JP2004354692A - 光ケーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】クロージャに導入した場合にクロージャ内部へ浸水し難くし、且つ十分な引裂性をもたせることが可能な光ケーブルを提供する。
【解決手段】光ケーブル1は、1又は複数本の光ファイバ心線2を外皮4で被覆してあり、外皮4の外側に1又は複数箇所設けられた外部ノッチ5に加え、外皮4の内側に1又は複数箇所設けられた内部ノッチ7をもつ。外部ノッチ5及び内部ノッチ7は、光ケーブル1を引裂く際に分割されるべき位置に設けることとなる。内部ノッチ7の代わりに空洞部分を設けてもよく、さらにその空洞部分に介在物を内在させてもよい。
【選択図】 図1
【解決手段】光ケーブル1は、1又は複数本の光ファイバ心線2を外皮4で被覆してあり、外皮4の外側に1又は複数箇所設けられた外部ノッチ5に加え、外皮4の内側に1又は複数箇所設けられた内部ノッチ7をもつ。外部ノッチ5及び内部ノッチ7は、光ケーブル1を引裂く際に分割されるべき位置に設けることとなる。内部ノッチ7の代わりに空洞部分を設けてもよく、さらにその空洞部分に介在物を内在させてもよい。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーブル本体を切り裂くためのノッチをもつ光ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、光ケーブルには、簡易に内部の光ファイバ心線を取り出せるよう、ケーブル本体を引き裂くためのノッチ(切欠き)が外皮の外側に施されている。また、ノッチは主として屋内の配線に用いるインドアケーブル,ドロップケーブル等の光ケーブルに設けられており、ノッチ部分の形状は通常三角又は台形型である(例えば、特許文献1参照)。以下に、光ファイバを加入者宅まで引き込む直前の電柱間に架設する架空集合ドロップケーブルを例に挙げて、その構成を説明する。
【0003】
図4は、従来のドロップケーブルの全体構造を示す断面図で、上述の特許文献1に記載されている架空集合ドロップケーブルを示す図である。図4(A)はドロップケーブルにおける光コードを示す断面図、図4(B)は図4(A)の光ファイバコードが複数本を支持線の周りに撚り合わせた状態で集合しているドロップケーブルを示す断面図である。図中、30はドロップケーブル、31は光ファイバコード、32は光ファイバ心線、33は抗張力体(テンションメンバ)、34は外皮、35はノッチ、36は鋼線、37は被覆、38は支持線である。
【0004】
ドロップケーブル30は、光ファイバ心線32が被覆された光ファイバコード31を、複数本、支持線38の周りに集合撚り合わせて構成される。支持線38は、鋼線36とその周りを覆った被覆37とからなり、鋼線36の直径は2.6mm程度であり、被覆37の材質はポリ塩化ビニルやポリエチレン等のプラスチックで、その外径は3.5mm程度である。なお、上述したインドアケーブルもここで例示する光ファイバコード31と同様の構造をもつこととなる。
【0005】
ここで用いられる光ファイバコード31の寸法は、一般的に幅約3.0mm,厚さ約1.6mmで、その外皮34はポリ塩化ビニルやポリエチレン等のプラスチックである。このときテンションメンバ33には直径0.4mmの鋼線が使われており、光ファイバ心線32は通常、紫外線硬化型樹脂(UV樹脂)で被覆された被覆外径0.25mmのものが使われている。
【0006】
光ファイバコード31の横断面がほぼ矩形の外皮34の中央部には、長手方向に連続して延びる断面台形型のノッチ35が設けられている。なお、ノッチ35としては、その形状がV字状(三角型)のものもよく用いられる。配線後、光ファイバコード31はインドアケーブルとして建物内に配設され、光ファイバコード31内の光ファイバ心線32は宅内機器に接続されるが、この時、外皮34をノッチから手で引き裂いて光ファイバ心線32を取り出すのである。台形の狭い方の辺(V字状のノッチの場合、V字の頂点)が光ファイバ心線32に近接しているため、特別な工具を使うこと無く、このノッチ35から外皮34を手で引き裂いて中の光ファイバ心線32を取り出すことができる。
【0007】
同様に、複数の光ファイバ心線からなる光ファイバテープ心線に外皮を被せた光ケーブルや、複数の光ファイバ心線を独立させて共通の外皮を被せた光ケーブルであっても、外皮の外側に1又は複数のノッチが設けられ、それにより内部の光ファイバ心線の取り出しを容易にしている。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−90596号公報(第2頁、第3図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した光ファイバコード等の光ケーブルにおいて、ノッチが浅い場合、引裂性が悪く、引裂方向も安定しない。逆に、ノッチを深くするとクロージャに入れた場合に防水性を確保できなくなる。すなわち、光ケーブルをクロージャなどに導入した場合、ノッチを深く鋭角な形状にすると、引裂性の点では良いが、そこから水が走り、クロージャ内部に浸水する可能性(度合い)が高くなる。従って、防水性を考慮するとノッチをあまり深くすることは相応しいとは言えない。
【0010】
そのため、既製のインドアケーブル,ドロップケーブルも含め、機械特性向上などが目的の太径・丸形の光ケーブルにおいては、特に充分なノッチ深さが得られず引裂性が悪くなってしまう。
【0011】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、クロージャに導入した場合にクロージャ内部へ浸水し難くし、且つ十分な引裂性をもった光ケーブルを提供することをその目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明による光ケーブルは、1又は複数本の光ファイバ心線を外皮で被覆してなる光ケーブルであって、外皮の外側に1又は複数箇所設けられた光ファイバ心線の長手方向に延びる外部ノッチと、外皮の内側に1又は複数箇所設けられた光ファイバ心線の長手方向に延びる内部ノッチと、を有することを特徴とし、クロージャに導入した場合にクロージャ内部へ浸水し難くし、且つ十分な引裂性をもたせることを可能としている。
【0013】
また、本発明による他の光ケーブルは、1又は複数本の光ファイバ心線を外皮で被覆してなる光ケーブルであって、外皮の外側に1又は複数箇所設けられた光ファイバ心線の長手方向に延びる外部ノッチと、外皮における外部ノッチと光ファイバ心線との間に1又は複数箇所設けられた光ファイバ心線の長手方向に延びる空洞部分と、を有することを特徴とし、クロージャに導入した場合にクロージャ内部へ浸水し難くし、且つ十分な引裂性をもたせることを可能としている。ここで、空洞部分に、光ファイバ心線の長手方向に連なる介在物を内在させることで、引裂性をさらに向上させている。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係る光ケーブルの全体構造を示す断面図である。図中、1は光ケーブル、2は光ファイバ心線、3は抗張力体(テンションメンバ)、4は外皮、5は外部ノッチ、6は介在物、7は内部ノッチである。
【0015】
本発明の一実施形態に係る光ケーブル1は、1又は複数本の光ファイバ心線2(図1では4本の光ファイバ心線を例示)を外皮4で被覆してなる光ケーブルであり、外皮4の外側に1又は複数箇所設けられた外部ノッチ5に加え、外皮4の内側に1又は複数箇所設けられた内部ノッチ7を備えるものとする。外部ノッチ5及び内部ノッチ7は、光ケーブル1を引裂く際に分割されるべき位置に設けることとなる。なお、ここで光ケーブル1の外観はどの様な形状でも適用可能である。また、光ファイバ心線2としては光ファイバテープ心線などであってもよい。さらに、外皮4としてはFRPE(難燃ポリエチレン)等、様々な材料が用いられる。
【0016】
外部ノッチ5は、光ファイバ心線2の長手方向(図1の紙面鉛直方向)に延びる台形型の溝であり、溝の形状は台形型でなくともV字型など様々な形状が挙げられるが、光ファイバ心線2の方向(図1では光ケーブル1の中心方向)に向かって切り込み幅が小さくなる形状を持つことが好ましい。
【0017】
内部ノッチ7は、外皮4の内側にあり、光ファイバ心線2の長手方向(図1の紙面鉛直方向)に延びるV字型の溝であり、溝の形状はV字型でなくとも台形型など様々な形状が挙げられるが、光ファイバ心線2の方向(図1では光ケーブル1の中心方向)に向かって切り込み幅が大きく形状を持つことが好ましい。また、内部ノッチ7は、その引裂性から、外皮4おける外部ノッチ5と光ファイバ心線2との間に設けられることが好ましい。
【0018】
図1で例示する光ケーブル1は、その中央に断面形状が円の中空部をもたせ、中空部の中央に光ファイバ心線2を内包し、さらに光ファイバ心線2の周りの中空部を埋めるようケブラー(R),PPヤーン等の介在物6を内在させている。さらに、その中空部に内部ノッチ7を2箇所、光ファイバ心線2に対して対称位置に設けている。そして、光ケーブル1の中心(中空部の中心)と内部ノッチ7との延長上に外部ノッチ5が設けられている。また、外皮4には、外部ノッチ5,内部ノッチ7,光ファイバ心線2を結ぶ線を対称に、2本のテンションメンバ3(例えば鋼線)を設け、光ケーブル1に引張り強度をもたせている。
【0019】
本実施形態によれば、光ケーブル1の内部にノッチ(内部ノッチ7)を施したことで外皮4における引き裂くべき部分が少なくなり、引き裂き易くなる。また、その分、外部ノッチ5を浅くすることができるため、クロージャに導入した場合、クロージャ内部へ浸水する可能性が極めて少なくなる。
【0020】
図2は、本発明の他の実施形態に係る光ケーブルの全体構造を示す断面図である。図中、11は光ケーブル、12は光ファイバ心線、13は抗張力体(テンションメンバ)、14は外皮、15は外部ノッチ、16は介在物、17は空洞部分である。
【0021】
本発明の他の実施形態に係る光ケーブル11は、1又は複数本の光ファイバ心線12(図2では4本の光ファイバ心線を例示)を外皮14で被覆してなる光ケーブルであり、外皮14の外側に1又は複数箇所設けられた外部ノッチ15に加え、外皮14おける外部ノッチ15と光ファイバ心線12との間に1又は複数箇所設けられた空洞部分17を備えるものとする。外部ノッチ15及び空洞部分17は、光ケーブル11を引き裂く際に分割されるべき位置に設けることとなる。なお、ここで光ケーブル11の外観はどの様な形状でも適用可能である。また、光ファイバ心線12としては光ファイバテープ心線などであってもよい。さらに、外皮14としてはFRPE等、様々な材料が用いられる。
【0022】
外部ノッチ15は、図1で説明した外部ノッチ5と同様であり、その説明を省略する。また、空洞部分17は、図1で説明した内部ノッチ7に相当するもので、その内壁が外部ノッチ15と光ファイバ心線12とを結ぶ線上に長細い形状をもつようにすることが好ましい。
【0023】
図2で例示する光ケーブル11は、その中央に断面形状が楕円状の中空部を2つもたせ、それぞれの中空部に光ファイバ心線12を4本ずつ内包している。さらに、光ケーブル11の直径上に細長い空洞部分17を中心対称に2つ設けている。空洞部分17は、光ファイバ心線12の長手方向に連なるケブラー(R),PPヤーン等の繊維状の介在物16を、光ファイバ心線12に縦添えする形で内在させている。なお、空洞部分17は空洞のままにしてもよい。さらに、光ケーブル11の中心と空洞部分17との延長上に外部ノッチ15が設けられている。また、外皮14には、外部ノッチ15,空洞部分17,光ファイバ心線12を結ぶ線を対称に、2本のテンションメンバ13(例えば鋼線)を設け、光ケーブル11に引張り強度をもたせている。
【0024】
本実施形態によれば、光ケーブル11の内部に空洞部分を設けたことで外皮14における引き裂くべき部分が少なくなり、引き裂き易くなる。また、その分、外部ノッチ15を浅くすることができるため、クロージャに導入した場合、クロージャ内部へ浸水する可能性が極めて少なくなる。また、空洞部分17に介在物16を入れても、その部分のシースを分断させた状態に保つ(実際に引き裂かねばならない部分は変わらない)ため、引き裂く部分が少なくできる上に、介在物16に沿って裂かれるため、任意に引き裂く部分を決められるので光ファイバ心線12の取出性を高めることも可能となる。
【0025】
図3は、本発明の他の実施形態に係る光ケーブルの全体構造を示す断面図である。図中、21は光ケーブル、22は光ファイバ心線、23は抗張力体(テンションメンバ)、24は外皮、25は外部ノッチ、26は介在物、27は空洞部分である。
【0026】
図3で説明する光ケーブル21は、図2で説明した光ケーブル11において、その空洞部分が円形断面をもち、さらにその空洞部分27に紐状の介在物26をを内在させている。光ケーブル21のその他の部分は、図2で説明した光ケーブル11と同様であり、光ファイバ心線22,抗張力体23,外皮24,外部ノッチ25は、それぞれ、図2の光ファイバ心線12,抗張力体13,外皮14,外部ノッチ15に相当し、その説明を省略する。また、光ケーブル21の外観もどの様な形状でも適用可能である。
【0027】
ここでの介在物26としては、PET(ポリエチレンテレフタレート),ポリエチレン等を材料とする紐や、その他の紐状,テープ状のものも適用可能である。本実施形態によれば、介在物26を引っ張っていくことで介在物26に沿って裂かれるため、図2の光ケーブル11に比べ、さらに任意に引き裂く範囲を決め易く、光ファイバ心線22の取出性を高めることも可能となる。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、光ケーブルにおいて、クロージャに導入した場合にクロージャ内部へ浸水し難くし、且つ十分な引裂性をもたせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光ケーブルの全体構造を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態に係る光ケーブルの全体構造を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係る光ケーブルの全体構造を示す断面図である。
【図4】従来のドロップケーブルの全体構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1,11,21…光ケーブル、2,12,22…光ファイバ心線、3,13,23…抗張力体(テンションメンバ)、4,14,24…外皮、5,15,25…外部ノッチ、6,16,26…介在物、7…内部ノッチ、17,27…空洞部分。
【発明の属する技術分野】
本発明は、ケーブル本体を切り裂くためのノッチをもつ光ケーブルに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、光ケーブルには、簡易に内部の光ファイバ心線を取り出せるよう、ケーブル本体を引き裂くためのノッチ(切欠き)が外皮の外側に施されている。また、ノッチは主として屋内の配線に用いるインドアケーブル,ドロップケーブル等の光ケーブルに設けられており、ノッチ部分の形状は通常三角又は台形型である(例えば、特許文献1参照)。以下に、光ファイバを加入者宅まで引き込む直前の電柱間に架設する架空集合ドロップケーブルを例に挙げて、その構成を説明する。
【0003】
図4は、従来のドロップケーブルの全体構造を示す断面図で、上述の特許文献1に記載されている架空集合ドロップケーブルを示す図である。図4(A)はドロップケーブルにおける光コードを示す断面図、図4(B)は図4(A)の光ファイバコードが複数本を支持線の周りに撚り合わせた状態で集合しているドロップケーブルを示す断面図である。図中、30はドロップケーブル、31は光ファイバコード、32は光ファイバ心線、33は抗張力体(テンションメンバ)、34は外皮、35はノッチ、36は鋼線、37は被覆、38は支持線である。
【0004】
ドロップケーブル30は、光ファイバ心線32が被覆された光ファイバコード31を、複数本、支持線38の周りに集合撚り合わせて構成される。支持線38は、鋼線36とその周りを覆った被覆37とからなり、鋼線36の直径は2.6mm程度であり、被覆37の材質はポリ塩化ビニルやポリエチレン等のプラスチックで、その外径は3.5mm程度である。なお、上述したインドアケーブルもここで例示する光ファイバコード31と同様の構造をもつこととなる。
【0005】
ここで用いられる光ファイバコード31の寸法は、一般的に幅約3.0mm,厚さ約1.6mmで、その外皮34はポリ塩化ビニルやポリエチレン等のプラスチックである。このときテンションメンバ33には直径0.4mmの鋼線が使われており、光ファイバ心線32は通常、紫外線硬化型樹脂(UV樹脂)で被覆された被覆外径0.25mmのものが使われている。
【0006】
光ファイバコード31の横断面がほぼ矩形の外皮34の中央部には、長手方向に連続して延びる断面台形型のノッチ35が設けられている。なお、ノッチ35としては、その形状がV字状(三角型)のものもよく用いられる。配線後、光ファイバコード31はインドアケーブルとして建物内に配設され、光ファイバコード31内の光ファイバ心線32は宅内機器に接続されるが、この時、外皮34をノッチから手で引き裂いて光ファイバ心線32を取り出すのである。台形の狭い方の辺(V字状のノッチの場合、V字の頂点)が光ファイバ心線32に近接しているため、特別な工具を使うこと無く、このノッチ35から外皮34を手で引き裂いて中の光ファイバ心線32を取り出すことができる。
【0007】
同様に、複数の光ファイバ心線からなる光ファイバテープ心線に外皮を被せた光ケーブルや、複数の光ファイバ心線を独立させて共通の外皮を被せた光ケーブルであっても、外皮の外側に1又は複数のノッチが設けられ、それにより内部の光ファイバ心線の取り出しを容易にしている。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−90596号公報(第2頁、第3図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した光ファイバコード等の光ケーブルにおいて、ノッチが浅い場合、引裂性が悪く、引裂方向も安定しない。逆に、ノッチを深くするとクロージャに入れた場合に防水性を確保できなくなる。すなわち、光ケーブルをクロージャなどに導入した場合、ノッチを深く鋭角な形状にすると、引裂性の点では良いが、そこから水が走り、クロージャ内部に浸水する可能性(度合い)が高くなる。従って、防水性を考慮するとノッチをあまり深くすることは相応しいとは言えない。
【0010】
そのため、既製のインドアケーブル,ドロップケーブルも含め、機械特性向上などが目的の太径・丸形の光ケーブルにおいては、特に充分なノッチ深さが得られず引裂性が悪くなってしまう。
【0011】
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたものであり、クロージャに導入した場合にクロージャ内部へ浸水し難くし、且つ十分な引裂性をもった光ケーブルを提供することをその目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明による光ケーブルは、1又は複数本の光ファイバ心線を外皮で被覆してなる光ケーブルであって、外皮の外側に1又は複数箇所設けられた光ファイバ心線の長手方向に延びる外部ノッチと、外皮の内側に1又は複数箇所設けられた光ファイバ心線の長手方向に延びる内部ノッチと、を有することを特徴とし、クロージャに導入した場合にクロージャ内部へ浸水し難くし、且つ十分な引裂性をもたせることを可能としている。
【0013】
また、本発明による他の光ケーブルは、1又は複数本の光ファイバ心線を外皮で被覆してなる光ケーブルであって、外皮の外側に1又は複数箇所設けられた光ファイバ心線の長手方向に延びる外部ノッチと、外皮における外部ノッチと光ファイバ心線との間に1又は複数箇所設けられた光ファイバ心線の長手方向に延びる空洞部分と、を有することを特徴とし、クロージャに導入した場合にクロージャ内部へ浸水し難くし、且つ十分な引裂性をもたせることを可能としている。ここで、空洞部分に、光ファイバ心線の長手方向に連なる介在物を内在させることで、引裂性をさらに向上させている。
【0014】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の一実施形態に係る光ケーブルの全体構造を示す断面図である。図中、1は光ケーブル、2は光ファイバ心線、3は抗張力体(テンションメンバ)、4は外皮、5は外部ノッチ、6は介在物、7は内部ノッチである。
【0015】
本発明の一実施形態に係る光ケーブル1は、1又は複数本の光ファイバ心線2(図1では4本の光ファイバ心線を例示)を外皮4で被覆してなる光ケーブルであり、外皮4の外側に1又は複数箇所設けられた外部ノッチ5に加え、外皮4の内側に1又は複数箇所設けられた内部ノッチ7を備えるものとする。外部ノッチ5及び内部ノッチ7は、光ケーブル1を引裂く際に分割されるべき位置に設けることとなる。なお、ここで光ケーブル1の外観はどの様な形状でも適用可能である。また、光ファイバ心線2としては光ファイバテープ心線などであってもよい。さらに、外皮4としてはFRPE(難燃ポリエチレン)等、様々な材料が用いられる。
【0016】
外部ノッチ5は、光ファイバ心線2の長手方向(図1の紙面鉛直方向)に延びる台形型の溝であり、溝の形状は台形型でなくともV字型など様々な形状が挙げられるが、光ファイバ心線2の方向(図1では光ケーブル1の中心方向)に向かって切り込み幅が小さくなる形状を持つことが好ましい。
【0017】
内部ノッチ7は、外皮4の内側にあり、光ファイバ心線2の長手方向(図1の紙面鉛直方向)に延びるV字型の溝であり、溝の形状はV字型でなくとも台形型など様々な形状が挙げられるが、光ファイバ心線2の方向(図1では光ケーブル1の中心方向)に向かって切り込み幅が大きく形状を持つことが好ましい。また、内部ノッチ7は、その引裂性から、外皮4おける外部ノッチ5と光ファイバ心線2との間に設けられることが好ましい。
【0018】
図1で例示する光ケーブル1は、その中央に断面形状が円の中空部をもたせ、中空部の中央に光ファイバ心線2を内包し、さらに光ファイバ心線2の周りの中空部を埋めるようケブラー(R),PPヤーン等の介在物6を内在させている。さらに、その中空部に内部ノッチ7を2箇所、光ファイバ心線2に対して対称位置に設けている。そして、光ケーブル1の中心(中空部の中心)と内部ノッチ7との延長上に外部ノッチ5が設けられている。また、外皮4には、外部ノッチ5,内部ノッチ7,光ファイバ心線2を結ぶ線を対称に、2本のテンションメンバ3(例えば鋼線)を設け、光ケーブル1に引張り強度をもたせている。
【0019】
本実施形態によれば、光ケーブル1の内部にノッチ(内部ノッチ7)を施したことで外皮4における引き裂くべき部分が少なくなり、引き裂き易くなる。また、その分、外部ノッチ5を浅くすることができるため、クロージャに導入した場合、クロージャ内部へ浸水する可能性が極めて少なくなる。
【0020】
図2は、本発明の他の実施形態に係る光ケーブルの全体構造を示す断面図である。図中、11は光ケーブル、12は光ファイバ心線、13は抗張力体(テンションメンバ)、14は外皮、15は外部ノッチ、16は介在物、17は空洞部分である。
【0021】
本発明の他の実施形態に係る光ケーブル11は、1又は複数本の光ファイバ心線12(図2では4本の光ファイバ心線を例示)を外皮14で被覆してなる光ケーブルであり、外皮14の外側に1又は複数箇所設けられた外部ノッチ15に加え、外皮14おける外部ノッチ15と光ファイバ心線12との間に1又は複数箇所設けられた空洞部分17を備えるものとする。外部ノッチ15及び空洞部分17は、光ケーブル11を引き裂く際に分割されるべき位置に設けることとなる。なお、ここで光ケーブル11の外観はどの様な形状でも適用可能である。また、光ファイバ心線12としては光ファイバテープ心線などであってもよい。さらに、外皮14としてはFRPE等、様々な材料が用いられる。
【0022】
外部ノッチ15は、図1で説明した外部ノッチ5と同様であり、その説明を省略する。また、空洞部分17は、図1で説明した内部ノッチ7に相当するもので、その内壁が外部ノッチ15と光ファイバ心線12とを結ぶ線上に長細い形状をもつようにすることが好ましい。
【0023】
図2で例示する光ケーブル11は、その中央に断面形状が楕円状の中空部を2つもたせ、それぞれの中空部に光ファイバ心線12を4本ずつ内包している。さらに、光ケーブル11の直径上に細長い空洞部分17を中心対称に2つ設けている。空洞部分17は、光ファイバ心線12の長手方向に連なるケブラー(R),PPヤーン等の繊維状の介在物16を、光ファイバ心線12に縦添えする形で内在させている。なお、空洞部分17は空洞のままにしてもよい。さらに、光ケーブル11の中心と空洞部分17との延長上に外部ノッチ15が設けられている。また、外皮14には、外部ノッチ15,空洞部分17,光ファイバ心線12を結ぶ線を対称に、2本のテンションメンバ13(例えば鋼線)を設け、光ケーブル11に引張り強度をもたせている。
【0024】
本実施形態によれば、光ケーブル11の内部に空洞部分を設けたことで外皮14における引き裂くべき部分が少なくなり、引き裂き易くなる。また、その分、外部ノッチ15を浅くすることができるため、クロージャに導入した場合、クロージャ内部へ浸水する可能性が極めて少なくなる。また、空洞部分17に介在物16を入れても、その部分のシースを分断させた状態に保つ(実際に引き裂かねばならない部分は変わらない)ため、引き裂く部分が少なくできる上に、介在物16に沿って裂かれるため、任意に引き裂く部分を決められるので光ファイバ心線12の取出性を高めることも可能となる。
【0025】
図3は、本発明の他の実施形態に係る光ケーブルの全体構造を示す断面図である。図中、21は光ケーブル、22は光ファイバ心線、23は抗張力体(テンションメンバ)、24は外皮、25は外部ノッチ、26は介在物、27は空洞部分である。
【0026】
図3で説明する光ケーブル21は、図2で説明した光ケーブル11において、その空洞部分が円形断面をもち、さらにその空洞部分27に紐状の介在物26をを内在させている。光ケーブル21のその他の部分は、図2で説明した光ケーブル11と同様であり、光ファイバ心線22,抗張力体23,外皮24,外部ノッチ25は、それぞれ、図2の光ファイバ心線12,抗張力体13,外皮14,外部ノッチ15に相当し、その説明を省略する。また、光ケーブル21の外観もどの様な形状でも適用可能である。
【0027】
ここでの介在物26としては、PET(ポリエチレンテレフタレート),ポリエチレン等を材料とする紐や、その他の紐状,テープ状のものも適用可能である。本実施形態によれば、介在物26を引っ張っていくことで介在物26に沿って裂かれるため、図2の光ケーブル11に比べ、さらに任意に引き裂く範囲を決め易く、光ファイバ心線22の取出性を高めることも可能となる。
【0028】
【発明の効果】
本発明によれば、光ケーブルにおいて、クロージャに導入した場合にクロージャ内部へ浸水し難くし、且つ十分な引裂性をもたせることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る光ケーブルの全体構造を示す断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態に係る光ケーブルの全体構造を示す断面図である。
【図3】本発明の他の実施形態に係る光ケーブルの全体構造を示す断面図である。
【図4】従来のドロップケーブルの全体構造を示す断面図である。
【符号の説明】
1,11,21…光ケーブル、2,12,22…光ファイバ心線、3,13,23…抗張力体(テンションメンバ)、4,14,24…外皮、5,15,25…外部ノッチ、6,16,26…介在物、7…内部ノッチ、17,27…空洞部分。
Claims (4)
- 1又は複数本の光ファイバ心線を外皮で被覆してなる光ケーブルであって、前記外皮の外側に1又は複数箇所設けられた、前記光ファイバ心線の長手方向に延びる外部ノッチと、前記外皮の内側に1又は複数箇所設けられた、前記光ファイバ心線の長手方向に延びる内部ノッチと、を有することを特徴とする光ケーブル。
- 1又は複数本の光ファイバ心線を外皮で被覆してなる光ケーブルであって、前記外皮の外側に1又は複数箇所設けられた、前記光ファイバ心線の長手方向に延びる外部ノッチと、前記外皮における該外部ノッチと前記光ファイバ心線との間に1又は複数箇所設けられた、前記光ファイバ心線の長手方向に延びる空洞部分と、を有することを特徴とする光ケーブル。
- 前記空洞部分には、前記光ファイバ心線の長手方向に連なる介在物を内在させることを特徴とする請求項2に記載の光ケーブル。
- 前記介在物は、紐状又はテープ状のものであることを特徴とする請求項3に記載の光ケーブル。
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