JP2004351074A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】入賞領域への遊技球の入賞に起因する判定条件の成立数が増加傾向か減少傾向かを考慮して、判定図柄の変動表示時間を変更させることのできる遊技機の提供を目的とする。
【解決手段】記憶手段に記憶されている判定条件成立数演算状態により判定条件成立数が増加傾向あるいは減少傾向かを判定する判定条件成立状態判定手段と、設定変動表示時間を複数種類の変動表示時間の中から選択して設定する変動表示時間選択設定手段を備え、前記変動表示時間選択設定手段は、前記判定条件成立状態判定手段による判定条件成立数が増加傾向あるいは減少傾向かによって、前記記憶手段に記憶されている前記判定条件成立数演算結果が同じであっても、異なる変動表示時間を選択する。
【選択図】 図11

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機等の弾球遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、遊技盤の遊技領域に設けられた始動入賞口への遊技球の入賞の記憶数に基づいて変動表示装置の表示器を一定時間変動表示させるように構成されたパチンコ遊技機が知られている。また、記憶数が所定値以上となったとき変動時間を一定時間よりも短くする機種もある(特許文献1参照。)。
【0003】
【特許文献1】
特開平4−242681号公報
【0004】
この種の遊技機においては、記憶に基づいた変動開始によって記憶数を減少させることが行われている。そして、記憶数が上限値の範囲内で予め定めた所定値以上となったときに変動表示時間を短くして記憶数の消化を速め、速くなった分だけ始動入賞口への遊技球の入賞に基づく記憶処理を行う機会を増加することが行われ、無効な始動入賞を減少させることが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の遊技機においては、始動入賞口への入賞による記憶数に応じて変動表示時間を設定しているため、記憶数が所定値以上となったときに変動表示時間が短く設定されているだけで、記憶数に基づいてのみ変動表示時間を変化させるように構成されているだけであった。また、近年の遊技機においては、始動入賞口への入賞による記憶数の上限値の増加が検討されている中で、記憶数の上限値を増加させても、従来の遊技機では単に記憶数に基づいて変動時間を設定しているだけであるため、例えば上限値に達した状態において記憶数が減少傾向であっても変動時間が短くなり、それによって記憶数が予想よりも速く消化されることになり、一方、上限値前において記憶数が増加傾向である場合には、入賞機会が多い中で変動時間が長いので記憶数が溜まっていく現象が起こるなど、始動入賞口への入賞状態に関係なく変動時間が設定され、入賞状態に応じてバランスの良い変動時間の設定ができなくなる。
【0006】
本発明はこのような状況に鑑みなされたもので、入賞領域への遊技球の入賞に起因する判定条件の成立数が増加傾向か減少傾向かを考慮して、判定図柄の変動表示時間を変更し、入賞状態に応じたバランスの良い変動表示時間の設定をすることのできる遊技機の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、遊技領域を有する遊技盤と、前記遊技領域に設けられ、遊技球が入賞可能とされた入賞領域と、前記入賞領域への遊技球の入賞に起因する判定条件が成立した場合に遊技の当たり外れを判定する当否判定手段と、前記判定条件の成立に起因して、複数の判定図柄を設定変動表示時間変動表示した後に前記複数の判定図柄のうち前記当否判定手段の判定結果に基づく判定図柄を判定結果として停止表示するための表示手段と、前記判定条件が成立する毎に判定条件成立数を加算する一方、前記表示手段による判定図柄の変動表示実行に起因して前記判定条件成立数を減算する演算手段と、前記演算手段による判定条件成立数演算結果を含む判定条件成立数演算状態を記憶する記憶手段とを備えた弾球遊技機において、前記記憶手段に記憶されている前記判定条件成立数演算状態により前記判定条件成立数が増加傾向あるいは減少傾向かを判定する判定条件成立状態判定手段と、前記設定変動表示時間を複数種類の変動表示時間の中から選択して設定する変動表示時間選択設定手段を備え、前記変動表示時間選択設定手段は、前記判定条件成立状態判定手段による判定結果が増加傾向あるいは減少傾向かによって、前記記憶手段に記憶されている前記判定条件成立数演算結果が同じであっても、異なる変動表示時間を選択することを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、請求項1において、前記変動表示時間選択設定手段は、前記判定条件成立状態判定手段により前記増加傾向と判定された場合、前記減少傾向と判定された場合の変動表示時間よりも短い変動表示時間を選択することを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、請求項1又は2の何れか一項において、前記記憶手段が、記憶可能な前記判定条件成立数に関して上限値が設定されていることを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明は、請求項3において、前記変動表示時間選択設定手段が、前記記憶手段に記憶されている判定条件成立数が前記上限値に達した場合、前記記憶手段に記憶されている判定条件成立数が予め設定されている下限値に減少するまで、前記増加傾向又は前記減少傾向と判定された場合よりも短い変動表示時間を選択することを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明は、請求項1から4の何れか一項において、前記判定条件成立状態判定手段が、前記表示手段による前回の前記判定図柄の変動表示実行時における前記判定条件成立数と、前回の前記判定図柄の停止表示後に行われる次回の前記判定図柄の変動表示実行時における判定条件成立数とを、前記次回の変動表示直前に比較して前記増加傾向あるいは前記減少傾向かを判定することを特徴とする。
【0012】
請求項6の発明は、請求項1から5の何れか一項において、前記記憶手段が、前記判定条件成立数演算状態として、前記演算手段による現在の前記判定条件成立数演算結果と、過去の前記判定条件成立数演算結果とを記憶することを特徴とする。
【0013】
請求項7の発明は、請求項1から6の何れか一項において、前記判定条件成立状態判定手段は、前記表示手段による前記判定図柄の前回の変動表示実行後から次回の変動表示実行までの間に、前記判定条件の成立が2回以上あったか否かを判定し、前記判定条件が2回以上成立した場合に前記増加傾向と判定することを特徴とする。
【0014】
請求項8の発明は、請求項1から7の何れか一項において、前記判定条件成立状態判定手段が、前記表示手段による前記判定図柄の前回の変動表示実行後から次回の変動表示実行までの間に、前記判定条件の成立が2回以上あったか否かを判定し、前記判定条件が2回以上成立しなかった場合に前記減少傾向と判定することを特徴とする。
【0015】
請求項9の発明は、請求項1から7の何れか一項において、前記判定条件成立状態判定手段が、前記記憶手段に記憶されている前記判定条件成立数が2回以上の状態から前記判定結果が前記表示装置で2回以上表示される間に、前記判定条件の成立が無い場合に前記減少傾向と判定することを特徴とする。
【0016】
請求項10の発明は、請求項1から9の何れか一項において、前記演算手段が、前記表示手段による判定図柄の変動表示開始前に前記判定条件成立数を減算することを特徴とする。
【0017】
請求項11の発明は、請求項1から9の何れか一項において、前記演算手段が、前記表示手段による判定図柄の変動表示開始後に前記判定条件成立数を減算することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下添付の図面に基づき本発明の好適な実施形態を説明する。図1は本発明の一実施例に係る遊技機全体の正面図、図2は同遊技機の電気制御系を簡略に示すブロック図である。
【0019】
図1に示すこの実施例の遊技機1は、遊技媒体として遊技球を用いるパチンコ遊技機であって、遊技盤3の縁に遊技球の外側ガイドレール4及び内側ガイドレール5が略円形に立設され、前記内側ガイドレール5によって囲まれた遊技領域6の中心線上にその上部から下部に向かって順に表示装置9、始動入賞口10、特別電動役物である大入賞口15、アウト口17が配設され、また上方両側にはランプ風車18a,18b、その下方に普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21、その下方に左袖入賞口23と右袖入賞口25、さらには前記大入賞口15の両側に左落とし入賞口27と右落とし入賞口29が配設されている。前記種々の入賞口に遊技球が入賞すると所定数の遊技球が賞品球として払い出される。なお、後に詳述する大当たりになると大入賞口15が開放され、遊技球が入賞し易い大当たり遊技(通常遊技とは異なる特別遊技)が実行される。符号22a,22bは風車、F1は外枠、F2は外枠F1に取り付けられた前枠、Gは前枠F2に開閉可能にヒンジで取り付けられたガラス枠である。
【0020】
また、前記遊技機1の前面側には、電気的装飾手段としての発光装置35(枠飾り右ランプ35a、枠飾り上ランプ35b、枠飾り左ランプ35c)、払い出された遊技球を受けるための上側球受け皿36、該上側球受け皿36の飽和時に遊技球を受けるための下側球受け皿37、効果音等を発する音声発生手段としてのスピーカ38、遊技者の発射操作に応じて遊技球を遊技領域6に向けて弾発発射する発射装置53等がそれぞれ組み付けられている。以下、所要の各部についてさらに詳述する。
【0021】
前記表示装置9は、本発明における表示手段に相当し、文字又は図柄の少なくとも何れかを表示可能なものであって、液晶,ドットマトリックス若しくはLED表示装置等の表示装置からなり、この実施例では、液晶表示器(TFT−LCDモジュール)で構成され、左下に普通図柄表示部45が組み込まれ、その他の大部分が特別図柄表示部42となっている。
【0022】
前記特別図柄表示部42は、遊技の当たり外れを判定する当否判定手段による判定結果を表示する。本実施例の特別図柄表示部42は、判定図柄表示部に相当し、横に並ぶ3つの表示領域に分割されて左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域を備え、左側表示領域には左特別図柄が(左判定図柄)、中央表示領域には中特別図柄(中判定図柄)が、右側表示領域には右特別図柄(右判定図柄)が、それぞれ大当たりに対する当否判定結果表示用の特別図柄(本発明の判定図柄に相当する。)として、変動表示及び停止表示可能とされている。また、前記特別図柄表示部42には、前記特別図柄(判定図柄)に加えて背景画像(キャラクタ,背景,文字等を含む。)が表示されることもあり、該背景画像が特別図柄の変動開始等の所定条件に起因して変動表示可能となっていてもよい。さらに、前記特別図柄表示部42の上部左右にはLED等からなる判定条件成立数記憶表示器51が設けられている。なお、この実施例における前記左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域にそれぞれ変動および停止表示される特別図柄(判定図柄)は、『0,1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11』の12通りの図柄とされている。
【0023】
前記普通図柄表示部45は、記号或いは絵(キャラクタ)等の小当たり判定用普通図柄を変動表示及び停止表示する。本実施例における普通図柄表示部45に変動及び停止表示される普通図柄は、『0,1,2,3,4,5,6,7,8,9』の10通りの図柄とされている。
【0024】
前記始動入賞口10は特別図柄表示部42の真下に設けられ、2つの可動片10a,10bが背面の始動入賞口用ソレノイドによって略垂直で入賞し難い狭小開放状態(通常状態)と略V字形(逆ハの字形)の入賞し易い拡開開放状態間を変化可能に制御されている。前記始動入賞口10の可動片10a,10b間が本発明における入賞領域に相当する。前記始動入賞口10の拡開開放は、前記普通図柄表示部45で普通図柄が変動した後特定の普通図柄で確定停止表示されて小当たり(普通図柄当たり)が成立した時に行われる。
【0025】
また、前記遊技盤3の背面には、始動入賞口10に入賞した遊技球を検出する始動入賞口検出スイッチ(始動入賞口センサ)が入賞球用通路に設けられており、本実施例では、前記始動入賞口検出スイッチによる入賞球の検出が、大当たり(遊技の当たり外れ)の当否判定に対する起因及び前記特別図柄(判定図柄)の変動表示開始に対する起因となる判定条件成立に設定されている。また、前記特別図柄表示部42で特別図柄の変動表示中に、前記始動入賞口10に入賞して前記判定条件が成立しても、直ちに新たな特別図柄の変動表示を開始することができないため、前記判定条件が成立する毎に演算手段によって判定条件成立数を加算する一方、前記表示装置9の特別図柄表示部42による特別図柄の変動表示実行に起因して前記判定条件成立数を減算する演算を行い、前記演算結果を含む判定条件成立数演算状態(後に詳述する。)を記憶手段に記憶して、前記判定条件成立を起因とする特別図柄の変動表示を一旦保留し、前記演算結果の判定条件成立数を保留回数として、前記判定条件成立数記憶表示器51に表示し、特別図柄の変動開始による前記判定条件成立数の減少によって前記表示器51の表示個数を減らすようになっている。なお、本実施例では、前記記憶手段に記憶可能な判定条件成立数の上限値は10回に設定されている。
【0026】
前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21は前記特別図柄表示部42の左右に設けられ、前記遊技盤3の背面に設けられた普通図柄変動開始スイッチで両ゲート19,21を通過する遊技球を検出することによって前記普通図柄表示部45で普通図柄の変動を開始させるようになっている。また、前記普通図柄の変動表示中に、前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21を遊技球が通過することによって発生する普通図柄の変動保留記憶数を、最高4回保留回数として記憶し、前記遊技盤3の右下に位置する普通図柄変動数記憶表示器47で表示し、普通図柄の変動開始による普通図柄の保留記憶数の減少によって前記普通図柄変動数記憶表示器47の表示個数を減らすようになっている。さらにまた、前記左袖入賞口23と右袖入賞口25の入賞球を検出する左袖入賞口用検出スイッチと右袖入賞口用検出スイッチ、前記左落とし入賞口27と右落とし入賞口29の入賞球を検出する左落とし入賞口用検出スイッチと右落とし入賞口用検出スイッチが、それぞれ対応する遊技盤背面に設けられている。
【0027】
前記大入賞口15は始動入賞口10の下方に設けられ、前記遊技盤3の背面に設けられた大入賞口開放用ソレノイドによって開閉する開閉板16を備えている。この大入賞口15は、通常は開閉板16が閉じた状態とされ、当該大入賞口15内の一部には、該大入賞口15が開いた際に開口して入賞可能にする特定領域入賞口52を有する。さらに、該特定領域入賞口52には、所定条件時に特定領域開放用ソレノイドにより開閉される開閉扉が設けられている。また、前記特定領域入賞口52には特定入賞球を検出する特定入賞球検出スイッチ(特定領域センサ)が設けられ、該入賞球の検出により大入賞口15を再度開ける継続権利が成立するようにされている。また、大入賞口15内の略中央には、前記大入賞口15に入賞し、かつ前記特定領域入賞口52に入賞しなかった入賞球を検出する入賞球数カウントスイッチ(カウントセンサ)が設けられている。
【0028】
前記発射装置53は、操作レバー54の操作により駆動する発射モータを裏側に有し、該発射モータの駆動により遊技球を弾発発射するようになっている。前記発射装置53により発射された発射球は、前記遊技盤面に立設された外側誘導レール4と内側誘導レール5間で構成される発射球誘導路を介して遊技領域6に誘導される。前記遊技領域6に誘導された遊技球は、転動しつつ下方へ落下し、前記各装置及び各入賞口に入賞するか、或いは何処にも入賞しなければ前記アウト口17から遊技盤3の裏側へ排出される。なお、この例の遊技機1は、プリペイドカードユニット55が接続されている。
【0029】
また、前記遊技機1の裏側には、遊技を制御するための複数の制御装置が設けられている。図2のブロック図は前記遊技機の電気制御を簡略に示すものであり、主制御回路100及び表示制御回路150等によって遊技の制御が行われる。図2中の符号65は賞球払出装置、66は球貸装置である。
【0030】
前記主制御回路100は、CPU,RAM,ROM,複数のカウンタを備えたコンピュータと、該コンピュータと表示制御回路150等を結ぶ入出力回路と、前記コンピュータと大入賞口15に接続される中継回路等を結ぶ入出力回路等で構成され、遊技の主制御を行う。前記CPUは、制御部,演算部,各種カウンタ,各種レジスタ,各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、大当たりの発生や小当たり(始動入賞口10の拡開開放を行う普通図柄当たり)の発生のための乱数等も生成している。前記CPUは、本発明における当否判定手段、演算手段、判定条件成立状態判定手段、変動表示時間選択設定手段等に相当する。)また、前記RAMは、始動入賞口検出スイッチの検出信号及び普通図柄変動開始スイッチの検出信号用の記憶領域、判定条件成立数演算状態の記憶領域、CPUで生成される各種乱数値用の記憶領域、各種データを一時的に記憶する記憶領域やフラグ、CPUの作業領域を備え、本発明の記憶手段に相当する。さらに、前記ROMには、遊技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている他、後述する各遊技状態における大当たり及び小当たりの判定値等が書き込まれている。
【0031】
また、前記表示制御回路150は、副制御回路として機能し、CPU,RAM,ROMを備えたコンピュータと、該コンピュータと前記主制御回路100を結ぶ入力回路と、前記コンピュータと表示装置9及び普通図柄表示部45を結ぶ出力回路等で構成される。前記CPUは、内部に制御部,演算部,各種カウンタ,各種レジスタ,各種フラグ等を有し演算制御を行うようになっている。また、前記RAMは、各種データの記憶領域と前記CPUによる作業領域等を有している。さらに、前記表示制御回路150は、前記主制御回路100と共に、プログラムに従い前記表示装置9の制御を行っている。
【0032】
なお、前記主制御回路100に設けられる複数のフラグとしては、本実施例では大当たりフラグF1、始動入賞口フラグF2、特別遊技実行中フラグF3、リーチフラグF4、確率変動フラグF5、判定条件成立数上限値フラグF200等が挙げられる。これらのフラグは、初期設定時には全て‘0’にセットされる。
【0033】
前記主制御回路100に設けられる複数のカウンタは、本実施例では表1に示すように、C1〜C8カウンタ及び適宜設けられるカウンタからなる。C1〜C8カウンタの作用については次に示す。
【0034】
【表1】
Figure 2004351074
【0035】
C1カウンタは、遊技の当たり外れを判定する当否判定手段に用いられ、前記判定条件成立に起因して大当たり及び外れを判定するのに使用される。このC1カウンタは、その数値R1が遊技機の電源投入時に‘0’から始まり、所定のリセット割り込み時間(例えば2.000ms)ごとに1ずつ加算され、数値が‘314’になると、次に再び‘0’に戻って前記加算を繰り返すようになっている。C1カウンタの数値は、後記の乱数取得処理において取得され、予め決定されている大当たり数値、本実施例では平常時(低確率状態時、1/315の確率時)には‘7’,と対比され、後述の確率変動状態時(高確率状態時、7/315の確率時)には‘7’,‘57’,‘107’,‘157’,‘207’,‘257’,‘307’と対比されて大当りか否か判定される。前記C1カウンタの取得数値(更新取得数値)は、最大10個まで、前記主制御回路100のRAM(記憶手段)における前記判定条件成立数に対応する記憶領域に記憶され、順次判定に供される。
【0036】
C2カウンタは、大当たり時、前記表示装置9の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に停止して揃う大当たり図柄組合せ(大当たり判定図柄組合せ)を決定するのに使用される。このC2カウンタは、その数値R2が電源投入時に‘0’から始まって前記リセット割り込み時間毎に‘1’ずつ加算され、‘11’に至ると次に再び‘0’に戻る繰り返しを行う。このC2カウンタの数値は、前記C1カウンタとの数値と同様に乱数取得処理において取得され、最大10個まで、前記主制御回路100のRAM(記憶手段)における前記判定条件成立数に対応する記憶領域に記憶され、順次供される。本実施例では、図13に示すように前記主制御回路100のRAMに、大当たり判定用C1カウンタの取得数値及び大当たり図柄組合せ決定用C2カウンタの記憶領域として第1〜第10格納エリアが設けられ、第1格納エリアから順番に格納されると共に、読み出し時には第1格納エリアから順番に読み出され、また読み出しによって第1格納エリア内が空くため、第2格納エリア以降に格納されているC1及びC2の取得数値が順に1つ上位の格納エリアへシフトされる。前記C2カウンタの数値には、各数値に対応する大当たり図柄組合せが予め割り当てられている。本実施例においては、前記C2カウンタの取得数値が‘1’のときは大当たり図柄組合せが『1,1,1』(いわゆる‘1’のぞろ目)となる等、C2カウンタの取得数値がそのまま大当たり図柄組合せにおける図柄として割り当てられている。さらに、本実施例では、大当り成立時における大当り図柄組合せが確変図柄である‘1’、‘3’、‘5’、‘7’、‘9’、‘11’の何れかのぞろ目であるときには、大当り(特別遊技状態)の発生に加えて、大当り終了後に確率変動が生じ、次回の大当り発生確率が平常時における通常遊技状態(低確率状態、1/315の確率)よりも高い確率変動状態(高確率状態、7/315の確率)に移行し、次回の大当りまで高確率状態が継続するようになっている。また、高確率状態時には普通図柄変動時間が通常より短くなり、始動入賞口10の可動片10a,10bの拡開開放回数が増大する。大当り成立時における大当り図柄組合せが通常図柄である‘0’、‘2’、‘4’、‘6’、‘8’、‘10’の何れかのぞろ目であるときには、大当り終了後、通常遊技状態(低確率状態、1/315の確率)とされ、次回の大当りまで低確率状態が継続するようになっている。
【0037】
C3〜C5カウンタは、遊技機1の判定図柄決定手段に用いられ、前述した当否の判定による外れ時、前記特別図柄表示部42に確定停止表示する外れ図柄の組合せの決定に使用される。前記C3カウンタは左側表示領域、C4カウンタは中央表示領域、C5カウンタは右側表示領域の図柄に対応し、それぞれ‘0’〜‘11’の数値で構成される。そして、前記C3カウンタは、その数値R3が電源投入時に‘0’から始まり、前記C2カウンタの数値が加算の繰り返しによって‘11’から再び‘0’に戻る際に‘1’ずつ加算されるようになっている。また、C4及びC5カウンタについては、前記C3カウンタの数値がその加算の繰り返しによって‘11’まで増加し再び‘0’に戻る際にC4カウンタの数値R4が‘1’ずつ加算され、その加算の繰り返しによってC4カウンタの数値が‘11’まで増加し再び‘0’に戻る際にC5カウンタの数値R5が‘1’ずつ加算されるようになっている。これによって、C2〜C5カウンタが同期(同一の組合せで加算)するのを避けることができる。なお、C5カウンタについても、加算の繰り返しによって数値が‘11’に至ると再び‘0’に戻るようになっている。
【0038】
前記C3〜C5カウンタの各数値には、対応する図柄が予め割り当てられている。実施例においては、前記各カウンタの取得数値が‘1’のときは外れ図柄が『1』となる等、各カウンタの取得数値がそのまま外れ図柄として割り当てられている。前記C3〜C5カウンタの数値の取得は、前記判定条件が成立した場合に、後述の確定停止図柄決定処理において行われ、C3〜C5カウンタの取得数値の組合せによって、外れ時に特別図柄表示部42の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に表示される確定停止図柄の組合せが定まる。
【0039】
C6カウンタは、複数の変動態様の中から前記特別図柄表示部42で特別図柄を変動表示する変動態様を選択する変動表示選択手段に用いられる。前記C6カウンタは、その数値R6が‘0’から始まって前記リセット割り込み時間毎に‘1’ずつ加算され、‘49’に至ると次に再び‘0’に戻る繰り返しを行う。前記C6カウンタの数値は、前記判定条件が成立した場合に、後述の変動態様決定処理において取得される。
【0040】
前記C6カウンタの取得数値は、変動態様が割り当てられている変動態様選択決定用数値と対比されて、変動態様の選択決定に用いられる。前記複数の変動態様は、特別図柄の変動時間、変動の仕方(図柄の拡大、縮小、変動方向等)、背景画像の種類等が異なっている。この実施例では、C6カウンタの取得数値によって選択決定される変動態様として変動態様2〜7の6種類設定されている。また、前記変動態様2〜7についてはリーチ状態を伴うようになっている。この実施例におけるリーチ状態は、前記特別図柄表示部42で最終停止特別図柄を表示する中央表示領域だけを残して、残りの2つの表示領域で特別図柄が同一図柄となるように停止する表示態様となっている。
【0041】
なお、本実施例では変動態様として、前記変動態様2〜6の他に、変動態様1が設けられている。前記変動態様1は、リーチ状態のないものとされ、且つ変動時間として複数種類設けられていて、後述の変動時間設定処理(本発明における変動時間選択設定手段による処理に相当する。)において、現在記憶されている前記判定条件成立数や前記判定条件成立数が増加傾向にあるか減少傾向にあるかなどを考慮して変動時間が選択設定される。具体的には、記憶されている現在の判定条件成立数が同一の場合については、前記判定条件成立数が増加傾向のときに減少傾向のときよりも短い変動時間が選択され、また前記判定条件成立数が増減傾向又は減少傾向の何れかで同一の場合については、現在の判定条件成立数が多いときは少ないときよりも短い変動時間が選択されるようになっている。さらに、本実施例では、前記記憶されている判定条件成立数が設定上限値(本実施例では10回)に達した場合には、設定下限値(本実施例では4回)に減少するまで、前記減少傾向あるいは増加傾向と判断された場合よりも短い変動時間が選択されるようになっている。
【0042】
前記判定条件成立数が増加傾向か減少傾向かの判定は、前記主制御回路100のCPU(判定条件成立状態判定手段)によって行われるが、判定方法には次に示す4種類が挙げられる。
【0043】
第1の判定方法は、前記特別図柄表示部42による前回の特別図柄の変動表示実行時における前記判定条件成立数と、前記前回の特別図柄の停止表示後に行われる次回の特別図柄の変動表示実行時における判定条件成立数とを、前記次回の変動表示実行直前に比較して、前記増加傾向あるいは前記減少傾向かを判定する方法である。具体的な一例として、前回の特別図柄の変動表示実行時における判定条件成立数よりも、前記次回の特別図柄の変動表示実行時における判定条件成立数の方が多い場合には増加傾向、逆に少ない場合には減少傾向と判定する例を挙げる。
【0044】
第2の判定方法は、前記特別図柄表示部42による前記特別図柄の前回の変動表示実行後から次回の変動表示実行までの間に、前記判定条件の成立が2回以上あったか否かを判定し、前記判定条件が2回以上成立した場合に増加傾向と判定する方法である。
【0045】
第3の判定方法は、第2の方法と同様に、前記特別図柄表示部42による前記特別図柄の前回の変動表示実行後から次回の変動表示実行までの間に、前記判定条件の成立が2回以上あったか否かを判定し、前記判定条件の成立が2回未満の場合には減少傾向と判定する方法である。
【0046】
第4の判定方法は、前記主制御回路100のRAMに記憶されている前記判定条件成立数が2回以上の状態から、前記特別図柄の変動停止によって前記当否判定結果が前記特別図柄表示部42で2回以上表示されるまでの間に、前記判定条件の成立が1回も無い場合に、前記減少傾向と判定する方法である。
【0047】
C7カウンタは、リーチ有無決定用に用いられる。前記C7カウンタは、その数値R7が電源投入時に‘0’から始まって前記リセット割り込み時間毎に‘1’ずつ加算され、‘39’に至ると次に再び‘0’に戻る繰り返しを行う。前記C7カウンタの数値は、後記のリーチ決定処理時に取得される。前記C7カウンタの取得数値は、予め設定されているリーチ決定用数値、本実施例では‘10’,‘30’と対比されて、リーチ決定用数値と一致する場合にリーチ有りと決定される。なお、本実施例においては、大当たりの場合、必ずリーチ状態を経るため、前記C7カウンタの取得数値は利用されない。
【0048】
C8カウンタは、前記普通図柄表示部45に確定停止表示する普通図柄を決定するとともに小当たり(普通図柄の当たり)及び外れを判定する普通図柄及び小当たり判定用のものである。前記C8カウンタは、その数値R8が‘0’から始まって前記リセット割り込み時間毎に‘1’ずつ加算され、‘9’に至った後、再び‘0’から始まって加算が繰り返される。このC8カウンタの数値は、普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21を通過した遊技球を普通図柄変動開始スイッチで検出する毎に取得され、最大4個が前記主制御回路(遊技制御装置)60のRAM(記憶手段)の該当する記憶領域に記憶され、順次判定に供される。
【0049】
前記C8カウンタの数値には、各数値に対応する普通図柄が予め割り当てられている。この実施例においては、C8カウンタの取得数値が‘1’のときは普通図柄表示部45に確定停止表示する普通図柄が『1』となる等、カウンタの取得数値がそのまま確定停止表示される普通図柄として割り当てられている。なお、この実施例では、前記普通図柄の変動開始から確定停止するまでに要する時間は11.8秒となっている。
【0050】
さらに、この実施例では、前記C8カウンタの取得数値が奇数の場合、小当たりとなり、前記始動入賞口10の拡開開放が行われ、入賞機会が増大する。この始動入賞口10の拡開開放は、拡開開放の間に始動入賞口10への入賞球数が6個に達するか、或いは拡開開放時間が0.4秒経過するかの何れかの条件が成立したときに終了されるようになっている。
【0051】
ここで、前記遊技機1が行う遊技について簡単に説明する。前記遊技機1では、前記発射装置53により遊技領域6へ向けて発射された遊技球が、前記種々の入賞口に入賞すると所定数の遊技球が賞品球として上側球受け皿36に払い出される。また、前記普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート21を遊技球が通過し、その遊技球が前記普通図柄変動開始スイッチで検出されると、前記主制御回路100へ検出信号が送られ、それに伴って、前記小当たり判定・普通図柄決定用C8カウンタの数値(R8)が取得され、その取得数値が主制御回路100のRAM(記憶手段)の普通図柄数値記憶領域に一旦記憶される。そして、当該記憶された数値に基づいて普通図柄の当たり(小当たり)の判定が行われ、当たりの場合には、前記普通図柄表示部45で普通図柄が変動を開始し、所定値で停止、この例では奇数で停止し、始動入賞口10が入賞領域拡大状態になり、遊技球が入賞し易くなる。そして、前記始動入賞口10の入賞領域に遊技球が入賞すると、所定数(この例では5個)の遊技球が賞品球として賞球払出装置65から払い出される。なお、前記主制御回路100のRAMに記憶されたC8カウンタの取得数値は、順次読み出されて普通図柄の当たり判定に使用され、使用後の数値は前記RAMから削除される。
【0052】
また、前記始動入賞口10の入賞領域に遊技球が入賞し、始動入賞口検出スイッチによって入賞球が検出されて判定条件が成立すると、前記主制御回路100へ判定条件成立信号が送られて前記主制御回路100のCPU(演算手段)で加算等の演算処理が行われ、判定条件成立数演算結果(現在の判定判定条件成立数)を含む判定条件成立数演算状態が、前記主制御回路100のRAM(記憶手段)に記憶される。前記判定条件成立数演算状態は、前記判定条件成立数演算結果のみならず、前記RAM上で行われる全ての演算状態(例えば種々の演算状態や過去の演算結果等。)を含むものである。そして、前記判定条件成立に起因して大当たりの当否判定や停止図柄の決定が行われると共に、特別図柄表示部42で特別図柄が所定の変動態様で変動表示を開始する。その際、前記特別図柄の変動時間は、前記のように前記主制御回路100のRAMに記憶されている現在の判定条件成立数の値及び前記判定条件成立数が増加傾向か減少傾向か、さらには前記設定上限値に到達したか、前記設定下限値まで減少したかなどを考慮して変動時間の長短が選択決定される。なお、前記主制御回路100のRAMに記憶されている前記判定条件成立数は、前記特別図柄の変動表示開始と対応して、前記変動表示実行後(開始後又は変動表示終了後の何れか。)あるいは変動表示開始前に前記主制御回路100のCPU(演算手段)で減算される。
【0053】
前記特別図柄の変動表示開始から所定時間(設定選択変動時間)変動後、前記特別図柄表示部42で特別図柄が変動停止して、停止特別図柄が確定表示される。この例では、左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域で前記特別図柄が同時に変動を開始し、左側表示領域、右側表示領域、中央表示領域の順で特別図柄が変動停止して、停止特別図柄が確定表示される。
【0054】
前記特別図柄が、大当たり図柄組合せ決定用C2カウンタの取得数値に従う大当たり停止特別図柄組合せ、この例ではぞろ目で停止表示されると、大当たりになり、遊技者に有利な特別遊技状態に移行する。前記特別遊技状態になると、前記大入賞口15の開閉板16が開いて遊技領域6表面を落下してくる遊技球を受け止め、大入賞口15へ入賞可能にし、該大入賞口15への入賞があると、前記賞球払出装置65により所定数の遊技球が賞品球として払い出される。前記開閉板16は、所定時間(例えば29.5秒)経過後、或いは特定入賞球検出スイッチと入賞球数カウントスイッチとで検出された入賞球数が所定個数(例えば10個)となった時点で閉じるようにされている。なお、前記入賞球数カウントスイッチで検出された入賞球数は、特別図柄表示部42に、0〜10までの数字又は棒グラフのように表示されるようになっている。
【0055】
前記大入賞口15の開放中又は大入賞口15が閉じてから約2秒以内に、前記特定領域入賞口への入賞球を特定入賞球検出スイッチが検出すると、前記大当たりを再度繰り返す継続権利が発生し、所定最高回数(例えば最高16回)、前記開閉板16の開放を繰り返すようになっている。
【0056】
前記大当たりの際に、前記大当たり停止特別図柄組合せが確変特別図柄である‘1’、‘3’、‘5’、‘7’、‘9’、‘11’の何れかの奇数のぞろ目であるときには、大当たり終了後に、次回の大当たり発生確率が通常遊技状態(低確率状態、1/315)よりも高い確率変動状態(高確率状態、7/315)に移行する。さらに本実施例では、高確率時には前記特別図柄の変動表示時間が、通常遊技状態(低確率状態)時よりも短く設定されている。
【0057】
また、前記確率変動状態(高確率状態)時に普通図柄が当たりとなると、前記始動入賞口10の入賞領域拡大回数を通常の1回から3回に増大させると共に、入賞領域拡大時間を通常の0.3秒から1.7秒に増加させる。
【0058】
次に、前記遊技を制御する主制御回路100が実行する処理について詳述する。前記主制御回路100のCPUは、所定のリセット割り込み時間(この例では2.0ms)ごとに、前記主制御回路100のROMに記憶されている各プログラムに従いメイン処理Mを行う。図3はメイン処理Mのフローチャートである。
【0059】
メイン処理Mでは、まず今回電源が投入されたか否か判定され(S10)、今回電源が投入された場合には、初期設定処理(S20)が行われる。
【0060】
初期設定処理(S20)では、スタックの設定、リセット割り込み時間(この例では2msec)の設定、CPUの設定、SIO、PIO、CTCの設定等が行われる。このメイン処理Mはリセット割り込み時間ごとに繰り返し行われるが、初期設定処理(S20)については、電源投入時のみに必要な処理であり、最初の1巡目のみに実行され、その後は実行されずに次の出力処理(S30)に移る。
【0061】
出力処理(S30)では、前記主制御回路100におけるコマンドバッファ(図示せず)に出力コマンドデータがある場合、その出力コマンドデータが、対応する副制御回路(例えば表示制御回路等)等へ出力される。
【0062】
入力処理(S40)では、各種のセンサが信号を感知した場合の入力処理が行われる。前記センサには、前記普通図柄変動開始用ゲート19の遊技球通過を検出する普通図柄変動開始スイッチ(普通図柄センサ)、前記始動入賞口10に入賞した遊技球を検出する始動入賞口検出スイッチ(始動入賞口センサ)、前記大入賞口15における入賞球を検出する入賞球数カウントスイッチ(カウントセンサ)、前記特定入賞球検出スイッチ(特定領域センサ)等を挙げることができる。特に、前記始動入賞口検出スイッチに関しては、図4に示すように、この入力処理(S40)において、前記始動入賞口検出スイッチによる遊技球の検出があったか否か判定され(S41)、検出された場合、すなわち始動入賞口10に入賞があった(判定条件が成立した)場合には始動入賞口フラグF2が‘1’にセットされる(S42)。
【0063】
乱数更新処理(S50)では、前記各カウンタの数値に対して更新が繰り返される。この乱数更新処理(S50)は、前記メイン処理Mの実行毎に必ず1回行われる。図5は、前記乱数更新処理(S50)のフローである。この乱数更新処理(S50)では、まず、各カウンタ(C3〜C5カウンタを除く。)の各数値Rn(n=1〜2,6〜8)が前記所定時間ごとに1ずつ加算され(S51)、前記各数値Rnが所定最大値Xに至ると次に再び‘0’に戻る繰り返しを行う(S52,S53)。そして、各カウンタの更新数値が主制御回路100のRAMの各カウンタと対応する乱数記憶エリアにそれぞれ一旦記憶される(S54)。図5中における『Rn’』は、加算される前の各カウンタの数値を意味する。なお、C3〜C5カウンタについては、前述したようにC2カウンタと関連したタイミングで数値が加算され、前記RAMの乱数記憶エリアにそれぞれ記憶されるようになっている。
【0064】
乱数取得処理(S60)では、図6に示すように、前記始動入賞口10へ遊技球が入賞したか(F2=1)否か確認され(S61)、入賞の場合には始動入賞口フラグF2が‘0’にセットされ(S62)、続いて前記主制御回路100のRAMに記憶されている現在の判定条件成立数(最新の判定条件成立数)が、設定上限値の10回以上か否か判定される(S63)。現在の判定条件成立数が10回以上ではない場合には、現在の判定条件成立数に1回加算され、加算後の判定条件成立数が現在の判定条件成立数に更新されて前記主制御回路100のRAMに記憶される(S64)。続いて、前記乱数更新処理(S50)で更新された各種更新乱数値(R1〜R8)の中から大当たり判定用C1カウンタの数値R1と大当たり図柄組合せ決定用C2カウンタの数値R2が取得される(S65)と共に、その取得乱数値R1,R2が前記主制御回路100のRAMにおける前記更新後の現在判定条件成立数に対応する記憶領域にセットされる(S66)。前記取得乱数値R1,R2がセットされる前記RAMの記憶領域は、前記取得乱数値R1,R2を前記更新後の現在判定条件成立数と関連付けることができる記憶領域であればよく、前記更新後の現在判定条件成立数が記憶された記憶領域と同一でなくてもよい。その後、前記現在の判定条件成立数が10回に至ったか判定され(S67)、10回の場合には判定条件成立数上限値フラグF200が‘1’にセットされ(S68)、この乱数取得処理(S60)が終了する。なお、前記S63で現在の判定条件成立数が10回以上と判定された場合、あるいは前記S67で現在の判定条件成立数が10回ではないと判定された場合には、その時点でこの乱数更新処理(S60)は終了する。なお、その他の乱数値については、後述の所定時点で取得される。また、前記小当たり判定・普通図柄決定用C8カウンタの数値R8については、前記普通図柄変動開始用ゲート19を遊技球が通過して普通図柄変動開始スイッチで検出された時に取得される。
【0065】
次に当否判定開始条件成立か否か判断される(S70)。当否判定開始条件が成立しているとは、前記主制御回路100のRAMに記憶されている現在の判定条件成立数が1回以上の値であって、かつ現在特別遊技中ではなく、前記特別図柄表示部42で前記特別図柄の変動表示中ではないことをいう。前記当否判定開始条件が成立している場合には、次に大当たり当否判定処理(S80)、リーチ有無決定処理(S90)、確定停止図柄決定処理(S100)、変動態様決定処理(S120)、特別遊技実行処理(S160)が順に行われ、それに対して前記当否判定開始条件が不成立の場合には、特別遊技実行処理(S160)へジャンプする。
【0066】
大当たり当否判定処理(S80)では、図7に示すように、まず、確率変動フラグF5が1か否か確認され(S81)、該確率変動フラグF5が1ではなく0の場合、すなわち低確率状態時(1/315)では、前記大当たり判定用C1カウンタの取得乱数値R1が大当たり数値である‘7’と対比され(S82)、前記取得乱数値R1が前記大当たり数値‘7’であれば大当たりとなり、大当たりフラグF1が‘1’にセットされると共に、該大当たりフラグF1(=1)が主制御回路100のRAM内に格納される(S83)。一方、前記確率変動フラグF5が1の場合、すなわち高確率状態時(7/315)では、前記取得乱数値R1が大当たり数値である‘7’,‘57’,‘107’,‘157’,‘207’,‘257’,‘307’と対比され(S84)、前記取得乱数値R1が前記大当たり数値の何れかと一致すれば大当たりとなり、大当たりフラグF1が‘1’にセットされると共に、該大当たりフラグF1(=1)が主制御回路100のRAM内に記憶される(S83)。また、前記S82あるいはS84で、前記取得乱数値R1が大当たり数値と一致しない場合、すなわち外れの場合には、前記大当たりフラグF1が‘0’にセットされるとともに、該大当たりフラグF1(=0)が主制御回路100のRAMに記憶される(S85)。なお、前記大当たり当否判定処理は、本発明の当否判定手段による処理に相当する。
【0067】
リーチ有無決定処理(S90)では、前記特別図柄表示部42でリーチ変動を行うか否かの決定がなされる。図8に示すように、このリーチ有無決定処理(S90)では、大当たりフラグF1が1か否か確認され(S91)、大当たりフラグF1が1ではなく0、つまり大当たり不成立となる場合、前記リーチ有無決定用C7カウンタの更新乱数値R7が読み出されて取得され(S92)、その取得乱数値R7が‘10’又は‘30’であるか否か判定される(S93)。そして、前記取得乱数値R7が‘10’又は‘30’ではない場合、リーチなしに決まり、このリーチ有無決定処理(S90)は終了する。一方、前記取得乱数値R7が‘10’又は‘30’である場合(S93)、リーチ有りに決定され、リーチフラグF4が‘1’にセットされると共に、該リーチフラグF4(=1)が主制御回路100のRAM内に格納される(S94)。また、前記S91で大当たりフラグF1が1の場合、つまり大当たり(特別遊技実行可)となる場合、リーチ有りと決定され、リーチフラグF4が‘1’にセットされると共に、該リーチフラグF4(=1)が主制御回路100のRAM内に格納される(S94)。
【0068】
確定停止図柄決定処理(S100)では、前記大当たり当否判定処理(S80)に基づき前記特別図柄表示部42の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に確定(最終)停止表示する特別図柄の決定が行われる。図9に示すように、この確定停止図柄決定処理(S100)では、まず、前記大当たりフラグF1の値が1か否か確認される(S101)。F1の値が1と判定された場合、すなわち大当たり(特別遊技実行可)となる場合、前記大当たり図柄組合せ決定用C2カウンタの記憶取得乱数値R2に対して予め決められている図柄の組合せが、前記特別図柄表示装置42の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に確定停止表示される確定大当たり図柄組合せ(図柄態様)として決定される(S102)。
【0069】
それに対して、前記S101で大当たりフラグF1の値が1でない、すなわち前記値が0と確認され、外れと判定された場合には、前記C3〜C5カウンタの更新乱数値R3〜R5が取得され(S103)、その取得乱数値R3〜R5が一致するか否か判定され(S104)、取得乱数値R3〜R5が一致する場合、続いてリーチ有り(リーチ外れ)か否か、ここでは前記リーチフラグF4が1か否か確認される(S105)。そして、リーチありと判定された場合、前記C4カウンタ(中特別図柄用)の取得乱数値R4を1加算し、その値とC3,C5カウンタ取得乱数値R3,R5に対して予め決められている図柄が、前記表示装置9の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に確定停止表示される外れ図柄として決定される(S106)。一方、前記S105で、リーチなしと判定された場合、前記C5カウンタ(右特別図柄用)の取得乱数値R5を1加算し、その値とC3,C4カウンタの取得乱数値R3,R4に対して予め決められている図柄が各表示領域に確定停止表示される外れ図柄として決定される(S107)。
【0070】
また、前記S104で、C3〜C5カウンタの取得乱数値R3〜R5の内、少なくとも1つが異なる数値となる場合には、C3カウンタの取得乱数値R3とC5カウンタの取得乱数値R5が一致するか否か判定され(S108)、両値が一致する場合、さらにリーチ有りか否か判定される(S109)。そして、リーチなしの場合、前記C5カウンタの取得乱数値R5を1加算し、その値とC3,C4カウンタの取得乱数値R3,R4に対して予め決められている図柄が前記特別図柄表示部42の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に確定停止表示される外れ図柄として決定される(S107)。一方、リーチ有りの場合、C3〜C5カウンタの取得乱数値R3〜R5に対して予め決められている図柄が前記特別図柄表示部42の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に確定停止表示される外れ図柄として決定される(S110)。
【0071】
さらに、前記S148でC3カウンタの取得乱数値R3とC5カウンタの取得乱数値R5が一致しない場合、続いてリーチ有りか否か判定される(S111)。そして、リーチなしと判定された場合、C3〜C5カウンタの取得乱数値R3〜R5に対して予め決められている図柄が前記特別図柄表示部42の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に確定停止表示される外れ図柄として決定される(S110)。一方、リーチ有りの場合、前記C5カウンタの取得乱数値R5を強制的にC3カウンタの取得乱数値R3と同一数値に変更し、かつC4カウンタの取得乱数値R4を強制的に前記C3カウンタの取得乱数値R3に1加算した数値に変更し、それらの数値とC3カウンタの取得乱数値R3に対して予め決められている図柄が前記特別図柄表示部42の左側表示領域、中央表示領域、右側表示領域に確定停止表示される外れ図柄として決定される(S112)。
【0072】
変動態様決定処理(S120)では、前記表示装置9の特別図柄表示部42における特別図柄の変動態様が決定される。図10に示すように、まず、前記変動態様選択決定用C6カウンタの更新乱数値R6が取得され(S121)、次に前記大当たりフラグF1が1か否かが判定される(S122)。S102において、大当たりフラグF1が1ではなく0の場合、つまり外れの場合には、次にリーチフラグF4が1か否かが確認される(S123)。S123において、前記リーチフラグF4が1ではなく0の場合、つまりリーチ不成立となる場合には、変動時間設定処理(S128)が行われる。
【0073】
変動時間設定処理(S128)は、前記変動表示時間選択設定手段による処理に相当し、図11に示すように、まず前記判定条件成立数上限値フラグF200が1か否か確認され(S129)、F200=1である場合には、続いて現在の判定条件成立数が4回未満か否か、すなわち前記記憶されている現在の判定条件成立数が設定上限値である10回にまで到達した後に4回未満まで減少したか否か確認され(S130)、まだ4回未満まで減少していない場合には、2秒の変動表示時間が設定変動表示時間として設定される(S131)。よって上限値に達してから、下限値まで速く判定条件の成立数を消化できるので、当否判定回数を多くすることが可能になる。また、この構成にすることによって、高確率状態時に普通図柄変動時間が通常より短くなり、前記始動入賞口10の可動片10a,10bの拡開開放回数が増大したときにさらに効果的となる。よって、高確率状態時あるいは低確率状態時等による入賞領域への入賞機会が増大する時と増大されない時があり、入賞機会が増大する増大手段が実行されたときに変動表示時間選択設定手段を実行してもよい。
【0074】
前記変動時間設定処理(S128)におけるS130で判定条件成立数が4未満と判定された場合には、前記判定条件成立数上限値フラグF200が‘0’にセットされる(S132)。次に、前記S129で判定条件成立数上限値フラグF200が1ではなかった場合も含めて、判定条件成立数が増加傾向か減少傾向か判定される(S133)。本実施例では、前回の判定条件成立数、すなわち前記特別図柄表示部42による前回の特別図柄の変動表示実行時における判定条件成立数(前回成立数)と、現在の判定条件成立数、すなわち前回の特別図柄の停止表示後に行われる次回の特別図柄の変動表示実行時における判定条件成立数(現在成立数)とを比較され、現在の判定条件成立数≧前回の判定条件成立数、である場合に増加傾向となる。増加傾向は、前回の変動開始時の判定条件成立数が現在変動開始時の判定条件成立数より多いとき、また、前回の変動開始時の判定条件成立数と現在変動開始時の判定条件成立数が同じ場合、つまり同じ場合とは前回の変動開始時に判定条件成立数が減少したにも係わらず同じという事は、前回の変動中に1回分の判定条件が成立したことになる。また、増加傾向以外の場合に減少傾向と判定される(S133)。前記S133で増加傾向と判定された場合には、さらに確率変動フラグF5が0か否か、すなわち低確率状態時か高確率状態か判定され(S134)、低確率状態時(F5=0)の場合には表2に示す低確率状態時の増加テーブルにしたがい、現在の判定条件成立数に応じて変動表示時間が選択され設定変動表示時間にされる(S115)。また、前記S134で高確率状態(F5=1)と判定された場合には、表2に示す高確率状態時の増加テーブルにしたがい、現在の判定条件成立数に応じて変動表示時間が選択され設定変動表示時間にされる(S136)。なお、前記高確率状態時の増加テーブル及び後記の減少テーブル、更には後記低確率状態時の増加テーブル及び減少テーブルには、それぞれ判定条件成立数に対応可能な複数種類の変動表示時間が含まれている。
【0075】
前記S113において現在の判定条件成立数が前回の判定条件成立数以上ではないと判定された場合、すなわち減少傾向と判定された場合には、前記確率変動フラグF5が0か否か、すなわち低確率状態時か高確率状態か判定され(S137)、低確率状態時(F5=0)の場合には表2に示す低確率状態時の減少テーブルにしたがい、現在の判定条件成立数に応じて変動表示時間が選択され設定変動表示時間にされる(S138)。また、前記S137で高確率状態(F5=1)と判定された場合には、表2に示す高確率状態時の減少テーブルにしたがい、現在の判定条件成立数に応じて変動表示時間が選択され設定変動表示時間にされる(S139)。なお、本実施例の遊技機は、前記高確率状態時には、前記低確率状態時と比べて前記特別図柄の変動表示時間が短くなる機種であるため、高確率状態時には増加傾向か減少傾向かに係わらず前記変動表示時間が短く設定されており、前記高確率状態時の増加テーブルと減少テーブルは、変動表示時間が同じように短くされている。
【0076】
【表2】
Figure 2004351074
【0077】
前記変動時間設定処理(S128)後、前記変動態様決定処理(S120)におけるS140の処理によって、リーチ無しの変動態様1に決定され、その決定変動態様1が前記主制御回路100のコマンドバッファに格納される(S140)。続いて前記特別図柄表示部42における特別図柄の変動表示開始のための処理が行われる(S148)。その後、現在の判定条件成立数と同一の値が次の変動表示開始時の判定条件成立数の対象とするために前回の判定条件成立数として設定され(S149)、現在の判定条件設定数から1減算されて現在の判定条件設定数が更新される(S150)。
【0078】
それに対し、前記変動態様決定処理(S120)における前記S123でリーチフラグF4が1の場合、つまりリーチ成立となる場合には、前記変動態様選択決定用C6カウンタの取得数値R6の値が‘0’〜‘29’か、‘30〜44’か、あるいは‘45’〜‘49’か否か判定され(S124,S125)、‘0’〜‘29’の場合には外れリーチA1変動態様2(変動表示時間;10秒)に決定され、その決定変動態様が前記主制御回路100のコマンドバッファに格納される(S141)。それに対して、前記取得数値R6の値が‘30’〜‘44’の場合には外れリーチB1変動態様3(変動表示時間;20秒)に決定され、その決定変動態様が前記主制御回路100のコマンドバッファに格納される(S142)。また、前記取得数値R6の値が‘45’〜‘49’の場合には外れリーチC1変動態様4(変動表示時間;30秒)に決定され、その決定変動態様が前記主制御回路100のコマンドバッファに格納される(S143)。
【0079】
前記S122で、大当たりフラグF1が1と判定された場合、つまり大当たりの場合には、前記取得数値R6の値が‘0’〜‘9’か、‘10’〜‘34’か、あるいは‘35’〜‘49’か否か判定され(S126,S127)、‘0’〜‘9’の場合には当たりリーチA2変動態様5(変動表示時間;12秒)に決定され、その決定変動態様が前記主制御回路100のコマンドバッファに格納される(S144)。それに対して、前記取得数値R6の値が‘10’〜‘34’の場合には当たりリーチB2変動態様6(変動表示時間;22秒)に決定され、その決定変動態様が前記主制御回路100のコマンドバッファに格納される(S145)。また、前記取得数値R6の値が‘35’〜‘49’の場合には当たりリーチC2変動態様7(変動表示時間;32秒)に決定され、その決定変動態様が前記主制御回路100のコマンドバッファに格納される(S146)。
【0080】
なお、前記リーチ有りの変動態様2〜7に決定されて、コマンドバッファに格納された(S141〜S146)後は、前記リーチフラグF4が‘0’にセットされ(S147)、続いて前記特別図柄表示部42における特別図柄の変動表示開始のための処理が行われる(S148)。その後、現在の判定条件成立数と同一の値が次の変動表示開始時の判定条件成立数の対象とするために前回の判定条件成立数として設定され(S149)、現在の判定条件設定数から1減算されて現在の判定条件設定数が更新される(S150)。
【0081】
特別遊技実行処理(S160)では、図12に示すように、まず特別遊技実行中フラグF3が1か否か判定され(S161)、F3=1ではない、すなわち特別遊技実行中ではないと判定されると、大当たりフラグF1が1か否か判定される(S162)。F1=1、すなわち大当たりであると判定されると、次に前記特別図柄表示部42で特別図柄の変動表示及び停止表示が完了したか否か判定され(S163)、表示完了していると判定されると特別遊技が実行される(S164)。この特別遊技の実行により、前記大入賞口15の開閉板16が開放されて遊技領域6表面を落下してくる遊技球を受け止め、大入賞口15内へ入賞可能にする。次いで、特別遊技中フラグF3が‘1’にセットされる(S165)と共に大当たりフラグF1が‘0’にセットされる(S166)。その後、特別遊技終了条件が成立しているか否か判定される(S167)。この特別遊技終了条件成立判定は、前記開閉板16の開放から所定時間(例えば29.5秒)経過した場合、あるいは前記入賞球数カウントスイッチで検出された入賞球数が所定個数(例えば10個)となった場合に前記特定領域入賞口52への入賞を検出できなかったか、または前記特定領域入賞口52への入賞球を特定入賞球検出スイッチが検出するごとに発生する継続権利に基づく設定回数に前記開閉板16の開放回数が到達したかが判定される。そして、特別遊技終了条件が成立している場合には、停止特別図柄が確変図柄(本実施例では奇数のぞろ目)か否か判定され(S168)、停止特別図柄が確変図柄ではなく通常図柄(本実施例では偶数のぞろ目)である場合には、前記確率変動フラグF5が‘0’にセットされ(S169)、また、停止特別図柄が確変図柄(本実施例では奇数のぞろ目)である場合には、前記確率変動フラグF5が‘1’にセットされる(S170)。その後、特別遊技が終了し、特別遊技実行中フラグF3が‘0’にセットされ(S171)、この特別遊技実行処理(S160)が終了する。なお、前記S161で特別遊技中と判定された場合には大当たりか否かの判定を行うことなく、S167の特別遊技終了条件成立判定にジャンプする。また、前記S162で大当たりではないと判定された場合や、S163で表示が完了していないと判定された場合、あるいはS167で特別遊技終了条件が成立していないと判定された場合、直ちにこの特別遊技実行処理(S160)は終了する。
【0082】
その他の処理(S180)では、前記普通図柄の当たり(小当たり)に対する処理や、前記各処理の他に遊技状態時に必要となる処理、例えばエラーの処理等が行われるが、本発明に特に関わりの無い処理であり、詳しい説明を省略する。
【0083】
図14〜図17には、他の実施例に関する乱数取得処理、変動態様決定処理、変動時間設定処理のフローチャートを示す。ここに示す他の実施例では、乱数取得処理、変動態様決定処理、変動時間設定処理以外の処理については、既に図1〜図13を用いて説明した前記実施例と同様である。以下相違する処理について説明する。
【0084】
この実施例では、前記主制御回路100に増加カウンタと減少カウンタが設けられ、何れも初期値が‘0’にセットされている。
図14に示す乱数取得処理(S60A)は、図6に示した乱数所得処理(S60)と大部分重複し、図14の増加カウンタに関する処理(S621)及び減算カウンタに関する処理(S622)において相違する。この乱数取得処理(S60A)では、まず、前記始動入賞口10へ遊技球が入賞したか(F2=1)否か確認され(S61)、入賞の場合には始動入賞口フラグF2が‘0’にセットされ(S62)、次いで前記増加カウンタの値が1加算される(S621)と共に、前記減少カウンタが‘0’にセットされる(S622)。続いて、前記主制御回路100のRAMに記憶されている現在の判定条件成立数(最新の判定条件成立数)が、設定上限値の10回以上か否か判定される(S63)。前記現在の判定条件成立数が10回以上ではない場合には、前記現在の判定条件成立数に1回加算され、加算後の判定条件成立数が現在の判定条件成立数に更新されて前記主制御回路100のRAMに記憶される(S64)。続いて、前記乱数更新処理(S50)で更新された各種更新乱数値(R1〜R8)の中から大当たり判定用C1カウンタの数値R1と大当たり図柄組合せ決定用C2カウンタの数値R2が取得される(S65)と共に、その取得乱数値R1,R2が前記主制御回路100のRAMにおける前記更新後の現在判定条件成立数に対応する記憶領域にセットされる(S66)。その後、前記現在の判定条件成立数が10回か否か判定され(S67)、10回の場合に判定条件成立数上限値フラグF200が‘1’にセットされて(S68)、この乱数取得処理(S60A)が終了する。なお、前記S63で現在の判定条件成立数が10回以上と判定された場合、あるいは前記S67で現在の判定条件成立数が10回ではないと判定された場合には、その時点でこの乱数更新処理(S60A)は終了する。
【0085】
図15に示す変動態様決定処理(S120A)は、図10で説明した変動態様決定処理(S120)における、C6カウンタR6の取得処理(S121)から変動開始処理(S148)まで同一である。この変動態様決定処理(S120A)では、前記変動開始処理(S148)後、現在の判定条件成立数から1減算され(S149A)、続いて前記減少カウンタの値に1加算される(S150A)と共に、前記増加カウンタに‘0’がセットされる(S151A)。
【0086】
図16、図17に示す変動時間設定処理(S200)では、前記判定条件成立数上限値フラグF200が1か否か確認され(F201)、F200=1である場合には、続いて現在の判定条件成立数が4回未満か否か、すなわち前記記憶されている現在の判定条件成立数が設定上限値である10回にまで到達した後に4回未満まで減少したか否か確認され(S202)、まだ4回未満まで減少していない場合には、2秒の変動表示時間が設定変動表示時間に設定される(S203)。
【0087】
前記S202で判定条件成立数が4未満と判定された場合には、前記判定条件成立数上限値フラグF200が‘0’にセットされる(S204)。次に、前記S201で判定条件成立数上限値フラグF200が1ではなかった場合も含めて、前記増加カウンタが2以上か判定される(S205)。即ち、1回の変動表示中に始動入賞口10への入賞が2以上発生したか、つまり、1回の変動表示中に連続的に始動入賞口10への入賞が発生したかが判定される。そして、2以上の場合には増加傾向と判定され、続いて確率変動フラグF5が0か否か、すなわち低確率状態時か高確率状態か判定され(S206)、低確率状態時(F5=0)の場合には表2に示す低確率状態時の増加テーブルにしたがい、現在の判定条件成立数に応じて変動表示時間が選択設定される(S207)。また、前記S206で高確率状態(F5=1)と判定された場合には、表2に示す高確率状態時の増加テーブルにしたがい、現在の判定条件成立数に応じて変動表示時間が選択設定される(S208)。
【0088】
前記S205において前記増加カウンタが2以上ではないと判定されると、前記減少カウンタが2以上か否か判定される(S209)。即ち、2回変動表示している間に始動入賞口10への入賞が2以上発生したか、つまり、変動表示を連続的に2回している間に始動入賞口10への入賞が発生したかが判定される。そして、2以上の場合には減少傾向と判定され、続いて確率変動フラグF5が0か否か、すなわち低確率状態時か高確率状態か判定され(S210)、低確率状態時(F5=0)の場合には表2に示す低確率状態時の減少テーブルにしたがい、現在の判定条件成立数に応じて変動表示時間が選択設定される(S211)。また、前記S210で高確率状態(F5=1)と判定された場合には、表2に示す高確率状態時の減少テーブルにしたがい、現在の判定条件成立数に応じて変動表示時間が選択設定される(S212)。一方、前記S209において前記減少カウンタが2以上ではない場合、通常傾向と判定され、続いて確率変動フラグF5が0か否か、すなわち低確率状態時か高確率状態か判定され(S213)、低確率状態時(F5=0)の場合には低確率状態時の通常テーブルにしたがい、現在の判定条件成立数に応じて変動表示時間が選択設定される(S214)。それに対して前記S213で高確率状態(F5=1)と判定された場合には、高確率状態時の通常テーブルにしたがい、現在の判定条件成立数に応じて変動表示時間が選択設定される(S215)。なお、前記通常テーブルにおける詳細な数値は省略する。
【0089】
前記の他の実施例では、増加カウンタと減少カウンタを用いたが、現在の判定条件成立数と前回の判定条件成立数の増減を比較してもよい。例えば、特別図柄の変動表示中に前記始動入賞口10の入賞領域に入賞があって判定条件が成立する場合のように、前記判定条件成立数が変化しない場合を通常の変動時間に設定してもよい。また、増加傾向か減少傾向かを判定するのにカウンタを用いる場合、増加傾向と判定されなかった場合の全てを減算傾向と判定するようにしてもよい。
【0090】
なお、本発明は、前記の実施例に限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を適宜に変更して実施することができる。例えば、判定条件成立数の減算を判定図柄の変動表示開始前あるいは開始後の何れに行ってもよく、また、前記判定条件成立数の上限値や前記下限値を、本実施例とは異なる値に設定してもよい。さらに、本実施例では、リーチ外れの場合に、判定条件成立数が増加傾向か減少傾向かを判定して変動表示時間の選択設定を行っているが、外れリーチや、当たりの場合に、判定条件成立数が増加傾向か減少傾向かを判定して変動表示時間の選択設定を行うようにしてもよい。また、高確率状態時は判定条件成立数が増加傾向か減少傾向かに係わらず同じ時間を設定しているが、高確率状態時にも増加傾向か減少傾向かによって変動時間を異なる構成にしてもよいとする。さらに、増加傾向時には減少傾向時よりも変動時間が短く設定されているが、判定条件の成立数が例えば少ないとき以外に増加傾向時には減少傾向時よりも変動時間を長くして、変動時間の強弱をつけてもよいとする。
【0091】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、前記記憶手段に記憶されている前記判定条件成立数演算状態により前記判定条件成立数が増加傾向あるいは減少傾向かを判定する判定条件成立状態判定手段と、前記設定変動表示時間を複数種類の変動表示時間の中から選択し前記判定条件成立数が増加傾向あるいは減少傾向かによって、前記記憶手段に記憶されている前記判定条件成立数演算結果が同じであっても、異なる変動表示時間を選択する前記変動表示時間選択設定手段を備えるため、判定条件の成立数が同じでも、遊技中の判定条件成立数が増加傾向か減少傾向かによって表示の変動時間が調整されるので、入賞状態の変化に応じたバランスの良い変動表示時間を設定することが可能になる。
【0092】
請求項2の発明によれば、前記変動表示時間選択設定手段は、前記判定条件成立状態判定手段により前記判定条件成立数が増加傾向と判定された場合、前記減少傾向と判定された場合の変動表示時間よりも短い変動表示時間を選択することにより、よく入賞している可能性が高い入賞判定条件成立数増加傾向の場合に変動表示時間を短くして前記判定条件成立数の消化を速め、前記判定条件成立数が溜まりすぎるのを防止することが可能になる。
【0093】
請求項3の発明によれば、前記記憶手段は、記憶可能な判定条件成立数に関して上限値が設定されているため、上限値内での前記判定条件成立数の増加傾向か減少傾向かによって変動表示時間の調整が可能になる。
【0094】
請求項4の発明によれば、前記変動表示時間選択設定手段は、前記記憶手段に記憶されている判定条件成立数が前記上限値に達した場合、前記記憶手段に記憶されている判定条件成立数が予め設定されている下限値に減少するまで、前記増加傾向又は前記減少傾向と判定された場合よりも短い変動表示時間を選択することにより、上限値に達した場合に前記判定条件成立数を下限値まで速く消化することが可能になる。
【0095】
請求項5の発明によれば、前記判定条件成立状態判定手段は、前記表示手段による前回の判定図柄の変動表示実行時における前記判定条件成立数と、前回の判定図柄の停止表示後に行われる次回の判定図柄の変動表示実行時における判定条件成立数とを、前記次回の変動表示実行直前に比較して前記増加傾向あるいは前記減少傾向かを判定することにより、前記判定条件成立数が前回の変動表示時よりも増加傾向か減少傾向かを、明確に判定することが可能になる。
【0096】
請求項6の発明によれば、前記記憶手段は、前記判定条件成立数演算状態として、前記演算手段による現在の前記判定条件成立数演算結果と、過去の前記判定条件成立数演算結果とを記憶することにより、前記判定条件成立数が過去の変動表示時よりも増加傾向か減少傾向かの判定を容易に行うことが可能になる。
【0097】
請求項7の発明によれば、前記判定条件成立状態判定手段は、前記表示手段による前記判定図柄の前回の変動表示実行後から次回の変動表示実行までの間に、前記判定条件の成立が2回以上あったか否かを判定し、前記判定条件が2回以上成立した場合に前記増加傾向と判定することにより、前記増加傾向をより明確に判定することが可能になる。
【0098】
請求項8の発明によれば、前記判定条件成立状態判定手段は、前記表示手段による前記判定図柄の前回の変動表示実行後から次回の変動表示実行までの間に、前記判定条件の成立が2回以上あったか否かを判定し、前記判定条件が2回以上成立しなかった場合に前記減少傾向と判定することにより、前記減少傾向をより明確に判定することが可能になる。
【0099】
請求項9の発明によれば、前記判定条件成立状態判定手段は、前記記憶手段に記憶されている前記判定条件成立数が2回以上の状態から前記判定結果が前記表示装置で2回以上表示される間に、前記判定条件の成立が無い場合に前記減少傾向と判定することにより、前記減少傾向をより明確に判定することが可能になる。
【0100】
請求項10及び11の発明によれば、前記変動表示開始と関連させて前記判定条件成立数を減算することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る遊技機全体について、遊技盤の釘を省略して示す正面図である。
【図2】同遊技機の電気制御を簡略に示すブロック図である。
【図3】同遊技機における主制御回路のメイン処理に関するフローチャートである。
【図4】入力処理に関するフローチャートである。
【図5】乱数更新処理に関するフローチャートである。
【図6】乱数取得処理に関するフローチャートである。
【図7】大当たり当否判定処理に関するフローチャートである。
【図8】リーチ有無決定処理に関するフローチャートである。
【図9】確定停止図柄決定処理に関するフローチャートである。
【図10】変動態様決定処理に関するフローチャートである。
【図11】変動時間設定処理に関するフローチャートである。
【図12】特別遊技実行処理に関するフローチャートである。
【図13】RAM内の格納エリアに関する簡略図である。
【図14】他の実施例における乱数取得処理に関するフローチャートである。
【図15】同他の実施例における変動態様決定処理に関するフローチャートである。
【図16】同他の実施例における変動時間設定処理に関する第1フローチャートである。
【図17】同他の実施例における変動時間設定処理に関する第2フローチャートである。
【符号の説明】
1 遊技機
3 遊技盤
6 遊技領域
9 表示装置
10 始動入賞口
42 特別図柄表示部
140 主制御回路
150 表示制御回路

Claims (11)

  1. 遊技領域を有する遊技盤と、
    前記遊技領域に設けられ、遊技球が入賞可能とされた入賞領域と、
    前記入賞領域への遊技球の入賞に起因する判定条件が成立した場合に遊技の当たり外れを判定する当否判定手段と、
    前記判定条件の成立に起因して、複数の判定図柄を設定変動表示時間変動表示した後に前記複数の判定図柄のうち前記当否判定手段の判定結果に基づく判定図柄を判定結果として停止表示するための表示手段と、
    前記判定条件が成立する毎に判定条件成立数を加算する一方、前記表示手段による判定図柄の変動表示実行に起因して前記判定条件成立数を減算する演算手段と、
    前記演算手段による判定条件成立数演算結果を含む判定条件成立数演算状態を記憶する記憶手段と、
    を備えた弾球遊技機において、
    前記記憶手段に記憶されている前記判定条件成立数演算状態により前記判定条件成立数が増加傾向あるいは減少傾向かを判定する判定条件成立状態判定手段と、
    前記設定変動表示時間を複数種類の変動表示時間の中から選択して設定する変動表示時間選択設定手段を備え、
    前記変動表示時間選択設定手段は、前記判定条件成立状態判定手段による判定結果が増加傾向あるいは減少傾向かによって、前記記憶手段に記憶されている前記判定条件成立数演算結果が同じであっても、異なる変動表示時間を選択することを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記変動表示時間選択設定手段は、前記判定条件成立状態判定手段により前記増加傾向と判定された場合、前記減少傾向と判定された場合の変動表示時間よりも短い変動表示時間を選択することを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記記憶手段は、記憶可能な前記判定条件成立数に関して上限値が設定されていることを特徴とする請求項1又は2の何れか一項に記載の弾球遊技機。
  4. 前記変動表示時間選択設定手段は、前記記憶手段に記憶されている判定条件成立数が前記上限値に達した場合、前記記憶手段に記憶されている判定条件成立数が予め設定されている下限値に減少するまで、前記増加傾向又は前記減少傾向と判定された場合よりも短い変動表示時間を選択することを特徴とする請求項3に記載の弾球遊技機。
  5. 前記判定条件成立状態判定手段は、前記表示手段による前回の前記判定図柄の変動表示実行時における前記判定条件成立数と、前回の前記判定図柄の停止表示後に行われる次回の前記判定図柄の変動表示実行時における判定条件成立数とを、前記次回の変動表示実行直前に比較して前記増加傾向あるいは前記減少傾向かを判定することを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の弾球遊技機。
  6. 前記記憶手段は、前記判定条件成立数演算状態として、前記演算手段による現在の前記判定条件成立数演算結果と、過去の前記判定条件成立数演算結果とを記憶することを特徴とする請求項1から5の何れか一項に記載の弾球遊技機。
  7. 前記判定条件成立状態判定手段は、前記表示手段による前記判定図柄の前回の変動表示実行後から次回の変動表示実行までの間に、前記判定条件の成立が2回以上あったか否かを判定し、前記判定条件が2回以上成立した場合に前記増加傾向と判定することを特徴とする請求項1から6の何れか一項に記載の弾球遊技機。
  8. 前記判定条件成立状態判定手段は、前記表示手段による前記判定図柄の前回の変動表示実行後から次回の変動表示実行までの間に、前記判定条件の成立が2回以上あったか否かを判定し、前記判定条件が2回以上成立しなかった場合に前記減少傾向と判定することを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の弾球遊技機。
  9. 前記判定条件成立状態判定手段は、前記記憶手段に記憶されている前記判定条件成立数が2回以上の状態から前記判定結果が前記表示装置で2回以上表示される間に、前記判定条件の成立が無い場合に前記減少傾向と判定することを特徴とする請求項1から7の何れか一項に記載の弾球遊技機。
  10. 前記演算手段は、前記表示手段による判定図柄の変動表示開始前に前記判定条件成立数を減算することを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の弾球遊技機。
  11. 前記演算手段は、前記表示手段による判定図柄の変動表示開始後に前記判定条件成立数を減算することを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の弾球遊技機。
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