置情報が領域情報に基づくホットスポット 21内に入っておらず、相手端末である携帯電話機 102がホットスポット 2 1圏外にあると判定した場合（S 325 ： YE S) 、無線 LANサーバ 106は、相手端末圏外通知情報を生成し、生成した相手端末圏外通知情報を無線 LAN ネットワーク 107を介してき端末である携帯電話機 101に送信する（S 32 6) 。一方、相手端末である携帯電話機 1 02の位置情報が領域情報に基づくホットスポット 2 1內に入っており、相手端末である携帯電話機 102がホットスポット 21圏内にあると判定した場合（S 325 ： NO) 、無線 LANサーバ 1 06は、位置情報の検出を繰り返す。

全体制御部 14 1は、無線 LANサーバ 106から相手端末圏外通知情報を受信した場合、相手端末である携帯電話機 102がホットスポット 2 1圏外にあると判定し、起動制御部 144に指示を出し、 WC DMA通信モジュール 1 34を起動させる（S 3 27) 。一方、無線 LANサーバ 106から相手端末圏外通知情報を受信しなかった場合、相手端末である携帯電話機 102がホットスポット 21圏内にあると判定し、 WCDMA通信モジュール 1 34を起動させず、無線 LANネットワーク 107を介した通話を継続させる。

WC DMA通信モジュール 1 34の起動後、全体制御部 14 1は、 WCDMA 通信制御部 143に、携帯電話機 10 1と携帯電話機 102とを WC DM Aネットワーク 105により接続するよう指示する。上記指示により、 WCDMA通信制御部 143は、携帯電話機 10 1と携帯電話機 102とを WCDMAネットヮーク 105により回線接続するための制御を行い、 WCDMA接続要求が自端末である携帯電話機 1 01から WCDMAサーバ 103に対して行われる（S 32 8) 。 WCDMAサーバ 103は、 WC DMA接続要求に応じて交換局 24に指示を出し、携帯電話機 1 01と携帯電話機 102とを WC DMAネットワーク 1 05 により回線接続させる。回線接続が完了すると、 WCDMAサーバ 103は、接続完了信号を自端末である携帯電話機 10 1に送信する（S 3 29) 。

接続完了信号を受信した自端末である携帯電話機 10 1の全体制御部 14 1は、無線 LAN通信モジュール 1 36で送受信していた音声データを、 WCDMA 通信モジュール 1 34で送受信させるように、無線 LAN通信制御部 142及ぴ WCDMA通信制御部 143に指示を出す。これにより、携帯電話機 101と携帯電話機 102との通話が、無線 LANネットワーク 107を介した通話から W CDMAネットワーク 105を介した通話へと切り替わる（S 330) 。

そして、全体制御部 141は、無線 LAN通信制御部 142に、無線 LANネットワーク 1 07で接続されている携帯電話機 10 1と携帯電話機 102との回線を切断するよう指示する。この指示により、無線 LAN通信制御部 142は、無線 LANネットワーク 107で接続されている携帯電話機 1 0 1と携帯電話機 102との回線を切断するための制御を行い、無線 LAN切断要求が自端末である携帯電話機 10 1から無線 LANサーバ 106に対して行われる（S 33 1) 。この無線 LAN切断要求の信号フォーマットとして、 S I Pの BYEメソッドが用いられる。

無線 LANサーバ 106は、無線 LAN切断要求に応じて交換局 24に指示を出し、無線 LANネットワーク 1 07で接続されている携帯電話機 10 1と携帯電話機 102との回線を切断させる。回線切断完了後、無線 LANサーバ 1 06 は、切断完了信号を自端末である携帯電話機 10 1に送信する（S 332) 。切断完了信号を受信した自端末である携帯電話機 10 1の全体制御部 14 1は、起動制御部 144に指示を出し、無線 LANモジュール 1 36を停止させる（ S 33 3) 。このように、移動体通信システムでは、携帯電話機 101と携帯電話機 1 02とが通話している間、以上の処理を繰り返し行う。

以上のように、図 1の移動体通信システムによれば、地理的に広い WCDMA エリア 20内に、地理的に狭いホットスポット 2 1が散在している状況において、携帯電話機 10 1と携帯電話機 102は、 WCDMAネットワーク 105による通話を行いながら、 WCDMAネットワーク 105による通話よりも料金の安い無線 LANネットワーク 107による通話に切り替えることができる。又、無線 LANネットワーク 107による通話中に、相手端末である携帯電話機 1 02 がホットスポット 2 1圏外に出た場合には、無線 LANネットワーク 107による通話から WCDMAネットワーク 105による通話へと切り替えることができる。

このため、携帯電話機 10 1及び携帯電話機 1 02のユーザは、お互いに移動しながら、 WCDMAネットワーク 105による通話や無線 LANネットワーク 107による通話を状況に応じて切り替えて行うことができる。したがって、ュ一ザにとってメリットのあるサービスが実現可能となる。

又、 WCDMAネットワーク 105による通話から無線 LANネットワーク 1 07による通話に切り替える場合、無線 LANネットワーク 1 07による回線接続が完了してから、 WCDMAネットワーク 105による回線を切断するため、携帯電話機 10 1と携帯電話機 102との通話が途切れるのを防止することができる。

又、 WCDMA通信モジュール 1 34と無！ ILAN通信モジュール 1 36は、必要な場合にのみ起動するようになっているため、自端末である携帯電話機 10 1の消費電力を小さくすることができ、通話時間ゃ待受時間の延長を図ることができる。

尚、上記では、携帯電話機 10 1と携帯電話機 1 02とが WCDMAネットヮーク 105による通話中に、自端末である携帯電話機 10 1がホットスポット 2 1圏内に入ったことを、 WCDMAサーバ 103が判定し、その旨を自端末である携帯電話機 10 1に通知するようにしているが、自端末である携帯電話機 10 1に WCDMAサーバ 103と同等の機能を持たせておいても良い。この場合、例えば、自端末である携帯電話機 10 1の全体制御部 141は、 WCDMAネットワーク 105を介して相手端末である携帯電話機 102と通話中、自端末である携帯電話機 10 1の持つ GP S受信機等からの位置情報と、予め自端末である携帯電話機 101に記憶されているホットスポット 2 1の領域情報と基づいて、自端末である携帯電話機 10 1がホットスポット 2 1圏内にあるか否かを判定するようにすれば良い。

又、上記では、 WCDMAサーバ 103と無線 LANサーバ 106とを別々に設けているが、両者を 1つのサーバで実現することも可能である。

(第二実施形態）

第一実施形態では、無線 L A Nネットワーク 1 0 7を介して携帯電話機 1 0 1 と携帯電話機 1 0 2とが通話中、相手側端末である携帯電話機 1 0 2がホットスポット 2 1圏外に出た場合に、無線 L A Nネットワーク 1 0 7を介した通話から WC DMAネットワーク 1 0 5を介した通話へと切り替える例を説明したが、本実施形態では、無線 L A Nネットワーク 1 0 7を介して自端末である携帯電話機 1 0 1と携帯電話機 1 0 2とが通話中、自端末である携帯電話機 1 0 1がホットスポット 2 1圏外に出た場合に、無線 L A Nネットワーク 1 0 7を介した通話から W C DMAネットワーク 1 0 5を介した通話へと切り替える例を説明する。図 5は、本発明の第二実施形態を説明するための移動体通信システムの概略構成を示す図である。図 1と同様の構成には、同一符号を付して説明を省略する。図 5に示す移動体通信システムは、図 1に示す移動体通信システムの自端末である携帯電話機 1 0 1の構成に、電波強度検出部 1 4 7を追加したものである。電波強度検出部 1 4 7は、無線 L A N通信モジュール 1 3 6により相手端末である携帯電話機 1 0 2との通信が行われている間、無線 L A N通信モジュール 1 3 6で受信される電波の強度を検出し、検出した電波強度情報を全体制御部 1 4 1 に通知するものである。

全体制御部 1 4 1は、無線 L A Nネットワーク 1 0 7を介して携帯電話機 1 0 1と携帯電話機 1 0 2とが通話中に、電波強度検出部 1 4 7から通知される電波強度情報を監視し、電波強度が予め定めた所定値以下になった場合に、自端末である携帯電話機 1 0 1がホットスポット 2 1圏外にあると判定し、電波強度が予め定めた所定値を上回る場合に、自端末である携帯電話機 1 0 1がホットスポット 2 1圏内にあると判定する。

以下、本発明の第二実施形態を説明するための移動体通信システムの動作について説明する。

図 6、 7は、本発明の第二実施形態を説明するための移動体通信システムの動作を説明するためのシーケンスチャートである。尚、図 3、 4と同様のシーケンスには同一符号を付して説明を省略する。

無線 L A Nサーバ 1 0 6から接続完了通知を受信すると（S 3 1 6 ) 、全体制御部 141は、 WCDMA通信モジュール 1 34で送受信していた音声データを、無線 LAN通信モジュール 1 36で送受信させるように、無線 LAN通信制御部 142及ぴ WCDMA通信制御部 143に指示を出す。これにより、携帯電話機 1 01と携帯電話機 1 02との通話が、 WCDMAネットワーク 105を介した通話から無線 LANネットワーク 107を介した通話へと切り替わる（S 40

1)

その後、全体制御部 141は、 WCDMA通信制御部 143に、 WCDMAネットワーク 105で接続される携帯電話機 10 1と携帯電話機 102との回線を切断するよう指示する。この指示により、 WCDMA通信制御部 143は、 WC DMAネットワーク 105で接続されている携帯電話機 1 01と携帯電話機 10 2との回線を切断するための制御を行い、 WCDMA切断要求が自端末である携帯電話機 10 1から WCDMAサーバ 103に対して行われる（S 402) 。この WCDMA切断要求の信号フォーマツトとして、 3 GP Pの規約通りの信号フォーマツトが用いられる。

WCDMAサーバ 103は、 WC DMA切断要求に応じて交換局 24に指示を出し、 WCDMAネットワーク 105で接続されている携帯電話機 101と携帯電話機 102との回線を切断させる。回線切断完了後、 WCDMAサーバ 1 03 は、 S 308で登録した内容を削除し、切断完了信号を自端末である携帯電話機 10 1に送信する（S 403) 。この切断完了の信号フォーマットとして、 3G P Pの規約通りの信号フォーマットが用いられる。

切断完了信号を受信した自端末である携帯電話機 10 1の全体制御部 14 1は、起動制御部 144に指示を出し、 WCDMAモジュール 1 34を停止させる（ S 404) 。

無線 LANネットワーク 107を介して携帯電話機 10 1と携帯電話機 1 02 とが通話中、自端末である携帯電話機 10 1は、無線 LAN通信モジュール 1 3 6で受信される電波強度を定期的に検出する（S 405) 。

全体制御部 141は、上記検出された電波強度に基づき、自端末である携帯電話機 101がホットスポット 21圏内にあるか否かを判定する。自端末である携帯電話機 101がホットスポット 21圏外にあると判定した場合（S 406 ： Y E S) 、全体制御部 14 1は、起動制御部 144に指示を出し、 WCDMA通信モジュール 1 34を起動させる（S 407) 。一方、自端末である携帯電話機 1 0 1がホットスポット 21圏内にあると判定した場合（S 406 ： NO) 、全体制御部 141は、上記判定を繰り返す。

WCDMA通信モジュール 1 34の起動後、全体制御部 14 1は、 WCDMA 通信制御部 143に、携帯電話機 10 1と携帯電話機 102とを WCDMAネットワーク 105により接続するよう指示する。上記指示により、 WCDMA通信制御部 143は、携帯電話機 1 0 1と携帯電話機 102とを WC DMAネットヮーク 105により回線接続するための制御を行い、 WCDMA接続要求が自端末である携帯電話機 10 1から WCDMAサーバ 103に対して行われる（S 40 8) 。

WC DMAサーバ 103は、 WC DMA接続要求に応じて交換局 24に指示を出し、携帯電話機 10 1と携帯電話機 102とを WCDMAネットワーク 1 05 により回線接続させる。回線接続が完了すると、 WCDMAサーバ 103は、接続完了信号を自端末である携帯電話機 10 1に送信する（S 409) 。

接続完了信号を受信した自端末である携帯電話機 10 1の全体制御部 14 1は、無線 LAN通信モジュール 1 36で送受信していた音声データを、 WCDMA 通信モジュール 1 34で送受信させるように、無線 LAN通信制御部 142及び WCDMA通信制御部 143に指示を出す。これにより、携帯電話機 101と携帯電話機 102との通話が、無線 LANネットワーク 107を介した通話から W CDMAネットワーク 105を介した通話へと切り替わる（S 410) 。

そして、全体制御部 141は、無線 LAN通信制御部 142に、無線 LANネットワーク 107で接続されている携帯電話機 101と携帯電話機 102との回線を切断するよう指示する。この指示により、無線 LAN通信制御部 142は、無線 LANネットワーク 1 07で接続されている携帯電話機 1 01と携帯電話機 102との回線を切断するための制御を行い、無線 LAN切断要求が自端末である携帯電話機 101から無線 LANサーバ 106に対して行われる (S 41 1) 。無線 LAN切断要求の信号フォーマットとして、 S I Pの BYEメソッドが用いられる。

無線 LANサーバ 106は、無線 LAN切断要求に応じて交換局 24に指示を出し、無線 LANネットワーク 1 07で接続されている携帯電話機 10 1と携帯 . 0 2との回線を切断させる。回線切断完了後、無線 L A Nサーバ 1 0 6 は、切断完了信号を自端末である携帯電話機 1 0 1に送信する（S 4 1 2 ) 。切断完了信号を受信した自端末である携帯電話機 1 0 1の全体制御部 1 4 1は、起動制御部 1 4 4に指示を出し、無線 L A Nモジュール 1 3 6を停止させる（ S 4 1 3 ) 。このように、移動体通信システムでは、携帯電話機 1 0 1と携帯電話機 1 0 2とが通話している間、以上の処理を操り返し行う。

以上のように、図 5に示す移動体通信システムによれば、携帯電話機 1 0 1と携帯電話機 1 0 2とが無線 L A Nネットワーク 1 0 7を介した通話中に、自端末である携帯電話機 1 0 1がホットスポット 2 1外に出た場合、無線 L A Nネットワーク 1 0 7による通話から W C DMAネットワーク 1 0 5による通話へと切り替える。このため、通話中の 2人の一方がホットスポット 2 1外に出たとしても、 2人の通話は継続したままとすることができるため、通話中の 2人は自由に移動しながら通話することができる。

尚、全体制御部 1 4 1は、電波強度検出部 1 4 7で検出される電波強度が所定値以下である場合に、自端末である携帯電話機 1 0 1がホットスポット 2 1圏外であると判定しているが、電波強度が所定値以下である状態が所定時間内に所定回数生じた場合に、自端末である携帯電話機 1 0 1がホットスポット 2 1圏外であると判定するようにしてもよい。

又、無線 L A Nサーバ 1 0 6力アクセスポイント 2 3又は交換局 2 4から自端末である携帯電話機 1 0 1の電波強度の情報を取得し、取得した情報を基に、自端末である携帯電話機 1 0 1がホットスポット 2 1圏外にあることを判定し、その旨を自端末である携帯電話機 1 0 1に通知するようにしても良い。自端末である携帯電話機 1 0 1では、この通知があった場合に、自機がホットスポット 2 1圏外にあると判定して、 S 4 0 7〜S 4 1 3までの処理を行えば良い。

又、第一実施形態及び第二実施形態の説明においては、携帯電話機 1 0 1と携帯電話機 1 0 2とが通話している場合を例にして説明したが、通話に限らず、データ通信中であっても同様の効果が得られる。

又、第一実施形態及び第二実施形態の説明において、「自端末である携帯電話機 1 0 1がホットスポット 2 1圏内にある」とは、自端末である携帯電話機 1 0 1が、無線 L A N通信モジュール 1 3 6による通信が可能な状態になったことを示し、「自端末である携帯電話機 101がホットスポット 21圏外にある」とは、自端末である携帯電話機 101力無線 LAN通信モジュール 1 36による通信が不可能な状態になったことを示している。無線 LAN通信モジュール 1 36 による通信が不可能な状態には、現在は通信可能だが所定時間後には通信不可能になるであろう状態も含むものとする。

また、第一実施形態及び第二実施形態の説明においては、無線 LANモジユールの起動 ·停止を行うことにより、 WCDMAネットワークと無線 LANネットワーク間の通信切り替えを実現したが、無線 LANモジュールの S 1 e e p ■ W a k e UPを用いて通信切り替えを実現することも可能である。

また、第一実施形態及び第二実施形態の説明においては、 WCDMAネットヮークと無線 LANネットワークとについて説明したが、無線 LANネットワーク同士や、他のネットワークにおいても、同様に実現することが可能である。

又、第一実施形態及び第二実施形態の説明において、無線 LANネットワーク 107を介した携帯電話機 101と携帯電話機 102との通信を、 S I Pを用いた例で説明を行ったが、同様の機能を持つ他のプロトコルで実現することも可能である。本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとつて明らかである。

本出願は、 2003年 10月 29 曰出願の日本特許出願 No.2003-368461に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。

<産業上の利用可能性 >

本発明によれば、通信中の相手端末の状況を考慮しながら、現在の通信方式による通信から他の通信方式による通信に切り替えることが可能な移動体通信端末及び該移動体通信端末による通信を管理する通信管理装置を提供することができる。

Claims

請求の範囲

1 . 複数の通信方式で通信可能な移動体通信端末であって、

前記複数の通信方式は、第 1の通信方式と第 2の通信方式とを含み、前記第 1の通信方式で相手端末と通信を行う第 1通信手段と、

前記第 2の通信方式で前記相手端末と通信を行う第 2通信手段と、

前記相手端末との通信中、自端末が前記第 2の無線通信領域内にあるか否かを判定する第 1判定手段と、

前記相手端末との通信中、前記相手端末が前記第 2の無線通信領域內にあるか否かを判定する第 2判定手段と、

前記第 1判定手段による判定結果及び前記第 2判定手段による判定結果の少なくとも一方に基づき、前記第 1通信手段による通信と前記第 2通信手段による通信との切り替え制御を行う通信切り替え制御手段とを備える移動体通信端末。

2 . 請求の範囲第 1項記載の移動体通信端末であって、

前記通信切り替え制御手段は、前記第 1通信手段による前記相手端末との通信中、前記第 1判定手段により前記自端末が前記第 2の無線通信領域内にあると判定され、且つ、前記第 2判定手段により前記相手端末が前記第 2の無線通信領域内にあると判定された場合、前記第 1通信手段による通信から前記第 2通信手段による通信に切り替える制御を行うものである移動体通信端末。

3 · 請求の範囲第 2項記載の移動体通信端末であって、

前記通信切り替え制御手段は、前記第 2通信手段による前記相手端末との回線接続が完了した後、前記第 1通信手段による前記相手端末との接続回線を切断する制御を行うものである移動体通信端末。

4 . 請求の範囲第 3項記載の移動体通信端末であって、

前記第 1通信手段による前記相手端末との通信中、前記第 1判定手段により前記自端末が前記第 2の無線通信領域内にあると判定された場合に前記第 2通信手段を起動させ、前記第 1通信手段による前記相手端末との接続回線が切断された後に前記第 1通信手段を停止さる起動制御手段を備える移動体通信端末。

5 . 請求の範囲第 1項〜第 3項のいずれか記載の移動体通信端末であって前記通信切り替え制御手段は、前記第 2通信手段による前記相手端末との通信中、前記第 1判定手段により前記自端末が前記第 2の無線通信領域外にあると判定された場合、前記第 2通信手段による通信から前記第 1通信手段による通信に切り替える制御を行うものである移動体通信端末。

6 . 請求の範囲第 1項〜第 3項のいずれか記載の移動体通信端末であって前記通信切り替え制御手段は、前記第 2通信手段による前記相手端末との通信中、前記第 2判定手段により前記相手端末が前記第 2の無線通信領域外にあると判定された場合、前記第 2通信手段による通信から前記第 1通信手段による通信に切り替える制御を行うものである移動体通信端末。

7 . 請求の範囲第 5項記載の移動体通信端末であって、

前記通信切り替え制御手段は、前記第 1通信手段による前記相手端末との回線接続が完了した後、前記第 2通信手段による前記相手端末との接続回線を切断する制御を行うものである移動体通信端末。

8 . 請求の範囲第 6項記載の移動体通信端末であって、

9 . 請求の範囲第 7項記載の移動体通信端末であって、

前記第 2通信手段による前記相手端末との通信中、前記第 1判定手段により前記自端末が前記第 2の無線通信領域外にあると判定された場合に前記第 1通信手段を起動させ、前記第 2通信手段による前記相手端末との接続回線が切断された後に前記第 2通信手段を停止させる起動制御手段を備える移動体通信端末。

1 0 . 請求の範囲第 8項記載の移動体通信端末であって、

前記第 2通信手段による前記相手端末との通信中、前記第 2判定手段により前記相手端末が前記第 2の無線通信領域外にあると判定された場合に前記第 1通信手段を起動させ、前記第 2通信手段による前記相手端末との接続回線が切断された後に前記第 2通信手段を停止させる起動制御手段を備える移動体通信端末。

1 1 . 請求の範囲第 1項〜第 1 0項のいずれか記載の移動体通信端末であつて、

前記第 1.判定手段は、前記自端末と前記相手端末との通信を管 aする通信管理装置から送信される、前記自端末が前記第 2の無線通信領域内にあることを通知するための自端末領域内通知情報を基に、前記第 1通信手段による前記相手端末との通信中に前記自端末が前記第 2の無線通信領域内にあると判定するものであり、

前記第 2判定手段は、前記通信管理装置から送信される、前記相手端末が前記第 2の無線通信領域内にあることを通知するための相手端末領域内通知情報を基に、前記第 1通信手段による前記相手端末との通信中に前記相手端末が前記第 2 の無線通信領域内にあると判定するものである移動体通信端末。

1 2 . 請求の範囲第 1項〜第 1 0項のいずれか記載の移動体通信端末であつて、

前記第 2通信手段による前記相手端末との通信中、前記第 2通信手段で受信される電波の強度を検出する電波強度検出手段を備え、

前記第 1判定手段は、前記電波強度検出手段により検出された電波の強度に基づき、前記第 2通信手段による前記相手端末との通信中に前記自端末が前記第 2 の無線通信領域内にあるか否かを判定するものである移動体通信端末。

1 3 . 請求の範囲第 1項〜第 1 0項のいずれか記載の移動体通信端末であつて、前記第 2判定手段は、前記自端末と前記相手端末との通信を管理する通信管理装置から送信される、前記相手端末が前記第 2の無線通信領域外にあることを通知するための相手端末領域外通知情報を基に、前記第 2通信手段による前記相手端末との通信中に前記相手端末が前記第 2の無線通信領域外にあると判定するものである移動体通信端末。

1 4 . 請求の範囲第 1項〜第 1 3項のいずれか記載の移動体通信端末であつて、

前記第 2の通信方式は、 S I Pに基づく通信方式である移動体通信端末。

1 5 . 複数の通信方式により通信を行う 2つの移動体通信端末間の前記通信を管理する通信管理装置であって、

前記 2つの移動体通信端末をそれぞれ自端末及び相手端末とし、

前記複数の通信方式は、第 1の通信方式と第 2の通信方式とを含み、前記第 1の通信方式による通信が可能な第 1の無線通信領域は、前記第 2の通信方式による通信が可能な第 2の無線通信領域よりも広いものであり、

前記自端末及び相手端末の位置情報を検出する位置情報検出手段と、前記第 2の無線通信領域の領域情報と前記位置情報とに基づいて、前記自端末と前記相手端末とが通信中に前記自端末及び相手端末が前記第 2の無線通信領域内にあるか否かを判定する領域内判定手段と、

前記領域内判定手段の判定結果を通知するための通知情報を前記自端末に送信する通知情報送信手段とを備える通信管理装置。

1 6 . 請求の範囲第 1 5項記載の通信管理装置であって、

前記通知情報は、前記第 1の通信方式による前記自端末と前記相手端末との通信中に前記自端末が前記第 2の無線通信領域内にあることを通知するための自端末領域内通知情報と、前記第 1の通信方式による前記自端末と前記相手端末との通信中に前記相手端末が前記第 2の無線通信領域内にあることを通知するための相手端末領域内通知情報とを含むものである通信管理装置。

1 7 . 請求の範囲第 1 5項又は第 1 6項記載の通信管理装置であって、前記通知情報は、前記第 2の通信方式による前記自端末と前記相手端末との通信中に前記相手端末が前記第 2の無線通信領域外にあることを通知するための相手端末領域外通知情報を含むものである通信管理装置。

1 8 . 請求の範囲第 1 5項〜第 1 7項のいずれか記載の通信管理装置であつて、

前記第 2の通信方式は、 S I Pに基づく通信方式である通信管理装置。